苗木「……」 (105)
ネタバレ中尉
苗木「生物室」
苗木「そこには、今まで殺された死体が保管されているんだ」
苗木「……」
苗木「寒い、当たり前なんだけどね、死体が腐らないようになっているのだから」
苗木「時刻は午前2時……」
苗木「ボクは何をしているのだろうかとあとで考えてしまうのだけれども」
苗木「でも、これはボクとしての働きみたいなものだし」
苗木「きっと死んでいったみんなもそう思うと言うか」
苗木「いや、言い訳は止そう。ボクは最低の事をする」
苗木「それでいいじゃないか、散々絶望してきたんだから……頭がおかしくなった理由にもなるしさ」
苗木「……」
苗木「ボクは誰に話しかけているのだろう」
苗木「それは知ってるよ」
苗木「これを見ているみんなにさ」
苗木「モノクマにもね」
苗木「良いんだ、ボクは見られたいからさ」
苗木「見られることでそれはより一層奥深いものになる」
苗木「さてと、そろそろ始めようかな」
苗木「一応誰も来ないように、ここの鍵を閉めて」
カチャッ
苗木「で、ここにモノクマの鍵もある」
苗木「これで完璧だね。これを見ているのは、君たちと」
苗木「モノクマだけになる」
苗木「モノクマには感謝して欲しいな、出てきてボクにお礼をしてもらいたいくらいだよ」
苗木「最も、ボクはお礼が欲しくてしているわけじゃないのだけれども」
苗木「……」
苗木「……これは舞園さんが入っている所」
ピッ
プシュー
苗木「……」
苗木「綺麗だなぁ、舞園さん」
苗木「どうして死んでしまったのだろうか」
苗木「ボクは残念でしょうがない」
苗木「出来れば、死ぬ前に一度こういうことをしておきたかった」
苗木「けど、それはもう叶わないんだね……」
苗木「綺麗だ、本当に」
苗木「手……冷たい」
苗木「その温もりはもう失われているんだね」
苗木「……けど、今はそれが心地よい」
苗木「この冷たさがボクには堪らない」
苗木「狂ってごめんね、基地外でごめんね」
苗木「全部モノクマが悪いから。ごめんね」
苗木「……顔も綺麗だよ」
苗木「血はモノクマが拭いたのかな?制服もとても綺麗な状態だ」
苗木「これから汚すのが楽しみなくらいには」
苗木「スカートをあげるね」
苗木「……素晴らしいなぁ」
苗木「ユートピアはここにあったんだ」
苗木「自室に戻れば、ディストピアだけど、それさえも忘れてしまうほどの……美しさがそこにはある」
苗木「どうだい?綺麗だと思わないかい?」
苗木「これを見ているみんな、さ」
苗木「ボクが羨ましい?そうだよね、ボクは肉眼で見ているのだもの」
苗木「……脚のライン、そして繋ぎ目……男たちを誘惑するその布」
苗木「脱がすね、舞園さん」
パサッ
苗木「……」
苗木「綺麗だ、綺麗すぎる」
苗木「どうしてこんなにも綺麗なの?」
苗木「ボクは不思議でしょうがないよ」
苗木「舞園さん……処女だったんだね」
苗木「ボクはアイドルなんてみんな非処女だと思っていたのだけれども」
苗木「それは違ったみたいだね……穢れ無き花園は、その名の通り舞園だね」
苗木「ボクはね、こういう芸術的なものを見ると、ついついポエムを言ってしまうんだ」
苗木「舞園さん、気持ち悪いよね。けどさ、仕方がないんだよ」
苗木「ボクはここまで絶望しちゃったんだからさ」
苗木「超高校級の希望なんて、存在しないんだよ」
苗木「……」
ムニュッ
苗木「柔らかい……」
苗木「凄い柔らかいよ……」
苗木「……そこに温もりは無い。けど……」
苗木「名残はある、かな」
苗木「うん、舞園さんの名残はある」
苗木「こういう時出てくる言葉が少ないのが惜しいくらいには」
苗木「……舞園さん、そのものだね」
苗木「見てよ舞園さん、ボクのはもうバベルの塔のようだよ」
苗木「良いよね?その美しい花園をボクの刃で汚しても良いよね?」
苗木「本来ならば……そのままにしておくことで、天界をも再現するのが吉なのだろうけど」
苗木「ボクはそれを汚すことに快楽を得てしまったから」
苗木「挿れるよ、舞園、さん!!」
ズッ
苗木「……は、はは!!入らないよ!!舞園さん、入らないよ!!」
苗木「濡れていないから、入らない!!当たり前だよね、舞園さんにはもう……子供を生むことは出来ないのだから」
苗木「だから、子供を生むための器械が無い」
苗木「だけどさ、ボクに快楽は与えることは出来るから」
カポッ
苗木「ローションを使うね……」
ヌルヌル
苗木「……冷たい。舞園さんの冷たさとシンクロするように……冷たい」
苗木「きっと、ボクの心も冷たいから」
ヌプッ
苗木「あ、ああ……あっ……」
苗木「は、ぅ……くっ!!ふんっ……!!」
ズプッ!
