アガサ「出来たぞ新一、光彦くんをスマブラに参戦させる装置じゃ」 (50)

コナン「ほんとかよ博士!」

アガサ「ああ、スマブラを差し込んだ64を起動させ、このスイッチを押すだけじゃ」

コナン「サンキュー!早速使ってみるよ」

アガサ「くれぐれも悪用するんじゃないぞ~」

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光彦「何なんですかコナン君、いきなり人の家に上がり込んで『スマブラやろう』だなんて…」

元太「いーじゃねーかよ!やろうぜスマブラ!楽しいじゃんかよ!」

歩美「歩美もやりたーい」

灰原「いいじゃない、普段抱えてるストレスを発散させるにはこういうのが一番よ」

光彦「は、灰原さんがそう言うなら構いませんが…」

光彦「じゃあ…取り敢えず電源入れますよ」
コナン(よし!ここだ!)

ポチッ!

バシュンッ!!!

元太「なっ…!!」

コナン「!!」

歩美「!!」

灰原「!!」

コナン(…光彦が…消えた…?)

コナン(そうか、さすがだぜ博士)

コナン(グリードアイランドの原理だな?)

コナン「よーし、じゃあオレ1Pゲット」

元太「おい!ずるいぞコナン!」

歩美「灰原さんはー?」

灰原「いいわよ別に何Pでも」

灰原「大して変わらないでしょ」

コナン「ルールは取り敢えず時間制限で…アイテムは?」

灰原「ONにした方がいいんじゃない?子供たちがいるんだから」

元太「あーもう何やってんだよ!さっさと始めようぜ!」

コナン「あーバカ!勝手にスタート押すな!」


キャラ選択画面

光彦 光彦 光彦 光彦

コナン(!?)

元太「おい、なんだよこのキャラ、光彦に似てる奴ばっかじゃねーか」

歩美「ほんとだー、何か気持ち悪い」

灰原(ちょっと!工藤くん!)

コナン(うわ!何だよ灰原)

灰原(あなた、これってもしかして…)

コナン(…ああ…)

コナン(博士に頼んでつくってもらったスーパー光彦ブラザーズだ)

灰原(…!)

コナン(だけどオレもこうなることは想定外…)

コナン(まさか全キャラが光彦に変わっちまうなんてな)

灰原(ちょっと!どうすんのよ!)

灰原(アタシの持ちキャラのサムス使えないじゃない!)

ブーン、ブーン

コナン「ちょっと待て博士からだ」

アガサ「むおー、バーーーローーか」

アガサ「すまんが一つ大事なことを言い忘れておってのお」

コナン「何だよ」

アガサ「ゲームで与えられるダメージは全て現実世界の光彦君に還元されるからのお」

コナン「ほんとかよ博士!天才だな!」

アガサ「そうじゃろそうじゃ」



コナン「おいお前ら!早くゲーム始めようぜ!!」

これはあのサムスのステージですなww

コナン「じゃあオレはこの光彦にする」

灰原「しょうがないわね、じゃあ私はこっち」

歩美「歩美、哀ちゃんと一緒にするー」

元太「しゃあねぇな、じゃあオレはコイツだ」

灰原「ステージは…」

コナン「プププランドだろ常考」

>>15

あーくそ
サムスのステージがあったか

テーテテテテテーテテテテテテー

スリー…ツー…ワン…
GO!!

灰原(さすがにこのステージで4人は狭いわね)

灰原(無傷で勝とうなんて甘いことは考えない方がいいかしら)

コナン「光彦ドゴーンwwwwwwwwwwww」

ミツヒコ「ピカー」

-1

コナン「光彦自滅ドゴーンwwwwwwwwwwwww」

ミツヒコ「ピカー」

-1

灰原(!?)

歩美「な、何やってるのコナン君!」

元太「そうだぜコナン!」

コナン「うるせぇ!!お前らもコントローラー貸せ!」

コナン「時間一杯自滅するんだよ!!!」

灰原(心なしか画面の光彦君の目に光が宿ってない…!)

コナン「灰原!お前も貸せ!!」

ブーン、ブーン

コナン「ああ?また博士か」



コナン「何だよ一体」
アガサ「もう一つ大事なことを言い忘れておってのお」

アガサ「光彦くんが画面外に落ちると死んでしまうからのお」

コナン「ばッ!」

コナン「バーロー!!!何でそのことをもっと早く言わねーんだよ!!」

コナン「ゆっくりじわじわいたぶることができなくなったじゃねーか!!!」

アガサ「ほっほ、そんなこともあろうかと光彦くんを分裂させておいたわい」

コナン「なっ…!」

コナン「やっぱり博士は天才じゃねーか!!」

アガサ「しかもゲーム内の光彦くんは皆共感覚を持っているからのお」

アガサ「他の光彦くんの死の恐怖や痛みをリアリタイムで分かちあっておるぞ」

コナン「ああ、ありがとう博士!」



灰原「博士、何だって?」

コナン「光彦の体のこと心配してたよ」

コナン「まだ健康体なんじゃないかってな」

コナン「ちょっと待て、ルール変えよう」

元太「おい、何すんだよコナンー」

コナン(吹っ飛び率50%で…アイテムスイッチ最大、ボム兵だけ)

コナン(それに時間制限最大…と)

