アルミン「エ、エレン……今、何て?」
エレン「…?」
アルミン(自覚が無いのか……あぁ、また胃が痛み出したよ)キリキリ
アルミン(……これは、エレンがアニをどう思っているか確かめないと……ミカサがアニを削ぎかねない)
アルミン「エ、エレンはさ、アニのこと、どう思う?」
エレン「アニたんマジきゃわわ」
アルミン「!?」
エレン「アニかぁ。そうだな……格闘技が強いし、何気に優しかったり、良い匂いがしたり………あと美人だな」
アルミン「へ、へー」
アルミン(……わからない……エレンってこんなに女の子をベタ褒めしてたっけ?)
アルミン「じ、じゃあ。ミカサのことはどう思う?」
エレン「ミッカリーーーーーン!」
アルミン「!?!?」
エレン「今更なに言ってんだよ。アルミンだって知ってるだろ? ミカサは俺の家族だよ。大切な、家族だ」
アルミン「」
アルミン(分からない……親友の考えが全く分からない……)
エレン「アルミンなんか変だな。悪い物でも食べたのか?」
アルミン(変なのは君だよエレン………って言うかミカリンってなんだよ!!)
アルミン「ごめん、大丈夫だよ」
エレン「そっか。何かあったら相談しろよ?」
アルミン(今、まさに何かあってるんだけどね)
エレン「ほら、食堂行こうぜ」
アルミン(行動には変化がない……なら大丈夫、かな?)
アルミン「うん………」
アルミン(ただ、何だろう、この言いようのない嫌な予感は……)
~食堂~
エレン「飯だメシー」
アルミン(ぐぅぅ……この胃の痛み……嫌な予感がだんだん強くなってきた)
ミカサ「エレン」
エレン「ミカリン。会いたかった」
ミカサ・アルミン「!?」
ミカサ「」
アルミン(あのミカサが動揺してる……まぁそれはそうか昨日までミカサを鬱陶しがっていたエレンがいきなりデレたんだから……)
エレン「? 2人ともなに突っ立ってんだよ。早くメシにしようぜ」
ミカサ「……エレン、私も会いたかった」
エレン「は?いきなりなんだよ。変な奴だな」
ミカサ「…………アルミン。説明を要求する」
アルミン「ちょっと待って、僕もイマイチ状況が……」
アニ「邪魔だよ……入り口で話し込んでるんじゃないよ」
アルミン(あ、更に胃に痛みが………)ズキズキ
エレン「アニたんマジきゃわわ」
ミカサ・アルミン「」
アニ「?……………っ////」
エレン「あ、悪い。直ぐ退くよ」
アニ「……///」
エレン「アニどうしたのか? 顔赤いぞ?」
アニ「な、んでも……なぃ///」
エレン「?変な奴だな……まぁいいか。それよりメシだ。行こうぜアルミン」
アルミン「う、うん」
アルミン(あぁ。嫌な予感的中………)
アニ「………アニ、たん///」ポッ
ミカサ<●><●> ジー
アニ「……何さ」
ミカサ「私はミカリンと呼ばれた」フフン
アニ「フン。私は可愛いって言われたけど?」フフン
ミカサ・アニ 「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
エレン「いただきまーす」
アルミン「……いただきます」
エレン「……」モグモグ
アルミン「……」チビチビ
アルミン(あぁ。このまま静かならいいのに……)
ジャン「お?お前ら2人だけか?」
アルミン(ジャーーーン!僕の胃の平穏を壊すつもりか!?)
エレン「まぁな。ミカリンとアニたんが向こうでにらみ合ってるからな」
アルミン(……あれ?普通のエレンだ……………ん?)
ジャン「ほーん。なら俺が食事に誘っ………ん?」
エレン「なんだよ」
ジャン「いや、今変な言葉が聞こえたんだが……ミカリン?」
エレン「はぁ?」
ジャン「いや、いい。聞き間違いだな………じゃあ俺はミカサを誘ってくるぜ!!」
ジャン<ミカサ-イッショニ
ミカサ<ジャマ
アニ<ドイテナ
ジャン「」
アルミン(ジャン………いや、それよりも今はエレンの異変をどうにかしないと)
エレン「今日のメシも味薄いなー」モグモグ
アルミン(このままエレンがミカリンやアニたんを連呼すれば確実にミカサとアニが血みどろの戦いに発展してしまう)
サシャ「エレーン。要らないならパァンを下さいよー」
アルミン(何としてでもそれだけは回避しなければ)キリッ
エレン「いいぞ。半分な」
サシャ「本当ですか!?」
エレン「ほれ」
サシャ「ありがとうございます!!」モグモグモグモグ
エレン「サシャは可愛いなー。流石は俺の嫁」キリッ
サシャ「んぐ!?」
アルミン「ブハァ!?」
エレン「うお!?スープ飛ばすなよなー。アルミン」
サシャ「よ、嫁だなんて……照れちゃいますよー///」
エレン「アルミン。サシャのヤツどうしたんだ?」
アルミン「えーっと………………気にしなくていいんじゃないかな?」
エレン「そっか。……あれ?パンが半分ない」
アルミン(!……今の発言から察するにエレンは変な事を言ってる間は、自意識が無く、しかも記憶も無いのか!!)
エレン「おっかしーな……まさか、サシャのヤツ……?」
アルミン(そしてさっき、ジャンに対しては普通のエレンだった)
エレン「サシャ……? おーい」
サシャ「嫁…パァン…嫁…パァン…嫁…エヘヘ////」
エレン「???」
アルミン(つまりエレンの奇妙な発言は女子に対してのみ発生する……だとしたら)
ライナー「エレン、そんな変な顔してどうした?」
エレン「おーライナー。ベルトルト。何かしらないけど俺のパンが半分消えてさ」
ベルトルト「へー。っとなると一番怪しいのはエレンの横で赤くなってるサシャなんじゃない?」
エレン「まぁ確かに食い意地張ってるけど、俺の嫁がそんなことするわけ……あるかも」
ベルトルト「そうそう。なんたってサシャだし………え?」
ライナー「え?」
エレン「ん?」
サシャ「嫁…///」テレテレ
アルミン(やっぱり。女子の名前が出たりすると奇妙な発言が飛び出すのか)
ライナー「えーっと……嫁?」
エレン「読め?何を読むんだよ」
ベルトルト「…………アルミン?」
アルミン「大丈夫。言いたい事は分かってるから………エレン。そろそろ自主練に行かなくていいのかい?」
エレン「あ、ホントだ。教えてくれてありがとなアルミン。ちょっと行ってくる」ダダダダダダ
ミカサ<エレン、ドコニイクノ?
エレン<ジシュレン。
アニ<アタシモツキアウヨ。
エレン<イヤ、ヒトリデイイヨ。
ミカサ<デモ…
エレン<ジャーナ。ミカリン。アニタン
ミカサ・アニ<………///
アルミン「…………非常事態だ」
ライナー「みたいだな」
ベルトルト「………アルミンも大変だね」
アルミン「うぅ。胃が締め付けられてるようだよ………」
ライナー「だが、このままだと女神にまでエレンの魔の手が……」
ベルトルト「それはマズいね…」
アルミン「早急に手をうたないと……だけど、まずは……」
ミカサ「またエレンがミカリンと呼んでくれた。エレンが私にあだ名を付けてくれたという事………///」
アニ「……アニ…たん…………悪く、なぃ///」
サシャ「嫁…///……あぁでも私には蒸かし芋という心に決めた相手が………」
アルミン「あの3人に事情を説明するどころからだね」
~訓練所 運動場~
エレン「………ふぅ、ざっと20周。走るのはこの位にしとくか」
エレン「しっかし、今日のミカリン達変だったな」
エレン「……まぁいいか。よし。体ほぐしてから風呂に行くか」
クリスタ「………? あ、あそこに居るのは……」
アルミン「………という事なんだ」
ミカサ「そう。自覚が無いのではあだ名を付けてくれたとは言えない」ズーン
アニ「まぁ、そんな事だと思ったよ」ショボン
サシャ「えー、つまり私はエレンの嫁では……」
ミカサ・アニ「それはない」
サシャ「(´・ω・`)」
アルミン「まぁ変なのは最初だけだから気にしなければ、その後は何時も通りのエレンだから」
ベルトルト「うーん。ああなってしまった原因が分からないと」
ライナー「元に戻すことも出来ないな」
一同「…………」
ダダダダダダ バンッ!!
ユミル「おい。お前らクリスタ知らないか!?」
アルミン「え?いや、夕食の後は見てないけど……」
ユミル「くっ……いつもならとっくに寮に帰ってくる時間なのに…」ソワソワ
サシャ「あーそう言えば食料庫に忍び込んだ時、厩舎の辺りで見かけましたけど……」
ユミル「あぁ。クリスタはいつもこの時間は馬の世話を自主的にやってんだ」
アルミン(やはり天使)
ベルトルト(女神)
ライナー(結婚した)
ユミル「今日は私が掃除当番だから早めに寮に帰ったんだが、いつまで経ってもクリスタが帰ってこねーんだよ」
ミカサ「そういえば厩舎から寮に戻るには運動場を通るルートだけ……」
アニ「エレンが自主練に行った場所って……」
ミカサ「運動場」
アルミン「っ!?マズい!! クリスタにエレンの魔の手が!!」
ユミル「魔の…手……だと
アルミン「あ」
ユミル「覚悟しろやぁぁぁぁあ死に急ぎ野郎ォォォォォオ」ドドドドドド
ミカサ「さっきのユミル、昔エレンが人攫いを倒した時と同じ目をしていた」
アルミン「マズい!エレンが死んでしまう!!ミカ、サ?」
ミカサ「……」ダダダダダダダダダ
ライナー「はや!?」
ベルトルト「流石はミカサ」
アニ「何やってんだ。私達も行くんだよ」
サシャ「あ、私も行きまーす」
ダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダ
ユミル「クリスタ!!」
ミカサ「エレン!!」
エレン「ん?」
クリスタ「んっ……エレン///」モジモジ
ユミル「」
ミカサ「」
ダダダ
アルミン「ハァ、追いつい…た?」
アニ「///」
サシャ「お、おう///」
ライナー「」ブシャァァァァア
ベルトルト「ライナー!?」
アルミン(今日ほど僕は自分の目を疑った日はないかもしれない)
クリスタ「エレン///」モジモジ
アルミン(我等が天使が、あの、女神が……顔を赤らめ、息を荒くしながらエレンに後ろから抱きしめられているのだっ!!)
ライナー(アルミン、よく見ろ)
アルミン(ライナー!?、直接脳内に!?)
ライナー(今の女神はいつもの女神ではないっ!!)
アルミン(なん……だと……)
ライナー(クリスタをよく見ろアルミン。い・つ・も・と・は・ち・が・う・だ・ろ・う)
アルミン(っ!!……確かに。頬が上気し、瞳が潤み、僅かに開いた胸元から白い肌が見え隠れしているっ!!)
ベルトルト(つまり今のクリスタはとても色っぽいのだっ!!…………うっ……ふぅ)
アルミン(確かにクリスタはいつもは女神だ………たが、今はこう表現すべきだ。《小悪魔》と)
ライナー(踏んでほしい)
ベルトルト(罵ってほしい)
アルミン(クリスタマジ小悪魔)
飯食ってくるでござる
再開は10時ごろ
ただいま。ちょっとだけ更新
~少し時は遡り~
クリスタ「エレン?」
エレン「おう。女神じゃないか」
クリスタ「へ?」
エレン「ん?」
クリスタ(女神って聞こえたような……)
エレン「クリスタはどうしてこんな時間に?」
クリスタ(あ、クリスタって呼んでくれてる………聞き間違いかな?)
