みく「ちょっとPチャン! 何にゃのこれは!?」モバP「ん?」 (18)


P「おぉみく、どうしたんだ? 来て早々」

みく「どうしたもこうしたもないにゃ! 一体ぜんたいこれはどういう事なのにゃ!」

P「まぁまぁ落ち着け、何か聞きたい事があるなら言ってごらん」


      すっ…… ことっ ことっ


のあ「……お茶でも飲みなさい、みく。Pも」

P「あ、どうものあさん。ありがとうございます」

みく「あ……どうもにゃ……って!」


みく「ここにいるのあにゃんの事で話を聞きたいのにゃ!」クワッ!

P「わかったわかった、とりあえずソファーに座って」


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P「それで、のあさんの事で何を聞きたいんだ?」

のあ「私が……何かしたかしら? ハンバーグはもう食べてないし……」

みく「あの時はほんとびっくりしたにゃ……代わりに別のお弁当もってきてくれたからいいけど……」

みく「それで、もうそれは大丈夫にゃんだけど……のあにゃんの新しいお仕事が来たにゃ?」

P「あぁ、次のイベントでのあさんと他の子を含めてな」

みく「そ! れ! が! 問題にゃ!」

P「……あー……もしかして」


みく「そうにゃ! 今度ののあにゃんは……」

みく「猫じゃにゃくてうさぎになってるにゃ! にゃんにゃんにゃん始まって以来の事件にゃ!」

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P「事件て……別にユニット解散をする訳じゃあないぞ?」

のあ「今度は……ロップイヤーよ……」

みく「だけどこれでにゃんこサイドからうさぎさんサイドに一人引き抜かれて……せーりょく図が塗り変わってしまうにゃ!」

P「派閥争いかよ」

みく「そうにゃ! わんこサイドにゃんこサイドにうさぎさんサイドその他入り乱れてのせーりょく争いにゃ!」

みく「その中でもみくのユニットを中心にしたにゃんこサイドがトップを飾ろうとしたところに……!」

P「まぁまぁ落ち着け、アイドルの売り出し方は俺が提案をしているし、別にそれぞれを固まった勢力として扱ってるわけでもないからな」


P「みくは猫キャラとして売り出すのが最も売れると思っているからそのままだが」

P「のあさんは固まった方向を持たず色々やるというスタイルがいいと思うんだ」

みく「うーっ……」


P「その顔は納得いってないようだな?」

みく「だって……にゃんにゃんにゃんも結成できて、これからにゃんこアイドルを増やしていければなーって」

みく「思ってた所でのあにゃんがのあぴょんに……」

P「のあぴょん……その呼び方もアリだな」

みく「にゃっ!? 駄目にゃ! のあにゃんはのあにゃんだにゃ!」

のあ「みく……安心なさい、貴女の望む姿が私を現す全てではないけれど……でもそれも一部であることには変わりないわ」

のあ「だから……その望む姿は貴女と共により高みを目指す事が、できるわ……」



みく「のあにゃん…………」


みく(ねぇねぇPチャン、のあにゃんは何を言っているのにゃ?)ボソボソ

P(お前……ユニット組んでる仲間なのにそれはないだろ、ちゃんと聞いてやれよ……)ボソッ


のあ「…………?」


P(詰まるところのあさん自身も『まだにゃんにゃんにゃんは続けていく』って言ってるんだ)ボソボソ

みく「にゃっ!? のあにゃんはまだのあにゃんしてくれるのかにゃ!?」


のあ「…………」コクリ


みく「あぁ良かったにゃー……のあにゃんがまだにゃんにゃんにゃんしてくれるのにゃ」


P「そもそもユニット結成して問題がある訳でもないのに、それをわざと壊すような真似をする訳ないだろ」

みく「でもでもー、それにゃら今回のイベントだってのあにゃんはにゃんこサイドとして出てくれたら良かったのにゃー……」

P「まぁ、それは皆と合わせた結果でもあるしなぁ」

P「でも次にみくとアーニャと3人でやるときはまた猫スタイルにしてもらうぞ」

