【安価・コンマ】淫獣シミュレーター・2【R-18】 (617)

2は『ツヴァイ』と読みます

魔法少女(まほうしょうじょ)とは、作中において魔法などの不思議な力を使い、騒動を巻き起こしたり事件を解決したりする少女をさすキャラクター類型(ストックキャラクター)である。似た概念として魔女っ子ないしは魔女っ娘(まじょっこ)がある。

(出典:Wikipedia)

『Bawdy Beast Simulator』

・愛らしい魔法生物になって、魔法少女を育てましょう。

・コスチュームをデザインしたり、魔力の源を設定したりして、好みの魔法少女を作り上げましょう。



・不定期更新。エタる可能性。



では、始めましょう。
安価下1~5でコンマ最大 主人公の名前、および外見

やっべ、これじゃあ魔法少女の募集に見える

このスレの主人公は『淫獣』です。したがって、こんなのにしてください


(キャラ案)
『みこん』
普段は黒い表紙の分厚い本だが、開くと中から小型のタコめいたにょろにょろした生き物が顔を出す。本の状態で浮遊したり、ページの中からひみつのアーティファクトを取り出したりできる

あといっこ
安価下





 真っ暗闇に、羽撃きの音だけが響き渡る…

「…」

 突然、暗闇の中に、ぽっかりと光の穴が開いた。差し込む明かりが、虹色の翼を照らし出す。

「…ここにしよう」

 翼の持ち主…一羽の黒い鳥は、小さく呟くと…光の中へ、飛び込んだ。



「…」

 電信柱の上に、一羽の黒い鳥が留まって、辺りを見回している。遠目には、どこにでもいる鴉のようだが、近くで見ると黒い羽に混じって色鮮やかな羽毛が混じっている。実際、飛び交う鴉たちも仲間だと認識していないのか、警戒するように離れて留まったり、じっと睨みつけたりしている。

「…先回りされていたか」

 黒い嘴が震えると、中から聞こえてきたのは何と人間の言葉だ。中々にダンディな声で呟くその目線の先には…



安価下1~3でコンマ最大
①主人公の敵対生物

②主人公の同胞

③その他要記述

「…」

 送電線の上。雀の列の中で、一際目立つ真っ白な鳥が、彼と同じく眼下の街を見下ろしていたのだ。

「あれに見つかるとまずい。先に、戦力を整えなくては」

 彼の呟きが聞こえてか否か、白い鳥は送電線を離れ、どこへともなく飛んでいった。

「急ごう。私の『力』を預けるに相応しい相手を探さなくては…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①変身者探し

②コスチュームを考える

③白い鳥を追いかける

④その他要記述

「この『力』を扱うに相応しい存在は…」

 ぐるりと街を見回す。どうやら、この世界は人間という種が優勢なようだ。

「子供の方が良い。まだ、異世界の力を受け入れる余地がある。特に雌が良いな。雄は趣味に合わない」

 そう言うと鳥は、大きく翼を広げた。現れたのは、内側に隠された鮮やかな虹色の羽。
 鴉たちが、一斉に逃げ出す。それを気にも留めず、鳥は街に向けて飛び出していった。



安価下 どこを探す?
①繁華街

②学校

③裏路地

④その他要記述



「…ここにしよう」

 降り立ったのは、小さな公園。遊ぶ子供や、ベンチに座る大人がいる。

「誰にしようかな…」



安価下コンマ
01~50 ブランコで遊ぶ幼女
51~80 ゲームをしている少女
81~99 スマホをいじる女学生
   00 ベンチで黄昏るサラリーマン

 目に停まったのは、ブランコで遊ぶ幼い少女。

「…よし、あの娘にしよう。私の想像していたのにぴったりだ」

 呟くと鳥は、そっとブランコの側まで近づいていった…



安価下1~5でコンマ最大 少女について(名前と年齢は必須。無いものは安価下。 その他、見た目や趣味などできるだけ詳しく)

納鞍 意識(おさめくら いしき)
11歳 141cm
黒髪をツインテにしている。黒い瞳。発育悪め。じっとしていれば人形みたい
口数は少なく「ん…」を多様するが行動はアグレッシヴ。考えるよりまず手足が出るのでクラスでは浮いているがいじめられてはいない。反撃を恐れられている
趣味は探検で見るからにヤバそうな所に平然と突っ込んでいったりする
こんな時間に外出が許されるくらい親は放任主義だが本人は全く気にしてない

 ブランコの前の柵に飛び乗ると、控えめに揺れる少女を観察した。
 目が隠れるほどに前髪を伸ばし、後ろも三編みにして腰まで垂らしている。だが、ブランコに合わせて揺れる前髪からは、可愛らしい顔が見え隠れしている。何より、幼い少女らしからぬ乳房をしている。

「…!」

 少女と目が合った。彼女はびくんと肩を震わせると、慌ててブランコから飛び降り、柱の陰に隠れてしまった。



安価下 どうする?
①追いかける

②その場で話しかける

③その他要記述

「…やあ」

「ひっ!?」

 隠れてしまった少女に向けて話しかけると、彼女は怯えたように声を上げた。

「そう怖がらないで欲しい。…私の名はレーゲ。君は?」

「…お、小野寺、永遠(おのでら とわ)…」

「永遠。君を見込んで頼みがあるんだ」

「え…」

 いつの間にか公園から人気が消え、この喋る奇っ怪な鳥に関心を払う者もいなくなっていた。

「今、私は追われている」

「おわ、お、えっ?」

「私は、とある目的のためにこの世界にやってきた。だが、それを邪魔しようとする者が私を狙っているのだ」

「あ…す、すす、『スパイ・バトル』みたいに…?」

「…多分、その通りだ」

「! で、でも、でっ、わっ、わたし…体育とっ、得意じゃな、ななっ、ない…し」

「問題ない。私が君に『力』を与えよう」

「そっ、そそそそれっ、てっ…『魔法少女プリティ☆メイジー』み、みたいに…?」

「…ああ!」

「あ…」



安価下コンマ
01~30 考えさせて
31~98 わかった
ゾロ目   敵襲

「…わ、分かった。やってみる」

「! ありがとう、本当にありがとう…!」

「そ、それで…な、なな何をすれば、良いの…?」

 物陰から出てきた永遠に、レーゲは歩み寄った。

「敵はまだ、こちらに気付いてはいない。今の内に戦うための準備をしておくんだ」

「!? た、戦う…し、しし死んじゃう…?」

「そうならないように、私が全力でサポートしよう。さて、まずは…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①変身アイテム、コスチュームを考える

②とりあえず力を与える

③詳しい事情を説明する

④その他要記述

「まずは、『力』を先に渡しておこう。いつ襲われても良いように…」

 そう言うとレーゲは片方の翼を広げると、内側から一枚の色鮮やかな羽を嘴で抜き取り、そのまま永遠に差し出した。

「う、うん…?」

 恐る恐る受け取ると、羽は溶けるように消えてしまった。

「え、な、無くなっちゃったけど」

「君の中に取り込まれただけだよ。これで、力の一部を使うことができるようになった」

「あ、あんまりか、変わった気がしない…」

「十分に力を使うには、鎧のように纏う必要がある。どんな形にするか、ゆっくり考えていこう…」

「うん…あっ! も、もうかかか、帰らないと…」

「ああ、君には家があるのか」



安価下 どうする?
①ついていく

②ついていかない



「…大きな家だ」

「ただいま…」

 永遠がドアを開けると、奥から一人の女が出てきた。

「おかえりなさい! 早かったわね。もう少ししたら、夕食が…」

 その視線が、永遠の足元に移る。

「きゃっ!? おっきな鳥! 付いてきてるわよ」

「あ、ええええっと、この子は…」

「しっしっ! 玄関が汚れちゃう…」

「…」

 追い出されたレーゲは、そのまま家の屋根に飛び乗った。

「やれやれ。あれは永遠の母親だな。説得するのは骨が折れそうだ…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①変身アイテム、コスチュームを考える

②侵入を図る

③街を飛び回る

④その他要記述

「…仕方ない。今できることをやろう」

 レーゲの持つ『力』は、服のようにその身に纏うことで特に発揮される。できたら、その服を呼び出すための装置も考えよう。



安価下 20:00まででコンマ最大 コスチュームのデザイン、変身アイテム、使用武器、設定(エネルギー源など)について、できるだけ詳しく

コンマ最大って言ったけど、20:00以降次の>>1のコンマにちかいやつにしよ

5つは案が欲しいので5個出るまで待ちます(朝令暮改)

コスチューム
黒髪のポニーテールになりピッチリした全身タイツインナー、上に白と青を基調としたミニスカセーラー風のアウター
髪と同色の猫耳が生える

アイテム
ゴツい首輪(黒)
締め具合を調節可能で、絞れば絞るほど発情度が上がり魔力が上がる(正確には首輪は苦痛→性欲→魔力変換をするアイテムで、常時苦痛を受けることによって魔力をブーストさせられる)

武器、設定は>>48

こんま

いったんくぎる

ループして>>51です



 レーゲの翼から数本の羽が飛び出すと、空中でくるくると回転し…一本の、太い首輪になった。

「…できた。これが、永遠の持つ羽とシンクロし、強化服を形成するのだ」

 そして、その力の源は…



 翌朝。レーゲが屋根から見下ろしていると、一台のバスが家の前に停まった。

「行ってきます」「気をつけてね」

 家から出てきた永遠が乗り込むと、バスは走り出した。



安価下 どうする?
①追いかける

②追いかけない

「これは、急がないと見失うぞ…」

 慌ててレーゲは屋根から飛び出した。
 バスは途中、いくつかの家に停まっては、数人の子供たちを乗せて走り出す。どうやら、あの公園以外にも日中に子供たちが過ごす場所があるようだ。
 レーゲは、周囲に気を配りながらバスを追いかけた。



安価下コンマ
01~20 特に何も起こらない
21~40 視線
41~80 急停車
81~00 学校が…



 バスが入っていったのは、永遠の家とは比べ物にならないほど大きな建物。そこでバスが停まると、今度は中から子供たちが順番に降りてきて学校に入っていった。
 その中には、もちろん永遠も含まれている。子供たちの集団から少し離れて、身を縮めるようにしながら建物の中へ入っていく。

「…なるほど、ここが学校か」

 レーゲの世界にも、似たような施設があるのを思い出す。であるならば、彼の好みに合う、もとい『力』を分け与えるに相応しい存在が、他にも見つかるかもしれない…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①学校内を探索

②永遠についていく

③街を探索

④その他要記述



「きゃー!?」「うわっ、カラスだ!」「せんせー、せんせー!」

「目立ってしまったな…」

「! だ、だだだめだよ、入ってきちゃ…」

 慌てて駆け寄ってくる永遠。彼女にも、好奇の目が注がれる。

「コイツ、小野寺のペット?」「よく近寄れるね」

「ふぐっ!? あっ、あああ、あのっ…その、この子は…」

「…」

 大人しく、窓から出ようとした次の瞬間、突然校内にピンポンパンポーンと、チャイムの音が響いた。



”大人の先生、大人の先生、至急、正面玄関まで来てください”



「?」「だれだれ先生って?」「大人じゃない先生とか…」

「皆、早く教室に入って!」

 にわかに廊下が騒がしくなった。教師たちが走ってきて、子供たちを近くの教室へと誘導し始めたのだ。

「えっ、えっ、ここ、わたしの教室じゃ」

「良いの、早く入って!」

 女性教師が子供を教室へ入れると、長い棒を持った男性教師たちが廊下を走ってどこかへと向かう。

「…レーゲ、ど、どうなっちゃったの…?」

「…!!」

 この時、レーゲは感じ取っていた。自分を付け狙う、刺客の存在を…!

「…永遠、戦いの時だ」

「え?」

「うわっ、さっきの鳥!」

「しっ、静かに! そっと、窓から外に…」

「行こう、永遠!」

 レーゲは、黒い翼を大きく広げた。たちまち、黒い翼の中から色鮮やかな虹色の羽が舞い散り…レーゲと永遠の姿が、消えた。



「ひゃっ、ひゃっ、きゃ……あ?」

「…ここだ」

 永遠とレーゲが現れたのは、先程通った学校の正面玄関。そこには既に、数人の男性教師たちが倒れていた。

「あっ!? せっ、せせっ、先生っ!?」

「息はあるようだ。それよりも…」

 レーゲの目線の先。そこにいたのは一人の老婆。だが、その顔に生気は無く、肩にはレーゲと同じくらいの大きさの、真っ白な鳥が止まっていた。

「あの、おばあさんは…」

「操られているだけだ。本体は…」

「やはり、ここにいたか。レーゲ。…わが一族の面汚し!」

「一族…か、家族…?」

「この世界の定義に当て嵌めると、そうらしい。だが…『ヒレイ』、お前好きにはさせない。この世界の種族を、滅ぼすことは許さない!」

「ほざけ! そこの小娘の精気も、奪ってくれる…!」

 白い鳥が叫ぶと、老婆が両手を掲げた。その手先から、禍々しい黒の光が永遠に向けて放たれた!

「きゃっ…!?」

 ところが、光は彼女の前で止まった。永遠の胸から、一枚の虹色の羽が飛び出し、光を受け止めたのだ。

「ま、まさか…」

「さあ、永遠…変身だ!!」



安価下1~3でコンマ最大 変身の呪文

今日はここまで

ジブリール路線か、エンジェルブレイド路線か…

「えっ、変身…ひゃあっ!?」

 レーゲの広げた翼から数本の羽が飛び出し、永遠の首元に首輪となって巻き付く。

「な、ななな何これ…あっ、うっ、あ…」

 困惑する永遠の身体が、勝手に動き出す。首輪をきつく締め、両手で年齢に合わぬ豊満な両の乳房を揉みしだき…叫んだ。



「___性なる力よ、我に宿れ!!」



 次の瞬間。永遠の纏う服…白いブラウスに黒のジャンパースカートが、下着ごと消えた。

「!!??!??!!?」

 たちまち露わになる、小ぶりなお尻、まだつるつるの割れ目、そして丸く膨らんだおっぱいに、その先端…彼女の性格を現すように、ピンクの乳輪に引っ込んだ先端。
 幸い、我に帰る前に彼女の身体は黒いボディスーツに覆われ、その上に青と白のセーラー服が纏われた。

「…はっ? あっ、あああっ、わたっ、わたしっ…へ、変身してる…!!」

「よし、戦うんだ!」

「ふん、お前らしい悪趣味だ…!」

 白い鳥が唸ると、老婆が再び手から黒い閃光を放つ。

「きゃあっ!?」

 咄嗟に振り回した右手に、一本の鞭が現れ、光を振り払った。

「え、えっと…えい、えいっ!」

「くっ、このっ…」

 がむしゃらに鞭を振り回す永遠。白い鳥と老婆は近寄れない。

「これでいいの!? こっ、これでいいの!?」

「えっ、変身…ひゃあっ!?」

 レーゲの広げた翼から数本の羽が飛び出し、永遠の首元に首輪となって巻き付く。

「な、ななな何これ…あっ、うっ、あ…」

 困惑する永遠の身体が、勝手に動き出す。首輪をきつく締め、両手で年齢に合わぬ豊満な両の乳房を揉みしだき…叫んだ。



「___性なる力よ、我に宿れ!!」



 次の瞬間。永遠の纏う服…白いブラウスに黒のジャンパースカートが、下着ごと消えた。

「!!??!??!!?」

 たちまち露わになる、小ぶりなお尻、まだつるつるの割れ目、そして丸く膨らんだおっぱいに、その先端…彼女の性格を現すように、ピンクの乳輪に引っ込んだ先端。
 幸い、我に帰る前に彼女の身体は黒いボディスーツに覆われ、その上に青と白のセーラー服が纏われた。

「…はっ? あっ、あああっ、わたっ、わたしっ…へ、変身してる…!!」

「よし、戦うんだ!」

「ふん、お前らしい悪趣味だ…!」

 白い鳥が唸ると、老婆が再び手から黒い閃光を放つ。

「きゃあっ!?」

 咄嗟に振り回した右手に、一本の鞭が現れ、光を振り払った。

「え、えっと…えい、えいっ!」

「くっ、このっ…」

 がむしゃらに鞭を振り回す永遠。白い鳥と老婆は近寄れない。

「これでいいの!? こっ、これでいいの!?」

「…素人め!」

「きゃああっ!?」

 突然、白い鳥…ヒレイが鞭を掻い潜って永遠の顔目掛けて突撃してきた。怯んだところに老婆の閃光が直撃し、倒れる永遠。

「ああううっ…!」

「お前のような若い雌を潰せば、より目的に近づく…!」

「それはどうかな」

「何?」

 レーゲの態度に、ヒレイが訝しむ。閃光の連撃を受けていた永遠は、奇妙な感覚を覚えていた。

「痛い…いた、ぐすっ…んっ…いたい、のにぃ…んぁっ♡」

「何…精気が、高まっていく…!?」

「…んああああっっっ♡♡♡」

「うわあっ!!?」

 永遠の身体から放たれた衝撃波が、ヒレイを吹き飛ばし、老婆の身体を倒した。

「痛みや苦しみが、精気となり、力となる…諦めることだ、ヒレイ」

「小賢しい真似を…」



安価下コンマ
01~30 撤退
31~70 遅刻してきた男子生徒
71~90 遅刻してきた女子生徒
91~00 永遠の親友

「仕方ない。ここは一旦退いてやる…」

 そう言うと、ヒレイは学校から飛んで何処かへと去っていってしまった。

「あ…か、勝った…?」

「ああ、よくやった!」

「よ、よよよかった…はぁっ」

 膝から崩れ落ちる永遠。そのコスチュームが消え、元の制服へと戻る。救急車やパトカーのサイレンが近付いてくる…



「緊急会議があるので、午前中は自習にします」



「…」

 静まり返る教室は、真面目に勉強する者や、ノートに落書きする者、隠し持ったスマートフォンをいじる者など、様々だ。その中で永遠は、落ち着かない様子で本のページをめくっていた。

「…よ、良かったのかな」

「何が?」

 机の中に隠れたレーゲに、永遠が問う。

「けけけ警察とか、きゅ、救急車とか、来たけど…」

「問題ない。君が怪しまれないよう、少しばかり『力』を使っている」

「じゃ、じゃあ、わわわわたしがへっ…『変身』するところも…」

「誰も覚えていないだろう。その場にいた人間は、操られていたおばあさんを含めて、皆気を失っていたからね」

「よ、よかったぁ…」

 顔を赤くする永遠。一瞬とは言え、一糸まとわぬ姿を晒したのを、誰にも見られていないことに安心したようであった。

「…本が好きなのか」

「う、うん…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

設定整理するのでみじかいけどいったんくぎる

必殺技とか何か考える?

じゃあ次の更新までに適当に投げてくれたら良さげなやつを採用する

それ見るまで猫耳猫しっぽ生えてるの忘れてたわ
今日はおやすみ

変身ポーズはコスチュームの特性とかキャラによって決まるかな
永遠は首絞めSMだから首輪を締めて胸を押さえつける感じにしてるけど、追加戦士も方向性によって変わる

確定申告してたらこんな時間。1レスだけ



「…これを持っているといい」

「?」

 レーゲは虹色の羽を一本抜き取ると、そっと永遠に差し出した。

「これを持っている限り、離れていても念じるだけで会話ができる」

”こんな風に”

「! …」

”テレパシーだね”

”適応が早いな。これなら、他の人たちに怪しまれることも無い”

”うん。…あの白い鳥は、何のために先生たちを襲ったの?”

”あの鳥の名は『ヒレイ』。そして、その質問に答えるには、我々『世界渡り鳥』の説明から始めなければならない”

”『世界渡り鳥』…?”

”そう。私やヒレイの種族は、生まれながらにして異世界を行き来する能力を持っている。その能力を活かして、故郷となる世界…『巣』を作り、広げ、豊かにしてきた”

”それは凄いね。でも、どうやって?”

”君や私に寿命があるように、世界にも寿命がある。そして、寿命を迎えた世界は枯れ果て、静かに崩れていく。その破片を拾い集め、持ち帰って材料にするのだ。…だが、世界渡り鳥は巣作りに間に合わない速さで増えてしまった。枯れゆく世界から拾い集めた破片では、巣の拡張が追いつかなくなってしまった”

”それは大変。でも、そしたらどうするの?”

”彼らは…まだ未来のある世界を枯らし、巣の材料にすることにしてしまったんだ”

”そんな…”

”生存のため、仕方なかったのは分かる。だが、多くの世界を渡ってきた私には、その決断が許せなかった。だから、私は彼らの狙いそうな世界に先回りして、その世界の生命を活性化させ、枯らすのを諦めるように仕向けてきた。その中の一つが、この世界だ”

”じゃあ、レーゲはこの世界のために、家族や仲間と戦ってるんだね”

”そうだ。そして、君にも協力して欲しい”

”うん…さっきみたいに戦えばいいの?”

”そうだ。戦いに痛みは避けられないが、君のスーツは痛みや苦しみを力に変換することができる”

”力…でも、何だか変だったの”

”何が?”

