エレン「俺のいない世界?」(174)
アルミン「おはようミカサ」
ミカサ「おはようアルミン」
アルミン「もう少しで訓練兵も卒業だね、ミカサは卒業した後は何処に行くの?」
ミカサ「・・・憲兵団」
アルミン「そうなんだ、ボクも憲兵団かなぁ・・・」
ジャン「おーっす、お前ら!」
アルミン「おはよう、ジャン!」
ミカサ「おはよう」
アルミン「あっ、そうだ。ジャンは卒業した後は何処に行くの?」
ジャン「決まってるじゃねーか!俺は憲兵団に行くぜ!」
アルミン「まぁ、それはそうだよね!」
ジャン「調査兵団なんて行くやつなんているはず・・・・・・なかったよな・・・?」
アルミン「ん?どうしたの、ジャン?」
ジャン「いや、なんでもないッ・・・!」
ミカサ「まずアルミン。あなたはもっと頑張らないと憲兵団にはいけない」
ジャン「そうだな、ユミル辺りが上位10人に食い込んできそうだしな」
アルミン「うん…ボクも頑張るよ!」
~食堂~
ライナー「おはよう、お前ら」
ベルトルト「おはよう、みんな」
アルミン「おはよう、ライナー」
ミカサ「おはよう」
ジャン「オッス」
アルミン「ライナーとベルトルトは卒業後はどこに行くの?」
ライナー「俺は…調査兵団かな」
ベルトルト「ライナーが調査兵団に行くなら僕も調査兵団かなぁ」
ジャン「は!?マジかよお前らwww」
ライナー「ああ、まぁ俺達は故郷に帰らないといけないからな。中でのんびりもしていられないんでな」
ベルトルト「そうだね。」
ジャン「あ、あぁ・・・なんだよ。乗ってこねぇなー…お前ら」
ライナー「ふっ、お前の簡単な挑発になんて乗るやつ・・・・・・・・・。」
ベルトルト「どうしたの?ライナー?」
ライナー「いや、なんでもない・・・」
サシャ「皆さん!食べないなら私にそのパァンを!」
みんな「いただきます」
サシャ「パァァァァアアン・・・(泣)」
ジャン「な、なぁ…ミカサ…」
ミカサ「なに?」
ジャン「となり、座っていいか・・・?」
ミカサ「別に」
ジャン「お、おお!そうかっ!それじゃあ座るぜっ!」
・・・
ミカサ「エレン、綺麗に食べてる?」クルッ
ジャン「・・・は?」
ミカサ「・・・?」
ジャン「エレンって誰だ・・・?」
ミカサ「いや、知らない。誰?エレンって?」
ジャン「いや、知らないが…今自分でエレンって言ってたぞ」
ミカサ「いや、言ってない。」
ジャン「いや、でも今 「言ってない」 はい」
~立体機動訓練~
バシュッ
ライナー「くそっ!ミカサに追いつけん!」
バシュッ
ベルトルト「凄い速さだよ!」
キース(驚いた…彼がいたから力をセーブしていたのか…これがアッカーマン訓練兵の本当の実力なのか…歴代でも類を見ないほどの逸材だ…)
~対人格闘訓練~
ミカサ「ふんっ…」
ズシャァ
コニー「うわぁぁぁあぁあ!!ライナーが降ってきたぁぁぁぁああ!」
サシャ「パァン!」
アニ「・・・」スタスタ
アニ(なんだかつまらないね、今日は)
アニ(・・・いつもと何かが違う)
アニ(・・・うーん)
アニ(・・・モヤモヤするなぁ)スタスタ
~晩御飯・食堂~
アルミン「ふぅ~、今日も疲れたぁ~…」
ジャン「だからよぉ!俺様はこの天性の才能で上位に楽々入って…内地に行くんだよ!内地はきっと最高だぜ!楽な仕事、飯にも困らない!調査兵団なんて以ての外だぜ!」
マルコ「はは…相変わらずだね、ジャンは…」
ジャン「ああ。当然だろ。」
ジャン「・・・」
マルコ「ん?どうしたんだい?」
ジャン「・・・もういい。ごちそうさま」
サシャ「パァン!そのパァン貰っていいですか!?」
ジャン「パァンじゃねぇ、ジャンだ!…勝手にしろ。」
ミカサ「・・・」
アルミン「どうしたの?ミカサ」
ミカサ「白黒」
アルミン「え?」
ミカサ「つまらない。白黒の世界。」
アルミン「ハハ…詩人なんだね、ミカサは」
ミカサ「なんで…?」
アルミン「いや、なんでって…ごめん、わからないなぁ…」
気をつけて。エレン厨はエレンがバッドエンドなんてことななったら騒ぎ出すから。
アニ(ミカサもつまらないって思っている)
アニ(なんだろう、モヤモヤするなぁ…)
ミーナ「今日も聞き倒すからね!」
アニ「・・・は?」
ミーナ「は?じゃないわよ!コイバナよコイバナ~!」
アニ「誰の?」
ミーナ「ちょっ、誰の?じゃないわよ!あなたよあなた!アニちゃんのコイバナよん!」
アニ「私が?誰に惚れてるの?」
ミーナ「ちょいちょい!誰にって!・・・誰だろ?」
アニ「はぁ?」
ミーナ「アニ?誰に惚れてるの?」
アニ「いや、そんなの知らないよ・・・」
ミーナ「あれ?え?でも昨日確かに・・・?あれ?」
>>15ありがとう、アッカーマン訓練兵!
