モバP「のあさんとみゆたん」 (32)

※三船さんちょうきょう系SSです。
※孤高のミステリアスアイドル高峯のあ≠のあさん。



ガチャッ



美優「おはようございます……」

美優(あ……)


のあ「……おはよう」

美優「高峯さん、おはようございます。このあとレッスンなんですか?」

のあ「ええ、そうよ。……貴女は確か、Pとの打ち合わせだったかしら」

美優「はい。……じゃあ私も、ここで待たせてもらいますね」

のあ「私に断る必要はないわ……」


美優(高峯のあさん……私はまだ、この人のことをよく知らない……)

美優(みんなが言うには、変……いえ、意外とお茶目な人らしいけど)

美優(……それにしても、女の私から見てもとても綺麗だし、どこか神秘的な人……)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373131401

セルフ画像兄貴

高峯のあ(24)
http://i.imgur.com/wiqqROc.jpg
http://i.imgur.com/n97WJOu.jpg

三船美優(26)
http://i.imgur.com/viHOv3S.jpg
http://i.imgur.com/MKAtIwn.jpg

のあ「………」 ペラッ

美優「………」 チラッ



[如月千早 大特集号! 歌姫の秘密に迫る72の質問]



美優「アイドル雑誌……お読みになるんですか?」

のあ「ええ……毎月欠かさず読んでいるわ」

美優「へえ……」


美優(研究熱心な人なんだなぁ……私も見習わなきゃ)



美優(……あら?)


美優「同じ雑誌が……三つも……?」

のあ「観賞用、保存用、布教用……」

のあ「最低三つ揃えるのは基本よ」

美優「そ、そうなんですか……」


美優(観賞用と保存用はわかるけど、布教用ってなんだろう……)

美優(それに基本、って何の基本なんだろう……)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


のあ「………」 ペラッ

美優「……あの、コーヒー淹れてきますけど、お飲みになりますか?」

のあ「ありがとう……頂くわ」ニコッ

美優「はい」ニコッ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


美優「——どうぞ」カチャッ


パタン


のあ「どうも……」


チラッ


美優(あ……)



美優「今度は、小説ですか……?」

のあ「ええ、そうよ……」

美優「読書、お好きなんですね。ちなみに、どんな本か伺っても良いですか?」

のあ「『俺の妹がそんなに可愛くない』」


美優「……え?」


のあ「『俺の妹がそんなに可愛くない』、よ」

美優「……それが、本のタイトル……?」

のあ「そう」

美優「……どんなお話なんですか……?」



のあ「あるところに二人の兄妹がいた……」

のあ「年頃の妹は兄を邪険にするものの、可愛い妹のためならと、兄は何度も妹を助けた……」

のあ「しかし、兄はふと『あれ、俺の妹って別に可愛くないんじゃね?』と気づいてしまい……」

のあ「次第に、妹への思いが冷めていく……」


のあ「そんなお話よ」

美優「……な、なんだか……悲しいお話ですね……」

のあ「そうね……ある意味悲しいわね……」

のあ「ちなみに、続編の『俺の妹はそんなに可愛くない上に友達が少ない』は——」

美優「も、もういいですっ。タイトルだけで胸が苦しくなりました……」

のあ「そう……」


美優(……変わった本もあるんだなぁ……)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


のあ「………」


パタン


のあ「ふう……」


美優(あ、読み終わったのかな……)ズズ


のあ「——ところでみゆみゆ」

美優「ぶふっ! ——ゴホッ、ゴホッ!」

のあ「大丈夫、みゆみゆ?」

美優「ゴホッ、エホッ……は、はい……」


美優(うう〜……鼻にコーヒーが……)グスッ



美優「あ、あの……」

のあ「なにかしら、みゆみゆ」

美優「その、『みゆみゆ』というのは……」

のあ「あなたのことだけど……いけなかったかしら?」

美優「……ですよね。いえ、いきなりそんな呼ばれ方をされたので、驚いてしまって……」

のあ「私のことも気軽に『のあさん』でも『のあたん』とでも呼んでくれて構わないわ、みゆみゆ」


美優(た、高峯さんなりの、緊張を解くためのジョークなのかな……)


美優「じゃ、じゃあ私も、のあさん、と呼ばせてもらいますね」

のあ「………」

のあ「……そう」シュン


美優(あ、あれ? ガッカリしてる……『のあたん』の方が良かったのかな……)



のあ「——それで、話の続きだけれど……」

美優「あっ、そうでしたね……えと、なんですか?」

のあ「貴女、以前仁奈と一緒に動物園で仕事をしたことがあるわね……?」

美優「はい、ありますよ」

のあ「私は写真でしか知らないのだけど……あの時の衣装は」

美優「! ち、違いますよっ? あの衣装は、私も躊躇したんですけど、仕方なく……!」

のあ「でも、よく似合っていたわ」

美優「やめてください……私も、26ですし、あんな格好は……うう、思い出しただけで恥ずかしい……」

のあ「そんなことないわ……あなたはもっと自分に自信をもつべきよ」



ガサゴソ


のあ「——これを見て」

美優「それは……?」

のあ「私の衣装よ」

美優「ああ、あのネコ耳の……」

のあ「いざという時のために、いつも持ち歩いているの」


美優(ど、どんな時……?)



