佐天「死ぬ気の炎?」(64)

佐天「う~い春!!」スカートバサー

初春「きゃっ!!さっ佐天さん!!やめてください!!みつま見られてますから!!」

青ピー「水玉ごちになりましたー!!」ドゲザー

佐天・初春「……」

佐天「わ、私ねついに能力に目覚めたんだよ!!」

初春「わ、わ~あ良かったですね♪それで何の能力なんですか?」

佐天「それがね…死ぬ気の炎って能力らしんだけど…いまいち私も分からないんだ」

いつものファミレス

美琴「佐天さんおめでとう」

黒子「おめでとうなのですわ」

佐天「ありがとうございます。御坂さん白井さん」

初春「ところで、佐天さんの能力は死ぬ気の炎なんですよね?やっぱり発火能力なんですか?」

佐天「それがね、少し違うらしいの」

美琴「少し違うって?」

佐天「炎って言うより炎の特性を持ったオーラみたいな…熱いけど燃えない感じかな?」

黒子「それは不思議ですわね…佐天さん。もしよければ能力を使ってみていただけませんか?」

佐天「良いですよ♪右手に出しますね♪……んっ!!」ボッ

初春「わ~あ!!綺麗なオレンジ色の炎です♪」

美琴「凄いわね…でも熱くない?右手が燃えてるように見えるんだけど…」

黒子「これが死ぬ気の炎ですのね」

佐天「熱くないですよ♪あと、この炎は死ぬ気の炎じゃなくて、大空の炎らしいですよ」

初春「大空の炎ですか?死ぬ気の炎と何が違うんですか?」

佐天「私にもさっぱり♪」

美琴「佐天さんらしいわね。それでレベルはいくつだったの?

佐天「レベルは2でしたよ」

初春「チッ…凄いですね佐天さん!!いきなりレベル2なんて」

黒子「初春…今舌打ち…まあいいですわ。佐天さん凄いですわね♪初めてでレベル2なら、レベルアップも簡単にできそうですわね」

佐天「どんどん使ってレベル上げてきますよ~!!目指せレベル5!!」

美琴「そうね!!頑張って佐天さん!!私に手伝えることがあったら言ってね♪」

黒子「勿論、私も協力しましてよ」

佐天「お願いしますね♪御坂さん白井さん♪」

初春「私にも何か出来ることがあったら言ってくださいね♪」

佐天「初春もありがとうね♪」

それから、佐天さんは自分の能力を鍛えるために週2のペースで御坂さんと白井さんと川辺で戦っていた。そんなある日…

美琴「飛ばれる前に!!この砂鉄でっ!!」

佐天さんの足元から砂鉄が舞い上がり、足にまとわりついて飛べないように地面に縛り付けていきます。

佐天「なっ!?飛べない!!」

佐天さんは手から炎を噴射させて飛ぼうとしてますが、砂鉄が地面にしっかり固定されてるのか飛べてないです。

美琴「これで終わりね!!食らえー!!」

黒子「お姉さまー!!レールガンはダメですのー!!」

気づくと御坂さんはコインを取り出してレールガンを打ち出していた。佐天さんが能力者になったからといってもとても防げる威力じゃないって誰もが分かるほどの強さで…
私は…私達はなにも考えられず目の前が真っ白になった。