灰原「ちょっと、何やってんのよ」

コナン「ちょっとしたトリックだよ」

コナン「ああ、それと灰原」

コナン「電話で博士に光彦の分身をもう一人現実に出すようにお願いしてくれ」

灰原「あら、どうして?」

コナン「どうしてって…現実世界でもあいつの苦しむ姿が見たいだけさ」

灰原「…全く…」

灰原「人のこと都合のいい助手くらいにしか思ってないんだから…」

コナン「バーロー、助手じゃなくて相棒だよ、相棒」

灰原「…しょうがないわね…」

光彦「う…うーん…あれ?僕…確か暗くて寒くて冷たい穴に落ちたはずじゃ…」

歩美「灰原さんが博士に頼んで再生してもらったんだよー?」

光彦「は、灰原さんが…?」

灰原「ええ、私はあまり気がのらなかったけど、彼がどうしてもっていうから」

光彦「こ、コナン君がですか…?」

コナン「大丈夫か?光彦」

コナン「怪我はないか?」

光彦「え、ええ…」

コナン「じゃあ悪いけどオレ、スマブラやんなきゃならねーから」

光彦「え、ええ、心配してくれただけで十分ですよ」

コナン「じゃああとはよろしくな灰原」

灰原「…ええ」

コナン「いくぞ元太!!そいつ離すなよ!!」

元太「お、おう!!」

ポイッ

ヒュー

ボガァァァァン!!!

灰原(小嶋君がグラップしてる円谷君にボム兵を投げつけた…!)

光彦「がっ!!がはっ!!!」

歩美「灰原さん!光彦くん!口から煙出してるよ!」

光彦「ごほっ!…ごほっ!ごぼ…」

コナン「ひゃはっ!いいぞ元太!!もう一発だ!!」

元太「ちょっと待てよコナン」

元太「いくらなんでもボム兵じゃオレの光彦もくらっちまうよ!」

コナン「いいんだよ光彦なんだから!!!」

コナン「それよりさっさと構えろよ!!」

元太「あ、ああ…」

ポイッポイッポイッ

ボガァァァァン
ボガァァァァン
ボガァァァァン!!!

光彦「ぐがあ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」

灰原「!!」

灰原「危ない!吉田さん!!」

歩美「ふわあ!!」

光彦(びちびちびち)

元太「す、すげえ…光彦の奴、ゲームの世界みたいに吹っ飛びまくってるぜ」

コナン「…ああ」

コナン(吹っ飛びまで現実世界で再現されるとは聞いてねーぞ博士)

コテリン♪


コナン(そうか!そうだったのか!分かったぞ博士!)

元太「お、おい、どうしたんだよコナン」

コナン「元太!すぐにアイテムスイッチをハリセンとホームランバット!」

コナン「それに吹っ飛び率を200%に変えてくれ!」

元太「はあ?何で…」

コナン「早くしろ!!」

元太「わ、分かったからそんなに怒鳴るなよ」

コナン「灰原、光彦の奴、息してるか?」

灰原「してない」

コナン「よし…!」

元太「お、おいコナン、準備出来たぞ」

コナン「それじゃあハリセンで光彦のダメージを999%まで貯めるんだ!!」

元太「え、ええ??」
コナン「急げ!!」

元太「ったくしゃあねぇなぁもう」

コナン「歩美ちゃん大丈夫?怖くない?」

歩美「大丈夫…こ、怖いけど…コナン君がいるから…」

コナン「ああ、オレが合図をしたら光彦にしっかり捕まるんだぞ?」

歩美「わ…分かったぁ…」

コナン「灰原」

灰原「はいはい、分かってるわよ、吉田さんのことは任せなさい」

元太「おいコナンー!」

元太「きゅ…999%…で…出来たぁ…」

コナン「ああ、良くやった元太」

コナン「お前も早く光彦に捕まれ!!」

元太「あ、ああ…」

コナン(良し…これで…)

灰原「あなたはどうするつもりなのかしら探偵さん」

コナン「は、灰原!お前、歩美ちゃんと…!」
灰原「大丈夫よ吉田さんのことは小嶋君に頼んだから」

灰原「彼、私より力があるから」

コナン「バーロー!そんなこと言ってんじゃねーよ」

灰原「多分…あなたは今から999%のミツヒコ君をホームランバットで打って、私達だけを楽しませようって腹なんじゃないかしら」

コナン「…」

灰原「この装置を博士に作って貰ったのは誰?借りてきたのは誰?」

灰原「この装置を使って一番楽しむべきはあなたなのよ」

コナン「灰…原…」

コナン「お前がそこまで言うなら分かった…」

コナン「博士に頼んで新しい光彦をもう一人再生してもらってくれ」

灰原「…何する気?」

コナン「簡単だよ」

光彦2「えー何ですか?このキャラをホームランバットで打てばいいんですか?」

コナン「ああ、任せたぞ光彦」

灰原「お願いね」

光彦2「ええ、お安いごようですwww」


カキィーーーン


光彦2「ブロブロブヒ!!」

元太「おーすげー!オレ達空飛んでるぜ!」

歩美「すごーい、きれー、全部光彦くんのお陰だね」

元太「おう!ありがとな光彦!」

光彦「…」

灰原「…あなた、いつから気付いていたの?」

コナン「ん?何が」

灰原「この装置がただ光彦君をスマブラに参戦させるためだけの装置じゃないってこと」

コナン「ああ、最初におかしいなって思ったのは光彦が何人もゲームのキャラになった時さ」

コナン「その時に思ったんだ、ひょっとしたら博士は光彦の量産化に成功したんじゃないかってね」

コナン「それに、このゲームの題名、考えてみろよ」

灰原「スーパー光彦ブラザーズ…!まさか…!」

コナン「そう、ブラザーズとは分身のことだったんだ」

コナン「この装置は単にスマブラで遊ぶ物じゃない」

コナン「スマブラと連動させて光彦の分身で遊ぶものだったんだ」
灰原「…ふん…気付いてたなら途中で教えてくれたって良いじゃないの」

コナン「わりーわりー、途中で光彦ぼこんのに夢中になっちまってさ」

灰原「ま、今回は許してあげるわ」

灰原「こんなに素敵な景色が見れたんですもの」





終わり

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