阿笠「出来たぞ新一!陰謀論を現実にするスイッチじゃ!」 (29)

コナン「それって何がどうなるんだ?」

阿笠「その名の通りインターネットなどで語られる様々な陰謀論が事実となり、現実世界が改変されるスイッチじゃよ」

コナン「おもしれー!」

阿笠「もちろん押した人物は現実世界の改変には巻き込まれない安心設計じゃぞ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1718274284

コナン「ん?この裏についてるツマミはなんだ?」

阿笠「それはもうすぐ完成する"ワシの体内から大便を強制排出モード"との切り替え用じゃよ」

コナン「何でそんな機能つけてんだよ!」

阿笠「最近便の出が悪くてのう...」

コナン「そうじゃ無くて!なんでわざわざ関係ない機能を一緒につけてんのかってことだよ!」

阿笠「しょうがないじゃろ!!!」ドン!

阿笠「最近の物価高騰やそれに伴うスイッチの原材料の密輸に関する関係各所への賄賂や歩美君への援交費用の支払い...!」

阿笠「こうでもして節約しないと新一にスイッチをあげられないんじゃ!」

コナン「(なんか聞き捨てならないことが聞こえたけど)博士のスイッチへの思い...確かに受け止めたぜ!」

阿笠「分かってくれれば良いんじゃよ...」

コナンクーン!

コナン「あ、アイツ等が来た、じゃあな博士!」

阿笠「遅くなったがくれ悪じゃぞー!」

探偵団「ソレデキノウヨー」「キャハハーw」「ナニシテンデスカゲンタクーンw」

コナン「...ウッシ、そろそろ押すか!」ポチ

コナン「」

コナン「何か変わったか...?」キョロキョロ

探偵団「ソンデキョウノアサワヨー」「ウケルーw」

コナン「まさか失敗か?チェッ、つまんねーの」

阿笠『ワシじゃよ』

コナン「!?どっから出てきたんだよ博士!」

阿笠『そんな大声出さなくても心の中で念ずるだけでいいぞい』

コナン『こんな感じでいいのか...?』

阿笠『そうじゃ』

コナン『んでなんで俺はテレパシーを身につけてんの?』

阿笠『?テレパシーじゃないぞ?』

コナン『!?』

阿笠『ほれ、新一もコロナワクチンを打ったじゃろ?』

コナン『確かに打ったけどそれと何の関け...ハ、まさか!?』

阿笠『そう、そのまさかじゃ』

阿笠『そのスイッチは"陰謀論を現実にするスイッチ"』

阿笠『ワクチンを打ったことでわしらは生身の体で5G通信が出来るようになったのじゃ!』

コナン『すげー!』

コナン『そういや博士、さっきまで死ぬほど暑かったのに急に涼しくなってないか?』

阿笠『それもスイッチのおかげじゃよ』

阿笠『"地球温暖化は原発推進のための陰謀で温暖化など起きていない"...そんな陰謀論が現実になったことで』

コナン・阿笠『『人類は地球温暖化を克服した!!!!』』

コナン『すげーじゃねえか博士!温暖化問題の解決なんてノーベル賞ものじゃねえか!』

阿笠『ほっほっほ、褒めても何もでんぞイイイイイイイイッッゲエエエエッラアアアアアアア!!!!!!!!!』

コナン『!?どうした博士、返事しろ!!』

阿笠『ギッケヴェ、ヴォゲ』プツッ

コナン「くっそ切れやがった!だから5Gはgmksって言われんだよ!」

コナン「今助けに行くぜ、博士!」スケボーギュイイイイイン

コナン「博士の奴...まさか便秘が悪化して!」

灰原「工藤君助けて!!」

コナン「どうした灰原、何があったんだ!」

灰原「分からない...けど博士がスイッチに大便強制排出モードを付け終わった直後、窓から突入した何かが博士とぶつかって博士の見た目と言動がおかしくなって襲って来たの!」

コナン「とりあえず現場見せろ!」

阿笠邸内部

コナン「な、何だよこいつ...!」

そこで俺と灰原が目にしたのは、文字通り化け物だった。
ハゲ散らかした逆三角形の頭部に僅かに残った虫の卵みたいな付き方をしている白髪、小学生の体にも関わらず元太が真っ青になるほどに脂肪の付いた胴体、そして...

