P「我思う、故に百合あり。だが、そこに我、必要なし」 (131)

P「……」パタン

P「な……」

P「なんていい言葉なんだ……まるで荒廃した砂漠に振り落とされた女神からの慈悲の蜜雨のようだ……」ジィィィン・・・!

P「そうだ。百合とは人間の精神にのみ存在する不可侵領域だ」

P「同性愛という神の意、自然の理に反した禁断の背徳」

P「しかしそこに生まれる確かな純潔」

P「諸君、私は百合が好きだ (カメラ目線)」

P「だから語弊を恐れず、臆面もなく言わせていただこう」


春香「プロデューサーさん、クッキー焼いてきました♪」

春香「あの自信作なので、感想聞かせてくださいね……」モジモジ

千早「プロデューサー、その、今から歌のレッスンに付き合ってくれませんか」

千早「私一人じゃ、不安なんです。傍にいてほしくて……」

P「」

P「」

P「ハーレムなんてくそくらえである、と」

春香「はい、プロデューサーさん、あ~ん♪」

千早「プロデューサーお願いします、私と二人じゃイヤですか……?」

P「……」

P(俺がクッキーを食べるわけにはいかん。断じていかん)

P「……」

P「すまん、春香、今ちょっと満腹でな」

P「代わりに千早に食べさせてやってくれ」

春香「えっ」

P「ほら、千早のスケジュールと髪の乱れ具合からみて、ダンスレッスンの後だろ?」

千早「あっ……!」ササッ

P「間髪いれずに歌のレッスンをする心意気は素晴らしいけどな、ちょっと甘いもの食べて休憩だ、な?」

千早「……」

P「あー、それが終わったら俺よりも春香と千早でレッスンにいったほうがいいんじゃないか?」

P「ほらっ春香、音程の取り方この前ぎこちなかっただろ。千早も歌の抑揚をもっと出したいって言ってたしな」

P「お互いでお互いを、教えてやってくれよ」

春香・千早「……」

春香「プ、プロデューサーさん凄い! 何でもお見通しじゃないですかぁ……やっぱり、カッコイイですね」キュンッ

千早「私自身じゃなくて春香のことまで考えてくれるなんて……私なんて自分のことばっかりで……尊敬します」キュンキュンッ

[パーフェクトコミュニケーション] テッテテレッテー♪

P(何故こうなる)

春香「はい、それじゃ千早ちゃんど~ぞ♪」

千早「うん、しっとりとしていて、それでいてベタつかない、とっても美味しいわ」サクサク

P「……」

P(お前らはもっとベタつけよ!!!(カメラ目線))

P(そもそも何で手渡しなんだよ!!!絶好のチャンスを与えてやってのに!!! (カメラ目線))

P(違うだろ、そこは、そこはだなぁ……!)

春香「はい、千早ちゃん、あ~ん♪」

千早「は、春香、そんな……自分で食べられるから……」

春香)「問答無用、えいっ♪」

千早「んっ……!」

千早「い、いきなりビックリするじゃない、もう!」

春香「えへへ、どうだった? 美味しかった?」

千早「えぇ……とっても甘くておいしかった……でも」

春香「でも……?」

千早「春香の指のほうが、甘かった……」

春香「ふぇっ?!///」

……。

P()

P(は……)

P(はるちはわっほい!!!!! (天空に向かって声にならに雄叫びをあげる))

春香・千早「?!」ビクッ

P(天真爛漫な春香が千早の心をうまくくすぐるのが堪らない)

P「普段はヤラれっぱなしな千早だが、一転攻勢され照れまくる春香もまた良し」

P(さすがPixivで投稿数ナンバーワン、未だに薄い本がエロ非エロ合わせて出まくるのも)

P「はるちはが王道だからであろう」

春香「プロデューサーさん、はるちはって何ですか?」

P(しまった、声に出ていた!)バッ

P「あー何でもない。気にしないでくれ」

春香「それじゃレッスン行こっか? プロデューサーさん私精一杯頑張りますから! あとで褒めてくださいね!」

千早「えぇ、プロデューサーその、ずっと、見守っていてください」

P(何故だ)

P(何故、俺なんだ)

P(何故、俺はここに存在しているんだ? 俺って何だ? 自己とは何だ?)

