苗木「晩御飯なに?」 さくら「ふむ……まこりんは何が食べたい?」 (1)

苗木「さくらちゃんが作るものなら何でもいいよ」

さくら「むぅ、その何でもいいというのが一番困るのだが」

苗木「だってさくらちゃんが作る料理はみんな美味しいから簡単には決められないよ」

さくら「……そのような世辞を言っても、我は何も用意してはおらんぞ」

苗木「本当のことなのに……ねぇ、朝比奈さん?」

朝比奈「えっ……そ、そうだね」

さくら「朝比奈は何か食べたいものはないか?」

朝比奈「ごめん、特には……ちょっと食欲が無くてさ」

さくら「なんだと!?そうか、気が付かずすまなかった……となると、滋養料理か」

苗木「朝比奈さん大丈夫?熱はない?」

朝比奈「……そんなに心配しなくて大丈夫だよ、少し疲れてるだけだから」

さくら「まこりんよ、すまぬが先に買い物へ行くゆえ後のことを任せても構わぬか?」

苗木「わかった、じゃあ僕は朝比奈さんを休ませて掃除とか済ませておくね」

朝比奈(なんで私も一緒に済んでるんだろう、居心地悪すぎて家出したい……)

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