男「ひと夏の過ち」 (17)

男「・・・」

最後の小学生の夏休みが終わった

友「・・・」

今日から久々の小学校だ

男「・・・」

友「・・・」

男「お、おはよう」

友「・・・おはよう」

男「・・・」

友「・・・どこ見てんだよ。早く行くぞ」

男「あ、ああ」

あの日から俺達の間には気まずい空気が流れている

それはひと夏の過ちから生まれた関係

(一週間前)

男「うわー、人少ねぇなー!」

友「当たり前だ。もうすぐ秋だからな」

二人は海に来ていた

男「俺達以外誰もいねぇと思ってたんだがな・・・もうすぐ秋だから」

友「みんな俺達と同じこと思ってたんじゃね?」

男「成る程!」

友「そんなことより早く泳ごうぜ!」

女「あら、奇遇ですね」

男「あ、クラスメートの女子だ(ほとんど話したことないけど)」

男「お前も泳ぎに来たのか?」

女「私は海を眺めに来ましたの」

友「見るだけかよ。面白ぇのか?」

女「広大な海を眺めながら潮騒を聞くと心が癒されますの」

友「だから水着じゃねぇのか」

女「・・・」

友「何だよ」

女「その格好・・・さっきから気になっていたのですが」

友「俺の水着に何かついてるのか?」

女「何で女子が男子用の水着をはいてるんですの?」

友「駄目なのか?」

女「あなた、恥ずかしくないんですの?上半身が丸見えなんですのよ?」

友「俺の裸なんか誰が見るんだよwお前もそう思うだろw」

男「ああ、全然興奮しねぇぜ!昔からお前のことは男子だと思ってるからな!今日も着替えるとき一緒だったぞ!」

女「えぇ・・・」

友「見ろよこの小さなおっぱい!男とあまり変わらねぇだろ!」

男「ああ・・・ん?」

友「どうした?」

男「・・・」

友「・・・おーい」

女「・・・いつまで女子の胸をガン見してるんですの?」

男「ハッ!ご、ごめん!(よく見ると膨らんでる)」

女「やらしーですの」

友「・・・」

(夜)

男「ぐーぐー」

友「・・・」

二人は海の近くにある旅館に泊まった
※友は男湯に入った

友「(俺の胸をガン見してた時のこいつの目・・・思い出すと眠れねぇぜ)」

男「ん、ん~」

友「(それより気になったのはアレだ)」

男「・・・」

友「(こいつ、俺の胸を見て勃)」

モミモミ

友「(起して)えっ?」

男「ハアハア」

モミモミ

友「(嘘だろ・・・こいつ)」

男「()ハアハア」

モミモミモミモミ

友「(勃起したあそこをけつに押し当てながら俺の胸揉んでる!)や、止めろ!」

男「?!」ビクッ

友「・・・」

男「・・・ごめん」

友「・・・」

(一週間後)

男「・・・」

友「・・・」

男「お、おはよう(マジかよ)」

友「・・・おはよう(マジかよ)」

男「(こいつがスカートをはいてるだと!?)」

友「(俺のスカートを見て勃起しやがった)どこ見てんだよ。早く行くぞ」

男「あ、ああ」

男「・・・」

友「・・・」

男「(何であんなことがあったのにスカートをはいたんだ!?今まで一度もはいたことなかったのに!?)」

男「(あの日から俺はこいつを女子として見てしまう・・・)」

男「(そんな奴がスカートはいたら・・・)」

男「(興奮してまた同じ過ちを犯してしまうかもしれない!それだけは絶対あかん!)ハアハア」

男「・・・」

友「・・・」

友「(何で俺のスカートを見ただけで勃起するんだよ)」

友「(裸を見ても何とも思わなかったのに・・・)」

友「(分からねぇ・・・こいつのことも・・・自分のことも・・・)」

友「(胸を揉まれた日から俺はこいつから女子として見てほしいと思ってしまう・・・)」

友「(おかしくなっちまったぞ・・・お前のせいだ)おい」

男「どうした?」

友「・・・」

ペラッ

男「えっ?」ドキッ

友「み、見ろよ・・・」ドキドキ

男「な、何で自分のスカートめくってるんだよ!?」ドキドキ

友「な、何でパンツ見ただけで顔赤くなってんだよ!俺の裸何度も見てるだろ!(何でドキドキしてんだ俺!)」ドキドキ

男「・・・お、お前もおかしくなっちまったのか?」ドキドキ

友「・・・ああ、そうだよ」ドキドキ

男「・・・」

友「・・・」

男「い、いつまでパンツ見せてんだよ」

友「お、お前もいつまで勃起してんだよ」

男「おしっこを出せばすぐ戻るから・・・」ボロン

友「おまっ///俺の前でちんこ出すなよ///」

男「嫌なら見るなよ・・・(俺のちんこ何度も見てるだろ)」

友「・・・待て///」

男「えっ?」

突然目の前でヤンキー座りをする友

友「俺はお前にパンツ見せたんだからお前もちんこ見せろ///」

男「(俺のちんこの前にパンツ丸見えの女子の顔が///)」

友「・・・勃起って」

男「?」

友「ちんこが目の前の女を孕ませたいって言ってるんだよな?」

男「えっ?///」

友「つ、つまり俺のこと・・・」

パクッ

男「?!」

友「うぇお、うぇお」

男「(これはフェラチオ!///絶対に妊娠しないエッチ!///初めて本物を見た!///それを・・・)ハアハア」

友「うぇお、あむっ、もあん」

男「(今まで男子だと思ってた女子がやってる!///)あ、あっ!」

友「(臭いのに嫌じゃない)」

男「ハアハア」

友「(す・・・)」

男「ハアハアハアハア」

友「(好きな男だからか?///俺はこいつに恋してるのか?///)」

男「ウッ出る」

友「(こ、これが恋)ブフォ(なのか?)」

男「フウ・・・」

友「・・・」ゴックン

男「の、飲んだのか?俺の精液・・・」

友「す、好きな奴の・・・だから///」ボソッ

男「えっ?」

友「そ、そんなことより早く学校行くぞ///」タッタッタッ

男「ま、待て!(す、好きって言った?///聞き間違いじゃねぇよな///)」タッタッタッ

このあと二人は放課後、誰もいない教室で初体験をする

それはひと夏の過ちから生まれた関係

小さな恋の物語

おしまい

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