苗木「はぁ……はぁ……狭い、とても狭い。けど、入ったよ舞園さん。無事に入ることが出来たよ」
苗木「死体硬直のせいで、苦労した。けど、ボクはこの日の為に3ヶ月も我慢してきたんだ」
苗木「今も出そうだよ……だけど、もう少しだけ快楽を得たい。頭が真っ白になりそうだけど、もう少しだけ」
苗木「……そういえば、その柔らかい胸を見ていなかったね」
パサッ
ガサッ
苗木「……本当に綺麗だ」
苗木「胸のライン、肌の色、そして先端にある乳首」
苗木「処女、と言うことはこれを見た他人はきっとボクだけ」
苗木「それらを踏まえると、とても興奮をする」
苗木「舞園さんをここまで知ったのはボクだけだもんね」
苗木「……もうダメだ、我慢出来ない。舞園さん、動くよ」
苗木「んっ、んっ……」
苗木「舞園さん!舞園さん!!は、ああ……!!あっ!!」
苗木「イク、まず一発目、イク!!」
ドピュッ
苗木「は、あ……ん、あ……」
苗木「……」
苗木「ふぅ……」
苗木「まだ収まらないね」
苗木「けど、舞園さんはこの辺りにしておかないと」
苗木「一気に犯すのはとても惜しい存在だから」
苗木「え?早すぎる?そんなこと言われても3ヶ月我慢したから勘弁して欲しいなぁ」
苗木「なんてね、見ている君たちの心を読んでみたよ」
苗木「ボクはエスパーだからね」
苗木「……次へ行こう」
苗木「不二咲さん」
苗木「ボクは男だと知って少しだけ興奮を覚えたんだ」
苗木「だって、こんなにかわいらしいんだよ?」
苗木「何故君は男になろうと思ったのか、ボクには理解出来ない」
苗木「だから、ボクが女の子にしてあげるね」
苗木「だって、君は一度女の子で生きていこうと思ったんだよね?」
苗木「だったらそのままで良いじゃないか」
苗木「そんなイカれた考えは捨てて」
苗木「ボクに抱かれてよ」
バタンッ
苗木「……」
苗木「本当華奢だね」
苗木「本当に男の子なのかな?」
苗木「……」
パサッ
苗木「ああ……」
苗木「本当に男の子だったんだね」
苗木「あの時は霧切さんしか確認をしなかったけれども……」
苗木「ボクも今確認をしたよ。君は確かに男の子だ」
苗木「だけどさ」
ジャキンッ
苗木「これを切ったらどうかな……」
ジョキッジョキッ
苗木「なかなか斬れないなぁ」
苗木「……」
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
ジョキッジョキッ
プチッ
苗木「よし、斬れた」
苗木「……小さかったから、助かったよ不二咲さん」
苗木「ここにも自信がなかったのかな?」
苗木「まぁいいや、とりあえず」
カポッ
苗木「後ろの方を使わせてもらうね」
苗木「……いや、その前に全部脱ごうか」
パサッ
パサッ
苗木「よし、これで大丈夫だ」
苗木「舞園さんよりも細いなぁ」
苗木「舞園さんはダンスもやっているせいか、少しだけ筋肉がついていたから」
苗木「それに比べると、不二咲さんのほうがボク好みかもしれないね」
苗木「……なんで死んでしまったんだろう」
苗木「大和田くんのせいだね」
苗木「最低だよ、ボクのときめきを返して欲しいくらい」
苗木「不二咲さんを殺すなんて、人間のすることじゃないよ!」
苗木「……元々大和田くんを人間としてなんか見ていないけど」
苗木「ああ言う社会のゴミはさっさと死ぬべきだった」
苗木「あの時のボクは恐怖に犯されていたけども、今考えると死んでしまってせいせいしているよ」
苗木「……」
苗木「さてと、今度こそ始めようか」
ヌプッ
苗木「……は、ぁ」
苗木「舞園さんよりも、せ、まい……あっ」
苗木「不二咲さ、ん……!!」
ズププププッ
苗木「あ、ああ!!ああああ!!!」
ブリュリュリュリュ
苗木「凄いよ!!凄い、不二咲さん!!凄い!!」
苗木「君はきっとボクに犯される為に生まれてきたんだ!!」
苗木「そしてボクに犯される為に死んだんだ!!」
苗木「死んでも尚、ボクにこんなにも尽くしてくれるなんて!!」
苗木「本当に、本当に、すごっ……うっ!!」
ビュルッビュルッ
苗木「あ、ああ……」
ドピュッ……
苗木「……不二咲さんの肛門から、ボクの精子が出ている」
苗木「それだけでボクは、興奮を覚えるよ」
苗木「……」
パシャッ
苗木「セレスさんの持っていたカメラを持ってきてよかった」
苗木「さてと、切り取ったこれは……」
パクッ
苗木「……」
もぐもぐ
苗木「……」
もぐもぐもぐもぐ
もぐ
もぐもぐもぐ
もぐもぐもぐもぐもぐもぐ
苗木「……」
ペッ
苗木「駄目だ、食べきれない。ごめんね、不二咲さん。でも美味しかったよ」
苗木「これも冷凍保存しておかないと」
苗木「うん、一緒にいれておくね」
苗木「……」
苗木「もう一回噛みたい」
もぐもぐ
苗木「……よし満足」
苗木「本当にこの世のものとは思えない美味しさだった」
苗木「実際にはあの世のものなんだろうけども」
苗木「ボク、唯一生き残って良かったと思ってしまったよ」
苗木「……さてと」
バタンッ
苗木「次は、セレスさんだね」
ガラッ
ガシャンッ!
