【安価・コンマ】エロモンスターダンジョンクエスト・3 (675)



 夜。周りが寝静まった拠点の中で、カツラギは一人目を覚ました。毛布をどけて起き上がると、足音を忍ばせて外へ…



セラ「どこいくの?」



カツラギ「うおっ!? …何だ、起きてたのか」

セラ「ん。…おさんぽ? いきたい!」

カツラギ「仕方ないな…」

 夜の山岳は、幼い少女には危険だが、彼女は例外だ。セラを連れて、拠点を抜け出した。

【名前】カツラギ
【ランク】4
【種族】人間
【性別】男
【容姿】黒髪を短く刈り込んだ中肉中背の男
【能力】
『獣身術』動物に変身できる。強い精神力がなければ動物の肉体に魂を奪われる、危険かつ高度な魔術
『付与魔術』手にしたものや身体の一部に属性を付与できる
【所持品】
『丈夫な服』長旅に耐えられる丈夫なジャケットとズボン
『財布』硬貨を入れる革袋。ちょっと心もとない


【名前】パペマ
【ランク】4
【種族】人間
【性別】女
【容姿】灰色髪のロングでメカクレ。小柄だがかなりの巨乳。
【能力】
『傀儡術』周囲の生物ではないものを人型に固めて動かせる。大きさは3mくらいまで可能。
【所持品】
『ゴーレムの核Lv.7』呪文の刻まれた石。宙に投げるだけで瞬時にゴーレムを形成できる
『ゴーレム武装の核』使用者の身体にゴーレムの一部を装備させることができる
『輝く杖』柔らかい木と木材でできた杖。攻撃には向かないが、所持者の身を守り、回復術の効果を高める


【名前】セラ
【ランク】3
【種族】竜人
【性別】女
【容姿】緑髪のポニーテールに虹色に輝く瞳の少女。簡素なスカートと貫頭衣を着ている
【能力】
『変身』竜の姿に戻る。詳細不明
【所持品】
『宝石の冠』頭より幅のある冠
『宝石の首飾り』宝石を金の鎖で繋いだ豪奢な首飾り
『宝石の枷』宝石の埋め込まれた鉄の腕と足輪


【名前】エリーゼ
【ランク】3
【種族】人間
【性別】女
【容姿】赤毛を2つのお下げに結って眼鏡を掛けた、痩身の少女
【能力】
『調合術』魔術的な作用を持つ薬を調合する知識、技術
『元素術』四元素を意のままに操る魔術。飛ばして攻撃したり、設置して罠にしたり汎用性が高い
『回復術』体力を回復し、怪我を修復する魔術
『飛行術』空を飛ぶ魔術。彼女の場合、何の変哲も無い箒を触媒に用いる。
【所持品】
『とんがり帽子』魔女のトレードマーク
『箒』飛行術の触媒に用いる、普通の箒
『麻のローブ』アスモダイの巫女を志す者が着る、粗末なローブ。内側がちくちくする。
『薬品ベルト』魔法薬を詰めた瓶を差した、太腿のベルト。



セラ「カツラギ、よくおさんぽするの?」

カツラギ「まあな」

セラ「えー、ずるい! セラもいきたかった!」

カツラギ「夜のダンジョンは危険だからな…」



安価下コンマ
01    嵐
02~10 瀕死のハーピィ
11~30 犬
31~70 特に何も起こらない
71~90 いつもの
91~99 いつもの+
   00 半竜



セラ「…なにも出ないね」トコトコ

カツラギ「…そういうこともある」スタスタ



安価下1~3でコンマ最大 散歩中の出来事、行動



カツラギ「…実際、俺たちの仲間になって、どうだった?」

セラ「たのしいよ!」

カツラギ「そうか。…何か、隠してることでもあるんじゃないか?」

セラ「?」

 きょとんとするセラ。カツラギは、「例えば…」と、彼女の被る冠を指さした。

カツラギ「それ。実は、どっかの王族とか…その、手足のもやたら豪華だし」

セラ「これ? ほしかったらあげる…」グイ

 そう言って、頭の冠を両手で掴む。が

セラ「んーっ、と、とれない」プルプル

カツラギ「か、身体の一部だったのかよ…」

セラ「…ふぅ。でも、かくしごとっていわれたら…」



安価下コンマ
01~20 ないよ
21~80 ほんとうは…
81~99 じつは…
   00

セラ「…ほんとうは、おぼえてるの」

カツラギ「もしかして…帰り道」

セラ「」コクン

カツラギ「どうして、帰らないんだ?」

セラ「こっちがいい」

 即答するセラ。

カツラギ「…なら、任せるぜ」



エリーゼ「おはようございます」

カツラギ「ん…もう朝か」

パペマ「ギルド、行くの?」

カツラギ「そうだな…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注(日雇い限定)

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥エリーゼに授業

⑦その他要記述

ねる



 結局、朝はギルドに行かず、街をぶらつくことにした。

カツラギ「考えてみたら、ここは物価が高いんだよな。外なら、金貨一枚あればこの人数でも1週間は暮らせるぜ」

エリーゼ「長くダンジョンに住んでいたので、外がどうだったかも思い出せません…」

セラ「どんなところかな?」

パペマ「…」



安価下1~3でコンマ最大 行動、出来事



パペマ「…結局、ギルドに来た」

カツラギ「船代のこと考えてなかった…」



案内役「クエストは早い者勝ちだよ! 依頼書を取ったら___」



安価下 どうする?
①『本日限定 船室の掃除』

②『本日限定 食料の積み込み』

③『本日限定 物資の積み込み(重量物中心)』



カツラギ「よろしく」

 差し出したのは『本日限定 船室の掃除』の依頼書。案内役はそれを受け取ると、判を押して一角を破いて渡した。

案内役「…あのお嬢ちゃんから聞いたぜ。街を出るそうだな」

カツラギ「ちょっとだけだよ」

案内役「街を出るなら、ギルドにバッジを返納しておくんだぞ。クエスト完了の時に言われるだろうから、心配は無いだろうが」

パペマ「え、ギルド抜けちゃう?」

案内役「街から出ている間だけだ。帰ってきたら返却する」



 港にたどり着いて、一行は馬車から降りた。

「掃除係はこっちだ! 場所を割り振るぞ!」

 声を張り上げる水夫のもとへ向かう。

カツラギ「よう。久しぶりだな」

「あん? 覚えてねえよ。…お前らは掃除か。随分と、小綺麗な娘ばっかりだな」

カツラギ「だろ? 重い荷物運びよりは、こっちが良いと思ってな」

「へっ、せいぜい働けよ。お前らの受け持ちは…」



安価下コンマ
01~40 甲板
41~70 食堂
71~90 客室
91~99 一等客室
   00 何だここ?

「甲板に行ってくれ。まだまだ人手が足りねえからな」



カツラギ「これ、今日中に終わるのかよ…」ゴシゴシ

エリーゼ「ふうっ…ふうっ…」ゴシゴシ

 広い甲板を、ヤシの実のたわしで擦る。カツラギたちの他にも、何人か掃除をしているが、確かに広い。まるで人手が足りていない。

パペマ「腕痛い…」

セラ「つまんない…」ゴシゴシ





安価下コンマ
01~05 あっ、セラ!
05~60 なんとか終わった
61~90 お前もいたのか
91~99 何でここに?
   00 何でここに!?

 とは言え、それはあの水夫も分かっているようで、カツラギがひいひい言いながら掃除している間にも、次々と追加の人員が送り込まれていった。
 その中には、見知った顔もあった。

カツラギ「…お」



レイン「失礼します…あっ」



 そこにいたのは、かつてロゼッタと一緒に行動していたレイン。今は一人でいるようだ。

カツラギ「久しぶりだな。あんたも来てたのか」

レイン「はい…少し前に、参加していたパーティが解散してしまい」

カツラギ「じゃ、今フリーなんだな」

パペマ「? …えっと」

 近寄ってきたパペマが、レインの顔を見て思い出そうと考え込む。カツラギが「レインだよ」と教えると、レインが不意に言った。

レイン「あの…良ければ、カツラギさんのパーティに」

エリーゼ「お知り合いですか? …すみません、明日私たち、街を出発するんです」

レイン「そ、そうですか…」

 レインは残念そうな顔をした。



 日が沈む前に、どうにか掃除を終えることができた。

カツラギ「あー、くたびれた…」

パペマ「」

セラ「」

エリーゼ「後はギルドに戻って、それからご飯ですね…」



受付嬢「…はい、確認しました。お疲れさまでした」

 カツラギが持ってきた紙片とギルドに保管されている依頼書を合わせ、更に紙片に水夫のサインがあることを確認すると、受付嬢は頷いた。

受付嬢「報酬は銀貨10枚です。それから」

カツラギ「ああ」

 カツラギは頷くと、バッジをカウンターに置いた。パペマたちも、それに倣う。

受付嬢「はい、バッジはお預かりします。街に戻られた際にお返ししますね」



パペマ「お腹すいた」

セラ「おなかすいた!」

エリーゼ「腕も疲れました…食事にしましょう、先生」

カツラギ「ああ、飯だ飯…」



①食堂へ

②屋台村へ

③その他要記述

書き忘れてたけど安価下でいいや



レイン「お誘いいただき、ありがとうございます…」

セラ「おねえちゃん、だれ?」

レイン「あ、レインです…」

カツラギ「前に何回か、世話になったんだ」

 レインも加えて、5人で屋台街にやってきた。

パペマ「ご飯、ご飯…」

カツラギ「後、酒だ…」



安価下1~3 屋台で何を食べる? それっぽいのを挙げて

ねる
玉せんって調べたら名古屋の料理なんか…>>1の地元には無い



エリーゼ「あの、先生…それは?」

カツラギ「音速ダチョウのたません(スペシャル)だと。何でか知らないが、懐かしい匂いがするんで買ってきた」

セラ「セラのもあるよ!」

ツカツカツカ

パペマ「お鍋、気をつけて」ドンッ

カツラギ「うおっ!? …白菜と、豚肉の重ね煮か。美味そうだな…」

 カツラギは、たませんと一緒に買ってきた冷茶のようなものを呷った。

カツラギ「っ、思ったより強い…」



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事



レイン「ふぅ…」

カツラギ「…ところで、俺たちのパーティに入りたいって言ってたよな」

レイン「! その、少しでも知った方のいるところが良いかと…無理にとは言いませんが。明日、街を出られるようですし…」

パペマ「別に、ずっといなくなるわけじゃない」

カツラギ「ああ。ちょいと人探ししたら、すぐに戻ってくる。そしたら、パーティに入れてもいいぜ」

レイン「! 本当ですか でしたら」

カツラギ「街を出ると言っても、ミリィや他のメンバーは残るんだ。だからそっちと合流して、良かったら拠点の増築も頼めるか?」

レイン「拠点…」

エリーゼ「ダンジョンの浅層に、家があるんです」

レイン「わ、分かりました…できる限り、やってみます」



カツラギ「うー…」ヨロヨロ

 お茶のような酒が、思いの外強かった。ふらふらと歩くカツラギを、エリーゼが心配そうに見ている。

エリーゼ「あの…大丈夫ですか?」

パペマ「掴まって」ヒシ

 ゴーレムの腕を装備したパペマが、カツラギの腕を取って支える。

セラ「あした…ふねにのるんだね!」

カツラギ「ああ、そうだな…うっぷ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④メンバーに夜這い(一人併記 セラは判定あり)

⑤その他、要記述



カツラギ「流石に寝る…おやすみ…」



安価下コンマ
01~50 翌朝
51~70 「ただいま~」
71~90 パペマ
91~99 どこから入ってきた!?
   00 竜



チュン チュン

カツラギ「…朝か」

エリーゼ「港に行きましょう。チケットも買わないと」

カツラギ「ああ…頭もスッキリした」

パペマ「早く行こ」

セラ「いこー!」



「滝壺の町へは、一人につき銀貨15枚です」

カツラギ「…昨日の報酬で、一人分も買えないのかよ?」

「こちらは一般船室の値段になります。2等船室は50枚、1等船室は金貨1枚」

カツラギ「待て待て待て、それはどう違うんだ?」

「一般船室は、3段ベッドをご利用いただきます。2等船室は、1部屋に2段ベッドを2台設置しております。1等船室は、ベッド付きの個室となります」

カツラギ「…どうする?」



安価下 どうする?
①一般船室で

②2等船室で

③1等船室で



カツラギ「…マジで3段ベッドの1段だけか」

 結局、一番安い一般船室に落ち着いた。3段とは言えベッドがあると言えば聞こえは良いが、要は狭い部屋に可能な限り客を押し込むための手段に過ぎない。質感は、ギルドの宿屋と似たりよったりだ。

パペマ「ここにする」

セラ「いちばんうえ!」

エリーゼ「場所は確保しましたし、甲板に出てみませんか? そろそろ出港ですよ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①甲板を散策

②船内を散策

③エリーゼに授業

④その他要記述

ねます

カツラギ「まずは船内に、何があるか調べておこう」



 出港の直前に分かったことだが、この船旅は1週間程度はかかるらしい。大きな船体に、多くの食料や物資を積み込んでいたのも長旅になるからであった。

パペマ「食堂はここ…」

エリーゼ「ラウンジがありますね。日中は甲板か、ここで過ごすのが良さそうです」

セラ「海の上なら、飛んでもいいかな?」

カツラギ「よせ、目立って大変なことになるぞ…」



安価下コンマ
01~10 パペマ「…うぷ」
11~30 特に何も起こらない
31~50 カツラギ「酒場もあるぞ」
51~70 カツラギ「カジノもあるぞ」
71~80 セラ「ここ、なにー?」
81~90 何でここに?
91~00 何でここに!?



カツラギ「…まあ、こんなもんか」

 一通り見終えると、一行はラウンジに落ち着いた。1等船室や、2等船室を貸し切っている者は自分の部屋で過ごすのだろうが、一般船室の客たちは自然とここに集まってくる。

エリーゼ「それにしても…揺れますね」

カツラギ「酔う奴はいないか?」

パペマ「なんとか…」

エリーゼ「箒の方が揺れるので」

セラ「うみは、きたことあるよ!」

カツラギ「そりゃ何よりだ。俺も、船にはたまに乗ってたからな…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①甲板を散策

②早いけど飯にするか

③エリーゼに授業

④その他要記述

3つ取らないほうが良さそうかな?



 今度は甲板に上がってみた。

セラ「わー、かぜがつよーい!」

エリーゼ「きゃっ!」バッ

 帽子が飛ばされそうになり、慌てて手で抑えるエリーゼ。パペマは、一面板敷きの甲板を見回し、ぼやいた。

パペマ「土、無い…」

カツラギ「船でゴーレムは無理だな」

 高いマストに、巨大な帆のはためく船は、一面の海原に波を広げて進んでいく。涼みに来た他の客も、海や膨らむ帆を眺めている。



安価下コンマ
01~10 雨が降ってきた
11~30 大きく揺れた
31~60 特に何も起こらない
61~70 エリーゼ「あっ」
71~80 風が冷たくて…
81~90 あれ? 何でここに
91~99 何か飛んできたぞ
   00 何か飛んできたぞ!?

カツラギ「…マジで風が強いな」

エリーゼ「それに、結構冷た…」

 空は晴れているが、風は冷たい。海で冷やされでもするのだろうか…



安価下
①パペマ

②セラ

③エリーゼ

セラ「」プルッ

パペマ「セラ?」

セラ「…」キョロキョロ

カツラギ「どうした?」

 すると、セラはそわそわと足踏みしながら、カツラギを見上げて言った。

セラ「おしっこ、おしっこ、ゆかにおしっこしたら、ミリィおねえちゃん、おこる…」

カツラギ「あー…」

 長年ダンジョンで暮らしてきたセラには、トイレの概念が無いようだ。幸い、ミリィが最低限の常識は教えていたようだが…

カツラギ「トイレは…あれか」

 甲板の後端に、不自然に建てられた背の低い小屋のようなものがある。結局海に直接流れることに変わりは無いが、人目を避けることはできる。

セラ「おしっこ、おしっこ…」モジモジ



安価下 どうする?
①トイレに連れて行く

②海に向かってしちゃえ

③その他要記述

ここでくぎる

カツラギ「もうちょっと我慢しろ!」

 カツラギはセラを甲板の後ろまで引っ張ると、空いている小屋を探して入った。
 小屋は船からせり出すように建っていて、案の定床には穴が空いているだけだった。穴のはるか下は、そのまま海だ。

カツラギ「ほら、この穴なら大丈夫だ」

セラ「おしっこ、おしっこ…」

 セラは服をたくし上げ、穴の上にしゃがみこんだ。

セラ「ん…ぅ」プル シュィー…



 日が傾いてきた。甲板から人が少なくなってきたのは、食事にでも向かっているのだろう。

カツラギ「混む前に、飯にするか」

パペマ「何があるかな」

カツラギ「あんまり期待できなそうだがな…」

 予想通り、食堂に入ると真っ先にメニューの書かれた看板が目に入った。どうやら日替わりで提供される料理が決まっているらしく、今日は『乾燥じゃがいもと干し肉のシチュー』『圧縮パン』らしい。カウンターで料理を受け取ると、何とか空いているテーブルを探して腰を下ろした。

カツラギ「やれやれ、ギルド食堂より多少はマシってとこか」

セラ「いただきまーす」ガブ

エリーゼ「ギルド食堂って、そんなにひどいんですか…?」

パペマ「…」モソ モソ



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事



エリーゼ「…ところで、目的地の『滝壺の町』とは、どのようなところなのでしょうか?」

カツラギ「話には聞いたことがあるな。絶壁の下、丁度滝壺を囲むように作られた、殆ど秘境の町らしい」

パペマ「ギルドから、わざわざそこに?」

カツラギ「というより、そんな所でないと船を泊められないんだろ。変な神を崇める街から来た、得体の知れない連中なんて、大抵の都市じゃお断りだろうよ」

セラ「…」

 スプーンを止めて黙り込むセラに気付いたのか、エリーゼが慌てて話を続けた。

エリーゼ「も、モンスターなどは出るのでしょうか?」

カツラギ「さあな。だが、ダンジョンほど色々はいないだろうよ。あそこは、何もかもおかしい」

パペマ「船の上は、大丈夫かな…?」

 ゴーレムが使えないパペマが、心配そうに呟く。

カツラギ「乗ってた船が、海賊に襲われたことならあるぜ」

エリーゼ「海賊!?」

セラ「かいぞく?」

パペマ「むぅ…」



セラ「ふぁ…おやすみ…」

 狭い3段ベッドの一番上に潜り込み、セラは眠りについた。

エリーゼ「この生活が、1週間…少し長いですね」

カツラギ「ぶらぶらして、飯食って、寝てりゃ、あっという間だ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④酒場へ(一人 or 連れて行くメンバー併記)

⑤その他、要記述

カツラギ「…だが、この時間を使ってできることがあるな」

エリーゼ「! よろしくお願いします!」



安価下 何を教える?
①獣身術の実践

②獣身術のコツ

③獣身術の歴史

④その他要記述

カツラギ「じゃあ、お待ちかねの実践とい…」



鹿「…」



 いつの間にかエリーゼの姿が消え、そこには一頭の鹿が佇んでいた。
 と思うや、その体が消え、またエリーゼが現れた。

エリーゼ「…いかがでしょうか」

カツラギ「原理教えただけで、実践まで辿り着いたか…いや、まあそれくらいやるかもとは思っていたが…」

エリーゼ「ダンジョンや、街中で見た動物には一通り変身できました。その…『欲求』にも、今のところ勝てています」

カツラギ「一個覚えれば、後は全部同じだからな。だが、今後は俺のいるところで頼むぞ」

エリーゼ「はい、すみませんでした。…先生は、陸上生物だけでなく、海の生物にも変身していました。あれは」

カツラギ「簡単さ。俺の故郷は島国で、ちょっと歩けば海だった。市場に行けば、魚もタコも、もっとおぞましい生き物も、食い物としていくらでも売られてた」

エリーゼ「では、種類を増やすには様々な生物に触れるしかないのですね」

カツラギ「そうだ。聞いただけの生物に、勘で変身した日には、最悪生命樹の途中で引っ掛かって戻れなくなる」

エリーゼ「分かりました」



カツラギ「…んっ」ムクリ

カツラギ「いだっ」ゴンッ

 いつものように起き上がったカツラギは、ベッドの上の段に頭をぶつけて呻いた。

エリーゼ「おはようございます、先生…」ゴシゴシ

セラ「おさんぽしよ、おさんぽ!」

カツラギ「朝から元気だな…」

パペマ「すぅ…」スヤスヤ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①甲板を散策

②船内を散策

③エリーゼに授業

④その他要記述



セラ「…」ボー

 珍しくセラが静かに、海を眺めている。甲板の縁に立っていると、時折海鳥が飛んでくる。餌をやる客もいるようだ。


安価下コンマ
01~10 フンをかけられた
11~30 揺れた
41~60 特に何も起こらない
61~80 釣りもできるのか
81~90 船上販売だって
91~99 あれ、何でここに?
   00 ちょっとだけ



カツラギ「…平和だな」

エリーゼ「そうですね…海賊も、来ないようで」

パペマ「ふぁ…」


安価下1~3でコンマ最大 甲板での出来事、行動(〇〇と遭遇は無し)

よく考えたら船って食うか寝るか釣りくらいしかすることないな
もうしばらく散策する

セラに海の何に興味があるのか聞いてみる

このコンマが奇数で>>85、偶数で>>86

カツラギ「もうちょっと歩くか」



安価下
   01 髑髏の旗
02~30 しけてきた
31~40 酔った客に絡まれた
41~60 やっぱり何も起こらない
61~80 イルカが泳いでる
81~99 クジラも泳いでる
   00    も泳いでる



 だんだん、空が曇ってきた。海面に白い波が立ち、船の揺れが大きくなってくる。

パペマ「怖い…」ギュ

カツラギ「ちょいと、海が荒れてきたな…中に入ろう」

セラ「くんくん…あめもふりそうだよ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①ラウンジで時間を潰す

②早いけど飯にするか

③エリーゼに授業

④その他要記述



 降り出しそうな甲板から逃れ、ラウンジに来た。他の客も、外から集まってきているようで、それなりに広いラウンジでも人の熱で蒸し暑く感じるようになってきた。

セラ「むぅ…」ムスッ

 外に出られなくなって、セラはややご機嫌斜めのようだ。
 ぐらり、船が揺れた。



安価下コンマ
01~10 パペマ「おえっ」
11~30 雷だ!
31~60 特に何も起こらない
61~70 パペマ「おしっこ…」
71~80 セラ「おしっこ!」
81~90 エリーゼ「あの…」
91~00 ↑1~3

 突然、窓の外が一瞬明るくなった。と思うや、轟音が船中に鳴り響いた。

パペマ「っっっ~~~」ガタガタガタ

セラ「かみなり!」

エリーゼ「っ! ち、近いですね…」

カツラギ「ああ、マストに落ちたら燃えるかもな」

パペマ「!!???!?」ビクゥゥッ

 竦み上がるパペマ。

エリーゼ「先生、驚かしすぎです!」

カツラギ「ごめんごめん。流石に直撃するほど近くは無いと思うぜ?」

パペマ「~~~…」ウルウル



 幸い、船が炎上することはなく、一行は無事に食堂に辿り着いた。

カツラギ「今日のメニューは…『鶏足の香草焼き』『圧縮パン』か…」

 料理を受け取り、席に座る。品数は寂しいが、熱い肉料理はありがたい。カツラギは、胡椒とハーブをまぶした鶏肉にかぶりついた。



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事(特定の人物と遭遇は無し)

neru



カツラギ「しっかし、このパンだけでもどうにかならねえかな…」

 言いかけたその時、突然船体が激しく揺れた。

パペマ「!?」ビクッ

カツラギ「何だ何だ、でかい波でも来たか」

 他の乗客もざわついている。
 次の瞬間、再び船が揺れた。同時に、一人の船員が食堂に駆け込んできて、叫んだ。



「モンスターが出た! 戦えるやつはいるか!」



カツラギ「…マジ?」

エリーゼ「せ、先生!」

パペマ「パペマ、むり…」ガタガタガタ

カツラギ「パペマは隠れてろ。エリーゼ、あー…」

セラ「セラもいく!」

カツラギ「…じゃ行くぞ!」

 3人は立ち上がり、甲板へ向かった。



 甲板には銛を持った水夫たちが列をなして、海面を睨んでいた。一緒に上がってきた乗客たちに掻き消されないよう、カツラギは声を張り上げた。

カツラギ「おい、何が出た!?」



安価下コンマ
01~40 ヨロイマグロの群れ
41~70 ネードシャーク
71~99 大王タコ
   00 幽霊船

「大王タコだ! こんなデカいのは、初めて見る!」

 指差す先で、長い触手が水面を叩いた。巨大な頭が水上に浮き上がったと思うや、突然強い水流が船を襲った。

カツラギ「うわっ! さっきの揺れは、こいつか」

「口から水を吐いてくるんだ。それで船をひっくり返して、俺たちを喰っちまおうってわけだ」

エリーゼ「追い払うか、倒さないと…」

セラ「…たべちゃおうか?」

カツラギ「馬鹿言え…いや、馬鹿じゃないな…」

 セラを信じるなら、竜に変身してタコを倒せるかも知れない。だが、追い払うくらいならエリーゼでもできるかも…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「…分かった。俺が奴の気を引く。その隙に、銛なり魔術なりで攻撃しろ」

「気を引くって、あんた一人で? どうやって」

カツラギ「こうするのさ」

 そう言うとカツラギは、突然甲板を走り海へ飛び込んだ。と思うや、その体が巨大なウツボに変化し、そのまま滑らかに海中へと潜り込んでいった。







 荒れる海を、泳いで進む。巨大なタコの姿が、遠くからもはっきり分かる。カツラギは身体をくねらせて接近すると、うねる触手の一本に噛み付いた。



安価下コンマ
   01 喰った
02~40 捕まった
41~70 まるで気付いてない
71~99 追い払った
00    倒した

 しかし、相手は船すら呑み込む巨大タコ。大きめとは言え、自然に存在しうるサイズにしか変身できないカツラギでは、いくら噛み付いても注意一つ逸らすことができない。

ウツボカツラギ(くそっ、このままじゃ先に船がひっくり返る…)



安価下1~3でコンマ最大 どうする?



 船に引き返すと、猿に変身して甲板によじ登り、再び人間に戻った。

エリーゼ「先生! どうでしたか」

カツラギ「駄目だ、あいつデカすぎて、ウツボ一匹じゃ話にならねえ…」

 言いながらカツラギは、ふと思いついて言った。

カツラギ「そうだ、水は出せるか? 真水は」

エリーゼ「できますけど、ここからじゃ届かないかも…」

カツラギ「なら…」

 その時、再び船が大きく揺れた。殆ど真横になろうかという勢いで揺れ、水夫が叫んだ。

「左舷に固まれー! ひっくり返るぞー!」

カツラギ「くそっ、時間がない…!」



安価下 どうする?
①タコの近くまでエリーゼを連れて行く

②別の作戦を考える

よく考えたら、エリーゼって箒に乗って飛べたわ(阿呆)



カツラギ「だったら飛んで近付くぞ。俺が囮になるから、その隙に近付くんだ」

 そう言うとカツラギは、今度はカモメに変身して飛び出した。

エリーゼ「あっ、先生! …はあっ!」

 エリーゼは箒に跨ると、空高く飛び上がった。そのまま、白い翼を追ってタコに接近する。
 大王タコは、接近してくるカモメに気付くと、触手で振り落とそうとした。すかさず今度はトンボに変身し、方向転換して躱す。

エリーゼ「先生、どいていてください…はああっ!!」

 エリーゼは両手を突き出すと、タコの頭部めがけて激しい水流を飛ばした。



安価下コンマ
01~05 叩き落された
06~80 逃げた
81~00 倒せた

中途半端だけどくぎる

 タコは、真水に晒されると即死する。彼らは体内の塩分調整機能が弱く、塩分を含まない水を浴びると適応できなくなるのだ。
 エリーゼが放った水を受け止めた触手は、瞬く間に色が変わり、やがて真っ白になって海面に力なく浮かんだ。

エリーゼ「効いてる! これなら…」

 カツラギが、今度はカラスに変身して目玉の上を横切る。触手が迫ると、小さな蝿になって風圧で飛んで逃げ、またカモメになって近付く。
 遂に、エリーゼの水がタコの眉間に命中した。一瞬で全身から力が抜け、巨大な触手と共に海面に浮かび上がってきた。



「そーれっ! そーれっ! そーれっ! …よし、これだけあれば十分だ!」

「ぶった切るぞー! おらっ!!」

 甲板に引き上げた大王タコの触手の一本を、根本から切り落とす。胴体と他の触手は、波に攫われて離れていく。

「今夜はタコパーティだ! あんたら、助かったよ。お礼と言っちゃ何だが…」



安価下コンマ
01~10 一番美味いとこ食わせてやるよ
11~60 船賃をタダに
61~90 ↑+特等室が空いてるから
91~00 ↑+帰りも

「船賃はタダでいい」

カツラギ「おお、それは助かるぜ」

 その時、甲板に一人の男が上がってきた。徽章の着いた制服に、大きな帽子を被っている。どうやら船長のようだ。

船長「片付いたか」

「はい、こちらのお客が倒してくれました」

船長「そうか。…ギルドタウンの港近くは、少しモンスターが出やすい。だが、それでもこのサイズは初めてだ。感謝する。おかげで、乗客たちの命が救われた」

エリーゼ「お役に立てて、何よりです」

船長「君たちから船賃は貰わない。君のお連れさんからもだ。それから、今回は特等室を使う客がいなくて丁度空いてるんだ。良かったら使ってくれ」

カツラギ「そいつはありがたい」

船長「何、ほんの気持ちだ。帰りの船に乗るときも言ってくれ。同じ待遇にしよう」



カツラギ「こんな部屋があったのか…!」

 船室の一番奥の扉を開けると、ふかふかの絨毯が引かれた豪華な部屋が現れた。大きなベッドが4つに、テーブルとソファもある。いつか泊まったスイートルームのようだ。

パペマ「い、いいの?」

 パペマが、珍しく遠慮がちに尋ねる。

カツラギ「良いだろ。船長が、連れの分もって言ってくれたんだぜ」

パペマ「むぅ…」

セラ「タコ、たべたかったなぁ…」

 ぼやいたセラに、エリーゼが言った。

エリーゼ「タコ、食べられるみたいよ!」



 食堂に足を踏み入れた瞬間、拍手が巻き起こった。



「今日のヒーローだ!」「助かったよ、危うく死ぬところだった」「こっちに来なよ、今日はタコ尽くしだ!」



カツラギ「いやー、くるしゅうないぞくるしゅう…」



「ほら、お嬢さん、こっちだ!」



エリーゼ「えっ、私?」

 ふんぞり返るカツラギを無視して、乗客たちはエリーゼを奥のテーブルに連れて行く。料理人が、山盛りのタコ料理をエリーゼの元へと運んでいく。

セラ「やっつけたの、エリーゼおねえちゃんだからね」

カツラギ「ちぇ、俺だって頑張ったのにな…」

パペマ「こっち、座ろ」ギュ

 さり気なく腕に抱きつきながら、パペマがカツラギの手を引いて席についた。



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事(特定の人物と遭遇は無し)



パペマ「あーん♡」

カツラギ「んごっ!? …はごたえが、ふごい」ゴリッゴリッ

 揚げタコを頬張っていると、酒瓶を持った船員が歩いてきた。

「よう、兄ちゃん。今日はお手柄だったな」

カツラギ「んぐ…ああ、どうも」

 コップに酒を注いでくる水夫に、カツラギはふと尋ねた。

カツラギ「そうだ…俺たち、人を探してるんだ」

「人?」

カツラギ「ああ。ギルドから、船に乗って街を出たらしい。ロゼッタっていう、女剣士なんだが」

「女の剣士…」



安価下コンマ
01~10 心当たりが無いな
11~70 確かに、それらしい客を乗せたな
71~99 先月まではまだ滝壺の町にいたぞ
   00 ああ…(苦笑)

くぎる

「ああ、一人いたな。女の冒険者は珍しくないが、剣と盾と、甲冑まで担いでるのは珍しいから覚えてるぜ」

カツラギ「滝壺の町まで乗せたのか?」

「勿論。あそこからしか発着しないからな。今どうしてるのかは知らないが…」



セラ「おなかいっぱい…」グテー

エリーゼ「…」

カツラギ「大丈夫か?」

 青い顔で、ベッドの上に座り込むエリーゼに、カツラギが声をかける。

エリーゼ「お、お酒を少し…うっ」

カツラギ「少しどころじゃなかっただろ。普段飲まねえのに…」

パペマ「吐くときは、あっち」

 パペマは、窓を指さした。エリーゼはちらりとそちらを見ると、よろよろと立ち上がり、歩いて行った。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④酒場へ(一人 or 連れて行くメンバー併記)

⑤その他、要記述



エリーゼ「…ふぅ」グッタリ

 胃袋の中身を空にして、ベッドに横たわるエリーゼ。他の2人も寝静まる頃、カツラギは部屋を抜け出した。



マスター「いらっしゃい…」

カツラギ「おう…」

 空いているカウンターに腰掛けると、カツラギは尋ねた。

カツラギ「…何がある?」

マスター「ウイスキー、ジン、ラム」

カツラギ「じゃラムで」

マスター「…」

 マスターは無言でカウンターに小さなグラスを置くと、ラムを注いだ。それを一口含むと、カツラギは息を吐いた。

カツラギ「…船旅は、ラムに限るぜ」

マスター「…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①黙って飲む

②他の客に話しかける

③マスターに話しかける

④その他要記述

カツラギ「…なあ、マスターもそう思うだろ?」

 カツラギは、マスターに話しかけた。

マスター「売れ筋はウイスキーですが」

カツラギ「…」

 素気なく言われて、カツラギは黙ってラムを舐める。

カツラギ「…い、色々あるのは良いことだぜ」

マスター「ありがとうございます」

カツラギ「…」



安価下コンマ
01~40 無言
41~60 来店
61~70 来店
71~99 意外と話がはずんだ
   00 来客



マスター「…」

カツラギ「…」グビ…

 結局、グラスが空になるまで気まずい沈黙が続いた。

カツラギ「…ごっそさん」ゴト

マスター「またどうぞ」



エリーゼ「…」ジッ

カツラギ「二日酔いか?」

エリーゼ「た、多分…」

カツラギ「今日は休んどけ。水は飲んどけよ」

エリーゼ「はい…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①甲板を散策

②船内を散策

③二度寝

④その他要記述

カツラギ「じゃ、甲板でも散歩するか」

パペマ「行く」スクッ

セラ「セラもいくー!」



 甲板の上では、数人の船員がブラシで掃除の最中であった。昨日引き上げた、大王タコの触手から出た粘液が、こびりついて中々取れないらしい。

「この辺、滑るから近寄らないほうが良いぜ」

カツラギ「ああ、気をつける」



安価下コンマ
01~20 セラ「」ズルッ
21~50 特に何も起こらない
51~70 船員が話しかけてきた
71~90 あれ、船長
91~00 ここは…



カツラギ「…」ボー

パペマ「…」ボー

セラ「…」キョロキョロ



「」ゴシゴシ



安価下1~3でコンマ最大 甲板での出来事、行動(〇〇と遭遇は無し)



カツラギ「…戻るか」

セラ「あっ!」

 突然、セラが声を上げた。

パペマ「なに…?」

セラ「おさかな!」

 海を指差すセラ。その先を目で追って…カツラギも、声を上げた。

カツラギ「な、何だあれ!?」

 遥か遠くの海原に、大きな魚が跳ねたのが見えた。かなり離れているはずなのに、胸鰭の形さえはっきりと見えるくらいに大きい。

カツラギ「クジラか…? だが、ヒレの付き方が違うな」

セラ「たべられるかな?」

パペマ「食べれる…?」ジュル

カツラギ「お前ら食うことばっかだな!?」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①甲板を散策

②船内を散策

③ラウンジで時間を潰す

④その他要記述

ねる



 ラウンジに来た。他の乗客も立ち話をしたり、壁際の椅子に座っている。絶えず揺れることを除けば、ギルドの2階とそう変わりない。



安価下コンマ
01~10 他の客に絡まれた
11~30 揺れが大きい
31~50 特に何も起こらない
51~70 乗客に話しかけられた
71~90 追い風が吹いているらしい
91~99 船長が来た
   00 何でお前が!?



