ソーニャ「超高校級の殺し屋と」やすな「超高校級のバカ」 (53)

わさわさ

犯人だと疑われ狼狽えるソーニャちゃん
それを必死に弁護するやすな

あぎり「超高校級の忍者orくノ一」

うーんこの

>>9
お願いします

アポ「つーかさ、結局のところ、ソーニャが犯人なんだろ?」

腐川「そ、そうよ・・・現場はあの殺し屋の部屋だったのよ・・・これ以上の根拠は・・・ないじゃない・・・」

ソーニャ「いや、私は・・・」

やすな「そうだよ! ソーニャちゃんはそんなことしてない!」

ソーニャ「やすな・・・」

やすな「・・・よね?」

ソーニャ「おい」

やすな「そ、そうだ! 凶器になった包丁は厨房のものだったんだよね、えーっと、おっぱいスイマーさん!」

朝日奈「おっぱ・・・!? まあいいや、そうだよ。それで、確かにソーニャちゃんは来なかった」

やすな「ほら! やっぱりソーニャちゃんじゃなかったでしょ!」

噛ませ「だが、だとすれば誰が包丁を持ち出したんだ」

朝日奈「それは・・・もうここにはいない人だから・・・」

ソーニャ「ここにはいない・・・? まさか」

朝日奈「没キャラちゃん・・・包丁を持ち出したのは、殺された彼女だよ」

大神「そういえばあいつは様子がおかしかった・・・思えばあれで誰かを殺そうと目論んでいたのかもしれぬな」

やすな(心当たりがありすぎてヤバい)

ソーニャ「つまりあいつは、自分で持ち出した包丁を奪われて殺されたのか」

噛ませ「なるほどな殺し屋、つまりまだ貴様の容疑が晴れたとは言えないわけだ」

腐川「ほ、ほらみなさい! やっぱりあんたが犯人なんじゃない・・・!」

やすな「だ、だから違うんだって! ソーニャちゃんはいつも私を殺しかけて、背後から近寄るだけで首を絞められたりするけど・・・でも殺人なんてしてない!」

ソーニャ「ちょっと黙ろうか」

やすな「ああっ! 首が! 首が!」ギリギリ

山田「なんて凶暴な・・・やっぱりソーニャ殿が犯人で間違いないのでは?」

やすな(ちょっと、これ以上心象悪くしてどうするのー!?)

ソーニャ(余計なことを言うからだろ!)

霧切「待って、まだ決めつけるのは早いんじゃないかしら」

アポ「ああ? もう決まりだろ」

霧切「ええ、今回の犯人はソーニャさんの部屋のバスルーム、そこの鍵を壊していたの」

大和田「壊してたって・・・どういうことだよ」

霧切「ソーニャさん、昨晩あなたと没キャラさんは部屋を交換していたのよね」

ソーニャ「ああ、あいつが不安がっていたからな・・・でも、誰かを殺すためだったってことはあれは嘘だったのか」

霧切「ところでソーニャさん、バスルームのドアノブって建て付けが悪かったのよね」

ソーニャ「? なんのことだ?」

霧切「え? でも、モノクマが」

ソーニャ「私も没キャラも当然女子だ、バスルームには鍵がついてるだけだった」

霧切(そうか・・・この世界では苗木君がいないんだったわね)

