俺「ニートから人生逆転する」(27)

俺「そのためにエロラノベを作ろうと思う」

俺「しかし独りで淡々と練習してもつまらない」

俺「なのでシチュエーションを安価で決めてそれを書く」

俺「とりあえず安価一つ下で」

俺「なんか終了したことにされてる」

俺「俺の人生逆転は始まったばかりだ。こんなことでは終わらん」

俺「とりあえずこんなもんかな。投下!」

 人口十万人余りの田舎町。
 眠ったように寂れた家並みのなか、小さな二階建ての本屋がひっそり息づいている。
 曇ったガラス。埃を抱いた窓枠。ほとんど開閉することのない自動ドアは最近調子が悪いようで、極まれに客が訪れても知らんぷりをすることさえある。手を振って、足を踏み鳴らして、ようやく入店できたお客さんはけれど別に怒ったりしない。だいたいが昔からの常連さんであるから、いつものことだと割り切ってくれているのだ。
 カウンターに座ったアルバイト店員の水野は、緊張した様子で切りつけるように視線を走らせていた。
(油断ならないぞ) 
 心のなかで独白する。瞳の中央に据えられているのは、小柄な愛らしい少女だ。中学生くらいだろうか? 黒髪は白いワンピースの肩に触れるほどの長さだ。慎ましい膨らみが薄い布地を押し上げ、幼いながらも女の子らしい優美な曲線を描いている。

 少女はしきりにこちらの様子を伺いながら、本棚の奥の死角へと姿を消す。天井に提げられたミラーで一応確認できるものの、一つ牽制しておく必要があるだろう。そう思って腰を上げたその瞬間だ。
(盗った!)
 鏡に映った少女の指が宙を駆け、素早く一冊の漫画を掠め取った。おどおどした表情とは裏腹に洗練された動きだ。足音を前のめりに響かせて出口へと向かう。ガラス張りの自動ドアが滑らかに道を譲り、陽光のもとへと生還した喜びに表情が綻ぶ。

「ひゃあ!」

 しかし次の瞬間肩に手を乗せられ、少女の悲鳴が空気を震わせた。
 ぽとん、と間の抜けた音がして、服の下から漫画本がこんにちはと挨拶する。

「ちょっと、いいかな?」

 できるだけ怖がらせないよう、にっこりと笑って水野は呼びかけた。


「ごめんなさい・・・・・・」

 しゅんと萎れた少女が、ぽっきりと折れてしまいそうな細い声で謝罪する。
 とりあえず水野は座布団を二つ引っ張り出し、休憩室で向かい合わせに座ってどうしたものかと考えていた。捕まえる寸前までは初めての万引きとの対面に興奮し、どうやって諭そうかなんてことまで考えていたのだが、盗まれた本を見てその衝撃にすっかり気勢を削がれてしまった。

「まあ、買いにくい気持ちは分かるけど」
 水野が言うと、少女は恥ずかしそうにほおを紅潮させた。白い肌がぷるぷると震えて、手はきつく握り締められている。

「エロ漫画だもんなぁ」

『恥辱! 若い恥花を散らす少女たち』そんな文字がこれみよがしに踊る表紙には、あられもない姿を晒した女の子のイラストが所狭しとひしめいている。

「ちじょく、わか」

「タイトルを読み上げないでください!」
 ますます真っ赤になって、羞恥のあまり爆発しそうになりながら叫ぶ。

「わ、悪かったよ。じゃあどうしようかな、とりあえず親御さんに連絡して」

「お願いします! 許してください! お父さんもお母さんもえっちなことには厳しくて、こんなこと知られたらどうなるか」
 土下座をせんばかりの勢いで必死に哀願する少女。

「でもなぁ」

「せ、せめて交換とか、だめでしょうか?」

「交換?」

「盗んだのはこの本じゃなくて、哲学の本とかだったってことに・・・・・・」

斬新な発想だと水野は思わず感心しそうになりながらも、心を鬼にして首を横に振る。

「駄目だ」

「そんなぁ!」

 捨てられた仔犬のような表情になって、少女はペタリと畳に膝を着く。
 かわいそうではある。しかし万引きがどれほど本屋に損害を与えるか考えれば、処罰に手心を加えるわけにはいかないのだ。

「名前と自宅の電話番号は」

「七瀬 優衣です。番号は・・・・・・」
 
優衣は口をつぐむ。

「番号は?」

ちょっと強めの口調で詰問してやると、優衣は泣きそうな顔になって、そして。

「えいっ!」

あろうことか水野の胸へと飛び込んだ。不意をつかれて簡単に押し倒され、そこに優衣の柔らかい体が折り重なる。

「なにす」

文句を言おうと水野は硬直した。馬乗りになった優衣はワンピースの裾をギュッとつかむと、そのままゆっくりと捲り上げた。

ぬらりと白い太ももが露になり、水野は魅入られてしまう。視線は舐めるように肌を這い上がる。こどもパンツをじっくりと視姦した後、視線は柔らかそうな下腹部から恥ずかしそうにお腹に乗っているお臍へと上り。