アニ(何が起きてるんだ…?おかしい…私達の身に何かが起きている…)
コニー「くっそー!あのハゲ教官…ちょっとサボったくらいで頭掴みやがって・・・!
ライナー「お前もハゲだろ」
ベルトルト「フフッ…」
コニー「お、俺はハゲじゃないやい!ハゲってのは、ああいうキラキラに輝いた――」
キース「 」
「!?」
キース「あと二日」
キース「では」
ギィィィイイ…パタン
コニー「…死ぬかと思った。」
ライナー「俺も心臓が止まるかと思ったぞ…」
サシャ「パァン!」
キース「・・・ふぅ」
キース「何度やっても慣れないな…」
キース「今期は特に力を入れてきたんだ」
キース「…信じているぞ」
よーし、今日はもう寝ます…
また明日、書きにこれたらきます…!
よっし再開しますぜ!
あれれ~?IDが違うぞ~?
>>1です。書き溜めてませんのでのんびりといきましょう
コニー「それにしても珍しいな…前にも教官に気づかずにちょっと悪口言っちゃったけど…そのときは頭掴まれた上に朝まで走らされたんだけど…」
ライナー「そうだな、お前の巻き添えで俺も走ることになったんだ。」
コニー「ハハ…終わったことだからいいじゃねぇか…」
ベルトルト「確かにおかしいね。今日は何もお咎め無しで終わったし…」
アルミン「うーん、「あと二日」って言ってたけど…」
ベルトルト「二日…?何だろう?二日後に何かあったっけ?」
ジャン「教官にあんなこと言ったからな、コニーの余命じゃねぇか?www」
コニー「や、やめろよジャン!!」
日付変わったらID変わるに決まってんだろ
コニー「わかったぜ!俺たちの卒業カウントダウンだ!」
ライナー「いや、卒業は3日後だ。2日後じゃない。」
コニー「あれ…?」
ジャン「誰か何か教官に言われた書類提出し忘れてるんじゃねぇか?」
ライナー「って言ってもなぁ…」
ベルトルト「それなら普通に言うと思うけどなぁ…」
ライナー「だよな」
ジャン「なんだったんだろうな・・・」
>>50
ごめんちゃい
感覚的に同じ日だと思っちゃった
アルミン「ま、まぁ今日はもう解散しようよ。ヒントも少ないし結局考えてもわからないと思うし」
ライナー「そうだな。明日も訓練だし、考えてても仕方ないか…」
ベルトルト「だね」
ジャン「・・・」
~部屋~
ジャン「マルコさぁ…」
マルコ「なんだい?ジャン」
ジャン「なんか今日、違和感を感じる1日じゃなかったか?」
マルコ「そうだね…確かにちょっと違和感を感じることはあったけど…ジャンほど考え込むほどでもないかなぁ」
ジャン「…何か忘れているような感じはしたんだけどなぁ」
マルコ「忘れてる。ねぇ…」
マルコ「もしかしたら」
ジャン「?」
マルコ「それだけジャンが違和感を感じるってことは、それだけジャンは違和感の正体と関係が深いのかもしれないね。あと…思い入れが深いとか!」
ジャン「…そうか」
~アルミン、ライナー、ベルトルト部屋~
ライナー「さぁ、寝るか…」
ベルトルト「そうだね。」
アルミン「・・・」
ライナー「どうした、アルミン?」
アルミン「ボクの隣のベッドが空いているんだ…」
ベルトルト「それがどうしたの?」
アルミン「今まで空きのベッドってあったっけ?」
ライナー「…言われてみれば。でも、人数的には空いてないとおかしいんだがなぁ…」
アルミン「だよねぇ…」
アルミン「だってこの前ミカサが来て、ここで寝させろとか言ってた時だってベッドに空きが無かったからって断ったし…」
ベルトルト「まずベッド以前に男子寮には女子は寝られないからね…?」
ライナー「待て、まず何でこの部屋にミカサが来たんだ?」
アルミン「そりゃエレン…ん?」
ライナー「エレン?」
アルミン「エレン・・・?誰だろう…」
ライナー「いや、今お前が言ったんだろ、エレンって…」
アルミン「そうなんだけどさ…。あれ?そういえば朝、ミカサもエレンって言ってた…」
ライナー「じゃあミカサがエレンを知っているのか・・・?」
アルミン「いや、でもミカサは知らないって…」
ライナー「? ますます訳がわからないぞ…」
~ミカサ、サシャ、クリスタ、ユミルの部屋~
ミカサ「・・・」ムニャムニャ
サシャ「・・・パァン」ムニャムニャ
クリスタ「あの二人もう寝ちゃったね」
ユミル「そうだな、クリスタももう寝ろ。夜更かしはお肌に悪いぞ」
クリスタ「フフ…ユミルが寝たらネルー」
ユミル「ぐーぐー」
クリスタ「はやいっ!?」
ユミル「ぐーぐー」
クリスタ「くそー…もう寝よ…」
クリスタ「・・・」クゥークゥー