私はどうなったんだろ?痛くないけど…痛みもなく消し飛んじゃったのかな?怖いけど目を開けてみよう。

私が目を開いて見ると、2人の男性がいた。その内の黒髪ツンツン頭の男性が御坂さんのレールガンを止めていた。

上条「ふ~ぅ…危なかった~。大丈夫か?」

佐天「は、はい!!えっと貴方が助けてくれたんですよね?」

上条「まぁ、そう言うことになるのですかね。でもツナにも感謝しないとな♪彼がいなかったら間に合わなかったからね」

もう片方の男性の方を見ると、茶髪で黒髪のひとに負けず劣らずツンツン頭のひとが照れ臭そうにしていた。

佐天「えっと、ツナさんで良かったですか?助けてくれてありがとうございます!!」

ツナ「えっ!!俺は上条さんを運んだだけですよ!!」



書き溜め無しだから遅くてごめん

美琴「佐天さ~ん!!大丈夫!?って、げっ!!あんた何でこんなところに居るの!?」

黒子「大丈夫ですか!?うげ!?類人猿!!…とそちらの殿方は?」

御坂さんと白井さんが駆けつけてきた。

佐天「2人が助けてくれたので大丈夫でしたよ♪」

美琴「ごめんね佐天さん。ついチョーシに乗って撃っちゃった…」

上条「おいおい…調子にのって友達を殺そうとするなよビリビリ」

黒子「そうですわよ!!お姉さまはレベル5の自覚が足らないのですの!!」

美琴「はいはぃこれから気を付けますよって、ビリビリって言うなー!!」ビリビリ

上条「うわー!!」パキーン

黒子「あの、あなた様はどちら様ですの?」

ツナ「は~…って、はい!!俺は沢田綱吉って言います」

黒子「沢田さんですか。私は白井黒子と言いますの。あちらで類人猿に電撃を浴びせているのは御坂美琴お姉さまですの!!因みに、隅っこで呆けているリアル頭お花畑は初春飾利ですの」

佐天「私は佐天涙子でーす♪」

ツナ「あはは…類人猿って。俺の事はツナでいいよ」

黒子「よろしくですわツナさん。ところで、ツナさんは部外者のようですがどうして学園都市へ?」

上条「そう言えば、ツナは赤ちゃんを探してるらしいぞ」

黒子「赤ちゃんですの?」

ツナ「そうなんだよ~!!リボーンたらまた勝手にどっかにいきやがって…しかも、学園都市に居るから迎えにこいだなんて…」

佐天「赤ちゃんがですか?」

美琴「赤ちゃんの保護者がじゃないの?」

ツナ「まぁ、それでいいですけど…」

上条「そう言えば、何でビリビリは佐天さんに向かってレールガンなんて撃ち込んだんだ?」

佐天「聞いてくださいよ!!私も遂に能力者になったんですよ♪」

黒子「それでレベルアップのために、私達が相手してましたの」

上条「それでビリビリがやり過ぎたと…」

美琴「うるさいわね!!ちゃんと反省してるわよ…後、ビリビリって言うなー!!」

上条「それは置いといて、佐天の能力ってどんなんだ?」

佐天「死ぬ気の炎って能力です」

ツナ「えっ!!死ぬ気の炎!?」

誰か見てるのかな?


佐天「ツナさん?そんなに驚いてどうしたんですか?」

ツナ「いや、何でもないよ。ところで、見せてくれないかな?」

佐天「良いですよ♪んっ…」

佐天さんが両手に力を込めると見慣れた炎が両手から吹き出していた。

ツナ「凄いね!!佐天さんは大空の属性なんだ」

黒子「んっ?ツナさん?何で佐天さんの炎を見て大空の属性だなんて分かったのですの?」

ツナ「あっ!!って隠してた訳じゃないけど俺も使えるんだ。ほら」

ポケットから死ぬ気丸を取りだし飲み込む。

ツナさんが何かを飲み込んでからてくぶろが赤いグローブに変わったと思ったら、私とは桁違いの炎が吹き出した。

黒子「なっ!!凄い炎ですの!!」

美琴「佐天さんの数倍…いや数十倍はあるわね」

上条「ツナがこの状態で俺を佐天さんの前に運んでくれたんだ。」

ハイパーツナ「…」

佐天「お願いです!!私に死ぬ気の炎を教えてください!!」

ハイパーツナ「ああ分かった」

黒子「ちょっと類人猿?ツナさんの様子がおかしくありませんか?」

上条「ああ…あれはな、超死ぬ気状態らしくて冷静になるらしい」

黒子「そうなんですの」

それから、ツナさんを交えて特訓を行っていた。

佐天「やぁあ!!」

ツナ「遅い!!」

私がツナさんの後ろに回り込んで殴りかかるも、ツナさんはいつの間にか私の後ろに回り込んでいました。

佐天「Ⅹカノン!!」

ツナ「Ⅹカノン」

私が出した炎弾はツナさんの炎弾に飲み込まれ私に向かってくる。

佐天「零地点突破改!!」

私の手から出ている炎が不規則にノッキングしはじめツナさんの炎を吸いとった。そして、内側から力が溢れて来る感覚があった。

ツナ「零地点突破改成功おめでとう!!佐天さんならできると思ってたよ」

佐天「ありがとうございますツナさん!!」

私はこの数日で様々なことをツナさんに教えてもらった。技は勿論、死ぬ気のありかた、大切なひとを守るための……

ツナさんから色々聞いた。未来の事もおしゃぶりのことも…

私だって守りたい人たちがいる。少し前までは無力だった私が守れるひとは少ないかもしれないけど、守っていきたい今を…みんなの未来を!!

