･:*:･ﾟ'★,｡･:*:･ﾟ'☆･:ﾎﾜﾝﾎﾜﾝ



ｺﾈｺﾈ

肇「できました。これが芳乃さんをイメージして作った土偶になります！」

芳乃「ほー」





芳乃「私ー、このように平らなぼでぃではないのでしてー」ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ

肇（怒るのそこですか！？）

芳乃「よろしいー、私がこの土偶に命を吹き込みましてー」

肇「え？！そんなことできるんですか？？」





芳乃「よしのんぱわー、ふるどらいぶ！」

芳乃「う゛ぁりあぶるふぉーめーしょん、れっつぼるといん！」

肇「まってちがう」

ﾄｺﾄｺ



肇「わぁ、動き出しましたよ」

芳乃「いかがでしてー」





ぷちよしの『ワタシ、ヨシノン。イマ、アナタノウシロニイルノ』

モバP（以下P）「うお！悪魔二号か？！」



芳乃「悪魔ではないのでしてー」ｼｭﾝ

肇「芳乃さん……」ｵﾛｵﾛ

･:*:･ﾟ'★,｡･:*:･ﾟ'☆･:ﾎﾜﾝﾎﾜﾝ



由愛「というのを……わ、私の絵にもやって欲しいんです……」

芳乃「ほー。ではー、お供えに栗ようかんなどー」

由愛「あ、はい！」





雪美「価値……？」

杏「芋ようかんなあの特撮を真似たかな？」

由愛「買ってきました！」

芳乃「ほー。それではー、絵の方をー」

由愛「は、はい！」





智絵里「これって……」

千枝「バースデーケーキ……ですね？」

雪美「由愛……誕生日……？」

杏「あれ？なら、かな子ちゃんや愛梨とかに頼んだらいいんじゃない？」

由愛「そ、それが……その……」

みんな『？』

――少し前



由愛「♪今日は私の誕生日だから～」

由愛「♪ケーキにプレゼント、あるといいな～」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

由愛「？」

由愛「ここ……給湯室？」

ありす「今日は由愛さんの誕生日です！」

ありす「でらますも終わりますし、ここは私特製のいちごパスタを食べてもらうべきです！」

ありす「皆さんに味見をしてもらった所、とても好評でしたから大丈夫です！」



かな子「」ｷｭｰ

愛梨「」ｷｭｰ

柚「」ｷｭｰ





由愛「はわわわ……」

由愛「ど、どうしよう……私、まだ生きていたいよ……」

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

由愛「え……？」



ペロ「にゃあ～」（任せろ）

ハナコ「ワンワン」（ここはうちらの出番やで）

アッキー「クゥーン」（人間の幸せを願うのがペットの定めではないのか？）

ブリッツェン「ぶもー」（とりあえずイチゴだけでもなんとかしてくるわさ）

ヒョウくん（安心して待ってて）



由愛「え、えっと……」

ﾜﾝﾜﾝ

ﾆｬｰﾆｬｰ

ｱ､ﾁｮｯﾄ｡ｲﾁｺﾞ､ｲﾁｺﾞﾊﾀﾞﾒﾃﾞｽ

ﾌﾞﾓｰ

ｸｩｰﾝ





由愛（みんな……ありがとう……）

由愛（あ、でも、結局ケーキがないんだよね……）

――冒頭に戻る

由愛「というわけなんです」

芳乃「それはそれはー、災難でしたねー」

芳乃「しかしー」

由愛「え……ダメなんでしょうか？」



芳乃「由愛の最も信頼し、親愛なる者がおりましてー」

由愛「え？」

ｶﾞﾁｬ

P「よっ」



みんな『プロデューサーさん！？』

P「そういう時は普通に俺を頼ってくれていいんだからな」

由愛「でも……急がしそうだったから……」

P「アイドルがプロデューサーに気を使ってどうする。仕事を持ってくるだけじゃなく、アイドルの笑顔を守るのもプロデューサーのやることだ」

杏「それなら『今月の有休な休みはもう一回しかないぞ』ちぇー」

智絵里「もーっ、杏ちゃんってば……」

由愛「ふふっ」

P「じゃあ、ろうそくをつけるから由愛は消してくれよ」

由愛「はいっ！」

由愛（やっぱりPさんは素敵……）

由愛（そして……）

由愛（胸の奥がキュッってなるぐらい……）

由愛（好きです……）

由愛（まだまだ子どもだけど、頑張って大人になっていきますから……）



由愛（いつか……Pさんの隣に相応しい女性になりたいな……）

由愛（神様……よろしくお願いします）




芳乃（ほー。その願いはー、この依田芳乃が叶えましてー）

由愛（芳乃さん？！）

芳乃（な･い･し･ょ……でしてー？）

由愛（あ……）



由愛（はいっ！）



はぴばー、成宮由愛ちゃん