アリス「 ヤカマシイデス! ウットウシイデス! コノコケシ!!」
しの「ひッ!? ア…… アリス…… なんで急に怒るのですか…? 」オドオド
アリス「ゴ… ごめんなさい シノブ! いま読んでいるジャンプの主人公が言ってまして…… 真似てみました!」ビシッ
しの「 なんだ そうだったんですか― 」デモコケシッテ…
警官A「『そうだったんですか』じゃないですよ!! こっちは困っているんですよ!!」
警官A「本人が留置場から出てこなくて― というか、「出せないんですからッッ!!」」ドドドド
~きんいろモザイク Part3 スターダストクルセイダースー ~
1,悪霊にとりつかれた英国少女の巻
警官A「アリス・カータレット…… 15さい 身長14Xcm 父親母親ともにイギリス人 」
警官A「しかし 生粋の外国人なのに日本語おじょうずですなあ~ お友達さん 日本に住んでどれくらいなんです? 」
しの「 まだ半年も経ってませんけど イギリスで頑張って日本語を覚えてくれたんです♥ 」
しの「そ… それで……!」
しの「アリスは何人ぐらい(萌え)殺しちゃたんですか?」バッ!
しの「きゃー 聞きたくないです 聞きたくないです~♥ なんたって『金髪美少女』は正義ですからねっ!」クネクネ
警官A( なに言ってんだこのコケシ) 「誰が殺したなんていったんです? ケンカですよケンカ 」
警官A「もっとも相手のゴロツキ共はヌンチャクとナイフを所持。 生粋のロリコン4人」
警官A「4人全部で15の骨折…… タマタマもつぶされt おっと失礼、病院送りにしましたがね」
しの「……それホントですか?」オドオド
警官B「ご友人さん 反省させてくださいよ! ここは日本なんですから!!」
しの「はっ…… はーい……」(イギリスでもダメだと思うな…… )
警官A「しかし問題はそのあとです。 向こうでは戒律かなにかでアンナなんですか? 」
しの「???」ハイ?
警官B「よちよちアリスちゃ~ん 起きてください~」
警官B「フレンドが迎えにきてくれましたよ~ ゴーホーム釈放ですよ~」
しの「 ええ! もう釈放ですかー!」
警官A「 いつまでも泊めとけませんよ 」
警官B「 アリスちゃ~ん! 聞えてまちゅか~?」
アリス「………!」ゴゴゴゴゴゴ
しの「 ゴ……ゴクリ…… 」(牢屋に金髪の美少女…… これは中々― )ジュルリ
アリス「シノには悪いですけど…… 帰ってください…… ワタシはしばらくここから出ません……」
しの「じゃあ私も一緒にここにいます!」ビシッ
アリス「それもダメデスッ!!」クワッ
アリス「ワタシには『幽霊さん』がいるのです…… 」
アリス「 『それ』 は わたしに何をさせるかわかりません 」
アリス「さっきのケンカの時も ワタシは『幽霊さん』を頑張って止めようとしたんです…… ですので― 」
アリス「だからワタシを この柵から出さないでください……」
しの「アリス……」
アリス「でも暇なので日本のワビサビを勉強するのですっ!」コトッ
警察A「ちゃ… 茶碗だ」
警部B「ろ ろーやの中で茶道始める気だッッ! お… お嬢ちゃんっ! どうやって持ち込んだ!?」
アリス「 だから『幽霊さん』です。 『幽霊さん』が家から持ってきてくれました!」ニコッ
忍( いつの間にイギリスから持ち込んできたのですか…… )
アリス「 つぎは夕方になったのでNHKで お相撲を見るのですっ 」カチリ
警官A「 うぉぉぉぉん! まっ… 抹茶を飲みながらテレビをみているッ!」バッ
警官B「 ど… どうやって!? も、問題だぞこれは問題だぞッ………!」
しの( 牢屋のなかで見れるのなら アリスのために家で録画しなくていいかな? お相撲…… )
―そしてアリスと忍が日本で再会する数年前、我々が見覚えがある棺桶が大西洋から引き上げられていた……
2, 炎の魔術師の巻
―数日後、成田国際空港
カレン「 コケシィ!!」
しの「いきなり何ですかっ! …… って金髪美の少女 ♥♥」ポワァ~ン
カレン「え~と…… アナタはアリスのジャパニーズフレンドの シノブ・オオミヤですカ? 」キョットン
しの「イエースッ! ということは貴方がイギリスから来た アリスの友人の空条カレンさんですか? 」キンパツッ!
カレン「九条デェース! たしかにアリスの友だちですけど…… ちょっとこっちに来る前に事情が変わったのデス 」
しの「じ 事情ですか……?」
カレン「 詳しくはアリスと合流してから話します。 あとそれと― 」ユビパッチンッ!
???「 ………… 」ゴツコツ
しの「………アレ? なんで― ですか?? 」
―留置所
カレン「アリーース! おひさぶりデスー!」
アリス「えっ? カレン!? なんで??」
カレン「まさか日本に留学してたなんて知りませんでしたヨッ!」
アリス「ご、ごめんなさい…… なにも言ってなくて……」
カレン「No problem!! 大丈夫ですよ! そんなことよりアリス……」
カレン「 Come Home Alice…… with me! (出てきて下さい アリス! 私と一緒に帰りましょう ) 」
アリス「 No Karen…… (帰ってください… カレン) 」
アリス「カレンは確かに頼りがいがある友だちです…… わたしよりも元気で明るくて…… アトセモチガウケド…… 」
アリス「 今回のことはチカラ不足です! 」シュッ!!