のあ「この衣装……着てみる気はない?」

美優「えっ、私が!?」

のあ「見たところ、私と貴女の体型はそう変わらないわ。きっとサイズも合うはずよ」

美優「む、無理ですよ! たしか結構露出の多い衣装だった気が……」

のあ「今この事務所には私たちしかいない。恥ずかしがる必要はないわ」

美優「いや、でも……」タジタジ

のあ「ちょっとだけ、ちょっとだけだから」グイグイ

美優「え、えぇー……」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


コンコン


のあ「——着替え、終わったかしら?」

美優『は、はい……』


ガチャッ


美優「あ、あの……」モジモジ


のあ「……良い……素晴らしいわ、みゆたん。想像以上よ。髪を下ろした貴女も素敵ね」

美優「(今度は『みゆたん』になってる……) あ、ありがとうございます……」

のあ「サイズも合っていたみたいね」

美優「あはは…… (本当はちょっとお腹がキツイけど……)」



のあ「……ほら、鏡よ……」

美優「! ……や、やっぱり恥ずかしいです……こんな格好」モジモジ

のあ「胸を張りなさい、美優。自信をもつことで、貴女は今より一層輝けるわ……」

美優「はい……」


美優(確かに……今の私は、アイドルなんだから、自信をもつことは大事……)


のあ「それじゃあ、次は決めポーズの練習よ」

美優「決めポーズ!?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


のあ「——手は、ここで、こう……」

美優「こ、こうですか……」クイッ

のあ「ええ、それでいいわ。足は……こう……」

美優「こんな感じで……」

のあ「オーケー、それよ」


のあ「——はいっ、ここでさっき教えた決め台詞っ」


美優「……ち、地球の未来にご奉仕するにゃん……!」


美優(〜〜〜!)カァァ


のあ「グッド……ベリーグッドよ、みゆたん。何も言うことはないわ」


美優(私、なんで決めポーズの練習なんてしてるんだろう……)



ヴヴヴ ヴヴヴ


のあ「ん……電話みたいね、少し席を外すわ」

美優「あ、はい……」


ガチャッ


バタンッ


美優「………」ポツーン


美優(そ、そんなに似合ってるかなぁ……)ドキドキ



チョンチョン


美優(ネコ耳に……)


クルッ


美優(尻尾……)

美優(あ、今の尻尾の揺れる感じ、カワイイかも……)フリフリ



美優「………」ジーッ


[ 鏡 ]


美優「……にゃん♪ ——なんて……」


ガチャッ


美優「!!!」ドッキーン


のあ「ごめんなさい、用は済んだわ」

美優「そ、そうですか……」


美優(み、見られてなかったよね……?)ドキドキ



のあ「——それじゃあそろそろ脱ぎましょうか、美優」

美優「ぬ、脱ぐ!?」

のあ「……? ええ、着替えましょう、美優」

美優「あ、そ、そうですよね……」ホッ


美優(あれ……? 今、『みゆたん』じゃなくって『美優』って……)



のあ「私のワガママに付きあわせてごめんなさい。誰か来るといけないから早く着替えてしまいましょう」

美優「も、もう、いいんですか……」

のあ「もう?」

美優「!! い、いえ! なんでもないです! それじゃ、着替えてきますねっ、あはは……」





美優(なんで、急に『美優』って呼ぶようになったんだろう……)

美優(……なにか、怒らせちゃったのかな……)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


美優「はい、衣装です……」

のあ「ええ、ありがとう、美優」

美優「………」シュン

のあ「……美優?」

美優「……いえ、なんでも」


ガチャッ


P「ただ今戻りました—。すいません、美優さん、お待たせしてしまって」

美優「あっ、プロデューサーさん……」


のあ「……それじゃあ、私もそろそろレッスンに向かうわ」

美優「はい……」




のあ「……また明日、みゆたん」ニコッ


美優(!)


美優「……はい!」ニコッ




P「? 何か上機嫌ですね。何かいいことでもあったんですか?」

美優「ふふっ……なんでもないです♪」ニコニコ





















美優(——ハッ! 私、なんで喜んで……!?)




おわり

以上です。のあさんも87。三船さんも87。二つの87に迫られたい挟まれたい。
はちじゅうななって〜、素敵なことね〜♪
でも88の茄子っぱいもすき。



ここまで読んで下さりありがとうございました。
HTML依頼出しておきます。奈緒ちゃんの体を弄るSSは他の人に任せます。

あと美優さんは85っぱいですんで(暗記)

画像兄貴アリシャス!

>>27
あるぇ!? wikiを見て書いていたはずなのに……
揉んで増やさなきゃ(童貞感)

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