【安価・コンマ】エロモンスターダンジョンクエスト・2 (999)



 ダンジョン入り口のエントランスには、相変わらず露天や屋台が立ち並び、多くの冒険者が行き来している。クエスト成功を祝う者。クエストに失敗し、命からがら逃げてきた者。
 …今回は、後者だ。

ミリィ「…」

フワル「…」

パペマ「…」ソワソワ

 重い顔で露店街を歩く、ミリィとフワル。大切なゴーレムの核を失ったパペマは、不安げに2人の後ろを付いて歩く。
 先頭を歩いていたカツラギは、おもむろに立ち止まり…言った。

カツラギ「…腹減った。飯にしようぜ!」

【名前】カツラギ
【ランク】3
【種族】人間
【性別】男
【容姿】黒髪を短く刈り込んだ中肉中背の男
【能力】
『獣身術』動物に変身できる。強い精神力がなければ動物の肉体に魂を奪われる、危険かつ高度な魔術
『付与魔術』手にしたものや身体の一部に属性を付与できる
【所持品】
『丈夫な服』長旅に耐えられる丈夫なジャケットとズボン
『短剣』何の変哲もない短剣
『財布』硬貨を入れる革袋。すっからかん

【名前】ミリィ
【ランク】3
【種族】人間
【性別】女
【容姿】やや小柄な体格のかわいらしい少女、髪は青のポニーテール。お子様体型に見られがちだが、実はかなりスタイル良い
【能力】
『精霊術』様々な精霊を召喚し、力を借りる
【所持品】
『精霊の杖』精霊術に特化した触媒
『短剣』何の変哲もない短剣
『バックラー』格闘戦向きの小型の盾
『放浪魔術師のローブ』青と白のローブ。丈が短く、サイドにスリットが入っている。レギンスと組み合わせて着る
『冒険セット』非常食に葡萄酒、簡易テントなどの入った鞄

【名前】フワル
【ランク】3
【種族】獣人(羊)
【性別】女
【容姿】白いモコモコの髪から短い角が見え隠れしている少女。人間基準ではやや小柄だが胸とお尻は大きめ
【能力】
『回復術』体力を回復し、怪我を修復する魔術
【所持品】
『樫の杖』頑丈な木の杖。魔術の触媒にも武器にもなる
『白のレオタード』身体に密着する、ハイレグカットのレオタード。白は回復術士が好む色。
『奇跡の結石』死者を蘇らせる石

【名前】パペマ
【ランク】3
【種族】人間
【性別】女
【容姿】灰色髪のロングでメカクレ。小柄だがかなりの巨乳。
【能力】
『傀儡術』周囲の生物ではないものを人型に固めて動かせる。大きさは3mくらいまで可能。
【所持品】
『トンファー』南国の民族が使用したという攻防一体の格闘武具

【名前】ルイン
【ランク】8
【種族】エルフ
【性別】女
【容姿】褐色肌で紫髪の右側にサイドテール。スタイリッシュな身体付きと目つきはキツいが美人だと分かる顔。胸は主張出来る程度には大きい
【能力】
『弓術』弓矢を使った射撃術
『第六感』五感の枠を外れた、超自然的な感覚
【所持品】
『森の弓』様々な木材を組み合わせた、金属以上のしなりを誇る短弓。
『弓術士の服』胸当てと指ぬきグローブを備えた軽装
『冒険者の道具袋』保存食、寝袋、方位磁石などの入ったコンパクトな背嚢



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①エントランスの屋台で食事

②ギルドの食堂で食事

③その他要記述



 ギルドまで戻ってきた。時間は夕方で、丁度受付が閉まる頃だった。

セラ「わ、すごい…」

 大きな建物に、目を輝かせるセラ。カツラギは食堂に一行を案内すると、列に並んだ。

ミリィ「ここの食事は初めてね…」

パペマ「お肉、あるかな?」

カツラギ「ああ、心配ないぜ」

 意味深に笑いながら、列に従って進む。ルインも一緒に並んでいるが、カツラギの意図を汲んでか食事の内容については黙っている。
 順番がやってきた。

おばちゃん「はいよ」

 食堂のおばちゃんが、硬いパンと干し肉と木のジョッキを押し付けてくる。ミリィたちも、困惑しながらも食事を受け取る。
 ところが、セラの番になるとおばちゃんが眉をひそめた。

おばちゃん「あんた、ギルドには入ってるかい?」

セラ「?」キョトン

おばちゃん「ここはギルドの会員だけだよ。帰んな」シッシッ

カツラギ「おいおい、そりゃないぜ。こいつは俺達の連れだ」

おばちゃん「知らないね。余所者にやるパンは無いよ」

セラ「…」ウルウル

フワル「…おいで。わたしの、半分あげるから…」

 涙ぐむセラを、フワルが席に連れて行く。カツラギは舌打ちすると、彼女に続いて空いている席に座った。



 どろどろの燕麦ビールに、硬いパンを浸して齧る。分かりきったことだが、こんな食事を好んで摂る者などいない。ここに入り浸っているのは、クエストに失敗した文無しか、食費を浮かせたいけちん坊くらいだ。

ミリィ「全く、ひどいおばさんね! …硬っ、何この肉」

パペマ「…」ガジガジガジガジ

ルイン「タダで良い食事を出してたら、誰もクエストをやらなくなるでしょ。ここは、最後の救済措置と思っていた方が良い。…」ガリッ



安価下コンマ
01~10 セラに…
11~30 フワルに…
31~60 クララに…
61~80 相席、良いですか?
81~99 隣、失礼する
   00 自称新人



???「…ごめんなさい。相席、良いですか?」

パペマ「ん。…ん?」チラッ



受付嬢「では、お隣失礼」スッ



パペマ「あれ…受付の」

ミリィ「あら、こんにちは。あなたもここで食事するのね。ええと…」

受付嬢「ウェンディで良いですよ。…普段は外で食べたり、自分で作るんですけどね。今日は夜から用事があるので」

フワル「夜遅くまで、大変ですね…」

 フワルの労いに、ウェンディと名乗ったお馴染みの受付嬢は、曖昧に微笑んだ。それから、声を潜めて言った。

受付嬢「…あの、今回は見逃しますけど、基本的にギルド外の方の食堂利用は禁止ですので…」

カツラギ「分かってるよ」

セラ「…」モッチャモッチャ

 不味い干し肉を、文句一つ言わずに咀嚼するセラに、ちらりと目を遣る。

カツラギ「…冒険者に登録すれば、文句無いよな?」

受付嬢「それは、はい」

ルイン「でも、すぐにダンジョンに帰るんじゃないかしら…」

 ルインが呟いた。



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事、行動

カツラギ「聞いてみようぜ。…セラ、これからもついてくるか?」

セラ「うん、くる!」

カツラギ「…だってよ」

クララ「ええ~? また増えるのかい?」

ルイン「ダンジョンで行動するのに、6人は多い気がするわね…」

ミリィ「今のテントに、6人は入らないわよ。食糧もいっぱい持って行かないといけないし…」

カツラギ「だが、ギルドに登録しないと食堂もここの宿も使えないぜ。冒険者に登録しておくだけでも、色々便利だと思うぜ」

受付嬢「…」チラッ

 パンを齧りながら、ウェンディがセラをちらりと見ている。眼鏡を掛け、栗色の毛を2つに結んだ、取り立てて特徴のない若い女だが、こうして見ると中々の美人だ。食事している間にも、次々に男たちが挨拶してくる。

パペマ「…ゴーレム、どうしよ」

 ふと、パペマが呟いた。

ミリィ「ああ…あれがないと、ゴーレムを作れないものね」

ルイン「ゴーレムは、まだ起動しているの?」

パペマ「パペマが離れると、動かなくなる。でも、かなり核が大きいから、形は残ってると思う」

ルイン「それは、パペマが近付くとまた動き出す?」

パペマ「ん」コクン

ルイン「そう。…」

 ルインは、しばらく考えて…やがて、言った。

ルイン「…次のダンジョン侵入は、私とカツラギの2人で行きましょう」

ミリィ「えっ?」

ルイン「そもそも、最初の目的は聖堂で、シスターと接触すること。戦闘が目的でないのなら、大人数パーティは動くにくくなるだけ。それに、折角止まっているゴーレムがまた動き出したら、核の回収が面倒になる。そうでなくとも、触媒を失った魔術師を連れて、地下墓地まで行くのは難しいわ」

パペマ「…」

 黙り込むパペマ。ルインの言う通り、ゴーレムの核を持たないパペマは、何の能力も持たない一般人と変わりない。軽く齧ったトンファーが、危険な冒険に役立つとも思えない…

ルイン「姿眩ましが使えるミリィなら、連れて行っても良いかも知れない。ミリィを連れて行くなら、フワルを連れて行く余裕もあるでしょう。でも、今の手持ちで買える物資を考慮すると、パペマ、クララ、セラは連れて行けない」

クララ「…うん? うちもお留守番…?」

カツラギ「待て待て、俺が行くのは前提なのか?」

ルイン「ええ。…あなたが、シスターを説得するんでしょ?」

カツラギ「…」



安価下1~3でコンマ最大 どのメンバーで行く?
①カツラギ、ルイン

②カツラギ、ルイン、ミリィ

③カツラギ、ルイン、ミリィ、フワル

④その他要記述



ルイン「2人なら、物資は最小限で良いわ。エーテルも、1本でいい」

カツラギ「ああ。…」

 ギルドの商店で買い出しをしながら、カツラギは向こうにいるミリィたちを伺った。



ミリィ「___」

パペマ「…」



カツラギ「…さっさと核取り返して、パペマに返してやらないと」

ルイン「そうね。…」

 そこへ、何か決めたのか、ミリィが歩いてきた。

ミリィ「…カツラギ、気を付けて行ってきてね」

カツラギ「ああ。さっさと済まして戻ってくる」

ミリィ「ええ。…その間に、あたしたちは他のクエストをやっておくわ」

カツラギ「大丈夫か?」

ミリィ「難しいのはしないわよ。とりあえず、明日は幻想鹿の角探しでもしようかなって」

カツラギ「そうか。そっちこそ、気を付けろよ」

ミリィ「うん」

 ミリィたちが、ギルドを出ていった。ここの宿泊施設は使わず、外でテントを張るのだろうか。或いは、クララの庵に行くのかも知れない。

ルイン「…こんなものね。明日に備えて、寝ましょう」

カツラギ「ああ」

ルイン「私のランクがあれば、ここの個室が使えるわ。相部屋で良ければね」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①ルインとギルドに泊まる

②ミリィたちの後を追う

③その他要記述



守衛「…ランク8,ルイン様。では、鍵を」

ルイン「ええ」

 ギルド3階、上がってすぐにある窓口でルインがバッジを見せると、守衛はすぐに鍵を差し出した。それを受け取ると、2人は細い廊下の奥へと進んだ。

カツラギ「ここに泊まるのは2回目だな…前は、こっち」

 廊下に入ってすぐ、左側にある扉を指差す。扉の向こうからは、いびきの音が聞こえてくる。中は2段ベッドがぎっしり並んだ広間になっていて、そこに冒険者達が眠っているのだ。
 それらを無視して、廊下の突き当りまで来た。T字路を右に曲がると、等間隔に扉が並ぶ。その、一番奥まで進むと、端の扉を先程の鍵で開けた。

カツラギ「おっほー…」

 思わず嘆息するカツラギ。分厚い絨毯にソファ、大きな水瓶。ガラス戸で仕切られた石床の一角は、身体を洗うところだろう。壁際には、大きなベッドが一つ。広さを除けば、いつか泊まったスイートルームと遜色ない設備だ。
 ルインは荷物を下ろすと、黒革の胸当てを解いた。更にホットパンツも脱いでショーツ姿になると、ソファに寝そべった。

ルイン「…ふう。疲れた」

カツラギ「…」

 へそ出しの短いシャツに、シンプルなショーツ姿で横たわるルイン。褐色の脚がすらりと伸びて、ソファの肘掛けに掛かっている。胸当てを解くと、シャツがぴんと張るほどに膨らみが主張していた。
 思わず見とれていると、ルインが囁いた。

ルイン「…いらっしゃい」

カツラギ「!」

ルイン「言ったでしょ。今度、私のことも抱いてって。…2人旅だと、見張りがいないからゆっくりセックスできないわ。だから、今の内にあなたに抱かれることにする」



安価下1~3 プレイ内容

 カツラギはソファに上ると、ルインに覆い被さった。

カツラギ「お前…男と組んだ時は、いつもこうなのか?」

ルイン「そうすることで、クエストが円滑に進むなら。…んっ♡」

 唇を重ねる。差し込まれた舌を絡めながら、カツラギはルインのシャツを捲り上げた。窮屈そうに詰め込まれたおっぱいが、自由を得てぷるんと揺れた。舌を絡め、唾液を啜りながら、褐色のおっぱいをもちもちと揉む。

ルイン「んっ♡ ん…っ♡」

 ルインもカツラギの衣服に手を掛け、するすると脱がせていく。胸板を掌で優しく撫で回し、乳首をくすぐる。
 カツラギがズボンを下ろし、ペニスを取り出すと、ルインは起き上がってそれにむしゃぶりついた。

ルイン「んむっ♡ ん、ちゅぅ…♡ れろっ、ちゅるるっ♡」

カツラギ「チンコ大好きかよ…おい、俺にも舐めさせろ」

ルイン「ん…っ♡」

 カツラギがソファに仰向けになると、今度はルインが上になった。ペニスから口を離すことなく、彼の顔を両膝で跨ぐ。
 目の前のショーツをずり下ろすと、中から褐色のつるりとした女性器が露わになった。

カツラギ「お前も、つるつるだな…ぇろっ」

ルイン「んっ♡ …何日も服を脱げないと、陰毛は不潔の元になるわ。あなたも剃りなさい。…ぁむっ♡」

カツラギ「気が向いたらな…はむっ、れろっ…」

 ルインの割れ目に舌を這わせる。はみ出た小陰唇を数往復すると、両手で割れ目を広げた。くぱっと広がった膣口に、舌をぬるりと差し入れる。

ルイン「んぁ…っ♡♡」プルプルッ

 ルインも負けじと、カリ首を舌先でくすぐり、先走りをちゅるりと啜り、唇で亀頭をすっぽりと覆って舌で舐め回した。
 カツラギは膣から舌を抜くと、今度はその上…肛門に、舌を這わせた。

ルイン「っ!」ビクッ

 きゅっとすぼんだ肛門のひだを、一本一本なぞるように舌先で舐める。

ルイン「はっ、あっ♡ か、カツラギ…そこ、んっ♡」ビクッ

カツラギ「れろっ、ちろっ、れろぉ…」

 引き締まった尻肉に顔をうずめ、肛門を舐め回す。同時に指を1本膣に挿れ、ゆっくりと膣内を弄る。

ルイン「んっ…んあっ♡♡」ビクンッ

カツラギ「…おわっ!」

 ルインの身体が跳ね、ベッドから落ちてしまった。

ルイン「はぁ…♡ はぁ…♡」

 ゆっくりと立ち上がると、ルインはソファには戻らず、壁に手を突いてお尻を突き出した。

ルイン「来て…♡」

カツラギ「ああ…」

 カツラギは立ち上がると、後ろからルインの膣穴に亀頭を押し当てた。

 ゆっくりと、腰を前へと進めていく。

カツラギ「ん…」ググッ

ルイン「んぁ…はいっ…ぁ…♡♡♡」ゾクゾクッ

 奥まで入ると、カツラギは彼女の腰を両手で抱き、強く身体を押し付けた。カツラギより身長の高いルインは、彼のペニスに全体重を掛けるように膝を曲げた。

カツラギ「…この体勢が好きなのか?」グリッ グリッ

ルイン「んっ♡ 何かあっても、すぐに逃げられるから…あっ♡」ピク

 片手を上に伸ばし、乳房を掴む。感触を楽しむように、ゆっくりと揉み上げ、乳首を指で挟む。

ルイン「あんっ♡♡ …良いでしょ…動いて、お願いっ♡♡♡」

カツラギ「」ズンッ

ルイン「あぁんっ♡♡♡」ビクンッ

 腰を引いて、勢い良く突き上げると、膣がぎゅっと締まった。カツラギは腰を密着させたまま、擦り付けるように前後に動かした。

ルイン「あああっ♡♡♡ そこ、そこっ♡♡ いいわぁっ♡♡♡ いいっ♡♡♡」ビクンッビクンッ

カツラギ「勝手に、一人で、イくなよっ!」ズリッズリッズリッ

ルイン「んああっ♡♡ あなたも、イって…あぁっ♡♡♡ イってっ♡ イってっ♡♡ だしてっっ♡♡♡」

カツラギ「じゃあ出すぞっ…!」グニィッ ドビュルルルルルーーーーッッッ

ルイン「っっっ♡♡♡♡♡」ビクビクビクンッ



 ベッドの上で、ルインは褐色の太腿を大きく広げた。数回分の精液の滴る女性器を指で開きながら、誘う。

ルイン「きて…♡」

カツラギ「ああ…」

 ようやく復活したペニスをルインの膣に挿入すると、カツラギは彼女の胸に崩れた。

カツラギ「はぁ…疲れた」

ルイン「そうね。…気持ちよかったわ、んっ♡」ピク

 カツラギに乳首を吸われ、ルインが悶える。

カツラギ「ちゅ…」

ルイン「…♡」

 自分の乳首にしゃぶりつく男の頭を、愛おしそうに撫でる。ペニスが自分の中で膨らむと、甘く悶えた。

ルイン「んぁ…♡」

カツラギ「…」

 ルインはカツラギの背中に両腕を回すと、ぐるりと上下を入れ替えた。繋がる粘膜の温もりを噛みしめるように、彼の頬と頬を擦り合わせる。
 耳元で囁いた。

ルイン「…あなたは、セックスでパーティを作ってるでしょ」

カツラギ「…」

ルイン「そういう人と組む時は、私もそれに従うの。…でも、あなたはただの見境なしかもね。どうせ、フレイのことも騙して、セックスしたんでしょ」

カツラギ「騙すかよ。きちんと本当のことを教えて、実践しただけだ」

ルイン「どうだか。…シェイプシフターは、皆セックス狂いだから」

カツラギ「人型とのセックスが一番気持ち良いって、自分に教え込んでるんだよ。それを疑った獣身術師が興味本位に動物と交尾して、そして戻れなくなっちまうからな。クララが良い例だ」

ルイン「そうね…んっ♡ …出そう?」

カツラギ「ああ…」

ルイン「出す時は、キスしてね。…んっ♡ ちゅ、ちゅっ♡♡ れろぉっ♡♡♡ じゅるるっ♡♡ ん…んっ、んっ♡♡ んん…♡♡♡」

カツラギ「んっ…んあぁ…」ドクンッ ビュルルーッ ビューッ ビュルッ ビュッ…



『第1層 エントランス』



ルイン「引き返すポイントを決めておきましょ。…聖堂に辿り着く前に、このエーテルを使ってしまった時は、一度引き返すことにする」

カツラギ「ああ。元々、俺の魔術は魔力をあまり使わないからな」

ルイン「じゃあ、行きましょ」



安価下コンマ 第2~9層での出来事
01~15 変なゴブリンだ!
16~40 夜鳴きコウモリの気配だ
41~60 ゴブリンの気配だ
61~80 特に何も起こらない
81~90 新しい鉱脈を見つけた
91~00 ここなら…

今夜はここまで



『第9層 洞窟』



カツラギ「何も出てこなかったな」

ルイン「ええ。相当運が良かったみたい」

 狭い横穴で、休憩することにした。

ルイン「地下墓地から先は休憩できないから、今の内に交代で仮眠をとりましょ」

カツラギ「ああ」



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事、行動



カツラギ「…ルイン」

ルイン「眠っておきなさい」

カツラギ「分かってるけどさ…」

 寝袋から顔だけ出したまま、カツラギがルインに話しかける。

カツラギ「…セラのこと、どう思う?」

ルイン「…パーティに入れたのは、あなたでしょ」

カツラギ「素朴な疑問だよ。それに、冒険者の先輩の意見は気になるしな」

ルイン「…」

 ルインは、目を伏せた。それから、ぽつりと言った。

ルイン「…あの娘は、何らかのクエストの対象である可能性が高いわ」

カツラギ「討伐対象ってことか」

ルイン「かも知れないし、何かの素材を持っているのかも知れない。ウェンディという受付の女が、セラの方を気にしてたでしょ」

カツラギ「だとしても、ギルドに所属しちまえば他の奴らも手出しできないだろ。クララだって、あれだけ人に迷惑かけても、平気でパーティにいるぜ」

ルイン「そうね…」

 呟きながら、ルインが隣の寝袋に潜り込む。

カツラギ「…おい、俺まだ寝てねえぞ」

ルイン「時間よ。寝なかったのはあなたの責任」

カツラギ「ちぇ…」

 渋々寝袋から這い出すと、焚き火の前に座り込んだ。



カツラギ「…」ウツラウツラ

???「もしもし、お兄さん?」

カツラギ「…っ!」ビクッ

 慌てて立ち上がり、振り返る。
 そこには、緑の髪を伸ばしたエルフの女が立っていた。

カツラギ「誰だ…?」

???「討伐クエストでしくじっちゃって…仲間を逃してたら、はぐれちゃったのよ」

カツラギ「だから、お前は誰だよ?」

セフィリア「…あ、ごめんごめん。…セフィリアよ」

カツラギ「セフィリア…俺はカツラギだ」

 ルインの眠る寝袋が、もぞりと動いた。

ルイン「何…?」

セフィリア「あら、お仲間が起きちゃった。…仲間とはぐれて、ここまで来ちゃったの。一人じゃ心細いから、一緒に行っていい?」

ルイン「なら悪いわね。私たちはこれから先に進むところよ」

セフィリア「だったら着いて行くわよ」

ルイン「そんな物資は無いわ」

 すげなく断るルイン。しかしセフィリアは食い下がる。

セフィリア「物資なら自分でどうにかするわよ。報酬を分けろなんて言わないし、ただちょっとの間、話し相手が欲しいだけよ」

ルイン「…」

カツラギ「…ま、良いだろ。ゾンビゾーンさえ抜けられれば、後はどうにでもなるだろうし」

セフィリア「さっすがー! 話が分かる、イケメンね♡」

ルイン「…はぁ」

 ルインは溜め息を吐くと、渋々頷いた。

ルイン「…エーテルも、ポーションも分けない。勿論食糧も。死んだら遺品ごと置いていく。元の仲間に会ったら、すぐにそっちに戻る。これで良い?」

セフィリア「勿論よ」



【名前】セフィリア
【ランク】?
【種族】エルフ?
【性別】女
【容姿】髪型の色が鮮やかな緑、美しい白い肌で目は金色。左半身に赤いトライバルタトゥーが刻まれている
【能力】
不明
【所持品】
『短剣』何の変哲もない短剣
『木の弓』木製の短弓
『冒険者の道具袋』保存食、寝袋、方位磁石などの入ったコンパクトな背嚢



『第10層 地下墓地』



カツラギ「セフィリアは、何ができるんだ?」

セフィリア「うーん、何でも?」

ルイン「自分の身くらいは守れるんでしょうね?」

 セフィリアは、薄く笑いながら頷いた。

セフィリア「勿論」

ルイン「私たち、できるだけ戦闘は避ける方針なの。あなたも従って」

セフィリア「はーい…」



安価下コンマ
01~10 顔の無い手
11~20 ゾンビだ!
21~80 ゾンビの気配
81~00 視線



ルイン「…誰!」

 突然、ルインが矢を抜き、弓を構えた。
 すると、墓石の裏から一人の少女が出てきた。

???「…失礼。少し前から、貴様たちのことを観察していた」

 尊大な口調で話すその少女は、襟付きマントに長手袋、ガーターベルトにニーソックスとハイヒール靴の他には何もつけておらず、平たい胸や毛のない秘部を曝している。金色の髪を肩まで伸ばし、碧眼で、肌は青白い。薄い唇から、尖った歯が覗いた。

ルイン「少し前? …前回、ここに来た時?」

???「いかにも。我の『呪い』の痕跡に気付いたようであったからな」

カツラギ「…もしかして、あのビリビリパンツ?」

???「…うむ///」

 何故か顔を赤らめ、頷く少女。セフィリアが言った。

セフィリア「で、あなたは何者かしら? 人間じゃないわよね?」

???「貴様に言われたくはないがな。…」



ダリア「我が名はダリア。故あって吸血鬼に身をやつしているが、もし我に協力してくれるのなら、貴様たちの力となろう」

仕事あるんでここまで

カツラギ「それなら、俺たちを第16層までちょちょいと」

ダリア「それはできぬ。我はこの迷宮を自由には動けぬ。ただ、居城と行き来するのみ。…だが、貴様たちを我の居城へと招くことはできる」

カツラギ「へえ…」

 マントを羽織っただけの、少女の裸体をじろじろ見ながら、相槌を打つカツラギ。それに気付いてか否か、ダリアは平たい胸を少し張った。

ルイン「…あなたの言う『協力』とは?」

ダリア「簡単なことを2つ、頼みたい。一つは、血を分けて欲しい。無論、生命に危機が及ばぬ程度の量だ」

セフィリア「もう一つは?」

ダリア「…我に掛けられた『呪い』の一部を、肩代わりして欲しい」

カツラギ「あの、パンツがビリビリする呪いか?」

ダリア「結果的に、そうなっただけだ! …///」

 声を張り上げてから、ダリアは咳払いした。

ダリア「…おほん。数世紀前、当時、さる貴族の娘に過ぎなかった我は、呪いを受けて吸血鬼となった。同時に掛けられたのが、『衣服を着れなくなる呪い』だ」

ルイン「衣服を…?」

ダリア「我とて、好きでこのような格好をしているわけではない。掛けられた当時は、手で股ぐらを隠すことさえできなかったが、時間を掛けて他の者たちに少しずつ分けることで、どうにか今の格好ができるようになったのだ」

カツラギ「ふうん…」

 その割には、手袋や靴下ばかり身に付けて、薄桃色の小さな乳首も、きゅっと閉じたつるつるの割れ目も、隠そうとしていないが…

ダリア「もし条件を呑むなら、いつでも我の居城を使わせてやろう。先日連れてきていた、貴様の妾どもにも使わせてやる」

カツラギ「めかけ…?」

ルイン「もし、嫌だと言ったら?」

ダリア「他を当たるだけだ。貴様たちが我を害するのでなければ、我も貴様たちに手出しはせぬ。気が変わった時にでも、また呼ぶが良い」

セフィリア「あら、優しいのね」

ダリア「ふん…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①じゃあお願いします

②また今度

③その他要記述

カツラギ「じゃあ、よろしく」

ダリア「心得た」

ルイン「ちょっと、大丈夫なの?」

 不安げに言うルインをよそに、ダリアはカツラギの目の前まで歩み寄ると、彼の片手を取った。

ダリア「では、契約の前払いだ。貴様の血を貰う」

カツラギ「あんまり痛くしないでくれよ…」

 ダリアは、人差し指を伸ばすと、爪で彼の腕を引っ掻いた。それから小さな両手で彼の腕を握り、じわりと血を絞り出した。

カツラギ「…噛み付くのかと」

ダリア「噛んだら、加減が効かなくなる。…これくらいで良い」

 そう言ってダリアは舌を伸ばし、線状に滲み出した血を、ぺろりと舐め取った。

ダリア「…んむ、ん…良いだろう」

カツラギ「これだけで良いのかよ?」

ダリア「城に籠もって暮らす分には、これくらいで良いのだ。…では次」

ルイン「はあ…」

 同じことをルインにもすると、今度はセフィリアの前へ。ところが、セフィリアが腕を差し出すと、彼女は爪を立てようとして…首を横に振った。

ダリア「…ならん、貴様の血は飲めぬ」

セフィリア「ええー、どうして?」

 何故かニヤつきながら、セフィリアが尋ねる。

ダリア「とぼけるな。貴様が一番分かっておるくせに。…貴様は城には入れぬ」

カツラギ「何だよ、ケチだな」

ダリア「面倒事を避けるためだ。…2人は、我の手を握るのだ。居城へと飛ぶぞ」

カツラギ「はいはい…」

ルイン「…」

 言われた通り、ダリアの手を握る2人。次の瞬間、ダリアの身体が黒い煙となって消えた。手を繋いでいたカツラギとルインも、何か反応する前に、一緒に煙になって消えてしまった。



『第49層 新月城』



カツラギ「…っ!?」

ルイン「はっ、ここは…」キョロキョロ

 気が付くと、2人は絨毯の敷かれた石造りの広間に立っていた。辺りを見回してから、目の前の玉座にダリアが脚を組んで座っているのに気付いた。

ルイン「ここが、あなたの居城?」

ダリア「いかにも。ここは貴様たちの物差しで言うところの『第49層 新月城』」

カツラギ「よんじゅうきゅう!? おい、ちゃんと11層まで戻れるんだよな!?」

ダリア「案ずるな。我が送り返してやる。だが、その前に…」

 ダリアは組んでいた脚を解くと、大きく広げたまま身を乗り出した。

ダリア「…約束を果たしてもらうぞ。どちらからにする?」

ルイン「…」ジロッ

カツラギ「…分かったよ、俺から」

ダリア「良かろう。…呪いと吸血鬼化は、不可分のものだ。呪いの一部を受けた者は、吸血鬼の力の一部も得ることになる。だが、今から分け与える程度の呪いであれば、貴様たちの言う『アスモダイ』とやらの力で解くことができるらしい。ここを出た後は、好きにするが良い」

カツラギ「…お、おう」

 わざとらしく開かれた脚の間ばかり見ていたカツラギは、慌てて頷いた。
 ダリアが立ち上がる。

ダリア「吸血鬼は、人間の血を飲む。では、人間が吸血鬼の血を飲めば? …呪いの受け渡しは、我の体液を飲むことで行われる。血でも、唾液でも、好きなものを選ばせてやる」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①血

②唾液

③尿

④その他要記述

カツラギ「何でも良いんだな? じゃあ…」

 カツラギは、ほっそりとしたダリアのお腹に触れると、その手をゆっくりと下に動かした。そのまま、滑らかな下腹部を撫で、更にその下の割れ目に、指を這わせた。

カツラギ「…『ここ』から、欲しいな」

ダリア「ほう」

 意外にもダリアは動じることなく、頷いた。

ルイン「…」ジロッ

ダリア「では、ここに仰向けになれ」

 言われた通り絨毯の上に仰向けに横たわると、ダリアは彼の顔を跨いだ。

ダリア「よく見えるか? 我の女陰が…」

カツラギ「んー、よく見えねえな」

ルイン「…向こうに行ってるわね」クルッ スタスタ…

 ダリアは膝を曲げると、カツラギの鼻先に触れんばかりに、自身の秘部を近づけた。

ダリア「人間は目が悪くて不便よな? …ほら、ほぅら、これでどうだ…♡」

 ゆるゆると腰を振り、左右の陰唇でカツラギの鼻をぷにぷにと押す。膝を大きく開くと、割れ目が広がって、乳首と同じ色の粘膜がちらりと覗いた。
 ぽたり。そこから透明な汁が、カツラギの鼻に落ちた。

ダリア「たわけ、こぼすなよ…♡」クネッ クネッ

 今度は、前後に腰を動かす。引いては寄せるダリアのおまんこに目を凝らすと、ぷっくりとクリトリスが膨らんでくるのが見えた。

カツラギ「何だよ、見られて感じてるのかよ」

ダリア「はぁっ♡ …だったら、どうした…♡」クネックネッ

カツラギ「広げて、奥まで見せてくれよ」

ダリア「…♡♡♡」クパァ

 ダリアが腰を止め、両手で割れ目をくぱっと大きく広げた。綺麗な桜色の膣口が、ぽっかりと開くと、見る見る内に蜜が溢れてきた。

ダリア「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡」

カツラギ「…」

 ぽたぽたと垂れてくる愛液を、口で受け止める。それを見て、ダリアがまたおまんこに蜜を溢れさせる。

ダリア「はぁーっ♡ はぁーっ♡ はぁーっ…♡♡」

 小さな膣穴がぎゅっと締まり、ぽっかりと開く。ゆっくりと締まり、とろとろと蜜を吐き出してまた開く。

ダリア「はぁっ♡ はっ♡ はあっ♡ ああっ…♡ …ぃくっっっ♡♡♡」ビクビクビクンッ プシャァァァッ

カツラギ「っ!」

 とうとう、尿道から勢い良く潮を噴き出した。どうにか口で受け止めて飲み込むと、ようやくダリアがカツラギの上から降りた。

ダリア「はぁー…♡ はぁ…これで十分だろう」

カツラギ「どうかな? …っ!」



安価下コンマ
01~20 上着
21~60 インナー
61~80 上全部
81~90 ズボン
91~99 下全部
   00 全部

カツラギ「熱っ、あっつ!」

 突然走った灼熱感に、慌ててジャケットと黒いインナーを脱ぎ捨てる。

カツラギ「はぁっ、あ、あの時のパンツと同じやつか…」

 触ってみると、ジャケットの方は問題なさそうだ。素肌の上からジャケットを羽織ると、ルインが戻ってきた。

ルイン「…済んだかしら」

カツラギ「ああ。どうやらこのシャツが、あっつ! …着れなくなったらしい」

ルイン「ワイルドで似合ってるわよ。…じゃあ、次は私の番ね。一番、量が少なくて済むのは?」

ダリア「血だ」

ルイン「じゃあ、それで」

ダリア「心得た」

 ダリアは人差し指を噛むと、ルインに突き出した。

ルイン「…失礼。ぁむ」

 血の滲む指を咥えると、ごくりと飲み込んだ。



安価下コンマ
01~20 靴下
21~40 胸当て
41~70 シャツ
71~80 上全部
81~90 ホットパンツ
91~99 下全部
   00 全部

ルイン「…!」

 ルインにも呪いが効いてきたのか、黒革の胸当てを外して床に落とした。

ルイン「…これだけ?」

カツラギ「…ちぇ」

ダリア「呪いの効き方には個人差がある。いずれにせよ、約束は守られた。これからは、呼べばいつでも迎えに来てやろう。城の部屋や設備は好きに使え。帰りたければ、我に言え。但し、ここに来る前にいた層にしか送ることはできぬ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『第11層 地下墓地』

②食事

③寝る

④その他要記述

(セフィリアは城に入れないので迎えに行く=出発になる)

安価下

kyouhakokomade

カツラギ「…だが、あの地下墓地にセフィリアを置いてけぼりだぞ。あんまり長居しない方が良くねえか」

ルイン「まあ、それはそうね」

ダリア「何だ、もう行くのか」

カツラギ「ああ。今度来た時に、ゆっくりさせてもらうぜ」

 再び、ダリアの手を握る。次の瞬間、3人の姿は煙となって消え、次に現れたときには元の地下墓地にいた。

セフィリア「…あら、おかえりなさい」

カツラギ「ああ、あんたが心配でな」

セフィリア「まあ、中身もイケメンね♡ それに、随分セクシーになったじゃない?」

 言いながら、ジャケットの中に手を入れて、カツラギの胸に触る。

カツラギ「だろ?」

ルイン「…行くわよ。ダリア、世話になったわね」

ダリア「構わぬ。…男。次に来たときには、妾からも血を頂くぞ」

カツラギ「そりゃそうか。ま、あのくらいならミリィたちも文句ないだろ。…」

 ダリアが、煙になって消える。一行は、例の墓石の下に潜り、地下墓地の奥へと足を進めた…



『第11層 地下墓地』



カツラギ「さてと、問題の11層に来たわけだが…」

セフィリア「問題の? ここでしくじったの?」

ルイン「ここでゾンビと交戦して、負けた。魔術師の一人が、触媒をここに残してね」

セフィリア「あらあら…」

カツラギ「仕方ないさ。そうしなきゃ、俺たち全員やられてた。…! あれか」



安価下コンマ
01    何だこいつ!?
02~10 ゾンビに囲まれてる
11~60 まだ立っている
61~90 本体はボロボロだ
91~99 おや、まだ動く?
   00 何かくっついてる?



ゾンビ「「「「グアー」」」」



カツラギ「やっべ…まだいるのかよ」

 向こうの方には、何かに群がるゾンビの集団。彼らの中心にいるのは、パペマが放って、もう動かなくなったゴーレムであった。

ルイン「少し暴れたら、土に帰っていくはずなんだけど…思ったよりゴーレムが保ったのかしら」

カツラギ「ただでさえ戦闘を避けようってのに、あれじゃあ回収どころじゃねえぞ」

セフィリア「あら、あら…」

 ゾンビの方を眺めながら、意味深に微笑むセフィリア。

ルイン「何がおかしいの」

セフィリア「おかしくはないわ? ただ、あたしがお役に立つかもって」

カツラギ「あんたが…?」

 怪訝な目で、セフィリアを見る2人。何の職種かすら分からないこの女が、どうやってこのゾンビ相手に…?

セフィリア「イケメンに免じて、サービスしてあげるわ♡ …ちょっと向こう向いててね」

ルイン「おかしなことをしないでね…」

 言われた通り、ゾンビの集団に背を向ける。

セフィリア「それじゃ…ぱっちん♡」

 セフィリアが、指を鳴らす。たったそれだけで、彼女は言った。

セフィリア「もう良いわよ」

カツラギ「ええ? もう…ってえ!?」

ルイン「ゾンビが…消えた?」

 ゴーレムに群がっていた無数のゾンビが、影も形もない。カツラギは恐る恐る、崩れかけのゴーレムに歩み寄ると、胸部に埋まった核を掴んで引っこ抜いた。
 溶けるように崩れるゴーレム。核を鞄に仕舞うと、カツラギは首を振った。

カツラギ「やれやれ、何はともあれ助かったぜ」

セフィリア「良いってこと。でも、次はお代を頂戴しちゃうかもね♡」

カツラギ「お手柔らかに頼むぜ…」



『第12層 地下墓地』



 地下墓地の、更に奥へ。ここには高貴な人物が埋葬されているのか、一つ一つの墓石が大きい。カツラギは歩きながら、豪華な副葬品でも落ちていないかと期待したが、生憎残らず持ちされているようだ。



安価下コンマ 
01~10 キョンシー 
11~20 ダークエレメントだ!

21~70 ゾンビの気配
71~90 浮遊霊
91~00 特に何も起こらない



ルイン「…止まって」

カツラギ「またゾンビか?」

 冗談めかして聞いたが、ルインは頷いた。

ルイン「今度は燃やそうなんて言わないでね。魔力結晶なんて持ってきてないわ」

カツラギ「はいはい。…セフィリアは、姿を隠す魔術は使えるのか?」

セフィリア「何とかできるわ。自分の分だけだけど」

ルイン「それで良い。…今回はミリィがいないから、身一つで隠れるしかない。好きなところを選んで良いわ」



安価下1~3でコンマ最大 どこに隠れる?
①墓石の裏

②石棺の中

③石像の裏

④その他要記述



 結局、壁際に立つ大きな石像の裏に隠れた。この像、外の神でもないし、アスモダイとも違う。何の像だろうか…?

ルイン「…静かに。喋ったり、激しく息をしたりしなければ見つかることは無い。一番の敵は、恐怖心」

カツラギ「…」

ルイン「お互い、不用意に飛び出さないように見張るの」

カツラギ「だから、この狭い場所に2人で隠れてるのか」

ルイン「しっ。来るわ」

 がらがらと石畳の剥がれる音がして、ゾンビたちの呻き声が聞こえてきた。



安価下コンマ
   01 そこからもかよ!
02~90 やり過ごせた
91~00 ルイン「…」



ゾンビ「「「ウガー」」」



カツラギ「…」

ルイン「…」

 石像の前を、ぞろぞろt通り過ぎていくゾンビたち。隠れている2人に気付く様子はない。
 そのまま、どこか別の層へと消えていった。

カツラギ「…ふう」

ルイン「もう大丈夫」

 どこからともなく、セフィリアも戻ってきた。

セフィリア「終わった?」

ルイン「ええ。さっさと次の層に進みましょ」



『第13層 迷宮』



 ある墓石をどかすと、下へ伸びる階段が現れた。それを降りると、一面を石レンガに覆われた細い通路に出た。

ルイン「ここから、迷宮と呼ばれる層が続く。モンスターは強力だけど、さっきみたいにひっきりなしに来るわけじゃない。前の冒険者が用意してくれた、休憩所もあるわ」

カツラギ「迷宮ってことは、迷子になっちまったりしないか?」

ルイン「道は覚えているわ」

セフィリア「それ、信じるわよ…」



安価下コンマ 第13~15層での出来事
01~10 宝箱?
11~20 ダークエレメントだ!
21~40 アースエレメントだ!
41~90 休憩
91~00 ↑+宝箱



カツラギ「…お」

 ルインの案内に従って歩いていると、宝箱を見つけた。

カツラギ「ここに来て、ダンジョンらしいものを見つけたぜ…お、鍵も掛かってない」

 宝箱の蓋に手を掛けるカツラギ。

ルイン「待って! 不用意に開けたら…」

カツラギ「うわっ!?」

 ところが、カツラギが開ける前に、勢い良く蓋が跳ね上がった。そして、中から若い女が飛び出してきた。宝箱から這い出てきたその下半身は、太い蛇のそれであった。

ルイン「ラミア…耳を塞いで!!」

 ルインが叫んだ瞬間、ラミアが大きく息を吸い、甲高い声で歌い出した!



