ミカサ「エレンとアルミンと夜」(256)



注意

歪んだ幼馴染み

ホモエロ


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.



ミカサ「エレンとアルミン」

ミカサ「私の大切な家族であり幼馴染み」

ミカサ「私はこの二人と一緒にいるためならなんだって できる」


ミカサ「二人とも可愛くて泣き虫で私より筋肉がない」

ミカサ「ので」

ミカサ「危険な目に合わないよう私が護らなければいけ ない」



ミカサ「現在午後11時30分男子寮天井、剥き出しになった梁の影」


ミカサ「ここからだとエレンとアルミンの様子がよく見 える」


ミカサ「私は二人を護らなければいけない」


ミカサ「ので、常日頃からの監視はかかせない」

ミカサ「今までは男子寮に立ち入らないよう務めてきたが」

ミカサ「私が見ていない隙に二人が苛められたりしたら どうするの」

ミカサ「私はもう、規則とハゲには屈しない」



ミカサ「監視を始めて8日目」


ミカサ「いつも通り並んで横になっているエレンとアルミン」

ミカサ「私は目がいいので、アルミンの寝息に合わせて 小さく震える睫毛の数まで数えられる」


ミカサ「対して、エレンは眠れていない様子」


ミカサ「天井を力強く見つめる緑色の瞳をずっと眺めて いるのもいいけど」

ミカサ「このまま起きていては明日の訓練に響いてしまう」

ミカサ「子守唄でも歌ってあげたいところ」

ミカサ「私のエレンとアルミン」
の人?