「やあ、よく見たら昨日活躍した、獣身術師じゃないか」

 不意に一人の男が話しかけてきた。

カツラギ「詳しいな」

「まあ、珍しいからね。僕も実際に見たときは驚いた」

パペマ「あなたも、魔術師?」

「ほんの端くれさ。お嬢さんは…」

パペマ「傀儡師」スッ

 差し出したゴーレムの核を見て、男は頷いた。

「なるほどね」

セラ「セラはねー」

カツラギ「こいつは付いてきただけだよ」



安価下1~3 話題、質問など

カツラギ「そう言うあんたは、何者だ?」

「だから、魔術師の端くれさ」

カツラギ「だが、獣身術師を見て驚くくらいの知識はあるようだな」

「…」

ロボ「…改めて、ロボと呼んでくれ。召喚士をしている」

カツラギ「カツラギだ。ギルドタウンから、人探しに来た。あんたは?」

ロボ「僕もそんなところだ」

カツラギ「そりゃあ良い。…ロゼッタという女剣士を知ってるか。ギルドから、少し前に船に乗って出たらしい」

ロボ「ロゼッタ? …」



安価下コンマ
01~90 知らないね
91~99 聞いたことはあるね
   00 実は…

ロボ「知らないね。ギルドには、女剣士なんていくらでもいるから」

カツラギ「そうか。…船にはよく乗るのか?」

ロボ「よく、ってほどでもない。初めてではないけどね」

カツラギ「昨日、デカいタコが出ただろ。船長も初めて見るサイズなんだと。何か、おかしなことでも起きてんじゃねえかと思ってな」

 すると、ロボは肩をすくめた。

ロボ「さあ? 何事にも、初めては付き物だろ」

 それから、ふと言った。

ロボ「…ロゼッタなる女剣士は知らないが、君のことは少し知っているよ。女の子ばかり連れて、大パーティを組んでいるそうじゃないか。だが、今は3人しか見当たらないね?」

カツラギ「残りはギルドタウンに残ったよ」

 カツラギは眉をひそめた。パペマの目にも警戒が浮かぶ。それに気付いてか否か、ロボはとんでもないことを言い出した。

ロボ「一人、貸してくれよ」

カツラギ「…は?」

ロボ「君の言い値で良い、君の女を一人、借りたいんだ」

パペマ「!?」

カツラギ「そうかよ。なら、俺が狼に変身できることくらい知ってるよな。…チンコ食いちぎられても、同じことが言えるか試してやろうか」

 しかし、ロボは動じない。

ロボ「言えるとも。僕は夜伽の相手が欲しいわけじゃない。ただ、僕の術を役立てて貰いたいだけだよ」

カツラギ「結構だ。パペマは傀儡師で、エリーゼは俺の弟子だ。セラはそもそも魔術師じゃない」

セラ「…?」

ロボ「別に、魔術師じゃないといけないわけじゃない。幼いお嬢さんにも役に立つ、冒険の道具みたいなものだよ」

セラ「おもしろそう?」

カツラギ「…」

 セラは、ロボとカツラギを交互に見ている。



安価下 どうする?
①セラを貸す

②断る

③その他要記述

カツラギ「何をやるか、聞いてからだ」

ロボ「何を、とは」

カツラギ「とぼけるなよ。セラに何を吹き込む気か…今、ここで教えろ、実際にやって見せろ。取り返しの付かないことになりそうなら、断る。妙な隠し立てしたら、ぶち殺す」

ロボ「…」



安価下コンマ
01~50 じゃあいいや
51~90 こんな感じだよ
91~00 本当は…

ロボ「…じゃあ、コンパクトなものを。彼女に教えるのも、この程度のものだ」

 そう言うとロボは、左の掌を差し出した。それから、どこからともなく筆を取り出すと、掌に何かの紋様を描いた。

ロボ「この顔料は、水では落ちないが、台所の油を塗れば簡単に落ちる。こいつに魔力を通すと…」

 次の瞬間、紋様が鈍く光り…その中央から、一本の鋭い突起物が飛び出した。それは、何かの爪のようであった。

ロボ「これは、ワイバーンの爪だ。彼とはダンジョンで出会い、然るべき契約を結んで、時々こうして身体の一部を借りている」

パペマ「モンスターの、一部だけを召喚する…?」

ロボ「その通り。これは実際、僕が独自に編み出した術でね。少しでも多くの人に知ってもらいたいのさ」

カツラギ「…」



安価下 どうする?
①分かった

②断る

セラ「おもしろそう!」

カツラギ「…船降りるまでに、戻ってくるんだろうな?」

ロボ「もちろん。3日もかからない」

カツラギ「…セラ、妙なことされたらすぐに戻ってこいよ」

セラ「うん」

ロボ「その言葉を待っていたよ」

 ロボは爪を引っ込めると、懐から革袋を取り出し、カツラギに差し出した。

ロボ「約束の金だ」

カツラギ「ああ。…っ、思ったより入ってるな」

ロボ「ほんの気持ちだよ。君も弟子を取った時は、こんな気持ちになっただろう?」

カツラギ「さあな」

 セラが、ロボの方へ歩み寄る。

セラ「…ねえ、さっきのおしえて!」

ロボ「ああ、もちろんだとも。さあ、こちらへ…」

 船室へ引っ込んでいく二人を、カツラギとパペマは不安そうに見つめた。





『本日のお品書き ポテト団子のシチュー ドライフルーツ』



カツラギ「…」モグモグ

エリーゼ「…あれ? セラは?」

パペマ「弟子入り」

エリーゼ「弟子入りって…魔術の? でも、あの娘は…」

カツラギ「ヤバそうになったら帰ってくる。心配ない」

 カツラギはぼそっと言うと、ドライフルーツを齧った。



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事(特定の人物と遭遇は無し)



カツラギ「…二人も、今のうちにやっておきたいことはあるか?」

エリーゼ「船にいる間に、ということですか?」

カツラギ「ああ」

 カツラギが頷くと、エリーゼは、考え込んだ。

エリーゼ「うーん…」

パペマ「…折角、パペマたちだけの部屋になったから…♡」

カツラギ「ああ、そう言えばそうだったな」

エリーゼ「? …///」ドキッ

カツラギ「エリーゼは?」

エリーゼ「わっ、私はっ!」

 慌てて声を上げてから、はっと口を押さえた。それから、小声で言う。

エリーゼ「…い、今のうちに、獣身術をできるだけ」

カツラギ「お前らしいな…」

エリーゼ「そ、そのために、先生に弟子入りしていますから…」



カツラギ「セラがいないだけで、静かだな」

パペマ「…ん、こっち♡」ポフポフ

 ベッドに腰掛け、隣を叩くパペマ。

エリーゼ「わ、私は出ていましょうか…///」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④酒場へ(一人 or 連れて行くメンバー併記)

⑤その他、要記述

内容安価だけしとこ


カツラギ「よーし、じゃあ早速」ドサッ

パペマ「んっ♡」

エリーゼ「そ、外に出て…」ソロッ

カツラギ「おっと、社会勉強だ。そこで見てろよ」

エリーゼ「!!?」ビクッ

パペマ「」グニッ

カツラギ「いででで…」

 パペマに頬を抓られるカツラギ。意外にも、エリーゼはカツラギに従い、自分のベッドに戻った。

エリーゼ「…では、し、失礼して…///」

パペマ「…」ジロッ

カツラギ「パペマが見るのは、俺の方だろ」グイッ

パペマ「…」



安価下1~3 プレイ内容



エリーゼ「…///」ジッ



パペマ「んっ♡ んちゅ…んぁっ♡」ビクッ

カツラギ「んむ…ん…」モミ モミ

 ベッドの上で並んで座る二人。カツラギは片腕でパペマの肩を抱き、もう片方の手でローブの上から彼女の乳房を揉みしだく。パペマは両手で、カツラギのペニスを優しく扱く。お互いに手を動かしながら、絶えず唇を合わせ、舌を絡め合う。
 それを、エリーゼはじっと見ている。

パペマ「ん…♡ んっ…かつらぎ…ん…♡」シュッ シュッ

カツラギ「はぁっ…ん…パペマ、そろそろ…」モミッ モミッ

パペマ「だめ♡」ピタ

 限界まで膨れたペニスから、ひょいと手を離す。カツラギは抗議するように、ローブの下から手を突っ込み、直に胸を掴んだ。

パペマ「んぁっ♡」ビクンッ

カツラギ「ん…れろっ、んっ」

パペマ「ちゅぅ…ぇろっ、じゅる…んっ♡♡」

パペマ「」チラッ



エリーゼ「…///」ジッ



このレスのコンマがゾロ目で…



パペマ「んんん~~~っ♡♡♡」ビクビクンッ

 大股を開き、つるつるの股間から汁を噴き出すパペマ。もうベッドの上は水浸しだ。
 自身も股間を硬くしながらも、カツラギはあくまで指を駆使して彼女の秘部を責め立てる。

パペマ「ひっ、いれてっ♡♡ ちんちんっ、ひれてぇっ♡♡♡ ああぁっ♡♡♡」ガクガクッ

カツラギ「散々焦らされた、お返しだぜっ」ギュ

パペマ「っっっ~~~♡♡♡」ガクガクガクッ プシャッ

 クリトリスと乳首を同時に摘まれ、パペマが悶絶する。
 エリーゼは、まんじりともせず、パーティの先輩の痴態を見つめている。



エリーゼ「…///」ドキドキ



このレスのコンマが70以上で…

カツラギ「…じゃあ、そろそろ挿れてやるか」

パペマ「! …」

 カツラギの呟きに、すかさずパペマが反応した。パペマが膝の上に跨ると、彼はその腰を掴んで向こう側…エリーゼの方を向かせた。

カツラギ「しっかり、『勉強』させてやろうぜ」

パペマ「ん…♡」

 パペマは恥ずかしがるどころか、エリーゼに見せつけるように大きく足を広げ、とろとろに蕩けた割れ目を指で広げてみせた。

エリーゼ「うわ…///」ドキドキ

パペマ「ここ、カツラギのちんちん、いれるとこ…♡」

カツラギ「こうやって使うんだぜ…」グイッ

 パペマの腰を持ち上げ、上を向いた亀頭の上にゆっくりと下ろす。パペマは割れ目を広げ、ピンクの穴にそれを誘う。

パペマ「ん、んっ…♡」ツプ ツププ…

カツラギ「っ、はぁっ」ズルッ

 奥まで入ると、カツラギは両手で彼女の太腿を持ち上げてぐいと広げた。そのまま、上下に身体を揺らす。

パペマ「あっ♡ あっ♡ あんっ♡」ビクッ ビクッ

カツラギ「うっ、くっ…しまっ、締まるっ…」ズチュッ ズチュッ ズチュッ

パペマ「おまんこぉっ♡♡ わかんにゃっ♡♡ ふぁっ♡♡♡ …っ!」ビクッ

カツラギ「おっと」ガバッ

 とっさに閉じようする脚を広げると、パペマがカツラギの耳元で囁いた。

パペマ「ね、ね、おしっこ、でちゃう…♡」プルプル

カツラギ「そいつは…」チラッ

 言いかけて、エリーゼが二人の繋がったところに顔を寄せ、食い入るように見つめていることに気づいた。

エリーゼ「…///」ゴクリ



安価下コンマ 奇数で…

 エリーゼは、おもむろに立ち上がると…

エリーゼ「…///」バサッ

カツラギ「!?」

パペマ「!」

 来ていた麻のローブを脱ぎ、全裸になった。そのまま、再びパペマの脚の間に座り込む。

カツラギ「おい…そこにいたら、かかるぞ」

エリーゼ「よ、汚れるので、脱いだので…だ、大丈夫です」

パペマ「そんなことしても、混ぜないから…あっ♡」ビクッ

 下から突き上げられ、パペマが竦み上がる。

パペマ「んっ♡ …ねえ、ほんとに出るっ♡ おしっこ、もれる…」プルプル

エリーゼ「あ、ど、どうぞ遠慮なく…///」

パペマ「あっ、あ…♡」プルッ

パペマ「~~~っっ♡♡」ショワァァァァ…

 勢いよく噴き出すおしっこを、間近に受け止めるエリーゼ。

エリーゼ「…」ビシャビシャビシャ

カツラギ「俺も、出る…っ!」ドクンッ ビュルルルルーーーーッッ

パペマ「あっ、ふぁぁ…っ♡♡♡」プシュッ ショワーッ

エリーゼ「…」ジッ



カツラギ「…んっ」ムクリ

 ベッドの上で目を覚ますと、隣にはパペマ。空いたベッドにエリーゼ…が、いないと思ったら、床に寝転んで寝息を立てている。パペマの尿にまみれたまま、裸で…

カツラギ「…起きろ。風邪引くぞ」グイ

エリーゼ「んんっ…あ、せんせ…っ!!」ガバッ

 自分の姿に気付き、慌てて向こうのベッドの裏に隠れる。向こうから、弱々しい声が聞こえてきた。

エリーゼ「あ、あの…昨日のことは、忘れて」

カツラギ「どうだかな。とりあえず、身体を拭けよ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①甲板を散策

②船内を散策

③エリーゼに授業

④二度寝

⑤その他要記述



カツラギ「…済んだか」

エリーゼ「はい…」

 身体を拭いて服を着なおし、ついでに床も掃除した。

カツラギ「獣身術師なら、できるだけ服は着とけ。着衣は人間の行いだ。裸でいると、動物に魂を引っ張られやすくなる…と言われている」

パペマ「だから、カツラギは獣」

カツラギ「うるせえ。…じゃ、今日の授業は…」



安価下 何を教える?
①続・獣身術の実践

②獣身術のコツ

③獣身術の歴史

④その他要記述

カツラギ「この狭い船で実践しても窮屈だ。ちょいと歴史のお勉強といこう」

パペマ「歴史…?」

 信じられないような目を向けるパペマ。エリーゼは既に聴く体勢に入っている。

エリーゼ「お願いします」

カツラギ「獣身術が発明された、詳しい時期は分かっていない。どうやら生命樹の研究過程で偶然見つかったという話だが、禁忌も何も分かる前のことだからな。当時変身に成功した魔術師は、恐らく殆どが戻れなくなったんだろう」

エリーゼ「…」

カツラギ「表に出てきたのは、およそ300年前に北方の魔術師一門の間で、禁術を集めた本が、蔵の奥底から偶然発掘されたことがきっかけだ。その中に記されていた獣身術の扱いを巡って、世界中の魔術師を巻き込んで派閥争いが起きた」

エリーゼ「使うか、再び封印するか、ということですか?」

カツラギ「いや、見つかった当初はそこまで危険性を認知されていなかったから、封印するという発想はあまりなかった。具体的には、生命樹の研究目的の使用に留めるべきという保守派と、独自の魔術体系として積極的に研究するべきという積極派に、まず分かれた。それから獣身術の危険性が改めて認知されると、保守派は安全な使用法を模索すべきという穏健派と、生命樹の理解の為なら戻れなくなっても良いという急進派に分かれ、更に積極派の中から獣身術の持つ利便性に着目し、研究を放棄して利益のために利用しようとする実利派が生じた」

エリーゼ「そして、現在生き残っているのは…」

カツラギ「俺みたいな実利派ってこったな」

 カツラギは鼻を鳴らした。

カツラギ「生命樹の研究が行き詰まったところで、徐々に他の派閥も実利派に鞍替えするか、獣身術を手放していった。頭の硬い連中は最後の足掻きとして、敢えて禁忌を犯して人間を辞めていった」

エリーゼ「…私も、実利派でいるべきなのでしょうか」

カツラギ「…」



安価下 どうする?
①そうだな

②いや…

③その他、要記述

カツラギ「いや…」

エリーゼ「先生?」

カツラギ「…お前は、生命樹はもう隅の隅まで解き明かされたと思うか?」

エリーゼ「いいえ」

 彼女は即答した。

カツラギ「そう思うってことは、獣身術に飯の種以外の使い道があるってことだ」

エリーゼ「!」

カツラギ「ま、勉強することだな」

エリーゼ「はい!」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①甲板を散策

②船内を散策

③ラウンジで時間を潰す

④その他要記述



「釣りかい?」

 ラウンジの隅に立っている船員に、釣りがしたいと声をかけてみた。

「それなら、道具を貸してるよ。銅貨5枚で道具、1枚でエサだ」

カツラギ「ああ」チャリン

 硬貨を受け取ると、船員は頷いた。

「船室の端からテラスに出られるから、そこでやってくれ。ただ、明日には到着の予定だから今日中には返してくれよ」

パペマ「もうすぐ、着く」

エリーゼ「そうですか、長かったですね…」

カツラギ「じゃ、最後に一遊びやっとくか」

 釣り竿とエサを人数分受け取ると、案内に従ってテラスに向かった。他にも釣りに興じる客がいて、釣り糸を波打つ海面に垂れている。



安価下コンマ カツラギ
01~40 釣れない
41~70 小魚
71~99 そこそこ
   00 大物

安価下2コンマ パペマ
01~99 釣れない
   00

安価下3コンマ エリーゼ
01~80 釣れない
81~99 小魚
   00 ビギナーズラック



カツラギ「…お、掛かった」グイ

エリーゼ「またですか? 先生、お上手ですね…」

パペマ「…」ジリジリ

 カツラギの足元のバケツには、既に数匹の魚が入っている。

カツラギ「言っただろ、島国の生まれだって。釣りはみんなやってたんだぜ」

 エリーゼとパペマのバケツは空っぽだ。パペマはエサだけ取られた針を引き上げると、竿を放り出した。

パペマ「もう、やだ」

エリーゼ「釣りって難しいですね…」

カツラギ「…この辺にするか」

 バケツを持ち上げると、カツラギは言った。

カツラギ「こいつを夕飯にしようぜ」





『本日のお品書き 圧縮パンシチュー 炙り干し肉』



 いい加減見飽きた保存食料理に、今夜は焼き立ての魚が添えられている。カツラギが、丁度人数分釣り上げた魚だ。

カツラギ「助かったぜ。いい加減干し肉にも飽きてきたところだった」

パペマ「」モシャモシャ



安価下コンマ ゾロ目で…



 食事をしていると、セラとロボがやって来た。

セラ「ただいま」

カツラギ「ああ、戻ったか。…変なことはしてないだろうな?」

 カツラギが睨むと、ロボは頷いた。

ロボ「勿論。そうだろう?」

セラ「たのしかった!」

カツラギ「なら、良いが…」

ロボ「明日には着岸するそうだ。短い間だけど、世話になったね」

 そう言うとロボは去っていった。

エリーゼ「…魚、食べる?」

セラ「たべる!」

 隣に座ったセラに、エリーゼが自分の分の魚を切り分けた。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?



 ロボが人混みの中に消えてしまったので、カツラギはセラに尋ねた。

カツラギ「どんな魔術を教わったんだ?」

セラ「えっとね…」

 セラは指をぺろりと舐めると、その指で掌に魔法陣を描いた。それから、陣に魔力を込める。
 と、その中から一本の、鳥めいた腕が伸びてきた。

カツラギ「それが、教わった召喚術か」

セラ「うん。ロボおにいちゃんのしりあいの、ハーピーをおしえてもらったの」

エリーゼ「じゃあ、それを上手に使わないとね」

セラ「うん」



カツラギ「明日、到着か…」

エリーゼ「長かったですね」

パペマ「滝壺の町って…船で行ける?」

カツラギ「確かに、滝壺ってことは、川の途中にあるはずだよな。川上りでもするのか…?」

セラ「たのしそう!」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④酒場へ(一人 or 連れて行くメンバー併記)

⑤その他、要記述



 夜。一行が寝静まった頃、カツラギは部屋を出て甲板に出た。風が吹いていて、星あかりに辺りがうっすらと照らし出されている。今までは一面の海だったが、今は様子が違う。

カツラギ「ああ、本当に川上りするんだな」

 船の両側には、目視できる距離に陸地が見える。かなり幅は広いが、海から川に入ったようだ。



安価下コンマ
01~10 虫が多いな
11~40 特に何も起こらない
41~70 誰かに話しかけられた
71~90 まさか、向こうでキャンプしてるのは…
91~00 ↑+目が合った



カツラギ「…寝るか」

 飽きてきたので、部屋に戻って寝ることにした。



 ノックの音で目が覚めた。

カツラギ「ん…何だ?」

エリーゼ「船員でしょうか…はい?」

 返事してみると、扉の向こうから声がした。



「昼前に町に着く。今のうちに降りる準備をしておいてくれ!」



カツラギ「ああ、分かった」

パペマ「ふぁ…もう朝?」

セラ「ん…あれ、うみのにおいがしない」

カツラギ「ああ、外見てみな」

 言われるまま窓から身を乗り出すと、セラは歓声を上げた。

セラ「かわだー!」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①甲板を散策

②船内を散策

③エリーゼに授業

④二度寝

⑤その他要記述



セラ「かわを上ってる…!」

カツラギ「川と言っても、広いな。まるで大河だ」

 実際、時折他の船ともすれ違う。滝壺の町か、他の港から出てきたのだろうか。



安価下コンマ
01~10 雨が降ってきた
11~30 特に何も起こらない
31~60 大きい船とすれ違った
61~90 誰かが話しかけてきた
91~00 向こうでキャンプしてるのは…



セラ「わあ…!」

 見ていると、乗っているものより更に大きな船とすれ違った。やや高いところにある甲板から、向こうの乗客たちが手を振っている。セラも手を振り返した。



 川岸の狭い桟橋に、船が着岸した。続々と客が降りていく。

カツラギ「忘れ物は無いな?」

パペマ「ん」

 輝く杖を握り、パペマは頷いた。
 一行は、船を降りて数日ぶりの陸に上がった。



 到着後は、役場で手続きが必要とのことで、案内されるままやって来た。

受付「…カツラギさん、パペマさん、エリーゼさん、セラさん、ですね」チラッ

 やけに豪奢な飾りをつけたセラを、怪訝な目で見ながら、受付の女は名簿に彼らの名前を記した。

受付「ギルドに戻るご予定は?」

カツラギ「用事が済んだらすぐに戻るつもりだ」

受付「そうですか。次回の船は3週間後になりますので、お気をつけくださいね」

パペマ「船、少ない…」

受付「ご出発の際もこちらに起こしください。では、ごゆっくり」

カツラギ「ああ」

 手続きを済ませ、役場を出た。
 滝壺の町は、前評判の割には人や建物も多く、賑わっている。全体的にギルドタウンと似た雰囲気で、冒険者と思しき人が行き交っている。ギルドタウンと直接交通しているだけに、経済的な結びつきも強いのだろう。

カツラギ「…で、この中でロゼッタを探すわけか」

パペマ「大変そう」

カツラギ「ま、気長にやるしかないさ。とりあえず…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①聞き込みだ

②飯だ

③宿探しだ

④その他要記述



カツラギ「なあ」

通行人「…俺? 何だよ」

カツラギ「この町に、ロゼッタって女剣士が来たと思うんだ。何か知らないか?」



エリーゼ「ええと…金髪で、甲冑を着てて…」

パペマ「黒い、ぴっちりしたの着てる」

行商人「ええ…?」



安価下コンマ
01~20 もう出発したよ
21~25 川沿いに進んでいったよ
26~60 知らないな
61~90 まだこの町にいるみたいだよ
91~00 いた

通行人「…ああ、それらしい人なら今朝見かけたな。まだこの町にいるんじゃないか?」

カツラギ「! 分かった、感謝するぜ」



パペマ「まだ、この辺にいるんだね」

カツラギ「助かったぜ。ここから当てもなく探しに行くなんて、考えただけでも嫌になるからな」

エリーゼ「私たちが探していることが、あちらにも伝わるかも知れませんね」

カツラギ「ああ。向こうから会いに来るかも知れないな」

セラ「…おなかすいた」

 セラが呟く。

カツラギ「…暗くなってきたし、飯にするか」



女将「いらっしゃい。空いてるとこに座っておくれ」



 町の食堂に入った。やはりギルドと似た雰囲気だが、幾分規模が小さい。メニューを開くと、こちらもギルドに比べると控えめではあるが、内陸の町にしては充実しているようであった。



安価下1~3 注文するメニュー それっぽいやつを挙げて



パペマ「生肉…?」

 肉好きのパペマが、セラの頼んだ肉料理に珍しく眉をひそめている。

カツラギ「馬は生で食っても大丈夫らしいが、ここでやってるとはな」

 カツラギはカルパッチョを魚にカシスの入った弱い酒を飲んでいる。かくいうパペマは、肉炒めの大皿を目の前にしている。エリーゼが生の馬肉と野菜の和え物をつまんで言った。

エリーゼ「あ、美味しいですね」

セラ「」モグモグ

カツラギ「あの森の中じゃ、肉も生なのか?」

エリーゼ「一人で森を散策しているときは、そういうこともありましたけど。できれば加熱はしていました」



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事



カツラギ「大丈夫か?」

エリーゼ「はい…少しは飲めたほうが良いかと思って」

 カツラギの頼んだ酒を味見するエリーゼ。パペマは、面白くなさそうにそれを見ている。
 と、そこへ先程声をかけた通行人の男が近寄ってきた。

通行人「お、いたいた」

カツラギ「ああ、さっきの。何か用か?」

通行人「さっき訊いてきた、ロゼッタって人だけど…」



安価下コンマ
01~20 滝の方に出かけてったよ
21~60 宿に泊まってるって
61~90 あっちの席にいるよ
91~00 連れてきたよ

通行人「…ほら、あっち」

カツラギ「? …あっ!」



ロゼッタ「」



 通行人が指差す方に、目当ての人物を見つけて、思わず立ち上がった。

パペマ「あっ、いた」

エリーゼ「ありがとうございます、ええと」

カツラギ「後で一杯奢るぜ。…おーい!」

 カツラギが近寄ると、ロゼッタは振り向いて、彼の姿に気付いて立ち上がった。

ロゼッタ「おや、これはこれはカツラギさん! お久しぶりです」

カツラギ「ああ、探したぜ」

ロゼッタ「探していた? 何かご用ですか?」

パペマ「パーティに入ってほしいんだって」

 パペマたちも集まってきた。

ロゼッタ「パペマさんも、ご無沙汰してます。…ええと、ギルドタウンに戻ってパーティに加わってほしい、と?」

カツラギ「そうだ」

ロゼッタ「ええと、それは別に構わないというか、断る理由は無いのですが…」

パペマ「ですが?」

ロゼッタ「ここに来て、引き受けた仕事もいくつかありまして…それを片付けないうちは出ていくことはできません」

エリーゼ「次の船まで日があります。その間に済ませられませんか? …あっ、私はエリーゼ。こちらのカツラギ先生の弟子よ」

セラ「セラだよ。…どんなおしごと?」

ロゼッタ「まず、桟橋の修理の手伝い、それから町長のご子息の剣術の指南、それから…」

ロゼッタ「…来週行われる、町のお祭りにぜひ加わってほしいと」

カツラギ「祭り…?」

セラ「楽しそう!」

ロゼッタ「祭りというか、この町に古くから伝わる大事な儀式だそうで、基本的に住民しか参加できないそうです」

セラ「えー…」

カツラギ「仕方ないさ。あいにく、剣術も俺たちはからっきしだ。だが、桟橋の修理ならできそうだな。報酬はやるから、手伝わせてくれよ」

ロゼッタ「本当ですか? それはありがたい」

 ロゼッタは頷いた。

ロゼッタ「…毎日、日中に作業を行っています。私は今、町長のお宅に泊めていただいているので、宿の案内はできませんが…」

カツラギ「こっちで勝手に見つけるさ。取り敢えず、見つけられて良かった。俺たちのパーティ、どういうわけか全員魔術師ばっかりでな…」

ロゼッタ「ははは、それは確かに前衛が欲しくなりますね。…」



ロゼッタ「では、また明日」

セラ「ばいばーい!」

 ロゼッタと別れると、宿屋に向かった。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④メンバーに夜這い(一人併記 セラは判定あり)

⑤その他、要記述



 宿屋に辿り着き、部屋を確保すると、エリーゼに声をかけた。

カツラギ「船から降りたことだし、授業の続きといこうか」

エリーゼ「お願いします」



安価下 何を教える?
①続・獣身術の実践

②獣身術のコツ

③獣身術の裏技

④その他要記述

ここでくぎる

なんかエロモンスターもダンジョンも無いところに来ちゃったわね…

流石に帰りの船はキンクリしよ

カツラギ「もう実践できるのに、コツってなんだって感じではあるが」

エリーゼ「…」

カツラギ「…俺自身の心がけとしては、できるだけ変身した動物が、普通はしないような動きをするようにしている」

エリーゼ「人間に戻れるように、ですか?」

カツラギ「ああ。三大欲求が駄目と言うが、もっと言うなら変身した動物の本能に従うことがまずい。鳥になって空を飛ぶとか、魚になって泳ぐとか、できなきゃ話にならねえ行為は仕方ないが、象になって長い鼻を器用に使うとか、キツツキになって木に穴を空けるとか、避けられる行為は避けるようにしている」

エリーゼ「なるほど…」

カツラギ「ちなみにこれは、喧嘩を売られたときにも役に立つぞ。例えば、もし俺が敵の目の前でライオンに変身したら、まず飛びかかって喉元に喰らいつくと思うだろう」

エリーゼ「そうですね…?」

カツラギ「少なくとも口元から目を離せないだろう。そこで、顔面で威嚇し注意をそちらに向けたまま…」

 いきなり、カツラギはエリーゼの手を掴んだ。

エリーゼ「っ!?」ビクッ

カツラギ「前足で、相手のつま先を潰す。ライオンは普通、そんなことしないから、相手は予測できない。初手で優位を得ることができる」

エリーゼ「…」

カツラギ「…ま、喧嘩を売られない、売らないのが一番だがな」

エリーゼ「そうですね…」



 翌朝。ロゼッタから聞いた桟橋に、全員でやって来た。

親方「…ん? 何だいあんたら」

カツラギ「ロゼッタから頼まれて、手伝いに来た」

親方「そんな話は聞いてないが…」

 そこへ、ロゼッタが走ってきた。

ロゼッタ「親方さーん! あっ、カツラギさん、もう来てたんですね」

親方「知り合いかい?」

ロゼッタ「はい。ギルドタウンにいた頃に知り合った方で。…ギルドタウンに戻ることになったので、カツラギさんたちに加わっていただいて、早く進めるようにします」

親方「えーっ、もういなくなっちゃうの? …『祭り』の前に帰るなんて言わないよな?」

ロゼッタ「いえ、それまでは」

親方「それなら…」

 二人の間で話がついたようだ。

親方「それなら、兄さんたちにこっちをやってもらおうか。お嬢さん方は…」

パペマ「力仕事なら」ズゴゴゴゴ…

 ゴーレム腕を装備して、パペマが言う。

親方「お、おう…じゃあ資材運びを…」



 昼過ぎ、ロゼッタが言った。

ロゼッタ「では、私は剣術指南の方に。すみませんが、後はよろしくお願いします」

カツラギ「ああ、任せろ」

 こうして、祭りまでの1週間が始まった。



安価下1~5 1週間の出来事、行動



ロゼッタ「こう構えて…こうっ!」ズンッ

町長の息子「とうっ!」ブンッ

カツラギ「こう…か?」ブンッ

パペマ「」シュッシュッ



鹿エリーゼ「…」

エリーゼ「…他にも変身できると良いのだけれど。…セラ、あの魔術師に教わった術、他には無いの?」

セラ「えっとね、こうやって…」

 両肩に魔法陣を描くと、そこから茶色い翼が生えてきた。

セラ「こうやってとべるよ」

エリーゼ「でも、セラはドラゴンなのよね? 翼はもう持ってるんじゃないの?」

セラ「んーっと…ここじゃ、せまい」

エリーゼ「どれだけ大きいの…?」







町長「ご友人方にも来てもらって申し訳ない」

カツラギ「頼み事って、何だ?」

町長「実は、滝に向かう道の途中に祠があるのだが、そこに町の子供が迷い込んでしまったのだ。祠の周りは林になっていて、危険な獣も出ることがある。戦える人に探しに行って欲しい」

ロゼッタ「分かりました」

 一も二もなく頷くロゼッタ。

町長「感謝する。案内に、息子を行かせよう」

町長の息子「えっ、おれ?」

町長「客人を働かせるのだ。お前も働け」

町長の息子「はぁい…」

カツラギ「あんた、名前は?」

 すると彼は「フォーグ」と名乗った。

フォーグ「じゃあ、暗くなる前に行こう」



安価下コンマ
01~10 もう…
11~60 何事もなく見つかった
61~90 祠の奥で…
91~00 滝の裏に…



 幸い、件の子供はすぐに見つかった。祠の奥で、じっと助けを待っていたようだ。

カツラギ「よう、家に帰るぜ」

「うん…」

エリーゼ「この祠に、何をしに来たの?」

「あ…」

カツラギ「…フォーグ、外に出てろ。余所者の方が、気兼ねなく話せるだろ」

フォーグ「ええっ、おれ一人で外に?」

ロゼッタ「私が付いていますよ。さあ、こちらへ」

フォーグ「! そ、それなら…」

 ロゼッタに連れられて、フォーグが祠から出ていく。どうやらこの青年は、ロゼッタのことが気になるようだ。

カツラギ「…で? どうせ、大事な祭りの供え物を、つまみ食いしようとしたんだろ」

「違う! …お祭り、子供は出ちゃ駄目って言うけど、どうしても行きたくて…どんなお祭りなのか知りたくて…」

パペマ「…子供、駄目なの?」

エリーゼ「何だか、妙なお祭りですね」

カツラギ「後で町長に、こっそり聞いてみるか」

「! 分かったらぼくにも教えてよ」

カツラギ「内容次第だな。それに、こんなことしなくても、お前なら待てばいつかは参加できるだろ」

(アイテム入手イベなの見落としてた)

 町長の家に戻ってきた。

町長「おお、ありがとう! 無事に送り届けてくれて感謝するよ」

カツラギ「なあ、道中でこんなのを拾ったんだが」

町長「うん? …ああ、それなら君たちにあげよう。せめてもの礼だ」



安価下コンマ
01~30 ビキニアーマー
31~60 水晶の剣
61~90 薄氷のブーツ
91~00 神像



パペマ「…って言われても」

エリーゼ「こ、これは…///」



『ビキニアーマー』乳房と股間を覆う鉄板に毛皮で裏打ちし、それぞれ革紐や鎖で繋いだだけの簡単な防具。



カツラギ「誰か着るか?」

エリーゼ「結構です!」

パペマ「魔術的に、なんか、よくない」

セラ「ぶかぶか」

カツラギ「…ロゼッタにやるか」



 その夜。カツラギは再び、祠の近くの林に来ていた。

カツラギ「なーんか、妙な気配がするんだよな…町の、大人しか参加できない祭り…」

 少年の隠れた祠の奥に、何か手がかりがないだろうか。そう思っていたのだが…



「くっ…殺せ!」



カツラギ「!?」

 ロゼッタの声だ。しかも、殺せなどととんでもないことを言っている。慌てて、声の方へと走った。

カツラギ「ロゼッタ、ロゼッタ!!」ダッ



ロゼッタ「ああっ、そんな…」

 木立の陰でカツラギが目にしたのは…全裸でのたうち回る、ロゼッタの姿であった。
 彼の声に、ロゼッタの動きがぴたりと止まる。

ロゼッタ「はずかし…め…」チラ



カツラギ「…」

 事情を知らない者が見たら、何らかの呪いを受けているのではないかと危惧するところだが、あいにくカツラギは、彼女の痴態を見るのはこれが初めてではなかった。

ロゼッタ「あ…か…かつ…」

カツラギ「…楽しそうだな」

ロゼッタ「~~~///」カァァァ

 彼は、木立を乗り越えて彼女の元へ歩み寄った。

カツラギ「…俺も混ぜてくれよ」



安価下1~3 プレイ内容

くぎる

シンプルにアナルが嫌いで安価されるたびにモチベ下がってたけど限界

まあいつか書くかも

うわ出た、安価中だんまりの癖に、結果出てから後出しで文句だけは一丁前の単発末尾Oじゃん



なんてレスバがしたいのではなく…元からアナルが嫌と言うより、セフィリアといいルインといいそんなつもりないキャラがアナル専用に改変されていくのが嫌だったのよ
ただ過去スレ見返すと、ロゼッタをアナル専用みたいにしたのは他ならぬ>>1だったので、それは本当に申し訳ない。今回の安価も、改変しないでどうにか書く