苗木「……セレスさん、死んでからも」
苗木「綺麗だね」
苗木「潰されてしまったのかと思ったけど」
苗木「腕が一本無いだけなんて……」
苗木「しかも、利き腕だったんだね、その手で何人のギャンブラーを絶望さえてきたんだろう」
苗木「なくなってしまったのが惜しいくらいだよ」
苗木「あっ」
苗木「腕も一緒に入っているんだね」
苗木「良かった、これで……この腕を使うことが出来るよ」
ニギッ
苗木「見て、セレスさん。セレスさんの身体から離れた、この腕がボクのを掴んでいるよ」
苗木「ねぇ、目を覚ましてよ。少しだけで良いから」
苗木「そして絶望をしてよ、今まで使っていた手がボクの快楽を満たす為に使われていることを」
苗木「たとえ起きても返さないからね?この手はもうボクのだから」
苗木「ボクってこういう時だけはちょっと意地悪なんだ」
苗木「思えはいつも君たちを論破していたのも、そういう所から現れたのかもしれないね」
シュッシュッ
苗木「……あっ、あ……」
苗木「セレスさんの手が、ボクの、を……」
シュッシュッ
苗木「凄いよ、綺麗な手がボクのを包み込んでいる……しかも優しく、優しく……それを持ち主であったセレスさんの目の前で……」
苗木「凄い、凄い……!!あ、あ、あああ!!」
ビュルッ!!
苗木「は、はぁ……」
苗木「ごめんね、セレスさん早漏で。でも、気持よかったんだもん、仕方ないよ」
苗木「ああ、セレスさんの白い肌にボクの精液がかかってもっと白くなってしまったね」
苗木「でも、よくお似合いだよ……」
苗木「うん、本当に似合っている」
パシャッ
苗木「セレスさんが使っていたデジカメだよ……そこに、死体のセレスさんがボクの精液に犯されている写真が入っているんだ」
苗木「これ以上の絶望は無いよね」
苗木「……あはは、あははははあ!!!」
苗木「はぁ」
苗木「……セレスさんのここはどうしよう」
苗木「きっとお金のためならって思っていたセレスさんは非処女だよね」
苗木「これを詰めておけばいいかな」
ズプッ!!
苗木「入る入る」
苗木「綺麗に入る……凄いなぁ」
苗木「ボクは驚いているよ、本当に……」
苗木「女の人のここってこんなものも入るんだね」
『大根が丸々一本入るなんて思わなかったよ』
苗木「……」
苗木「このままでいいよね」
苗木「うん、このままにしておこう」
苗木「あ、血がついちゃった。まぁいいか、そのほうが余計に綺麗に見えるよ」
パシャッ
苗木「おまけにもう一枚」
苗木「……」
チュッ
苗木「……冷たい」
苗木「よし」
苗木「次は朝日奈さんだ!テンション上がってきたかもしれないね!」
苗木「よいしょっと」
ガランッ
バタンッ
苗木「……朝日奈さんはやっぱり、この胸だね」
ビリビリビリッ!!
苗木「凄い、綺麗だ……生きている時からずっとその胸ばっかり見ていたんだけど、大神さんが怖くてね」
苗木「だけど、今はこうして凝視して、さらには」
ムニュッ
苗木「触れることも出来る」
苗木「ボクは夢でも見ているのだろうかと思ってしまうくらいに」
苗木「有頂天に達してしまうくらい、気分は上々だよ」
苗木「……」
ニュルッ
セレスさんの子宮にニラとか挽き肉つっこんで餃子にして食べたい
ズプッ
苗木「凄い、朝日奈さんは死んでも尚、胸は素晴らしさを保っている……」
ヌルヌルッ
苗木「ボクのが朝日奈さんの……!!胸の間、に!!」
ヌルヌル
苗木「は、ぁ……はぁ、はぁ……」
苗木「凄いよ、凄いよ!!朝日奈さん凄い!!」
苗木「美しいよ!!この出来事が、今この時間が、この空間が、この!!胸が!!」
苗木「はぁ、あっ……う、く!!」
苗木「イきそうだ、イきそうなんだけど、けど!!」
ガバッ
ブチュッ
苗木「朝日奈さんの口で、イきたいんだ!!」
ズプズプッ
苗木「あ、あ、あああああああああ!!!!」
ビュルルルルッ
コポッ
苗木「はぁ、はぁ……」
苗木「……口の中に入ってる」
苗木「飲めないよね、でも……確かに口の中に入ってるんだ」
苗木「……本当に綺麗だ。綺麗で、綺麗で、とても美しくて、そして……」
苗木「最高の気分だ」
苗木「……口にボクの精子を含んだまま、入れよう」
苗木「ボクの冷凍保存された精子と一緒に、入ってね」
バタンッ
苗木「……さて、と」
苗木「次は大神さんか」
苗木「正直ノリ気じゃなかったんだけど、昔得た情報から興味が湧いてしまったんだ」
苗木「筋肉質な人ほど、性器は素晴らしいって」
苗木「だから……」
きたか(ガタッ
ガランッ
苗木「大神さん、相手してもらおうかな」