>>6そうなんです…


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ミカサ「しかし忍び込んだことがバレてしまうのはまずい」


ミカサ「エレンとアルミンを困らせたくはない……」


ミカサ「見守るしかない」

ミカサ「もどかしい」


ミカサ「そんな私の心情を察したかのようにエレンが動き出した」

ミカサ「落ち着かない様子で寝返りを打つこと数回」


ミカサ「ゆっくり上半身を起こしたエレンは、アルミン の毛布をかけ直している」

ミカサ「エレンは優しい」


ミカサ「無愛想で手が早くて怖いという女子もいるけ ど、そんなことは絶対ない」

ミカサ「あなたたちはエレンの愛情を受けたことがないだけ」


ミカサ「エレンは優しい人間でなければ作れない微笑みをアルミンに向けて」

ミカサ「仰向けで眠っているアルミンの顔をそっと覗き 込み」

ミカサ「ちゅっ……………」


ミカサ「……………ちゅ………………」



ミカサ「…………………………」



ミカサ「……………………」



ミカサ「どういうことなの」



ミカサ「昨夜エレンが寝ているアルミンにちゅっちゅし ているのを見てしまったが」

ミカサ「よく考えたら見間違いかもしれない」


ミカサ「いくら視力がいいとはいえ」

ミカサ「たまにはぶれて物が見えるもの」


ミカサ「今日もエレンは眠れていない様子」

ミカサ「深夜の男子寮はいびきや歯軋りなどの雑音が多い」

ミカサ「耳のいい私でなければエレンやアルミンが出す布擦れの音などはとても聞き取れない」

ミカサ「雑音の元を消していってもいいけど、バレるわけにはいかない」


ミカサ「もどかしい…」


ミカサ「そんな私に同調するかのように、もぞもぞとエレンが動き出した」

ミカサ「今日も穏やかに眠っているアルミンの前髪をそっと撫で」


ミカサ「ちゅっ………」


ミカサ「ちゅ……」




ミカサ「………………………」




ミカサ「Oh…………」


ミカサ「監視を始めて10日目」


ミカサ「昨日もエレンとアルミンのちゅっちゅを見ているだけだった私」


ミカサ「エレンとアルミンがちゅっちゅしていたら、私も混ざるべきって」

ミカサ「揺るぎない信念を私は持っていたはず」


ミカサ「しかし実際に現場に居合わせると、身体が固まってしまい動けなかった」


ミカサ「私もアルミンの下唇を甘噛みし」

ミカサ「エレンに12秒間ちゅっちゅしたかったというのに」


ミカサ「結局ただ息を荒くして凝視することしかできないなんて」


ミカサ「この世界は残酷…」


ミカサ「でもエレン…私はもう諦めない」


ミカサ「今度こそ混ざってみせるから…」

ミカサ「二人の唇舐めつくしてみせるから…」


ミカサ「だから…」

ミカサ「さっさとやって」



ミカサ「そんな私の焦燥感を汲み取ったかのように、今日もアルミンにちゅっちゅし始めたエレン」

ミカサ「昨日と同じくアルミンの唇をそっと噛む」

ミカサ「赤いエレンの舌が、アルミンの唇を割ってはいる」


アルミン「ん…っ…」


ミカサ「アルミンが身じろいだにも関わらず、エレンは唇を合わせたまま」


アルミン「ふぁ…っな、に?」


ミカサ「アルミンの手で肩を押されてやっと我に返ったのか、エレンは大きく身を離した」


ミカサ「3日目にして見つかってしまうとは」

ミカサ「エレンって…ほんとバカ」


アルミン「エレン…?え、なに?今、僕に何したの…?」


ミカサ「さっと青ざめたアルミンが唇の端から垂れた唾液を手で拭っている」

ミカサ「明日はあの右手をさりげなく触らなければいけない」

ミカサ「しかし朝の食堂で顔を合わせるときには、その右手は一度水で洗い流されている」

ミカサ「アルミンが洗顔する前に会えればいいのだけれど…」

ミカサ「いいえ…この際もう降りて…」


アルミン「……うん。君の言いたいことはわかったよ。そういうことなら、別にいいよ。……他でもないエレンの頼みだし。じゃあおやすみ、エレン」

エレン「……おやすみ」


ミカサ「あっ」



ミカサ「私としたことが、昨日は洗浄前の右手に触れる方法を考えているうちに二人に寝られてしまった」


ミカサ「こっそり降りて右手をペロペロする予定もあったのに」

ミカサ「マルコとコニーが続けざまにトイレに起きたため実行できなかった」

ミカサ「日曜午後6時枠に帰ればいいのに……そう思った」


ミカサ「それに、動揺していた二人が和解するまでの会話を聞き 逃してしまった…」


ミカサ「補完するしかない」


ミカサ「エレン…どうしてこんなことをしたんだよ?僕が眠っている間にするなんて…ひどいよ」

ミカサ「悪い……アルミン……でもオレ…」

ミカサ「気持ちは解るよ…。いつか来るべきミカサとのちゅっちゅのために、練習をしないといけないとは、僕も考えていた」

ミカサ「アルミン、その、お願いだ…一緒にミカサを幸せにしてやるためにも、俺と…」

ミカサ「エレン……僕は……?」

ミカサ「あ、おお前のことだって、ミカサと同じくらい大好きに決まってるからな///」

ミカサ「うん、僕もだよ///」

ミカサ「アルミン……驚かせちまって、 本当悪かったと思ってる。でも…」


ミカサ「……うん。君の言いたいことはわかったよ。そういうことならに続く」


ミカサ「よし」



ミカサ「11日目」

ミカサ「今日もちゅっちゅしているエレンとアルミン」

ミカサ「昨日までと違うのはアルミンが最初から起きていること」


ミカサ「は……んっ……むぅ…んんっ…エレ……」

ミカサ「と、アルミンがちゅっちゅの合間にあげる声は小鳥の鳴き声のようにか細く美しい」

ミカサ「エレンが思い出したように吐く熱い息を浴びたい」


ミカサ「エレンはきっと覚えたての舌使いでアルミンの口のなかを探っている」

ミカサ「アルミンは少し苦しそう」


ミカサ「エレンに優しいちゅっちゅの仕方を教えたい」

ミカサ「でも青い目にいっぱい涙を溜めてエレンを受け止めているアルミンの表情も捨てがたい」


ミカサ「この状況を壊したいのに、壊すことができないなんて…っ」



アルミン「あっ、やだ。どこ触ってるんだよ…やめろよ…!みんないるんだから、これ以上は…」

エレン「みんな寝てるし、誰も起きねえよ…」

アルミン「そんなの分から…あっ、やぁ……みみとか… ふぁ…っ、きたない、から…っ」


ミカサ「耳の穴をペロペロされたアルミンが身体をまるく縮める」

ミカサ「エレンの手はアルミンの服の中にもぐり、おへその辺りを撫でていた」


ミカサ「エレンとアルミンは着実に何かの階段を上ろうとしている…」

ミカサ「私は……見ていることしか、できないのか…」



ミカサ「間もなく私は参加しなくてよかったと思った」


アルミン「ぁ…っ、エレンやめてくれよ、ほんとにっ」


ミカサ「アルミンが強く首を横に振ると、エレンはあっさり引いてしまった」

ミカサ「エレンは思いやりのある子だから」


ミカサ「わ、わかったよ…ごめんな…」

ミカサ「と、しゅんとしていたペロペロ」


ミカサ「今入ってもただ見ていたことがバレて騒ぎになっただけ」

ミカサ「危なかった」



アルミン「エレン…どこ行くの?」

エレン「…便所だよ。一緒に行くか?」

アルミン「あ、…ぼ、僕はいいよ…」

エレン「ん」



ミカサ「……」


ミカサ「…………まさか、私でもそんなことは流石にしない」

ミカサ「トイレについていくなんて」


ミカサ「まさか」



ミカサ「いつも思うのだけど」

ミカサ「あんなに夜ちゅっちゅしときながら、エレンも アルミンも昼間はけろっとした顔でお互いに接している」

ミカサ「私が二人の立場だったら、恥ずかしくて顔を合わせられない気がするのだけど」


ミカサ「でも私も二人の脱いだ下着をこっそりくんかくんかしても素知らぬ顔でいられるから」


ミカサ「それと同じ感覚で考えればいいのかもしれない」



ミカサ「15日目」

ミカサ「エレンはアルミンに約28秒ほどちゅっちゅしたあと、耳と首筋をペロペロして、また懲りずにアルミンの上半身をまさぐっていた」


ミカサ「そういえばおやすみの挨拶のとき、二人の耳にそれぞれ息を吹き掛けておいたけど」

ミカサ「ひゃあっ!!なななにするんだよミカサ!」

ミカサ「ヒッ!!おまっ、お前ふざけんなよっ」


ミカサ「という」

ミカサ「もう、なんていうか、最高の反応だった」



ミカサ「エレンはアルミンの服を少しめくると、脇腹やおへそに唇で触れていた」


アルミン「エレン…エレン待ってよ、待って」

エレン「なんだよ…いいじゃねえか」

アルミン「よくないよ…。そりゃ君のことは大事だから、君の気持ち も理解してるつもりだよ。でもこれ以上はしちゃダメだ」

エレン「でも一緒にいるんだからどうせこうなるじゃねぇか」

アルミン「エレン…」



ミカサ「そのとき私は理解した」


ミカサ「おじいちゃんおばあちゃんになるまで私たちは3 人一緒」

ミカサ「つまり、私もいずれああやって絡み合う日がくるのだと ――――」


ミカサ「何をソワソワしていたのだろう、私は」

ミカサ「そうと解れば、私は学ぶことに撤した方がいいのかもしれない」

ミカサ「エレンとアルミンの夜の営みを」

ミカサ「そして倍返しする」


アルミン「んっ…いたっ、噛まないでよ」

エレン「やわらけえからさ…」

アルミン「なんだよそれ…貧弱だって馬鹿にしてるだろ」

エレン「してねえよ。するわけねえだろ。お前が腹筋がんばってるのはオレもミカサも知ってんだからな」

アルミン「なら、いいけど…んっ…ねえ、エレン」


ミカサ「アルミンがエレンの身体を押し退け、自分の服に手をかけた」


アルミン「よく、見てよ」


ミカサ「つるつるぺったん」

ミカサ「白い胸に浮きあがる薄紅色のふたつの突起」

ミカサ「エレンの目前にあるだけなのが悔しい。私だってもっとよく見たい」


アルミン「僕、男だから胸も全然ない。エレンは胸の大きい人が好みだって言ってただろ?それに男だから……その……いれられないし……君に何も残せない。僕らがこれ以上したって何も、生まれないと思うん だ…」



エレン「………」

ミカサ「ちょっと怖い顔になったエレンだけど、否定的な意見にすぐ言い返さなかったのを私はなでなでしつつ褒めてあげたい」


ミカサ「エレンはアルミンの説得に弱い」

ミカサ「きっとこのまままた引き下がってしまうだろう」

ミカサ「エレンは思いやりのある子だから…」


エレン「何も残らねえだとか、お前は何で否定から入るんだよ?そういうことはやり終わってから言えよ」

アルミン「…!エレン、待っ…あッ」


ミカサ「さすがエレンごり押しした」


ミカサ「エレンによって毛布をすっぽり頭から被ってしまった二人だけど」

ミカサ「日頃から二人の身体を見守るために透視能力を鍛えてきた私には何ら問題ない」


ミカサ「エレンはアルミンの乳首を噛んだり舐めたりしながら、アルミンのズボンの中に手を忍ばせていっ た」


アルミン「あっ…やぁ、だめ」

エレン「ちゃんと勃ってんじゃねえか。よかった…」

アルミン「あ、だって…ふぁ、あ…ん、んんっ」

エレン「アルミン……」

アルミン「やっ、やらぁ、えれ…っ、だめ」


ミカサ「アルミンのアルレルトは11歳最後の月にお風呂で見たきりだったけれど、立派に成長していて私も胸が熱い」



アルミン「そこ、ぁ、あっ…」

エレン「ココ気持ちいいよな…」

アルミン「あ、もっ、もう……や」

エレン「アルミン…」

アルミン「えれ、エレンっ、エレン…!――んん……っ!」

エレン「ん…」


アルミン「……ふ、………ごめ………はぁ………手、汚し ちゃった………拭かないと…」


エレン「平気だって……ありがとな」

アルミン「……エレン…あの、僕も…エレンにするよ」

エレン「えっ」

アルミン「えっ?」

エレン「い、いいよオレのは。また便所行くし…」

アルミン「で、でもそれじゃ……」

エレン「なんつーか、…恥ずかしい、し…」

アルミン「えっ?いや…僕もっと恥ずかしい思いしたよ…?それに」

エレン「いいって言ったら、いいんだよ」

アルミン「そう…わ、わかった。いってらっしゃい」



ミカサ「………………」



ミカサ「………………」



ミカサ「素晴らしいものを見た……」

.


ミカサ「アルミンのアルレルトにも感慨深いものがあったけれど」

ミカサ「声を抑えようと口を手で塞ぐアルミンの姿」

ミカサ「そしてアルミンの申し出に主導権を握られたくないあまり真っ赤になりぎこちなく頭をかくエレン」


ミカサ「かわいい…」

ミカサ「当たり前だけどかわいい」



ミカサ「私には気になることがあった」

ミカサ「アルミンは同性同士の営みについてとても悩んでいる様子だった」

ミカサ「アルミンの悩みは私の悩み」

ミカサ「きっと同性同士だって意味ある営みができる」


ミカサ「これはもう」

ミカサ「ミーナに聞くしかない」

今日はここまで。

マルコに会いたい



ミカサ「ミーナは夏のジャンマルを無事仕上げ、今は再来月のイベントに向けてライジャンを描いていた」


ミカサ「前から思っていたけど、ミーナはジャンが大好きだと思う」

ミカサ「腐った意味で」


ミカサ「ジャンのケツについては私も認めざるを終えないときがあるので口出しするつもりはない」


ミーナ「えっ?ホモがやる方法なんていくらでもあるよー!」


ミカサ「ミーナは目をきらきら輝かせ、得意気に教えてくれた」


ミーナ「私が一番好きなのは素股かな!素股っていうのは受けの太股の間に勃起した攻めのソレをはさんで擦ることね!位置によっちゃ受けのソレにも当たるから両方気持ちよくなれるのあと定番なのは受けのおしりn」