クリスタ「馬のお世話をしてたの。日課みたいなものかな」
エレン「へー。馬の世話か……優しいんだな」
クリスタ「そんなこと……ないよ………エレンはどうして?」
エレン「自主練をしてた」
クリスタ「エレンは十分強いと思うけど……」
エレン「いや、まだまだだよ。ミカサにもライナーにも、全然追いつけてないからな」
エレン「弱いままだったら巨人を駆逐するなんて夢のまた夢、だろ?」
クリスタ「………」
エレン「それに外の世界を探検するにも体力とかはあった方がいいしな」
クリスタ「…………エレンは、強いよ」
エレン「?」
クリスタ「力のことじゃなくて意志の強さだよ…………それはきっと、私は絶対手に入れられないモノだから」
エレン「意志の強さかぁ。イマイチ分かんねーけど、クリスタがそういうなら、そーなのかもな」
クリスタ「………隣、いい?」
エレン「ん?あぁ。座れよ」
エレン「…………」
クリスタ「………」
エレン(うーん。クリスタ、なんか思い詰めてるような……何か話した方がいいのか?)
クリスタ(こうやって改めて見ると、エレンって可愛い顔立ちしてる………怖い人かと思ってたけど、違うのかな?)
エレン「女神は……」
クリスタ「へ?」
エレン「クリスタは、何で兵士に成りたいんだ?」
クリスタ「っ!?」
エレン「ジャンやマルコみたいに憲兵団を目指してるわけじゃないみたいだし」
クリスタ「………」
エレン「かといって俺みたいに調査兵団を目指してるわけでもない。駐屯兵団でもなさそうだし」
クリスタ「………」
エレン「あ、悪い。話したく無かったら別に……」
クリスタ「私は、綺麗に死にたいんだと、思う」
エレン「………」
クリスタ「自分が誰にも必要とされてないって、エレンは感じたことない?」
エレン「いや……」
クリスタ「だよね。エレンにはミカサやアルミンがいて、訓練生のみんなとも喧嘩もするけど仲がよくて……エレンはみんなに必要とされてる」
エレン「…………」
クリスタ「私は、わからないの。人に優しくするのは私を必要として欲しいからかもしれない。誰かを気遣うのも、自分の為なのかもしれない」
クリスタ「だから、そんな私には生きている理由も無くて………綺麗に、死ぬ、しか」グスッ
エレン「全く、俺の女神は最高だぜ!!」
クリスタ「…………」
クリスタ「へぅ!?」
エレン「可愛いくて、優しくて、思い遣りがあって、良い匂いがして、馬術が上手くて……」
エレン「クリスタの良いところは、もっと沢山ある」
エレン「俺なんかよりずっとみんなに必要とされてる」
クリスタ「そんなこと……なふぃ」プニプニ
エレン「おぉー。クリスタの頬は柔らかいし、プニプニしてるな」
クリスタ「え、ぇれん?」プニプニ
エレン「必要ないとか、言うなよ。…………少なくとも俺はクリスタのこと、必要だと思ってる」
クリスタ「エレン……」
しょうがない。しょうがないから俺が今書いてるss終わったらのっとる
保守
少し書く
>>96だが少し書くわ(落ちそうだったし)
クリスタ ダキッ
エレン「!?」
クリスタ「エレンって、すごく優しいんだね・・・・」ギュウ
エレン「・・・・・」
バンッ
エレクリ「?!」
こんな感じでどぉ?
最悪、新しいスレ作って書きなおしてもいいよね
リアルが忙しくて放置してしまった。
今から続き書くお( ^ω^)
エレン「可愛いくて、優しくて、思い遣りがあって、良い匂いがして、馬術が上手くて……」
エレン「クリスタの良いところは、もっと沢山ある」
エレン「俺なんかよりずっとみんなに必要とされてる」
クリスタ「そんなこと……なふぃ」プニプニ
エレン「おぉー。クリスタの頬は柔らかいし、プニプニしてるな」
クリスタ「え、ぇれん?」プニプニ
エレン「必要ないとか、言うなよ。…………少なくとも俺はクリスタのこと、必要だと思ってる」
クリスタ「エレン……」
クリスタ「………エレンはズルいよ。そんなこと言われたら……」ポフッ
エレン「お、おい!?」
クリスタ「ちょっとだけ、こうしてていい?」
エレン「あ、あぁ。膝の上に座るくらいなら大丈夫だけど……」
クリスタ「ふふ。エレン、顔真っ赤だね」
エレン「そういうクリスタだって顔真っ赤じゃねーか」
クリスタ(………よく考えたら凄く恥ずかしい体勢……エレンの息が耳にかかってる///)
クリスタ「エ、エレン。もう十分だから…………ひゃっ!?」
エレン「クリスタ……可愛いよ」ギュウ
クリスタ(ななななななん!? エレンに抱きしめられてる!?)
エレン「クリスタ………」ギュウウウ
クリスタ「エ、エレン///」
クリスタ(あれ? 私何をしてるんだろ……ロクに話した事無い男の子に抱きしめられてるのに……嫌じゃない///)ポー
エレン「………」フー
クリスタ「ひう!?」
クリスタ(エレンに抱きしめられるの……凄く良い。まさか………コレが恋?)
エレン「クリスタ………」サワサワ
クリスタ「んっ……」
クリスタ(エレンの手が……服の中に……けど、ユミルにされる時みたいに、嫌じゃ、ない///)
エレン「スベスベだな。クリスタのお腹」サワサワ
クリスタ「んんっ……く、くすぐったいよぉ、エレン…」
エレン「んー?聞こえないなぁ」サワサワ
クリスタ「………いじわる」プクー
エレン「さて。そろそろ……」ススス
クリスタ「っ!? エ、エレン、そこは……だ、め……」
エレン「大丈夫。優しくするから」
クリスタ(うう、恥ずかしい……でも、エレンなら……いい、かも)
エレン「クリスタ………」
クリスタ「エレン………」
ダダダダダダ
ユミル「クリスタ!!」
ミカサ「エレン!!」
エレン「ん?」
クリスタ「んっ……エレン///」モジモジ
ユミル「」
ミカサ「」
ユミル「く、くくくくくくくく………ぶち殺す!!」バキャッ!!
エレン「へぶ!?」ドザァァ
クリスタ「きゃっ!?……あ、あれ?私………」
ユミル「大丈夫かクリスタぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
クリスタ「ユミル?私………………っ!?///」タタタタタタ
ユミル「クリスタ!! どこ行くんだ!?」タタタタタタ
アルミン「自分の状況を理解して真っ赤になるクリスタprpr」
ライナー「prpr」
ベルトルト「prpr」
ミカサ「エレン。説明を要求する。説明を要求する。説明を要求する。説明を要求する」
エレン「」ガクガク
アルミン「ミカサ、止めなよ。気絶してるから意味ないって………はぁ。面倒な事になりそうだ」
~翌日・食堂~
アルミン「えー。では、これからエレンの異常についての報告会を開始します」
一同「………」
アルミン「エレンは昨夜ユミルから受けたドロップキックのダメージが酷く現在も気絶したままです」
ミカサ「」ギロッ
ユミル「」フイッ
アルミン「エレンは現在非常に説明し辛い謎の異常を抱えています。今からエレンの症状について説明をします」
アニ「アニたん………」ボソッ
サシャ「嫁……」ボソッ
クリスタ「……///」
アルミン「エレン裏山氏ね」
アルミン「ゴホンッ。では、症状の説明をします」
アルミン「先ず、エレンが男子には普通に接していた事から、今回の異常は女子に対してのみ起こる異常です」
アルミン「そしてエレンが女子の名前を呼んだり、女子の話になると妙な発言をすること」
アルミン「最後に昨晩分かったことですが、エレンと女子が2人っきりになると、エレンが天然ジゴロになることが判明しました」
ミカサ「」ピクッ
アニ「」ピクッ
サシャ「」ピクッ
クリスタ「」ドキッ
ユミル「チッ」
男子一同「エレン爆発しろ」
アルミン「よって、今後女子はエレンと2人っきりの状況にならないように気をつけてください(特にクリスタ)」
アニ「………」コソコソ パタン ガチャッ
アルミン「では状況が変化し次第随時報告をします。では、解散」
ミカサ(エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレン)スタスタ ガチャッ
ミカサ「?」ガチャッ………ガチャッガチャッガチャッ
アルミン「あれ?鍵が掛かってるみたいだね」
ミカサ「……鍵だけじゃない。外側から何かで押さえられて……………っ!!」キョロキョロ
アルミン「ミカサ?」
ミカサ「女狐が……いない」
クリスタ「あれ?アニがいないね?」
サシャ「さっきまで一番後ろに座ってた筈ですけど……」
ユミル「死に急ぎ野郎の所に行ったんじゃねーの?」
ミカサ「フッ!!」ドンッ!!
アルミン「ミ、ミカサ?」
ミカサ「エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレン…………女狐、削ぐ」
アルミン「」ビクッ
サシャ「早くしないとエレンが!!」
クリスタ「ミカサ!私も手伝うよ!」
ミカサ「なら、窓から脱出する。多少遠回りになるが、私のフルパワーでも破れない扉をぶち抜くよりは早い」
ミカサ・サシャ・クリスタ「エレン!」ダッ!!
アルミン「ちょっ!? ここ三階!?」
ミカサ<エレーン!
サシャ<イマイキマスヨー
クリスタ<ハヤクハヤク!
アルミン「三階、なんだけどなぁ………」
ライナー「女神が……(結婚……)」
ベルトルト「アニ………」ズーン
ユミル「クリスタァ………」
アルミン「………あれ?これ、僕達も部屋から出れなくないか?」
////////////// //////////////////
//////////// ///////////////
///////// /////////////
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///// ////
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,.... , -、
,r‐ 、 _y゙゙〉 ( }
,,,,,、 / ,-‐ミ´こ `ヽ、 /`ヽノ
〈゙゙゙゙ヾ / ̄ ノ ノ /
ヽ < / ト、ヾ γ yイ、
`;, `ヽ ノ `〉 ( 人 ハ
`;, / / 入 \
`ヽ´ / / ヽ ヽ
〔 / } 〕
},.,.,,;;;;; } { ,.,.;::{
|゙゙ } { ゙゙{
| ノ l l
| / l l
,,,,---゙゙゙゙゙゙゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙̄---,,,,,,,,,,,,
___ _ _ _ _ _ __ ._
L レ´ `-、 / ´─‐、 / /_」 ム´> l─‐lr゙.ュT┘└;
r゙ ム/ >、_> / r‐‐ァ / / | 二l l三l| ュ |ュ r゙
└ rト/ /ヽ < / ヘ/ / ヽ1 | ̄| l .l=l| ュ ト |
r゙ イト/ / `´ ヽ、 〈 | | .i v´〉 | ュ |レ , |コ |
ー´ ヽ、/ `´ .|__| ヽ__ノ └..┘゙イ_jハ_j
~とある山小屋~
アニ「ふう。ここまでくればいくらミカサ達でも追ってこれないね」
エレン「」スヤスヤ
アニ「エレン……起きな、エレン」
エレン「う……うーん………アニたん?」
アニ「///」キュン
エレン「ここは?」
アニ「気にしなくていいよ…………それより、あんた昨日の夜の事覚えるかい?」
エレン「昨日の夜?…………えっと、自主レンの後クリスタに会って、色々話してから…………クリスタのお腹と下乳をサワサワした」
アニ「へぇ」イラッ
エレン「あ、れ? 何で俺、そんなこと……あっ!クリスタに謝らないと!」
アニ(記憶が残ってる?)
