アニ「頼みごとがあるんだけど」 ライナー「珍しいな」(64)


アニ「……明日の休みなんだけど」ボソボソ


ライナー「……荷物持ちは嫌だぞ?」ビク


アニ「……そんなに身構えなくてもいいよ」ハァ

ライナー「すまんすまん、冗談だww、で?なんだ?」ワハハ



アニ「あんたって見た目の割に賢いよね?確か」

ライナー「は?」



アニ「……総合成績一応今2位ってことは、それなりに座学もできるんだよね?」

ライナー「お、おう、それなりにはな……」



アニ「教えて」

ライナー「は?」

アニ「教えて」



アニ「……駄目なら別にいいけどね」シュン


ライナー「……いや、別にいいんだがなんで俺なんだ?」

ライナー「座学ならアルミンがトップクラスだし、ベルトルトも悪くはないぞ?」



アニ「ベルトルトはこの前教えてもらった時、ずっとこっち見ながらニヤニヤしてくるし気持ち悪いし、全然勉強に集中できないんだよ」ハァ

アニ「でもホモのあんたなら、大丈夫だろ?」キリッ

ライナー「おいちょっと待て」



ライナー「それが人にものを頼む態度か?」イラ

アニ「冗談だよ」フフフ



ライナー「じゃあなんでアルミンは駄目だったんだ?」

アニ「///!」カァ



アニ「あ、アルミンは……今日は用事があるって言われてさ///」テレテレ

ライナー(なにこれ面白い)ニヤニヤ


アニ「笑うな!!」ゲジッ

ライナー「痛てぇ!!!」



アニ「と、とにかく明日の朝、し、資料室に来ないとサンドバックにするからね!!!!」タタタ

ライナー「ちょ、おま、おい!!!」



ライナー「結局俺の了承取ってないぞ……」ハァ


次の日 資料室

ライナー(……と思いつつも来てしまう俺、甘すぎか?)

ライナー(てか朝って具体的に何時だよ、資料室が開いてからずっと待っているんだが)ウズウズ

ライナー(そして律儀に2時間も待ってしまう俺、馬鹿だな)ハァ


ライナー「……誰も来ないな……」ポツ-ン



アニ「ここにいるよ」ボソ

ライナー「!!!?」ビクゥ


アニ「……あんた独り言とかいっちゃうタイプなんだね」キモイ

ライナー「お、お前もなんでわざわざ俺の後ろのテーブルに座ってるんだ」(マジでビビった……)ビクビク


アニ「奇襲は基本だからね」

ライナー「いや、日常にまで座学を取り込まなくてもいいんじゃないか……?」


ライナー「よし、まぁとりあえず始めるぞ!」フン!

アニ「……」ジッ

ライナー「……とりあえず後ろの席じゃなくて俺の隣に座ってくれないか」


アニ「……やだね」

ライナー「え、な、なんでだ?」

アニ「あんたの隣に座ると椅子窮屈なんだよね、無駄に肩幅広いからさ」ハァ

ライナー「」ガ-ン


アニ「まぁいいけど」ドサ

ライナー(友達できているのか心配だな……こりゃ)



ライナー「で、何を教えて欲しんだ?」

アニ「ここからかな」ペラペラペラ


ライナー「うぉ、結構前の範囲まで戻るな……」

ライナー「予習復習、ちゃんとしてるのか?」

アニ「説教臭いこと言わないでよ、あんたはあたしの何なのさ」ジロ

ライナー「す、すまん」シュン


ライナー「じゃあ、とりあえずこの問題からいくぞ?」

アニ「ふむ」

ライナー「これはな-----で」ペラペラ

アニ「ほぉ」

ライナー「------だから-----------」

アニ「へぇ」

ライナー「-----------になるんだ、簡単だろ?」エッヘン

アニ「なるほど、知らなかった」ポン


ライナー(なんで初めて聞いたようなリアクションなんだ……)ハァ


ライナー「じゃあ次」ズィ

アニ「ほぉ」ズィ

ライナー「よし、じゃあ次な」ズィズィ

アニ「ほぉほぉ」ズィズィ



ライナー(アレ……?)


