【学マス】早起き美鈴とお寝坊プロデューサー (8)

寝起きの秦谷美鈴さんとプロデューサーのお話しです
ぴくしぶに投稿したものと中身いっしょです

ミルクはたっぷり、お砂糖は無し

……あなたのコーヒーはいつも決まってこれでしたよね?

珍しくわたしのほうが早く起きて、なんとなく手持ち無沙汰で……あなたの真似をしてみました

大きなマグカップに口をつけて、湯気を浴びながらの一口目……

……苦くはないけど甘くもない

甘くしたほうがおいしいのに

あなたの第一印象も、そんな感じでしたね……ふふ

あなたはまりちゃんのことをよくわかってるのに、厳しい態度で接していました

……わたしとは違うやり方で、まりちゃんを大事にしてくれていました

まりちゃんを甘やかしたりなんかしない……でも、苦しい思いもさせたりしない

だから、わたしはあなたのことを……まりちゃんにとって、大事な人なんだと思いました

……わたしにとっても大事な人になってしまったのは、予想外でしたけどね

そこまで考えて、つい昨日のことを思い出して……

……たくさん甘えてしまったのが恥ずかしくて、二口目

顔が熱いのはコーヒーのせいにしてしまいましょう

今さら、かもしれないですが……

……コーヒーが多いです

いつも、こんなにたくさん飲んでたんですね……

飲みきれないかもしれません

でも……いいんです

だって、そろそろ……ふふ♪

「……おはようございます、美鈴さん」

「おはようございます、Pさん」

……お寝坊さんが起きるんじゃないかなって、そう思ってました

「いい匂いがしますね」

「はい……いつものコーヒー、できてますよ」

「……飲みかけに見えますが」

「嫌でしたか……?」

「……いただきます」

……そうですよね

だって、あなたはコーヒーも……わたしのことも、大好きなんですから……♪

短いですが、おわりんぜです
早く秦谷美鈴をプロデュースさせろ藤田こちょね……!

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