”痛いって思ったときに…その…身体があっつくなって、お、おまたが…むずむずして///”

”問題ない。それが君の力だ”

”え?”

”ヒレイたち世界渡り鳥は、生物の精気を奪うことで世界を枯らす。それに抗うには、強い精気…繁殖力が必要だ”

”せいき…はんしょく…”

”交尾し、子供を作る力だ”

”…!? だ、だめだよ、えっちなのは”

”その考えこそ、ヒレイたちによる洗脳の影響だ。生物の繁栄には、交尾は必要不可欠だ。君の母親も、君の父親と交尾し、膣内で射精されることで、卵子に受精し…”

「あーっ、わーっ!!?」

「ど、どうしたの?」「小野寺さん?」

「あっ、あああっ、あ…な…なっ、ななななんでももももっ、ななっ…」

”…まあ、そんなところだ”



「給食の後は、いつも通り授業になります」「えー!」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①授業を覗く

②学校を探索

③街を探索

④その他要記述

「授業…どのような内容だろうか。覗いてみよう」



安価下コンマ
01~30 国語
31~60 数学
61~80 社会
81~99 体育
   00 保健



「…つまり、負の数を足すということは、引き算をするということで…」

「…」

 黒板に、記号のたくさん書かれた数式が並ぶ。遠くから見ても分かるくらい、永遠は混乱しているようだ。
 そもそも、送迎のバスやら制服やらの時点で、この学校は一般的な公立学校ではない。小中高一貫の、私立学校である。小学校の算数にしては進んだ内容を扱うのも、当然のことであった。

「…? …?」

 とは言え、彼女も完全に置いてけぼりと言うわけではなく、少しずつ問題を解いていき、授業が終わる頃には人並みには理解したようであった。



”授業はもう終わったのか”

”うん”

”まだ帰らないのか”

”図書館で、本を返さなきゃ”

 広い学校の一角にある、木の扉を開くと、中は大きな本棚の立ち並ぶ図書館であった。永遠は借りていた本をカウンターに返すと、また別の本を探し始めた。

”永遠は、本当に本が好きなんだな”

”…うん”



安価下1~3でコンマ最大 行動、出来事(無理なやつは改変する)



「えっと…これと…」

「あっ、永遠ちゃん」

「!」

「大丈夫だった? 朝、玄関で不審者に襲われたって聞いたよ」

「あっ、あああ、そ、それは、大丈夫…」

”友達か?”

”! うん”



安価下1~5で次の>>1のコンマに近いもの 永遠の友達について(名前と年齢は必須。無いものは安価下。 その他、見た目や趣味などできるだけ詳しく)

(言い忘れたけど前に出たやつの引用でもいいよ)

名前 早峰 飛鳥(はやみね あすか)
年齢 12
見た目 黒髪ショートでボーイッシュな顔立ち。背は女子の中では高めでスレンダーちっぱい
趣味 スポーツ

永遠の友達。永遠とは対照的に気が強く活発で元気なボクっ娘。
休み時間はよく男子に混じって遊んでいる。
余談だが気が強いので経験こそ無いがお尻は弱い

下の名前被ったから再掲
コンマは>>114の方で判定頼む

名前 早峰 優希(はやみね ゆうき)
年齢 12
見た目 黒髪ショートでボーイッシュな顔立ち。背は女子の中では高めでスレンダーちっぱい
趣味 スポーツ

永遠の友達。永遠とは対照的に気が強く活発で元気なボクっ娘。
休み時間はよく男子に混じって遊んでいる。
余談だが気が強いので経験こそ無いがお尻は弱い

konnma

”宮條 未来(くじょう みらい)ちゃん…”

「なら良かった。ね、一緒に帰ろ」

「うん、い、いいいいいよ…じゃあ、これ借りてくるから…」

「バスの所で待ってるね」



「明るそうな娘だ」

「う、うん…わわわたしと、違って…おしゃれだし…『イメスタ』もやってるし…」

「イメスタ?」

「しゃ、しゃっ、写真とか、アップする…未来ちゃん、けけけ結構、ゆゆ有名…」

「調べておこう。…おや、見えてきた」

 バスの並ぶロータリーに、先程の少女の姿が見えた。黒のセミロングヘアをハーフアップにした、背の高い少女だ。よく見ると、爪にはピンクが塗ってあって、目立ちすぎない程度にリップも塗ってある。
 レーゲはさっとバスの上に飛び乗ると、永遠と未来が一緒にバスに乗り込んだ。それから数人の生徒を乗せて、バスは走り出した。



「じゃあね、また明日!」

「う、ううううん、また明日…」

 家の前に着いたのか、未来がバスを降りた。窓に向けて手を振る彼女を置いて、再びバスが走り出す。



安価下1~3でコンマ最大
①永遠についていく

②未来についていく

③その他要記述

うっわマジだ、もうひとりの飛鳥に気を取られてて気付かなかった

もう方向性固まっちゃったし、未来のままにして良いですか? 代わりにコンマ判定時に使える詫び券発行しますんで…

あと、キャラ安価の時は特に指定が無い限りは性別不問にします

タイミングを見つけて登場させます。確定で



”ちょっと、街を飛んでくる”

 レーゲは永遠にそう伝えると、バスの屋根から飛び立った。

”気をつけてね”



「…この街は、夜でも明るいな」

 立ち並ぶ街灯や店の明かりで、街は眩しいほどに照らされている。歩いているのは大人ばかりだが、中には制服やお洒落な服に身を包んだ子供の姿もある。学習塾に通っているのか、はたまた夜中まで外を徘徊しているのか…



安価下コンマ 詫び券使う場合は起こしたい出来事を下から選択
01~20 鴉に襲われた
21~50 鴉に襲われたが…
51~70 未来
71~90 ヒレイを見かけた
91~00 ヒレイが…



「…それにしても、騒がしいな…!?」

 ふと顔を上げて、鴉の群れに囲まれていることに気付く。こちらを睨んで、けたたましく鳴くその様子は、お世辞にも友好を結びに来たようには見えない。

「…失礼する」

 飛び立ったレーゲを、鴉の群れが追いかけてきた。

「うわ、うわっ、そんな、こんなところで」

 鴉たちは見事な連携プレーで、レーゲを追い詰めていく。電信柱の間、送電線の下、車道すれすれ…そして遂に、狭い路地に追い詰められた。

「ま、待ってくれ、私は君たちと敵対したくない…」



「こらーっ! いじめるんじゃなーい!」



「!?」

 突然、路地裏に凛とした声が響いた。驚いて飛び去っていく鴉とすれ違いながら、歩いてきたのは一人の少女。永遠より少し年上に見える、金髪の少女だ。

「大丈夫、怪我してない?」

 しゃがみ込んで、心配そうにレーゲを見つける少女。緩んだシャツの胸元から、将来性を感じる膨らみが垣間見える…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

「…」

 レーゲはよたよたと少女に歩み寄ると、鴉と言うよりは鳩のように頭を下げた。

「あはは、ありがとうって言ってるの? どういたしまして…」

 顔を上げた次の瞬間、レーゲは翼を広げ、少女のすぐ横を飛び抜けた。すれ違いざま、彼女だけに聞こえるように囁く。

「ありがとう、助かった」

「え…?」

 振り返った時には、レーゲの姿は街明かりの中へと消えていた。

「しゃ、喋った…? っていうかあの羽、今朝トワと一緒にいた…」





ここでいったんくぎる



「お、おはよ…」

「あっ、トワ!」

「!? ど、どどどうしたの、椎名さん…?」

「ね、あの黒い鳥…トワのペット? 昨日…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠の近くにいる

②学校を探索する

③街を探索する

④その他要記述

「…あ、あの、えっと、それは…」

「今日は一緒じゃないの? っていうか、カラスなの? 内側はきれいな色だったけど」

”レーゲ、レーゲ! 内緒にしたほうが良いかな? そもそも、昨日椎名さんに会ったの?”



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①隠すように指示

②教えるように指示

③↑+魔法少女のことまで

④その他要記述

”…いや、その少女には昨日危ないところを助けてもらった。私のことを話してもらっても大丈夫だ”

”そうなの?”

「…え、ええええっと、あの鳥…れれれ、レーゲっていう名前」

「レーゲっていうの! ね、ね、あの子、喋れるの? ”ありがとう”って言われた気がしたの」

「! …しゃ、喋れる…」

「すご~い! カラスみたいな見た目だけど、本当はインコなのかな…」

「さ、さあ…?」

 そこで授業開始のチャイムが鳴り、二人は慌てて席についたのであった。



安価下コンマ
01~40 国語の授業
41~70 社会の授業
71~80 保健の授業
81~90 敵襲
91~00 あれ? 未来は?



「今日の授業では、人間の誕生についてのビデオを見ます。静かに見て、感想文を出してくださいね」



”お母さん、赤ちゃんはどこから来るの?”

”それはね…”



”精子が卵子に出会い、一つになると、母親の子宮の中で…”



「…」

 窓の外から、ビデオを眺めるレーゲ。受精の仕組みや、そこから赤子になるまでの過程については詳しく説明されているが、一番大事な所…受精を起こすに至るまでの行為が徹底的に隠されている。これでは全く役に立たない…



「感想文は、明日の朝の会で集めますからね」



「ね、ね、今日トワの家に遊びに行ってもいい?」

「えええ? い、いいいいと思うけけ、けど」

「やった~! じゃあ、レーゲに会わせてよ」

「う、うん…」

 二人はランドセルを背負うと、教室を出た。



安価下コンマ
01~10 一緒に帰宅
11~30 飛鳥の男友達もついてきた
31~99 ↑+バスの中に…
   00

じゃあ椎名飛鳥の男友達を募集して今回は終わり


安価下1~5で次の>>1のコンマに一番近いもの 飛鳥の男友達について(名前は必須。無いものは安価下。 その他、見た目や趣味などできるだけ詳しく)

名前 御堂 翔(みどう しょう)
見た目 少し長めの黒髪に眼鏡、体格は平均以下
趣味 オカルト情報集め

実家が神社で霊感があり、お祓い等も修行中
眼鏡で隠れてわかりにくいが素顔はかなりかわいい

こんま

また間違えるのまずいので確認だけど>>156であってるよね?

あと引っ越しやらDLCやらレイドやらで忙しいのでしばらく更新が途絶える

 バスに乗り込もうとした二人に、後ろから声を掛けるものがいた。

「あっ、椎名さん…と、小野寺さん…」

「あれっ? しょーくんも帰るの?」

 『しょーくん』と呼ばれたその人物は、永遠に似て前髪を少し伸ばして、眼鏡をかけた小柄な少年であった。

「喋る鳥がいるって、本当? …ぼくも見に行っていい?」

「あっ、み、みっみみみ御堂くん、そそそそういうのす、好きだったよね…い、いいよ」

「やった!」

「しょーくん、ハーレムぅー!」

「そっ、そういうのじゃないし…///」

 顔を赤くしながら、いそいそと少年はバスに乗り込んだ。



「ただいま…と、友達連れてきた」

「おかえりなさい。あら、珍しいわね! いらっしゃい」

「お邪魔しまーす!」「お、お邪魔します…」

 3人が永遠の部屋に上がると、既にレーゲが机の上に佇んでいた。

「!? 鳥籠とか、無いの?」

「あ、あああの、か、ちゃ、ちゃんと飼ってるわけじゃなくて…拾った? っていうか…」

「やっぱりカラスみたいだねー…喋るって言うから、インコかと思ったけど」

「サイズ的にはオウムだけど、くちばしの形が全然違うよ。でも、本当に喋るのかな…?」

「…」

 レーゲは、じっと3人の様子を窺うと…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

 …少年、御堂翔を突っついた。

「うわ、うわっ!?」

「ちょっと、しょーくんに何すんの!」

「れっ、レーゲ!?」

 慌てて飛び退く翔。レーゲを振り払おうとする飛鳥。

「どどっ、どうしてこ、こんなことすす、するの!」

「しゃ、喋らないじゃないか…しかも、襲ってくるし」



安価下コンマ 30以上で…



「きゃーっ!?」



「今度は何!?」

「!! お母さん!」

 階段の方から悲鳴が聞こえ、永遠は部屋を飛び出した。
 見ると、階段の下の方で永遠の母親が倒れていた。辺りには空のコップが散らばり、ジュースが床にぶち撒けられている。娘とその友達に、差し入れるところだったようだ。
 そして、彼女の背中に降り立ったものがあった。

「あっ、あああなたは…ひっ、ヒレイ!」

「レーゲ、娘。お前の撃破が最優先だ」

 当然のように人語で答えた白い鳥に、翔が目を輝かせた。

「あっ、こっちは喋った! 本当だ!」

「なに、雄もいるのか? レーゲめ、原生生物の繁殖を試みているな…」

「げんせ…な、何?」

「阻止させてもらう。___『純潔の力よ』!」

 ヒレイが翼を広げ、叫んだ。次の瞬間、翼の内側から数本の黒い羽が飛び出し、散らばる3個のコップにぴたりと張り付いた。
 すると、溢れたジュースと一緒に浮かび上がり、そのまま膨れ上がり、やがて天井まで届くほどの液体の巨人となった。

”____!!”

 ガラスのコップが目玉と口のように、3人の子供たちを捉えた。

「お、おおおお母さんが…」

「精気を奪われ、一時的に気を失っている」

「あっ、こっちも喋った! って、それどころじゃない!」

「しょーくん、トワ、逃げよう!!」

 しかし、永遠は逃げなかった。

「…お、お母さんを、助けなきゃ…」

 その身体から、数枚の虹色の羽が飛び出し、首元で一本の首輪となる。それをきつく締めると、永遠は深呼吸し…12歳に似合わぬ豊満な乳房を、両手でぎゅっと掴んだ。

「___性なる力よ、我に宿れ!!」

「っ…///」

「え…?」

 永遠の衣服が消え去り、裸体が露わになる。と思うや、その身体が黒いタイツと、白いセーラー服に包まれた。
 右手に長い鞭を握ると、永遠はジュースの巨人に向けて打ちかかった。

「ええーい!!」

「トワ…トワ!?」「小野寺さん、その格好…」

「えいっ、えいっ!」

 しかし、液体の身体を鞭は虚しく素通りしていく。

「トワ、効いてないよ!」

「ひいっ、ええいっ!」

 巨人が腕を伸ばし、永遠に殴りかかる。

「きゃあっ…あ、あれ…?」

 ところが、巨人のパンチもまた永遠を傷付けることなく、頭や身体を素通りしていく。せいぜい、コスチュームがオレンジジュースで濡れていくだけ…

「じゃ、じゃあ、こっちも…え、えいっ…んっ、ええいっ!」

 負けじと鞭を振り回す。その腕が、重い。

「痛みや苦しみがエネルギーになるのだろう? お前は痛みを感じず、動けなくしてやる…」

「ええっ?! ぐっ…うううっ…!」



安価下1~3でコンマ最大
①あの技を使うんだ!

②飛鳥、君の力を貸してくれ!

③翔、永遠に力を貸してくれ!

④翔、君の力を貸してくれ!

 それを見ていたレーゲは、おもむろに翔の元へ近寄った。

「うわっ、な、何さ?」

「君の力を貸してくれ」

「! じゃあ、ぼ、ぼくも小野寺さんみたいに変身」

「君は私の趣味じゃない。だが、君の手で永遠に力を与えることができる」

「えー…? どうしたらいい?」

「んんー! はあっ、か、身体が…」

「永遠の身体に触れるのだ」

「触れるって…小野寺さん、ごめん…」

 翔は断ると、永遠の肩に手を置いた。

「んっ」

「違う。『ここ』だ」

 そう言うとレーゲは、永遠のスカートの後ろを嘴で捲り上げた。

「ひゃあっ!?」「うわっ!?」

「しょーくん!?」

「ここを、両手で触るのだ。できるだけ強く」

「れっ、れっ、れっレーゲ、やめっ…///」

「駄目だって、女子にそんなこと…」

「その思い込みこそ、ヒレイが君たちに植え付けた洗脳だ。少年。…君は、永遠の尻を見て、どう思った?」

「…」

 顔を真っ赤にして、黙り込む翔。しかし、そのズボンの前には、前屈みになっても取り繕えない隆起があった。

「その本能こそ、永遠を…人類を救う、希望の力だ! さあ!」

「れ、レーゲ…み、みみみっ、みっ、御堂くん…」

「…ごめんっ!」

 翔は詫びると…永遠の尻を、両手で鷲掴みにした。

「ひゃああっっ///」

「しょっ、しょーくん!?」

「ごめんなさい、ごめんなさいっ!」

 一心不乱に、小ぶりな永遠のお尻を揉みしだく翔。

「あっ、あっ、あああっ、あっ…♡」

 ぐるぐる目の永遠の身体が、熱く光を放ち始める…



安価下コンマ
01~30 暴発
31~50 スパンキング
51~80 おっぱいも
81~99 擦り付け
   00 挿入

「あっあっあっ…♡」

「もう一押しだな…少年、叩いてみろ」

「えっ!? 女子を叩いたら駄目だって!」

「同意の上だ。問題ない」

「どーいって、なにっ♡ どーいってなにっ♡」

「…ごめんっ!」

 翔は手を振りかぶると…永遠のお尻を、思い切り叩いた。

「んああああっっ♡♡」

 光が、一層強くなる。

「ごめんっ、ごめんっ!」「しょーくん! やめてよ!」

「んっ♡ あっ、あっ♡♡ …んあああああっっっ♡♡♡♡」

 永遠の身体から激しい衝撃波が飛ぶ。巨人の顔のコップが砕け散ると、液体の身体が崩れ落ちた。

「はぁ…♡ はぁ…♡」

「しょーくん…サイテー…」

「だ、だって…」



 数時間後。永遠たち3人は、病院にいた。職場から駆けつけてきた永遠の父親に、医者が説明している。

「身体に異常はありませんでした。ただ、一時的に激しい疲労状態になっているようです。ゆっくり休むのが一番の治療でしょう」

「は、はあ…」

「一晩は入院で様子を見て、明日退院にしたいと思います。お会いになるのでしたら、病室へ看護師が案内しますので…」



「もう遅いから、今からお友達を車で送っていくよ。先に病室に行って、母さんに会ってきてくれ」

「うん…」

「…」

 窓の外から、レーゲは父娘のやり取りを見ている。巨人を倒されたヒレイは、意味深な言葉を残して逃げていった。



”言っておくが、最優先と言うのは必要なタスクが全て完了して、他にやることが無いという意味だ。お前がどれだけ足掻こうと、この世界が滅びることは決まっている”



「想像以上に長く、ヒレイはこの地で暗躍しているようだ…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠についていく

②永遠の父親を追いかける

③その他要記述



「…心配かけてごめんね」

「お母さん…何も、お、覚えてないの?」

「うん…ジュースを持っていこうとしたところまでは覚えているのだけど」

「…」

”…レーゲ”

”どうした、永遠?”

”ヒレイは、何がしたいの? 世界を滅ぼすって…そのために、何でお母さんが…”

”標的は関係ない。生殖可能な生物から、生殖機能を奪うのが彼の目的だ”

”分かんない…分かんない…”



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

今日はここまで



「ただいま…」

「疲れたでしょう。床は掃除しておくから、もう寝なさい」

「うん…」

 母親がジュースのこびりついた床を拭いている。永遠はとぼとぼと階段を登ると、自室に入って扉を閉めた。

「彼女のような人を増やさないようにしよう」

「! そ、そそう、だよね。でもど、どうしたら」

「特訓だ!」



 夜の公園。永遠は首輪を締めると、辺りを気にしながら小声で唱えた。

「せ、性なる力よ…我に宿れ…きゃあっ!」

 たちまち永遠の服が消え、黒いタイツとセーラー服に変わる。右手に鞭を握ると、永遠はレーゲを見た。

「えっと、どどど、どうしたら…」

「その鞭は、敵を叩くものじゃない。自分を叩くんだ」

「えええっ!? ででででも、そ、そしたら痛い…」

「痛いのが力になる。やってみるんだ」

「…」

 永遠は恐る恐る鞭を振りかぶると…身体に巻きつけるように、大きく振るった。



安価下コンマ
01~40 能動的リアクティブアーマー
41~70 ↑+母乳
71~90 暴走形態
91~00 雌豹

いいよ

安価下1~3で多数決 振り直す?