ミカサ「二時間ぐらい語っていた」



ミーナ「そんなこと聞いてどうするの?ミカサも本出しちゃうの?」

ミーナ「ベルジャンがいいよ!ジャンコニもおすすめ!ミカサの描いたベルジャン見たいなー」


ミーナ「えっ?違うの?」


ミーナ「え!?参考って、………ほんと!?」


ミーナ「ってことはエレンとアルミンがってことだよ ね!?えっ?ついに?」


ミーナ「ついになの!?」



ミーナ「そうだと思ってたんだよね!!」


ミーナ「えっ、えっ、結果聞かせてよね?ね?」



ミカサ「これはマズイ…」

ミカサ「そう思った」


ミカサ「エレンとアルミンがミーナの標的になってはいけない」


ミカサ「二人の愛らしさはミーナの画力では描ききれない」

ミカサ「それだけは阻止しなければならない」


ミカサ「エレンとアルミンではない」

ミカサ「が、身近にいる」

ミーナ「誰?」

ミカサ「これ以上はプライバシーに関わる」

ミーナ「内緒にするから教えてよ」

ミカサ「特徴だけなら」

ミーナ「うんうん!」

ミカサ「馬面とそばかす」

ミーナ「えっ、マジで?」

ミーナ「ありがとうミカサ!」


ミーナ「ジャァアアアン!!」



ミカサ「ミーナは原稿を放り出して男子寮の方へ走っていった」

ミカサ「ミーナの片想いが報われますように」



ミカサ「ミーナから情報を得た私は、早速エレンとアル ミンに伝えることにした」


ミカサ「しかしさすがにエレンの勃起したイェーガーを アルミンの白い太股に挟んで動かしてみて?なんて言えない」

ミカサ「でも伝えなければアルミンの悩みも解決に向かわない」


ミカサ「私は食事の仕込み中にエレンに話しかけた」



ミカサ「エレン、少し話がある」

エレン「なんだよ…今皮剥きしてんだけど…」

ミカサ「これを見て」

エレン「は?」

ミカサ「人参が2本あります」

エレン「おう…」

ミカサ「人参の間にジャガイモを挟みます」

エレン「……はぁ?」

ミカサ「擦ると皮が剥けます」

ミカサ「お分かりだろうか」


エレン「いや……なにがだ?訳分かんねえよ。食べ物で遊ぶなよ。いつもお前が言ってんじゃねぇか」

ミカサ「エレンよく見て」

エレン「ぐっ!いでででででわかっ!わかった見る!見るから!!こめかみ掴むな!」


ミカサ「太ももみたいな人参の間に固いジャガイモを挟むと擦れて皮が剥けるの」


ミカサ「わかってるんでしょ?」

エレン「だから何がだ!?」


ミカサ「エレンはぶつぶつ文句を言っていたが、きっと伝わったはず」

ミカサ「でも念には念を押してミーナ作☆僕たちの楽しい素股の本☆もエレンの棚に置いておいた」

ミカサ「主人公の目がやけにキラキラしているそれをエレンは怪しみながらもちゃんと読み」

ミカサ「そっとライナーの枕の下に入れていた」



ミカサ「16日目」


ミカサ「男子寮内にある人気のない倉庫の空き箱の影」

ミカサ「今日はアルミンがちゅっちゅの途中で場所を変えようと言い出した」

ミカサ「男子寮では他人に見つかる可能性があるから、不安らしい」

ミカサ「ので、私も二人を追ってここにいる」


ミカサ「私としては消灯後の男子寮で」


ミカサ「誰か起きちゃうかもしれないって言ってるのにっ。エレンのバカぁ、やっ、やだ止めてよ、っあ、 ふぁあっ、ミカサに言いつけてやるから///」

ミカサ「と言うアルミンを期待していたのだけど、仕方ない」


ミカサ「よく考えたらこの場所の方がエレンとアルミンをより近くで見守れる」


ミカサ「エレンとアルミンはまたちゅっちゅして」

ミカサ「何で二人だけで……」


ミカサ「エレンは衣服を脱ぎ始めた」

ミカサ「エレンの陽に焼けた首から上とまた少し違っている身体の色その境目を私は今すぐ間近で確かめたい」

ミカサ「何で私は隠れなければいけないの……」


ミカサ「エレンはズボンも脱いで下着一枚になるとアルミンにも脱ぐよう目配せしていた」


ミカサ「アルミンは居心地が悪そうにエレンから目線を外してゆっくりエレンと同じ格好になった。でも」


アルミン「ちょっと…寒いかも…」


ミカサ「と頬を赤らめて言うので、エレンがカーディガ ンだけ羽織らせていた」


ミカサ「エレンもアルミンも照れ屋だから、大事なときに上手く言葉 にできないの」

ミカサ「私への愛とかも」



エレン「アルミン…」


アルミン「エレン……」


ミカサ「そっと抱き締められたアルミンは反射的にエレンの名を呼び返した。初めてキスをしてから何日か経っ たけれど、いまだにエレンの背中に回したアルミンの手は震えている。知識は持っていても、実際に身に起こるとなるとどうしても怖じ気づいてしまう。唇をあわせたことも、舌を口のなかに招き入れたことも、これから 先のことも。
それをからかうようにエレンは アルミンの頬や額や耳たぶに音を立ててキスをしてくるのでアルミンは少し悔しかった。だけどやり返す勇気はまだなくて、昨日エレンのを抜いてあげようと申し出たのも結局 ははったりに近かった。
エレンはキスをしながら顔をだんだんと下げていって、 アルミンの首元で顔を止めると鎖骨のあたりを舐め始めた。エレンの舌が這ったところからぞわぞわと皮膚が浮き上がるような形容しがたい感覚がして、それはエレンが舐める場所を増やすにつれてアルミンのなかで強まっ た。 平らで骨が目立つ男の身体なんて舐めたって楽しくない


はずなのに、エレンはアルミンの胸の突起やへそのまわり、脇の下も残さず舐めあげる。きっと女の子みたいにいい匂いなんてしない身体だから、アルミンは申し訳ない気持ちと恥ずかしさに早くも涙を滲ませた。 エレンはアルミンの胸に顔を落ち着けたようで、ぴんと張り始めていた薄紅色の突起を強く吸ったり、歯で軽く 噛んだり、舌で転がしていた。
「ぁ、エレン」
エレンと性行為をするまでアルミンは自分の胸なんて触ろうとも思わなかったし、誰かに触ってもらうことも勿 論なかった。必要以上に驚いたアルミンの身体は一瞬ひ やりと冷たくなり、いやな汗が浮かんだ。まだエレンの手が伸びていない下腹部や足の間、爪先までその熱い指 に撫でられたみたいに、頭がぼんやりとしてくる。
エレンの頭を抱えて彼の触れ方に応えていると、そ ろそろと下着の上から下腹部を触られた。布地を持ち上 げるアルミンの形をエレンは確かめるように撫で回して


から、中に手を入れてきた。
「アルミン……」
「ひっ…あ…!」
茹だった息を耳にかけられ、ぎゅうっと優しく握られて変な声がでた。ここはエレンとアルミン以外人は誰もいないのに、そういえばアルミンは寮でするときと同じように声を抑えていたのだった。
下着を下ろされ竿を擦られていると、先走りが出てエレンの手と一緒に全体がぬめっていく。
「あ…ぁあっ……あっ」
アルミンの声が大きくなったところでエレンは一旦身体を離し、自分の下腹部を晒した。エレンのものはアルミンのものより少し長くて太くて、アルミンはそれがやはり羨ましい。昔から知力以外でエレンに勝てたことなどなかった。
エレンは片手でアルミンの竿の先を摘まむようにしながら、もう一方の手でしがみつくアルミンの手首を引っ張ると、白くか細い指を自分のそこに押しつけた。
「エレン……っ」
熱のかたまりのようなそれに、アルミンの目頭が熱くなる。慌ててエレンの肩口に顔を埋めるが、それでもアル


ミンには自分の指がどこをどう辿り、何をどう触らされているのかが分かってたまらなくなった。昨日僕もしてあげるとは言ったけれど、自主的に触るのと無理矢理とでは全く違う。羞恥心のなか込み上げるエレンへの愛しさだけが、アルミンの手をまだそこに留めていた。
アルミンの指がエレンの先走りで濡れてくると、エレンはアルミンから身体を離して倉庫のなかを一度見渡した。
人の立ち寄らない倉庫の中は使用頻度の低そうな道具や木材が並べられており、それを裏付けるようにほと んどが薄い埃を被っていた。エレンとアルミンは倉庫の 中間に立っている。
「落ち着かねえからこっちに来ようぜ」
エレンはアルミンの手を引いて窓際の木箱の前まで来ると、箱の表面をさっと手で払い、それを背にアルミンを 立たせた。
「明るくて、なんだか恥ずかしいね……」
窓際は外から射し込む月明かりが強く感じられて、アルミンはもじもじと身体をよじった。慣れない場所での慣れない行為に、アルミンの出す声に


は常に不安が付きまとっている。昼間あんなに一緒にはしゃいでいたエレンが考えたように無言なのもそれを煽った。
エレンは昔から自分に都合が悪いと押し黙るか ら、あれか、エレンも恥ずかしいのか。ものだって露出 したままだし。
アルミンがエレンの本心を計りかねていると、エレンの指が足の付け根をなぞって、アルミンの閉じられた太ももを揉んだ。何度か揉んだあとエレ ンは「んー…」とうなり、再びアルミンと身体を合わせる。下腹部でエレンとアルミンのものが触れ合ってアルミンはさっと目を泳がせた。
エレンの手はアルミンの臀部を包むように撫でていた。臀部の皮膚がエレンの手のひらに引っ張られる度、アルミンは何とも妙な気持ちに なったが、表すことができないししなくていいと思った。 エレンはひとしきりアルミンの臀部に触れて、太ももに手を戻すとやはり何かを確かめるように何回か撫で た。
「何かするの…?」
「踏み台とかねえかな」
アルミンの視線を受けてエレンはそう答えると、下着を履き直し倉庫の中をうろついている。
困ったのはアルミンだ。アルミンもエレンと同じように下着を履いてしま おうかと思ったが、柔く勃ちあがったままのこれをしまったところで下着が汚れるのは目に見えている。でもエレンに弄られた時点である程度は汚れてしまったのだ