化け物「灰原クゥン、ワシデスヨォォォ」

...混ざり合っている二人の口調。
間違いない、あれは博士と光彦が融合して生まれた化け物(以下アガ彦)だ。

灰原「ちょっと工藤君、何したのよあなた!まさか円谷君と博士をキメラにするスイッチとか押したんじゃ無いでしょうね!?」

コナン「んなわけねーだろ!!大体博士が自分とクソバカスを融合したがるかよ!?」

灰原「...ええ、確かにそうよね。ごめんなさい、少し落ち着くわ」

コナン(本当何で何だよ!俺が押したのは陰謀論を現実にするスイッチだけだぞ?人間が急にキメラになるなんて陰謀論聞いたこと無いぞ!)

コナン(陰謀論つったら反ワクやら自然派食品、世界はロス〇ャイルド家やロック〇ェラー家に支配されているみたいなやつだろ!)

コナン(ん?世界は...〇〇に支配されている...ま、まさか!!)

コナン「そういうことか...ということは遂に会えたっていう事だよなぁ、」



コナン「黒ずくめの組織のボス、あの御方さんよぉ!!!」


灰原・アガ彦「「!?!?」」

灰原「ちょっ、ちょっといきなり何言い出すのよ!確かにあれは気色悪い言動をする化け物だけど元は博士と円谷君よ!?組織のボスなわけ無いじゃない!」

コナン「いや、"組織のボスなわけ無い"からこそあれ、いやあいつらがボスなんだよ」

灰原「どういうことよ?」

コナン「おめえ、ネットで組織のボスについての考察を何度も目にしたことあるよな?」

灰原「ええ...。けど大体は"米花町に住む独身DTメタボハゲ発明家"だったり"少年探偵団()にいる腹が立つ言動のソバカス野郎"みたいなくだらないものばかり...。それがどうかしたの?」

コナン「俺が今朝、博士に貰ったのは、"陰謀論を現実にするスイッチ"だ。そして陰謀論の定義は」

コナン「なんらかの有名な出来事や状況に関する説明で、根拠の有無にかかわらず『邪悪で強力な集団(組織)による陰謀が関与している』と断定したり信じたりしようとするものである(Wikipedia参照)」

コナン「ここまで言えば分かるよな?」

灰原「つまり、『犯罪組織のボスの正体という話題』で、『博士や円谷君だという根拠も対して無く』、『バレたから絶対神:青〇剛〇が無理やり替えたんだ』って言い張っていたのが陰謀論とそのスイッチに判定されたってこと?」