よく考えたら振り直しじゃなくて任意のイベントか





「ただいま…」

「疲れたでしょう。床は掃除しておくから、もう寝なさい」

「うん…」

 母親がジュースのこびりついた床を拭いている。永遠はとぼとぼと階段を登ると、自室に入って扉を閉めた。

「彼女のような人を増やさないようにしよう」

「! そ、そそう、だよね。でもど、どうしたら」

「特訓だ!」



 夜の公園。永遠は首輪を締めると、辺りを気にしながら小声で唱えた。

「せ、性なる力よ…我に宿れ…きゃあっ!」

 たちまち永遠の服が消え、黒いタイツとセーラー服に変わる。右手に鞭を握ると、永遠はレーゲを見た。

「えっと、どどど、どうしたら…」

「その鞭は、敵を叩くものじゃない。自分を叩くんだ」

「えええっ!? ででででも、そ、そしたら痛い…」

「痛いのが力になる。やってみるんだ」

「…」

 永遠は恐る恐る鞭を振りかぶると…身体に巻きつけるように、大きく振るった。



安価下コンマ 詫び券使う場合は起こしたい出来事を下から選択
01~40 能動的リアクティブアーマー
41~70 ↑+母乳
71~90 暴走形態
91~00 雌豹

任意選択じゃなくて振り直すのね



「っ! んあっ!?」

「もっと」

「はぁっ…んんっ! ぁうっ!?」

「もっと強く」

 長い鞭が、永遠の身体に何度も打ち付けられる。始めは躊躇っていた永遠だが、徐々に思い切りが良くなってきた。

「はぁっ! ぁんっ♡ ふんっ! あぁんっ♡」

「そうだ、その調子…」

「んっ、んっ♡ たぁんっ♡ はあっ♡」

 永遠の身体が、徐々に白く熱を帯び…

「…んあああああっっっ♡♡♡ …あああっ!?」

 突然、永遠の持つ鞭がひとりでに浮き上がり…しゅるしゅると、永遠の身体に巻き付いた。

「ああっ!? あ、ああっ…」

 鞭はどんどん伸びていくと、くるくると交差しながら永遠の身体を縛り上げていく。やがて永遠は、両手を後ろ手に、おっぱいを突き出すようにエビ反りの姿勢できつく拘束されてしまった。

「たっ、た、たすけて、レーゲ…んぁっ♡」

 食い込む鞭に、思わず声が漏れる。

「いや、これは使えるぞ」

「ふえ…? あ、あっ…♡♡」

 巻き付いた鞭が枝分かれして、触手のようにのたうち始める。数本がセーラー服の中へ忍び込み、乳房の先端やスカートの中を弄り始める。

「あっ、あっやっ♡ やだ、触らないで、やぁ…♡」

「丁度いい。このままオナニーで性欲を高めるんだ」

「おっ、おなにって、ななな、なぁっっ♡♡」



安価下コンマ
01~20 リアクティブアーマー
21~50 強化リアクティブアーマー
51~80 催眠、使役
81~99 慣れ
   00 克服

 鞭の先端が、永遠の未開発な性感帯をくすぐっていく。

「ふぁ、やっ、なにぃ…んあっ♡」

「その調子だ。君は本当に…」

「…あ、あの、大丈夫ですか…」

 突然、レーゲでも永遠でもない声が聞こえた。

「!!??」

 見ると、公園の入り口にサラリーマン風の男が立っていて、心配そうに永遠を見ていた。

「や…」

「あの、警察を」

「いやあああああっっ!!??」

「うわっ!?」

 悲鳴を上げる永遠。その身体に巻き付く鞭の一部が、目にも留まらぬ速さで男の元へ飛び、くるりとその首に巻き付いた。

「あ…」

 たちまち、男の目から光が消える。と思うや、犬のように四つん這いになると、永遠の元へ這い寄ってきた。

「ハッ、ハッ、ハッ…」

 永遠を飼い主に見立てて、その足元に座り込むサラリーマン。

「なるほど、こういう使い方もできるのか。流石だな、永遠!」

「えっ、えええっ…ど、どどど、どうしよ…あの、ごめんなさい…?」

「ハッハッハッ、クゥーン…」



「…」

今夜はここまで

小野寺 永遠:性天使『真名不明』
属性:SM

『鞭攻撃』長い鞭で相手に物理的なダメージを与える
『被虐反射』物理的なダメージを相手に反射する
『暴走形態』鞭が永遠を縛り上げ、勝手に相手を攻撃したり永遠を愛撫したりする。近寄った男を洗脳し、一時的に戦力にすることもできる



「今日は学校に行かなくて良いのかい?」

「きょきょ、今日はや、休み…」

 確かに、その日の永遠はいつもより遅い時間に起きていた。前日の夜遅くまで特訓していたのもあるが、元々早起きしなくてもいい日だったようだ。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠についていく

②永遠に特訓させる

③変身アイテム、コスチュームを考える

④街を散策する

⑤その他要記述

「では、私は街を飛び回ってくる」

「そ、そう、きき、気をつけてね…」

 レーゲは、窓から飛び立った。



 眼下に広がる街を見下ろす。ずっと思っていたが、この街には子供が少ない。今も、目に入るのは大人、それも老人ばかりだ。

「既に、ヒレイの工作がここまで進んでいるということか…」



安価下1~3でコンマ最大 行動、出来事など 無理なやつは安価下

「少しでも、永遠を強くしなければ」

 レーゲは永遠の家の近くまで戻ってくると、その上を旋回し始めた。

「どこか、特訓に使えそうな場所は…」



安価下コンマ なお40以上で…
01~20 意外と広い庭
21~50 公園が近い
51~80 企業の駐車場
81~99 空き家
   00 空き屋敷



「…ここは良さそうだ」

 見つけたのは、どこかの企業が使っていると思しき駐車場。10台近くの車を収容してなお充分な広さがあり、他の障害物も殆どない。入り口には鎖が張ってあるが、簡単に乗り越えられるだろう。現に、一人の子供が中に…

「…!!」

 子供が手を上げる。次の瞬間、停められていた車が一斉に動き出し、駐車場内を暴走し始めた!

「マズい、ヒレイの手先か…」

”永遠、永遠! 敵が現れた!”

”ええっ!? どこに?”

”君の家のすぐ近く、広い駐車場のある建物の所だ”

”今、わたし、図書館にいるんだけど…”

”どのくらいで来れる?”

”バスに乗ってきたから、えっと…1時間くらい”

「何ということだ…」

 いつの間にか子供はいなくなり、残った車が入り口の鎖を突破しようとしていた。このままでは、街が大惨事だ…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠を待つ

②近くで変身者を探す

③とりあえず自力で何とかする

④その他要記述

「仕方ない、永遠を待つか…」

 物陰に隠れ、駐車場を窺う。車は今にも鎖を引きちぎり、街へ飛び出そうとしている。近くを通りかかった住民が、慌てて逃げたり、どこかへ電話をかけたりしている。



安価下コンマ
01~20 自分で時間を稼ぐしか…
21~50 警察が来た
51~80 どこかの少女が通りかかった
81~99 永遠の機転
   00 永遠の覚醒



 突然、けたたましいサイレンの音が鳴り響いた。

”そこの車、停まりなさい!”

 見ると、黒と白の車両が走ってきて、駐車場の入口手前で停まった。中から出てきたのは、二人組の男女だ。同じ制服に身を包んでいる。どうやら、先程の通行人が呼んだらしい。

「…片方は女か」

 変身するには年を取っている気がするが、背に腹は代えられない…
 レーゲは、翼を広げた。



安価下1~5で次の>>1のコンマに近いもの 女性警官について(名前と年齢は必須。無いものは安価下。 その他、見た目や趣味などできるだけ詳しく)

コンマ
今夜はここまで

と思ったけどコスチュームも決めないと

「…そこの女」

 そっと近寄り、後ろから声を掛ける。

「! 危ないから離れて」

「? 誰もいないぞ」

 振り返った二人が困惑する。レーゲは構わず、女の方を向いた。茶髪を後ろで括った、ややくたびれた表情の若い女だ。ぎりぎり変身には耐えられるだろう。

「ここだ、女。私の言うことを聞いてくれ」

「…え、もしかして、この鳥?」

「女って…京本さんに用事? っていうか、何で鳥が喋って!?」

「うるさい。そんなことより女。名前は?」

 すると女警官は、少し顔を顰めてから名乗った。

「…京本 村正(きょうもと むらまさ)」

「村正。君に頼みがある。…変身して、あの車を止めて欲しい」

「頼みも何も、私達そのために…『変身』?」

「あっ、あ、あれじゃない? 魔法少女とか、『プリチャン』的な」

「そういう理解で良い」

「えーっ!? 私、もうそういう歳じゃないんだけど! そんなことより、早く…」

「あれは人間の力では止められない。早くしないと、あの車が全部ここを脱出して、街を暴走するぞ」

「! それは、絶対に防がないと…」

 村正は少し考え込んで…やがて、諦めたように頷いた。

「…分かったわ。通報があったときから、よく分からない事件だって思ってたけど、色々事情があるみたいね。詳しい話は署で聞くから、今は私に力を貸して!」

「任せて欲しい」

 レーゲは、黒い翼を広げた。内側から虹色の羽が飛び出し、村正の身体へと吸い込まれていく…



安価下1~5で次の>>1のコンマに一番近いもの コスチュームのデザイン、変身アイテム、使用武器、設定(エネルギー源など)について、できるだけ詳しく。ある程度の設定は>>51に準拠します

コンマ
今度こそ今夜はここまで

「…っ!?」

 突然、村正の身体がびくんと震えた。と思うや、警官服のボタンが一気に弾け飛んだ。

 ___どすん。

 ぷるん、でもたゆん、でもない。人体が立てるには、あまりにも重々しい音と、紙吹雪の如く舞い散るサラシの破片と共に、彼女の両の乳房が露わになった。

「や…」

「きゃあーっ!!?」

 虹色の羽が、巨大な山の頂上にひらりと舞い降り、黒いハート型のニップレスとなる。しかし、それはぽってりと膨れた乳首の先端にちょこんと載っているばかりで、乳房同様に広い乳輪をまるで隠していない。
 真っ赤になって胸を隠そうとする村正。しかし、彼女の意思に反してその手は、巨大な乳房を両手で掴み…ぎゅっと強く絞った。

「___性なる力よ、我に宿れ!!」

 乳首とニップレスの間から、噴水のように白い母乳が噴き出す。それと同時に、無事だった制服のスカートと帽子も消滅した。
 噴き上げた母乳が、むっちりと太い両脚に纏わり付いて黒の網タイツとなり、綺麗に脱毛された股間の割れ目に食い込んで黒レザーのハイレグレオタードとなる。しかしカップ部分は無く、巨大すぎる村正の乳房は完全に自由だ。最後に、帽子の無くなった頭に黒い兎耳カチューシャが装着され、足元の靴が赤いピンピールへと変わった。

「あ…」

 一緒にいた男の警官は、同僚の痴態を呆然と眺め…慌てて顔を覆い、その場にうずくまった。

「ご、ごめんっ!」

「何なのよこの格好ー!?」

 胸と股間を手で隠しながら、村正が叫ぶ。

「想像以上の出来だ。力がみなぎってくるだろう」

「ふっ、ふざけないでよ! こんなの、ただの変態じゃない!!」

「そんなことを言っている場合か?」

「…!!」

 見ると、最初の一台が駐車場入り口の鎖を突破し、まさに目の前に突っ込んで来ようとしていた。

「…ふんっ!!」

 村正は車の前に飛び出すと…突っ込んできた車を、真正面から受け止めた!

「? …き、京本さっ…!」

「ふんぐぐぐ…ぅらあっ!!」

 そのまま、掴んだ車を横に投げ飛ばす。村正は覚悟を決めたように、駐車場に飛び込むと、暴走する車に向かって駆け出した。



安価下コンマ
01~30 圧勝
31~60 消耗
61~90 巻き添え
91~99 共闘
   00



「…らあっ!」

 最後の一台をひっくり返すと、村正は両手を打ち合わせた。

「一丁上がり! …ねえ、いつまでこの格好…」

 すると、際どすぎるバニースーツが消え、元通りの警官服に戻った。バラバラに裂けたはずのサラシも、元通りに彼女の巨大乳を締め上げている。一先ずまともな格好に戻ったことに安堵すると、村正はパトカーの傍らにうずくまる相方の元へ歩み寄った。

「終わったわよ、広戸君」

「…目、開けていい…?」

「いつまで目瞑ってるのよ。ほら、立って」

 荒っぽく立たされて、相方…田中 広戸(たなか ひろと)は立ち上がった。おずおずと顔を覆う手をどけ、それからぼやく。

「あれ、さっきの服は…」

「し、知らないわよ! それより…」

 パトカーのサイレンの上に佇むレーゲを睨む。

「この変態鳥! しっかりと説明してもらおうじゃ…」

”8号車、状況は? 連絡が途絶えているぞ”

「! やっば、どうしよ…」

 駐車場内は、ひっくり返った車の散乱する惨状だ。近くの住民は避難しているため、レーゲと広戸の他に目撃者は無いが、どう説明したものか…

「…あー、あー、こちら8号車。暴走者は全車両横転…えっと、運転手は…逃走」

”逃走? 全員逃したのか?”

「げ、現着時には既に…」

 無線に答えながら、村正がレーゲを睨む。

「運転手はいない。ヒレイが車を操って、暴走させたのだ」

”誰の声だ?”

「や、ややこしくなるから黙っててください…」

「…」

”…署に戻って、報告するように”

「はーい…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①村正たちについていく

②永遠の家に戻る(安価下コンマ40以下で強制連行)

③その他要記述

「…あんたも来るのよね、変態鳥」

「同行しよう」

「え…? 喋る鳥なんて、課長にどう説明したら」

「そんなの、戻りながら考えるわよ! さっさと乗る!」

「は、はぁ…」



 警察署の応接室。上司と思しき男の前に座ると、村正は言った。

「事例は本日10時21分、桜川商事の駐車場で社用車10台ほどが暴走していると市民からの通報があったものです」

「偶然近くを巡回していた自分たちが、現場へ直行。現着は10時29分…ええと」

 そこで広戸は、ちらりと村正の方を伺った。

「…げ、現着時には、車は全て横転しており、現場には人の姿は無く…」

「8分間で10台近い車が全部ひっくり返って、運転手も全員逃げていったと? それを見て、君たち2人、辺りを探しもせずにのこのこと帰ってきたと?」

 上司の問いに、広戸が竦み上がる。村正は肩をすくめた。

「…はい」

「子供の遣いじゃないんだぞ! 警察学校で何を学んできたのだ! 全く、いつまで…」

 そこで、上司の携帯電話が鳴った。

「私だ! …鑑識か。どうした? …何だと?」

 男が眉をひそめる。

「『車に人が乗っていた形跡が無い』? 何、馬鹿なことを…指紋やドアロックなど、どうにでも…エンジンが冷たいまま? ガソリンが減った様子も無い…?」

「…」

 困惑する上司。レーゲは窓の外から、彼らの様子を覗いている。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①村正だけに説明

②村正と広戸に説明

③飛び込んで全員に説明

④その他要記述



「…とりあえずで始末書書かすの、ほんっとやめて欲しいわね!」

「でも、本当のことを言うわけにはいかないしなぁ…」

「広戸君、飲むわよね」

「…そだね」

 夜。私服姿で警察署から出てきた2人の前に、レーゲが降り立った。

「では、そろそろこちらの事情を説明させてもらおうか」

「! そうだった…」

「でも、お店に喋る鳥なんて、パニック必至だよ」

「…宅飲み、に、しない?」

 突然、しどろもどろに村正が切り出した。

「えっ? でも、僕の家汚いし…」

「さっと片付けるから、う、うちに来たら」

「それは悪いよ…」

「…早く動かないと、喋る鳥が通行人に見られているぞ」

「!! コンビニ行きましょ! あんたはその辺で黙って待ってて」



「…私の名はレーゲ。『世界渡り鳥』と呼ばれる、異世界の種族だ…」

 缶ビールやチューハイの積まれたちゃぶ台の上に立つと、並んで座る二人の前で、レーゲは語り始めた。世界渡り鳥。その生態と、彼らの故郷。そして、他の世界を枯らさんとする、自身の同胞、ヒレイのこと…

「じゃあ、そのヒレイとかいうあんたの身内が、この世界を滅ぼそうとしてるってこと?」

「その通り。彼らはこの世界に、生殖や繁栄を悪とする誤った常識を植え付け、原生生物の絶滅を狙っているのだ」

「も、もしかして、京本さんがあんな格好になったのって…」

「村正に与えた力は、精力…性欲、繁殖欲、そういった力で強くなる。…どうやら、君と強くリンクして」

「あーっ、うるさい! 全く、あんなエロ衣装着せられて…お、お嫁に行けないじゃないの」

 そう言ってから、ジロリとレーゲを睨んだ。

「…で、あんなのが今後も起こると」

「もう数件起こっている。君の他に、一人の戦士を用意していたが、別件で遠くにいたため駆けつけられなかった」

「そんな事情があるなら、署長に説明すれば」

「原生生物の兵器は、世界渡り鳥の力に無力だ。原生生物はただ、積極的に繁殖してくれればそれでいい。君を含む数人の戦士が、直接的な破壊活動を防げれば」

「あのねえ変態鳥。さっきから繁殖繁殖って簡単に言うけど…世間は子持ちに優しくないのよ。産休育休ったって、休んでる間に職場の居場所なんて無くなるし、そもそもいくら働いても半分以上税金と年寄りの小遣いに持っていかれるのに、結婚も子育てもできないっての! 世界ナントカがいなくたって、どうせこの国は滅ぶのよ」

「それこそがヒレイの工作だ」

 やけくそ気味にビールを呷る村正に、レーゲが言い放つ。

「性欲を悪と断じ、交尾から遠ざけ、男女を引き裂き、互いに憎ませ…」

「そこまでやられてるなら、今更私が頑張ったって…」

「…もう遅いし、そろそろ帰らなきゃ」

 広戸が空になった缶を置き、腰を浮かせた。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?



「…なんで、私がこんなこと…」

「僕、ついてくる必要ある…?」

「君がいることで、村正は力を増すようだ。そして、その力が世界を守る。決して無駄にはならない」

「…」

 真夜中の公園。村正は観念したように、上着の襟に手をかけた。

「…広戸君、あっち向いてて」

「駄目だ。しっかり見ているんだ」

「ええっ!? 裸見られちゃうじゃない」

「そ、そうだよ、京本さんに悪いよ…」

「だが、村正はそれを望んでいるようだぞ」

「!?」

「ちょっ、何言って…」

 村正は反論しかけて…ふと、口をつぐんだ。それから、震える手で上着を脱ぎ、背中に手を回した。シャツの中でサラシを解くと、締め付けられていた超巨大な双丘が解き放たれる。
 3倍近く膨らんだ胸を掴み、唱える。

「___性なる力よ、我に宿れ!」

「っ!」

 たちまち、村正の服が消え、性的なバニースーツに入れ替わる。小さすぎるニップレスを手で覆いながら、村正がレーゲに尋ねた。

「で…ど、どうしたら良いの、これ…」

「見た所、格闘の心得はあるようだ。シミュレーションしてみてくれ」

「逮捕術なら…はあっ!」

 見えない犯罪者を組み伏せるように、力強く躍動する村正。目を逸らそうとする広戸を、レーゲが突いた。

「痛っ!」

「しっかり見るんだ。君の視線が、彼女の力になる」

 動きに合わせて、激しく上下する脚。柔らかく旋回する腰。そして、暴れ狂う乳房。

「…はああっ! …///」

「…」

 薄明かりに照らされた村正を見つめる広戸。

「素晴らしい肉体だ」

「…そ、ソウデスネ」

「あれなら、何度でも繁殖できるだろう」

「っ! げほっ、げほっ」

「あの、力強い太腿は、男の腰を掴んで離さないだろう。子供のように滑らかな膣は、陰茎から子種をを根こそぎ吸い尽くすだろう。あの凄まじい乳房は、赤子を一度に百人は養える…」

「せ、セクハラですよ、訴えますよ!?」

「繁殖は罪ではない。そして彼女の身体と力は、人々を守るためにある。…もっとよく見ろ」

「やあっ! はっ、たあっ! …っ///」

「…彼女も、君に見られたがっているぞ」



安価下コンマ
01~20 鋼の意志
21~60 お泊り
61~90 爆発
91~00 敵襲



「…お、お疲れ様」

「ん」

 変身を解除し、広戸のもとへ歩み寄る村正。

「じゃ、帰ろうか」

「ん。…」

「…い、家まで送るよ」

「! うん」

 村正が頷く。二人は並んで、夜の住宅街へと消えていく。
 しばらく一緒に進んで…

「…じゃ、僕はこの辺で。おやすみ」

「え? ちょ…」

 呆然とする村正を残して、広戸は逃げるように、交差点の向こうへ去っていったのであった。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①村正のところにいる

②永遠のところに帰る

③その他要記述



”レーゲ、レーゲ、どうしたの? ずっと戻ってこないけど”

”ああ。君がいない間に、別の戦士を見つけたんだが…”

「ぐすっ、ひぐっ…どうせ私なんて…ひっく…」

 ちゃぶ台に突っ伏し、すすり泣く村正。傍らには空のビール缶が積み上げられ…あ、崩れ落ちた。

「ひろどぐん…うぶっ…ばかぁ…」

「ヒレイによる洗脳は、想像以上に深刻だ」

「ぞうよぉ…ひれいとかいう、クソ鳥のせいよぉ…」

 よろよろと立ち上がり、ふらつく脚で冷蔵庫に近寄り、次のビールを取り出そうとして床に崩れ落ちた。そのまま、村正は寝息を立て始めた。



「…んぁ」

「目が覚めたか」

「…っ!! 誰…って、変態鳥…夢じゃなかったの」

 村正は溜息を吐くと、ふらふらと立ち上がった。

「頭痛た…シャワー浴びなきゃ…今日も巡回…」

 それから、レーゲを睨む。

「…覗くんじゃないわよ、覗いたら今夜のつまみにするわよ」

「…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①村正についていく

②永遠のところに戻る

③街を散策する

④その他要記述

今日はここまで



「何、ついて来るの?」

「君もヒレイに目をつけられただろうからね。何かあったときにサポートできるように」

「あ、そ…」

 村正は自転車に跨ると、職場…警察署へ向かった。



安価下コンマ
01~30 パトロール
31~40 事案
41~70 昨日…
71~99 緊急出動
   00 広戸君…?