ライナー(なんか問題解くのに夢中になっているせいで気が付かなかったが……)

ライナー(今ものすごく俺とこいつ、近寄ってないか……?)チラ

アニ「……」モクモクマジメ-

ライナー(いや、アニも真剣にやっているんだ、俺にも下心なんて湧かないハズだ)ブンブンブンブン


ライナー(……だが)



ライナー(……座高の差的に……)チラ

アニ「……」マジメ-


ライナー(胸の谷間が……///)チラ

アニ「……」チラ


ライナー「あ」


アニ「……あんた変なこと考えてると、ぶっ飛ばすよ?」ギロ

ライナー「え、あ、す、すまんすまん///」カァッ



アニ「マジで考えてたんだ、引くわー」ソソソソソ

ライナー「こ、これはだな……」ガ-ン



アニ「……まぁ、あんたなら別にいけどね」ボソ

ライナー「は?///」



アニ「だってホモでしょ」ニヤ

ライナー「お、おま、それ他の奴にも広めるんじゃないぞ!!!///」アセアセ

アニ(これは良い暇つぶしになるわーww)


私が暇すぎて寝ていました


-----------------------------------------------------

チッチッチッチッ……

アニ(……もう正直疲れたな)フゥ

アニ(……この筋肉達磨は頼まれたことなのに一生懸命にしすぎなんだよ)ヤレヤレ

アニ(なんでもかんでも、ね)ジ-



ライナー「-----------なんだが----……聞いてるか?」チラ

アニ「……休憩しないと死ぬ」ボソ

アニ「あんただってそろそろ疲れたんじゃない」(時計指さす)

ライナー「!!!そ、そうだな、休憩しよう」アセアセ

ライナー(俺が熱中している間に3時間もたっていたのか……)


ライナー「お前にも何か無理させてしまったか?すまなかったな」アセアセ

アニ「いや、別に。おかげで半分くらいわかったよ」(本当は3分の1だけどね)アクビ

ライナー(……まだ半分なのか)ハァ

アニ(……ため息つかれちまったよ)ハァ


ライナー「……肩と首、回しておいた方がいいぞ」グリグリ

アニ「なんでさ?休憩くらい休憩させてくれ」チラ

ライナー「脳に血液を送るためだ、頭の回転が良くなるらしいからな」ゴキゴキゴキ

アニ「……ならさ」スッ


アニ「肩揉んだ方がもっといいんじゃない?」モミモミ

ライナー「」



アニ「おお、お客さん凝ってますね」ゴリゴリ

ライナー「痛い痛い痛いwwwwwwっ」

アニ「あ、ちょ、動かないでくれよ、揉めないだろう?」ニヤニヤ

ライナー「--------------っ///」ググググ

アニ「うは、我慢してる顔、すごく笑えるよ」アハハ



ライナー「------なんでお前が揉んでいる---だよwww、普通---逆だろwww」ジダバタ

アニ「まぁまぁ、お礼って奴だよ」ウリウリ


アニ「にしても本当に筋肉達磨だねぇ、17とは思えないね」モミモミ

(なんかコイツといる時だけは)

ライナー「そ、それは-----褒めているんだよな……っ///」ジタバタ




(昔みたいに笑える気がする)



ライナー「ギブ、ギブッ!!!!」バンバンバンバン

(でもあんたは優しいから)

アニ「はいはい、資料室ではお静かに」ゴリゴリ




(誰にでもその笑顔を振りまいてしまうんだろうね)



ライナー「」チ-ン

アニ「これでだいぶ楽になったんじゃない?」ムフフフフ

ライナー「あ……あぁ……ただな……」

ライナー「お前他の奴にやってやる時は力加減考えろよ?」ビシッ





ライナー「お前の揉み方、コリをほぐしてるって言うより、潰しているみたいだぞ……」

アニ「日ごろの感謝を込めすぎたみたいだね、すまない」シュン

ライナー「……お、おう///」(言い返しづらいだろ・・・・・・クソッ)


アニ(こいつチョロいんだよね)プププ


ライナー「よし、次は俺の番だな」フン

アニ「え、いいよ」(即答)

ライナー「え、なんでだ?疲れてるだろ?」


アニ「……あんたみたいな大男があたしの肩揉んでみ?絵面汚いだろ?」

ライナー「そ、そうか、すまん」シュン

アニ「……気持ちだけ受け取っておくよ」フフフ(肩を砕かれたらたまらないからね)

