サイタマ「進撃の巨人?」(63)
サイタマ「…っかしーな」
サイタマ(コンビニ探してたはずが中世?みたいな所に出ちまった)
サイタマ「誰かいませんかー?」
サイタマ(おまけに誰もいねーし…)
サイタマ「…お」
7m級巨人「…」ズシンズシン
サイタマ(いた、けど…デカイ奴って全員服着ないんだな)
サイタマ「おーい」
マルコ「危ない!!」カバッ
サイタマ「うおっ!?」
マルコ「巨人に話しかけるなんていったい何を考えてるんだ!!」
サイタマ「え?」
マルコ「…もしかして巨人を知らない?」
サイタマ「…?」
~説明中~
サイタマ「―要はアイツ悪い奴なんだな?」
マルコ「…あぁ、僕の仲間もアイツ等に………」
サイタマ「おし」ギュッ
マルコ「…何を?」
サイタマ「ちょっと倒してくる」
マルコ「ば、バカか君は!?」
サイタマ「よっと」ヒュン
サイタマ「うなじ飛ばせばいいんだよな?」
マルコ「は、早く戻って!!」
サイタマ「おーい」
7m級巨人「…!」ズンズン
サイタマ「ふッ!!」ヒュン
マルコ「え!?」
サイタマ「っら!!」ボグシャァァ
7m級巨人「」ブチャ
マルコ(あ、あれ?…今、6mぐらいジャンプして…その後…)
サイタマ「終わったぞー」
マルコ「素手で…?」
マルコ「あ、あなたは…」
サイタマ「…あぁ、そういや名乗ってなかったな」
サイタマ「俺はサイタマ―――趣味でヒーローをしている者だ」
―――――
サイタマ「んで、ここって何県辺りなんだ?」テクテク
マルコ「…」
サイタマ「…おーい」
マルコ「はっ!?ゴ、ゴメン…」
サイタマ「ここってZ市からどれくらいなんだ?」
マルコ「…ごめん、Z市なんて聞いたことがないんだけど」
サイタマ「は?」
マルコ「人類が壁の中以外にすんでるわけないし…」
サイタマ「…ちょっと待て、壁の中以外?」
マルコ「ん?」
サイタマ「その言い方だと人類滅亡寸前みてぇじゃねぇか」
マルコ「…それも知らないのか……」
サイタマ「んだよ」
~説明中~
サイタマ「ほぼ滅亡…だと……」
マルコ「現状はそうとしか…」
サイタマ「でも今壁の中にも巨人居るじゃねぇか」
マルコ「超大型巨人が壁を壊して入ってきたんだよ」
サイタマ「…じゃあ壁の穴は塞げないものなのか?」
マルコ「…壁の中に巨人がいなくなればなんとか修繕して塞げるかもしれない…けど」
サイタマ「壁の中にいる巨人を全滅させたらいいんだな?」
マルコ「…うん、ってまさか…」
サイタマ「お前らの仲間も巨人に殺されてるんだろ?これ以上の被害が出る前に引いとけ」
マルコ「は…はい」
サイタマ「俺はこの地区を取り戻す」
―――――
―――――
アルミン「……もうあんなに巨人が…」ヒュン
トーマス「前衛部隊が総崩れじゃないか!」ヒュン
エレン(くそっ…決して楽観視していたわけじゃはなかったが…これはあまりにも…)ヒュン
「前方、奇行種だ!!」
エレン「っ!!避けろ!!」ヒュン
トーマス(なっ…速、避け切れな……)
エレン「トーマス!!」
奇行種「…」ビュッ
トーマス(う、あ…)
サイタマ「見っけ」パァァァァン
奇行種「」バキャァァァァ
トーマス(…え?)
エレン「え?」
サイタマ「下にも居るな」ボグシャァァ
巨人「」バキャァァァァ
ミーナ「素手…で?」
サイタマ「次いくか」ヒュッ
アルミン「……なんだったんだ今の」
マルコ「おーい!!」ヒュン
アルミン「マルコ!」
マルコ「みんな!!今すぐ撤退だ!」
エレン「…はぁ!?何でだよ!」
マルコ「今通っていった人が巨人を殲滅してくれるらしいんだ!」
エレン「ならなおさら手伝うべきだろうが!!」
マルコ「…正直言って彼は僕達とはレベルが違う」
エレン「でも…!」
マルコ「彼はここに来るまでに巨人を20体ほど倒しているんだ、それもすべて一撃で」
エレン「…」ゴクリ
アルミン「…僕も撤退に賛成するよ」
エレン「アルミン!」
アルミン「エレン、僕らが今できる最善策は彼ほどの存在が暴れていることをいち早く指令に報告して兵士の被害を減らすことだと思うんだ」
ミーナ「わ、私もそれがいいと思うな…」
「俺も」「私も…」
エレン「…くっ……分かった…」ヒュン
―――――
なんとなく書いてみたが続きはどうしたらいいかわからん
サイタマ「どいつもこいつも変な顔してるなー」パアアアン
巨人「」グシャ
サイタマ(……しっかし数が多すぎる。先に穴が開いた壁をふさいじまった方が早いかもなこりゃ……ん?)