「! 京本君、来て早々悪いが、応援に出てくれないか」

「ど、どうしたんですか?」

「小学校の前で送迎バスが横転した。どうも、バスジャックまがいの事案が絡んでいるらしいと」

「何ですって!?」

「刑事課や地域課も出ている。我々も交通整理に出なければ」

「了解!」

「京本さん、行こう」

 課長の横に立っていた広戸が、村正の隣に歩み寄る。

「…ええ、行きましょ」

 昨日のことを思い出し、少し顔を顰める村正。それに気付いてか否か、広戸は村正の前をそそくさと歩き出した。



「九重学園なんて、物凄い金持ち学校じゃん…」

「子供を人質に、身代金要求…バスジャックってのも頷ける話ね」

「…九重学園。聞き覚えのある名前だ」

「うわっ!? 昨日の…」

 後部座席から話しかけてきたレーゲに、広戸が驚く。

「永遠の通う学校か。もう交戦しているかもしれない」

「トワ…ってのが、昨日言ってたもう一人の戦士? …って、小学生なの!?」

「そうだが?」

「広戸君、今すぐ逮捕状請求して。この変態鳥に、青少年健全育成条例違反で」

「ええっ、鳥を逮捕できるかなぁ…」

「そんなことより、もうすぐ着くぞ」

「! ああもう…」

 サイレンを鳴らしながら、車列の隙間を通り抜ける。他のパトカーや野次馬の向こうに、横転したスクールバスが見えた。



安価下コンマ
01~40 拮抗
41~90 劣勢
91~99 暴走
   00 衝撃

「…とにかく私達は、交通整理に」

 その時、鈍い音が響いた。野次馬から悲鳴が上がる。
 見ると、一人の少女がコンクリートの地面に叩きつけられて倒れていた。

「う、動くな!」「手を上げろ!」

 他の部署の刑事たちが拳銃を抜き、バスの上から少女を投げ飛ばした現行犯に向ける。
 そう、そこにいた。背丈だけなら、哀れな少女と変わらないくらい。その全身は銀色の無機質な外骨格に覆われ、顔には鏡のようにつるりとした仮面を嵌めていた。
 銀色の『何か』が、片手を上げる。すると、そこから白く禍々しい閃光が迸り…

「…っ!?」「ち、から、が…」「ぐうっ」

 刑事たちが、次々と倒れていく。

「やめ、て…」

 そこへ、先程投げ飛ばされた少女がゆっくりと立ち上がった。よく見ると彼女は、この小学校の制服ではなく、黒いボディスーツの上から白と青のセーラー服を着て、手には鞭を握っていた。

「永遠、苦戦しているな」

「! じゃあ、あの娘が…」

 村正は、少女の元へ駆け寄った。

「!? あっ、あああっ、おおま、おまわりささ、さんっ、あっあ危ないです…」

「大丈夫、お巡りさんに任せて」

 村正は少女の肩を掴んで背中に隠すと、自分は制服のボタンを外し、前をはだけた。限界まで張り詰めたサラシに覆われた、村正の胸部が露わになる。

「…広戸君、その娘を保護して! それから、交通整理はお願いね」

「うん、わか…って、何だって!?」

 素っ頓狂な声を上げる相方を他所に、村正は深呼吸し…覚悟を決めた。

「___性なる力よ、我に宿れ!!」

 次の瞬間、サラシが弾けて巨乳を超えた超巨大乳が解き放たれた。乳首の先端に小さなハートニプレスが張り付くと、噴き出した母乳が警官服を溶かし、際どすぎるバニースーツに作り変えた。

「!! れ、レレレーゲがいいい言ってた、新しいひ、人…」

「ハイジャック犯、現行犯逮捕よ! はあっ!」

 村正は横転したバスの上まで飛び上がると、銀装甲の敵と相対した。

”…新手ね”

「マネキン野郎、とっ捕まえてやるわ!」

”…”

 たちまち、格闘戦が始まった。
 広戸によってパトカーの中に保護された永遠は、そこでレーゲと再会した。

「どどど、どこにいたの?」

「すまない、新しく力を預けた彼女に、つきっきりだった」

 それから、窓の外で村正と戦う銀ずくめの敵を見る。

「…そうか、ヒレイもまた戦士を用意したか」

「! あああの、人、強い…叩かれても、全然き…き、気持ちよくない…」

「攻撃しながら精気を奪えるのか。それは厄介な…」

 見ると、永遠とそう変わらない体格の敵は、成人女性の中でも優れた体格を持つ村正と互角にやり合っていた。

「どど、どうしよう…」



安価下1~3でコンマ最大
①村正と協力するんだ

②この前の力を使うんだ

③広戸、行け

④その他要記述

「一人で難しくても、二人なら大丈夫だ」

「…そ、そうだよね」

 永遠は頷くと、パトカーの扉に手を掛けた。

「だ、駄目だよお嬢ちゃん! 隠れてないと」

「ほほ、ほ、ホントはかか、隠れてたいけど…わ、わたしがやらなきゃ…」

 そう言って永遠は、パトカーを飛び出した。



「はっ、やあーっ!」

”…”

 銀仮面の敵は、組み付こうとする村正を躱しては、細かい肘や膝を当ててくる。その度に村正は、力が吸い取られるような感覚を覚えた。

「…あんた! ヒレイとかいう鳥から、その力を貰ったんでしょ」

”それがどうしたの”

「騙されてるわよ! その鳥、この世界を滅ぼそうとしてる」

”滅ぼす? 何を言ってるの。…穢れたこの世界を、美しく生まれ変わらせるの”

「その、悪趣味なマネキンスーツで?」

”…”

 銀仮面が、突然地を這うように距離を詰め、下から村正の胸を蹴り上げた。

「いっだっ!?」

”その無駄乳こそ、穢れの象徴”

「あんった…私だってねえ、好きでこんなのぶら下げて」

”削ぎ落としてあげる”

 銀の外骨格の踵から、三日月型の鋭い刃が伸びる。それを振るい、村正の巨大乳を切り落とさんとしたその時。

「えいっ!」

”!”

 足元から飛んできた鞭が、銀の踵に絡みついて引き倒した。

「! さっきの…えっと、永遠ちゃん! 危ないから隠れて」

「わわ、わたしも、レーゲに、ややや、約束した…!」

 永遠は倒れる銀仮面の隣を走り抜けると、村正の横に立って鞭を振り上げた。

「れ、レーゲがいい、言ってた…一人じゃだ、駄目でも、ふふ、二人なら…!」

「…分かった。じゃあ、お巡りさんを援護して!」



安価下コンマ
01~10 足止め
11~40 強化能力
41~70 合体技
71~90 暴走
91~99 合体必殺技
   00 兎と猫



「えい、えいっ!」

「たっ、せえやっ!」

”くっ…”

 中距離から永遠が鞭で牽制し、村正が懐に飛び込むヒットアンドアウェイでダメージを与えていく。
 業を煮やした敵は、村正を踵の刃で牽制して引き離すと、突然永遠の間近に迫ってきた。

「…っ!」

 永遠は、固く目を瞑ると…手にした鞭で、己の身体を強く叩いた。

”!?”

「んっ、あああっっ♡♡♡」

 次の瞬間、永遠の身体から衝撃波が放たれた。もろに衝撃を浴びた敵は、為す術なく吹き飛ばされた。その先に待ち構えるのは、村正だ。

「はああ…てやああっっっ!!!」

 渾身の正拳が、銀仮面を直撃した。



安価下コンマ
01~70 撤退
71~00 面割れ

“…今日はここまでね”

 銀仮面の身体が、白い光に包まれると…跡形もなく、消えた。

「逃げられた…って!」

 慌てて周囲を見回す。警官や野次馬はまだ倒れているが、足止めされた車が遥か向こうまで連なり、一帯にはクラクションがこだましていた…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠についていく

②村正についていく

③その他要記述

今日はここまで



京本 村正:性天使『真名不明』
属性:母乳

『逮捕術』犯人逮捕のための格闘術





『九重学園初等部送迎バスジャック事件捜査本部』



「えー、犯人は包囲する警官隊や野次馬に向けてフラッシュバンのようなものを使用」

「犯人は身長155cmほど、痩せ型、銀色のフルフェイスヘルメットのようなもので顔を隠し…」

「直前にセーラー服を着た少女と交戦していたとの目撃情報が…」



「…」

 会議室の後方に座り、そわそわしながら、刑事たちの報告を聞く村正。刑事たちは、永遠の姿は見たようだが村正のことは見ていないようだ。

「…あの鳥はどこ行ったの?」

 小声で、隣の広戸に尋ねる。

「外で隠れて聞いてるみたい」

「こっちより、あの女の子のケアに行ってもらいたいところね」

 村正が溜息を吐く。

「どうせ、本当のこと話したって、誰も信じてくれないだろうし…」

「交通課、京本君」

「! はい…」

 村正は慌てて立ち上がった。

「交通整理のために君たちの部署に招集を掛けたが、最初に現着したと聞いている」

「はい。交通整理に取り掛かろうとしましたが、逃げ遅れた生徒を発見し…丁度犯人がフラッシュバンを使用した前後のことで…幸い、私と山田巡査部長は直接光を浴びずに済んだので、生徒の保護を優先しました」

「何を言っているんだ。当時、バス内には宮條未来という女子生徒一人しかいなかったが、彼女は一人でバスを脱出し現場から離れた場所で保護されたそうだ」

「え…?」

「あ、ほ、他の生徒が、偶然現場に迷い込んだんだと思います」

 咄嗟に広戸がフォローした。村正は、思わず瞬きした。



「…」

 窓の外に佇んで、レーゲは会議を聞いていた。

「流石に、大事になってきたな」

 世界渡り鳥の脅威が知れ渡るのは結構だが、ただの人間が戦いを挑んだところで無意味だ。何より、この無駄な話し合いに、村正を取られるのは良くない…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?



「…はぁ」

「やあ」「うわっ?!」

 警察署から出てきた二人に、レーゲが声をかけた。

「これを渡しておこう」

 羽を2枚抜き取り、村正と広戸に渡す。

「何、これ?」

”念じるだけで会話ができるようになる”

「っ!?」

”離れていても、これでやり取りができる。永遠も同じものを持っている”

”えー…てすてす、こんな感じ?”

”わー、凄い”

”この後はどうするんだ?”

”事件自体は刑事課が引き継いだわ。私達は今まで通り”

”夕方の交通安全パトロールですよ”



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①パトロールに同行

②永遠の元へ戻る

③街を散策する

④その他要記述

”では、私もパトロールをするとしよう”

「え、またついて来るの?」

”いや、一人で行く”

 そう言い残すと、レーゲは翼を広げて飛び立った。



 夕方の街を飛び回る。朝の騒ぎの余韻も消えて、いつも通り、すっかり見慣れた街の景色だ。帰宅する車や、歩く人々でにぎやかだ。



安価下コンマ
01~50 飛鳥
51~60 ↑+翔
61~80 ヒレイ
81~99 永遠と翔
   00



「…おや、彼女は」

 通りを歩く見知った人物を見つけ、レーゲはそっと近付いた。

「…はぁ」

 浮かない顔で歩いているのは、永遠の友人の椎名飛鳥だ。レーゲは彼女の前に降り立つと、羽を振ってみせた。

「! …」

 飛鳥はレーゲに気付くと、むっとした顔になった。それからわざとらしく目を逸らすと、彼の横を素通りした。

「待て、待て。どうしたんだ」

「…うるさい」

 そう言うと、飛鳥は足を早めてレーゲを引き離そうとする。

「君は、よくこの時間に外を歩いているな。何をしているんだ」

「…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

「…最近、永遠に会っていないんだ。彼女は学校でどうしている?」

「…」

 永遠の名が出た瞬間、飛鳥の足が止まった。

「…別に」

「学校でも戦っているのか」

「しょーくんと一緒にね…!」

「…」

 どうやら、飛鳥の男友達は先日の経験を活かして、永遠の戦いに協力しているようだ。
 しかし、それを話す飛鳥の顔は優れない。

「トワの身体、ベタベタ触って…トワが言い返せないからって…デレデレしちゃって…」

「…」

 あの少年は、飛鳥のつがいなのだろうか。それが、永遠に取られそうで面白くない…そう、レーゲは解釈した。



安価下1~3でコンマ最大 どうする? なお、安価下コンマが60以上で…

「ならば、飛鳥も永遠を触ってやればいい」

「はあ…?」

「案外、同性でもいけるかもしれないぞ?」

「…」

 すると、飛鳥はどこか合点がいくような顔をした。

「心当たりがあるのか?」

「…もうミライに、ベタベタされてるし」

「ミライ? 君の友人か」

「…」

 飛鳥は何も言わず、走り去ってしまった。







 朝。ゴミ捨て場でレーゲは目を覚ました。

「…」

 見回すと、朝食に来た鴉たちが、ずらりとレーゲを包囲している。

「…失礼した」

 レーゲは虹色の翼を広げると、そそくさとその場を飛び去った。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠の学校へ

②村正の警察署へ

③その他要記述



 昨日、バスジャック事件が起きただけあって、学校には物々しい雰囲気が漂っていた。パトカーが巡回し、そこら中に警察官がうろついている。
 というか、子供の姿が見えない。

”永遠、永遠”

”…! レーゲ、どうしたの?”

”今、君の学校にいる。君はどこにいる?”

”家にいるよ。しばらく学校はお休みなんだって”

”そうか”

”…あ、ちょっと待って”

 不意に永遠からの通話が途切れる。
 しばらくして、永遠が戻ってきた。

”…ごめんね、もう良いよ”

”誰かいるのか?”



安価下コンマ
01~10 母親
11~40 翔
41~70 他の友達
71~90 飛鳥と翔
91~00 未来

”あ…えっと…”

”…あの時の少年か?”

”! …その…うん。また、学校が襲われた時のために、作戦会議…”

”飛鳥は一緒じゃないのか”

”…”

 黙り込む永遠。男女が仲良くするのは大歓迎だ。そのまま交尾して繁殖してくれれば、なお良い。ただ、翔には既に飛鳥というつがいがいる…

”…あ、えっと…”

”…もしもし、もしもーし”

 突然、翔の声が聞こえてきた。

”この前の少年か”

”わ、凄い! 本当にテレパシーで話せる”

”永遠から羽を受け取ったようだな。仲良くするのは良いが…飛鳥はどうした?”

”! …べ、別に、椎名さんとは、そういうのじゃないし”

”…”

”それより、こっちに来てよ。色々聞きたいんだ。その、『世界渡り鳥』とか、世界が滅びるとか…”



安価下 どうする?
①行く

②その他要記述



「…以上が、大まかな事情だ」

 レーゲの説明を、翔は青い顔で聞いていた。

「や、ヤバいじゃないか…世界を壊して、巣の材料にするなんて…」

「そうならないために、永遠に戦ってもらっている。君たち人類にも、頑張って繁殖してもらいたい」

「繁殖って言ったって…」

 言い淀んでから、ふと翔が尋ねた。

「…ぼくも、戦えないの? 小野寺さんみたいに」

「誰にでも渡せるものではない」

「そこを何とか…戦力は、少しでも多いほうが良いでしょ?」

「それはそうだが…」

 言いかけた、その時



安価下コンマ
01~50 ヒレイ
51~80 飛鳥
81~00

 ___ピンポーン

「はーい…」

 呼び鈴に、母親が応える。
 しばらくして、永遠の部屋に上がってきたのは…

「おじゃましま~す」

「! あっ、あああ、く、く宮條…さん」

 いつか、永遠と一緒のバスで帰った、宮條未来であった。彼女はつかつかと永遠に近寄ると、流れるように肩に手を伸ばし、もう片方の手で小学生らしからぬ永遠のおっぱいを撫でた。

「や、あ…///」

「ど、どうしたの、宮條さん…?」

「永遠ちゃんが、男子と仲良くしてたから、つい」

「あっ、ああの、む、むむむね、さわら…」

 遠慮がちに抵抗する永遠を抑え込むように、乳房を揉む未来。翔は顔を赤くして、未来に抗議する。

「い、嫌がってるから…」

「…」

 未来は翔を無視して…おもむろに、部屋の隅に佇むレーゲに目を遣った。それから、ニヤッと口元を歪めた。

「…見つけた。世界を穢す、悪い鳥」

「…ヒレイに、何か吹き込まれたか」

「えっ? くくく、宮條さ…」

 未来は永遠を離すと、すくっと立ち上がった。それから、やおら履いているスカートの裾を掴み、ゆっくりと持ち上げた。

「わーっ、あーっ、駄目、駄目だって…」

「ふふふ…」

 やがて、スカートの下から現れたのは…鈍く輝く、銀のクロッチ。黒い錠前で固く閉じられた、貞操帯であった。



「___純潔の力よ!」



 貞操帯から、銀の液体が溢れ出す。それはお洒落な服や、ネイルの塗られた手や、薄く化粧の施された顔を無造作に覆い尽くすと、銀の外骨格、そして鏡めいた銀の仮面となった。

「う…嘘、でしょ…」

「…小野寺さん! 変身しないと!」

「! ___性なる力よ、我に宿れ!」

 永遠は戦闘形態に変身すると、鞭をぎゅっと握り、叫んだ。

「く、宮條さん、どど、どうして…」

”女の子は、女の子と恋するべきなの…それが嫌なら…”

 踵から、鋭い刃が飛び出す。

”___その大きなおっぱい、切り落として、あたしだけのものにしちゃう…!”

今日はここまで

「危ないっ!」

 永遠が振るった鞭が、未来の足に絡みつく。永遠はそのまま窓を開けると、外へ飛び出した。

”っ!”

 一緒に2階から飛び降りる未来。踵の刃で鞭を切り裂くと、仮面の向こうで喉を鳴らした。

”繁殖なんて必要ない…二人きりで、いつまでも”

「でもそ、それじゃ、世界がほほほろ、滅んじゃう…!」

 未来が地面を蹴り、永遠に向かって突っ込む。そのまま勢い良く、踵を振り下ろした。

”ふっ!”

「きゃっ!?」

 転がるように躱したそのすぐ横で、刃がアスファルトを抉る。永遠は鞭を横薙ぎに振るい、未来の足を取りに掛かった。

「えいっ!」

”…”

 未来はそれを踏みつけて止めると、もう片方の足を振り上げ…

「ええいっ!」

”!?”