アニ「あんた、アニたんって知ってるか?」
エレン「はぁ?」
アニ「…………試してみるか」
アニ「ミカサは?」
エレン「ミカリン」
アニ「サシャは?」
エレン「俺の嫁」
アニ「私は?」
エレン「アニたんマジきゃわわ」
アニ「////」
アニ「…………ゴホンッ。じゃあクリスタは?」
エレン「クリスタはクリスタだろ?」
アニ「あぁ。うん。そうだね」
アニ(クリスタだけ、反応が普通になってる……?)
エレン「しかし、昨日の事はクリスタにちゃんと謝らないと…………昨日のクリスタ、可愛かったな」デレッ
アニ「」イラッ
アニ(落ち着け私………クリスタだけ反応が普通になった理解は、昨夜のあのイチャイチャが原因である可能性が高い……………なら、私だって)
アニ(けど、イチャイチャなんてどうすれば………)
エレン「」ジー
アニ「な、なんだい?」
エレン「アニたんマジきゃわわ」
アニ「///」
エレン「アニはさ……何でわざと俺達と距離を取ろうとするんだ?」
アニ「!?!?」
エレン「アニだけじゃない。ベルトルトもなんだけどな………ライナーはここ最近、距離が縮んできたけど」
アニ「………っ」
エレン「理由はわかんねーけどさ、もう少し近くに来ても、良いんじゃないか?」
アニ「…………あんたは、罪って、許されると思うかい?」
エレン「…………」
アニ「仕方なかった、とか。やむを得ない理由があった、とか言っても、罪は罪だ。私は………私達は…………」
アニ(そうだよなんで忘れてたのさ………私達は、罪を犯したんだ。それこそ、こいつに殺されても、当然な罪を……)
エレン「許されないと思うぜ。罪は、罪なんだからな」
アニ「……っ」
エレン「でも、許されないから償う事から、罰を受ける事から逃げるのはもっとダメだ」
アニ「………」
エレン「何があったのか俺にはわかんねーけどさ、アニが悩んでるなら力になるよ」
アニ「……グスッ」ポタポタ
エレン「だって、仲間だろ?」
アニ「ホント、バカだよね。あんた」
エレン「うぐ………確かに頭はわりーけどさ」
アニ「そういう意味じゃ無いよ…………バカ」トサッ
エレン「っと………アニ?」
アニ「『エレン』。私に、勇気を頂戴?」
エレン「へ?」
アニ「そしたら、過去に、向き合えるから………罪を、償えるから」
エレン「……………あぁ」
安価取ります
アニが言う勇気という名の濡れ場の詳細を見たいという方は 1を
キングクリムゾンしろよって方は2を
安価↓5レス
満場一致で濡れ場ありですか。
では、続きを投下します
エレン「けど勇気って何をすれば?」
アニ「私を、抱けばいいんだよ」チュッ
エレン「んぐっ!?」
アニ「んく……ふっ…」チュル
エレン「ん……」ニチュ
アニ「ぷは///…………上手いじゃないか。初めてじゃないのかい?」
エレン「いや、初めてだけど、なんかこうすれば良いって分かるっていうか……」
アニ「じゃあ、もっとしてよ……」
エレン「あぁ」クチュ
アニ「んふ///」チュッチュッ
アニ「エレン………」
エレン「アニ……」ススス
アニ「んっ……いきなりそんなとこ……」
エレン「キレイな太ももだな」サワサワ
アニ「太ももばっかり触らないでよ……変態」
エレン「なら、」ギュッ
アニ「んん!?」
エレン「アニのお尻は揉みごたえあるな」ムニムニ ギュッ
アニ「ば、か………ゃん!?」
エレン「」ゴソゴソ
アニ「ぁ、こら、ズボン………勝手に、おろすなぁ///」
エレン「じゃあ俺も脱げば良いのか?」
アニ「そういう問題じゃ…………」
エレン「ほら」ボロン
アニ「」
地の文追加したりして雰囲気が変わってもOKならエロパート書く
アニ「ふ、ぁ……ちょ、あんた、ソレ……」
エレン「悪い。興奮しすぎちゃってさ」
アニ「す、ご……こんな、のって……」
アニ「こんなに、なっちゃうモンなの? 男の……その、ソレ、って」
エレン「ん、まぁ、な。状況とか相手とかにもよるけど、こんなもんだ」
アニ「……ッ////」
エレン「見るのは初めてか?」
アニ「……////」コクン
エレン「そっか。それじゃあ戸惑うのも無理ないよな」
アニ「と、戸惑うっていうか……恥ずかしいっていうか、その……」
エレン「さっきは俺が触ったから、今度はアニが触ってみるか?」
アニ「!?」
エレン「俺もこういうの、慣れてねぇし」
エレン「慣れちまえばどうってことなくなるかもしれないだろ」
アニ「う、ぁ……ぅ、ん」
アニ「……ッ」ギュ
エレン「ぅあ」
アニ「い、痛い?」
エレン「ん、いや。ちょっと、握られた瞬間、ビリビリってきて」
アニ「?」
エレン「うまく言えねぇけど、その、続けてくれると嬉しい」
アニ「う、うん。良くわからないけど、あんたがそういうなら……続けるよ」
エレン「なんだか照れるな」
アニ「ひ、人の体を好きに触っておいてよく言うよ」
エレン「はは、そうだな。わり」
アニ「じゃあ、つ、続けるけど……」
エレン「ああ。頼む」
アニ「……ふぁ、やッ。コレ、す、ごぃ……」ニギ
アニ「くぅン……手の中で、ビクビクしてる……ッ」ニギニギ
エレン(うわ……アニ、色っぽい)
アニ「ふぅ……ん……何だか……変な気持ちだよ……」ニギニギ
アニ「ぁう……あ、ぁ……ふぁぁ、また膨らんできた」ニギニギ
エレン「アニ、声が出てるぞ」
アニ「ん、ぁ……そ、それは、その……」
アニ「何だか、胸のあたりがもやもやしちゃって、さ」
アニ「あんたの、こんなトコ……こんな風にしてるって、考えたら……」
エレン(うぁ、アニ、すげえ色っぽい顔してる)
アニ「あ、熱いん、だね……コレ。何だか震えてきてるし」ニギニギ
アニ「ん……あ、形が、変わってきてる……?」
アニ「真っ赤に腫れ上がってパンパンになってる……痛く、ないの?」
エレン「痛くはないけど、少し」
アニ「な、なに?」
エレン「ちょっとだけ、苦しいかな」
アニ「あ、そ、そうなんだ。ごめん、今、離す」
エレン「い、いや、そうじゃなくて」
アニ「?」
エレン「もっと強くしてほしい」
アニ「」
アニ「も、もっと強くって、傷ついたりしないの?」
エレン「大丈夫……ッ。大丈夫だから、頼む」
アニ「そ、そう? じゃあ、言うとおりにするけど……」
エレン「あ、あぁ。頼む」
エレン「じゃあ、こう……握った手を、こんな風に動かして」
アニ「!!??」
エレン「……ッく……じょ、上下にこするように、動かしてほしい」
アニ「わ、わかったよ」
アニ「……こんな、風に……だっけ」
エレン「ああ、いい感じだ」
アニ「んふ……んぅ……こ、こうかい?」ズリュッ
エレン「……ッ!!」ビクッ
アニ「エレン!? 痛い!?」
エレン「だ、大丈夫だ。気持ち良くなっちまって、我慢できなかっただけだ」
アニ「ならいいけど……続ける?」
エレン「ぜひ頼む」
アニ「ふふッ。素直だね、あんた」
エレン「数少ない俺の取り柄だぜ」
アニ「ぷッ。ほめてないって」
エレン「そうなのか?」
アニ「ん……でも、私がこうすることで、あんたが気持ちよくなれるんなら、いくらでもしてあげる」
アニ「あんたの……エレンのためになら、何でも出来る」
エレン「……!」ドキッ
アニ「だから、続き、するよ」
エレン「あ、ああ。頼む」ドキドキ
エレン(何だろ、今のアニの顔……すげぇ可愛かった)
用事ができたので続きは夜に
アニ「そ、それじゃ、動かす、ね」
エレン「あ、ああ」
アニ「ふぁ……あつ……い……」ギュ
しっとりとした感覚が、エレンの肥大化した性器に広がる。
やや湿り気を帯びているように感じるのは、熱がこもって汗をかいているからか、それとも、興奮しているためか。
額に汗の粒が浮き始めたエレンは、そんなことをぼんやりと考えながら、股間に跪くアニを見つめる。
アニ「ん、く……う、ぅあ……」ズリュズリュ
アニは握った手のひらで、くびれた部分から根元へとしごきおろす。
手のひらに引っ張られて肉棒表皮がスライドし、肉棒全体にビリビリとした快感がこみ上げてくる。
その感覚が冷めやらぬうちに、手のひらは肉棒のくびれた部位へとこすりあげ、戻る。
戻りきった時、アニのたおやかな指が敏感になっているカリ首にかさりと触れて、腰が浮き上がりそうなほどの快感が襲い掛かってきた。
エレン(うあぁぁッ……ッ! こ、これ……すご……!)
何とか身じろぎする程度で済んだものの、こみ上げる射精欲求が次第に強さを増してきているのを実感する。
陰茎全体への刺激とカリ首への刺激が交互に訪れるたび、エレンは今にも破裂しそうな肉欲をこらえるように、全身をきつくこわばらせた。
ふと、アニの様子が気になって、目を開く。
エレン「あ……」
アニは薄く開いた桜色の唇から、なまめかしい吐息を漏らし、行為に熱中していた。
頬は上気したようにほんのり赤く、羞恥に身悶えているようにも見える。
鮮やかな金髪が手の動きに合わせてゆさゆさ揺れるのがなんだか扇情的だった。
アニ「……ん」ズリュッズリュッ
エレン「う、あ……くぅ、あッ、あッうあッ」
アニ「ん、んん……ん、ふ……ん、ぅ……」ズリュリュッズリュリュゥッ
エレン「くぅ、あ、ああ……うぁぁうッ」
アニ「は、ふぅ……ふぅン……ッ……ん……ッ」ズリュゥゥゥッ
エレン「うぁ、すげぇ……」
何とか気持ちよくなってもらいたい、という思いが伝わってくるようで、エレンにはそれだけで十分だ。
自身の分身を握る手の強さは控えめで、アニの気遣いを感じていた。
それがまたアニの愛情表現のように思えて、エレンの胸に甘い感覚がこみ上げてくる。
それほど強く握られているわけでもないのに、自分でシている時と段違いに快感が強いのは、状況のためか。
エレンは股間にそびえる肉棒をしごきたてる少女のうっとりとした表情に、思わず見とれてしまう。
アニ「こんなのでいいの? もっと強くする?」
エレン「い、いや、いいよ。そのまま。もっと、してくれ」
アニ「う、うん。わかったよ」
普段はクールなアニが、ここまで素直になるなんて。
不安そうな表情もまた普段とのギャップがあって、更なる欲望が鎌首をもたげてくる。
エレン(いや、ここで欲望に負けて変なことをしたら、アニを傷つけちまう。そんなのは、ダメだ)
エレンは徐々に高まる衝動に、自らを律しようと手のひらを握る、が。
エレン「くぁッ」
アニ「ど、どうしたのッ?」
アニもこの行為になれてきたという実感があったのだろうか。
肉棒をこする手の動きは大胆さを増していた。
エレンの分身に絡みついたアニの指は、親指と人差し指がちょうど輪を作ったような形になっていた。
その輪の部分が根元部分からくびれた部分へと戻るとき、くびれた部分をこすりあげながら、むき出しの先端……亀頭表面に、届いてしまった。
射精衝動が近づく中、パンパンになった勃起の中でもひときわ敏感な部分をこすられ、思わず腰を跳ね上げてしまっていた。
アニ「痛かったかい? ごめんよ」
エレン「ち、違う、痛かったんじゃなくて、その……気持ちよくて」
アニ「え?」
エレン「気持ちよくて、気持ちよすぎてさ。その……わりぃ」
アニ「……そう、なんだ……」
アニは安堵の吐息を漏らす。
間違ったことをしてしまったのかもしれない。
そういう不安は頭にあったものの、はっきりと否定してもらえば、それは喜びへと変わる。
愛しい男に快楽を味わってもらう女の悦びを、アニはうっすらと自覚し始めていた。
もっとしてあげたい。気持ちよくなってほしい。
知ってか知らずか、アニはそんな本能的な愉悦に、次第に熱中しはじめていた。
悦びを実感したくて、手のひらの中で暴れだしそうなソレを見て……変化に、気づく。
アニ「本当に、気持ちいいみたいだね……ほら、ここ」
エレン「?」
アニ「先っぽから、にじみ出てるよ……?」
エレン「……ぅあ」
アニ「指に伝ってきてる……ほら、ベットリだ」
エレン「い、言わなくていいって、そんなこと」
アニの指摘どおり、確かに先端の割れ目から、透明な先走りの粘液が染み出ていた。
出したい。早くこの溜まったものを、吐き出したい。
そんな浅ましい欲望を見透かされたようで、恥ずかしいやら悔しいやら、複雑な気持ちがエレンの胸中に渦巻く。
が、それもつかの間。
エレン「あ、アニ? 何をじっと見て……」
アニ「ん、ふふ……こういうの、冷やすために出てくるもんなんでしょ?」
エレン「え?」
アニ「私も冷やしてあげるよ」
?? と、エレンの頭の中で疑問符が飛び回る。
冷やす? 何で? どうやって?