サイタマ「おお、こんなとこにいい感じの大岩があんじゃねえか。ちょうどいいや。よっと」ガシッ
高い屋根の上
エレン「全員無事か!?」ヒュン
ミーナ「な、なんとか……それよりマルコ。あの人はいったい?」ゼエ
マルコ「いや、素性はわからない……前衛部隊にあんな人がいたって話も聞いたことないし……」
アルミン「……たぶん、この時代の人間じゃないかもしれない」
エレン「!?アルミン、それってまさか……」
アルミン「うん、エレンは僕と一緒にお爺ちゃんの本を読んだからわかるよね?憶測でしかないけど……あの人は過去か未来――少なくとも僕らが生きているこの時代とは別の次元から来たんじゃないかと思う……」
エレン「タイムスリップ……ってやつか?」
アルミン「方法は定かじゃないけどね……」
ドゴォォン!!
アルミン「!?」
マルコ「な、なんだいまの音!?」
エレン「……俺、やっぱり様子を見に行ってくる!」ダッ!
ミーナ「エレン!今は動かない方が!」
エレン「大丈夫だ!無駄に交戦したりはしない!お前らは先輩方や後衛部隊にあの人の存在を伝えてくれ!」ヒュン
アルミン「エ、エレン!!……行っちゃった……」
マルコ「仕方ない……とりあえずこの事態をみんなに伝えよう。トーマス、立てるかい?」
トーマス「ああ……なんとか大丈夫だ」ヨロッ
マルコ「よし、とにかくあの壁まで登ろう!いくよ!」ダッ!
アルミン(無茶だけはしないでくれよ……エレン……)
サイタマ(いい感じにはまったな。ちょっと周りに亀裂はいってるけど)
エレン「お、おい!!!」ヒュン
サイタマ「ん?退けって言ったろ?おまえは・・・?」パアン
巨人「」グシャア
エレン「エレン、エレンイェーガーだ!マルコが言ってたけど、あんたがサイタマで間違いないんだよな!?」ゼエ
サイタマ「おう! 趣味でヒーローをしているものだ!」ドン!
エレン(おお・・・ハゲマント・・・?)
サイタマ「お前今失礼な事考えたろ!!」
エレン「い、いや違う!ただ、うちの教官に似て頭が寂しいな・・・って・・・あ」
サイタマ「よし、お前の髪も荒野に変えてやる」ギュ
エレン「ギャー!!いってえな!何すんだよ!ハゲちゃうだろ!」
巨人「」ジー
エレン、サイタマ「あっ」
巨人「グオア!!」
エレン(やべ・・・このタイミングじゃ立体軌道が間にあわ・・)
サイタマ「ふん!」ガシッ
エレン(う、おおおお!?巨人の手を片手で止めやがった!!)
サイタマ「・・・話は後にするか、エレン。とりあえず、ここは俺が全部引き受けたからお前もこのバカでかい壁登っちゃえよ」ブン!!
巨人「」キラッ
エレン(壁の向こうに投げ返しやがった・・・なんて腕力だよ・・・)
エレン「あ、あんた、いったいどうやってそんな力を?」
サイタマ「ん?ああ。毎日、腕立て、腹筋、スクワットを100回、そして10キロのランニングを三年ばかり続けた結果だ。なかなかやるだろ?」
エレン(・・・ウソだろ)
サイタマ「ああ~~!信じてねえな!その顔!!・・・ま、いいけどよ」
エレン(・・・俺たちの訓練内容と大して差がねえぞ・・・この人いったい・・・)
サイタマ「それより、早く壁登れよ。穴が空いた場所はとりあえず埋めといたぞ。不安だったら後でお前が補強しておいてくれ」
エレン「・・・よかったら戦い方を近くで見させてはくれないか?」
サイタマ「ああ? ヒーローは遊びじゃねえんだ。それに俺は弟子はとらん。・・・ん?ああ、いまはジェノスがいたか。ともかくな・・・」
エレン「頼む」ギンッ!!
サイタマ(・・・こいつの目・・・なんかこええな)
サイタマ「・・・邪魔はすんなよ」
エレン「・・・ああ!!」
サイタマ(まあ、いいか。さっきのやつが話してくれた説明だけじゃわかんねえとこもあるだろ。こいつに聞きながら進むか)ダッ
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一方その頃
コニー「お、おい!!いま、巨人が空を飛んでやがったぞ!!」
サシャ「か、壁の向こうに巨人が飛んで・・・あわわわ・・・!!」
ユミル「・・・なあアホコンビ。お前らも壁の向こうに飛ばしてやろうか」
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