苗木「……大神さん、もしも生きていたのならこんなこと絶対にありえなかったよね」
苗木「だって、大神さん朝日奈さんのことが好きすぎるよ」
苗木「朝日奈さんの為に死ねるなんて、ボクには理解が出来ない」
苗木「だけどさ、そういうのも全部踏みにじって……ボクが大神さんを犯すって考えるとさ」
苗木「ボクはゾクゾクしちゃうんだ」
苗木「だから、脱がすね」
苗木「……元々オーガと呼ばれた女の子の花園を守る布切れを」
苗木「ボクは脱がそう」
パサッ
苗木「……!?!?!?!?」
苗木「な、な、なんだこれ……!?」
苗木「す、すごすぎる……凄い!」
苗木「これを見ているみんなもしっかりと見て欲しい、この……名器を」
苗木「そういえば、大神さんの女子中学生時代を見たよ」
苗木「それを考えるとさ、ものすごく興奮するんだよね」
苗木「どうしてここまでムキムキになったのかは今はどうでもいいんだ」
苗木「うん、どうでもいい。それくらいにまで名器なんだもん」
苗木「……正直勃つか心配だったんだけど」
苗木「ボクのはもうギンギンだから」
苗木「挿れるね、大神さん……」
ズプッ
苗木「あ、かぁ、はぁあああああああ!!!!!!??」
苗木「さ、先しか挿れていな、い、のに……」
苗木「な、に、これは……!?」
苗木「もう、駄目だ!!」
ビュルッ
ドピュッ……
苗木「はぁはぁ……」
苗木「ごめんね、奥まで挿れる前にイっちゃった」
苗木「……こんどこそ」
ズププププッ
苗木「うっ、うううう!!」
苗木「凄い、凄い……」
苗木「ダメだ、何発でも、イきそうだ……」
苗木「ああっ!!」
ビュルルルルッ
苗木「止まらない!!止まらない!!死んじゃう、死んじゃう!!」
苗木「止まらなくて死んでしまうよ!!!!!!!」
ズプッ
苗木「はぁ、はぁ……」
苗木「死体に殺される所だった」
苗木「死因が死体を犯して死ぬなんて、まっぴらだもんね」
苗木「……暫くは使わないようにしないと」
苗木「さてと、最後は」
バタンッ
苗木「霧切さん」
苗木「よいしょ……」
苗木「霧切さんは、ボクの部屋まで行こうか」
苗木「……その方がボクは興奮する」
ダキッ
スタスタスタ
ガチャッ
バタンッ
スタスタスタスタスタスタ
スタタッスタタッスタタッ
タタッ
苗木「……」
タタッ
さくらちゃんのイラスト付きオナホがホスィ
スタタッ
タタッ
スタタッ
タタッ
苗木「……モノクマ」
苗木「そっか、ついてきてるんだね」
苗木「いいよ、見ていても。ボクは構わないから」
苗木の部屋
バタンッ
苗木「よいしょ……」
バサッ
苗木「……なんだかドキドキしちゃうね」
苗木「うん、ドキドキする」
苗木「……」
苗木「……んっ」
チュッ
苗木「んふ、…………んっぷ」
苗木「ちゅ、ちゅっ……」
苗木「ぷはっ……」
苗木「霧切さんの唇を一度こうしてみたかったんだ」
苗木「ボクの願いが叶って良かったよ」
苗木「あはは……」
苗木「じゃあ、脱がすね」
パサッ
パサッ
苗木「……舞園さんよりも、初々しくて」
苗木「セレスさんよりも、落ち着いていて」
苗木「朝日奈さんよりも無い胸で」
苗木「大神さんよりも可愛らしい」
苗木「そんな霧切さんがボクは大好きです」
苗木「好きで好きで、堪らないほど……好きです」
苗木「だから、ボクは霧切さんと『和姦』をするね」
苗木「これは『死姦』なんかじゃなくて」
苗木「和姦なんだ」
苗木「……霧切さん、愛してる」
苗木「本当に、う、うぅ……ぐすっ」
苗木「……」
苗木「……犯すか」
苗木「あはは、こんなに泣いても霧切さんは生き返らないのに」
苗木「ボクは何をやっているんだろう」
苗木「早くボクはボクの性欲を満たさないと」
苗木「壊れてしまいそうだから」
苗木「早く早く」
ビリビリビリッ
苗木「あああああ!!!霧切さんの全裸!!全裸だあああああ!!!!あああああああああああ!!」
苗木「……」
ペロペロペロ
苗木「んっ……」
ペロペロペロ
ペロペロペロ
ペロペロペロ
ペロペロペロ
ペロペロペロ
ペロペロペロ
ペロペロペロ
ペロペロペロ
ペロペロペロ
ペロペロペロ
苗木(それからボクは何時間か、霧切さんの死体を舐め続けた)
苗木「ぷはっ……」
苗木「ボクの涎でベタベタだね」
苗木「嬉しいかな、霧切さん」
苗木「……挿れるね」
ズプッ
ズププププッ
苗木「あ、ああ……霧切さんも、処女……」
苗木「んっんっ……」
ズプッズプッ
苗木「は、はぁ、はぁ……」
苗木「霧切さん、好きだ、愛してる、大好きだ!!」
ズプッズプッ
ニュプッ
苗木「……あ、ああ、ああ!!」
ビュルルルルッ!!