わけもわからないまま、それでもアニを信用し、何をされるかを見守る。
と。
アニの桜色の唇が丸く開き。
そこから、赤い舌が、伸びる。
アニ「ぺろ……」
ひんやりとした感触。
紅の色合いの増した唇が、かすかに湿って、てらついている。
その唇から一本、先ほど違和感を覚えた箇所をつなぐように、つぅぅと白い糸が伸びて……たわんで落ちる。
エレン「あ、アニ!? な……何して……!?」
アニ「何って、冷やすのさ。ほら、こうやって、唾を塗って」
と、またもや舌を伸ばす。さきほどよりも、やや大胆に。
れろん。
長々とすまんね。また後日。
最高だ
待ってる
最後でっていうが乱入してきたぞ!
ヨッシーワロタ
175のせいでヨッシーにしか見えなくなった
エレン「あ」
小さい声が、漏れる。ねっとりとした粘膜の感触。
生ぬるい唾液の汁に包まれた美少女の口の中、自らの分身の先端が、すっぽりと包まれる。
エレンにとってはもちろん初の体験である。
女性が男の屹立した分身をその可憐な唇でくわえ込み、唇でしごきたてるという性奉仕。
乏しい性知識のなか、なんとなくそういうことがあるとは知っていたものの、いざその立場に自分の身がおかれるとなると現実感が沸かない。
アニ「んふ……ん……ちゅ、ぷ、ちゅる……ん……は、まだ、熱い……」
アニは、最初は恐る恐るといった感じで、カリ首あたりまでを口に含むだけだったのだが。
エレンの股間にそびえるモノは、一向に熱をおさめようとはしない。
どれだけ唾液を分泌しても冷える気配はなく、むしろブクブクと膨れたソレは、嬉しそうに脈動をはじめる。
このままじゃ終わりそうもない。本能的にそう感じたのだろうか。
アニは、ぢゅるる、と音を立てて先端を吸う。
エレン「う、うぁぁあ……そこッ、う、ぁッ」
アニ「ん、ぢゅるるッ・ちゅぷ、ちゅぷぷ……」
アニ「はぁ、ン……ん、ンン……ちゅる、れるッ」
エレン「くふぁッ! ちょ、ま……す、吸いながら動かされたらッ」
アニ「ン……れろ、れる……はむ、ン……」
エレン「ぐ、ぅ、ふ、く、うぅ、ぅ……ッ」
エレンは普段から何気なく思っていた。アニの唇は、美しいと。
きゅっと引き締まっていて色鮮やかで、形が良い。
薄桃色の表面は瑞々しく、もし指で触れたならばぷるんとした弾力で押し返してくるだろう。
密かに見とれていたその唇が、唾液にぬらついて妖しくきらめきながら、自身の性器を包み込んでいる。
状況だけでも暴発しておかしくない。全身をひきつりそうなほどに硬直させて、エレンはそれを必死にこらえる。
アニ「んく、ぷぁ……は、はぁ……」
エレン「……? ど、どうした? 疲れたか?」
アニ「ん……ねぇ。何か、言って……?」
アニ「私だってこんなことするの、初めてなんだから。その、気持ちいいとか、そういうの、聞きたい」
エレン「あ、あ、わりぃ。俺、そういうのって疎いからさ」
エレン「そ、その、っと……気持ちいい、すごく」
アニ「それだけ?」
エレン「え? えっと、何て言うか、さ……悪い。他に思いつかねぇ」
アニ「私の言葉そのまま返しただけじゃない? 心がこもってないし、傷つくよ、ソレ」
エレン「う。わ、悪い。でも、気の利いたことって、どういう言葉なのか良くわかんねーし」
アニ「ふふ。ウソ」
エレン「え」
アニ「気持ちよくなってくれてるならそれでいいよ……私も嬉しいから」
エレン「アニ」
アニ「あんたが、私の体で気持ちよくなってくれるのが、嬉しい」
細い切れ長の瞳がいたずらっぽくゆれる。
経験がない、というのがまるでウソのように、その瞳には色気が揺らめいている。
まるで猫みたいだ、と思った。
アニ「はむ」
エレン「うあッ!!??」
アニ「れろ……ちゅく、ちゅぷ、ん……ちゅくちゅくッ」
ほうけていたところに不意打ちである。
気を抜いていたせいか、それともアニが慣れてきているのか。
先ほどまでは、口内に亀頭を含めて嘗め回すだけだった動きが、変化していた。
アニ「ちゅぶ、ちゅぶぶッ……んちゅ、ちゅるんッ」
まずは舌。
最初は舌先でなぞるようにつぅッと表皮をこする動きだけだったのだが、今はそれに加えて、先端の割れ目……先走りの滲む切れ込みのラインをなぞるように伝わせている。
そらに、亀頭の根元のくびれた部位……カリ首に巻きつかせるように吸い付く唇も、モギュモギュと締め付けたり緩めたりを繰り返す。
そして手。
身をもって学んだ成果を存分に発揮するかのように指を絡みつかせ、シュルシュルとこすりたてる。
その力は弱めだが、唇の端からこぼれたぬるい唾液が手のひらへと到達し、こすりたてられるたびに肉幹に塗り広げられてゆく。
やがて生殖器全体がヌルヌルの粘液まみれになってしまう。
格好の潤滑液を得て、アニの手は大胆に肉の表皮をもてあそぶ。
ずっちゅずっちゅ、という卑猥きわまりない音が、少年の未熟な陰茎から絶え間なく響き、そのたびに耐え難いほどの快感の波がエレンの脳髄を襲う。
頬を伝う汗をぬぐう余裕すらない。
エレン「この、まま、じゃ、出る、射精しちまう」
エレンは息も荒く、限界が近いのを告白した。
アニ「んふ……出る? 出るって、何が?」
エレン「? 出るって、そりゃ……精液、が」
アニ「セーエキ? 何それ? 初めて聞いた」
エレン「わ、わからないのに、こんなことしてたのか?」
アニ「そ、それは……誰もこんなこと、おしえてくんないし」
アニ「……と、友達が、耳年増なヤツでさ。こういうのをすると男の子は喜ぶって聞いてたから……」
アニ「ふっと思い出して、してみた、けど……気持ちよさそうだし」
アニ「でも、その先がどうなるかは、その……知らない」
言葉尻が消え入りそうなのは、恥ずかしさで胸がいっぱいだからなのだろう。
こういう行為をしていた自分を改めて認識した羞恥と、気持ちよくなってほしいという思いを告白した羞恥。
それに加えて、知識だけで実は深く知らないという、まさに耳年増な自分を、エレンに知られてしまったという羞恥。
だがエレンは、そんなアニに対していとおしさをなおいっそう強く覚えていた。
さっきまで手でしごいてくれたのも、口で含んでくれたのも、舌で舐め回してくれたのも、全部、自分のため。
よく知らないなりに頑張って、工夫して、してくれていた。
そう思うと、感動に近い感謝の念が浮かんでくる。
そして同時に、アニに気持ちよくなってもらいたいと、そうエレンは思いはじめていた。
エレン「そっか……そんな子にしてもらってるだけじゃ悪いよな」
アニ「?」
エレン「そのまま動くなよ……よっと」
エレンはゆっくりと体を横に傾かせ、寝そべるような格好へ体を入れ替える。
アニも素直に従ったため、ちょうどお互いの股間が顔のまん前にあるような体勢になった。
アニ「どうするのさ」
エレン「こうする」
アニ「?? ッ!? え、あ、ちょっ……えぇッ!!??」
エレン「俺もアニの恥ずかしいトコを見たい」
アニ「ば、バカッ!! やめ、やめなって、いきなり何さ、このヘンタイ!」
エレン「いいじゃん。俺のも見せてるんだしさ。アニのも見せてくれなきゃ不公平だろ」
アニ「不公平とかそういう問題じゃ……きゃッ!!」
羞恥心から、無意識に足をばたつかせるものの、不恰好な体勢では抵抗にも限度がある。
ややてこずったものの、エレンはアニのスラリとした下半身を覆う衣類を、下着も含めて全てひざの辺りまで引き摺り下ろすことに成功した。
アニ「見るな!! 見ちゃダメだって!! 蹴るよ! 本当に蹴るよ!! 思いっきり!!」
エレン「……ぅあ……すげ……ッ」
アニ「~~ッッ!////////」
イメージとしては赤い花びら。
実際の花と違うのは、じゅくじゅくとした蜜をたっぷりとたたえ、呼吸に合わせてヒクヒクと動く。
それ自体が独立した生き物のようで、エレンには不思議に思えた。
ともすれば生々しすぎるくらいのアニの秘芯は、しかしエレンにとっては未知の好奇心を掻き立てられるものだった。
エレン「すげぇ……」
ふぅっと息を吹きかけてみる。と、アニが引き締まった太ももをビクンと揺らし、過敏に反応した。
アニ「バカ! バカバカバカバカ! バカァッ!! 何してんの!!?? ホントに何してんのさッ!」
普段の冷静さやさっきまでの悪戯っぽさとはまた違う、子供のような反応で、エレンの胸がドクンと高鳴る。
顔は見えないけれども。
きっとその顔は、口付けをした時よりももっと真っ赤になっているんだろうな、と、エレンはなんとなく、思った。
エレン「アニのここ、汁でぐっしょりになってるぞ。ヌルヌルしたのが太ももまで垂れてる」
エレン「女のここってこんなになるんだな。興奮したりするとこうなるのか?」
アニ「そ、そんなの……分からないよ……ッ」
エレン「自分の体なのにか?」
アニ「……キス、したり、その……ギュってされるのを、想像して……そうなったことは、あるけど」
アニ「でも、そこは……ッ、じろじろ見たり触ったりするのはおかしいでしょ」
エレン「どうしてだよ」
アニ「だって、そ……こ、は……」
アニ「……お、お、し……っこ、する、ところ、だから……ッ……キレイなトコじゃない、からッ」
きゅ、と唇を引き結び、恥ずかしさに耐える。
もしかしたら、気持ち悪いと思われるかもしれない。
自分でも直視するのは難しい「そこ」を、ここまで深く恋した相手にみられて幻滅されるのは、怖い。
アニは思わず身震いしてしまう。そんなのは嫌だ、と。
エレン「キレイだよ」
アニ「ッ!!??」
エレン「すっげぇキレイだ。アニの体は全部、すごくきれいだ」
アニ「……ッ!? ……ッッ!!!!」
アニが何かを言おうとするが、下腹部にこみ上げてくる衝動にさえぎられる。
エレンの何気ない一言が、感動にも近い衝動になってこみ上げてくる。
アニ(こいつ、いったいなんなの?)