カレン「!!!」ハッ!
ファサッ・・・
しの「か カレンちゃんのお団子『金髪』ロングから 一瞬で『金髪』ツインテールにッッ! これはこれでアリ×25!!」オカッパヘヤー
アリス「 わたしのカミ留めを使いました 見えましたか? 気づきましたか? これが幽霊さんです 」ファサッ
アリス「 わざわざイギリスから来てくれて悪いですけど…… カレンには無理です 」
カレン「ホントにアリスさんは頑固さんですねぇ~ こうなったら…… 出番です! 」パチン
陽子「 よっ! アリスお久しぶり~ 」ヒョイ!
アリス「 陽子! なんで来たんですか!!? 」クワッ
陽子「 いや~ 友だちが刑務所いたら遊びにくるのが友情だろっ!」ビシッ
しの「 刑務所でも 面会でもないですよ~ 」
アリス「 キモチはありがたいですが……… 陽子が来てくれても私の気持ちは変わりません!」プイッ
陽子「そう言ってられるかな~? カレンちゃん! ちょっと手荒くなるけどいいよね? 」
陽子「 きっとアリスちゃんのほうから 『ソトニダシテクダサーイ!』って泣かせちゃうよ? 」
陽子「まっ!こういう手荒な触れ合いも 『友情』 ってヤツ? 」
アリス「 陽子― ?? 」
カレン「OKOKデスッ!! アリスは こう見えて ワタシよりもタフなところありますから 」ヤッタレー
しの「 ? ? ? 」ナニ?
陽子「 インド式占用術…… 久しぶりに『出す』けどこういう形(かた)を取ると使い易いんだよね…… 」シュゴオオオオ
陽子「 ハアッッッ!! 」スッ
ド ン
???「・・・・・。」ゴゴゴゴゴ
しの「うわっ! 陽子ちゃんから赤い鳥(?)が出てきた!」
アリス「 これはッ! 」
カリス「アリスが言う幽霊は このヨウコ・イノクマも使えるんデース!! 自在に動く悪霊…… その名も― 」
陽子『 魔術師の赤 / マジシャンズ・レッド 』ゴゴゴゴゴ
魔術師の赤「 グォォォォ!!」ボァ
アリス「う…… 熱い! 火……火です! 私の腕に! いったい幽霊ってなんなんです!?」ジュージュー
しの「アリスが火の縄に括りつけられていますっ! ちょっと…… 陽子ちゃん!?」オロオロ
カレン(いくらスタンドの炎とは言え…… やりすぎデス……)
警察A「 火? 火なんて見えるか?」
警察B「 外人のお嬢ちゃん なに苦しがってるんだ?」
アリス「や やめて下さい!!!」ドドドド
ド ン
カレン「OH! アリスの力が出てきました! 想像以上ですッッ!」カッ
青い幽波紋「・・・・・。」ドドドドドド
3,悪霊 その正体!の巻
青い幽霊「 ………。」ゴキュン
しの「こ、これがアリスの幽霊さんの正体ですか…… なんかアリスに似合わないブ男です…… 」ソレニクロガミ…
陽子「 そんなこと 言ってる場合か!? ここまで はっきり出せるなんて…… 」クビイタイ
カレン「 意外ッ!」クワッ
アリス「 短い間だけど…… 陽子とは学校で毎日会っていたのに同じ幽霊さんの力持っているなんて……」ゴゴゴ
陽子「九条さんッ! コレ以上はヤバイよ! お互いにパワーが強すぎて…… 」
陽子「 本当にアリスちゃんをもやしそう! 焼いちゃう意味で! 」
カレン「 いや~ スタンドバトルは初めて見ましたから…… もうちょいデ~ス 」ガンバ!
陽子「もう! 人ごとだと思って…… ムウン! 赤い荒縄![レッド・バインド] 」シュッ
アリス「 むぐっ!」( 火が口に周って息ができません!)
青い幽霊「・・・・」ゾゾゾゾ
カレン「 Alice! その幽霊はアリスの生命エネルギーが作り出すパワーのビジョン! 」
カレン「 そばに現れ立つ[Stand by me]っていう ところから名づけて…… 」
『 幽 波 紋 』
ス タ ン ド
アリス(この幽霊さんが…… 私のイノチ!?)
しの「 アリスッッ! 」
アリス「 ―!? 」
しの「 陽子になんか負けないでくださいッッ!」
しの「アリスは私に会うためにイギリスから遥々日本に一人で来てくれるような― 」
しの「 強い女の子なんですからっ! 」
アリス( シノ……♥ )
陽子「 そういう応援アリなのかよっ! 」ビシッ
カレン「 YES~! アリスならヨウコ なんて小指1つで倒せまぁ~す! 」ビシッ
陽子「 えっ!? わたしに味方は!?」キョロキョロ
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