ニュププッ
コポッ……
苗木「霧切さんの性器から、ボクの精子が……」
パシャッ
カシャッ
パシャパシャッ
苗木「……本当に凄い事だ」
苗木「子供が産まれないから、いくら出しても誰も文句は言わない」
苗木「あは、あはははは!!!!!」
苗木「あはははははははははは!!!!」
苗木「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
苗木「嫌だあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
苗木「もう嫌だああああああああああああああ!!!」
苗木「嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ!!!」
苗木「誰かボクを殺してよおおおおおおおおおおおおお!!!!」
苗木「はぁ……はぁ……」
モノクマ「やぁやぁ苗木くん、とうとう発狂しちゃったね」
苗木「……」
モノクマ「でもさ、苗木くんが発狂した所でどうしようもないんだよね。キミは老衰するしかないんだ」
苗木「……」
モノクマ「だから、諦めて絶望し続けてよ、うぷぷ」
ガシャンッ
苗木「……それはもう聞き飽きたよ、モノクマ」
ガシャンッガシャンッガシャンッ
バキバキバキ
苗木「もうやだ、もうやだ、死ねないなんて、死ねないなんて、絶望なんていくらでもするから、いくらでもするから」
苗木「これを見ている人間でもいいから、モノクマでもいいからボクを殺してよ」
苗木「ボクは、ボクは!!自殺をしようとすると全力で止められるように脳内構造を変えられたんだよ!!」
苗木「だから、だから!!こうして性欲を満たして!!!」
苗木「誤魔化しているんだよ!!!!ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
苗木「……」
苗木「江ノ島盾子」
苗木「戦刃むくろ」
苗木「真犯人は知ってる」
苗木「どっちも生きているし、ボクのこと見ている」
苗木「二人の計画は成功した」
苗木「ボク一人を残すことにより、ボクが絶望の種になって全世界の人間が絶望し続けている」
苗木「ボクは時々頭がおかしくなる」
苗木「当たり前だ、ボクは孤独が怖い」
苗木「孤独はボクを押しつぶす」
苗木「それは死ぬギリギリまで押し潰す」
苗木「ねぇ、もういいよ」
苗木「絶望し続けていろよ」
苗木「ボクはね、もう超高校級の希望ではなくて」
苗木「超高校級の絶望なんだよ」
―
――
――――
江ノ島「……」
戦刃「盾子ちゃん?」
江ノ島「あは、もう、もう、何度見ても飽きないわ」
戦刃「う、うん。ってアヘってる」
江ノ島「アヘるに決まってる、こんな史上最大級、超高校級の絶望が他にある?」
戦刃「無いと思うな」
江ノ島「成功してよかった、失敗しなくてよかった、この結果を導き出せたことにアタシは絶望の神だろうがなんだろうがに感謝する。むしろ」
戦刃「?」
江ノ島「アタシが絶望の神じゃね?」
戦刃「う、うん……」
江ノ島「……つれないなぁ、残姉」
戦刃「え?そ、そうかな」
江ノ島「つれない、つまんない。居る意味無し」
戦刃「……私を殺すの?」
江ノ島「殺す?はぁぁぁぁあああああ?????」
戦刃「……」
江ノ島「殺すわけないじゃん、バカじゃないのおおおお???だから残念の姉で残姉なんだよ?分かる?本当バカ?超高校級のバカ?脳なし?脳筋?」
戦刃「……」
江ノ島「だってさ、あんたも『絶望』しているんでしょ?ここまで起こしてしまったことに対して」
戦刃「……」
江ノ島「アタシも絶望しているけど、アタシの絶望と残姉の絶望は質が違う」
江ノ島「アンタのは最悪」
江ノ島「虫唾が走る」
戦刃「……」
江ノ島「何?無口キャラ気取るの?でもさ、アンタ殺してもなんっっっも絶望じゃないわけ」
江ノ島「超高校級の絶望が絶望を生み出せないでどうすんの?苗木見習ったら?気持ち悪いんですけど」
戦刃「ご、ごめんね……」
江ノ島「謝んな、話しかけんな、息が臭い、喋るな、生きたまま死んだように生きろ」
戦刃「……ッ」
江ノ島「さてと、苗木茶化してくるか」
戦刃「……」
ガチャッ
苗木「う、うっ……ぐすっ」
江ノ島「……」
苗木「……ッ!?」
江ノ島「……はぁああああ……な・え・ぎ・く・ん」
苗木「え、江ノ島……盾子……」
江ノ島「親愛なる苗木くんへ、アタシが会いに来てあげました。全部見てました、全て見ていました、隅々まで瞬きすることもなく」
苗木「ねぇ、ねぇ!!お願いだよ!!校則を変えてよ!!!」
校則1
生徒は自殺してはならない
そもそも『出来ない』
仮に事故で自殺しようとしても
超高校級の防衛をする
江ノ島「変えないけど」
苗木「お願いします、なんでもするから……ボクを殺して、殺してよ……」
江ノ島「やだ☆」
苗木「ボクは殺されない、そしてボクは自分を殺せない、江ノ島盾子も戦刃むくろも殺せない!!」
校則2
生徒は他殺してはならない
そもそも『出来ない』
仮に事故で他殺しようとしても
超高校級の反応を起こす
江ノ島「じゃーん」
苗木「……え?」
江ノ島「……これ、なんだと思う?」
苗木「注射器……?」