アニ(イライラするくらい鈍感で、女心なんかちっともわからない朴念仁だったくせに)
アニ(こんなタイミングでこんなことを言われて、穏やかでいられる女なんて、いないのに)
エレン「触るぜ」
歓喜が胸にしみこみきらないうちに、別の衝動がまた襲い掛かってくる。
身をゆだねるには急すぎて、強すぎる感覚だ。
アニ「は……ひ……ぃッ!!??」
エレンの指が、アニの「そこ」へと入り込み、中へとぬるりと入り込んでいく。
潤滑液の分泌は必要以上になされていて、瞬く間にエレンの細い指が根元までくわえ込まれてしまう。
ねっとりとした蜜の海に包まれた指は、きゅうきゅうとした膣肉に締め上げられ、絞られる。
エレンは、その肉の蠢きに呼応するように、ぐにッぐにッと中身をかきまぜた。
アニ「あ、ぅあ、あ、あ、あ、あッ! あッあぅッ! あ……あッ!」
エレンの指の動きが強すぎないくらいの程度なのは、本能的に「そこ」が敏感なのを悟っているからか。
力加減が分からないなりに気遣いしているのだろうか。
結果的に、それがアニの蜜壺を絶妙な具合でかき乱すことになっていた。
アニ「ひぃぅッ!! やッ! あ、ん、うぅんッ! や……っ……! は……! う、動かしちゃ……!」
細い指の先端がヒダを掻き分け、束ねられた膣肉を丁寧になぞるたび、アニの下半身が痙攣するように跳ねる。
にゅるッ、ぬるるる、ぬろろッ!
生ぬるい液体がまとわりつき、そのために滑らかに動き回れるのが幸か不幸か。
さまざまな角度で敏感な女の中身をいじり尽くされ、アニの両手足がぴぃんと張り詰めてしまう。
アニ「くぅあッ!!?? ひぃンッ! やッ! やンッ!! ふ……ふぅッ!! だ、だめ……んッ!?」
アニ「だめだってッ! ねぇ、本当にッ! い、いっかいとめ……はぅんッ!?」
アニ「何だか変なんだってばッ! わ、私、こんな……何で!? こんなの、おかしいッ」
エレン「おかしくなんかないって。俺もさっきアニにしてもらったとき、気持ちよすぎておかしくなりそうだっただろ」
エレン「そ、それとこれとは……ひゃんッ!! や、だ、って、言ってるのに……ッ!」
エレン「それよりさ。この姿勢じゃ窮屈だろ? 体勢を変えようぜ。ほら、俺の上に」
アニ「ん、ふぁ……あ、う……」
全身が弛緩していたアニは、抵抗するすべもなく、言われるがまま四つんばいのような格好でエレンの上に重なる。
がくがくする両手で必死に床に手を置き、自分の身を支えるアニは、さらなる羞恥に頬を染めた。
アニ「こ、この姿勢って、丸見えになっちゃうんじゃないのッ」
エレン「そうだな。これで舐めやすくなった」
アニ「ッ!?!? や、んッ! や、だ! う、ウソ!? な、舐め……ンんッ!?」
エレン「アニのここもすげぇ熱いからな。俺の唾で冷やしてやるよ」
アニ「さ、さっきの仕返しのつもり? そんな子供じみた……んひぃッ!」
エレン「大丈夫だって。さっきよりもっと気持ちいいから」
アニ「そういう問題じゃ……ひぃんッ!!??」
抗議の声は、自身の内部に進撃してきたものの異物感でさえぎられる。
ぬるるるるッ、と。
滑らかなものが、ひたすらにかき混ぜられ尽くしたアニの蜜肉を、掻き分けていく。
アニ「や、そんな……お、奥まで……ッ! は、入っ……て……ふ、ぁ……」
アニ「汚れ……るぅンッ……ぁんッ! 汚れちゃう、ンッ! よろ、れ、るからッ! ひゃふ、ンや、は……し、舌、動かさな……ひぃんッ!!??」
アニ「そ、そこ、つっついちゃダメ……かき回すなって……! ホントに、お願いだから……ッ」
エレン「声がでかいぞ?」
アニ「あ、あんたのせいでしょうがッ!! 本気で怒……ッ!!?? ……ッ!! ゥんッ!!」
いったん舌を入り口まで戻し、再び差し入れる。ゆっくりと、ぬるぬるの粘膜を滑らせて、奥へと入る。
エレンは舌を伸ばし、尖らせた先端でそこの中をかき回す。
つぷぷ、と粘着質な音がして舌が埋め込まれていき、そのせいで奥に充満していた汁が『びゅっ』と吹き出る。
しとどに濡れそぼったアニの女の芯は、短い間隔で収縮を繰り返し、そのたびに「じゅくっじゅくっ」と汁をこぼす。
膣口から糸を引いてしたたり落ちた蜜が、いくつもの水溜りを床に作っていた。
エレンにとっては生々しすぎるほどの光景だが、それでもアニの心のざわめきが目に見えて表現されているようで、嬉しくもある。
エレン「感じてくれてるんだな、アニ」
良好な反応に勇気付けられたエレンは、舌使いを細かく激しくすることにした。
ぐにッぎちゅッ! ちゅぶッ! ぢゅぶぶぶッ!!
粘ついた音が立て続けに響き、熱々の女の蜜が次から次へとかき出されていく。
アニ「はッ……はぅ……はぁ、は……ッ!」
息がこれ以上ないくらいに乱れて、自分のものとは思えないくらいに艶やかな声が喉からこぼれ出ていくのをアニはぼんやりと意識する。
ひどく切なく、自分で自分をかき抱きたくなるような甘い衝動。
アニは両方の手で床をついてかきむしり、思い切り歯を食いしばりながら全身を駆け巡る甘美な電撃に対抗しようとする。
そして、アニは思う。
こんなの私じゃない。こんなのはおかしい、変だ。
だって。
私は、こんな声は出さない。
私は、腰をこんな風にいやらしくくねらせたりしない。
私は、こんな感覚に屈したりはしない。
けれど。
エレン「可愛いぜ、アニ」
この世で最も恋しく愛おしい人の甘ったるいささやきで、アニの中のタガがいともたやすく外されてしまう。
アニ「ひぁぁぁぁぁッ! んやぁ……ッ!? い……ぁッ!!」
アニ「くる、なにか、く……る……ッ!!」
アニ「は……ッ!!!! ッッッッ!!!! ッ!!」
アニ「ッ!! んぅッ!! ンッ!! は……ッ!!!!」
体の中に張り巡らされた神経に雷が走るような感覚が、しなやかな体に駆け巡る。
アニは四つんばいの姿勢のまま、両の手足を突っ張らせ、必死に自らの体を支えた格好で、乱れる。
びくん、びくんッ。
そんな擬音がぴったりと当てはまる乱れ方で、全身が小刻みに痙攣する。
痙攣は長く尾を引くように続き、しばらく続いた。
人生初の絶頂はあまりにも激しく、アニは稲妻のような快楽の余韻にうっとりと浸る。
視線はうつろに、大きく上下する肩。
力の抜けた唇の端には一筋、唾液の線が伝う。
何か爆発物を投げ込まれたようだ、とうっすらと思い描きつつ、アニは脱力して床にうつぶせになってしまう。
だが、そんな余韻を味わう暇は無い。
エレン「アニ。今度は俺と一緒に気持ちよくなろう」
アニ「は……は……あふ……ぅん……ん、ふ……」
エレン「動くぜ」
短く言うと、エレンはアニの体を抱えあげる。
荒れてる?