ユミル「・・・ククク、あんなのに騙されてもう寝やがった・・・ww」
ユミル「さすが私の天使ちゃん、ピュアだねぇー」
クリスタ「やっぱり起きてたんだ!ユミル!」バッ
ユミル「うわっ!?」
ユミル「うう・・・私のクリスタはいつから嘘をつくようになったんだ・・・」
クリスタ「わ、私でも嘘はつくしっ!」
ユミル「うう・・・汚れてしまった・・・」シクシク
クリスタ「な、泣かないでよユミルっ!ごめんね?嘘ついて…」
ユミル「うっそだよーんwww」
クリスタ「・・・」
ユミル「・・・あれ?」
クリスタ「・・・ユミル?」
ユミル「はい。すみませんでした。」
クリスタ「全く…これからは嘘ついちゃだめだからね?」
ユミル「はい」(さっきは自分も狸寝入りしたくせに・・・)
ミカサ「エレン・・・」ムニャムニャ
クリスタ「・・・エレン?」
ユミル「なんだそりゃ」
クリスタ「ユミルは知らない?」
ユミル「知らないなぁ」
クリスタ「 」ジーッ
ユミル「なっ!嘘ついてないって!」
ミカサ「むにゃ・・・」
――――
ミカサ「――どもは?」
ミカサ「子供はどうやったら出来るの?」
ミカサ母「さ、さぁ?お父さんに聞いてみなさいっ!」
ミカサ父「えっ?そりゃ、裸でプロレスごっこすれば『ゴキッ』
ミカサ母「コウノトリが運んでくるのよ」ニコッ
―――
男「そいつの顔をよく見てみろ」
男2「上等だが…俺の趣味だ」
男「趣味なんざ聞いて・・・え?」
男2「え?」
男「いや、なんでもない。そいつは東洋人っつてな。昔は人にも色々種類があったんだ。」
男2「あ、知ってるわそれ。ようするに貴重な人種を欲しがってる人がいるからそいつらに売ればいいんでしょ」
男「あ、あぁ」(サラッと纏めたな)
ミカサ(寒い…)
ガチャッ
男、男2「!?」
「ごめんください…」
男2「おいガキ!どうしてここがわかった!?」
「えっと・・・森で迷って・・・小屋が見えたから・・・その・・・」
男2「駄目じゃないかぁ、森には怖い狼さんがいるんだゾ?でも、もう心配しなくていいぞ、おじさん達と一緒にいけ『サクッ』
男「何じゃコイツ・・・」
エレン「うわあああしんじまえケダモノぉぉおおおお!!!」
男「うわああああ!!」
――――
ミカサ「私は…」
ミカサ「私は何処にいけばいいの…」
ミカサ「寒い」
「やるよ」
ミカサ「え・・・」
「あったかいだろ?」
ミカサ「・・・あったかい」
「帰ろう」
ミカサ「・・・!」
「俺たちの家に」
――――
ミカサ「・・・エレンっ!」
・・・
ミカサ「・・・?」
ミカサ「・・・寒い」
さぁ、よい子は寝る時間だ。
ということでまた明日あいませう
バイト終わりました、ただいま。
>>1です
~朝、食堂~
ガチャ
アルミン「ミカサ、おはよ…わっ!?大丈夫ミカサ!?目のクマが凄いよ!」
ミカサ「…大丈夫。大丈夫。大丈夫…」
アルミン「ミカサ…」
クリスタ「朝からこの調子なの…いや、ユミルが言うには夜中ずっと『寒い』って呟いていたらしいよ…」
アルミン「寒い…?」
ミカサ「一人…また…。また?」
アルミン「と、とりあえず今日は訓練を休もうミカサ!こんな状態で訓練したら絶対怪我するよ!」
ミカサ「いい…今日も訓練をする。じゃないと、掴めない。」
アルミン「掴む…?」
アルミン「で、でもミカサ!」
ジャン「おい、アルミン」
アルミン「じゃん、君からもミカサを止めてくれないか?こんな状態で訓練に出るって聞かなくて・・・」
ジャン「ミカサがそう言ってんだから訓練くらい出させてやれよ…」
アルミン「ジャン!?」
アルミン(ジャンがミカサを止めない…?いつものジャンなら止めているはずなのに…)
ジャン(ミカサも昨日から続く違和感に気づいている。それも、俺より強い違和感に襲われている。こういうのは何時正体を掴めるかはわからねぇが…ここはミカサを止めないのがミカサのためなのは確かだろうな…)
ミカサ「訓練に行こう、アルミン。」
アルミン「ちょっと!まだ朝ご飯も食べてないよ!?」
ミカサ「じゃあ、食べればいい。私は訓練にいく。」ガチャ
アルミン「ミカサ…」
アルミン(ミカサも…ジャンもおかしい。…そういえば昨日の夜も少し引っかかったことがあったな。あんまり気にしなかったけど…少し深く考えてみようかな)
~対人格闘訓練~
ミカサ「ふっ…!はっ…!」
ニーナ「ちょっ!ミカサ!ストップ!ストーップ!!」
ミカサ「はっ・・・!はっ・・・!」
ニーナ「きゃ…」ズルッ
ミカサ「!」
ブゥン
ライナー「お、おい!」(ミカサの本気の蹴り…!ニーナのヤツ死ぬぞ…!?)
