阿笠「そいつをいじったら大変なことになるぞ!」
コナン「いや、見てただけだけど?」
阿笠「なんじゃと・・・!?あ、触ってないならいいんじゃ」
コナン「このカメラ一体なんだよ?」
阿笠「聞いて驚くなよ新一。世界中に映像を発信できる装置じゃ」
コナン「どういうことだ?」
阿笠「このカメラで映したものは世界中のテレビや映像受信端末に受信され放映される」
阿笠「しかもあらゆるテレビ局の電波をジャックするんじゃ。即座に世界中に広めることが可能というわけじゃ」
コナン「何だって!すごいもん作ったな!」
阿笠「まあ、実用化して売り出す用途で作ったんじゃないんでな。メディアを用いたマスコミや政府の世論操作に対抗する手段として・・・」
コナン「そうだ博士、それよりも追跡メガネ修理してくれないか?さっき落として壊しちまったんだ」
阿笠「無視かい・・・・・・いいじゃろう。1時間ほどで直してやるからどこかで暇でも潰しているといい」
コナン「ありがとう博士!」
コナン「書斎で本でも読んでるか」タタタ
阿笠「よし、修理じゃ!」
1時間弱後
阿笠「修理完了!そういえば暑いのう・・・クーラーかけ忘れたから汗だくじゃ。シャワーでも浴びてくるか」
阿笠「ワシの眼鏡はここに置いておくか。こないだ買い換えて追跡メガネとよく似たデザインになったがまあ見たらわかるじゃろう」
阿笠「では汗を流すぞ!」タタタ
コナン「博士ー!メガネでき・・・いねえ」
コナン「あ、修理できたみたいだな」カチャ
コナン「うっ!?」クラッ
コナン「何だこれ!?度が入って・・・うわあああああ」ドンガラガッシャーン
コナン「いてて・・・博士の眼鏡かこれ!?転んでさっきのカメラにぶつかっちまったよ」
コナン「こっちが追跡メガネか・・・まったくよりによってなんで似たようなデザインのを買うんだよ!」
コナン「しょうがねえ、もう帰るか!」タタタ
カメラ「ジジー・・・・・・・・・・・・」
コナンが転んだ拍子にスイッチが入りカメラが作動していた
毛利探偵事務所
テレビ「沖野『沖野ヨーコの4分クッキング!』」
小五郎「ヨーコちゅわああああああん!!!!」
テレビ「ブツッ ジジー・・・・・・・・・・・・」
小五郎「ん?いきなり画像が切り替わったぞ!おい!ヨーコちゃんを映せよ!」
蘭「うるさいわよお父さん!どうかしたの!」
小五郎「いやテレビが・・・・・・ん?何か出てきた?」
蘭「え・・・この人は・・・」
テレビ「・・・・・・『フンフーン♪さっぱりした!』」
小五郎「阿笠博士!?」
阿笠『フーッ!さっぱりしたわい。新一のやつは・・・まだ取りにきとらんのか?』
小五郎「なんだこの番組?博士何か言ってなかったのか?」
蘭「いや・・・コナン君に聞いてみないと・・・」
阿笠『追跡メガネがない・・・なんじゃ新一。挨拶もなしにメガネだけ取って帰りよって!まあいいわい』
小五郎「てかなんで博士タオル一丁なんだよ・・・全く一体何なんだ・・・?げ!?」
阿笠『さーてと!いつものやつを・・・』クパッ
小五郎「うわあああああああ!!!博士が尻を開いて穴をこっちに見せている!」
蘭「いやああああああ汚い!」
阿笠『ポラギノールを挿れんとのー』ブス
小五郎「もしもし!目暮警部ですか!!!」プルルル
円谷家
朝美「さーてと・・・あれ?いつもの番組がやってない?おかしいわね・・・新聞ではちゃんと・・・」
光彦「どうしたんですお姉さん?」
朝美「あ、光彦。それが毎週視てる番組がやってなくて・・・特番かしら?」
光彦「どれどれ・・・あれ!?これは・・・」
朝美「何なの?」
光彦「阿笠・・・博士!?」
阿笠『ふー!挿れ終わったわい!』
阿笠『それにしても・・・今は家にワシ一人か・・・』
光彦「えええええなんです?博士がテレビに出てるか、それとも何かの発明品か・・・」
朝美「光彦・・・なんか別のチャンネルにしてもあの汚いおっさんが映ってるんだけど・・・」ピ ピ ピ
光彦「ま、ますます謎ですね・・・」
阿笠『ふーんふーん♪デデデデンデデデデデン♪』ハラッ
光彦「ん?博士が急に歌い始めましたよ?わ!タオルがはだけた!!!」
阿笠『今日は阿笠博士のワンマンショーじゃー!いっくぞー!!!』
朝美「いやあああああああああああああ」
阿笠「涙っのイエ~~~~~~~スタデイ!(ペペペンペン!)揺れるサ~~~~~~マブリズ!(ペンペン!)消えったなっつを手繰りよっせったあああああああああああ!!!!(ペペンペペペペペン!)」
光彦「尻をこっちに向けつつリズミカルに叩いています!」
朝美「ひいいいいいいいいいいいけ、警察ですか!?」プルルル
阿笠「いやー!・・・久しぶりにハジけてしまったわい!一人ライブは最高じゃ!」
阿笠「そろそろ着替えに・・・えーとワシの服は・・・・・・お?」
阿笠「このパンツは・・・・・・」
小嶋家
元太「早くしねーと料理番組のうな重特番始まっちまう!」ダダダ
元太「よーし間に合った!でもその前に冷蔵庫の冷凍のウナギを解凍して・・・」
元太「ご飯にかける!」ドバー
元太「うな重の映像をおかずにしつつうなぎを食べる!最高だぜ!」ピ
阿笠『うっ!』ドビュッ
元太「え」
阿笠『ふう・・・哀君のパンツは最高じゃのう・・・』ドビュルルル
元太「あ・・・あれが・・・うな重・・・」
元太「・・・・・・・・・・・・・・・」
元太「おえええええええええええええええええええええええ」ゲロゲロ
元太母「どうしたの元太!」
阿笠「さてと、そろそろ着替えるとするかの!」
沖矢「ごめんください、阿笠博士」
阿笠「わわ!沖矢君、なんだね?」
沖矢「あ、博士お風呂上りでしたか。申し訳ございません。ちょっと探し物をしているんですけど」
阿笠「何を探しとるんじゃ?」
沖矢「ええ、ちょっと言い辛いんですけど・・・ん?あ、それですよ博士!」
阿笠「え、どれじゃ?」
沖矢「そのパンツです!恥ずかしながらそれは僕のなんですよ」
阿笠「え!?嘘じゃろ!」
沖矢「いえ、というのも僕実は女装趣味がありまして、ときどきそういうクラブに行ってるんです」
沖矢「実は昨夜もそのクラブに行ってたんですが、その帰りに灰原さんからお米を借りようとここに訪れたのです。その時に落としたんだと思います」
阿笠「え・・・え・・・」
沖矢「見つけて頂きありがとうございまず博士。ではそれを私に・・・」
阿笠「ふざんけんじゃねえぞクソ野郎が!!!たいがいにしやがれ!!!」グワアアア
沖矢「うわあ!」
阿笠「はあ・・・はあ・・・」
沖矢「・・・」チーン
阿笠「や、やばいのう・・・うっかり殺してしもうたわい・・・」
阿笠「ま、まあいいじゃろう・・・最新の証拠隠蔽機があるからそいつを使って・・・」
阿笠『よし!これでワシが疑われることはないぞ!』
コナン「なんとなく電気屋のテレビを覗いてみれば・・・」
コナン「博士えええええええええええ!!!!!!許さねえぞ!!!初めからあんな痴態を放映するのが目的だったんだな!!!」
コナン「もしもし!FBIか!?」プルルル
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/ /,. Y__ヘー 二く: : ヽ: ∠--_、__,. , ---\: : : ⌒>'⌒,ー─'二< ヽ.、
/ , '//二\> 人 ): : /:∠二、 ´_二二_'ヽ:: : :/ 人く >'二 \ \ \
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/,┬ ミ . ノく >- ,ィ'彡': : :Y` ヾ: :_ -ヽ  ̄マ ̄ ̄  ̄ ̄タ ̄ /‐- :_: : : :}ヾ、: : :ヾミュ -- くノ :{、
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| | , 上 ,! . /\.! アガサローリングじゃよ | ! |lA ,゙ー´=‐-、 、 .!
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\ \_>,_ く >.y /: : ヽ, 二二 , __ ,二フ: /: ト、 ( | 、 // r ' ./
` ー - -‐ '' ヽ -へ ,r : :\─‐ ' ´ ` ─ ラ'i : :\く_<ヽ、__/// /
`ー´ ` ‐-----‐ ´ ヽ: :>、/ー‐∨、__r_'. -‐'
目暮「もう逃げられないぞ博士!覚悟するんだ!」
佐藤「公然わいせつ罪、及び殺人の容疑で逮捕する!」
ブラック「世界中の電波をジャックした罪もあるぞ!」
阿笠「な、なんのことじゃ!?ワシは何も・・・ハ!」
阿笠「例のカメラが作動しとる!!!」
コナン「博士!てめーの邪な発明をしたってことはわかってるぜ!死刑台へ行く準備を整えな!」
阿笠「し、新一!く・・・・・・どうせ後がないなら・・・」
阿笠「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」ガッシャーン!
コナン「カメラを殴りつけた!?」
目暮「ば、爆発するぞ!逃げろおおおおおおおおおおお!!!!!!」
佐藤「ひいいいいいいいいいいいい」
ブラック「ひ、避難だあ!」
カッ
コナン「博士は研究所もろとも爆散した・・・・・・・・・」
コナン「その後、博士が例のカメラを爆発させたショックで、世界中の電波がおかしくなり、ラジオ、テレビ放映や衛星配信などがほぼ不可能な状態に陥った」
コナン「博士の痴態の全世界放映も含め世界中が混乱に陥った。情報発信がほぼ不可能になったのだから」
コナン「だが、人々がメディアに頼らず、自分たちで情報を集めようと努力し始めたことは、あの発明品の唯一の功績かもしれない。真実はいつもひとつ」
終わり
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