霧切「・・・ごめんなさい、今のは忘れて頂戴」

不二咲「でも、他に手掛かりなんてあるかな・・・」

腐川「だからさっきから言ってるじゃない・・・! そこの殺し屋が犯人なのよ!」

やすな「待って、みんな忘れてない!? 没キャラちゃんが残してくれた、ダイイングメッセージがあったよ!」

ソーニャ「あ、復活した」

アポ「ダイイングメッセージ? なんだそりゃ?」

葉隠「死体の背後にあった、『11037』って数字のことだべ?」

やすな「そう! これを解けば、ソーニャちゃんが犯人じゃないってわかるはずだもん!」

山田「しかし・・・どういう意味なのですかな?」

葉隠「11037・・・い・い・れ・み・な・・・」

山田「ひ・ひ・お・み・な・・・」

石丸「待ちたまえ! 良く見ればこの左の1と1・・・アルファベットにも見えるぞ!」

不二咲「本当だぁ! これ、中央がかすれててわからなかったけれど、『N』にも見えるね!」

大神「だが・・・『N037』ではまだ意味が通じんぞ・・・」

大和田「こうなりゃその次の0もアルファベットだろ。つまり『NO37』だな」

アポ「確かに・・・37はどうやってもアルファベットには見えねえもんな」

朝日奈「ナンバー37? ますます意味不明になっちゃったじゃん!」

腐川「ば、馬鹿ね・・・そこからを考えるんじゃない・・・」

噛ませ「なるほど・・・37番・・・そこから導き出される犯人は・・・」

ソーニャ(何やってんだこいつら)

霧切「・・・貴方たちもう少し真面目に考えたらどうなの?」

葉隠「ひでーべ! これでも俺たちは真面目なんだ!」

霧切「被害者の位置を考えてみれば、これが正しい向きでないことはわかるでしょう?」

ソーニャ「つまり、逆さに見ればいい。逆さにして・・・『LEON』」

やすな「これって・・・君のことだよね? ・・・桑田レオンくん」

アポ「なっ・・・」

やすな「ソーニャちゃんは犯人じゃない! 真犯人は君なんだよ! アポくん!」

アポ「その呼び方はやめろ」

やすな「さあ! もう言い逃れはできないよね!」

アポ「言い逃れ・・・? あるよ! あるある! あるに決まってんだろうが!」

ソーニャ「ダイイングメッセージがお前を示している以上、他に結論があるのか?」

アポ「たとえばお前が没キャラを殺してそのメッセージをダイイングメッセージに見せかけて残したのかもしれねえだろ!」

ソーニャ「なるほど。確かにダイイングメッセージに関してはその可能性もあるか」

やすな「でもね、君にしかできないことの痕跡が、トラッシュルームにあったんだよ!」

アポ「俺にしかできねえこと!? 適当なこと言ってんじゃねえぞ!」

ソーニャ「焼却炉の近くにシャツの燃え残りと水晶玉の残骸があった。つまり犯人はここで証拠を処分したんだ」

アポ「なるほどな、そういうことか! トラッシュルームには鉄格子があった、そしてそれを開けられたのは・・・」

山田「掃除当番である僕だけですなあ・・・ブヒイイイイイイイイイイイイイイ!?」

ソーニャ「それは違う」

アポ「!?」

やすな「鉄格子が閉まってる状態からでも、焼却炉で証拠を処分する方法があったんだよ」

アポ「そ、それがどうしたってんだ、俺じゃなくてもできただろ! アホアホアホアホアホアホォ!」

ソーニャ「鉄格子の外から水晶玉を投げ、焼却炉のスイッチにヒットさせた。そんなことができたのは」

アポ「アホアホアホアホアホアホアホアホアホアホ!」

やすな「超高校級の野球選手である君しかいない! これで終わりだね!」

アポ「ア・・・・・ホ・・・・・・アァ・・・・・・・・」














アポ「なーんて」

やすな・ソーニャ「「!?」」

アポ「まあいいところまでは来てたと思うんですけどねー」ベリッ

あぎり「じゃーん、私でしたー」

やすな「あ、あぎりさん!? どうして!」

あぎり「どうしてというかー、ずっとこの世界で参加してたんですよー」

ソーニャ「この世界で・・・?」

あぎり「はい。この世界においては苗木さんのポジションがソーニャさん、江ノ島さんのポジションがやすなさん、
舞園さんのポジションが没キャラさん・・・そして桑田さんのポジションが私ということになっていました」