ろうし、履いてしまおうとの結論に至りアルミンは下着を上げた。
「おいなに履いてんだ」
「エレンこそ…」
戻ってきたエレンの文句に、アルミンはむっと口を閉じた。エレンは両手にレンガを持っていて、アルミンの足下に置くと「乗れよ」とぶっきらぼうに言うのだった。 素直にアルミンがレンガの上に乗ると、少し低い位置にエレンがいる。普段見ている角度ではないからか、エレ ンなのにまるで別の人のように感じて、アルミンはぎくりとした。
レンガはぐらつきがあったが幅があるので足場としては安定している。エレンはアルミンの下着に手 をかけると、足を通し爪先を通し完全に脱がしてしまっ た。アルミンはカーディガン1枚羽織っているだけにな り、なんだか裸の方がまだいいような気がしている。
エレンは戸惑うアルミンに優しく口づけると、アルミンの足をぴったり閉じさせ、下着のなかから自分のものを 取り出してアルミンの太ももの間に軽く挿しこんだ。ぬるりとした感触が内股に伝わり、「ひゃっ」とアルミンは悲鳴をあげてエレンの腕をつかむ。
「このまま動きてぇんだが…」
「え…?」
エレンの申し出に、アルミンは目をまるくして、太もも


に銜え込んだエレンのものを見つめた。
「あぁ…このまま動いたら気持ちいいかもね……」
アルミンは昨日のこともあってか、エレンを肉体的に満 足させてあげたかった。 エレンの顔を覗き込むと僅かに焦りが見えて、それを拭ってあげようとアルミンは微笑 んだ。
「うん。動いてほしいな……」
言った後で気恥ずかしくなり、アルミンはエレンに抱きついた。それにつられて内股に挟んだエレンのものがずれる。ぬめぬめした先っぽが陰嚢に当たって、ぴくりとアルミンの肩が震えた。エレンに髪を撫でられると、それが当たっているだけなのがもどかしくて、欲しくてたまらなくなった。
「早く動いて……」
アルミンの言葉に、エレンはゆるゆると動き始めた。じっくり根元から先端まで、薄い肉の感触を確かめるよ


うに抜き差ししている。アルミンの太ももはエレンの出した先走りで濡れていった。陰嚢を下から掬われると、 アルミン自身驚くほどの甘い声がでた。
「ん……エレン……どう?気持ちいい?」
「あぁ……気持ちいい」
「よかった……ん……んん……」
内股が充分に濡れてくると、エレンは抜き差しする動きを早めた。ぬちゃりぬちゃりと湿った音が聞こえて、ア ルミンは耳を塞ぎたかった。エレンの舌が耳たぶを舐 め、なかまで入り、唾液を流し込んでくる。鳥肌のたつ感覚にアルミンは目をぎゅっと瞑って耐えるのだが、視界を閉じたせいで音がますます大きくなり、頭の中まで響いてアルミンの思考を奪う。
「あ…っ、エレン、もっと……ん、くっつい、て…」
「アルミン?」
密着した状態で揺り動かされると、エレンの腹との間でものが擦れて気持ち良かった。
「エレン……エレン……」
アルミンはエレンの背中に縋るように腕を回し、エレンの髪に顔を埋めた。抱き返してくれるエレンの香りと汗の香りと、混ざったものを嗅ぐ。
エレン。エレン大好き。そう思っただけでぼろぼろと涙がこぼれた。
この続きを読むには全てのミーナをクリックしてください」

.



ミカサ「私のエレンとアルミンの喘ぎ声」


ミカサ「かわいかった………」

.

ミーナ

満足したから今日はここまで。

>>87-89
ごめん……
続きないYO!
力尽きた



ミカサ「ところで」


ミカサ「いやだよ…エレン……こんな格好恥ずかしいだろ……」

ミカサ「と真っ赤になりながらもエレンの言うことを聞くアルミン」

ミカサ「のように」


ミカサ「……あ、やめろ……アルミンっ…あ……あっ」

ミカサ「って言ってるエレンが見たい」


ミカサ「エレンもたまには下になるべき」


ミカサ「そうすればお互いの立場もわかって思いやれるようになるし、3人とも得して一石二鳥」

ミカサ「でもこのまま待っていてもアルミンからエレンにぺろぺろすることはない」

ミカサ「アルミンは控えめなところがあるから…」

ミカサ「背中を押してあげなければ」

ミカサ「そうこんなときのミーナ」


ミカサ「私はミーナの話を思い出していた」


ミーナ「あと口淫もいいよね?ナニを咥えてるほうと咥えられてる方、どっちが主導権握っちゃうのかドキドキ するよね?攻めに無理矢理口につっk」


ミカサ「これだなと思った」

ミカサ「まずはお手軽なところから」


ミカサ「私はアルミンの棚にミーナ作☆ご主人様と執事の僕~お口で逆襲編~☆を置いておいた」

ミカサ「登場人物に女が一切見当たらないそれをアルミンは怪しみながらもちゃんと読み」

ミカサ「ライナーのノートに挟んでいた」



ミカサ「21日目」


ミカサ「今日も二人は倉庫までやってきた」


エレン「何か綺麗になってねぇか?」

アルミン「床がピカピカだね…誰かが掃除したんだろうか」



ミカサ「私」

ミカサ「二人の身体が埃で汚れてしまうようではダメ」

ミカサ「誉めてほしい」

ミカサ「これで床に寝れるしょ?」

ミカサ「エレンが」

ミカサ「ハアハア」


ミカサ「エレンとアルミンは倉庫の床にそれぞれ向き合って腰掛けると、ちゅっちゅし始めた」

ミカサ「二人とも初めてしたときより、ちゅっちゅが上 手くなっていると思う」

ミカサ「私との本番が近づいている証拠」


ミカサ「エレンはアルミンの衣服を捲ってチクミンを吸ったり身体中を揉んだりしているけど」

ミカサ「アルミンはエレンの腕に掴まって耐えるような表情をするだけで、エレンをぺろぺろする気配は ない」


ミカサ「やはり……駄目か…」

ミカサ「アルミンが攻めに回れるのは私が相手のときだけだから仕方のないこと…」


ミカサ「私はアルミンの意思を尊重しようと思った」

ミカサ「そのときだった――――」


アルミン「エレン………待って」


ミカサ「下着に潜り込んできたエレンの手首をアルミンが掴む」


アルミン「エレン…………」

エレン「アルミン……?」


ミカサ「エレンを見つめるアルミンの表情は、熱に浮かされたようにとろんとしていた。肌を合わせるように なってから何度も見てきた顔だったが慣れるはずもなく、表に出せない動揺がエレンの下腹部に集まっていく。
「エレン、僕」
何か言いかけて、アルミンはエレンの唇にそっと触れた。アルミンの唇はやわらかい。唇だけではなくて、髪 も、腕も、お腹も、足も、エレンのものよりずっとやわ らかくて、ふわりと香る体臭は男臭さのなかにも甘さが感じられて、エレンはそのどれもが好きだった。

エレンが大して繊細な心の持ち主でないことはエレン自身分かっていたし、周りの誰が見たって同じ感想だろうに、アルミンは腫れ物に触るようなキスを、角度を変えながら繰り返していた。
アルミンが自分から動くのは大抵が射精前で、きっと物事の判断も区別も出来ないときだ。最初からとは珍しい、というより初めてだった。 「エレン……」
アルミンは手でエレンの頬を包みこむと、唇の隙間から舌を差し込んだ。 エレンの口の中を控えめに舐めて、舌 を見つけると静かに吸って絡めてくる。エレンがアルミンにするものより、ずっと優しくて情愛的なものだった。
「今日は僕が……エレンにしたい……」
「………は?」
顔をはなしたアルミンの手が下の寝巻きに触れたところで、ようやくエレンは自分が固まっていたことに気づいた。アルミンの手が下着に潜り、緩く勃ちあがっていた エレンのものに触れる。何日か前は触っただけで泣いて いたくせに、目の前にいるアルミンはぎこちないとはい え微笑みさえ浮かべており、その細い指に竿を包まれて、エレンはアルミンの肩を掴んだ。
「おい」
「ダメだよ……だってエレンばかりずるいだろ…」
そう言うとアルミンは再びエレンの口を塞ぎ、先ほどと