「全部見せてあげますね、お兄さん」
 
 興奮で濡れた声と同時に、優衣は意を決して服を脱ぎ捨てた。フワリと白い衣が散り、汗をかいた女の子の匂いが舞う。

「な、なに考えてるんだ」
 
可愛らしい腋が丸見えになり、そこから降りるなだらかな曲線がレースで縁取りされたブラジャーへと続く。

「こういう時はエッチなことをして見逃してもらうと相場は決まってますから」
 
 意味不明な主張だ。
 しかしあまりに唐突な出来事に、水野は反論することすらできず年下の少女にされるがままであった。
 細い指先がチャックを啄ばみ、あっという間にズボンから雄棒を取り出される。

「本で見たのと一緒だぁ。これ、ぼっきしてるって言うんですよね」
 
 幼いながらも十分に女を感じさせる下着姿を見せ付けられ、不覚にも下半身には血液が雪崩れ込んでしまっていた。

「うわぁ、またおっきくなった」
 
 少女の好奇心に満ちた瞳の前に晒され、ねっとりとした視線に絡みつかれて、水野の劣情の塊はより一段と鎌首をもたげる。

「こ、こんなことをしても万引きしたことはを許したりしないからな!」
 
 飲み込まれそうな雰囲気から思考を引き剥がし、水野は叫んだ。

「つまり・・・・・・もっとご奉仕しろってことですね?」
 
 しかしすっかり脳がピンクに染まった少女には届かない。いつも愛読しているえっちな本と同じ状況にあることに興奮し、また犯罪を咎められたショックから正常な判断能力を失った少女は、なおも淫行をエスカレートさせてしまう。

「しごくと気持ちいいって書いてあったけど、こうでしょうか」

幼い指で輪っかを結んで、ぎゅっと怒張を絞り上げる。ひんやりと心地良い感覚に水野はそれだけで快楽にうめく。

「ちょ、まて、うわあああぁ!」
 
 シュッ、シュッ、シュッ。
 リズミカルな音を響かせながら、ぷにぷにの指が何度も剛直を扱き上げる。痺れるような悦楽が触れられているところからジーンと広がった。

「さきっぽからベトベトした液をお漏らししてますね。コシコシするの気に入っていただけましたか?」
 
上目遣いに顔を覗きながら、ほおにほんのり桜色を浮かべて、優衣はさらに手の動きを加速させる。先走ったお汁が可愛らしい指先に垂れ、白肌をいやらしく舐めて淫卑に照らせるものの、ちっとも気にする様子はない。快感がどんどん刷り込まれ、折り重なって、精嚢でグルグルと渦巻いている。

「だしちゃうところ見たいです。ほら、早くイっちゃって下さい!」
 
 可愛らしいお指がギュっとおち×ぽを甘噛みして、きつく絞め上げたまま優衣は精液を搾り取ろうと擦り上げる。浮遊感が腰を貫いたその刹那。
 ビュク! ドプドプッ!
 煮えたぎった雄汁が放たれ、脳内を白い閃光が何度も駆け抜けた。優衣の整った顔が、艶やかな黒髪が、白濁液でいっぱい汚されてしまう。

「すごいです。これが射精、ですよね」
 
 むせるほどの濃厚な匂いに鼻腔をたっぷり犯された優衣は、瞳にうっすら恍惚の色を溶かして水野を見上げた。

俺「思ったより時間がかかるものだな」

俺「だが俺の紳士力をもってすればまだまだ書ける」

俺「さて、次はどんなのにするかな」

俺「安価今度は二つ下で」

俺「 (´・ω・`)」

俺「せっかくバイトのお兄さんがエロいことする話でごまかしたのに」

俺「どうして皆俺を更正させようとするんだ」

俺「でも安価は絶対だから・・・・・・ハロワ行こう」


ハロワ職員「我と勝負して勝てば職をくれてやる」

俺「うおおおおおおおおおおおお!」

ハロワ職員「ああああああああああ!」


俺「(´・ω・`)」

俺「ハロワ職員強かった」

俺「おとなしくエロいの書こう」

俺「安価今度こそ二つ下

俺「(´・ω・`)」

俺「(´・ω・`)」

俺「(´・ω・`)」

俺「・・・・・・安価は絶対だもんな」

ブリッ!

俺「・・・・・・臭いよぉ」

俺「(´・ω・`)」

俺「安価二つ下」

俺「おい、BBA」

母「なんだ」

俺「飯をよこせ」

母「残飯でも食らってろ」

俺「(´・ω・`)」

俺「ニートは肩身が狭いな・・・・・・うっ、まずい」

俺「だが腹は一応満たされた。それでは書くとしよう」

俺「安価二つ下」

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