やすな「え? ポジション? どういうこと?」

あぎり「わからないならそれでもいいんですよー、別にそう問題ではないですからー。ただですね?」

ソーニャ「ま、まあいい。どちらにしてもお前が犯人だということには・・・」

霧切「・・・待って」

霧切「ちょっと待って、あなたはいつから桑田君に扮装していたというの?」

あぎり「はいー、この学園生活が始まってからずっとですね。つまり、本物の桑田君はこの世界には存在しなかったことになります」

霧切「すると、・・・おかしなことになるわ」

やすな「はっ、そうだよ! ダイイングメッセージは『レオン』と読めた、でも桑田くんは本物じゃなかったわけで」

ソーニャ「いや、それは問題じゃない。あくまであぎりは桑田に化けていた。だから没キャラがあぎりを桑田だと誤解してあのメッセージを残してしまったというのはおかしくない」

霧切「・・・ええ、ダイイングメッセージは矛盾しないわ。けれど、その後の証拠隠滅はどうしてもおかしい。だって、あなたは桑田くんじゃない。どうしたって鉄格子の外から処分はできないはずよ」

あぎり「そうなりますよねー。とてもじゃないですけど、私にそんな芸当は無理ですよー」

やすな「・・・どういうこと? 焼却炉周辺の証拠は桑田君が犯人であることを示していたはず。それなのにどうして・・・?」

ソーニャ「どうしてもこうしてもない。あぎりに今のトリックは不可能だった、つまり――」

あぎり「そうですねー、真犯人は別にいるんですー」

やすな「でもあぎりさん忍者なんですから手裏剣とかできそうですし」

あぎり「そんなー、あんな重い水晶玉なんて持てませんってー」

葉隠(・・・まさか、だべ)

霧切「まあ、それでも答えは限られるわ。その前に確認しておきたいんだけど・・・モノクマ?」

モノクマ「はいな! ってボクこれが初発言だよ! どんだけ冷遇なのさ! ぷんすか!」

霧切「今回の事件に共犯者はいるのかしら?」

モノクマ「あれま、随分とストレートな質問だね。ルールを理解する限りでは、共犯者にメリットはないって話じゃなかったの?」

霧切「一応、よ。今回犠牲になっているのは没キャラさんだけだから大丈夫だとは思ってるけど」

モノクマ「まあいいや、いろいろと今回はキャラも混じって複雑ですから、教えちゃいましょう! 今回の事件、実行犯はただ一人のみです!」

霧切「そう、安心したわ。さてソーニャさん、ここまで言えばわかるわね?」

ちょっと飯ってくるわ

戻りました

まああの、あぎりさんがチートなのはスルーの方向で(震え声

ソーニャ「なるほど、ここまでの情報から導き出される犯人は一人しかいない」

やすな「え、ソーニャちゃんわかっちゃったの!?」

ソーニャ「今あの銀髪がヒントを出しただろ。一人で証拠隠滅をできるのは誰だ」

霧切「銀髪・・・」

やすな「えーっと、離れ業ができるのは桑田くんしかいないわけだから」

ソーニャ「単純に考えてよかったんだ。焼却炉に唯一近づける人物」

山田「え、ちょ」

ソーニャ「お前が真犯人だ」

山田「ひええええええええ!? 何をおっしゃいますか殺し屋ソーニャ殿おおおおおおおおおお!?」

大和田「おい、マジかよ! お前が没キャラを殺したのか!?」

霧切「そうとしか考えられないはずよ。実はこの中に桑田君と同じ真似ができる人物がいない限りは、ね」

葉隠「オーガならできそうなきがするべ・・・」

大神「我にも難しいだろう・・・あの隙間から投げ入れるなどということは想像できん」

あぎり「大神さんでも無理でしたら誰にも無理ですねー」

大神「お主・・・本当にできないのか? 我にはとてもそうは思えんのだが」

あぎり「もう、本当に疑り深いですね・・・なんなら水晶玉の指紋をとってもらっても構いませんよ? できるかどうかにかかわらず、私はやっていないことがわかると思います」