江ノ島「そ!注射器!せいかーい!」
苗木「こ、今度は、何を、する、んだ……」
江ノ島(苗木超カワイイ……)
江ノ島「何をすると思う?」
苗木「ぼ、ボクを殺してくれるの!?」
江ノ島「はい正解!」
苗木「本当!?」
江ノ島「そっ、校則には従わないとだから、老衰を早くする薬だよ」
苗木「あ、ああ、あああああああああ!!!やったあああああああああああ!!!」
江ノ島「辛かったね、きつかったね、絶望したね……だからゆっくりと休んで?」
苗木「うん、ありがとう、ありがとう!!江ノ島さん!!!江ノ島様!!!」
江ノ島「うんうん、じゃ、腕出して?」
苗木「はい!!」
バサッ
チクッ
苗木「これで、ボクは……」
――――
――
―
苗木「……え?」
苗木「あ、あれ、ボクは、死んだのか?」
江ノ島「起きた?」
苗木「え、江ノ島さん、これってどういうこと!?」
江ノ島「どういうことなんだろうね?」
苗木「せ、説明してよ!ボクは死んだの?」
江ノ島「さぁ?」
苗木「江ノ島さんがボクを老衰させてくれるって!」
江ノ島「ああ、アレ嘘」
苗木「は?」
江ノ島「嘘だって言ってるじゃん」
苗木「は?」
江ノ島「何々?そういうキャラ付け?」
苗木「は?」
江ノ島「だっせーし流行んねーよ、で、説明受けたい?」
苗木「は?」
桑田「あぽ?」
江ノ島「これは『不老不死の薬』だよ!超高校級の天才が作り上げたの!」
苗木「え、待って、え?」
江ノ島「だから、苗木は老衰をすることも出来ないんだ。もちろん他の事象で死ぬことも出来ない」
苗木「待って、待って、え?ど、どういう……」
江ノ島「理解が追いつかない?んんんん????」
苗木「待って、待って、待って!!!ボクが不老不死……?ハハ、そんな……漫画みたいな話し」
江ノ島「そりゃこれ漫画みたいなもんだし」
苗木「……」
江ノ島「ってことで、そのまま苦しむまま死ねない苦しみを永遠に味わってね☆」
苗木「あ、あ、ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
江ノ島「そうそう、そうやってさ!んじゃ、アデュー☆」
苗木「もう嫌だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
戦刃「……盾子ちゃん」
江ノ島「あ?」
戦刃「そんな薬無い、よね?」
江ノ島「もしかして、残姉信じちゃった系?うわ、超ウケる……超高校級の漫才師?」
戦刃「……」
江ノ島「んなわけねーだろ!アレは麻薬」
戦刃「……」
江ノ島「それも幻惑見える系のね」
戦刃「そうなんだ……」
江ノ島「ってことで、まだまだ続くよ飽きない絶望スパイラル!!」
戦刃「……」
苗木「はぁ、あ、あ、あぐぅううああああああ!!!」
苗木「何、これ、ボクどうなったの……」
苗木「痛い、痛い、いだい、い゛だい゛い゛だい゛い゛だい゛い゛だい゛い゛だい゛!!!!」
苗木「だずげで……」
苗木「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!」
霧切「苗木くん」
苗木「!?」
霧切「苗木くん、どうしたの?」
苗木「き、霧切さん!!」
苗木「い、生き返ったの!?」
霧切「……」
霧切「……ええ、そうよ」
苗木「ほ、本当!?も、もしかして」
霧切「……」
苗木「江ノ島盾子が霧切さんに不老不死の薬で……」
霧切「ええ、そうよ。それを使ったの。そして私は生き返った」
苗木「やった、やった、ボクは……ボクは救われた……!!」
霧切「……苗木くん」
苗木「霧切さん!!」
ダキッ
えんだぁああああああああああああああああああ
霧切「ッ!?」
苗木「ボクは、ずっと一人だったんだ、だから、ごめん、少しだけ、こうさせてくれないかな……」
霧切「え、ええ……大丈夫よ」
苗木「ぐすっ……うぅ……」
霧切「……」
ポンポン
苗木「霧切ざぁぁぁん゛」
霧切「……」
苗木「……キスしてもいいかな」
霧切「!?……ええ、良いわ」
苗木「うん……」
チュッ
霧切「……んっ」
苗木「霧切さん……!」
ガバッ
霧切「な、苗木くん……」
苗木「ごめんね……霧切さん、さっき霧切さんのこと舐め回しちゃって……」
霧切「……ええ、大丈夫よ。苗木くん、怖ったのね」
苗木「うん……」
霧切「だったら、今は私だけを愛してくれないかしら」
苗木「うん……!!」
霧切「生きた私と、しましょう……?」
苗木「霧切さん!!」
霧切「……んっ」
苗木「んちゅっ……ぷはっ……」
霧切「苗木くん、上手なのね……」
苗木「あはは……」
霧切「……」
苗木「脱がせても良い……?」
霧切「ええ……」
苗木「温もりがある……」
霧切「……恥ずかしいわ」
苗木「恥ずかしがることなんて無いよ、だって綺麗だもん。傷ひとつ無いし……」
霧切「……」
苗木「……」
モミッ
霧切「んっ……」
苗木「霧切さん……」
霧切「は、ぁ……」
苗木「……」
モミモミッ
苗木「……好きだ、霧切さん」
霧切「私も、よ……」
苗木「ここで、暮らそう……ボク達はもう不老不死なんだもん……だから」
霧切「分かった、わ……」
誰か! 都合のいい幻覚から抜け出して覚醒した実績のある
日向クンをつれてきてくれ!