P(俺はただ、アイドルが百合ん百合んしているのを眺めたいだけなのに)

P「向かい合って、オデコをコツンとして、春香が満面の笑みで、千早がはにかみながら笑顔をしている場面を見たいだけなのに」 【名百合コミュ32:おでこコツンして見つめ合う】

P(何故、毎朝俺の机に差し入れがハートマーク付きで置いてるんだ)

P(何故、帰り路、俺の腕の取り合いになるんだ)

P(そう……あれは……1年前だった……)

P(……回想……)

P「……!…はぁ…!」タッタッタ

P「良かった、あった……」

P「ふっふっふ……」

P「毎月18日は俺のバイオリムズが最高潮になる日である」

P「前日はたっぷり睡眠をとり、ストレスが溜まるような厄介事は事前に終わらせておく」

P「何故ならば……」

P「コミック百合姫の発売日だからだ!」バァーン!

P「ふふっ百合も昔と比べて知名度が上がったとはいえまだまだ肩身が狭いジャンルだ」

P「百合姫も大型書店で少数しか取り扱っていない場合が多い。売り切れが怖いのだ」

P「通販で頼むという手もあるが、やはりこの高揚感と緊張感は実際に書店で手にとってこそ」

P「ふふっこの重み……中身はこだわり上質紙の上に彩られた」

P「全ページ、めくるめく百合ん百合んワールド!!!」バァーン!

店員(うわ、あの人また独り言言ってる)

P「むっ9月号は立体百合妄想フィルタ、か。なるほど、3Dメガネで飛びてる仕掛け……」

P「……」

P「俺の頭の百合妄想も飛び出して欲しいものだ」

P「そうすればこの世は理想郷、悦楽のエデンに変わるというのに」

P「だが、わかっている。いや、この四半世紀でわかってしまった」

P「……」

P「現実に、百合あらず」

P「人の夢は儚いと書く。人の世は苦しみであると説く」

P「俺は百合に目覚めてから世界をLilium-Eyeで見ていた」 (Lilium-Eye:百合補正フィルター)

P「電車の中、街中、学校、部活!……女子が二人居れば何でも良かった」

P「……」 (遠い目)

P「無いんだ……」

P「どこにも無いんだ……『ゆるゆり』の世界線も『マリ見て』の世界線も『少女セクト』の世界線も……」

P「じゃあもしかして『けいおん!』ならあるかも?! と思ったらやっぱり無かった」

P「可愛い(←ここ重要)女の子同士が、友情と愛情の間で揺れ動きつつも、ふとしたきっかけで一線を越えてしまうような」

P「無邪気にじゃれ合って、転んだ拍子にうっかりほっぺにチューして、何故かドキドキが止まらないような」

P「そういうシチュエーションは、イデアにしか無いもののだったんだ」

P「……」

P「だから百合はあくまでフィクションであり実際の団体、事件、俺の人生とは何の関係もありません、と割切って楽しむようにしている」

P「……百合姫、買うか。レジでは裏表紙を出して」

???「あ~キミキミ! そこでこっちを見ているキミ!」

P「ん?」

高木「そう、キミだよキミ」

高木「こっちへ来なさい」

P「……何でしょうか?」

高木「ちょっと目を見せてくれないか、ささっ、その雑誌はそこに置いて」

P(しまった! つい手に持っていた!)

P「あ~いえ、これはですね、その……」

高木「少女漫画が趣味なのかね?」

P(そうか、この年頃の人は“百合”という概念すら知らないのか)

P(少女漫画と百合は似て非なるもの。正直全力で反論したいが、それは百合マナーに反するというもの)