噛ませ「指紋を採取することが俺たちにとって難しいことをわかっての発言だろう? まったく、白々しい・・・」

あぎり「さあ、どうでしょうねー」

霧切「いいえ、あぎりさんが真犯人でないことは証明できるわ」

セレス「・・・いったいどうやって証明するというのです?」

ソーニャ「簡単なことだ。事件現場のバスルーム、入口のドアはこじ開けられていた。これは明らかに工具を使ってのものだった」

やすな「あ、なるほど・・・男子の部屋には工具が、女子の部屋には裁縫セットが置かれるんだったね」

セレス「事件現場は部屋を交換したことによりソーニャさんの部屋。つまり、工具が使われていた以上、犯人が男であることが確定するというわけですわね」

霧切「そう。事件当時、あぎりさんは桑田君に扮していたけれどあくまで中身はあぎりさん、女性だった」

あぎり「そうですね、確かに私の部屋に用意されたのは裁縫セットでしたー」

ソーニャ「つまり、共犯者がいない以上、犯人は男子の単独犯で決定づけられる。そして、焼却炉を操作できたのはたった一人だ」

山田「はわわわわわ・・・・・・」

ソーニャ「何か反論はあるか?」

山田「そ、それは・・・ぐぐぐう・・・・・・」

ソーニャ「面倒だから省くが、山田は没キャラに呼び出されたのち、包丁を奪って反撃。逃げた没キャラはバスルームに籠城した。
自身の部屋に戻って工具セットを持ってきてバスルームのドアをこじあけ、没キャラを殺害。その際、ダイイングメッセージを書き残した」

やすな「部屋をコロコロで掃除したのち、トラッシュルームへ移動。掃除当番権限で鉄格子を開け、証拠を隠滅した。
多分、桑田くんの仕業だと見せかけるために水晶玉を割ってスイッチの近くに落とし、シャツもわざと燃え残らせたんだろうね」

ソーニャ「これが事件の全貌だ!」

パリーン! COMPLETE!

山田「あ、あべしいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」

噛ませ「どうやら・・・反論はないようだな・・・」

セレス「これで終わり・・・のようですわね」



モノクマ「それでは投票スタート!」

モノクマ「ピンポーン! 大正解! 一言も話すことなく被害者にされた憐れな没キャラさんを殺したのは・・・
超高校級の同人作家こと、山田一二三くんなのでしたー!」

山田「あああ・・・こんな、はずじゃ・・・・・・」

大和田「テメエ、どうして殺しやがった!」

山田「それはその・・・成り行きでこうなってしまったというか・・・襲われたから襲ったというか・・・」

モノクマ(うーんデジャヴ)

山田「み、皆さんだって一歩間違えればこうなっていたんですぞおおおおおおおおおおお! うわああああああああああ!」

モノクマ「はーい! では時間も押しているのでちゃっちゃと始めましょう! おしおきターイム!」

山田「い、嫌だあああああああ! まだ、僕にはやり残したことがたくさんある! 二次元、二次元があああああああああああああああ!」



ヤマダクンガクロニキマリマシタ オシオキヲカイシシマス

ソーニャ(そうして、没キャラと山田が犠牲になり、第一の学級裁判が終わった)

ソーニャ(ここから出ることはできるのだろうか)

やすな「ソーニャちゃん、危ない所だったね」

ソーニャ「ああ、だが無事に犯人を見つけることができた。どうなるかと思ったよ」

やすな「でも、これで14人になっちゃった・・・」

ソーニャ「でも、あの二人の犠牲を無駄にしないためにも私たちはしっかりと生きよう。きっと道はあるはずだ」

やすな「そうだね、・・・殺し屋のソーニャちゃんがそれを言うと説得力が違うね」

ソーニャ「・・・そうなのか」

ソーニャ(それから、やすなのお陰で少しは助かったのも事実だし、一応礼を言っておくか・・・)

ソーニャ「や、やすな」

やすな「うん? 何ソーニャちゃん」

ソーニャ「あ、・・・・・・ありがと、な」

やすな「・・・うん! これからもよろしくね! ソーニャちゃん!」

ノコリ14ニン       


つづかない

いやー即興とはいえ結構疲れた

まあこの後の展開は好きに考えるなりしてください


読んでくれた人いたらありがとう

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