【ジョジョ】荒木荘メンバーが殺せんせーを暗殺する話【暗殺教室】(139)

前回のやつ(【ジョジョ】荒木荘メンバーが巨人と闘う話【進撃の巨人】 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/internet/14562/storage/1375329378.html))の続編ですが、ほとんど関係ないです
時系列的には鷹岡の数日前です

ガチャッ キィ

吉良「フー・・・ただいま」バタン

プッチ「あ、おかえり吉良」

DIO「遅かったな、何かあったのか?」

吉良「会社帰りでスクラッチをしてな」

カーズ「そういえば前回から大統領が金を持って荒木荘にくることがなくなったしな」

DIO「あのレンタカー高かったしな、2度とないよう持ってこなくなったのだろう」

吉良「そのおかげで収入はDioと私の給料だけになってしまった・・・」

ドッピオ「ボスがパッショーネのリーダーだったころのお金も使い切ってしまいましたしね」

吉良「ああ、だからスクラッチをしに行ったんだ」

カーズ「何か当たったのか?」

吉良「いや何も。ただ・・・」

プッチ「?」

吉良「こんなものを渡された」ポイ

DIO「?」パシッ

カーズ「封筒か?」

プッチ「どうしたんだいこれ?」

吉良「スクラッチが全部外れた時、店のお婆さんが『これをやろう』って言って渡してきたんだ」

ドッピオ「いいものだといいですね」

DIO「(お婆さん?)」

DIO「吉良、そのお婆さんとやら、どういう外見をしていた?」

吉良「ふむ、杖を持ち、インディアンのような格好をしていたな・・・あと気のせいか、両手とも右手だった・・・いや、忘れてくれ。何か心当たりがあるのか?」

DIO「・・・エンヤ婆!」

ドッピオ「!?」

ドッピオ「ボスから聞いたことがあります。たしか、ボスが発掘した石の矢を購入した人物だとか・・・」

DIO「ああ、このDIOもエンヤから貰った矢で世界が発現したのだ」

カーズ「となると、それに入っているのはスタンド発現の道具か!?よこせ!」パッシイア

DIO「あ」

カーズ「・・・む?なんだこの紙は」

プッチ「どれどれ・・・『椚ヶ丘中学校3年E組転校生暗殺者となる権利』?なんだこれは」

吉良「さあ?」

DIO「?」

カーズ「椚ヶ丘中学校と言えば、ここから1kmも離れていない進学校だが・・・?暗殺者とはどういうことだ?」

プッチ「あ、裏にも何か書いてある・・・『国家機密:椚ヶ丘中学校3年E組には4月に月を7割消滅させた超生物がおり、この生物の殺害を求めている。奴は3年E組で教師を務めており、翌年3月には地球をも爆破する。今が暗殺の絶好の機会である。』」

DIO「超生物・・・?カーズ、貴様確か石仮面の作者だったよな?石仮面と何か関係はないのか?」

カーズ「さあな・・・そんな奴知らぬ」

吉良「そいつ、スタンド使いなのか?」

プッチ「いや、そんなことは書いてない・・・『転校生暗殺者となるのであれば、この券を持って17:00までに椚ヶ丘中学校本校舎理事長室まで来ること。』ふむ・・・超生物の説明はそれ以上ないみたいだ」

DIO「まあ説明を聞く限り強いのだろう」ワクワク

ドッピオ「で、誰が転校生暗殺者になるんですか?」

DIO「このDIOだ」

プッチ「でも、転校生ってことは昼に行かなきゃいかないんだよ?」

DIO「」ショボーン

ドッピオ「」ヌギヌギ

ディアボロ「転校生暗殺者はこのディアボロだッ!以前変わりなくッ!」

カーズ「フン!くだらんなァ~ヒッキーなんてなァ~!このカーズの目的はあくまでも転校生暗殺者!あくまでも超生物を殺害すること!」

プッチ「おまえ達はわたしにとって釈迦の手のひらを飛び回る孫悟空ですらない・・・」

吉良「いいや!「限界」だッ!殺るねッ!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨

2時間後・・・

カーズ「頂点は常に1人ッ!」バアアアアアアア

ディアボロ「(この便器に吐き出されたタンカスが!)」ボロッ

プッチ「」チーン

吉良「イテテ・・・ということは、カーズが転校生暗殺者になるのか?ツッ・・・」

カーズ「まあそういうことだな。明日の朝本校舎に行くからもう寝るぞ」ズブズブズブ

カーズ「ZZZZZZZZZ」

DIO「・・・ん?どうやら封筒の中にまだ券があるらしいぞ?」

プッチ「ッ!?」

ディアボロ「!!」

翌朝・・・

カーズ「・・・おはよう」ズブズブ

プッチ「ああ、おはようカーズ。私も一緒に行くことになったから」

カーズ「!?」

プッチ「まだ封筒の中に転校生暗殺者権利券1枚と外部暗殺者権利券3枚があってさ、私も転校生暗殺者になったのさ」

カーズ「ほう、そうか。では行くか」

吉良「カーズ、ちゃんと服を着て行けよ」

カーズ「そうか、ではスイスの時の服を着ていこう」

ディアボロ「我々は外部暗殺者として行くことになるからな」

カーズ「ふむ。・・・少し腹ごしらえをしてからの方がいいな」

ディアボロ「えっあっオレのそばに近寄るなああーーーーーーーーーッ!」

今回のディアボロ:カーズの朝飯にされて死亡

カーズ「というわけだ」

理事長「なるほど・・・ご苦労様です」

プッチ「それで・・・いつから転入することになるのでしょうか」

理事長「はい、明日の7:00までに椚ヶ丘中学校旧校舎までお越しください。その場所で担当の者が詳しい話をいたします」

カーズ「暗殺対象の話か?」

理事長「はい。その他、防衛省の話、我が校の制度などの話もあります」

プッチ「制服はいいのですか?」

理事長「転校生ですが、特殊な条件によって転入するので、制服など一部の戒律は破ってもいいですよ」

カーズ「それはよいな」

プッチ「事前に暗殺対象のことを聞いておきたいのですが・・・」

理事長「・・・簡単に言えば、マッハ20で動くタコです」

カーズ「・・・タコ?」
理事長「はい。それでは明日旧校舎でお会いしましょう」

カーズ「(この男・・・DIOのような残虐でプッチのように神々しい目をしている・・・)」

プッチ「(気のせいか?大統領のように真っ直ぐな眼差しだ・・・)」

理事長「(華麗にして残虐な目つき・・・素晴らしい暗殺を見せてくれることでしょうね・・・)」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨

カーズ「帰ったぞ」

吉良「それでなんだって?」

プッチ「明日、7:00までに旧校舎に来いってさ」

吉良「へえ。あ、そうだ。DIOがスタンド使い連れてきたぞ」

プッチ「?どんな?」

ディアボロ「何でも、人を若返らせるスタンドだそうだ」

アレッシー「どうも」

プッチ「こんにちは」

カーズ「なるほど、これで中学生らしい年齢にするわけか」

アレッシー「普段なら頭脳や能力もその年齢の時の状態に戻ってしまいますが、今回は頭脳と能力はそのままで戻しますよ」

プッチ「なるほど、では私から頼む」

アレッシー「かしこまりました」

校長「何の話をしていらしたのですか理事長先生?」

理事長「・・・あのお二方はとある学校の教員でしてね、よい教育の仕方を教わりに来たのです」カチャ ズズ

校長「理事長の教育は非常に合理的ですものね」

理事長「光栄です」

理事長「(・・・しかしエンヤ婆まで動き始めるとは)」

理事長「(外部暗殺者の3名も楽しみだ)」

ズズ

アレッシー「ゼエゼエゼエゼエゼエゼエゼエゼエゼエゼエゼエ・・・」

カーズ「ほう素晴らしい能力だな!中3相応の容姿だぞ!」

プッチ「ありがとうアレッシー」

吉良「さすがに10万年以上遡らせるのはキツいようだな」

DIO「お疲れだな、ジュースがあるから飲むといいぞ」

アレッシー「ありがとうございますDIO様・・・ウゲッ!?なんですかこのジュースは!?」

DIO「ディアボロをミキサーでかき混ぜてグチャグチャにしたジュースだ」

アレッシー「こ、このような素晴らしいもの、このアレッシーには勿体のうございます・・・」

DIO「そうか仕方ないな・・・私が飲むとしよう」グビグビ

今回のディアボロ:ジュースにされて死亡

翌朝6:48・・・

プッチ「着いたね」

カーズ「ああ・・・しかしこの体は慣れんな」

烏間「ん、君たちが転校生暗殺者か?」

プッチ「はい、そうです」

烏間「しかしどうして君はフンドシなんだ」

カーズ「どうでもよかろうなのだ(ペッ」

烏間「(また面倒くさいのが来た)」

カーズ「貴様は次に『教員室に案内する、こっちだ』と言う」

烏間「       教員室に案内する、こっちだ     はッ!」

カーズ「・・・では案内してもらおう」ニヤァ

烏間「(何なんだこいつは・・・!)」

少しずれてしまった・・・
あとカーズあたりからやる気が少しずつ失せていきます

烏間「ここだ・・・ん?ロヴロ、なぜ貴様がいる」

ロヴロ「別にいだろう、弟子の様子を見に来たんだ」

烏間「ったく・・・イリーナ、奴はどうした?」

ビッチ「今岩手でじゃじゃ麺とかいうのを食べてるわ」

烏間「・・・。暗殺対象がいないが紹介しておこう、俺は烏間・・・烏間惟臣だ。体育教師を務める」

ビッチ「私はイリーナ・イェラビッチ、英語教師よ・・・で、そこにいるのが私の師匠。別に教職には就いてないわ」

プッチ「なるほど。私はプッチ、隣にいるのはカーズです。よろしく尾根がします」

カーズ「・・・」プイ

訂正

烏間「ここだ・・・ん?ロヴロ、なぜ貴様がいる」

ロヴロ「別にいだろう、弟子の様子を見に来たんだ」

烏間「ったく・・・イリーナ、奴はどうした?」

ビッチ「今岩手でじゃじゃ麺とかいうのを食べてるわ」

烏間「・・・。暗殺対象がいないが紹介しておこう、俺は烏間・・・烏間惟臣だ。体育教師を務める」

ビッチ「私はイリーナ・イェラビッチ、英語教師よ・・・で、そこにいるのが私の師匠。別に教職には就いてないわ」

プッチ「なるほど。私はプッチ、隣にいるのはカーズです。よろしくおねがいします」

カーズ「・・・」プイ

烏間「ん」ゴオオオオオオオオオオオオ

殺先生「ただいま帰りました」ズガァァァアアアアン

烏間「遅いぞ、もう転校生が来てる」

殺先生「ああ、これはすみません・・・私が君たちの担任を務める者です。そうですね、皆さんからは殺せんせーと呼ばれてますね」

カーズ「理事長から聞いた通り速いな・・・プッチ、メイドインヘブンで追いつけるか?」

プッチ「余裕だよ、時を1000倍ちょっとに加速させればすむ話さ」

殺先生「・・・?ああ、ところでお2人の名前は?」

プッチ「エンリコ・プッチです」ニマァ

カーズ「カーズだ」ニヤァ

殺先生「(凄まじい殺意・・・ですが、E組の皆が持っている殺意とは少し違いますね・・・)」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨

殺先生「カーズ君、プッチ君!あなた方をE組に歓迎します!」ガシィ

カーズ「・・・」ニヤァ

殺先生「!?」ズブ

烏間「・・・!」

プッチ「ちょっ・・・駄目だよカーズ!初日からネタをバラしちゃあ!」

カーズ「ああ、悪かったプッチ」パッ

殺先生「(い・・・今の感覚は・・・!?まるで捕食されるかのような・・・)」

カーズ「じゃあ烏間、防衛省のこと、学校のこと、暗殺対象のこと・・・教えてもらおうか」ギシッ

プッチ「」ギシッ

烏間「(なんだこの威圧感は・・・!?)」ゾッ

烏間「ああ、教えよう・・・」

旧校舎下駄箱、7:52・・・

渚「杉野、7時ごろ烏間先生から一斉送信メールあった?」

杉野「あったあった」

岡島「ああ、あれか。俺気になってさー、顔写真ないですかってメールしたのよ」

渚「また?」

岡島「そしたらこれが」

杉野「髪長いな・・・てかなんでフンドシ?」

渚「烏間先生も大変だね」

岡島「で、もう一枚がこれ」

渚「坊主頭に剃りこみ?」

岡島「なんか若いけど神父やってるらしい」

杉野「神父の暗殺者かよ」

渚「(二人とも・・・どんな暗殺をするんだろう・・・?)」

カーズ「む・・・何かがこちらに近づいてきている・・・」

プッチ「何かって何?」

カーズ「全部で3人ッ!全員男ッ!」ガシャ

プッチ「うわっちょ、輝彩滑刀しまって・・・」

杉野「あ、いるいる」ガラッ

岡島「(本当にフンドシだ・・・)」

プッチ「こんにちは」

杉野「あ、こんにちは(神父だけあって礼儀正しいな)」

カーズ「・・・」ペッ

杉野「・・・(こっちは態度最悪だな)」

中村「さーて転校生h」ガラッ ブバッ

不破「うわっ!中村さんが鼻血吹いた!」

中村「フンドシ・・・美少年・・・」ガクッ

不破「ちょっ・・・だ、誰かティッシュ、テッシュ!」

岡島「ああ、お、おう」

茅野「あ、ああ~、そこの2人も手伝ってもらえるとありがたいんだけど・・・ていうかなんでフンドシなの」

プッチ「ああ、この姿の方が彼は力を出し切れるんだよ」

茅野「へ、へえ~・・・」ヒクヒク

プッチ「カーズ・・・ああは言ったけどさ、やっぱり服を着た方がいいんじゃないかな・・・」ヒソヒソ

カーズ「何を言うかプッチ、貴様今『力を出し切れる』と言ったばかりではないか」ヒソヒソ

プッチ「いや、でもさ・・・今君のせいで無関係な女性が一人お亡くなりになったんだよ?」ヒソヒソ

カーズ「下等生物が勝手にくたばっただけだ。このカーズに微塵も罪はない」ヒソヒソ

プッチ「いやしかし・・・」

カーズ「プッチ、貴様はこのカーズが本気を出し切れて地球を爆破されないよりも、本気を出しきれず地球が爆発する方がよいというのか?」

プッチ「いや、そんなことは・・・でも」

プッチ「君が暗殺する前に、僕が先に殺していると思うけどね」ニマア

カーズ「ほう、言ったな。では20分休み、先に貴様に攻撃させてやるとしよう」ニヤァ ガラッ

殺先生「みなさん、おはようございます。では転校生を紹介します」ヌルフフフ

殺先生「プッチ君とカーズ君です。みなさん仲良くしましょう。さあ自己紹介を」

プッチ「プッチです。家が教会で、父は神父です。私も父の手伝いで神父をしています。」

杉野「(へえ、手伝いなのか」」

カーズ「貴様何嘘をついているのだ」ヒソヒソ

プッチ「本当のことを言ってどうするんだよ・・・次、君だよ」ヒソヒソ

カーズ「ああ・・・」ヒソヒソ
カーズ「俺はカーズだ。貴様ら下等生物とじゃれ合うつもりはさらさらないからそのつもりで」

全員「」

プッチ「ちょ、カーズ・・・なんてことを」ヒソヒソ

カーズ「む?何か変なことを言ったか?」

殺先生「」

渚「(また先生が微妙な表情してる)」

寺坂「何だあいつウケ狙いか?」

今村「だろうね」

今村じゃなくて村松だった・・・

矢田「ねーねー、カーズ君シャイでかわいくない!?」

不破「分かるー!あ、でもプッチ君もいいよね」

茅野「たしかに、おとなしそうでかわいいよね!」

速水「ねえ、律はどう思うの?」

律「・・・あのお二方・・・両方とも残虐さを秘めている目をしていました」

茅野「・・・?」

殺先生「・・・」

ロヴロ「・・・」スッ

殺先生「・・・ロヴロさんですか」

ロヴロ「気づかれていたか・・・どうかしたのか殺センセー?」

殺先生「少し引っかかることがありまして」

ロヴロ「?」

殺先生「あの2人に対先生ナイフと対先生弾を渡そうとした時です」


  烏間「それでは対先生ナイフと対先生弾を」

  カーズ「いや、俺はいらない」

  烏間「?なぜだ?」

  カーズ「そんな道具なんかなくとも・・・俺は素手で担任を殺れる」

  プッチ「本人の言うとおりです。カーズは人間を遥かに超える能力がある・・・たとえスタンド使いでも」

  ロヴロ「スタンド使い?」

  プッチ「まあ私たちは別ですけどね」

  殺先生「・・・?」

ロヴロ「ああ、スタンド使いというもののことか?」

殺先生「いえ、違います」

ロヴロ「・・・?では何だ」

殺先生「あの『私たち』という発言・・・カーズ君のことではないはず・・・」

ロヴロ「・・・すると、あのカーズ以外に誰かいたというのか?」

殺先生「理事長からの連絡では、外部暗殺者が3人来るということでした」

ロヴロ「まさかその外部暗殺者が―」

ドゴォォオオオン

殺・ロ「!?」

渚「・・・!?」

カーズ「・・・来たか、吉良」

プッチ「みたいだね」

渚「・・・?」

殺先生「・・・」ハァ ハァ

ロヴロ「何・・・」

吉良「よっと」スタッ

殺先生「・・・どちら様で?(年齢は中学生程度か)」

吉良「名乗る筋合いはない。キラークイーン」

ドガァァァアアアア

殺先生「!?」

ロヴロ「むわッ!」ゴウ

殺先生「ロ、ロヴロさん・・・あ・・・ありのまま 今起こった事を話します!『私はやつに爆弾を投げられたかと思ったら自分自身が爆弾になっていた』な・・・何を言っているのかわからないと思いますが・・・」

吉良「分かる前に仕留めてやるよ・・・キラークイーン」

ズガアアアアアアア

殺先生「クッ!」

ダダダダダダダ ガララッ

烏間「こっこれは!?何がどうなっている!?」

烏間「(教員室が燃えている・・・さっきの爆発音といい・・・爆弾かッ!?)」

吉良「とっととくたばれクソカスがッ!」

ドッカアアアアア

殺先生「にゅやッ!」

ロヴロ「く・・・」

吉良「みんな!教員室が火事だ!消火してくれ!」

生徒「!?」ガタガタガタッ

殺先生「・・・あなた、スタンド使いですね?」

吉良「・・・そうだが・・・貴様、どこでスタンドの概念を知った?」

殺先生「答えませんよ・・・ヌルフフフ、あなたのスタンド・・・攻略できそうですねぇ」

吉良「何ィ!?・・・減らず口もそこまでだッ!とっととおっ死ねクソカスがッ!」

吉良「みんな!教員室が火事だ!消火してくれ!」

ではなく

烏間「みんな!教員室が火事だ!消火してくれ!」

でした

殺先生「左方向から、来るッ!」ヒョイ

スカッ

吉良「!?」

殺先生「私は鼻がよく利くのですよ・・・だから、あなたが攻撃する際に生じるアドレナリンの臭いで、あなたがどこをどう攻撃するかわかるッ!」

吉良「この・・・化け物がッ!・・・む?ならば・・・」ニヤァ

殺先生「!?」

吉良「そこの男を攻撃だッ!キラークイーン!」

殺先生「しまっ」

ロヴロ「え」

ドガアアアアアアアン

ロヴロ「・・・!」

烏間「・・・!?」

殺先生「ぐっ・・・」

吉良「頭部の破壊は免れたか・・・」

全員「・・・!」タッタッタッ

ビッチ「なっ・・・何があったのよ!?」

吉良「仕方がない・・・シアーハートアタックで学校もろと、もッ!?」グッ

カルマ「あんたさァ・・・何してる訳?」

渚「カルマ君!」

吉良「(私の背後に・・・いつの間にコイツ・・・)」

カルマ「質問に答えてくれる?」シャッ

吉良「!(ナイフか・・・本物だな)」

吉良「当然・・・あのタコの暗殺だが?それをやめさせるというのは、地球の命を縮める行為だg」

カルマ「へえ・・・あんたの爆弾攻撃で校舎が焼けてるのに、そっちの方が地球の命は伸びるわけ?」

吉良「?」

カルマ「生徒が焼け死ねば、あの先生は復讐に燃えて3月より前に地球を爆破するかもしれないわけだ・・・あんたは地球を滅ぼそうとしたんだよ」

吉良「・・・」ギリギリ

カルマ「さ、どうする?」

吉良「・・・ディアボロ」

カルマ「?」ザッ

カルマ「!」クル

ディアボロ「なんて醜態だ吉良・・・あのタコにやられるならまだしも」

吉良「済まないな、だが・・・お前も出番がきて良かったろう?」

カルマ「・・・?」

ディアボロ「さ、放してもらおうか」スチャ

カルマ「・・・」パッ

吉良「助かったぞディアボロ、私は先に荒木荘に帰っている」

カルマ「・・・」ギロッ

吉良「・・・君を今ここで殺してもいいが、やめておくよ」ザッ

カルマ「・・・で、あんたはどうすんの?」クルッ

ディアボロ「まずそのナイフを捨ててもらおうか」

カルマ「・・・キャッチボールのできない人だね」ブン

ディアボロ「!」ザクッ

ディアボロ「(こいつ!ためらいもなく首に・・・)」ドサ

カルマ「・・・帰るか・・・」

ディアボロ「フン・・・」ムクリ

カルマ「!?」

殺先生「!?」

ディアボロ「ジョルノ・ジョバーナには感謝しなくてはな・・・」

カルマ「(コイツ・・・首を刺されてなぜ生きていられる・・・?)」

ディアボロ「ためらいのない刺突・・・我がパッショーネにいれば、幹部になることができたかもしれないだろうな」

カルマ「(パッショーネ・・・確かイタリアのマフィアだったはず・・・)」

ディアボロ「しかし、私に盾ついたのだ、身を持って償ってもらおう・・・キングクリムゾンッ!」

ビチャッ

カルマ「!?め、目がッ!」

ディアボロ「『キングクリムゾン』の能力の中では、この世の時間は消し飛び・・・そして全ての人間は、この時間の中で動いた足跡を覚えていないッ!『結果』だけだ!!この世には『結果』だけが残る!!」

ディアボロ「しかしこの能力は発動中移動はできるが攻撃はできん・・・だが、貴様が刺した傷口から出た血を貴様に投げつけ、目潰しするといったことはできるッ!」

カルマ「・・・にわかには信じられないな」

ディアボロ「貴様のような便器に吐き出されたタンカスには分かるまい・・・殺れ、キングクリムゾン」

ドゴォ

カルマ「がッ・・・!?」ブハッ

ドガッ

ディアボロ「フン・・・あっけない」ザッザッザッ

カルマ「チッ」ビュッ

ディアボロ「!?」ザクッ

ディアボロ「くっ・・・あのガキィ!」ズボッ

ザッザッザッ・・・

カルマ「何だったんだあいつ・・・」

渚「カルマ君!」ダッ

殺先生「カルマ君!何が!?」

烏間「(もしかすると・・・プッチやカーズも似たような能力を・・・?いや、まったく違うスタンドということも・・・)」ワーワー

一方荒木荘

DIO「よくやったアレッシー・・・私も若返ったぞ」ゴゴゴゴ

アレッシー「身に余るお言葉です」

DIO「いやそんなことはない・・・ふむ、肩が軽いな」コキッ

DIO「さて・・・夜に暗殺だ」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨

アレッシー「」ニヤ

ジャバー ブシュー

前原「やっと消えた・・・」

神崎「疲れたー」

磯貝「1時間目半分潰れたな」

殺先生「ですねえ・・・何をしますかねぇ」

カーズ「・・・」スッ

プッチ「・・・」スッ

カルマ「・・・?」

渚「!」

殺先生「・・・おや、カーズ君プッチ君。どうしましたか?」

カーズ「せいぜい今のうちに体を休めておけ・・・2時間目終了後、プッチがお前を暗殺する」

プッチ「予告はしておきましたので、それでは」ザッ

殺先生「・・・」

渚「・・・!」

プッチ「」ニィ

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨

ガチャ

吉良「帰ったぞ・・・お、DIO終わってたのか」

DIO「まあな。100年以上生きているとはいえ、カーズのように無駄に長生きはしていない」

ディアボロ「準最年長と最年長の年齢差激しいしな」バタン

DIO「で?どうだったんだヤツは?」

吉良「かなり嗅覚が優れている・・・スタンドの臭いを嗅がれて回避された」

DIO「におい?」

吉良「正確には攻撃時に発するアドレナリンのにおいだ」

DIO「なるほど・・・それでキラークイーンは回避されたのか」

吉良「ああ・・・ヤツが回避方法を見出したあとも一発当てたが、そのあと生徒からの妨害を受けてな」

DIO「?」

ディアボロ「赤羽カルマとかいう生徒だ・・・なかなか凶悪だぞ」

DIO「しかし・・・生徒なら関係ないな。このDIOが暗殺するのは日没後だ・・・いるとしたら居残りだな」

DIO「それに世界を使えばアドレナリンのにおいは絶対に暗殺対象には嗅ぎ分けられない・・・勝ったな」ニヤ

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨

キーンコーンカーントーン コーンカーンキーントーン

生徒「ありがとーございましたー」ガタガタ

殺先生「・・・」

岡野「どうかしたの殺せんせー?」

矢田「授業中もボーっとしてるし・・・」

殺先生「・・・いえ、なんでもありません」

カーズ「行け、プッチ」ヒソヒソ

プッチ「ああ」ザッ

殺先生「・・・・・・来ましたね」ザッ ザッ ザッ

プッチ「早速殺らせてもらいます」ペコ

千葉「・・・!」

プッチ「メイドインヘブン!」バアアアアン

殺先生「・・・?」

プッチ「先生には計り知れない事だろうが最後にひとつ言っておく・・・『時は加速』する」キィィィイイイイ

殺先生「?・・・!?」

プッチ「ようやく気付いたようだな・・・それでは暗殺開始といこう」ドッ

殺先生「にゅやっ!」

ガッシャアアアアン

茅野「なっ・・・何が!?」

片岡「と、時計の針が・・・」

千葉「速い!?」

カーズ「(秒針の速度から察するに・・・現在、時の速度は定速の6倍ッ!10秒間で1分の時が流れる!)」

杉野「うっ・・・目が乾くッ!」

渚「時の・・・加速」

カルマ「・・・!」

律「(皆さんどうしたんでしょう・・・?)」

シャッ

プッチ「まだ加速が不十分だな・・・しばらく時間が必要だ」

殺先生「プッチ君の速度が異常に速い・・・もしや!?加速するのは、プッチ君と生物以外の時間だけなのかッ!?」

プッチ「正解だよ殺せんせー」ヴォッ

殺先生「!」スカッ

プッチ「現在、13倍の速度で時は流れている・・・すなわり5秒で1分が経過するッ!」

殺先生「随分速くなっていますが・・・先生と同じ速度になるにはあと76倍は速くならないといけませんよ?そこまで加速できますかねぇ?ヌルフフフ」

プッチ「できるさ・・・なんせ、数分で宇宙が一巡するんだもの」

殺先生「・・・!?」

宇宙の一巡ッ!それには、宇宙が終焉を迎えるまでの数百兆年と、新宇宙が誕生してからこの時間に到達するまでの137億年をプラスした時間が必要となる!
しかし!プッチのメイドインヘブンは!その膨大な時間を、ものの数分で経過させることが可能なのだ!

殺先生「にゅやッ」バシュ

プッチ「!」

プッチ「(・・・紙でナイフを包み、奪ったか)」

殺先生「ふう、疲れました・・・ですが、これでもう暗殺できませんねえ。ヌルフフフ」

プッチ「それはどうかな?」

スッ ガチャ

殺先生「!?」

プッチ「私は生物以外の時を加速させる・・・つまり、銃弾の時も加速するというわけだ」チャッ

殺先生「・・・」ゴクリ

プッチ「朝休みにこのエアソフトガンを撃ってBB弾の速度を調べた結果、秒速40m程だと分かった」パン

殺先生「!」ビュッ

プッチ「現在、時の速度は78倍・・・銃弾の速度は秒速3100mを超える!マッハ9.2!航空機の限界を超えたッ!」パァン

殺先生「しかし・・・そんな速度を出せば、熱で銃身が・・・」ヒュッ

プッチ「?言わなかったかな?生物以外の時は『全て』加速する!つまり、このエアソフトガンから見れば、このBB弾は普通の速度なのだよ・・・」パァン ポン

殺先生「・・・!」ヒュッ ヒュッ

プッチ「訂正する。現在、時の速度は83倍だ」パァン

岡島「うわああああ!口が乾くウウウウ!」

片岡「みんな!目と口を閉じて!」

カーズ「(ふむ・・・時の速度は現在87倍・・・エアソフトガンの発射速度は・・・秒速3480m、か。・・・ん?今、時の加速が激しくなったような・・・」

プッチ「お前は今ここで始末する!」パアン パァン

殺先生「」ヒュン

殺先生「(時の加速のペースが速い・・・?このままではマッハ20に追いつかれる!)」ヒュ

プッチ「絶望の追加情報といこうか・・・時の速度は現在168倍ッ!エアソフトガンの発射速度は秒速6720m!あと少しで天王星の公転速度だッ!私は宇宙に届く存在なのだッ!」パパパン

殺先生「・・・!」ヒュッ ヒュ ズパッ

殺先生「!?」ドロッ

プッチ「貴様は吉良・そして私の暗殺を受けて疲労している・・・そしてBB弾の速度はマッハ17.684!フフ、マッハ20がもうすぐだ・・・」パン

カーズ「(続くかァ~?続くかァ~?KORO、続・くゥ・カァ?)」

カルマ「・・・」

プッチ「連射といこう」パパパパパパパパパパパパ

殺先生「ぐっ!」ドチュ ビチュ ブチャ バシャ ドプッ

ドッ
プッチ「現時点で時の速度は417倍だ・・・弾速はマッハ43、貴様を遥かに上回ったな」

プッチ「さらに時は加速する・・・崩れ落ちる自分の貧弱さを思い知れェエーーーッ!」パパパパパパ

殺先生「」バッ

プッチ「!」

殺先生「マッハ20で動けるので、いつも弾が発射されてから回避していましたが・・・こういう場合、やはり弾が発射される前から回避すればいいだけですねぇ」

プッチ「こいつ!」

殺先生「これであなたは自身がマッハ20になれる1000倍まで加速させなければならない・・・その間に、先生はあなたの銃を奪ってみせますよ・・・ヌルフフフ」

プッチ「ならやってやるよ・・・メイドインヘブン!」グワッ

プッチ「(623倍・・・まだ足りない!マッハ20には、まだ届かない!)」ブンッ

殺先生「銃弾は銃口から真っ直ぐにしか飛びませんからねえ・・・銃口の正面に立たなければいい話です。ヌルフフフフフフ」パアン

プッチ「(709倍!まだ20には・・・)」スカッ

殺先生「ヌルフフフ、勝負ありですねえ」

プッチ「」ブチン

プッチ「貴様・・・私を本気で怒らせたな・・・」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨

殺先生「・・・?殺気が変わった・・・?もっとドス黒い殺気に・・・」

プッチ「『二手』遅れたようだな・・・」ヴォッ

殺先生「!?速い!」パパァン

殺先生「にゅやッ!」ピッ

プッチ「私の速度はマッハ19・・・貴様の移動速度に追いつくことが可能になってきたな」パパン

殺先生「ーッ!」ビチュッ ヒュン

プッチ「ここでリロードといこう・・・リロードが終わった時には、私の速度は確実にマッハ20を突破している・・・疲労を計算に入れてもね」ガシャッ

殺先生「・・・」ジャラジャラ

プッチ「・・・さあ殺ろうか」ガシャン

殺先生「」ザッ

プッチ「神の御命においてしりぞけるッ!おまえの行動は、殺せんせー・・・自分の悲鳴をさらに、地獄のラッパにするだけの事だった!」パパパパパパパパパパパパパパ

殺先生「ヌッ!」バッ

プッチ「!?」

プッチ「馬鹿な・・・私の速度は現在マッハ24・・・しかもリロード中に素数を数え落ち着いた・・・ヤツの速度を遥かに上回ったというのに・・・」

カーズ「(この空気の流れは・・・?プッチの射撃がかわされただと・・・?一体何が起きたというんだ・・・!?何が・・・?何が!?)」

殺先生「火事場の馬鹿力・・・というやつですよ。私の最高速度マッハ20を一時的に突破しました・・・しかし疲れますね・・・」

プッチ「こッ・・・の野郎~!やめろォォォ、知った風な口をきいてんじゃあないぞォォォ!」パパパパパパ

殺先生「にゅやあぁ~!」ドチュ ビチュ バチャ

不破「!?何!?後ろから凄い悪臭が!」

千葉「弁当が腐ったんだ・・・」

杉野「だとしたら本校舎の学食も腐ってきてるだろうな、ハハ」

カーズ「(いや・・・この臭い、腐ってはおらん、発酵しているだけだな)」

カーズ「(だが人間どもは食べんだろう・・・仕方がない、このカーズが直々に処分してくれよう)」

カーズ「(指を千切ってヘビにでも変えて・・・)」ブッチィィイー ニョロニョロ

カーズ「(ふむ、美味だ・・・プッチがしくじればこのカーズが暗殺することになるし、腹ごしらえといこう)」

プッチ「フウ・・・フウ・・・(呼吸を整え・・・素数を数える・・・。肉体的にも精神的にも落ち着くのだ)」

殺先生「・・・ゴクリ」

プッチ「・・・フ、私に休憩させたのが間違いだったな・・・さっさと銃を奪えばよかったものを・・・」

殺先生「・・・」

プッチ「はははははは!時の加速、体力の回復・・・今の私はマッハ40ッ!」バババババババ

殺先生「う・・・!」ドドドドドド

殺先生「(切れた・・・私の中で・・・決定的な何かが・・・)」ドサ

カーズ「プッチが押している・・・」ニヤ

千葉「ほ、本当なのかカーズ!?」

カーズ「フン・・・チェック・メイトだ」

プッチ「・・・・・チェック・メイトだ」ゴッ

殺先生「ぐっ・・・」グリグリ

プッチ「銃口は貴様の頭に密着している・・・このまま引き金を引けば、BB弾が貴様の脳天を貫くッ!」

殺先生「いいでしょう・・・殺りなさい」

プッチ「言われずとも」チャキ…

殺先生「その前に・・・あなたはなぜここに?何の目的があって先生の暗殺を?」

カーズ「プッチが押している・・・」ニヤ

千葉「ほ、本当なのかカーズ!?」

カーズ「フン・・・チェック・メイトだ」

プッチ「・・・・・チェック・メイトだ」ゴッ

殺先生「ぐっ・・・」グリグリ

プッチ「銃口は貴様の頭に密着している・・・このまま引き金を引けば、BB弾が貴様の脳天を貫くッ!」

殺先生「いいでしょう・・・殺りなさい」

プッチ「言われずとも」チャキ…

殺先生「その前に・・・あなたはなぜここに?何の目的があって先生の暗殺を?」

プッチ「・・・私はいずれ仲間とともに新世界に到達するつもりだ。この能力で新宇宙を創り・・・人類は一つの終点に到着し『夜明け』を迎えるのだッ!」

プッチ「『幸福』ッ!独りではなく全員が未来を『覚悟』できるッ!『覚悟した者』は『幸福』であるッ!悪い未来も知る事は『絶望』と思うだろうが逆だッ!明日死ぬとわかっていても『覚悟』があるから幸福なんだ!『覚悟』は『絶望』を吹き飛ばすッ!」

プッチ「人類はこれで大きく変わるッ!大きな跳躍だッ!しかし、貴様はその跳躍に害を与える者でしかないッ!かつてのエンポリオのようにッ!だから貴様はここで殺す!・・・くたばれ」ズガァァァアアアアン

バチュッ

プッチ「殺ったな・・・メイドインヘブン解除」ザッザッザッザッ

プッチ「」ガララ

プッチ「・・・む?どうしたんだい皆?時の加速は止まったよ?」

茅野「え・・・?」パチ

吉田「あ、本当だ・・・」

速水「(時計の針は普通に動いている・・・午前3:00か・・・)」

寺坂「(何だったんだァ・・・?)」

カルマ「・・・いいのォ?プッチ君。殺せんせー、まだ生きてるけど」

プッチ「・・・!?」

殺先生「カルマ君と同感ですねえ、ヌルフフフ」

プッチ「!?」クルッ

カーズ「やられたな・・・プッチ」

プッチ「そんな・・・確かにBB弾は脳天を貫いた!」

殺先生「脱皮したんですよ。先生が月イチで使える奥の手です」

プッチ「しかし・・・皮だけではなかった!確実にあんたの肉を貫通した!音もした!」

殺先生「それは、怪しまれないように脱皮した皮の中に、触手を何本か千切って入れておいたからですよ」

プッチ「な・・・」

殺先生「先生には骨がありませんからね、容易に騙せるわけです・・・それに、プッチ君あなたは『逃げられない』と思い込んでいた・・・そういう心理もはたらいて、騙されたのですよ」

殺先生「それに、あなたは慢心して目を瞑って銃を撃った・・・そこが最も大きな失敗の理由です」

プッチ「貴様ッ!」

プッチ「メイド・イン・ヘブン!」ドオッ

プッチ「ぁぁぁぁああああああ!」ガシッ ブンッ

殺先生「無駄ですよプッチ君、時の完全加速にはやや時間がかかる」パシ

プッチ「ぐ・・・」ギリギリ

殺先生「あなたは、未来を理解しているのが覚悟ということでしたが・・・先生は未来を理解できず、それでも真っ直ぐに進んでいくことが覚悟だと考えています」

プッチ「・・・クッ」

殺先生「それではあなたを改めてE組に歓迎しま

カーズ「次はこのカーズが相手だ」ズアッ

殺先生「!?」

カーズ「永遠にサヨナラだよKOROォ・・・」ザッ

卿はこのへんで

殺先生「・・・」

カーズ「プッチ・・・どいていろ」

プッチ「・・・」スッ

カーズ「我が流法は光!輝彩滑刀の流法!」ジャキィ

殺先生「!?」

倉橋「腕から・・・刀が!?」

カーズ「フッ」ダッ ヴォン

殺先生「にゅやッ!」バッ

カーズ「後方へ飛び退いたか、だが大きな間違いだったな!」

ズバァッ

殺先生「ーッ!?」

狭間「真っぷた・・・」

カーズ「究極生命体になる前ならいざ知らず・・・今では、刀を振った風圧で人間サイズなら軽く切断できるわ!」ヴウウウウン

殺先生「くっ」ガラッ ビュッ

カーズ「このカーズから逃げられると思うか!」バシュッ

殺先生「!?」ボスッ

カーズ「血管針を伸ばし、ネット代わりにさせてもらった。フフ・・・このまま貴様の体に沸騰血を流し込んでやろう!」

殺先生「!」グググ

カーズ「エシディシ!貴様の技を借りるぞ!怪焔王の流法!」ザクザクザク

殺先生「あぁあああぁああぁぁあああああぁぁあぁあああぁあ!」

カーズ「フフ・・・その声が聴きたかったぞKOROォ!」

カーズ「血管針を貴様の脳に刺しこみ殺してくれる!」グググ

殺先生「うあっあっあっあああああああああああ!」

カーズ「このまま脳を破壊してやってもよいが・・・その前に貴様を存分にいたぶってやろう!」ドスッ

殺先生「がッ!?」

カーズ「貴様の脳の一部に血管針を刺した・・・貴様の脳から発せられる電気信号を狂わせた!たった10分という短い時間だが・・・貴様は体を思うように動かせられない!」

殺先生「ぐっ・・・」

殺先生「(頭をあげようとしているのに・・・触手が動く・・・!)」

カーズ「フハハハハハハハハ!血管針攻撃!」

殺先生「!」

ガッ

カーズ「!?」

カーズ「馬鹿な・・・電気信号を狂わせたというのに、なぜ血管針を正確にキャッチできる・・・!?」

殺先生「フフ・・・どこに力を入れればどこがどう動くのかマッハで研究したのですよ・・・」

カーズ「・・・なるほどな。では・・・」ガシャン ヴヴヴヴヴヴン

殺先生「!」

カーズ「切り刻んでやろう!」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ

殺先生「ううっ!」ズバズバズバズバ

カーズ「ほおう、頭部の切断だけは免れたか・・・それにしても頭だけで転がるというのは滑稽だな」

殺先生「ぐ・・・」ズリュン

カーズ「ほほう、再生を開始したか・・・だが・・・」カパッ

千葉「・・・!?」

茅野「口が・・・あんなに大きく・・・!?」

プッチ「(・・・何をするつもりだ・・・カーズ・・・)」

カーズ「ははははははははははははは!ウツボには第2の口、咽頭顎が存在するッ!このカーズは、その能力も手に入れたッ!だが・・・」バリバリバリッ

殺先生「にゅやッ!?」ドスドスドス

カーズ「確実に貴様の喉元を捕らえるため、リブス・ブレードで捕獲させてもらう!」

殺先生「(これは・・・肋骨・・・!?)ぐあっ!」

リブス・ブレード、別名露骨な肋骨!1本1本が回転でき方向自在!最大伸長472cm!最大圧力3975kg/平方cm!

カーズ「もらったァ!咽頭顎ッ!」ドシュッ

ヴォン

殺先生「にゃッ!」ズッガァァァアアアン

殺先生「ぐあ・・・!」

カーズ「この咽頭顎は、ジュラ紀の海を制覇していた怪物プレデターXと同等の15トンの咬合力を誇るッ!絶対に貴様を逃しはせぬ!」グググ

殺先生「ッ・・・」グググ

カーズ「・・・フッ、いい機会だ。咽頭顎から毒を注入し、どの毒が有効なのか調べ上げてやろう!まずはボツリヌストキシンだッ!」

殺先生「ぐっあ!」

カルマ「(ボツリヌストキシン・・・?確か、たった0.5gで全人類を絶滅させられる猛毒だと聞いた・・・。効くのか?)」

カーズ「ふむ・・・(ボツリヌストキシン、ソラニン、アルカロイド、テトロドトキシン、レクチン・・・多数の毒を試したが、どれも顔が変化する程度とはな・・・)」

カーズ「毒が効かず、実弾を体内で溶かす・・・貴様、おおかた兵器として開発されたのであろう」

殺先生「・・・!」

カーズ「すると、現在存在する毒が効くはずがない・・・すなわち、貴様を毒殺するためには現代に存在しない毒を使えばよい!」

殺先生「存在・・・しない毒・・・?」

カーズ「このカーズ、絶滅動物・現生動物問わず、あらゆる生物の能力を使うことができるッ!遺伝子が覚えているッ!白亜紀前期には、シノルニトサウルスという毒牙恐竜がいたッ!その毒で貴様を滅す!」

殺先生「ぐっああああああああああああああああ!」

殺先生「(体が・・・痺れて・・・動けないッ!)」

カーズ「ふむ・・・割と近い時代の生物だったからな・・・体が痺れる程度で済んだか・・・だがッ!」

殺先生「!?」ガクガクガク

カーズ「2億5000万年前、ペルム紀のテロケファルスの毒ッ!これならどうだァ!」

殺先生「ーッ!」

カーズ「さらに!ダメージを徹底的に上乗せしてやろう!沸騰血を頭にかけてくれようぞ!」ジャバッ

殺先生「にゅやああああああああ!」

カーズ「こいつ・・・テロケファルスの毒まで痙攣で済ませるとは・・・だがッ!沸騰血がまだあるぞッ!」ジャバジャバ

殺先生「ぐ・・・再生スピードでなんとか防げるか!?」

カーズ「ぐっ・・・とても脳まで到達できん!血液量を増加だッ!」ガシャコ

殺先生「再生をもっと・・・ずっと速く!」

カーズ「チィ・・・埒があかんッ!・・・ワムウ、貴様の技を借りるぞッ!」

カーズ「左腕を関節ごと右回転!右腕を関節ごと左回転!闘技、神砂嵐!」ドウ

殺先生「!?」

ゴォォォォォオオオオオオオ

グッチャアアアア
カーズ「・・・終わったか」

殺先生「う・・・痙攣した体で動くと無茶ですね・・・」ガクッ

カーズ「!?」クル

殺先生「君が今攻撃したのは脱皮した皮ですよ・・・カーズ君」

カーズ「馬鹿な!貴様はプッチの暗殺で脱皮したはず!」

殺先生「実はね、4月は脱皮しなかったんですよ。その皮を服の内ポケットに畳んで収納していたんです」

カーズ「・・・輝彩滑刀!」ヴォッ

殺先生「」シャッ ピッ

殺先生「・・・もうネタ切れですか?ヌルフフフ」ズリュン

カーズ「(こいつ!)」グオオオオオオオオ

殺先生「!」

カーズ「神砂嵐でもう一度仕留めてやる!」ゴウ

殺先生「くっ」バッ

ブッチィィィイイイ

殺先生「!」

カーズ「触手を千切っただけか・・・む?」

殺先生「ヌルフフフ、その程度ですか?」

カーズ「・・・フッ、触手を千切られた痛みで、感覚がマヒしているらしいな・・・」

殺先生「?」

カーズ「この神砂嵐、激しく空気中の分子同士が衝突しあうことで、熱を発生させる作用があることにたった今気が付いた!貴様の触手にももうじき火がつくころだ!」

殺先生「にゅやッ!?」ボッ

カーズ「(ピット器官で奴を見ていたから気付けた・・・ふむ、なかなか使えるぞ神砂嵐!)」

こないだやってた奴よりいくらか面白くなっててワロタ

>>90
このへんからやる気が失せてきているのでご注意


殺先生「くっ」ボシュウ

カーズ「消火したか・・・だが、貴様はチェック・メイトにはまったのだ!」メキメキ

殺先生「!?」

カーズ「スピノサウルスをベースとし!トリケラトプスの角!オパビニアの眼!脚には蹄を持ち、当然咽頭顎もある!」ズン

殺先生「・・・!」

カーズ「全長60m!貴様は絶対に生かしておけん!」シュッ

殺先生「!?」スッパアアア

カーズ「アンフィコエリアスの尾の先端速度は音速に近い・・・しかし!このカーズはあらゆる生物の能力を全て上回る!速度はマッハ5!油断していようものなら、簡単に当てられるわ!」シュ

殺先生「(甘く見ていた・・・というよりも、認識を間違っていた!彼は、生物の域を完全に超越している!)」

カーズ「逃がすか!」バシュウ

殺先生「!?」バシィ

カーズ「咽頭顎では射程外だったのでな・・・カメレオンの舌を使わせてもらった・・・。射程距離は40mだッ!」

カーズ「さらにィ!この舌は血管針の役割も果たす!喰らってくたばれ怪焔王!」

殺先生「~ッ!!」バッ

カーズ「逃がすかァ!」ヒュ

殺先生「」パッシィ

カーズ「血管針を通した波紋疾走!」

殺先生「あああああああああああああああああああ!」ドロォ

カーズ「ミイデラゴミムシは摂氏100度の液体を噴出する・・・貴様を焼き尽くすには不十分だが・・・それでも大打撃であろうッ!」ドゴウ

殺先生「うあぁぁぁぁあああああっ!」シュゴウ

殺先生「(早く・・・火傷の治癒をッ・・・)」

カーズ「させるかァ!空裂眼刺驚!」ズギュウウウン

殺先生「がっは・・・!?」

カーズ「眼球内の体液を高圧で噴射する、空裂眼刺驚!しかも、エシディシの沸騰血で温度は500度!貴様は穴を塞ぐ前に、火傷の治癒もせねばならん・・・はたして再生が追い付くかな?」ゴルルルル

殺先生「(後方に回ってこの場をしのぐ・・・その間に再生を!)」ギュン

カーズ「フン!オパビニアの眼がある限り、360度全方向が見えるッ!貴様がどこにいようとお見通しよォ!」ブン

殺先生「!?」ドッガアアン

カーズ「アンキロサウルスの尾だ・・・しかも速度はマッハ5のまま!この衝突のエネルギーは約170kgのダイナマイトが炸裂したのと同じよ!」

殺先生「がはっ・・・」

ゴトッ

カーズ「フン・・・ようやくくたばったか」

カーズ「それにしてもオパビニアの眼は便利だな・・・ん?貴様ッ!まだ生きているなッ!」クル

殺先生「」バシュ

カーズ「こいつ・・・!どこに空を飛べるほどのエネルギーg」シューッ

カーズ「!?・・・め・・・眼がッ!」

殺先生「先生が生きていると気付くまでに時間がかかりましたねえ・・・目薬をうっておきました」

カーズ「貴様・・・!」

カーズ「ならば!目以外で貴様を探知すればいいだけのことよ!」

殺先生「!?」

カーズ「音、臭い、温度、放射線、電磁波・・・方法はゴロゴロある!」

カーズ「耳で音を聞き取り、鼻で臭いをかぎ分け、ピット器官で温度を感じ取り、体毛で空気の流れをつかむ!」

カーズ「そこだなァ!?KOROォ!空裂眼刺驚!」

殺先生「ぐっ!」ズギュウウン

千葉「殺せんせー・・・」ゴク

茅野「・・・」

プッチ「(派手にやってるなあカーズ・・・ん?)」

烏間「ん」

バババババババババババババ

ビッチ「あれは・・・?」

カーズ「羽を撃ち込んでくれる!羽の速度はマッハ8!ライフルの4倍だッ!」ズガガガガガガガガガガガ

殺先生「ぐっ・・・」

カーズ「抵抗できまい!?フハハハハハハハハハハ・・・あ?」

バババババババババババババババ

カーズ「な・・・なんだこれは!?音が・・・臭いが・・・風がッ!電磁波がッ!乱されるッ!」

殺先生「(今のうちに避難ッ!)」バシュ

ロヴロ「あれは・・・米軍か」

烏間「いつも奴の様子を見に不規則に来ていたが・・・2人には伝えていなかったな。それにしても時が加速するような非常でも来るのか・・・」

カーズ「お、おぉ~、おのれ貴様らァ~!」ズガガガガガガガガガガ

ドォォオオオン

カーズ「邪魔をするなァァァアアアア!」ブン

ズドォォオオオン

茅野「あのままじゃ米軍がやられる!」

渚「ころ」

殺先生「」バシュ

烏間「いつも奴の様子を見に不規則に来ていたが・・・2人には伝えていなかったな。それにしても時が加速するような非常時でも来るのか・・・」

でした

カーズ「KUAAAAA・・・ガッ!?」シュバッ

殺先生「ヌルフフフ、その程度で集中を乱されるとはねえ・・・耳掃除して、ついでに鼻にも薬をうっておきましたよ」

カーズ「ぐあああああああ・・・・ああああああ!」

殺先生「頑張って暗殺してみなさい、カーズ君」

カーズ「あああ・・・と言うとでも思ったか?」

殺先生「!?」

カーズ「貴様が今近寄ってきたことで・・・カクテルパーティー効果を完全に使えるようになった!」ヴヴヴン

殺先生「ッ!」スパア

カーズ「そろそろここらで終わりにするとしよう!超音波砲!」ドン

殺先生「!?」グワッ

ドオオオオオン

カーズ「そろそろ元の姿に戻るとするか」シュウウ

カーズ「・・・マッコウクジラの頭部にはメロンという器官がある。そこから大音量の超音波を出し、貴様を失神させたわけだ・・・。これで楽に殺れるな」ザッ ガシャ

烏間「・・・音で校舎が吹き飛ぶとは・・・!」ガラ

茅野「何・・・?何が起きたの・・・?」

カーズ「・・・!」

殺先生「後ろです」ヒュッ

カーズ「!」ギリギリギリ

殺先生「危害を加えるのは契約違反ですが・・・これは危害ではありませんしねえ」

カーズ「貴様・・・いつの間に」

殺先生「あなたが人間の姿に戻った時ですよ・・・あなたは真下を見ていましたし、超音波砲で土埃もたっていましたしねえ」

カーズ「すると・・・超音波砲は受けなかったのか?」

殺先生「いえ・・・受けましたよ。ただ、私の回復力まで計算に入れていなかったようですねえ」

カーズ「なるほど・・・これは殺せないな」フウ

殺先生「ヌルフフフ、では授業を再開・・・ああ、校舎が吹き飛んだんでしたねえ」

カルマ「いや、黒板は8割無事だよ」

殺先生「ではしましょうか・・・いえ夜ですし、解散としますかねえ・・・」

カーズ「・・・」

絵で見るとだいぶキモいことになってんだろうなカーズ

>>102
エイリアンに出てもおかしくないレベルです

午後11時ごろ ホウホウ

殺先生「・・・」

???「」スッ

???「」ヒュッ

殺先生「」パッシィア

???「・・・キャッチされたか」

殺先生「烏間先生・・・何をしに?」

烏間「1日中、少しボーっとしていただろ。休み時間のあいつのことか」フウ

殺先生「はい・・・彼は人が何人死のうが関係ないと考えているようです・・・。なんとか手入れできないものですかねえ」

烏間「1クラス30人を超える学校も多いからな、転校生暗殺者として入れてもいいが・・・まずは改心させるところからか」

吉良「ほおー・・・改心か」

烏間「!」

殺先生「!?」

烏間「(バカな・・・いつの間に!?俺は訓練校で背後を取られぬよう訓練に訓練を積み重ねてきたというのに・・・)」

吉良「フフ・・・」スッ

殺先生「!」バッ

吉良「遅い!」

ズガアアアアアアアン

吉良「(フン・・・DIO、なかなかいいぞ)」

吉良「大分時間が経過したからな・・・アドレナリンのにおいを忘れたか」スッ

殺先生「にゅやッ」ドゴン

殺先生「」チラッ

吉良「どこを見ている!どこを!」スッ

殺先生「にゃッ!」

ドゴォォオオン

DIO「・・・」ニィ

烏間「!」

烏間「(森の中に何かいるな)」

殺先生「・・・」ジー

吉良「貴様!どこを見ている!」

殺先生「くっ」バッ

ズドン

吉良「(ぐ・・・DIO頼む!)」

DIO「ザ・ワールド!」

吉良「(しめた!)」ニヤァ

殺先生「!?」

ドッゴォオン

烏間「・・・!」

吉良「くっ・・・間一髪で頭だけは守ったか」

殺先生「う・・・あなた、いつの間に私のすぐ近くに・・・?」

吉良「なぜスタンドが1人につき1つだと思い込んでいる?」ニヤ

殺先生「!」

烏間「!?」

DIO「・・・」ペロ

吉良「私のスタンドは2つ!物を爆弾にするスタンド!そしてもう1つは!時を止めるスタンドだッ!」

烏間「時を・・・!?」

殺先生「・・・!」

吉良「そのとおりだ」

殺先生「・・・」チラ

吉良「・・・どこを見ている!」

殺先生「にゅやッ!」ズドォォオオン

殺先生「」チラッ

烏間「!」

烏間「(なるほど、そういうことか!)」チャッ

吉良「!?」

烏間「」バシュッ

ヒュン

DIO「ムッ!?」ザクッ

DIO「ぐあッ!」ヨロ

殺先生「やはり、あなたのスタンドは物を爆弾にするだけ・・・時を止めるのは、別の人間がしているのでしょう」

吉良「見抜かれたか・・・!」

烏間「そこの黄色いの、そして吉良。貴様らはこいつを殺すためなら森を焼いていいという主義のようだ。それはこちらとしても困るのでな・・・倒させてもらうぞ」チャッ

DIO「ほう?」ニヤ

DIO「それは面白い冗談だ!」ダッ

烏間「(来る!)」ブン

DIO「ほう、なかなかよい剣裁きだ・・・だがッ!」ピョン

烏間「!」

DIO「フフ・・・」タッ

烏間「なっ・・・俺のナイフをかわすだけならまだしも、そのナイフの上に立つとはッ!」

DIO「フハハハハ!この状態から蹴りを喰らわせてやろう!」ヴォ

烏間「ぐっ!」

吉良「少々邪魔が入ったが・・・貴様には死んでもらう!第2の爆弾!シアーハートアタック!」コッチヲミロォ

殺先生「うぉ」

ドォォオオオン

吉良「シアーハートアタックは、爆破対象を爆殺するまで自動追尾する・・・貴様はマッハ20で動けるが、いずれ旧校舎に戻らなければならん。フフ、勝負はついたな」

殺先生「くっ」バッ

シアー「ウオオオオオ」ギュン

吉良「追え!追え!追え!くはははははははははははっはは!」

烏間「フッ」ギリギリ

DIO「こいつ!俺の足蹴りを片手で!?」

烏間「ハアッ!」ヴォ

DIO「WRY!?」ドグォ

DIO「こいつ!俺の腹に足蹴りをォ・・・」ドサ

烏間「俺は元第1空挺団にいた男だ。甘くみられては困るな」スッ

DIO「ほう・・・そうか?」バッ

烏間「!」

殺先生「フン!」ビュン
シアー「マテコラア」
吉良「フフ・・・木に登ったかいがあった。キラークイーン」

ズガアアア

殺先生「にゅやッ!?」グラ

ヒュウウウウウウウ

ドガッ

殺先生「く・・・」

吉良「シアーハートアタックをしていても、キラークイーンは使えるのだよ」

殺先生「・・・」ギリ

吉良「殺れ」

DIO「WRYYYYYYYYYY!」ブン

烏間「はy」ゴッ

烏間「がはッ!?」ドッ

DIO「フン・・・やはり人間レベルではな・・・クク」ザッ

烏間「貴様!」ダッ ヒュ

DIO「!WRYYY!?」ゴッ

DIO「(一瞬で俺の首を絞め・・・)」

烏間「ぐ・・・フッ」

吉良「・・・やったか?」

殺先生「残念ですねえ」シュ

吉良「!?」

殺先生「マッハ20が人間に見切ることのできる速度だと思いますか?ヌルフフフ」

吉良「なっ・・・」グラ

殺先生「おっと」パシ

吉良「・・・こりゃ無理だな」

殺先生「ヌルフフフ。そうだ、あなたに言いたいことがあったのでした」

吉良「?」

殺先生「あなた、私の学級に入りませんか?」

吉良「!?」

殺先生「あなたの腕前は素晴らしい・・・クラスメートと協力しあえば、物凄い戦力になるはずです」

吉良「・・・」

殺先生「どうですか?」

吉良「・・・そうだな」

殺先生「」ニコッ

DIO「オイ・・・悠長に会話している暇があるのかァ?」パッ

烏間「」ドサ

殺先生「!?」

DIO「このDIOに刃向うからだ」ペロ

殺先生「・・・・・・・!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨

DIO「来いよォ!KOROォ!」

殺先生「」ビシュバシュ

DIO「ぐっ・・・ぬっ・・・」ビシュ

DIO「(さすがに速いな)」

吉良「(吸血鬼をもってしても倒せないか・・・まあ、カーズが負けているしな・・・)」

DIO「ぐぬぬ・・・ザ・ワールド!時は止まる!」ドォーン

殺先生「」

DIO「フハハハハハハ!いくら超生物でも、このDIOの時間には入ってこれまいィ!」

殺先生「」

DIO「WRYYYYYYYYYYYYY!タコ殴りよォーッ!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」

殺先生「」ドグシャア

DIO「そして時は動き出す」パチン

殺先生「ハッ・・・!?痛い・・・体が痛い・・・!?何が・・・!?」

DIO「これがこのDIOの能力、ザ・ワールド!このDIOは、時間を止めたのだァ!」

殺先生「・・・!先ほどトリックで言っていた能力ですか」

DIO「・・・トリック?トリックだと?・・・ハッ、今にそうではないとわかるさ」

DIO「マッハ20など、我が時間の中ではただのしぼりカスよォッ!ザ・ワールドォ!」

殺先生「」

DIO「きさまはチェスや将棋でいうチェック・メイトにはまったのだッ!」シャッ

DIO「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」バシュシュ

DIO「そして時は」

DIO「動き出す!」

殺先生「がッ!?」ザクザクザクザク

殺先生「ごぼォッ・・・!?」ドガアン

DIO「フン」ニヤア

吉良「勝負はついたな・・・どれ、アレッシーになお・・・!?」

DIO「!?」クル

殺先生「カーズ君の暗殺の時の皮を・・・持っていて助かりましたよ」

殺先生「おかげでナイフも深く刺さりませんでした」スポ

バリバリ

殺先生「ヌルフフフ、どうしますか?」

DIO「・・・貴様ァ~!空裂眼刺驚!」

殺先生「!」

殺先生「よっと」スカア

DIO「!」

殺先生「なかなかの速度でしたが・・・先生には劣りますねえ、ヌルフフフフ」

DIO「貴様ァ!」ブン

殺先生「」スカッ

殺先生「・・・把握しました。これがあなたのアドレナリンのにおいですね」

DIO「~ッ!」ギリギリ

DIO「ザ・ワール・・・!?」

殺先生「さて」キュッ

殺先生「危害は加えませんが・・・しばらく止まってもらいますね」

DIO「がッ・・・」

皮使いすぎだろ

DIO「この、DIOが・・・」ガク

殺先生「さて2人とも、ええー・・・お名前を教えていただけませんかねえ?」

吉良「・・・吉良だ」

DIO「」ペッ

殺先生「吉良君に・・・DIO君!私のクラスに来てみませんか?」

殺先生「あなた方の能力は素晴らしい!E組で、クラスメートとともにさらにその腕を磨いていけば、あなた方にとって損はないはずです」プニン

殺先生「どうですか?」

吉良「別に構わん」

DIO「」ペッ

殺先生「では行きましょう、私たちの学級に!」

殺先生「と、その前に・・・出てきていいですよ」
ディアボロ「・・・なぜばれた」

殺先生「先生の嗅覚を舐めてもらっては困りますねえ・・・あなたの臭いを嗅ぎつけるくらいわけないですよ」

殺先生「よっこいしょ」ズル

殺先生「では行きましsy」

DIO「あ、無理だ」

殺先生「え」

翌朝

カーズ「なぜ貴様らが来ている」

ディアボロ「仕方ないだろう」

プッチ「いいじゃない、カーズ。DIOもこうして一緒になっていr」

吉良「DIOは一緒じゃないが」

プッチ「あんまりだ・・・」ガクッ

>>126
対抗策が浮かばなくて


渚「じゃあよろしく!吉良君、ディアボロ君!」

吉良「よろしく」

ディアボロ「ああ」

カルマ「忘れてないだろうね、僕のこと?」ニヤ

ディアボロ「フン・・・」ニマア

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨

カーズ「ハア・・・」

数日後

鷹岡「烏間、お前が育てたこいつらの中で優れている者を4人選べ」

鷹岡「そいつが俺と闘い一度でもナイフを当てられたら・・・お前に訓練を全部任せて出てってやる!男に二言はない!」

鷹岡「ただし使うナイフはこれじゃない・・・殺す相手がオレなんだ、使う刃物も本物じゃなくちゃなあ」

烏間「よせ!彼らは人間を殺す訓練も用意も・・・用意も・・・あ」

烏間「磯貝君、悪いがカーズとプッチ、吉良、ディアボロを呼んできてくれ」

磯貝「はい」ダッ

鷹岡「おやおや・・・本当にやるか、ねッ!?」ザク

吉良「・・・あれ?本物のナイフでよかったんだよな?」グリグリ

カーズ「そう磯貝から聞いたが」ドス

ディアボロ「まあどっちでも構わないだろ」ザクッ

鷹岡「(こいつら・・・マジでナイフを刺しに来やがった!)」

プッチ「」ズバアアアアア

鷹岡「ぐはあぁッ!?」ドサリ

吉良「・・・DIOがいないからってそうカリカリしなくていいだろ」

プッチ「あ、ごめん」

E組「やったぞ!勝った!」

烏間「(・・・やはり人間では相手にならないか)」

理事長「・・・」

理事長「解雇通知です。あなたは二度とここで授業を教えることができない。ここの教師の任命権は防衛省にはない・・・全て私の支配下にあることをお忘れなく」ザッ

鷹岡「くそ・・・くそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそ!」ダッ

ガサガサ ガサガサ・・・

鷹岡「チクショオォー!」ガサガサ

鷹岡「・・・チィ、取り乱して裏山の奥まで来てしまった・・・ハアハア」ガサ

鷹岡「あまり深くなくてよかった・・・」

DIO「ほう、私の取り分を残してくれていたのか・・・」

鷹岡「!?」クル

DIO「ロードローラーだッ!」ドグシャア

鷹岡「」

鷹岡:再起不能(リタイア)

DIO「そのままぶつけた訳ではないからな。安心しろ、死んではない」

前原「すげかったな!スカッとしたぜ!」

吉良「ああ、ならよかったよ」ニコ

中村「容赦ないね~カーズ君♪」

カーズ「フン」

殺先生「・・・仲良くなっていますね」

烏間「・・・そうだな」

ロヴロ「フム・・・いいもんだな」

殺先生「・・・」ニコ

ガチャ

大統領「・・・おいどうしたんだDIO」

Dio「どうしてこうなった」

DIO「ム?実はかくかくしかじかでな・・・それはそうと家賃滞納してるから大統領、払え」

大統領「」

Dio「あ、俺金持ってきてないからよろ」

大統領「」

荒木「家賃まだかな?」ガチャ

Dio「あ、大統領が払います」

大統領「」

荒木「はい、出して」

大統領「」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年07月01日 (水) 20:12:36   ID: 3AiuGEXF

乙~

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