 カツラギが近付くと、ロゼッタは一瞬、本気で狼狽して…それから、開き直ったのか芝居がかった口調で言った。

「ど、どうか…このことは、誰にも…な、何でもする、しますから…」

「ほう、何でもか」

 にやにやしながら更に歩み寄ると、ロゼッタは慌てて付け加えた。

「あっ、そのっ…お、オマンコ以外で…それ以外なら何でも! 何でも望み通りにして…あっ、でも、殿方とは初めてなので、できればんむっ♡」

 ロゼッタの懇願は、強引な接吻に遮られた。

「ん、んん~…♡」

 腕をどけ、形の良い乳房を鷲掴みにする。既に乳首は固く尖っていて、掌をこりこりと刺激する。

「んっ♡ んぁっ♡」

「ん…ぁむ」

「んんぅっ♡♡」

 もう片方の乳首を口に含み、前歯で柔らかく噛む。それだけで、ロゼッタが悶絶する。
 カツラギは下を脱ぐと、半勃ちの肉棒をロゼッタの鼻先に突き出した。

「!」

「何でもするって、言ったよな?」

ロゼッタ「ふぁい…♡ …ぁむっ♡」

 吹っ切れたロゼッタは、カツラギのペニスを躊躇なく咥え込むと、そのまま前後に唇で扱き始めた。

ロゼッタ「ん♡ んっ♡ んっ♡」ジュポッ ジュポッ

カツラギ「本当に初めてか? えらく慣れた感じだな」

ロゼッタ「っ! は、初めてです、本当です」

カツラギ「そうかよ。…いつも、こんなことしてるのか?」

ロゼッタ「そ、それは…」

カツラギ「口を休めるな」グイッ

ロゼッタ「んごっ!? …んんぅ…♡♡」レロレロ ジュポッ

 腕を伸ばし、両方の乳首をつまみながら、カツラギは尋問するように言う。

カツラギ「ああやって、人気のない所で、素っ裸でオナニーしてんのか?」

ロゼッタ「ぅ…///」

カツラギ「そう言えば、前にクララのことを羨ましいとか言ってなかったか?」

ロゼッタ「!! …」

カツラギ「…」

 言葉に詰まるロゼッタ。カツラギは更に腕を伸ばすと…彼女の後ろの穴に指を這わせた。

ロゼッタ「っ♡」ビクッ

カツラギ「何だよ、ちょっとくすぐっただけだろ」クニ クニッ

ロゼッタ「っ~♡」ビクビクンッ

カツラギ「前は怖いから、こっちばっかり弄ってたのか?」クニッ ツププ

ロゼッタ「っ♡♡」ビクンッ

 肛門の入り口をくすぐるように愛撫していると、とうとうロゼッタが、ペニスを吐き出して懇願した。

ロゼッタ「あの…そろそろ、どうか」

カツラギ「どうか、何だよ?」

 するとロゼッタは仰向けになって両脚を抱えて股間をカツラギに向けた。

ロゼッタ「あ…///」

 それから、毛を剃り落とした膣口が丸見えなのに気付いて、そっと手で隠した。
 隠されず、差し出すように広げた肛門に、唾液で濡れた亀頭を押し当て…ゆっくりと、押し込んだ。

ロゼッタ「ん…ぉ…あ…♡♡」ゾクゾクッ

カツラギ「きつい、が、結構入るな…っ」ズブブブ…

 一人で開発してきたのか、ロゼッタの肛門は太く膨れた男根を、奥まで呑み込む。腰をぐりぐりと押し付けてから、ゆっくりと引き、また深く挿し込む。

ロゼッタ「んんん~♡♡ ぅぅあ~…♡♡」プルプル

カツラギ「どうだ、チンコの味は?」ズッ グリッ

ロゼッタ「~~~♡♡」ビクンッビクンッ

カツラギ「…何とか言えよ変態」ギュッ

ロゼッタ「ひぁっ♡♡」ビクンッ

 乳首を抓られ、ロゼッタが悲鳴を上げる。アナルもぎゅっと締まる。

ロゼッタ「きっ、きもちっ♡ きもちぃ、ですっ♡♡」ビクッ

カツラギ「剣士の癖に、外で露出して、ケツアナほじられて悦ぶのかよ、変態っ!」グリッ グリッ

 言い掛かり同然に詰りながら、腰を繰り返し押し付けると、ロゼッタは叫んだ。

ロゼッタ「すみませんっ、すみませんっ♡ 誇り高き剣士なのにっ♡ 不浄の穴で悦ぶ、変態ですっ♡♡」

カツラギ「どうするんだ、ええ? 言わなきゃ、出してやらねえぞ」グリィッ

ロゼッタ「何でもしますっ♡ 言う事聞きますっ♡ 奴隷に…ケツアナ奴隷に、なりますっ♡♡」

カツラギ「っっ!」グリッ ビュルルッ ビュルルルーッ

 根本まで突っ込んで、射精した。

ロゼッタ「ああぁ~…♡♡♡♡」ビクンッビクンッ

カツラギ「…ケツアナ奴隷だと? 勝手に決めるなよ。次は、子宮に注いで孕ませるからな」

ロゼッタ「!!??」



 ある朝、いつものように桟橋の修復に向かっていると、数人の町人たちが木材を持って滝の方へ向かっているのを見つけた。

カツラギ「よう、あんたらも仕事か?」

 すっかり顔なじみとなった町人は、片手を上げた。

「よう。…ああ、祭りの準備があるんでな」

カツラギ「へえ。そいつで櫓でも組むのか?」

「そんなとこだよ」

 カツラギは、町人に尋ねてみた。

カツラギ「祭りって…具体的に、何の祭りなんだ?」

 すると町人は、「ああ…」と渋い顔になった。

カツラギ「余所者には言えない感じの祭りか?」

「まあ、な。だが…あんたら、確かギルドから来たんだったか? それなら、少しは言ってもいいかも…」

カツラギ「言ってみろよ。口は硬いぜ」

 カツラギの言葉に、町人は少し考えて…それから、彼の耳元に口を寄せて言った。

「…アスモダイ父神の祭りだ」

カツラギ「何だ、ギルドと一緒か。それなら隠すことは無いぜ。あっちの聖堂には、何度かお世話になってる」

「そうか。…まあ、父神の喜ぶものをみんなで奉納するっていう、そんな感じだ」

カツラギ「ふぅん…」

「じゃあな、俺が何か言ったこと、絶対にばらすなよ?」

カツラギ「分かってるよ。じゃあな」



パペマ「それ、絶対えっちなやつ…」

 その夜。食堂で夕食を摂りながら、カツラギが朝のことを話すと、パペマが渋い顔をした。

カツラギ「だろうな。アスモダイ絡みの祭りで、大人しか参加できないってことは、まあそういうことだろう」

エリーゼ「あの、詳しく存じ上げないのですが、ギルドで信仰されているその神は、そういった…せ、性的なものなのですか?」

カツラギ「性的というか、欲望に従うことを推奨してるって感じだな」

パペマ「えっちな格好の女の子に、力を与える」

エリーゼ「え…?」

セラ「…」モグモグ

 セラは、むすっとした顔で肉を頬張っている。自分をそっちのけで話が進むのが面白くないのだろう。

カツラギ「ま、余所者の俺たちは、どうせ参加できないんだがな…」

パペマ「当たり前」

セラ「おまつり、いきたいなぁ」

カツラギ「おいおい、話聞いてなかったのかよ。行ったところで、村人同士でらんこ」

エリーゼ「わーっ! 駄目、駄目です! …き、きっと、面白いことは無いと思うわよ?」

セラ「…ロゼッタおねえちゃんはいくのに」

カツラギ「…」

エリーゼ「…」

パペマ「…そ、そう言えば」

 とんでもない事実を思い出した、その時。



「た、大変だー!」

というところでくぎる

 突然、一人の町人が食堂に駆け込んできた。と思うや、外の暗闇からぎらりと光るものが伸びてきて、彼の首筋に突きつけられた。

「ひっ」

盗賊「おい、動くな! …知ってるぜ。この町が、ギルドと繋がってるってな。どっかにお宝隠し持ってんだろ!」

 食堂が、押し殺したような静けさに包まれる。

盗賊「おい! 町長はどこだ。さっさとしねえと、こいつが死ぬぜ…」

「っ!」

 町人の首を腕で締め上げ、短刀を押し当てる。



パペマ「カツラギ…」

カツラギ「…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

 突然、カツラギが立ち上がった。

盗賊「おい! 勝手に動くんじゃねえ」

カツラギ「おおおい、待て、待ってくれ。…俺が町長だ」



パペマ「!?」

エリーゼ「えっ!?」



カツラギ「しっ。…この町がギルドの船を受け入れてるのは確かだが、そんな大した金なんてあるわけ無いだろう」

盗賊「とぼけるなよ、おっさん。ギルドタウンとおおっぴらに交流してんのは、世界中でもここだけだ。あれだけ稼ぎまくってる町と貿易してんだから、何もないわけ無いだろ!」

カツラギ「そんなこと言われても、あんたら見ただろう。こんな森の奥で、隣町まで行くのもやっとの所なんだ。あんたらの言うお宝があったとして、毎日の暮らしにあっという間に消えてしまう」

盗賊「ふざけやがって…」

「ひ…っ」

 盗賊の短刀が、村人の首筋に喰い込む。震える首筋を、赤い血が伝う。

カツラギ「よせ、よせ! 俺は町長だ。町の住民を守る義務がある。…その男を放してやってくれ。代わりに、俺が人質になる」

盗賊「…」



パペマ「か、カツラギ…」

エリーゼ「先生は、きっと大丈夫…」



 カツラギがゆっくり歩み寄ると、盗賊は少し考えてから、町人を解放した。

「っ! す、すまねえ」

カツラギ「気にすんな」

 代わりに、カツラギの首筋に短刀を突きつけると、盗賊は言った。

盗賊「おい、言う通りにしてやったぞ。この際、額面なんてどうでもいい。ありったけの金と、食い物を寄越せ」

カツラギ「…仕方ない。案内する」

 カツラギが頷くと、盗賊は彼を引き連れて食堂を出た。



安価下コンマ
01~05 火の手
06~15 略奪
15~40 大勢
41~70 抵抗
71~00 …あれ?

 食堂の外では、盗賊たちが民家に押し入り、略奪の真っ最中であった。外で倒れて動かない男や、数人に犯される女の姿もある。

盗賊「おい! こいつが町長だと。今から、金の在り処に案内させるぜ」

 盗賊が声を張り上げると、数人の仲間が着いてきた。

「そいつが町長か? 随分若いな」「食堂にいやがったのかよ」「本物か? 嘘ついて姉だろうな?」

カツラギ「う、嘘などつかん。だから、これ以上はやめてくれ」

盗賊「うるせえ!」

カツラギ「ぐっ」

 盗賊に腹を蹴られ、呻くカツラギ。

盗賊「…おら、さっさと案内しろ」

カツラギ「…こっちだ」

 悲鳴を上げて逃げ惑う子供たちを尻目に、町の外れへと向かって歩き出す。

盗賊「おい…本当にこっちなんだろうな?」

カツラギ「大切なものは、神聖な場所に隠すものだろう? …ほら、そこに祠もある」

 道端の祠を指差す。それで幾分納得したのか、追求を止めた盗賊たちを、カツラギは…滝壺のほとりに、案内した。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

 突然、カツラギが盗賊の腕を振り払い、滝壺に向かって駆け出した。

盗賊「!? あっ、待て!」

 盗賊の叫びを聞きながら彼は、滝壺に飛び込んだ。そして、水の中で、あの時襲われたクラーケンに変身した。



 滝壺の水は、真水であった。



GAME OVER

(あそこでリアリティライン上げちゃったから…)

(という訳でTAKE2)



 食堂の外では、盗賊たちが民家に押し入り、略奪の真っ最中であった。外で倒れて動かない男や、数人に犯される女の姿もある。

盗賊「おい! こいつが町長だと。今から、金の在り処に案内させるぜ」

 盗賊が声を張り上げると、数人の仲間が着いてきた。

「そいつが町長か? 随分若いな」「食堂にいやがったのかよ」「本物か? 嘘ついて姉だろうな?」

カツラギ「う、嘘などつかん。だから、これ以上はやめてくれ」

盗賊「うるせえ!」

カツラギ「ぐっ」

 盗賊に腹を蹴られ、呻くカツラギ。

盗賊「…おら、さっさと案内しろ」

カツラギ「…こっちだ」

 悲鳴を上げて逃げ惑う子供たちを尻目に、町の外れへと向かって歩き出す。

盗賊「おい…本当にこっちなんだろうな?」

カツラギ「大切なものは、神聖な場所に隠すものだろう? …ほら、そこに祠もある」

 道端の祠を指差す。それで幾分納得したのか、追求を止めた盗賊たちを、カツラギは…滝壺のほとりに、案内した。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

盗賊「おい、ここのどこに…うわっ!?」

 突然、カツラギが盗賊の腕を掴んで滝壺目掛けて放り投げた。

「てめえ!」「やっぱり謀ってやがったか」「ぶっ殺して」

 サーベルを抜く盗賊たち。しかし、そこに既にカツラギの姿はなく…

「…な、なんだ、こいつ…?」

 …一頭の巨大なゴリラが、怒りの形相で佇んでいた。

ゴリラカツラギ「ウオオーッ!」

 カツラギは吠えながら、盗賊の一人に襲いかかった。すぐに盗賊がサーベルを振り上げ、迎撃にかかる。
 しかし、カツラギは盗賊の目の前でさっと身を屈めると、相手の片足を掴んだ。

「うわっ、何す」「ぐあっ!?」

 抵抗しようとする盗賊を振り回し、他の一人にぶち当てる。そしてそのまま、逃げようとする最後に一人めがけてぶん投げた。

「ぎゃっ」

 頭同士が衝突し、諸共に倒れる盗賊たち。最初に倒された一人が立ち上がり、サーベルを構えようとすると、カツラギはすぐにその後ろに回り込み、両手で彼の頭を掴んだ。

「いっ、だっ、やめっ…」

ゴリラカツラギ「ヌウッ…!」ギリギリ

 パキ、パキと音を立て、盗賊の頭が変形していく。サーベルをめちゃくちゃに振り回すと、カツラギはその頭を地面に思い切り叩きつけた。

「」

 動かなくなった盗賊を尻目に、カツラギはゴリラの姿のまま再び町に向かって走り出した。



 町では、盗賊と一部の町人との戦いが始まっていた。その中には、パペマやエリーゼ、ロゼッタの姿もある。町長の息子フォーグも、ロゼッタの隣で剣を振るっていた。
 2人がかりで町人の娘を襲う盗賊を、後ろから殴り倒すと、その場がざわついた。



「何だ、この猿…?」「いや、ゴリラか?」「ゴリラ…ゴリラだと!?」



パペマ「! カツラギ!」

 ゴーレムを駆り、自身も両腕と両足に土の鎧を纏ったパペマが、暴れるゴリラに気付いて声を上げた。

エリーゼ「先生! …」

 エリーゼはカモメに変身すると、カツラギの側まで飛んできた。カツラギは人間に戻ると、言った。

カツラギ「あっちで4人ほど片付けた。残りはどのくらいだ?」

エリーゼ「今、先生が2人倒したので、あと6人です。ゴーレムを見て逃げた人もいます」

カツラギ「こっちで戦えるのは」

エリーゼ「私たちの他には、フォーグさんと、大工や漁師の方たちです。かなりやられてしまいましたが…」

カツラギ「あと一息だ。俺たちでやるぞ」

エリーゼ「はい!」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「回復術が使えるのはお前だけだ。怪我人を集めて、治療するんだ。終わったら、逃げた奴らを探して教えてくれ」

エリーゼ「はい!」

 そこへ、パペマもやってきた。

カツラギ「パペマ、ゴーレムは戦えない奴らの保護に回せ」

パペマ「ん」コク

エリーゼ「先生は?」

カツラギ「俺は…」

 カツラギは虎に変身すると、エリーゼの背後に忍び寄っていた盗賊に飛びかかった。



安価下コンマ
01~10 町長が…
11~80 撃退した
81~95 逃げた方も倒した
96~00 ↑+数人は捕まえた



 2人ほど倒したところで、残りが逃げ出した。エリーゼは治療で手一杯で追跡する余裕が無かったので、深追いはしないことにした。

カツラギ「はぁっ…どんな状況だ?」

パペマ「良くない」

 ほぼ破壊され尽くした町を見回して、パペマが呟く。食堂に隠れていた人々が、セラと一緒に出てきた。

セラ「…」キョロキョロ

エリーゼ「エーテル、これが最後…まだ、治療が必要な人がたくさんいるのに」

セラ「…エリーゼおねえちゃん」

 途方に暮れるエリーゼのもとへ、セラが駆け寄る。セラはエリーゼの手を取ると自身の胸に置いた。

エリーゼ「セラ? …! 魔力が」

セラ「まりょく、わけてあげる」



ロゼッタ「カツラギさん!」

 ロゼッタが走ってきた。

ロゼッタ「無事でしたか」

カツラギ「ああ。そっちは?」

ロゼッタ「何とか。フォーグさんも、多少の怪我はしましたが。ですが…」

 ロゼッタが、町長の家の方を振り向く。そこには、剣を握ったまま地面に座り込むフォーグの姿があった。彼の目の前には、全身から血を流し、動かなくなった町長。

カツラギ「なんてこった…」

ロゼッタ「…申し訳ありませんが、ギルドへはもう戻りません」

 町を見回し、ロゼッタが言う。

ロゼッタ「ここに残り、復興のお手伝いをします」

カツラギ「…」

 何も言えずにいると、ロゼッタはフォーグの方へ歩み寄り、肩に手を置いて何か話しかけた。フォーグは小さく頷くと、ゆっくり立ち上がり、そして声を張り上げた。



フォーグ「皆、聞いてくれ! この時間、森には狼がうろついてる。このままだと、血の匂いを嗅ぎつけて町に来るかも知れない。すぐに、遺体を広場に集めるんだ。火を焚いて、狼を寄せ付けないようにする!」

ロゼッタ「傷つき、疲弊した状況ですが、力の使える方はお墓を掘っていただけませんか。私も手伝います」



カツラギ「…俺たちも、そっちに行くか」

パペマ「…ん」



カツラギ「よっ、いしょっ…」ザック ザクッ

パペマ「えいっ」ズムッ ドサッ

ゴーレム「____」ズゴッ ズゴッ ズゴッ

 敵味方合わせて、10人以上は死人が出た。肉食獣に掘り起こされないよう、十分な深さの穴を掘るのはかなりの重労働だ。家族や友人、同業者を失って、打ちひしがれた人々と共に、墓穴を掘っていく。幸いゴーレムと、ゴーレムの手足を装備したパペマのおかげで、作業効率は良い。夜明けまでには掘り終わりそうだ。

「…町長さん、死んじまったって」「これから、どうしたら…」

カツラギ「ここの町長は、どうやって決めてるんだ?」

「皆で話し合って決めてる。ただ、先々代から今の町長の家が継いでた」

パペマ「じゃ、フォーグが次の町長?」

「あの人が引退したら、フォーグ君が継ぐだろうって話にはなってた。だけど、こんなに早くとは…」

「町長の倅はまだ14だ。結婚もしてない」

カツラギ「じゃあ、他を探すのか?」

「さぁ…だが、ギルドに顔が利くのは、あの一家くらいだったからなぁ」

パペマ「この町、ギルドと繋がってる。だから狙われた」

「だとしてもこんな森の奥、来るだけで大損だろうに…」



 山際に日光が見えてきた頃、カツラギたちが墓を掘り終えて広場まで戻ってきた。広場には遺体が並べられ、生き延びた人々の弔いを受けていた。隅の方に積まれているのは、盗賊たちの遺体だ。

フォーグ「! カツラギさん」

カツラギ「よう。こっちは掘り終わったぜ」

フォーグ「ありがとうございます。後は、遺体を埋めに行かないと…今、使える台車を掻き集めているところです」

 よく見ると、広場の隅には数台の台車が集められていた。フォーグが手を叩くと、その場にいた人々が彼の方を見た。

フォーグ「皆、あと一息だ。男たちは、遺体を墓場へ。女たちは、残った食材を集めて、温かい食事を頼む」

 彼の号令で、町人たちが動き出す。最後の別れを済ませて、遺体が荷台に載せられていく。女たちは子供を連れて食堂へ入っていく。カツラギが食堂から盗賊を遠ざけたおかげで、ここだけが無事に残ったのが不幸中の幸いであった。

カツラギ「…もう、すっかり町長の風格だな」

フォーグ「いや…おれは、ロゼッタさんに言われたとおりにしているだけで」



「馬は残ってないか? この車、馬じゃないと引けないぞ」



カツラギ「馬なら、用意できるぜ」

 カツラギは台車の方へ向かうと、一頭の輓馬に変身した。

「おお、ゴリラだけじゃなくて馬にもなれるんだな」

エリーゼ「先生! 私も…」

 怪我人の治療が済んだのか、エリーゼが駆け寄ってきた。彼女は変身したカツラギの姿をじっと観察すると、自身も同じ輓馬に変身した。
 いつ見ても、大した才能だ。そう思いながら、カツラギは嘶いた。



カツラギ「…ん」ムクリ

 目を覚ますと、外が薄暗い。今は明け方か。それとも夕方か。体力も魔力も使い果たしたカツラギたちは、食堂の床で泥のように眠っていた。

「目が覚めたかい」

 食堂のおばちゃんが、気付いて近寄ってきた。その手には、湯気を立てるシチューの椀。

「ほら、お食べ。昨日はありがとうねえ」

 差し出された椀を受け取ると、カツラギはぼんやりした頭のまま尋ねた。

カツラギ「今は…朝か? 夕方か?」

「朝だよ。殆ど丸一日眠ってたのさ」

カツラギ「そうか…」

 シチューに口を付ける。そこへエリーゼも起きてきた。

エリーゼ「おはようございます…」

「お嬢ちゃんも、食べな」

エリーゼ「ありがとうございます…」

 パペマは、セラにしがみついたまま寝息を立てている。最終的に、今回は彼女が一番魔力を消費していた。どうやらセラの心臓は無尽蔵の魔力を生み出すらしく、彼女の力も大いに役に立った。
 シチューを飲み干し、外に出ると、男たちが壊された家や家具の修理を行っていた。中心で指示を出しているのは、フォーグだ。その隣には、ロゼッタもいる。

フォーグ「あっ、カツラギさん。まだ休んでいて良かったのに」

カツラギ「丸一日寝てたんだ。もう十分だろ」

ロゼッタ「今、ギルドへの救援要請について放していたところです。どのように連絡しようかと」

カツラギ「ああ、次の船は…2週間後か」

ロゼッタ「それに、明日がお祭りなのですが…」

フォーグ「! …」

 祭りという単語に、フォーグの顔が一瞬、強張った。ちらりとロゼッタの方を伺うと…ぼそっと呟いた。

フォーグ「流石に、今は、できる状況では…」

ロゼッタ「いえ…こういう時こそ、普段通りのお祭りで皆さんを元気付けるべきです!」

カツラギ「! あー…」

ロゼッタ「詳しい内容は当日に、と言われておりましたが…今年だけでも大人だけでなく、町の人全員が参加できるようにしては」

フォーグ「そ、それは無理だ! おれだって、本当はまだ…」

カツラギ「そうそう、ちょっと内容的には…」

ロゼッタ「? カツラギさんはご存知なのですか?」

カツラギ「あー…」

フォーグ「…分かった」

 フォーグが、何か意を決したように、口を開いた。

フォーグ「滝の裏の神像を、広場へ持ってこよう。今年は、町全員で祭りを行う」

カツラギ「!? おまっ、それ、マジで言ってるのか? だって、祭りって…」

フォーグ「火を焚き、肉を焼き、父神に祈り…犠牲者を弔う。今年は、内容を変えて行いましょう」

カツラギ「あ、ああ…」

ロゼッタ「…町人でない私が言うのも何ですが…素晴らしいことだと思います」

 そこへ、作業をしていた人々が集まってきた。

「坊っちゃん…聞いたぜ。毎年の祭りを、止めちまうのか」

フォーグ「止めはしない。ただ、父神へ捧げるものと、祈る内容が変わるだけです。何より」

 彼は俯いて、小さい声で言った。

フォーグ「…盗賊どもに、何人もの女が犯された。祭りに出られない子供も。もう、十分だろう」

「…」

フォーグ「…カツラギさん。できれば、連れの人たちにも協力してもらって…滝の方まで、来てくれませんか」



 祠を通り過ぎ、巨大な滝の方へ。カツラギだけは滝まで行ったことがあったが、パペマやエリーゼ、セラは、まだ来たことが無かった。フォーグは滝壺の縁を歩くと、そのまま流れ落ちる水の方へ慎重に進んでいく。

カツラギ「さっき、滝の裏って言ってたよな?」

パペマ「何かあるの…?」

フォーグ「ギルドから来た人なら、見れば分かります。足を滑らせないように気をつけて」

エリーゼ「…何か、覚えのある魔力の感じが…」

 エリーゼが呟く。
 遂に、轟音を立てる大滝の真裏までやってきた。

カツラギ「…!?」

 突然、背後の崖が消え、巨大な空間が現れた。

パペマ「広い、洞窟…」

セラ「…! あれ」

 セラが指差す先。そこにあったのは…

カツラギ「アスモダイの、像…」

 黒い石に彫られた、竜に跨る男。聖堂のものに比べると一回りほど小さいが、確かにアスモダイの神像であった。

パペマ「ここにあったんだ…」

フォーグ「おれは、本当は来年から参加するはずだったから、話に聞いただけなんですけど…祭の日、15歳以上の男と、初潮を迎えた後の女がこの洞窟に集まり、この像を囲んで、その」

カツラギ「乱交パーティってことか」

エリーゼ「!?」

セラ「?」

 フォーグが、顔を赤くして頷いた。

フォーグ「男は『父神』の仮面、女は『巫女』の仮面で顔を隠して、相手が誰か分からないように…でも、今年はそれは無しです」

エリーゼ「そ…そうよね、それが良いわね」

フォーグ「町人みんなで、この像に祈りを捧げましょう。そのために、この像を外に出す」

カツラギ「この滝から、どうやって出す?」

フォーグ「丸太を束ねたいかだに括り付け、一度滝壺に落とします。浮いてきたところを、陸に引き上げれば、後は人手さえあれば。過去、そのようにして滝の外に出したことがあるそうです」

カツラギ「やり方が分かってるなら、良い。腕力だったらどうにでもなる」

 フォーグが頷いた。彼の目には、何かの決意が宿っていた。



カツラギ「…祭りは明日か」

エリーゼ「後は休むように言われましたね」

パペマ「うーん…」

セラ「このあと、どうしよう?」



安価下1~3でコンマ最大 夜の行動

くぎる

ドラゴンボール的なやつについて、もうちょっと詰められるなら詰めて欲しいかも。裏設定として、死者蘇生はダンジョン内で死んだ人限定ってのがあったんだけど、ここまでダンジョンを離れることは想定してなかったから
祭りに関しては、ロゼッタが町に戻ってこない限り始まらないので勝手に延期される

アスモダイが絡んでれば死者蘇生自体はまあ問題ない
ただドラゴンボールって願い一つだけだったような。こっちもある程度の制限は設けさせてもらう。でないと安価→ロールバックの繰り返しになりかねない

折角なので滝壺ダンジョン(仮)で出てくるモンスターを募集します

【安価・コンマ】淫獣シミュレーター・2【R-18】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1676722106/)
に投げてちょ

カツラギ「しかし、まだ明るいしなぁ…」

 その時、どこからか二人組の少女が走ってきて、カツラギたちに声をかけた。

「あの、旅人さん!」

カツラギ「ん? どうした?」

パペマ「力仕事?」

「いえ…あの…」

エリーゼ「…ここでは言いにくいことですか? ちょっと、物陰に行きましょうか」

 打ち壊された家の陰に移動すると、少女が話し始めた。

「実は…この町には、昔から伝わる『聖女』の伝説があって」

「もしかしたら、それでこの町が元通りになるかも…」

カツラギ「『聖女』…?」

 少女たちが交互に説明する。

「ずっと昔、この町が今みたいに大変なことになった時、海の向こうからやってきて」

「アスモダイ父神の力で、壊れた建物や荒らされた畑を元通りにしてくれたんだって」

「死んだ人が、生き返ったっていう言い伝えもあって」

パペマ「アスモダイの巫女…? なら、あり得る」

 パペマが頷く。

エリーゼ「その、聖女は今は」

「町を救った時に力を使い果たして、滝の近くに埋葬されたって」

「今は、祠が建っているあたりに」

セラ「おはかになってるの?」

カツラギ「まあ、見てみるだけ見ても良いかもな。どうせ暇してたし」

「それが…」

 片方が、言いづらそうに切り出す。

エリーゼ「何?」

「言い伝えなんだけど…祠の下は、広い迷路になっていて、危険な魔物がいっぱいいるんだって」

カツラギ「つまり…ダンジョンか」

セラ「ダンジョン!」キラキラ

パペマ「魔力鉱石!」キラキラ

エリーゼ「これは…言い伝えが本当なら、ロゼッタさんにも手伝って貰わないといけないみたいね」



ロゼッタ「何と、そのようなものが!」

 ロゼッタに先程の話を伝えると、すぐに乗ってきた。

ロゼッタ「万に一つでも可能性があるのなら、全力を尽くしましょう」

フォーグ「えっ、ロゼッタさん、行っちゃうの?」

 フォーグが不安げに彼女を見る。ロゼッタは、彼の肩に手を置いた。

ロゼッタ「心配いりません。ダンジョン探索に、モンスターの討伐なら、私たちの得意分野です」

フォーグ「でも、ロゼッタさんがいないと、おれ…」

ロゼッタ「大丈夫。あなたはもう、町の人のリーダーを立派に務めています。だから自信を持って。周りの方々の意見に耳を傾け、自分が信じる行いを通すのです」

 そう言うとロゼッタは、カツラギたちと共に町を出発した。

『第0層 祠』



カツラギ「思えば、初めてここに来たのは、迷子のガキを探すためだったな」

エリーゼ「お祭りの内容を知りたくて、ここに来たって言ってましたね。…」

 エリーゼが、何とも言えない顔をする。彼が、祭りの真相を知ったら…

カツラギ「ちなみに、結局中にあったのは…」

 祠の中に置かれていた物を、拾い上げる。それは、銀色の仮面であった。男の顔と、女の顔の2種類がある。

パペマ「滝の裏で使う、お面」

カツラギ「折角だし、1セット持っていこうぜ」



『父神の仮面』父神アスモダイの顔を象った、銀色の仮面。
『巫女の仮面』アスモダイの巫女の顔を象った、銀色の仮面。



ロゼッタ「…おや?」

 女の仮面を拾おうと屈んだロゼッタが、何かに気づいた。

ロゼッタ「ここだけ、床が薄いような…!!」

 床板に触れると、がたりと音がして外れた。その隣、その隣、反対の隣…外していくと、祠の床に、人一人が通れるくらいの穴が開いた。

カツラギ「マジでダンジョンだったのか…」

エリーゼ「アスモダイという神は、ダンジョン造りが趣味なのでしょうか…?」

セラ「はやくいこー!」ヒュン

カツラギ「あっ待て!」

 穴に飛び込んだセラを追って、カツラギたちも次々穴へと入っていった。

『第1層 地下空洞』



カツラギ「祠の下に、こんな空間が…」

エリーゼ「ただの洞穴ではなく、人の手が加わっているようです」

 壁を補強するように積み上げられた石を見て、エリーゼが言う。

ロゼッタ「聖女が葬られているという言い伝えが本当であれば、この先に眠っているのでしょう」

カツラギ「だが、聖女とは言え死んだ奴が役に立つかな…」

パペマ「早く見つけて、早く帰ろ」



安価下コンマ
01~20 残党
21~60 特に何も起こらない
61~80 そう言えば…
81~95 ↑+丁度いいところに
96~00 もしかして…

カツラギ「ここが本当にダンジョンなら…呼べば来るかも知れないな」

ロゼッタ「どなたがです?」

カツラギ「ダンジョンに城を構えて、呼べばすぐ来るやつがいるんだよ」

パペマ「もしかして…」

エリーゼ「! …///」

 かつて、その城で起きたことを思い出し、赤面するエリーゼ。

カツラギ「ま、ダンジョン『みたい』なだけだし、流石にこんな遠くまでは来れないか。あの___」



ダリア「…」



カツラギ「___露出狂吸血鬼は」

ダリア「誰が、露出狂吸血鬼と?」ヌッ

カツラギ「うわーっ!!?」ビクッ

 いつの間にか、背後に立っていたダリアに、カツラギが飛び上がる。

エリーゼ「こ、こんなところも管轄内なの!?」

ダリア「何を言っている? 我は、呼ばれたから来ただけぞ」

パペマ「だってここ、ギルドからすごく離れたとこ」

ダリア「む…?」

 恐らく、事態を呑み込めていないらしいダリア。セラが興味津々で尋ねた。

セラ「すごーい! どうやってきたの?」

ダリア「!! やけに皮膚が熱いと思ったら…ええい、寄るな!」シッシッ

 飛び離れるダリア。セラが、悲しそうな顔をする。

セラ「え…」

パペマ「あー、泣かせた」

ダリア「! し、仕方ないではないか。こやつ、天界の者だろう? 夜に生きる者には、存在自体が猛毒よ」

ロゼッタ「あ、あの!」

 ここで、ロゼッタが割り込んできた。

ロゼッタ「カツラギさんたちのお知り合いとお見受けします。…私はロゼッタ。ギルドに所属していた時期もあります。…貴女は?」

ダリア「何だ、新しい妾か。…我はダリア。故あって、吸血鬼に身をやつしている、ただの小娘よ」

エリーゼ「…あら?」

 ここで、エリーゼが気付いた。

エリーゼ「服…着てる?」

ダリア「いかにも」

 ダリアが頷いた。確かによく見ると、今の彼女は靴下と手袋にガターベルトだけでなく、白いブラウスも着ていた。やや長い裾の下に目を遣ると、ちゃんと黒いショーツも穿いている。

ダリア「貴様らが、呪いを多く『引き受けた』ようでな。ここまで着ても危険が無くなったのだ」

エリーゼ「…///」フイ

 顔を背けるエリーゼ。ダリアは続けた。

ダリア「まあ、そんなことは良い。我を呼んだということは、助けが必要なのであろう?」

カツラギ「確かに、着の身着のままで着たから、テントも飯も、水すら持ってない」

パペマ「パペマたち、もう『対価』は払ったから、城に行ける」

ダリア「無論、まだ払っていない者からは徴収するぞ。そこの女」

ロゼッタ「は、はい。…対価?」

パペマ「血をちょっとだけ」

ロゼッタ「血…?」

ダリア「そこの天界のは、連れてこれんぞ。近付くだけで命が危ない」

セラ「…」ウルウル

カツラギ「なあ…こいつはセフィリアみたいに、お尋ね者とかじゃない。近寄るのが駄目でも、城まで転送することはできるだろ?」

エリーゼ「ダリアとセラが、端と端になれば良いんじゃないかしら」

ダリア「だが、こやつの血は飲めぬ。一口でも舐めたが最後、我は消滅してしまうだろう」

ロゼッタ「…分かりました。では、私がセラさんの分の対価も払います」

カツラギ「!」

 ロゼッタの提案に、ダリアが目を細める。

ダリア「…ほう。我は血が飲めれば文句はない。招いた人数分の血を頂くという、掟が破られぬならなお良い」

ロゼッタ「決まりですね」

カツラギ「どうする、一度行ってみるか」



安価下 どうする?
①行ってみる

②後で

くぎる



ダリア「…おい、もっと離れろ」

セラ「むり…」グイグイ

エリーゼ「早く行きましょ、その方が良いわ」

ダリア「むぅ…」

 ダリアが、渋々術を使う。たちまち、一行の姿が煙になって消えた。



『第49層 新月城』



ダリア「ふぅ…何とか辿り着いた」

ロゼッタ「! …こ、ここは」

ダリア「第49層、新月城である。…さあ、『対価』を貰おうか」

ロゼッタ「ああ、そうでしたね」

 ロゼッタは、手甲を外すと片手をダリアに差し出した。

ロゼッタ「こちらでよろしいでしょうか」

ダリア「構わん」

 ダリアはその手を取ると、手の甲に爪で傷を付けた。いつもより多く血を滲ませると、口を付けて啜った。

ロゼッタ「」ゾワッ

ダリア「…こんなものだな。では、好きに過ごせ」

カツラギ「取り敢えず、食い物探そうぜ」

ロゼッタ「は、はい…」

 傷付けられた手の甲を押さえながら、ロゼッタが頷く。

ロゼッタ「…町の皆さんを待たせています。長居はしないようにしましょう」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『第1層 地下空洞』

②食べ物を探す

③その他要記述

速やかにすすめよ



カツラギ「さてさて、今まであんまり大したものは無かったが…」ゴソゴソ

セラ「…ごはんみつけて、はやくもどりたい」ボソッ

パペマ「あんなに行きたがってたのに…」

ロゼッタ「第49層…確か、以前来た時は…」



安価下コンマ
01~40 パンと干し肉
41~70 ↑+ワイン
71~90 ↑+浄水瓶
91~00 …奇遇だな



カツラギ「…パンと、干し肉。いつものやつだな」

エリーゼ「ワインもありましたよ。これで、短いダンジョンなら何とかなりそうです」ゴトッ



安価下 どうする?
①『第1層 地下空洞』

②その他要記述

ロゼッタ「という訳で、先を急ぎますので。失礼!」

ダリア「むぅ、貴様にも呪いを分けたいところであったが、その暇は無いか…」

エリーゼ「悪いけど、私たち、ギルドから遠いところから来たの。呪いを移されても、解呪する方法が無いわ」

ダリア「…まあ良い。掴まれ」

 来た時のように手を繋ぐと、元の空洞に帰ってきた。



『第1層 地下空洞』



パペマ「ご飯ゲット。行こ」

 一行は、地下空洞の先へと歩き出した。

『第2層 地下墓地』



パペマ「…!」ビクッ

 周囲が石造りの壁に覆われ、どこか馴染みのある冷気が漂う。パペマは苦い経験を思い出し、立ち止まった。

エリーゼ「まるで、ダンジョンの地下墓地みたい…」

セラ「…」キョロキョロ

ロゼッタ「もしも、ダンジョンのそれと同質であれば…できるだけ立ち止まらず、進むべきでしょう」

カツラギ「だが、目的地は墓場ではあるぞ…」



安価下コンマ
01~20 ゾンビの群れだ!
21~40 ゾンビの気配だ
41~60 残党
61~95 先に道がある
96~00 墓守

 その時、突然石畳が捲れ上がり、中から無数のゾンビが這い出してきた。

パペマ「!!」ビクゥッ

 カツラギに抱きつくパペマ。エリーゼが呟いた。

エリーゼ「魔力の流れがおかしい…吸われてる?」

カツラギ「嘘だろ、ただでさえめんどくさい奴らなのに…」

 ロゼッタが剣を抜き、尋ねた。

ロゼッタ「斬れば倒れますか」

カツラギ「ダンジョンのと同じなら、斬ったくらいじゃ倒れねえ」

エリーゼ「炎は?」

カツラギ「灰になるまでやれるならな。生焼け程度じゃ、元気に襲ってくるぜ!」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「! そうだセラ、お前天界出身だっけか」

セラ「そうだけど…?」

カツラギ「あいつら、聖属性に弱いんだ。何とかならないか」

セラ「んーと…」



安価下コンマ
01~20 教わった魔法で…
21~50 聖なるオーラを…
51~90 頭だけ…
91~00 あんまり長くは保たないけど…

セラ「えっと、ここじゃせまいから…」

カツラギ「そこを何とか」



セラ「あたまだけ」シュゥゥゥ…



 突然、セラの被る冠が光を放った。

パペマ「!?」

エリーゼ「す、凄い魔力…!」

 黄金の冠が、一つの生物のようにセラの頬まで伸び、網目のように彼女の顔を覆っていく。やがてその隙間から、虹色に輝く鱗が生え、セラの顔を覆い尽くした。



セラ『…』カッ



 セラが、鱗に覆われた口を開いた。次の瞬間、鋭い牙の並んだ口から、まばゆい光線を発射した!