ツナ「はい…リボーンが見つかったんですか!?」

私達の未来が少しずつ…壮絶な方にと動き始めた。

ツナさんが受けた電話は初春からだった。リボーンが見つかったという連絡であり、急を要する内容だった。

私達はジャッジメントの支部に集まっていた。

ツナ「それで、リボーンはどこにいるんです!?」

初春「それが…○学区にある研究所の地下室に連れ込まれる所を監視カメラで捉えました」

上条「拐われたのか!?相手は何人だ?」

初春「今、白井さんが偵察に行ってます」

美琴「状況は限りなく最悪と考えていいわね…」

黒子「戻りましたのっ!!」

白井さんが帰ってきたけど左肩から酷い出血をしていた。

美琴「黒子!!酷い傷…いったい何があったの!?」

黒子「実は…」

時々、間違えて書き込むを押しちゃうorz

白井さんが研究所の裏から様子を見ていたら後ろから襲撃されたらしい。

黒子「そして、一番驚きましたのは彼らも死ぬ気の炎を使っていましたの」

白井さんは初春に治療してもらいながら話している。

黒子「何とか彼らの攻撃を避けていたのですが、ブーメランみたいな武器にやられてしまいましたの」

ツナ「ごめん…俺のせいだ。俺が巻き込んだせいで白井さんが怪我をした。これ以上迷惑をかけられないよ…俺一人でいくよ」

黒子「何を言ってますの。ツナさんのせいじゃありませんのよ…私がしたいからしただけですの」

上条「そうだ!!ツナのせいじゃねぇ!!それに俺達は迷惑だなんて思っちゃいねぇ!!俺達は友達だろ!!だったら一人で抱え込んでねぇで友達を頼れよ!!」

今更だが、ツナは最終話後の設定で。


ツナ「上条さん…」

美琴「私だって手伝うわよ。守りたいんでしょリボーンを」

初春「私も!!出来ることなら何でもやります!!」

佐天「一緒にリボーンを助けようよ!!一緒に戦いたい!!ツナさんに教えてもらったこの力で!!」の炎で

ツナ「みんな…ありがとう」

黒子「もう大丈夫ですの」

初春の手当てを受けていた白井さんが立ち上がる。

黒子「現場の状況を見るにかなり切羽詰まってますの!!早くいかないと最悪の事態になってしまいますの!!」

初春「でもその体じゃあ!!」

美琴「そうよ!!黒子は大人しく支部で待ってなさい!!」

黒子「大丈夫ですの!!!!」

白井さんが大声で叫んだ。

黒子「私はジャッジメントですの!!このくらいの怪我なんともないですの!!」

なんともないはずがない…叫んだだけで肩で大きく息をするほど弱っているんだから。

初春「大丈夫です!!私が白井さんを守ります!!だって私だってジャッジメントなんですから!!