 永遠が、そのまま鞭を思い切り引っ張った。足元を掬われ、未来が体制を崩す。そこへ、永遠が鞭を振り上げた。が

「…く、くく、宮條、さん…」

”…”



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①村正を呼ぶ

②翔に手伝わせる

③その他要記述

「はあっ、はあっ、お、小野寺、さんっ」

 そこへ、翔が走ってきた。いつの間にか戦場は家から離れていたようだ。

「丁度良い。永遠を手伝うんだ」

「そ、そうしたいんだけど…」

 視線を向けると、鞭を振り上げたまま動けない永遠と、同じく踵から刃を伸ばしながら動こうとしない未来。

「…宮條さんが、ヒレイの仲間になっちゃったなんて」

「強い洗脳を受けたようだ。そして、永遠と同じように、世界渡り鳥の力を得ている。…悪趣味極まりない格好だな」

「どうにか、正気に戻さないと」

「そのために、君も協力するんだ。…ほら、行け!」

「…今の内に!」

 翔は意を決すると、攻撃を躊躇う永遠の元へ駆け寄った。



安価下コンマ
01~20 お触り
21~50 スパンキング
51~80 擦り付け
81~00 乱入



「…しょーくん、何やってるの!!」



「!?」

 背後から飛んできた声に、はっと振り返る。
 そこに立っていたのは、椎名飛鳥。息を切らし、泣きそうな顔で、翔と永遠を睨んでいる。

「あっ、し、しし椎名、さ」

「…レーゲ!!」

 突然、飛鳥は傍らのレーゲを両手で捕まえると、ぐいぐい揺すった。

「っ、わっ、お、落ち着くんだ」

「レーゲ! …あたしにも、力をちょうだい!!」




安価下1~5で次の>>1のコンマに一番近いもの コスチュームのデザイン、変身アイテム、使用武器、設定(エネルギー源など)について、できるだけ詳しく。ある程度の設定は>>51に準拠します

コンマ
今日はここまで

「…」

 渋々レーゲが翼を広げると、飛鳥はそこから虹色の羽を2枚、毟り取った。

「あっ、よせ!」

「えっと…性なる力よ…!」

 飛鳥の手の中で、2枚の羽が…二振りの、手鎌に変わった。緑の装飾に、ノコギリめいた棘の突き出た、禍々しい形状だ。飛鳥はそれを両手に握ると

「…え、えっ?」

「しょーくん…」

 ゆっくりと、翔のもとへと歩いていった。
 ただならぬ雰囲気と、手にした凶器に、翔が後ずさる。しかし、飛鳥は瞬く間に距離を詰めると

「…いたいっ!?」

「椎名さんっ!!?」

 鎌で、翔の首筋を斬りつけた。
 泣きながらうずくまる翔。飛鳥は彼を引き立たせると、浅い傷跡に舌を這わせ…血を、舐めた。

「ん…はあぁぁ…♡」

 恍惚の息を漏らす飛鳥。虚ろな目が…複眼のバイザーに覆われた。
 次の瞬間、飛鳥の衣服が全て消え去った。発展途上の乳房、くびれはじめた腰、つるんとして閉じた割れ目…それらは一瞬のうちに、緑のレオタードに包まれた。

「まずい…」

「れ、レーゲ! どっどどどうして」

「私が考えるより先に、彼女自身の願望が形になってしまったようだ」

「つつつつまり、どどどういう」

「あれは君や村正よりも、未来に近い姿だ」

 崩れ落ちる翔。飛鳥は鎌を握ると、未来に向かって近付いていく。

”やっぱり、男がいたら駄目だわ。あんたみたいに、女の子の頭がおかしくなる”

「しょーくんは、違うもん」

”こっちへおいで、飛鳥ちゃん。あんたとなら、美しい世界が”

「違うっ!!」

 飛鳥が、両手の鎌を未来に向けて振り下ろした。それを銀のグローブで受け止めると、未来は後ろへ飛び下がった。

”どうしてあたしと戦うの? 御堂君が欲しいなら、そこの永遠ちゃんを襲えばいいのに”

「しょーくんと戦うのは、あたしだもん…!」

「…みみ、み、御堂くん!!」

 永遠が、翔のもとへ駆け寄る。幸い傷が浅いようで、出血も多くはない。しかし、突然の凶行に翔の顔は青ざめ、震えていた。

「しっ、しし、しっかりして…」

「あっ、あっ…」

 翔は傷を片手で押さえながら、身体を起こそうともがく。永遠は彼を抱き起こした。

「だ、だ、大丈夫…?」

「し、椎名さんが…っ!」

「う、動いちゃだ、だ駄目…」

 見ると、飛鳥は未来と激しい戦いを繰り広げている。鎌と刃が交差し、今までとは比べ物にならない、危険な空気に満ちていた。

「ヒレイの手先とは言え、原生生物…命を奪うのはまずい」

「あっ、当たり前だよ…!」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①2人を止めるんだ

②翔を連れて逃げよう

③村正を呼ぼう

④その他要記述

「こういう時は…」

”村正、聞こえるか”

”…うわっ、どうしたの変態鳥”

”昨日の銀仮面が出た。正体も分かった。今、永遠が戦っているが、強い”

”!! すぐ行く”

 数分後、パトカーが到着し、既に変身していた村正が降りてきた。遅れて広戸も降りてくる。

「! この子、怪我してるじゃない!」

「あれ? あの緑の娘は?」

「一応、味方…だと思う」

「にしては物騒なもの持ってません?!」

「み、みみみ御堂くんをたす、助けて…!」



安価下コンマ
01~40 戦闘
41~70 保護
71~90 回復
91~00 瞬殺

「…君たちはパトカーに」

「お、お姉さん、そ、その格好…///」

「わ、忘れなさい! …広戸くん、二人をよろしくね」

「分かった」

 永遠と翔をパトカーに匿うと、村正は交戦する二人の元へ駆け寄った。乱入者に気づき、二人が手を止める。

”…! 昨日の無駄乳女”

「あれ…しょーくんは? しょーくんは!?」

「あの男の子なら、保護したわ。…マネキン野郎、今日こそ逮捕してやるわ」

「しょーくんは!?」

「!?」

 緑レオタードの少女の剣幕に、思わずたじろぐ村正。その隙に、銀仮面…未来は、どこかへ姿を消した。



安価下コンマ
01~40 気絶
41~70 反転
71~99 逃走
   00 強奪

ねる

「…」

 それを見た飛鳥は…突然、がっくりとその場に崩れ落ちた。

「お嬢ちゃん? お嬢ちゃん!?」

 抱き起こす村正。そんな彼女の姿を、翔はパトカーの中からじっと見ていた…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠について行く

②村正について行く

③飛鳥について行く

④その他要記述



 飛鳥を病院へ送り届け、呼ばれてきた母親に預けると、村正と広戸は警察署へ戻った。

「さっきの娘は、何者なの?」

「椎名飛鳥…永遠の友人だ」

「何で、あんなことに」

「つがいを永遠に奪われると思ったようだ。私から力を強奪すると、あのような凶暴極まりない姿になってしまった」

「彼氏の取り合いかぁ…最近の子は進んでるなぁ」

「女子は成長が早いのよ」

 ぼやく広戸に、村正が素っ気なく言う。それから、またレーゲに問いかけた。

「そう言えば、あのマネキンの正体が分かったって」

「ああ。…宮條未来。これも永遠の友人だ」

「またですかぁ? 今度は、誰の取り合い?」

「いや。彼女は、永遠自身に性的に執着しているようだ。もっとも、ヒレイによる洗脳のせいだろう」

「…」

 黙り込む、二人の警官。パトカーが、警察署の敷地に入っていく。



「…最近、九重学園初等部の子供がよく襲われるな」

「はぁ」

「バスジャック事件で被害にあった、宮條未来ちゃんは学校に来なくなったそうだし…」

「!」

 上司のぼやきに、どきりとする村正。

「は、犯人の行方は…?」

「捜査機密だよ、京本君」

「…失礼しました」

 未来の私情をしれっと話したくせに。そんなぼやきを、村正は飲み込んだ。

「いや、冗談だ。うちにも犯人の特徴を伝えてきてるから、パトロールのときに見かけたら職務質問してくれ」

「はい」

 二人は頷いた。



「お疲れ様」

「うん。お疲れ様」

「広戸君は、まだ残るの?」

「ちょっと書類がね」

「そう。じゃあね、私、明日は非番だから」

「うん。じゃあまた」

 中年の婦警が、課長と何か噂している。その横を素通りして、村正は署を後にした。



安価下 どうする?
①村正について行く

②広戸の方に残る



「…」

 静かな署内に、何かを書く音が響く。

「…何をしているんだ?」

「うわっ、いつの間に」

 机の上に乗って声を掛けると、広戸は慌てて辺りを見回し、他に人がいないことを確認してから答えた。

「…報告書ですよ。自分たちが関わった事案について、まとめておくんです」

「ふむ…」

 レーゲは積み上げられた書類を一瞥すると、広戸に問うた。

「それは、村正との交尾より優先すべきものか?」

「っっっ!!?」

 噴き出す広戸。

「そっ、そそそ、そんなこと…」



安価下コンマ
01~20 ないない
21~60 むりむり
61~90 そりゃあ…
91~00 実は…

ねます

「そりゃあ…」

 言い掛けて、広戸はまた辺りを見回した。周囲に人がいないことを確認すると、それでも声を潜めて言った。

「…で、できることなら…その、き、京本さんと…その…し、したい…ですけど」

「当然の欲求だ。何故しない?」

「そんな、僕なんかが…」

 彼女への想いを口に出して吹っ切れたのか、彼はやや饒舌になった。

「…彼女は強いし、頭もいいし、優しいし…とても、僕なんかと釣り合う相手じゃないですよ。高校の頃…ほら、村正なんて女の子っぽくない名前じゃないですか。クラスの男子は皆、表では名前のことで彼女をからかって、裏では抜け駆けして告白してたんですよ」

 それから、溜め息を吐く。

「…にぶちんの僕はそんなことも知らず、一人で彼女を庇ってましたけど」

「だが、今、彼女の隣りにいるのは君だだろう」

「彼氏ぐらいいますよ、多分。あんな…身体も、凄いし…」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

「やはり、君もそう思うか」

「そりゃそうでしょう。変身したら、余計に…」

「君自身は、どこが一番凄いと思う?」

「…」



安価下コンマ
01~60 胸
61~90 脚
91~00 そういうのじゃなくて、こう…

「胸」

「やはり」

「って、皆言いますけど。僕は、そうじゃないっていうか…それだけじゃないっていうか」

「ほう」

 すっかり箍が外れたのか、広戸は熱っぽく語り始めた。

「もちろん、あの物凄いおっぱい…高校の頃、間違えて間違えて更衣室に入っちゃったときに見たより、もっと凄かった…けど、太腿も凄くて…でもお腹周りはシュッとしてて…でも、そういう見れば分かることだけじゃないんですよ、京本さん…『まーちゃん』の凄いところは」

「…」

「何というか…誰かと付き合う想像はできないけど、子供に囲まれてる姿が、はっきり想像できるんです。誰かにだ、抱かれてる姿は想像できなくて…でも、あのお腹が大きくなって、赤ちゃんを産んで、おっぱいをあげて…それも、一人や二人じゃなくて、最低でも五人くらい…」

「…完全に正しい」

「…っ、ご、ごめんなさい…知り合いでこんな妄想」

 レーゲは、首を横に振った。

「それは妄想ではなく、未来の姿だ。そして、村正が他人と交尾する姿など、君に想像できるはずがない。…君自身が、その相手だからだ」

「っ! だから、僕には…」

「君の思う適不適など、どうでもいい。村正がどう思っているか、考えたことはあるか」

「え…?」

「この前の…何だったか、『タクノミ』とやらで飲んだ飲料を使え。足りなければ、これを使うと良い」

 そう言うと、レーゲは一枚の羽を差し出した。広戸が受け取ると、それは手の中で小さなガラス瓶に変わった。中には、虹色の液体が入っている。

「…まさか、違法薬物じゃないですよね?」

「この世界の法律など知らない。ただ、性欲を高めて潜在意識を引き出すだけの薬だ」

「レイプドラッグですよ、こんなの…」

 広戸は溜め息を吐くと、それでも瓶をポケットにしまった。それから、すくっと立ち上がった。

「…一段落したので、僕は帰ります」

「村正のところか?」

「自分の家です! 明日も、僕は当番ですから」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠の所へ

②村正の所へ

③飛鳥の所へ

④その他要記述

「では、私も失礼する」

 そう言うとレーゲは、窓から真っ暗に沈んだ夜空へと飛び立った。



 しかし、彼が辿り着いたのは、話題の村正の家であった。



安価下コンマ
01~20 交戦中
21~60 深酒中
61~90 シャワー中
91~00

 窓から部屋を覗く。リビングに村正の姿は無い。聞こえてくる水音から、おそらく湯浴みでもしているのだろう…
 部屋に入り込んでリビングに佇んでいると、突然テーブルの上の小さな物体が音を立てて震え始めた。

「?」

 村正があれを耳に当てて、誰かと交信しているのを見たことがある。通信機器の一種だろう。しばらく観察すると、ぴたりと止まり…また震えだした。それも、数十秒で止まった。
 その数分後、村正が出てきた。凄まじい乳も露わに、全裸でリビングに入ってきた彼女は、テーブルの上に佇む黒鳥に悲鳴を上げた。

「いやーっ!? 何でいるのよ変態鳥!」

「広戸の仕事が終わったから、様子を見に来ただけだ。…それが音を立てていたぞ」

「え、やだ、緊急?」

 片手で胸を隠しながら(全く隠せていないが)、テーブルの上の携帯電話を取り上げる。

「あれ、広戸君…え? …”今から来てもいい?”…」

 その時、アパートのインターホンが鳴った。

「うそ、うそ、まって、まってうそ、絶対広戸君でしょ!? どうしよ、服、サラシ…」

 村正はぐるぐると部屋を探し回ると…やがて、何か覚悟を決めたように、寝室から毛布を一枚だけ取ってくると、身体に巻きつけて玄関へ向かった。



 果たして、そこに立っていたのは、先程まで警察署で仕事をしていた山田広戸。

「ご、ごめん、こんな夜中に急に…」

 しどろもどろの弁明が、ドアが開いた瞬間にぴたりと止む。

「ごめんね、シャワー浴びてて、メール気付かなくて…」

 しっとりと、火照った身体の村正。濡れた髪が、紅く染まった頬に貼り付き、潤んだ双眸はよく見ると、茶色と赤色。
 彼女は、その巨大過ぎる乳房を隠すために、毛布を横に巻いていた。しかし、そのせいで丈が足りず、綺麗に脱毛された秘部を隠すために、彼女は懸命に腿を擦り合わせ、お尻を後ろへ突き出す必要があった。
 それでも隠しきれず、うっすら湿った裂け目がちらりと覗いた時…広戸の理性は、跡形もなく消し飛んだ。

「…」

 広戸は何も言わず、村正の肩と腰に腕を回すと、ぐいと顔を寄せた。

「あ…///」

 村正が…目を閉じ、口を突き出す。広戸は貪るように、その唇に吸い付いた。

「んっ♡ んんぅっ♡ れろ、んむぅっ♡」

「んっ、はっ、はあっ、んむっ…ちゅぅ…」

 どさり。玄関に毛布が落ちる。一糸纏わぬ姿の村正を、広戸は靴も脱がずに抱き上げて、寝室へとなだれ込む。
 ベッドの上に二人で倒れ込むと、村正はしゃくり上げながら言った。

「ぐすっ、遅いのよ、ばかぁ…」

「ずっと、ずっと、僕なんてって思ってたけど…君の気持ちを考えろって、レーゲに言われて…居ても立ってもいられなくて、気持ちを聞いて…気持ちを伝えたくて…」

「んっ♡」

 広戸の言葉を、村正は唇で遮った。

「…たまには良い仕事するじゃない、あの変態鳥。そして、変な所で思い切りが良いんだから。昔から、ずっと…一緒にいじめられても私を庇って…警察官になるって言ったら、自分まで警察官になって…」

 目元を指で拭い、もう一度キスをする。

「…いつでも、ひろくんが、私のヒーローなんだよ…」

「まーちゃん…!」

 毟るように服を脱ぎ、ズボンを下ろす。パンツを下ろすと、膨れ上がった肉棒が勢い良く跳ね上がり、破裂寸前の亀頭から透明な先走り液がねばりと太い糸を引いた。

「…///」

 村正が、脚を開く。無毛の割れ目が、恥ずかしげに薄く開き、中から桃色の粘膜が顔を覗かせる。
 広戸が、亀頭を膣口に押し当てた。

「い、痛かったらごめん…」

「こっちこそ、は、初めてだから…んっ♡♡」

 ___みちっ

「っ!」

「まーちゃん!?」

「だ、大丈夫、思ったほどじゃないから…」

「じゃあ…挿れるよ…っ、ふ…んっ…!」

「あ、あっ…く、あぁ……んんぅっ♡♡」

 ずるりっ。
 広戸のペニスが、一息に村正の膣内へと潜り込んだ。

「っ…♡ っっっ…♡♡♡」

「うっ、あっ…」

 気が付くと村正は、みっちりとした太腿で、広戸の腰をきつく抱き締めていた。更に、熱く濡れた処女の膣壁が、広戸の童貞ペニスを必死に絞り上げる。
 尿道の根本まで精液がせり上がり、広戸は思わずのけぞって堪えた。

「はっ、ど、どうしよ、出る…」

「出ちゃいそう…?」

「ごむ、ゴム、し、してない…」

「えっと…一応、そこに、買ってるけど…」

 そっと、ナイトテーブルの引き出しを指差す。

「ひろくんが来たときに、使うかなって…でも…っ♡」

 ぎゅっ。太腿に力を込める。根本まで村正に包まれた亀頭が、更に膨れ上がる。

「…もう、10年も一緒だったから…もう…良いよ♡」

「!! あああっ!!」

 どくん。びゅるるるるーーーっ!!
 熱く、濃く、そして大量の子種が、10年以上の想いと共に村正の子宮へ注がれる。

「まーちゃんっ、まーちゃんっ…妊娠して、僕の子ども、いっぱい産んで…!」

「うんっ♡ いっぱい産むっ♡♡ ひろくんのあかちゃんっ♡♡ いーっぱい、産むっ♡♡♡」

 射精しながら、広戸が腰を動かし始める。ぎこちなく腰を振る広戸に、村正は2つの巨乳を掴んで差し出した。

「はい、ひろくんのおっぱいだよ…♡ ぁんっ♡♡」

「んむっ、んっ、ちゅっ、ちゅうぅっ…」

 乳房同様に膨れた乳首を、左右交互に咥えて吸う。村正の膣内でまた肉棒が膨れ上がり、射精の勢いが増した。

「あぁんっ♡ 出しすぎぃ…男の子のって、こんなに出るの…?」

「んっ、はぁっ、んちゅ…」

 村正の困惑も、広戸の耳には届かない。彼は夢中で乳首を吸い、腰を振り、子宮に子種を注ぎ続けた。



 朝。生臭い臭いに包まれて村正は目を覚ました。村正の子宮を満たしても広戸は止まらず、溢れ出した精液でベッドは大惨事。シャワーを浴び直すと、立ちバックでまたたっぷり注がれ、結局二人は、疲れ果ててリビングの床で眠りに落ちた。

「ん、んっ…」

「んぁっ♡ もう…♡」

 後ろから村正の腰にしがみついて、へこへこと腰を擦り付けてくる広戸。胸のせいで長時間は仰向けにもうつ伏せにもなれない彼女は、いつも横向きに寝ている。

「入るかな…ん、しょっ♡」

 そっと手を伸ばし、朝勃ちちんぽを自分の膣穴に誘う。と、突然広戸が腰を突き出し、一気に奥まで突っ込んだ。

「んやああっっ♡♡♡」

「んっ、んっ、んっ…」

 文字通り夢中で腰を振る広戸。その手が上へとずれ、村正の乳房をぎゅっと掴んだ。
 ___ぴゅーーーっっっ

「ひゃあっっ♡♡」

 村正の乳首から、勢い良く母乳が噴き出した。と同時に、膣内に朝一番の精液がどくどくと注ぎ込まれた。

「やぁん…♡ 私、もうママになっちゃった…♡♡♡」



京本 村正:性天使『ハラミー・マミー・ミルキー・バニー』
属性:妊娠、出産、母乳

『逮捕術』犯人逮捕のための格闘術
『母体化』妊娠中は身体能力が上がる
『出産』妊娠中のみ使用できる。子供をエネルギー体として出産し、戦力にする。出産後は母体化による強化は解除されるが、変身を解くと、子供は子宮へ帰る
『母乳』常時母乳を分泌し、飲んだ者の体力や精力を回復する



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠の所へ

②村正の所へ

③飛鳥の所へ

④その他要記述



「…これで村正のところは安泰だな。そろそろ永遠の様子を見に行かないと…」

 永遠の学校へと向かうレーゲ。飛鳥の母親が、休校がもう解除されるという話をしていたはずだ。果たして、学校には以前のようにスクールバスが出入りし、生徒たちが校舎へと入っていた。
 その中に永遠の姿を見つけて、レーゲは音もなく忍び寄った。

”…永遠”

”…! レーゲ”

”ここにいる”

 振り返り、見下ろした永遠と目が合う。

”昨日はどうだった”

”昨日は…”

 言いかけて、ふと黙り込んだ。玄関に入ろうとする、永遠の目の前に…



安価下コンマ
01~70 翔
71~90 未来
91~99 飛鳥
   00 ヒレイ 

「おはよう、小野寺さん」

「あっ、あ、あみ、み、御堂くん…お、おはよ…」

「御堂くん、今日椎名さん休みだって」「飛鳥ちゃん休みらしいよー」

「! ぼくには関係ないよ」

 すれ違いざまに声をかけてくる同級生を睨むと、翔は永遠に向き直った。

「…行こう。レーゲも一緒に」

「あっ、う、うん…」



「皆さんは、もうすぐ卒業です。中等部に進む子や、他の中学校へ進学する子もいるでしょう…」

”…レーゲ”

”どうした”

”あのね…”



安価下コンマ
01~40 御堂くんが…
41~70 御堂くんが…
71~00 翔くんが…

くぎる

”あのね…『翔くん』がね…”

”…”

 永遠の言葉に、小さな違和感を覚えながらも、黙って続きを促すレーゲ。

”あの、宮條さんに襲われた後から…わたしの…胸を、ずっと見てて…”

”…ふむ”

 彼はあの時、助けに来た村正の胸に釘付けになっていた。身近にいる永遠の、歳不相応な乳房に釘付けになるのも無理は無いだろう…
 そう考えていると、予想外の言葉が飛んできた。

”でも…何でか、嫌じゃなくて…もっと、見て欲しい、ってわけじゃないけど…もっと、お話したい、とか、さ、触ってみたい、とか…その…”

”待ってくれ。翔は、飛鳥のつがいではないのか?”