ロゼッタ「っ…ど、どうなりましたか…?」

 ロゼッタが、そっと目を開ける。

ロゼッタ「!!」

カツラギ「ぞ、ゾンビが、跡形もねえ…」

 セラは、頭を人間に戻すと、その場に座り込んだ。

セラ「…ふぅ」

エリーゼ「だ、大丈夫?」

パペマ「消耗が激しそう」

 パペマはゴーレムを作り出すと、セラを背負わせた。

パペマ「ん。これで行ける」



『第3層 迷宮』



カツラギ「墓は抜けたみたいだが…」

ロゼッタ「迷宮みたいですね…いよいよ、ダンジョンと同じです」

セラ「すぅ…」スヤスヤ



安価下 どうする?
①この層を探索

②休憩

③その他要記述

カツラギ「…」チラ

 カツラギは、ゴーレムの背で寝息を立てるセラを一瞥すると、言った。

カツラギ「ちょっと休むか」

ロゼッタ「しかし、町の皆さんがお祭りを」

カツラギ「言っても、俺たちは他所者だろ。町の連中に言われれば、フォーグも祭りを始めざるを得ないさ」

ロゼッタ「まあ…それはそうですが」

カツラギ「何より、セラが戦力になると分かったんだ。この先何が出るか、どこまで続くか分からねえし、万全にしとこうぜ」

 一行は迷宮の通路に腰を下ろし、新月城から持ち出したパンと干し肉を取り出した。



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事、行動



セラ「Zzz…」



カツラギ「そう言えば、我が弟子エリーゼは、聖属性の魔法は使えるのか?」

エリーゼ「いえ、聖属性は修めてません。前の先生も、使いませんでした」

パペマ「ロゼッタは?」

ロゼッタ「私も、エンチャントできるのは元素魔術だけです。聖属性は、元素とは違うので」

エリーゼ「聖属性は独特というか…技術というよりも、魂の在り方のようなもので、他の魔術とは両立が難しいそうです」

カツラギ「まあ、そりゃそうか…」

 カツラギは腕組みした。ゾンビやゴースト相手となると、またセラを頼らざるを得ないようだ。



セラ「…ふぁ」ムクリ

エリーゼ「あ、セラが起きたみたい」

ロゼッタ「では、出発しましょう」



安価下コンマ
01~10 魚人
11~30 こんなところに…
31~50 特に何も起こらない
51~90 階段を見つけた
91~00 墓守



カツラギ「…おっ」

 石レンガの角を曲がると、向こうに下へ降りる階段を見つけた。

ロゼッタ「良かった、先に進めますね」



『第4層 迷宮』



カツラギ「ぐっ…まだ迷宮か」

パペマ「あんまり長いと、帰るのも大変そう」

セラ「…」キョロキョロ



安価下 どうする?
①この層を探索

②休憩

③その他要記述

ここでくぎる

カツラギ「…セラ、何か気になるのか?」

セラ「ん? …えっと」



安価下コンマ ゾロ目で…

セラ「…んーと、見てただけ」

カツラギ「何じゃそりゃ」

ロゼッタ「色々と気になるのでしょう。でも、今は急がないと」



安価下コンマ
   01 腐臭
02~20 魚人
21~30 残党
31~60 水の音
61~80 階段を見つけた
81~00 墓守



カツラギ「しかし、この先に本当に、その聖女とやらがいるのか?」

エリーゼ「いると言うか、葬られているというか…」

ロゼッタ「少しでも希望があれば、とは言いましたが…本当に僅かな」

パペマ「あっ」

 不意にパペマが声を上げた。と思うや、彼女の持っていた銀の仮面が、からんからんと音を立てて落ちた。

カツラギ「おいおい、大丈夫か」

パペマ「ん…」スッ

 パペマがしゃがみ込み、拾おうとしたその時



???「…」ヌッ



パペマ「っ!?」ビクッ

 突然、暗闇から白い手が伸びて、仮面を拾い上げた。

ロゼッタ「何者!?」ジャキッ

 剣を抜くロゼッタ。その前に、姿を表したのは、拾ったものと同じ仮面を被り、短い紫のケープを肩に掛けた…そして、それ以外は全裸の女であった。

カツラギ「おっほっほ…」

セラ「サキュバス…」

ロゼッタ「サキュバス!?」

エリーゼ「た、たしかに、それらしい格好はしていますが…///」

 しかし、仮面のサキュバスは、唯一の男であるカツラギに襲いかかるでもなく一行を見回すと、何と人間の言葉を発した。



墓守「わたしは殉教者の墓守。聖女への謁見を望みますか」



カツラギ「墓守…って、今聖女って言ったか?」

ロゼッタ「そ、そうです! 今、町が盗賊に襲われて、大変なことに」

 すると、墓守はくるりと後ろを向いて言った。

墓守「では、墓所まで案内しましょう」

エリーゼ「! こ、これで、聖女のところに…」

パペマ「とにかく、行ってみよ」



『第5層 鍾乳洞』



セラ「わあ…!」キラキラ

 セラが目を輝かせる。迷宮を抜けた先は、巨大な鍾乳石や石筍の立ち並ぶ、広い鍾乳洞であった。

墓守「ここは、滝の裏の洞窟の、真下にあります」

ロゼッタ「何と、では祠の地下から滝の下までに、あのような迷宮が」

墓守「聖女は、アスモダイ父神の一部となり、不滅の存在となられました。ですが、力を使い果たして永くここに眠っておられました」

カツラギ「眠っていた…じゃあ、今は」

 カツラギの問に、墓守は鍾乳洞の奥を指した。
 そこには、一人の女が立っていた。灰色の髪を編み、長い紫色のマントを羽織っている。
 女が、こちらを向いた。墓守が、その場に跪く。
 いつの間にか、洞窟には同じ仮面を被った無数のサキュバスたちがいて、一斉に跪いた。



???「…ごきげんよう、友人たち」



墓守「聖女サラ。救いを求める、町の民をお連れしました」

きょうはここまで

 サラと呼ばれた、その女…いや、少女と言うべきだろうか。想像していたよりも、遥かに若く、何より普通に生きているその姿に、カツラギたちは困惑した。

カツラギ「あー…」

エリーゼ「あの…町の人の話だと、大昔に亡くなったと聞いていたのだけれど…」

サラ「墓守が申したように、わたくしはアスモダイ父神の一部となり、不滅の存在となりました。ですが、父神から遠く離れたこの地で行使できる権能は限られ、使うたびに己の魂を消費するのです」

墓守「魂を擦り減らされる度、聖女は年老いていき、やがて生ける死体の如く、動けなくなります」

パペマ「でも、こんなふうに生きてる」

サラ「ひとえに、敬虔なる町の人々の、真摯な祈りの結果です」

カツラギ「…あ」

 カツラギは、気がついた。

カツラギ「年に1度、ここの真上で行われる…」

サラ「その通り。父神に捧げられる、男女のまぐわいによって生じる豊穣の力が、わたくしの魂を潤すのです」

エリーゼ「な、なるほど…?」

ロゼッタ「そ、それでは!」

 ロゼッタが、一歩前に踏み出した。

ロゼッタ「申し訳ありませんが…その力を、町の皆さんのために、今一度使ってはいただけませんか」

 するとサラは、まっすぐにロゼッタを見つめて言った。

サラ「何があったのか、お聞かせいただけませんか」

 ロゼッタは、町で起きたこと…盗賊に襲われ、家や畑、そして多くの人が犠牲となったこと、その中に、町長も含まれることを話した。

サラ「なるほど…それは痛ましいことです。父神を信ずる人々のため、再び授かった権能を使う時が来たようです」

カツラギ「そいつはありがたい。…ちなみに、どのくらいのことができるんだ?」

サラ「この身体で使える権能は…」



安価下コンマ
01~05 家くらいなら
06~60 家と畑なら
61~90 ↑+作物が実った状態に
91~99 ↑+人一人くらいなら
   00 元通りに

サラ「家と畑を元に戻し、畑に作物を実らせ…あと、一人なら蘇らせられるでしょう」

パペマ「ギルドの聖堂なら、誰でも生き返らせられるけど…」

墓守「無礼なことを…」

サラ「おやめなさい。…求めることは、父神の勧める美徳。ただ、申し訳ないことに、わたくし自身は父神の無限の恵みとは切り離されているのです。この100年以上に及ぶ、町の人々の真摯な祈りの力を使い果たしても、これが精一杯です」

カツラギ「…」

ロゼッタ「…元々、事実かどうかも分からない伝承を頼りに、ここまでやってきました。聖女サラ、貴女の力を得られることは、願ってもない幸運です」

エリーゼ「そうよね。…死人が蘇るだなんて、本来はあり得ないことだもの」

セラ「…」

 セラは、ずっと居心地悪そうに辺りを見回している。神や、その信徒のように振る舞ってはいるものの、天界から来た彼女にとっては、セラや墓守たちは悪魔とその眷属にしか見えないのだろう。

カツラギ「…それもそうだな。長らくギルドにいたせいで、感覚がおかしくなってた」

ロゼッタ「町へ戻りましょう。…聖女サラ、帰りの道は…」

サラ「ご心配なく。ここは、滝の裏の洞窟の真下。ですので…」

 サラが合図すると、控えていた墓守たちが一斉に、黒い翼を広げて飛び立ち、カツラギたちを抱え上げた。

カツラギ「おわっ!?」

 そのまま、洞窟の天井へと飛び上がる。

エリーゼ「きゃーっ!?」

 墓守たちは、天井の見えない隙間を器用にくぐり抜け、上へ上へと突き進んでいく。
 やがて…気がついた時には、滝の音の響く広い洞窟に立っていた。

サラ「…おや? 石像が見当たりませんね」

カツラギ「ああ、そうだった。今年は、町の全員で像に祈る祭りにするってんで、フォーグが外に出したんだ」

サラ「町にあるのですね」

 サラは頷いた。

サラ「では、行きましょう」



 町に着いたのは、出発した翌日の朝であった。



「フォーグ、まだ始めないのか」「料理も出揃ってるんだ。そろそろ…」

フォーグ「もう少しだけ待ってくれませんか。恩人である、彼らを置いて始めるわけには…」



カツラギ「おーい、待たせたな!」

フォーグ「! その声は…」

 フォーグや、広場に集まっていた町人たちが、一斉に声の方を向く。そして、彼の後ろを歩く紫マントの女に、どよめいた。



「な、何だあの娘?」「あんな娘、町にいたか…?」「あの紫マント…まさか」



「聖女さま…聖女さまだわ!」

 カツラギたちに依頼を出した少女が叫んだ。

「聖女さまが、復活されたんだわ!」

サラ「…」

 ざわつく町人たちの間を進み、サラは中央に据えられた神像に歩み寄った。竜の首元に軽く触れると、そこで初めて町人たちを見た。

サラ「…ごきげんよう、子どもたち」

フォーグ「聖女…というのは、伝承にある『殉教者サラ』…?」

サラ「そのように伝えられているのですね」

 彼女の返答に、フォーグがきょとんとする。その意味を察した町人たちは、慌ててその場に跪いた。

サラ「子どもたち。長きに渡って、あなた方より捧げられた祈りの力を、ここに返しましょう。焼かれた家を戻し、荒らされた田畑を肥やし、踏みにじられた作物に、再び実りを与えましょう」

サラ「そして…奪われた命を。力及ばず、一人だけですが」

 広場が静まり返る。次の瞬間、あちこちで囁き声が飛び交った。



「い、生き返るのか? 一人…」「一人? 一人だけなの?」「馬鹿。一人でも、とんでもないことだ」「主人は…」「息子が…」「いや…ここは」



フォーグ「…一人だけ、生き返らせられることができる…?」

サラ「恐らく、すぐには決められないでしょう。皆さんで話し合ってください。その間に、わたくしは町を回ります」



安価下 どうする?
①サラについていく

②広場に残る

カツラギ「…俺たちも行ってみるか」

ロゼッタ「そうですね。町のことは、町の皆さんだけで話し合うべきでしょう」



 手始めにサラは、打ち壊された一軒の民家に立ち寄った。周りを一周し、被害を確かめると、おもむろに両手を広げた。
 すると、どこからともなく工具を持った墓守たちが現れ、家の修理を始めた。

カツラギ「…思ったより現実的だな」

サラ「父神の権能は、時を戻すものではありません。墓守たちに力と材料を与え、修理させるのです」

 よく見ると、墓守たちは家の周りに生えている木を切り取っては、猛スピードで材木に加工して修理に使っている。不思議なことに、木は切った側から伸びてきて、瞬く間に家一軒分の材木となった。

サラ「…次は畑です」

 サラが言う。その姿を見て、セラが気付いた。

セラ「あれ? 大きくなった?」

サラ「ふふ…」

 微笑むサラは、先程に比べると背も伸び、マントを押し上げる膨らみも大きくなっている。

カツラギ「アスモダイの力を使うと、歳を取るってことか…」

サラ「さあ、行きましょう」



 町の端の方にある畑は、見るも無惨に踏み荒らされて、作物も焼かれたり引き抜かれたりしていた。

ロゼッタ「酷い有様ですね…」

サラ「…」キョロキョロ

 サラは畑を見回すと、その端に立った。それから、おもむろに羽織っているマントを捲り上げた。

パペマ「!?」

エリーゼ「…///」ドキッ

 マントの下は、墓守と同じ、全裸であった。彼女は、先程より大きく膨らんだ乳房を両手で掴むと、強く絞った。

サラ「んっ…♡」ギュッ

 すると、両の乳首から勢いよく母乳が噴き出し、畑に降り注いだ。母乳が土に染み込むと、みるみる内に、萎れていた作物が立ち上がり、たわわに実を付け始めた。

サラ「んっ♡ んーっ♡」ギューッ プシューッ

 乳を絞りながら、サラが畑を歩き回る。荒れていた畑が、どんどん元に戻っていく…いや、それ以上に、豊かに実っていく。
 そして、畑が豊かになるにつれ、サラの身体がどんどん成長し…やがて、老けていく。

サラ「…ふぅ」

 畑に母乳を撒き終え、マントを着直した彼女は、既に妙齢の女の姿をしていた。

カツラギ「結構な力を使ったんだな…」

サラ「父神の権能を直接行使できる、かの街の巫女であれば、このようなことは無いのですが」

 流石に疲れたように、サラが額を拭った。

パペマ「街って、ギルドタウンのことかな」

サラ「今はそのように呼ばれているのですか」

カツラギ「ギルドができる前から、アスモダイがあそこで信仰されてたってことか…」

サラ「さあ。そろそろ結論が出たでしょうか」

エリーゼ「そうだ、広場に戻りましょう」



 広場に戻ると、フォーグや町人たちが待っていた。最初に見たときとサラの姿が変わっていることに気付き、一帯がざわつく。

サラ「家や畑を癒やして参りました。…では、どなたを蘇らせられるか、決まりましたか」

フォーグ「…」コクン

 フォーグは、頷いた。それから、言った。



安価下コンマ
01~50 誰も蘇らせないことにした
51~90 町長を蘇らせることにした
91~00 くじ引きで決めて…

フォーグ「…サラ様、あなたの今の姿を見て、この決定が正しかったと確信しました。…おれたちは…誰も、蘇らせない」

サラ「…」

フォーグ「一人を選ぶなんて…例え、父さん…町長だとしても…そんなの無理だ。絶対に、選ばれなかった人の家族が不幸になる。失ったことを受け入れて、生き残った人が…おれたちが、が、頑張らないと…」

 フォーグの頬を、涙が伝う。言葉に詰まった彼の肩に、ロゼッタがそっと手を置いた。

ロゼッタ「…フォーグさん」

フォーグ「ロゼッタさん…」ギュ

 フォーグが、ロゼッタに抱きつく。ロゼッタは、彼の頭を優しく撫でた。

ロゼッタ「町の皆さんと、話し合って決めたのですね」



「聖女さまは、力を使い果たして死んじまったんだろ?」「もう、こんなになってしまって」「また私たちのために死なせるなんて、そんなこと、とても…」



エリーゼ「…心優しい方々ですね」

カツラギ「ああ、そうだな」

サラ「…分かりました、子どもたち。あなた方の意志を尊重します」

 そう言うとサラは、町人たちに背を向けた。

サラ「では、再び眠りに」

フォーグ「あっ、待って!」

 フォーグが呼び止める。

フォーグ「…折角来てくださったんだから、お祭りにも参加していってくださいよ!」



「ささ、食べて食べて」「畑見たか? 大豊作だぞ!」「お酒もまだあるよ」

カツラギ「ふぃ~…」ウトウト

 ダンジョン探索で疲れていたところに酒が入り、カツラギはゆめうつつで広場の賑わいを眺める。両脇からパペマとセラが、彼に寄りかかって寝息を立てている。

エリーゼ「…つまり、アスモダイというのは、その…え、えっちなことだけではなく」

サラ「父神は、生命の営みを重んじられます。その過程で生じる欲求、それを満たすための努力、労働は、父神の勧めるところです」

カツラギ「だけど、やっぱセックスの比重が重いよなぁ?」

 カツラギの茶々に、サラは澄まし顔で頷く。

サラ「もちろん。新たな生命を創ることは、何物にも勝る尊き行いです」

 その時、広場の向こうで歓声が上がった。

カツラギ「おっ、何だ何だ?」スクッ

パペマ「ふげっ」ゴロッ

セラ「むに」クタッ

パペマ「…なに」ムクリ

 起き上がり、カツラギを睨むパペマ。

カツラギ「あっちが楽しそうだ。行ってみようぜ」



フォーグ「お願いします…!」

ロゼッタ「あっ、えっと、その…」オロオロ



カツラギ「ロゼッタとフォーグ…何やってんだ?」

「新町長の、一世一代の告白さね!」ドンッ

 野次馬の一人がカツラギの背中を叩いて言う。

パペマ「こくはく…フォーグが?」

カツラギ「…!! まっ、まさかあいつ」



フォーグ「ロゼッタさん…おれと、結婚してください!!」

カツラギ「や、やりやがった…!」

 剣を教わっているときから、フォーグがロゼッタに好意を寄せているのは分かっていた。だが、まさかもう求婚とは。



ロゼッタ「そ、そんな…だってフォーグさん、まだ14って聞きましたよ。私と、10は離れているのに」

フォーグ「そんなの関係ない! おれは、父さんを継いでこの町を背負う…それには、ロゼッタさんの力が必要なんです」

「頑張れー!」「押せー!」



 町人たちは完全にフォーグの味方だ。ロゼッタは顔を赤くしながら、もごもごと言い訳している。

ロゼッタ「…!」チラッ

カツラギ「!」

 町人に混じって眺めていると、ロゼッタと目が合った。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

ねる
あといっこ
安価下

 カツラギは群衆を掻き分け、2人の前に進み出た。

カツラギ「おいおい、そりゃ困るぜフォーグ」

ロゼッタ「カツラギさん…!」

カツラギ「ロゼッタは俺の女だ」

ロゼッタ「ちょ、言い方!?」

フォーグ「えっ!!?」

 野次馬が沸き立つ。



「おっと、ライバルか~?」「相手がいたのかよ」「関係ない、男を見せろ坊主!」



パペマ「」ドドドドドド

パペマ「」ゲシッ

カツラギ「いだっ!?」

 怒りの形相のパペマが、群衆を蹴散らしてカツラギに飛び蹴りを見舞う。

パペマ「カツラギ! ロゼッタまで、いつの間に!」



「おっと、修羅場か~?」「どういうことだよ」「坊主、チャンスだ! 今のうちに」



ロゼッタ「ち、違うんです、そういう意味では…ただ、お祭りが終わったらギルドに戻って、カツラギさんたちのパーティに加わるという約束をしていただけで」

パペマ「…ほんと?」ジロッ

カツラギ「あ、ああ、そうだぞ…?」

フォーグ「町に残って、復興を助けてくれるって言ったじゃないですか!」

カツラギ「ああ、俺も聞いたよ。だがそれは、サラのことを知る前の話だ。サラの力で町が元通りになったんだから、ロゼッタはギルドに戻っても問題ないだろ」

フォーグ「うぐ…」



安価下コンマ
   01 ロゼッタ「…カツラギさん、私」
02~50 こうなったら…
51~00 諦めな、坊主



「…男と男の、譲れない戦いだ」



 町人の誰かが言った。



「ここは、決闘で決めよう!」

「うおおー!」「決闘! 決闘!」「坊主、剣を習ってたんだろ?」「だが、相手はゴリラだぜ」



フォーグ「…木剣を2本持ってきてください」

ロゼッタ「フォーグさん…カツラギさん」

カツラギ「え、俺も剣?」

フォーグ「何でも良い、最後まで立っていた方の勝ちだ!!」

 町人が木剣を持ってくると、フォーグは1本取って構え、もう一本をカツラギに渡した。カツラギはそれを受け取ると、ふとロゼッタに尋ねた。

カツラギ「そうだ。ロゼッタ的にはどうなんだ?」

ロゼッタ「! ええと…わ、私としては、聖女サラのおかげで町が元通りになったのですから、当初の約束通りギルドに戻るべきだと」

カツラギ「フォーグと、結婚したいか?」

ロゼッタ「! そ、それは…」

 言い淀むロゼッタ。彼女の性格上、本人の前ではっきり断れないのか、本当に迷っているのか…

カツラギ「…じゃあ、俺は本気でいくぜ」ポイ

 それを見たカツラギは…木剣を捨て、一頭の、巨大なゴリラに変身した。



 数分後。そこには、折れた木剣を握ったまま地面に倒れ伏すフォーグと、その前に佇むゴリラがいた。
 ゴリラが、カツラギの姿に戻る。

カツラギ「…夜出歩くのもビビってたガキが、一端の男になったな」

フォーグ「うっ…ううっ…」ポロポロ

カツラギ「親父の分も頑張れよ。そうすりゃ、すぐに良い女に出会えるだろうよ」

ロゼッタ「…フォーグさん」

 ロゼッタが、彼の前に膝を突き、肩に手を置く。

ロゼッタ「あなたなら、きっと大丈夫。ギルドから応援してますよ」

フォーグ「ロ゛ゼッタ゛さ゛ん゛…」



 祭りは、日が暮れるまで続いた。辺りが暗くなると、親たちは子供を直ったばかりの家に寝かしつけ、再び広間に戻ってきた。

カツラギ「ここからは、大人だけで酒盛りってところかな?」

 セラを宿屋に寝かしつけて、エリーゼが戻ってきた。

エリーゼ「きっと、夜明けまで続くんでしょうね」

パペマ「ふぁ…」

カツラギ「眠いなら無理せず寝とけよ。もう丸2日近く、休み無しで働いてたんだ…ん?」

 カツラギが首をひねる。何か、広場の雰囲気が変わったような気がしたのだ。そして、その理由はすぐに分かった。



サラ「…さて、子どもたち」



 神像の前で、サラが声を上げる。その直後、空から例の墓守たちが、次々と彼女の周りに降り立った。



「うわっ、何だ何だ?」「飛んできたぞ!」「それ、お祭りの仮面」「ていうか、皆、はだか…///」



サラ「失われた命の分、皆様で取り戻しましょう」

 墓守たちが、その場にいる人々に、銀の仮面を配っていく。男には『父神』の、女には『巫女』の…

墓守「…」スッ

カツラギ「…あ、俺も?」

エリーゼ「えっ、私も?」

パペマ「…!?」ビクッ



「…子供たちは帰したし」「今からは、毎年みたいに…」「や、やっぱり、今年も…///」「ああ、興奮してきたわ…♡」

 町人たちが、仮面を付け、服を脱ぎ捨てていく。男も、女も、萎れた老人も、初潮や精通を迎えたばかりの若者も…



サラ「命の営みを、アスモダイ父神に捧げましょう。今宵、種を受けた女は、父神の祝福の元、必ず新たな命を宿すでしょう」



 歓声が上がる。それはすぐに、乱れた息と甲高い喘ぎ声に塗りつぶされていく。

カツラギ「…だってよ」

エリーゼ「必ずって…必ず妊娠するってこと!?」

パペマ「逃げよ、カツラギ、逃げよ!」グイグイ

 見ると、仮面を被った男が数人、エリーゼやパペマに向かって歩いてきている。逆に、女たちはまっすぐカツラギの方に駆け寄っている。

カツラギ「くっ、できれば参加したいところだが…パーティメンバーが全員妊娠は困る」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①参加する

②逃げる

③その他要記述

くぎる
安価下

流石に多数決にしよ

安価下1~5で多い方

カツラギ「余所者は失礼させてもらうぜ!」ビュン

パペマ「もらう」ダッ

エリーゼ「あっ、先生!」ダッ

ドタドタ

ロゼッタ「ちょ、置いて行かないでくださいよ~!」ドタドタ

 広場の中央近くにいたロゼッタも、慌てて走ってきた。そのまま、一行は宿屋に駆け込んだ。



「あっ♡ あんっ♡」「ううっ、出るっ…!」「はぁっ、死んだ旦那の分も…」



カツラギ「…ロゼッタ。お前、これに参加させられるところだったんだぜ」

ロゼッタ「あわわ…///」ドキドキ

 外から聞こえてくる声に、顔を真っ赤にするロゼッタ。

エリーゼ「今夜、その…『する』と、必ず妊娠するというのは、本当なんでしょうか?」

カツラギ「いくらギルドタウンでも、そんな話は聞いたこと無いが…」

パペマ「…カツラギ、してみよ♡」ピト

カツラギ「パペマじゃ検証にならねえよ。もうできててもおかしくねえし」

パペマ「!! …♡」サスサス

 うっとりと、お腹を撫でるパペマ。

エリーゼ「…ひとまず、私は上で休みます」

ロゼッタ「あ、私も…」

カツラギ「俺は…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「…俺も寝るか」

パペマ「珍しく大人しい」

カツラギ「うるせえ。…祭りが終わったところで、次の船まで2週間もあるんだ。どうやって過ごすか、考えとかねえとな」

 そう言うと、カツラギは上の階へ上がって行った。







安価下1~5 2週間の出来事、行動

船で行く先のことを本で事前調査



 翌朝。宿屋を出ると、外では町人たちが後片付けをしているところであった。

「あっ、おはよう旅人さん!」

カツラギ「よう。…サラはどこに行った?」

「聖女様は、町長の家に行かれたよ」

カツラギ「分かった、ありがとよ」

 どうやら、まだ洞窟には戻っていないようだ。彼は、町長の家へ向かった。



カツラギ「よう、昨日は楽しんだか?」

フォーグ「何を言いますか」

 執務室の椅子に座ったまま、フォーグは苦笑した。あちこちに包帯が巻かれ、左の頬は腫れ上がっている。ロゼッタを巡る、カツラギとの『決闘』の結果である。

フォーグ「ボコボコにされて、日暮れからはずっとここで寝てましたよ。…夜遅くまで続いてたんでしょ?」

カツラギ「まあな」

 どうやら、フォーグは広場で繰り広げられた大乱交は知らないようだ。元々彼も参加するつもりだったのだろうが、『本命』にフラレた彼には寧ろ良かったのだろう。

カツラギ「…ところで、サラは」

フォーグ「聖女様は…」

 彼は、執務室の隅で何やら本を読むサラに目を遣った。

サラ「…あら、失礼しました。少し、現代で父神の教えがどう伝わっているのか、気になったもので」

カツラギ「そう言えば、エリーゼと何か話してたな」

フォーグ「いかがですか、何か分かりましたか」

サラ「まだ、少しではありますが」

 サラが頷く。カツラギは、ふと尋ねてみた。

カツラギ「アスモダイって、いつからこの世界にいるんだ? というか、本当にこの世界に存在してるのか?」

サラ「勿論です」

カツラギ「ギルドタウン…って、今は呼ばれてるところに、実際に住んでるのか?」

サラ「巫女たちの住まう礼拝堂のある街のことであれば、その通り。アスモダイの巫女とは、その身に父神の恵みを宿した者でございます」

カツラギ「で、あんたも巫女なんだろ?」

サラ「元々は。ですが、父神より遠く離れたこの地に教えを広めるため、魂の一部を授かったのです」

フォーグ「それで、不滅の存在となられたのですね」

カツラギ「…少なくとも、一般的に信仰されてる『神』よりは、説得力はあるな」

サラ「ふふ…」

カツラギ「で、あんたはこれからどうするんだ? また、地下の洞窟に戻るのか?」

サラ「わたくしは…」



安価下コンマ
01~20 地下に戻る
21~50 しばらく町に残る
51~55 町に残って…
56~00 折角なので

サラ「…何の幸運か、再び眠りにつくことなく、ここに立っています。今一度、父神の御下へ参ろうかと」

カツラギ「ってことは…ギルドについてくるのか!」

サラ「今は、そのように呼ばれているのですね」

フォーグ「そこで、聖女様にお願いするのは非常に申し訳ないんですけど…」

サラ「ええ、承っていますよ」

 サラが、マントの中から一通の手紙を取り出した。

フォーグ「…ギルドタウンへの報告書です。家や畑が元通りになったとは言え、男たちを中心に多くの命が失われたことに変わりは無いです。食事は出せるので、作物の収穫や加工などのための人手が欲しい」

カツラギ「聖女様に頼まれたら、ギルドの奴らも受けざるを得ないだろうよ」



 宿屋に戻ると、ロゼッタが鎧に剣まで装備して立っていた。

ロゼッタ「あっ、おかえりなさいませ」

カツラギ「どうした、そんな格好して」

ロゼッタ「襲撃から数日経過したとは言え、まだ残党がこの近くにいないとも限りません」

エリーゼ「あれが全てという確証もありませんし…」

 いつの間にか隣にいたエリーゼが言う。

セラ「もりを、ぼうけんしよー!」

カツラギ「…なるほど」

パペマ「パペマはカツラギと行く。エリーゼはセラとロゼッタと行く」

ロゼッタ「2班に別れるのが効率的とは思いますが…大丈夫ですか?」

カツラギ「勝手に決めるなよ。ここは…」



安価下1~3でコンマ最大 チーム分け(全員行動も可)

くぎる

>>403についてはギルドに戻るだけなので割愛

 とは言ったものの、他にもっと良い分け方も思いつかない。強いて言うならエリーゼとセラは遠距離攻撃ができるので分けた方がいいのだろうが、セラは一番魔力を消費するエリーゼと一緒にしておきたいのも事実だ。

カツラギ「…まあ良いか」

パペマ「行こ♡」ギュ

ロゼッタ「パペマさん、で、デートでは無いんですよ…///」

カツラギ「あ、そうだ」

 カツラギは、ふとエリーゼに言った。

カツラギ「出発前に、軽く飛んで誰かいそうか調べてくれるか?」

エリーゼ「分かりました」コクン

 エリーゼは頷くと、箒に跨って空高く飛び上がった。



安価下コンマ
01~40 何も見当たらない
41~80 焚き火の跡
81~99 誰かいそう
   00 アジトだ



 数分後、エリーゼが降りてきた。箒から降りて、首を横に振る。

エリーゼ「特に、それらしきものは」

ロゼッタ「まあ、それなら何よりです。ざっと見て回って、何もなければさっさと戻りましょう」



 さて、カツラギとパペマは町から出て東の方へと進むことにした。西側はロゼッタ一行。北には滝があるし、南はひたすら川だ。盗賊の逃げ込むようなところは無い。

パペマ「久し振りに、2人きり」

 パペマは嬉しそうだ。

カツラギ「おいおい、ちゃんと探せよ」

パペマ「いないって、エリーゼが言ってた。ダンジョンじゃないから、モンスターもいない」

カツラギ「野生動物だって、危険なんだからな…」



安価下コンマ
01~10 熊だ!
11~90 特に何も起こらない
91~99 隠された入り口
   00 ↑+



 数時間歩いたが、それらしきものも、滞在したような形跡も無い。さっさと逃げ去ったようだ。

カツラギ「…無駄足だったな」

パペマ「そんなことない」ギュ

 パペマが、カツラギの腕に抱きついた。ローブ越しに、見た目と釣り合わぬ巨乳が彼の腕を包む。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「」グイッ モミッ