苗木「もう我慢出来ない、生きている霧切さんに挿れたい」
霧切「んっ……や、優しく、お願いするわね」
苗木「うん……!!」
ズプッ
霧切「いっ……!」
苗木「……ごめん!」
霧切「へ、平気よ、苗木、く、ん……」
ギュッ
苗木「は、はぁ……霧切さん!!」
ズプッズプッズプッズプッ……
霧切「苗木くん、好き、好き!!」
苗木「ボクも、霧切さん、大好きだ!!」
ズプッズプッ
苗木「もう、駄目だ……ボク」
霧切「出して……いっぱい出して!!」
苗木「うっ!!」
ビュルルルルッ
霧切「は、ぁ……んぁ……」
苗木「……霧切、さん」
霧切「苗木、くん」
チュッ
苗木「……愛してる、ここで一緒に暮らして、子供を産んで、そして……希望を作ろう」
霧切「ええ、分かったわ……愛しているわ、苗木くん」
江ノ島「……」
戦刃「……はぁ、はぁ」
江ノ島「……………………………………………………」
戦刃「……ごめんね、盾子ちゃん」
江ノ島「……………………………………………………………………………………………………………………」
数日後。
苗木「おはよう霧切さん」
霧切「……おはよう、苗木くん」
苗木「一緒に御飯食べようか」
霧切「……ええ、そういえば」
苗木「……?」
霧切「いろいろと調べてみたのよ、不老不死の薬のことを」
苗木「本当に!?何か分かったことあった?」
霧切「ええ……どうやら、これは飲み続けないと身体に異常が発生するみたいなの」
苗木「異常?それは駄目だ!!霧切さんはこれから……赤ちゃんを産むのに!」
霧切「……だから」
苗木「うん、ボクも霧切さんも刺さないと」
霧切「……そうなる、わ、よね」
苗木「……え?」
霧切「なんでも、ない、わ……」
霧切「……」
苗木「ご飯食べたらさそうか」
霧切「……」
苗木「霧切さん?」
霧切「ごめんなさい、苗木くん」
ベコッ
苗木「アガッ……!?」
バタンッ
霧切「……」
チクッ
ビクッ
苗木「……ッ」
霧切「……ごめんなさい」
霧切「本当に、ごめんなさい、ごめんなさい……ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。ごめんな……さい」
霧切「……」
苗木「……ハッ!?」
苗木「あ、あれボクは……」
霧切「苗木くん」
苗木「霧切さん!?ボクはどうなったの?」
霧切「ええ、立ちくらみをしたみたいね。ムリもないわ、疲れが溜まっているもの」
苗木「そっか……ここまで運んでくれたんだね」
霧切「そうよ……」
苗木「あ、そうだ!注射をうたないと!」
霧切「それは大丈夫よ、苗木くんが寝ている間にうっておいたから」
苗木「本当!?霧切さんは凄いなぁ……」
霧切「……」
苗木「じゃあ、改めてご飯にしようか」
霧切「……ええ、そうしましょう」
苗木「今日はトーストにしよう。あ、酸っぱいものとか食べたくならない?妊娠すると食べたくなるってよく聞くから」
霧切「え、ええ、少しだけ食べたいわ」
苗木「じゃあ、レモンも摂取しないとね!!」
霧切「そうね……」
数日後。
苗木「お腹大きくなったね」
霧切「……そうね、元気にお腹を蹴っているわ」
苗木「耳をつけてもいい?」
霧切「ええ……」
苗木「本当だ!蹴ってるね!お父さんだぞー!」
霧切「ふふ……」
数カ月後。
苗木「……そろそろ、かな」
霧切「……そうね、その前に」
霧切「お話がある、わ」
苗木「え?」
霧切「……」
苗木「……な、何かな?霧切さん。ううん、響子」
霧切「そうね、私は霧切響子。今は苗木響子、よね」
苗木「……?」
霧切「そろそろじゃないかしら……」
苗木「え?」
霧切「薬が切れるのは」
苗木「……そうだった!何か忘れていると思ったら、薬をうつのを忘れていたんだ!」
霧切「ええ、だから……見えてくるわよね?」
苗木「……え?」
霧切?「私じゃなくて」
戦刃「私、が……」
苗木「……は?」
戦刃「……」
苗木「ど、どういうこと?え?これって、トリック……?」
戦刃「違うよ、苗木くんはずっと……幻惑を見ていただけ」
苗木「霧切さんは?霧切さんは!?」
戦刃「だ、だから!!苗木くんは!!」
苗木「霧切さんはどこ!?薬は、薬は!?」
戦刃「薬はもう無い!!」