”え? 違うと思う…けど”



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

”…こればかりは、翔自身に聞くしかないだろう”

”だよね…”

”翔は、飛鳥をどう思っているのか…彼にとって、飛鳥がつがいでないのならば、永遠。君が翔を守るんだ”

”…うん”

”飛鳥は、明らかに翔に固執している。このままでは危ない”



 昼休み。校庭の隅に翔を呼び出すと、永遠はおずおずと切り出した。

「あ、あああ、あの…しょ、翔くんは…」

「! な、何?」

「…ししし、椎名さんが、好き…なの?」



安価下コンマ
01~80 永遠が好き
81~90 飛鳥が好き
91~00 選べない

「…正直…」

 翔は、口をもぐもぐさせると…やがて、ぽつりと言った。

「椎名さんとは、話してて楽しいし…夫婦とかからかわれても、嫌じゃなくて…」

「!?」

「…好き、かも」

「…」

”…であれば、こちらから言うことは無いな…”

「…し、しし椎名さんがすす、す、好きなのに…わわ、わたわたしのむむ、胸…み、見てた、の…?」

「! あっ、いや、あの、それは、その…」

「…」



安価下1~3でコンマ最大
①怒れ

②泣け

「…最低」

「え…」

「最低…ウワキ…変態…」

「あ、あの、小野寺さ」

「…この、豚野郎!!」

 突然、永遠の手に、変身後に現れるはずの鞭が握られた。永遠はそれを振るうと、翔の身体を打ち据えた

「!? …あ」

 鞭で叩かれた翔は、その場に四つん這いになると…

「…ごめんなさい、ごめんなさい、女王様」

「人語で話しかけないで…! 今からあんたは、豚さんだから…!」

「ぶ、ぶー、ぶー…」



小野寺 永遠:性天使『真名不明』
属性:サディズム

『鞭攻撃』長い鞭で相手に物理的なダメージを与える
『洗脳』鞭で叩いた相手を洗脳し、下僕にする



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠の所へ

②村正の所へ

③飛鳥の所へ

④その他要記述

くぎる

高コンマは良い展開じゃなくて大きい展開



 午後の教室は、沈んだ雰囲気に包まれていた。無理もない。もうすぐ卒業だと言うのに、学校は次々に襲撃され、クラスメートは2人も登校しなくなってしまったのだ。
 今日も、午後から予定されていた校庭でのレクリエーションは中止となり、教室で自主学習の時間となってしまった。

「…」

 永遠は、黙々とドリルを解いている。翔は上の空で、ぼうっと白いノートを見つめている。



安価下コンマ
01~50 ヒレイ
51~80 未来
81~95 未来&飛鳥
96~00 ヒレイ

専ブラとスレが同期してないんだよなあ
これでどうだ

改めて



 午後の教室は、沈んだ雰囲気に包まれていた。無理もない。もうすぐ卒業だと言うのに、学校は次々に襲撃され、クラスメートは2人も登校しなくなってしまったのだ。
 今日も、午後から予定されていた校庭でのレクリエーションは中止となり、教室で自主学習の時間となってしまった。

「…」

 永遠は、黙々とドリルを解いている。翔は上の空で、ぼうっと白いノートを見つめている。



安価下コンマ
01~50 ヒレイ
51~80 未来
81~95 未来&飛鳥
96~00 ヒレイ

気付くのが遅かったのでまた今度



 突然、窓をすり抜けて白い鳥が教室に飛び込んできた。それは生徒たちの頭上を飛び抜けると、隅の机に座る教師の肩に止まった。

「…もう、すぐ、卒業」

「…?」

 ぶつぶつ呟きながら、教師がゆらりと立ち上がる。何事かと顔を上げた前列の生徒数名が、禍々しい閃光の直撃を受けて崩れ落ちた。

「ヒレイ…!」

 永遠が立ち上がる。その首に首輪が巻き付くと、制服が消えて青と白のセーラー服へ。しかしよく見ると、セーラー服の下のボディスーツが、黒いレザーめいた素材に代わり、あちこちに鋲の付いたベルトが巻かれている。
 鞭を振るうと、永遠は教師の肩に止まるヒレイに飛びかかった。

「きゃーっ!?」「先生、どうしたの」「小野寺さん、危ない!」

「どっか行って、早くどっか行って!」

「…お前、イメチェンしたか?」

 困惑するヒレイ。永遠は唸り声を上げながら、教師ごとヒレイを鞭で打ち据える。
 ヒレイが何か声を発すると、教師は黒板からチョークを数本拾い、永遠に向かって投げつけた。

「えいっ!」

 それを残らず叩き落とすと、間髪を入れずに特大三角定規を手に襲いかかってきた。

「!」

 斬撃を躱し、足元に鞭を振るう。教師が跳んで躱すと、鞭の先端が床で倒れている男子生徒に当たった。

「だっ!? …ぶ、ぶー…」

 よろよろと起き上がり、四つん這いになった男子生徒に、永遠が命じる。

「豚さん…ヒレイを捕まえて!」

「ぶー!」

 教師の肩めがけてジャンプする男子生徒。ヒレイは飛び上がって避けると、けらけらと嗤った。

「おいおいレーゲ、お前の作った戦士は、随分と荒々しくなったな?」

「…」

 レーゲは、気まずい雰囲気を漂わせながら教室へと入った。



安価下コンマ
01~50 鍔迫り合い
51~70 未来乱入
71~80 飛鳥乱入
81~99 未来+飛鳥乱入
   00

「えいっ!」「ぶー!」

 もう一人の男子生徒も手下にすると、3人がかりで教師とレーゲに襲いかかる永遠。しかし、指示棒や定規を駆使して寄せ付けない。

「抑えつけて…!」「ぶー!」「ぶー!」

 二人をけしかけ、教師の脚を捕まえると、永遠は鞭を振りかぶった。が

「…」

 教師は黒板消しを両手に持つと、思い切り打ち合わせた。たちまち教室がチョークの白い煙に包まれる。

「くぅ…!」

 視界を奪われ、辺りを窺う永遠。その腹に、ヒレイが突進してくる。

「痛いっ…!?」

 レーゲの想定では、痛みは永遠の力となるはずだ。しかし、衣装と同じく力の質が変わってしまったようだ。ヒレイに嘴で突き回されても、彼女は痛がるだけだ。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠にアドバイス

②村正を呼ぶ

③逃げ遅れた女子生徒に力を

④その他要記述

「くそっ、手ごわい…」

”村正、聞こえるか”

”…! 何よ変態鳥?”

”また、学校にヒレイが現れた。永遠が苦戦している”



安価下コンマ
01~70 実は今…
71~00 すぐ行く

”あー…行きたいのは山々だけど、その…”

”レーゲさん、ごめんなさい!”

 広戸が念話に割り込んできた。

”今、まーちゃ…京本さんのご実家にお邪魔していて…”

”…”

”終わったらすぐに向かうから、それまで頑張って!”

 レーゲは途方に暮れて永遠を見た。

「豚、豚っ! なんでもっと…頑張らないの…!?」

 足元には、力尽きて倒れ伏す男子生徒。必死に鞭を振り回すも、教師やレーゲにはあまり通じていない…



安価下コンマ
01~70 敗走
71~95 ヒント
96~00 S

「…永遠、逃げるぞ」

「なんで、なんで、なんで…っ!」

「永遠!!」

 レーゲが翼を広げると、虹色の羽がロープとなって、永遠の身体に絡みついた。端を嘴に咥えると、レーゲはそのまま窓の外へと飛び出した。

「レーゲ、離して!」

「駄目だ。このままでは、君もやられてしまう!」

「嫌だ、皆が、みんなが…あああ…」





”___校内には依然、多くの生徒と教員が取り残されており”

”周辺で不審な人物を見かけたとの情報は入っておらず”

”教員の一人が犯行に及んだとする説もあり___”



「ひっ…ぐすっ…」

「…」

 自室に籠もり、泣き咽ぶ永遠。レーゲは傍らに佇み、じっと彼女を見つめる。

「…世界渡り鳥は、原生生物を殺さない」

「うぐっ…ひっ、ぐすっ…」

「殺したところで、却って繁殖を促すだけだからだ。だから、ヒレイが子供たちを殺すことは無い」

「そそそそんなこ、ここと…っ!」

「だが、このまま放置すれば、ヒレイは支配圏を徐々に広げていくだろう。いずれこの街の全ての人間が、精力を奪われることになる」

「どど、どうしよう、ねえ、どっ、どど、どうするの…!」

「協力するんだ。力を持つ者…村正と、飛鳥と、君が」

「…おおおお巡りさんはい、良いけど…しし椎名さんは、や、だ」

「つがいを取り合っている場合じゃない! そもそも、元から翔は飛鳥のつがいだった…それだけのことだろう」

「…」

 顔を伏せる永遠。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

98は超えないな



「…できることからやろう。では、今は村正と協力する」

「…うん」

「今の村正は、戦士として別格の強さを持つ。素体も強かったが、広戸と交尾することで強大な精力を手に入れた」

「っ」

 びくりと、肩を震わせる永遠。

「戻ってきたら、すぐに鍛えて…」

”…ごめん、遅くなった! 今どこ?”

”村正、今は永遠の家にいる”

”学校、大変なことになってますよ!? まさか…”

”ああ、撤退した。学校を取り戻したいが、そのために永遠に訓練をつけてくれないか”

”えっ、私が…?”



 夜も更ける頃、永遠と村正たちは、広い駐車場にいた。村正が、初めて変身して戦った場所だ。

「___性なる力よ」「我に宿れ!」

 二人が変身し、向かい合う。

「…小野寺、永遠ちゃん。自己紹介がまだだったわね。私は、京本村正。…もうすぐ山田村正になるけど」

「僕は山田広戸です。えっと…まー、む、村正さんのサポートを」

「よ、よよよろしくおね、お願いし、します…」

「小学生を戦わせるなんて、本当はあってはならないこと。ましてや、大人の私が力を持ってるんだから、責任を持って私が解決するのが筋。…でも、相手はどうやら世界規模らしい。だから、一人の力だって無駄にはできない」

「…」

 小さく頷く、永遠。

「私が、どのくらい教えてあげられるか分からないけど…できる限り、やってみるわ!」



安価下コンマ
01~50 体術
51~80 体術
81~99 Sの心得
   00 未来

「はっ、せっ、せえやっ!」

「えいっ、くっ…!」

 鞭攻撃をすいすい潜り抜け、あっという間に永遠の懐に入り込む村正。

「鞭はよく分からないけど、最後には自分の素手よ!」

「っ…えーいっ!」

 永遠は鞭を投げ捨てると、拳を突き出した。

「ん、そっちの方が教えやすいわ。じゃあ、まだまだ行くわよ!」

 打ち合う村正。ばるんばるんと激しく揺れる爆乳からは、絶えず母乳が滴り、駐車場は甘い香りに包まれていた。



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①永遠のところにいる

②村正について行く

③飛鳥のところに行く

④その他要記述



 翌朝。永遠が、スマートフォンをじっと見ていた。

「何を見ているんだ?」

「く、く宮條ささ、さんの、いいいイメスタ…」

 見ると、そこには未来と、彼女に抱きつかれる永遠の写真が映し出されていた。写真には、手書きで『♀×♀』と書かれている。

「…いつの間に?」

「し、しし知らない…けど」

 永遠が操作すると、別の写真が現れた。この度は別の少女が、未来と絡んでいる。次も、そのまた次も、未来が同性と仲睦まじくする写真ばかりが表示されていく。

「彼女は素晴らしい扇動者だ」

「! ヒレイ」

 いつの間にか、部屋の中にはヒレイが入り込んでいて、永遠の目の前に佇んでいた。
 レーゲが問いかける。

「学校はどうした」

「既に内部の掌握は完了した。あの場所は、周囲の精力を吸い上げながら広がり続ける…ブラックホールと化した。ここが飲み込まれるのも時間の問題だ」

「な、なんてこと…!」

「言っておくが、この島国の外にも逃げ場は無い。外のコミュニティでは既に、子供と異性愛者は迫害対象だ。男女は分断され、いがみ合い、コミュニティは歪み…やがて、爆発する!」

「戦争か。だが、原生生物は何度も戦争を乗り越え、繁殖してきた」

「我々には、世界を枯らすためのノウハウがあるのだよ! 多種族を滅ぼすことに長けた人類を地上に満たし、あらゆる原生生物の力を弱め、最後に人類を自壊させる…」

「仮に人類が滅んだところで、世界は枯れない。他の生物が生き残っている限り…」

「だから、戦争なのだよ!」

 ヒレイは嗤った。

「最終戦争のテーマは、宗教でも、イデオロギーでもない。『性』だ!」

「まさか…『男女戦争』…?」

「生まれ持った性は、何者にも変えられない。許容できなければ、どちらかが全滅するまで、あらゆる原生生物を巻き込んで、殺し合うだけ…そして残った方は、繁殖の手段を失い…滅びる」

「わ、わわ、分かんない…分かんない! 分かんないけけ、けど…じゃあど、どうして、皆を…きき、傷付ける…の…?」

「お前がいるからだ。レーゲ。お前が抗うから、この場所の原生生物からは念入りに精力を奪わざるを得なかった」

 そこまで言うと、ヒレイは窓の方へ近寄った。

「待て、どこへ行く」

「もうここに用は無い。まだ手を付けていないコミュニティが、僅かだが残っているからな」

 そう言ってヒレイは、窓から外へと飛び立っていった。

「…」

「…もう、お、おお終わり…なのかな」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

「諦めなければ、終わりではない」

「でででも、ど、どうやって」

「ヒレイを追う。何としても、ヒレイを取り押さえる。…そこから先は、私が何とかする」

「れれれレーゲが…?」

「さあ、行くぞ!」

 レーゲと永遠は、家を飛び出した。



”村正、ヒレイがこの街を去ろうとしている。何としても捕まえなければならない”

”分かった。探して追いかける”

「後は…」

 レーゲは、走る永遠を一瞥すると、一人(羽?)別の方角へと飛んだ。

「飛鳥はどこだ…? 現状、交信手段が無い…」



安価下コンマ
01~30 一人
31~70 翔と一緒
71~90 未来と交戦中
91~00 ↑+↑↑

よく考えたら翔いないと変身できないんだった



「…!」



「せっ、やあっ!」”…”



 運良く、路上で戦う飛鳥を発見した。相手は未来だ。飛鳥も変身しており、少し離れたところに翔が倒れていた。
 踵の刃と、両手の鎌が火花を散らす。恐らく、未来は飛鳥を足止めしているのだろう…



安価下1~3でコンマ最大 どうする?

今夜はここまで

安価下

”村正、やっぱりこっちに来てくれ”

”えっ、ヒレイがそっちに?”

”いや。だが未来と飛鳥が交戦している。ヒレイも近くにいる可能性が高い”

”レーゲ、わたしも行く…”

”永遠。君は人手を増やして、ヒレイを見つけ出してくれ。君にしかできないことだ”

”…うん、分かった”



「はあっ、はあっ…てえやっ!」”…”

 振り下ろされた鎌を躱すと、未来は爪先を飛鳥のこめかみに叩き込んだ。

「いぐぅっ!?」”…終わり”

 うずくまる飛鳥に、未来が踵を振り下ろす…

「おおぉ…りゃああっ!!」

”っ!?”

 突然、雄叫びと共に黒い影が未来の身体を吹き飛ばした。
 住宅の外壁に叩きつけられ、崩れ落ちる未来。土煙の中で立ち上がったのは、黒いトップレスバニー姿の村正。後から広戸も走ってきた。

”こ、この前の…力が、強くなってる…?”

 村正は追撃には向かわず、頭を押さえて座り込む飛鳥の元へと駆け寄った。代わりに未来の方へ向かったのは、何と広戸だ。

「ひろくん、お願い!」「分かった!」

”ただの人間に、何ができる…!”

「ぼ、僕はもう、ただの男じゃないぞ!」

 鋭い飛び蹴りを、広戸は両腕で防御した。そのまま、足首を掴んで捻り上げる。

”なにっ!?”

「おりゃあっ!」

 未来の身体をうつ伏せに倒すと、覆いかぶさるように足で未来の足首を極め、同時に両腕で銀仮面をがっちりホールドする。

「大人しく、投降、しろーっ!」

”な、何だ、この力は…?”



「飛鳥ちゃん、しっかりして」

「うぅ…」

 村正は飛鳥を抱き起こすと…おもむろに、片方のニップレスを剥がした。そのまま、白いミルクの滴る乳首を、飛鳥の口元へ差し出した。

「…飲んで」

「え…?」

「早く。わ、私も、恥ずかしいんだから…///」

「…ん」

 恐る恐る、ぽってりと膨らんだ乳首を口に加え、吸う。たちまち甘い母乳が噴き出し、飛鳥の口の中を満たした。飲み込むと、心地よいぬくもりが全身に広がっていく。

「んっ…んっ、んっ、んくっ」「ん…♡」

「精力の詰まった母乳だな」

「見るんじゃないの、変態鳥…んっ♡」

「広戸も、これで強化したのか」「うるさい」



”…邪魔!”「うわあっ!」



「ひろくん! …飛鳥ちゃん、お願い!」

「はああっ!」

 回復した飛鳥が、再び未来に向かっていく。未来に振り払われた広戸が代わりに戻ってきた。

「ひろくんも、早く」「うん、いただきます…」

 広戸も、村正の乳首にむしゃぶりつくと、喉を鳴らして母乳を飲む。

「んぐっ、んぐっ、んぐっ」「んふ…♡」

 夢中で乳を貪る広戸を、愛おしそうに撫でる村正。しかし、視線を上げると向こうでは、まだ飛鳥と未来が激しい戦いを繰り広げている。

「…はい、おしまい!」「ん…」

「また、帰ってからね。…ひろくん。ちょっと、手貸して」

「? はい」

 広戸の手を両手で握ると、村正はおもむろに、その場に仰向けになり、網タイツに包まれた両脚を大きく広げた。そのまま、大きく息を吸い込み

「…んっ、くうぅぅ…っっっ!!!」

「え、まーちゃん…まーちゃん!?」

「ぐうっぅっ…はあっ、んんん…っ!!」

 ぶちん。細いバニースーツのクロッチが弾け飛び、毛の無いおまんこが露わになる。滑らかな割れ目が、みるみる広がると…中から、透き通った何かがゆっくりと這い出てきた。

「はああぁぁ…っ!」

「あ、あれは…」

 それは村正の膣内を飛び出すと、一直線に未来の元へ向かい、彼女の身体に纏わり付いた。

”…っ、何これ、邪魔っ…”

「はぁっ…あとは、頑張って…おっぱいならあげられるから…」

 そう言うと村正は、ぐったりと目を閉じた。



「ぶー!」「ぶーぶー!」「ぶぶー!」



「どこ…ヒレイ、どこ…!」



 タワーマンションの屋上に立って、不気味なほど静かな街を見回す永遠。眼下では、無数の男たちが四つん這いになって、街中を探し回っている。



安価下コンマ
01~30 学校
31~60 遠く
61~80 近く
81~99 捕まえた
   00 群れ



「…!!」

 何かを察知して、永遠はマンションを飛び降りた。



 繁華街の路地裏。一人の男が、鴉に囲まれてうずくまっている。永遠が近づくと、彼は

「ぶー」

 と一言、何かを永遠に差し出した。
 それは、真っ白な鳥であった。掴んで翼を広げると、内側は黒。

「…や、やった」「ぶー!」

”レーゲ、ヒレイを捕まえたよ!”