黒子「初春…」

上条「行こう!!リボーンを助け出すんだ!!」

一同「おーぉ!!」


○学区研究所前


美琴「見張りは3人ね」

黒子「全員が死ぬ気の炎を、使えると考えてた方がいいですわね」

初春「それに、白井さんに怪我をさせたブーメランみたいな武器にも気を付けませんと…」

佐天「なるべく音をたてたくないんだけど…難しそうだね」

上条「銃まで持ってて万全の体制だな」

ツナ「まずは自分がいきます!!」

警備兵1「暇だな」

警備兵2「そりゃそうだろ、こんなところに来るやつなんて早々いないだろなあ警備兵3」

警備兵3「……」

警備兵1「寝やがったな」

警備兵2「いや違う!!気絶させられているんだ!!」

眠い…

駄文だが誰か見てたら保守してほしい

残ってたら書きます。昼頃に一旦再開予定

警備兵達は銃を構えるが、ツナさんが上から回り込み気絶させる。

ツナ「いいぞ」

私達はツナさんのもとに走りだした。

ツナ「警備兵は倒したが扉が開かない」

研究所の扉には電子ロックがかかっていた。

美琴「ここは私に任せて!!」

御坂さんが電子パネルに手をかざすと、青白い電撃が発生して扉が開いた。

上条「おいおい…またビリビリで壊したんじゃないでしょうね」

美琴「違うわよ!!ちゃんとハッキングして開けたから壊してないわよ!!」

ハッキングもダメじゃ…今は急を要するからしょうがないですけど、なんか手慣れてる感がありますね。

警備兵達は銃を構えるが、ツナさんが上から回り込み気絶させる。

ツナ「いいぞ」

私達はツナさんのもとに走りだした。

ツナ「警備兵は倒したが扉が開かない」

研究所の扉には電子ロックがかかっていた。

美琴「ここは私に任せて!!」

御坂さんが電子パネルに手をかざすと、青白い電撃が発生して扉が開いた。

上条「おいおい…またビリビリで壊したんじゃないでしょうね」

美琴「違うわよ!!ちゃんとハッキングして開けたから壊してないわよ!!」

ハッキングもダメじゃ…今は急を要するからしょうがないですけど、なんか手慣れてる感がありますね。

黒子「気を付けてくださいまし。いつ敵に遭遇するか分からないのですのよ」

白井さんが御坂さんと上条さんの間に立ちはだかる。

ツナ「そうだ。急がないと奴らが来てしまう。みんな戦う準備をしといた方がいい」

上条「ああ、そうだな」

上条さんは右手に力を込め、白井さんは鉄の矢を手に取り、御坂さんはコインを取り出す。私は両手に炎を纏わせておく。

初春「私だって!!」

初春が緊張しながらファイティングポーズをとっていた。

佐天「初春は無理して戦おうとしなくていいんだよ」

初春「でも!!私は何をすれば…」

美琴「初春さんにはやってもらいたいことがあるの」

初春「やってもらいたいことですか?」

黒子「そうですの。初春は私と一緒に動いてもらいますの」

ツナ「初春さんにはここの電気系統を制圧してほしい。監視カメラとか厄介だからな 」

初春「わかりました!!白井さん!!さっさと行きますよ!!」

黒子「ちょっと初春!?傷口を押してますの!!いたいですの!!」

初春は白井さんを押して行ってしまった。

上条「じゃあ、こちらも二手に別れよう。ツナと佐天さん、俺とビリビリで良いか?」

ツナ「分かった。行こう佐天さん」

佐天「わかりました!!」

ツナと佐天さんは初春さん達とは違う方向に飛び去っていった。

美琴「ほら!!私達も行くわよ!!」

上条「おう」

俺達も別の道を走り出した。

初春・白井サイド

黒子「ストップですの初春」

初春「どうしました?」

黒子「敵ですの」

角から顔をだし奥の様子を見ると、銃を持った男性が扉の周りを歩いていた。

黒子「あの部屋が怪しいですの」

初春「そうですね。じゃあ、白井さんさっさと片付けちゃってください♪」

黒子「分かりましたの。では行きますの!!」

敵が限りなく扉から遠ざかったときに、白井さんがテレポートで後ろに回り込んで足を払い体制を崩した所を投げて気絶させた。

黒子「初春!!良いですわよ」

初春「ご苦労様です。白井さん」

黒子「それよりこれを」

白井さんが差し出してきたのは拳銃だった。

初春「どうしてこれを私に!?」

黒子「万が一の場合ですの。撃ち方はジャッジメントで習っていますから大丈夫でしょう。まぁ、当たるかは別ですけど」

白井さんから渡された拳銃はとても重く感じた。この銃に詰められている弾が

ミスったorz


この銃に詰められている弾が実弾だからだろうか…持つ手が汗ばむ。

黒子「では開けますわよ!!」

白井さんが扉の取っ手を掴む。私はそれに会わせ銃を構えた。

白井さんが音をたてないように扉を開けていく。途中、覗き込み中の様子を確認する。

黒子「誰もいないですわね…」

私は白井さんが部屋に入っていくのに着いていった。

初春「やりましたね白井さん!!ここがお目当ての部屋ですね」

部屋には無数のモニターとパソコンが3台あった。

>>40
ここはvipじゃないから、みんなまったりだよ。
投下の邪魔しないようにお行儀良く待ってることが殆ど。
保守の必要もないからね。
でもちゃんとみんな読んでる。
「今日はここまで」とか書いけば「乙」とか返ってくるぞ