P「は、はい、まぁ」

高木「そう警戒しなくともよい、ふぅ~む、キミはいい眼をしている」

高木「まさしく、女性を輝かせる才能を秘めているね」

P「はい?」

高木「君は女性の気持ちになって物事を見れる。いや、女性そのままの気持ちになれる」

P〈まぁ、それは毎夜百合妄想してますし〉

高木「きっと女性を誰よりも見てきたんだろう」

P「……」

高木「ティン!ときた我がアイドル事務所プロデューサーになってみないかね?」

P「お断りします」

高木「なっ、どうしてだね」

P「……」

P「はっきり言わせてもらいます、僕は……アイドルが嫌いです」

高木「なに?」

P「媚びた笑みを浮かべて、パンツが見えそうなスカートで尻を振る。金を巻き上げるためなら何だってする」

P「あれは男に見られるのを意識した商品だ」

P「汚らわしい、百合とは最も遠い存在だ」

P「いいか、一言言っておく(カメラ目線)」クルッ

P「……」

P「百合に男を介入させるな!!!!」ドギャーン

P「俺は何度その展開に涙を流したことか……何だよ……恋愛ラボ……(小声)」

高木「ちょ、ちょっと待ってくれ、百合とは何だね!」

P「気を悪くしたならすいません、それでは」クルッ

高木「待ってくれ、君は誤解している! アイドルとは夢と笑顔を振りまくためにいるのだよ!」

P「なにを綺麗事を……」

やよい「ねねっ伊織ちゃん、見てみて、この料理雑誌ね、ワンコインで作れるお夕食特集だってー」

伊織「はぁ、だから今度またお家に来れば何でもシェフに作らせてあげるってば……」

P「」ピシッ

──この瞬間、Pの頭脳は解析を始めた。
まず、ひとつの雑誌を二人で眺めている。この事から二人は親友であることは確定的に明らか。 【名百合コミュ41:同じ物を共有する】
そして会話の内容と風貌からして、貧乏と金持ち。素直娘とおてんば娘。 【名百合コミュ76:凸凹コンビなのに気が合う】
仕舞いには「今度またお家に来れば夕食を作ってあげる」、つまり二人はお泊まり会を何度も行っているということ 【名百合コミュ32:お泊まりという何かが起こるイベント】

P(これは……)

P(百合の匂いがする!)

──この間実に2秒。

P「……」ゴゴゴゴゴゴ……

伊織「えっ何この人……なんかすごいオーラ出てるんだけど……」

P(し、しまった。百合ーラがつい……! 女子だけの空間に不法侵入するという、百合男子にとって最もやってはいけない行為を……)

P(だけど、二人とも可愛いな) ※もちろん性愛は一切含まれていない

高木「自慢のアイドルだよ、どうかね?」

P「なっ!」

P「……!」

P(……ダメだ! 俺は! 百合なんて現実に存在しないと何度も思い知ったじゃないか!)ブンブン!

P「……クソッ!……クソッ!」ガンガン!

伊織「……な、なんかヤバそうな人だわ、行きましょやよい」グイッ

やよい「あっ、伊織ちゃん急に引っ張っちゃ!」

伊織「えっ?! きゃぁ!」

P「!」

……ドサッ……

伊織「いたた……」

やよい「ぁぅぅ……」

P(こ、これは……)

やよい「うぅ、伊織ちゃん重いよぉ……どいてぇ……」モゾモゾ

伊織「ご、ごめんなさい」モゾモゾ

やよい「それとっ……手……胸に当たって苦しい……」

P()

伊織「あっ、ごめんなさい!」パッ

やよい「えへへ……頬っぺたに私の歯、当たっちゃったけど……血出てない?」

伊織「ッッ~~~!///」

P()

転んだ拍子に馬乗りになってしまう:40点 うっかりほっぺにチュー+30点 更に胸も触ってしまう+60点 自分より相手を心配する+10点 何故かドキドキが止まらない+70点
百合点:210点

P(今までの最高百合点80点を大幅に更新する百合シチュだと……!)

P「社長、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

高木「む、高木だが……」

P「先ほどの無礼な発言、大変申し訳ありませんでした!」ザザッ

高木「き、キミキミ、大の男が土下座なんてするもんじゃないよ」

P「百合とあなたへ最大限の敬意を払います」

P「社長、あなたの言ったこと、ウソではありませんでした」

高木「な、なんだね?」

P「アイドルとは……夢と笑顔を振りまくためにいるのだと……」

高木「あ、あぁ」

P「その通りでした」

P「俺は、さっき、夢と、笑顔、を……彼女たちから貰いましたぁ!!!!(号泣)」

高木「そ、そうかね。それは良かった」

高木「キミは不思議だ」

高木「冷静と情熱。繊細さと豪快さを同時に併せ持っている。こんな男は初めて見たよ」

P「最高のステージを最も近くで、具体的にいえば舞台袖の一番見やすいポジションで見たい!」

P「彼女たちがSランクアイドルになって、泣きながら抱き合ってる姿を見たいんです!」

P「約束します!」

P「俺、必ず彼女たちをトップアイドルにします!」

高木「……やはり私の目に間違いはなかった!」

店員「お買い上げありがとうございましたー」

──最後の1冊、助かった~♪

P「……」ハッ

P「しまったああああ!!百合姫売り切れたあああ!!!(大号泣)」

……。

…。

P(……回想終了……)

P(……あの時はプロデューサーになれば、毎日毎日可愛い(←断じて性愛はない)アイドルたちの)

P(ファンには見せない禁断の恋が見れると思ったんだ)

P(特等席で、百合を思う存分眺められると思ったんだ)

P(それが何だ……)

P〈いざ入社してみたら〉

伊織「あっ、あんた、その、今日の夜予定ないの? 我が家のシェフが自信作を作りたいって……」

やよい「どうしたんですかぁ? プロデューサー元気ないですねー。私がお弁当作ってきましょうか、えへへー」

P()

P()

P「お前らノンケかよぉ?!(驚愕)」

伊織「ちょ、ちょっとハッキリしなさいよね!」

P「伊織、ひとつ聞いていいか?」

伊織「なによ?」

P「俺の事好きなのか?」

伊織「ひゃえっ?!」ドキッ

伊織「あっあんた何言ってんのよ! あーもー変な声出ちゃったじゃないの!」///

P「仮にそうだとしたら、何処が好きなんだ?」

P(そう、俺はそれが不思議でならない)

P(なぜ、女じゃなくて男、しかもよりによって俺なんだ?)

伊織「……その」

伊織「……あんた、目が、なんだか安心するのよ」

P「安心……?」

伊織「学校の男子とか、番組で合うイヤ~なスタッフとか、みんな私に対して色目使ったり、金持ちの娘とかしか見なかったりした」

伊織「だけど、あんたは私に対して、なんというか、そういうドロドロしたの全部抜きで純粋な瞳で見てくる」

P(当たり前だ、百合に俺という欲望を入れてはならない。)

P(かの哲学者プラトンも言った。肉体の愛よりも精神の愛の方が優れている、と。つまり百合は真実の愛である。証明終了)

伊織「だから、なんというか、あんたに対しては不思議と気を許しちゃうのよ」

P「そぉか」

伊織「なによその気のない返事は」

P「でも金持ちとかそういうのってひとつの個性ではあるけど、伊織の全てって分けじゃないだろ」

伊織「へっ」ドキッ

P「伊織の個性はいくつもあって、良い部分も、まぁちょっと足りない部分もあるから、だから水瀬伊織という娘は素晴らしいんだよ」

P「俺はちゃんと、伊織の色んな部分を見ていきたいな、と思う」

P(カップリングは補完しあうからこそ素晴らしいだよなあ。 みつを)

伊織「あっあっあんたはそうやって……恥ずかしいことを、ずけずけと……!」///

[パーフェクトコミュニケーション] テッテテレッテー♪

伊織「……ま、まぁ今日は特別にあんたのこと褒めてあげようかしら」

伊織「あんた撮影で、どのカメラマンよりもかわいく私を撮ってくれるじゃない」

伊織「このスーパーアイドル水瀬伊織ちゃんという最高のDIAMONDを最高に輝かせてくれるんだから、まぁ、大したもんよ」

P「……ほぉか。じゃあそろそろやよいとセットで撮ってくれよ。水着で腰に手を回してただな」

伊織「やよいとデュオを組むのはまだちょっと早いと思うわ」

P「あぁ……うん……そうだね(絶望)」

伊織「不思議よね、あんたその撮影テクニックどこで覚えたのよ」

P「日常のさり気ないワンシーンを鮮明に脳内に記憶したんだよ」

P「ところで伊織」

伊織「なによ」

P「」

P「」

P「お前……女に興味ないのか?」

伊織「は?」

P「同性にほんのちょっとでも興味を抱いたことないのか?」

伊織「……質問の意味がよくわからないんだけど」

P「いや、いい、忘れてくれ」

伊織「……」

伊織「……きょ、興味あるのは……」ボソッ

P「ん?」

伊織「何でもないわよ、こんのバカデューサー……!」タッタッタ

P「……」

P「羨ましいと思うか?(カメラ目線)」

P「……違う、違うんだよ」

P「俺の嫁なんて、必要ないんだ……」

P「なもり先生ー! 早く来てくれー!」

P「はぁ……はぁ……」

P「いらねぇ……ハーレムいらねぇ……」ブツブツ

P「……」

P「こう思った奴はいると思う(カメラ目線)」クルッ

P「変に隠してないでさっさと百合好きをカミングアウトすればいいじゃん、と」

P「恐らく、こうなる」

~妄想~

P「やよい、聞いてくれ。俺、百合が好きなんだ。女の子がイチャイチャしてるのを見るのが好きなんだよ」

やよい「はわっ……!」

やよい「……」

やよい「」

やよい「」

やよい「」

やよい「うっうー! 百合豚しね!!!」

~妄想終了~

P「悲しいかな、いくら市民権を得てきたとはいえ、まだまだ百合に嫌悪感を示す人は多数いる」

P「だから百合は節度を持って楽しまなければならない。枠組みを越えて暴れたら迷惑がかかるのだ」

P「相手方に対してはもちろん、さらには百合全体のイメージを損なわせることにならない」

P「俺が百合豚認定されてしまうと、全国に数千万人いると言われる隠れ百合好きさんにも迷惑がかかってしまう」

P「ただでさえ、百合ジャンルの男の侵入を快く思っていない百合スキー女性も少なからずいるのだからな」

P「……」

P「そして何より百合という文化自体を否定されたくないのだ……」

P「百合を否定されるといことは、例えるなら高嶺にひっそりと咲いた美しい花を、泥のついた靴で踏みにじられる気分だ」

P「それに何より、嫌われるとプロデュースできなくなるのは非常に困る。会社全体に迷惑がかかる」

P「俺は百合好きな男という業を背負っているのだ……」

「それに何より」が2回入ってしまった。気になる。

P「……それに、嫌われるとプロデュースできなくなるのは非常に困る。会社全体に迷惑がかかる」

修正

……。

P「こんな時間に……もう帰るか……」パタン

P「ふぅ……」

P「思う存分、百合を誰かと語り合いたい……」

P「今日こそは一人で帰るぞ……! 今夜こそ大〇林さんのゆきまみを読む……!」キョロキョロ

P「よしっ、角にあずささんは迷子のフリをして待ちかまえていないな」バッ

P「タイムカードは……よしっ律子は帰社済みだ! 残業と称して朝まで二人きりいたがるからな!」

P「最終防衛ライン、階段を降りた先! ここに今日のアイドルは……!」ダダダダ

P「オールクリア!!」バッ

P「……っ!」

P「やったー! 今日こそ夏の新刊を悶えながら読める!」

???「待ちなさい!」

P「み、見つかった……!?」

???「……」

P「きょ、今日は何だ? らぁめんでも食べたいのか? それとも夜の動物の散歩に付き合えばいいのか?」

???「……」

P「ど、どうして黙ってるんだ?」

???「……」

???「はるちは」

P「……えっ……」

P「い、今……文字でしか拝んでいなかった真理の四文字が……」

???「はるちは、いいですよね」

P(い、いや、だが油断してはダメだ。はるちはが好きというのは)

P「ジョジョのスタンドは一番スタープラチナが好きです、スラムダンクなら一番三井が好きです、に通じる距離の計りづらさがある……」

P(ここは、相手を試してみるか)

P「ゆきまこは?」ボソッ

???「正義」

P「100年たっても?」

???「やよいおり」

???「ひびたか、最近公式呼称になりましたよね」

P(なるほど、素人ではないらしい。アイマス四大カップリングを完全に把握している)

P「……」

P「ちはゆきは?」

???「……フロンティア」

P(! 生っすか05まで視聴済みだと……!)

P「問題! 天海春香の好きなタイプは!」

???「菊地真ちゃん、ただし男だった場合! NoMake!での「真が、男の子だったら良かったのに」は100回はリピートしました!」

P「くっ……!」

P「それじゃあ分かってくれるのか! あの悲しみが!」

???「えぇ、ピクシブで「はるまこ」で検索してニヤニヤしていたら、突然Free!の海パンホモに画面が埋め尽くされたX-DAYSを忘れない!」

P「……!」

P(今まで、誰かと百合について語り合ったことはなかった。周りに一人も百合好きがいなかった)

P(孤独な精神世界で百合を愛でてきた。渋で「アイドルマスター 百合」で検索して紋々とする日々……!)

P〈百合SSの更新があると、布団の上でブレイクダンスを踊りながら喜んだ〉

P(だけど、それは液晶の向こう側の出来事で……心が交わることはなかった……)

P(けれど……今、たしかに!)

P(リアルで俺の百合観と、他人の百合観が、線と線を結んで、心で分かりあえた!!!)

P「……うっ……母さんありがとう、俺、生まれて良かった……(号泣)」

P「……誰だ、姿を現せ!お願いします!」

???「ふっふっふ……」

???「春香さんは大根です!by高槻やよい」

???「大根というのは生でも煮ても焼いても美味しくいただける野菜ということ」

???「つまり、あれは、やよいちゃんは春香ちゃんをどんな方法で食べてやろうか、という蜜なる告白だった(性的な意味で)」

???「私はその妄想だけで脳内SSが3本も出来あがってしまったわ」

???「やよいちゃんは攻め、無自覚な天然な攻めでもいいし、確信犯的な腹黒い攻めでもいける」

P「あ、あなたは……」

???「」

???「」

???「」

小鳥「私よ!」バァーン!

P「音無さん、まさかあなただったなんて……!」

小鳥「そろそろ展開的にも私の助けが必要だと思って満を辞して登場させてもらったわ」

P「ど、どうしてあなたが……そして何故俺が百合スキーということを知っていたんですか!」

小鳥「それは……」

小鳥「これよ!」

P「そっ……それは……!」

P「あの日のコミック百合姫9月号!!!アイマスの健全な百合同人を書いてる作者さんが2人も掲載されている号!
八〇さんの百合風味で一線を越えるか越えないかのソフト百合なはるちはマジ最高!〇倉アコさんの独特の柔らかいタッチで描かれるちょっと大人な関係のやよいおり好きすぎる!応援してます!何故あなたが持っているんですか!」

小鳥「ふふっ覚えがないかしら」

──最後の一冊、助かった~♪

P「!」

P「まさかあなたといつも同じ書店で百合姫の奪い合いをしていたなんて……!」

小鳥「ふふっ女が百合姫を買うのは別に恥ずかしくないことだけど、Pさんが百合姫を照れながらレジに持っていく姿、ちょっと可愛かったですよ」

P「くっ……」

P「それで、どうするんですか」

P「男に生まれ落ちた身でありながら百合を愛でる俺をあざ笑うつもりですか」

P「それとも事務所にバラすと脅すつもりですか」

小鳥「……」

小鳥「百合デューサー」

P「なっ……! 今、何と……」

百合デューサー……なんて、なんていい響きなんだ……
俺の業を肯定し、優しく包み込んでくれるような……

小鳥「大丈夫ですよ、私はあなたの味方です」

P「味方……?」

小鳥「一人では出来ないこと、仲間となら出来ること」

P「……」

小鳥「二人で理想郷を創ろうじゃありませんか」

小鳥「アイドルが存分にキャッキャウフフフするような最高の舞台を!」

P「は、はるちはを……生で見れるんですか?」

小鳥「えぇ、修羅場トリオも三淑女もロリカルテットもACMも見れますよ!」

P「……」

何だよこのssは・・・・何なんだよ・・・・


   ∩___∩三 ー_        ∩___∩
   |ノ      三-二     ー二三 ノ      ヽ
  /  (゚)   (゚)三二-  ̄   - 三   (゚)   (゚) |
  |    ( _●_)  ミ三二 - ー二三    ( _●_)  ミ  ウオーォオォーアッヒャアアアウオホーオオオオオ
 彡、   |∪|  、` ̄ ̄三- 三  彡、   |∪|  ミ    テンション上がってきた!!テンション上がってきた!!
/ __  ヽノ   Y ̄) 三 三   (/'    ヽノ_  |
(___) ∩___∩_ノ    ヽ/     (___)

小鳥「二人で765プロを百合デュースしましょう!!! 百合百合しい百合ールドを!」

P(何て甘い言葉だ、百合百合しい……百合百合しい……)


P「ゆり……」ウルッ


P「ゆりしぃいいいいいいいいいい!!!」

………

……





ワォ~ン (犬の遠吠え)



──765プロの運命やいかに 

後半へ続く

次回

──立ちまくるフラグ──

春香「その、ずっと、プロデューサーさんに言いたいことがあったんです……」

──奪い合い──

美希「ちょっと待って、ハニーはミキのなの! 取っちゃヤ!」

──騙し合い──

やよい「その……ウソついちゃいました……本当は風邪なんてひいてないです……」

──続出する告白イベント──

あずさ「プロデューサーさん、運命の人って、信じますか……?」


──抗え!──

P「えっ?何だって?」

──例え己が身が朽ちようとも──

P「百合道とは」

P「死ぬことと見つけたり」

                               ~Coming Soon?~

一迅社のステマとかじゃないです
あとキモいのはたしかですが俺=Pじゃないので誤解しないでください

お疲れ様でした

まだまだ叫び足りないしPの独白ばっかりで全然アイドルと絡んでないじゃんって思ったので需要あるようでしたら続きは気が向いたらまた書きます
読んでくれた方、本当にありがとうございました

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