最近というか、ここ2日は全部>>1の所業です、すみません



ライナー「よし、じゃあそろそろ再開するか」ズィ

アニ「ん」ズィ


------------------------------------------------------


ライナー「ふぅ……終わったな」

アニ「あぁ、終わらせた……」グデ-

ライナー「……なにも今日1日で終わらせることなかったんじゃないか……?」ハハハ

アニ「そういうのは性格的に向かないんだよ……」ベタ-


アニ「でもまぁ、まさか休日丸潰れになるとはね……」フゥ

ライナー「6時か、微妙だな」


ライナー「……よし、俺は先に帰るぞ?」ガタ

アニ「え?なんで?」チラ

ライナー「いや、座学、理解できたんだろ?帰っちゃだめか?」

アニ「……ぶ」ボソ

ライナー「へ?」




アニ「おんぶ」ウトウト

ライナー「!!?」


アニ「……昔はしてくれたじゃない……か……」ウトウト

ライナー(いや、17が16をおんぶって……昔っていつ!!?)


アニ「女子寮まで……でいいからさ」ウトウト

ライナー「おいおい、ただでさえ同郷なのがばれちゃまずいなのに、変な噂立ってしまうだろ!?」アセアセ

アニ「」ピタ

ライナー「アニ?」オロオロ




アニ「ZZZZZZZZZZZZZZ……」

ライナー「嘘だろ……」



ライナー「おい?アニ?」

アニ「ZZZZZZZZZZZZZZ……」

ライナー「く、クソ、今回だけだぞ?……///」

アニ「ZZZZZZZZZZZZZZ……」

ライナー(なんか俺だけ緊張して、馬鹿みたいだな……)

ライナー「よいしょっと、ほっ」




アニ「ZZZZZZZZZZZZZZ……」

ライナー(思ったより軽いな)


ライナー(てか、胸当たってるよなこれ///)

ライナー(そして……アニは寝てるよな?)

ライナー(……///)ニヘラ



ライナー(いかんいかんいかんいかん、女子寮まで責任持って運ばなければ)ブンブンブンブン


アニ「おとーさん……」ボソ

ライナー「!!」ビクゥ


ライナー「な、なんだ寝言か……?」ハハハ


アニ「父さん……」ギュ

ライナー(……コレは耐えられん、急ごう)


アニ(……なんちって)

アニ(我ながらナイスな演技だね)フフフ

アニ(……意外とピュアなライナーには悪いかな)



アニ(……大きな背中だ、落ち着く)



(……でもあんたが背負っているのはもう私たちだけじゃないんだよね)

(……そんなこと知っていた、それが続けば続くほど、あんたが苦しむことも)

(いい加減一人でも歩けるようにならないことも)

(でも)




(その短い間までは、一緒にいてその笑顔を見せて欲しい)


ミスった

(それまでの短い間はまだ、一緒にいてその笑顔を見せて欲しい)

ご飯食べてきます

よく見たらこの文章全体がおかしいじゃありませんか

(……でもあんたが背負っているのはもう私たちだけじゃないんだよね)

(……そんなこと知っていた、それが続けば続くほど、あんたが苦しむことも)

(いい加減一人でも歩けるようにならないといけないことも)

(でも)




(その短い間までは、一緒にいてその笑顔を見せて欲しい)


すまん、下書きなしでダラダラ書いてるので誤字多々です……。



ライナー「……アニ」

アニ「」ピク

ライナー「やっぱお前起きてんだろ……」ハァ

アニ「ZZZZZZZzzzzzZZZZ……///」ギュ

ライナー「あのな、これは俺の独り言なんだが……」


ライナー「もっと普段から俺らを頼ってくれていいんだぞ?」ウム

ライナー「訓練所じゃあ女子一人なんだから、ストレスもたまるだろうしな」

ライナー「そうだ、今日みたいに、いや、ベルトルトも加えて定期的に勉強会もいいかもな」ハハハ


アニ「……同郷だってバレてもいいのかい?」ボソ

ライナー「まぁ、その時はその時だ、お前が駄目になるよりずっといい」ニヤ

アニ「……ありがと」ギュ


(本当は弱いクセにかっこつけちゃって)

(でも本当にかっこいいから困りもんだね)

(でもそのお願いは無理かな)





(やっぱりさ、あんた故郷に帰って笑いたいから)


ベルトルト「」ジ-ッ


終わり

乙、アルミンの下りとは何だったのか


うわああああああああミスったああああああああああ

(やっぱりさ、あんたらと故郷に帰って笑いたいから)


最後までビシッっと決まらなくてすみません。
でも下書きする気もありません、面倒だから

それでは、また次のライアニで!

>>58
アルミン←普通に恋

ライ←家族愛?

ベル←付属愛

でお願いします

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