【 睦月 】


MVPを取ると、どこからともなくやってくる睦月型の魔王。

ワイングラスにジュースを揺らし、下僕（提督）と共に戯れる。


「よいぞよいぞ、もっと睦月を褒めるにゃしぃ」



アニメの真面目可愛い睦月に恋をして、鎮守府の門を叩く提督も少なくない。

現実の彼女を見て大抵の者は絶句するが、やがて両方とも好きになるのであまり問題はない。

【 如月 】


MVPを取ると、どこからともなくやってくる睦月型の小悪魔。

魅了や誘惑の魔法を駆使し司令官のハートを狙うが、MPが足りない。



好意を持つと積極的に迫ってくるが、迂闊に手を出すと社会的に死ぬハニートラップ。

【 弥生 】


無口で大人しく静かな環境を好む。

が、何故か一番騒がしい卯月と仲が良い。


渋柿を初めて食べた時を鮮明に覚えており、その日の日記には弱々しい字で世も末だねと記されている。


くるくる寿司に行くと寿司を食べない。

黙々とプリンばかりを乱獲し、下流に座る暁はひとり静かに泣く。

【 卯月 】


鎮守府屈指のトラブルメーカー。

人の話を全く聞かず、街に出れば必ず迷子になる。

好物のドロップを買ってきては、ハッカ味ばかり弥生に渡す。



賑やかしくするのは笑った顔が見たいから。

イタズラをするのは驚いた顔が見たいから。


――悲しい顔はもう、見たくないから。

【 皐月 】


自分の可愛さをイマイチ分かっておらず、自己評価はかなり低め。

改二になり、更に可愛らしさに磨きがかかる。


背中に透けて見える天使の羽は、最近益々フサフサに。

あの長月と菊月が、揃ってモフりに来るレベル。



ボクっ娘だが最上や時雨と違い、まだいろんなものが生えていない。

【 水無月 】


子供の頃に誤って墨汁を一気飲みし、救急搬送された過去を持つ。

以後、教官間で 『 睦月型から目を離すな 』 が合い言葉となる。



白いたい焼きを初めて食べた時は興奮した。

すごい！こんなのあるんだ！最近見かけなくなって寂しい。

尻尾まであんこが詰まってる方が好き。


それが少数派の意見だと知り愕然とする。



どこからどう見てもボクっ娘だが、ボクっ娘ではない（生えてない）

【 文月 】


イチゴに牛乳をかけて食べるのが好き。凍らせて食べるのはもっと好き。

出来上がりを冷凍庫の前でじっと待っている姿は可愛らしく

待ちきれず扉を何度も開け閉めする姿もまた、微笑ましい。



好きなきかんしゃはトーマス。貨車はイジワルばかりするからキライ。

【 長月 】


九月に棲む双子の武人。姉。


ポテチはまさかのプリングルズ派(サワークリーム&オニオン味)

周りから全く賛同を得られず姉妹間でも孤立。

わさビーフ派とピザポテト派との熾烈な一年戦争を遠くから眺める。


武人然として沈着冷静だが、オムライスにケチャップでうんこと書かれた時には机をひっくり返すほど大暴れした。

【 菊月 】


九月に棲む双子の武人。妹。


プッチンプリンをプッチンせずに食べても平気な鋼の精神力を持つ。


心が強く困難にも決して挫けないが、クリスマスプレゼントが漢字ドリルだった時は少し泣いた。


弁当のウインナーがタコさんじゃなくなった時には、匿名で目安箱に元に戻せと投書する程度の子供らしさはある。

【 三日月 】


正直素直実直。

曲線の名を持つ彼女は、真っ直ぐな線で出来ている。



ラジオ体操最終日にスタンプカードを紛失する痛恨のミス。

一方で卯月は夕張に依頼し偽造したハンコを使いコンプリートを完了する。

後に犯行がバレて厳罰に処される。



いつ野良猫を見かけてもいいように、ポケットに煮干しを隠し持つ。

そのまま制服を洗濯してしまい、一騒動を起こした事も。

【 望月 】


干し芋が吹雪型に高く売れる事にいち早く気付き、酒保(売店)での買い占めを図る。

品薄で禁断症状の出始めた頃合いを見計らって闇市を開き、一財産を築く。


コタツや日だまりなど居心地のいい場所を察知する能力に優れ、同じ波長の北上と相性がいい。

大井の有能さをよく知る一人。



獅子は常に眠り、鷹は隠した爪を見せない。

そうして彼女は今日もまた、炬燵で寝たふりを繰り返す。

以上です。