パペマ「あっ♡」ピク

 カツラギが、パペマの乳房を掴む。そのままローブ越しに、膨らみの頂上を指でなぞった。

カツラギ「弱点はどこかな…」クリッ クリッ

パペマ「んっ、んっ♡」プルプル

 ふにふにと膨らみを押しながら、頂上の周りを焦らすように撫でると、その中心がつんと盛り上がってきた。

カツラギ「…変態」ツンッ

パペマ「ぁんっ♡ カツラギもぉ…♡」

 そのまま硬くなった乳首を、指先でくすぐる。反対側の乳首も膨らんできたので、両手で両方の乳首を弄った。

カツラギ「…そろそろ、母乳でも出そうな乳首になってきたな」クリクリ

パペマ「出せるように、したい…♡」

カツラギ「じゃ、脱げ」

パペマ「んっ♡」ゴソゴソ バサッ

 パペマが、ローブを脱ぎ捨てた。露わになった乳房を揉まれながら、既に湿ったパンツも下ろして裸になる。

パペマ「…今日しても、できるかな」ドキドキ

カツラギ「どうだろうな…」



安価下1~3 プレイ内容

hayaikedokugiru



パペマ「はむっ♡ ちゅ、ちゅっ♡ れろ、ちゅ…♡」

 倒木に腰掛けたカツラギのペニスを、夢中でしゃぶるパペマ。カツラギは両手を伸ばし、彼女の乳房を揉みしだく。

パペマ「じゅるるっ♡ んく…んっ♡」ピク

カツラギ「はぁ…ふぅ…っ」モミモミ クリッ

パペマ「んんっ♡」ピクッ

 乳首を指先で弾くと、パペマが喉の奥で喘いだ。また硬くなった両乳首を、指先でくるくると弄ぶ。

パペマ「んっ♡ んっ♡ んゃ、あんっ♡♡」ビクッビクッ

 とうとう、パペマがペニスを吐き出して、甘い声を上げた。

パペマ「やぁ、んっ♡ カツラギ、もう…♡」

カツラギ「ほら、来い」ポンポン

 座ったまま、カツラギは膝を叩いた。パペマはその上に乗り上げると、とろとろに火照った幼い膣穴に、そそり立つペニスを一気に沈めた。

パペマ「んんんんっ…♡♡♡」ズブブッ

カツラギ「うおっ、一気に行ったな…」ググッ

パペマ「♡♡♡」ギュウッ

 体重をかけて、カツラギに抱きつくパペマ。

パペマ「カツラギ、パペマ、カツラギの赤ちゃん、産む…♡」

カツラギ「…そんなに、孕みたいか」

パペマ「ん♡」コクン

 カツラギはパペマの両脚を抱えると、倒木から立ち上がった。

カツラギ「よっ…と」スクッ

パペマ「んっ♡♡」ビクンッ

パペマ「ふぁ、あっ♡」ビクンッ ギュ

 昼下がりの森の中、裸で抱き上げられ、パペマが甘く喘ぐ。両腕をカツラギの首に巻き付け、膣穴で肉棒をきつく抱きしめる。カツラギは彼女の脚を抱えて支えたまま、じっと立っている。

カツラギ「…」

パペマ「ね、ね、動いて…♡」

カツラギ「じゃあ、しっかりと掴まれよ?」

パペマ「ん♡」ギュゥッ

 パペマが抱きつく腕に力を込めると、カツラギは反対に、彼女を支える腕から力を抜いた。

パペマ「んっ!? ♡♡♡♡」ビクンッ

 全体重が膣奥に掛かり、パペマが慌てて脚をカツラギの腰に回す。彼は、そんな彼女のお尻を掴むと、揉みながら軽く持ち上げた。

パペマ「あっ、おくっ♡♡ おくっ、はいっちゃっ♡♡」

カツラギ「奥って…ここか?」スッ

パペマ「ひ、あぁぁ…っっっ♡♡♡♡」ビクンッ ギュゥゥ…

 亀頭の上に子宮口が押し当てられ、パペマが息を呑む。怯えたような、恍惚のような顔のまま、手足と膣でカツラギをホールドする。
 カツラギは彼女のお尻を支え、ゆるく上下に揺すった。

パペマ「んっ♡♡ あっ♡♡ ひゃ♡♡ ひゃんっ♡♡」

 何度もノックされ、子宮の入り口がこじ開けられる感覚を、パペマは覚えた。

パペマ「はっ、はいるっ♡♡ あかちゃんのへやっ♡♡ は、はいっちゃ、ううぅんんっっっ♡♡♡♡」ズブッ

カツラギ「っっ!」

 遂に、根本より更に深く、ペニスが沈んだ。

パペマ「あっ……♡♡♡♡♡♡」ビクンッッッッ

カツラギ「パペマ…出すぞ…っ」ビクッ ビクッ

 パペマは答える代わりに、カツラギの首にしがみつき、唇に噛み付いた。

パペマ「んっ♡」

カツラギ「んっ…っっ!!」ドクンッ ビュルルルルーーーーッッッ

 パペマの子宮に、直接子種が注ぎ込まれる。小さな子宮を一瞬で満たし、肉棒を咥えた膣穴をあっという間に一杯にし、2人の性器の間からじゅくじゅくと溢れ出した。

パペマ「んんっ♡ んんちゅぅっ♡ かちゅらぎ、んん…♡♡」

 パペマは涙を浮かべながら、唇を吸い、名前を呼び、幼い胎内に子種を染み込ませていく。

パペマ「…んぁ♡」プルッ ショワァ…

 溢れた汁とは別の、熱い液体が、カツラギの腰に吹き付けられる。

パペマ「カツラギ…おしっこ…」ショロロロ…

カツラギ「ああ、もう出てるぜ…」ビショビショ



エリーゼ「結局、こちらには何もおらず」

カツラギ「こっちもそんなもんだったぜ」

セラ「…パペマおねえちゃん?」

パペマ「…♡」ギュ

 うっとりとした顔でカツラギの腕に抱きつくパペマを、セラが怪訝な目で見た。



 翌日。カツラギは、再びパペマと2人で町を歩いていた。

パペマ「多分、できた…」サスサス

カツラギ「本当かよ?」

 お腹をさするパペマに、カツラギは半信半疑だ。

カツラギ「…まあ、良いや。どこか行きたいところとかあるか? 買っとく物とか」

パペマ「うーん…」サスサス



安価下1~3でコンマ最大 パペマと2人ですること



カツラギ「しっかし、あの襲撃で装飾品なんて残らず持ってかれたんじゃねえかな…」

パペマ「買えると良いね」

 パペマの要望で、実戦に役立つアクセサリーを探してみることにした。ひとまず、通りを歩く町人に声をかけてみた。

「ん、何だい?」

カツラギ「アクセサリーを探してるんだ」

パペマ「冒険に役立つの」

「うーん、そういうのは港近くの雑貨屋にあるだろうけど、盗賊に持ってかれてるかもなぁ」

カツラギ「だよなぁ。ま、行くだけ行ってみるか」



 目的の店はすぐに見つかった。サラのおかげで建物自体は無傷だが、売り物はどうだろうか。
 中に入ってみると、一人の老人がカウンターの奥で、何やら作業をしていた。

カツラギ「…やってるかい?」

「…っと。なんじゃ」ジロ

カツラギ「ここで装飾品を扱ってるって聞いたんだが…」

パペマ「…売り物、ある?」



安価下コンマ
01~30 今作ってるところだよ
31~60 少しはあるよ
61~90 襲撃を免れた
91~00 聖女様が来て…

「…今作ってるところだよ」

 老人が、ため息混じりに答える。よく見ると、彼が握っているのは木片と彫刻刀であった。

「儂は引退して、息子夫婦がやっとったんだが…店と一緒に、やられてしまった」

カツラギ「ああ、そうだったのか…」

「…いくつか、手遊びに作ったのがある。よかったら買っていきな」

 そう言うと、カウンターに並んだ木彫りのアクセサリーを指差した。



安価下1~3でコンマ最大 どれにする?
①木彫りの指輪

②木彫りの腕輪

③木彫りのイヤリング

④木彫りのペンダント

⑤やめておく

カツラギ「…」チラッ

パペマ「…カツラギ、選んでいいよ」

カツラギ「じゃあ…これで」

 手に取ったのは、磨かれた木片を革紐に通したペンダント。

「あいよ。銅貨5枚でいい」

カツラギ「ああ」コト

 カウンターに銅貨を置くと、店を出た。

カツラギ「…冒険に役立つ感じじゃなかったな」

パペマ「カツラギ、付けて」クイ

 パペマが、頭を向ける。カツラギが彼女の首にペンダントを通すと、嬉しそうに木片に触れた。

パペマ「…ありがと♡」

カツラギ「ま、喜んでくれりゃ、それでいいか」



『木彫りのペンダント』木と革紐でできた、手作りのペンダント





エリーゼ「よろしくお願いします」

カツラギ「実践もやったし、もうあんまり教えることもないけどな。…」



安価下 何を教える?
①続・獣身術の実践

②獣身術の応用

③獣身術の裏技

④その他要記述

カツラギ「…あ、いや、まだ一つあったわ」

エリーゼ「何でしょうか」

カツラギ「原理を教えただけで実践まですっ飛ぶ、飲み込みの良い我が弟子だが、まだ動物から動物への変身はやったことが無いよな?」

エリーゼ「確かに…先生は、動物の身体のままで魔術を行使されます」

 カツラギは得意げに鼻を鳴らした。

カツラギ「ふふん。…普通、魔術に使用するスペルは、人間の身体と魔力の巡りに対応した構造をしている。人間から動物、動物から人間へ変身する時のスペルも、そうだ」

エリーゼ「では、先生は動物用のスペルを理解されているのですか?」

カツラギ「少し違う。変身する動物ごとに、対応したスペルを覚えてたら、脳みそがいくつあっても足りねえ。…要は、スペルが言語として表現される、その手前を理解するんだ」

エリーゼ「詠唱破棄のようなものですか」

カツラギ「結果は似ているが、過程は真逆だ。スペルを洗練して詠唱の過程を省略するのが詠唱破棄。俺たちがやってるのは、スペルの『原始回帰』だ。こいつを応用すれば、獣身術だけじゃなく色んな魔術を、動物の身体のままで行使できるぞ」

 そう言うとカツラギは、狼の姿になった。そのまま牙を剥くと、牙に炎が灯った。

エリーゼ「! 牙に付与魔術を」

 カツラギは人間の姿に戻ると、言った。

カツラギ「こんな感じだ。ちなみに、付与魔術は少し前にロゼッタから教わった」

エリーゼ「なるほど…勉強してみます!」



 流石のエリーゼも、この手法の習得には苦戦した。日も傾く頃、授業を区切ることにした。

エリーゼ「む、難しいですね…」

カツラギ「そりゃそうだ。俺だって、習得に10年以上かかった。…さて、宿屋に戻って飯にするか」

エリーゼ「あ…」

 ふと、エリーゼが声を上げた。

エリーゼ「…あの。少し…歩きませんか? ふ、2人で…///」

カツラギ「別に、構わんが…」



安価下1~3でコンマ最大 エリーゼと2人ですること

忘れてた
じゃデートの後で教わるので、忘れてたら教えて

安価下



カツラギ「…」スタスタ

エリーゼ「…」スタスタ

 特に目的を持たず、夜の町を歩くカツラギとエリーゼ。通りに人は少なく、家々から料理の匂いや会話の声が零れてくる。

エリーゼ「…昨日は、パペマと何をされてたんですか?」

カツラギ「ちょいと、買い物にな」

エリーゼ「へえ、デートですか」

 何故か、やや硬い声で尋ねるエリーゼ。

カツラギ「…そういうことになるな」

エリーゼ「木のペンダント、嬉しそうにしてましたよ」

カツラギ「ああ。喜んでたみたいで良かったぜ」

エリーゼ「…」

カツラギ「…」

エリーゼ「…」

カツラギ「…お前も欲しいか?」

エリーゼ「べ、別に! 彼女は先生と交際されてるわけですし、彼女にプレゼントしたからって、私も同じようにして欲しいなんて、言えるわけ…」

カツラギ「…」ニヤニヤ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?



 数分後。2人は、再び例の雑貨屋に来ていた。

「? 昨日とは違う娘だな?」

カツラギ「こっちは魔術の弟子だよ」

エリーゼ「…」

「あ、そ…分かってるだろうけど、魔術に役立つものは今は無いよ」

エリーゼ「手彫りのアクセサリーには、僅かでも何かしらの魔力が宿ります」

「そうかい。買ってくれるなら何でも良いよ」



安価下1~3でコンマ最大 どれにする?
①木彫りの指輪

②木彫りの腕輪

③木彫りのイヤリング

④木彫りのアンクレット

カツラギ「ん? こいつは新商品か?」チャリ

 手に取ったのは、木のビーズを数個通した革紐の輪であった。腕輪よりは大きいが、ネックレスにしてはあまりに小さい。

「そいつはアンクレット。足首に付けるやつだ」

エリーゼ「これが良いです」

カツラギ「じゃあ、こいつで」

「あいよ。これも銅貨5枚」

カツラギ「これで」コト

 硬貨を置くと、カツラギは、声を潜めて言った。

カツラギ「…昨日の連れには、内緒にしといてくれよ?」

「分かっとるよ。あんたも大変だな」



 宿屋に戻ると、カツラギの部屋のベッドに腰掛けて、エリーゼが片脚を上げた。

エリーゼ「付けてください」スッ

カツラギ「何か、今日はグイグイ来るな…?」

 片足を取り、足首に買ったばかりのアンクレットを巻く。留め具を留めて顔を上げると…

エリーゼ「…///」

 エリーゼは、礼拝堂で借りた麻のローブの裾をたくし上げ、下半身を露わにしていた。

カツラギ「お前…昨日の今日で、いい度胸だな」

エリーゼ「もし逃げたら、鹿に変身して森で寝ます。雄がいたら、交尾します…///」

カツラギ「…とんだ魔女だぜ」

 そう言うとカツラギは、彼女の膝を掴み、ぐいと広げた。

エリーゼ「あっ…///」

 見覚えのある、細い赤毛の萌えた陰裂が、ぴくりと震えた。



安価下1~3 プレイ内容

くぎる

 カツラギはエリーゼの膝を押さえたまま、白く細い脚の間に、顔を突っ込んだ。

エリーゼ「きゃっ…///」

カツラギ「しーっ。声抑えろよ」

 そう言うとカツラギは、細い陰毛の上から、彼女の割れ目に舌を這わせた。

エリーゼ「や、ぁ…///」プルプル

カツラギ「」レロッ

エリーゼ「っ!!」ゾクゾクッ

 秘部に走る未知の感触に、エリーゼは弾かれたように立ち上がった。カツラギは小ぶりなお尻に両手を回すと、逃さないよう彼女の股間に顔を埋めた。

エリーゼ「やっ、やぁ、あっ…///」モジモジ

 太腿の付け根や、割れ目の内側を舌が這い、エリーゼが震える。せめて尻を掴む手を剥がそうと、どうにかもがいているうちに、2人の指が絡み合った。

エリーゼ「あ…/// …ぁうっ♡」ビクンッ

カツラギ「んむ…」

 強張って、小刻みに震える割れ目の奥に、舌を伸ばす。汗と尿で塩辛い粘膜が、じわりと濡れてきた。

エリーゼ「はぁっ…あっ///」ギュ

 不意に、エリーゼがカツラギの手を強く握った。構わずに口淫を続けると、彼女は押し殺した声で懇願した。

エリーゼ「待って、待って! 待って、くださっ…///」プルプル

カツラギ「…何だよ」

エリーゼ「お、お小水が…///」プルプル

カツラギ「宿に戻って、すぐに行ってきただろ」

エリーゼ「で、でも…///」

カツラギ「…」スクッ

 カツラギは立ち上がると、ベッドに腰を下ろした。便所に行こうとするエリーゼの腰を捕まえ、自分の膝の上に座らせる。

エリーゼ「あ、あのっ!」

カツラギ「小便したい、気がするだけだよ。大丈夫大丈夫」

エリーゼ「でも、もし本当に…」

カツラギ「パペマは、やる度に俺を小便まみれにしやがるぜ」

エリーゼ「…」

 その言葉に、エリーゼは抵抗を止めた。麻のローブを脱ぎ捨てて全裸になると、カツラギに背中を預けた。

 肩越しに、エリーゼがカツラギの顔をじっと見つめた。丸眼鏡越しに、潤んだ瞳が、彼に催促する。

カツラギ「…ん」

エリーゼ「んっ…♡」チュ

 唇を重ねると、エリーゼはおずおずと口を開き、舌を伸ばしてきた。カツラギも、舌で応える。

カツラギ「んむ、んっ…」

エリーゼ「ん、んっ♡ んぅ…ぇ、ろっ♡」

 ぎこちない舌を舌で弄びながら、カツラギは彼女の太腿の間に手を伸ばした。

エリーゼ「…ん♡」カパ

 エリーゼが、すっと脚を広げる、舌でほぐした割れ目を、指先でも愛撫していく。

エリーゼ「んんんっ…/// んっ♡ んぅ…///」ビクッ プルプル

 小さなお尻を震わせ、反射的に脚を閉じそうになりながら、それでも強いて脚を広げ、師のために己の秘部を開く。
 舌を吸いながら、カツラギが人差し指を膣内に挿し込んだ。

エリーゼ「んん…っ♡」ゾクゾクッ

カツラギ「ん、ちゅ…んぐっ」クニックニッ

エリーゼ「ん…んぁ♡ あっ、はっ♡ あっ…♡♡」プルプル

 エリーゼの声が上ずってくると、カツラギは膣から指を抜いた。代わりに彼女の腰を掴んで持ち上げ、既に硬くなった自身のペニスの上に、ゆっくりと下ろした。

エリーゼ「あ、あっ…♡ これが、せ、先生の…♡」

 絶えず背中に当たっていた、硬く熱い肉棒が、遂に自身の秘部に触れ、エリーゼは思わず呟いた。

カツラギ「じゃあ、挿れるぞ。できるだけ声抑えろよ…」ググッ

エリーゼ「はい…っ!? いっ…」ビクッ

カツラギ「しーっ。…ゆっくり、ゆっくりだ…」ミチ ミチ ミチ…

エリーゼ「んっ…くぅ…っ! うぅっ…」ミチッ ギチッ プルプル

 ほぐしても狭い処女の穴に、太く膨れた肉棒が押し入っていく。だんだんとエリーゼの身体が降りてきて、顔が近付いてくると、彼女は思わずカツラギの唇に噛み付いた。

エリーゼ「んむっ…♡」チュゥッ

カツラギ「ん…っ!」ミチミチッ ズブッ

 とうとう、奥まで入った。エリーゼは恐る恐る口を離すと、そっと下腹部に触れた。

エリーゼ「! せ、先生のが…わ、私の中に…っ♡」ゾクゾクッ

 その事実だけで軽く達したのか、ただでさえ狭い膣穴が、更にきゅっと竦んだ。

カツラギ「いっ、きっつ…!」

エリーゼ「だ、大丈夫ですか? 痛くは」

カツラギ「馬鹿、そいつは俺のセリフだ。…痛くねえか」

エリーゼ「正直、痛いです…けど、大丈夫…」

カツラギ「そうかい。そりゃ良かった」フニッ

エリーゼ「ひゃっ///」

 挿入したまま、後ろからエリーゼの乳房を両手で包んだ。

 控えめながらも張りのある膨らみを、掌で楽しみながら、ゆっくりと腰を揺すって腟内を刺激する。

エリーゼ「んっ、んぁ…/// …わたしの胸、パペマに比べたら、つまらないでしょう…?」

カツラギ「そのつまらねえおっぱいを、自信満々に見せびらかしてきたのは、どこのどいつだ?」モミモミ

エリーゼ「そっ、それはっ/// 魔女の、命令で」

カツラギ「ダリアの城では、マンコまで見せつけてきたなぁ?」ズンッ

エリーゼ「ぃあっ♡ …それはっ、の、呪いのせいで…///」

カツラギ「ふぅん…」フニッフニッ クリクリッ

エリーゼ「ひゃぁぅ…♡」プルプルッ

 乳首を指先でくすぐられ、甘い声が漏れる。しかしその後、彼女はぽつりと零した。

エリーゼ「でも…呪いを解いていただいた後も、何だか変で…また、森で出会った時みたいに、先生の前で裸になったら、なんて考えてしまったり…先生の目の前で変身して、動物と交尾しようとしたら、先生は私と性交するのかな、なんて…」

カツラギ「…」ギュゥッ

エリーゼ「あぅっ♡」

 不意に後ろから強く抱きしめられ、エリーゼが吐息を零した。

カツラギ「このまま出すぞ」ギュ…

エリーゼ「あ、あっ…♡ そんなことしたら、わたし、妊娠してしまいますよ…♡」

カツラギ「ああ、あの婆さんに、孫の顔拝ましてやろうぜ…っ」ビクッ ドクッ

エリーゼ「! っっっ…♡♡♡」ゾクゾクゾクッ

 膣内で脈打ち、更に膨らむ肉棒に、エリーゼも膣穴を竦ませる。

カツラギ「…出るっ、んむっ!?」ドクンッ ビュルルルルーーーーッッッ ビュルルーッ

エリーゼ「んん~…っ♡♡♡ ぁむ、んっ♡♡ んん…♡♡♡」

 射精の瞬間、エリーゼは振り返ってカツラギの頬を両手で挟み、唇を押し当てた。貪るように舌を絡めながら、小さな子宮で大量の精液を飲み干していく。

エリーゼ「れろぉっ、じゅる、ちゅうぅ…んくっ♡ はあぁ…びく、びくって、あ、あっ…♡♡♡」

カツラギ「はぁっ…うっ、はぁっ…」ビュルルッ ビュルーッ ビクッ

エリーゼ「はぁ…せんせい、だいすき…んっ♡」ビクンッ



安価下コンマ ゾロ目で…



カツラギ「…なあ」

エリーゼ「はい…」

 ベッドの中で、裸で抱き合いながら、カツラギはふと言った。

カツラギ「お前の得意な魔術、俺にも教えてくれよ」

エリーゼ「わたしの、ですか…?」

 エリーゼは起き上がり、ベッドの上に座った。

エリーゼ「『調合術』と『飛行術』は、道具がないのでここでは無理ですけど…『元素術』と『回復術』なら、少しは。先生は付与魔術もお使いですので、元素術ならある程度ご存知と思いますが。どちらが良いですか?」

カツラギ「そうだな…」



安価下
①元素術

②回復術

ねる

カツラギ「元素術なら、ピロートークでもできる気がするぜ」

エリーゼ「ぴろ…? とにかく、元素術ですね」

 エリーゼは、抱かれたままの裸で講義を始めた。

エリーゼ「既にご存知と思いますが、ここで言う『元素』とは、『火』『水』『風』『土』の四元素に、『光』と『闇』を加えた六元素のことです。生命樹の周りに満ち、生命樹を形作る要素でもあります」

カツラギ「ああ…」

 夜の空気に晒され、ほんのり硬くなったピンク色の膨らみを眺めながら、カツラギが返事する。

エリーゼ「生命樹の一部であるわたしたちは、その外側に手を伸ばし、元素を引き込んで操作するのが、元素術の原理です。付与魔術は、その主体を手にした自分以外の道具などに移すものですね」

カツラギ「付与魔術は勉強したが、大元の元素術は手つかずだな」

エリーゼ「すぐにできますよ。…」



安価下コンマ
01~05 ベッドに火が!
06~20 寝落ち
21~60 まあまあ
61~99 エリーゼ「…どこ見てるんですか」
   00 気付き

カツラギ「…ふんっ」ビュオォォォ

 掌に、小さなつむじ風が巻き起こる。

エリーゼ「そう、そんな感じです」

 やり始めると、思いの外夢中になってしまった。カツラギは得意げに、両手に風を起こした。

カツラギ「どうだ」ヒュルルルル

エリーゼ「これで、初歩の初歩はできましたね」

カツラギ「…初歩かぁ」ドサ

 カツラギはベッドに倒れた。

エリーゼ「…遅いですし、寝ましょうか」ストッ

 エリーゼも、隣に横たわる。それから、すっとカツラギの胸に手を置いた。

エリーゼ「…///」スッ

カツラギ「…」ナデナデ

 カツラギは、彼女の赤毛を撫で…そっと、日中にプレゼントした足首のアンクレットを撫でた。

エリーゼ「…♡」



セラ「カツラギおにいちゃん、きのうなにしてたの?」

カツラギ「」ブフォ

エリーゼ「っ、げほっ、ごほっ!?」

 朝食の最中、セラの突然の問いかけに、カツラギとエリーゼは噴き出した。

カツラギ「な、何って…エリーゼに、魔術を教えてたんだが」

セラ「その前は?」

パペマ「パペマとデート」

 即答するパペマ。セラが立ち上がった。

セラ「ずるいずるいずるい! セラも! セラもデート!」バタバタ

パペマ「!? 駄目、カツラギはパペマの」

エリーゼ「ちょっ、先生は…」

セラ「ずるいずるーい!」ジタバタ

カツラギ「あーよせよせ、飯の途中で暴れるな。…じゃあ、今日だけだぞ?」

セラ「やったー!」

 パペマが、ジロリとカツラギを睨んだ。

パペマ「…セラにも」

カツラギ「するかよ。今まで一緒に行動してきて、セラとは一回も無かったんだぞ」

エリーゼ「セラは、子供ですからねー…」チラッ

 意味深に、カツラギに視線を送るエリーゼ。彼はそれを見ないように努めた。



 朝食を終えると、カツラギはセラを連れて町に繰り出した。聖女サラの力で実った作物は、既に収穫されて、今は保存が効くよう加工されているところであった。

セラ「ねーねー、あれなぁに?」

カツラギ「あれは、玉ねぎを吊るして乾かしてんだ」

セラ「あっちは?」

カツラギ「トウモロコシを吊るして乾かしてんだ」

セラ「あそこは?」

カツラギ「リンゴを輪切りにして、紐に繋いで吊るして乾かしてんだ」

セラ「つるしてかわかしてんだ…」ボソッ



安価下1~3でコンマ最大 セラとすること



「あら、いらっしゃい」

 軒先で採れたての果物を売る店を見つけて、立ち寄ってみた。

セラ「りんごがいっぱい!」

カツラギ「ああ。この町ではリンゴを育ててるんだな」

「買っていくかい?」

 店の女に尋ねられ、カツラギは財布を取り出した。

カツラギ「2個貰おうか。いくらだ?」

「娘ちゃんにサービスして、銅貨1個でいいわよ」

カツラギ「お、おう」

セラ「わーい!」

 早速、受け取ったリンゴにかぶりつくセラ。女は硬貨を受け取りながら言った。

「お父さんも大変ねえ。小さい娘さんを連れて旅だなんて」

カツラギ「こいつは俺の娘じゃねえけどな」

「あら、そうだったの?」

セラ「かふらひおにいひゃんらよ」モゴモゴ

カツラギ「飲み込んでから話せ」

セラ「んぐ…カツラギおにいちゃんだよ」

「お兄さんなの? それは失礼しちゃったわ。歳が離れて見えたから」

カツラギ「兄妹でもないけどな?」



パペマ「」サクサク

 結局、リンゴをもう3個買って宿屋に戻ってきた。

エリーゼ「あはは、父娘や兄妹だと思われたんですね」

カツラギ「まあ、似たようなものかもな」

セラ「んー?」キョトン

 ここで、カツラギはふと尋ねた。

カツラギ「そう言えば、ここ数日ロゼッタを見てないな?」

エリーゼ「ああ、ロゼッタさんでしたら、またフォーグさんに剣術を教えてます」

カツラギ「えっ? あいつ、諦めたんじゃなかったのかよ?」

パペマ「んぐ…諦めたのは結婚。剣は諦めてない」

カツラギ「どうだか。剣を教わってるうちに、またロゼッタにムラっと来ちまうんじゃねえのか?」

パペマ「カツラギじゃあるまいし」ボソッ

カツラギ「…~♪」ヒョロ~



 夕方。町長の家を訪ねてみると、庭先でロゼッタとフォーグが打ち合いをしていた。

フォーグ「はっ! やっ!」カッ カンッ

ロゼッタ「もっと強く踏み込んで! 振り下ろして、止める!」ドンッ バシッ

フォーグ「せえ、やっ!!」ズンッ ビュンッ

ロゼッタ「…よし、お疲れ様でした。今日はこのくらいにしておきましょうか」

フォーグ「はぁ…はぁ…ありがとうございました…」

カツラギ「よう。精が出るな」スタスタ

 カツラギが歩み寄ると、座ろうとしていたフォーグは木剣を杖に姿勢を正した。

フォーグ「あっ、どうも。…また町が襲われた時に、皆を守れるようにならないと」

ロゼッタ「大丈夫。どんどん上手くなってますよ。…カツラギさんは、何の御用ですか?」

カツラギ「一緒に飯でも、と思ってな」

フォーグ「それなら、うちで」

カツラギ「ロゼッタと2人で、な?」

フォーグ「! …」

 フォーグが露骨に落胆した顔になる。

カツラギ「行こうぜ。ギルドに戻ってからの話もあるしな」

ロゼッタ「あ、はい…では、また明日」

 ロゼッタはフォーグに声をかけると、カツラギと共に町へ繰り出した。



安価下1~3でコンマ最大 ロゼッタとすること

これになるかな
今日は寝る
安価下



カツラギ「…あいつ、まだあんたに気があるみたいだぞ」

ロゼッタ「…はは」

 歩きながら、ロゼッタは少し寂しそうに笑った。

ロゼッタ「好いてくれるのは嬉しいですけど、流石に歳が離れすぎてます。彼が大人になる頃、私はおばさんです」

カツラギ「年齢が近かったら、結婚も考えてたのか?」

ロゼッタ「うーん…」

 ロゼッタは、考え込む。

ロゼッタ「全く想定していなかったので、何とも…カツラギさんのパーティに誘われていなければ、やはりここに残る選択をしたでしょうから、いつかは決断することになったんでしょうけど」

カツラギ「ふーん…」

 建物が元通りになったとは言え、失われた人は戻ってこない。商店街も、夕方には殆ど閉まっていた。

カツラギ「…出発に備えて、武器とか道具でも見てくか」

ロゼッタ「そうですね」

 商店街の中に、一軒の鍛冶屋を見つけて、2人で入った。

カツラギ「まだやってるか?」

「…! ロゼッタさんに、ゴリラの旅人さん」

 工房の奥にいた若い男が気付いて、駆け寄ってきた。

「実はまだ開いてないんだけど、あんたたちならいつでも良いよ。何か、役に立てることがあれば」

ロゼッタ「では、剣を」

 壁に立てかけられた剣を見繕う。棚には空きが目立つが、盗賊たちも重い剣を何本も持ち去ることはできなかったようだ。カツラギも短剣を探してみたが、そちらは根こそぎ奪われたようだ。
 仕方なく、彼は男に話しかけた。

カツラギ「…随分若いな」

「ああ、まあ…親方、盗賊に襲われて死んじまったし」

 沈んだ声で言いながら、彼はおもむろに工房の奥から何かを持ってきた。
 それは、一振りの美しい長剣であった。

「町長…フォーグの親父さんに頼まれて、親方が打った剣だよ。剣術を最後まで修めた日に、こいつをフォーグに贈る約束だったんだ」

ロゼッタ「では、フォーグさんがこれを使いこなせるよう、私がしっかり教えないといけませんね」

カツラギ「…剣も必要だが、あいつには嫁も必要かもな」

「ああ、それは皆話してるよ。お祭りの場で振られてから、ずっとね」

ロゼッタ「あ、あはは…///」

カツラギ「誰か候補でもいるのか?」

「それが…」



安価下コンマ
01~05 諦めんなよ!
06~30 ぼちぼちいる
31~50 結構いる
51~95 幼馴染がいる
96~00 噂によると…

「実は、フォーグには幼馴染がいてね」

カツラギ「え?」

ロゼッタ「…あっ、そう言えば、稽古の時にたまに見に来る娘さんがいましたね」

「そうそう。何事もなければ、もう何年で結婚かなって言われてたんだけど、その前にあいつ、ロゼッタさんにぞっこんになっちゃって…」

カツラギ「何だよ、あいつ…元から相手がいたのかよ」

 舌打ちするカツラギ。

ロゼッタ「まあまあ。その口ぶりだと、まだ恋愛関係では無かったようですし…でも、これから2人の距離が縮まってくると良いですね」

「だと良いな…」



 ロゼッタは一振りの剣を買うと、外に出た。

カツラギ「そう言えば、祠の側で防具を拾ったんだった。ロゼッタにやるよ」

ロゼッタ「祠で…って、あれは確か、その…///」



『ビキニアーマー』乳房と股間を覆う鉄板に毛皮で裏打ちし、それぞれ革紐や鎖で繋いだだけの簡単な防具。



カツラギ「ほら、俺たち、全員後衛だし?」ニヤニヤ

ロゼッタ「…い、頂くだけ頂きます…///」

カツラギ「だってお前、そういうの好きだろ」サワッ

 言いながらカツラギは、黒いインナー越しにロゼッタのお尻に手を伸ばした。



安価下コンマ
01~10 ジャキッ
11~70 バシッ
71~99 ギュッ
   00

ロゼッタ「」バシッ

カツラギ「痛っ」

ロゼッタ「人前ですよ」

カツラギ「…人前じゃ無かったら?」

ロゼッタ「そっ、そういう問題でもありません!」

 ロゼッタはそう言って、一人ずんずんと進んで行ってしまった。







フォーグ「本当に、ありがとうございました」

ロゼッタ「どうか皆さん、お元気で」

カツラギ「…本当に、あんたも来るんだな」

サラ「はい。百年以上振りに、父神に拝謁することが楽しみです」

 手を振る町人たちに別れを告げ、カツラギたちは船に乗り込んだ。
 甲板では、船長がカツラギたちを出迎えた。

船長「やあ。3週間ぶりだな」

カツラギ「ああ、そう言えば…」

船長「部屋は取ってある。連れは…」

ロゼッタ「? 部屋を予約してあるのですか?」

カツラギ「そう言えば、ロゼッタには話してなかったな。実は…」

 カツラギは、行きの船であったことを話した。

ロゼッタ「…なるほど。それなら、カツラギさんたち4人で使ってください。私が何かしたわけではないので」

サラ「わたくしも、広間の隅で十分でございます」

 見慣れない紫マントの女に、船長が怪訝な顔をする。

船長「…とにかく。あんたらはこの鍵を使って、部屋を使ってくれ」

パペマ「行こ、カツラギ」

エリーゼ「ひとまず荷物を置きましょう」

セラ「そしたら、たんけんしよー!」

カツラギ「ああ、分かった分かった。…じゃあ、俺たちは特等室を使わせてもらうぜ。また後でな」



安価下1~5 帰りの船での出来事

ねる



 特等室に荷物を置くなり、セラは部屋を飛び出した。

セラ「たんけーん!」ダッ

カツラギ「あっ待てっ!」ダッ

 慌てて追いかけるカツラギ。セラは、まだ出港前の船内をずんずん突き進む。どうにかカツラギが追いつくと、そのまま気の済むまで『探検』が始まった。



安価下1~3 探検中の出来事



セラ「」トタタタ

カツラギ「おい、ちょっ、待てっ」バタバタ

 船内は乗ってきた客でごった返している。小さな体で、人の間をすいすい通り抜けるセラを、カツラギは必死に追いかける。
 と、セラが急に立ち止まった。

カツラギ「はっ、はあっ…ったく、勝手に走り出すなよ…」

セラ「…」ジッ

カツラギ「? 何見てんだ…」



「全く、浮かれすぎよ」「ごめんごめん」「でも、見つかってよかったな」



 甲板に上がる階段近くで、一組の親子が話している。少年の手には、小さな木馬が握られている。どうやら、船を降りようとした所で、少年が木馬を忘れたことに気付いて、取りに行っていたようだ。



「さ、早く降りましょ」「うん!」



セラ「…」ジッ

 仲睦まじい親子のやり取りを、セラは指を咥えてじっと見つめている。

カツラギ「…」ポン

 カツラギは、静かに彼女の肩に手を置くと、言った。

カツラギ「…行こうぜ」

セラ「…」コク

 セラは小さく頷くと、甲板に上がっていく親子から離れて、再び船室の奥へと歩き出した。



セラ「…」クンクン トコトコ

カツラギ「…! おい、そっちは」

 漂ってくる匂いに、カツラギは彼女の行く先を察した。
 果たして、開けっ放しのドアの向こうは、料理人たちの行き交う厨房であった。

「…! おい、ドア開けっ放したの誰だ? 客が迷い込んできたぞ」「お嬢ちゃん、ここは危ないから…」

カツラギ「悪い悪い、すぐに連れて行くから」

セラ「おいしそー!」

 焼き立ての鶏肉に、セラが目を輝かせる。

「美味そうだろ。生から焼いた肉は、出港直後しか食えないからな」

カツラギ「後で食えるから、な…」

「まあまあ。今、切り分けてるんだが、端っこが余るんだ。ほれ、食うかい」ヒョイ

セラ「」パク

 差し出した肉の切れ端にかぶりつくセラ。

セラ「んぐ…おいしー!」キラキラ

「おっ、良い食いっぷりだな! ほれ、もう一丁」ヒョイ

セラ「」パクッ



カツラギ「ほら、もう行くぞ。夕飯が食えなくなるぞ」グイ

セラ「げふ…またねー」

「おう、また来な!」



カツラギ「やべ…ここ、どこだ?」キョロキョロ

セラ「くらいね…」キョロキョロ

 船室から、更に下の層へ下る階段を見つけた。カツラギは躊躇なく降りていったセラを追いかけて、一緒に薄暗い船倉の中で迷子になってしまったのであった。

カツラギ「倉庫っぽいな…」

 いくつもの区画に分けられた部屋には、毛布やシーツ、衣類など、長い船旅に必要な物資が積み込まれている。
 船が揺れ始めた。どうやら、出港したらしい。

セラ「ダンジョンみたーい!」

カツラギ「呑気なこと言ってる場合か。船員に見つかったら、今度こそ怒られちまうぞ…」

 どうにか、来た道を戻ろうとしたその時、他の部屋から誰かの声が聞こえてきた。

カツラギ「! 誰かいる」

セラ「ふねのひとかな?」

カツラギ「仕方ねえ、正直に話して、出口を教えてもらおう…」

 ぼやきながら、カツラギは声のする扉を開いた。



「あんっ♡ ちょっとお、船、動き出しちゃたわよお?」「良いだろ? 船室じゃ、ロクにエッチもできないんだから…んっ!」「あぁんっ♡♡」



カツラギ「…」

セラ「…」



「んちゅ、ちゅっ」「やぁん、またおっぱい…ん、あっ♡」「あっ、もうイきそう」「またぁ? 何回出すのよお…♡」「もちろん、デキるまで…あっ出るっ!」



 入り口で呆然と立ち尽くす2人に気づかず、積み上げた麻袋の上でせっせと子作りに励む若い夫婦。男の尻が跳ねると、女は両脚でそれをがっちりホールドした。



「んっ♡ 出てるぅ…♡」「聖女様も乗っておられることだし、きっと元気な赤ちゃんができるよ…っ、ちょっ、また締まっ」「あたし、双子…ううん、三つ子でも、頑張っちゃうわあ…♡♡♡」「!! よーし、ギルドに着くまで、何回でも…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「…セラ」

セラ「…」ジッ

カツラギ「セラは、ああいうのに興味はあるのか?」



「はぁー…はぁー…うっ」「おっぱい、もっと吸ってえ~♡」



セラ「うーん…」



安価下コンマ
01~10 怖がっている
11~60 別に
61~80 まあいつかは
81~00 カツラギおにいちゃんと…

セラ「まあ、いつかは?」

カツラギ「はあ」

セラ「セラ、にんげんじゃないし、ダンジョンにセラとおなじこはいないし」

 あまり、興味は無さそうだ。カツラギはセラの手を引いて、船倉をどうにか抜け出した。



カツラギ「ふぅ、初日から疲れたぜ…」

エリーゼ「結局、ずっとセラについて行っていたんですね」

カツラギ「まあな…」チラ

セラ「Zzz…」

 探検を終えて部屋に戻ると、糸が切れたようにセラはベッドに倒れ、寝息を立て始めた。つまみ食いでお腹いっぱいになったようで、カツラギたちが夕食から戻ってきても、変わらず眠り続けていた。

パペマ「パペマたちも、寝よ」

エリーゼ「そうね。先生も、おやすみなさい」

カツラギ「ああ…」

 ランタンの火を消し、各々のベッドに潜り込んだ。船の揺れに乗せられて、すっかり疲れ果てたカツラギは一瞬にして眠りに落ちた…







カツラギ「…っ」パチ

 目が覚めると、窓の外はまだ暗い。妙な時間に目覚めたのは、腕に何か重いものが纏わりついているような気がしたからだ。仰向けのまま暗闇に目を慣らすと、カツラギは熱く、柔らかいものに包まれた自分の腕に目を向けた。



セラ「ん…すぅ」



カツラギ「…セラだったか」

 おそらくパペマ、大穴でエリーゼかと思っていたが。起伏の無い、それでいて温かく柔らかなセラの身体が、薄い布越しにカツラギの腕を包み込む。振り解こうにも、意外と力が強い。或いは、探検の最中に見かけた親子に、何か感じるものがあるのか…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

というところで寝る
安価下

カツラギ「…」ナデ

セラ「ん…」モゾ

 尖った冠(実際は体の一部)を避けながら、彼女の緑の髪を撫でた。天界の家庭事情は知らないが、少なくともセラに、家族を羨む心があるのは確かだ。

カツラギ「お前…家族が欲しくて、降りてきたのか?」ナデナデ

セラ「Zzz…」

カツラギ「俺たちは…お前の、家族になれてるか?」ナデナデ

セラ「…ん」

カツラギ「…」ナデナデ







カツラギ「Zzz…」

セラ「すぅ…」



エリーゼ「…本当に、兄妹みたい」クス

パペマ「むぅ…」

エリーゼ「ちょっと、セラにまで嫉妬するのは、流石に大人げないわよ」

パペマ「分かってる…」



 相変わらず、船の日中は退屈だ。ラウンジに繰り出してみると、隅の方に人だかりができていた。

「聖女様、ギルドで何を?」「町を直したって本当?」「そ、その、マントの下は…」

カツラギ「…よう、本当に広間の隅にいるんだな」

サラ「! これはこれは」

 人混みを掻き分けて声をかけると、向こうも気付いた。

エリーゼ「立ちっぱなし、疲れませんか?」

サラ「ご心配なく。父神の奇跡の具現たるこの身体は、人間の枠を超えています」

カツラギ「お、おう…?」

セラ「ねーねー」

 そこへ、セラが声を上げた。

セラ「そのマントのした、きょうもはだかんぼ?」

カツラギ「」ブッ

エリーゼ「!?」

 無邪気な問いかけに、ラウンジが静まり返る。サラは顔色一つ変えず、マントを捲って見せた。

サラ「もちろんです」

 女たちが悲鳴を上げ、男たちが沸き立つ。サラはマントを戻すと、カツラギの方を見た。

サラ「それで、なにか御用ですか? 友人」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「…いや、見つけたから声かけただけだよ」

サラ「そうですか?」

パペマ「カツラギ、今度は甲板に行きたい」

セラ「セラもー!」グイグイ

カツラギ「分かった分かった…」



 他のメンバーが部屋に戻った後、カツラギは一人でラウンジに来ていた。相変わらず、サラの周りは人で一杯だ。特に、男ばかりが目につく。

カツラギ「…」ツカツカ

サラ「いかにも、アスモダイ父神の…あら」

 また来たカツラギの姿に、サラが微笑む。

サラ「お待ちしておりましたよ。では、こちらへ」

カツラギ「お、おう…」

 文句を言う野次馬を背に、2人はラウンジを出た。
 たどり着いたのは、昨日迷い込んだ船倉。昨日の若い夫婦は、今日は来ていないようだ。

サラ「…それで、御用は?」

カツラギ「! …」

 カツラギは思い出したように、サラのマントの中に手を突っ込んだ。
 町の修復を終えた時点で、彼女の容姿は三十代後半か四十代といったところであった。その後の乱交パーティで少し『祈りの力』が集まったようで、少し若返って三十代半ばくらいに見える。
 その、膨らみ切って柔らかくなった乳房を揉みながら、カツラギは言った。

カツラギ「聖女さまとも『仲良く』したいと思ってな」モミモミ

サラ「それはそれは」

 サラは微笑みを崩さず、紫のマントを解いて落とした。たちまち、成熟した裸体が露わになる。

サラ「…お返事はこれで、よろしいですか?」

カツラギ「ああ、上々だ」モミモミ



安価下1~3 プレイ内容

ねる



カツラギ「んむ…」

サラ「ちゅ…♡」

 唇を合わせながら、カツラギはサラの股間に手を伸ばした。サラも、片手でカツラギの下を脱がすと、肉棒を手に取って扱き始めた。

カツラギ「ん、む…れろ」

サラ「ぇろっ♡ ちゅぅ…♡」

 舌を挿れながら、例によって陰毛の無い膣口に指を挿入する。サラは慣れた手付きで、竿の根本から先端までゆるゆると擦って硬くしていく。サラの膣は、指先で少し掻き回すだけで、とろりと蜜を溢れさせた。

サラ「んっ♡ はぁ…んむっ♡」

カツラギ「はぁっ、はぁっ、ん…っ」

 柔らかい掌が、何度も肉棒の上を行き来する。膨らんだ亀頭を包み込むように擦ると、先走りが塗り込められて、薄暗い船倉で鈍く光った。

サラ「…では、失礼して。…あむっ♡」

 サラはおもむろにカツラギの前にしゃがみ込むと、大きく口を開け、勃起した肉棒を根本まで一気に咥え込んだ。

カツラギ「うお…」

サラ「んふ…じゅるるるるるっ♡♡♡」

カツラギ「うおっ!?」ビクッ

 鼻から息を吐いたと思うや、サラは物凄い音を立てながらペニスを吸い上げた。

サラ「じゅるるっ♡♡ れろおぉっ…♡♡ ぇろおぉっ♡♡ じゅるるるるっ♡♡♡」

 喉の奥まで肉棒を咥え込み、蛇のように舌を巻き付け、睾丸の奥まで吸い尽くす勢いで吸う。

カツラギ「や、やばっ、何だこれっ…」

サラ「れろおぉぉ…っ、じゅぽっ♡ じゅっぽっ♡ じゅるるっ♡ じゅっぽっ♡ じゅっぽっ♡」

 限界寸前の竿に舌をきつく巻き付け、前後に頭を動かし、唇と上顎で激しく扱く。大股を広げてしゃがんだ下に、白く泡立つ水溜りが広がっていた。

カツラギ「やっべ、もう出るっ…」

 カツラギの呟きに、サラの動きが更に激しくなった。

サラ「じゅっぽっ♡ じゅっぽっ♡ じゅぽっ♡ じゅぽっ♡ じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ……♡♡♡」

カツラギ「はぁっ」ガシッ

サラ「んごっ♡」ビクッ

 カツラギは、たまらずサラの頭を掴み、自分から腰を動かした。

カツラギ「はっ、はっ、はっ…」バチュッ バチュッ ジュポッ

サラ「んぐっ♡ じゅろっ♡ おごっ♡♡ んんぢゅぅぅ…♡♡♡」

 唇から食道まで使って、カツラギの男性器に奉仕するサラ。カツラギは彼女の頭を抱えて喉奥に亀頭を突っ込むと、そのまま射精した。

カツラギ「ううぅっ…!!」ドッビュルルルルルーッッッ ビュルルルーッ ドビューッ

サラ「んご…♡」ピク

 大量に流し込まれる精液を、サラは飲み込まず喉奥に溜め込んでいく。

カツラギ「はっ、ううあぁ…あっ、ふぅっ…」ビュルルルッ ビュルルッ ビューッ…

 長い射精がようやく終わると、カツラギはペニスを抜こうとした。しかし、サラは彼の尻を両手で掴んで話さない。

サラ「んす…」

 彼女は、喉奥まで精液と肉棒で一杯にしたまま、器用に鼻から息を吐くと…

サラ「…んじゅるぅーっ♡♡♡」

カツラギ「ぅ___っ!?」ビクンッ ビュルルッ

 睾丸の出口から、尿道の先端まで、わだかまっていた精液を一滴残らず吸い上げられ、カツラギは思わず腰を抜かして倒れ込んだ。

カツラギ「いったぁ…」

サラ「…んが♡」カパァ

 サラは、そんなカツラギの目の前で、口を大きく開いた。喉の奥から舌の上まで満たされた、どろりと濃い白濁液を見せつけると、サラはそれをゆっくりと飲み込んだ。

サラ「んっ♡ んっくっ♡ ん…んぐっ♡ …ぷはぁっ♡」

 そうして、再び口を開けて空っぽになった口の中を見せつけると、裸の胸を揉みながら言った。

サラ「あぁ…何と濃厚な欲望の味♡ わたくし、3歳は若返りました…♡ …あら♡」

カツラギ「そりゃ、良かったな…」ビンビン

サラ「あれだけ出して、まだ勃起なさっているなんて。なんという欲望…♡」

 サラは立ち上がると、おもむろに片脚を持ち上げた。足首を掴み、頭上へ垂直に持ち上げると、彼女の股関節が柔らかく一直線に開いた。そして、その中心で、既に蕩けきった女性器が、くぱっと涎と共に開いた。

サラ「さあ、その溢れる欲望を、わたくしの中へ……ぁんっ♡♡♡」ビクンッ

カツラギ「ああ、お望み通りにっ!」ズブズブッ

 臨戦態勢の肉棒を、一気に奥まで突き刺した。そのまま、持ち上げられた方の脚を両腕で抱えて、腰を打ち付けた。股間と股間が交差し、広げた内腿が擦れ合う程密着すると、ペニスはあっという間にサラの子宮の奥まで到達した。

サラ「んあっ♡♡ んおぁっ♡♡」ビクンッ ビクンッ

カツラギ「はあっ、はあっ! ふっ、はあっ!」バチュンッ バチュンッ

 亀頭を、子宮に何度も打ち付けると、膣の肉がうねって竿に絡みついた。サラは下品な声を上げながら、激しく膣壁を竦ませ、くねらせ、締め上げる。

サラ「んおおっ♡♡ ほあぁあっ♡♡ あっ、んんああっっ♡♡♡」ビクンッビクンッ

カツラギ「おらっ、聖女さまっ…お前も、イけっ!」ドチュッ ドチュンッ

サラ「んあああっっ♡♡♡ イきますっ、イきますぅ…っっっ♡♡♡」

カツラギ「…イけっ!」ギュゥッ ビュルルルルーーーーッッッ

サラ「~~~~♡♡♡♡」ビクンッ ビクビクンッ

 子宮まで突っ込んで、勢い良く射精した。胎内に打ち付ける精の奔流に、サラは強く膣を締め付けて応えた。

サラ「んおぉ…あっ♡ んっ…♡♡」



 麻袋の上で、2人は性器で繋がったまま横たわっていた。

サラ「…この身体は、欲望の受け皿でございます」

 膣内で膨らんでいく肉棒を感じながら、サラが囁く。

サラ「器自体は、意志を持ちません。アスモダイの巫女は、全ての欲を捨て、父神のもたらす奇蹟の具現となるのです…」

カツラギ「じゃあ、あんたらは飯も食わなきゃ寝もしないのか」

サラ「いかにも」コク

カツラギ「そりゃ、大変だな…」モゾ

サラ「んっ♡ どうぞ、いつでもお出しになって…♡」

カツラギ「じゃ、遠慮なく…」ズブッ ズブッ ジュブッ

サラ「んっ♡ んっ♡ あんっ♡ …」

カツラギ「出るっ…」ドクンッ ビュルルッ ビューッ

サラ「んぁ…♡♡♡ …素晴らしい欲望でございます。お連れの皆様にも是非分け与えて、『あの娘のように』、新しい命を授けて」

カツラギ「ああ……ん?」

 彼女の言葉に、聞き捨てならない部分を見つけて、カツラギは聞き返した。

カツラギ「『あの娘のように』…? どの娘だ? と言うか、新しい命って…」

サラ「父神の加護は、翌朝まで残っておりました。その間に、あなたの蒔いた種は、あの若いローブのお嬢さんの中に根付きました」

カツラギ「てことは、パペマは…」

サラ「ああ、素晴らしい…♡ アスモダイ父神も、きっとお喜びになります」

カツラギ「…色々、真面目に考えねえと…」







 結局、サラから聞いたことを言い出せず、数日が過ぎた。
 いつものように甲板で海を眺めていると、不意に辺りが騒がしくなった。

「ほら、あそこ」「波がおかしいと思ったら…」

カツラギ「どうした、何があった?」

 望遠鏡を見て話し合う船員たちに声をかける。

「! ちょっと、こいつを覗いてみてくれ」

カツラギ「?」

 言われた通り、望遠鏡で船員の指差す先を覗く。すると、少し向こうに何か巨大なものが浮かんでいるのが見えた。

カツラギ「あれは…もしかして、大王タコの死骸か?」

「そう、あんたらが行きがけに退治してくれたやつだろう。問題は、その周り」

カツラギ「…うわっ! 何かうろうろしてると思ったら」

パペマ「なになに、どしたの?」ヒョイ

 パペマが、カツラギから望遠鏡を奪い取って覗く。

パペマ「…! サメ」

セラ「サメ!?」キラキラ

エリーゼ「避けて通れないの?」

「今、相棒が船長に報告に行った。どうするか決めるだろう」



 数分後。望遠鏡を覗きながら、船長は苦い顔で言った。

船長「サメの群れが、かなり広い範囲を巡回しているな。タコの死骸や、それを狙う肉食魚を捕食しているようだ」

「迂回できませんか」

船長「努力はするが、それでも群れの端を掠める形になる。交戦の用意を」

「アイアイサー!」

船長「…帰りにまで申し訳ないが、少し手伝っては貰えないか」

カツラギ「そうなると思ったぜ…」

パペマ「パペマ、何したら?」

カツラギ「! お前は、安全なところに避難してろ。船上でゴーレムは使えないし、何より…」

パペマ「何より?」

カツラギ「…後で説明する! とにかく、部屋に戻れ。セラはロゼッタを呼んでこい」

セラ「うん!」ダッ

エリーゼ「今度は、タコのように真水で、というわけには行かないでしょうね…」

 船が迂回を始めた。それでも先へ進むに連れ、不自然な波が増え始める。その中に、不穏な背びれが見え隠れする…



安価下1~3でコンマ最大 作戦

ねる

さっき触れたようにパペマが妊娠したことだし、ギルドタウンに戻ってなんやかんやしてから、このスレは締めようかな

カツラギ「…そうだ。セラ、ここなら変身できるんじゃないか?」

セラ「ここだと、せまいけど…」

 辺りを見回すと、セラは船のメーンマストを指差した。

セラ「あのうえなら」

カツラギ「じゃあ、俺が乗せていく」

 そう言うとカツラギは、猿の姿に変身した。セラがその背中に掴まると、近くのローブからすいすいとマストの上へと登り始めた。



セラ「わーっ! たかーい!」キャッキャ



エリーゼ「落ちないようにねー!?」

 やがて、マストの頂上に辿り着くと、カツラギはカモメに変身して甲板に降りてきた。

カツラギ「よっと。…どうだ?」



セラ「じゃ、いっくよー!」



 セラが、両腕を広げる。四肢に取り付けられた拘束具と、金の冠が光を放ち……





 ___空が、消えた。



カツラギ「!?」

エリーゼ「な、何が…?」



聖竜セラ『…』



 暗闇に目が慣れて、ようやく状況が掴めてきた。メーンマストの更に上で、水平線まで空を覆わんとしているのは、広げられた4枚の翼であった。一対は黄金色の竜の翼、更にその上には、虹色に輝く羽毛に覆われた翼だ。そのどちらもが、この世のものとは思えないほど巨大で、はるか上空から海面を激しく揺するほどの、凄まじい魔力を放っていた。

カツラギ「あ、あ、あれ、サメ退治とか、そういうアレじゃないだろ…!?」

エリーゼ「あのまま降りてきたら、魔力の圧でみんな丸焦げになりますよ!?」

船長「その前に、風圧で船がバラバラになる! 何とか元の姿に戻せ!」

カツラギ「そんなこと言われても! …とにかく、サメだ。セラが降りてくる前に、サメをどうにかするぞ」

エリーゼ「は、はいっ!」

 エリーゼが箒を取り出して跨る。

エリーゼ「わたしは元素術で。先生は?」

カツラギ「俺も、付け焼き刃の元素術で頑張ってみるかな?」

エリーゼ「では、わたしの後ろに!」

カツラギ「おおう、それじゃ…」

 箒の後ろに跨ると、エリーゼの腰に腕を回した。

エリーゼ「んっ/// …と、飛びますっ///」

 エリーゼは、ゆっくりと空へ浮かび上がった。



安価下コンマ
   01 ブレス
02~20 羽撃き
21~60 接近
61~80 電撃でどうにか
81~95 電撃でうまく
96~00 連携

ねます

全長200mぞ…ガタノゾーアとタメ張れるサイズで、更に翼まであるんやぞ…

※モンスター案より

【名前】セラ
【種族】天竜の人竜族
【容姿】
人間態:緑髪のポニーテールに虹色に輝く宝石のような瞳、額に顔の横幅以上の大きさの冠、120cm代のつるペタロリの美少女
宝石のついた黄金の首飾りと四肢に宝石付の簡素な見た目の拘束具、服装は腰巻と股下ギリギリの丈+ノースリーブ状の布1枚
竜形態:全長200mの黄金に輝く事もある肉体の竜。竜の翼を広げると虹色に光る鳥状の翼も広がる
【能力】
人間態は人の身体に基づいた上での変幻自在な肉体、部分的にも可能(ex,胸だけデカくしたり、指先だけを触手状に伸ばしたり等等)、胎生も卵生も出来るスーパーボディ
竜形態は魔翌力の塊のブレスを吐ける。並の生物は掠っただけで即死クラスのダメージを受ける。他にも巨体を活かした肉弾戦も得意
【備考】
天真爛漫で好奇心旺盛かつ無邪気。。な少女。興味を持ったものにはすぐに手を出しどんな些細な変化も見逃す気がない。
彼女の持つ「竜の心臓」は無から有を生み出す「天の聖杯」として多くの伝承や神話に語り継がれてきた。それを狙ってやってきた輩を上記の能力で片っ端から追い払ってきた(オブラート)

あ、そう言えばそうだったような
まあこれだけ盛りに盛った後だし、200mの方がしっくりくるかな

エリーゼ「はっ、やっ!」バチッ バシュッ

カツラギ「そおれっ!」バリバリッ

エリーゼ「その調子です! やっ!」バチバチッ

 箒で海上を飛び回りながら、船に接近するサメに電撃を浴びせていく2人。その上空では、天を覆う竜が旋回し、機を窺っている。
 だが、彼女の介入を許せば、サメどころかパペマたちの乗る船まで、跡形もなく吹き飛んでしまうだろう。

エリーゼ「やあっ! …先生、もう少ししっかり掴まって」

カツラギ「だいぶ力入れてるけどな! …これでどうだ?」ギュ

エリーゼ「んぁっ♡ …そ、それくらい///」ドキドキ

 エリーゼはもちろん、付け焼き刃のカツラギの電撃も、それなりに上手く機能したようだ。サメの群れは、次第に船を避ける方向へと動いていく。

カツラギ「おっ、うまく行ってるんじゃないか?」

エリーゼ「そのようですね! …やっ!」バチバチッ

 ダメ押しに船から一番近いサメに電撃をぶつけると、エリーゼは箒を返して船に戻った。
 海の様子を察したのか、セラがゆっくりと高度を下げていく。

カツラギ「! マズいマズいマズい、このまま降りたら…」

 と、上空で竜の姿が消えた。と思うや、肩から小さな翼を生やしたセラが、ふわふわと甲板に降りてきた。

セラ「…よいしょっ。セラ、なにもしなかったよ」

エリーゼ「そ、それでいいの、それで…」

カツラギ「その羽は、どうしたんだ?」

セラ「ロボおにいちゃんにおしえてもらったの」

カツラギ「ああ、あの時の…」

 そこへ、船長が歩いてきた。

船長「また、助けられたな」

カツラギ「おう」

船長「何かお礼を、と言いたいところだが…もうこれ以上、船の上でできることが無いんだ」

エリーゼ「いえ、別に何かを求めるわけでは」

船長「だから、何か便宜を図ってくれるよう、ギルドに伝えておこう」

 そう言うと船長は、帽子を脱いで軽く頭を下げ、甲板を去っていった。



 部屋に戻ると、パペマがカツラギに飛びついてきた。

パペマ「カツラギっ!」ギュッ

カツラギ「ああ、待たせたな」

パペマ「心配だった…船、揺れてた…」

セラ「それ、セラかも」

 パペマが、涙を浮かべながらカツラギの胸に顔を埋める。そんな彼女の頭を、カツラギはそっと撫でた。

パペマ「パペマ、なんにもできなかった…」

カツラギ「仕方ないさ。…もう、お前一人の身体じゃねえんだ」

エリーゼ「…えっ!?」ビクッ

セラ「?」キョトン

パペマ「…え、えっ?」

カツラギ「すぐに伝えてやれば良かったんだが…この前、サラから聞いたんだ。お前の中に、新しい命があるって」

パペマ「…」

 パペマは、恐る恐る、自分のお腹に手を当て、それから呟いた。

パペマ「…やっぱり、そうだった」

エリーゼ「…」ジッ

 複雑そうな顔で、パペマを見つめるエリーゼ。パペマは、再びカツラギに抱きつくと…突然、その場でぴょんぴょんと飛び跳ねた。

パペマ「やっぱり! やっぱり! できてた、カツラギの、赤ちゃんっ! できてた…♡」ピョンピョン

カツラギ「ああ、ああ…」

セラ「パペマおねえちゃん、こうびして…こどもができた…」

 セラが、興味深そうに呟いている。パペマはカツラギにキスをすると、また強く抱きついた。

パペマ「パペマ、元気な赤ちゃん産む。…ね、パパ♡」



 その夜。パペマはカツラギと同じベッドに入って、抱きついたまま寝息を立てていた。

パペマ「ん…すぅ…」

カツラギ「…」

 一方のカツラギは、眠れずにいた。ギルドに戻ってからのこと、パペマが働けない間の戦力。生まれた子供の養育…色々あるが、差し当たっては…

カツラギ「…おっぱい、柔らか…」

パペマ「…♡」ムニュッ

 薄い寝巻き越しに押し当てられる、年齢不相応な膨らみ。心なしか、妊娠して更にボリュームが増した気がする。今すぐむしゃぶりついて、そのまま数発出したい気分だが、流石にお腹の子に悪いか…?
 などと考えていると、不意に毛布の足元がもぞりと動いた。

カツラギ「エリーゼか?」

エリーゼ「…失礼します」グイッ

 毛布の中に潜り込んだエリーゼが、カツラギの下をぐいと引き下ろした。

カツラギ「おい、パペマが起きるぞ」

エリーゼ「大丈夫です、バレないように…」

パペマ「…何を?」ボソッ

カツラギ「!!?」ビクッ

エリーゼ「あっ…」

 いつの間にか起きていたパペマが、至近距離でカツラギを睨む。すぐに、エリーゼが毛布の中から出てきた。

パペマ「やっぱり…エリーゼとも、えっちしたんだ」

エリーゼ「わ、わたしが先生に迫ったの! その…わたしをだ、抱かないと、動物に変身して交尾するって言って…」

パペマ「本当にしちゃえば良かったのに」

カツラギ「エリーゼは、フワルと交換で来たんだ。そんなことになったら、あの魔女フワルに何するか分からねえぞ」

パペマ「…」

エリーゼ「…あの」

 いたたまれなくなって、口を開いたエリーゼに、パペマは不意に尋ねた。

パペマ「…カツラギの赤ちゃん、欲しい?」

エリーゼ「欲しい」キッパリ

カツラギ「」ブーッ

 するとパペマは、意外なことを言った。

パペマ「はぁ…いいよ」

エリーゼ「えっ?」

パペマ「どうせ、カツラギはどうしようもないちんちんだし、今まで出会った女の子全員とえっちしてるし」

エリーゼ「は…?」ジロッ

カツラギ「ぜ、全員じゃねえし…」

パペマ「…でも、一番好きなのはパペマだし、最初にカツラギの赤ちゃん産むのもパペマだし。…2番目から先は、もういいよ」

エリーゼ「パペマ…」

パペマ「でも、パペマの目の前で他の娘だけとえっちは駄目」ギュッ

 パペマはカツラギに抱きついて言った。

パペマ「…パペマともしなきゃ、やだ♡」

カツラギ「…ヒヤッとしたぜ。それなら、3人で…」チラッ

 ここでカツラギは、ちらりとセラのベッドを見た。もしかして、いまの騒ぎで起きてはいないだろうか…?



安価下コンマ
01~50 寝てる
51~90 起きてる
91~00 いつの間に!?

セラ「…」ジッ

エリーゼ「あっ…」

 いつの間にセラは目を覚まして、カツラギたちをじっと見つめていた。

カツラギ「…セラは寝ててもいいぞ?」

セラ「みんな、こうびするの?」

エリーゼ「!? え、ええと、その、それはね…」

セラ「こうび、たのしい?」

パペマ「…カツラギとするのは、好き♡」

カツラギ「おい、何てこと教えて…」

セラ「じゃあ、セラもやる!」

 セラはベッドを抜け出し、カツラギの元へと近寄ってきた。

カツラギ「…俺は人間だ。セラの同族じゃないんだぞ」

セラ「このからだなら、できるよ」

エリーゼ「違う意味で問題な気がするけれど…」

セラ「むぅ…じゃあ、これは?」

 セラの身体が、みるみる内に成長していく。10歳そこらの身体が、あっという間にロゼッタと同じくらいになった。

セラ「…これならいい?」

カツラギ「そ、そういうのもアリなのか…」



4Pなので安価下1~5 プレイ内容

出先にノーパソ忘れちゃった
明日まで更新はない

あといっこ

カツラギ「じゃあ…」

 カツラギは、大人の身体に成長したセラを見て…ふと、言った。

カツラギ「…セラ、そのサイズで羽と尻尾だけ生やせるか?」

エリーゼ「!? そんなことしたら、船が」

セラ「できるよ」ニュッ

 セラが頷くと、身体に巻き付いていた簡素な白い布を押しのけて、黄金色の翼と尻尾が生えてきた。幸い、身体に合わせたミニサイズだ。

カツラギ「結構便利だな…」

セラ「で、にんげんのこうびって、どうやるの?」

カツラギ「! …じゃあ、取り敢えず全員脱ぐか」

パペマ「うん…♡」ゴソッ バサッ

エリーゼ「はい…///」シュルッ パサ

カツラギ「」カチャカチャ ボロン

セラ「おおー…」

パペマ「セラも」グイッ

セラ「」ブルンッ

エリーゼ「!? …」チラッ

パペマ「」プルンッ



エリーゼ「」ツルン



エリーゼ「…くっ」

 カツラギはパペマを抱き寄せると、下腹部を掌で撫でた。

パペマ「んっ♡ ここ、赤ちゃんのとこ…♡」

カツラギ「そう。で、ここに子供をこしらえるために、子供の素を…」

 その手を下に滑らせ、幼げな割れ目を指でなぞる。

パペマ「んぁっ♡」ピク

カツラギ「…ここから、お腹の中に注入するんだ」クニ

パペマ「ふぁ…///」クパァ

セラ「セラのは…ここ!」クニクニ

 元が爬虫類に近いからか、成長してもつるつるの割れ目を、両手で弄るセラ。

セラ「んっ♡ へんなかんじ…」クチクチ

エリーゼ「そして、赤ちゃんの素を出すのが、ここよ」ニギッ

 エリーゼはカツラギの前に膝を突き、彼のペニスを手に取ると、緊張の面持ちで深呼吸した。

エリーゼ「ふぅ…」

 それから、大きく口を開け、一気に奥まで咥えた。

エリーゼ「ぁ…むっ♡」

セラ「わ、くちにいれちゃった。でも、これじゃこどもができないよ?」

パペマ「じゅ、準備がいる…んっ♡」

カツラギ「そうそう。お互いにな」クチュッ クリクリッ

 パペマの女性器の、中や外を、見せつけるように愛撫するカツラギ。その下で、エリーゼはぎこちない仕草でペニスに奉仕している。

エリーゼ「ぅむ…んっ…れ、れろっ…」

セラ「わ、わぁ…///」ドキドキ

 流石に、3人に流れる淫靡な雰囲気に当てられたのか、セラはもじもじと太ももを擦り合わせていた。同時に、太い尻尾や翼が、忙しなく揺れている。

カツラギ「ほら、お前にもしてやるよ」チョイチョイ

セラ「! う、うん…///」ソロッ

 カツラギはセラを手招きすると、並んでベッドに腰掛けた。パペマの膣から手を離し、片手でセラの肩を抱いてもう片方の手で膨らんだ乳房をそっと掴んだ。

セラ「こ、ここ、なににつかうの…?」

パペマ「どいて」ドン

エリーゼ「んにゃっ」ドサッ

パペマ「…こうする。よいしょっ♡」プニィ ギュッ

 パペマはエリーゼを押しのけると、カツラギの足の間にしゃがみ込み、豊満な乳房で彼の肉棒を挟み込んだ。

カツラギ「っ、そ、そういう使い方もあるな」

セラ「だ、だいじょうぶ? ちょっとくるしそう…」

パペマ「大丈夫。パペマがしてるから…♡」モニッ モニッ ズリュッ

エリーゼ「ぐぅ…」ペターン

カツラギ「…エリーゼは、こっちだ」

カツラギ「準備が必要なのは、男だけじゃねえ。女も、それ以上に準備しないとな。…エリーゼ、ほら」

 カツラギはベッドの上に上半身を倒すと、エリーゼに手招きした。

エリーゼ「! し、失礼します…///」ギシッ

 エリーゼはベッドに上がると、恐る恐る、赤い産毛の生えた割れ目を、カツラギの口に載せた。

カツラギ「…ぁむっ」ガシッ

エリーゼ「ひゃっ♡♡ や、やめっ、いきなりそんなっ♡♡」ビクンッ

 抵抗するエリーゼの太ももを掴まえ、膣内に舌をねじ込んだ。まだ不慣れな膣穴を舐め回し、入り口を唇でくすぐり、陰核をちゅっと吸った。

エリーゼ「ひぅ…っっっ♡♡♡」ビクビクンッ

 エリーゼが、カツラギの頭を太ももで強く挟み、ぷるぷると震えだす。

カツラギ「じゅるるるっ、ちゅぅっ、れろぉっ、れろ、ちゅるるっ」

エリーゼ「や、やだっ、だめ、ですっせんせっ♡ お、おしょっ、すいっ、でっ…♡」

カツラギ「れろぉ…」

エリーゼ「っ! だめっ、やだっ♡♡ おしょすっ…おしっこっ♡♡ おしっこれるっ♡♡ はなひて、おひっこれましゅっ♡♡♡ おひっ」

カツラギ「…ちゅっ」

エリーゼ「や…っっっ♡♡♡」プルッ シュワーッ

カツラギ「んぐっ、ごくっ」

エリーゼ「!? やっ…だっ♡ だめっ♡ あっ♡ とまらなっ♡♡」シューッ ビクンッ ショロッ ショワワーッ

 小刻みに、カツラギの口にお漏らしするエリーゼ。引き剥がそうとする手を抑えて、カツラギは溢れるおしっこを直飲みする。

エリーゼ「はぁ…はぁ…っ♡ …ひっ、ひぐっ…うぇぇ…」

 おしっこが出てしまうと、エリーゼは泣きながらカツラギの顔を降りた。

エリーゼ「ご、ごめんなさい…ごめんなさい、先生…お、おしっこ…やぁっ♡」

カツラギ「これで、準備ができたな」ムクリ

パペマ「…」ムスッ

 カツラギはパペマを脚の間からどかすと、代わりに泣きじゃくるエリーゼを膝の上に乗せた。すっかり膨れ上がって、準備万端のペニスに、愛液と尿でびしょ濡れの膣を被せ、彼女の腰を掴んだ。