レスありがとね
うつろな頭でなければ、この力強さにも蕩ける余裕があったのだろうか。
そう何気なく思いながら、アニはエレンに抱えあげられ……そして、されるがままに仰向けに寝そべらされた。
アニはしなやかな肢体を緊張に縮こまらせ、乱れる髪もそのままに考える。
アニ(今の私の姿はみっともなくないかな)
アニ(こいつに落胆されてないだろうか。気持ち悪いとか思われていないだろうか)
考えないようにしていたものの、やはりその時を目の前にすると、そんな考えが鎌首をもたげてきてしまう。
アニは伏していた瞳はそのままに、愛しい人にすがりつこうとして……
エレン「足、広げるぜ」
アニ「……ッ」
不意打ちに、目を見開く。
恋しい男がこちらをまっすぐに見つめてきてのぼせ上がるほど嬉しいのに。
状況もあいまって一気に頭の中が混乱してしまう。
エレンはアニの両太ももを開き、その間へ入り込む。
露出したままの股の間、その中心。
絶頂の余韻にぴくぴくと妖しく蠢くアニの淫花が、エレンの男根を待ち侘びるように汁を滴らせていた。
エレン「入れていいか?」
アニ「……うん……うん。来て」
エレンは太い肉幹の先端をアニのとば口にあてがい、こりゅっこりゅっと撫でこする。
粘り気のある汁がエレンの亀頭部にまとわりつき、透明の膜をまとう姿はひどく生々しい。
エレン「入るよ」
やや上ずったエレンの声。
直後、ぶくぶくと膨れたソレがアニの入り口を急激に広げ、そして。
ずぶり、と言う音と、下腹部に広がるしびれ。
アニ「……ッ!!!!」
猛烈な圧迫感。
体の中身がちぎられてしまったのではないかと錯覚するほどの痛み。
エレンのモノが根元まで入りきった時には、内臓がいつもの場所からずれてしまったかのような異物感が腹部に満ちる。
アニ「あ……ぁ……ッ!!!!」
エレン「きついか? やめるか?」
アニ「や、やめちゃ、いや……ッ」
想像はしていた。覚悟もしていた。
だが、それでもこの痛みは、どうしようもなくひどい。
気を抜いてしまうと巨人化してしまいそうで、必死にその衝動をこらえる。
その一方で、アニはエレンのことをしっかりと受け入れようと努力する。
アニ(どうすればいいのか分からないけど)
アニ(それでも、私はこいつのことをちゃんと受け入れたい)
アニ(こいつのこと……こんなにも好きになってしまったのだから)
両腕を恋人の首に回し、すがりつくように、その顔を見つめる。
そのエレンも、やや余裕を失いかけていた。
エレン「き、きっつい……アニの中、すっげぇキツい」
アニ「あぁ……あ……ッ」
エレン「あぁあぁぁぁ……中が、うねってる……ッ! ヌルヌルしたのがまとわりついてきてるッ」
エレン「く……ぅッ!! アニ! う、動くぜッ」
アニ「う、ぅんッ」
エレンが腰を動かし、根元まではまっていた肉棒をゆっくりと引き戻す。
カリ首の裏側が狭い膣壁をこすり、アニの未成熟な処女粘膜を力強くこする。
すると、抜け落ちる直前まで引き戻された男根とともに熱い蜜汁が膣口から糸を引いて零れ落ちる。
アニは愛液の多い体質なのだろう。
狭苦しい膣口からねっとりとした蜜がとめどなくあふれ出つづける。
エレンが腰を前後に振りたてるたびに一定のリズムで、ずちゅ、ばちゅ、という粘着質な音が部屋中に響く。
エレン「くッ! あぅッ! あぁッ! うあぁッ」
アニ「あ、あんッ! あ、ふぅあッあぁ! あッ! あッああッ!」
エレンの若々しい肉幹が処女未成熟な肉壺をえぐりたてるたび、アニの唇から甲高いあえぎが響く。
アニ「あッ! うンッ! ン……はぁンッ!! ふぁぁぁぁ!!」
アニ「ひぐぅッ!! く……ンッ!! んンンッんッ!! ふぅぅッ!!」
痛みのせいか。
アニは仰向けのまま、身をすくめるように両肩を持ち上げながら両のこぶしを硬く握る。
無我夢中になって腰を動かしていたエレンが、そこでアニの様子に気づき、動きを止めた。
アニ「く、ぅ……ふぅぅン……」
エレン「痛みは……大丈夫か?」
アニ「う、うん……平気、大丈夫だから、こんなの」
エレン「ウソつくなよ。額に汗が浮いてるぞ」
アニ「あんた、も……つらい?」
エレン「いや、そんなことねぇよ」
アニ「じゃあ、気持ちいい?」
エレン「ああ。すっげぇ気持ちいい」
エレン「アニの中、暖かいよ」
エレン「キツくてぎゅうぎゅうで、動かなくても気持ちいい」
アニ「そう、か……ん、ふ……」
こうして喋ってるときも、エレンはまっすぐにアニを見つめてくる。
アニ(こいつは、どんなときもまっすぐで)
アニ(いつも後ろ暗さに苛まれている私には決して手に入らないものを持っている)
アニ(それが何よりもうらやましいんだ、私は)
アニ「私たち、相性いいの、かな」
よく分からないまま口をついて出た言葉。
エレンは一瞬、目を丸くしていたが。
エレン「ああ。もちろんだ」
アニ「あ……」
エレン「俺たち、最高に相性いいって」ニコ
エレンは微笑みながらしっかりと受け止めてくれる。
アニ「あ……////」カァァ
アニ(こいつって、ホントに……)
エレン「どうした?」
アニ「なんでもない。ちょっと、ね」
アニ(こんなヤツだから、私はここまで好きになっちゃったんだね……)
アニ「気にしないでいいから、あんたの好きにしてよ……」ニコ
エレン「!」
ちょっと都合悪くなっちゃったので今日はリタイア。
アニとのえっちは終了しているので近く上げます。
レスいただいた方には本当に感謝しておりますので……
こちらのSSのエレンったらアニ以外のキャラとの絡みもあるのね……
アニ「私は……あんたの好きなように、して欲しいから」
アニ「だから……したいこと、全部して欲しい」
エレン「アニは俺のことを受け入れてくれるんだな」
アニ「うん……うん……」
エレン「俺もアニの気持ちを知ったし、受け止める。どんなことだって、だ」
アニ「……どんなことでも?」
エレン「ああ。こんな風に認めあえてる。だから俺たちはきっと最高の相性だ」ニコ
エレンの微笑みは、アニの冷たかった心をたやすく溶かしてくれる。
愛しくて切なくて、でもその感情は決して重くはなくて。
嬉しさと悦びが、積み重なるように、心を満たしていく。
アニ(私は……もう……こいつがいないと……)
エレン「どうした?」
アニ「なんでもない……」
エレンになら、何をされてもいい。何でもしてやりたい。
エレンが喜んでくれるなら、全身全霊で尽くしたい。
男に奉仕したいという、女としての本能的な歓喜。
今のアニの胸中には、その感情が渦巻いていた。
エレン「アニ、やっぱすげぇ可愛い」
アニ「……は!?」
エレン「お前、元からすげぇ美人だけどさ。でも、笑うと、その」
エレン「とんでもなく可愛いな」
アニ「~~ッッッッ////!!!!????」カァァ
アニ「あ、あんた、こんなときに、そういう……ッ!!??」
エレン「うぁ!! き、キツ……ッ」
エレン「お前、急に締め付けるなって!」
アニ「そ、そんなこと言われたってさぁ! 急にそんなこと言われたら……ッ!!??」
アニ「くぅぅンッ!! やッ! やぁッ! だめッ! 中で膨らんで……ひぃんッ!!!!」
エレン「わるい! 我慢できねぇ!」
アニ「そんなこと言われたってッ!! 私、どうすればッ」
エレン「そのままでいいから!」
懇願するように言いながら、エレンはゆっくりとペニスを押し込む。
進撃してきた肉棒のせいで行き場を失った中身の蜜が、アニの膣口から吹き零れる。
じゅくじゅくっと音を立てて、泡立った熱々の汁がアニの太ももを伝い落ちていく。
汗とも蜜ともつかない粘液が放つ蒸気で、部屋の中の空気は蒸れに蒸れていた。
アニ「やッ! あ……ッ! ちょ……ふあぁッ」
エレン「な、中、こすれて、うあぁッ! ヌルヌルしててすげぇッ」
アニ「そういう、ことッ! い、わないでッて! んッ!! ひぃんッ!!」
アニ「あふぁッ!!?? や、やッそ、そんなッ!! かき混ぜないでってばッ!?!?」
アニ「スゴいのが来ちゃうッ!! 来てるからッ!!」
アニ「奥が……ッ!! な、中ッ!! んあぁぁんッ!!??」
アニ「ふッ!! くぅッ!! んッ!! ひぃんッ!!」
アニ「あぁぁんッ!! くぅぅんッ!! あ、あ、あ、あ、あッ!! ああぁッぁッ!! あッ!!」
腰を振りたてるたびにプルンと震える豊かなアニの乳房。
たぷんたぷん、とたわわに実った乳房の先端、ピンクの突起が一本の線となって残像を残す。
前後左右に腰を振りたてながら、淫猥な残像を見せつける膨らみを手で包み、揉みほぐす。
柔軟に形を変える女の象徴。
先端はコリコリとしてやや硬く、指でつまむとツンと弾き返してくる。
アニ「やんッ!! やぁンッ!! さ、先っぽ、弱い、からぁ……ンッ!! ん……んッ!!」」
桜色の突起を指で挟んでコロコロと転がすと、アニは肩を震わせて全身を震わせた。
先端が弱いというのは本音なのだろう。
乳首がはじかれると同時に、太い男根をくわえ込んだ女陰がギュッギュッと締まりを増し、射精直前の肉棒を追い詰めていく。
そもそも、性欲にのぼせたエレンには、アニの痴態は魅惑的すぎた。
エレンは細かく形を変える胸を揉みほぐしながら、腰を振りたてる力と速度を増していく。
エレン「く……ッ」
どく、どくん、と脈動を始める肉棒。
急速にせりあげてくる射精感。
なんとか暴発はこらえるものの、膨らんでゆく快楽はもはや押しとどめきれない水準である。
エレン「やばい、やばい……出るッ!! 出ちまうッ!!」
アニ「え……? 出る? 何が? どういう、こと?」
エレン「さっき言ってたヤツだよ、こ、子供の……素みたいなモンが……うぁぁッ」
エレン「このまま出しちまったら、アニと俺の子供が、出来ちまうッ」
アニ「子供……? 私と、あんたの……こども……」
ほぅ、という溜め息が漏れたのは、なんでだろうか。
女として最高の幸せって、なんなのだろう。
アニ「……イヤ、なの?」
エレン「え」
アニ「私は、それでも、いい」
きゅうきゅうとあまったるく締め付けてくるアニの性器の中を味わうのも。
ずっちゅ、ずっちゅ、と。
ねっとりとした粘膜同士がこすれあい、泡だった浸出液が結合部からしとどに落ちる。
2人の体も汗まみれで、蜜とも汗ともつかない液が二人の体を濡らしていた。
エレンの背中に回した手に、ぎゅ、と力を込め。
エレンの腰に絡みつかせた両脚をしっかりと固定して。
女の悦び……愛しい男の子種が放たれるのを待ちわびる。
アニ「このまま、つながったままがいい」
エレン「お前……」
アニ「あんたとなら、何でもできる。どこへだって行ける……」
アニ「そう信じてるから」
エレン「……わかった。後悔するなよ?」
アニ「しない。絶対に」
きゅ、と唇を引き結ぶ。
アニ(そもそも、ここまで来てしまった以上)
アニ(私の未来は……エレンと共に生きることしかできないから)
アニ「あんたの好きに動いていいから……あんたのタイミングに合わせられるように、ど、努力……するから」
アニ「一緒に、一番気持ちいいところまで、行こう?」
アニ「私を……世界一幸せな女に、して?」
赤く染め上げられた頬に、おずおずと上目遣いで見上げる弱気な顔。
普段の勝気なアニとのギャップが、状況に相まって、異様なまでに魅力的に映る。
こんな誘惑、男なら断ち切れるはずもなく。
エレン「あ、ああ! わかった!」
エレン「俺も決心ついた。アニのこと、本気で好きだから」
声が上ずっているのは余裕がないからか。
エレンは、唾液を飲み込みながら、アニをかき抱く。
同じように、アニもエレンの背中に腕を回し、ぎゅっとしがみついてくる。
エレンのたくましい腰に両脚を絡め、エレンの雄を、自ら奥深くへと誘う。
アニ「全部、あんたにあげる。心も体も全部……あんたに捧げる」
アニ「私はもう、あんたのものだよ。エレン……」
エレン「アニ……ッ!!」
こみあげてくるのは、切なさかそれとも欲望か。
どちらでもいい。
今はただ。
アニという一人の女性が、ただひたすらに欲しい。
エレンは、心の中を埋め尽くす衝動に身を焦がす。
エレン「こ、興奮しすぎて、優しくできるか自信ねぇけど……ッ!」
アニ「ん……ふぅぅぅん……あはァ……んッ」
エレン「が、頑張る、から……俺、自分だけじゃなく、アニのことも、気持ちよくするからッ」
アニ「うん……うん……信じてる、から……大丈夫だよ。だから、もっと強く……」
エレン「~~ッ!!!! アニッ!!」
アニ「はぅうンッ!!??」
急激に中をこすられ、アニは驚愕に声を弾ませる。
だがしかし、拒むはずもなく。
それどころか、悦びを持って受け入れて。
ずるりずるりと、音を立てて入り込んでくるエレンの分身を、アニは歓喜に濡れた声で受け入れた。
アニ「は、は……ッ!! ふ、はぁッ!! あ、ああ、ん、んッ!! あ、あ、中で……また、膨らんでッ」
アニ「ひぐぅ……ッ!! くぅン……ッ!! あ、あ、あ、あッ!! あッあッ!! ふぁぁぁッ!!」
始めはゆっくりと。
そして、徐々に強く、深く。
じゅぷっじゅぷっと音を立て、アニの膣内粘膜をこすり、えぐり立てる。
十分にほぐれたアニの膣内はエレンの肉棒を簡単に奥深くまで受け入れ、嬉しそうに小刻みに波打つ。
