照「あのさー」まほ「ん?」バルクホルン「なんだ」 (36)

照「妹が魔王呼ばわりされてるときってどんな心境?」ゴロゴロ

まほ「うーん、そうだな」グデー

バルクホルン「軍人の身として言わせてもらうとだな」ダラー

照「ゲルトには訊いてない」

バルクホルン「酷い」

まほ「それはあだ名ととらえればいいだけで、あとは本人達の問題だ。当事者以外が首を突っ込んでいい話じゃないだろ」

照「そっかー」ダラーン

バルクホルン「気抜きすぎだろ」ベター

まほ「トゥルーデに言われたくないわ」ボケー

バルクホルン「ミーナの声色で言うな」


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照「それにしても西住流ってすごいんだね。こんな大きな別荘が軽井沢にあるなんて」

まほ「私も一回しか来たことないんだけど、人目を気にせずダラダラできる場所といったらここを思いついてね」

バルクホルン「というか、照は長野出身じゃないのか?」

照「うちはブルジョワじゃないし、日帰りで遊びに来たくらいしかない」

まほ「トゥルーデ、あなたは家の目の前がノイシュヴァンシュタイン城があるとして、毎日通い詰めるのかしら」

バルクホルン「私が悪かったからトゥルーデゆーな」

まほ「イライラしてるのなら冷蔵庫にヤクルトがあるぞ」

バルクホルン「あいにく乳酸菌は足りてるんだ」



照「喧嘩したってしょうがないし、寝転がりながら映画でも見よう」

バルクホルン「……それもそうだな。ここには徹底的にだらけるために来てるんだ」

まほ「ここには映画のDVDなんてないけど持ってきたの?」

照「もちろん。チームのみんなが薦めてくれた映画を借りて持ってきた」

まほ「……○りバカ日誌は遠慮する。コマ○ドーもだけど」

バルクホルン「おい誰だ○信アリ薦めた奴、張っ倒すぞ。あと種まく旅人 みのりの茶なんて映画は知らんぞ」

照「フラ○ールにスウィング○ールズにウォータ○ボーイズ……菫はけっこう普通」

バルクホルン「そしてハ○ポタがないという謎」

まほ「伏字がひとつだけないのはなんで?」

照「……知名度?」


まほ「容疑者Xの献○は前に金ローでやってたな」

バルクホルン「モダンタイム○……チャップリンのやつか」

照「淡は自分のを貸してくれたから一応目を通しておきたい」

バルクホルン「……大きいな。DVD-BOXか?」

まほ「海外ドラマ?」

照「……アニメだ。ビビッ○レッド・オペレーションの」

まほ「ならそれだ」

バルクホルン「おい待て」

照「見なかったらここにいる間、カラスホルンって呼ぶけど?」

バルクホルン「ぐぬぬ」

まほ「宇宙創世の光」ボソッ

バルクホルン「おいこら」



○゙ンーブーガー ツナガールヨー



照「じゃあ見終わったことだし、ビビオペ敗退原因でも邪推しようか」

バルクホルン「やめろ、まだ完全に負けたわけじゃないんだ」

まほ「いやでも、下馬評云々は……」

バルクホルン「黙れ」

まほ「イベント……」

バルクホルン「黙れと言ってるだろうが!」

照「じゃあ、『ここが惜しかった』みたいな点は?」

バルクホルン「一色ももの出番の少なさ」キリッ

まほ「黙れシスコン大尉」



照「ドッキングしないと倒せないのはどうかなーって思ったけど」

バルクホルン「ネウロイのコアみたいなものがなかったからな。【高火力で一発で倒す】というのはある理にかなってるぞ」

まほ「でも、そのせいで流れ作業みたいな感覚を感じた」

照「わかひま回はそれが強かったね」

バルクホルン「そもそも劇中にあかあお回なんてあったか?」

まほ「8話がそうな……んだよ、たぶん」