カツラギ「じゃあ、これからエリーゼのお腹に、俺の精液を注いで、子供を作るぞ」グイッ

エリーゼ「ん、あっ…♡♡♡」ゾクゾクゾクッ

 奥まで挿入すると、カツラギはエリーゼの膝下に両腕を差し込み、大きく脚を開かせた。そのまま、腰と腕の動きで、エリーゼの膣奥に亀頭を繰り返し打ち付ける。

エリーゼ「んぉっ♡♡ はぁっ♡♡ あぅっ♡♡」



セラ「うわ、うわあっ…///」ドキドキ



パペマ「カツラギ! パペマのおしっこも!」

カツラギ「ふっ、ふっ、っと、じゃエリーゼは自分で動いて…」

エリーゼ「…♡」ギュゥゥゥゥ

 しかし、エリーゼはカツラギの首に両腕をきつく巻き付けて離さない。

パペマ「こ、こいつ…」グググ

エリーゼ「あっ、あぁっ♡♡ せんせっ♡♡ せんせいっ♡♡ しゅき、すきぃっ♡♡」ビクンッビクンッ

カツラギ「しゃあねえ、このまま、赤ちゃん作るぞ…セラ、見てろよ」バチュッ バチュッ バチュッ ズンッ



セラ「ええっ!? …///」ビクッ



エリーゼ「つくるっ♡♡ つくるっ♡♡ あかちゃんつくるっ♡♡ せんせいとのあかちゃんっ♡♡ いっぱいつくりゅっ♡♡♡♡」

カツラギ「出るっ!」ズンッ ビュルルルルーーーーッッッ ビュルルーッ

エリーゼ「っっっ~~~~♡♡♡♡♡♡」ビクンッ ビクビクンッ

カツラギ「はぁっ、うっ…今、エリーゼの中に、赤ちゃんの素を注入してるぞ…」ビューッ ビューッ

セラ「エリーゼおねえちゃん、あかちゃんうむの…?」ドキドキ

エリーゼ「そうよ…んっ♡♡ わたし、これからせんせいとの子供を、身ごもるの…まず、一人」

パペマ「…終わり!」ガシッ グイッ

エリーゼ「やっ♡」ゴロン

 エリーゼをカツラギの上から引きずり下ろすと、代わりに自分が彼の膝の上に向かい合って腰を下ろした。

パペマ「…セラに教える。人間、旦那さん一人に、奥さんは、普通は一人だけ。でも、カツラギは超超超えっちちんちんちんちんドスケベちんちんだから、奥さんがいっぱいいる。でも、一番はパペマ」ギュッ

 パペマはカツラギに抱きつくと、上を向いて唇をねだった。

カツラギ「はいはい…んっ」

パペマ「んちゅぅっ♡ ちゅるるっ♡♡ れろ、ちゅっ♡ …ぷは♡ 人間の言葉で、『本妻』って言う。パペマ『が』、本妻!」

エリーゼ「…パペマ『も』、なら」ボソッ

パペマ「『が』!!」

 そう言うとパペマは、おもむろにカツラギの上を降りて、ベッドの上でうつ伏せになった。そのまま小ぶりなお尻を持ち上げ、両手でとろとろの割れ目をくぱっと広げた。

パペマ「…パペマ、もうママだから…赤ちゃんを傷付けないように、優しくして。パパ♡♡」クパァ

だいぶかかりそうだ
いったんくぎる

パペマ「ん…あ、ぁっ…♡」

 小さな膣穴に、まだ大きいままの肉棒が、するりと呑み込まれていく。なめらかに根本まで受け入れると、今度は離すまいときつく締まった。
 カツラギも、彼女の腰を抱き締めると、片手で胸の膨らみを撫でた。

パペマ「んっ♡ まだ、出ないけど…」

カツラギ「すぐに、いっぱい出るようになるさ」モミッ モミッ クニッ

 優しく胸を揉み、乳首を指先でくすぐる。

パペマ「んぁ♡ うん…♡ 半分、カツラギにあげる…♡♡」

 その言葉に、カツラギのペニスがパペマの腟内で、また少し膨らんだ。

パペマ「あっ、あっ♡ おっきっ♡」

カツラギ「ふぅっ…」ズリュ ズズ…

パペマ「ふぁぁ…♡♡」ゾクゾクゾクッ

 ゆっくりと腰を引き、ゆっくりと腰を進める。粘膜と粘膜が絡み合い、一段と一つになっていく。

パペマ「カツラギの、ちんちん…っ♡♡ おっきくて、えっちで…すき♡」キュンッ

カツラギ「パペマのマンコも、つるつるでキツキツの、子供マンコのくせに…そのくせすぐトロトロになって、好きだぞ」グイッ

パペマ「んっ♡♡♡ カツラギ、すき♡ すき、すきっ♡ だいすきっ♡♡♡」

カツラギ「パペマ、もうそろそろ…」

パペマ「うんっ♡」キュゥッ

 パペマが、膣穴を更に締め付けた。カツラギは、もう腰を動かさず、両腕で彼女の腰をきつく抱きしめ、彼女の膣奥に亀頭を強く押し付けた。

パペマ「あかちゃん、ごめんねっ♡♡ おへや、よごしちゃうね…♡♡」

カツラギ「同居人が、増えちまうかもなっ…」ドクンッ ドクンッ

パペマ「うんっ♡♡♡ おとうとかいもうとっ♡♡♡ つくっちゃうっ♡♡♡♡」

カツラギ「もう一人、孕めっ…!」ドクンッ ビュルルルーーーッッッ

パペマ「ん……っっっ♡♡♡♡♡♡」

 後ろから強く抱きしめ、子宮の入り口に叩きつけるように、勢い良く射精した。

カツラギ「っ…! っっ…!!」ビュルルーッッ ビュルッ ビューッ

パペマ「パパぁ…ぱぱ、だいすき…♡」

 全て出し切ると、カツラギはペニスを抜いた。精液と愛液にまみれた肉棒は、流石に疲れて小さくなっている。

セラ「…おにいちゃんの、ちっちゃくなっちゃった…///」

 セラが、ぼそっと呟く。2人への本気の子作りセックスを間近に見て、すっかり顔が真っ赤だ。股間が切ないのか、しきりに両腿を擦り合わせ、内腿をしっとりと濡らしていた。

カツラギ「ああ。また、準備しないとな」ポンポン

 カツラギはベッドの縁に座ると、膝を叩いた。

セラ「ん…///」ソロッ

 大きな尻尾が邪魔するので、横向きにカツラギの膝の上に腰を下ろすセラ。カツラギはその肩を抱くと、成長した乳房を優しく揉んだ。

セラ「ふぁ…んっ…♡」ピク

カツラギ「…ドラゴンって、母乳は出るのか?」

セラ「たぶん…」

カツラギ「そもそも、ドラゴンってやっぱ卵から生まれるのかな? それとも、人間と一緒で赤ん坊として生まれてくる?」

セラ「どっちでも…///」

エリーゼ「卵生と胎生、どちらでもいけるってこと…?」

カツラギ「便利だな…」モミモミ

セラ「ん、あっ♡ そこ、へんだよぉ…」モジモジ

カツラギ「これから、もっと変なところを触るぜ? 大丈夫か?」

セラ「…うん///」

 セラは小さく頷くと、恐る恐る脚を広げた。カツラギは、震える割れ目に指を這わせた。

セラ「ふぁ…あ、あっ…///」プルプル

 身体は大人だが、膣の中はパペマより狭く、硬い。どうにか指一本を挿し込むと、小刻みにほぐすように動かした。

セラ「あ、あっ、あっ/// へん、そこ、へんっ…あっ♡」ビクンッ

 甘い声が漏れると、金色の尻尾が大きく跳ねた。

エリーゼ「ひゃっ!?」

パペマ「あぶなっ」

セラ「っ、ご、ごめん…ひゃうっ♡」ビクンッ バシンッ

カツラギ「…この辺にしとくか」

 カツラギはセラを膝から下ろすと、ベッドに仰向けに横たえた。頭の方に伸ばした尻尾にもたれるようにして、セラがカツラギのペニスをじっと見た。

セラ「わ、また、おっきくなった…///」

カツラギ「じゃあ、セラのここにも、赤ちゃんの素を入れるぞ…」ググッ

セラ「う、うん…っ!」ビクッ

 狭い膣穴を、太く膨れた肉棒でこじ開けていく。意外にも痛がる様子はなく、ただ驚いたように、自分の体内に男のものを受け入れていく。

カツラギ「っ、はあっ…!」ズブンッ

セラ「くうぅ…っ!」ビクンッ

カツラギ「…痛くないか?」

セラ「う、うん…」

カツラギ「じゃあ、動くぞ…」ズッ ズッ ズッ

 小さく、腰を押し当てるように、ゆっくりと抽迭を始めた。少しでも慣れると、身体自体は大人なだけあって、スムーズに腰が動くようになってきた。

セラ「わ、わあっ…/// おにいちゃんが、でたり、はいったり、してる…ぅんっ♡」ビクンッ

カツラギ「痛くなさそうで、良かったぜ…」ズッ ズッ ズンッ

セラ「んっ♡」

カツラギ「…ところで、セラ、身体の大きさを変えられるよな…?」

 腰を動かしながら、ふとカツラギは尋ねた。

セラ「んぅ…っ♡ そ、そうだけど…」

カツラギ「色んな歳に、なってみてくれよ」

 カツラギは、腰を止めた。

パペマ「…カツラギ、子供じゃないと興奮しない」

エリーゼ「えっ!? も、もしやとは思っていたけど…」

カツラギ「なわけあるか! …試しにだよ」

セラ「うーん、じゃあエリーゼおねえちゃんくらい」

 セラの胸がしぼみ、全体的に細くなる。腟内も一緒に狭くなり、ペニスをきつく締め付ける。胸が小さくなったせいか、乳首がつんと主張して見える。

セラ「…それから、いつもの」

 更に身体が小さくなる。膨らみもくびれもない、白く柔らかな身体だ。

カツラギ「いっ、いってっ!」ググッ

 当然、男性器が収まる穴ではない。カツラギは慌てて抜こうとしたが、きつすぎてなかなか抜けない。
 なんとか引き抜いたカツラギに、セラが尋ねた。

セラ「…どれがいい?」


安価下2票先取 どれがいい?
①最初の姿(ロゼッタくらい)

②中間の姿(エリーゼくらい)

③いつもの姿

カツラギ「…このままでいい」

パペマ「!?」ビクッ

エリーゼ「うわ」

パペマ「…か、カツラギが、子供にしか興奮しない変態でも、だ、大丈夫…だよ?」

カツラギ「だ、だって、セラは出会ったときからずっとこの姿だったからさ…」

 言い訳めいたことを呟くカツラギの前で、セラはそっと脚を広げた。つるつる、ぷにぷにの割れ目が、小さく開いた。

セラ「うん。おにいちゃん…きて♡」クパ

カツラギ「今度こそ、マジで痛いかも…」ググッ

 小さすぎる穴に、肉棒を押し当てる。入り口は、亀頭の半分くらいしかなさそうだ。それでも、強く押し当てると、ゆっくりと広がり…亀頭が、すっぽり呑み込まれた。

カツラギ「うおっ…」

セラ「ど、どう? いたくない?」

カツラギ「俺はなんとか…セラは?」

セラ「だいじょうぶだよ…」

カツラギ「じゃあ、もう少し…」グッ

セラ「っ! ふあ…」プルプル

 どうにか半分まで押し込むと、亀頭が一番奥に当たった。

セラ「ん…っ♡ は、はいったぁ…♡」

 セラは、どこか蕩けたような顔で言うと、カツラギの顔をじっと見た。

セラ「…おにいちゃん、セラにもして? パペマおねえちゃんに、してたみたいに…」

カツラギ「…ああ」

 カツラギは背中を曲げ、突き出したセラの唇に唇を合わせた。

セラ「ん…♡」

 小さく唇を合わせると、カツラギはゆっくりと腰を動かした。奥に亀頭を押し付けるように、小刻みに、ゆっくりと、繰り返し…

セラ「んっ♡ ん…んっ♡ んぁ♡」

カツラギ「セラ…出すぞ」ズッ ズッ

セラ「うん…♡ おにいちゃん、ちょーだい…♡♡」

カツラギ「うっ…」ビクンッ ビュルルルーッッ ビュルーッ

セラ「あっ、あっ…♡ ほんとに、でてる…あかちゃんの、もと…っ♡♡♡」



パペマ「…名前」

 長い性交の後、一緒のベッドに潜り込んで、パペマはふと言った。

カツラギ「名前?」

パペマ「赤ちゃんの」

カツラギ「そうだな…せめて、男か女か分かってからじゃねえかな」

エリーゼ「では、わたしの子供は…」

セラ「うーんと、じゃあセラは…」

 同じベッドに無理やり潜り込んできて、エリーゼとセラが同調した。

カツラギ「お前らはなおさら早いだろ!?」



受付嬢「…では、カツラギさん、パペマさん、エリーゼさん、セラさん、それからロゼッタさんの、ギルドへの復帰を受け付けました」

 そう言うと受付嬢は、カウンターにそれぞれのバッジを置いた。

ロゼッタ「久々ですね、このバッジも…」

受付嬢「それと…」

 受付嬢は、彼らの少し後ろに立っているサラに目を向けた。
 サラは一歩前に進み出ると、マントの中から手紙を取り出した。

受付嬢「…あの、お名前を窺っても?」

サラ「サラ、でございます。こちらは、滝壺の町より、ギルドへの救援要請でございます」

受付嬢「救援要請…?」

 受付嬢の顔が険しくなる。
 突然、ギルドに紫ローブの巫女が数人、駆け込んできた。

「た、ただならぬ気配が…」「…あっ! あちらに!」

 彼女らはサラの元へ走り寄ると、その前で跪いた。

「おお、聖女サラ! お会いできて光栄です」「聖書に記されたお方に、実際にお会いすることができるなんて…」

サラ「子どもたち。海の向こうで、きょうだいたちが助けを求めています」

「す、すぐに用意を…」

 そこへ、状況を理解した受付嬢が、立ち上がって言った。

受付嬢「…聖女サラ。こちらへ。『ギルドマスター』の元へご案内します」

カツラギ「ギルドマスター…?」

パペマ「初めて聞いた」

 しかし、サラは何かを察したように頷くと、意味深に呟いた。

サラ「なるほど。今は、『そのように』されているのですね…」

 受付嬢と巫女たちを従えて、サラはカウンターの奥へと姿を消した。

【名前】カツラギ
【ランク】4
【種族】人間
【性別】男
【容姿】黒髪を短く刈り込んだ中肉中背の男
【能力】
『獣身術』動物に変身できる。強い精神力がなければ動物の肉体に魂を奪われる、危険かつ高度な魔術
『付与魔術』手にしたものや身体の一部に属性を付与できる
『元素術』四元素を意のままに操る魔術。飛ばして攻撃したり、設置して罠にしたり汎用性が高い
【所持品】
『丈夫な服』長旅に耐えられる丈夫なジャケットとズボン
『財布』硬貨を入れる革袋。ちょっと心もとない


【名前】パペマ
【ランク】4
【種族】人間
【性別】女
【容姿】灰色髪のロングでメカクレ。小柄だがかなりの巨乳。
【能力】
『傀儡術』周囲の生物ではないものを人型に固めて動かせる。大きさは3mくらいまで可能。
【所持品】
『ゴーレムの核Lv.7』呪文の刻まれた石。宙に投げるだけで瞬時にゴーレムを形成できる
『ゴーレム武装の核』使用者の身体にゴーレムの一部を装備させることができる
『輝く杖』柔らかい木と木材でできた杖。攻撃には向かないが、所持者の身を守り、回復術の効果を高める
『木彫りのペンダント』木と革紐でできた、手作りのペンダント


【名前】セラ
【ランク】3
【種族】竜人
【性別】女
【容姿】緑髪のポニーテールに虹色に輝く瞳の少女。簡素なスカートと貫頭衣を着ている
【能力】
『変身』竜の姿に戻る。体の一部を戻すこともできる
『召喚武装』契約したモンスターの一部を、身体に描いた魔法陣から召喚する
【所持品】
『宝石の冠』頭より幅のある冠
『宝石の首飾り』宝石を金の鎖で繋いだ豪奢な首飾り
『宝石の枷』宝石の埋め込まれた鉄の腕と足輪


【名前】エリーゼ
【ランク】3
【種族】人間
【性別】女
【容姿】赤毛を2つのお下げに結って眼鏡を掛けた、痩身の少女
【能力】
『獣身術』動物に変身できる。強い精神力がなければ動物の肉体に魂を奪われる、危険かつ高度な魔術
『調合術』魔術的な作用を持つ薬を調合する知識、技術
『元素術』四元素を意のままに操る魔術。飛ばして攻撃したり、設置して罠にしたり汎用性が高い
『回復術』体力を回復し、怪我を修復する魔術
『飛行術』空を飛ぶ魔術。彼女の場合、何の変哲も無い箒を触媒に用いる。
【所持品】
『とんがり帽子』魔女のトレードマーク
『箒』飛行術の触媒に用いる、普通の箒
『麻のローブ』アスモダイの巫女を志す者が着る、粗末なローブ。内側がちくちくする。
『薬品ベルト』魔法薬を詰めた瓶を差した、太腿のベルト。
『木彫りのアンクレット』木のビーズを革紐に通して作った、手作りのアンクレット

【名前】ロゼッタ
【ランク】4
【種族】人間
【性別】女
【容姿】鮮やかな金髪ロング碧眼、キリッとした顔立ちの美人。胸はそれなり程度だがなかなかに良い尻をしている。
【能力】
『付与魔術』手にしたものに属性を付与する。投げつけることもできるが威力が大幅に落ちる
【所持品】
『ブロードソード』刃渡りはそれなりだが厚みのある片手剣
『円盾』パリィにも使える円形の盾
『黒インナー』肌に密着する黒の帷子。機能性に優れるが体型がくっきり出る
『プレートアーマー』鉄板で補強された鎧一式。ギリギリ長距離移動に耐えられる程度の重さ
『ビキニアーマー』乳房と股間を覆う鉄板に毛皮で裏打ちし、それぞれ革紐や鎖で繋いだだけの簡単な防具



カツラギ「さて、拠点に戻るか」

ロゼッタ「拠点?」

エリーゼ「ダンジョンに、家を建てたんです」

セラ「けっこうおおきいよ」

パペマ「…」

カツラギ「? パペマ、どうした?」

パペマ「…お腹すいた」グゥゥゥ…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①拠点へ

②食堂で飯

③ギルドで飯

④その他要記述



ロゼッタ「…おや、ここは…?」

パペマ「ん。クララの家」

 庵の隣には、もう一軒の家が建っている。ギルドを発った時より、更に開発が進んでいるようで、周りには小さな畑までできていた。
 近付いてくる物音に、中からレインが顔を出した。

レイン「! か、カツラギさん…それに」

ロゼッタ「レインさん! こちらに加わっていたんですね」

レイン「ええ…」

セフィリア「あら、懐かしい顔がいるわね」

クララ「やあ、長旅だったねえ~」

セラ「セフィリアおねえちゃんに、クララおねえちゃん!」

クララ「…げっ、お前は」

ロゼッタ「あっ、あの時の狸! また悪さしているのでは」

クララ「失敬な。もうすっかり心を入れ替えたねえ~…」

カツラギ「ミリィは?」

クララ「ミリィなら…」

 そこへ、家の中から駆け出してきた者があった。



安価下コンマ
01~40 ミリィ
41~70 ミリィ&フワル
71~90 ↑+
91~00 うっそだろ!?

ミリィ「…久し振り」

 おずおずと、顔を出すミリィ。更に、その後ろから、もう一人。

フワル「…お久しぶりです」

パペマ「フワル!!」ダッ

 パペマは駆け出すと、フワルの胸に飛び込んだ。

パペマ「フワル…帰ってきた!」

フワル「ええ…」ナデナデ

パペマ「フワル、フワル、あのね、パペマ、カツラギの…」

 …そこへ、更にもう一人。



フレイ「…ど、どうも」

カツラギ「フレイ!? 何でここ…に…」



フレイ「う、うむ…それが」

フレイ「…見ての通りだ///」ポッコリ



パペマ「」

エリーゼ「」

くぎる

(どう収拾付けるんだよぉ…)

そもそもこのスレを建てた理由が

・スクエニゲーに出てくるみたいなエッチな女モンスターをいっぱい出したい
・世界樹に出てくるみたいなエロ衣装を着せた女キャラと冒険がしたい

なので、その両方から遠ざかる要素は掘り下げてもなあって感じ







カツラギ「」ボロ



ミリィ「はぁ…落ち着いた所で、整理するわね」

 ミリィが、頭を抱えながら切り出した。

ミリィ「まず、ギルドタウンで最初に出会ったのは、パペマとフワル。そこにあたしが合流した」

フワル「はい」

ミリィ「で、後衛しかいないパーティだったから、前衛職が欲しくて、たまたまそこにいたカツラギに、あたしが」

 そこで、溜め息。

ミリィ「…『あたしが』、声をかけた」

パペマ「最初にエッチしたのは、パペマ」ズイッ

ミリィ「ええ、分かってる、分かってるから落ち着いて」ドウドウ

ミリィ「それから、クエストの途中でフレイとルイン、ロゼッタとレインに出会って…後、何やかんやでクララが加わって…」

クララ「そうだねえ、カツラギのちんぽに当てられちゃってねえ~♡」

ミリィ「うるさい。…で、その過程で、あたしとフワルとクララとも、え、えっち、した…///」

エリーゼ「…」

 エリーゼが、信じられないような目で一同を見回す。それから、パペマにぶっ飛ばされて、動かなくなった師の方も。

ミリィ「その後に加わったのが、セフィリアとセラと、フワルと交代でエリーゼ。セフィリアは?」

セフィリア「! あっ、私はねぇ…///」モジモジ

 セフィリアは、言いにくそうに語尾を濁す。

パペマ「セフィリアも!?」

セフィリア「私もさ、誘ったわよ! でも、お尻でしかしてくれなくて…///」

ロゼッタ「わ、私も! 一度だけ、しかし肛門でしか」

ミリィ「お、おしり…??」

パペマ「…」

 思いがけない返答に、複雑そうな顔で黙り込むパペマ。

ミリィ「…と、とにかく! 先月、カツラギとパペマとエリーゼとセラは、船に乗ってギルドを出た。…エリーゼは、その先で?」

エリーゼ「…///」コク

セラ「セラもー!」

ミリィ「」ブフォ

フワル「ええ…こんな、小さい子供を相手に」

エリーゼ「違うの、セラは自由に身体を成長させることができるの!」

ミリィ「そういう問題じゃ…まあ、ある程度は…」

フレイ「…」

 彼女らのやり取りを、フレイは呆然と眺めていた。

ミリィ「…で、その…フレイは」

フレイ「そんな…ギルドタウンを発つ前の夜、あんなに愛し合って…共に将来を誓ったと言うのに」

ミリィ「えっ、そういうノリだったの!?」

フレイ「『愛している』『妻になれ』と…」

パペマ「ねえ、それ、パペマも言われたこと無い!」

フレイ「旅の途中、突然の吐き気や、膨れていく腹に怯え…偶然診せた医者に『相手は誰ですか』と尋ねられ…ま、まさか、腹の中に赤子ができるとは…」

フワル「この際」

 ここで、フワルが口を挟んだ。

フワル「一番大事なのは、カツラギさんに子供を養育する気があるかということです」

カツラギ「…当たり前だろ」ムクリ

 ようやく、カツラギが起き上がって応えた。

カツラギ「俺の故郷じゃ、偉い奴には5人も6人も嫁がいたぜ。何人だろうが、責任は取る」

パペマ「でも、パペマが一番だったのに…」

ミリィ「まあ、ある程度は仕方ないわよね。できる順番とか…って、そういうことじゃなーい! ギルドに戻ってきたし、これから更に人数は増えるし…カツラギ、あんたには馬車馬のように働いてもらうんだから!」

カツラギ「分かってるよ…」







エリーゼ「…フワル、だったわね」

フワル「はい。お久しぶりです」

エリーゼ「あなたが、ここに戻ってきたということは…先生は…魔女は…」

フワル「…」

 フワルは、俯いて…首を、横に振った。

エリーゼ「そう…」

 ぽつりと呟いた、エリーゼの頬を、涙が伝った。

エリーゼ「…先生は、何と?」

フワル「『魔術は、生きている人のためのもの。回復術を知ったからには、命が失われないように努めなさい』と」

エリーゼ「ああ…わたしも、同じことを言われたわね」

フワル「それから、最期に…『生きている人、これから生まれる人に、知識と知恵を伝えなさい』と…そして」

 フワルは、真っ直ぐにエリーゼを見て、続けた。

フワル「…そう、エリーゼさんにも伝えておいて、と」

エリーゼ「先生…せんせい…っ!」

 エリーゼは、泣きながらその場に崩れ落ちた。フワルはその隣に座り込み、彼女の肩を抱いた。そして、一緒に涙を流した。







安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥エリーゼに授業

⑦その他要記述

ねる



 久々のギルドタウンは、いつにも増して騒々しい。滝壺の町からの救援要請が、街中に告知され、人手の募集が大々的に行われているのだ。

ミリィ「凄いわね…あんたたちが船で行った町って、そんなに大事なところだったの?」

カツラギ「宗教的に、だろうな」

エリーゼ「あの、聖女サラが直々に頼みに来たというのもあるでしょうね」

フワル「聖女…巫女ではなく?」

カツラギ「その辺は、俺たちもよく分かってないんだが…」

 冒険者達に混ざって、街を駆け回る巫女たちを眺めながら、カツラギはぼやいた。



安価下コンマ
01~40 …て言うかあんた、匂わない?
41~70 サラ
71~95 あんたは確か…
96~00 何でここに?



カツラギ「…お」

 街を歩いていると、場違いな白衣を着た女を見つけた。

カツラギ「あんたは、確か…」

ナタリー「…! いつの間にか戻ってたのね」

セラ「きのうかえってきた!」

ナタリー「そうなの」

 ナタリーはセラの前にしゃがみ込んで答えると、ふとカツラギの方を見上げた。

ナタリー「…でも、残念ね。私、これから滝壺の町に行くの」

エリーゼ「ナタリーが?」

ナタリー「ええ。海を隔てた遠くの町における、アスモダイ信仰の影響について調べてくるよう、エルムに言われてね」

カツラギ「研究はどうなってるんだ?」

ナタリー「設備は順調。成果は…」

 しゃがんだまま、肩をすくめる。

ナタリー「…ま、良い気分転換だと思って、船に揺られてくるわ」

 そう言うとナタリーは立ち上がり、どこかへと去って行った。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥エリーゼに授業

⑦その他要記述

カツラギ「…あっ、待ってくれ」ダッ

ナタリー「…え、何?」

 追いかけてきたカツラギに、ナタリーは困惑した顔で尋ねた。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

neru

カツラギ「寂しくなるなと思ってな」

ナタリー「あら、そう? 別に、仕事が終わったらすぐに戻るわよ」

カツラギ「すぐって、どのくらいだ?」

ナタリー「うーんと、まあ、1週間くらい? 船旅のほうがずっと長くなるわね」

カツラギ「手伝えることとか無いか?」

ナタリー「いらないわよ。素人の助手雇っても、データが狂うだけだし」

カツラギ「そうか…エルムに言われたんだろ?」

ナタリー「ええ、そう。まあ、何やかんやで私も結構楽しみにしてるし、引き留めようとしても無駄だから」

 そう言うとナタリーは「じゃあ、買い出しがあるから」と、さっさと去ってしまった。



フレイ「ふぅ…」

ミリィ「大丈夫? 結構歩いたわね」

カツラギ「飯にするか」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①食堂で飯

②屋台で飯

③ギルド酒場で飯

④その他要記述



クララ「何か、がらんとしてるねえ~?」

 いつも、冒険者でにぎわっているギルド酒場が、今日はやけに閑散としている。

カツラギ「もしかして、かなりの数が滝壺の町に行ったのか?」

エリーゼ「そうかも知れませんね」

ミリィ「でも、これなら良い席が空いてそうよ」

セフィリア「あんまりにも大所帯だものね」

 そこへ、店の奥からようやくウェイターが出てきた。

ウェイター「…おまたせしました。こちらへどうぞ」



 通されたのは、奥の宴会場であった。

カツラギ「マジで客がいないんだな」

ウェイター「…高額の臨時クエストが出て、皆さんそっちに行ってしまいまして」

パペマ「パペマたちは、帰ってきたところ」

フレイ「しかし、脚が伸ばせるのはありがたい。重たいくせに、やけに空く腹になってしまってな…」



安価下1~3 注文するメニュー それっぽいやつを挙げて



カツラギ「うおっ、このパスタ、チーズがボコボコ言ってるぞ!?」

エリーゼ「本当にマグマみたいですね…」

ウェイター「…と、こちらがサラダと首なし鳥のピカタです」ゴト

フワル「どうも」ペコリ

パペマ「パペマ、相変わらず野菜」モッキュモッキュ

フワル「忘れてるかも知れないけど、私、羊ですからね」

 そこへ、大きな鍋が運ばれてきた。一緒に、大皿に盛られた大量の豚肉の薄切りが置かれる。

カツラギ「この肉を鍋にくぐらせて、火が通ったらそこのタレに付けて食うんだ」

セラ「おもしろそー!」

セフィリア「じゃあ、こっちでワインを…」

フレイ「あ、私はジュースで頼む」



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事



フレイ「…」ゴク

フレイ「…!!」ビクッ

 突然、フレイがはっと目を見開いた。

レイン「どうしましたか!?」

フレイ「今…」ソッ

 フレイは、そっと膨らんだ腹に手を遣ると…

フレイ「…蹴った」

カツラギ「蹴った!?」

ミリィ「あら、まあ!」

フレイ「あ、また蹴った。とても元気なようだ…」

パペマ「いいな、パペマも…」

 フレイは腹を撫でながら、嬉しそうに言った。

フレイ「どうやら、父が近くにいて喜んでいるようだぞ…」







剣士「…ここか。案外すぐだったな」

斥候「辺りにモンスターの気配も無い。一応、俺が警戒しておくから、剣士は依頼人を頼む」

剣士「ああ。…では、こちらへ」

???「…」ザッザッザッ

 剣士に先導され、一人の女が門の前へと進み出る。簡素な門柱の向こうには、広い庭が用意されていて、数人の子供たちが走り回っていた。何の変哲も無い、平和な光景だ。
 ___ここが、ダンジョンの中であることを除けば。

剣士「…坊主」

「なあに?」

 剣士が、年長と思しき一人の子供を呼び止めた。弟や妹たちと追いかけっこに興じていた彼は立ち止まると、剣士を見上げた。

剣士「ここに、フレイっていう女がいるはずだが」

「ママなら、パパと中にいるよ」

???「ママ!? …は、早く会わせてくださいまし」

「っ!? こ、こっち…」

 高圧的な女の態度にたじろぎながらも、彼は来客を、大きな家の前へと案内した。
 と、同時に、扉が開き、中から赤子を抱いた一人の女が出てきた。女は、来客の顔を見るなり素っ頓狂な声を上げた。



フレイ「ふ、フレイヤ!? 何故ここに…」



フレイヤ「ご機嫌よう、お姉様。本日は、家督の相続についてお話が…」

 言い掛けたその時、フレイの腕に抱かれた赤子が声を上げて泣き出した。

フレイ「おお、よしよし。腹が減ったか。それとも、初めて会った叔母さんが怖いか…」

フレイヤ「…あの、その子は、もしや」

フレイ「うむ、二人目だ。…おい、そこの殿方を外させぬか。この子はまだ乳飲み子である」

剣士「えっ!? …おい斥候、向こう行くぞ」

斥候「だ、大丈夫なのかよ…」

 2人の男が離れていくのを確認すると、フレイは服をはだけて乳房を剥き出し、ぐずる赤子に含ませた。

フレイヤ「…」

 凡そ、世帯地味た行為に無関係であったはずの姉が、自らの子に乳を与える姿を、フレイヤは呆然と眺めていた。



カツラギ「フレイの夫のカツラギだ」

フレイヤ「フレイの妹、フレイヤでございます」

 慇懃に頭を下げたフレイヤ。やや陰険な顔をしていることを除けば、フレイとそっくりだ。

フレイヤ「この度、父が病に罹り、家督を手放されるとのことで」

フレイ「何!? それは初耳だ」

フレイヤ「このような辺鄙な所にいれば、大事な知らせも入らないでしょう? …父上は、お姉様が相続権を手放されるのであれば、わたくしが継いでも構わないと」

 言いながらフレイヤは、居心地悪そうに辺りを見回した。いつの間にか部屋には何人もの女たちが立っていて、フレイヤに視線を向けていた。

フレイヤ「…こんな洞窟の奥で、どことも知れぬ田舎者の妻に収まっているようですし、当然家督は」

フレイ「___我が夫を侮辱するか」

フレイヤ「!?」ビクッ

 部屋の空気が凍った。その場にいる女たちが、手に手に何かの武器や、魔術を構えていることに、フレイヤはようやく気付いた。
 しかし、当の田舎男は、へらへらしながら手を振った。

カツラギ「よせ、よせ。俺は確かに田舎者だ。…それに、ギルドで護衛を雇ったんだろ? ここであんたをどうにかしたら、そいつらの報酬がパアだ」

フレイヤ「く、口を慎みなさい! わたくしを誰だと」

カツラギ「え? 実の姉から教育機会を奪い、家から放り出して家督を独り占めしようとした、えらーい妹様だろ?」

フレイヤ「!? な、何という言い草」

フレイ「フレイヤ」

 フレイは、静かに切り出した。

フレイ「…私は、家のことに興味は無い。世界中を飛び回り、貧者に施しをして回る父上と母上の噂を聞き、そのようになりたいと願っただけだ。もとより、領主としての執務は、殆ど執事長が行っていたろう? 彼と代わりたいのであれば、そうするがいい」

 それから、胸に抱いた子を愛おしそうに見つめながら続けた。

フレイ「私も…母になった。色々と考えも変わった。私は親の顔を覚えておらぬが、我が子にそのような思いはさせたくない。お前が、面倒な執務を引き受けてくれるのは大歓迎だ」

フレイヤ「であるならば、終生この洞窟に籠もり、永劫わたくしの邪魔立てをしようなどとは考えないこと。この場でお約束いただきたく」

フレイ「ああ、約束するよ」

 フレイは苦笑しながら頷いた。フレイヤは、どこかほっとしたような顔で立ち上がった。

フレイヤ「では。長居は無用」

カツラギ「…洞窟だ、田舎者だ、色々言うけどよ」

 去ろうとするフレイヤの背中に、カツラギは笑いながら言った。

カツラギ「ここも、良いところだぜ」

フレイヤ「…失礼」

 フレイヤが、足早に家を出ていく。外に待っていた剣士と斥候が、家の中に声をかけた。

剣士「カツラギさん、久し振りです」

斥候「相変わらず、すげえ数の女房だな」

カツラギ「だろ。一人、外までの護衛を手伝わせようか? パペマとか」

剣士「冗談じゃない。会話は聞こえなかったが、中の雰囲気は伝わりましたよ」

斥候「家から出た瞬間、ゴーレムで捻り殺しちまうぜ」

カツラギ「だろうな。ま、せいぜい背中には気をつけるこった」

剣士「ああ、恐ろしい恐ろしい…」



フレイヤ「…何をしているのですか! 早く帰りますよ」



剣士「今行きまーす!」

 去っていく剣士たちを見送るカツラギ。その背中に抱きついて、パペマがぼそっと呟いた。

パペマ「…頼めば、手伝ったのに」

カツラギ「よせやい。面倒事は増やさないに限るぜ。それに…」



パペマ「…♡」ポッコリ



カツラギ「…もうすぐ3人目だってのに、暴れたら身体に毒だぜ」



おしまい

残りは恒例のエディットモードで

見たいシチュとか書いてくれたら適当に書く
あと>>1が書きたい話とかも書く

おつおつ
個人的にはパペマとフレイとでWボテ腹プレイとか見たい

おつおつ
カツラギさんちゃんと甲斐性あってハッピーエンドえらい
ありがとうございました

エディットはダリア単妻ルートとかカツラギ師匠の後追いルートとか見たい

取材のためでもナメクジの動画を見たくないのでそれだけは勘弁してください

セラのロリニティボテックスと赤ちゃん出産シーンを苦痛じゃなければお願いします

>>637 了解
>>638 ダリアはお気に入りなのでちょっと長くなるかも。カツラギの師匠については裏設定とかあるのでアレンジ強めで
>>641 ボテ腹は良いけど出産シーンは省かせてもらうわね

明日は無理なので明後日以降で

またライセンス切れたのか…

『フレイ臨月、パペマ5ヶ月くらい』



パペマ「ほら、ここ」サスサス

カツラギ「もうだいぶ張ってきたな」ナデナデ

 膨らんできたパペマのお腹を撫でていると、フレイがのしのしと歩いてきた。最初の性交…つまり、受精から1年近く経つ彼女のお腹は、もう大きく膨れ上がっている。医者いわく、そろそろ産まれるらしい。