粘液を染み込ませた肉襞が、前後に動くエレンの肉シャフトに絡みつき、ちゅうぅっと吸い付く。
ヌラヌラと濡れて滑りまくるそれは、今まで男を知らなかったとは思えないほどエレンの男の本能に甘ったるい愉悦を与えていた。
エレン「お、俺ッ! お、お前のこと本気で……好き、だからッ」
エレン「ずっと好きでいるからッ! 絶対にッ! 大事にするからッ!」
アニ「私もッ! 私も! あんたのことッ!! エレンのことッ!! 好きッ!!」
アニ「あんたと一緒にいたいッ!! ずっとこうして繋がっていたいッ!!」
エレンのたくましい腰使いに合わせて、アニも腰をくねらせる。
そもそも思いを寄せ合う二人の相性は抜群だった。
心もそうだが、体の相性も、である。
アニの生殖器は、男を喜ばせることに特化した構造をしていた。
いわゆるカズノコ天井という形で、ちょっと腰をくねらせただけで複雑な刺激を男のモノに与える。
粘着質な音が一定のリズムで刻まれるのだが、決して単調ではない。
むしろ互いに腰を振り立てることで様々な角度で性器が擦れ合い、その度に甘い刺激が脳髄に流れ込む。
十分なヌメりに満ちたアニの中で、敏感な部分が擦れ合うたびに、想像もつかないような快楽を産み出し続けていく。
アニ「こんなのッ!! こんなのって……あぁッ!! ん、ん、んん、ふぅ、あ……ッ!!」
アニ「エレンッ!! ああッ!! エレェンッ!! 私、私ぃッ!! あ、やぁッ!!」
アニ「と、飛ぶッ!! トンじゃうッ!! ひぅッ!! んあぁんッ!!」
アニ「スゴいのがッ!! ズンズンって、来ててッ!! あ、やぁぁッ!! 私、が、なくなっちゃ、うッ!!」
エレン「大丈夫だからッ!!」
エレン「俺が、アニのことを、捕まえるからッ!!」
エレン「俺ッ!! アニを、まも、る……からッ!!」
アニ「えれ、んッ!! あぁッ!! ふあぁぁッ!! 捕まえててッ!! お願いッ!!」
エレンはアニの胸に重ねていた手を、アニの手に重ねる。
指と指を絡め、きゅ、と握り締め合う。恋人特有の繋ぎ方。
アニ「あぁ!! ふあぁぁぁぁんッ!! 好きッ!! 好きッ!!」
アニ「愛してるッ!! エレンのことッ!! 私、エレンのことを、あ、愛して……るぅッ!!」
エレン「俺もだッ!! 俺も、アニのことを、愛してる!!」
荒い息遣いと大きな声の合間に、顔を近づけ、唇を重ねて。
浅ましいくらいに互いの敏感な部分を擦れあわせながら、愛しい気持ちを確かめ合うように、唇を貪り合う。
ほぼ同時に胸の奥を支配する甘いしびれが徐々に大きく膨らみ、波紋のように広がり始めた。
愛する男のすべてを受け入れる準備は整ったと言わんばかりに、アニの内部が蠢き立てる。
絶頂は目の前に迫っていた。
エレン「あ、ああッ!! や、やばい! なんかヤバい!! も、我慢できねぇ……!!」
エレン「アニの中、気持ちよすぎるッ!! ああッ!! もうダメだ……ッ出るッ!!」
アニ「わ、私も、もうすぐだから……!! もうすぐで、追いつくからァッ!!」
アニ「あ、は、あぁ、あ、あ、あ、あッ!! ひぁッ! あッあッ!! あッ!!」
絶頂の悦びを追い求めてグネグネと淫らに絡みつくアニの肉襞。
その動きがビクリビクリと細かく複雑になってきていて、絶頂寸前であることを如実に告げる。
次の瞬間。
ぎちゅちゅッ!! と、アニの膣内が急激に狭まり。
痙攣を起こしたように、膣内が細かく震え。
肉襞の一枚一枚が、エレンの雄棒全体を絞り上げるように強烈に絡みつき、しごきたてる。
エレン「うあぁぁぁぁッ!! 出るッ!! 出るッ出るッ!!」
アニ「ふ……ふぁっぁぁぁッ!!!!」
びくん、と二人の肢体が同時に弾かれたように伸び上がる。
エレン「うあぁぁぁぁ!! あッ!! うあぁぁッ!! あッ!!」
アニ「……ッ!! ぅぁッ!! ……ぁッ!! んぁンッ!! あッ!!」
エレン「うぁッ!! あッ!! あッあッ!! うァッ!!」
アニ「あッ!! あッ!! ああッ!! あッ! ……ぁッ! んッ!! ん……ッ!!! んふぁぁッ!! ……ッ!!」
アニ「ひあぁあッ!! んはぁぁぁぁぁぁッ!!!!」
光の粒子が弾け、舞い散る。
襲い来る絶頂の快楽は想像していたものとは比べ物にならなくて。
アニは両手両足がひきつりそうなほどに全力を振り絞り、必死でエレンにしがみつく。
気持ちいいなどというものでは収まらない何かが、アニの全身を駆け巡る。
脳がすべて溶け出して液体になったみたいに、頭の中がぐるぐるで。
棒で掻き回されたように、思考回路がめちゃくちゃで。
何もかもがまとまらず。
ただひたすら、自分の居場所を確かめるように。
アニは、エレンにしがみつき、豊かな胸を上下させて。
頭の中身がすべて消えてしまいそうなほどの衝動が通り過ぎるのをひたすらに待っていた。
熱気と湿気で蒸れた部屋の空気の中。
心の底から愛し合う2人が、絶頂の余韻に浸るように手をつなぎ、抱きしめ合っていた。
窓の外、清浄な空気の中、木々が静かに立ち並ぶ。
静謐な静けさが身にしみこんでくるような感覚を覚えながら。
最愛の恋人に抱きすくめられたアニは、幸せを噛み締めながら、体温を確かめていた。
アニ「……お疲れ様」
エレン「……あぁ。うん。お前も、な」
エレン「辛くなかったか?」
アニ「うん……まだちょっと何かが入ってる感じがするくらい」
アニ「でももう痛みはないよ。大丈夫」
エレン「そっか。良かった」
アニ「心配してくれたの?」
エレン「当たり前だろ。まさかあんな、血が出るなんて思わなかったからさ」
アニ「女の子はそういうものなの。知らなかったあんたが悪い」
エレン「むぐ。そりゃそうだけど」
アニ「それだけじゃないよ。全く。知らなかったからって、その……中で出す、なんて」ボソボソ
アニ「……あんなにいっぱい溢れてくるなんて……びっくりしたのはこっちだよ」ボソボソ
アニ「嫌じゃなかったけど……」ボソボソ
エレン「何かいったか?」
アニ「なんでもない」
エレン「?」
エレン「でも怪我とかじゃなくて良かったぜ。アニに何かあったら俺、後悔じゃすまされねぇからな」
アニ「ふふ……」
エレン「ん?」
アニ「それって自覚無しで言ってる?」
エレン「自覚? どういう意味だ?」
アニ「そういうことを素で言われたら、女はぐらつくってこと」
エレン「?」
アニ「意外と単純なのさ。女って」
いつもと違う部屋の遠い天井を見上げながら。
さっきまでつながりあっていた恋人たちが、毛布にくるまりながら会話する。
無駄なようで暖かい時間。
密着する肌からは相手の体温が伝わってくる。
交わす言葉にさしたる意味はなくても、しっかりと握り合う手が互いの存在を確かめさせてくれる。
エレン「んー。わり、分かんねーや」
アニ「言うと思った」
エレン「どういう意味だよそりゃ」
アニ「だってさ。あんたって鈍感だもの」
エレン「……は?」
アニ「鈍感だもの。超がつくほどの鈍感」
エレン「どういう意味だよ。俺が鈍感? ンなことねーと思うけど」
アニ「ふふ。きょとんとしてる」
アニ「じゃあ、ね」
アニ「私のあんたへの気持ち。いつからだったかって言える?」
エレン「え」
エレン「気持ち? って、いったい」
アニ「そこから説明しなきゃいけない?」
エレン「……いや、さすがにそれはいい」
エレン「しかし、いつから、ってのはさ。それって」
アニ「……分からないでしょ?」
エレン「それは……えっと」
エレン「あの時じゃないのか?」
エレン「お前が深刻そうな話をしてた時、とか?」
エレン「悩んでたみたいだしな。それで俺が話に乗ってやったからだろ?」
アニ「……はぁ。やっぱり分かってなかったんだね」
エレン「え」
アニ「……言っておくけど。こんな気持ち、昨日今日じゃ生まれないから」
アニ「じゃなきゃ、こんなことしない」
エレン「マジかよ。そんなの気づかなかったぞ」
エレン「じゃあいつごろからだったんだよ?」
アニ「言わせないでよ、鈍感」
エレン「う」
アニ「きっと苦労するね。私、不安だわ」
エレン「そんなにか?」
アニ「頭痛が収まらないくらいにはね」
エレン「それは……わりい。俺、自分で思ってたよりだいぶ鈍いみてーだ」
エレン「でもな。いつか気づくと思う。俺、お前とこういうふうになれてマジで嬉しいし」
エレン「ずっと一緒にいればアニのことをもっとよく分かるようになると思うしな」
エレン「俺、アニのことを知りたい。アニのいろんなことをさ」
エレン「なんたってここまで惚れた女のことだしな。そのためなら何だって出来る自信もあるし」
アニ「……」
エレン「だから怒らないでくれよ」
アニ「怒ってなんかないさ」
エレン「え」
アニ「怒ってなんかない。あんたらしくていいと思う」
アニ「拗ねたフリしてみただけさ」
エレン「そうなのか? アニが? 拗ねたフリ?」
アニ「おかしい?」
アニ「私だって女だよ? たまにはそういう気分になることもあるさ」
アニ「それに今は、ね」
アニ「こんなにも幸せなんだもの」
構図としては、寝そべった姿のまま。
ちょうどエレンの肩のあたりにアニの顔。
そこからアニが上目遣いでエレンを見上げるような形である。
普段は不機嫌そうなジト目がふっと緩み、恥じらいからか頬にはかすかに赤みがさしていて。
加えて言えば、いつもは不機嫌そうな声までもおっとりと優しい響きである。
とくん、と。
エレンの胸の奥で、心臓がひとつ、小さく跳ねる。
エレン「……ッ」
アニ「駆逐駆逐っていってたあんたが、ずいぶんと無防備な顔してるじゃないの」
エレン「え、そ、そうか? 顔、緩んでた?」
アニ「だいぶね」
エレン「マジかよ。かっこわりぃ」
アニ「お互い様でしょ」
アニ「私だって今、多分とっても気持ち悪い顔してると思うし」
エレン「いや……や、そんなことはねーよ」
アニ「?」
エレン「俺、鈍感だし、デリカシーねぇから上手く伝えられねーけどさ」
エレン「アニは可愛いよ。すげー可愛い」
アニ「ッ」
エレン「さっき俺を見上げてたアニは、とんでもなく可愛かった。ちょっと頭がどうにかなりそうなくらい可愛かった」
エレン「可愛いすぎて頭がクラクラするくらいだった」
エレン「だからその。何が言いたいかっていうとだな……その、アレ?」
エレン「俺、何が言いたいんだ? あれ?」
アニ「……」
アニ「……ふふッ」
エレン「ッ?」
アニ「慌てなくていいよ」
アニ「いいたいことはなんとなく伝わった。ありがと」
エレン「そうか? 本当に? ならいいけどさ」
アニ「不器用なんだから全く」
エレン「すまん」
アニ「ふふ。あんたってこういうことにはからっきしなんだね」
エレン「しょうがねーだろ。慣れてねーんだから」
アニ「ん。私もあんたのことは言えない。こういうのは初めてだから」
アニ「誰かに恋するなんて初めてだし」
アニ「誰かとつながるなんて、想像もしてなかった」
エレン「……辛いか?」
アニ「いまさらだね」
エレン「わりい」
アニ「ふふ。辛かったって言ったら何かしてくれる?」
エレン「何かって、何かしてほしいことでもあんのか?」
アニ「それもひっくるめて、あんたに考えてもらおうかなって思ってたんだけど」
アニ「私からも何かしなきゃね」
アニ「あんなに一生懸命にガンバッてくれたんだし。お礼しなきゃ。ふふ」
エレン「……ッ」
繋ぎ合う手の、その指と指を絡めあわせながら。
密着した肌と肌が、互いのぬくもりを伝え合う。
エレンとアニ、そのふたりの出会いは偶然でも、この成り行きはきっと運命だったのだろう。
少なくとも当事者ふたりはそう思っている。
なぜなら、こうして2人が裸のままで並ぶようにして寝そべって話しているということが、あまりにも自然だったから。
アニ「ねぇエレン」
エレン「ん?」
アニ「くっついてもいいかい?」
エレン「ん。いい、けど」
アニ「ありがと」
小さく言うと、アニはエレンの腕に抱きつくようにしがみつく。
素肌同士のふれあいである。柔らかい感触がダイレクトに腕に伝わり、アニの胸の膨らみが二の腕で弾むのがわかった。
でかい。やわらかい。エレンは素直にそう思った。言わなかったけど。
アニ「いつまでもこうしてらんないよね」
エレン「……だな。名残惜しいけど、そろそろ出るか?」
アニ「……うん」
アニ「エレン」
エレン「なんだ?」
アニは猫のように体を寄せ、密着した状態でエレンの顔をまっすぐに見つめ上げる。
潤んだ瞳は色っぽく揺らめいて、何かを催促しているようにしか見えない。
エレン(女って、なんか、すごい)
エレン(や……アニがすごい、のか)
エレンはそんなことを思いながら、アニの細い顎を軽く持ち上げ、上向かせる。
アニの瞳がゆっくりと閉じて、赤い唇がその時を待ちわびるようにしっとりと濡れている。
エレンはゴクリとつばを飲み込んでから、ゆっくりと顔を近づけて……
ミーナ「ちょっとユミルってば! 扉が壊れちゃうってば」ヒソヒソ
ユミル「るっせぇ! いいから場所変われや!」ヒソヒソ
サシャ「私も見たいですッ」ヒソヒソ
クリスタ「わ、私も、見たい、かな……」ヒソヒソ
ミーナ「わ、わわッ、ちょっと押さないでって……」ヒソヒソ
どごーん!