”よくやった。私のところへ連れてきてくれ”

”分かった”



安価下コンマ ゾロ目で…



「レーゲ!」

「永遠、待っていたぞ」

 永遠が、ぐったりとしたヒレイを差し出す。

「…私を殺したところで」

「それくらい分かっている」

 レーゲが翼を広げると、虹色の羽が鎖となってヒレイの身体をぐるぐる巻きに捕らえた。
 更に一声鳴くと、空中に真っ黒な裂け目が出現した。

「世界の隙間に、私を追放するのか」

「お前を追い出せば、多少は時間稼ぎになる」

「すぐに次の世界渡り鳥がやってくる」

「だから、時間稼ぎだと言っただろう。だが、その間にお前たちが諦めざるを得ないほどに、原生生物を繁殖させる。…永遠、あの中にヒレイを」

「うん。…えーいっ!」

 永遠が、裂け目にヒレイを投げ入れた。真っ黒な空間にヒレイの姿が消えると、すぐに裂け目も閉じた。

「…っ!?」

「っ、ちょっ!」

 突然、未来の動きが止まった。と思うや、彼女の身体を覆う銀の装甲が、溶けて流れ落ちていった。
 訳も分からず、呆然と立ち尽くす未来。すぐ近くで殺気を放つカマキリめいた格好の少女に気付くと、悲鳴を上げた。

「いやあっ!? 何あんた!?」

「み、ミライ…なの?」

「…えっ、飛鳥?」

 飛鳥も変身を解く。レーゲは二人の間に降り立った。

「ヒレイが追放されたことで、洗脳も解けたようだ。…だが、まだ問題は残っている」

「ががが学校…」

 永遠が指差す方角には、遠目に見ても分かるほど、禍々しいオーラが空高く立ち上っていた。

「ひひ、ヒレイがいなくな、なったのに…」

「あれはこの世界に空けられた穴だ。ヒレイがいなくなったところで消えないし、世界を飲み込むまで広がり続ける。…君たちが止めない限りは」

「ねえ、ヒレイって何? ていうか、この鳥喋るの? あたし、今まで何を…」

「宮條未来。君を見込んで頼みがある」

「…はあ」

「君も変身して、戦うんだ!」



安価下1~5で次の>>1のコンマに一番近いもの コスチュームのデザイン、変身アイテム、使用武器、設定(エネルギー源など)について、できるだけ詳しく。ある程度の設定は>>51に準拠します

コンマ

 レーゲの翼から虹色の羽が放たれると、未来の腰のあたりで小さなバッチに変わった。描かれているのは、お腹の中に赤子を抱える、母親のイラスト。

「え…? ! あ…」

 困惑する未来。その手が勝手に動き出し、着ていた制服のスカートを大きくたくし上げると…叫んだ。

「___性なる力よ、我に宿れ!」

 次の瞬間、彼女の纏う制服が、下着ごと弾け飛んだ。

「や___」

 膨らみ始めた乳房、細い腰や太腿、薄っすらと毛の生えかけた秘部…子供から女へと変わり始める未来の肢体が、余す所無く露わとなり…すぐに、白いスクール水着に包まれた。更にその上に袴めいたミニスカートが現れる。

「…えっ、こ、これは…」

「ヒレイによって抑圧された精力が、形になったようだ」

「これが、変身…?」

「そうだ。能力は戦いながら見極めよう。それより、飛鳥は…」

 見ると、飛鳥は倒れている翔のところにいた。



「しょーくん、大丈夫? しょーくん!」

「…っ、う」

 揺り起こされて、薄っすらと目を開ける翔。その視界に飛鳥が入ると、びくんと肩を震わせた。彼の首筋には、真新しい切り傷が刻まれていた。

「…っ、ごめんね、ごめんね、しょーくん…あたし、しょーくんにひどいこと…」

「…椎名さん、大丈夫だよ」

「大丈夫じゃないよ! いっぱい怪我させて、痛いことして…あたしのこと、嫌いになったよね」

「…」

 すると、翔ははっと目を見開いた。さっと彼女の手を握り…それから、もごもごと言った。

「あ…あの、さ…その、ずっと前から…し、椎名さんと、ふ、夫婦とか言われて…でも、ぼ、僕はさ…その、別に…あ、い、嫌じゃ…なかったっていうか」

「…え?」

「…す…好き、です…椎名…あ、飛鳥」

「…しょーくん」

 飛鳥は涙を流しながら、彼を抱きしめた。

「絶対に勝って、一緒に生きよう…飛鳥!」

「しょーくん…しょーくん!」

 飛鳥は彼に抱きつきながら…そっと、腰を彼の股間に擦り付けた。

「ん…しょーくん…んっ♡」

「あ…飛鳥…?」

 飛鳥が、翔の傷口にこびりついた血を舐めると、着ている服が残らず消え去った。発展途上の裸体を擦り付けながら、飛鳥は片手で翔のズボンをずらし…小さく、硬い肉棒を取り出した。

「あっ、待って、ちんちん…」

「んっ、こ、こ、に…ん…あ、あっ…♡」

「うああっ…!?」

 翔のペニスが、飛鳥の未熟な膣穴にすっぽりと収まる。飛鳥がうっとりと腰を動かすと、翔は悲鳴に近い声を上げた。

「あっ、待って、あっ! あすか、ああぁっ!?」

「しょーくん♡ しょーくん♡ これが、子作り…♡♡」

「ふああっ、あぁっ! まって、あっ…くる、なんかでるっ…」

「出して…だしてっ♡ じゅせー、してっ♡♡♡」

「ああぁぁ…っっっ!」

 びくんっ、びくんっ。翔の身体が激しく跳ねる。生まれて初めての絶頂に、恐怖さえ感じながら…彼は、精通を、残さず飛鳥の子宮へと果たした。



安価下1~3でコンマ最大
①羽化

②変態

「ああぁぁ…♡♡♡♡♡」

 恍惚の表情を浮かべるその目が、緑の複眼に覆われ…砕けた。全身を緑のレオタードが包み込み、その背中から色鮮やかな揚羽蝶の羽が生えた。両手両足には白いふわふわしたウォーマーが巻き付き、バイザーの下からは触覚の付いた大きな丸眼鏡が現れた。
 盲目な人喰いカマキリは、美しい蝶へと羽化した。



椎名 飛鳥:性天使『チューチュー・蝶々・フェアレディ』
属性:独占

『精力吸引』相手の体液を吸い取ることで精力を奪ったり、逆に与えたりすることができる
『鎌攻撃』カマキリ時代の名残。物理的ダメージを与える



 学校に近づくにつれて、空気が重くなり、路上で倒れる人を見かけるようになっていく。

「ヒレイの空けた『穴』は、物理的なものではなく、エネルギーの空洞のようなものだ。そこに向かって、全ての原生生物の精力が吸い込まれていく」

「私たちが近寄っても大丈夫なの?」

「君たちは世界渡り鳥である私の力の一部を宿している。それで耐えられている」

「その…穴とやらを閉じるには?」

 白スク水に袴スカートという、お世辞にもおしゃれとは言い難い服装に顔をしかめながら、未来が尋ねる。

「穴の中心には、一匹の原生生物がいるはずだ。徹底的に精力を奪われ、死亡寸前の状態で。滝を水が落ちるように、それに向かって精力が流れていくのが穴の正体だ。だから、その原生生物に精力を満たしてやれば穴が閉じる」

「じゃあ、もう戦う必要は無いんだ?」

「そうでもない」

 突然、足元から黒い触手が伸びて飛鳥の足首を捕らえた。

「きゃっ! 何これ?」

「穴の縁…水飛沫に近いものだ。だが、まるで意思を持つかのように振る舞う」

「このっ!」

 鎌で触手を切り裂くと、飛鳥は羽を羽ばたかせて空中へ飛び上がった。

「…」

 永遠は、ずっと暗い顔で後ろを走っている。

「…永遠。最後の戦いだ」「…」

「これを乗り越えれば、友人や家族…君の母親も、安全になる」

「…そ、そそ、そうだ、だよね…」



安価下1~3でコンマ最大 学校に辿り着くまでにどうする?

(未来も相手おらんで)

いったんくぎる

これ終わったら非安価で何か書きたい

「はあっ、やっ!」「えいっ、えいっ!」

 襲いかかる無数の触手を振り払うと、少しだけ辺りの空気が軽くなったような気がした。

「一度休憩しよう。いくら耐性があるとは言え、確実に君たちの精力は削られている」

 レーゲの提案で、近くにある建物に入った一行。入り口の看板に書かれている『ご休憩 宿泊』の文字に気付いたのは、広戸だけであった…



「…ここ、もしかしなくてもラブホじゃない?」

「…」

「ちょっとひろくん、知ってたなら言ってよ! 子供たちまで連れてきちゃったじゃない」

「いや…もう誰も居ないし、良いかなって」

「はぁ…」

 村正は溜め息を吐くと、大きなベッドの上に仰向けになり、変身を解いた。それから、無意識にお腹に手を当てた。

「…やっぱり、できたんだ」

「多分…さっきのは、お腹の中の子…」

「…」

 広戸はベッドに上がると、村正の身体を強く抱き締めた。

「ひろくん…♡」

「お義父さんにも許してもらえて、本当に良かった」

「あんなこと言ってたけど、素直になれないだけだから。お母さんに電話した時なんて、まず一言目が『やっと?』だったもん」

「あはは…待たせすぎちゃったかも」

「全然セーフよ。まだ25でしょ。…これから、たくさん…♡」

「うん。でも、しばらくは我慢だね」

「…」

「…でも…い、挿れるだけ…ちょっとだけなら」

「…」

 村正は何も言わず、ベッドの上で四つん這いになり、お尻を突き出した。

「…えっち♡」

 広戸は村正の服を脱がせると、勃起したペニスを押し当てた。

「まーちゃんも。ここ、もうとろとろしてる」

「うっさい…んぁ…っ♡」

 ずるり。ペニスが村正の膣内へと滑り込む。奥まで挿入すると、広戸は村正の腰を抱いて横向きに寝転がった。

「んっ♡ なぁに、これ…」

「左を下にして寝るのが、妊婦には良いんだって…」

「ふぅん…んっ♡ あ…おっき…あったか…♡」

「まーちゃんの、あったかくて、きもちいい…」

「ひろくんの手、すき…♡」

「…ごめん、もう出そう」

「いいよ、いつでも出して…あ、あっ♡」

「うっ、ふぅ…ん…」



「やっぱラブホじゃん、ここ」

「宮條さん、知ってるの?」

「まーね」

 ベッドにダイブすると、未来はいきなりパンツを脱ぎ捨て、スカートに手を入れて自慰を始めた。

「ん…んっ♡」

「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ!?」「ミライ!? 駄目だって!」

「うるさいなぁ。ついさっき、路上でエッチしてたくせに…はぁ、んっ♡」

 慣れた手付きで股間を弄りながら、未来は言う。

「…気がついてから…何か、ずっとムラムラしててさ…ぁっ♡」

「…しょーくん。あたしたちも」「ええっ!?」

「多分あたしたち、えっちしたら強くなるんだよ。これから戦うんだから」

「…うん」

 飛鳥は下を脱ぐと、未来の隣に横たわり、脚を広げた。

「ちょっと、恥ずかしいね///」「う…」

 ためらいがちに取り出したペニスは、小さくも既に硬い。慣れない手付きで無毛の割れ目にあてがうと、ずいと腰を突き出した。

「あっ、そこっ♡♡」「ふああぁっ…」

「御堂、ほら御堂」

 隣でオナニーしながら、未来はおもむろにシャツのボタンを外し、膨らみかけの乳房を露わにした。

「…おっぱい♡」「!」

「あっ♡ …ちょっとしょーくんっ! ミライのおっぱいで、ちんちんおっきくしないで、ぁんっ♡♡」

 飛鳥も負けじと上を脱ぎ、おっぱいを見せる。

「ほら、おっぱい♡ さわってもいいよ」

「あたしの方がおっきいもんね♡ ほらっ♡」

 翔の手を掴み、自らの乳房を握らせる未来。飛鳥も、もう片方の手を自分の胸に押し当てる。

「しょーくんっ♡ しょーくん♡」「御堂、あたしにもチンコ挿れて!」「駄目! だめっ! しょーくんはあたしの!」「永遠に浮気したくせに」「…二度目は無いからね。しょーくん…」



「…ぐすっ、えぐっ…ひっ…」「…」

 部屋の隅に縮こまって、啜り泣く永遠を眺めながら、レーゲは途方に暮れていた。
 古びたラブホテルの粗末な壁からは、隣の部屋でじゃれあう飛鳥と未来…そして翔の声が聞こえていた。

「…永遠も、身体を休めるんだ」

「…わ、わわわわたた、私ししし、むっ、むむか、昔から…だ、だだだ、だめっ…だめな…こ、だっだっだった…」

 いつも以上に激しく吃りながら、絞り出すように呟く。

「原生生物のつがいには、いろいろな形がある。一人の雄に、雌が一人だけとは限らない」

「むりっ! …むっ、むむむり…無理、だだだ、だもん…」

「…」

 レーゲは、じっと考えて…不意に、翼を広げた。虹色の羽が無数に抜け落ち、レーゲの身体を包み込み…
 …やがてそこには、綺羅びやかなマントに身を包んだ、見目麗しき一人の青年が立っていた。

「…永遠」「な、な、何…っ!?」

 顔を上げ、そこに立つ美しい王子様に、言葉を失う。

「…レーゲ?」

「隠していて済まなかった。これが、私のもう一つの姿」

「え、絵本で見たのと…一緒…」

「失恋なんて、忘れさせてやる」

 そう言うとレーゲは永遠の身体を抱き上げ、ベッドの上に横たえた。流れるようにスカートに手を入れ、下着を脱がせると、自分もマントを広げてペニスを露わにした。

「…え、そ、それ…わわわわたしのな、なかに…?」

「大丈夫だ。永遠なら、気持ちよくなれる…」

「まま、まって…んむっ♡」

 慌てる永遠の口を唇で塞ぐと、上の服も脱がして、歳に似合わない巨乳をそっと掴んだ。

「あっ、あああ、お、おっぱい…///」

「さあ、挿れるよ…っ!」

 レーゲが、腰を突き出した。太く膨れ上がった男根が、まだ未熟で滑らかな膣に、押し込まれていく。

「あ、あ、くっ、あ、ぅあ、あ…」

 肉をこじ開け、骨を押し広げ、膜を引き裂き、無理やり男がねじ込まれる。それなのに、痛みどころか快感がこみ上げてくる。

「う、そ、うそ、やだ、やっ、あっ…あっ♡♡♡」

「ほら、奥まで入った…」

 レーゲが、ゆっくりと腰を振る。永遠はシーツを掴み、悲鳴に近い声を上げる。

「ああぁっ♡ んあああっ♡ まっ、ああぁっ♡♡」

「永遠、原生生物は…こうやって、繁殖してきたんだ…!」

「やだ、こわいっ! こわくて…きもちぃっ♡♡ こわいのっ♡♡ きもちいのっ♡♡」

「これが、母親になる感覚だ…さあ、永遠の膣内に射精するぞ」

「あああっ♡♡ あっ、んあああっっ♡♡♡」

 限界まで膨らんだレーゲのペニスから、大量の精液が噴き出す。びくびくと震える永遠の身体から、服が跡形もなく消え…黒いタイツに包まれた。しかし、いつもと違って全身に大きな穴が開いていて、繋がっている性器も、揺れる乳房も丸出しだ。その、乳輪に隠れた乳首がもぞりと動き…ぷっくりと、顔を出した。

「…ぁむっ」「んあっ♡」

 レーゲが、その乳首を口に含んで吸うと、勢い良く母乳が噴き出した。

「えっ…えっ!? あんっ♡♡」

「んっ、んくっ…」

 母乳を吸いながら、腰を打ち付けるレーゲ。永遠は無意識の内に、両脚で彼の腰を強く締め付けていた。

「レーゲ…レーゲ…っ♡♡♡」

「…永遠、出すぞっ!」

「レーゲっっ♡♡♡♡♡」

 二度目の射精を子宮に受けながら、永遠の身体が白いセーラー服に包まれていく。その生地は透き通るほどに薄く、その丈は短く、勇気を出して乳輪から顔を出した乳首も、初めて男を受け入れた膣穴も、まるで隠せてはいなかった。



小野寺 永遠:性天使『ロンリー・レンリー・比翼姫』
属性:依存

『鞭攻撃』長い鞭で相手に物理的なダメージを与える
『鞭拘束』鞭で物理的だけでなく、精神的にも相手を捕らえる
『精神依存』特定の相手が近くにいると能力が上がり、離れると下がる

次回、最終回(予定)


非安価でいあいあ魔法少女を書くか、安価でエロモンスタークエストをやるか迷ってる

初出勤日に熱発で欠勤する男

いあいあ魔法少女とエロモンスタークエスト(ダンジョン)どっちが見たい?
前者は非安価でひたすら暗く、後者はあたまわるくいきたい。ダンジョン飯みたいにサクッと死んでサクッと生き返る感じで

いあいあは現代日本を舞台に、邪神の器となった少女たちがSAN値を削りながら世の不条理と戦う 敵は人間のバットマンやスパイダーマン形式

エロモンスターダンジョンは、スクウェア的なエロ女モンスターがはびこるダンジョンに挑む話 色々あって人間側もエロ装備



「体調はどうだ」「何か、身体が重い感じ」「僕は、何とか気合で…」

 校門を潜ると、戦士たちや彼女らと繋がった男たちですらも疲労を感じるほどに、重い空気に包まれていた。

「…! そりゃっ!」

 飛鳥が、忍び寄る触手を切り裂く。玄関の中を覗いて、未来が叫んだ。

「ちょっと! 何かゾンビみたいのがいっぱいいるんだけど!」

「精力を徹底的に奪われた生物は、死の危機に瀕して他者の精力を奪いにかかる。一刻も早く穴を閉じるか、一時的にでも彼らに精力を注いでやる必要がある」



安価下1~3でコンマ最大 どうする?
①全員で『穴』へ急ぐ

②手分けして精力を与える

③その他要記述

「…つまり、『こういう』こと?」

 未来はそう言うと…突然、迫りくる男子生徒の一人を押し倒し、馬乗りになった。白スク水のクロッチを、生徒の股間に擦り付けると、ズボンの中から小さなペニスを取り出す。

「ん…しょっ♡」

「ミライ!?」「なっ、何やってんの子供が」

「でも、こうすれば良いんでしょ? 喋る鳥…」

「レーゲだ。そして、その通り。君の能力ならば、交尾によって相手に精力を与えることができるようだ」

「ほらぁ…んっ♡ あっ♡」

 とうとうスク水のクロッチをずらし、膣内に子供ペニスをすっぽり収めてしまった。そのまま、前後に腰を揺する。

「んっ♡ んっ♡ 良かったねぇ、小学で童貞卒業…♡」

「…あたしはやだよ。しょーくん以外に」「ぼくも嫌だよ!」

「まーちゃん…もしかして、おっぱいを飲ませてあげれば」

「…じ、直じゃなくてもいい?」「コップ探してくる!」

「…っ、出たぁ♡♡」

 未来に組み敷かれていた男子生徒の腰がびくんと跳ねた。彼は未来の膣内に精通を果たすと、そのままぐったりと動かなくなった。やがて、穏やかな寝息が聞こえてくる。

「落ち着いたみたいだね…っ!?」

 未来の口が止まる。と思うや、みるみるうちに彼女の下腹部が膨らんでいき、あっという間に臨月の妊婦なみに膨れ上がった。



宮條 未来:性天使『ハラミエル・ウミエル』
属性:妊娠、出産

『擬似妊娠』変身中に膣内射精されると、即座に妊娠する
『出産』妊娠中のみ使用できる。子供を出産し、戦力にする。男児であれば子供とも性交できる。女児は未来と同じ能力を持つ。

「…しょーくん、脱いで」「えっ!?」

 飛鳥はいきなり翔のズボンを掴んでずり下ろすと、先程性交したばかりの肉棒を掴み…口に入れた。

「んむっ」「っ!」

 そのまま、慣れた手付きで翔のペニスを舐め、吸う。

「き、汚いよ、そんなとこ」「んっ、ちゅっ♡ れろ、ちゅぅ…♡」

「あったよ、コップ! …って、まーちゃん!?」

 どこかで見つけた紙コップを手に、広戸が戻ってきた頃には、村正はニップレスを外して生徒たちに母乳を与えていた。

「ん…し、仕方ないわよ。子育ての予行演習だと思って…んっ」



「…」

 倒れる人々に精力を振りまいていく仲間たちを、ぼうっと眺める永遠。

「…永遠、君は奥へ」「わわ、わたしは、いいの…?」

「君に彼女らのように、他者に精力を分け与える能力は無い。だから、穴を閉じるのが君の役目だ」

「じゃ、じゃ、じゃあ、わわわたしにもあ、穴をと、閉じるのは、ででできないんじゃ」

「方法はある。早く行かないと、このままでは全員力尽きる」

「…うん」

 永遠とレーゲは、学校の奥に向かって走り出した。



 一歩進む度に、足が重くなっていく。吸い込まれていく精力の流れが、目に見えるほどに濃くなっていく。
 やがて、辿り着いたのは、永遠の教室。机や椅子は倒れ、生徒たちがぐったりと倒れる、その真ん中にいたのは…