は違った舌使いでなかに入ってきた。体重をかけられて エレンは危うくそのまま後ろへ倒れそうになる。
アルミンはエレンに深く口付けたまま、エレンの竿を擦 り始めた。根元から先っぽまで、ものの形状に合わせて ゆっくり扱くのだった。アルミンの指が上下する度エレ ンの竿は硬さを増していき、高い熱が溜まっていく。
「、あ」
鈴口を指で押されてエレンが声を漏らすと、気付いたようにアルミンは唇を離した。どちらのか分からない唾液 がエレンの顎を伝う。それから荒い呼吸を整えているう ちにひんやりとした外気が下腹部に当たり、エレンは寝 巻きごと下着をずらされたのだと知った。
下着から跳ねて出てきたエレンのものにアルミンは目を 泳がせたようだったが、すぐに見つめ直すと、髪を耳に かけて背中を丸める。
「は、アル、ミン?」
エレンの呼びかけにアルミンは答えず、竿の近くで顔を 止めると、鈴口にむけてたらりと唾液を垂らした。
「おま、なに……して……」
エレンはアルミンの行動の意味を追いかけようとするの だが、元々考えることが得意ではないうえに、いまだに 酸欠で頭がうまく回らない。日中の訓練では息が上がっ てもすぐに落ち着けるというのに、その経験が活かせな い。

「………!」
ぬるりとしていて、熱くて、やわらかくて、湿ったものがエレンのものの表面を撫でた。それはアルミンの舌だった。すげぇさすがアルミンよくこんなこと知ってんなと感心したいところだが、あまりのことにエレンは言 葉を失っていた。
アルミンは舌でエレンの竿の根元を舐めて、裏筋も舐めて、鈴口を転がして、最後に銜え込んでしまった。しかし全部は入りきらなかったようで、アルミンは竿を半分ほど含んだところで顔を止め、そのまま先っぽまで抜いた。
とろりとした先走りの糸がエレンとアルミンの間を 繋いでいる。
「んぁ……ちょっと、しょっぱい…」
アルミンがエレンの表情を窺いながら言った言葉に、エレンは死ぬほど恥ずかしいという感覚がどういうものか 思い知らされた。身体中が信じられない早さでもっと もっと熱くなる。つられたようにアルミンの頬も薄紅色 に染まっているのだが、どうやら中断するつもりはない ようで、アルミンは再びエレンのものを銜えて愛撫し始めた。
「っ……やめろ……アルミン……」
口ではそう言ってみるが、ただ手で擦られるより何倍も強い刺激にアルミンを引き剥がす気力が削がれてしま う。
アルミンの目は潤んでいて、泣くくらいなら止せばいいのに、それでも口を離そうとしない姿がエレンのも のを限界まで硬くさせた。
「アルミン!」
出っ張りを吸い上げられると今にもはち切れそうになっ たそれに、エレンはついにアルミンの肩を押したのだが間に合わなかった。びくりと下半身が大きく震え、溜 まっていた熱が一気に放出されるのが分かる。最後まで


出しきってから、けほけほと咳き込む声が耳に入ってエレンは慌ててアルミンを見た。アルミンはエレンの白濁をうまく処理できなかったようで、口の周りがべちゃべちゃに汚れていた。
「だ……大丈夫か?」
エレンが手でアルミンの口元を拭ってやると、アルミンは力の抜けた表情で頷く。
「痛く、なかった?……気持ちよかった?」
「え……あぁ……」
「よかった……あ、でも……服を、汚しちゃったね……ごめ ん……」
エレンの寝巻きも下着もものが出る分だけずらされただけだったので濡れてしまっている。でも謝りたいのはエレンの方だった。この背徳感はなんだろう。エレンは申し訳なさそうにうつむくアルミンの額に唇で触れ、その 顔が上がったところで口にも触ってみた。何とも言えな い味だ。
「エレン……」
嬉しそうに笑うアルミンは可愛い。言えば本人は怒るだろうけれど、アルミンの愛らしさは昔から変わらなかった。そのきらきらした青い目に自分を映し続けてもらいたくて、エレンはいつだってアルミンを守ってきた。
「同じことしてやるよ」
「うん……?え……えっ?僕はいいよ……えっ、あ、本当に いいってばエr」
………」


.




ミカサ「………………」



ミカサ「……………この世界は美しい……」



.


ミカサ「エレンがもう少し乱れてくれてもよかったけど」

ミカサ「アルミンは充分がんばった」

ミカサ「圧されているエレンを見れただけで、満足」


ミカサ「ところで、明日は二人の口にちゅっちゅしなきゃいけない」


ミカサ「絶対したい」


ミカサ「でもちゅっちゅさせて欲しいなんてお願いしても」


ミカサ「おいおい何言ってんだ?自分の身体を大事にしろよミカサ///」

ミカサ「ミカサは女の子だろ?だからちゅっちゅは僕が 言い出すまで待ってて欲しいな…///」


ミカサ「と断られるに決まっている」

ミカサ「二人とも優しいから…」


ミカサ「何か良いお願いの方法はないだろうか」

ミカサ「私は深夜にも関わらず原稿のペン入れに勤しんでいるミーナに聞いてみることにした」



ミーナ「エレンとアルミンはミカサのお願いなら聞いてくれるんじゃない?」

ミカサ「私もそう思う……けど、どうしても断られては困るお願い、のため」

ミーナ「えー?ミカサでも断られるようなお願いなの? フェラしあってとか?」

ミカサ「それはもうしてる」

ミーナ「え、何?」

ミカサ「なんでもない」

ミーナ「うーん……悪いけど私には思い付かないなー」

ミカサ「そう。残念」


ミーナ「ジャンとかならミカサの私服1枚あげれば何でも聞いてくれるんだろうけどねー」

ミカサ「ジャンが?」


ミカサ「私は試しにジャンにお願いしてみることにした」

ミカサ「クローゼットから取り出した赤いカーディガ ン」

ミカサ「の、タグを切り取り、私はジャンに会いに行った」


ミカサ「ジャン、こんにちは」

ジャン「お、おう。ミカサ。どうした?///」

ミカサ「お願いがあるんだけど…」

ジャン「お願い?なんだ?」

ミカサ「ミーナと仲直りして欲しい」

ジャン「ひっ!」

ミカサ「何故怯えるの。ジャン。ミーナは悲しんでい た。話しかけても泣かれてしまうって」

ジャン「あああああいつはな、お、おおオレとマルコ を!!……オレとマルコを汚し…い、いや!ミーナの話はしねぇ!思いだしちまう」

ミカサ「お願い、ジャン」

ジャン「いや、いくらミカサの頼みでもこればっかりは無理だ」

ミカサ「これあげるから……」

ジャン「……なんだ、これ?」

ミカサ「私の服のタグ」

ジャン「……」

ミカサ「あげるから」


ミカサ「その後30秒ほど無言で凝視していたら、ジャンは了承してくれた」


ミカサ「赤の他人であるジャンが聞いてくれたのだから」

ミカサ「家族であるエレンとアルミンもこの方法でいけるはず」


ミカサ「私は訓練の合間に二人に話しかけた」


ミカサ「エレン、アルミン」

エレン「なんだ?」

アルミン「どうしたの?ミカサ」

ミカサ「ちゅっちゅして欲しい」

エレン「はぁ?」

アルミン「な、なに言ってるんだミカサ……」


ミカサ「これあげるから」

エレン「なんだこれ?お前のカーディガンじゃねえか」

ミカサ「アルミンにはこれを」

アルミン「えっ、帽子?」

ミカサ「あげるからちゅっちゅして」

エレン「意味わかんねえよ……大体前にしただろおでこに……それでチャラになったんじゃねえのか?」

ミカサ「今度は口がいい」

アルミン「いや、本当になに言ってるんだよ、ミカサ!ダメだよそんな軽々しく…」



ミカサ「……」

ミカサ「じゃあ今着てるシャツをあげよう」

アルミン「もっとダメだろ!ボタン外さないでくれよ!///」

エレン「お前の服貰っても着れねえよ…」

アルミン「そうだよ。サイズ違うから…」

ミカサ「……」




ミカサ「二人は私にちゅっちゅしてくれなかった」



ミカサ「エレンとアルミンはちゅっちゅしてる」

ミカサ「のに」


ミカサ「ちゅっちゅしてモミモミしてぺろぺろなめなめしてる」

ミカサ「のに」


ミカサ「アルミンはエレンに言われたら恥ずかしいことでもする」

ミカサ「のに」


ミカサ「エレンはなにもお願いされなくても、アルミンにちゅっちゅした」

ミカサ「のに」



ミカサ「……」

ミカサ「どうして」


ミカサ「どうして私にはしてくれない」


ミカサ「どうして」


ミカサ「…………」


ミカサ「私だって」


ミカサ「エレンとアルミンと……」


ミカサ「………」


ミカサ「もしかしたら二人とももう少し大人の階段を上りたいのかもしれない」

ミカサ「上りきってから私にちゅっちゅして驚かせるつもり」


ミカサ「そうと分かれば次」

ミカサ「そうこんなときのミーナ」


ミカサ「私はミーナの言葉を思い出していた」


ミーナ「あと定番なのは受けのお尻に勃起した攻めのソレを突っ込むやつだね。お尻になんて入らないと思った?入るんだなーこれが!でもよく慣らさないと痛いらしいよ。油とか使ってさ、あ、お尻といえばジャンのケツって最高だよね?」