>>41ありがとう。SSを書くのははじめてなんでこうした方がいいとかあったらいってほしいです。

私は白井さんの方を向く。そして気付いてしまった。白井さんの後ろに男が居ることに。

初春「白井さん!!後ろです!!」

黒子「なっ!?」

白井さんは後ろを確認することなく私の隣にテレポートしてきた。

結果としてその判断は正しかった。もし、あのまま振り返っていたなら白井さんは男の持っていたナイフに刺されていたのだから。

黒子「初春…銃を構えておきなさいですの」

手が汗ばむのが分かる。それに、白井さんも何処か焦っているようにも思える。

「テレポータだったんだね、知ってたけど。花飾りの君は無能力者かな?」

男がナイフを撫でる。

「良いだろこのナイフ。さわり心地がいい。この光沢が綺麗だ。そして何より、死ぬ気の炎を纏わせることが出来る」

ナイフから赤い炎が吹き出す。

「気を付けろよ。この炎はちっとばかし危ないからよ」

ツナ・佐天サイド

ツナ「大丈夫か佐天さん」

佐天「大丈夫です!!それより、敵が多くなってきましたわね…」

私達は敵を引き付けながら飛んでいる。

ツナ「なるべく敵を引き付けるんだ!!白井さんや上条さんの邪魔はさせない!!」

暫く飛んでいると広い部屋に行き着いた。

佐天「ここは…」

ツナ「まさか…」

「そのまさかだよ」

いつの間にか男が立っていた。

いや、おびただしいほどの警備兵が私達を囲んでいた。

出来たかな…?

>>45それでOK

上条・美琴サイド

上条「ビリビリ!!頼む!!」

美琴「分かってるちゅーの!!」

ビリビリが電子パネルにビリビリすると扉が開いた。

美琴「っち!!ここにもいない!!」

俺達はリボーンを探している。
ツナ達には陽動を頼み、白井達には監視部屋の制圧を頼んだ。

>>46ありがとう。

用事で出かけてきます夕方頃再開予定

上条「早くしないと!!ツナたちが危ない!!」

美琴「分かってるわよ!!早く次にいきましょう!!」

「その必要はありませんよ」

扉の前には一人の女性が 立っていた。

「だって…あなた達には死んでもらうもの」

白井・初春サイド

黒子「いったいどうなってますの!!」

初春「私にも分かりませんよ!!」

白井さんは鉄の矢を男の体の中に打ち込み、私は銃を撃つ。

男は倒れる。しかし、私達はまだ安心することができない。何故なら…

「また殺されてしまいましたね」

そう、さっきから白井さんの鉄の矢や私が持ってる銃で撃ち込んでも無傷で立ち上がる。

黒子「何で…何で無傷何ですの!!」

「君たちに言う必要は無いね」

黒子「くっ…」

男が白井さんに切りかかるが間一髪の所でテレポートして逃げる。

黒子「不味いですわね」

初春「白井さん。鉄の矢はあと何本ですか?」

黒子「後、3本ですわ。初春の方はどうなんですの?」

初春「私の方もあと3発です」

男はへらへらと笑ったままナイフをくるくると回している。

黒子「あの男のナイフから出てる炎ですが、なにか嫌な予感がしますの」

初春「ええ、佐天さんと一緒の死ぬ気の炎って言ってましたが色が違いますし、何か荒々しいです」

「へぇ~…一応この炎に気を付けてるんだ~偉い偉い♪でもね…ちょっと気を抜きすぎかな?」

黒子「初春っ!!」

ほんの一瞬の出来事だった。
男がナイフを軽く振ったと思ったら、炎が飛んできてそれで白井さんに押されて…

初春「っ!!白井さん!!」

白井さんは私のすぐ近くで倒れていた。

初春「大丈夫ですか!!白井さん!!」

黒子「少しうるさいですの」

初春「白井さん…」

黒子「私はなんともないですの。どうやら、手加減されてましたの」

白井さんは立ち上がるも、痛そうに肩を押さえている。その肩から血が滲んでいた。

初春「白井さん…血が…」

白井さんが立ち上がる。

>>53最後1行ミス

「ん~?切りつけた覚えはないんだけどな~。あっ!?もしかして元々怪我してたとか。ごめんねー気づかなくって」

黒子「お気遣いどうもですの。生憎、私には貴方みたいな不死身な体じゃないので」

男と話している今も白井さんは肩で息をして辛そうにしている。それなのに白井さんは、あの男の気を引いて私から注意をそらそうとしている。

私は守られてばかりだ…白井さんに御坂さんに皆に…
ゲートキーパーなんて言われてるけど私はなにも守れてない…
私は情報を守りたいんじゃない。敵の追跡をしたいんじゃない。支部で指示を出したいんじゃない!!
私は!!白井さん達と戦いたいんだ!!
戦って守りたいんだ!!だから私は…