コナン「ああ、おそらくな」

灰原「じゃあなんであの2人はキメラになっているのよ!?」

コナン「じゃあ聞くが、"組織のボスは複数人いる"っていう考察...いや陰謀論を見たことあるか?少なくとも俺は無い」

灰原「確かに私も無いわ...」

コナン「スイッチによって、博士と光彦はあの御方になった。しかしあの御方の人数はこのスイッチの力では変えられない。」

コナン「どうにかしようとした結果...2人を融合させ、1人にしたんだ。あれを"人"と数えるかは兎も角な」

アガ彦「オ楽シミ中ノ所悪イデすけどぉ、コナン君と灰原さんは僕達の敵ですからぁ」

アガ彦「殺しますよぉ?」

コナン「ふん、殺れるもんなら殺ってみやがれ。こっちには対お前用のスイッチが腐る程あるんだぞ!」

アガ彦(光彦)「ひいいいいい!!スイッチは、スイッチは止めて下さいいいい!!!!!!!」

アガ彦(阿笠)「落ち着けい、光彦君!」ヒソヒソ

(光彦)「わああああ!!!何で僕が主導権を持てたのに博士がいるんですか!?」ヒソヒソ

(阿笠)「ワシは天才科学者じゃぞ?光彦君にワシの意識を消される前に避難させておくなんて朝飯どころか歩美君のフ〇ラ前じゃぞいww」ヒソヒソ

(光彦)「何してくれてるんですか僕の歩美ちゃんにぃ!!!!」

(阿笠)「す、すまん...」

アガ彦「オ楽シミ中ノ所悪イデすけどぉ、コナン君と灰原さんは僕達の敵ですからぁ」

アガ彦「殺しますよぉ?」

コナン「ふん、殺れるもんなら殺ってみやがれ。こっちには対お前用のスイッチが腐る程あるんだぞ!」

アガ彦(光彦)「ひいいいいい!!スイッチは、スイッチは止めて下さいいいい!!!!!!!」

アガ彦(阿笠)「落ち着けい、光彦君!」ヒソヒソ

(光彦)「わああああ!!!何で僕が主導権を持てたのに博士がいるんですか!?」ヒソヒソ

(阿笠)「ワシは天才科学者じゃぞ?光彦君にワシの意識を消される前に避難させておくなんて朝飯どころか歩美君のフ〇ラ前じゃぞいww」ヒソヒソ

(光彦)「何してくれてるんですか僕の歩美ちゃんにぃ!!!!」

(阿笠)「す、すまん...」

(阿笠)「ケジメとして哀君は君にやるとするよ...彼女のことは好きにするが良い」

(光彦)「ホントですか!?やっっった!...てその前に僕はスイッチで殺されるじゃないですか!」

(阿笠)「安心せい光彦君、スイッチにはのう...」ニヤリ

コナン「あー、お話中悪いがもう押すぞ?くらえ、光彦の体を微粒子レベルに分解するスイッチ!」ポチ

シーン

アガ彦「あれれー、おっかしいぞー?コナン君何かしましたかぁ?(笑)」

コナン「く、まさか失敗品とはな...。ならばこっちだ!光彦を300光年離れたブラックホールにワープさせるスイッチ!」ポチ

シーン

コナン「はあ!?2連続で失敗かよ!どうなってやがる!?」

アガ彦「クックックッ...少しは落ち着いたらどうじゃ新一」

アガ彦「それはワシが作ったスイッチ、たとえ光彦君がターゲットでもワシにも悪影響が及ぶ場合には作動しないなんてプログラム、仕込んでおるに決まってるじゃろwww」

コナン「そりゃそうか...ならくらえ、直接キック力増強シューズキック!!」チキチキ、キュイイイイイン!

アガ彦「無駄ですよww」ノーダメージ

アガ彦「なんたって僕達はレプティリアン・ヒューマノイドになったのですから!」

コナン「あの野郎、鱗で防ぎ切りやがった!」

灰原「スイッチも物理攻撃も効かないなんて...」

コナン(どうする...この様子じゃ頼みの綱の麻酔銃も鱗で弾かれるだろう...)

コナン(直に針を突き刺そうにも間合いにすら入れてくれない...!)

コナン(いつも博士が善意で作ってくれたスイッチに依存してた弊害がもろに出てやがるぜ...!)

コナン(考えろ...考えるんだ...!)

コナン(ん...?善意...スイッチ...も、もしかして!!)

アガ彦「そろそろいきますよコナン君...って手に持ってるのは!」

アガ彦「博士の作ったスイッチじゃないですかwwwwww」

アガ彦「スイッチはワシらには効かんとさっき言ったばかりじゃろwww新一はもう少し賢いと思っていたたのじゃがのう...www」

コナン「ああ...確かに効かねえだろうな、いつも博士が作っている"光彦を虐めるスイッチ"は」

コナン「だがこれはどうかな!」カチッ

アガ彦「コナン君...理解力が落ちたと思ったら今度は視力もですか?」

アガ彦「君が今持っている物、どう見ても何の変哲も無いいつものスイッチですよ?www」

コナン「確かにそうだな、お前の側から見たなら」

コナン「確かにそうだな、お前の側から見たなら」ポチッ

アガ彦「...?まあ押して気がすむなら押せb」ブリブリブリ

アガ彦「「え?」」

アガ彦「「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

コナン「...まさか成功するとはな」ホッ

アガ彦「な、何したんですかコナン君!!博士、僕達にスイッチは効かないはずじゃ!?」

アガ彦「......!?し、新一、お主まさか...!!」

コナン「流石は博士、理解が早いぜ」

コナン「俺が押したのは"博士の体内から大便を強制排出モード"に変更したスイッチなんだよ!」

アガ彦「で、でも!博士は安全装着を!」

コナン「いや、これは虐めのためじゃなく、便秘対策に博士が自分で作り、自分で搭載したモード...」

コナン「つまり安全装着はついていねーんだよ!」

コナン「もっとも普通は万が一に備えて付けておくべきだし、実際博士もそう思っただろう」

コナン「しかしご存知の通り博士は絶賛金欠中だから節約出来る所は節約したい」

コナン「ましてや博士の便秘解消に強力してくれる人間なんて博士を除けば俺か灰原ぐらいだろう」

コナン「その3人は固い絆で結ばれて"いた"のだからついつい安全装着を削っちまったんだろうな」

灰原(久々に私の名前が出たわね)