パシッ
アニ「…ちょっとは落ちつきな」
ニーナ「あ、アニィィィイイイイ…!!!」
ミカサ「・・・邪魔をしないで。これは訓練。」
アニ「あなたが何を求めて本気を出したのかはわからないけど…他人を傷つけるのは私が許さないよ…!」
ニーナ「他人じゃない!ユア フレンド!私はユア フレンド!と・も・だ・ち!!!」
ミカサ「いい。なら次は貴方が相手」
アニ「フン…仕方ないね…」
ライナー「おお…!あいつらのバトル久々に見るぜ…!」
アニ「そういえば前もこんなことあったっけ?確かあの時は…――」
アニ、ミカサ「!?」
ライナー「…?どうした?どっちも動かないぞ?」
アニ「前は…なんだった?何で相手になったんだっけ…?」
ミカサ「思い出せない…。なんで…。誰…?誰なの…?」
アニ「誰…?そういえば…誰かを私が投げ飛ばして怒ったミカサがライナーを投げ飛ばして…」
ライナー「・・・。」
アニ「・・・。」
アニ「冷めた。」
ミカサ「・・・」
ザッ
キース「対人格闘訓練終了。各自休憩をとって森のほうへ移動!集まり次第立体機動訓練に移る!」
全員「ハッ!」
うわああああマジだぁぁぁあああ
ごめんなさい。
ミーナで訂正でお願いします
ジャン「今日もいっちょやるかぁ…」
マルコ「今日はミカサ達と同じ班だね。ミカサにも負けないよう頑張ろう」
ジャン「だな。」
キース「6班!行け!」
ジャン「よしっ、じゃあ行くか…!」バシュ
マルコ「よーし!」バシュ
ミカサ「・・・」バシュ
マルコ「今日は負けないぞぉぉおおお!!!」バシュ
ミカサ「!?」バシュ
ジャン「・・・?」(ミカサがマルコを注視し始めた…?)
マルコ「うおおおおおおお!」バシュ
ジャン「馬鹿っ!そっちは危ないルートだ!こんなとこで死に急いでどうす―――」
ジャン(・・・は?)
『俺は調査兵団に行く』
『お前は確か、憲兵団に入って楽したいんだっけ?』
『ジャン…内地にいかなくてもお前の脳内は快適だと思うぞ』
『俺には夢がある』
『巨人を駆逐して、この狭い壁内の世界を出たら』
エレン『外の世界を探検するんだ!』
ジャン「そうだったな…」
ジャン「俺は憲兵団に行って」
ジャン「お前は調査兵団に行くんだったな…!」ニヤリ
さぁ、もう寝よう。おやすみママ
明日はしっかりミーナって書くよ。
ただいあ
おあえり
と言うわけでバイトも終わったし再開しますよ~>>1です
キース(ジャン・キルシュタイン、彼はもう気づいたか…)
キース「キルシュタイン訓練兵、訓練後教官室に来い!それと、決まりはしっかりと守れよ…?」
ジャン「はい!」
ジャン(頼むぞみんな…俺はしっかりとやることはやったからな…!)
マルコ「ジャンが付いてこない…?何かあったのかな…」バシュ
ミカサ「・・・」
マルコ「それにミカサの様子もおかしい…なんで今日はこんなに手を抜いてるんだ…?」
マルコ「まさか…ボクに合わせて…?」
マルコ「くそっ…!女の子に合わせてもらってるなんて…!全力で競り勝ってやる!」
ミカサ「!?」
「くそっ!今日は負けないぞ、ミカサ!!」
ミカサ「また…また…」
ミカサ「誰なの…?あなたは…」
~座学の授業~
アルミン(そうだ、ミカサが僕たちの部屋にくるっていうことは僕達とミカサを結ぶ何かが間にあったはずなんだ…)
アルミン(ミカサと僕らを繋いだモノ…物…者…)
アルミン(ミカサは最近それに執着している。つまりそれだけ大事な存在だったってことだろう。多分、ミカサは自分の命と同等かそれ以上のモノだと思っていた…)
アルミン(思い出せ…ミカサの言葉…これまでの思い出…)
アルミン(・・・)
アルミン(駄目だ…何も思いつかない…)
アルミン「はぁ…」チラッ
アルミン(窓から見えるこの青空…壁外の世界も同じ空なんだよなぁ…)
アルミン「外の世界を探検…出来るかなぁ」
アルミン(はぁ…)
アルミン(・・・)
アルミン(・・・あれ?)
アルミン(何で僕って壁外の探検しようとか思ってるんだ!?)
アルミン(憲兵団希望のボクが壁外に興味を持ってる…!?おかしくないか…?)
アルミン(多分これだ…みんなが感じていた違和感…この感覚…!)
アルミン(思い出せ…思い出すんだ…!)
アルミン(僕が壁外に興味を持つようなきっかけ…!何か…!)
アルミン「あっ…」
アルミン「おじいちゃんが隠していた本…」
座学教授「どうしたアルレルト訓練兵」
ジャン「・・・」チラッ
アルミン(あれだ…!そうだ、それに違いない!)
アルミン(そうだ…小さい頃のボクはこれを嬉々として誰かに見せて、共に壁外の世界に興味を持った…)
アルミン(君は…君は一体誰なんだ…!)
ジャン「駆逐してやる…」ボソッ
アルミン(!!)
アルミン「ああああああああああっ!!!」
座学教授「!?」
アルミン(え、エレン…!君だ…君なんだ…いつもボクの手を引いてくれたのは…!)