みく「うにゃー……それなら、いいかにゃ」

P「ああ、にゃんにゃんにゃんとしての仕事も勿論また取ってくるし、その時はみくにもっと頑張ってもらうぞ」


P「それにみくとアーニャはサマーバケーションで頑張ってもらったし」

のあ「その時私はあくまで星の周りを動く衛星……今度の舞台では……私が惑星のひとつになる」


みく「…………えっと」

P(前のイベントではサポート、今回はのあさんがメインの内一人って事だよ)ボソッ

みく「にゃ、確かに……」


P「だからさ、のあさんにもメインステージを用意して、そこで頑張ってもらおうと思ってな」

P「それがきちんと終われば、また3人でやれるようにするから」

みく「うん、わかった……」


P「あぁ、みくは優しい子だから今回の仕事でのあさんが離れていってしまうんじゃないかと不安になったんだな」

みく「にゃ……」

P「大丈夫、そんな事にはしないし、させないさ」


のあ「…………P」

P「ん……どうしました? のあさん」


のあ「みくの心を癒すには言葉だけでは足らないわ……心に触れてあげること」

のあ「……体を通じて心に触れてあげること」

P「…………え、ええっ……ちょっと、それは気恥ずかしいですよ」

みく「……にゃ?」


P「あ、あー……みく、驚かずじっとしててくれな? 頭、ちょっと撫でてあげるから」

みく「ええと……うん」


        そっ なでなで


みく「うにゃ……んっ……」

のあ「猫はあまり人には懐かないわ……けれど、甘えたくなる時もある……」


P「あんまり、こういう事をするのはよくないかもしれないけど」

みく「んーん、Pチャンだったらいつでも撫でてくれていいにゃん……♪」

P「俺が恥ずかしいのもあるんだって……」

みく「にゃふふ……Pチャン照れ屋さんだもんね」


       なでなで  なでなで


のあ「みく……私も貴女と共にある星……どちらも衛星で、どちらも惑星……互いに離れる事のない星よ」


       さらさら  さらさら


みく「のあにゃんまで……にゃんだか二人に撫でられてるのはとても幸せにゃ……」


―――――――
――――――
―――――


みく「ん……もうちょっとしてもらいたいけど、今はもう大丈夫にゃ」

P「あぁ……じゃあ手を離すぞ」

のあ「…………」


        ぱっ


P「今回の仕事についてはみくに前もって言ってあげればよかったかもな、ごめんよ」

みく「ちょっとびっくりしちゃったけど……ちゃんと二人とも大丈夫って言ってくれたからいいにゃ」

のあ「…………そうね、心が通じ合っていても時には言葉も必要……」


のあ「それと……P」

P「あ、はい?」


のあ「次は私の番よ……」

P「うぇっ!? のあさんまで撫でるんですか!?」

のあ「言ったわよね……猫も時には甘えたくなると……私だって……猫なのよ」


       すっ すりすり


みく「うにゃっ!? のあにゃんがPチャンに擦り寄って……それはずるいのにゃ!」

みく「みくもPチャンにくっつくにゃ!」


P「ちょ、ちょっと二人とも!? そんなにくっつかないで!?」

のあ「それなら……私の心にも触れる事ね……体を通じて……それとも、もっと別の場所に触れるのかしら……?」

P「のあさん落ち着いて下さいっ!?」

みく「むーっ! Pチャンがのあにゃんにもってかれちゃうにゃ! それはガードにゃ!」



        がしっ


P「みくも落ち着けっ、てか抱き付いてくるのはだめだーっ!」

のあ「触れてくれないのなら……こちらからいくまでよ……」


       ぎゅっ


P「ぬうぅぁぁぁ……! のあさんまで……ってか柔ら……いい匂っ……ちょっと」



P「二人とも一旦落ち着いて離れてえぇぇぇ!」



-おしまい-

終わり感謝、のあぴょんちょっと取ってくる

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