ミカサ「そう」

ミカサ「エレンとアルミンはお尻をまだ使っていない」

ミカサ「でもあれだけペロペロしあっているんだから」

ミカサ「さすがに勉強してやり方は知っていそうな気がする」

ミカサ「きっと踏み出す勇気がないだけ」

ミカサ「私が背中を押してあげなければ

今日はここまで。


ミカサ「でもさすがにエレンのイェーガーをアルミンのおしりにいれて動かしてみて?なんて言えない」

ミカサ「アルミンの全部が欲しい」

ミカサ「慣らせば痛くない」

ミカサ「と思わせるようなきっかけがあるといい」

ミカサ「私は食事中禁忌に触れることにした」


ミカサ「エレン、またパンくずがついている」

エレン「ん?あぁ」

ミカサ「まったくエレンはいつもパンくずをつけている。治さなければいけない」

エレン「あーもう、ほっとけよな」

ミカサ「アルミンの食べ方をよく見ていてほしい」

アルミン「もがっ!?」



ミカサ「私は自分のパンをつっこんだ。アルミンの口の中に」


アルミン「んっ!?んぅ、あ、んむ……ひぅ、ひゅ、み、っみはひゃあ……」

エレン「……何をやってんだ?」

ミカサ「正しいパンの食べ方を見せている」

アルミン「あぅ…みは、ひゃ、はめ……えれぇ、んむっ」

ミカサ「アルミンちゅっちゅしていい?」

アルミン「!?は、んっらめ、ぅ、むぐ」

エレン「や、止めてやれよ!何泣かせてんだ!」

アルミン「ふぁ……っ、はぁ……はぁ……ん、た、助かった よエレン……」


ミカサ「エレンこれを見て」

エレン「は?」

ミカサ「パンの表面がアルミンの唾液でふやけている」

エレン「おう……」

ミカサ「どんなに固いパンでも十分に潤せば柔らかくなる」

ミカサ「お分かりだろうか」


エレン「は?なにがだ?いや、それよりアルミンに謝れよ」

ミカサ「エレン」

エレン「もがっ!ふぁにふんはみはは!」

ミカサ「濡らしたおかげで固いパンにも簡単に指を挿すことが できるようになったの」


ミカサ「わかってるんでしょ?」

エレン「わふぁんへぇよ!」


ミカサ「パンは私が責任をもって美味しくいただいた」

ミカサ「二人とも青ざめていたけど、言いたいことは伝わったはず」

ミカサ「でも念には念を押して、ミーナ作☆ライジャンはじめての夜☆をエレンの棚に置いておいた」

ミカサ「登場人物がどこかで見たことあるような気がするそれをエレンは険しい顔をしながらもちゃんと読み」

ミカサ「戸惑いながらもライナーの枕の下に入れていた」


ミカサ「33日目」



ミカサ「今日も倉庫に来た二人は、床に腰かけてちゅっちゅしている」

ミカサ「二人ともちゅっちゅが好きだと思う。とくにエレン」

ミカサ「そんなに好きなら、私ならいつでもどこでも二人にちゅっちゅさせてあげるのに」

ミカサ「二人とも照れてしてくれない」

ミカサ「二人だけで、ずるい」


ミカサ「………」


ミカサ「………ずるい……」




.


ミカサ「とても、ずるい」



エレン「アルミン……」

アルミン「エレン……」



ミカサ「…………」



ミカサ「………………アルミンの寝巻きを取っ払い下着一枚にして、エレンも上の寝巻きを脱いだ。日々の鍛練で筋肉の付いたエレンの身体。アルミンと同じ平らな胸。アルミンが手を伸ばして心臓の在処に触れると、エレンはアルミンを抱きすくめる。
「寒くねぇか?」
「はは。エレンとこうしてれば平気だよ」
肩口に額をすりよせる。エレンの抱き締める身体はどんな感触がするのだろう。常々アルミンは兵士らしい身体を手に入れたい一方で、エレンの触れる場所は少しでもやわらかくて優しいものであってほしかった。
「エレン……ん……ふぁ……」」

唇を寄せ合った。エレンはアルミンの舌を見つけると強く吸い上げ、 返事を急かすように絡め取った。


溢れないよう上手に唾液を交換し、余計に溜まるようなら飲み干して自分のものにする。
アルミンの返事に、初めてこの倉庫に来たときのようなぎこちなさはなかった。

「ね、エレンも見たこと、あるだろ?」

首筋をたどって、胸の突起を吸い上げるエレンの髪をアルミンはそっと撫でた。上目を向けて続く言葉を待っているエレンは可愛くて少し笑ってしまう。

「赤ちゃん。……今のエレンみた、あ、っひぁ!」

表現が気に入らなかったらしいエレンに強く歯を立てられて、アルミンの身体が跳ねた。
手で弄られていた方の突起も潰すように押されて、爪を引かれる。

「いた……エレンっ、いたい」

訴えると痛みに痺れるそこを今度は優しく舐められた。小刻みな震えが止まらない。
肌を重ねる回数も十を過ぎて、エレンはアルミンの快楽に繋がる行動を、場所を、もう知っている。重点的に攻め立てられる日もあれば、わざと避けられる日もあった。
エレンの手が下腹部に降りて、下着に覆われたアルミンのものを撫で上げた。

「硬くなってる」

「ぁ、当たり前だろ……言わなくて、いい……!エレンの、ばか」


とっさに言い返すが、声色に余裕はない。
エレンも澄ました顔をしている訳ではないのだが、それでもアルミンよりは幾分落ち着いて見えた。

「あ……あっ……ふぁ……」

エレンに布地の上からものを優しく握られ、手のひらで擦られる。
アルミンは簡単に追い詰められた。
膨らみを指で摘ままれて、鈴口を見つけられると下着が少し濡れてくる。

「あっ、も、なんで。…さわっ、さわって、よ」

一向に潜ろうとしないエレンの手首を掴んだ。

「アルミン、気持ちいいか?」

「うん……きもち、いい。エレンの手、すきっだから……さ わっ、あ」

「このままでもいけそうだよな」

「やっ、やだっ、さわって」

恥ずかしいことを口走っているが、気にかけていられない。エレンの指との障壁を無くしたい。ゆらゆら腰が揺れた。

「触らせてくれりゃいいだろ」

「……ふ、…………は……?」

一瞬理解が遅れた。


なんだろう。日、性格悪い?
アルミンは迷ったが、それでエレンを直に感じられるなら構わなかった。
膝立ちして下着を下ろすと、飛び出てきたものにエレンの手を引き寄せる。指を丁寧に開いて、握らせた。

「オレも一緒でいいか?」

エレンが寝巻きと下着を下ろし、アルミンのものと自分のものをまとめて握り直す。
アルミンに拒む理由はなかった。

「……んっ、あ。あっ、やっ。……ひ、あ……!もぉ ……っ」

「んっ……アルミン……っ」

お互い十分に隆起していたそれは、摩擦されるとすぐに昇りつめた。

「あぁっ……!」

熱が抜けていく感覚がした。 膝では身体を支えきれず、へたりと座り込む。

「…………はぁっ、は、……はぁ、はぁ……」

息を整える。

>>163

×なんだろう。日、性格悪い?

○なんだろう。今日、性格悪い?


