ラビットハウス
千夜「コ、ココアちゃん?」
シャロ「な、何を言っているの?」
ココア「だってリゼちゃんっていつも上から目線なんだよ!ムカつくよね!お仕置きするべきだよね!」
チノ「リゼさんは、年長者ですから……」
千夜「……」
チノ「千夜さんは、反対ですよね?」
千夜「……実は私、リゼちゃんみたいな男勝りな女の子、苦手なの。ちょっと怖いから」
チノ「え!?」
ココア「あーそれ分かる!リゼちゃん怖いよね!銃持ってるし、力強いし!」
シャロ「……」
チノ「あの……シャロさんは?」
シャロ「リゼ先輩の……」
チノ「?」
シャロ「家が燃えたら……住むところが無くなっちゃうわ……」
チノ(シャロさんは、反対なんですね)
シャロ「ホームレスになったリゼ先輩を私の家に住まわせれば……」
チノ「ん?」
シャロ「リゼ先輩は、私と同じ人間になる!つまり、リゼ先輩が私になる!私がリゼ先輩になる!」
チノ(何を言っているんですか!?)
シャロ「私は、賛成よ!リゼ先輩の家を燃やすわ!うおおおお!」
千夜「シャロちゃんの心が燃えているわ!」
ココア「熱いぜ!」
チノ「シャ、シャロさん……」
千夜「チノちゃんは?」
チノ「えっ!?」
ココア「勿論やるよね!」
チノ「え、わ、私は……」
ココア「……」
千夜「……」
シャロ「……」
チノ「や、やり……」
ココア「や る よ ね ?」
チノ「ます!」
ココア「そう言うと思ったよ!」
千夜「で、いつやるの?」
シャロ「今日の深夜!この燃える心が冷めないうちにやるわよ!」
チノ(断ったらラビットハウスも燃やされてしまいます……ごめんなさいリゼさん……)
リゼ「……」
深夜
ココア「……」
千夜「……」
シャロ「……」
チノ「……」
ココア達は今、リゼの家の前にいる。
チノ「……あの」
ココア「何?」
チノ「……ええと」
ココア「……」
チノ「トイレに行きたくなりました」
ココア「そこで出して。深夜だから誰も見てないよ。逃げたら……」
チノ「わ、分かってます!逃げません!」
ココア「……」
チノ(どうすればいいんですか……)
ココア「もうすぐこの豪邸が激しく燃え」
リゼ「誰の家を燃やすんだ?」
ココア「て、え?」
チノ千夜シャロ「!?」
青山(深夜の散歩は、気持ちいいですね……)
ココア「リ、リゼちゃん?何で外にいるの?」
千夜「ひっ、包丁持ってるわ!」
リゼ「忘れ物を取りに戻った時、聞いたぞ。みんなの会話を……」
ココア「!?」
リゼ「覚悟は、出来ているか?」
チノ「リ、リゼさん。私は」
ココア「シャロちゃん!ここは、私達に任せて先に行って豪邸を燃やしてぇ!」
シャロ「わ、分かったわ!」
リゼ「逃がさん!全員ぶっ殺してやるぜ!」
続きは、夜に書きます。
チノ「リゼさん聞いて下さ」
リゼは、チノの顔面に右ストレートと左ハイキックを叩き込んだ。
チノ「いぶふっ!」
ココア「チノちゃん!」
千夜「何したの!?攻撃が全く見えなかったわ!」
リゼ「ふんっ!」
リゼは、包丁でチノの首を切り落とした。
ココア「!?」
千夜「!?」
チノ「」
チノは、死んだ。
千夜「チノちゃんが……酷いわ」
ココア「許せない!食らえ!ココアパンチ!うおおおおおおおおおお!」
リゼは、ココアに目突きを食らわせた。
ココア「ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
千夜「ココアちゃん!」
ココアの両目は、潰れた。
ココア「目が見えないよおおおおお!」
リゼ「ふんっ!」
ココア「ごはぁ!」
リゼ「はあっ!」
ココア「ぶはっ!」
リゼ「おらぁ!」
ココア「痛い!痛いよおおおおお!死んじゃうううううう!」
リゼの猛攻がココアを襲った。
ココア「助けてえええええ!」
千夜「えいっ!」
千夜は、チノの生首をリゼに向かってぶん投げた。
リゼ「はあっ!」
リゼは、飛んできたチノの生首を千夜に向かって蹴飛ばした。
千夜「ぶはっ!」
ココア「うぅ……痛いよ……」
リゼ「うおおおおお!」
リゼは、千夜の胸部を何度もぶん殴った。