初春「白井さん。白井さんは下がっててください」

今、白井さんを守るために戦う!!

黒子「初春…っ!?貴女では無理ですわ!!」

初春「見ててください白井さん。私は必ず勝ちます!!」

「なかなかの自信だけど策はあるのかな?初春ちゃん」

初春「なければ言いませんよ」

「そっかそっか…じゃあ始めようか!!」

私と男は同時に走り始めた。
男は私に向かって来ている。それにたいして私は、男から遠ざかりある場所を目指している。

「そっちには行かせねーよ!!」

炎の刃が私の目の前を横切った。

「どういう了見か知らねーが…そこには行かせてやれねーな」

初春「そうですか…でも、私は行きますけどね…あなたを倒すために」

「これならどうだ!!」

男のナイフから赤い炎が放たれた。
さっきの炎とは比べ物にならないほどの威力でテーブルは愚か、その先の壁までバラバラに壊れていた。

「ちっとばかしやり過ぎちまったかもな~!!死んでないかい?初春ちゃんよー!!」

バラバラになったテーブルを蹴って退かすが、彼女は居なかった。

「あれ?威力強すぎて跡形もなく吹っ飛んじまったか?」

初春「私は生きてますよ」

声の方に顔を向けると、椅子を持った彼女が居た。

「んあ?椅子なんてもってなにする気だ?疲れたから座って休むのか?それともまさか、それで俺を倒そうなんて考えちゃねーよな?」

初春「そのまさかですよ。まぁ、銃も使いますけどね」

「何でまた椅子なんかを選んだんだか…少し興醒めだよ初春ちゃん」

初春「いいえ…貴方には椅子がピッタリです。嘗めちゃいけないですよ」

「学校にあるような四本足の椅子を嘗めるなと言われてもな…」

初春「それに、私の後ろにはモニターがあるからむやみにその炎を飛ばせないですよね」

「そうだな。確かに飛ばせないがそれなら直接切ればいい!!俺は不死身なんだからよ!!」

初春「不死身って言ったって怪我もしたりしますよね。ただ、一定時間経つと治るだけで、そこで思い付いたんですよ」

男がナイフを振りかざしながら近づいて来るのを、私は冷静に銃を構え待つ。

「死ねよ!!初春ちゃんよー!!」

男がナイフを降り下ろす瞬間に私は引き金を引いた。
弾は右太股を貫いた。もう一発引き金を引く 。今度は左太股を貫く。
男は膝をついた状態になった。

「ぐっ…!!だけど、傷は直ぐに治る!!その時殺してやる!!」

初春「殺す暇なんか与えませんよ。今からこの椅子の出番なんですから」

私は椅子を構え男に体当たりをした。

「がっ…!!あっ…!!く…そ…体当たりのためか…椅子は…」

男は私の体当たりに飛ばされ、壁に頭を打ち壁にもたれ掛かるように倒れこんだ。

初春「違いますよ。この椅子の本当の使い道は…白井さん!!来てください!!」

黒子「何ですの?初春?」

読んだときには白井さんは既に私の隣にいた。

初春「白井さんのテレポートでこの椅子の脚を壁の中に埋めてください。勿論、この男が身動き取れなく成るようにですよ」

「なっ…!?まさか、椅子はその為に!!」

黒子「成る程…動けないように固定してしまえば、怪我が治ろうが生き返ろうが関係ありませんの…分かりましたわ」

白井さんが椅子に触ると、男を壁に磔にした。

初春「これで一件落着ですね!!白井さん!!」

黒子「なにいってますの初春!!まだこれからですのよ!!…でも、ありがとうですの。」

初春「はいっ!!白井さん♪」

その後、男を脅して得た情報は想像を絶する計画だった…

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