轟音が響いて、四人の女子が部屋になだれ込んできたのは、エレンとアニが口づけを交わし終えたのとほぼ同時だった。
~10分後~
アニ「いつから覗いてたんだい?」
ミーナ「え、えーっと、いつから、と言われると難しいかなーって」
アニ「正直にいいな。怒らないから」
ミーナ「ほ、本当? 蹴らない?」
アニ「気分が変わらないうちはね」
ミーナ「……アニがエレンに、勇気が欲しいっていったところからかな」
エレン「最初っからじゃねーか!!!!」
クリスタ「わッ、私は2人に悪いから戻ろうって言ったの! けど……」
サシャ「えッ? でもクリスタ、身を乗り出してましたよね? うわーうわーって顔を真っ赤にしてましたし」
クリスタ「サシャぁ!!」
エレン「お前ら全員グルかよ!」
アニ「タチが悪いね」
ユミル「まーいーんじゃねーの。そこであたしらが邪魔してたらオメーらくっつかなかったんだからよ」
クリスタ「ユミルッ」
ユミル「んだよ。事実だろが」
アニ「……」
ユミル「にしても濃厚なラブっぷりだったな。童貞と処女とは思えねー絡みだったぜ」
ユミル「その上、初めてで中出しとかヤリやがるなぁ。死に急ぎ野郎のくせにキメるトコはキメる。大したやつだ」
エレン「お、おま……ッ」
アニ「ッッ!!!!」
クリスタ「ちょ、ユミルってば!」
ユミル「お前ら体の相性良すぎだろ。もう結婚しちゃえよ。つか前世は夫婦だったんじゃねーの?」
アニ「……こ、この……!」
ユミル「お、やるってか? けどよ、一発ヤリ終わったあとに激しい運動はしねーほうがいいと思うぜ?」
アニ「蹴り潰す!」
エレン「待て待て! お前、血が! 動くと危ねーって!」
アニ「でもこいつはッ」
クリスタ「ごめんね2人とも。ユミルもこれで祝福してるつもりなの。私からもたしなめておくから、今は許してあげて」
アニ「……」ワナワナ
クリスタ「ユミル、下品すぎよ。からかうのもホドホドにして」
ユミル「へいへい」
ミーナ「と、とにかく状況をまとめようよ」
ミーナ「私たちはずっと帰ってこない2人を探しに来ただけなの」
サシャ「ですです。ちなみにミカサやアルミンたちも探しに出てます」」
エレン「あいつらも?」
ミーナ「うん。エレンの様子もおかしかったからね。アルミンとミカサはとっても心配してたよ」
ミーナ「手分けして捜索にでたからきっと2人もまだ探してると思うの」
ミーナ「だから、もう戻らないとね」
アニ「わかったよ。迷惑かけて悪かったね」
ミーナ「いいのいいの。私ね、今ちょっと嬉しいんだよ」
アニ「どうしてさ」
ミーナ「だってアニが今までで一番幸せそうな顔をしてるんだもん」
アニ「ッ」
ミーナ「エレン」
エレン「お、何だ?」
ミーナ「アニは私の大切な友達なの。とっても素敵な子だよ」
エレン「ああ。知ってる」
ミーナ「よろしくお願いね。幸せにしてあげてよ?」
エレン「おう。そりゃ頼まれなくてもそうするさ」
ミーナ「絶対にだよ? 泣かせたりしたら許さないからね」
エレン「わかってるって。絶対に泣かせたりしねーよ」
ミーナ「うん。その言葉、信じるよ。これなら安心してエレンにアニを任せられるね」
アニ「……あんたらね、本人を前にしてそういうことを言う?」
クリスタ「いいじゃない。2人ともアニのことを大事に思ってる証拠よ」
アニ「……」
クリスタ「こういう時くらいは素直になりましょう? ね?」
アニ「わかってるよ……ありがとね」
ミーナ「うんッ。どういたしましてッ」
ユミル「け、すっかり女の顔になってやがる。男ができるとこーも変わるもんかね」
クリスタ「ひがまないの」
ユミル「ひがんでなんかねーっての。むしろほっとしてんのさ。私の女神に手をだしやがって」
ユミル「これで何かあったら八つ裂きにしてやろうと思ってたんだぜ。アニに感謝しな」
エレン「さらっと怖いこと言うなよ」
クリスタ「はは……冗談にしてもきついよね」
サシャ「まぁまぁ。えっと。アニ、エレン。私お2人が頑張ってる間に2人の服を取りに戻ってたんです」
サシャ「兵舎には着替えてから戻ってください」
サシャ「下着とか困るでしょうし」
アニ「ありがとう。助かる」
サシャ「どういたしまして。アニがそんな風に言ってくれるなんてなんだかくすぐったいですね」
クリスタ「アニったら本当に幸せそうね」
クリスタ「おめでとう」
サシャ「おめでとうございますッ。私も嬉しいですよッ」
アニ「ありがと……ごめんね、あんたらには悪いことをしたね」
クリスタ「いいの。2人はとてもお似合いだもの」
サシャ「そうですよ。仲間の喜ぶ姿は何ものにも変えがたいものです」
ミーナ「教官たちには私たちから説明しておくよ。うまくごまかしておくから」
ミーナ「ゆっくり戻ってきてね。あ、ちゃんと別々に戻ってきてよ?」
ミーナ「浮かれて手を繋いで帰還なんかしないことッ」
エレン「するかンなこと」
サシャ「はいはい。じゃあ私たちは戻りますから。また寮で会いましょう」
クリスタ「またね、二人共」
アニ「ありがとうね」
エレン「……行ったな」
アニ「騒々しい連中だったね」
エレン「騒動の元は俺だしな。文句は言えねーけど、まさか見られてたなんてなぁ」
アニ「……ま、いいんじゃない? あいつらなら言いふらさないと思う」
エレン「ん……仲間っていいよな。みんないい奴らだしさ」
アニ「ああ。本当にね。私みたいなのにはもったいなさすぎるくらい、いい奴らばかり……」
エレン「そうだな……」
アニ「あいつらにお礼しなきゃ。一緒に考えてよ?」
エレン「ああ。あとで相談だな」
アニ「ふふ。じゃぁ着替えようか? 帰らなきゃね」
~着替え終了後~
着替えが終わり、服装を整えた2人は森の中で並び立つ。
外の澄んだ空気が胸を満たす。
世界が変わって見える。
恋心が胸に満ちると風景までもが変わってみえるのだと知った。
アニ「世界は綺麗だね」
エレン「ああ。すごくキレイだ」
エレン「アニ」
アニ「ん?」
返答を待たず、エレンはアニを抱き寄せた。
胸の鼓動が伝わる。暖かい体温が身に沁みる。
それだけで生を実感できる。単純だけど、それが人間ってものなのかもしれない。
複雑なことは考え続けられない。こうして時間の流れに身を任せるのが心地よい。
アニは何気なく感じながら、心地よい体温に身を委ねる。
エレン「好きだ」ギュ
アニ「うん……私も」
アニ「私、いますごく幸せだよ」ギュ
エレン「俺もだ」ギュ
アニ「うん……」
エレン「アニは可愛いな」ギュ
アニ「ふふ。耳元でくすぐったいこと言わないでよ」
アニ「キザになったね。素敵だけど、そういうのは私の前だけにしておいてよ?」
胸の中でもぞもぞと動く小さい少女。
強気で頑固で……でも誰よりも純粋な女の子。
エレン自身が守り抜きたいと心の底から思い、誓った子だ。
エレン「なぁ、アニ」
アニ「なに?」
エレン「俺、アニのことを守るからな」
アニ「!」
エレン「俺がアニを守る。誓うよ。一生懸命がんばって、俺がアニを守る」
エレン「俺、お前のこと大事にするから」
エレン「絶対幸せにするよ。アニのこと」
沈黙が流れる。
返答がない。
高揚が徐々に冷め、落ち着いてきた頃に、ふとアニが顔を埋める胸元に視線を落とす。
そこからのことは、たぶん一生忘れないだろう、と、未だにエレンは思う。
眼を見開き、これ以上ないほどの赤面をしたアニの顔。
いつものアニならそれが照れ隠しの複雑な表情に変わっていくのだろうけれど、そうはならず。
アニ「ありがとう」
アニ「私、エレンとこうなれて良かった」
アニ「ずっとエレンのことを好きでいて良かった」
アニ「愛してる。エレン」
金髪の美少女が、羞恥とも悦びとも取れる鮮やかな笑みを、程よく赤らんだ顔に浮かべて見上げてくる。
豊かな胸、しなやかな肢体を押し付けるように抱きつき、全身で歓喜を表現している。
エレンは思った。
可愛いとかそういうのが限界を振り切れると、受け止めた側はきっとワケが分からなくなる。
それが今の俺なんだろうな、と。
唐辛子でも塗りこんだんじゃないかと思えるくらいの全身の熱さを実感しながら口を開く。
こんな可愛い彼女がいて幸せだって言うことを伝えきるのは不可能だったからこういう言葉になったけど、まぁ後悔はしないと思う。
好きっていう気持ちには変わりないんだから。
そんなこと思いながら、ふとエレンは小屋の中のことを思い出していた。
何が言いたかったのか考え込んで、結局は言えなかった言葉。
この騒動のきっかけになった「あの言葉」を。
その時のアニの表情は、きっと何があっても忘れることは無いだろうと、エレンは今でも思う。
エレン「アニたんマジきゃわわ」
終わり
>>1さん乗っ取っちゃってごめんなさい。
レスくれた方ありがと。
不快な思いをした人いたらごめんなさい。
エロを書きたかっただけなの……
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