照「ちなみに、pix○vにおける『わかひま』タグは『あかあお』の4倍以上存在してる」

バルクホルン「大丈夫か主人公」

まほ「さらに付け足すとビビオペの『あかれい』は『あかあお』の1.5倍以上ある」

バルクホルン「つまり?」

まほ「青い子は不憫」




バルクホルン「まぁそれはともかく、ドッキング状態で戦う描写はあってもよかったんじゃないかとは思ったな」

照「ドッキングから必殺技までの間がほとんどないのが残念」

まほ「弓矢が特撮の巨大化みたいな役割をしたのがね……」

照「セーフティー解除、相手は死ぬ……」

バルクホルン「というか、武器が近接武器主体だけというのは駄目だろ」

まほ「人命をないがしろにした一色博士のロマンなんじゃない?」

バルクホルン「ゲスだな」

まほ「爆発ばっかりおこすどこぞの妹博士よりはマシ」

照「というかイエローが優遇されすぎだよね。唯一の遠距離武器で防御もできるって」

バルクホルン「たしかにな。グリーンとブルーは残骸は出てたが、イエローは消し飛ばしてた」

まほ「ビビッドシステムを超速理解してドッキング情報を自分で組み立てたっていうのが推測あるのを耳にしたな。あくまで推測だけど」

照「そこらへんの理由も結局ハッキリしなかったのも惜しい一因」


バルクホルン「そもそもなんでビビッドレッドになれたんだ?」

照「……特撮映画で残り10分くらいで劇場版限定フォームになるのと同じ原理なんだよきっと」

まほ「異世界人との唐突なドッキングは勝利フラグ」

バルクホルン「ドッキングするときに下着になる理由は明確化されたか?」

照「平成ライダーにありがちな設定上存在する必殺技みたいなものだよたぶん」

まほ「バッシャーフィーバー(笑)」

バルクホルン「V3の26の秘密(笑)」

照「前者はともかく後者は漫画版で使ってたじゃん」

まほ「あの最後の変身シーンで感動しないやつはいない」


まほ「私は戦う理由薄い気がした」

照「友情のごり押しって感じがしたね。れいちゃんもなんだかんだでちぐはぐな感じが強かった」

バルクホルン「いい塩梅の友情は難しいからな」

まほ「なし崩し的に世界を守る感じが強いし。設定も開示されなかったものが多すぎ」

バルクホルン「高所恐怖症設定は必要だったのか?」

まほ「それはあれ、主人公に深みを持たせるために……」

照「こっちは別居してお年玉毟り取って、しかも明らかにヤバげな回想が入ったけど」

バルクホルン「お前の方だって一時期絶縁してただろ」

まほ「まあね……。ビビオペも母親が死んでたり意識不明だったりしてたら、もっと深みがあったかも」

照「最終話でさらっと退院してたもんね。いろいろ不明すぎてマイナーな『ましれい』なんてカプが作られるくらいだし」


照「1話で木を上るシーンについて一言」

バルクホルン「宮藤の方がかわいい」

まほ「さすがねんどろいどに給料2か月分費やしたシスコンは違う」

照「え、それどこ情報?」

まほ「巨乳の人から」

バルクホルン「……リベリアンだな。帰ったら捻り潰してやる」

まほ「誰とは言わないけど、ハルトマンさんのもいくつか持ってるとも聞いた」

照「……もしかしてツンデレ?」

バルクホルン「黙れ黙れ黙れー!!!」

まほ「そして本当は部隊全員のフィギュアを買い漁ってることを私は知ってる」

バルクホルン「〜〜〜〜!!!」

照「西住流情報網マジでやばい」


照「さっきからやけにビビオペの肩を持ってるよね」

バルクホルン「当たり前だ。言ってしまえば我々の原型だからな」

まほ「そういえばそんな話があったっけ」

照「この際、英霊って言っちゃってもいいんじゃない?」

バルクホルン「死んだということを認めることになるから、それは断じて認めん」