アルミン「・・・」グスッ
座学教授「!? いきなり叫んだと思ったら次は泣くのか君は!?」
キース「アルレルト訓練兵」
全員「!?」ビクッ
キース「授業が終わり次第、教官室に来い」
キース「それと」ギロッ
ジャン「!?」ビクッ
キース「今のは特別に許してやるが…次は無いぞ?」
ジャン「はいぃ…」
キース「教授、授業中失礼した。では」
教授「は、はい…」
ガラッ
ジャン「なんだよ…普通にセーフだろ…これ…」グチグチ
アルミン「ハハ…結構なアウトだよ…でも、ありがと」ボソッ
ジャン「や、やめろ!」//
座学教授「次は君か、ジャン・キルシュタイン」ギロッ
ジャン(・・・くそっ)
さぁあぁぁあもう寝よう。
全然進んでないね…ごめん。でも明日(正確には今日)と明後日(正確には明日)はバイトが休みなんだ。
空いた時間にちょくちょく書きにきて完結させようと思ってる。頑張ります
ごめんなさい
忙しくて休み中書きにこれなかった
どうも>>1です。今日もちょっとずつでも頑張りマッスル
アルミン(多分…今までの状況を見るにエレンを思い出したのはボクとジャンの二人だけ…)
アルミン(あと3人…。頼むよみんな…僕たちにも出来ることがあれば頑張るから…!)
――
アニ(はぁ…なんなんだろうね…)
アニ(最近、私の日常にポッカリと穴が開いたみたいに空虚な時間が続いてる…)
アニ(何が原因なのかわからないのが一番イライラするんだよね…)
アニ(…ん?)
アニ(ジャンとアルミンがコソコソ話してる…。それも座学の授業中に)
アニ(ジャンはいいとして、アルミンが座学の授業中に集中してないだなんて…)
アニ(…アイツ、何か知っているな)
~夜、食堂前の廊下~
アルミン「はぁ~…」
アニ「まちな」
アルミン「!? アニか…いきなり影から出てきたらビックリするじゃないか」
アニ「教えな」
アルミン「!? …な、何を?」
ドンッ
アルミン「!?」
アニ「頭と勘のいいアンタなら気づいてるだろ?私たちが知らなくてアンタとジャンが知っている秘密だよ。」
アルミン「…ハハ、なんでもお見通しってヤツか…」
アニ「さぁ。私は今イライラしてるんだ。さっさと教えたほうが身のためだよ」
アルミン「悪いが、アニ。これだけは教えられないんだ…」
ヒュッ クルッ ダン!
アルミン「・・・っ!!」
アニ「私が対人格闘が得意ってのは知ってるんだろ?早く言ったほうが身のためだよ」
アルミン「…ごめん、この話はボクだけじゃない、他のみんなの運命までもかかっているんだ。…だから教えられない」
アニ「・・・」
アニ「…チッ」バッ
アルミン「!」ピコン
アルミン「明日、対人格闘の時はジャンと組んでみなよ!」
アニ「はぁ…?」
アルミン「お願いだ!」
アニ「…はぁ、わかったよ」
アルミン「やった、ありがとうアニ!」
アニ「それより、早く食堂に行かないとサシャに晩飯食われてるかもよ」
アルミン「そ、そうだった!ってアニはいいのかい!?」
アニ「私はもう食べたから」
アルミン「はめられたあああああああ」ダダダダ
サシャ「乙です」ムシャムシャ
アルミン「まま、まさかその今サシャが食べているご飯は…?」
サシャ「アルミンのパァンですが?」
アルミン「・・・」
ミカサ「食べたいならあげる、アルミン」サッ
サシャ「パァン!!」キラン
アルミン「サシャストップ!」
アルミン「ミカサは食べないのかい…?見た感じだと一口も手をつけてないようだけど…」
ミカサ「…いい。いらない。」
サシャ「パァン!」
アルミン「サシャ!」
コニー「でもよー、ミカサすげぇゲッソリしてるぞ?大丈夫か?」
ミカサ「大丈夫」
コニー「俺がミカサの家族だったら――
ミカサ「なんて…!?」
コニー「は!?ど、どうしたミカサいきなり!!ってか肩掴むな!!!あいたたたたたたたた!!!」
ミカサ「家族!?誰が!?」
コニー「例え話だって!例え話!!もしミカサの家族だったらって!!」
ミカサ「いる!」
コニー「…は?」
ミカサ「確かに私の家族はいる…!」
コニー「ああ、そりゃ母ちゃんが地元にいるんじゃ…」
ミカサ「違う!!」
コニー「はぁ?」
ミカサ「母さんも父さんも死んだ…」
コニー「あ、あぁ…」
ライナー(地雷踏んだな)
ミカサ「でも、確かに家族はいる!」
コニー「ああ?それは兄弟ってことか?」
ミカサ「兄弟じゃない、家族」
コニー「はぁぁ…?」
コニー「おい、俺がこの話を理解できないのは俺が馬鹿だからじゃないよな?」
アルミン「理解できないのは仕方ないけど、コニーは馬鹿だよ」¥
コニー「え!?」
アルミン(ナイスコニー!ファインプレーだ!)
ミカサ「…食べよう」
アルミン「え?」
ミカサ「ごめん、アルミン。やっぱりこのご飯はあげられない。何故なら私が食べるから」
ミカサ「誰かはわからない。けど。私がご飯を食べなくて元気がなかったら家族はガッカリする。心配する。ので、私はご飯をしっかり食べる。食べて、家族を安心させる。」
アルミン「うんっ、そうだね…!」
ミカサ「はむっ…」モグモグ
アルミン「よし、…さてと、サシャ?」
サシャ「パァン?」
アルミン「その隠してるサシャの分の晩ご飯のパンを出そうか?」
サシャ「パァン!?パァン!パァン!」
ライナー(アイツ…いち早く人のご飯を食べてからゆっくり自分のご飯を食べようとしたな…)
ベルトルト(なんて意地汚い…!)