エレンの手のひらと床に散らばった白濁を目にして、ぼんやり揺れていた思考が戻った。

エレンの言葉に従順だった自分を思い出して、アルミンは熱くなった顔を隠すようにうつむいた。

「ひゃ、な、なに……?」

エレンが手を拭かないままアルミンの太股を触った。
ぺちゃりと肌に付いた粘着質なそれはエレンのものかアルミンものか分からない。

「今日、さ、いれてみてぇんだけど……」

前髪の隙間からエレンを見る。目が合ったが逸らされた。

エレンの言葉の意味が分からないほどアルミンは性に無知ではなかった。
エレンと性行為をしたからには、同姓同士のやり方は調べたし、ライナーの怪しくて薄い本も読んだし、実行したこともあった。
それでもアルミンがエレンをそこに招かなかったのは、その場所が排泄器官だからで、エレンに身体を愛撫されるだけで満足していたからだった。 しかしエレンが求めるのなら、アルミンの意思は必要ない。

「うん……いいよ……エレンの……僕も欲しいし……」

「本当か」

「つまらない嘘は言わないよ」

金色の目の横に口づけて、さっそくアルミンは仰向けに寝転がった。
すぐに脚が開かれ、下着がすべて脱がされる。
エレンの身体が太股の間に割って入った。
大分恥ずかしい格好だ。


「……ふ……うぅ……」

エレンの指が周囲を触り、白濁を入り口に塗ると、ゆっくりなかに入ってきた。
痛みはなかったが異物感そのもので、押し出してしまいたくなる。
解そうとする動きに、アルミンは懸命に耐えた。
そのうち違和感が少し薄まり、音が聞こえるまでになると、脚の間でお互いものが硬さを取り戻していた。

「痛かったら言えよ」

「……大丈夫」

指が抜かれ、エレンのものが当てられる。
先端からゆっくりエレンを迎え入れた。熱い血の通ったそれは指よりも遥かに質量がある。
怖じ気づいてしまいそうになるアルミンの腰を、エレンの手が押さえた。どこにも逃げ場がなかった。

「は……っ」

根元まで受け入れる。

「大丈夫、か?」

「……いいよ……うご、いて……は、ぁ……………………ア、 あぁっ、エレンっ」

繋がったエレンの重さが揺れた。


アルミンのなかが擦られる。
浅く抜いて、挿して、また抜いてが繰り返される。

「あ、ぁあっ、ひ……うぁ、ア。あぁっ」

エレンが奥に戻ってくる度に下腹部が痺れて、顎が仰け反った。
涙が溜まり、視界に靄がかかり、エレンに揺らされてこめかみに消えた。

「あっ、あっ。えれ、きもちっ、いい?」

「気持ちいいよ」

「あっ、ぼく、もっ。あ。ぁあっ、いい、よぉっ」

「アルミン……っ」

腰を掴んでいたエレンの手が離れ、アルミンの指に絡まる。

「これ、からも。一緒に、な?」

「あ、えれっ、アッ。あっ……んっ」

あの夜、アルミンはもっと上手くエレンを宥められたはずだった。
アルミンはエレンと同じ身体の構造をしていて、繋がることが出来ても精の行き場はない。
気持ちがあろうと、思春期に生まれた一時の感情に左右されてはいけないと説得できたはず。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
エレンとミカサは僕のせいで、負わなくていいものを、いつも、いつも。


「もうっ、ごめっ。ぁあ……ひぁっ、ぼく」

唇の端から垂れた唾液を、エレンが舐めとり、ちゅっと音を立てて唇に触れる。呂律の回らないそれを絡め合った。

「ひゃ、あっ、なに、これぇ……っ、へんっ、やだ、あ。 なに」

エレンに早く揺さぶられる。なかの肉を抉られるようだった。
目の奥で光が点滅している。腰が浮く。

「ひぁっ……ぁあっ……えれんっ、あ」

「あ、アルミンっ。も、出そう」

「ん、ん、やだっ」

エレンの身体が離れそうになって、アルミンは手を伸ばししがみついた。顔にぽたぽたとエレンの汗が落ちる。

「だし、てよっ。ぜんぶ。ほし、いっ」

「アルミ、あっ……う、あ……っ」

抜けかけたものを引き戻されて、エレンはアルミンの奥深い場所で身体を震わせた。
じわじわ下腹部に広がっていく温かいものに、アルミンも遅れて熱を放った。


「……悪い」

「謝らなくていいよ……僕が……欲しかったから……」

アルミンは倒れるように折り重なったエレンの背中を撫でた。頭もあやすみたいに、よしよしと触る。
エレンは顔をあげて、少し笑った。
腰が引かれ、お互いを繋いでいたものが消える。

「エレン……」

汗が伝うエレンの顔には、短い髪の毛さえへばりついていて、アルミンはそれを静かに払ってあげた。
エレンが真似をして、アルミンの乱れた髪の毛を鋤いてくれた。

「さっき、これからも、なんて言ったの?」

聞こえていたのだが、アルミンは尋ねた。案外すんなりと答えが返った。

「ずっと一緒にいようって、言ったんだ」

「ずっと……」


エレンは、訓練兵を卒業したアルミンは技巧に進むのだと思っている節がある。
実際それは事実ではないのだが、エレンの頭の中では道が違えている。けれどエレンの言葉が示すのは、そういうことではないのだろう。

「うん…………エレン………」




アルミカサ「「ずっと一緒にいよう……」」



エレン「」ビクッ

アルミン「」ビクッ



エレン「…………」

ミカサ「…………」

アルミン「…………」

ミカサ「私も二人と」

エレン「…………は?」

ミカサ「ずっと」

アルミン「…………えっ」



ミカサ「一緒に、いる」

今日はここまで。


ミカサ「…………」

アルミン「…………」

エレン「…………」

ミカサ「………」


ミカサ「……??」


ミカサ「二人とも身体が汚れている」

ミカサ「……」←ハンカチで拭いてる

アルミン「…………」

エレン「…………」

ミカサ「…………」

ミカサ「…………」←ハンカチをポケットに入れてる

アルミン「えっ…………」

エレン「…………」


ミカサ「それから」

ミカサ「エレンとアルミンは寒くなったみたいで急いで服を着ていた」

ミカサ「今は私の前に二人並んで座っている」

ミカサ「というか正座しろと言った」


ミカサ「エレン、アルミン」

ミカサ「どうして服を着たの」

アルミン「……いや……あの……」

エレン「…………」

ミカサ「どうして二人だけであんなことをしていたの」

アルミン「そ、それは…………」

エレン「…………」

ミカサ「エレン」

エレン「…………」


アルミン「……エレン?」

エレン「…………」

エレン「…………」

ミカサ「…………」

アルミン「…………」

エレン「…………」

エン「…………………………………………………………死にてぇ」

ミカサ「大丈夫。貴方は私が護るから死なない」


ミカサ「だからそんなに小さくならないで」

アルミン「あ……あのさミカサ」

ミカサ「いいえ、理由なんてどうでもよかった」

アルミン「えっ?」


ミカサ「混ぜて」

エレン「……は?」

アルミン「えっ?…………って」

ミカサ「私も混ぜて」

アルミン「ちょ!!ちょっと待ってミカサ!何脱いでるんだよ!」


ミカサ「アルミン……どうして止めるの」

アルミン「そりゃあ止めるよ!シャツ着て!早く!」

エレン「お前バカか!?何考えてんだ!」

ミカサ「それはこちらの台詞」

ミカサ「二人だけでちゅっちゅぺろぺろもぐもぐして て、私だけ混ぜてもらえないのはおかしい」

ミカサ「何を考えているの」


ミカサ「アルミン」

アルミン「え?」

ミカサ「エレンのことが好き?」

アルミン「………そ、それは、好きだけど」

ミカサ「エレン」

エレン「なんだよ」

ミカサ「アルミンのことが好き?」
エレン「何でお前に言わなくちゃいけねぇんだ」

ミカサ「二人は私のことが好き?」

エレン「…………」

アルミン「………好きだよ」

ミカサ「じゃあ私も混ぜるべき」

エレン「だから脱ぐな!」

アルミン「服を着てよミカサァ!」


ミカサ「どうして止めるの」

エレン「止めるだろ!普通!」

アルミン「ミカサ!もっと自分を大事にしてくれよ!男の前でそんな簡単に脱いじゃ駄目だ!」

ミカサ「エレンとアルミンの前以外では脱がない」

アルミン「僕らの前でも駄目だよ!」

ミカサ「…………」


エレン「なあ、お前はなんだよ?なんでここにいるんだ?」

ミカサ「それは……」

ミカサ「深夜のジョギング中に……」

ミカサ「偶然男子寮の前を通りかかったら……」

ミカサ「………」

ミカサ「ハゲの頭が月光に反射しているのが見えて」

エレン「……それは教官殿のことを言ってんのか?」

ミカサ「あれは室内の光も反射するのだろうか?という研究心に駆られ」

ミカサ「追いかけたら見失って、そしたらふしぎ」

ミカサ「ある部屋からアルミンのあえぎ声が」

アルミン「………」


ミカサ「アルミンが誰かに襲われていると思い、私は助けようと」

アルミン「そ、そうだったんだ…」

ミカサ「うそ」

アルミン「え?」

エレン「え?」

ミカサ「何でもない」

ミカサ「まさか襲っているのがエレンだったなんて」

ミカサ「感動しt」

アルミン「え?」

エレン「は?」

ミカサ「何でもない」


ミカサ「…………エレン、アルミン」


ミカサ「二人は前に、私を大事な女の子だって言った」 アルミン「…………え」 ミカサ「私以外に大事な女の子はいないって言った」 エレン「…………おい」 ミカサ「それは嘘だったの」 アルミン「…………ミカサ」

改行ミスしたごめんなさい


ミカサ「…………エレン、アルミン」

ミカサ「二人は前に、私を大事な女の子だって言った」

アルミン「…………え」

ミカサ「私以外に大事な女の子はいないって言った」

エレン「…………おい」


ミカサ「それは嘘だったの」

アルミン「…………ミカサ」


ミカサ「嘘だったの」

アルミン「ミカサ」

ミカサ「私だけ、大事じゃないの」

エレン「おま……」

アルミン「ミ、ミカサ。嘘じゃないよ!嘘じゃない」

ミカサ「なんで二人だけで」

アルミン「ミカサ」


アルミン「嘘じゃないから。…泣かないでくれ」


アルミンに手を握られて、私ははっとした。

その拍子に頬に温かいものが伝っていく。

……泣いている?

