女「剣道…それは私の生きる意味」(11)

ある剣道少女の悲しいお話…

女「んーっ」

舌を噛みきらないようにタオルを突っ込まれた。

声も出ない。なるほど、手軽で効果大だ。

猫「グヒヒ…大人しくするペルシャ。優しくしてやるからペルシャ」

部活の帰り

私は猫に襲われた。

猫「しかし犯罪的な体つきだペルシャ…たまらんペルシャ」

サワサワ

女「んぐーっ~!」

猫「騒ぐなと言っている!」

ボグッ。

タオルを巻いた鈍器で腹部を殴られた。

痛い。

痛い痛い。

痛い痛い痛い。

猫「さぁて…お楽しみペルシャ」

ギンッ

女「んっぐ…」

猫「人はコイツを地獄極楽棒と呼ぶペルシャ…理由は、わかるよニャ?」

女(わかんないニャ)

猫「そう、そういう事ペルシャ」

ブルンブルン

ビターン ビターン

ペチペチ

ムックク

猫「これは、準備体操だ」

猫「そして、これが本番だッッ…」

ムキッ

女(異臭を放つ皮の鎧を脱ぎし戦士…荒れた大地で勃つ時、世界は闇に包まれる…伝説は本当だったのか…)

女(だが伝説が本当だったと、今ごろ分かった所で…父さんは…母さんは…ッッ!)

猫「ん、貴様、泣いているペルシャか?」

女「…」

猫「ふゥん………」

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