フレイ「じきに、そのような余裕もなくなるぞ?」フフン

パペマ「うるさい」

カツラギ「そっちは大丈夫なのかよ? 赤ん坊が、腹の中にできることさえ知らなかったくせに」

フレイ「当然、大丈夫ではない」

 そう言うとフレイは、カツラギの肩にそっと身を寄せた。ワンピースを押し上げる腹を撫でながら、呟く。

フレイ「…今も、恐ろしくてならぬ。次の瞬間、私や腹の中の子は、生きていられるだろうか。この子を、無事に父に会わせることはできるだろうか」

パペマ「…」

カツラギ「…フレイ」スッ

 カツラギは、フレイの肩に腕を回して抱き寄せた。それを見たパペマが何か言う前に、彼女も抱き寄せた。

カツラギ「パペマ。…心配するな。俺がついてる」

パペマ「カツラギ…んっ♡」チュ

フレイ「! か、カツラギどの、わたしも…///」

カツラギ「ん…ああ、フレイも、こっち向け」グイ

フレイ「ん、ちゅ…♡」

 ひとしきり唇を合わせていると、パペマがカツラギを押し倒して、上に跨った。

パペマ「パパ♡ ちょうだい♡」

カツラギ「妊娠しても、お前は相変わらずだな…」モミッ

 服越しに胸を掴むカツラギ。パペマはスカートを捲り上げると、カツラギの腰にすりすりと擦り付けた。毛のない割れ目の上で、少し張って膨らんだお腹が主張する。

カツラギ「優しく頼むぜ…」ゴソゴソ

 カツラギもズボンを下ろし、肉棒を剥き出す。

フレイ「…次は、私も頼むぞ///」

カツラギ「えっ!? …うおっ」

パペマ「ん、しょっ…♡」ツプププ

 いつの間にかパペマが、カツラギのペニスを膣内に収めて、腰を振っていた。

パペマ「んっ♡ しょっ♡ んっ♡ あっ♡」パチュ パチュッ

カツラギ「無理するなよ、っと」グッ ユサッ ユサッ

 上下する腰を掴み、前後にゆっくりと揺らすカツラギ。愛液まみれのクリトリスが、カツラギの下腹部に擦れて、膣がきゅっと締まった。

パペマ「んぁ、あっ♡♡ きもちぃっ♡♡」ビクッ ビクンッ

カツラギ「ああっ、だけど…中に出すのは、控えろって、医者が」ズッ ズリッ ズリュッ

パペマ「んっ♡ わ、かってるっ、んぅっ♡」ビクンッ

ねる

クソ書きづれ〜
kyodemoから何とか書き込めてるけど、いちいち警告出るんだよなぁ
今度は何ヶ月で復旧することやら

カツラギ「…っ!」ギュ

 カツラギは、突然身体を起こしてパペマを抱き締めると、彼女の身体を絨毯の上に横たえた。腰を引き、ペニスを引き抜くと、膨らんだパペマのお腹の上に射精した。

カツラギ「っ、はっ…」ビュッ ビューッ

パペマ「あっ、あったか…っ♡ …」

 腹にぶちまけられた白濁液を眺めながら、パペマは何か言いたげに黙り込む。

カツラギ「何か、言いたげだな?」

パペマ「…ん」

フレイ「では、次はこっちだ」グイ

 パペマが何か言う前に、フレイはカツラギの腕を掴んで引っ張った。

カツラギ「うおっ!?」グラッ

 想像以上の腕力で引かれ、ぐらついた身体を抱き止めて、フレイが囁く。

フレイ「無造作に出された『それ』も、赤子になり得たのかも、と思ってしまったのだろう。…な?」

パペマ「む…」

フレイ「私も、分からないことだらけだ。貴族の娘は、教養として子供の作り方を教わるものらしいが…私は、教わらなかったからな」

 フレイは、カツラギが教えるまで子供の作り方を知らなかった。家の中で、彼女の妹であるフレイヤを担ぎ上げようとした勢力が、意図的に知識を遮断したからだ。

フレイ「今も、分からないことばかりだ。だから、分からないなりに…カツラギどのを信じ、愛することにするよ」

パペマ「…」ムスッ

 むくれ顔のパペマに苦笑すると、フレイはカツラギを放し、仰向けになって脚を広げた。

フレイ「カツラギどの、準備はできたかな?」

カツラギ「ああ…」

 大きく膨れたお腹に気をつけながら、陰毛の伸びてきた秘部に、再び硬くなった肉棒をあてがう。

カツラギ「…ちなみに、フレイとはこれが2回目…だったよな?」

フレイ「そうだ。だから怖くて仕方ない。口数が多いのも、大目に見てくれよ…んっ♡」

カツラギ「ふぅっ…」ズブブ…

カツラギ「ん…ふっ…んっ…」ズリッ ズリッ ズリッ

 奥を叩かないように、ゆっくりと腰を振るカツラギ。

フレイ「んぁ…ん…っ♡ …どうだ、私の身体は…あっ♡」ビクンッ

カツラギ「やっぱきつ…」ズリュッ ズリッ

フレイ「それは、褒めているのか…んっ♡」

カツラギ「ああ、褒めてるぞ…」ズリッ ズリッ

 ゆっくりと腰を前後させ、じっくり粘膜を擦り合わせる。

フレイ「そうか…っ♡ カツラギどのも、上手で…気持ちいいっ♡」ビクンッ



パペマ「…」

 パペマは複雑そうな顔のまま、お腹に張り付いた精液を指で拭って舐めた。

パペマ「…んむっ♡」



カツラギ「フレイ…そろそろ、出そうだ」

フレイ「私にも、ここに…」

 フレイが、ぼってりと膨れたお腹を指差す。

カツラギ「ああ…出る…出るっ」ズルッ ビュクッ ビュルルーッ

 引き抜いた瞬間、勢い良く精液が噴き出した。赤子の宿った腹が、白く塗り込められていく。

フレイ「はぁっ…ん…♡ カツラギどの、次…産まれた後は」

カツラギ「ああ、次は、また腟内にたっぷり注いでやるからな」

パペマ「パペマも、パペマも!」





『フレイ臨月、パペマ5ヶ月くらい』おしまい

思ったより早く復旧して良かった



『第21層 水晶林』



エリーゼ「…ところで、そのローブはどこで?」

 エリーゼは、隣を歩くフワルに尋ねた。
 魔女を看取り、カツラギたちの元へ戻ってきた彼女は、鮮やかに染められた羊毛のローブを纏っていた。

フワル「これですか? これは、私の毛です」

エリーゼ「毛、あんたの!?」

フワル「はい。放っておくと、際限なく伸びるんですけど、身体の一部ではあるので…裸よりも効率的に魔力を吸収できるそうです」

エリーゼ「え、良いわねそれ…」

フワル「そんなことより」

 2人が立ち止まる。

エリーゼ「! …っ」

フワル「…」



『第22層 魔女の庭』



 エリーゼやフワルががここを旅立った短い間に、畑は荒れ果て、あばら家は殆ど壁も屋根も崩れていた。

エリーゼ「…」

フワル「…確かに、トロールや他のモンスターがうろつく階層ではありますが…」

エリーゼ「…先生は、どちらに?」

 どうにか絞り出した言葉に、フワルは頷いて歩き出した。



 あばら家の裏に、一本の木が立っていた。その根本に、土を掘り起こした後があった。
 その前に跪くと、フワルはぽつりと言った。

フワル「…きちんとした師に付いて、分かったことがあります。魔術の道は、習い始めは簡単で、どんどんできることが増えていく…でも、その歩みは瞬く間に重くなり、遂には一歩進むまでに、10年も20年も掛かるようになる」

エリーゼ「だからこそ、人が少しでも魔術の理解を進めるために、弟子を取り、知識を受け継いでいく」

フワル「先生が、あなたをカツラギさんに預けたり、ミリィさんの弟子入りを拒んだのは…お二人が、既に魔術において、これ以上は容易く進めない位置まで来ていたからだと思います。一つ、魔術の理解を進める前に、自身の命が尽きてしまうことを、よく分かっておられたんでしょう」

エリーゼ「…」

 文字の一つもない、立木の墓標の前で、エリーゼは目を閉じて祈る。
 フワルも、輝く杖を握ったまま目を閉じた。



エリーゼ「…行きましょ」

 エリーゼは目を開け、立ち上がった。

フワル「そうですね」

エリーゼ「…ありがとう。やっと、気持ちの整理が付いたわ」

フワル「私も、またここに来れて良かったです。…」

 フワルも立ち上がり、辺りを見回して、言った。

フワル「…草むしりでもして行きましょうか」

エリーゼ「そうね…」

幕間その1『魔女の墓参り』おしまい

ちなみに、作中の魔術師の技量的には

魔女>>(人外の壁)>>ミリィ≧エリーゼ>(天才の壁)>カツラギ≧修行後フワル>パペマ>ロゼッタ>(ちゃんと習った壁)修行前フワル

みたいな感じ。

『if ~誰とも出会わず、ただ彼女に逢った』

『第44層 新月城』



 窓のない謁見室の玉座に、一人の少女が座っている。ブロンドを肩まで伸ばし、碧の目をしたその少女は、黒い襟付きのマントを羽織り、白いレースの長手袋を嵌め、黒いガターベルトに長いソックスと踵の尖った靴を履き…それ以外は、全くの裸であった。

ダリア「貴様の顔も、すっかり見飽きたぞ」

カツラギ「そうかよ」

 鼻を鳴らすカツラギ。彼は彼でズボンを穿いてはいるものの、上は裸で足も裸足であった。

カツラギ「だが、あんたのことは、どれだけ見ても飽きないぜ。生意気な吸血鬼の嬢ちゃんよ」

ダリア「ふん…」

 ダリアは、口ぶりとは裏腹に、満更でも無さそうな顔をした。組んでいた、白く細い脚を解き、片方を肘掛けに載せる。つるりと無毛の割れ目が、恥じらうように薄く開き、桃色の奥がちらりと覗く。彼の視線を浴びて、マントの陰で小さな乳首がつんと尖った。

ダリア「…♡」

カツラギ「で…改まって何の用だ? ここでヤりたいのか?」

ダリア「慌てるな、人間。…貴様はかつて、我をここから連れ出したいと
ほざいたな?」

カツラギ「ああ、言ったぜ。呪いを完全に解いて、堂々と外を歩けるようにしたいってな」

ダリア「ふん…」

 ダリアが、再び脚を組み直す。胸を隠すように腕を組むと、言った。

ダリア「…今、これだけの衣服を着るために、途方もない年月をかけた。この先、更に長い年月がかかろう。貴様の生きている内は、到底無理だな」

カツラギ「そんな、つまらねえことを言うために、わざわざ俺を呼んだのか? …何か、手があるから呼んだんだろ?」

ダリア「ふん、相変わらず堪え性の無い男だ…♡」

 ダリアは、少し興奮気味に頬を染めた。玉座から立ち上がり、彼の眼の前に立つと、裸の胸に掌を当て、そして言った。

ダリア「…我に残った呪いは、未だ強い。だが…半分にしたら、どうだ?」

カツラギ「半分…俺に?」

ダリア「来訪者に少しずつ分け与えてきた呪いを、多く貴様に分けてやろう。貴様はた立ちどころに完全な吸血鬼となり、共に悠久の時を過ごすのだ…貴様の願いが叶う頃には、故郷の親類、愛しい者ども全て、その子々孫々まで絶え果てておろうが、それでも我一人でいるよりは、ずっと早い」

カツラギ「…」

 それを聞いたカツラギは…呆れたように笑った。

カツラギ「それこそ、わざわざ聞くのか? …お前が一番だ。大切で、愛している。だから、ここにいる。この世の果てまで、俺に一緒にいて欲しいなら…俺も望むところだ」

ダリア「っっっ♡♡♡」ビクビクンッ

 彼の言葉に、ダリアの身体が震えた。桜色の乳首が硬くなり、太ももがぎゅっとこわばり、割れ目からとろとろと蜜が溢れ出す。

ダリア「はぁんっ♡ そ…そう言うと思っていたぞ…♡」

前言ってたロリのスレもそろそろ立てたいな
こっちは気が向いた時に続ける



ダリア「…」ポタ ポタ ポタ

 切り裂かれたダリアの手首から、赤い血が特大のグラスに滴り落ちる。

カツラギ「おい…それで死んだりしないよな?」

ダリア「呪いの全てを移そうとするなら、な。半分であれば問題ない」

 そう言うダリアの顔は、いつも以上に青白い。グラスの半分程が満たされた所で、見ていられなくなってカツラギは彼女の腕を掴んだ。

カツラギ「血は、もう良い。他のやつにしろ」

ダリア「だが、血が最も少なく済む」

カツラギ「量の問題じゃねえ。お前が倒れるくらいなら、樽一杯の小便でも飲んだ方がマシだ」

ダリア「…ほう?」

 ダリアが、片方の眉を吊り上げた。手首の傷を押さえ、グラスの上から離す。それから、グラスを顎で指した。

ダリア「…では、ひとまずこれだけでも」

カツラギ「ああ」スッ

 血の注がれたグラスを手に取り、口を付け…一気に呷った。

カツラギ「んぐっ…!?」

ダリア「よせ、血など、一気に飲み込んでは…」

カツラギ「んっ、ごふっ…」

 反射的にむせかけるカツラギ。含んだ血を、残らず吐き出してしまう前に、ダリアは自身の口で塞いだ。

ダリア「ん…っ」

カツラギ「お゛っ、ごぼっ…ん、ぐっ…」

 本来、血液を大量に飲むと人間は嘔吐する。吸血鬼が恐れられるのは、人間が本能的に忌避する血液の飲用を好むからという面もある。
 従って、カツラギ自身は吐きたくないのに、身体が拒絶するのであった。

カツラギ「ぐ…ん、ぐっ…お゛げぇっ…!」

ダリア「ん、んっ…んむっ…」

 耐えきれず吐き出した血を、ダリアは口で受け止めた。そうして、自身の口腔内で何度も咀嚼し、唾液とよく混ぜ合わせると、ゆっくりと少しずつ、カツラギの口内へ返していった。

ダリア「ん、んむ、んじゅっ…♡」

カツラギ「ん、くっ…ん…」

 少し薄くなった血液を、恐る恐る飲み込みながら、カツラギはふと目の前のダリアの顔を見た。

ダリア「…っ」

カツラギ「!」

 ダリアは、泣きそうな顔でカツラギを見つめていた。潤んだ碧眼に『吐かないでくれ』と浮かんでいるのを、彼は読み取った。

カツラギ「…ん」ギュ

ダリア「っ! ん、じゅる、じゅ…♡」

 ダリアの細い肢体を抱きしめ、小さな唇から甘い血を啜る。彼女の血と唾液が染み渡るに連れ、血を飲むことへの拒否感が薄れていく。身体が、吸血鬼に近づいていく…

 ダリアが、口を離した。

ダリア「…気分はどうだ?」

カツラギ「喉がイガイガするぜ…水を貰えるか」

ダリア「水か。良いとも…」

 ダリアは、カツラギの手から空のグラスを取り上げると…おもむろに、床に置いた。そうして、ニーソックスを履いた脚で跨ぐと、片手で自身の秘部を広げた。

ダリア「…んっ♡」プルッ

 ___しぃぃぃぃ…

 ちょぼぼぼぼぼぼ…

ダリア「ん…っ♡ んぁ、んぅ…♡」ショロロロロ…

 桜色の粘膜を分けて、黄色い液体が細くグラスに注ぎ込む。カツラギの視線を感じると、膣穴が恥じらうようにぎゅっと竦み、また緩み、そして大量の愛液とともにまた竦み上がった。
 やがて、グラスの縁まで満たされると、ダリアは零さないようにそっと持ち上げ、上気した顔で囁いた。

ダリア「…お望みの、水だ♡」

カツラギ「…ありがとよ」

 カツラギは顔をしかめると、グラスを満たす生暖かい液体に口を付けた。

カツラギ「んっ…んぐっ…う゛っ、んふっ…」

ダリア「はぁ…♡ はぁ…♡」

 自身の尿を飲み干す愛しい男の姿に、ダリアは興奮に喘ぎ、平たい胸を自らの掌で激しく愛撫した。乳首が赤くなるほど抓り、尿と愛液の滴る割れ目を指で擦った。

カツラギ「…んっ、っは! 飲んだぞ…」

ダリア「はぁっ…♡ おかわりはどうだ?」クパァ

カツラギ「…」ガバッ

 広げた女性器にかぶりついた瞬間、熱い液体が口の中に注いだ。

ダリア「あ、あっ♡ まだ出るっ♡」

 一度止めたおしっこを解放して、ダリアは恍惚の表情だ。尿道を吸うカツラギの頭を撫でながら、囁いた。

ダリア「樽一杯の小便でも飲むと言ったな? これからは、我が貴様の盃…水瓶となろうぞ…♡♡♡」ショロロ…

(新スレ立てたのでそっちも見てってね)



ダリア「…」カチャカチャ モグ

 赤ワインで煮込んだ、牛の塊肉をナイフで切り分け、口に運ぶ。そのままよく咀嚼すると、ダリアはおもむろに上を向いた。

カツラギ「あ…む」

ダリア「ん…ちゅ、じゅっ♡」

 カツラギの膝に座り、噛み砕いた肉を、唾液ごと彼の口の中に流し込むダリア。次の一口は自分で飲み込むと、その次はまたカツラギの口へ。最後にワインを口に含むと、またカツラギと唇を重ねた。

カツラギ「ん、ちゅ、んちゅっ」

ダリア「ぢゅるっ♡ ちゅ、ん…んっ♡」

 互いの口を何度も行き来し、最後は唾液と一緒に消えてなくなった。



ダリア「ふぅ…この『風呂』というのも、中々どうして…」

 石で覆われた部屋に、熱い湯を張った湯船を据付け、それに浸かるダリア。

カツラギ「だろ。俺の故郷は辺鄙で貧乏なところだが、清潔には気を遣ってたんだ」

 一緒に浸かりながら、カツラギが言う。

ダリア「だが、ここまで湯を沸かす必要はあるのか? 我は溶けてしまいそうだ…」

 カツラギの胸に顔を埋め、湿った息を吐くダリア。カツラギは、そんな彼女の手を取ると、おもむろに高く持ち上げた。そうして、たっぷりと汗をかいた彼女の脇を、ぺろりと舐めた。

ダリア「んっ♡ ひゃ…っ♡ 貴様、これが目当てか…」

カツラギ「れろぉ…んくっ」

ダリア「んんぁぁっ…♡」ゾクゾクッ

 ダリアはカツラギの身体を押し退けると、両腕を広げ、平たい乳房を見せつけるように両手で持ち上げた。

ダリア「…ここにも、多少は溜まっていようぞ? …あっ♡」

 白い肌に舌を這わせ、玉になった汗を啜る。

ダリア「この、変態め…♡ どうだ、へそのあたりにも…内腿の辺りもどうだ? どこでも舐めるが良い、我は貴様の水瓶であるからな…♡」



カツラギ「」モミ モミ

ダリア「ん…♡ はぁ…♡」ピク

カツラギ「…お前、少し胸デカくなったか?」モミモミ

ダリア「! まさか。吸血鬼は、成長することはない。人間に戻らぬ限りは…」

カツラギ「そうか? 髪も少し伸びたみたいに見えるし」サラッ

ダリア「…であるならば、我の呪いもかなり薄れてきていると言うことやも知れぬな」

 ダリアが軽い口調で言う。

カツラギ「の割には、まだまだ服は着れないみたいだがな」クニッ

ダリア「んっ♡ …全く、いつまで我は、貴様に恥部を晒さねばならんのだろうなぁ…?」スタッ

カツラギ「あっ、おい…」

 そう言うとダリアは、カツラギの膝を降りた。そうして、さっさと自分の寝室へと帰ってしまった。







 次の夜。ベッドの中で、ダリアは目を覚ました。

ダリア「ん…」ムクリ

 彼女はベッドを降りると、鏡台の前に座った。一部の吸血鬼は鏡に映らないらしいが、彼女はそうでないようだ。顔を洗い、口をゆすぎ、髪を整え…寝間着を脱いだ。そう、『脱いだ』。
 ピンク色のネグリジェの下には、白いキャミソールとショーツを纏っていた。ダリアは再び鏡の前に立つと、両脚にいつものニーソックスを履き、腰にガーターベルトを巻き、両手に長手袋を嵌めた。そうして…

ダリア「…///」スルッ

 キャミソールの肩紐を外し、落とす。平たい胸に、桜色の乳首が露わになる。カツラギの言う通り、最近少し膨らんできた気がする。乳輪だけでなく、その周りにも柔らかな盛り上がりを感じる…
 それからダリアは、白いショーツに手をかけた。


ダリア「///」シュル…パサ

 鏡の前で、ゆっくりと下ろし、床に落とす。白く、滑らかな割れ目が、鏡越しに目に飛び込んできた。何度の指先でまさぐり、まだ毛が生えていないことに、ダリアは安堵した。

 カツラギに呪いの一部を移したことで、既にダリアは日常生活に支障の無い程度に服を着ることができるようになっていた。それに伴い、露出による性的快感もほぼ消失しており、今や彼女にとって乳房や女性器を晒すことは、ただ恥ずかしいだけの行為であった。
 しかし、鏡の前で、彼女の幼い割れ目は、確かにじわりと湿っていた。

ダリア「はぁ…♡」トロォ

 脳裏に浮かぶ、愛しい男の姿。自身の呪いを移されたことで、逆に彼は殆ど服を着ることができなくなった。更に露出による性感が合わさったことで、彼女の前で彼の男性器は常に硬く膨れ上がり、とろとろと先走り汁を垂らしていた。
 そんな身体になっても、倦まずにダリアを愛してくれること。そして、いつ見ても太く逞しい男性器が、自身の胎内を掻き回す感触を思い出すだけで、彼女は股間から内腿までを蜜で濡らすのであった。

ダリア「さて、奴も起きた頃かな…」

 朝食を用意してやろうか。そう思いながらダリアは寝室を出た。



ダリア「」



女戦士「んっ♡ じゅるっ♡ …っはぁ、ほ、本当にこれで、強くなれるんだな…?」

カツラギ「何度も聞くなよ。嘘なんか吐いちゃいねえって」シュッシュッ

 玉座の間で、剥き出しのペニスを、見知らぬ女戦士に咥えさせるカツラギ。自分でも竿を扱くと、言った。

カツラギ「ほら…そろそろ出るぞ…こぼすなよ…っ!」ビュルーッ

女戦士「んぐっ!? んっ…うえっ、臭…ん、んくっ…」

カツラギ「どうだ、力が湧いてきたか…っぶえっ!?」

ダリア「」ブンッ

 突進してきたダリアのラリアットを喉元に喰らい、ひっくり返るカツラギ。

女戦士「!? な、何者…」

ダリア「…我が夫よ」

 ダリアは冷たい声で、仰向けに倒れたカツラギの顔を跨いだ。

ダリア「来客と、随分楽しんでおったな?」

女戦士「…え、奥さん? このがきんちょが?」

カツラギ「ご、誤解だ…唾液(ベロチュー)か小便(飲尿)か精液(フェラチオ)か選ばせたら、精液が良いって」

ダリア「我は貴様以外には、血で呪いを分けておったと言うのに…」

女戦士「…熱っ、痛っ!」

 呪いが効いてきたのか、慌てて鎧を脱ぎ捨てる女戦士。それを尻目に、ダリアは丸出しの股間を、ゆっくりとカツラギの顔の上に下ろした。

ダリア「んっ♡」

カツラギ「もご…」

ダリア「昨日の就寝前から、便所に行っておらんのだ。…汚すなよ、『便所』♡」フルッ

ショワァァァァ…

カツラギ「ん゛っ!! …んぐっ、んぐっ、んぐっ」

ダリア「はぁぁ…♡♡♡ …んっ♡♡♡ あ、ぁ…っ♡♡♡」シィィーッ ビクビクンッ ショロロロロ…

 無遠慮に放出される、半日分のおしっこを、死にものぐるいで飲み込むカツラギ。必死な顔と、我慢から解放される快感で、ダリアは何度も達し、尿に潮を混ぜた。



カツラギ「なぁ…悪かったって」

ダリア「…」

 ベッドの上で横たわり、後ろからダリアの裸体を抱きすくめながら、カツラギが言った。

カツラギ「ちょっと、魔が差したっていうか…」

ダリア「…我の身体に、飽きたか?」

カツラギ「!? そんなこと…」

ダリア「」ガシッ ギュ

 ダリアは、おもむろにカツラギの手を掴み、自身の乳房を握らせた。

カツラギ「…やっぱり、大きくなってる」モミモミ

ダリア「呪いが薄れ…身体の成長が、始まったようだ」

カツラギ「!」

ダリア「乳房が膨らみ、髪は伸び…陰毛が生え、しるしが始まる…」



ダリア「我が…貴様と出会った頃の、我ではなくなってしまう…」ポロポロ

カツラギ「…」

ダリア「我は…どうなってしまうのだ? 我は、この姿しか知らぬ。…貴様と出会い、愛し合ったあの姿しか…」

 カツラギは…ダリアの乳房を握る手に、そっと力を込めた。

カツラギ「そいつは、楽しみだな」

ダリア「!? 何を言って」

カツラギ「このおっぱいが、どこまで大きくなるかな? 尻はどうかな? 背が伸びたら、もっとキスしやすくなるかな?」

ダリア「…カツラギ」

 首筋まである金髪を撫でる。

カツラギ「ロングヘアも、きっと似合うぜ。”しるし”が始まったら…いよいよ、俺の子を孕めるようになるな」

ダリア「!」

 ダリアが、はっと息を呑んだ。カツラギは、また彼女の身体を抱きしめた。

カツラギ「もう、とっくに忘れちまったかも知れないが…人間の成長は、あっという間だよ。訳も分からず生まれ落ちて、何にも知らずに大人になって、ちょいと物が分かる頃には年取ってくたばっちまう…その一瞬に誰かと出会って、くっつくなり、ぶつかるなりするんだ」

ダリア「…我は、貴様と出会った」

カツラギ「ああ。人間からしたら、だいぶ長いこと一緒にいるが…お前は、殆ど変わらずにいるな。だけど、変わっていくお前も…変わらずに愛するよ」

ダリア「カツラギ…」

 ダリアは、カツラギの腕の中でくるりと寝返った。

カツラギ「ん…」

ダリア「ん、ちゅ…っ♡」

 唇を重ねると…ダリアは、ベッドの上でころんと仰向けになった。くい、とカツラギを、指で誘う。

カツラギ「…」ギシ

ダリア「カツラギ。…我が、永遠の伴侶よ。我が、大人になっても、年老いても…変わらず、こうしてくれるか…♡」

カツラギ「…んっ」チュ

ダリア「んむぅっ♡」

 返事の代わりにカツラギは、ダリアの小さな唇を吸い、舌を挿れた。

ダリア「んんぅ、ちゅぅ…れろ、んっ♡」

カツラギ「っは…ぁむ、ちゅ…っ」

 唇を離すと、今度は剥き出しの乳首へ。硬く膨らむと、反対へ。また反対へ。また反対へ。

ダリア「あぁっ♡ ん、あっ♡ …カツラギ、はぁっ♡」ビク ビクッ

 ダリアは悶えながら、カツラギの頭を掴んで胸から引き剥がした。そうして、自らの両腿を掴むと、そっと開いた。

ダリア「…こっちもだ♡♡♡」クパァ

 薄っすら開いた割れ目からは、もうとろとろと蜜が溢れている。

カツラギ「出来上がってるな。見られて、興奮するんだろ」

ダリア「貴様だけだ♡ …他の者に見られるのは、もはや屈辱でしかない」

カツラギ「服着れるんなら、着ろよ。俺以外に、見せるんじゃないぞ」

ダリア「っ、当然だっ♡♡♡」

カツラギ「はむっ」

 カツラギが、蕩けきった割れ目にしゃぶりついた。

ダリア「んあぁぁっ♡♡♡ もうよいっ♡♡ よういであろっ、ひぃあぁっっ♡♡♡♡」ビクンッ プルプルッ

カツラギ「ぇろっ、じゅるっ、じゅぅ…んぐっ」

 膣奥まで舌を挿れ、蜜を掻き出しては啜り、舌先を包皮の中に突っ込んでは陰核をくすぐった。ダリアは何度も絶頂し、カツラギの口の中に潮を噴いた。



ダリア「はぁ…はぁ…んぁっ♡」ビクッ

 ベッドの上でぐったりとするダリアに跨り、カツラギはいきり立った肉棒を見せつけた。

ダリア「っ♡」ビク

カツラギ「お前の『呪い』…ちょっとだけ、返してもいいか?」

 その言葉に、ダリアは何も言わず、細い脚を広げ、指先でふやけた膣穴を広げてみせた。

ダリア「…♡」クパァ

 小さな膣穴に、膨れ上がった肉棒が埋まっていく。

カツラギ「ふぅ…うっ…」ズブ ズブ ズルッ

ダリア「ん…あ、ぁ…っ♡」ツプ ツプ ビクンッ

 狭く浅いダリアの膣穴は、カツラギのペニスを半分ちょっと咥えて一杯になった。だが、最初はいつもこのくらいだ。カツラギは両腕でダリアの頭を抱え、唇を合わせた。

カツラギ「んん…」

ダリア「ちゅぅぅっ♡♡ じゅる、ちゅぅっ♡♡」

カツラギ「ん…んっ、んっ…」ズブッ ジュブッ ズブッ

 舌の根本まで絡み合いながら、カツラギはゆっくりと腰を前後に動かした。既に濡れたダリアの粘膜が、とろとろと肉棒に絡みつく。

ダリア「んぁ…♡♡ はあぁっ…♡♡♡」プルプル

カツラギ「んん…っあ、ふぅ…っ」ズブブッ ズンッ

ダリア「はあぁっ♡♡♡♡」ビクンッ

 一突き、また一突き。肉棒が腟内を出入りするたびに、深く、深く突き刺さっていく。
 やがて、限界まで膨れ上がったカツラギの肉棒は、根本までダリアの腟内へと収まってしまった。

ダリア「はあぁ…♡ どうだ、入ったぞ…♡」

 嬉しそうに囁くダリア。

カツラギ「ああ、全部入ったな…っ」ビクッ

 根本にせり上がる絶頂に耐えながら、カツラギが応える。ゆっくり、慎重に腰を引き、抽迭を始めようとしたところで…

ダリア「…♡♡♡」ギュウゥッ

カツラギ「っ!」

 ダリアが、両脚を彼の腰に巻き付け、固く抱き留めた。

カツラギ「だ、ダリア…」プルプル

ダリア「果てそうか♡」ギュゥゥ

 戻りかけとは言え、未だ残る吸血鬼の脚力で、カツラギの腰を捕まえるダリア。

カツラギ「ああ、そうだ…情けないことにな。せめて、一発くらいはお前もイかせて」

ダリア「…余計なことを考えるなよ♡♡」ギュゥゥッ

カツラギ「っ、ああっ!」ビクンッ

ダリア「我の、この女陰は、もはや今だけのものなのだぞ? 何も考えず、思う様、味わうのだ。貴様の、この…ち、ちんぽで…♡」

カツラギ「っ! い、イく、マジでイくっ…」プルプル

 必死に堪えるカツラギの首に両腕を回し…ダリアは、囁いた。

ダリア「…イけ♡」キュ

カツラギ「っっっ~~~~!」ドクンッ ビューールルルルーーーーッッッ ビュルルルーーーッッ

ダリア「あ、あ、あっ♡♡♡ 出てる、でてる、あっ♡♡」ビクッビクッ

カツラギ「はあぁっ…あ、ううっ! あぁう…」ビュルルルッッ ビュルーッ ビュルルーッ

 魂ごと吐き出すような、凄まじい射精に、カツラギは弱々しく呻いた。ダリアは、蕩けきった声でねだる。

ダリア「きもちぃか♡ ほら、口を吸え…くちっ♡ ちゅーっ♡♡ ちゅーしてっ♡♡♡ …んむぅっ♡♡♡」

カツラギ「じゅうぅっ、れろおぉっ、じゅるうっ…」ビクンッ ビュルーッ ビューッ

 射精を続けながら、カツラギは無意識に腰を振り始めた。

カツラギ「んっ、ちゅっ、んむっ」ジュブッ ジュプッ バチュンッ

ダリア「んんんっ♡♡♡ ぁんんっ♡♡♡ んぐ、はあうぅんっ♡♡♡」ビクンッ ビクッビクッ

 つるつるの幼女まんこを真っ赤に火照らせ、溢れ出した子種で真っ白に染め、ダリアは甘く囁く。

ダリア「きもちぃかっ♡♡ わらわの、おまんこっ♡ きもちかっ♡♡」

カツラギ「はぁっ、はっ、ああっ!」バチュンッ バチュンッ バチュンッ

ダリア「答える余裕も、ないかっ♡ ふはっ♡ …んあぁっっ♡♡♡ きもちぃっっ♡♡♡ ちんぽ、きもちっ♡ しゅきぃっっ♡♡♡」ビクンッ ビクンッ

カツラギ「あぁうぅっ…はっはっはっはっ…」パンッパンッパンッパンッパンッ

 獣のように呻きながら、夢中で腰を振るカツラギ。

ダリア「…カツラギ、しゅき、すき…っ♡♡♡」

カツラギ「っ…お、おれも…ダリアの、マンコ…」

ダリア「…」ギュゥッ

 突然、ダリアが黙り込み、また両脚でカツラギの腰を締め付けた。

カツラギ「ぐっ!?」ビクッ

ダリア「…妾の、女陰だけか?」ギリギリ

カツラギ「な、訳あるか。…ダリア。お前が好きだ。愛してる」

ダリア「ああ、妾も愛しているぞ、カツラギ。…で、どうしたい?」

カツラギ「お前を孕ませたい。お前との、子供が欲しい」

ダリア「…妾もだ♡」ギュッ

 ダリアが、カツラギの身体を抱き締めて囁く。

ダリア「数千年間止まっていた妾の身体の成長が、再び動き出した…もしかすると、今宵がしるしの日やも知れぬ」ギュ

カツラギ「じゃあ、そいつを遅らせてやるよ。十月十日ほどな」グリッ

ダリア「んんぅっ♡♡ …では、よく狙え。妾の、最初のしるしに、種をつけるのだ…♡♡♡」ギュゥッ

カツラギ「出すぞ…お前を、孕ませるぞ…」ズブブッ…

ダリア「ああ…妾を、母親にしてくれ…んっ♡」

 固く抱き合い、どちらからともなく、唇を合わせると…

カツラギ「っ!」ドクンッ ビュルルルーッ ビュルルルーッ

ダリア「っっっ~~~♡♡♡」ビクンッ ビクンッ

 子宮に流れ込む熱い子種を感じながら、ダリアも絶頂した。



カツラギ「…っ、う」モゾ

ダリア「…起きたか」

 目を覚ますと、腕の中でダリアが声をかけてきた。

カツラギ「ずっと起きてたのか?」

ダリア「いや。妾も今、目覚めたところだ。…」

カツラギ「どうした?」

 するとダリアは、いつになく辿々しく、呟くように言った。

ダリア「その…もしかして、今ので孕んだかもしれぬが…だが…」

カツラギ「…やっぱり嫌だった?」

ダリア「そうではない! …だが、あれだけ『呪い』を返されては…また、吸血鬼に戻ってしまうやも…」モジモジ

カツラギ「…」

 確かに、膣内射精した大量の精液によって、ある程度呪いは彼女に移ったかも知れないが…

ダリア「だから、また、貴様に呪いを移してやらねばと…」

カツラギ「…正直に言えよ」

 するとダリアは、今更のように顔を赤くして、ぼそっと言った。

ダリア「…おしっこ、したい///」

カツラギ「…」ガバッ

ダリア「ひゃ…///」

 カツラギは毛布を跳ね除け、ダリアの細い脚を広げ、震える彼女の割れ目に口を付けた。
 ダリアは、羞恥に陰唇まで赤く染めながら、恐る恐る下腹部の力を抜いた。

ダリア「…んぁ、あ、あぁ…///」ショロ…シュイィィィ…

カツラギ「」ゴクッ ゴクッ ゴクッ

 散々やってきたはずの行為が、こんなにも恥ずかしい。呪いの薄れたダリアは、一人のか弱い少女に過ぎなかった。だから、愛を誓った一人の男に、朝一番のおしっこを飲ませるのに、いくつもの言い訳が必要になっていた。

ダリア「はぁ、あぁ、んっ…♡」ショワッ シィィーッ シィィィィィ…

カツラギ「」ゴクッ ゴクッ ゴクッ

ダリア「かつらぎぃ…んっ♡ かつ、らぎ…///」ショロロロロロ…

『if ~誰とも出会わず、ただ彼女に逢った』おしまい

幼女終わったら、主人公変えてまたエロモンスターダンジョンクエストやってもいいかな
もしくは前から言ってたイメビ撮るやつ

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