まほ「スカイガールズのパチスロ化」

バルクホルン「黙れ」

照「でも、名作になれる可能性があった作品って本当に惜しいよね」

まほ「生かすも殺すも脚本家の采配次第ってことか」

照「我々はビビッドレッ○・オペレーションを応援しています」



まほ「じゃあ、そろそろ昼ごはんでも食べるか」

照「賛成」

バルクホルン「……何時からアニメ見始めてたんだ……?」

まほ「20×12プラスα、今現在は1時少し過ぎ、つまりそういうこと」

バルクホルン「早起きしてここに来てゴロゴロしてたってことか?」

照「まぁまぁ。お昼は何?」

まほ「売店で買ってきた冷やし中華」

照「えー」

まほ「文句があるなら自分で素麺でもなんでも茹でろ」


照「軽井沢で食べるコンビニの冷やし中華は美味しいなー……」ズルズル

まほ「夜は肉だから我慢しなさい」ズゾー

バルクホルン「ビールはあるか?」ズズー

照「未成年の飲酒はアウト」

バルクホルン「え、16才から飲めるんじゃないのか?」

まほ「一夜の過ちで身を滅ぼしたくないから却下」

照「こっちは麻雀界を追放されたら行く当てがない」

バルクホルン「心が狭いな……」

まほ「でも、万が一に備えておいたノンアルコールのでいいなら」

バルクホルン「赦す」

まほ「何様だ」

バルクホルン「軍人様でお客様だ。あ、ワインもあるか?」

照「厚かましい軍人様だよ……」


照「相談なんだけど」

バルクホルン「なんだ?」

照「こっちからウィッチ輸出するから、そっちからも良さげな人を雀士にしてちょうだい」

バルクホルン「人身売買に走るつもりか」

まほ「さすがにアウト」

照「坂本さんやエイラちゃんをこっちに、こっちは園城寺さんと福路さんを渡すから」

まほ「……戦力的に問題なさそうなのが厄介すぎる」

照「さらに今なら江口さんもおまけするよ」

バルクホルン「お前は何を言っているんだ」

照「新しい刺激を求めてる」

まほ「マヨネーズでもすすってろ」



まほ「例えだとしても、まず身内からでしょ」

照「自分の身内を売りに出すなんて、まほはけっこう冷淡なんだね」

バルクホルン「他校の人間を売りに出そうとしたお前が言うな」

まほ「こっちには一般人しかいなくてよかった」

照「同じように変な格好してる子はいるじゃん」

まほ「私の学校にはいないからいいんだ」

バルクホルン「大洗が個性的過ぎるだけだろ」

まほ「試合中にビビクンするような子はいらないから」

照「そういえば後輩の子がなんかすごく見覚えがあるものに似てたんだけど」

バルクホルン「ああ、私もそれは思ったな。なんか、こう……『ジャンクにしてあげる』みたいなことを言いそうだったな」

まほ「他人の空似」(キッパリ)




バルクホルン「で、これからどうするんだ? また映画でも見るのか?」

照「もうひとつ、淡が貸してくれたアニメがある」

まほ「普通の映画はないの?」

照「『これは絶対に見てほしい』って念を押されたから」

まほ「またBOXね」

バルクホルン「箱の中身はなんじゃろな」

照「……魔法少女ま○か☆マギカ」

まほ「……何か落ちたと思ったらコスプレ写真が同封されてるな」

バルクホルン「『シズと一緒に☆』…仲が良いのはいいことだな」



<クージーケーナーイ



ジュージュー

照「お肉寄こせ」

バルクホルン「それは私の豚だ」ググ

まほ「二人とも落ち着け」

バルクホルン「お前は段階的に取る肉を増やす輩を放っておけというのか」

照「いただき」ヒョイパク

まほ「……さすがに目に余るから参戦する」

照「遅い」ガシッ

バルクホルン(テーブルの端を右手で掴んだ)

照「ふんっ」ズォッ

まほ「6枚取り……」



バルクホルン「野菜も食べろ。何事もバランスが大事だ」

照「私には肉と脂肪が必要なんだ!」クワッ

まほ「……」アワレミ

バルクホルン「……」ジアイ

照「そんな目で私を見るな!!」テーブルガシッ

バルクホルン「7枚取りは封じさせてもらう」ウデカタメ

照「この程度……!」コークスクリュー

バルクホルン「いつから私が魔法を使わないと錯覚していた?」ガッチリ

照「くっ!」

バルクホルン「まほ、今のうちに回収しろ。私の分も忘れるな」

まほ「はいはい」ヒョイヒョイヒョイ




まほ「ほら、野菜も食べろ」ドバー

照「肉が食べられるって聞いてたんだけど」

バルクホルン「残念だが、これは焼き肉じゃなくてバーベキューなんだ。あー、ビールがあると肉がうまい」

まほ「ゲルト、大人っぽいを通り越して爺臭い」

照「真面目で融通が利かないくせに妙なところで甘い。完全にゲルトはご老人だね」

バルクホルン「好き勝手言ってるなお前ら」

まほ「乳酸菌足りてるぅ?」

バルクホルン「久々すぎるアニメ化で調子乗ってるだろ」

照「最近名前見ないのはバルクホルンの中の人だね」

バルクホルン「はっはっはっ、何を言ってぐふぉぉ!?」トケツ

まほ「血は吐かないで」



照「お腹いっぱい」ゲフー

バルクホルン「明日はどうするんだ?」

まほ「すぐ近くにテニスコートがあるから、そこに行こうと思ってるんだけど」

照「授業で少しやったくらいだから、まともにできないと思う」

バルクホルン「何事にも挑戦あるのみだ。私は賛成だぞ」

まほ「じゃあ決定ね」

照「……私の意見は?」

まほ「言い方から逆説の接続語が見え隠れしてた」

照「……まぁ、反対するつもりはなかったし」

バルクホルン「なら決定だな」



照「お風呂は入ったら眠くなってきた」

まほ「明日は涼しい時間に出発したいから早起きして頂戴。朝食作りも手伝ってもらうわよ」

照「えー……」

まほ「朝昼にじゃがいもだけ食べたい?」

照「謹んで手伝わせていただきます」

まほ「よろしい」

照「……で、酔いつぶれてるゲルトはどうする?」

バルクホルン「よしかぁー……それはだめだぞぉーぅ……」グデーン

まほ「自分でお酒を持ち込んでたのか」

照「外に放り出しとく?」

まほ「まぁ、裸にしてリビングに放置しておいて」

照「了解」ムキムキ

まほ「写真でも撮って脅す材料にでもしよう」バシャリ

照「さっすがー」ピロリーン



まほ「じゃあ、おやすみ」

照「おやすみ……の前に一言だけ言わせて」

まほ「?」

照「この裏切り者」

バタン!

まほ「…………おい待てどういう意味だ!?」

照『お前だけは味方だと信じていたのに!』

まほ「身に覚えがないな」

照『言わないと思い出せないの?』

まほ「……なにを?」

照『言わせるつもりかこの野郎』


照『……キャラグミン』

まほ「うぐ!」

照『いいないいなー立体化に恵まれたアニメ様は』

まほ「そこまで卑屈にならなくても……」

照『妹のねんどろ、ものすごく売れてるって聞いた』

まほ「そっちだって売り出せば飛ぶように売れるだろ!」

照『何年先の話をしてるの?』

まほ「そ、それだったらあのシスコン全裸大尉の偽妹なんて前触れもなく再販決定したことを思い出せ!」

照『イベントで重大発表があるらしいからねー。それの布石だったんじゃない?』

まほ「言われてみれば確かに……」


照『なんだよなんだよ……あのビビオペですらfigmaがあるのに……』

まほ「照、もしかして……」

照『ううぅ……』

まほ「お前」

照『やってられっかぁあぁぁぁぁl!!!』

まほ「……酔っぱらってるな」

照『あぁん? 酔っぱらってないぞー!』

まほ「ゲルトのを飲んだのか。……しょうがない、アレを使うしかない。入るぞ」

ガチャッ

照「……なんの用?」

まほ「はいはい、泣かない泣かない」

ギュッ


照「ちょ、まほ!?」

まほ「はーい元気だしなさーい」ナデナデ

照「うわわわわっわわ」////

まほ「かーらーのー」ハイゴイドウ

照「?」

まほ「菊代さん直伝・菊代チョークスリーパー」コキュッ

照「か」クビシメラレ

まほ「……想定以上に便利。これからもいろいろ教えてもらおう」

照「」チーン

まほ「あとはベッドに運んでっと」ズルズル

照「」

まほ「これでよし。あとは目覚ましをセットしてっと。おやすみなさい」


まほ「さて、明日の下ごしらえも出来たことだし、私も寝ようか」

バルクホルン「くかー……」

まほ「……」イラッ

まほ「……油性ペンはどこにあったかなー」ゴソゴソ

バルクホルン「よぉーしくぁー……」グースカ

まほ「あったあった。何を書いてやろうか」

バルクホルン「私だって外に友達くらいいるんだぞぉ〜……」スヤスヤ

まほ「……偽妹に夢の中で何を言われてるんだか」ハァー

まほ「……今回は見逃してやる。おやすみ」

バルクホルン「」スー



まほ「このペンどうしよう……」クルクル

まほ「ノートに何か書こう。今日はどんな感じだったっけ……」

まほ「……こうだな」


【今日思ったこと】
【脚本家と構成作家で明暗が分かれる】
【私のフィギュア化は照のことを思うと素直に喜べない】
【トゥルーデはいい子。酔っ払うのはいただけないけど】
【覇権になれなかったビビオペに精一杯の祈りを】
【アニメもたまにならいいと思う】
【照は人並みに胸はあると思う。一緒にいた人と比べるのは世の常】

【こういう風に騒げる友人がいるのはいいことだ】

まほ「……これは見せられないな」パタン

まほ「これから日記でもつけ始めようかな?」


まほ「……今日は楽しかったな。明日もそうあって欲しい」


まほ「おやすみ」





これで終わり。清澄編を書くと言っときながら何を書いてんだ

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