小鳥「……す、女子です」P「え?」 (19)

小鳥「私、女子です」

P「一般的な考え方になってしまいますが、その年で女子を名乗るのはおこがましいと思います」

小鳥「た、確かにそうかもしれません…」

小鳥「けど、いきなり押し倒すとかありえないかな…と」

P「……」

小鳥「優しくしてくださいね…」

P「」

P「(給湯室でバランスを崩して転んだだけなのに…)」

小鳥「?」

P「(まだ?みたいな顔してる)」

小鳥「早くしろヨ…」ボソッ

P「今どきますね」

P「立てますか?音無さん…怪我は?」

小鳥「いえ、大丈夫です」

小鳥「優しいですね。プロデューサーさん」

P「そんなことはないですよ」

小鳥「だけども…」

小鳥「時にその優しさが女の子を傷つけるかもしれません」

P「(女の子…?)」

小鳥「インカム、外しますね…」

P「え、なんで」

小鳥「ほら…邪魔じゃないですか…」

P「……」

P「(心なしか距離を詰めてきてる気がする…)」

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