ごめんなさい、23は一旦無しでお願いします

今日はここまでです
また明日の夜に続きを書きます

コナン「流石は博士、理解が早いぜ」ポチッ

コナン「俺が押したのは"博士の体内から大便を強制排出モード"に変更したスイッチなんだよ!」ポチッ

アガ彦「ぐ...けれど所詮は大がただ出てくるだけ」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!

アガ彦「腹の中に溜まっているのが全部出されたら後はずっと僕達のターンですよ!」ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

コナン「果たしてそれはどうかな」ポチッ

アガ彦「...なんか出る量多くないかの?」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!

アガ彦「腹部からも中から抉らえるような痛みを感じるし...」ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

コナン「ああ、それか。理由教えてやろうか?」ポチッ

コナン「無理やり大便を作り出してるからだよ」ポチッ

アガ彦「無理やり...お腹の中に下剤を召喚でもしてるんですか?」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!

アガ彦(...出し切るのを待つって手は使えないようですね...にしても喉が渇いて来ました...早くコナン君を倒して水分を摂取しないと!)

コナン「いや、そんなに生ぬるいもんじゃねえさ」メガネキラッ

コナン「大便ってのは『水分、新陳代謝によってはがれた腸内細胞、大腸菌などの腸内細菌、胆汁などの体内分泌液、摂取した食物のうち消化しきれなかったもの(食物繊維など)』から出来てんだよ(Wikipedia参照)」

コナン「要するに今出てきてる大便はお前らの体内の水分を搾り取り、腸内細胞を無理やり引き剥がして作られてるってことだよ!」

アガ彦「!?」ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

コナン「クックックッ...脱水症状で死ぬのが先か、損傷した腸からの出血多量で死ぬのが先か...こりゃ見ものだぜwww」

アガ彦「く、中々やりますね、コナン君...」

アガ彦「ですが博士のスイッチには安全装着が付いています!それが作動した時がコナン君の寿命の終わる時です!」

コナン「いや...残念ながら博士はこれに安全装着を付けてねーよ」

コナン「何しろこれは虐めのためじゃなく、便秘対策に博士が自分で作り、自分で搭載したモードだからな」

コナン「もっとも普通は万が一を考えて付けておくべきだし、実際博士もそう思っただろう」

コナン「しかしご存知の通り博士は絶賛金欠中だから節約出来る所は節約したい」

コナン「ましてや博士の便秘解消に強力してくれる人間なんて博士自身を除けば俺か灰原ぐらいだろう」

コナン「その3人は固い絆で結ばれて"いた"のだからついつい安全装着を削っちまったんだろうな」

灰原(久々に私の名前が出たわね)

コナン「という訳で...色々とネタばらしも終わったし」

コナン「ラストスパートだ!!死っっっっねえええ!!!!!」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ!!!!!!!!!!!!!!!

アガ彦「「い、嫌だ!死にたくなあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

アガ彦「何故じゃ...なぜこんな事に...。ワシは天才発明家で、組織のボスで、キメラで、レプティリアン・ヒューマノイドなのに......」

コナン「博士、あんたの決定的な敗因は安全装置を付けなかった事、もっと言えば...俺を信じていた事だよ...」

灰原(とても正義の側に立つ人の言葉とは思えないわね...)

<完>

これにて終了です
雑でミスも多く、投げっぱなしな上に糞内容の駄文でしたが、見てくれた方、楽しんでくれた方いましたらありがとうございます!
HTML化は、ガイドラインと依頼スレが何故か開けないので、明日か明後日に別端末でしてみます(出来てなかったら申し訳ありませんがどなたかお願いします...)

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