……私が?

アルミン「ミカサ……」

アルミンも泣いてしまいそうな顔をしている。

エレンは姿勢制御訓練で挫折しそうになったときと同じ顔をしている。

ミカサ「…………、どうして」

エレンとアルミンの夜を見守れて、私の毎日はとても充実していた。

だから、泣くほどのことじゃないはずだった。


ミカサ「二人とも、話してくれなかった」

勝手に言葉が出ていた。

視界が白くなって、瞬きしたらさっきより青くなったエレンの顔が見えた。

ミカサ「二人がどうなっても、私は二人の味方」

床に水滴がぽたぽた落ちている。

ミカサ「今までずっと一緒だった、のに」

声が震えてきた。

ミカサ「知らないふりをするのは、辛かった」



ミカサ「話してほしかった」

そこまで言ったら、急に身体が温かくなった。

エレン「…………、ミ、ミカサ」

アルミンの臭いがちょっと混ざったエレンの臭いがした。

エレンの息がすぐそばで聞こえる。

エレンに抱き締められたのだと分かった。


ミカサ「エレン」

とても懐かしい感覚がした。

開拓地を出てから、エレンに抱き締められたことなんて一度もなかった(夜中に私がぎゅっとしたことはあった)

力強い(私より弱いけど)エレンの腕の中に、私は今すっぽりおさまっている。

エレン「わ悪かった。お前がこんなに思いつめてるなんて考えてなくてオレ、言わなくてもいいって思ってて、お前がこんなに辛かったなんておm」

ミカサ「エレン落ち着いて」

なんだかぷるぷる仔犬のように震えて早口なエレンの背中を撫でた。

そしてここぞとばかりにエレンの胸元に潜って顔を擦り付ける。


アルミン「エレンだけじゃない。僕もだ。言わなきゃ君にもっと辛い思いをさせるって、解っていたのに。ごめん」

ミカサ「アルミン泣かないで」

私はアルミンの手を握り返した。

ミカサ「私は、二人のことがとても大事」

アルミン「……うん」

ミカサ「アルミンは?」

アルミン「……僕もだよ」

ミカサ「エレンは?」

エレンは、少し黙ったあとで、腕の中にいる私にしか聞き取れないような小さな声で答えてくれた。



エレン「……けど、アルミンと同じことはできねえ。分かるだろ」



ミカサ「エレン…………アルミン………」

私は、それでもいいと思った。

エレンとアルミンが、私を大事だと言ってくれた。

二人の中に、ちゃんと私は存在している。

それをエレンに抱かれながら知れて幸せだった。

私は今この瞬間、世界一幸せな人間に違いなかった。

何でもできる気がした。

何でも言える気がした。

だから言った。

ミカサ「ちゅっちゅしたら許す」

ミカサ「ちゃんと舌も入れて」


アルミン「え?」

エレン「は?」

ミカサ「何も最後までとは言わない」

アルミンが握っていた私の手を放そうとしたようだったが引き止める。

ミカサ「二人がそう言うなら仕方ない。でぃーぷなちゅっちゅで妥協する」

エレンが私から離れて少し後退りした。

ミカサ「さあ」

エレン「おい話聞いてたか?」


ミカサ「エレンとアルミンこそ、私の話を聞いていたの?」

ミカサ「私は」

ミカサ「怒っ…悲しい」

ミカサ「二人が私に秘密を作ったこと」

ミカサ「とても、怒っ…悲しい」


私はさっきから青ざめているアルミン………ではなく、私と距離を置いたまま固まっているエレンをじっと見つめた。


エレン「………」

ミカサ「まさかこの期に及んで…抱き締めただけでこの場を逃れられるなんて思ってるの?」

エレン「……」

ミカサ「あなたはさっき私の前でアルミンと何をしてたの?」

エレン「……」

ミカサ「私に話さなかったから、こうなってるんでしょ?まだ違うと思うの?」

エレン「……」

ミカサ「分かっているんでしょ?べろちゅっちゅしなかったら、私があなたとアルミンの服を剥いで逃走するから二人ともパン一で寮に戻らなくちゃいけなくなるってこと……」

エレン「……」

ミカサ「じゃあ……ちゅっちゅしなきゃダメでしょ?」

エレン「…………」



エレン「………」



ミカサ「………」



エレン「………」



ミカサ「………」



エレン「……………………………………………アルミン」

アルミン「えっ?」



エレン 「………………するしかねぇ」


アルミン「えっ?……え!?」



大 勝 利





ミカサ「……………」←目を瞑ってる

アルミン「待ってくれよエレン!?自分が何を言ってるか分かっているのか!?」

エレン「分かってる!!でもよ、さすがにパン一はヤベェだろ……」

アルミン「だ、だからって」

エレン「お前もパン一で帰ることになるんだぜ?」

アルミン「そ、そうだけど」

エレン「おいミカサ、ほんッッッとーに!!本当にこれッッきりだからな!!」

ミカサ「…………」←頷いている


エレンの気配が近付いてきて、その手が私の両肩を掴んだ。

ごくんと唾を飲み干す音が聞こえた。

ミカサ「エレン……」

吐息が鼻に当たり、ゆっくりエレンの唇が私の口に触れた。

少しの間合わさったままだったので、私がわざと固く閉じていた唇に隙間を開けてあげると、おずおずとエレンの舌が入ってくる。

エレン「ん……」

エレンは私の口のなかをほんの少し舐め、すぐに帰ろうとした。

エレン「ん?ん!?」

だが、私は引き留めた。

エレンの身体をがっちり抱き込み、今度は私がエレンの口のなかを味わう。

エレン「んんん~~~~~~~!!!」



ちゅっちゅちゅっちゅちゅっちゅちゅっちゅちゅっちゅ

ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ


エレン「…………ぷはっ!!テメェミカサ!!」


解放されたエレンに真っ赤な顔で叱られる。

反省などしない。

ミカサ「さあ……ハァハァ……アルミン……ハァハァ」

アルミン「えっ!?ぼ、僕も!?」

ミカサ「当たり前……ハァハァ……でしょ?ハァハァ」


アルミン「ちょっと待ってミカサ落ち着いてよそうだ素数を数えて僕としたらエレンの味が消えちゃうし勿体ないとおm」

ちゅっちゅ

アルミン「ん!!」

ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ

アルミン「んっ、んんっ、んん~~~~!!!!」


アルミン「……はぁっ!ぁ、ひ、ひどいよぉ、ミカサ……」

ミカサ「エレンの激しさに負けていられないと思った」

エレン「信じられねぇ…マジで信じられねぇ…」

ミカサ「もうこれでパン一にはしないから、安心してほしい」


ミカサ「わがままを聞いてくれてありがとう」

ミカサ「二人とちゅっちゅできて嬉しい」


ミカサ「二人だったから嬉しい」


ミカサ「……二人とも、大好き」


エレン「………おう///」

アルミン「……………うん///」


ミカサ「帰ろう」

エレン「ミカサ」

ミカサ「なに」

エレン「ごめんな」

ミカサ「うん」

アルミン「ありがとう。ミカサ」

ミカサ「うん」




それから、エレンとアルミンは私を女子寮まで送ってくれた。

私を真ん中にして二人と腕を組み、夜の訓練所内を歩く。

エレンは少し鬱陶しそうにしてたけど、無理に離れようともしなかった。



エレン、アルミン。

時間が経って、私たちの関係が変わってしまっても

私があなたたちの傍にずっといることだけは変わらない。

ずっとずっと傍にいる。

だから、ずっとずっと傍にいてほしい。

私のエレンとアルミン。




完。

終わりです。
読んでくれてありがとうございました。
はよ3人で結婚してくださいマルコもふもふ。

ヤンデレなエレンとアルミンに愛されて夜も眠れないミカサみたいなの誰か書いてくれませんか…

このSSまとめへのコメント

1 :  なぎ   2016年11月22日 (火) 14:14:28   ID: W-xy94_j

こっちも良かった!!!
ミカサちゃんがかわいい。

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