ラミア「♪~~~」



安価下コンマ
01~40 1フレーズ
41~99 3フレーズ
   00 フルコーラス

ねます

カツラギ「っ!?」

ラミア「___♪」シュルシュルシュル

 慌てて耳を塞ごうとしたカツラギに、ラミアが物凄い勢いで身体を巻きつけてきた。そのまま、至近距離で歌を浴びせてくる。

ラミア「~~~♪~~~♪~~~」

カツラギ「っ、く、そ…」

 頭が痛くなってきた。吐き気もこみ上げてきた。いつもなら、小さな動物に変身して抜け出せるのだが、その余裕が無い。
 結局、理解不能な歌詞を3フレーズに渡ってまともに聞いてしまった。

カツラギ「はぁー…はぁー…」

ラミア「…♡」

 苦しむカツラギに尾を巻きつけたまま、ラミアが両腕を広げる。よく見るとラミアの上半身は、金の鎖を数本巻いただけで、豊満な乳房が鎖の隙間から見え隠れしている。思わず手を伸ばすと、ラミアは妖しく微笑みながら鎖を持ち上げ、形の良い乳房を露わにした。

ルイン「…とりあえず、石化まではしないみたいね」

セフィリア「やだ、積極的な娘だわ♡」

ルイン「それに、カツラギも魅了は免れたみたい。ダリアの呪いが、良い方に働いたのかも」

セフィリア「…魅了、免れてなくない?」



カツラギ「はぁ…はぁ…」モミモミ

ラミア「…♡」



ルイン「…あれは元からよ」フン



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①気合で脱出

②助けてセフィリア

③とりあえず楽しむ(コンマ60以下で失敗)

④その他要記述

 ルインの言う通り、カツラギは自分の意志でズボンに手を掛け、ずり下ろした。

ラミア「♡…」シュルシュルシュル…

 ラミアが、カツラギの腰の辺りに尾を何重にも巻きつける。冷たく硬い鱗が裏筋を何度も擦り…突然、ぬるりと柔らかいものに包まれた。膣だか総排泄孔だか知らないが、ここがラミアの生殖器らしい。

ラミア「♡…♡…」ギュ ギュッ

 ラミアがカツラギの腰を強く締め付ける。それと同時に、ひんやりとした膣穴が、ゆっくりと蠕動を始める。

カツラギ「お、おう…これは、中々…っ」ビクッ

ラミア「…♡」

 ラミアが口を大きく開け、細長い舌を突き出した。2つに割れた先端でカツラギの唇をぺろりと舐め回すと、そのまま彼の口の中へ。

カツラギ「んむっ…」

ラミア「…♡♡♡」

 長い舌を彼の舌に巻きつけると、そのまま引き寄せて唇をべったりと重ね合わせた。丸出しのおっぱいで彼の胸を抱き締め、膣壁でゆっくりと男根を絞り上げる。



セフィリア「やん、情熱的…♡」

ルイン「ほどほどにしておきなさいよ…」



カツラギ「っ…っ…」

 終わりの見えない接吻に、頭がぼうっとしてくる。肌着を脱いだせいで、ラミアのひんやりした乳首が彼の胸を直に刺激する。そして、膣穴は変わらないテンポで、容赦なくペニスを扱き続ける。

カツラギ「……んっ、うぅっ…!」ビクッ ビュルルルッ ビュルルッ

ラミア「♡♡♡…」ギュゥゥゥッ…

 とうとう、ラミアの膣内に射精した。冷たい膣穴を満たす、熱い子種を感じながらも、ラミアはまったく膣穴の蠕動を止めない。

カツラギ「っ、はっ、おい、もう…」ビクビクッ

ラミア「♡…」ギュゥッ ギュゥッ ギュゥッ

ルイン「…その辺にしておきなさい。ラミアの交尾は、1週間は続くわよ」

カツラギ「! …」

 その言葉を聞いて、カツラギは頭痛を振り払い、小さなネズミに変身した。

ラミア「…?」キョロキョロ

 獲物の姿が突然消え、困惑するラミア。その隙に、3人は逃げ出した。



 迷宮の行き止まりに、不自然に据え付けられた木の扉が現れた。

ルイン「ここが聖堂の入り口」

カツラギ「はぁ、はぁ、や、やっとか…」

 ラミアとの激しい交尾の直後に全力で走り続けて、カツラギは息も絶え絶えだ。

セフィリア「…聖堂って言った?」

ルイン「言ってなかった? 私たちのクエストは、外の教会から来て、ダンジョンに逃げ込んだシスターの保護。まあ、もうモンスターになっているのだけれど」

セフィリア「…あたし、ここで待ってるわね」

カツラギ「え? 何でだよ」

セフィリア「んーと、宗教上の理由?」

ルイン「アスモダイの熱心な信者なの? 別に、気にしなくていいでしょ」

セフィリア「ええと、向こうが嫌がるかなって…というか、お互いに損するというか、危ないというか…」



安価下 どうする?
①じゃあここで待ってて

②いいからついて来い



『第16層 聖堂』



 木の扉を開けると、中は天井の高い広間になっていた。いくつも並べられた長椅子の向こうは一段高くなっていて、街の外で見慣れた十字架が掛けられている。
 その下に膝を突いて、祈りを捧げる者がいた。

ルイン「…シスター」



シスター「…おや」



 ルインの声に、シスターと呼ばれた女が立ち上がった。こちらを向いて、カツラギは思わず目を見開いた。
 一見、見慣れた黒の修道女服だ。しかし、胸元は大きく開いていて、白い襟が辛うじて剥き出しのおっぱいを隠している。スカートも鼠径部までスリットが入っており、少し動くだけで股間が見えそうだ。白いガーターベルトにロングソックスを穿いているが、パンツの紐は見えない。

シスター「友人、また来たのですね。そちらの殿方は?」

カツラギ「カツラギだ。お会いできて光栄だぜ、シスター」

シスター「ええ、こちらこそ」

 シスターは2人を長椅子に座らせると、自分もその横に腰を下ろした。

シスター「さて、ルインさんは何用で?」

ルイン「もう一度、あなたを連れ出しに来たわ」

シスター「…つい先日、貴女にはわたくしの訴えを聞き入れていただけたと記憶しているのですが」

ルイン「じき、他の冒険者もあなたを探しに来るわ。私たちみたいに、聞き分けが良くない人たちがね。…その前に、ここを出て欲しい。ギルドに顔を出したら、逃げるなり何なりしていいから」

シスター「ああ、友人もわたくしをここから追い出そうとするのですね…」

カツラギ「…」

シスター「…して、そちらの殿方は」

カツラギ「!」

 丸出しの横乳に気を取られていたカツラギは、はっと顔を上げた。

シスター「言うことを聞かないわたくしを、力で従わせるためにいらしたのですか?」

カツラギ「いや、そういうわけじゃない。戦いは寧ろ苦手だぜ。相手が女の子なら、尚更だ」

シスター「面白い方ですね」

 言いながら、シスターの目は笑っていない。こんな変態的な格好をしているのに、纏う雰囲気が只者ではない。モンスター化しているというのは、本当らしい…



安価下1~3をいい感じに どうやって説得する?

カツラギ「ルインも言ってるが、縛り上げてギルドに突き出そうなんて考えちゃいない。あんたの希望は何でも聞く」

シスター「では、放っておいてくださいませ。この静かな聖堂で祈ること以外に、わたくしは何も求めません」

カツラギ「そこを何とか…神様を信じてるのは分かるけどよ。曲がりなりにも、アスモダイだって神様らしいぞ。神様同士、相容れないのかよ?」

シスター「主の他に神はおりません。まして、色欲の悪魔が神を騙るなど」

カツラギ「そうは言うけどよ!」

 カツラギは、シスターの改造修道女服を上から下までじろりと見つめ、言った。

カツラギ「…その格好は、随分と『アスモダイ的』だと思うぜ?」

ルイン「…」

 ルインは何も言えないのか、そっと目を逸らす。

シスター「…人間の、最初の罪をご存知ですか?」

カツラギ「リンゴだがブドウだか、食っちまったんだろ?」

シスター「それはきっかけに過ぎません。知恵の実を食べ、身に余る知恵を身に付けた最初の女は、あろうことか、主が自身と同じ形に造られた己の身体を『恥じ』、『隠した』」

カツラギ「…それで、そんな格好を?」

シスター「わたくしもまだ未熟者で、このように隠してはおりますが…この服さえ不要になった時、わたくしは罪を贖うことができるのです」

カツラギ「…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

ねます
安価下

カツラギ「不要になった時…って、いつだ?」

シスター「それは、まだ分かりませんが」

カツラギ「今だろ!」

ルイン「!?」

 カツラギはそう言って、修道女服の襟を掴んで捲った。布一枚で辛うじて隠されていた豊満なおっぱいが、露わになる。

カツラギ「思い立ったらすぐに動く、俺もそうやって生きてきたぜ」

ルイン「カツラギ!」

シスター「…」

 嗜めるルイン。一方のシスターは…



01~10 ぶっ飛ばされた
11~30 諭された
31~70 従ってはくれた
71~99 何か悟った
   00 克服した

シスター「…確かに、わたくしは逃げていたのかも」

 そう言うと、何と自分から、修道女服を脱ぎ始めた。

シスター「…」シュル シュル パサ

シスター「…い、いかがでしょうか///」

 襟を外し、巨乳を露わに。際どいスリットスカートを落とすと、陰毛に覆われた秘部もさらけ出す。

カツラギ「おう、その身体は誇っていいぜ」

シスター「ど、どうも…///」

ルイン「…で、どうするの」

 ルインが、カツラギを睨む。

カツラギ「…ここから、外に連れ出さないといけないのか」

シスター「貴方がたの仰ることは最もでした。これで、また一つ主の教えに近づけました」

 恭しく頭を下げる、全裸のシスター。

シスター「長旅でお疲れでしょう。ここでゆっくりしてから、どうぞ外へお帰りを」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①出直す

②聖堂で休む

③その他要記述

カツラギ「折角だから、少し休んで行くか」

ルイン「そうね」

シスター「お茶をお持ちしましょう」

 そう言ってシスターは、聖堂の奥へと引っ込んで行った。



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事 なお安価下コンマがゾロ目で…

ルイン「…」ドンッ

カツラギ「うわっ」ドサッ

 シスターの姿が見えなくなった瞬間、ルインがカツラギを長椅子に押し倒した。それから彼のズボンを無理やり引き下ろすと、ペニスをぎゅっと掴んだ。

カツラギ「いだっ、おい、何するんだ」

ルイン「まさか、シスターで愉しむだけ愉しんで、肝心のクエストが解決しないなんて、見損なったわ」

カツラギ「あんなの、どうやって説得したら…あだだだっ」

 ラミア相手に使ったばかりで、萎びたイチモツを握られ、悶絶するカツラギ。ルインは長椅子の下に膝を突くと、それを咥えた。

ルイン「ぁむ…♡」

カツラギ「…もしかしてお前、欲求不満か?」

ルイン「んむ…れろ、んく…♡」

カツラギ「それとも…シスターにヤキモチかよ、ええ?」

ルイン「」グニ

カツラギ「いでぇっ!?」

 そこへ、ティーポットとカップを持ってシスターが戻ってきた。

カツラギ「! おい、シスターが戻ってきたぞ」

ルイン「じゅるるっ♡ んくっ♡ ちゅるるっ♡」

シスター「まあ…」

 見られてもなお、止める様子のないルイン。相変わらず全裸のシスターは目を丸くすると、意外にも笑顔で頷いた。

シスター「やはり、貴方がたも神の教えを実践しておられるのですね!」

カツラギ「これはどう見ても違うだろ! おい、こいつを止めてくれ! もしくはあんたも混ざれ」



このレスのコンマが奇数で止める 偶数で混ざる

シスター「ですが、嫌がっている方に強要するのはよくありませんよ、友人」

ルイン「…」

 ルインは渋々、カツラギのペニスを吐き出した。



シスター「では、お気をつけて。ギルドの皆様には、これ以上わたくしに構わないようにとお伝えくださいませ」

ルイン「…失礼するわ」

カツラギ「また来るぜ」

 2人は聖堂を出た。



『第15層 迷宮』



 扉の前には、セフィリアが待っていた。

セフィリア「どうだった…って、駄目だったみたいね」

ルイン「あれだけ準備して、成果ゼロ。これ以上、この案件には関わるだけ損だわ」

カツラギ「やれやれ、骨折り損のくたびれ儲け…ってほどでもないか。ダンジョンに知り合いが増えたぜ」

ルイン「私がいないと、そもそもここまで来れないでしょ」

カツラギ「…」

ルイン「帰りましょ。真っ直ぐ帰って、しばらくはあの不味い干し肉とパンで暮らすとするわ」



安価下コンマ 第15~13層での出来事
01    小人
02~20 ミノタウロスだ!
21~50 アースエレメントだ!
51~70 特に何も起こらない
71~80 サキュバスだ!
81~90 セフィリアの仲間たち
91~99 ミリィたち
   00 ↑+



ルイン「…!」

 突然、ルインが立ち止まって弓を構えた。カツラギも戦闘態勢に入ろうとした次の瞬間、突然何かが彼の上に落ちてきた。

カツラギ「おわっ!?」

ルイン「カツラギ!」

 仰向けに倒されるカツラギ。見ると、銀色の髪を長く伸ばした青白い肌の女が、彼に覆い被さっていた。黒いベビードールを着ているが下半身は裸で、よく見ると下腹部にピンク色の紋章が刻まれている。

セフィリア「あら、サキュバスだわ」

ルイン「離れなさい!」

 ルインが矢をつがえて向けると、サキュバスは背中の翼を広げて飛び離れた。そのまま空中に浮かぶと、両脚を抱えて広げ、毛のない秘部をカツラギに見せつけてきた。



サキュバス「…♡」クパァ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①追い払う

②逃げる

③犯す

④その他要記述

ルイン「」バシュッ

サキュバス「!」ヒュンッ

 ルインが、無言で矢を放つ。飛んで躱したサキュバスに、更に矢を放っていく。

カツラギ「おいおい、いきなりそいつは無いんじゃないか」

ルイン「…」バシュッ バシュッ

サキュバス「…」バサバサバサ…

 

途中で投げちゃった



 とうとう、サキュバスは逃げてしまった。

カツラギ「あーあ、折角楽しめそうだったのに」

ルイン「捕食モードのサキュバスは、相手の魂を精液に変換して膣から吸収するの」

 落ちた矢を拾いながら、ルインが言う。

ルイン「成人男性なら4回くらいで、魂を残らず吸い取られて死ぬわ」

カツラギ「…マジか」

セフィリア「残念だったわね♡」

ルイン「この先に休憩所がある。そこで一休みして行きましょ」



 板のような岩に隠された横穴に入ると、中は小部屋のようになっており、中央には石で囲まれた浅い穴が掘られていた。中に灰や炭が残っており、ここで焚き火をするようだ。石壁の一角には、湧き水が伝っていた。

ルイン「こういった休憩所がある分、地下墓地よりは幾分安全と言えるわね。当然、使う前に安全確認は必要だけれど」

セフィリア「…ん、毒は入ってなさそうね」

 湧き水に指を付け、匂いを嗅いでセフィリアが頷く。カツラギは、隅に積んであった薪を穴に並べて火を付けた。

ルイン「食事して、仮眠を取りましょう。見張りは不要だけど、流石に全員が熟睡するのは避けたほうが良いわね」



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事

(前スレで言ったけど本筋に関わるキャラは自由安価では出せない)

(いちおう後一個 安価下)



カツラギ「Zzz…」

セフィリア「ん…」

ルイン「…!」パチ

 焚き火を消して眠っている中、ルインが何かの気配を察知し、起き上がった。

ルイン「起きて」ユサユサ

カツラギ「ん…っ、何だよ…?」ムクリ

ルイン「何か来る」

カツラギ「他の冒険者じゃねえのか? ここ、モンスターはそうそう入ってこないんだろ?」

セフィリア「何よなによ…」ゴシゴシ

ルイン「よほど知能が高いモンスターなら、分からないわね…警戒はしておいて」

 ルインは、弓にやをつがえ、岩で塞いだ入り口に向けた。



安価下コンマ
   01
02~40 蛮族
41~50 大妖精&トロール
51~60 大妖精
61~80 河童
81~90 セントール
91~99 シスター
   00 天竜

 ぐらり。岩が動いた。

ルイン「止まりなさい!」



???「ややっ! 使用中でしたか。これは失礼」



カツラギ「おい、モンスターじゃなさそうだぞ。入れてやろうぜ」

ルイン「…そうね。悪かったわ、早く入ってきて」

 すると、岩をずらして一人の少女が入ってきた。黒髪をおかっぱにして、濃紺の着物を着て裾を端折っている。よく見ると、その頭には白い皿のようなものが乗っており、背中には木箱だけでなく分厚い甲羅を背負っていた。

セフィリア「あら、モンスターはモンスターみたいね」

 すると、少女は照れくさそうに、水掻きの付いた手で頭を掻き、自己紹介した。

レンゲ「いやはや、お休み中に申し訳ない。拙はレンゲと申す、見ての通り河童でござる」

カツラギ「ダンジョンに住んでるのか?」

レンゲ「いかにも。ここよりずっと浅層の川沿いに小屋を建て、薬の研究をしております」

ルイン「どうしてこんな所に?」

レンゲ「『アブダラタケ』なる秘薬の原料を求めて、水晶林と呼ばれる地を目指しておりました。洞窟から近道ができると聞いておりましたが、道に迷ったようで…」

カツラギ「洞窟から来たってことは、地下墓地も抜けてきたのか…よく死ななかったな」

セフィリア「運が良いのか、腕っぷしが強いのか」

レンゲ「間違いなく前者でござるな、ははは…」

 あっけらかんとして言うと、彼女はふと背負った木箱を下ろし、中から小さな紙の包みを取り出した。

レンゲ「ここで会ったのも何かの縁。行きか帰りか存じませぬが、こちらの粉薬を差し上げましょう」

カツラギ「お、おう…何に効くんだ?」

レンゲ「そちらは…」



安価下コンマ
01~50 体力回復
51~80 解毒消炎
81~90 滋養強壮
91~00 精力増進

レンゲ「飲めば、立ちどころに疲労を回復し、体力を取り戻す効能がござる」

ルイン「ありがたくいただくわ。こちらから、お返しできるものは無いけれど…」

レンゲ「いえいえ、とんでもない。拙が好きでやっていることでござる」

セフィリア「レンゲちゃんは、これから引き返すの?」

 セフィリアの質問に、レンゲは腕組みした。

レンゲ「うむ…ここで一休みしてから引き返すつもりではござるが。その前に、少しこの迷宮を探索し、何か役立つものが無いか探してみようと思います」

ルイン「大丈夫なの? 見たところ、武器は持ってなさそうだけど」

 すると、レンゲは意味深に微笑んだ。

レンゲ「まあ、腕にはそれなりに。怪我をしても、薬も外科道具も揃っております」

カツラギ「本当に大丈夫か…?」

ルイン「どちらにしても、私たちにはこれ以上冒険を続ける余裕は無い。引き続き一人で続けてちょうだい」

レンゲ「うむ。…川に来た際には、気軽に拙の小屋を訪ねてくださいな」



『第12層 地下墓地』



カツラギ「うぅ…この寒いところは、来る度に苦手になっていくな…」

ルイン「無理もないわね。ここは、死者の領域だから」

セフィリア「あの河童ちゃん、どうやってここを通り抜けたのかしらね…」



安価下コンマ
01~10 キョンシー
11~20 ダークエレメントの気配
21~40 顔のない手
41~80 ゾンビ
81~99 特に何も起こらない
   00 セラ

安価下2コンマ
01~50 特に何も起こらない
51~80 カツラギ「…やべ」
81~00 ルイン「…」



カツラギ「…やべ」ブルッ

ルイン「どうしたの」

カツラギ「小便したくなった」カチャカチャ

セフィリア「っ///」ドキッ

 立ち止まりズボンの前を開けるカツラギ。それを見て赤面するセフィリア。
 ところが、イチモツが出てきたところでルインが叫んだ。

ルイン「あそこ!」

カツラギ「!?」

 彼女の指差す先に、白い何かが渦巻いている。



「___」フヨフヨフヨ…



カツラギ「おい…あれ、例の『ブランク』とか言う…」

ルイン「そうね…」

セフィリア「そうね、そうね…///」チラッ チラッ

 後ずさりながらも、丸出しの肉棒をちらちら覗き見るセフィリア。
 白い靄の中から、無数の腕が伸びてくる。そのまま、ゆっくりとこちらへと近づいてきた…

カツラギ「…おい、ところで出していいか? そろそろ出していいか!?」プルプル

ルイン「さ、さっさと出しなさいよ///」

カツラギ「だ、出すぞ…」プルッ ジョロロロロロ…

 後ずさりながら、放尿を始めるカツラギ。小便は湯気を立てながら、ブランクの方へと飛んでいった。



安価下コンマ
01~20 怒らせたらしい
21~60 特に効いてはいない
61~90 意外と効いてる?
91~99 消えた…
   00 効くなら…



「!」ザワッ



ルイン「効いてる…?」

カツラギ「マジか、マジ?」ジョロロ…

 こちらに向かって近付いていたブランクは、床に溜まった尿溜りの前で一瞬止まると、慎重に避けるように迂回して、またこちらへと向かってきた。

セフィリア「ねえ、そのおしっこ止めないでね?」

カツラギ「む、無茶言うな…よっ」ジョロッ ブルンッ

ルイン「ちょっと! 出しながら振り回さないでよ!」

カツラギ「こうした方が、足止めできそうだろ!?」ジョロッ ブルンブルン

セフィリア「わ、わあ…///」



『第11層 地下墓地』



ルイン「どうにかここまで来れたわ」

カツラギ「ふぅ、すっきりしたぜ」

セフィリア「…///」チラッ

 地下墓地の床には、ゴーレムの名残がまだ残っている。そう言えば、パペマは今頃どうしているだろうか。他の簡単なクエストに同行すると言っても、ゴーレムが作れないのでは何もできないのではないだろうか…



安価下コンマ
   01 泥人形
02~05 キョンシー
06~10 ダークエレメント
11~30 ダークエレメントの気配
31~80 ゾンビの気配
81~90 特に何も起こらない
91~00 セフィリアの仲間

安価下2コンマ
01~60 特に何も起こらない
61~00 ルイン「…」



カツラギ「どうやら、何事もなく次の層に行けそうだな」

ルイン「そうね。…」

 ルインの足取りが、一瞬、ぎこちなくなる、と思うや、彼女の穿くホットパンツの前がじわじわと濡れて、褐色の太腿を液体が伝ってきた。

ルイン「…何?」ジョワァァァ…

 歩きながら、顔色一つ変えずパンツの中に放尿するルイン。

セフィリア「貴女も、我慢してたのね」

ルイン「こういうところでは、我慢しないようにするの。いざという時に…んっ、気が散るから…」ジョワ ジュワ…

 靴下まで黄色く濡らして、放尿が終わった。歩く度にホットパンツの股が絞れて、じゅわ、じゅわとおしっこが染み出す。

ルイン「でも、濡れたまま放っておくと体温を奪われるし、不衛生だわ。洞窟に出たら、また火を焚きましょう」



『第10層 地下墓地』



カツラギ「ふう、やっと墓地の入り口まで戻ってきたぜ…」

セフィリア「さっさと出ましょ、こんな所」

ルイン「そうね。服も乾かしたいし…」



安価下コンマ
01~10 ダークエレメント
11~60 ゾンビの気配
61~90 特に何も起こらない
91~99 セフィリアの仲間
   00 セラ



『第9層 洞窟』



セフィリア「やっと抜けた~」

カツラギ「やれやれ、寒かったぜ…」

ルイン「安全な横穴で、火を焚いて休憩しましょう」

カツラギ「ああ。…そこで、何も起こらなきゃ良いけどな」

 カツラギは、暗い洞窟を見回した。



 ルインの知っている横穴に入ると、残されていた焚き火跡に火を付けた。

ルイン「…」シュル ジュク…

 ルインは、おしっこの染み込んだホットパンツとショーツを脱ぐと、落ちていた棒切れに引っ掛けて、焚き火の側にかざした。地面に腰を下ろすと、靴と靴下も脱いで乾かす。

カツラギ「…」チラ

ルイン「…」フイ

 裸の下半身を覗き見るカツラギ。ルインはそっぽを向いた。

セフィリア「乾パン食べちゃお」

 セフィリアは、自分の鞄から乾パンを取り出すと、もしゃもしゃと齧り始めた。



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事、行動



 ルインの知っている横穴に入ると、残されていた焚き火跡に火を付けた。

ルイン「…」シュル ジュク…

 ルインは、おしっこの染み込んだホットパンツとショーツを脱ぐと、落ちていた棒切れに引っ掛けて、焚き火の側にかざした。地面に腰を下ろすと、靴と靴下も脱いで乾かす。

カツラギ「…」チラ

ルイン「…」フイ

 裸の下半身を覗き見るカツラギ。ルインはそっぽを向いた。

セフィリア「乾パン食べちゃお」

 セフィリアは、自分の鞄から乾パンを取り出すと、もしゃもしゃと齧り始めた。



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事、行動

カツラギ「…結局、セフィリアは何者なんだよ?」

セフィリア「ええ? ただの冒険者よ♡」

ルイン「ここより深い層にいて、あなたが仲間を逃したんでしょう? 剣も魔法も得意そうには見えないのに。それに、一瞬でゾンビを消し去ったあの術…」

カツラギ「そうそう。それに、シスターが勝手に作っただけの聖堂に、やたら入りたがらないのも引っ掛かるよな」

セフィリア「うーんとね…」

 セフィリアは困ったように眉を曲げた。



安価下コンマ
01~40 ただの冒険者よ
41~70 まあ、人間とはちょっと違うわね
71~90 神様が大嫌いなのよ
91~99 そこまで言うなら…
   00

ねます

セフィリア「…そこまでお願いされちゃ、仕方ないわね」

カツラギ「おっ?」

セフィリア「イケメンに免じて、ちょっとだけ見せてあげる…」

 そう言うとセフィリアは立ち上がり、壁際まで歩いた。それから2人の方に向き直ると、両目を閉じ、ゆっくりと両腕を広げた。
 次の瞬間、彼女の左半身に彫られたタトゥーが、赤く燃えるように光を放ち始めた。いや、本当に燃えている。炎は瞬く間に彼女の纏う服を焼き尽くし、裸となった彼女の四肢に、サポーターやソックスのように巻き付いた。
 背中から、3対の黒い翼が伸びる。開いた双眸は、真っ黒な眼球に金色の瞳が浮かんでいた。

ルイン「…!?」

カツラギ「な、な…」

セフィリア「…はい、ここまで」

 しかし次の瞬間には、彼女の姿は今まで通りの人間のものに戻っていた。

ルイン「な、何、今の…」

 震える声で、ルインが問う。セフィリアは再び焚き火の前に腰を下ろすと、軽い口調で言った。

セフィリア「あたし、堕天使なの」

ルイン「堕天使…?」

セフィリア「色々あって天使をクビになってね。追ってくる元同僚から逃げて、アスモデウス君が幅利かせてるこの辺に落ち着いたんだけど」

カツラギ「ま、待て、待ってくれ…アスモデウス『君』…?」

 ギルドタウンにおける崇拝対象を、まるで友人のように呼ぶセフィリアに、流石のカツラギも頭を抱えた。

ルイン「もしかして、聖堂に入りたがらなかったのって…」

セフィリア「念の為、ね。最近、天使がダンジョンうろついてるって噂だったし、もし石頭のドミニオンズでもいたら、天界大戦争になりかねないから」

カツラギ「…」

 只者ではないとは思っていたが、まさか堕天使とは。ゾンビを一瞬で消し去ったのも頷ける。

ルイン「と、取り敢えず…ここを出るまで、そのドミニオンズとやらに出くわさないことを祈るわね」



 休息を取り、ルインのパンツも乾いたので出発することにした。

カツラギ「にしても、結局また儲け無しでここを出るのか…」

ルイン「そういうこともあるわ。…」

カツラギ「…ルイン?」

ルイン「…でも、2人で冒険に不自由はしなかったでしょ。もしあなたが良ければ、これからしばらく、どう?」

セフィリア「プロポーズね! ヒューヒュー!」

カツラギ「…ミリィたちが待ってるから」

 カツラギは、ぼそっと呟いた。

ルイン「…そう言うと思ったわ」



安価下コンマ 第8~3層での出来事
01~05 変なゴブリンだ!
06~20 アースエレメントだ!
21~50 ゴブリンだ!
51~60 特に何も起こらない
61~65 新しい鉱脈
66~80 セフィリアの仲間
81~90 ミリィたち
91~99 ↑+セラ
   00 ↑+



ルイン「で、クララの使ってた近道が…」

 巧妙に隠れた横穴の入り口に手を掛けたところで、不意にルインの動きが止まった。

ルイン「…?」

カツラギ「どうした?」

 ルインが、壁の岩をずらす。何と、洞窟の壁だと思っていた岩の向こうには、また別の横穴が伸びていた。しかも、岩をずらした途端、カツラギでも感じるほどの濃い魔力が流れ出してきた。
 すぐに、岩を戻す。

カツラギ「…おい、この奥…『ある』ぞ」

ルイン「そうね。恐らく、まだ誰にも見つかってない」

カツラギ「ちょっと掘って行かねえか」

セフィリア「お小遣い稼ぎ?」

ルイン「道具を何も持ってないわ。採れても、欠片が1,2個くらいでしょ」

カツラギ「だが、次来た時にはもう見つかってるかも…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①掘っていく

②置いていく



 横穴の中を進むと、たちまち分厚い魔力鉱石の層に覆われた空間に出た。

カツラギ「すげえな…そこら中で採れるのか」

ルイン「鉱脈の形成が異様に早いとは、聞いたことがあるけど…」

セフィリア「モノの値段が壊れちゃうわよ、こんなの」

 カツラギは短剣を抜くと、鉱脈に突き立てた。

カツラギ「取り敢えず、掘れるだけ掘ってみようぜ」



安価下コンマ1桁÷2 採掘量 なおゾロ目で…



カツラギ「おらっ!」ガキン

カツラギ「…あ」ペキッ

 無理やり鉱石を削り取ったせいで、短剣が折れてしまった。

ルイン「ここまでね」

『魔力鉱石』×2

カツラギ「おいおい、まだこれだけだぜ」

セフィリア「でも、素手じゃ無理だわ。持って帰って、また出直しましょ」

カツラギ「それまでに見つからなきゃ良いが…」



『第1層 エントランス』



カツラギ「つ、着いた…」

ルイン「あとひと頑張りよ。…ギルドに報告に行きましょう」

セフィリア「…ここまで、お世話になったわね」

 セフィリアが、2人のもとを離れていく。

カツラギ「世話になったのは俺たちの方だ。…元気でな」

ルイン「機会があったら、また組みましょう」

セフィリア「ええ。それじゃ、元の仲間が無事に戻ってるか…探してくるわね」



受付嬢「では、クエスト失敗と」

 ルインの報告に、受付嬢が依頼書を見ながら言った。

受付嬢「…ルインさんは、このクエストを以前にも失敗されていますね。申し訳ありませんが」

ルイン「ええ」コト

 ルインが、カウンターに何かを置いた。それは、ランク8のギルドバッジであった。
 受付嬢はそれを受け取ると、代わりに『VII』と書かれたバッジを取り出した。

受付嬢「同一のクエストを、2回連続で未達成のまま破棄すると、ランクが降格になります。ご存知かと思いますが」

ルイン「分かってるわ。これが初めてでもないし」

カツラギ「俺は良いのか?」

受付嬢「そもそも適正ランク未満での受注ですので。ただし、あまりにも悪質と判断した場合はギルド会員資格を剥奪されますので、ご注意くださいね」

カツラギ「おう、気をつける…」

 受付を離れる。ルインは溜め息を吐くと、バッジをポケットに仕舞った。

ルイン「やれやれ。冒険者にとって、深追いは敵…私も改めて思い知ったわ」

カツラギ「全くだぜ。…さて、ミリィたちに報告しないとな。それから、パペマに『こいつ』を返さないと」

 カツラギは、取り戻したゴーレムの核を眺めた。



安価下コンマ
01    消息不明
01~30 上手く行かなかった
31~70 負けを取り戻すくらい
71~99 儲かった
   00 新しい拠点



 ギルドの食堂で、ミリィたちを見つけた。

ミリィ「!」

パペマ「カツラギー!」ダッ

カツラギ「うおっ…」ドスッ

 カツラギを見つけるなり、走って抱き着いてきたパペマ。カツラギは、持ってきたゴーレムの核を取り出して差し出した。

カツラギ「まずは、こいつだ。拾ってきたぜ」

パペマ「! ありがと…」スリスリ

ルイン「…首尾は良くなさそうね」

ミリィ「こんな所でパンを食べてるんだから、お察しよね」

フワル「幻想鹿の角も、ハーピィの卵もあまり集まらず…」

セラ「…」モッチャモッチャ

カツラギ「…例によってクララは、ダンジョンの庵か」

ミリィ「もう、皆でそっちに移住した方が良いんじゃないかって意見が出てるわ。人が増えて、宿代も馬鹿にならなくなってきたし」

 干し肉を咀嚼するセラを、ちらりと見る。

ミリィ「…セラのいた場所には、あたしたちじゃ行けそうもないし」

カツラギ「そうかもな…」

 取り敢えず、カツラギとルインも食事を摂ることにした。



ミリィ「えーっ、そっちも駄目だったの?」

カツラギ「会うには会えたが、説得できなかった。もう無理だと判断して、引き返してきた」

ルイン「もうあのクエストは受けないことにしたわ」

パペマ「じゃあ、ルインはもうさよならしちゃう?」

ルイン「大人数は苦手。カツラギと2人なら組んでも良いわ」

パペマ「じゃ、だめ」

フワル「パペマちゃん、ずっと寂しがってたんですよ」

 パペマの頭を撫でながら、フワルが苦笑する。

カツラギ「だが、悪いことばかりじゃなかったぜ。…後で、人目の無い所でな」



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事



カツラギ「まあ、いよいよ食い詰めても、最悪ここに来れば飯は食えるし…」

 その時、数人の男たちがギルドに駆け込んできた。

「大変だ! ダンジョンから、モンスターの群れが」

ミリィ「えぇ? モンスターって、何が」

「ゾンビだ! それも、女ばっかりの」

ミリィ「! …」

 先日の失敗を思い出し、黙り込むミリィ。カツラギが立ち上がった。

カツラギ「どういうことだよ。地下墓地から、女ばっかり出てきたってことか?」

「それは分からない。だが、どいつもこいつも妙な変な服を着てるんだ。何でか…胸と、股ぐらを切り抜いたみたいな」

フワル「! まさかあの時の部族が、まるごとゾンビに…?」

カツラギ「嘘だろ、あのただでさえ強い女たちが、死んでも死なねえ奴に…」

 そこへ、受付嬢の声が響いた。

受付嬢「ギルド権限により、緊急クエストが発令されました! 現在、礼拝堂にて大浄化の準備が行われています。それまでに、ゾンビの足止めをお願いします!」

 その言葉に、ギルド内がざわつく。



「緊急クエストだと」「初めて聞いたぞ」「報酬はいくらだ?」



受付嬢「各自の働きに応じて、報酬を支払います! 受注は不要です。こちらで皆様の働きを確認いたします」

 数人の戦士たちが、外へ飛び出した。

カツラギ「どうする? 俺たちも行くか」

ミリィ「一応、魔力は残ってるけど…」

ルイン「私は遠慮しておく。弓矢で止まる相手じゃないし…それに、『解呪』もまだだわ」

カツラギ「ああ、忘れてた…」

 ダリアによって掛けられた呪いのせいで、カツラギは素肌にジャケットだし、ルインは胸当てが付けられない。カツラギはともかく、ルインは弓術が制限されてしまう。

ミリィ「…ううん。皆の助けになるためにここに来たんじゃない。だったら、今やらないでいつやるのよ!」

 ミリィが立ち上がり、ギルドを出て行く。フワルは、不安げにカツラギとパペマを見た。

フワル「ど、どうしましょう…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする? なお、安価下コンマがゾロ目で…
①皆で行こう

②全員は止めておこう(残すメンバーを併記)

③俺が行ってくる

④その他要記述

ねます
安価下

カツラギ「よっしゃ、いっちょう小遣い稼ぎに行ってやるか」

パペマ「パペマも」

カツラギ「いや、俺一人で行く。…見ただろ。ガタイだけは良いヒロシの首を、一瞬でへし折りやがった奴らだ」

フワル「カツラギさんも、気を付けて…」

 カツラギは一人、ギルドを飛び出した。



「「「おー、あー…」」」ワラワラ



 ギルドの前は、逃げ惑う人々でごった返している。ダンジョンの方から、露天を蹴散らしながら、半裸の女たちがゆっくりと迫りくる。既に何人もの冒険者が向かって、彼女らの『勲章』となったようだ。

ミリィ「! あんたも来たのね」

カツラギ「来たのね、じゃねえよ。一人で勝手に行きやがって…」

ミリィ「でも、信じてたわ。…ファーレンハイト!」

 ミリィが、炎の精霊を召喚する。カツラギは、狼に変身すると、牙に炎を灯した。



安価下コンマ 戦果
01~10 金貨5枚
11~40 金貨10枚、ギルドランク+1
41~90 金貨20枚、ギルドランク+1
91~99 金貨30枚、ギルドランク+2
   00 大金貨1枚、ギルドランク+3



ミリィ「ファーレンハイト!!」

狼カツラギ「ガオゥッ!」ガブッ



「「がー、うー…」」



「おらっ! これでも喰らえ!」ブンッ

 戦士たちに混じって、ゾンビたちに喰らいつく。幸い、武器を扱う知能は失われ動きもかなり鈍い。それでも掴む力は残っているため、それだけに気を付けながら、カツラギはゾンビの足首や膝を狙って噛みつき、炎を放った。
 そうこうしている内に、礼拝堂の方から紫ローブが走ってきた。

「準備ができました! 避難を」

狼カツラギ「!」

カツラギ「…ミリィ、逃げるぞ!」

ミリィ「ええ!」

 再びギルドに向かって走り出す。向こうの方で、礼拝堂の扉が開いた。次の瞬間、扉の向こうから、白い光が溢れ出し___



受付嬢「…皆様、お疲れ様でした。死亡した方も、戻ってこられてでしょうか」

カツラギ「やれやれ、死ななくてよかったぜ」

受付嬢「では、緊急クエストに参加された方は列にお並びください。報酬をお渡しします」



 カツラギとミリィの番になった。

受付嬢「お疲れ様でした。お二人には、こちらを」

 そう言ってカウンターに置いたのは。20枚の金貨と、『IV』と書かれたバッジが2つ。

受付嬢「参加された方の分だけですが、ランク4へ昇格になります」

ミリィ「わあ…!」

カツラギ「おう、いただくぜ」

 金貨を財布に詰め込み、バッジをポケットに突っ込んだ。



 夜。ギルドの交流所に残ったまま、カツラギたちは今後の方針を話し合った。

カツラギ「クララの庵を拠点にするのは、良いと思うぜ。リフォームは必要だろうけどな」

フワル「今で、パーティが6人…常に全員で行動するには、多すぎるんでしょうね」

パペマ「役割も被ってるし…特に、カツラギとクララ」

ミリィ「…セラは、何が得意なの?」

セラ「セラ? んーと、んーとね…変身?」

カツラギ「お前もシェイプシフターか…」

 頭を抱えるカツラギ。

ミリィ「いっそ、前衛がいたらなぁ…あーあ、フレイやロゼッタがいたら良かったのに」

カツラギ「…何? ロゼッタも行ったのか?」

フワル「カツラギさんがダンジョンから戻ってくる、少し前に…レインさんは、別のパーティに加わったようです」

パペマ「カツラギによろしくって」

カツラギ「タイミングが悪かったな…」

フワル「ひとまず今は、どこで泊まるか考えましょう。お金は手に入りましたけど、明日からまたクエストを受けないと」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①宿屋へ

②クララの庵へ

③ギルドの宿泊施設へ

④その他要記述

ねます

【名前】カツラギ
【ランク】3
【種族】人間
【性別】男
【容姿】黒髪を短く刈り込んだ中肉中背の男
【能力】
『獣身術』動物に変身できる。強い精神力がなければ動物の肉体に魂を奪われる、危険かつ高度な魔術
『付与魔術』手にしたものや身体の一部に属性を付与できる
【所持品】
『丈夫な服』長旅に耐えられる丈夫なジャケットとズボン
『魔力鉱石』ダンジョン産の高純度鉱石
『財布』硬貨を入れる革袋。ふつう

【名前】ミリィ
【ランク】3
【種族】人間
【性別】女
【容姿】やや小柄な体格のかわいらしい少女、髪は青のポニーテール。お子様体型に見られがちだが、実はかなりスタイル良い
【能力】
『精霊術』様々な精霊を召喚し、力を借りる
【所持品】
『精霊の杖』精霊術に特化した触媒
『短剣』何の変哲もない短剣
『バックラー』格闘戦向きの小型の盾
『放浪魔術師のローブ』青と白のローブ。丈が短く、サイドにスリットが入っている。レギンスと組み合わせて着る
『冒険セット』非常食に葡萄酒、簡易テントなどの入った鞄

【名前】フワル
【ランク】3
【種族】獣人(羊)
【性別】女
【容姿】白いモコモコの髪から短い角が見え隠れしている少女。人間基準ではやや小柄だが胸とお尻は大きめ
【能力】
『回復術』体力を回復し、怪我を修復する魔術
【所持品】
『樫の杖』頑丈な木の杖。魔術の触媒にも武器にもなる
『白のレオタード』身体に密着する、ハイレグカットのレオタード。白は回復術士が好む色。
『奇跡の結石』死者を蘇らせる石

【名前】パペマ
【ランク】3
【種族】人間
【性別】女
【容姿】灰色髪のロングでメカクレ。小柄だがかなりの巨乳。
【能力】
『傀儡術』周囲の生物ではないものを人型に固めて動かせる。大きさは3mくらいまで可能。
【所持品】
『ゴーレムの核Lv.7』呪文の刻まれた石。宙に投げるだけで瞬時にゴーレムを形成できる
『トンファー』南国の民族が使用したという攻防一体の格闘武具

【名前】カツラギ
【ランク】4
【種族】人間
【性別】男
【容姿】黒髪を短く刈り込んだ中肉中背の男
【能力】
『獣身術』動物に変身できる。強い精神力がなければ動物の肉体に魂を奪われる、危険かつ高度な魔術
『付与魔術』手にしたものや身体の一部に属性を付与できる
【所持品】
『丈夫な服』長旅に耐えられる丈夫なジャケットとズボン
『魔力鉱石』ダンジョン産の高純度鉱石
『財布』硬貨を入れる革袋。ふつう

【名前】ミリィ
【ランク】4
【種族】人間
【性別】女
【容姿】やや小柄な体格のかわいらしい少女、髪は青のポニーテール。お子様体型に見られがちだが、実はかなりスタイル良い
【能力】
『精霊術』様々な精霊を召喚し、力を借りる
【所持品】
『精霊の杖』精霊術に特化した触媒
『短剣』何の変哲もない短剣
『バックラー』格闘戦向きの小型の盾
『放浪魔術師のローブ』青と白のローブ。丈が短く、サイドにスリットが入っている。レギンスと組み合わせて着る
『冒険セット』非常食に葡萄酒、簡易テントなどの入った鞄

【名前】フワル
【ランク】3
【種族】獣人(羊)
【性別】女
【容姿】白いモコモコの髪から短い角が見え隠れしている少女。人間基準ではやや小柄だが胸とお尻は大きめ
【能力】
『回復術』体力を回復し、怪我を修復する魔術
【所持品】
『樫の杖』頑丈な木の杖。魔術の触媒にも武器にもなる
『白のレオタード』身体に密着する、ハイレグカットのレオタード。白は回復術士が好む色。
『奇跡の結石』死者を蘇らせる石

【名前】パペマ
【ランク】3
【種族】人間
【性別】女
【容姿】灰色髪のロングでメカクレ。小柄だがかなりの巨乳。
【能力】
『傀儡術』周囲の生物ではないものを人型に固めて動かせる。大きさは3mくらいまで可能。
【所持品】
『ゴーレムの核Lv.7』呪文の刻まれた石。宙に投げるだけで瞬時にゴーレムを形成できる
『トンファー』南国の民族が使用したという攻防一体の格闘武具

【名前】クララ
【ランク】1
【種族】狸
【性別】女
【容姿】茶髪セミロングで巨乳、右耳が大きく欠けた狸耳と太い尻尾がある女性。裸にどてらと下駄だけ身に付けているが、人前では股引も穿いている。
【能力】
『変化(自)』見たことのあるあらゆる動物や物体に化けることができる。狸の姿にだけはなれない
『変化(他)』手にした物や生物を意のままに変身させる。シェイプシフターには効果がない
【所持品】
なし

【名前】セラ
【ランク】1
【種族】不明
【性別】女
【容姿】緑髪のポニーテールに虹色に輝く瞳の少女。簡素なスカートと貫頭衣を着ている
【能力】
『変身』詳細不明
【所持品】
『宝石の冠』頭より幅のある冠
『宝石の首飾り』宝石を金の鎖で繋いだ豪奢な首飾り
『宝石の枷』宝石の埋め込まれた鉄の腕と足輪



『第3層 山岳』



クララ「こ、こんなに入らないよお~!」

 悲鳴を上げるクララ。おびただしい数の『玩具』を全て撤去し、ある程度広くなった庵であったが、流石に成人男性1人を含む6人を入れるには狭すぎる。横になって寝るどころではない。

カツラギ「建て増ししないと、拠点にはできそうもないな」

クララ「うーん、うち、こんなことになるとは思ってなかったからなあ~…」

ミリィ「テントはあるから、何人かは外で寝ましょ」

フワル「セラさんは中が良いでしょう」

セラ「どっちでもいいよ」

カツラギ「…これ、俺が外に出される流れ?」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②散歩(一人 or 連れて行くメンバーを併記)

③メンバーに夜這い(相手を一人併記 セラは判定あり)

④その他要記述



カツラギ「…」ムクリ

 テントの中で、カツラギは起き上がった。両隣には、ミリィとパペマが寝息を立てている。二人を起こさないように、そっと彼はテントを出た。



 涼しい風の吹く、夜の山岳。思えば、夜のダンジョンをこうして一人で歩くのは初めてだ。モンスターはいるし、何かあっても誰も助けに来れない。
 耳を澄ますと、時折ハーピィの羽ばたきが聞こえてくる。見たこともないようなモンスターも、夜の闇に潜んでいるかもしれない…



安価下コンマ
   01 凶行
02~10 ツタ
11~30 ウィンドエレメント
31~60 特に何も起こらない
61~70 はぐれハーピィ
71~90 いつぞやの河童
91~00 喋れるハーピィ



カツラギ「…!」



ハーピィ「…?」ムクリ



 大きな岩の陰に、一匹のハーピーがうずくまっていた。茶色い髪を長く伸ばし、金色の目でこちらをきょとんと見ている。どうやら、群れから離れて寝ていたらしい。

カツラギ「…」

ハーピィ「…」ジッ

 年長の個体は人の言葉を喋るらしいが、こいつはそうではないようだ。こちらを見つめる顔も、どことなく幼い。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「…よーしよし」

 カツラギは、ゆっくりとハーピィに近寄ると、恐る恐る手を伸ばした。

ハーピィ「…」

カツラギ「よー…し、よし…」サワッ

ハーピィ「!」ビク

 そっと、羽毛に覆われた肩に触れた。翼をゆっくりと撫でると、頭を撫でてみた。

カツラギ「よーしよしよし…」ナデ

ハーピィ「…」



安価下コンマ
01~20 蹴られた
21~50 逃げられた
51~70 満更でもなさそう
71~90 甘えてきた
91~00 発情

たんくぎ

ハーピィ「…♡」

 すると、ハーピィはもぞりと身体を起こし、カツラギに身を擦り寄せてきた。

カツラギ「お、おう…」ナデナデ

ハーピィ「♡」スリスリ

 彼の胸に、鼻先を擦り付ける。肩から上は幼い少女のそれだが、仕草は犬か子猫のようだ。

カツラギ「よしよしよし…おっと」

 白い背中を撫でると、頭で彼を押し倒してきた。そのまま、鋭い爪の付いた脚で彼の腰を跨ぐように、上に乗ってくる。翼の下から、まだ膨らみかけの乳房が露わになる。

ハーピィ「…♡」スリスリ

 そのまま、服の上から彼の胸に頬ずりしてきた。ちなみに、ゾンビに対する大浄化のついでに、彼に掛かっていた服を着れない呪いも解けてしまったようで、今は元通りの黒インナーを着ている。

カツラギ「…」ナデナデ

ハーピィ「♡♡」スリスリ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①逃がす

②犯す(コンマ80以下で失敗)

③連れて帰る(コンマ90以下で失敗)

④その他要記述



カツラギ「…こんなもんだな」

ハーピィ「…?」

 カツラギはハーピィの脇腹を掴んで下ろすと、後ろに下がった。

カツラギ「ほら、帰んな」

ハーピィ「…」

 ハーピィは少しだけ、名残惜しそうにカツラギの方を見たが、やがて背を向けて飛び去ってしまった。

カツラギ「…帰るか。ふぁ…」

 欠伸をしながら、彼は庵の方へと戻った。



パペマ「おはよ…」

ミリィ「おはよう! 準備できたら、ギルドに行くわよ」

カツラギ「朝から元気だな…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥その他要記述

常設クエスト一覧

『魔力鉱石の採掘 採掘量の1割差し上げます』

『青スライム 同じ目方の銅と交換』

『幻想鹿の角 魔術鉱石もしくは金貨で買います』

『ハーピーの卵 有精卵なら10倍の値段で買います』

『駆除依頼 鉱脈付近のゴブリン』

『駆除依頼 サキュバスの巣 捕獲した個体は1体につき金貨4枚から買取』



案内役「クエストは早い者勝ちだよ! 依頼書を取ったら___」



カツラギ「…そうだ。魔力鉱石の採掘に行こうぜ」

パペマ「!」

ミリィ「あんたからそう言うなんて、珍しいわね?」

カツラギ「まあ、な…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『セイレーンの涙 一個につき金貨3枚』

②『アブダラタケ 魔術師の方のみ』

③『救助依頼 地下墓地の壁の中』

④常設依頼へ(>>202から1つ併記)



カツラギ「また頼むぜ」

 差し出したのは『常設:魔力鉱石の採掘 採掘量の1割差し上げます』の依頼書。案内役はそれを受け取ると、判を押して一角を破いて渡した。

案内役「ああ、せいぜいこの前の負けを取り返すんだな」



ミリィ「そんなに推すってことは、何かアテがあるの?」

 ギルドを出ると、ミリィが尋ねてきた。

カツラギ「ああ。シスター…例の修道女に会いに、ルインと2人で潜った時の帰りにな」

 カツラギは、そっと鞄から魔力鉱石を取り出した。

パペマ「!!」

カツラギ「1日経ったから、もう見つかってるかも知れねえが…行ってみようぜ」



安価下コンマ 2~7層での出来事
01    凶行
02~10 変なゴブリンだ!
11~15 夜鳴きコウモリだ!
16~50 ゴブリンだ!
51~80 特に何も起こらない
81~99 いつぞやの河童
   00 セラ「おもいだした」

ノーパソの充電器忘れてきちゃったので早いけどここまで



セラ「…だれかいる」

フワル「そうですか? モンスターの気配は特には…」

 その時、向こうの方から叫び声が聞こえてきた。

ミリィ「何か出たみたい! 戦ってる音がするわ」

 相手はかなり強そうだ。冒険者たちが、こちらに向かって逃げてくる。彼らを追いかけて来たのは…ゴブリン? しかし、何か格好がおかしい。



???「逃げるな、臆病者めー!」ドタドタ



 まず、言葉がやたら流暢だ。それに、体型も人間…それも、女のそれに近い。黒い髪を一つに束ね、乳房にサラシを雑に巻き、壊れた具足らしきものを身に付け…そして、血塗られた刀を振り回している!

カツラギ「おいおい…どっかの依頼に出てた『武具を奪い、知恵をつけたゴブリン』って、もしかしてコイツか…?」

クララ「ありゃ、相当人を殺ってるねえ~…」

 あのクララが、脂汗を額に浮かべている。油断ならない相手に違いない…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①戦う

②逃げる

③その他要記述

カツラギ「だが…やるしかねえだろ」

ミリィ「ランク3で受けられるクエストの相手なんでしょ? だったら、できないことは無いわよ!」

フワル「仕方ありません…セラさんは下がって」

セラ「…」コクン



安価下1~3をいい感じに 作戦など

くぎる

まあゴーレムいるんで物理相手にはそうそう負けないっすね



ゴブリンザムライ「待て待てー! 一番槍ぞー!」ドタドタ

 刀を振り上げ、功を逸る未熟な冒険者どもを斬り捨て、女武者が走る。
 不意に、彼女の目の前に、一匹の鼠が現れた。不用意なその鼠は立ち止まると、じっと彼女を見つめ…さっと、向こうの方へと逃げ出した。

ゴブリンザムライ「…! 待てー!」ダッ

 獅子は兎を狩るにも本気を出す。彼女は武士らしく、全力で鼠を追う。迂闊な鼠は時折立ち止まっては、挑発するように振り返り、また走り出す。それがまた彼女の大和魂に火を付けた。

ゴブリンザムライ「小癪な、刀の錆にしてくれ…」

 言いかけた次の瞬間、彼女は足元の石に躓いて転んだ。

ゴブリンザムライ「ぐうっ、小癪な石…」

 刀を杖に立ち上がった、彼女の目の前には…



ゴーレム「___」ゴゴゴゴゴゴ…

仁王像「…」ゴゴゴゴゴゴ…

大地の精霊「___」ズモモモモモ…



 先程の鼠が立ち止まる。と思うや、その身体が見る見る内に膨れ上がり、巨大な熊へと変わった。

ゴブリンザムライ「あ…お、おな、情け…」

 拳が、一斉に降り注いだ。



安価下コンマ
01~10 逃げられた
11~99 仕留めた
   00 生け捕りにした



ゴブリンザムライ「」



ミリィ「…何か、可哀想なことしちゃったわね」

 ほぼ原型を留めない肉塊と化したゴブリンザムライを見下ろし、ミリィが呟く。

クララ「やれやれ、交尾以外の肉体労働は苦手だねえ~…」

 仁王像に化けていたクララがぼやく。パペマは、ちぎれたゴブリンザムライの耳を拾うと、言った。

パペマ「持って帰ろ」

フワル「捨てた方が良いのでは…」

カツラギ「いや、ギルドに持って行って、報酬をせしめようぜ」

ミリィ「! それもそうね」



『第7層 洞窟』



カツラギ「クララが使ってた、近道のすぐ近くにあったんだ。多分、前のと繋がってたんだろうな」

 横穴の入口近く、壁のように平たく大きな岩をずらすと、更に奥まで道が続いている。その中へ、順番に入っていった。



安価下コンマ
01    凶行
02~10 すっからかん
11~40 見つかったばかり
41~90 手付かず
91~00 セラ「あ」

 入ってすぐ、人の声がした。

「す、すげえ! まだまだあるぞ!」



カツラギ「! やばい、急げ!」ダッ

 急いで鉱脈へ走る。
 幸い、中にいたのはほんの数人のパーティで、鉱石もまだたくさん残っていた。

「な、何だよ! ここは俺たちが先に見つけたんだぞ!」

カツラギ「別に、出て行けなんて言わねえよ。だけど、俺たちにも掘らせてもらうぜ」

パペマ「魔力鉱石♪ 魔力鉱石♪」

 一同はピッケルを手に、採掘を始めた。



安価下コンマ1桁×11 採掘量



 掘っている内に、どんどん人が増えてきた。それに合わせて、鉱石も凄まじい速さで無くなっていく。おまけにこちらは、カツラギ以外全員女性で、おまけにカツラギ含む全員が後衛だ。どれだけ頑張っても、屈強な戦士や前衛職には採掘スピードで敵わない。
 結局、期待した割には大した量は採れなかった。



『魔力鉱石』×33



 ゴーレムに鉱石を積むと、一同は帰路についた。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①まっすぐギルドへ

②クララの庵へ

③洞窟で一休み

④その他要記述

今日はここまで

ミリィ「真っ直ぐ帰りましょ」



安価下コンマ
01    「あの娘は…」
02~10 アースエレメントだ!
11~30 ゴブリンだ!
31~60 特に何も起こらない
61~70 「おや、奇遇ですな」
71~80 「また妾が増えたのか」
81~99 別の鉱脈だ!
   00 「おもいだした」



 疲れた脚を引きずって歩いていると、向こうの方から唸り声が聞こえてきた。

カツラギ「そりゃ、ゴブリンだって出るよな…」

 溜め息混じりに背負い籠を下ろすカツラギ。

パペマ「ゴーレム、出しちゃってる。戦えない」

ミリィ「あたしも、行きの戦いで結構消費しちゃったわ。エーテルも無いし…」

フワル「かと言って、この人数で逃げるというのも…」

 言いながら、ちらりとセラを見る。やはり、何をするにも彼女の存在がネックだ。能力が分からない以上、戦闘もサポートも期待できそうにない…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①戦う

②逃げる

③隠れる

④その他要記述



 小さな横穴に全員を押し込むと、入り口を塞ぐようにクララが岩に化けた。

クララ「…」



ゴブリン「「「…」」」ザッザッザッ



セラ「せまい…」

フワル「しっ、静かに」

 クララを挟んだすぐ向こうで、無数の足音が近付いてくる…



01~05 バレてる
06~15 怪しまれたけど…
16~90 やり過ごした
91~00 セラ「…」



ゴブリン「「「…」」」ザッザッザッ…



カツラギ「…通り過ぎたみたいだな」

クララ「ふい~…」

 クララが元の姿に戻り、額を拭う。

パペマ「早く帰ろ」







受付嬢「…はい、確認しました。お疲れさまでした」

 カツラギが持ってきた紙片とギルドに保管されている依頼書を合わせると、受付嬢は頷いた。

受付嬢「魔力鉱石33個のうち、1割の3個は差し上げます。残り30個は、1個につき銀貨4枚なので…」

 カウンターに置かれたのは、金貨12枚。

パペマ「あと、これ」スッ

 パペマは、鞄からゴブリンザムライの耳を取り出した。

受付嬢「これは…」

パペマ「鎧とか刀持ってたゴブリン。襲ってきたから、やっつけた」

受付嬢「…! ああ、ゴブリンザムライでしたか。それなら…」

 依頼書を探し出し、カウンターに広げる。

受付嬢「報酬は金貨10枚ですね。あと、ランクの昇格を…」

【名前】カツラギ
【ランク】4
【種族】人間
【性別】男
【容姿】黒髪を短く刈り込んだ中肉中背の男
【能力】
『獣身術』動物に変身できる。強い精神力がなければ動物の肉体に魂を奪われる、危険かつ高度な魔術
『付与魔術』手にしたものや身体の一部に属性を付与できる
【所持品】
『丈夫な服』長旅に耐えられる丈夫なジャケットとズボン
『財布』硬貨を入れる革袋。しっかり

【名前】ミリィ
【ランク】4
【種族】人間
【性別】女
【容姿】やや小柄な体格のかわいらしい少女、髪は青のポニーテール。お子様体型に見られがちだが、実はかなりスタイル良い
【能力】
『精霊術』様々な精霊を召喚し、力を借りる
【所持品】
『精霊の杖』精霊術に特化した触媒
『短剣』何の変哲もない短剣
『バックラー』格闘戦向きの小型の盾
『放浪魔術師のローブ』青と白のローブ。丈が短く、サイドにスリットが入っている。レギンスと組み合わせて着る
『冒険セット』非常食に葡萄酒、簡易テントなどの入った鞄

【名前】フワル
【ランク】4
【種族】獣人(羊)
【性別】女
【容姿】白いモコモコの髪から短い角が見え隠れしている少女。人間基準ではやや小柄だが胸とお尻は大きめ
【能力】
『回復術』体力を回復し、怪我を修復する魔術
【所持品】
『樫の杖』頑丈な木の杖。魔術の触媒にも武器にもなる
『白のレオタード』身体に密着する、ハイレグカットのレオタード。白は回復術士が好む色。
『奇跡の結石』死者を蘇らせる石

【名前】パペマ
【ランク】4
【種族】人間
【性別】女
【容姿】灰色髪のロングでメカクレ。小柄だがかなりの巨乳。
【能力】
『傀儡術』周囲の生物ではないものを人型に固めて動かせる。大きさは3mくらいまで可能。
【所持品】
『ゴーレムの核Lv.7』呪文の刻まれた石。宙に投げるだけで瞬時にゴーレムを形成できる
『トンファー』南国の民族が使用したという攻防一体の格闘武具
『魔力鉱石』ダンジョン産の高純度鉱石

【名前】クララ
【ランク】3
【種族】狸
【性別】女
【容姿】茶髪セミロングで巨乳、右耳が大きく欠けた狸耳と太い尻尾がある女性。裸にどてらと下駄だけ身に付けているが、人前では股引も穿いている。
【能力】
『変化(自)』見たことのあるあらゆる動物や物体に化けることができる。狸の姿にだけはなれない
『変化(他)』手にした物や生物を意のままに変身させる。シェイプシフターには効果がない
【所持品】
なし

【名前】セラ
【ランク】3
【種族】不明
【性別】女
【容姿】緑髪のポニーテールに虹色に輝く瞳の少女。簡素なスカートと貫頭衣を着ている
【能力】
『変身』詳細不明
【所持品】
『宝石の冠』頭より幅のある冠
『宝石の首飾り』宝石を金の鎖で繋いだ豪奢な首飾り
『宝石の枷』宝石の埋め込まれた鉄の腕と足輪



クララ「…この大所帯で、この規模のクエストをやってても、多分赤字じゃないかなあ~?」

 報酬を受け取り、受付を離れたところで不意にクララが言った。

カツラギ「もっと、高ランクのクエストをやれってことか?」

クララ「いや~…全員でやってみて思ったけど、この面子が集まったところで、できることが限られると思うんだよねえ~」

ミリィ「似たような能力持ちが固まってるしね」

 ミリィも頷く。

クララ「小分けにした方が良いんじゃないかなあ~? 少なくとも、うちとカツラギが一緒に行動しても、仕方ない気がするねえ~」

カツラギ「…」

 以前も言われていたが、カツラギとクララはどちらも変身能力を持つ。使い方も似ている。ずっと同行して持て余すくらいなら、別のクエストで稼いだ方が良いのかも知れない…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①食堂で飯

②屋台で飯

③ギルド酒場で飯

④その他要記述



ウェイター「いらっしゃいませ。ランク4の方は…」



安価下コンマ
01~10 大テーブル
11~70 6人席
71~90 テラス
91~00 お連れ様が



カツラギ「ランク1つ上がるだけで、まともな席に座れたんだな」

ミリィ「ここなら、絡まれる心配も減りそうだわ」

セラ「」キョロキョロ

フワル「何でも頼んで良いですよ。セラさんのお口に合うか分かりませんが…」

クララ「ふ~ん…」パラ



安価下1~3 注文するメニュー それっぽいやつを挙げて



カツラギ「やっとまともな飯が食えるなあ! …フワルのそれは、何だ?」

フワル「『河童推奨! 心身を整える薬膳カレー』とか」

カツラギ「河童…薬膳…? もしかして、この前のあいつが」

フワル「ご存知なのですか?」

カツラギ「ああ、ルインと2人で行った時の帰りに…」

パペマ「ん゛っ!?」ビクビクッ

カツラギ「どうした!?」

ミリィ「雷鳥の唐揚げで痺れただけよ」

ウェイター「お待たせしました」ゴト

 ウェイターが、特大のガラス容器に盛られたフルーツパフェを置く。更に、持ってきたボトルからたっぷりとチョコレートソースを掛けると、言った。

ウェイター「山盛り彩りフルーツとアイスクリームのチョコソースパフェでございます」

カツラギ「おいおい…残すなよ」

セラ「うん」キラキラ



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事(〇〇と会って仲間になった、は無し)



セラ「」モグモグ

カツラギ「しかし、お前がどんな能力を持ってるのかが分かればな…」

 ぼやいていると、近くの席から誰かの声が聞こえてきた。



「しっかし…どうなってんだ、アレは?」

「ね、あんなの前行った時は違ってたよね?」

「ああ。まさか…」



安価下コンマ
01~20 天使があんなに
21~40 海が広がって
41~60 洞窟に毒が
61~80 浅層まで雷が
81~00 聖杯の間がもぬけの殻

「30層あたりから、毒の瘴気が満ちて…」

「蛇やトカゲもいっぱい湧いてたわ。もうあの道は使えない」



カツラギ「…流石に、俺たちには関係ない話か…?」



カツラギ「さてと、宿に行くか、クララの庵に行くか」

クララ「一応、ヒトの家なんだけどねえ~?」

 もう外は暗い。早く行かないと、宿は部屋が埋まってしまうだろう。人数が増えて、必要な部屋の数も増えてしまった。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①宿屋に行く

②クララの庵に行く

③ギルドの宿泊施設に行く

④その他要記述

neru



守衛「…ランク4,カツラギ様御一行。ただいまの空きは…」



安価下コンマ
01~20 多段ベッド
21~70 10人部屋
71~99 4人部屋×2
   00 特室

守衛「4人部屋が2部屋ありますので、別れてご利用ください」

カツラギ「お、ラッキー」

 鍵を2つ受け取ると、案内に従って4人部屋の並ぶ区画に来た。

カツラギ「どう分ける?」

ミリィ「任せるわよ」



安価下 部屋割(誰と同じ部屋かだけでも可)



カツラギ「もう寝るぞ…」

パペマ「うん…」ソワソワ

クララ「…」ジッ

 視線を感じる。多分、今夜は眠れないかも知れない…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②散歩(一人 or パペマかクララを併記 コンマ90以下で失敗)

③メンバーに夜這い(相手を一人併記 セラは判定あり コンマ90以下で失敗)

④その他要記述



 ベッドに潜り込む。その数秒後に、彼の上に重いものがのしかかってきた。

カツラギ「…やっぱり」

 毛布を脱ぐと、そこには…



安価下コンマ
01~50 パペマ&クララ
51~70 +ミリィ
71~90 +フワル
91~99 +ミリィ&フワル
   00 全員

パペマ「カツラギ、カツラギ♡」

クララ「ちょお~っと、お預けが長いんじゃないかなあ~?」

ミリィ「…///」ドキドキ



カツラギ「…ミリィも来たのか」

ミリィ「い、良いでしょ、ベッド一つ空いてるんだし…///」

 カツラギは、ベッドから起き上がった。

カツラギ「どうせ使わないくせに…」



安価下1~3 プレイ内容



ミリィ「れろ…れろっ♡」

クララ「ちろちろっ、ちゅっ♡」

パペマ「…ぁむっ♡」

ミリィ「っ! ちょっと、独り占めしないでよ!」

 シングルベッドの上で、裸の少女が3人。一本の男性器を取り合って舌を伸ばす。

パペマ「ちゅるるるっ♡ ちゅぅっ♡ んっ♡」クチュクチュ

クララ「…ここまで~!」グイッ

ミリィ「はむっ♡ ちゅる、ちゅっ♡」

クララ「あ~っ! 抜け駆けだねえ~!」

パペマ「れろっ♡ れろっ♡」クチュクチュ

 自分の股間を慰めながら、竿に夢中で舌を伸ばすパペマ。クララは、ミリィも引き剥がすと、ようやくカツラギの肉棒を口いっぱいに頬張った。

クララ「んごぉっ♡ じゅるううっ♡♡」

ミリィ「あぅ…もうっ、じゃあこっち…んむっ♡」

カツラギ「んっ!」

 剥がされたミリィは、カツラギの唇に噛みつく。舌を絡め合うミリィを見て、パペマが引き離そうとしてくる。

パペマ「やだ、やだ!」

ミリィ「んちゅっ♡ ちゅ、れろっ♡」

クララ「じゅっ、じゅぽっ♡ じゅっぽっ♡ じゅぅぅ…」

カツラギ「…おい、この辺にしとけ、そろそろ…」

パペマ「! はい♡」

ミリィ「ん…♡」

クララ「っぷぁ♡ ちんぽ、おくれよお~♡♡」フリフリ

 ベッドの上で横一列に並び、四つん這いでお尻を突き出す3人。カツラギはベッドから降りると、真ん中のクララの、茶色い茂みの中に爆発寸前のペニスを突っ込んだ。

クララ「きっ、たあ~♡♡♡」ビクンッ

ミリィ「あっ、ずる…んっ♡」ビクッ

パペマ「パペマもっ、パペマも、んんぅっ♡」ビクンッ

 両隣の2人の、幼い膣穴には指を入れ、くるくると掻き回す。

カツラギ「3人相手じゃ、動きにくいな。クララ、自分で動けよ」

クララ「んあっ♡ 任せて、くれよお~♡ んっ、ふんっ♡」ユサッ ユサッ パチュッ

カツラギ「…ごめん、もう出る…っ」ビクンッ ビュルルルーッ

クララ「え~っ!? ちょ、っとおっ♡」ギュゥッ

 クララが膣をくねらせ、精液を搾り取る。

クララ「ベッドを汚したら悪いからね、残らずうちのおまんこに出しておくれよお~…♡♡」ギュゥッ ギュッ ビクッ

ミリィ「…はい、ここまで!」グイッ

 ミリィはクララを引き離すと、今度は自分が真ん中でお尻を突き出した。両手で、産毛ばかりの割れ目を大きく広げる。

ミリィ「早く、あたしにも頂戴…♡♡」クパッ

カツラギ「落ち着けっ、て…よっ」ググッ

 射精したばかりのペニスを、萎える前に急いでミリィの膣内にねじ込む。

ミリィ「んんぁ…♡♡♡」ゾクゾクッ

パペマ「あっ♡ あっ♡ あっ♡」ビクッ ビクッ

クララ「ん…あぁっ、掻き出さないでえ~♡♡」ビクンッ

 2人の腟内を掻き回すカツラギ。ミリィは真ん中で、ぎこちなく腰を前後に動かし、膣穴でペニスを扱く。

ミリィ「んっ♡ しょっ♡ んぁっ♡」ビクンッ パチュンッ

 先程出したばかりではあるが、部屋に響く甘い嬌声に、ミリィの強い締め付けに、カツラギのペニスは硬さを取り戻した。

ミリィ「あっ♡ おっき♡ んあぁっ♡」

クララ「あっ、あっ♡ 子種が、出ちゃ…むぐっ♡」

 掻き出した精液に塗れたカツラギの指を、口に突っ込んで舐め回すクララ。ずっと手淫され続けているパペマは、細い腿をぎゅっと閉じて、もじもじさせ始めた。

カツラギ「ミリィも、出すぞっ…!」ドクンッ ビュルルッ ビュルーッ

ミリィ「んんん…っ♡♡♡」ビクビクンッ

 2度目の射精をミリィの子宮に出し切ると、カツラギはペニスを抜き、今度はパペマの腰を掴んで小さなお尻にペニスを擦りつけた。

パペマ「…」プルプル

カツラギ「…どうした?」

パペマ「あのね、あのね、おまんこ、いっぱいくちゅくちゅされたから…おしっこ、出る…///」プルプル

カツラギ「じゃあ、後で掃除しないとなっ!」ズブブッ

パペマ「あ゛っ♡♡♡ …ぁ」プルッ

パペマ「ふぁぁ…♡」シャァァァァ

 奥までペニスを突っ込まれ、限界を迎えたパペマ。ベッドの上で、勢いよくおしっこを漏らす。

クララ「ああ~! 折角、汚さないように気を遣ってたのに!」

ミリィ「パペマったら、すぐおもらししちゃうんだから! …やぁんっ♡♡」

 抗議する2人にも、カツラギは指で愛撫を続ける。

パペマ「だってっ♡ だってっ♡ ちんちんきもちくてっ♡♡」プシュッ プシャッ

 パペマの膣は一番狭く、2度の射精を経たカツラギの肉棒に、無邪気に、貪欲に絡み付いてくる。

パペマ「あっ、あっ♡」ビクンッ ショワッ

カツラギ「はあっ、出すぞ…出すぞ…出るっ!」パチュンッ ビュルルルーッ

パペマ「ああーっ…♡♡♡」ビクンッビクンッ



フワル「…おはようございます、皆さん」ジロッ

セラ「おはよ…」ゴシゴシ

カツラギ「ああ…」ボンヤリ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥その他要記述

カツラギ「そう言えば、クララの庵を改装しようって話だったよな」

クララ「うちはまだ、同意してないけどねえ~??」

フワル「建材を買ったり、建て増ししたり、力が要りそうですね…幸い、ゴブリン討伐で臨時収入はありましたが」

ミリィ「あと…パーティを分けてクエストをするのなら、いっそ新メンバーを加えない? それこそ、前衛が一人もいないのが問題なら、前衛を加えてできるクエストを増やしたいわね」

カツラギ「じゃあ、建築組と勧誘組で別れよう。俺は…」



安価下 どうする?
①建築組へ

②勧誘組へ



 ギルド2階、交流所には、いつものように冒険者たちがたむろしている。その中には、来たばかり、もしくは所属していたパーティが解散して、新しい仲間を求める者も多くいた。

カツラギ「さて、誰に声を掛けてみるかな…」



安価下1~3でコンマ最大 誰を勧誘する?
①赤髪灼眼、筋骨隆々の剣士

②赤髪ツインテールの魔法剣士

③その他(キャラ案安価)

④知り合いを探してみる(コンマ判定)

(ギルドに誰がいるかをコンマ判定だ)

(安価下)

4だと既存キャラの誰かにコンマ(ランダム)で当たるの意味でしょ?
4

>>295 そういうことです説明下手で申し訳ない
そしてフレイもロゼッタも街を出たことになっているので、実際のところこういう風になる



カツラギ「取り敢えず、知ってるやつを探してみるか」

 フレイもロゼッタも、街を出てしまったらしい。前衛ができる知り合いに心当たりは無いが、もしかしたら、ということがあるかも知れない…



安価下コンマ
01~60 誰もいない
61~80 セフィリア
81~90 あれ? 行ったんじゃなかったのか
91~99 あれ? 戻ってきたのか
   00 何でここに…

キャラコンプしたいのは分かるんだけど、一場面にあんまり多くのキャラがいるとセリフ書けないんよ。だからレギュラーキャラは出入り多くして流動的にしたいし、一度退場したキャラはあまり出したくはない





カツラギ「…お」

 幸い、数少ない知り合いの姿を見つけた。

カツラギ「よう」ポン

セフィリア「! …あら、イケメンくんじゃない♡」

 ルインとの二人旅で出会った、セフィリアだ。彼女は前衛職では無いが、その正体を考えれば、そもそも前衛後衛という概念が当てはまらない存在であることは明らかだ。

カツラギ「パーティはどうしたんだ?」

セフィリア「あの後、ずっと合流できなくてね…やっと見つけたと思ったら、勝手に他のクエストやってたから、もう抜けちゃったわ」

カツラギ「そうか…」



安価下
①勧誘する

②他を当たる

カツラギ「…だったら、俺たちのパーティに入らないか。丁度、前衛職を探してたんだ」

セフィリア「あら、嬉しいお誘いね。でも、あたし前衛かって言われると…」

カツラギ「戦闘が得意なら何でも良いよ。…あんたの力、俺は知ってるぜ」

セフィリア「そうね…」

 セフィリアは、少し考えて言った。

セフィリア「…お仲間の口は硬い?」

カツラギ「あー…多分?」

セフィリア「多分、ねえ…」

 薄く微笑むセフィリア。緑の瞳が一瞬、金色に光り、カツラギの背筋に寒気が走った。
 しかし、すぐにまた雰囲気が緩んだ。

セフィリア「…良いわよ、イケメンに免じて付いて行ってあげる♡」

カツラギ「あ、ああ…よろしく頼むぜ」



【名前】セフィリア
【ランク】3
【種族】堕天使
【性別】女
【容姿】髪型の色が鮮やかな緑、美しい白い肌で目は金色。左半身に赤いトライバルタトゥーが刻まれている
【能力】
不明
【所持品】
『短剣』何の変哲もない短剣
『木の弓』木製の短弓
『冒険者の道具袋』保存食、寝袋、方位磁石などの入ったコンパクトな背嚢

ここで区切る



セフィリア「…それで、ダンジョンの中にお引越ししちゃうのね」

カツラギ「ああ。今頃、他のメンバーが改築してるところだぜ」

 セフィリアを連れて、ダンジョンの第3層、クララの住む山岳の庵に向かう。力仕事なら、ゴーレムという頼もしい味方がいるし、女手ばかりでもある程度はすすんでいるだろう…



安価下コンマ
01~30 半分くらい
31~70 完成間近
71~90 もう住める
91~00 結局…



カツラギ「…と言っても、こんなもんか」

 ひとまず元の庵を残したまま、隣に石を積んで広い基礎を作ったようだ。柱が立ち、壁もある程度できてはいるのだが、まだまだ工程は半分くらいと言った所。

ミリィ「…あっ、早かったわね!」

 ミリィが気付いて、駆け寄ってきた。

ミリィ「その人が、スカウトしてきた人?」

セフィリア「セフィリアよ。…貴女や、そこの娘たちが彼の仲間? 女の子ばっかりね」

ミリィ「ええ、そして案の定、連れて来たのも女の子なのね…」

カツラギ「ダンジョンの中で知り合ったんだ。素性の知れない奴より、ある程度知ってる奴の方が良いだろ?」

 そこへ、パペマも走ってきた。

パペマ「…やっぱり女の子。でも、前衛?」

ミリィ「確かに、前衛職には見えないけど…」

カツラギ「ま、何でもできるオールラウンダーってところだな。実力は折り紙付きだぜ」

セフィリア「やだ、そんなに期待されると困っちゃう♡」

 わざとらしく言うセフィリアを、胡散臭そうに眺める2人。カツラギは、建築中の庵を見て言った。

カツラギ「…まだまだかかりそうだな。資金集めがてら、クエストにでも行くか」

ミリィ「それなら、何人かは残って建築を続けて、残りでクエストに行きましょ。カツラギ、あんたはどうする?」

カツラギ「俺は…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストへ(連れて行くメンバーを併記)

②建築

③皆で休憩

④その他要記述



 結局、セフィリアの紹介がてら休憩することにした。

セフィリア「改めて、セフィリアよ。よろしくね」

セラ「…」ジッ

 じっと見つめてくるセラ、それにクララの方を見ると、セフィリアは言った。

セフィリア「…いろいろいるのね。人間、狸、ドラゴン」

フワル「ドラゴン? …もしかして、セラさんのこと…?」

セラ「…堕天使?」

ミリィ「え、堕天使…セフィリアが…?」

 セラの呟きに、セフィリアは肩を竦めた。

セフィリア「バレちゃ仕方ないわ。…でも、周りには隠してるから。皆も、秘密にして…」

 言いながら、おもむろに片手を挙げ…

セフィリア「ね」パチン

 指を鳴らした。
 次の瞬間、セラの後ろに立っていた枯れ木が、消えた。いや、全部消えたわけではない。幹の部分だけが、空間ごと抉り取られるように無くなったのだ。少し遅れて、枝がばらばらと落ちてくる。

セラ「…」ジッ

ミリィ「空間魔術…ってこと!?」

パペマ「ぜ、前衛とか後衛とか、関係ない…」

セフィリア「でも、あんまり目立つと嫌だから、普段はか弱い駆け出し冒険者ってことで、よろしくね♡」

ミリィ「…あっ、そうだ。あたしはミリィ。精霊魔術を使うわ」

パペマ「パペマ。ゴーレム作る、傀儡師」

クララ「もう分かってると思うけど、狸のクララだよお~」

フワル「フワルです。一応、回復術を」

セラ「…セラ」

セフィリア「聞いた通り、見事に魔術師ばっかりね」

 くすくす笑うセフィリア。それからふと、一行を見渡して尋ねた。

セフィリア「…あの時のエルフは?」

カツラギ「ルインとは、あの時だけ一緒に行動してただけだ」

セフィリア「そう。ま、良いわ。…よろしくね」

 お互いを知った所で、休憩することにした。



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事、行動

ねる



フワル「…セラさんがドラゴンとは、どういうことですか?」

 休憩中、不意にフワルが口を開いた。

セフィリア「ドラゴンというか、人竜族ね。ちなみに、出身はあたしと一緒」

セラ「何で堕天したの…?」

セフィリア「色々あってね。そっちこそ、どうして下界にいるのよ?」

セラ「面白そうだったから」

カツラギ「何だよ、そんな大した存在なら、早く言ってくれよな。…変身できるって言ってたよな。ドラゴンになれるってことだろ?」

セラ「」コクン

 セラは頷くと、建築途中の家から離れ、両腕を広げ…下ろした。

カツラギ「ん?」

 とことこ戻ってきて、一言。

セラ「ここ、狭い」

ミリィ「狭いって、ここ屋外よ?」

セフィリア「山岳で平地が狭いからね」

パペマ「そんなにおっきいの…?」



 日が暮れたので、残しておいた庵と、外のテントに別れて寝ることにした。

セフィリア「あたし、外でも良いわよ?」

ミリィ「まあまあ、来たばっかりだし中使ってよ」

パペマ「カツラギ、カツラギ、外…」

フワル「…」チラッ

 カツラギをテントに引っ張ろうとするパペマに、遠慮がちな視線を送るフワル。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②散歩(一人 or 一緒に行くメンバーを併記)

③メンバーに夜這い(相手を一人併記 セラは判定あり)

④その他要記述



パペマ「Zzz…」

カツラギ「やれやれ、ずっと作業で疲れてたか…」

 いびきを掻いて眠るパペマの隣で、カツラギも目を閉じた。



安価下コンマ
01~10 敵襲
11~40 おはようございます
41~70 フワル「…あ」
71~80 外で音がする
81~90 セフィリア「どうも~」
91~99 セラ「ねえ、ねえ…」
   00 ↑2つ

ねる



 外で、ガサガサと音がして、カツラギは目を覚ました。

カツラギ「強い風でも吹いたか…?」

 しかし目を開けると、月に照らされて何かの影が、くっきりとテントに映し出されているのが見えた。モンスターが近寄ってきたかと思い、彼はそっと起き上がり、テントの入り口から顔を出した。

カツラギ「誰だ…」



ハーピィ「…!」



カツラギ「! お前、この前の」

ハーピィ「…」ノソッ ノソッ

 先日、夜の山岳を一人で散歩している時に出会った、はぐれハーピィであった。彼女はカツラギの姿を認めると、嬉しそうに近寄ってきた。

カツラギ「よく覚えてたな、俺のこと…」

ハーピィ「…し、よ…」

カツラギ「ん? 今、喋った…?」

 ハーピィは、大きな翼をカツラギに向けて伸ばした。それから、ぎこちなく彼の頭を、翼でぽんぽんと叩く。

ハーピィ「…し、よー…し、よし、よ…」

カツラギ「…」

 どうやら、前回彼にされたことを、自分もやってあげているらしい。たどたどしく呟きながら、翼を動かす。

ハーピィ「よー、し…よ、しよ…し、よ…♡」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「…まあ、懐いてるなら良いか。よーしよし…」

 カツラギも手を伸ばすと、長い茶髪を撫でた。

ハーピィ「ん…♡」

 やはり撫でられる方が好きなのか、翼を下ろして頭を擦りつけてきた。やはり、猫か犬だ…顔と、肩から下の、平たくも柔らかな少女の身体を除けば。
 頭を撫でると、嬉しそうに身体を寄せてきた。

カツラギ「よしよしよし…」

ハーピィ「よ、し、よーし、よ、し…よ、しよー…♡」スリスリ



安価下コンマ
01~20 満足して帰った
21~70 発情した
71~99 ↑+産卵した
   00 飛翔



ハーピィ「し、よーし、よし、よーし…♡」スリスリ

カツラギ「…」ナデナデ

ハーピィ「…」スクッ

 おもむろに、ハーピィが身体を上げた。と思うや、満足そうに喉を鳴らしながら、カツラギに背を向け、翼を広げて飛んでいってしまった。

カツラギ「…しよ、しよって言ってたわけじゃなかったんだな…」

 やや切ない気持ちを残しながら、彼はテントに戻った。



ミリィ「そろそろ、クエストで資金を集めないと」

フワル「家の材料で、お金をたくさん使ってしまいましたからね」

 庵の中で簡単な朝食を摂りながら、話し合う。

セフィリア「お金って、すぐ無くなっちゃうわよね…」

クララ「クエスト組と建築組で別れようかねえ~」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストへ(連れて行くメンバーを併記)

②建築

③その他要記述



案内役「クエストは早い者勝ちだよ! 依頼書を取ったら___」



ミリィ「このメンバーだと、何が良いかしら…」

セラ「広いところがいいな」

セフィリア「洞窟より、平原とか森、ってとこかしらね」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『セイレーンの涙 一個につき金貨3枚』

②『調査依頼 森の中の空き家』

③『救助依頼 地下墓地の壁の中』

④常設依頼へ(>>202から1つ併記)



カツラギ「よろしく」

 差し出したのは『調査依頼 森の中の空き家』の依頼書。案内役はそれを受け取ると、判を押して一角を破いて渡した。

案内役「このクエストには、依頼主が同行する。2階の交流所で待っててくれ」

カツラギ「! てことは、またアイツか…」

 カツラギは苦い顔で言った。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①ギルドで買い物

②他の冒険者と情報交換

③巫女に声を掛ける

④その他要記述

99だしちょっとおまけしよ



ミリィ「そうだ。あそこの巫女に話しかけてみない?」

セフィリア「ああ、アスモデウス君とこの」

カツラギ「確かに、この前は酷い目に遭ったからな…」

 相手が凶暴な蛮族で、その上こちらには全くの非戦闘員。今回もそうなるとは限らないが、用心に越したことはないだろう。
 交流所の隅に立っている巫女たちを眺めて…カツラギは、知った顔に気がついた。



安価下1~3でコンマ最大 誰に声をかける?
①メリーナ

②街の門に立っていた巫女

③その他(簡単なキャラ作成)

カツラギ「…いや」

 よく考えたら、巫女の扱う『アスモダイ父神』の奇跡とは、巫女の尿だ。知り合いでそれをやるのは流石に気まずいか。
 そう思い、知らない巫女に話しかけた。



安価下1~3で次の>>1のコンマに近いもの 巫女について 名前と容姿だけで良い
そして今日はここまで

コンマ
だけ今日は

「…ごきげんよう。ご用ですか?」

 話しかけたのは、黒髪を2本のお下げに結った、紫ローブの女。

カツラギ「ああ。危険なクエストになりそうだから、付いてきてもらおうと」

ミリィ「ミリィよ。こっちはカツラギ。あっちが、セラと、セフィリア」

ミカサ「ミカサと申します。喜んでお供いたしましょう」

 ミカサと名乗る巫女は、頷いた。それにしても、アスモダイの巫女というのは、紫ローブ以外の見た目は違うのに、口を開くと誰もが同じような口調で、同じようなことを言う。まさか、メリーナもゆくゆくは、こんな風に話すようになるのだろうか…?



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①ギルドで買い物

②他の冒険者と情報交換

③このまま待つ

④その他要記述

人が多い時じゃなければそれでいいか



セフィリア「もう少し時間あるし、情報収集でもしておきましょ」

ミリィ「そうね。…」

 ミリィは、交流所を見回して、近くの冒険者に話しかけてみた。



安価下コンマ
01~10 不自然に情報が無い
11~40 そこまで深くない層にあるらしい
41~70 ↑+小屋だったり大木だったりするらしい
71~90 ↑+独特の匂いがするらしい
91~00 ↑+解体すると良い建材になるらしい



老魔術師「ふむ…『喰らい家』を探すか」

ミリィ「『喰らい家』…っていうの?」

老魔術師「家と名は付いておるが、実態は老齢のトレント…樹の魔物よ」

 いかにも詳しそうな魔術師が、教えてくれた。

老魔術師「あれは、森の中で小屋に化けて、近寄ってきた人間を喰らう」

カツラギ「だから、喰らい家ってんだな」

老魔術師「故に、人の立ち入らぬ深い森にはあまりおらぬ。おっても、小屋ではなく『うろ』の空いた大木の姿をしておろう。どちらにせよ、奴らは毒の樹液を煙にして、獲物に吸わせる。甘い、独特の匂いがしたら気をつけるのじゃ」

セラ「ん」コクン

老魔術師「じゃが…もしも仕留めることができたなら、魔力の籠もった木材は、丈夫な家の材料になろうぞ」

ミリィ「! 丁度いいじゃない。持って帰って、家の材料にしましょ!」



 小一時間後。カツラギたちのもとへ、見覚えのある探検服の男が歩いてきた。



このレスのコンマがゾロ目で…

ヒロシ「…やあ、久しぶりだな!」

ミリィ「そっちこそ。本は書けたの?」

ヒロシ「ああ! 間もなく出版される予定だ。ここの本屋にも並ぶだろう」

カツラギ「誰が読むかよ…」

 カツラギが溜め息を吐く。

セフィリア「あら、お知り合い?」

カツラギ「同じようなクエストを受けたんだよ。散々だったぜ」

ヒロシ「だが、得たものは大きかった。今回も期待しているぞ。新しく加わったお嬢さんたちも、これからは『ヒロシ探検隊』の一員だ!!」







『ヒロシ探検隊 ~恐怖! のどかな森に佇む、静かなる捕食者!! 憩いを求める冒険者を喰らう、恐怖の小屋とは…!?』





安価下 どうする?
①『第2層 草原』

②『第3層 森林』

③『第4層 密林』

④『第5層 原生林』

⑤『第6層 樹海』

⑥その他、行ったことのある層を併記



『第3層 森林』



ヒロシ「謎の賢者の助言に従い、一行は浅層の森林へと足を踏み入れた…」カリカリ

カツラギ「賢者って、あの爺さんが?」

ミリィ「まあ、そう言えなくもないかも…」

 彼の言葉が正しければ、この辺りに例の『喰らい家』がいる可能性が高い。カツラギたちは、匂いに気を付けながら森を歩いた。



安価下コンマ
01~10 見つからない
11~20 幻想鹿の群れだ
21~70 甘い匂い
71~95 ↑+悲鳴だ!
96~00 幸運



セラ「…!」

セフィリア「何か、匂うわね…?」

 カツラギは犬に変身し、空気を一嗅ぎすると、すぐに戻って言った。

カツラギ「ああ。蜜のようだが、もっとこう、脳ミソに来るような…」

ヒロシ「辺りに漂う、妖しい香り…これが、喰らい家の放つ毒だというのか」カリカリカリ

ミリィ「あんまり吸わないほうが良いわね…パスカル!」

 ミリィが杖を掲げると、風の精霊が現れ、ミリィたちの周りに風が吹き始めた。甘く重い匂いが、吹き飛ばされる。

ミリィ「行きましょ。きっと、この近くにあるはずよ!」



 はたして、木立の中にぽつんと、不自然に立つ一軒の小屋を見つけた。風を吹かしてなお、甘い香りが鼻を突く。おそらく、この中から発せられているのだろう。

カツラギ「だけど、このまま燃やすなりしたところで、本当にこれが喰らい家なのか証明できないぜ?」

ヒロシ「それすらも、狡猾なる喰らい家の生存戦略だというのか…」カリカリカリ

セフィリア「違うと思うわよ? …ちょっとだけ覗いてみたら良いんじゃない? 何かあったら助けるから」

セラ「行く」スタスタ

ミリィ「危ないったら!」グイッ

 慌てて、ミリィがセラを引き戻す。

カツラギ「まあ、動くところが見たいってのはあるかもな…なあ?」トン

ヒロシ「…なに?」

カツラギ「隊長、あんた次第だぜ。このまま外から焼き払うか、中を『探検』してみるか」

ヒロシ「そうだな…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

ねる

安価下

ヒロシ「ここはやはり、ネズミか何かを放って観察するのが良いだろう」

カツラギ「」

ミリィ「」

セフィリア「まあ、それが良さそうね。…どうしたの、そんな変な顔して」

ミリィ「えっと…『探検に危険は付き物だ!』とか言って突っ込むのかなって」

ヒロシ「流石に死ぬと分かっている場所に飛び込むことはしないぞ」

カツラギ「そんな当然のことをあんたの口から言われると、何かムカつくな…まあ良い」

 カツラギは狐に変身すると、森の中へ飛び込んだ。



 数分後。一羽の兎を捕まえて、カツラギが戻ってきた。

カツラギ「こいつを放り込んでみよう」

 鼻と口を押さえながら小屋の扉を開けると、じたばたもがく兎を放り込んだ。窓から覗いていると、兎は小屋の中をしばらく走り回ったが、徐々にその動きが遅くなっていき、やがてぐったりと動かなくなった。
 次の瞬間、床板がパキパキと音を立てて開き、兎を飲み込んでしまった。

ヒロシ「な、なるほど…このようにして獲物を捕食するのか」

カツラギ「毒で動けなくしてから、喰っちまうのか。気付いたときにはもう逃げられないってわけだな。…これでこいつが喰らい家だって確証も掴めたし、さっさとバラして持って帰ろうぜ」



安価下1~3でコンマ最大 どうやって倒す?

ミリィ「形を保ったまま、無力化させれば良いのよね? …」

 呟きながら、小屋の中を覗く。そして気付いた。

ミリィ「…何か、変じゃない? あの柱…」

 見ると、確かに一般的な山小屋にしては、不自然に太い柱が部屋のど真ん中に立っている。

セフィリア「喰らい家は、トレントの一種って言ってたわよね。あれが幹なんじゃない?」

セラ「切る?」

ミリィ「外から、そこだけ燃やしちゃうのはどうかしら?」

 杖を掲げ、唱える。

ミリィ「ファーレンハイト!」

 炎の精霊が現れ、小屋の中へと飛び込んでいった。



安価下コンマ
01~20 全焼
21~50 内装も焼けた
51~90 柱を焼き尽くした
91~00 柱を無力化した



 炎の精霊は、器用に真ん中の柱だけを燃やし尽くすと消えていった。

カツラギ「どうだ? 中の様子は…」

セラ「…匂い、しなくなった」

ヒロシ「おお! 喰らい家を無力化できたようだな!」

 早速ヒロシがドアを開け、中に入っていく。

カツラギ「あっ、待て!」

 慌てて呼び止めるカツラギ。しかし、ヒロシが足を踏み入れても、床板は動かない。彼の体重に、キシキシと音を立てるくらいだ。

ミリィ「上手く行ったみたいね!」

ヒロシ「ああ! そして、本の題材も揃った。感謝するぞ」

カツラギ「…折角来てもらったのに、出番なかったな、ミカサ」

 ここまで一言も話さず、影のように付いてきたミカサを見る。

ミカサ「いえ、ご無事で何より」

ミリィ「解体して、庵の方に運びましょ!」

ヒロシ「では、報酬を。まず金貨2枚と…」



安価下コンマ
01~30 コーヒー豆
31~71 ↑+サイン入り最新刊
71~99 ↑+本格サバイバルセット
   00 自律稼働可変式二輪魔導チャリオット『新竜巻』

ヒロシ「この前のコーヒー豆は、気に入ってくれたかな? 同じものを持ってきた」

ミリィ「随分前に使い切っちゃってたのよ。助かるわ」

ヒロシ「それは何よりだ。それから、今度出す最新刊…君たちとの冒険を綴った本だ。特別に、私のサインをつけよう」カリカリ スッ

カツラギ「えー…」

ヒロシ「それから、もしかしたら君たちには不要かも知れないが…私が開発に携わった、本格サバイバルセット」ガシャッ

セフィリア「まあ、こんなのどこに隠し持ってたの」

ヒロシ「コンパクトに持ち運べるようになっているのだ。良かったら、役立ててくれ」



『コーヒー豆』ヒロシ選りすぐりの高級豆
『ヒロシ探検隊 第28巻(サイン入り)』ダンジョンの女部族に迫る、本格冒険ドキュメンタリー。著者のサイン入り
『本格サバイバルセット』ヒロシプロデュースのサバイバル道具一式。持ち運びに便利なバッグ付き



 ___ヒロシ探検隊の挑戦は続く…!!




『第3層 山岳』



パペマ「できた…!」

 ゴーレムが最後の屋根板を打ち付けると、とうとう新しい拠点が完成した。庵よりも、一回り大きい平屋で、床板を張った居間だけでなく、土間の台所もある。

フワル「喰らい家から取れた建材のおかげで、物理的にも魔術的にも丈夫になっているようです」

クララ「これで、庵にぎゅうぎゅう詰めにならずに済むねえ~…」

カツラギ「だけど、中はまだ空っぽなんだろ? 家具とかも必要だぜ」

ミリィ「建材は手に入ったけど、お金はそこまでだったから…今日はご飯にして、明日またクエストに行きましょ」



安価下 どうする?
①食堂で飯

②屋台で飯

③ダンジョン飯

④その他要記述



カツラギ「久しぶりにここに来たな…」

セラ「」キョロキョロ

フワル「はぐれないでくださいね、セラさん」

ミリィ「さ、食べましょ!」



安価下1~3 屋台で何を食べる? それっぽいのを挙げて



パペマ「にくじゃがにくじゃがにくじゃが…」ホクホク

ミリィ「セフィリア、何買ってきたの?」

セフィリア「これ? スパイスシープのケバブよ」モグモグ

フワル「」ビクッ

 そこへ、丸く焼かれた何かがたくさん載った皿を持って、セラが戻ってきた。

カツラギ「たこ焼き…?」

セラ「びっくり焼きだって。一個、食べて。セラも食べる」パク

カツラギ「大丈夫か…?」ヒョイ パク



安価下コンマ カツラギ
01~05 空っぽじゃねえか!
06~20 カタツムリか?
21~70 普通のタコだな
71~90 クラーケンだコレ
91~00 身体が熱い…

安価下2コンマ セラ
01~05 入ってない…
06~20 カエル…
21~70 タコ…
71~90 お肉おいしい
91~00 まとわりツタの味がする…

セラ「ん…タコだ…」モグモグ

ミリィ「そういうものだからね。カツラギは?」

カツラギ「でっか…んぐ、タコっていうか…ん、クラーケンだなこれ…」モゴモゴ

ミリィ「要はでっかいタコね。良かったじゃない」

途中で送っちゃった



セラ「ん…タコだ…」モグモグ

ミリィ「そういうものだからね。カツラギは?」

カツラギ「でっか…んぐ、タコっていうか…ん、クラーケンだなこれ…」モゴモゴ

ミリィ「要はでっかいタコね。良かったじゃない」



 食事を終え、屋台村を出た。

カツラギ「暗くなったな…今からダンジョン3層か」

ミリィ「そのために造ったところだからね」

クララ「真っ暗な山岳は、うちでも安全に出歩く自身が無いねえ~」

セフィリア「早く帰りましょ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②散歩(一人 or 連れて行くメンバーを併記)

③メンバーに夜這い(相手を一人併記 セラは判定あり)

④その他要記述



パペマ「Zzz…」

クララ「ぐご~…」

ミリィ「ん…」スヤスヤ



カツラギ「…っ、重い…」パチ

 腹に圧迫感を感じ、カツラギは目を覚ました。パペマかクララか、或いはミリィか…そう思い、目を凝らした先にいたのは…



セラ「…あ、起きた」



カツラギ「…何だ、小便か?」

セラ「昨日…となりの部屋で、なにしてたの?」

カツラギ「!」

 昨日、ギルドの宿でやっていたことと言えば、パペマ、クララ、そしてミリィとの四つ巴セックスだ。

セラ「フワル、おしえてくれなかった。セラもやりたい!」

カツラギ「!?」

 目を輝かせるセラ。あるいは、もう分かっているのかも知れない。カツラギの腰に跨って、粗末な白い布を巻いただけの腰を、前後に擦りつけているからだ…



安価下1~3 プレイ内容

あ、セラじゃなくてセフィリアか

ちょっとまってて



パペマ「Zzz…」

クララ「ぐご~…」

ミリィ「ん…」スヤスヤ



カツラギ「…っ、重い…」パチ

 腹に圧迫感を感じ、カツラギは目を覚ました。パペマかクララか、或いはミリィか…そう思い、目を凝らした先にいたのは…



セフィリア「…こんばんは~」



カツラギ「…何だよ。小便なら一人で行けるだろ」

セフィリア「やだ、とぼけちゃって。…昨日は、お楽しみだったわね?」

カツラギ「! …お前もして欲しいのか」

 すると、意外にもセフィリアは言葉に詰まった。顔を赤くして、何度も瞬きして、ぽつりと言った。

セフィリア「…あのね、あたし、イケメンが好きなのよ。強くて、面白くて、イケメンで…」

セフィリア「…交尾が上手い人に、女にして欲しいの…///」

カツラギ「お前…もしかして、処女なのか…」



安価下1~3 プレイ内容

くぎる
処女のままにするのか…



セフィリア「…///」ジッ

カツラギ「…」

 下を脱いで立つカツラギの前に座り込み、目の前でぶらぶら揺れる彼のイチモツを見つめるセフィリア。

カツラギ「…おい、見てないで触ってみろよ」

セフィリア「触れって…ど、どうしたら」

カツラギ「んー、舐めてみるとか?」

セフィリア「! …」

 セフィリアは、恐る恐る口を開けると、そっと舌を伸ばし、竿を辺りをつんと舌先でつついた。

セフィリア「ん~!?」

カツラギ「じれったいな。ほら、口開けろ」

セフィリア「…ふぁい、んごっ!?」

 大きく開いた口に、ペニスを突っ込む。

カツラギ「噛むなよ! 口の中で、舌で舐めるんだ。飴玉みたいに…」

セフィリア「ん、んぉ、ん…」モゴモゴ

カツラギ「…まあ、歯立てなきゃ何でも良いや。たまに、吸ってみても良いぞ」

セフィリア「んっ、んー…」

カツラギ「…じゃ、今度は俺から」

 カツラギは腰を引くと、今度は彼女の後ろに回り、服の上から彼女の乳房を掴んだ。

セフィリア「ひゃっ♡」

カツラギ「随分可愛い声を出すんだな?」モミモミ

セフィリア「んぁ、そ、そんなことぉ…んっ♡」ビクッ

カツラギ「普段、余裕ぶってるくせに処女だもんな。耳年増ってやつか?」モミモミ スリッ

セフィリア「べ、別に…んあっ♡」

 ショートパンツの上から股間を撫でられて、セフィリアが竦み上がる。

カツラギ「普段から、自分で触ってるのか? 教えてくれよ」スリスリ モミッ

セフィリア「…」モジモジ

カツラギ「」クチュッ

セフィリア「ひゃんっ♡」ビクンッ

 パンツの中に手を入れられ、直接秘部をなぞられて、セフィリアが息を呑んだ。

セフィリア「言う、言うからっ♡ …」

 そう言うと、彼女の身体を炎が走り…着ていた衣服が全て消え、手足の装飾以外全裸の、堕天使の姿へと変わった。
 程よく膨らんだ乳房を、両手で掴む。

セフィリア「興奮したら…『ここ』が、熱くなって…♡」ムギュッ

 形が変わるほどの強さで、激しく胸を揉みしだく。毛のない滑らかな秘部に、じわりと蜜が滲む。

セフィリア「はぁ…はぁ…♡」

 興に乗ってきたのか、セフィリアは尊大な口調で言った。

セフィリア「…貴方の腕前は知ってるわ。でも、『こちら』の経験はあって?」

 そう言うと、両手でお尻を広げて見せる。カツラギは、答えるかわりに片手で尻を揉み、そのまま指を肛門に這わせた。

セフィリア「っ!」ビクッ

 煽っておいて、びくりと肩を震わせるセフィリア。カツラギは指先で、肛門の周りをくるくるとなぞりながら囁いた。

カツラギ「こっちなら、勝てると思ったか、え?」クニ クニ ツププ…

セフィリア「ひぃ、ゃ…」プルッ

カツラギ「それとも、怖くなったか? 処女破られて、子種注がれて、人間の子供を孕むのが…」クニッ クニッ

 肛門の入り口近くを、指先で解しながら、囁く。

カツラギ「まあ、良いぜ。それならこっちで…」ググッ

セフィリア「!」

 勃起したペニスを、肛門にあてがう。そのまま、ゆっくりと腰を進めた。

セフィリア「あっ…あ、あっ…ふぁ…♡♡」ゾクゾクッ

カツラギ「すげえ…絶対、初めてじゃないだろ…」ズブブ…

セフィリア「し、知らない、知らないっ…♡」

カツラギ「まず、ちょっと解しただけで入るもんじゃないぜ…それに、っ!」ズンッ

セフィリア「ぁうっ♡♡」ビクンッ

 腰を引き、ぐりっと押し込む。

カツラギ「動きが、ケツ穴じゃない…セックス用の穴だろこれ…」ズンッ ズンッ

セフィリア「元々、天使は排泄しないし…んああっ♡」ビクンッ

カツラギ「じゃ、マジでセックス専用ってことだなっ!」ズンッ

セフィリア「んんああっ♡♡」ビクンッ

カツラギ「じゃあ、出すぞっ!」バチュンッ ビュルルルーッ

セフィリア「あああっ…で、出た、出てる…っ♡♡」ビクビクンッ



ミリィ「…一晩過ごして、色々課題が見えたわね。まずベッドが欲しいわ。それに…」

フワル「…部屋が欲しいです」ジロッ



カツラギ「…」

セフィリア「…」



クララ「…とにかく、お仕事だねえ~」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥その他要記述

メンバー決めてからクエスト選ぶのと、クエスト選んでからメンバー決めるのどっちが良いかな



案内役「クエストは早い者勝ちだよ! 依頼書を取ったら___」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『セイレーンの涙 一個につき金貨3枚』

②『アブダラタケ 魔術師の方のみ』

③『救助依頼 地下墓地の壁の中』

④『捕獲依頼 野生の牛娘』

⑤常設依頼へ(>>202から1つ併記)



カツラギ「よろしく」

 差し出したのは『アブダラタケ 魔術師の方のみ』の依頼書。案内役はそれを受け取ると、判を押して一角を破いて渡した。

案内役「書いてある通り、このクエストは魔術師だけが参加できる」

ミリィ「でも、ただの素材集めでしょ? 職業とか関係ないんじゃない?」

案内役「理由は知らん。ただ、依頼主の希望だそうだ」

カツラギ「ま、セラとセフィリア以外誰でも大丈夫だろ。今までと同じだ」



安価下 連れて行くメンバー(セラ、セフィリア以外)

ナチュラルにクララ忘れてた。けど魔術師じゃないからどのみち連れていけないです



セフィリア「じゃ、居残り組は他のクエストでも」

クララ「え~、結局お仕事かあ」

セラ「じゃ、あれ…」スタタタ…

セフィリア「あっ、待って! そっちは高ランクの…」ダッ



カツラギ「アブダラタケ…そう言えば、この前会った河童が探してたな」

フワル「その河童の方とは、どこで会ったのですか?」

カツラギ「迷宮。だが、あいつは道に迷ってただけで、『水晶林』とか言う場所を目指してた」

ミリィ「水晶林…結構深そうね」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①このままダンジョンへ

②ギルドで買い物・情報収集

③第1層で買い物・情報収集

④その他要記述

ミリィ「しっかり、必要なものを揃えてから行きましょ」

フワル「情報収集もしないといけませんね」

パペマ「」キョロキョロ

カツラギ「装備は買えないぜ。ここのは高いし、そうでなくとも色々と入用だからな…」



安価下 買うもの
およびコンマ
01~20 何か色々使えるらしいね
21~50 魔法薬師か、よほどのもの好きくらいしか欲しがらないよ
51~80 生える場所はかなり限られている
81~99 水晶林にしか生えないらしい
   00 そう言えば…

買うものは無い?
安価下

ミリィ「わざわざ魔術師に限定してくるってことは、魔術を使うことがあるのかも。エーテルは買っておきましょ」



『エーテル』飲むと魔力を回復する、瓶入りのエーテル



フワル「アブダラタケについて、何かご存知ですか?」

魔術剣士「私も探したことがあるが…非常に育つ環境が限られているらしい。あの広いダンジョンですら、成長できるのはほんの1層か2層らしい」

パペマ「じゃ、水晶林以外は探しても無駄」

カツラギ「ああ。むしろそこで手に入ることを知ってて助かったぜ」

 そこへ、エーテルを買ったミリィが戻ってきた。

ミリィ「情報は集まった? じゃあ、行きましょ!」



安価下 どうする?
①『第1層 エントランス』

②『第6層 樹海』

③その他、言ったことのある層

一旦区切る



『第1層 エントランス』



 相変わらず、ダンジョンの入り口は冒険者や露店で賑わっている。

ミリィ「エーテル以外に買うものなんてあったかしら?」

カツラギ「まあ、歩き回るだけでも何かあるかも知れないぜ」

パペマ「串焼きの匂い…」ジュル

フワル「軽く何か食べてもいいかも知れませんね」



安価下1~3でコンマ どうする?

 歩き回りながら、カツラギは人混みに目を向けた。もしかしたら、知り合いがいるかも知れない…



安価下コンマ
01~20 特にいない
21~50 セフィリア一行
51~70 ルイン
71~90 レイン
91~99 もう行ったんじゃ?
   00 何故ここにいる?

セフィリア「…あら」

セラ「あっ、みんな!」

 人混みの中に、これからダンジョンへ向かおうとするセフィリアたち3人を見つけた。

クララ「出発が被ったみたいだねえ~」

フワル「皆さんは、どちらへ?」

セフィリア「あたしたちは…」



安価下コンマ
01~30 幻想鹿の角
31~70 魔力鉱石
71~95 セイレーンの涙
96~00 セラの家探し

クララ「いつもの、石掘りだねえ~」

パペマ「魔力鉱石!」ズイッ

カツラギ「おい、お前はこっちだぞ。…そもそも、ゴーレムの核はどうなってんだ?」

パペマ「今、2個目を作ってる」

フワル「みなさんも、お気をつけて」



安価下 どうする?
①『第6層 樹海』

②その他、行ったことのある層

カツラギ「さて、行くか!」

ミリィ「ドリアードの時に行った、樹海まで行ってみましょ」

 エントランスから先に進む。広い洞窟は、ある時点で突然、開けた草原へと変わった…



安価下コンマ 2~5層での出来事
01~10 トロール&大妖精だ!
11~30 トロールだ!
31~50 変な巨人…?
51~70 ドリアードの群生
71~90 あれ、ルイン?
91~99 旅するセントール
   00 幸運



 森を歩いていると、見覚えのある背中を見つけた。隣には、見知らぬ赤毛の男が歩いてる。
 駆け寄り、声をかけた。

カツラギ「…おい!」

ルイン「! …あら、奇遇ね」

 そこにいたのは、一時的にパーティを組んでいたこともある、エルフのルインであった。

ミリィ「久しぶり! あんたもクエスト?」

ルイン「ええ。『彼』の案内にね」

 そう言うと、隣に立っていた赤毛の男に目を遣る。鎧の上からでも分かるほど、筋肉質で長身の彼は、強面に反して礼儀正しく自己紹介した。

オーレル「オーレルです」

カツラギ「また、男と2人旅かよ?」

ルイン「あら、妬いてるの? …彼は、故郷の許嫁一筋よ」

オーレル「い、許嫁というわけでもないのだが…」

 彼は、顔まで赤くして、長身を縮めるようにしながら言った。

カツラギ「ふぅん…俺はカツラギ」

ミリィ「ミリィよ」

フワル「フワルです」

パペマ「パペマ。…剣士?」

 背中に背負った長剣を見ながら、パペマが尋ねた。
 オーレルが頷く。

オーレル「いかにも。剣と身一つで渡り歩いてきました。…皆さんは、どちらへ」

ミリィ「水晶林っていう所。アブダラタケっていうのを探してるのよ」

ルイン「水晶林…ちょうど、私たちもその方面に向かっているところよ」

カツラギ「だったら、一緒に行こうぜ。魔術師しか行っちゃいけないとか言ってたけど、水晶林まで同行する分には構わねえだろ」

【名前】ルイン
【ランク】7
【種族】エルフ
【性別】女
【容姿】褐色肌で紫髪の右側にサイドテール。スタイリッシュな身体付きと目つきはキツいが美人だと分かる顔。胸は主張出来る程度には大きい
【能力】
『弓術』弓矢を使った射撃術
『第六感』五感の枠を外れた、超自然的な感覚
【所持品】
『森の弓』様々な木材を組み合わせた、金属以上のしなりを誇る短弓。
『弓術士の服』胸当てと指ぬきグローブを備えた軽装
『冒険者の道具袋』保存食、寝袋、方位磁石などの入ったコンパクトな背嚢


【名前】オーレル
【ランク】1
【種族】人間
【性別】男
【容姿】赤の短髪、灼眼。長身で筋肉質。目付きが鋭い
【能力】
『剣術』剣を用いた戦闘術
『不死身の男』常人なら死に至るような怪我でも生き延び、後遺症なく回復できる超人的な生命力
【所持品】
『鋼の長剣』質の良い鋼の長剣
『樫の盾』丈夫で取り回しの良い樫の円盾
『合成鎧』急所を鉄板で補強した革鎧



『第6層 密林』



ルイン「このあたりでキャンプを張りましょ」

フワル「ここまでは来たことがあります。ここで目当てのものが見つかったので、先には進みませんでしたが」

ルイン「それは幸運だったわね。…この先は『無限森林』。ここよりも、更に深い森が延々と続く、過酷なエリアよ」

 暗い森に、焚き火の明かりが灯る。ルインは岩に腰掛け、言った。

ルイン「水晶林は、その更に先。だから、どうしても無限森林を越えるしか無いわ」

カツラギ「せいぜい、ここでしっかり寝ておかねえとな…」



安価下1~3でコンマ最大 夜の出来事、行動



ミリィ「…じゃあ、オーレルは領主の跡取りを助けるために、ダンジョンに来たのね!」

オーレル「はい。何でも、あらゆる薬に精通した魔女が、このダンジョンに住んでいると」

パペマ「許嫁って、どんな人? どんな人?」



カツラギ「…ルイン、ちょっと良いか?」

ルイン「どうしたの。あまりパーティを離れないほうが良いわよ」

カツラギ「そんなには離れねえよ」

ルイン「…そう」

 ルインは、何かを察したように目を細めた。



オーレル「だから、その方の病を治した暁には…ルインさん、カツラギさん、どちらへ?」

ルイン「小用に。すぐ戻るわ」

オーレル「! それは失礼」



 キャンプから少し離れた木立に来ると、カツラギは後ろからルインに抱き着いた。胸当ての隙間に手を入れ、豊満な乳房をそっと握る。

ルイン「ん…♡ …オーレルと組んでるのが、そんなに嫌?」

カツラギ「別に、そういう訳じゃないけどよ…」

 ゆっくりと手を動かし、乳房を揉むカツラギ。ルインはふんと鼻を鳴らした。

ルイン「見境なしの欲張り。そのくせヤキモチ焼き。とても『アスモダイ的』ね」

カツラギ「何とでも言えよ…」モミモミ



安価下1~3 プレイ内容

くぎる

尿道炎治るまでオナニー自粛しててぇ…
エッチなこと考えないようにしてるんですよ(真顔)

 ルインはカツラギの手を掴んで引っ張り、自分の方へ向けた。それから、唇を合わせた。

ルイン「ん…♡」

 唇を重ねながら、流れるように衣服を脱ぎ捨て、滑らかな肢体を露わにする。装備と服に押さえつけられていた豊満な乳房を、カツラギの身体に擦りつけながら、ルインは囁いた。

ルイン「…今、襲われたら無防備ね。さっさと済ませるか、あなたが守ってね…♡」

カツラギ「お前も、満更でもなさそうだな…」

 囁き返しながら、陰毛を除かれたつるつるの女陰に指を這わせる。

カツラギ「…もう濡れてやがる。マジであの男は抱いてくれないんだな」

ルイン「言ったでしょ、彼は一途なの。それにあなたじゃあるまいし、セックスしないならしないで、別に困らないわ…ぁっ♡」ビク

カツラギ「つまり、俺に会った瞬間に『こう』なったってわけだ…」

 ニヤニヤしながらペニスを取り出し、しっとり濡れた割れ目に添わせる。彼女の片脚を持ち上げると、その奥へと肉棒を押し進めた。

ルイン「あ、ん…っ♡」ビクンッ

カツラギ「一回しかしてないってのに…前より、感じてるな…」ズブッ ズブッ

ルイン「ん、あぁっ♡ …ええ、楽しい夜だったもの…ぁんっ♡♡」ビクンッ

カツラギ「良いのかよ? あんなに俺たちに、冒険がどうのこうの言っといて…っ!」ズンッ

ルイン「んぁあっ♡♡」ビクンッ

カツラギ「…声上げて、モンスターに見つかっちまうぜ?」

 意地悪く囁くカツラギ。しかし、ルインは余裕の表情だ。

ルイン「そう思うなら、さっさと射精したら。…いざとなったら、オーレルが守ってくれるわ」

カツラギ「!! …」

 カツラギは、思わず腰を速めた。

ルイン「ん…♡ んぁっ♡ …単純ね。伊達に犬の格好をしてないわ」

カツラギ「色狂いの猿にだってなれるぜ。…っ!」ズルッ

 乱暴に腰を振っていると、ペニスが抜けてしまった。再び挿れ直そうとするカツラギを静止して、ルインはおもむろに木の幹に手を突くと、引き締まった褐色の尻を突き出してきた。

ルイン「…言ったでしょ…この体勢が、一番好きって…♡」

カツラギ「っ!」ズンッ

ルイン「はあぁっ…♡♡♡」ゾクゾクッ

 奥まで一気に突っ込むと、激しく前後に腰を打ち付ける。

カツラギ「はっ、はっ、はっ…」バチュンッ バチュンッ バチュンッ

ルイン「んっ♡♡ んっ♡♡ ふぅっ♡」

カツラギ「マジで、ムカついたからな…絶対に、お前を、孕ませる…!」バチュンッ バチュンッ バチュンッ

ルイン「あぁっ♡♡ …孕ませて…どうする、のっ♡」

カツラギ「そのパイパンまんここじ開けて、俺のガキが生まれるところを、拝んでやる…」ドチュッ ドチュッ ドチュッ

ルイン「ふぅ、んっ♡♡ …でも、もし、もう私のお腹に、誰かの赤ちゃんがいたら…?」

カツラギ「!!」

 あくまで余裕の態度を崩さないルインに、カツラギは一瞬固まり…それから、おもむろにペニスを抜いた。

ルイン「…え? もしかして本気で怒っ」

カツラギ「だったら、そんなの関係なく、俺のものにしてやる…っ!!」ズブッ

ルイン「!? そ、そこは…」ビクンッ

 カツラギが、まだ臨戦態勢の肉棒をねじ込んだのは、ルインの肛門。膣より硬い穴に、ペニスを押し込むと、ルインが慌てて止めた。

ルイン「待って、待って! そっちは不潔よ! 正気じゃない…んんああっ♡♡♡」ビクビクンッ

カツラギ「服着たまま小便する女に、言われたく…ねえっ!」ズブリッ

ルイン「っっっ~~~♡♡♡」ガクガクガクッ

 後ろから彼女の身体を抱きすくめ、揺れる乳房を両手に掴み、捻じ挿れるように腰を押し付ける。肛門の奥が激しくうねり、ルインが息を呑む。

ルイン「あぁ…あっ…♡♡♡」

カツラギ「絶対孕まねえのに、堕とされる気分は…どうだっ!」ドチュンッ ビュルルルーッ

ルイン「っっっ♡♡♡♡」ビクビクビクンッ

 激しく蠢くルインの尻穴に、溜まっていた精液を残らず注ぎ込んだ。



ルイン「ペニスはしっかりと洗って! 感染したら、すぐに切り落とすから」

カツラギ「わ、分かった分かった…」

 テントに戻ると、まだ火の番をしていたオーレルが、申し訳無さそうにぼそっと言った。

オーレル「…し、失礼しました。そのような関係であったとは知らず」

カツラギ「っ! 聞こえてたか…?」

ルイン「心配しないで。どんな関係であろうと、クエスト中はパーティが最優先だから」

オーレル「え、ええ。ルインさんのことは信頼していますので。その…また『そういう』行為の際は、席を外しますので」

カツラギ「そ、そんなに気を遣うなって!」



 オーレルと火の番を交代すると、焚き火の前でルインと2人になった。ミリィたちはもうテントの中で寝ているようだ。

カツラギ「…なあ、これが終わったら、俺たちのパーティに来いよ」

ルイン「また、メンバーを増やすの? 今でも持て余してるのに」

カツラギ「あんたは別だよ。今まで会った中で、一番経験がある」

ルイン「そうね。だから、選ぶ権利は私の方にあると思わない?」

カツラギ「それは…」

 ルインは、テントの方に目を遣った。

ルイン「…今までみたいに、非定期に組むのは良いわ。こうして、偶然会った時は協力しましょう。でも、もし、ずっと私とパーティを組むのなら…他の娘は無しで、あなたと2人だけで」

カツラギ「前も言ってたよな。何でだよ?」

ルイン「分かるでしょ。私、守られる側なの。自分の身も守れない娘たちを連れて、ダンジョンを歩けるような実力者じゃないのよ」

カツラギ「…」

ルイン「…だから、これまで通りが一番よ」

 そう言うとルインは、テントの中へと消えていった…



 翌朝。一番に起きたミリィが、カツラギたちを起こしにかかった。

ミリィ「朝よ、起きなさい!」

カツラギ「ん…」ムク

ミリィ「準備したら、出発よ。先は長いんだから!」



安価下 どうする?
①『第7層 無限森林』

②その他、行ったことのある層

くぎる

『第7層 無限森林』



フワル「右も、左も分からない…深い森ですね」キョロキョロ

カツラギ「ルイン、道は分かるのか?」

ルイン「分からない…と言うより、来る度に道が変わるようね」

パペマ「え、出られるの…?」

 ルインは、首を振った。

ルイン「いつかはね」

ミリィ「早く抜けましょ、こんなとこ…寒いし」ブルッ

フワル「そ、そうですね…///」チラッ



オーレル「…」ズンズン



 先頭を突き進むオーレルに、ちらりと目を遣るフワル。忘れてしまいそうになるが、今の彼女の装備は白いレオタードだ。同性や知り合いならまだしも、ほぼ初対面のオーレルの前では、流石に気になるらしい。彼もそれを気遣ってか、できるだけフワルを見ないようにしているようだ。



安価下コンマ
   01 ゾンビ?
02~10 トロール&大妖精
12~30 トロール
31~40 巨大なツタ
41~70 特に何も起こらない
71~80 謎の生物の群れ
81~90 ドリアードの群生
91~98 セントール
ゾロ目



 歩きながら、カツラギは違和感を覚えた。

カツラギ「…何か、変じゃないか?」

ルイン「ええ、そうでしょうね。ここは、歩きながら地形が変わるから」

カツラギ「ああ、それで…」



安価下コンマ
01~10 上から
11~40 横から
41~60 後ろから
61~80 前から
81~99 足音
   00 暴走

カツラギ「…?」

 列の後ろを歩いていたカツラギは、目を疑った。

フワル「…」スタスタ…

 少し前を歩く、フワル。そのすぐ横…今まで、木しかなかったところに、いつの間にか巨大な人影が立っていて…手にした棍棒を、フワルめがけて振り下ろした!!



安価下 どうする?

カツラギ「…」

 カツラギは瞬時に地面を蹴って飛び上がると、隼に変身した。急降下の勢いで巨人の腕に突っ込むと、振り下ろす軌道を少しずらすことに成功した。
 棍棒が目の前の地面を抉り、フワルが悲鳴を上げる。

フワル「ひいっ!?」

オーレル「何事…っ!!」ジャキッ

 オーレルは剣を抜くと、躊躇なく巨人の前に立ちはだかった。

オーレル「トロール…このダンジョンにもいたのか」

ルイン「トロールが、奇襲を…? …」

カツラギ「…」ドサッ

 隼から人間に戻ったカツラギは、その場に崩れ落ちた。猛スピードで、丸太のような腕に頭突きを喰らわせたせいで、意識が朦朧とする。

パペマ「カツラギ、カツラギ!」

ミリィ「安全な場所に運ぶわ。オーレル、トロールをお願い!」

オーレル「お任せを! 下がっていてください…」

カツラギ「」グッタリ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

オーレル「おおおおおっっ!!」ザンッ

トロール「グオオーッ!」ブンッ

 棍棒を躱し、大剣を振るうオーレル。巨大なトロールが相手であるが、実力の差は歴然だ。闇雲に振り回す棍棒は、彼の鎧をかすりもしない。
 この、知性のない戦闘は、森の影に潜んで奇襲をかける狡猾なやり方とは程遠い。



カツラギ「」

パペマ「カツラギ、カツラギ!」

フワル「回復します! …」キラララ…

ルイン「…」ジッ

 ルインは、森の中にじっと意識を向けた。トロールが、あのような策略を用いるような相手でないことを、彼女は知っている。また、仮に知性の高い個体であったとして、あの巨体を近寄るまで隠し切れるとは思えない。であれば…

ルイン「…!」

 ルインは瞬時に弓を構えると、虚空に向けて矢を放った。



安価下コンマ
   01 鱗粉
01~20 逃げられた
21~50 仕留めた
51~90 撃ち落とした
91~00 気絶




???「!? きゃ___」



 ___どさっ

ミリィ「!?」

ルイン「やっぱり…」

 ルインが屈み込み、何かを掴んで立たせた。そこにいたのは、一人の幼い少女。しかしよく見ると、その背中には色鮮やかな蝶めいた羽が生えていて、その片方にルインの放った矢が突き刺さっていた。

???「はなせ、はなせー!」ジタバタ

ルイン「」ゲシッ

 もがく少女を再び突き倒すと、ルインは2枚の羽を纏めて踏みつけた。

ミリィ「ちょっと、可哀想じゃない?」

ルイン「この羽から飛ぶ鱗粉は、人間の精神を狂わせる。最悪、同士討ちに発展して全滅しかねないわ」

ミリィ「!?」

 そこへ、トロールを倒したオーレルが戻ってきた。

オーレル「…それが、トロールを操っていたのですね」ノシノシ

カツラギ「いってえ…トロールはどうなった…?」ヨロッ

オーレル「あちらに」スッ



トロール「」



パペマ「え、一人で倒しちゃったの…?」

フワル「助かりました…カツラギさんを助けることに集中できました」ホッ

 ルインが、少女の羽を踏んだまま言った。

ルイン「これは俗に『大妖精』と呼ばれている、妖精の一種。透明化の魔術と、精神を狂わせる鱗粉を使う」

オーレル「それで、トロールの姿に気付かなかったのですか…面目ない」



大妖精「はなせー! いたい、いたい、はなせー!」ジタバタ



カツラギ「ったく、随分と可愛げのないいたずらをしやがる…」

ルイン「一応、生け捕りにするクエストはあるわよ。持って帰る?」

大妖精「いやだー! はなせー!」

ミリィ「この前のアルラウネと違って、持って行くには大きいわよ?」

フワル「帰り道ならともかく、まだ先は長いですよね…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

くぎる

カツラギ「…荷物にしちまえば、そりゃかさばるだろうな。だが…」

 カツラギは大妖精の側にしゃがみ込むと…おもむろに、透けるほど薄いワンピースの裾に手を突っ込んだ。

大妖精「やーめろ、さわるな、あっ!?」ビクッ

カツラギ「オーレル、向こう向いてな。童貞には刺激が強いぜ」ニヤッ

オーレル「は…?」

 きょとんとするオーレルをよそに、カツラギはスカートの中で指を動かし始めた。

大妖精「やっ、やめっ、きゃあっ、きゃはっ、ひゃ…あっ♡」ビクンッ

ルイン「…やれやれ」

 ルインが、羽を踏みつける足に力を入れる。逃げようと腰をくねらせる大妖精に、カツラギは容赦なく指を動かし続ける。

大妖精「あ゛ーっ♡♡ に゛ゃーっ♡♡」ジタバタ ビクンッ

 ひとしきり責め立てると、カツラギはおもむろに指を抜いた。色々な汁の付いた指を舐めると、彼は言った。

カツラギ「…思い知ったか、ガキ。反省して、しばらく手伝ってくれたら、自由にしてやってもいいぜ?」

ルイン「…言っておくけど、妖精種に約束という概念は無いわよ」

大妖精「はーっ♡ はーっ♡ はなせー…はなせー…んぅっ♡」ビクンッ

カツラギ「」ズブッ グチュグチュグチュグチュ

大妖精「に゛ゃあ゛ーっ♡♡ に゛ょお゛ーっ♡♡」ビクッビクッ

カツラギ「つまり、逆らう気を無くせば良いんだろ? …」グチュグチュグチュグチュ

オーレル「じょ、女性に対する扱いでは」

ミリィ「まあまあ、誰にでもこうじゃないから…」



 数分後。

大妖精「」ビクッ ビクッ

カツラギ「…こんなもんでどうだ」

ルイン「動けるようになった瞬間、また悪さをするだけよ。取り敢えず、羽だけでも封じておくわね」

 ルインはロープで大妖精の身体を羽ごとぐるぐる巻きにすると、一端を引っ張って立たせた。

ルイン「…道案内くらいにはなるんじゃない?」



安価下 どうする?
①『第 層 無限森林』

②『第 層 無限森林』

③『第 層 無限森林』

④ここで休む

 進もうとしたが、パペマに反対された。

パペマ「カツラギ、怪我した。休も?」

フワル「一応、回復はしましたが…大事を取って休憩しても」

ルイン「まあ、トロールは倒したから当座の危険がなさそうな内に休んでおくのは悪くないかもしれないわ」

カツラギ「あ、そう…」

 カツラギは、倒木の上に腰を下ろした。まだ、わずかに首に違和感がある。

オーレル「火を熾しましょうか?」

ルイン「いい。流石に日没前には出ましょ。少しは前に進まないと」



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事、行動



ミリィ「オーレル、本当に魔法とかは使ってないの?」

オーレル「はい。往生際が悪すぎて、魔法のようだと言われることはありますが…」ハハハ

パペマ「頭は大丈夫?」ポンポン

カツラギ「ああ。しっかり働いてるぜ」

大妖精「はなせーはなせー!」ジタバタ

 薄暗い森で休憩する一行。

ルイン「…!」バッ

 突然、ルインが弾かれたように立ち上がった。

フワル「どうしました?」

ルイン「誰か来る…」



安価下コンマ
01~05 赤い帽子
06~10 蛮族
11~80 河童
81~99 吸血鬼
   00 何故ここに?



???「ややっ、これはこれは」



カツラギ「! その声は…」

 茂みを掻き分け、現れたのは濃紺の着物を着て木箱を背負った、黒髪の少女であった。よく見ると、その頭には皿が載っており、木箱に下には甲羅も背負っている。

ルイン「あら、この前の。確か…」

レンゲ「レンゲ、でござる。そして以前世話になったお二方。本日は、他のお仲間も一緒ですな」

 一行をぐるりと見渡す、河童の少女。名をレンゲと言い、ダンジョンに住んで薬の研究をしている、医師でもあった。

カツラギ「もしかして、まだアブダラタケを探してるのか?」

 するとレンゲは、恥ずかしそうに頭の皿を触った。

レンゲ「…いかにも。あれから、森の方へ戻ったは良いものの…」

ルイン「もしかして、ここでずっと迷ってたの…?」

レンゲ「…」コクン

ミリィ「こんな危ないところで!? よく死ななかったわね」

レンゲ「はあ…拙、運にだけは恵まれておるようで。ここで貴殿らに出会えたのも、良き巡り合わせでござる」

カツラギ「俺たちもアブダラタケが目当てなんだ。一緒に行こうぜ」

 最初のパーティにルインとオーレル、更にレンゲも加えて、進むことにした。



安価下 どうする?
①『第 層 無限森林』

②『第 層 無限森林』

③『第 層 無限森林』

④その他、要記述

宝箱忘れてた



レンゲ「そうだ、道中このようなものを拾いまして」

 そう言うとレンゲは、木箱と一緒に括り付けられていた、何かの箱を外して地面に置いた。

パペマ「重たそう…よく運べたね」

カツラギ「開けてみようぜ」

ルイン「トラップじゃないと良いけれど…」



安価下コンマ
   01 ツタ
02~10 ごみくず
11~40 ポーション詰め合わせ
41~70 ポーション&エーテル詰め合わせ
71~90 奇跡の結石
91~99 水晶の靴
   00 水晶一式



 ルインが、針金を駆使して箱を鍵を解除した。

ルイン「…危険な匂いはしないわね。中身は…」ガチャ

フワル「! これは…」

 中に入っていたのは、薄く光を放つ透き通った石。損壊の少ない死者を蘇らせることのできる、奇跡の結石だ。

ミリィ「ラッキーね、持って行きましょう!」



 出発するとすぐに日が傾いてきた。あまり先へは進めなさそうだ。

フワル「…」プルッ

パペマ「フワル、寒くない…?」

フワル「魔術的な作用で、見た目ほど寒くはないですが、流石に…」



安価下コンマ
01~05 オーレル「…」
06~15 ゾンビ?
16~40 アースエレメントだ!
41~60 変ないきもの
61~80 フワル「…あの」
81~95 レンゲ「おやっ」
96~98 宝箱
ゾロ目



ルイン「…潮時ね。この辺りでテントを」

レンゲ「…おやっ?」

 不意にレンゲが立ち止まり、その場に屈み込んだ。

カツラギ「どうした? まさかアブダラタケか?」

レンゲ「いえ…これは…」

 レンゲが摘み取ったのは、緑色の地味な細い葉。ひょろひょろとした見た目の割に、根がやたら太く長い。

レンゲ「『ツチツララ』の若草ですな。ほれ、ここにも」ヒョイ

ルイン「それは、何かの役に立つの?」

レンゲ「見ての通り、日当たりの悪い場所で栄養を集めるために、根が良く伸びるのです。この根には毒消しの効果があります。この細っこい葉も、少ない日光を集めるために発達しているのです。食べると栄養がある」

フワル「な、なるほど…」

 フワルが、眩しそうな目でレンゲを見た。きっと、彼女もかつてはレンゲのように、知識を蓄え、人のために活かすことを夢見ていたのだろう…

ルイン「あなたの言うことを信じるわ。じゃあ、ここでテントを張って、火を熾しましょう。その植物は、どうやって調理すると良いの?」



安価下1~3でコンマ最大 夜の出来事、行動



ミリィ「…カツラギ、そろそろ交代しましょ」

カツラギ「ん、もうそんな時間か…」スクッ

 焚き火の前で番をしていたカツラギは、立ち上がった。

カツラギ「じゃあ、よろしく頼むぜ」

ミリィ「ええ。おやすみなさい」

 テントの方へ歩く。と、不意にテントの裏から物音がした。

カツラギ「! 何事…」

 駆けつけると、そこには設営当初から転がされていた大妖精が、じたばたともがいていた。身体に巻き付いたロープはテントの杭に縛り付けられ、解けないようになっている。

カツラギ「…何だよ。騒いだって離さねえぞ」

大妖精「あー…あ゛ー…」モゾモゾ

 しかし、何か様子がおかしい。拘束に抗議しているというより、どこかもどかしそうに、腿をすり合わせたり、腰を地面に擦りつけたりしている。

大妖精「ううー…ううー…///」モジモジ

 とうとう、彼女は顔を上気させながら、カツラギの側へと這い寄ってきた。

大妖精「しろー…しろー…///」ソワソワ

カツラギ「…なるほどな」



安価下1~3 プレイ内容

1~3全部取るのに引用でいいの?
一応安価下

今日はここまで

 カツラギは縄を少し緩めると、羽が抜けないよう注意しながら大妖精の腕を解放した。

大妖精「うごける!」バタバタ

カツラギ「気持ちよくなりたいなら…」カチャカチャ ボロン

大妖精「! …?」ジッ

 突き出された肉棒に、きょとんとする大妖精。

カツラギ「自分も相手のことを、気持ちよくしてやらねえとな」グイ

大妖精「ぶえ。はやくー…」

カツラギ「だったらお前も頑張れ。…そうだな。その乳は使えそうだ」グイッ

 ワンピースの胸元を掴むと、大きく引き裂く。既に透けて見えていた、体格に合わぬ乳房が、ぶるんとまろび出た。

大妖精「やめろー!」

カツラギ「うるせえ」グイッ

 胸の谷間にペニスを押し付ける。

カツラギ「ほら、両手でその無駄乳を掴んで、こいつを挟むんだよ」

大妖精「う゛ー…」ソッ フニッ

カツラギ「もうちょっと強く」

大妖精「うー…」フニッ フニッ

 不満げな顔をしながらも、両手で乳房を挟む。谷間から膨れた亀頭が飛び出すと、カツラギは命じた。

カツラギ「そいつを舐めろ」

大妖精「…」

カツラギ「舐めないと、気持ちよくしてやんねえぞ」

大妖精「…ぇ」レロ

 不満げに舌を出し、亀頭をつつく。

カツラギ「手も動かせ。ギルドに突き出すぞ」

大妖精「むぅー…れろ、れぇ…」グイ グイ チロッ

カツラギ「…この辺でいいか」

大妖精「! しろ、はやく、しろー!」

カツラギ「何を、して欲しいんだ? おねだりしてみろ」

大妖精「えっと、えっと…さわる、しろー」

カツラギ「どこをだ。ちゃんと言わねえと、やってやらねえぞ」

 すると大妖精はその場に仰向けになり、脚を広げた。ワンピースのスカートを恥ずかしげもなく捲り上げ、つるつるのすじをへこへこと見せつけながら、言う。

大妖精「しろー、さわる、しろー…♡」ヘコッ ヘコッ

カツラギ「じゃあ、そのままだぞ…」

 カツラギは脚の間にかがみ込むと、ぷにっと割れ目を広げ、小さな膣穴に指を一本差し入れた。

大妖精「ふぁあ…っ♡」プルッ

カツラギ「脚閉じるなよ」ピタッ

 大妖精が反射的に脚を閉じると、カツラギは手を止めた。

大妖精「やだ、しろ、しろーっ♡」プルプル

カツラギ「だったら脚開け。そしたら動かしてやる」

大妖精「…///」カパ

カツラギ「」クチクチクチクチ…

大妖精「に゛ゃあぁぁっっっ♡♡」ビクッビクッ

カツラギ「」ピタッ

 また脚を閉じる大妖精。指を止めるカツラギ。

大妖精「…う///」カパ

カツラギ「一つ、賢くなったな」クチクチクチクチ…

大妖精「に゛ゃっ♡♡ に゛ょあ゛っ♡♡ あ゛あぁぁっ♡♡♡」ビクンビクンッ

 桜色の妖精まんこが、泡立つ愛液で白く染まっていく。とうとう我慢できなくなって閉じようとする脚を、カツラギは無理やり開かせて手淫を続けた。

カツラギ「言う通りにしたから、ご褒美だぞ。ほら、イけっ!」グチュグチュグチュグチュ

大妖精「に゛ゃあ゛あーっっっ♡♡♡ ほにゃあーーーっっっ♡♡♡♡♡」ガクンッガクンッ プシャーッ

 勢いよく潮を吹き上げて、大妖精は気を失った。



ミリィ「…言うこと、聞いてくれると良いわね」ボソッ

カツラギ「何がだよ? …!」

ミリィ「…///」フイ



安価下 どうする?
①『第 層 無限森林』

②『第 層 無限森林』

③『第 層 無限森林』

④その他、要記述



ミリィ「ねえ、ここさっきも通ったとこじゃない?」

パペマ「…」キョロキョロ

ルイン「無限森林を歩くコツは、脇に逸れないことよ」

レンゲ「ぎくっ」

ルイン「遅かれ早かれ、不思議と目的地には辿り着くようになってるの。後は、躊躇わず進むこと…」



安価下コンマ
01~10 大妖精「こっち」
11~30 アースエレメントだ!
31~50 変ないきもの
51~60 フワル「…」
61~80 宝箱
81~00 大妖精「こっち…」



大妖精「…こっち」

 不意に、大妖精が分かれ道の向こう側を指さした。

カツラギ「お、道案内の面目躍如か?」

ルイン「信じても良いんでしょうね?」

ミリィ「し、信じてみても良いんじゃない?」

 不意に口を開いたのは、ミリィ。

ミリィ「いい加減、逆らう気も無くなったかもしれないし…///」チラッ

カツラギ「…ミリィもそう言ってるぜ」ニヤニヤ

オーレル「まあ、行ってみるだけでも」

 大妖精の指す方へ進むことにした。



カツラギ「…」

ルイン「…」

フワル「…」

 一行の目の前に現れたのは、一軒の小屋。深い森には不自然なほど、整った人工物…に、見える。

大妖精「きゅーけー、きゅーけー…」

 大妖精はとぼけた顔で、小屋の入り口を指さしている…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「…そうだな、休憩するか!」

ミリィ「そうね。結構歩いたし、ちょうど良かったわ」

大妖精「きゅーけー、きゅーけー…」ガチャ

 扉を開け、手招きする大妖精。カツラギは小屋の扉の前に立つと…

カツラギ「」ゲシッ

大妖精「ふべっ!?」ドサッ

 大妖精を、小屋の中に蹴り入れた。そのまま、扉を締めて外から押さえつける。

ミリィ「パスカル! 風を起こして」

 ミリィが風の精霊を召喚し、周囲に漂う樹液の匂いを吹き飛ばす。
 小屋の中では、大妖精の足元で床板がぎしぎしと音を立てて動き出していた。



大妖精「あ゛ーっ!? あ゛ーっ!?」ジタバタ



 床を離れようとするが、羽を縛られているせいで飛ぶことができない。あっという間に、床の中へと飲み込まれてしまった。

オーレル「い、一体何が…」

ルイン「これは『喰らい家』。入った者を喰らう、トレントの亜種よ。そして、カツラギたちも知ってたのね」

カツラギ「ああ。ついこの間、こいつの調査を手伝ったところだ」

パペマ「た、食べられちゃった…」

カツラギ「ああ。…結局、バカに教育は通じないってこったな」



安価下 どうする?
①『第 層 無限森林』

②『第 層 無限森林』

③『第 層 無限森林』

④その他、要記述

カツラギ「…だが、流石に後味が悪いな…助けに行けないかな?」

ルイン「無理よ。生きて帰った話は聞かないし、そもそも入った瞬間に麻酔の樹液で眠らされて後を追うだけよ」

 ルインは肩を竦めた。

ルイン「…妖精種だし、どうせどこかでまたリポップするでしょ」



安価下 どうする?
①『第 層 無限森林』

②『第 層 無限森林』

③『第 層 無限森林』

④その他、要記述



オーレル「…」ザッザッザッ

カツラギ「重そうな装備着て、良く歩けるよな…」

オーレル「慣れました。…貴殿は、魔術師でしたか」

カツラギ「ああ。世にも珍しい、正統の獣身術師だぜ」

オーレル「はあ…」



安価下コンマ
01~05 ゾンビ?
06~15 ダークエレメントだ!
16~30 アースエレメントだ!
31~50 変ないきもの
51~00



パペマ「暗くなってきた…」チラ

ルイン「日没には、もう少し時間があるはずだけれど…」

オーレル「…!」ピタッ

 不意にオーレルが立ち止まった。
 目の前に、冷たい闇がわだかまり…突然、中から一人の女が姿を表した。真っ白な裸体を晒し、真っ黒な髪を長く伸ばしている。

オーレル「も、モンスター…?」

ルイン「『ダークエレメント』…この辺りにも出るのね」

カツラギ「おい、確かこいつ、強いやつなんだろ?」

ルイン「そうよ」

 ルインが、矢をつがえる。ダークエレメントはふわりと宙に浮き上がると、黒い髪を大きく振るった。



安価下1~3でコンマ最大 作戦

ねる
安価下

オーレル「ええい、どうしてどいつもこいつも、破廉恥な格好を…」ジャキン

カツラギ「…あいつ、闇の精なんだろ? だったら光だ!」

ミリィ「ルクス!」

 ミリィが杖を振りかざすと、光の精が現れ、ダークエレメントに向けて強い光を放った。



ダークエレメント「…」



安価下コンマ
01~10 返り討ち
11~30 吸収された
31~80 あまり効いてない
81~99 押してる
   00 やったか

ルイン「何やってるの! あなたの敵う相手じゃないわ!」

ミリィ「ルクス…!」ギリッ

 しかし、意外にも光の精は、ダークエレメントの飛ばしてくる闇の塊をうまく光で消しながら、光線を敵に撃ち込んでいる。



ダークエレメント「…!」ブォン ブォン



 ダークエレメントが苛立たしげに、長い髪を振り回す。闇が刃となって、光の精に飛んでくる。それを間一髪で躱すと、また光を撃ち込む。

オーレル「今なら隙がある…私が近付いて」ジャキッ

パペマ「ゴーレム、いつでもいける」



安価下 どうする?

ルイン「隙を作ったなら、その間に逃げるべきよ」

カツラギ「…そうみたいだな」

 杖を振りかざすミリィに目を遣る。

ミリィ「はぁっ…はぁっ…」プルプル

ルイン「ミリィ、もう大丈夫よ。いらっしゃい!」

ミリィ「! …ルクス!!」

 ミリィの声に、光の精は一際強い光線を放ち、消えた。
 ダークエレメントが怯んだ隙に、一行は駆け出した。

オーレル「殿はお任せを! お嬢さん方を先に」

カツラギ「ミリィ、乗りな」

 カツラギはミリィを背負うと、大狼に変身した。そのままミリィを背に乗せて走りだした。



安価下コンマ
01~05 レンゲがこけた
06~15 変ないきもの
16~30 どうにか撒いたか…
31~00





大狼カツラギ「」ザッザッザッ…

カツラギ「…はあっ」ゴロン

ミリィ「あいたっ」ゴロン

フワル「ど、どうにか撒いたようですね…」

レンゲ「ひぃ~…こんなに走ったのは、久しぶりでござる…」

 思い出したように、辺りを見回す。

レンゲ「ところで、ここは…」



『第21層 水晶林』



今日はここまで

 いつの間にか木々の密度がぐっと下がり、暖かな陽光が差し込んでくるようになっていた。同時に生えている木の様相もがらりと変わった。水晶のような透き通った枝を伸ばした、見たこともない木ばかりが生えているのだ。

カツラギ「ここが、水晶林…」

ルイン「…じゃあ、私たちはここでお別れね」

ミリィ「えっ? …あっ、そう言えば」

オーレル「自分たちは更に奥へ進み、『魔女』と呼ばれる人物に会います。皆さん、お気をつけて」

レンゲ「どうも、世話になりました」

フワル「何度も助けていただいて、ありがとうございました」

 ルインとオーレルが、森の更に向こうへと遠ざかっていく。

レンゲ「…さて! 我々は、本命のアブダラタケを見つけて…」



安価下コンマ
01~20 敷設
21~60 電撃
61~90 飛行
91~00 強化



 水晶林を探し回っていると、木の根本に何かが生えているのに気付いた。

レンゲ「おお! あれは正しくアブダラタケ」

 レンゲが駆け寄る。サルノコシカケめいて平たい傘を伸ばすそのキノコは、虹色に変化する鮮やかな色で、時折脈打つような光を放っていた。

カツラギ「何か…生生しいというか、肉肉しいというか…」

ミリィ「こ、これ、毒じゃないの…?」

レンゲ「いかにも、用意なく食せば毒になります。しかし適切な処理を施すことで…」

 言いかけた次の瞬間

レンゲ「…おわぁっ!?」ドサッ

 突然、猛スピードで飛来してきた何かが、レンゲの頭上すれすれを掠めた。

カツラギ「敵襲か!?」

フワル「他にも、このキノコを狙っている方が…きゃっ!」

 今度はフワルめがけて飛んできた。慌てて躱すと、先程まで立っていた所を勢いよく通り抜け、木々の間へ消えていく。

カツラギ「クソっ、呑気に収穫してる場合じゃなさそうだぜ…」

パペマ「やっつける」ゴソッ

 パペマは、大きなゴーレムの核を鞄から取り出した。



安価下1~3でコンマ最大 作戦

カツラギ「おい、飛んでるのはヒトっぽいぞ。ゴーレムで叩き落したら、最悪死んじまう」

パペマ「むう…」

カツラギ「そうだな…っと!」

 再び飛んできた人影を、間一髪で躱すと、カツラギはミリィに言った。

カツラギ「エーテルは飲んだな?」

ミリィ「ええ、いつでも大丈夫よ!」

カツラギ「なら、水を用意しといてくれ。こいつは超短期決戦だぜ…」

 木々の向こうで方向転換して、人影が勢いよくこちらに向かって飛んできた。カツラギは、それをぎりぎりまで引き寄せると…突然、巨大な蛸に変身した。

蛸カツラギ「」バシュッ



???「!!??」ヨロッ



 

途中で投げちゃった



 長い触手に絡め取られ、人影が地面に墜落した。

ミリィ「…! ガロン!」

 ミリィが水の精霊を呼び出し、蛸に変身したカツラギに水をぶっかける。その中で漏斗を動かして一呼吸すると、カツラギは元の姿に戻った。

カツラギ「ふぅ~…酸欠じゃ、スペルも使えねえからな。で、犯人は…」

 地面にひっくり返る人物に、皆で歩み寄る。

???「いたた…」

 そこにいたのは、ミリィとそう変わらないくらいの少女であった。赤毛を2つにお下げに結い、眼鏡を掛けた彼女は、手に大きな箒を握り、大きなとんがり帽子を被り、肩に短いケープを羽織り、黒いニーソックスとブーツを履き…それ以外は、全くの裸であった。

???「…!///」バッ

 少女は、自分を捕らえたパーティの中に男のカツラギの姿を認めると、慌てて両腕で胸を覆って縮こまった。

レンゲ「またまた、面妖な…」

フワル「あの…怪我してませんか?」

 杖を取り出したフワルを制止すると、少女は太腿に巻かれたベルトから、1本の細いガラス瓶を抜き取って中身を飲んだ。

???「…っは、大丈夫。それから、あんたたちのことも大体分かった…」

 少女は立ち上がると、一行に(裸の)背(と小ぶりなお尻)を向け、言った。

???「付いてきて。『先生』がお待ちだわ」

 それから歩き出そうとして…ふと振り返り、付け加えた。

???「でも、そこの河童は魔術師じゃない。キノコが目当てなら、好きに取って行って。こっちには着ちゃ駄目」



『第22層 魔女の庭』



 少女に連れられて辿り着いたのは、水晶林の片隅にある空き地であった。そこに、ぽつんと小さなあばら家が立っている。その周りは耕された畑のようになっていて、見たこともないような様々な植物が育てられていた。

???「こっちよ」

カツラギ「ここに、あんたの『先生』とやらがいるのか」

???「そう」

フワル「あの、わたしたちアブダラタケを…」

???「その話もある。良いから来て」

 促されるまま、扉をくぐる。



オーレル「ですが、そこを何とか…」

「お前さんの言う通りにして、儂に何か得があるのかえ。…おや、エリーゼ。早かったじゃないか」



フワル「オーレルさん! そちらの方は…」

オーレル「! 皆さんもこちらに…!?」ビクッ

 振り返ったオーレルが、エリーゼと呼ばれた少女の格好に仰天した。それから、まさに今まで言い争っていた人物…安楽椅子に座る老婆に詰め寄った。

オーレル「とっ、年頃の娘さんに、なんて格好を…」

エリーゼ「自然の魔力を取り込む訓練よ! …それよりも、先生。4人、全員魔術師を連れてきました」

「…」



魔女「…こっちへ来な」



オーレル「待て、話はまだ」

魔女「お黙り。こっちのお客と話をしてからだよ」

フワル「…」

 ひとまず、言われるままフワルが、老婆の前に近寄った。ミリィ、パペマ、最後にカツラギもそれに倣う。

 老婆…というか、あからさまに魔女と思しきその女は、フワルを一瞥すると一言。

魔女「ヒーラー。ひよっこもひよっこ。話にならね」

フワル「っ…」グッ

 続いてミリィ。

魔女「サモナーかえ。小娘にしては、中々勉強してるねえ。ウチのエリーゼと同じか、ちょっと上くらい」

ミリィ「そ、そうかしら」

 続いてパペマ。

魔女「パペッティア。専門外」

パペマ「…何で分かるの」

 魔女は無視すると、カツラギに視線を移し…急に黙り込んだ。シワだらけの瞼をぱちぱちさせ…やがて、ぽつりと一言。

魔女「…あたしも耄碌したかね。この小僧が、『ソン・クゥ』に見える」

カツラギ「…何で、俺の師匠の名を知ってる」

魔女「クゥの弟子だって? じゃ、あんたはシェイプシフター…それも、正統のアニメーガス」

エリーゼ「! た、確かに、彼は蛸に変身して私を」

魔女「黙んな! …クゥはどうなったえ? 本懐を遂げたのかい」

カツラギ「本懐ってのを奴から聞いたことはねえが…最期はナメクジに変身して、そのままその辺の野良ナメクジと交尾してどっか行っちまったよ」

魔女「ああ、ああ…そいつは本物だ…」

 突然、魔女の側で聞いていたエリーゼが、カツラギの前に跪いた。

エリーゼ「お…お会いできて光栄です! 正統のアニメーガスと見抜けず、大変失礼な真似を」

ミリィ「待って、待って! 確かに獣身術師は珍しいってよく言うけど…カツラギって、そんな偉い人なの?!」

エリーゼ「控えなさい! 自称やなり損ないは数あれど、正統の師に付き、その術を身身につけて認められた方は、この世に数人しかいないと」

カツラギ「おい、婆さん! …と言うか、あんたが噂の魔女か」

魔女「…多分ね」

 カツラギは、鼻を鳴らした。

カツラギ「そうかい。そんなに珍しいアニメーガス様を、くたばる前に一目見られて良かったな。…俺たちは、『アブダラタケ』を取りに来たんだ。こんなところで油売ってる暇は無いぜ」

 すると魔女は、あっけらかんとして言った。

魔女「アブダラタケ? ああ、ありゃ嘘だよ」

フワル「は…?」

魔女「魔術師をここに呼び寄せるために、エリーゼに依頼を出させたのさ」

エリーゼ「先生は、ギルドタウンに集う世界中の魔術師を集め、その記録を」

魔女「記録? …それも嘘だよ」

エリーゼ「…え?」

 エリーゼの表情が固まる。
 魔女はカツラギを真っ直ぐに見て、言った。

魔女「クゥの弟子。…名前は、カツラギと言うのかい。あんたに頼みがある。…エリーゼを、あんたの弟子にしておくれ」

カツラギ「…」

エリーゼ「…えっ?」

 突然の申し出に、最初に反応したのはエリーゼであった。

エリーゼ「どういうことですか…? わ、わたしを…破門なさるおつもりで…っ…」

 涙を流しながら、椅子の足元に縋り付く。

エリーゼ「どうしてですか!? わたしに、至らぬことが…」

魔女「…エリーゼ」

 不意に、魔女が優しい声で言った。

魔女「この魔女が、枯れない知識と技法の泉に見えるかい。…どっこい、もう枯れかけのくたばりかけさ。もう、あんたに教えられることは無い」

エリーゼ「そんな…」

魔女「クゥの弟子よ。あたしは、エリーゼを預けられる魔術師をずっと探してたんだ。くたばる前にあんたに出会えて、本当に良かったよ」

カツラギ「…おい、勝手に話を進めるなよ」

 カツラギは、魔女に縋り付いて泣くエリーゼをちらりと見た。

カツラギ「…俺は、弟子を取るつもりは無いぞ。ただでさえ日々の暮らしであっぷあっぷしてんだ」

魔女「養う女が多すぎてかい? …だったら、一人交換だ。あたしが面倒見て、ついでにちょいとモノも教えてやろう」

パペマ「…パペマたちの、誰かが?」

魔女「あんたは駄目だよ。傀儡術は専門外だ。それに、サモナーの小娘は教え甲斐がなさそうだねえ。…どうだい、ひよっこヒーラー」

フワル「!?」ビクッ

カツラギ「話が違うだろ!」

 カツラギが食って掛かる。

カツラギ「年食って面倒見きれねえからって俺に弟子押し付けようとしてんのに、その後で新しく弟子取っちゃ意味ねえだろ」

魔女「だから、この中で一番できないヒーラーを取ってやるって言ってんだよ。…どうだい。くたばる前に、多少はマシにしてやるよ」

フワル「…」

 俯いて、考え込むフワル。

魔女「だったら、これはどうだい? …そこの、赤髪の小僧」

オーレル「!」

魔女「見た所、クゥの弟子と知り合いみたいだね。…言う通りにしてくれるなら、この男に望むものをくれてやる」

オーレル「!! では、薬を…」

 オーレルの目に一瞬、期待が宿る。しかし、彼はすぐに首を振った。

オーレル「…い、いえ、私の私情に皆さんを巻き込むわけには」

カツラギ「…」



安価下1~ どうしよう?

カツラギ「…ところで、ルインはどこだ?」

オーレル「ルインさんは、ここに入ることを許可されなかったので、外で待っておられるかと」

カツラギ「あ、そう。で、本題だが…」

フワル「…あの」

 ここで、フワルがおずおずと口を開いた。

フワル「もし、皆さんが良いのであれば…ここに残ります」

パペマ「フワル!?」

ミリィ「あんた…」

フワル「ええ、分かります。…この前は聖堂に行くと言って、皆さんに引き止めていただきました。装備を整え、戦う術を身につけ、少しでも皆さんのお役に立てるよう努めてきました」

パペマ「カツラギの首を治したの、フワルだよ!」

フワル「ええ…でも、魔女さんが仰るように、この中で一番未熟なのは疑いようもなく私です。もし、そんな私を引き上げてくださるのであれば…」

カツラギ「…当座の問題が解決しねえな」

 カツラギが言った。

カツラギ「あんた、口減らしも兼ねてフワルを引き取ると言ったな。だが、フワルはウチの唯一のヒーラーだ。あんたの弟子を引き取っても、代わりにはならねえ」

魔女「おあいにくさま。エリーゼの方がヒーラーとしても上だよ」

カツラギ「だとしても、人数が変わらないんじゃ食い扶持も変わらねえ。それとも、ここで金か、金目のものでもくれるのか?」

魔女「簡単さ。不要なものを売れば良い。…そこのヒーラー、羊。…名前は?」

フワル「! …フワルです」

魔女「あたしの回復術に、杖は要らないねえ。それに、これからあんたは、エリーゼの後任だ」

フワル「…! はい」

 フワルは杖を置くと…震える手で、レオタードの肩紐を掴み、そして

フワル「…///」プルンッ

 レオタードをずり下ろした。豊満な乳房に、陰毛を剃った秘部が露わになる。

オーレル「っ///」ドキッ

カツラギ「…そうか。お前が望むなら、そうすると良い」

エリーゼ「で、では、わたしは…」

カツラギ「…好きにしろ」

【名前】エリーゼ
【ランク】なし
【種族】人間
【性別】女
【容姿】赤毛を2つのお下げに結った、痩身の少女
【能力】
『調合術』魔術的な作用を持つ薬を調合する知識、技術
『元素術』四元素を意のままに操る魔術。飛ばして攻撃したり、設置して罠にしたり汎用性が高い
『回復術』体力を回復し、怪我を修復する魔術
『飛行術』空を飛ぶ魔術。彼女の場合、何の変哲も無い箒を触媒に用いる。
【所持品】
『とんがり帽子』魔女のトレードマーク
『箒』飛行術の触媒に用いる、普通の箒
『薬品ベルト』魔法薬を詰めた瓶を差した、太腿のベルト。



 小屋を出ると、ルインと鉢合わせた。

ルイン「…用事は済んだようね」

カツラギ「ああ。面倒なことになった」

ルイン「…」チラッ



エリーゼ「…///」ソワソワ



 カツラギのすぐ後ろに付き従う、見慣れぬ少女にルインが目を遣る。裸同然の格好で男の側にいるのが恥ずかしいらしく、顔を赤くしている。それでも、新しい師匠の前で努めて身体を隠さないようにしているようで、膨らみかけの乳房も陰毛が生え始めたばかりのすじも、曝け出している。

カツラギ「…フワルに稽古をつけてやる代わりに、こいつの面倒を見ろと。言う通りにしたら、オーレルにも薬をやるってよ」

ルイン「それは何よりだわ。もう少し待ってから、一緒に帰りましょう」

エリーゼ「…///」プルプル



 籠いっぱいにアブダラタケを採取したレンゲと、目的の薬を手に入れたオーレルが戻ってきたのは、ほぼ同時であった。

レンゲ「…おや? 先程の」

エリーゼ「エリーゼ。先生の命で、これからカツラギ先生の弟子となるわ」

ミリィ「」ブッ

パペマ「…」ムスッ

レンゲ「ほほう、それはそれはそれは…ところで、フワルどのの姿が見当たりませんが」

オーレル「代わって、フワルさんが魔女の弟子となりました。…私の私情のため、重大な決断をさせてしまいました。申し訳ありません…!」

カツラギ「あいつが望んだことだ。ずっと俺たちに引け目を感じるくらいなら、一度まともな師匠に付いた方がいい」

レンゲ「ふうむ、良き師を見つけたのでございますな。…して、エリーゼどの? いつまでその格好で?」

エリーゼ「! せ、先生が、こうせよと仰るのであれば、わ、わたしは…///」



安価下 どうする?
①『第 層 無限森林』

②ここで休む

③その他、要記述

カツラギ「その辺は帰りながらだな。…それより、一つ聞いてもいいか」

エリーゼ「はい、何でしょう」

カツラギ「喰らい家って知ってるか」

エリーゼ「もちろんです。トレントの一種で、入った者を喰らうと。せん…魔女の命で、何度か討伐したり、樹液を採取したことがあります」

カツラギ「そうか。…そいつに喰われたら、もう助からねえのか」

ルイン「…まさか、まだあの大妖精を引きずってるの?」

エリーゼ「それは…」



安価下コンマ
01~10 無理
11~50 ある程度魔力があれば…
51~80 原生生物であれば…
81~99 意外と…
   00 それなら…

エリーゼ「完全に取り込まれる前に、樹液の呪いが解ければ、意外と簡単に脱出できます」

カツラギ「なに?」

エリーゼ「床下に呑み込まれると、そこまでは樹液が届かないのです。魔力抵抗のある生物であれば、すぐに目を覚まして脱出してしまいます」

カツラギ「な、何だ…じゃあ心配することなかったのかよ」

ルイン「自分で放り込んでおいて、勝手な心配をするものね」

 ルインが吐き捨てた。



安価下 どうする?
①『第 層 無限森林』

②ここで休む

③その他、要記述

行きがランダムなら帰りもランダムに決まってるだろ。目的の喰らい家にまた辿り着く可能性は極めて低い
それでもやる気?

取り敢えず今日はここまで



ルイン「…そう」

 帰りがけに喰らい家を討伐を提案した所、ルインは短く答え、オーレルの肩を叩いた。

ルイン「じゃあ、私たちは帰りましょ」

オーレル「一緒に帰るのでは」

ルイン「時間の無駄に付き合うことは無いわ。何より、私にはあなたをギルドまで案内する責任がある。馬鹿な思い付きに構ってる余裕はないの」

カツラギ「だが、このままじゃ丸損だぜ。せめて素材だけでも」

ルイン「お構いなく。然るべきところから、貰うものは貰ってるわ」

 そう言うとルインは、オーレルの手を掴んでさっさと行ってしまった。

カツラギ「…連れないやつだぜ」

エリーゼ「わ、わたしは先生にお供します!」

パペマ「もういい、行こ」

 いつになく不機嫌そうなパペマが、ルインの後を追って水晶林を歩き出す。木の種類が代わり、密度がぐっと上がる頃には、ルインとオーレルの姿はどこにも見えなくなってしまった。

カツラギ「…さて、我が弟子よ」

エリーゼ「はい!」

ミリィ「」ブフッ

カツラギ「喰らい家の居場所を探ったり、できるか?」

エリーゼ「はい、やってみます…」

 そう言うとエリーゼは箒に跨り、木々の上へと飛び上がった。



 数分後。エリーゼが戻ってきた。



安価下コンマ
01~30 サーチ可能は範囲にはいない
31~70 普通のトレントなら
71~90 野良の喰らい家
91~99 多分さっきの喰らい家
   00 喰らい家+妖精

 エリーゼは首を横に振った。

エリーゼ「サーチ可能な範囲内には」

パペマ「じゃ、さっさと帰ろ」

ミリィ「ルインを怒らせただけだったわね」

 パペマとミリィが、さっさと歩き出す。

レンゲ「あっ、置いて行かないでくだされ~!」

カツラギ「…ちぇ」

 カツラギは舌打ちすると、3人の後を追う。エリーゼは、その後ろに付いてきた。

エリーゼ「良ければ、外までご案内します」

カツラギ「…何だと? そんなことができるのか」

エリーゼ「道は絶えず変化しますが、変化の仕方は分かります。それを辿れば、最短で無限森林を抜けられます」

カツラギ「何だよ、ルインの方が損してんじゃねえか、ははっ!」

 カツラギは笑うと、エリーゼの背中を叩いた。

カツラギ「じゃ、よろしく」



安価下コンマ 樹海までの出来事
01~10 不可視の花
11~30 ツタ
31~60 さっきのダークエレメントだ!
61~80 宝箱
81~90 ルイン一行
91~00 セフィリア一行



 にわかに、暗い森が更に暗くなった。

エリーゼ「!」

 立ち止まるエリーゼ。その視線の先で、黒い闇が渦巻き…



ダークエレメント「…」ユラァ



 黒髪を長く伸ばした、全裸の女が現れた。白い顔には、明らかに怒りが浮かんでいる。

カツラギ「おい…こいつ、さっきの」

ミリィ「リベンジに来たってわけね…」

 ミリィが、杖を振りかざした。



安価下1~3でコンマ最大 作戦

いったんくぎる
装備案、モンスター案もよろしくね
安価下

ミリィ「ルクス!」

 ミリィが光の精を召喚すると、怒り狂うダークエレメントに光線を撃ち始めた。

エリーゼ「す、凄い…一人でダークエレメントと渡り合ってる」

ミリィ「あんまり保たないわよ!」ググッ

カツラギ「ではお手並み拝見と行こうか、弟子よ」

ミリィ「っ、ちょっ、笑わせないで…きゃっ!?」



ダークエレメント「…!」ゴウッ



 ダークエレメントの放つ闇の波動に、ミリィが体制を崩す。
 エリーゼは箒に跨ると、飛び上がった。

ミリィ「ルクス…っ!」

エリーゼ「では…」

 飛びながらエリーゼが手をかざすと、稲光が走った。



安価下コンマ
01~10 パペマ!
11~30 なんとか追い払った
31~70 撃退した
71~99 倒した
   00 立ち上がり…

ミリィ「ルクス!」

エリーゼ「はっ!」

 強い光線に怯んだ隙に、エリーゼが強力な電撃を浴びせた。



ダークエレメント「ッ…ッ…!」ガクンッガクンッ



 ダークエレメントの白い裸体ががくがくと震え…やがて、その身体が黒く溶け去ってしまった。

エリーゼ「や…やりました!」

 エリーゼが地上に降りてくる。箒から降りると、顔を顰めながら股間に一瞬手を当てた。裸で箒に跨るのは、やはり痛いようだ。



『第6層 樹海』



パペマ「何とか着いた」ホッ

ミリィ「もう暗いし、ここで休みましょ」

エリーゼ「…」キョロキョロ

 エリーゼは、薄暗い森の中を見回している。ここまで来ると、他の冒険者も通るようで、時折どこかから声が聞こえてくるようだ。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④メンバーに夜這い(一人併記)

⑤その他、要記述

neru



 夜。焚き火を囲んで、エリーゼと2人で座るカツラギ。日中は蒸し暑い樹海は、日が沈むと嘘のように冷え込む。足元以外裸のエリーゼは焚き火に近寄り、申し訳程度のケープを身体に強く巻き付けている。膨らみかけの乳房の先まで鳥肌が立って、寒そうだ。

カツラギ「…仕方ねえ。あの婆さんにフワルを任せたからには、俺もやることはやろう」

エリーゼ「希少なアニメーガスの系譜にわたしを加えていただき、感謝します」

カツラギ「よせやい。どんなにちやほやされようが、俺にとっちゃただの飯の種だ」

 カツラギは鼻を鳴らした。

カツラギ「…さて。どこから話そうか」

エリーゼ「…」

 焚き火に顔を炙られそうなほどに身を乗り出すエリーゼ。眼鏡のレンズに炎が映り、白く細い少女の裸体が照らし出される。



安価下 何を教える?
①獣身術の原理

②獣身術のコツ

③獣身術の危険性

④その他要記述

カツラギ「…実際のところ、変身自体はそこまで難しくない。あの、いかにもヤバそうな魔女をして『もう教えることはない』と言われた天才には、朝飯前だろう」

エリーゼ「そ、そんなことは」

カツラギ「だが、難しいのはここからだ。…人間の殻を捨て、かりそめの器に宿り、世界を見る…まるで、ハイハイを覚えた赤ん坊のように。この世界は危険と、魅力に溢れている…その中で、お前は一人。たった一人、ぐらつく小舟で海原を渡るんだ」

エリーゼ「…」

カツラギ「舟は、少しの衝撃で簡単にひっくり返る。海に落ちれば、お前は二度とは人間に戻れない」

エリーゼ「…っ!」ゴクリ

 カツラギが、息を吸い、ゆっくりと吐いた。

カツラギ「だから、舟から身を乗り出すな。世界から目を逸らせ。耳を塞げ。会話するな。ただ、自分に言い聞かせ続けろ。…必ず、人間に戻るんだと」

エリーゼ「…」

 エリーゼが、強張った顔でカツラギを見つめる。カツラギは、そこで立ち上がった。

カツラギ「…と、散々脅したところで今夜はここまで」

エリーゼ「えっ…あっ、ありがとうございました!」

 慌てて立ち上がり、頭を下げるエリーゼ。
 見計らったように、パペマがテントから出てきた。

パペマ「…終わった?」

カツラギ「ああ。…見張りか?」

パペマ「ん」コクン

 パペマはエリーゼの座っていた切り株に近付くと、彼女を押しのけるように腰を下ろした。握っていた核を放り投げ、巨大なゴーレムを形作る。

エリーゼ「おお、一瞬で…」

パペマ「見張り、できる。もう寝たら」

 ぶっきらぼうに言われて、エリーゼはテントに入っていった。

カツラギ「…気に入らねえのか」

パペマ「…知らない。カツラギ、パペマのこと、忘れてるもん」

カツラギ「…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「忘れてるわけ無いだろ」

 カツラギは、パペマを抱きしめた。

パペマ「嘘。忘れてるもん」

カツラギ「何でだよ」

パペマ「最後に、カツラギがパペマのこと頼ったの、いつ?」

カツラギ「えっと…」



>>222 対ゴブリンザムライ戦)



パペマ「ミリィはいっぱい活躍してるのに」

カツラギ「あー…」

 パペマはカツラギの腕の中から抜け出すと、再び切り株に座り込んでしまった。



カツラギ「ふぁ…おはよ…」

 テントから出ると、ミリィが残り火でパンを炙っていた。

ミリィ「おはよ。これ食べたら出発するわよ」

レンゲ「ミリィどのは気が利きますなあ」

 そこへ、何かの野草を両手に抱えてレンゲがやってきた。

ミリィ「どこ行ってたの?」

レンゲ「いやはや、貴重な薬草の宝庫に居ても立ってもいられず」

カツラギ「一人でうろつくなよ、マジで危ないからな…」

エリーゼ「おはよう。…おはようございます、先生!」

ミリィ「」ブフォ

カツラギ「いちいち吹き出すんじゃねえよ!」



安価下 どうする?
①『第2層 草原』

②その他、行ったことのある層へ

③その他、要記述



 無限森林と違い、この道は進むほどに木々が減り、明るくなっていく。

レンゲ「いやあ、ほっとしますな」

ミリィ「そうね。進んでも進んでも暗い森って、結構憂鬱だったわ」

エリーゼ「…」

 一方のエリーゼは、慣れ親しんだ森を離れるのが不安なようだ。

ミリィ「…エリーゼも! さっさと出て、まともな服を買いましょ」

エリーゼ「! …ねえ、あんたはわたしの格好見ても、あまり驚かないよね」

 するとミリィは、気まずそうに頭を掻いた。

ミリィ「あー…まあ、ね。『それ』、あたしもやったことあるから…」

パペマ「!?」

カツラギ「割りと一般的な修行なのか…?」



安価下コンマ 草原までの出来事
01~05 匂い
06~20 ツタ
21~50 他の冒険者
51~70 鹿
71~90 エリーゼ「あの…」
91~99 セフィリア一行
   00 セフィリア一行+???

ねます
意識しないとレンゲの存在を忘れる



レンゲ「…む、そろそろ草原でございますな。そこで拙はお別れでございます」

カツラギ「ああ、家が川の方って言ってたな」

レンゲ「いかにも。では忘れぬ内に」

 レンゲは木箱を下ろすと、中から収穫したアブダラタケの2つ掴んでカツラギに渡した。

レンゲ「どうやら、貴殿らもこれを探していたようですからな」

ミリィ「あっ、えっと、その件なんだけどね…」

 ミリィが言いかけたその時



「森ってこっちで合ってるんだよな?」「木が増えてきたし、もう入ってるんじゃない?」



エリーゼ「!」サッ

 慌てて、ミリィの後ろに隠れるエリーゼ。この中で…というか、どこにいてもほぼ全裸の彼女は嫌でも目立つ。
 初心者と思しき冒険者たちの声が近付いてくる…



安価下 どうする?
①黙ってすれ違う

②声をかける

③隠れる

④その他要記述

カツラギ「隠れろ」

 カツラギはエリーゼたちを近くの茂みに押し込むと、自分は鹿に変身した。



「…何か、音がしなかったか?」「ほらあそこ。鹿だよ」「どうする? 昼飯にでも…あっ逃げた」


 冒険者たちが通り過ぎると、ミリィの足元に小さなトカゲが這い寄ってきた。と思うと、カツラギの姿に戻った。

カツラギ「危ない危ない、危うく奴らの昼飯にされるところだったぜ」

エリーゼ「あ、ありがとうございます…」

パペマ「この先、もっと人いる」

 パペマの指摘に、エリーゼの顔が凍りつく。

ミリィ「どうする、着替えなんて持ってないわよ?」

カツラギ「いや…」

 カツラギがおもむろに取り出したのは、魔女の小屋で別れ際、フワルが脱いだ白のレオタード。魔女は売って金にしろと言っていたが…

レンゲ「では一度、拙の小屋に来ては。これと同じでよければ、着替えもありますぞ」

 着ている着物を指して、レンゲが提案する。

ミリィ「それか、一度あたしたちだけで出て、服を買って戻ってくるのは?」

エリーゼ「迷惑をおかけします…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①レオタードを着せてギルドへ

②レンゲの小屋へ

③エリーゼを残して服を買いに行く

④その他要記述



『第5層 川』



レンゲ「…ここでございます」

ミリィ「もう、すっかり暗くなっちゃったわね」

 光の精を頼りに川岸を進むと、一軒の小屋が見えてきた。小さいが、屋根や壁はしっっかりしている。例によって周りには、野菜などを育てるささやかな畑があった。

レンゲ「夕食の支度をしましょ。皆さんは中でくつろぐか、川で水浴びでも」

ミリィ「手伝うわ」

エリーゼ「ちょっと、身体を洗ってくる」

パペマ「じゃ、中に…」

カツラギ「俺は…」



安価下 どうする?
①料理の手伝い

②川で水浴び

③中で休む

④その他要記述

カツラギ「俺も休むか」

 小屋の中に入ると、薬草の匂いに包まれた。土間から板敷に上がろうとしたパペマが、レンゲに呼び止められている。

レンゲ「あっ、そこで靴を脱いで」

パペマ「靴、脱ぐの?」

カツラギ「クララの所と一緒だよ」

 カツラギは靴を脱ぐと、板敷に上がった。囲炉裏の横に腰を下ろすと、久々に靴から解放された足の指を動かした。

パペマ「…」

 少し離れて、パペマが腰を下ろす。土間では、レンゲとミリィが食事の支度をしている…



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事、行動



カツラギ「…なあ」

 料理する2人を眺めながら、カツラギはこそっとパペマに言った。

カツラギ「まだ、怒ってるのかよ」

パペマ「知らない」ツーン

 パペマは、取り付く島もない。

カツラギ「仕方ないだろ、魔術はどうしても使い所とか、あるだろ?」

パペマ「ゴーレム、使えない?」

カツラギ「そ、そういうことじゃ…」

パペマ「それに」

 パペマは小屋の入り口に目を遣り、一言。

パペマ「どうせ、弟子ともえっちする」

カツラギ「…」

パペマ「やっぱりするんだ!」

カツラギ「まだ、そうと決まったわけじゃない。場合によっては、やむを得ないことはあるが…」

パペマ「やむを得ないって、何? どうせ、ちんちんのくせに!」



レンゲ「…夫婦喧嘩は、他所でして欲しいのでござるが…」

ミリィ「カツラギが悪いわよ、カツラギが」



カツラギ「待て、これには訳が…獣身術師として、どうしても…」

エリーゼ「戻りました…」

 そこへ、エリーゼが入ってきた。途端にパペマは黙り込み、そっぽを向いてしまった。

エリーゼ「あの、着替えの場所だけ教えて欲しいんだけど…」

レンゲ「む、これは失礼。そこの箪笥に…」



レンゲ「ごちそうさまでした」

ミリィ「ありがとう、ご飯まで頂いちゃって」

レンゲ「いえいえ。あそこで会ったのも何かの縁でござる」

エリーゼ「この服、本当に貰っていいの?」

 エリーゼはレンゲと同じ着物を着て、帯も締めている。持ち主より背が高いせいで、やや裾が心許ないが、それでも裸ではない。

パペマ「…ふぁ」

レンゲ「片付けたら、寝ましょうか。来客用の布団が足りぬかもしれませんが、上手いこと使ってくだされ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④メンバーに夜這い(一人併記)

⑤その他、要記述

両方は無理



パペマ「Zzz…」

ミリィ「すぅ…」

エリーゼ「…」ゴソゴソ

カツラギ「…」ムクリ

エリーゼ「先生、お目覚めですか?」

カツラギ「ああ、寝付けなくて…お前は?」

エリーゼ「昨日の教えを復習していました」

カツラギ「そうか…」スクッ

エリーゼ「わたしも」

カツラギ「いや、外の空気吸ってくるだけだ。ダンジョンでは、寝れる時は寝ろ」

 そう言ってカツラギは、小屋を出た。
 裏の川では、着物を脱いだレンゲが水浴びをしていた。

レンゲ「♪~ …っ!」バシャ

 カツラギに気付き、慌てて肩まで水に浸かる。星灯りに照らされて一瞬見えたレンゲの身体は、小柄な割に胸は立派な膨らみをしていた。

レンゲ「み、水浴びでござるか? カツラギどもの」

カツラギ「外の空気が吸いたくてな」

レンゲ「そうでござるか」

 レンゲは川に浸かったまま彼に背を向けると、小声で呟いた。

レンゲ「…カツラギどのは、たいそう床上手の色男だそうで」

カツラギ「ミリィから聞いたのか?」

レンゲ「それに、パペマどのからも。…しかし、側室が多いのはまだしも、痴話喧嘩は犬も食いませんぞ」

カツラギ「ほっとけ…」

レンゲ「…拙はもう少し水浴びをば。早く戻って、パペマどのと話してきなされ」



安価下 どうする?
①小屋に戻る

②川に飛び込む

カツラギ「…」ゴソゴソ バサッ

レンゲ「…カツラギどの?」

カツラギ「」バシャーン

レンゲ「カツラギどの!?」

 服を脱ぎ捨て、川に飛び込んだカツラギに、レンゲが悲鳴に近い声を上げた。

レンゲ「き、聞いていたでござるか!? 早く中に」

カツラギ「同じパーティなんだ、その機会はいつでもある。だが、あんたとはここでお別れだろ?」ザブザブ

 水の中を進み、レンゲに近寄る。やはり、幼い顔と体型に合わず、立派な双丘をお持ちだ。

レンゲ「し、しかし、だからと言って」

カツラギ「もしかして、初めてか? 安心しろ、生娘の扱いには慣れてる」

レンゲ「や、やはりと、床上手というのは…あっ///」

 水の中で抱き竦められ、レンゲが身震いした。

レンゲ「…で、では、他の方々を起こさぬように…///」



安価下1~3 プレイ内容

くぎる



レンゲ「あ、あまり殿方に、見られたことは…///」

 裸のまま川岸に座る、レンゲとカツラギ。水に浸かっていた彼女の身体は、触るとぬるぬるしている。

レンゲ「元来、拙ら河童は水中で暮らす種族で、んっ///」ピク

カツラギ「それで、触る前からこんなにぬるぬるしてるんだな」フニ フニ

 二の腕を緩く握ってみる。そのまま手を滑らせ、豊満な乳房へ。

レンゲ「あ、あっ…あっ♡」ピクッ

カツラギ「こんなに脂肪が詰まってちゃ、泳ぐ時不便じゃねえか?」モミモミ

レンゲ「じ、実はそのせいで、泳ぎが不得手で…って、何を言わせるのでござるか!」

カツラギ「そうだと思ったぜ」モミッモミッ クニッ

レンゲ「ひゃ…♡」プルッ

 冷たい外気に濡れた肌を晒されて、レンゲの乳首はぽってりと膨らんでいる。
 レンゲが、負けじとカツラギの股間に手を伸ばした。ぬるりとした粘液を纏った掌で、硬い肉棒を包む。

レンゲ「し、仕返しでござるっ///」ニギッ

カツラギ「おおうっ」ビクッ

 手付きはぎこちないが、粘液のお陰で滑りが良い。カツラギも、細い腿の間に手を入れると、毛のないぬるりとした割れ目に指を這わせた。

レンゲ「ひ…ぁ…♡」ビクッ

 震えるレンゲを抱き寄せ、唇を重ねる。

レンゲ「ん…♡」チュッ

 唇を合わせながら、互いの胸や脚、性器を愛撫し合う。

カツラギ「んっ…ん…」モミッモミッ クニクニッ クチュ

レンゲ「んぁ、んっ♡ ちゅ…♡」ニュルッニュルッニュルッ サワサワッ

 不意にレンゲが川の中に入った。カツラギが追いかけて川に浸かると、レンゲは岸に上半身を倒してお尻を突き上げると、両手で小ぶりなお尻を広げた。
 カツラギの目の前で、つるつるのおまんこがくぱっと開き、桜色の膣口が顔を出す。

レンゲ「童めいた女陰ではござるが…ま、カツラギどのはこのくらいが好きでござろう」

カツラギ「どういう意味だ」

 言いながらも、膨れ上がった肉棒を小さな膣口にあてがう。腰を進めると、驚くほどスムーズに中へと入っていった。

カツラギ「すっ、げえ…滑るっ」ズルリッ

レンゲ「ふぁあぁっ…♡♡」プルプル

 処女だったらしいが、あまり痛くはなさそうだ。寧ろ締まりが強く、カツラギの方が痛いくらいだ。
 それでも、どくどくと湧き出る粘液のお陰で、腰がよく滑る。リズム良くペニスで奥を突くと、レンゲが甘い息を漏らす。

レンゲ「あっ♡ はっ♡ んはっ♡ …」ビクッ ビクッ

カツラギ「はっ、はっ、すごっ…これ、すぐイく…っ」パチュッ パチュッ パチュッ

レンゲ「んっ♡ あっ♡ それなら…」

 レンゲが肩越しに、カツラギに言う。

レンゲ「子種を出すところが、みたい…でござるっ♡」

カツラギ「じゃあ…イく前に、抜いたらいいのか?」パチュンッパチュンッパチュンッ

レンゲ「んあはっ♡♡ そう、早く、はやくっ♡♡」キュゥッ

カツラギ「っ、しまっ…出るっ!」

 カツラギは慌てて、レンゲの腟内からペニスを引き抜いた。レンゲはすぐに振り向くと、ぬるぬるの両手でペニスを掴んで上下に扱いた。

レンゲ「それ、それそれっ♡」

カツラギ「出るっ!」ビクンッ ビュルルル‐--ッッッ

レンゲ「ひゃっ♡」ビチャッ

 勢い良く噴き出す精液を、顔面に受けたレンゲ。彼女は動じることなく、うっとりとした顔で、白い粘液を吐き出す亀頭を見つめていた。



カツラギ「…ん」ムクリ

エリーゼ「おはようございます、先生」

 布団から身体を起こすと、味噌汁の匂いが漂ってきた。

レンゲ「…おお、カツラギどのも起きましたな。では朝食にしましょうぞ」

 しっかりした朝食なんて、いつぶりだろうか。温かい汁を啜りながら、ミリィが言った。

ミリィ「お世話になったわね、レンゲ。これ以上居座るわけにはいかないし、食べ終わって片付けたら早く行きましょ」





受付嬢「…はい、確認しました。お疲れさまでした」

 カツラギが持ってきた紙片とギルドに保管されている依頼書を合わせると、受付嬢は頷いた。

ミリィ「…あれ? このクエスト、そもそもあんたが持ってきたのよね? 報酬とかどうなってるの?」

エリーゼ「え、ええと、依頼主から直接って言ってて、でそもそも失敗前提だから…」

受付嬢「アブダラタケはこちらでお預かりします。報酬は…」



安価下コンマ
01~50 金貨20枚
51~80 ↑+帽子
81~99 ↑+箒
   00 ↑+魔女一式

 カウンターに置かれた金貨に、エリーゼは目を丸くした。

エリーゼ「えっ…」

受付嬢「こちら、依頼主の方が『やっぱりここに預けておく』と後日来られまして」

カツラギ「もしかして、あの婆さん…」

受付嬢「…で、パーティにそちらのエリーゼさんが加入。フワルさんは脱退と」

パペマ「帰ってくるから!」

受付嬢「ひ、ひとまず、登録を取り消しにします。代わりに、エリーゼさんにはこちらを」

 金貨の隣に『Ⅲ』と書かれたバッジを置く。

受付嬢「既にクエストをクリアして来られましたので。内容を鑑みて、ランク3からのスタートとなります」

エリーゼ「ええ、頑張るわ…」

 エリーゼは、バッジを受け取った。



【名前】エリーゼ
【ランク】3
【種族】人間
【性別】女
【容姿】赤毛を2つのお下げに結って眼鏡を掛けた、痩身の少女
【能力】
『調合術』魔術的な作用を持つ薬を調合する知識、技術
『元素術』四元素を意のままに操る魔術。飛ばして攻撃したり、設置して罠にしたり汎用性が高い
『回復術』体力を回復し、怪我を修復する魔術
『飛行術』空を飛ぶ魔術。彼女の場合、何の変哲も無い箒を触媒に用いる。
【所持品】
『とんがり帽子』魔女のトレードマーク
『箒』飛行術の触媒に用いる、普通の箒
『河童の着物』丈夫な紺染の着物。濡れても透けない
『薬品ベルト』魔法薬を詰めた瓶を差した、太腿のベルト。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥エリーゼに授業

⑦その他要記述

くぎる



ミリィ「あたしたち、拠点に戻るけど…カツラギはどこか行くの?」

カツラギ「ちょいと買い物。…パペマもだよ」

パペマ「やだ」

カツラギ「良いから、来いよ」グイッ

ミリィ「頑張ってね~」ヒラヒラ

エリーゼ「あの、『拠点』というのは…」

ミリィ「行けば分かるわ。さ、こっちよ」

 嫌がるパペマを残して、ミリィはエリーゼと共にダンジョンの方へと戻っていく。拠点というのは、クララの庵の隣に立てた、平屋のことだ。
 残されたパペマは、じろりとカツラギを睨んだ。

パペマ「…何」

カツラギ「デートしようぜ」

パペマ「! …やだ」

カツラギ「前は喜んでたくせに」

パペマ「知らない」

カツラギ「まあまあ…」

 ぐずるパペマを引っ張って、カツラギは街へと繰り出した。



安価下1~3 どこへ行こう?

3つとも採用のやつです

安価下



「いらっしゃい」

 まず入ったのは、魔術に使う鉱石を扱う露店。純度の高いダンジョン産の魔力鉱石はギルドの専売だが、魔術を結晶化した魔力結晶や、素材となる属性石など、パペマが好みそうな商品が並んでいる。のだが…

パペマ「…いらない」ツーン

カツラギ「おいおい…こりゃ相当だぞ」

パペマ「魔力鉱石、足りてる。結晶もいらない」

「ま、まあそう言わず…どうだい、この地属性石」

パペマ「…」フイ

カツラギ「…ごめんよ、そういう気分じゃないみたいだ」

 カツラギはぺこぺこ頭を下げながら、露店を離れた。



カツラギ「…じゃあ、こっちはどうだ」

 次に訪れたのは、魔導具を扱う露店。素材から、製品にグレードアップした。

パペマ「…」ジッ

カツラギ「お、何か欲しいのが」

パペマ「…これがあったら」ボソッ

 不意に、並んだ魔導具を見ながら、パペマが呟いた。

カツラギ「ん?」

パペマ「フワルは、いなくならずに済んだかな…」

カツラギ「…」



安価下 どうする?
①何か買っていく(買う物を併記)

②次の店へ

③その他要記述

『輝く杖』柔らかい木と木材でできた杖。攻撃には向かないが、所持者の身を守り、回復術の効果を高める



カツラギ「…パペマが持ってろ」

パペマ「でも」

カツラギ「フワルが帰ってきた時に、プレゼントしてやろう」

パペマ「! …」ギュ

 渡された杖を、パペマは大事そうに握りしめた。



 最後に2人が訪れたのは、街の服屋。カツラギが服を買ったのと同じ店…というか、先程の杖に所持金をほぼ全て叩いてしまったため、これより高級な店に入れないのだ。

パペマ「い、いいよ、もう」

 遠慮するパペマ。

カツラギ「まあ、見るだけでもデートっぽくていいだろ?」

パペマ「デート…」



安価下 どうする?
①何か買っていく(安そうなものだけ 買うもの併記)

②見るだけ

③拠点に戻る

④その他要記述

 流石に買い物はできず、並んだ商品を眺めることにした。

パペマ「…これ、似合う」

カツラギ「どうかな? お前には…」

 お互い、似合いそうな服を探してみる。



安価下コンマ
01~50 特に何も起こらない
51~70 セフィリアたちが来た
71~90 久しぶり
91~99 この服、だいぶ…
   00 ↑+店主「…」

ねる



パペマ「…これ」

カツラギ「ん? 今着てるのと」

パペマ「同じやつ」



カツラギ「…お、これ」

パペマ「やだ」

カツラギ「まだ何も言ってないだろ」

パペマ「やだ。…スカート、短すぎ…///」



 しばらく見て回ったところで、2人は店を出た。どこかに寄るにも所持金が無いので、真っ直ぐダンジョンの拠点にもどってきた。

『第3層 山岳』



ミリィ「…おかえりなさい。パペマと仲直りできた?」

 拠点に入ろうとすると、外に立っていたミリィが話しかけてきた。

カツラギ「仲直りっていうか…まあ、機嫌は治ったと思うぜ」

ミリィ「あの娘、寝言でフワルのこと呼んでたのよ。きっと、お別れがとても辛かったのね」

 ミリィは、先に拠点の扉に目を向けた。

ミリィ「…あの杖は、フワルにあげるのね」

カツラギ「ああ。お陰で今回の稼ぎ…」

ミリィ「…今、何て?」

 にわかにミリィの顔が険しくなった。

カツラギ「あっ、かっ、や、その…そ、そうだ!」

 取り繕うようにカツラギは尋ねた。

カツラギ「セフィリアたちは? もう戻ってるのか?」

ミリィ「…3人なら…」



安価下コンマ
01~50 戻ってきてる
51~90 戻ってきて次のクエストに行った
91~99 戻ってない
   00 それが…

ミリィ「一旦戻ったみたいだけど、また次のクエストに行ったみたいよ」

カツラギ「ええ? よく働くな」

ミリィ「ええ。自由な娘たちかと思ったけど、しっかりしてたわね。誰かさんと違って」

カツラギ「うぐっ」

ミリィ「…冗談よ。あれは必要な買い物だったわ。さ、お腹空いたでしょ。食材も買って置いてくれてるから、ご飯食べて明日に備えましょ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④メンバーに夜這い(一人併記)

⑤その他、要記述

96は超えないか



 例によって夜の山岳を一人で歩くカツラギ。今夜は、例のはぐれハーピーに会えないかと出てきたのだ。

カツラギ「あの様子なら、呼べば来そうだけどな…おーい」

 空に向かって、声を掛けてみた。



安価下コンマ
   01
02~10 反応がない
11~70 来た
71~80 何故かエリーゼが出てきた
81~00 ↑どっちも

 ___ばさばさっ



カツラギ「!」



 静かな夜空に羽ばたきが響き…いつものパーピィが、彼の目の前に降りてきた。

ハーピィ「よーし、よし、にんげん…」ズイッ

 前回より流暢に喋りながら、彼ににじり寄ってくる。しばらく見ない間に、少し大きくなったようだ。顔付きが少し大人びて、少しだけ胸も膨らんでいる。

ハーピィ「よしよーし、にん、げ~ん…♡」スリスリ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

早いけどくぎる
安価下

酉間違えた
これでどうだ

クソ忙しい期間がやっと終わった



カツラギ「…よーしよし」ナデ

ハーピィ「♡」スリスリ

 カツラギは、すり寄ってくるハーピィの頭を撫でた。

カツラギ「よしよし」ナデナデ コチョッ

ハーピィ「っ」ビクッ

カツラギ「よーしよし、人間だぞー」コチョコチョ

ハーピィ「あっ♡ ひゃっ♡」ビクッ

 頭を下りて、顎の下をくすぐる。ハーピィはくすぐったそうに、それでも頭を彼の手に預けた。
 そのまま、首筋を撫で、肩へ。肩から、前より少し大きくなった乳房へ…

カツラギ「ほーら、どうだ…」モミッ モミッ

ハーピィ「?」キョトン

 掌で膨らみを揉まれても、彼女は特に感じてはいないようだ。きょとんとして、自分の胸に置かれた彼の両手を眺めている。

カツラギ「…これはどうだ?」クリッ

ハーピィ「んやっ!」バシッ

 乳首をつまむと、ハーピィが嫌がって翼で彼の手を払った。

カツラギ「いたっ!? 悪い悪い…」

 彼はハーピィの後ろに回ると、羽毛に覆われた肩に顎を乗せ、後ろから彼女の乳房を揉んだ。

カツラギ「ほーらほーら…」モミモミ

ハーピィ「…」ジッ

 まんじりともしないハーピィ。カツラギは、片手を彼女のお腹へ伸ばした。引き締まったおへそ周りを撫でると、ハーピィはまたくすぐったそうに身を捩った。

ハーピィ「んっ♡ やあっ♡」モゾッ

 更に腰へ、下腹部へ。羽毛に覆われた太腿を撫でながら、ゆっくりとその間へと手を伸ばす。

ハーピィ「んっ、んっ…ん…」モゾモゾッ

 無知な彼女も、カツラギがどこに触ろうとしているのか感づいているようだ。小さく身を捩るのを無視して、羽毛の中からじっとりと熱い粘膜の穴を探り当てた。

ハーピィ「んあ、んあぁっ♡ やぁよ…♡」モジッ モジッ

カツラギ「よーし、よしよし…」クチュッ クチュッ

 膣とも肛門とも違う穴を、指で掻き回す。鳥と一緒なら膣でも肛門でもあるはずだが、愛撫するととろりと熱い液体が垂れてきた。

ハーピィ「やぁよ、よー、んんん…♡♡」モジモジ


安価下コンマ
   01 なかま を よんだ!
02~10 ぶっ飛ばされた
11~30 逃げられた
31~80 卵を産んだ
81~95 ↑+付いてくるようになった
96~00 仲間を呼んだ

ハーピィ「…___!!」クワッ

カツラギ「!?」

 突然、ハーピィが甲高い声を上げた。と思うや、上空から別の羽撃きが鳴り響き…2人の前に降りてきた。

???「…あらぁ、そういうこと」

 月明かりに照らされて姿を現したのは、もう一体のハーピィ。カツラギの抱いている個体より一回り大きく、顔も体つきも大人のそれだ。黄色い目を細め、流暢な言葉で言った。

???「言葉を教えてくれって言うから、何があったのかと思ってたけれど…人間のつがいができたのねぇ」

カツラギ「あ…あんたは…?」

ベローシト「人間には、『ベローシト』と呼ばせているわぁ。本名みたいなのはあるけどぉ…人間の舌では出せない音よ」

カツラギ「ベローシト…じゃあ、こいつは?」

 腕の中でじっとしているハーピィを指す。

ベローシト「無いわぁ。…だから、あなたが付けなさい」

カツラギ「はっ?」

ベローシト「名前は、呼ばれるから付けられるものでしょ? …この娘は、はぐれ者。誰からも呼ばれないから、名前だって無い。だから、あなたが呼ぶために、名前を付けるの」

カツラギ「…」



安価下1~3で>>1が気に入ったやつ ハーピィの名前

はやいけどここまで

クソ忙しい期間が終わってなかった(白目)



カツラギ「…あんたは、ベローシトって言うんだな?」

ベローシト「そうねぇ。意味は知らないけど、昔人間にそう呼ばれたわぁ」

カツラギ「じゃ、あやかって『ベロニカ』で」

ベローシト「…だ、そうよ」

ベロニカ「…?」キョトン

 ベロニカと名付けられたそのハーピィは、きょとんとカツラギを見つめた。

カツラギ「ベロニカ、だ」

ベロニカ「べろ…にか?」

ベローシト「そう。あなたは、ベロニカ」

 そう言うとベローシトは、ベロニカの背中を翼で押した。

ベローシト「ベロニカ」

ベロニカ「べろ、にか!」

ベローシト「ベロニカ。…帰るわよ」

ベロニカ「べろにか、かえる!」

カツラギ「えっ、帰っちまうのかよ」

 するとベローシトは、空を見上げ、それからまたカツラギを見て言った。

ベローシト「今日は『ロック』が元気だわぁ。そうでなくとも、鉢合わせて食べられたら面倒くさいもの。あまり、夜に出歩かないほうが良いわよぉ」

 そう言うとベローシトは、翼を広げて飛び上がった。後を追って、ベロニカも空へと駆け上がる。

ベローシト「またねぇ。次までに、もう少し言葉を教えておくわぁ」バッサバッサ

ベロニカ「べろにか、かえる!」バサバサバサ



エリーゼ「おはようございます、先生」

カツラギ「ふぁ…もう朝か」

エリーゼ「…」ジッ

 眠い目を擦るカツラギを、何も言わず見つめてくるエリーゼ。

カツラギ「…?」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥エリーゼに授業

⑦その他要記述

95は超えないやろ



ミリィ「ねえ、街に出たけど、今手持ち殆どないわよ?」

パペマ「…」ギュ

 パペマが大事そうに握る杖をちらりと見て、ミリィが言う。

カツラギ「良いだろ、別に買い物しなきゃいけないわけでもないし」

エリーゼ「お、お…」キョロキョロ

 人の多いギルドタウンを、エリーゼは物珍しそうに見回している。裸の上から、レンゲに貰った着物を纏っているだけだが、似たような格好の者も時折見かけるため、彼女だけがあまり目を引くこともない。

カツラギ「それに、セフィリアたちが戻ってきてるかも知れないしな…」



安価下1~3でコンマ最大 行動、出来事



エリーゼ「…ねえ、先生は一体何をしているの?」

ミリィ「ただの知り合い探しよ。…言っとくけど、カツラギのやることにそんな深い考えとか無いわよ。多分」

パペマ「どうせ、えっちなことしか考えてない」

カツラギ「聞こえてんぞ」



安価下コンマ
01~30 セフィリア一行
31~50 ルイン
51~60 ルイン&???
61~70 レイン
71~80 帰ったんじゃ
81~90 行ったんじゃ
91~99 何故ここに
   00 セフィリア&クララ



カツラギ「…!」

ルイン「…あら」

 屋台村で出会ったのは、ルイン。今回は一人だ。

ルイン「誰かと思えば。生きてたのね」

カツラギ「ああ、おかげさまでな」

 嫌味っぽく言うと、カツラギは尋ねた。

カツラギ「オーレルは?」

ルイン「薬を持って、帰って行ったわ。…きっと、もう少ししたら戻ってくるかもね」

パペマ「何で…?」

ミリィ「薬を持って帰ったから、領主の娘と結婚できるんじゃないの?」

 するとルインは、鼻を鳴らした。

ルイン「彼の言う領主の治める土地は、小さく弱い。男児の跡取りが健康になるのは良いけれど、それはそれとして婚姻によって他の領主や貴族との繋がりを作れる娘を、後ろ盾もない孤児出身の一兵卒に嫁がせるわけがないわ」

カツラギ「じゃ、薬を取ってこいってのも、体よくあいつを始末するための方便ってことか」

ルイン「でしょうね。今頃、領主は慌ててると思うわ。また次の無理難題を課すか、いっそその場で殺すか…まあ、彼がその程度で死ぬとは思わないけれど」

ミリィ「どっちにしても、またここに戻ってくるかも知れないわね」



安価下1~3 ルインへの質問、話題など

カツラギ「何とかならねえかな」

ルイン「オーレルが、望み通り領主の娘と結婚できるか、ってこと?」

ミリィ「そうよ、折角頑張ったのに、可哀想よ!」

 するとルインは肩を竦めた。

ルイン「よくある話よ。領主だって、自分の土地や民を守るために頑張ってるのよ」

カツラギ「上手く取りなせば、偉い奴らに恩を売れないか」

ルイン「あそこの領主に恩を売ったって、たかが知れてるわね」

エリーゼ「…」

 エリーゼが、退屈そうにやり取りを眺めている。
 カツラギは、話題を変えることにした。

カツラギ「ところで、知り合いの剣士がいるんだ。ロゼッタって言うんだが」

ルイン「ロゼッタ。…ああ、あのエルフと一緒にいた」

 ルインが、嫌な顔をした。どうやら、彼女と行動を共にしていたエルフ…レインに対して、何やら良くない感情を抱いているようだ。

ルイン「…それで? ロゼッタとかいう剣士がどうかしたの?」

カツラギ「あいつも、中々の使い手だった。ダンジョン探索にいたらって思ってたら、フレイみたくどっか行っちまったんだよ」

ルイン「ふぅん…」



安価下コンマ
01~70 知るわけ無いでしょ
71~90 港から船に乗ったらしい
91~99 …あれ? そう言えば
   00 そこに

ルイン「…ギルドタウンの港から、船に乗ったという噂は聞いたわ」

カツラギ「そりゃまた、遠くへ行ったみたいだな…」

ルイン「どうかしら? フレイみたいな手合なら、船から降りてすぐに、次の滞在地を決めるんじゃない?」

ミリィ「確かに、ロゼッタも困ってる人を放っておけないものね」

ルイン「…でも、強い戦士を引き入れて、ダンジョンの深くに潜っても、クエストを達成しないと損するだけ。下手したら、達成してもそれまでに消費した物資のせいで却って損することもあるわ」

パペマ「割に合わない…」

カツラギ「ほんとだよ。…他に、稼ぎ方があるのか?」

ルイン「あなたも行ったでしょ。…」クイ

 ルインは、向こうにある館を指さした。

ミリィ「? …っ///」ドキッ

パペマ「」ムスッ

エリーゼ「?」キョトン

カツラギ「馬鹿言え、仲間を娼館に売れるかよ」

ルイン「男の需要もあるわよ」

カツラギ「それもやだよ!?」

ルイン「…まあ、半分は冗談。大体、食い詰めた冒険者はひたすら魔力鉱石みたいな簡単な素材集めのクエストをしてるわ。たまに密売もしてるみたいだけど、ギルドは目ざとく見つけて取り締まってくる」

カツラギ「クエスト以外は無いのかよ」

ルイン「色々あるわよ。例えば、警備兵。街や、聖堂を回って警備するの。日給制だから損はしないわ。何か一芸があるなら、ここで屋台を開いても良いわね。あと…」

 そこで、ふと目を細める。

ルイン「…腕っぷしに自信があるなら、『闘技場』というものがある」

エリーゼ「闘技場…」

ルイン「街の外れに、闘技場がある。月に一回馬車が出て、腕利きの戦士たちが戦って勝者を決めるの。街の外からも、もの好きが集まって賭けをしているわ」

カツラギ「へえ…」



 ルインと別れた一行は、昨日パペマと訪れた服屋に着ていた。

カツラギ「それ、レンゲの借り物だろ。ここで服買って、早めに返してやろうぜ」

エリーゼ「そ、そうですね…///」

 エリーゼは、ずっと短い裾を気にしていた。普通に歩いているくらいでは支障はないが、座ったり足を上げたりすると中身が見えそうになる。

ミリィ「あんまり高いのは駄目よ」

エリーゼ「わ、分かってるわよ!」



安価下1~3でコンマ最大 エリーゼの服



『シャツとスカート』安物の短袖服と丈の長いスカート。冒険には不向き



エリーゼ「これで、より安心して人の中を歩けます」

 太腿に巻いていたベルトを腕に巻き直し、エリーゼが言った。

パペマ「でも、もうお財布すっからかん」

ミリィ「もう稼ぐしか無いわよ」

カツラギ「貧乏暇なしだぜ…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ(所持金が無い!)

③街で買い物(所持金が無い!)

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥エリーゼに授業

⑦その他要記述



案内役「クエストは早い者勝ちだよ! 依頼書を取ったら___」

パペマ「そう言えば、セフィリアたちは?」

ミリィ「まだ見てないわね…すれ違いになっちゃったし」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『セイレーンの涙 一個につき金貨3枚』

②『救助依頼 地下墓地の壁の中』

③『捕獲依頼 野生の牛娘』

④『研究の手伝い 装備の耐久テスト』

⑤常設依頼へ(>>202から1つ併記)

ねます



カツラギ「よろしく」

 差し出したのは『捕獲依頼 野生の牛娘』の依頼書。案内役はそれを受け取ると、判を押して一角を破いて渡した。

ミリィ「牛娘って言うくらいだから、草原とかにいるのかしら」

案内役「第2層で捕まえたって話は聞かないな」

 珍しく、案内役の男がミリィのぼやきに口を挟んだ。

案内役「あと、捕まえた場所によって報酬が変わるから、その辺も気をつけてくれ」

カツラギ「ああ」



エリーゼ「クエスト…どのように進めるのですか?」

カツラギ「自由だな。買い物したり、情報を集めたりして、ダンジョンに潜る。目当てのものが手に入れば、帰ってギルドに引き渡して報酬をもらう」

パペマ「やり方は、割とどうでもいい」

ミリィ「でも、今は買い物はできないわよ」



安価下 どうする?
①このままダンジョンへ

②ギルドで情報収集

③第1層で情報収集

④その他要記述



『第1層 エントランス』



ミリィ「でも、第2層以外に草原なんてあったかしら」

パペマ「草原じゃないんじゃない?」

カツラギ「エリーゼ、何か知ってるか?」

エリーゼ「あの…牛娘とは、ミノタウロスのことを言っているのでは」

カツラギ「みの…」

パペマ「…」

ミリィ「…み、ミノタウロス!? 迷宮に棲んで、迷い込んできた人を食べちゃう、あれ!? 無理よ、今はポーションの一本も買えないのに!」

カツラギ「しかも迷宮って、ルインと2人で、やっと辿り着いたところだぜ? 途中で地下墓地も通らなきゃいけねえし…」

パペマ「…」

 地下墓地で一度ゴーレムを喪失したパペマは、青い顔で黙り込んでいる。

カツラギ「いや、待て、もしかしたら深い層の草原には、平和な牛娘がいるかもしれないだろ?」

ミリィ「だとしたら、本当に情報ゼロで探すことになるわよ。誰か、詳しい知り合いはいないの?」

カツラギ「一番頼りになるのはルインだろうが、他には…あ」

 カツラギが、あることを思い出す。

カツラギ「そう言えば、前に地下墓地で知り合った奴がいるんだった。ダンジョンのどこからでも、住処に連れて行ってもらえて、飯も寝床もくれるって」

パペマ「そんな、都合のいいのがいるの…?」

カツラギ「ああ。確かに対価は必要だが…でも、血を一舐めだけだ」

エリーゼ「それはつまり、吸血鬼では…」

カツラギ「ああ。だが、上手く使えば迷宮の方にも行けるかも知れねえ」



安価下 どうする?
①迷宮方面へ(第9層 洞窟までジャンプ)

②第2層 草原

③その他、行ったことのある層

④その他、要記述

カツラギ「あてもなく彷徨うくらいなら、危険でも分かってる所に行こう」

エリーゼ「わたしも、頑張ります!」



安価下コンマ 第9層までの出来事
   01 凶行
02~05 母の巣
06~20 ゴブリンの大群だ!
21~30 アースエレメントだ!
31~40 夜泣きコウモリの群れだ!
41~70 妾が増えたようだな
71~80 宝箱
81~90 手つかずの鉱脈
91~99 セフィリア一行
   00 セフィリア一行…?



エリーゼ「…ところで、その知り合いというのは、どのような方なのですか?」

カツラギ「ああ。ダリアっていう吸血鬼の娘で…」

 洞窟で話しながら歩いていると、突然目の前に黒い煙が立ち上った。

ミリィ「敵!?」

カツラギ「いや、これは…」

 やがて煙が消え、中から一人の少女が現れた。金髪碧眼、痩せた青白い身体にマントと長手袋を纏いながら膨らむ前の小さな乳首は剥き出しで、ガーターベルトにニーソックスを穿きながら閉じた無毛のすじを隠そうともしない。

エリーゼ「っ!?」

パペマ「なに、これも魔術の修行?」

 少女は、尖った歯を見せながら一行を見回し、それからカツラギに向かって言った。

ダリア「貴様、また妾が増えたようだな」

エリーゼ「めかけ…?」

カツラギ「妾じゃねえ、弟子だ。…さては俺たちの話を聞いていたな?」

ダリア「我は耳が良いのだ。迷宮に挑むのに、我の居城を使おうとしていることも聞いておったぞ」

ミリィ「え、ええと、ダリア? …そういうわけなの、時々使わせてもらってもいいかしら?」

 するとダリアは、特に気にする風もなく頷いた。

ダリア「構わぬ。対価を払うなら、いくらでも使わせてやろう。…何なら、今から見に来ても構わんぞ。対価を払うならな」



安価下 どうする?
①ダリアの居城へ

②後で

ごめん今日はここまで

ダリア「うむ。では我の手を取れ」スッ

 差し出した手を、カツラギが掴む。もう片方をミリィが。

エリーゼ「わたしたちは…」

ダリア「その2人の、どちらかの手を取れ。我と繋がってさえいれば良い」

エリーゼ「では…」スッ

パペマ「」パシ

 カツラギの手を握ろうとするエリーゼに割り込み、パペマが彼の手を握る。エリーゼは釈然としない顔で、ミリィの手を取る。

ダリア「では、離すなよ」

 そう言い終える前に、彼女の身体が黒い煙となって消えた。一緒に繋がっていたカツラギたちも、順に煙となって消えた。



『第49層 新月城』



ミリィ「っ!? …こ、ここは…」

ダリア「我の居城。人は新月城と呼ぶらしい。…さて、妾ども。約束の血をよこせ」

エリーゼ「ほんの一舐めと聞いたけど…」

 恐る恐る差し出した腕を掴むと、ダリアは爪で短い傷を付けた。少し血を絞り出すと、滲んだ赤い雫に口を付けた。

ダリア「ん…これでどうだ」

エリーゼ「…た、確かに一舐めだわ」

ミリィ「じゃ、あたしも…」

パペマ「ん」

 ミリィとパペマもそれに倣う。3人の血を味わうと、ダリアは頷いた。

ダリア「では、城のものは自由に使うが良い」

カツラギ「ああ…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『第10層 地下墓地』

②食べ物を探す

③寝る

④その他要記述

ミリィ「とりあえず、食べ物を少し貰うわね」

ダリア「好きにせよ。台所はあっちだ」



エリーゼ「それにしても、この城、どこにも窓が無いですね」スタスタ

カツラギ「吸血鬼だから、日光が入るとまずいんだろ」スタスタ

パペマ「ここ、洞窟なの?」スタスタ

カツラギ「いや、第49層らしい」

ミリィ「よんじゅうきゅう!? それ、戻れるの?」

カツラギ「俺と全く同じこと言ってんな…」

 案内された通り、長く暗い廊下を進んでいると、木の扉を見つけた。どうやらこの向こうが台所らしい。



安価下コンマ
01~40 パンと干し肉
41~70 ↑+ワイン
71~90 ↑+浄水瓶
91~00 ↑+何故ここにいる!?



ミリィ「…ま、こんなものね」

 見つけたのは、パンと干し肉。外で売ってあるのとそう変わりないものだ。

パペマ「もっと、生き血の入った瓶とか…」

カツラギ「そんなことはしないと思うぞ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『第10層 地下墓地』

②エリーゼに授業

③寝る

④その他要記述



ダリア「何だ、もうよいのか」

エリーゼ「また、必要な時に呼ぶわ」

ダリア「ふん、好きにせよ」

 再びダリアを含む輪になると、一行はダンジョンに戻った。



『第10層 地下墓地』



カツラギ「ここから先は、一切休憩できないぜ。壁から床から、ゾンビやら幽霊やらが襲ってくるからな」

パペマ「…」プルプル

 パペマが、不安げにカツラギに寄り添う。



安価下コンマ
01    キョンシー…?
02~10 顔のない手
11~30 ゾンビだ!
31~70 ゾンビの気配
71~90 特に何もいない
91~99 何だこれ?
   00 何故ここに

安価下2コンマ
01~20 カツラギ「済ましときゃ良かった」
21~50 特に何も起こらない
51~70 パペマ「…」プルプル
71~90 ミリィ「ううぅ…」プルプル
91~99 エリーゼ「あ、あの…」プルプル
   00 ↑1~3



 しばらく進んでいると、不意にパペマがカツラギの服を掴んだ。

カツラギ「パペマ?」

パペマ「おしっこ…」プルプル

 カツラギは立ち止まり、言った。

カツラギ「この前、ルインに言われた通りにしろよ」

エリーゼ「何と言われたのですか、先生?」

ミリィ「地下墓地では休憩禁止。座るのも危ないから、おしっこも立ったままで、場合によっては着たままでって」

エリーゼ「え…?」

 初めて聞いた情報に、絶句するエリーゼ。
 パペマが、涙目でローブの前とカツラギの服を掴む。

パペマ「カツラギ、おしっこ…」プルプル

カツラギ「ああもう、いっそそのままして…」

 その時、エリーゼが何かに気付いて声を上げた。

エリーゼ「あ、あれは!」



「___」フヨフヨフヨ…



カツラギ「ブランク…また面倒な奴に」

 呟いてから、思い出す。

カツラギ「…そう言えばこいつ、小便引っ掛けた逃げてったな」

パペマ「カツラギ、おしっこ、出る、うぅ…」モジモジ ギュッ



安価下 どうする?

カツラギ「パペマ、ちょっと待て、聞いてくれ」

パペマ「でる、もれる、あ、あっ…」プルプル プルッ

カツラギ「あそこに、ふわふわ浮いてる白いやつが見えるか。あいつは『ブランク』っていう、捕まえた人間を取り込んじまうヤバい敵だ。だが、小便を引っ掛けると逃げる」

パペマ「」ギュゥゥゥ

カツラギ「だから、お前のおしっこをあいつに当てろ。そしたら、この層を抜けられる」

パペマ「…」ギュゥッ バサッ

 パペマは、震える手でローブの裾を掴み、たくし上げた。



安価下コンマ
01~30 パンツが犠牲に
31~70 どうにか
71~90 狙い通り
91~00 カツラギ「こうなったら…」

 しかし、そこで限界に達した。
 長い裾を持ち上げたまま、パンツをずらそうと手間取っている間に、白いクロッチがじゅわりと濡れてきた。

パペマ「あ、あっ、あぅ…」ジュワッ ジョワッ

パペマ「あぁぁ…///」ジョワワワワ…

 丸出しのパンツにたっぷりとおしっこが染み込み、そのまま冷たい石床へ。瞬く間に広がって行き、近付くブランクの元へと達した。



「___」フヨフヨフヨ…



 湯気を立てるおしっこ溜まりを迂回するブランク。カツラギは、おもらしを続けているパペマの肩を掴むと、迂回した方とは逆へ走り出した。

カツラギ「行くぞ!」ダッ

パペマ「あっ、あっ、あっ///」ジョワァ パタタッ

エリーゼ「は、はいっ」ダッ

ミリィ「パンツ、後で乾かすからね!」ダッ



『第11層 地下墓地』



パペマ「ぐすっ…」ビショビショ

ミリィ「あと何層で、ここを抜けられるんだっけ?」

カツラギ「ここを含めてあと2層だ」



安価下コンマ
01~10 キョンシー…?
11~30 アースエレメントだ!
31~50 ゾンビだ!
51~80 ゾンビの気配
81~90 特に何も起こらない
90~99 また来たのか…
   00 何故ここに!?

安価下2コンマ
01~50 特に何も起こらない
51~60 カツラギ「俺も…」
61~80 ミリィ「この服って…」
81~99 エリーゼ「あの、本当に…?」
   00 ↑1~2

ねます



 突然、向こうの方で石床が弾け飛び、むき出しになった土の中から、数人の女が這い出てきた。

カツラギ「クソっ、ゾンビか…」

エリーゼ「いえ、あれは…」

 エリーゼが首を横に振る。確かに、ゾンビにしては肌艶が良い。胸の大きな全裸の女たちが、長く豊かな茶色い髪を振り乱しながら迫ってくる。

ミリィ「あれ、アレよね、森にいた、アレの仲間…」

エリーゼ「アースエレメントです!」



安価下1~3でコンマ最大 作戦

ダークエレメント>その他エレメントなので、ダークと競れるミリィなら他のエレメントには負けないわね



カツラギ「だったらダークエレメントみたく、弱点攻撃だろ。ミリィ!」

ミリィ「地面には…パスカル!」

 ミリィが杖を掲げ、風の精霊を呼び出す。たちまち旋風が巻き起こり、這い寄るアースエレメントを天井まで跳ね上げた。



アースエレメントs「!?」ビュオオオオ…



エリーゼ「ここは地下だから、天井も土よ! ぶつけないで」

ミリィ「難しいこと言うわね…!」ググッ

 出力を調整し、床にも天井にも当たらないように敵を飛ばし続けるミリィ。力の源である大地から離され続けたアースエレメントたちは、とうとう力尽きて消えてしまった。



『第12層 地下墓地』



ミリィ「ここを抜けたら、ダンジョンね。…もうもう少しで、パンツも乾かせるわよ」

パペマ「うぅ…///」モジモジ



安価下コンマ
01    凶行
02~10 ダークエレメントだ!
11~20 キョンシー?
21~60 ゾンビの群れ
61~90 ゾンビの気配
91~99 何だこれ?
   00 何でここに!?

安価下2コンマ
01~40 特に何も起こらない
41~50 カツラギ「しかし冷える…」
51~70 エリーゼ「身体が冷えて、もう…」
71~90 ミリィ「あとちょっとだったのに!」
91~99 パペマ「あっ、やだ、あっ、あっ」
   00 ↑1~3



カツラギ「しっかし、冷えるぜ…」カチャカチャ

エリーゼ「せ、先生!?」

ミリィ「ちょっ、するなら向こう向いて…!」

 言いかけたミリィが、不意に口をつぐんだ。エリーゼも気付いたのか、立ち並ぶ墓石に目を向けた。

カツラギ「…な、何だよ」

エリーゼ「どうやら…そのゾンビらしきものが、動き出しているような」

パペマ「!」ビクッ

カツラギ「マジかよ!? とりあえず小便だけ」

ミリィ「その時間は無さそう…早く隠れましょ。ルクス!」

 ミリィが、光の精霊を召喚する。

ミリィ「これで見た目は隠せるけど、この狭い通路じゃ物理的にぶつかるわ。物陰に隠れましょ」

カツラギ「おい、隠れるなら二人一組とか、とにかく一人にならない方が良いらしいぞ」

ミリィ「それもルインの教え? だったらそうしましょ。二人一組か、全員か」



安価下 どうする?
①ミリィと隠れる

②パペマと隠れる

③エリーゼと隠れる

④全員で隠れる

カツラギ「じゃあ弟子!」

エリーゼ「はいっ!」

パペマ「えっ、何でなんで…」

ミリィ「良いから、パペマはこっち!」

 ミリィがパペマを引っ張って、石像の後ろに隠れる。カツラギもエリーゼと共に、墓石の裏に身を潜めた。
 向こうの方で石床が捲れ上がり、中から数体のゾンビが這い出てくる。



ゾンビs「「「」」」グアー



エリーゼ「あれがゾンビ…恐ろしい…」

カツラギ「…」

 一方のカツラギは、以前ルインとここに来た時のことを思い出していた。正確には、ここを歩きながら、顔色一つ変えずにパンツの中に放尿する、ルインの姿を…

カツラギ「…っ」ググッ ジョワァ…

エリーゼ「…」ジッ

 エリーゼは、前を通り過ぎるゾンビの集団に釘付けだ。カツラギは努めて静かに、ズボンの前をおしっこで濡らしていった…



エリーゼ「…通り過ぎたようです」

カツラギ「そうだな…」

エリーゼ「…っ!?」

 ここで初めて、カツラギのズボンが濡れているのに気付く。それからつい先程まで、彼が尿意を催していたことを思い出し、赤面した。

エリーゼ「あ、あの…///」

カツラギ「…さっさとここ出て、乾かそうぜ」

『第13層 ダンジョン』



ミリィ「ここが、ダンジョン…」

エリーゼ「森よりも迷いそうな場所ね…」キョロキョロ

カツラギ「おい…とりあえず休憩しようぜ。服を乾かしたい」

パペマ「」コクコク



 近くの休憩所に駆け込むと、すぐに火を熾した。パペマがローブの中から濡れたパンツを脱ぎ、カツラギも躊躇なく下を脱ごうとした。

エリーゼ「! あ、あっち向いてます!」

カツラギ「おう、気にしなくて良いぜ…いだっ!?」

パペマ「…」ムスッ



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事、行動



カツラギ「…なんだよ、またご機嫌斜めかよ」

パペマ「…」フイ

 焚き火の前に、下半身すっぽんぽんで座る2人。相変わらずパペマはそっぽを向いている。

カツラギ「そんなにエリーゼが嫌かよ?」

パペマ「…別に」

カツラギ「…」

 そこへ、当のエリーゼが歩いてきた。

パペマ「!」サッ

 さっと距離を取るパペマ。エリーゼは…



安価下コンマ
01~10 エリーゼ「さっきから…」
11~90 エリーゼ「…」ジッ
91~00 エリーゼ「もしかして…」

エリーゼ「…」ジッ

 …何か言うでもなく、じっとパペマを見つめていた。というより、下半身丸出しのカツラギを見るわけにもいかず、やむなくそっぽを向く彼女の方を見ざるを得ないのかも知れない。

パペマ「…」

 険悪なムードが流れる。その間で、カツラギは…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「…まあまあ、仲良くしようぜ」

エリーゼ「そうよ。あなたと先生がどういう関係なのかは、大体分かったけど…別に、割り込もうなんて思ってないわ」

パペマ「…」チラッ

 エリーゼの発言に、パペマがちらりとエリーゼの方を覗き見る。が、すぐに向こうを向く。

カツラギ「…こりゃ長引くぜ」トホホ

 カツラギは苦笑した。



エリーゼ「ところで」

 仮眠を取ろうとするカツラギに、エリーゼが声を掛けた。

エリーゼ「次の講義はいつになりそうですか?」

カツラギ「…」

 …忘れていた、とは言えない。

エリーゼ「自分で勉強しようにも、資料が見つからず…予習しようにも、基礎も教えていただいてません」

カツラギ「…近いうちに、な」



ミリィ「…さて、牛娘を探しますか!」

 焚き火を消し、ミリィが立ち上がる。

エリーゼ「このダンジョンは広そうよ。どうやって探す?」

カツラギ「時間を掛けても、じっくり探すしか無いだろうな。ま、いざとなったらダリアの城に逃げ込めば良いさ」

パペマ「見つけたら、ゴーレムで」

カツラギ「倒すなよ、生け捕りだぞ」



安価下 どうする?
①探索

②休憩

③『第49層 新月城』

④その他要記述



ミリィ「そう言えば、この前ルインと来たんでしょ? 道覚えてないの?」

カツラギ「覚えてねえよ。1回しか来てねえし、ルインに着いていっただけだし…」



安価下コンマ
01    赤帽子
02~10 泥人形&泥娘
11~30 泥娘
31~60 特に何も起こらない
61~80 階段を見つけた
81~90 宝箱
91~99 また迷ったのかよ
   00 奇遇



カツラギ「…お」

パペマ「階段…」

ミリィ「これで、先の層へ進むことができるわね」



安価下 どうする?
①探索

②『第14層 ダンジョン』

③休憩

④『第49層 新月城』

⑤その他要記述



『第14層 ダンジョン』



カツラギ「あー…来たことある、気がする」

パペマ「…」キョロキョロ

エリーゼ「とりあえず、歩きましょ」



安価下コンマ
01~05 赤帽子
06~20 宝箱
21~40 ゴブリンの群れ
41~70 特に何も起こらない
71~90 はぐれ牛娘
91~99 休憩所を見つけたぞ
   00 ↑+誰かいるぞ



ミリィ「それにしても、こんな広いダンジョンの、一体どこにその牛娘が」



牛娘「…ほぇ?」



ミリィ「…い」

パペマ「い」

カツラギ「いたぞーっ!?」ガビーン



牛娘「!?」ビクッ



 思わず叫んだ一行に、牛娘がびくんと竦み上がる。短い角の生えた頭をこちらに向けると…



安価下コンマ
01~10 なかまをよんだ!
11~60 逃げ出した!
61~90 襲いかかってきた!
91~00 近寄ってきた

牛娘「」ダッ

 踵を返し、一目散に逃げ出した!

カツラギ「まずい、追うぞ!」ダッ

 慌てて追いかける一行。



このコンマが60以上で捕獲 ゾロ目で…



 しかし、幸い足は早くなく、すぐに追いついた。

牛娘「~!」ジタバタ

カツラギ「ぐぅっ、力が強い…っ!」ググッ

ミリィ「悪いけど、ちょ~っとついて来てもらうわね…」

パペマ「ん」ヒョイ

 パペマが大きな球体を宙へ放ると、瞬く間にダンジョンの壁や天井から土や石が吸い込まれ、一体のゴーレムを形成した。
 ゴーレムが、カツラギに押し倒されてもがく牛娘を掴んで担ぎ上げる。

カツラギ「…ふぅ。これで目標は確保」

パペマ「あと一体は運べる」

ミリィ「何となくだけど…牛娘一体じゃ、赤字になりそうな気がするわね」

エリーゼ「どうしますか、先生?」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①帰る

②他の個体も探す

③その他要記述

カツラギ「赤字はマズい。もう一体ぐらい探そう」

牛娘「~!」ジタバタ



安価下 どうする?
①探索

②休憩

③『第49層 新月城』

④その他要記述

カツラギ「…ところで、捕まえた牛娘ってどうするんだ?」

パペマ「牛娘のお肉は食べたこと無い」

牛娘「!?」ビクゥッ

ミリィ「食べないわよ。…乳牛として、ミルクを絞れるみたいよ。ギルドにも売ってあったわ」

カツラギ「なるほど…」

 ゴーレムに担がれている牛娘。顔付きは幼さすらあるが、申し訳程度の白黒の布に包まれた乳房は人間離れしたサイズだ。



安価下 どうする?
①探索

②休憩

③『第49層 新月城』

④その他要記述

ねる

カツラギ「仲間がこの辺にいるかも知れないな…」



安価下コンマ
01    地響き
02~10 母
11~20 宝箱
21~40 ゴブリンの群れ
41~70 特に何も起こらない
71~90 休憩所
91~99 他の牛娘を見つけたぞ
   00 大穴



ミリィ「…あら」グイッ

 壁際に、不自然に立てかけられた一枚の石板をずらすと、向こうに横穴を見つけた。焚き火用に石が並べられ、地面には何かの毛皮も敷いてある。隠された休憩所のようだ。

エリーゼ「最近、使われたようね」

カツラギ「だが、今は空いてる。使わせてもらうぜ」

パペマ「ん。…」チラッ



ゴーレム「」ズン ズン

牛娘「」ジタバタ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③その他、要記述



カツラギ「…さて、約束の講義の時間だ」

エリーゼ「お願いします…」ジッ



安価下 何を教える?
①獣身術の原理

②獣身術のコツ

③獣身術の歴史

④その他要記述



 カツラギは燃えさしの炭を拾うと、硬い地面に簡単な生命樹を描いた。

カツラギ「殆ど全ての魔術が、この生命樹を理解するところから始まる。獣身術だって例外じゃない」

エリーゼ「…」

カツラギ「『もう知ってる』って顔だな。当然、お前なら生命樹くらい全部頭に入ってるだろ」

エリーゼ「それは、まあ…」

カツラギ「だが、獣身術においてはこいつの使い方が違う。例えるなら…エリーゼ、お前は箒に乗って空を飛ぶな?」

エリーゼ「はい」コクン

カツラギ「だが、本来箒は掃除に使う道具だ。跨って空を飛ぶ物じゃない。多分お前は、その認識を塗り替えるのに一番苦労したんじゃないか?」

エリーゼ「確かに…」

 エリーゼが頷く。

カツラギ「大抵の魔術においては、己を一本の生命樹になぞらえ、その周りをたゆたう魔力を取り込むことで魔術を使う。だが、獣身術において己は枝葉の一枚だ」

 生命樹の、一本の枝の先端を指差す。

カツラギ「そして、木の外に用は無い。己の魂を保ったまま…進化の路を遡り、進み、或いは飛び移り、目的の生命体となる。いいか、獣の身体を作って纏うんじゃない。その獣に『なる』んだ。そこまで言えば、獣身術がどんなに危険な術か、お前には分かるだろ」

エリーゼ「…」コクン

カツラギ「…というわけで、今日はここまで」スクッ

 立ち上がるカツラギ。エリーゼも、慌てて立ち上がって頭を下げた。

エリーゼ「あっ、ありがとうございました!」



ミリィ「しっかり休めたかしら。そろそろ行くわよ!」



安価下 どうする?
①探索

②『第49層 新月城』

③その他要記述

パペマ「暴れないで…」

牛娘「~」ジタバタ



安価下コンマ
01    地響き
02~20 ダーク&アース
21~40 ゴブリンの群れ
41~50 階段を見つけた
51~70 宝箱
71~90 奇遇
91~99 他の牛娘を見つけたぞ
   00 奇遇



エリーゼ「…!」



ドムッ ドムッ ドムッ
ズモモモモモ…

アースエレメント×3「…」

ダークエレメント「…」



カツラギ「全く、よく来る奴らだぜ!」

ミリィ「どうする、あの数はあたしでもきついわよ」

エリーゼ「ダークエレメントもいますし…」

パペマ「ゴーレムは使ってる」チラ



ゴーレム「…」

牛娘「」ジタバタ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

カツラギ「ということで、頼んだ。弟子よ」ポン

エリーゼ「えっ、一人で!?」

 ぎょっとするエリーゼ。それでも一歩前に進み出ると、両手を掲げた。

エリーゼ「追い払うくらいなら…やってみます」



安価下コンマ
01~20 無理
21~50 追い払った
51~70 アース1体
71~95 アース2体
96~99 アース全員
   00 こうすれば…



エリーゼ「はっ!」

 箒を振るい、強風を巻き起こす。風が2体のアースエレメントに直撃した。



アースエレメント「!?」

アースエレメント「~!」



 長い茶髪と豊満な乳房を激しく揺らしながら、アースエレメントが風に巻き上げられ…消えた。



アースエレメント「…」シュゥゥゥ

ダークエレメント「…」シュゥゥゥ



 残ったアースエレメントとダークエレメントが、逃げていく。

カツラギ「…や、やるな。我が弟子よ」

エリーゼ「ありがとうございます」

ミリィ「これは頼もしいわね…あら?」



安価下コンマ
01~10 ポーション
11~30 エーテル
31~70 魔力結晶(土)
71~99 宝箱
   00 たちあがり

 アースエレメントのいた場所には、琥珀色の結晶が落ちていた。

エリーゼ「これは、地属性の魔力結晶ですね。使用すると、土の壁を作るなどできます」

カツラギ「じゃ、俺が持っておくか」



『魔力結晶(地)』大地の魔術を結晶化したもの。使用すると土の壁を作ったり、小さな地震を起こすことができる



安価下 どうする?
①探索

②休憩

③『第49層 新月城』

④その他要記述

ねる



ミリィ「あんまり長居はできないかも…」

カツラギ「何でだ?」

ミリィ「食料が無くなりそう…」

パペマ「ゴーレムも、ずっとは維持できない」

牛娘「~…」グッタリ



安価下コンマ
01~05 地響き
06~20 母
21~40 ダークs
41~70 階段を見つけた
71~99 宝箱
   00 何でここに?

ごめん間違えた

安価下コンマ
01~05 地響き
06~20 母
21~50 階段を見つけた
51~80 他の牛娘
81~99 宝箱
   00 何でここに?



パペマ「…変な匂い」クンクン

エリーゼ「それに、禍々しい気が漂って…」

ミリィ「…!」

 ダンジョンの通路が、不意に広い部屋に繋がった。足を踏み入れた瞬間、甘ったるく重苦しい空気が一行を包む。

カツラギ「何だこれ…喰らい家みたいなやつか?」

ミリィ「ううん…あれ…」

 ミリィが指差す先。そこには、薄緑色の肉塊が鎮座していた。

エリーゼ「あれは…ゴブリン?」

 エリーゼの呟きに、肉塊がぶるんと震えた。よく見ると、それは突き出た腹と真横に垂れ下がった乳房であった。
 肉塊の端にくっついた、小さな頭がこちらを向く。



???「…」ジッ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①逃げる

②話しかける

③襲いかかる

④その他要記述

エリーゼ「…攻撃は、してこない…?」

カツラギ「…おーい!」

 カツラギは、声を上げながら近づいた。



???「…!」クワッ



 突然、それが大きく口を開け、吠えた。
 たちまち、どこからともなくゴブリンや夜泣きコウモリやエレメントの群れが部屋になだれ込み、カツラギたちを包囲した。

ミリィ「ああもうっ、こいつダンジョンのボスじゃない!」

エリーゼ「この数は無理です、先生…!」

パペマ「牛娘、逃していいならゴーレムで…」

カツラギ「…いや、待て」

 カツラギが制止する。モンスターたちは臨戦態勢ではあるものの、襲いかかる気配が無い。主の命令を待っているようだ。

???「…お、い」

 遂に、親玉と思しき緑の肉塊が、声を発した。

カツラギ「なあおい、俺たち取って食おうってんじゃないんだ。だから…」

???「それは、わかって、いる…」

 肉塊が、しわがれた不快な声で言う。

???「とおりたければ…なにか、よこせ。この、ルマドに」

ミリィ「ルマド…って言うのね? 何かって、何が欲しいの?」

ルマド「なんでも、だ…ルマドの、こどもたちを、やしなう…」

カツラギ「じゃ、食い物の方が良いかな?」

エリーゼ「でも、この数を養うとなると…」

パペマ「…」キョロキョロ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①残りの食べ物を渡す

②さっき拾った魔力結晶を渡す

③他の所持品(要記述)を渡す

④強行突破

カツラギ「いや…何も、俺たちの食い物が、奴らにとっても食い物とは限らないぜ」スッ

 カツラギは、ポケットから先程入手した魔力結晶を取り出した。すると、群れの中から一体のエレメントがやってきて、結晶を受け取った。
 群れが離れて、ルマドの元へと戻っていく。

ミリィ「た、助かった…」ホッ

エリーゼ「早く、ここを離れましょう」



ミリィ「そろそろ、休みたいわね」

パペマ「…」チラ



牛娘「」グッタリ



エリーゼ「捕まえて家畜にするのなら、死なせちゃ駄目よね」

カツラギ「ああ…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①探索

②休憩

③『第49層 新月城』

④『第13層 ダンジョン』

⑤その他要記述

ねます
安価下



 手近な休憩所に入り、牛娘を休ませることにした。



ゴーレム「」ズズズズ…

牛娘「」ゴロン



カツラギ「…息はしてるな」

エリーゼ「帰りを考えると、これ以上の探索は厳しいかも知れません…」

 ゴーレムに下ろされ、仰向けに倒れる牛娘。幼気な顔立ちは小柄な身体と不釣り合いなほど、乳房と尻が大きい。白と黒の布を巻き付けているが、ぼってり大きな乳首や、意外に毛の薄い秘部をまるで隠せていない。

牛娘「…」スゥ

カツラギ「今、手持ちは何がある?」

ミリィ「パンとぶどう酒が少し。ポーションもエーテルも、殆ど残ってない」

エリーゼ「回復薬なら、多少は」

 腕に巻いたガラス瓶を確かめるエリーゼ。パペマはゴーレムを土に戻すと、牛娘と同じく地面に横たわった。ゴーレムの維持に、かなり魔力を使ったようだ。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

まあ最大3つってことで



エリーゼ「ほら、飲んで」グイッ

牛娘「」ペロ…

ミリィ「せめて、この娘が高くで売れることを祈るだけね…」

パペマ「んっ、んっ」ゴクゴク

 最後のエーテルを飲み干すと、パペマは再びゴーレムを形成した。

カツラギ「よし…帰るか」



安価下コンマ 第13~12層での出来事
01~15 地響き
16~30 泥人形
31~40 宝箱?
41~70 パペマ「ん…」モゾッ
71~90 はぐれ牛娘
91~99 の群れ
   00 の…



カツラギ「…!」

 帰り道を探していると、宝箱を見つけた。

カツラギ「せめて、損を取り返すのに…」

ミリィ「待って、罠かも…」

 しかし、ミリィが止めるより先に、カツラギは箱の蓋に手をかけた。そして、開けた瞬間…



安価下コンマ
01~10 聖堂
11~40 擬態型(牙)
41~70 蛇
71~80 擬態型(女)
81~99 牛娘
   00 壺

くぎる

バンッ

ラミア「…♡」バァーッ



カツラギ「うわーっ!?」

ミリィ「ああもう言わんこっちゃない!」

エリーゼ「ラミアだわ! 皆耳を塞いで!」



安価下コンマ
01    フル
02~05 3フレーズ
06~15 1フレーズ
16~40 ゴーレムパンチ
41~70 ミリィ「パスカル!」
71~99 エリーゼ「パラライズ!」
   00 歌ってこない…?

 慌てて耳を塞ぐ一行。しかし、牛娘が耳を塞げないのに気付くと、エリーゼは片手を突き出して叫んだ。

エリーゼ「パラライズ!」

 手から電撃が走り、ラミアを直撃する。たちまち、ラミアの身体が硬直し、動かなくなった。

ラミア「」ビクッビクッ

カツラギ「た、助かったぜ…」

ミリィ「今のうちに逃げましょ」

カツラギ「ああ。だがその前に、ちょいとお土産でも…」

 そう言うとカツラギは、硬直するラミアの身体をまさぐった。



安価下コンマ
01~40 鱗
41~70 皮
71~80 宝石
81~90 腕輪
91~99 指輪
   00

カツラギ「大したもの無いな。じゃ、こいつを…」

ラミア「…///」ビクッビクッ

 乳房に張り付いていた、赤い鱗を剥がす。青紫色の乳首が露わになり、ラミアが頬を染めた。



『ラミアの鱗』ラミアの尾から剥がれ落ちた鱗。軽く丈夫で、わずかに魔法耐性を持つ





『第12層 迷宮』



ミリィ「どうにか、地下墓地の手前まで着いたわ」

エリーゼ「2層しか進んでないのに、すごく歩いた気がする…」ゲッソリ

カツラギ「墓地に入ったら、休憩できないぜ。今のうちに休んでおくか?」



安価下 どうする?
①『第11層 地下墓地』

②休憩

③『第49層 新月城』

④その他要記述



 階段近くの休憩所に入り、火を熾した。

ミリィ「もう、食べ物はこれで最後よ」

エリーゼ「また、あの城で補充したら良いんじゃない?」

ミリィ「それはまあ、そうなんだけど…」

カツラギ「とにかく、休もうぜ。あと、便所は今のうちに済ましとこう。地下墓地に入ったら、それもできないからな」

パペマ「…///」コクコク



安価下1~3でコンマ最大 休憩中の出来事、行動



牛娘「…?」ムクリ

 寝ていた牛娘が、何かに気付いて顔を上げた。のそのそと休憩所の隅に這っていき、じっと床の一点を見つめる。

ミリィ「どうしたの?」

パペマ「逃げちゃ駄目…」

 しかし牛娘は、逃げようとせずに何かを見つめている。その目線を追って、パペマがあっと声を上げた。

パペマ「魔力鉱石!」

カツラギ「何、鉱脈か!?」

 思わぬ臨時収入の予感に、跳ね起きるカツラギ。パペマは、牛娘の見つめる何かを手で掘り出した。

パペマ「これは、魔力…鉱石?」



安価下コンマ
01~30 超魔力鉱石
31~60 魔力水銀
61~90 魔力水晶
91~00 せいしんのいし

 それは石ではなく、地面から湧き出す銀色の液体であった。

カツラギ「何だこれ?」

パペマ「魔力鉱石じゃない…けど、魔力は感じる…」

エリーゼ「それは、『魔力水銀』ね」

ミリィ「魔力水銀?」

 エリーゼが説明する。

エリーゼ「稀に魔力が液状に凝集することがあると、前の先生に聞いたことがあるわ」

パペマ「…」

 パペマは、魔力水銀を両手で掬い上げると…元に戻した。

パペマ「運べない…」

エリーゼ「空き瓶ならあるわよ。使う?」

パペマ「…」

 複雑そうな目で、エリーゼと魔力水銀を交互に見る。

パペマ「…ここで使っても良い?」

カツラギ「何に使うんだ?」

パペマ「ん」スッ

 パペマは、ローブの中から小さな球体を取り出した。

カツラギ「それは…ゴーレムの核?」

パペマ「今まで集めた鉱石で作ってた、予備。魔力水銀を加えれば、変わったゴーレムが作れるかも」



安価下 どうする?
①パペマに任せる

②持って帰る

③その他要記述



パペマ「…」ポチャン

 何らかの加工を施した核を、魔力水銀の中へ沈める。すると、核は液体を吸収し…やがて、銀色に輝く球体となった。

パペマ「…できた」スッ

 球体を拾うと、パペマは立ち上がった。核を握った手を、頭上に突き出す。
 次の瞬間、銀色の液体が噴き出した。更に周囲の土や石がパペマの手に集まっていき、巨大なゴーレムの拳を形成した。

パペマ「…『ゴーレム武装の核』」



『ゴーレム武装の核』使用者の身体にゴーレムの一部を装備させることができる





ミリィ「さ、行くわよ!」



安価下コンマ 第11~10層での出来事
01    ゾンビの大群
02~20 ダークエレメント
21~50 ゾンビ
51~70 ゾンビの気配
71~90 「何だ、ちっとも来ないではないか」
91~00 カツラギ「何だこれ?」

『第11層 地下墓地』



 地下墓地に足を踏み入れてすぐに、誰かが通路に立っているのに気付いた。

カツラギ「…あんた」



ダリア「…! ふん、ようやく来おったか」



 そこにいたのは、吸血鬼ダリア。相変わらず四肢を隠しただけの裸にマントだけを羽織って、膨らみはじめの乳房を突き出すように胸を張った。

カツラギ「どうしたんだよ。まだ呼んでないぞ」

ダリア「あれだけ我を頼ると言っておきながら、一度も来ぬではないか。迷宮でさっさとくたばったかと思ったぞ」

ミリィ「あんた、もしかして…寂しがりやなの?」

ダリア「退屈なのだ!」

 苦笑するミリィに、ダリアが噛みつく。が、すぐにいつもの澄まし顔に戻ると、青白い太腿をすり合わせるように脚を動かしながら、言った。

ダリア「…久々に気が向いて、料理などしてしまったのだ。我一人では持て余す」

エリーゼ「お裾分けしてくれるの? …まさか、血」

ダリア「血を料理などするものか。味が落ちる。…貴様らにも食せるものだ」

パペマ「これ、連れてくるけど、いい?」



牛娘「…」チラッ



ダリア「…好きにせよ」



安価下 どうする?
①『第49層 新月城』へ

②行かない

ダリア「それで良い。…では行くぞ」

 一行(とゴーレムon牛娘)は手を繋ぐと、ダリアの居城のある第49層へと移動した。



『第49層 新月城』



 広間には大きな長テーブルが用意され、その上には人数分の食器が並べられていた。テーブルの一端に座ると、ダリアはカツラギたちにも座るよう促した。

カツラギ「な、なんかやけに用意が良いな…」

エリーゼ「他のお客さんとか、いないの?」

ダリア「来ることもある。だが出会うことはない。…それよりも、用意は良いな」

 ダリアが指を鳴らすと、皿の中に湯気を立てるシチューが出現した。更に、焼き立てのパンも添えられている。

エリーゼ「わあ…!」

パペマ「」ジュル

ミリィ「美味しそう…これ、ダリアが作ったの?」

ダリア「この身体になってから、時間だけが余って仕方がないのだ。料理の一つや二つ、覚えることも容易い」

カツラギ「じゃ、いただきまーす…」



安価下コンマ カツラギ
01~10 靴下
11~20 ジャケット
21~40 インナー
41~60 上全部
61~80 ズボン
81~99 下全部
   00 全部

安価下2コンマ ミリィ
01~10 靴下
11~30 ズボン
31~60 ショーツ
61~80 ローブ
81~90 下全部
91~00 全部

安価下3コンマ パペマ
01~50 パンツ
51~70 ローブ
71~00 全部

安価下4コンマ エリーゼ
01~10 ベルト
11~20 帽子
21~50 上
51~80 下
81~00 全部

 最初に気付いたのは、カツラギであった。

カツラギ「…っ、てめっ!」ガタッ

ミリィ「何? …あっ、熱っ!?」

 カツラギが、ジャケットと黒いインナーを脱ぎ捨てる。

ダリア「効果が出たか」

パペマ「痛っ、ぱ、パンツが、痛いっ!」

エリーゼ「あっ、つっ! これも…これも!?」

カツラギ「おい、ビリビリしてる服を脱げ! 命には関わらねえから」

 ミリィは、ローブの下に履いているズボンを下ろすと、目を白黒させて仲間たちを見回した。
 パペマはローブの中に手を入れ、黄色い染みの着いたパンツを下ろした。エリーゼは…

エリーゼ「う、うぅ…///」

 何と、買ったばかりのシャツも、スカートも脱いで、出会った時のような裸になってうずくまっていた。

カツラギ「ダリア…てめえ、勝手に盛りやがったな」

ダリア「我の解呪に協力するのも、居城を貸す条件であったろう?」

カツラギ「こいつらには、それを伝えてなかっただろうが。この前も血しか求めなかった」

ミリィ「ね、ねえ、何が起こってるの…?」

 裾の短いローブから、ちらちら見えるパンツを手で隠しながら、ミリィが尋ねた。
 カツラギは、ダリアの呪いと、それを分け与える仕組みについて話した。

パペマ「あ、あの時の、ビリビリパンツ…痛っ」バチッ

エリーゼ「せ、折角服を着れたのに…///」

ダリア「ほう、そこの魔女は経験があるようだ。…どうだ。この後、我と」

エリーゼ「結構よ! …///」

 エリーゼが、立ち上がる。それから、胸と股間を覆っていた両手を、おずおずと下ろし、膨らみかけの乳房と陰毛の生えかけた秘部を露わにした。

エリーゼ「…///」ドキドキ

ダリア「…」ニヤニヤ

ミリィ「はぁ…さっさと出て、聖堂で解呪してもらいましょ」

パペマ「ん…///」ソワソワ



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『第11層 地下墓地』

②食べ物を探す

③寝る

④その他要記述



ミリィ「こんな目に遭ったんだから、せめて貰えるものは貰っていくわよ!」ズンズン

 食後、ミリィを先頭に食料探しが始まった。

パペマ「…///」モジモジ

エリーゼ「こ、こことか…///」ゴソゴソ

 ぱっと見普段通りだが、パンツを穿いていないパペマと、全裸のエリーゼが戸棚を漁る。

ミリィ「…///」チラッ

 ミリィが下の棚を探してかがむと、短いローブの裾から白い下着が覗いた。



安価下コンマ
01~30 パンと干し肉
31~50 ↑+ワイン
51~70 ↑+バター
71~90 ↑+新鮮な肉
91~99 ↑+浄水瓶
   00 ↑+何でここに!?

忘れてた

安価下コンマ
01~30 パンと干し肉
31~50 ↑+ワイン
51~70 ↑+バター
71~90 ↑+新鮮な肉
91~99 ↑+浄水瓶
   00 ↑+何でここに!?

安価下2コンマ
01~20 特に何も起こらない
21~40 パペマ「…♡」
41~60 ミリィ「…///」
61~80 エリーゼ「…せ、先生…///」
81~99 ↑1~3
   00 ダリア「ふふ…♡」



ミリィ「前と同じ、パンと干し肉と…」

エリーゼ「あっ、未開封のワインがあったわ!」

ミリィ「でかしたわ! 持っていけるだけ持っていきましょ…」



パペマ「…カツラギ、カツラギ」チョイチョイ

カツラギ「どうした?」

パペマ「…」

 カツラギが振り向くと、パペマはローブの裾を掴んでもじもじしていた。が

パペマ「…♡」ガバッ

 いきなり、ローブを大きくたくし上げた。背丈の割に大きなおっぱいと、反対につるつるの幼女まんこが露わになる。

カツラギ「い、いきなりどうした…?」

パペマ「はぁ♡ はぁ♡」トロォ

 よく見ると、割れ目の中から白く泡立つ液体が、とろとろと太腿に溢れ出している。
 ひとしきり裸体をカツラギに見せつけると、パペマはローブを下ろした。

ミリィ「…この辺にしておきましょ」

エリーゼ「そうですね。…」チラッ

 エリーゼが、ちらりとカツラギとパペマの方を見た。が、すぐに視線を外した。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『第11層 地下墓地』

②エリーゼに授業

③寝る

④その他要記述



 ミリィたちは部屋を探して寝ることにしたようだ。不思議とパペマも、カツラギにくっつくでもなく一人で城をうろつくと言うので、彼も一人で休むことにした。

カツラギ「パペマの奴、相当溜まってたのか…?」

 急に彼の前で痴態に及んだパペマ。今まで無かったでもないが、他の仲間がいる前では初めてだ。思えば、ミリィも思わせぶりに尻を突き出したりしてたし、エリーゼに至っては時折彼の目の前に立っては、痩せた裸体を見せつけるように意味もなく直立したりしていた。
 おかげで、彼自身ムラムラして仕方がない。

カツラギ「どっか行く前に、ベッドにでも連れ込めば良かったな…」

カツラギ「…ん?」

 ふと、立ち止まるカツラギ。
 そこには、ゴーレムから解放された牛娘がぽつんと立っていた。もう逃げようとする意思は無いようで、近寄ってくるカツラギに何やら物欲しそうな目線を向けていた。



牛娘「…///」ジッ



カツラギ「…よし、来い」グイッ

牛娘「…///」トコトコ



 適当な扉を開けると、ちょうど良く小さな寝室であった。質素なベッドの上に牛娘を転がすと、その上に馬乗りになった。

牛娘「…///」ドキドキ

カツラギ「流石は牛娘…」グイッ

 胸に巻き付いた粗末な布をずり上げると、人間離れした巨大な乳房が、ばるんと音を立てて左右にこぼれ落ちた。その、ぼってりと大きい桃色の先端をつまむと、じわりと白いミルクが滲み出た。

牛娘「んっ♡♡」ピクン

カツラギ「」カチャカチャ ボロンッ

牛娘「!! …♡♡♡」ドキドキ

 2つの巨峰を左右から掴んで寄せ…その間に、固く膨れ上がった肉棒を挟み込んだ。

カツラギ「おおあぁ…!」ビクッ

牛娘「///」ドキドキ プルプル

カツラギ「すげえ…全部埋まったぞ…」ユサッ ユサッ

牛娘「…♡」ブルンッ ブルンッ

 温かく、ふわふわのおっぱいに、亀頭の先まで包み込まれる。カツラギは味わうように、ゆっくりと腰を動かし、おっぱいの中を前後した。

カツラギ「うっ、ふぅっ…ん、ぅあ…っ」ズリュッ ジュルッ

牛娘「♡♡」ブルンッ プルルンッ

カツラギ「っ、あっ!」ビクンッ ギュッ

牛娘「♡」ピューッ

 暴発しそうになり、思わず乳房越しにペニスを押さえると、乳首から幾筋ものミルクが勢いよく噴き出した。顔に付いたそれを舐めると、甘い。

カツラギ「はぁっ…はぁっ…」ズッ ズリッ ズリュッ

牛娘「ん、んっ♡♡」バルンッ バルンッ ピュルッ

カツラギ「ああぁ…もう無理っ」ガシッ

 我慢できなくなり、両手でおっぱいをぎゅっと掴んだ。ぱんぱんに詰まったミルク袋が、柔らかく、それでいてずしんと、ペニスを圧迫した。

牛娘「っっっ♡♡♡♡」ビュルルルーッ

カツラギ「はあっ、はあっ、あっ、あぁっ…あぁっ、出るっ…」ズリュッズリュッ ズリュッジュチュッ パチュッ パチュンパチュン…

カツラギ「出るっ…!!」ドクンッ ビュルルルルーーーーッッ ビュルルーッ

 思えば、しばらく前にレンゲと交わってから、性交はおろか射精もしていない。溜め込まれた精液が、魂ごと噴き出すように、どくどくと牛娘の谷間を満たした。

牛娘「♡」トクン トクン

 射精の拍動に合わせて、おっぱいが揺れる。深い谷間から彼女の口元に、とろりと精液が溢れ出てきた。牛娘は、それを美味しそうに舐めた。



安価下コンマ
01~20 寝落ち
21~50 逆転
51~60 パペマ乱入
61~70 ミリィ乱入
71~80 エリーゼ乱入
81~90 パペマ&ミリィ乱入
91~00 全員乱入

牛娘「…♡」ドスッ

カツラギ「ぐはぁっ…!?」ドサ

 突然、牛娘が下からカツラギの胸を両手で突いて倒した。想定外の怪力に呼吸が止まり、床に崩れ落ちるカツラギ。その上に、今度は牛娘が馬乗りになる。

牛娘「…♡♡♡」ブチッ

 彼女は、腰に巻き付いた紐のような布切れを引きちぎると、うっすら毛に覆われた茂みを、未だ硬さの残るカツラギの肉棒にあてがい…

牛娘「ん、おおおっ♡♡♡♡」ズブブブッ

 一気に、腰を落とした。
 そのまま、牛娘が激しく腰を上下に動かす。

牛娘「お゛っ♡♡ も゛っ♡♡ んお゛っ♡♡」バチュンッ ドチュンッ バルルンッ

 抽迭の度、超重量のおっぱいが上下に躍動し、たっぷり張り付いた精液が塊のまま飛び散る。慣れた腰つきと裏腹に生娘のような硬く狭い膣穴が、ごりごりとカツラギの肉棒を締め上げる。

カツラギ「うっ、ぐっ、ぐえっ…」ビクッ

牛娘「んおおっ♡♡♡ んもおぉっ♡♡♡ もおぉぉっ♡♡♡」バッチュンッ ズッチュンッ ブシュウーッ

 牛同然の嬌声を上げ、両の乳首から母乳を噴き上げながら、牛娘が更に膣で締め付ける。

カツラギ「うあ、あっ、もうっ、もう出っ…うあっ!」ビクンッ ビュルルルッ

 とうとう、牛娘の膣内に射精した。
 しかし、牛娘は止まらない。更に激しく腰を振り、精液を根こそぎ絞りに来る。

牛娘「っっっ♡♡♡♡ っっっ~~~♡♡♡♡」バッチュンッ ギュゥゥーッッッ ズリッ ズリッ

カツラギ「もう、もう無理っ、むり! た、たすけ…」

牛娘「…♡」ギュゥッ

 精液まみれのおっぱいに、顔面を包まれながら、カツラギは気を失った…



カツラギ「…うぅっ」パチ



「おう、ようやく目覚めたか」

「大丈夫?」「無事ですか?」



カツラギ「…」ボー

 仰向けに横たわるカツラギの視界に映る、3つの縦すじと1つの白い布。一つは縁に赤い産毛の萌えた、細い切れ込み。一つは見慣れた肌色の、滑らかで柔らかそうなすじ。一つは青白く、うっすら湿った割れ目。時折緩んでは、蜜を滲ませながらきゅっと締まる。
 白い布が喋った。



ミリィ「見つからないから心配したわよ。そこの牛娘も一緒に」

牛娘「Zzz…」

 カツラギは、むくりと身体を起こした。

パペマ「おはよ」

 パペマが、たくし上げていたローブを下ろしながら言う。エリーゼは両手を背中に回し、小さな胸を突き出すように顔を寄せ、言った。

エリーゼ「せ、先生がよければ、そろそろ出発しようかと話していました…///」

カツラギ「ああ…」

 ぼうっと見つめていると、小さな膨らみの先で、桜色の先端がつんと尖ってきた。

エリーゼ「…///」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『第11層 地下墓地』

②ごめんもうちょっと寝る

③エリーゼに授業

④その他要記述

くぎる

(ぼちぼち次スレの季節だけど、この話どの辺まで続けたい?)

(新しいキャラに会いたかったら、新しいエリアに行くことやね)

(用意したけど触れられてないエリアが何箇所かある)



カツラギ「安全な場所にいる内に、もう少し進めとこう」

エリーゼ「お願いします…///」

 小さなテーブルに、向かい合って座るカツラギとエリーゼ。カツラギの隣には、パペマがくっついている。曰く「エリーゼが変な気を起こさないように」らしい。いつもなら彼女らしいヤキモチで済むのだが、ダリアの呪いに当てられたエリーゼは、頬を紅潮させながらも彼に痩せた裸体を見せつけてくる。パペマの心配も最もであった。

カツラギ「じゃ、今回は…」



安価下 何を教える?
①獣身術の禁忌

②獣身術のコツ

③獣身術の歴史

④その他要記述

カツラギ「あれもダメ、これもダメでうんざりしてるだろうが、ここからが一番ダメなこと…獣身術における禁忌に触れる。こいつを知らない限り、変身は人間を去る片道切符だ」

エリーゼ「禁忌とは…」

カツラギ「簡単だ。『欲求』に従うこと…特に、全ての生物が持つ三大欲求。『睡眠』『摂食』そして『性交』を、変身した状態で行うと、高い確率で戻れなくなる」

エリーゼ「必ず戻れない、というわけではないのですね?」

カツラギ「要は、考え方が変身した生物のものに寄っていくんだ。眠れば、起きた頃には自分が人間であったことを忘れちまうかも知れない。変身した生物の好物を食えば、人間の食い物を忘れちまうかも知れない。だが」

 ここで、ずいと身を乗り出す。

エリーゼ「…///」

 エリーゼが、机に置いていた手をそっと後ろに回し、胸を露わにする。

パペマ「ぐるるる…」

 パペマが威嚇する。

カツラギ「性交は別だ。他の生物に変身し、番を作り、性交…セックスしたら、一回戦が終わる頃には人間への戻り方を完全に忘れる。これは絶対だ」

エリーゼ「でも…そんなこと、あるのですか?」

カツラギ「そう思うだろ? 何もしなくても、眠くなるし腹は減る。だが、セックスくらい我慢すれば良い」

パペマ「我慢しないくせに」ボソッ

カツラギ「だが…変身すると、気になってくるんだ。『どうしてこの生物は、好き好んで同族と交尾するんだろう』ってな。それに、大抵の生き物には人間と違って発情期がある。何もしなくても、向こうから寄ってくる場合もある」

カツラギ「…俺の師匠はソン・クゥという女で、今の俺くらいの歳の時に、当時4歳の俺を弟子に取った」

エリーゼ「先生…魔女の言っていた方ですね」

カツラギ「獣身術師が弟子を取る時は、必ず異性じゃなきゃダメだ。何故なら、弟子が誘惑に負けて変身したまま交尾に及んだ時、同性には止められないからだ」

エリーゼ「止める? 一度その…せ、性交すると、もう駄目なのでは?」

カツラギ「射精する、或いはされる前に限り、引き返す方法が一つだけある。…直ちに番から引き剥がし、自分と性交させる」

エリーゼ「えっ…///」ドキッ

パペマ「!?」

 カツラギは、至って真面目な顔で言う。

カツラギ「俺は7歳の頃に、師匠の飼い犬と交尾しようとした。何でそうなったのか全く覚えてないが…気がついたら、俺は師匠を組み敷いて腰を振ってた。だから、お前が変身し、番を作って交尾しようとしたら…何に変身していようが俺はお前を引き剥がし、代わりのお前の膣にチンコを突っ込む」

エリーゼ「…///」ドキドキ

パペマ「は、話が違う…!」

カツラギ「あくまで、そうなったらの話だ。その時はせめて、哺乳類で頼むぜ。…師匠がナメクジになりやがった時は、流石に止められなかったからな」

エリーゼ「…」

安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『第11層 地下墓地』

②ごめんやっぱ寝る

③その他要記述

カツラギ「ということで、疲れたので寝る」

エリーゼ「えっ」

 立ち上がり、部屋を出ようとするカツラギ。エリーゼが慌てて引き止めた。

エリーゼ「出発するのでは」

カツラギ「牛娘にたっぷり絞られた後だぜ。へとへとで死にそうだ」

 そう言うと、寝室を探して廊下へ出ていったのであった。



安価下コンマ
01~30 パペマ
31~50 パペマ&ミリィ
51~70 エリーゼ
71~90 ダリア
91~99 エリーゼ&ダリア
   00 全員

ねる



カツラギ「Zzz…」



「はぁ…♡ はぁ…♡」クチュクチュ



カツラギ「んご…っ」



「ん…んっ♡ はぁっ…はぁ…♡」クニックニッ 

ポタ ポタ

カツラギ「」ビチャ



カツラギ「…」パチ



ダリア「…! ようやく目覚めおったか♡」クパァ

 目の前には、目一杯広げられたつるつるの割れ目。奥で、じっとり濡れた粘膜の穴がひくひくと動き、愛液を吐き出している。

カツラギ「…お前、変態だよな」

 膝立ちになって、自分の顔を跨ぐ半裸の少女に、率直な言葉を浴びせるカツラギ。

ダリア「呪いのせいだ。貴様の妾どもも、今頃同じ欲求に苛まれいよう。特に、あの魔女は」

カツラギ「道理で…」

ダリア「好きに愉しむが良い。だが、我は長くはこの城を離れられぬ。故に、今のうちに愉しませろ」

カツラギ「…」



安価下1~3 プレイ内容

カツラギ「…分かったよ」

 そう言うとカツラギは、おもむろにダリアの両腿を掴むと、ぐいと引っ張った。

ダリア「っ♡」ビクッ

 たちまち、ダリアの汁まみれの割れ目がカツラギの口に収まった。舌を伸ばし、つるりとした陰唇を舐め回す。

ダリア「んん…♡ あぁ、んっ…♡」ビク

 ダリアは、空いた両手で自分の乳首を弄り始めた。尖った乳首を強く挟むと、膣穴がきゅっと締まってカツラギの口内に愛液を吐き出す。その奥まで舌を突っ込むと、ダリアがまた甘い声を上げた。

ダリア「ああぁ…♡♡」ビクンッ

 ここでダリアが振り返り、カツラギのズボンの隆起に気付いた。

ダリア「…どれ。我も多少は貴様を…」

カツラギ「…ふんっ!」ガバッ

ダリア「ひゃっ!?」ドサ

 突然、カツラギが起き上がり、今度はダリアの身体を組み敷いた。

ダリア「…ふ、とうとう色に狂いおったか…」

 と思うと、今度は彼女をうつ伏せにひっくり返した。下を脱ぎ、小ぶりなお尻に肉棒を押し当てる。

ダリア「! …♡」

 ダリアは、両手を背中に伸ばすと、後ろ手に彼のペニスを掴んだ。そのまま、ゆっくりと前後に扱く。

カツラギ「…手慣れてるな」

ダリア「そうか? だが、最後にまぐわったのはいつのことやら…」スリ スリ…

 手袋越しに、小さな掌がペニスを刺激する。手の中で、更に硬く膨れ、脈打つ。

ダリア「どうだ…そろそろではないか…?」シュッ シュッ

カツラギ「まだまだ、もうちょっとだな」

ダリア「だが、これ以上は我の膣に収まらぬかもしれぬぞ…?」シュッ シュッ シュッ

カツラギ「…じゃ、そろそろ」

ダリア「ふふ…せいぜい、我を愉しませ、んっ♡♡♡」ビクンッ

カツラギ「くぅっ…! あっ」ズブブッ ビクンッ

カツラギ「」ビュルルルルーーーーッッ

ダリア「…なに? 挿れただけで果ておったのか?」

 ダリアが振り返って睨む。カツラギは射精しながら、彼女の腰を掴んでピストンを始めた。

カツラギ「そりゃ、お前が、勝手に、手でするから…」ジュブッ ジュブッ ビュルッ ビュッ

ダリア「んっ♡ 知るか、あっ♡ …出しながら、腰をっ♡ ふるなぁっ♡♡」ビクンッビクンッ

 狭い膣の壁に精液を塗り込みながら、肉棒がまた硬さを取り戻していく。根本まで突っ込むと、ダリアが苦しそうに息を吐いた。

ダリア「ぐっ、ふうぅ…っ♡ この、獣、めぇ…っ♡♡」ビクンッ

カツラギ「ああ、獣にだって…なれるぜっ!」バチュンッ バチュンッ

ダリア「んんぅっ♡♡ くふぅっ♡♡」ビクッ ビクッ

 うつ伏せのダリアを床に押し付けるように、カツラギが覆いかぶさって腰を叩きつける。

カツラギ「っ…っ…」バチュッ バチュッ ズチュッ

ダリア「っ♡♡ ぐっ♡♡ んっ♡♡」

カツラギ「っ!」グリッ ビュルルルルーッッッ ビュルルーッ

ダリア「! また、出しおった…我が、初潮前で、良かったなぁ…♡」ビク



安価下コンマ
01~40 特に何も起こらない
41~60 上全部
61~80 下全部
81~00 全部

カツラギ「…いっ、だっ!?」バサッ

 突然、羽織っていたジャケットから強烈な痺れが走り、カツラギは慌てて脱ぎ捨てた。

ダリア「ははは、我の愛液を飲んだから、呪いが上乗せされたようだ」

カツラギ「下は? …穿けるな」ホッ

ダリア「なんだ、つまらん。貴様もあの魔女と同じになれば良かったのに」

カツラギ「御免被るぜ…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①『第11層 地下墓地』

②だから寝かせろって!

③その他要記述

カツラギ「だから、俺は寝たいんだって!」

ダリア「何だ、まだ寝たりんのか。定命の者が、悠長だな」

カツラギ「誰のせいだ誰の…」



安価下コンマ
01~10 先行ってるわね
11~50 特に何も起こらない
51~70 パペマ
71~90 パペマ&ミリィ
91~99 エリーゼ
   00 全員



カツラギ「…ん」ムクリ

 目を覚ますと、ベッドの上で一人。どうやら、誰にも邪魔されずに済んだようだ。
 廊下に出ると、ミリィたちも出発の準備を整えていた。

ミリィ「やっと起きたわね。さ、地下墓地に戻るわよ」

カツラギ「ああ、そう言えばそこから来たんだったな」

パペマ「早く行こ…」

エリーゼ「…///」ソワソワ

 そこへダリアがやって来た。

ダリア「行くか。では地下墓地まで送ろう」

ミリィ「ええ、頼んだわ。…牛娘もいるわね?」

牛娘「…」キョロキョロ

 一行はダリアと手を繋ぎ、再び地下墓地へと戻った…



『第10層 地下墓地』



カツラギ「…ん? ここ、入り口の方じゃないか?」

ダリア「む、間違えたか? まあ良かろう。このくらい、サービスしてやる」

パペマ「助かる」

 ゴーレムの上で、牛娘は不安げに当たりを見回している。

パペマ「…早く、ギルドに連れて行こ」

エリーゼ「あの、その前に、解呪を…///」



安価下コンマ 9~2層での出来事
01    凶行
02~20 ゴブリンの巣
21~30 他の冒険者一行
31~60 特に何も起こらない
61~70 ルイン一行
71~90 セフィリア一行
91~99 はぐれ牛娘
   00 迷い牛娘

ここで区切ろう



 洞窟を歩いていると、向こうから別の冒険者が歩いてくるのが見えた。

エリーゼ「! ど、どうしよ、どうしよう…///」アタフタ

 全裸のエリーゼは、慌ててミリィを見る。

ミリィ「…とりあえず、カツラギの後ろにでも隠れたら」

パペマ「あ」

カツラギ「! おーい」

エリーゼ「せ、先生!?」

 いきなり声を上げ、手を振ったカツラギに、エリーゼが素っ頓狂な声を上げる。
 彼の呼びかけに、向こうにいた緑髪の女が反応した。

セフィリア「! あらあら、久しぶりじゃない」

クララ「カツラギたちじゃないかあ~…もう何ヶ月ぶりかなあ?」

カツラギ「そこまで経ってないだろ」

 ずっと別行動をしていたセフィリアたちが、近寄ってくる。

セラ「…あれ? その人、だれ? それに、フワルがいない」

 セラが、カツラギの後ろに隠れる少女に気付いて尋ねた。

エリーゼ「あ、エリーゼ…です」

カツラギ「俺の弟子になった。代わりに、フワルは森の奥で魔女に弟子入りすることになった」

エリーゼ「そ、そういうこと」

 顔だけ出して、小さく会釈する。セフィリアが、何かに気付いてニヤリとした。

セフィリア「あら~…なるほど、道理で変な匂いがすると思ったわ♡」

カツラギ「そう言えば、セフィリアはダリアに会ったことがあったな。…全員で協力させられて、こいつだけやたら強く呪いを受けたらしい。俺も上を全部着れなくなった」

セフィリア「こっちの方がワイルドで好きよ♡」ピト

パペマ「がるるる…」

ミリィ「どうどう。…あたしたち、ギルドに戻るところよ。そっちはどう? 首尾は」

クララ「それがねえ~…」



安価下コンマ
01~10 赤字
11~30 ぼちぼち
31~60 まあいい感じ
61~90 上々
91~99 実は…
   00 実は…

セフィリア「ぼちぼち、ってところね」

 セフィリアは、背中の背負い籠を下ろした。中には数個の魔力鉱石。クララとセラも同じものを背負っている。

クララ「ここで会ったことだし、うちらもギルドに戻ろうかねえ~」

セラ「おなか空いた…帰ってごはんにしよ!」



『第2層 洞窟』



ミリィ「…あ」

 不意に、ミリィが立ち止まった。

ミリィ「どうする? もうすぐでエントランスだけど」

エリーゼ「!!」

 第1層に行けば、嫌でも多くの人の目に付く。上裸のカツラギはまだしも、全裸のエリーゼは…

エリーゼ「…の、呪われてるから、仕方ないわよね…///」

ミリィ「え?」

カツラギ「ダリアの呪いは、服を着れなくなるだけじゃなく、露出狂になっちまうんだよ」ボソッ

ミリィ「! そういうことだったのね。…エリーゼ、頭を冷やしなさい。解呪した後、大変なことになるわよ」

エリーゼ「まあでも、ちょっとの間なら…」



安価下 どうする?
①姿隠しの魔術を使う

②そのまま行く

③その他要記述

ミリィ「駄目ってば! …ルクス!」

 ミリィは杖を掲げると、光の精霊を召喚した。精霊がエリーゼの周りを一回りすると、彼女の身体が見えなくなった。

ミリィ「…先に聖堂に行ってから、ギルドに行きましょ。クエスト完了の時にいるメンバーにしか、ランクが付かないからね」



 ダンジョンを出ると、一度セフィリアたちを別れて聖堂に向かった。

カツラギ「そう言えば、きちんと解呪してもらうのは初めてだな。前に同じ呪いに掛かった時は、なんかゾンビを倒す儀式のどさくさで呪いも解けちまったし」

パペマ「どうやって解呪するんだろ」

ミリィ「…」

 何を想像したのか、ミリィが黙り込む。

カツラギ「…着いたぞ」

 聖堂の扉を開けると、一人の紫ローブが気付いて近寄ってきた。

「ごきげんよう。何か、助けが必要でしょうか?」

ミリィ「呪いを解いてほしいの。…実は、そこにも一人いて…」

「? …ああ」

 虚空に目を向け、そこにいる『もう一人』に気付くと、紫ローブの女は頷いて、礼拝堂の中央にある像の前に一行を案内した。
 カツラギは以前ここに来た時、遠目にはこの像を見たことがある。しかし、こうして近くで見るのは初めてだ。黒い石でできたその石像は、槍を持って竜に跨った筋肉質な男の姿をしていた。当然のように全裸だが、意外にも性的な意匠は見当たらない。剥き出しの陰茎すら、竜の背に跨っているせいで全く気にならない。

「では、跪いて」

 言う通りにすると、女も同じように像の前に跪いた。

「…『わが父よ。最初のひとの血を引くものよ。健やかなる身体、勤勉なる魂の護り手よ。全ての愛のみなもとよ。汝の子の願いを聞き給え。わがきょうだいたちの病を祓い、健やかさを取り戻し給え』」

 女が唱え終えた瞬間、像から何らかの力が放たれたのを誰もが感じた。同じように祈っていた他の巫女たちが、感激の声を上げたり、一層頭を垂れる。

「…終わりました」

カツラギ「あ、ああ…」

ミリィ「本当? …本当だ!」

 鞄から、脱いでいたズボンを取り出して穿いてみる。確かに、何とも無い。

パペマ「…後で、買い直さないと」

カツラギ「エリーゼどうだ?」

 虚空に向かって声をかける。が、反応が無い。

ミリィ「もしかして…脱いだ服、置いてきちゃった?」

「じ、実は…」

 うずくまっているらしく、やや下の方から声が聞こえてきた。

「見習い用の、予備のローブを差し上げましょう」

「た、助かります…」



『麻のローブ』
アスモダイの巫女を志す者が着る、粗末なローブ。内側がちくちくする。



受付嬢「…はい、確認しました。お疲れさまでした」

 カツラギが持ってきた紙片とギルドに保管されている依頼書を合わせると、受付嬢は頷いた。

受付嬢「牛娘はこちらでお預かりします。ダンジョン産ということで、報酬は」

 受付嬢が、金貨の束をカウンターに置く。

受付嬢「…金貨15枚です。ダンジョン産のものは、ミルクの味が良いそうで高い値段が付くそうですよ」

カツラギ「ああ、上等だぜ」

 金貨を財布に収める。正直、ダリアの居城が使えなければ黒字ぎりぎりの額だが、仕方ないだろう。

受付嬢「それから、エリーゼさんはランク4へ昇格となります」

エリーゼ「うん? ああ、どうも…」

 差し出された『Ⅳ』のバッジを、不思議そうに受け取った。
 先に報酬を受け取っていたセフィリアたちがやって来た。

セフィリア「終わった? じゃ、ご飯にしましょ」

パペマ「お腹空いた…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①食堂へ

②屋台村へ

③ギルド酒場へ

④その他要記述



カツラギ「久々に屋台に来たな…」

エリーゼ「へえ…」キョロキョロ

 人々の活気にあふれる屋台村を、興味深そうに眺めるエリーゼ。カツラギは財布から金貨を一枚取り出すと、言った。

カツラギ「何でも好きなもの買って来て、集まって食おうぜ」

クララ「ご馳走になるねえ~」

ミリィ「ちょっと、そっちだって少しは稼いでるでしょ。…」



安価下1~3 屋台で何を食べる? それっぽいのを挙げて



パペマ「ん」ホクホク

ミリィ「わ、お肉ばっかり。牛肉の串焼きと…」

パペマ「ミノタウロスの牛皿だって」

エリーゼ「ミノタウロス!? あのクエストの後に!?」

クララ「ちょいと、隣ごめんよお」ドカッ

 エリーゼの隣に腰を下ろしたクララが持っているのは、奇っ怪な触手や深海魚の丸焼きが山盛りの大皿。

カツラギ「うっわ、それ喰えるのかよ」

セラ「おいしいよ。クララのお気に入り」

エリーゼ「な、何でもありますね…」

 エリーゼが、カツラギにぼやいた。

カツラギ「それがこの街の良いところさ。じゃ、食うか!」



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事



「クエスト帰りかい」

 ビールを買いに立ち寄った屋台で、不意に店主が訊いてきた。

カツラギ「ああ、見ての通りだ」

「だと思ったよ。それに、中々の大所帯だ。それなら『あの場所』にも行ったことあるんじゃないか?」

カツラギ「あの場所?」

「知らないのかい? 今、話題になってる…」



安価下コンマ
01~20 森の奥の自然都市
21~60 人魚の棲む海原
61~90 砂漠の遺跡群
91~99 主なき宝石洞
   00 慟哭

「人魚の棲む海原だよ」

カツラギ「海…ダンジョンに海が?」

「ああ、何度も行ってるなら海くらいあるって分かるだろ。美しい人魚がいっぱいいて、歌が聞けるし涙は真珠になって高くで売れるって話だ」

カツラギ「ふぅん…」

 ダンジョンには何度も潜っているが、森か洞窟方面にしか殆ど行っていない。海に行くなら、川に沿って進めば良いのだろうか?

カツラギ「…じゃ、これだけ買ってくぜ」

「あいよ、まいどあり」



 夜。ギルドはもう閉まったが、街はまだ人も多く活気にあふれている。

ミリィ「どうする? 拠点に戻る?」

セラ「おなかいっぱい…ふぁ」

クララ「セラはもうおねむだねえ~…うちも眠くなってきた」

エリーゼ「拠点に戻りますか? それとも、もう少しここに?」



安価下 どうする?
①一人で街に残る

②誰かと街に残る(連れて行くメンバーを併記。何人でも可)

③拠点に戻る



『第3層 山岳』



セラ「おやすみなさい…」

ミリィ「ええ、おやすみ」

 布団に潜りこむセラ。それを見ながら、カツラギがふと言った。

カツラギ「しかし、折角しっかりした建物を作ったんだから、内装ももうちょっと凝りたいよな」

セフィリア「家具とか置きたいわよね」

パペマ「ベッドがいっぱいいる」

エリーゼ「それはそうね」

パペマ「パペマのはいらない。カツラギと一緒で」

ミリィ「はいはい…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④メンバーに夜這い(一人併記 セラは判定あり)

⑤その他、要記述



パペマ「? カツラギ、どこ行くの?」

カツラギ「ちょいと散歩。…パペマも来るか?」

パペマ「行く」シュタッ

 2人で拠点を出た。



 夜の山岳も、カツラギには慣れたものだ。隣を歩くパペマは、カツラギを信頼しきっているのか、あまり闇を恐れる様子もない。

カツラギ「ここ、夜に歩いたことはあるか?」

パペマ「ない」

カツラギ「この辺は夜になると…」



安価下コンマ
01    嵐
02~10 犬
11~60 とくになにもおこらない
61~90 いつもの
91~99 いつもの+
   00 半竜

カツラギ「…今日は来ないな」

パペマ「何が?」

カツラギ「この辺に住んでる知り合いがいてな。…ま、そういう日もあるだろ」

パペマ「…」ジロッ

 パペマが、カツラギを睨む。「どうせ女の子」と思っているに違いない…



安価下1~3でコンマ最大 散歩中の出来事、行動

 カツラギは、そんなパペマを抱き寄せて囁いた。

カツラギ「というわけで、誰も来ねえし…やるか」

パペマ「しなきゃ、や…♡」

 パペマも抱き返し、豊満な胸を押し付けた。



安価下1~3 プレイ内容

 カツラギがズボンを下ろすと、パペマがその前に膝を突いた。ローブを首元までたくし上げ、まろび出た2つのおっぱいで肉棒を挟む。

パペマ「ん…♡」フニ

カツラギ「ん、そのまま…」

パペマ「…れろっ♡」チロッ

 谷間からはみ出た亀頭に、舌を伸ばす。両手で掴んだおっぱいで、棒を上下に扱きながら、舌先で先端を舐め回す。

パペマ「ん、んしょっ、ん…れろっ、んむ、ちゅっ♡」ズリッ ズリッ レロッ

カツラギ「ふぅ…」ナデナデ

パペマ「ん…♡」

カツラギ「その調子…」ナデナデ

 頭を撫でると、パペマは嬉しそうに喉を鳴らし、手に力を込めた。

パペマ「んっ♡ んっ♡ れろ…ちゅっ♡ んむ…んしょっ♡」ズリッ レロレロッ チュルッ ズリッズリッ

カツラギ「…じゃ、そろそろ」

パペマ「!」

 パペマは立ち上がり、ローブの中に手を入れると、パンツを下ろした。

カツラギ「向こう向いて、尻を出すんだ」

パペマ「ん♡」プリン

 カツラギに背中を向け、今度はローブの後ろをたくし上げると、小さなお尻を突き出した。背の低い彼女に合わせるように、カツラギは中腰になって彼女の腰に腕を回すと、もう温かく濡れた彼女の小さな膣穴に、膨れ上がった肉棒をゆっくりと挿し込んだ。

カツラギ「ふ…う…っ」ズブ ズブ…

パペマ「んぁ…ふぁ…♡」プルプル

カツラギ「…入った」ギュ

 奥までペニスが収まると、カツラギはパペマの腰を抱きしめた。

パペマ「んっ♡♡ あったかい…♡」

 小刻みに腰を動かし、まだ硬さの残る腟内をほぐしていく。

パペマ「ん♡ ん♡ あ♡ んっ♡」ピク

カツラギ「ふっ、ふっ、よっ、くっ」ズッ ズッ ズッ

 小柄なパペマに合わせるために、膝を曲げる必要があるため、カツラギの体勢がやや苦しい。彼は腰を動かしながら、囁いた。

カツラギ「…ほら、いっぱ見てるぞ」

パペマ「んっ♡ 誰も、見てないよ…?」

カツラギ「どうかな? 俺たちから見えなくても…ここは、丘の上だから…」

 辺りを見回す。丘どころか、ここは山岳の谷間に当たる場所だ。ただ、木々がやや少なく比較的開けているのは事実だ。
 カツラギは、きょとんとするパペマの両膝に腕を回すと、ぐいと持ち上げた。

カツラギ「そらっ!」ヒョイ

パペマ「ひゃっ!?」フワッ

 たちまち、大股を開いたままパペマの身体が宙に浮く。繋がった性器を、ローブがかろうじて覆い隠す。
 しかしそれも、カツラギは指先で捲り上げてしまった。

パペマ「やだ、やだっ♡ 怖い、はずかしい…♡」プルプル

 手で股間を隠そうとするパペマに、カツラギが囁く。

カツラギ「しっかり捕まってないと、落ちるぜ?」

パペマ「! …///」ヒシッ

 諦めて、後ろ手に彼の首を抱き締める。
 男性器を奥まで咥え込む、つるつる、とろとろの女性器が、夜の山岳に晒される。冷たい風にくすぐられ、腟内がきゅっと締まった。

カツラギ「ほら、皆見てるぞ…俺たちの、子作りセックス」ズンッ ズンッ ズンッ

パペマ「やっ♡ やらっ♡ んにゃっ♡」ビクッ ビクッ

 パペマの身体を上下させながら、カツラギは片手の指先で彼女の陰核をくすぐった。

パペマ「っ! やあぁ…」プルプル

 パペマが、肩を震わせて嫌がる。

パペマ「そこ、したら…出る」プルッ

カツラギ「何が?」

パペマ「…おしっこ///」プルプル

カツラギ「」クニクニッ

パペマ「んにゃぁぁっ♡」ビクッビクンッ

 一層、意地悪く突起をくすぐるカツラギ。

カツラギ「おしっこ、好きだろ? 見られるのも」

パペマ「カツラギじゃなきゃ、やだっ♡ みんなには、だめ、あっ♡」プルッ

カツラギ「我慢するなよ」クニクニッ クリッ

パペマ「ぁうっ♡♡」プルリッ

カツラギ「ほら、おしっこしないと、中に出してやらないぞ?」

パペマ「! う、うぅ…///」プルプル

 パペマが抵抗を諦める。カツラギは腰を突き上げながら、陰核をつうっとなぞった。

パペマ「っ! あ、あ、あっ…♡」ゾクゾクゾクッ プルッ

パペマ「~~~っ♡♡♡」ショワァァァァ…

カツラギ「おお、いっぱい出るな…我慢、してたかっ?」ズンッ ズチュッ

パペマ「やらっ♡ おひっこ、してるのっ♡ つんつん、しないれっ♡♡」プシュッ プシャッ プシャーッ

 腰を突き上げる度、噴き出すおしっこが上下に揺れ、地面を広く濡らしていく。

カツラギ「じゃ、言う事聞いたご褒美に…」ズチュッ ズチュッ ズチュッ ズンッ

カツラギ「…出すぞっ」ドクンッ ビュルルルルーッッッ

パペマ「ん、ああっ…♡♡」ショロッ ビクンッ

 最後の一滴を絞り出すと、パペマの腟内がぎゅっと締まって、カツラギの竿から精液を絞り上げた。



セラ「…」ツンツン

カツラギ「Zzz…」

セラ「…」ユサユサ

カツラギ「ぐご…」

セラ「…」ピョーン

カツラギ「ぐえっ!?」ドスッ

セラ「…やっとおきた。朝ごはんできてるって」ジッ

カツラギ「お、起きる、起きるから…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥エリーゼに授業

⑦その他要記述



 全員で、街に繰り出した。

ミリィ「はぐれないでねー!」

エリーゼ「こうしてみると、中々の大所帯よね…」

 合計7人。ちょっとした大家族だ。

ミリィ「まあ、いつも一緒に行動してるわけじゃないし」

パペマ「フワルも帰ってくる」

カツラギ「ああ、いつかな」

 朝のギルドタウンは、クエスト受注に来る冒険者や、ダンジョンから戻ってきた冒険者が忙しなく行き交っている。屋台の方も商人たちが荷物を持って出入りしている。



安価下1~3でコンマ最大 出来事、行動



カツラギ「…ん?」

 偶然通りかかった通りで、カツラギはふと立ち止まった。ここには以前、来たことがある。確か…ロゼッタを偶然見かけた時に通った。だが…

カツラギ「あんな屋敷、あったか…?」

ミリィ「どしたの? …あ、新しい建物ができてるのね」

クララ「誰かの家じゃないかなあ?」

カツラギ「どれどれ…」

 カツラギは真新しい屋敷の前に歩いていくと、近くにいた通行人に尋ねた。

カツラギ「なあ、この屋敷、一体何の施設なんだ?」



安価下コンマ
01~10 金持ちの家
11~30 高級ホテル
31~60 娼館
61~90 研究施設
91~00 ダンジョンの…

「ここかい? 何でも、ギルドお付きの研究者が、モンスターの生態とかを研究するために建てたって話だよ」

カツラギ「へえー、じゃあこいつは、でっかい研究所ってことか」

 そこへ、ミリィたちが駆け寄ってきた。

ミリィ「分かった?」

カツラギ「ああ。モンスターとか調べる研究所だってよ」

エリーゼ「研究所…!」

 エリーゼが、興味深そうに館を見上げる。セラが言った。

セラ「はいってみよ!」

ミリィ「関係者以外、入れないんじゃない?」

カツラギ「どうかな…?」



安価下 どうする?
①入ってみる

②やめておく

カツラギ「…ギルド関係の研究者が建てたらしいぜ。だったら俺たちも関係者だろ」

セラ「いってみよー!」

 セラが意気揚々と、重い木の扉を押した。意外にも鍵は掛かっておらず、扉はすんなり開いた。

エリーゼ「ご、ごめんくださーい…」

 恐る恐る入ったエリーゼが、中を見回す。入り口はホールになっていて、小さなテーブルに紙とペンが置いてあった。

パペマ「何これ…『来館者名』」

セフィリア「あら、名前を書けばいいのね?」

パペマ「ぱ、ぺ、ま…」

 記名欄に名前を書いていると、奥から誰かが出てきた。

???「待ってたよ。頼んでた荷物は、こっちに持ってきて…」

カツラギ「いや、俺たちはただの見学者だ」

???「…なに? アポイントは特に聞いていないが…」

ミリィ「あっ、やっぱり入っちゃ駄目だった? すぐに出ていくから…」

 するとその人物は、慌てて手を振った。

???「いやいや、そういうわけじゃない。ゆくゆくは見学自由にするつもりだった。ただ、まだ内装が未完成でね…それでも良ければ」

 それから、思い出したように言った。

???「そうだ、自己紹介がまだだった。…」



安価下1~3で次の>>1のコンマに最も近いもの 研究所長について 名前、性別、容姿は必須。それ以外はお好みで

コンマ
きょうはここまで

コロって身体がしんどいのでしばらく更新できない

エルム「エルムだ。あー…」

 そう名乗ったのは、金髪をセミショート、というよりはざんばらに伸ばしたような若い女。白衣を着て片眼鏡を嵌めており、見ていて不安になるほど白く、細い。

エルム「…そういうことで」

 それだけ言って、くるりと踵を返して引っ込もうとした。

ミリィ「ちょ、待って待って! どこからどこまで入っていいとか、どこに何があるとか…」

エルム「…さっきも言ったが、まだ内装は未完成でね。どこに何があるとも言い難い」

 振り返り、答えるエルム。突然の来客に苛立っていると言うよりは、純粋に言葉選びに難渋しているような顔だ。

カツラギ「分かった、分かった。じゃあ勝手に見て回るから、駄目な所に入りそうだったら止めてくれ」

エルム「それで構わない」

カツラギ「…だってよ」

セラ「じゃ、こっち!」ダッ

クララ「あっ、待っておくれえ~!」ドタドタ

 各々が興味のある方へと散っていく。カツラギと一緒に残ったのはミリィとパペマ、それからエリーゼ。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①奥を覗いてみる

②セラを追いかける

③セフィリアについていく

④エルムに話しかける

⑤その他要記述

カツラギ「…とりあえず、止めたほうが良さそうなセラの方に…」

 クララの後を追って、研究所の廊下を走るカツラギ。セラは行き止まりにある分厚いガラス戸の向こうへ入っていった。

カツラギ「何だ、ここ?」

クララ「他と違う雰囲気だねえ~」

カツラギ「こここそ、入ったら駄目なとこじゃねえか? とりあえず追うぞ」

 ガラス戸を開け、中に踏み込む。

カツラギ「!!」

 中は、外からは見当もつかないほど広い空間となっており、しかも立ち並ぶ檻にはモンスターが閉じ込められていた。

クララ「し、飼育室かなあ~?」

カツラギ「セラ、おいセラ! 危ないぞ!」



セラ「」タタタタ…



クララ「更に奥へ入っていくねえ~…」ゼエゼエ

カツラギ「なんか、更にヤバそうな扉があるぞ…」

 ところが、その扉に手をかけたところで、別の手がセラを止めた。

???「はい、そこまで」

セラ「?」

 現れたのは、エルムと同じ白衣を着た、ピンク髪で長身の女。

???「そっちはアルラウネの培養室だから、防護服無しでの立ち入りは危険よ」

一瞬だけどここまで
最大HP削られるってこういうことか…(満身創痍)

カツラギ「アルラウネを飼ってるのか」

???「…どちら様?」

カツラギ「見学だよ。エルムの許可は貰ってる」

???「そう。…エンデと呼んで」

 クールな口調の割に、あまり雰囲気は硬くない。

エンデ「花粉を放出する前に、ダンジョンで採取された貴重なサンプルなの」

カツラギ「ん? そいつはもしかして…俺たちが持ってきたやつじゃねえか?」

エンデ「え、本当? …」

 エンデは、どこかへ走っていくと、一冊の本を持って戻ってきた。ぱらぱらと捲り、何かの記録を探し出すと、尋ねた。

エンデ「寄贈元はギルドで、発見者は…ミリィ、フワルとあるけれど」

カツラギ「そう言えば、最初に見つけたのはその二人だったな…訳あってフワルは今離脱してるが、ミリィならここに来てるぜ」

エンデ「ふむ…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①アルラウネを見学

②モンスター飼育室を見学

③エンデと会話

④その他要記述



エンデ「最後にこのヘルメットを」ドサ

カツラギ「」ガポッ

ミリィ「暑いわね、この服!」ガサガサ

セラ「…」ボー

 緑色のスーツで全身を覆うと、エンデは培養室の扉を開けた。

エンデ「この先は二重扉で、奥の扉を開けるとアルラウネの部屋よ」

ミリィ「厳重ね…ま、当たり前だけど」

セラ「早く行こー!」

エンデ「じゃあ、開けるわよ」

 手前の扉が閉まっていることを確認すると、エンデは奥の扉を開けた。



アルラウネ「…」



 狭い部屋の中央に、大きな鉢が置いてある。その中には、満開の花とその中心に佇むアルラウネの姿があった。

ミリィ「これ、あの時の…?」

カツラギ「デカくなったなぁ…」

 鞄に収まるほどだった身体は、見上げるほどに大きい。白い身体の周りには、細い触手のようなものが何本も蠢いている。

セラ「んー」スッ

エンデ「触らないで」パシッ

セラ「えー…」

カツラギ「こいつで何の研究をしてるんだ?」

エンデ「アルラウネの花粉には、人間を発情させる効果がある。それがモンスターにも効かないか研究しているわ」

ミリィ「モンスターを発情させるってこと…?」

エンデ「そう。ダンジョンのモンスターには、有用な力を持っていたり、素材の原料であることがある。人工的にモンスターを繁殖させることで、それを効率的に採取することができるかも知れない」

カツラギ「ふぅん…」



クララ「おかえり~」

カツラギ「ああ、あんたは見に行かなくて良かったのか?」

クララ「うちは、特に思い入れも無いしねえ~…」

ミリィ「皆、大体見終わったかしら」

パペマ「また、来る」

 不意にパペマが宣言した。その隣で、エルムも頷く。

エルム「彼女の言うように、ゴーレムについても研究させてもらうかも知れない」

カツラギ「お、おう…」

セフィリア「…じゃ、そろそろ行きましょ」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥エリーゼに授業

⑦その他要記述

ねる



ギルド店主「いらっしゃいませ」

カツラギ「来たは良いけどよ、あんまり大したものは買えなさそうだぞ」

ミリィ「この間のクエストの報酬が金貨15枚…セフィリアたちは?」

セフィリア「うーん、差し引き5枚くらい?」

カツラギ「じゃ、防具1個で全部吹き飛ぶな…」

エリーゼ「流石に、ポーションやエーテルが優先でしょう、先生?」



安価下 どうする?
①必需品を買う

②装備を見てみる

③その他要記述

カツラギ「み、見るだけなら…」

ミリィ「…見るだけよ?」ゴゴゴゴゴ…



安価下1~3でコンマ最大 どれを買う?
①『マジシャンバニー服』(ミリィ専用)

②『骸骨パーカー』(パペマ専用)

③『人魚の衣』(誰に装備するか併記)

④『解放のボンデージ』(誰に装備するか併記)

⑤やっぱり必需品だけ

⑥やっぱりやめる



カツラギ「じゃあ…」

ミリィ「…」ゴゴゴゴゴゴ…

カツラギ「…ポーションとエーテルを」

ミリィ「」ニコッ



エリーゼ「もう夕方ね…」

パペマ「お腹空いた」

セラ「セラも!」

クララ「ギルドはもう閉まったし、腹拵えと行こうかねえ~」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①食堂へ

②屋台村へ

③ギルド酒場へ

④その他要記述



カツラギ「久しぶりに来たな…」

ミリィ「港なんて来て、どうするの?」

カツラギ「出港予定を確認しとこうと思ってな」

パペマ「どこか行くの?」

カツラギ「まだ、決まってないけどな」

 港には大きな船が一隻だけ停まっている。以前に一度だけ、荷物の積み下ろしのクエストに来たことがあるが、普段から物資の流通が主で、旅客の輸送はあまり頻繁に行っているわけではなさそうだ。ギルドタウンを目指す旅人は、大抵が陸路でやってくる。
 チケットを扱っていると思しき小屋を見つけると、そこから出てきた女に尋ねた。

カツラギ「なあ、次の船はいつだ?」

「客船ですか? 今月の便は3日後が最後ですが」

カツラギ「マジか…分かった」

ミリィ「…知りたいことは分かった? じゃ、ご飯にしましょ」

カツラギ「ああ。…よく見たら、カキ小屋があるな」

セラ「食べたい!」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①カキ小屋へ

②食堂へ

③屋台村へ

④ギルド酒場へ

⑤その他要記述

ねる



おっちゃん「らっしゃい」

カツラギ「おう。…意外と空いてるな」キョロキョロ

おっちゃん「客船の発着日じゃなきゃ、こんなもんだ。適当に座ってくんな。火入れるから」

 大きな穴の空いた石テーブルを囲んで座ると、店のおっちゃんが穴の中に、火の付いた炭が入った七輪を置いた。

おっちゃん「うちは貝盛りとビールだけだ。人数分持ってくるぜ」

 そう言って、奥に引っ込んだ。



カツラギ「…お、牡蠣が開いたぜ」

ミリィ「セラ、食べて良いわよ。…あ、こっちのホタテも良さそうよ」

 新鮮な貝が、網の上で焼かれていく。街の屋台でも食べられるが、新鮮さが違う。

セフィリア「うーん、美味しい! ビールおかわり!」

おっちゃん「おう、すぐ持っていくぜ」



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事、行動



パペマ「…これ、開かないね」ツンツン

カツラギ「多分、中身が空なんだろ。どれ…」グイッ

 しばらく焼いても開かない牡蠣に、カツラギはヘラを突っ込んでこじ開けようとした。次の瞬間、ずれた殻の隙間から、熱々の汁が飛んできて、カツラギの顔を直撃した。



安価下コンマ
01~60 あっつ!
61~90 汚れた…
91~99 身体が熱い…
   00 な、何だこれは…?

カツラギ「あっつ!」

パペマ「カツラギ!?」

 慌てて、袖でカツラギの顔を拭くパペマ。

おっちゃん「新鮮で活きが良いんだ。こういうこともあるぜ」

カツラギ「あーくそ…」ゴシゴシ

 染みる目を擦りながら、ビールを飲み込んだ。



『第3層 山岳』



ミリィ「明日はクエストを受けようと思うわ」

 拠点に戻るや、ミリィが言った。

カツラギ「ああ、それは良いと思うが…」

ミリィ「あんた、次の船で街を出るんでしょ?」

カツラギ「…まだ分からねえけど」

パペマ「…じゃあ、パペマ、一緒に行く」

エリーゼ「私も、弟子である以上は先生と」

セラ「ふねにのりたい!」

ミリィ「…あたしは、止めないわ。でも、その間もお金は稼がないといけないし、精霊魔術を極めるっていう元々の目標もある。だから、あたしは残る」

セフィリア「うーん、ミリィちゃんを一人残すわけにはいかないし、私は残ろうかな」

クララ「うーん、その時にならないと、分からないねえ~…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④メンバーに夜這い(一人併記 セラは判定あり)

⑤その他、要記述



 新しい拠点と言っても、土間の台所の他は広い部屋一つしかない。ベッドもなければ、間仕切りすらないので、毛布を敷いて雑魚寝になる。
 夜。他のメンバーと少し離れて横になっていたカツラギは、おもむろに起き上がると、集まって寝る女性陣の中へ忍び寄り…



セフィリア「ん…ん?」パチ

カツラギ「よう」

セフィリア「どうしたの? モンスターでも襲ってきた?」

カツラギ「いや」

セフィリア「…」

 しばらく、彼女はぼんやりとカツラギの方を見ていたが…やがて、彼の意図を察したのか、急にしどろもどろになった。

セフィリア「ええと…ああ、その…分かった、分かってるわ。ちょっと待って」

 それから、深呼吸して…言った。

セフィリア「…良いわ、遊んであげる…♡」



安価下1~3全部 プレイ内容

nreu



セフィリア「ね、ねえ…? これ、絶対間違ってると思うんだけど…///」プルプル

カツラギ「ん…うるへ…れろ」

 布団の上で、裸のセフィリアを仰向けに転がし、両脚を掴んで胴体を折り畳むように持ち上げる。真上を向いた女性器に目もくれず、カツラギはその下の肛門に舌を這わせている。

セフィリア「こ、この前も、『こっち』ばっかりで、け、結局…んっ///」ビク

カツラギ「んー? よく覚えてねえな…」

 とぼけながら、ぼやく。

カツラギ「…お前、マジでウンコしないのな」

セフィリア「腐っても天使だからね。…じゃなくて、えんっ///」ビクンッ

 奥まで舌を突っ込んで舐めると、カツラギはセフィリアの脚を下ろした。そうして、ひくひく震える穴に、勃起した肉棒をあてがい、一気に突っ込んだ。

セフィリア「んんんっ…///」ゾクゾクゾクッ

カツラギ「きっつ…ふっ、ふうっ」ズッ ズッ

 ゆっくりと、肛門にペニスを出し入れする。どれだけ愛撫しても、濡れる機能はないものの、その上の割れ目からあふれる蜜で多少は滑りが良い。
 その無毛の割れ目を指先で広げながら、カツラギはわざとらしく言った。

カツラギ「ああ? ヤるのは2回目だってのに、何でまだ処女膜が付いてんだ?」

セフィリア「だれの、せいよっ! だれの、んっ♡♡」ビクンッ

カツラギ「今までも、チャンスはあっただろ?」ズブッ ズブッ

セフィリア「それは、その、っ♡ …」

 陰唇を広げ、穢れなきピンクの粘膜を鑑賞しながら腰を振る。おねだりするように穴が開いては閉じ、白い蜜が溢れて肛門にかかる。
 腰の動きが速くなり…不意に止まった。

カツラギ「っ…ふ…」ドクンッ ビュルルーッ ビュルーッ

セフィリア「…射精したの…?」

カツラギ「まだまだ、いけそうだぜ…っ」ビュルッ ビューッ



セフィリア「こ、こんどはちゃんと、『こっち』に挿れてね…」クパッ

 壁に手を突き、腰を突き出すと、片手でとろとろに濡れた膣口を広げた。カツラギは、その穴に亀頭を当て…

カツラギ「…」

 …やや上にずらして、挿入した。

セフィリア「っ! ああもうっ…んっ♡」ビクンッ

カツラギ「だって、お前のケツ穴が良いのが悪いぜ…」ズンッ ズンッ ズブッ

セフィリア「しらないっ、しらないって、えっ♡」

カツラギ「…そりゃっ」グイッ

セフィリア「!!??」ビクッ

 腰を奥まで押し付けると、彼はセフィリアの膝裏に両腕を回し、ぐいと持ち上げた。
 たちまち、セフィリアの身体が開脚したまま持ち上げられた。ペニスは、肛門に突き刺さったままだ。

セフィリア「やだ、恥ずかし、やだっ///」

カツラギ「本性現したら裸になるくせに、恥ずかしがることないだろ」

セフィリア「それは、ちがくて、ああもうっ…///」







ミリィ「…じゃ、あたしたちは行くわね」

セフィリア「バイバイ」フイ

クララ「セフィリア、夕べは…」

セフィリア「…」ギロッ

クララ「っっっ! な、なんでもないよお~…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①クエストの受注

②ギルドの商店へ

③街で買い物

④街を散策

⑤ダンジョンを探検

⑥エリーゼに授業

⑦その他要記述



エルム「いらっしゃ…! パペマ君、早速来てくれたんだね。さ、こちらへ」グイ

パペマ「あ…」ズルズルズル…

 研究所に入るなり、偶然エントランスにいたエルムに見つかり、あっという間にパペマを連れ去られてしまった。

エリーゼ「…私たちも追いましょうか、先生?」

セラ「あっち、あっち行きたい!」グイグイ



安価下 どうする?
①パペマを追いかける

②セラについていく

③その他要記述

カツラギ「しゃーない、セラを見ておくか…」

セラ「こっち、こっち!」グイグイ

 セラがカツラギを引っ張っていったのは…



安価下コンマ
01~50 飼育室
51~80 特別飼育室
81~99 繁殖室
   00



 辿り着いたのは、物々しい鉄の扉。

カツラギ「お、おい…やめといたほうが良くないか?」

エリーゼ「いかにも、厳重に管理されているような…」

 しかし、セラは構わず扉を開け、中へ入っていく。

カツラギ「し、知らねえぞ…」ソロリ

エリーゼ「誰も来ませんように…」ソロリ

セラ「♪」トタトタ

 薄暗い廊下を、小走りに進むセラ。左右には、同じく鉄の扉で区切られた小部屋が並んでいる。廊下に面した壁は全てガラスになっていて、中の様子が見える。

カツラギ「何だ、ここ…?」

 目を凝らすと、部屋の中には鎖のついた、鉄の台座が…



???「…何をしているの」



カツラギ「うわーっ!?」

エリーゼ「ごめんなさいっ! これは、その」

セラ「ねーねー、ここ、なんのおへや?」

 無邪気に尋ねるセラに、紫髪の女は困惑気味に答えた。

???「…ここは、『繁殖室』よ」

エリーゼ「は、繁殖…///」

カツラギ「にしちゃ、随分殺風景な…」

???「モンスターの交配を行う部屋だからね。最も、まだ稼働していないけれど」

 そう言うと、彼女は名乗った。

ナタリー「ナタリーよ。…ああ、エルムが言っていたお客さんって」

カツラギ「あ、聞いてるなら話が早い。…こいつが、ここに興味津々なんだ。案内してくれよ」

ナタリー「別に良いけれど、今見てるので全部よ」

セラ「どうやって使うの?」

エリーゼ「っ!? そ、それは、セラにはまだ…」

ナタリー「ん? …もしかしてその娘、モンスター?」

セラ「セラだよ」

ナタリー「ふぅん…そう…なるほど…」ジッ

セラ「?」キョトン



安価下1~3全部 ナタリーへの質問、話題など

ねる

カツラギ「…そんなに気になるか。一応、パーティのメンバーだぞ」

 硬い声で言うと、ナタリーはカツラギに向き直り、言った。

ナタリー「ああ、ごめんなさい。この娘は『どっち』なのか気になって」

エリーゼ「どっち、とは?」

ナタリー「まあ、それはおいおい…あたしはここの管轄だけど、さっきも言ったようにまだ稼働してないから、エルムたちの手伝いくらいしかすることがないの」

カツラギ「稼働したら、どうなるんだ? どういうモンスターが来るとか」

ナタリー「手始めに、交配が可能そうでかつ人間にとって有用な種…ミノタウロス辺りを考えてるわ」

エリーゼ「ミノタウロスなら、この前私たちも捕まえてきました」

ナタリー「ええ、牧場に何頭かいるから、そこから譲り受けるつもりよ」

カツラギ「ふぅん…ところで、今はエルムの手伝いをしてるって言ってたな。さっき、エルムにうちのパペマが連れてかれたんだ。何をしてるんだ?」

ナタリー「パペマ…って言うのは、あなたの仲間のゴーレム使いのことね。どうやら、ゴーレムの生態について調べたいみたい」

エリーゼ「生態? ゴーレムは、魔術で動かす人形に過ぎないはずでは」

ナタリー「何でも、ダンジョンに棲むモンスターに、似たような原理で動く種がいるらしいわ。そういった種の理解に役立つ可能性があるんだって」

セラ「ナタリーは、なにしてるの?」

ナタリー「だから、エルムの手伝いを…」

カツラギ「多分、プライベートのことを聞いてるんだと思うぜ」

 すると、ナタリーは「ああ」と、頷き、一言。

ナタリー「『開発』…」

セラ「かいはつ?」

ナタリー「! …まあ、趣味で」

エリーゼ「?」キョトン

カツラギ「…知り合って早々に悪いが、もうじきここを発つ予定なんだ。それまでに協力できることがあれば」

ナタリー「あら、そうなの? まあ、無理のない範囲でね」



パペマ「…ただいま」ゲッソリ

エルム「いやあ、高質なサンプルが取れたよ」ツヤツヤ

 疲労困憊のパペマ。今日はこれ以上は、活動できなさそうだ。

カツラギ「飯にするか」

パペマ「お腹空いた…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①食堂へ

②屋台村へ

③ギルド酒場へ

④その他要記述



ワイワイ ガヤガヤ

女将「いらっしゃい! 空いてるとこに座ってよ」

エリーゼ「は、初めて来ます…」キョロキョロ

セラ「あっち!」ダッ

カツラギ「ああっ、待てっ!」



安価下1~3 注文するメニュー それっぽいやつを挙げて



セラ「や、き…」

カツラギ「これか? サンマだが」

セラ「さんま!」

パペマ「沼ワニバーガー…」

エリーゼ「え、えっと…や、野菜スープで」

カツラギ「足りるか? もっと食えよ」

エリーゼ「はいっ、じゃあ…この、ジューシートマトとリッチチーズのマルゲリータっていうのを…」





「「「「かんぱーい!」」」」



パペマ「」ガツガツガツ

カツラギ「災難だったな、パペマ」

 すると、パペマは特大のバーガーから顔を上げ、首を横に振った。

パペマ「大丈夫。エルムの研究…ゴーレムを強くする」

エリーゼ「あの方も魔術師なのですか?」

パペマ「ううん、錬金術師。傀儡師も、魔術師というよりは錬金術師に近い」

カツラギ「へえ…ま、苦じゃないなら良いけどよ」



安価下1~3でコンマ最大 食事中の出来事、行動



エリーゼ「これが、『マルゲリータ』…」

カツラギ「何だ、ピザ食ったこと無いのか?」

エリーゼ「幼い頃から魔術の道を志して、勉強の日々でしたから…ここに来て、先生…魔女に弟子入りしてからも」

セラ「」バリバリ ゴクン

 食事を頬張る一行。会話が途切れると、不意に近くの席での会話が聞こえてきた。



安価下コンマ
01~10 「聞いたか? とうとう…」
11~30 「聞いたか? また…」
31~60 「聞いたか? 明日…」
61~80 「聞いたか、どうやら…」
81~90 「聞いたか? 今度…」
91~99 「聞いてる?」
   00 「はぁ…」

「聞いたか? 明日、ギルドで大規模な求人があるらしいぞ」

「へえ、何で?」

「明後日、ここから客船が出るんだよ。その前の、荷物の積み込みとか、客室の掃除とかするらしい」

「へえ、で、応募すんの?」

「ああ。折角クエスト終わって戻ってるところだしな」

「でも儲かるの?」

「そりゃ、ダンジョンよりは儲からないだろうが、少なくとも赤字にはならねえだろ。それに、命の危険もない」



カツラギ「なるほどな、良いことを聞いたぜ」



『第3層 山岳』



パペマ「…がらんとしてる」

エリーゼ「ミリィたち、今日は帰ってないみたいね…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①おやすみなさい

②エリーゼに授業

③散歩(一人 or 連れて行くメンバー併記)

④メンバーに夜這い(一人併記 セラは判定あり)

⑤その他、要記述

ここで区切って続きは次スレで

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