千夜「がはあ……はっ……」
千夜の肋骨は、粉々になった。
ココア「はあ、はあ、はあ、ち、千夜ちゃん?」
千夜「あ゛、あ゛、あ゛……」
リゼ「……」
リゼは、千夜の心臓に包丁を突き刺した。
千夜「」
千夜は、死んだ。
ココア「千夜ちゃん?」
千夜「」
ココア「どこにいるの?」
千夜「」
ココア「返事してよ」
リゼ「千夜は、死んだぞ」
ココア「えっ?」
リゼは、ココアの顔面を地面に叩き付けた。
ココア「ぶはっ!」
リゼ「……」
ココア「うぅ……」
リゼは、ココアの両足を包丁で切り落とした。
ココア「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!足゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
リゼは、ココアの頭部を何度も蹴飛ばした。
ココア「ばはぁ!ごはぁ!びへぁ!ぶひぃ!ぶへぇ!ぼはぁ!がはぁ!ぎゃふぅ!げへぇ!ごほぉ!ぎゅふぅ!ぎっ!がっ!」
リゼ「おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!はははははははははは!楽しいな!」
ココア「」
リゼ「あれ?」
ココアは、死んだ。
リゼ「もう終わりか?つまらん……ん?」
チノ「」
千夜「」
ココア「」
リゼ「し、しまった!シャロを逃がしてしま」
その時、リゼの家が爆発した。
リゼ「!?」
家が、家族が、財産が、思い出が、リゼの全てが激しく燃えている。
リゼ「あああああ……私の家が……」
シャロ「リゼ先輩!ww」
リゼ「シャロ……お前がやったのか?」
シャロ「家無くなっちゃいましたね!ww今日からリゼ先輩も貧乏人ですね!ww私と同じ!ww」
リゼ「……そうだな」
シャロ「これからどこで寝るんですか?ww」
リゼ「……どこにもない」
シャロ「なら私の家に住んで下さい!ww布団は……」
千夜「」
シャロ「千夜が死んじゃったので千夜のを使って下さい!ww」
リゼ「……」
シャロ「リゼ先輩聞いてますか!wwこれからは、ずっと一緒ですよ!ww一緒!ww一緒!ww一緒!ww一緒!ww」
リゼ「……は」
シャロ「げふっ」
リゼ「は、は」
シャロ「ぎ、ぎや゛、リ゛ゼ先゛輩゛、止゛め゛……」
リゼ「ははははは」
シャロ「あ゛ぶっ゛……お゛っ゛……ぞごっ゛……」
リゼ「はははははははははは
はははははははははは
はははははははははは
はははははははははは
はははははははははは!!!!!」
リゼは、シャロの体を包丁でめった刺しにした。
シャロ「」
シャロは、死んだ。
リゼ「このキチガイが!!!!!」
リゼは、シャロの死体のまんまんに包丁を突き刺した。
リゼ「気持ちいいだろ!!!!!気持ちいいって言えよ!!!!!」
何度も突き刺した。
リゼ「ははははは!燃えろー!」
リゼは、シャロの家を燃やした。
リゼ「ははははは!燃えろ燃えろー!」
甘兎庵も燃やした。
リゼ「ははははは!全部燃えろー!」
ラビットハウスも燃やした。
リゼ「ははははは……」
リゼは、放火魔になった。
リゼ「……」
だがリゼの心は、冷たくなっていた。
リゼ「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
青山「……」
翌日
リゼ「」
腹に包丁が突き刺さったリゼの死体が発見された。
その顔は、怒りと悲しみに満ちていた。
青山「……これは、売れますね。ウフフ、オーッホッホッホ!!!!!」
青山は、リゼが起こした連続殺人放火事件を題材にしたサイコサスペンス小説を執筆した。登場する犯人の名前がリゼだったのでネットで炎上した。
青山(ラビットハウスを燃やした罰ですよ)
数日後、青山は殺人罪で逮捕された。
完
あとがき
オチが思い付かなかったので青山を追加しました。リゼを殺したのは、青山です。
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