アルミン「」
~夜、広場~
ジャン「で、なんで俺は男のお前に呼び出されてるんだ?」
アルミン「わざわざごめんね?でもなんとしてもジャンにやって貰いたいことがあるんだ!」
ジャン「はぁ…で?それは?」
アルミン「明日、アニと対人格闘訓練でペアを組んである技をかけて欲しい!」
ジャン「おいおいまてまて!!アニと対人格闘を組む!?俺を殺す気か!?」
アルミン「ごめん、ジャン!頼れる人が君しかいないんだ!」
ジャン「…チッ、どうせアイツ絡みだろ?いいぜ…もう」
アルミン「ありがとう、ジャン!で、その技っていうのがね…―――」
よし、今日はここまでん
また明日書きに来ますよ~
ゆっくりでごめんなさい
ただいま~どうも>>1です
今日もがんばっち書いてくよ~
~朝、食堂~
アルミン「いてて…」
ミカサ「おはよう、アルミン。どうかしたの?」
アルミン「あ、おはようミカサ!昨日の夜、ジャンと対人格闘の練習をしててね」
ミカサ「なるほど、アルミンをしこたま痛みつけたわけね。ジャン、許せない。」
アルミン「違う!違うよ!僕が頼んで技をかけて貰ったんだ!」
ミカサ「アルミンが頼んで…?…ごめんアルミン。私そういう趣味ないから」
アルミン「それも違うよ!!!」
ミカサ「なるほど、受身の練習。」
アルミン「そうそう!受身の練習!」
アルミン(付け焼刃の嘘だけどなんとかなるかな…?)
ミカサ「わかった。今度は私も誘って欲しい。いい練習になると思う」
アルミン「ハハハハハハ今度ねコンド」
アルミン(いやああああああ!!!それは死ぬううううう!!!)
アルミン「そ、それよりミカサ!今日は血色が随分良くなったね!」
ミカサ「そう。私は家族を悲しませてはいけない。ので、しっかり睡眠を取ることも大事」
アルミン「うんうん」
ミカサ「しっかり朝ご飯も食べる。そして家族も思いだす。」
アルミン「うんうん!」
アルミン(頑張ってミカサ!もう少しのところまで来ているんだ!)
~対人格闘訓練~
ジャン「おい…アニ…」
アニ「? なんだいジャンか…」
ジャン「俺と組もうぜ」
アニ「!? ジャンが…?珍しいね…」
ジャン「ああ、お前はサボってバッカリで気に食わないからな」
アニ「はぁ…?あんたも適当にこなしてたろ?」
ジャン「それは最初の頃の話だろ!?…なんだ?俺にビビってんのか?」
アニ「…は?」ギロッ
ジャン「まぁ確かに俺と組んだら、その身長が更に縮んじゃうかもしれないからなwww」
アニ「死にたいならそう言いな」ザッ
ジャン「フフwwwww」(うわあああああああああああこええええええええええええええええ)
~回想~
ジャン「は?」
アルミン「なんでもいい。テキトーにアニを挑発してあの技を使って欲しいんだ。」
ジャン「テキトーってホントにテキトーでいいのか?」
アルミン「うーん…出来るだけ怒らせたほうがいいかもね。アニはああ見えて直情的だから直ぐにころ…倒そうとするかもね」
ジャン「ころってなんだ!!!今殺してくるとか言いそうにならなかったか!?」
アルミン「まぁ頑張ろう!!!今日はボクがとことんその技を使えるように練習に付き合うからさ!」
ジャン「待て!!!そこだけはハッキリさせとかないと!!!」
―――――
ジャン(って言ってたけど…マジで来るのか…?)
アニ「フッ…!」
ガッ
ジャン(きた!!マジで!!!)
ジャン「…っら!!」ガシッ
ジャン(手首を押さえて…!)
アニ(!?)
サッ
ジャン(首を左手で抑える!)
アニ「くっ…!」(これって…!)
ジャン(んでもってラストに…!)
ジャン「思いっきり足を蹴ってふっとばぁぁぁぁぁっす!!!」
ゲシッ
アニ(な…!)
アニ(これは…この技は…私が見せた…)
アニ(…エレンに初めて見せた技…!)
ジャン「やったか!?」
クルッ スタッ
ジャン「…あれ?」
アニ「あんた馬鹿かい?自分が使う技を自分が対処できない訳がないだろ?」
ジャン「なああああ!?」
アニ「さ、次はジャンが吹っ飛ぶ番だよ」
ゲシッ
アルミン(案の定、ジャンが投げられてひっくり返った体勢になってる…)
ジャン「おい…アルミン…」
アルミン「・・・なんだい?」
ジャン「なんで今俺がこんな格好してるかわかるか?」
アルミン「…うん」
ジャン「わかるなら行ってこい、次はお前の番だ」
アルミン「…フフ、いいさ、やってやる。偶にはボクが凄いんだってところを――
ゲシッ
ジャン「…おい」
アルミン「…なんだいジャン」
アニ「全く…お陰で思い出しちまったよ…アイツのこと…」
アルミン「恋する乙女の力か…」
ジャン「けっ…くだらねぇ…」
ジャン「第一アニが恋とか聞いてるだけで………フッ」
アルミン「………フフッ」
バキッバキッ
アルミン、ジャン「」チーン
アニ「何はともあれ…」
アニ(私で3人目か…あと2人…いけるのか…?)
アニ(第一ミカサが思い出してないなんて…ま、思い出すきっかけなんて人それぞれなんだろうけど…)
アニ「はぁ…」
アニ(あんただけに消えてもらっちゃ困るんだよ…エレン…)
ようし!
今日はここまで!
ゆっくりでごめんなさい!
みんなおやすみ!
久々にPCで絵かいてたら遅くなっちゃった☆
>>1です。今日もはりきってこ!
※キース教官が残りの日数を宣告するとこ忘れちゃった
してたっていう体でよろしくね!
~立体機動訓練~
アルミン「やばいよ…」バシュ
アニ「そうだね…」バシュ
ミカサ「 」バシュ
アルミン「なんとかボクとアニとミカサが同じ班になれたのはラッキーだったけど…ミカサも思い出すきっかけが中々掴めてないようだし…」
アニ「チッ・・・教官に呼び出されたと思ったら私たちの行動に釘を刺しやがって…」バシュ
アルミン「仕方ないよ、これも決まりだもん…」バシュ
ミカサ「何話してるの?」サッ
アルミンアニ「!?」
アルミン「なんでもないよ!」バシュ
アルミン(そうだ…エレンみたいに振舞ってみたらどうだ…?)
アルミン「ミカサ!今日こそ立体機動で君に勝つからね!」
ミカサ「…?急にどうしたの?」
アニ(なるほど…)
アルミン「だっていつもミカサに負けてばかりじゃないか!流石の我慢の限界だ!」
ミカサ「悪いけどアルミン、あなたの身体能力、センスじゃ私に勝ることは無理。」
アルミン グサリ
アルミン「そんなこと言ったって納得できるかぁ!」バシュ
ミカサ「あ、アルミン…!」
ジャン「…で、お前は無理して怪我した上にミカサも特に思い出すことも無く終わった訳か」
アルミン「…ごめん」
アニ「まぁ、仕方ないよ。明白なきっかけなんてわからないしね…」
ジャン「アニは上手くいったのにな」
アルミン「だよね…」
アニ「…なに、私が単純なヤツだと言いたいのかい?」
ジャンアル「ちっ、ちが――」
ゲシッ
ジャンアル「」チーン
~夜、食堂~
アルミン「ついにこの時が…」
ジャン「ああ…あと十分もすれば昨日の様に教官が入ってきて…多分、俺らの人生閉幕宣言だ」
アルミン「…開拓地送り…かぁ…」
ジャン「まさか、最後の訓練がこんなんだとはな…」
――――
キース「全員、集まったか!?」
訓練兵一同「はい!」
アルミン(座学で使われる教室にみんなを呼んで…教官は何がしたいんだ…?)
キース「よし、では…全員、手元にある水を飲め…」
訓練兵一同「…?」
キース「早くしろ!!」
訓練兵一同「は、はい!」
アルミン(なんでこんなもの…う、まずっ!)
キース「よし、では総員、手元にあるタオルを頭に縛って目を覆え…」
キース「早くしろ!」
アルミン(なんだ…?一体何が…?)ゴゾゴゾ
キース「…よし!では、始めろ」
エレン「はい!」
ミカサ「エレン!?」
エレン「みんな…思い出してくれ…」
訓練兵「…?」
エレン「俺、エレン・イェーガーはみんなと一緒に訓練出来て本当によかった…」
エレン「適正訓練の時、大事言っていた俺が真っ逆さまにひっくり返ってみんなに笑われたり、無理な立体機動をして木にぶつかってみんなに心配されたり、本当に色々あった」
エレン「思い出してみてくれ」
エレン「あるヤツは女だとか言いながら大の男を吹っ飛ばすし」
エレン「あるヤツは内地で暮らすとか根性無しな発言をしていたり」 「テメェ!」
エレン「あるヤツは俺に色々なことを教えて壁の外への興味を持たせてくれたり」
エレン「あるヤツは…母ちゃんの様におせっかいをやいてくれたり」
エレン「本当に良い訓練生活だった」
エレン「だから、卒業しよう。」
エレン「みんなで一緒に!」
訓練兵「ザワザワ」
キース「よし、目隠しをはずせ」
キース「お前たちは今、エレンとの、またはエレンの訓練生活を思い出していただろう」
アルミン(それはそうだろう)
キース「結論から言うが…君たちにはその思い出を忘れてもらう。」
全員「!?」
キース「本来、最初に飲ませた薬で効果は十分に出るのだが…」
キース「今、皆が浮かべた思い出、その思いが強いほど薬の効果は強くなるようになっている。」
キース「これがお前たちの卒業をかけた最終訓練だ!」
キース「5人!5人、エレンを思い出せば合格だ!」
キース「合格に満たなければ全員開拓地に帰ってもらう!」
キース「では…健闘を祈ろう。」
ミカサ「フッ…私とエレンの深い思い出。忘れる訳がない。」
アルミン「・・・深ければ深いほど忘れるんだけど…」
ミカサ「!? それは卑怯…!」
アルミン「そういう効果だって教官も…あれ?なんだか眠たく…なって…」
ミカサ「…おかしい…私も…」
パタン
エレン「…頼むぞ、みんな」グッ
―――
アルミン「普通に考えてキツくないか…?5人だよ…?」
ジャン「そうだな、今やっとで3人だし…」
アルミン「これって何か裏とボクはおも…」チラッ
アルミン「ん?」
ジャン「どうした?」
アルミン「今誰かが窓を横切ったような…」
ジャン「今は貴重な晩ご飯の時間だぜ?今頃外にいるやつなんて…」
バァン!
エレン「お前ら!やったのか!?」
ジャン「…いた」
全員「誰だ…アイツ…」
アルミン(みんなまだ思い出せてない…!でも!)
アルミン「エレン!」バッ
エレン「おおおおおアルミン!!」
ジャン「おい!この死に急ぎ野郎!」
エレン「ジャン!!!」
アニ「なんで全く…いきなり出てきたんだい…?」
エレン「アニまで思い出しててくれたのか!?」
エレン「じゃあ、思い出した3人ってお前らだったのか…!」
アルミン「3人…?」
パリン
アルミン「!?」
ミカサ「え…エレン…?」
ミカサ「エレン…?エレン…エレンエレンエレンエレンエレンエレン!!!」
エレン「ミカサも思い出してくれたのか!?」
アルミン「いや、ミカサは多分今思い出したのかな…?」
エレン「あ、そうなのか」
ミカサ「エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレン」
エレン「・・・」
ミカサ「エレンっ」ダキッ
エレン「うおっ!?」
アニ(チッ…)
アルミン「でも…どうしてエレンが…」
エレン「お前らが3人思い出して合格したって聞いたからな!内地から飛んできたぜ!」
アルミン「3人で合格!?でも教官は5人って…」
エレン「そこがミソなんだぜ!」
アルミン「え?」イラッ
キース「実はこの訓練は訓練などではないからだ」ヌッ
全員「!?」
アルミン(いきなり出てきた…!)
ジャン「訓練ではないって…!?」
キース「ああ、これは毎回訓練兵に送られる最初で最後の一大オリエンテーションだ」
キース「思い出を消すことにより思い出の大切さを知り、皆で新たな思い出を作る。」
キース「本当は3人思い出すか今晩の夜がオリエンテーションの終了だったんだがな、思ったより早く3人思い出すものだからエレンの到着も遅くなった」
キース「なんとしても中途半端なネタバレだけは避けたいからな…レオンハート訓練兵に釘を刺したのもそれだ」
キース「さ、晩飯に混ぜた薬でそろそろ皆もエレンの記憶が残るはずだ。」
キース「明日の解散式の後には私が酒を用意した。」
キース「今からでも仲間同士で今までの思い出を語るもよし、新たな思い出を作るもよし。存分に楽しめ」ニコッ
ミカサ「ごめんね、エレン。今までエレンを忘れてて…」
エレン「気にすんなって」
ジャン「うわああああああうわやましいいいいい!!」
エレン「うるせえよジャン!」
アニ「・・・」ギュ
エレン「!?」ドキッ
ミカサ「・・・」ギロッ
アルミン「ハハハ」
コニー「・・・!おまっ!エレンじゃねーか!!すっかり忘れてたぜ!!」
ライナー「俺たちも薬にまんまとやられたな」ハハハ
ベルトルト「確かに違和感はあったんだよね、うん」
コニー「嘘つけ!まぁ俺様は天才だから最初から気づいてたけどな!」
エレン「いや、それこそ嘘だろ」
ユミル「いやーすげぇな…綺麗さっぱり忘れてたぜ、マジで」
クリスタ「・・・」
ユミル「ど、どうしたクリスタ?」
クリスタ「アニが思い出せて…どうして私はぁぁ…」ポカポカ
ユミル「ちょっ!落ち着けクリスタ!ミカサもだろ!?ミカサも思い出してないって!」
ミカサ「私は思いが強すぎるから。仕方ないねっ…」
クリスタ「私だってぇぇ…うわああああん!!」
アルミン(このオリエンテーション…成功だったのか失敗だったのか…)
アルミン(まぁ、僕たちの新しい思い出が生まれたことは確かなのかもしれないね…)
―おわれ―
おまけ
アルミン(でも何で5人なんて嘘ついたんだろ…)
一方その頃
キース「入ります。」
ピクシス「おお、お前さんか…話は聞いたぞ。…どうやら賭けはワシの負けみたいだな」
キース「ですね」
ピクシス「仕方ない…それだけ今期の訓練兵は優秀と言うことでワシは喜ぶべきなんじゃろう…ほれ」つ金
キース「…」ニヤリ
キース(なんで5人なんて嘘ついたかって?)
キース(予防線さ、多めに言ってた方が結果が追いつく。それに賭けたんだ。)
キース(そしてこのオリエンテーション。とは名ばかりの私のピクシス指令をカモる絶好の機会)
キース「フッ・・・」
キース(私の一人勝ちだ)
―終 劇―
くぅ~疲れましたw
まぁちょっとふざけ過ぎたところもありました。
僕自身エレアニ大好きなのにエレミカになりそうで恐怖しながら書いてたときもありました。
次書くとしたら真面目なのを書こうかなと思いますけどね。サイコホラーとか好きなんで方向性的にそっち方面にしたいんですが時間とか色々あっちゃって
もし次書く機会があればどうかよろしくお願いします。じゃあねみんな、ばいなら。
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