苗木「やだ、嫌だ、折角希望が見えてきたのに、嫌だ!!」
戦刃「仕方ないんだよ!!あなたが最初に私のことを霧切響子に見間違えてからこうなった!!」
苗木「そ、それは幻惑を見ていたって!!」
戦刃「だけど、だけど、私は、私は辛かった……」
苗木「その辛さは、ボクの辛さを上回るもの?」
戦刃「……」
苗木「その赤ちゃんもボクと霧切さんの赤ちゃんだよ」
戦刃「……」
苗木「……もう生きている価値なんてないよ」
戦刃「い、いや、やだ、やだ……」
苗木「江ノ島さんはどうしたの?」
戦刃「殺した」
苗木「……」
戦刃「耐えられなかった……だから、私は苗木くんのことを救おうとしたら、そしたら、そしたらこんな形に……なって……」
苗木「……だったら」
戦刃「えっ……」
苗木「心置きなく、もう」
苗木「死ねるんだね」
グサッ
戦刃「……え、だ、ダメ、ダメ」
苗木「がはっ……はぁ、はぁ……」
戦刃「いや、いやあああああああああああ!!!!!!!!!!!」
苗木「あは、あははは!!超高校級の絶望が絶望している……あはは、ボクが死んで、せいせい、した?」
戦刃「死なないで、お願い、死なないで!!この子の為に死なないで!!」
苗木「もう無理だよ」
苗木「……霧切さん、今そっちへ、イク、ね」
戦刃「ダメ、い、今血をとめ……」
ガクンッ
バタッ
戦刃「痛いっ!」
苗木「邪魔しないでよ……これ以上邪魔をしないでよ!!」
戦刃「う、うう、ううううううううううううううううううううううううう」
苗木「……ナイフを持っていて、よかった」
苗木「……なんで幸運のナイフ、なんだ。さよう、なら……」
戦刃「あああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
苗木「……」
戦刃「あ、ああ、ああああああ!!」
戦刃「……」
戦刃「ぐすっ、ぐすっ……」
いやあああ
軍人なら衛生兵スキルないんですかぁああ!!!!!
戦刃「……泣いて、いても、仕方が、ない」
戦刃「こうして、はらむことが、出来たんだか、ら……」
戦刃「ぐすっ……」
戦刃「この子を産んで……希望を生み出そう」
戦刃「苗木くんが超高校級の希望から超高校級の絶望になれたように」
戦刃「私も超高校級の絶望から超高校級の希望になれっ」
グサッ
戦刃「……え?」
モノクマ「うぷぷ」
戦刃「……え、なんで、え?」
モノクマ「だってさー最高の喜劇だったよ?ここで殺さないでいつ殺すの?」
戦刃「どうして、モノクマ、が……」
モノクマ「それはボクがモノクマだからです!」
戦刃「あ、あ……ああ……」
モノクマ「うぷ、うぷぷ、うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!!!!!」
それにしても安定の腐川スルー
モノクマ「さてと」
モノクマ「生存者0名」
モノクマ「そして誰もいなくなっちゃったね、うぷぷぷ!!」
モノクマ「え、ボク?ボクは生きていますよ、だってモノクマだから」
モノクマ「モノクマは人ではなくクマですから、うぷぷぷ!!」
モノクマ「むくろさんは最後まで残念な娘でした」
モノクマ「しかし!絶望が希望になるのは、校則違反!」
モノクマ「校則違反を犯したものには、罰を与えないといけませんね!!」
モノクマ「うぷぷぷ!!むくろさんはいつだって校則を犯して死ぬのです」
モノクマ「他のみんな?他のみんなって誰さ!!どう死んだっていいじゃないか!!」
モノクマ「……」
モノクマ「さてと、ボクもそろそろ眠ろうかな」
モノクマ「それとも宇宙へ旅行へ行こうかな」
モノクマ「うぷぷぷぷぷ」
おしまい
>>94
苗木「腐川さんは焼死体だったから死体が残らなかったんだよ!」
苗木「忘れるわけないじゃないか、あはは」
お疲れ様でした。読んでくださった方はありがとうございました
死姦はゲームプレイ中に考えついたので、書きたかったものです
戦刃むくろについては蛇足だったかもしれませんし、その場の勢いです
そして誰もいなくなった、と、ロミオとジュリエット意識しました
終わり
乙!
他のダンガンSSと差別化されててよかった
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません