勇者「……」 (5)
王「よく来た、あの勇敢な英雄の息子の勇者よ」
王「貴様も知っている通り、最近魔物が活発になってきておろう。魔王と呼ばれる存在が生まれたらしい」
勇者「……」
王「そこで、だ」
王「貴様に魔王を討伐して欲しい。イヤなどと抜かすわけではあるまいな」
勇者「……」
「頼んだぞ、勇者よ。世界の命運は貴様に掛かっている」
戦士「……お前が勇者か?ずいぶんと頼りないな」
勇者「……」
戦士「(シカトかよ)……まぁいい。俺は戦士、王様からお前の護衛を頼まれたんだ。宜しくな」スッ
勇者「……」ギュ
戦士「(喋れないんだろうか、コイツ)」
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