安価下コンマ
01~70 永遠の担任
71~90 クラスメート
91~00

「せ、先生!」

 そこにいたのは、永遠の担任の女性教師。最初にヒレイに取り憑かれて、そのまま『穴』の核にされたようだ。

「れ、レーゲ、どうしたら」

「身体接触によって、精力は伝達される。だから、彼女に触れるんだ」

「こう…?」

 そっと、教師の肩に手を触れる。それだけで、ぐっと身体が重くなる。

「もっと広い面積で…抱きつく方が良い」

「っ、先生…」

 彼女の背中に腕を回し、ぎゅっと抱き寄せる。

「はぁっ…はぁっ…」

 強い脱力感が永遠を襲う。それだけでなく、彼女の纏うコスチュームが崩壊を始めていく。

「せん、せい…もどって…」

「頑張れ、永遠…」

 やがて…

「…ん」

 教師が、目を開けた。彼女は床に横たわったまま辺りを見回し、それから自分に抱きついて動かない生徒に気付いた。

「! 小野寺さん…」

「ん、ん…」

「大丈夫ですか?」

 永遠が、薄く目を開ける。卑猥なコスチュームは跡形もなく消え、元通りの制服姿だ。
 二人の周りで、倒れていた生徒たちが目を覚まし、ゆっくりと起き上がってくる。

「な、何が」「あれ? 一体何を」「白い鳥は…」

「よく頑張った、永遠。穴は、君の変身能力と引き換えに閉じられた」

「レーゲ…」

「わーっ、喋る鳥!」「この前のやつ」「やっぱり小野寺のペット?」

 レーゲが、翼を広げる。内側の羽はほとんど黒く、虹色の羽は数えるほどしか残っていない。その数本が飛び出すと、レーゲと永遠を人気のない場所へと連れ去った。



「…レーゲ、行っちゃうの…?」

「世界渡り鳥は、あらゆる世界を標的にしている。ここが解決したら、また次の世界へ向かわねば…と、言いたいところだが」

「えっ?」

 永遠の顔に、期待の色が浮かぶ。
 しかし、レーゲの口から告げられたのは、全く別の言葉であった。

「…私は、力を使い過ぎた」

 片方の翼を広げる。一面の虹色はほとんど抜け落ち、表と変わらない黒に染まっている。

「レーゲ…し、しし、死んじゃう…?」

「…」

 レーゲは、うなだれるように首を下ろした。

「私はこの世界にとって、異物だ。世界を渡り歩く世界渡り鳥の力を失えば、異物を排除しようとする世界の圧力に耐えられないだろう」

「そっ、そそそんな、や、いや、いやいやいやだっ!」

「私は同胞の身勝手に抗い、世界を枯らすことを妨害してきた…だから、最期は同胞たちに殺されるのだと思っていた。だが、最後に救うことのできた世界で過ごせて…願ってもないことだ」

「レーゲ…」

 はらり。閉じた翼から、虹色の羽が抜け落ち、あっという間に色褪せて消えた。

「…ありがとう、永遠。そして、この世界を…どうか…繋いで…」

「レーゲ!!」

 泣きながら黒い鳥を抱き締める永遠。彼女の腕の中で、レーゲは…

「…」

 突然、ばたばたと翼を振り回し、永遠の腕から抜け出した。

「レーゲ…レーゲ?」

 彼は、きょとんとした目で永遠を見て、辺りを見回すと…突然、真っ黒な翼を広げて空へと飛び立った。
 彼の向かった空には、数羽の鴉が居て、突然加わった同胞を、絶することなく迎え入れると、どこへともなく飛び去っていった。

『Bawdy Beast Simulator』

『Story mode : Ordinary end』


 あなたは訪れた世界を救い、原生生物を絶滅から救いました。しかし、その過程であなたは力を使い果たしました。
 英雄であるあなたを、世界は異物として排除するのではなく、原生生物の一員として迎え入れることを選びました。
 あなたは全ての記憶と、世界渡り鳥の能力を失い、これからはただの鴉として、この世界で生きていきます。力を失った永遠やその仲間たちが、日常に戻っていくように…

エディットモードはやらずにダンジョンかいあいあをやる
ダンジョンが優勢かな

始める前に、ある程度敵キャラの募集はしておきたいな。だいぶ余ってるしここでそのまま
スライムやゴブリンみたいな下級モンスターは一定のイメージのまま出すつもりだから、ある程度上級のモンスターを頼む
ちょっとつよい、中ボス、大ボスとかのクラス分けは見てから>>1が決める。それぞれどの程度の存在か参考までに



(ちょっとつよい敵キャラ案)
【名前】ハーピー
【種族】同上
【容姿】両腕が大きな翼、下半身が羽毛と鱗に覆われた猛禽類の脚になった、全裸の女。股間は羽毛に覆われているが、掻き分けると総排泄孔になっている。
【能力】高速で飛行する。両脚の力は強く、一撃で岩を蹴り壊す他、鎧で固めた屈強な戦士一人を軽々抱えて飛ぶこともできる。年齢を重ねた個体には人語を話す者もいる。卵生で、繁殖可能な年齢の個体は交尾をしなくても毎日卵を産み、人間を含む近縁種の雄と交尾することで有精卵を産む。
【備考】高さのあるフロアに出現する、中級モンスター。いたずら好きで冒険者の食料を掠め取ったりする厄介者だが、こちらから手出ししない限りは積極的に襲ってくることはあまりない。ハーピーの産む卵は珍味として高価で取引され、特に有精卵は絶品だが、ハーピーはこれを狙う者には容赦せず、群れで襲いかかり生きたままばらばらに引き裂く。


(中ボス案)
【名前】ドミニオンズ
【種族】天使
【容姿】波打つ金髪を長く伸ばした幼女。手には世界樹の枝を携え、頭上には何重にも折り重なった複雑なヘイローが浮かび、背中には身長より大きい純白の翼が生えている。茶色い編上げサンダルの他に衣類の類は身に付けておらず、首から身体の全面に聖なる紋様の描かれた肩幅の布を垂らしているのみ。その股間部分は丸く切り抜かれ、無毛の女性器が丸出しになっている。
【能力】無数の天使軍団を使役し襲いかかってくる。自身も世界樹の枝から雷や隕石を放ってくる上、接近すると枝を剣に替えて応戦してくる。
【備考】異端の神が支配するダンジョンに、神の威光を知らしめるため派遣された上級天使。人間は勿論、他のモンスターのことも見下し、難しい言葉で馬鹿にしてくる。股間をさらけ出すのは、知恵の実を食べたイヴが羞恥心を知り、性器を隠したことで罪が決定的になったことに由来し、知恵の実を食べても罪を犯さないという天使共通の誓いの現れである。


(大ボス案)
【名前】とむらうエレメント
【種族】ウィル・オ・ウィスプ
【容姿】燃え盛る炎と雷雲を纏った赤毛の女。大きなとんがり帽子の他には何も衣服を身に着けず、局部を炎か稲光が隠したり隠さなかったりする。胸と尻が非常に大きい。
【能力】炎と雷を手足のように自在に操る。特に雷の追尾性能は凄まじく、一度放たれると他のフロアまで追いかけてくる。また、大きな乳房からは母乳が出て、飲むと魔力を回復することができる。
【備考】魔王の力さえ手に入れたという偉大な魔女が、愛する男との死別に絶望し成り果てたとされる、恐るべき元素の化身。人の形を保ってはいるが、既に元の肉体や精神は朽ち果てており、常に耳障りな声で誰かの名前を繰り返しながらダンジョンの奥底で慟哭するのみである。

【名前】森の母
【種族】幻想鹿
【容姿】普段は水晶の枝を伸ばした巨木の姿をしている。生物が近づくと、幹の皮が剥がれて中から同種の雌の姿で現れる。人間相手の場合、真っ白な肌に茶色い髪を長く伸ばしたスレンダーな少女の姿になる。何の姿でも頭に透き通った角が生え、眼は白目のない黒一色。
【能力】動物、植物、微生物問わず、あらゆる生物と交配し繁殖することができる。植物と交配すると、木の枝に瞬時に果実が実り、人間と交配すると急速に成長して出産し、乳房が膨らんで母乳を出すようになる。自身の戦闘能力は皆無だが、彼女に敵意を向けた瞬間、森の全ての生命体が敵とみなして攻撃してくる
【備考】
1億年以上生きて、神に近い存在となった幻想鹿の雌。もともと非常に長命で、自身の存在を自然に溶かすことで姿や気配を消すことのできる幻想鹿であるが、彼女は森自体と溶け合うことで自然そのものの具現となった。絶滅の危機に瀕した種は、彼女に謁見し、彼女の子宮に子孫を残すことで絶滅を回避するのだ。

【名前】サキュバス
【種族】同上
【容姿】髪の色や体型は様々。共通しているのは、額の短い角、黒く細長い尻尾、背中の短いコウモリ羽。チューブトップやホルターネックなどで胸を隠している個体は多いが、下半身は一様に裸。陰毛は生えない。歳を重ねた個体は、下腹部に多種多様な紋様が刻まれている。
【能力】誘惑、吸精。行ってきたプレイや相手によって、刻まれる紋様は変わっていく。
【備考】おなじみサキュバス。ダンジョンの幅広い階層に出現し、捕らえられて外で娼婦にされることも少なくない。下層で巣が見つかることがあるが、冒険者がそちらに流れて娼館の売上が落ちるのですぐに壊される。可哀想な生き物に見えるが、魂を精液に変えて吸い上げる能力があるため油断は禁物。

【名前】おちたシスター
【種族】魔人
【容姿】金髪巨乳のお姉さん。黒い頭巾に乳暖簾、鼠径部まで見えるスリットスカートという改造修道女服を着て、十字架の付いた錫杖を携えている。当然下着は付けない
【能力】杖で殴ったり、聖なる祈りで味方を回復したりする
【備考】神への信仰心を保ったまま、ダンジョンでモンスターに成り果てたシスター。何故こうなったのかは誰にも分からない。

【名前】みならいウィッチ
【種族】魔女
【容姿】赤毛を三編みにして、眼鏡を掛けた14歳くらいの少女。黒いとんがり帽子と黒いケープを身に付け白いニーソックスと木靴を履いている他は裸。大きな箒を持っている。
【能力】箒を触媒に魔術を使う。箒に跨って空を飛ぶこともできる。
【備考】経緯は不明だが、ダンジョンの深層に棲む魔女に弟子入りした人間の少女。師匠も認める素質を持つが、『大気中の魔力を取り込む練習』と称して帽子とマントと靴下以外の着衣を禁じられている。恥ずかしさのために魔術を失敗することもしばしば。

【名前】マミー
【種族】同上
【容姿】全身に包帯を巻かれた女。たまに包帯がずれて乳首や股間が見える。中身は干からびてはいないようだ
【能力】独特な形状の曲刀を持って襲いかかってくる。身体の一部を破壊されても動ける
【備考】古代の王の墓に副葬品として埋められたとされる、女戦士のミイラ。ミイラにされる際に抜き取られた内臓を求め、冒険者に襲いかかる。

【名前】スフィンクス
【種族】同上
【容姿】金色の猫耳と尻尾の生えた少女。両手脚は肉球。黄金の冠と宝石の首飾り以外は身に付けておらず、常にうつ伏せに寝そべっている
【能力】本体は小さいが、質量を持った幻覚を操ることができる。主に巨大な手を召喚して扉を抑えつけたり、試練に失敗した冒険者を捻り潰したりする。
【備考】ピラミッドの隠し部屋に入った冒険者を閉じ込め、なぞなぞを出してくる。答えられないと無理難題を吹っかけられ、それもできないと巨大な手で圧殺してくる。

【名前】セントール
【種族】同上
【容姿】馬の胴体に筋肉質な女性の上半身を持つ。個体差はあるものの殆どは成人男性より背が高い。成熟した個体は鎧や武器を装備しているが幼い個体は裸。
【能力】足が速く、力が強い。種族として器用で、武器の扱いにも長ける。魔術師ではないものの魔力との親和性は高く、全ての攻撃に魔力を付与できる上、生半可な攻撃魔術は通用しない。
【備考】ダンジョン深層の森林などに棲む、誇り高き種族。一頭でダンジョンを旅する個体もおり、ギルドに所属はしないものの冒険者と協力したり、恋仲になる者もいる。非常に勇敢で、戦いの最中に背中を向けたという記録が一切無い。

【名前】ラミア
【種族】同上
【容姿】蛇の下半身に女性の上半身を持つ。個体差はあるものの大抵は胸が大きい。成熟した個体は装飾品を付けたり、剥がれた鱗などで乳首を隠すことがある。
【能力】呪いの歌。1フレーズ聞いただけでは頭痛や吐き気に襲われるだけだが、繰り返し聞くと魅了され、最後まで聞くと石化してしまう。人間部分の力はそれほどでもないが、蛇部分は意外に力が強く、巻き付かれると抜け出すのは困難。
【備考】ダンジョン中層~深層の洞窟や迷宮に棲むモンスター。狭い横穴や宝箱の中に潜み、近寄ってきた冒険者に巻き付いて拘束し呪いの歌を聞かせてくる。大抵は魅了で止めて繁殖に利用するだけだが、特に気に入った相手を石化して巣に持ち帰ることがあるらしい。

【名前】ドリアード
【種族】同上
【容姿】女体のような形の木。両手の先からは葉が生え、足は根のように地面に埋まっている。
【能力】女体のように見える部分は実際女体のように機能する。体液は甘い蜜になっており、少量で生物の生命維持に必要な栄養が詰まっている。
【備考】木の精。普段は地面に足を埋めて動かないが、動こうと思えば地面から足を引き抜いて歩くことができる。女体部分に生殖能力は無く、繁殖期になると頭上に大きな花を咲かせ、ここに受粉することで実を付ける。実も貴重品だが、ギルドによって収穫は禁止されている。

【名前】ファイアエレメント
【種族】ウィル・オ・ウィスプ
【容姿】燃え盛る炎のような赤色の髪を伸ばした、全裸の女
【能力】炎の魔術を自分の手足のように自在に操る
【備考】ダンジョン中層以降に出現する、元素の化身。炎の魔術と妖艶な容姿を活かして冒険者に襲いかかる。

【名前】ウォーターエレメント
【種族】ウィル・オ・ウィスプ
【容姿】迸る水流のような青色の髪を伸ばした、全裸の女
【能力】水の魔術を自分の手足のように自在に操る
【備考】ダンジョン中層以降に出現する、元素の化身。水の魔術と妖艶な容姿を活かして冒険者に襲いかかる。

【名前】ウィンドエレメント
【種族】ウィル・オ・ウィスプ
【容姿】逆巻く風のような緑色の髪を伸ばした、全裸の女
【能力】風の魔術を自分の手足のように自在に操る
【備考】ダンジョン中層以降に出現する、元素の化身。風の魔術と妖艶な容姿を活かして冒険者に襲いかかる。

【名前】アースエレメント
【種族】ウィル・オ・ウィスプ
【容姿】佇む大地のような茶色の髪を伸ばした、全裸の女
【能力】地面の魔術を自分の手足のように自在に操る
【備考】ダンジョン中層以降に出現する、元素の化身。地面の魔術と妖艶な容姿を活かして冒険者に襲いかかる。

『ビキニアーマー』
乳房と股間を覆う鉄板に毛皮で裏打ちし、それぞれ革紐や鎖で繋いだだけの簡単な防具。1日で長距離を移動する冒険者には、フルプレートアーマーよりこちらが理に適っていると考える者もいる。

『白いレオタード』
身体に密着する、ハイレグカットのレオタード。白は回復術士が好む色。

『骸骨パーカー』
肋骨めいた装飾の付いた、黒いフード付きパーカー。前を閉じることはできず、胸と腰の高さに鎖が渡してある。素肌の上に着ることで、大地からの魔力を効率よく吸収できる


『小人姫の戦装束』
緑の短いケープと前張り。とある世界における小人族の姫の戦装束。身に付けることで人間離れした怪力を手に入れられるが、手足と頭以外の装備を付け加えると効力を失う

【名前】ゾンビ
【種族】同上
【容姿】腐敗が進んだ冒険者の死体。
【能力】膂力は生前と変わらないが、魔術の類は一切使えない。腐敗が進むほど膂力は弱まっていくが、その分痛みを感じなくなり、パーツだけでも動けるようになる。脳も神経も使っておらず、機能停止させるには焼き尽くしたり完全に腐敗させるなどして原型を無くすか、筋肉を骨から剥がして運動機能を奪うしかない。
【備考】ダンジョンで死んだ冒険者の死体に何らかの力が宿り、動き出したモンスター。アスモダイの奇跡では復活に死体が必ずしも必要でないため、ダンジョンには多くの死体が放置されているのだ。

【名前】ダークエレメント
【種族】ウィル・オ・ウィスプ
【容姿】新月の夜のような黒色の髪を伸ばした、全裸の女
【能力】闇の魔術を自分の手足のように自在に操る
【備考】ダンジョン中層以降に出現する、元素の化身。闇の魔術と妖艶な容姿を活かして冒険者に襲いかかる。

『マジシャンバニー服』
黒い燕尾服とシルクハットの付いたTバックバニースーツ。全5色(白赤黄青ピンク)。シルクハットは触媒にもなり、特に召喚術士に向いている。

【名前】エンジェル
【種族】天使
【容姿】背中に1対の白い羽根を伸ばし、頭上にヘイローを浮かべた全裸の幼女。腰に剣を下げている個体と、弓を持っている個体がいる。
【能力】集団で一斉に襲いかかる、一体一体の戦闘力は大したことは無いが、とにかく数が多い
【備考】邪神の力に支配されたダンジョンに神の威光を知らしめるべく派遣された、下級天使による軍団。上級天使の命令で現れて、異端者を徹底的に打ちのめす。

【名前】アークエンジェル
【種族】天使
【容姿】背中に1対の白い羽根を伸ばし、頭上にヘイローを浮かべた全裸の幼女。銀の兜、銀の籠手、銀のブーツを身に付け、真鍮のラッパをベルトで腰に提げている。
【能力】ラッパを吹いて下級天使を指揮し、力を与える。自身の戦闘力は低い。
【備考】エンジェルたちの軍団を現場で指揮する部隊長。

『涙の鎧』
液状の魔導ガラスを素肌に垂らすことで形成される、透明な被膜めいた鎧。首から下を完全に覆えば、あらゆる物理的、魔術的攻撃に耐えることができるが、一度装着すると汗や排泄物を一切通さず、脱ぐこともできない。首元の縁を破れば解除できるが、破った瞬間全身の被膜が一瞬で砕け散るため再装着は不可能。よほどの短期決戦か、生きながらにして生命活動を行わない超越的な存在でもなければ、使用は現実的でない。

【名前】ナイアルティティ(第一形態)
【種族】マミー
【容姿】黄金の棺に収められた女性のミイラ。全身に厚く包帯を巻かれており、中身は見当もつかない
【能力】本体は棺の中に横たわったまま、巻き付いた包帯の一部が勝手に動いて拘束してきたり、副葬品の武器を掴んで振り回してくる
【備考】ピラミッドの最奥に眠る女王のミイラ。ダンジョンの中に王朝が存在したのか、何者によって葬られたのか、ピラミッドを建造した民たちはどこへ消えたのか…すべてが謎に包まれている。

【名前】ナイアルティティ(第二形態)
【種族】マミー
【容姿】切り揃えられた黒髪に褐色肌で胸と尻の豊満な美女。コブラを象った黄金の冠を被り、金の鎖に白い布を垂らした暖簾ビキニと、金糸を織り込んだ前垂れを身に着け、杖を手にしている。
【能力】2人の従者を召喚し、共に杖と死霊術で襲いかかってくる。
【備考】巻き付いた包帯を全て解くか、切り裂くなどすると中から現れ、棺から出てくる。生前の姿に近いが、まだ『抜き取られた』ものがあるらしく、発話や知能らしきものは見られない。

【名前】ナイアルティティ(最終形態)
【種族】???
【容姿】???
【能力】???
【備考】全てを取り戻し、真の姿を得た女王。その能力は謎に包まれている。

【名前】イオ
【種族】マミー
【容姿】金髪に白い肌の痩せた少女。白い巻きスカートを穿き、上半身は裸。右手に独特の曲剣を、左手に小さな壺を持っている。
【能力】曲剣で攻撃してくるだけでなく、回復魔術で女王の傷を癒やすことができる
【備考】女王ナイアルティティの棺の近くに置かれた石の棺から現れ、目覚めた主を守護する。壺に入っているのはミイラになる際に抜き取られた自身の脳と臓器。

【名前】トゥル
【種族】マミー
【容姿】銀髪に褐色肌の痩せた少女。白いチューブトップを胸に巻き、下半身はサンダル以外裸。右手に青銅の槍を、左手に小さな壺を持っている。
【能力】曲剣で攻撃してくるだけでなく、付与魔術で女王の能力を高めることができる
【備考】女王ナイアルティティの棺の近くに置かれた石の棺から現れ、目覚めた主を守護する。壺に入っているのはミイラになる際に抜き取られた自身の脳と臓器。

『薄氷のブーツ』
銀色に輝く薄手のブーツ。紐も留め金も見当たらないが、不思議と誰の足にもフィットする。履くことで走りが非常に速くなり、蹴り技の威力も増すが、靴底が極めて脆く一つでも他の装備や服を着ていると、一歩踏み出すだけで砕け散ってしまう。



『水晶のブーツ』
靴の形に成長した、世にも不思議な水晶塊。鋭い棘が伸びており、蹴り技の威力が上がるが、少し重い。

『水晶のチェストプレート』
胸当ての形に成長した、世にも不思議な水晶塊。分厚く丈夫だが重く、服の上から装備してもフィットせず滑り落ちてしまう。

『水晶のグローブ』
手甲の形に成長した、世にも不思議な水晶塊。鋭い棘で攻撃にも使えるが、少し重い。

『水晶の剣』
長剣の形に成長した、世にも不思議な水晶塊。刀身が重く切れ味も悪いが、水晶装備が揃うことで真の力を発揮する。

【名前】ミミック
【種族】同上
【容姿】いかにも大事なものが入っていそうな宝箱。長時間観察していると、時々動く。蓋を開けると鋭い牙と長い舌が露わになる
【能力】素早く力の強い舌と、鋭く頑丈な牙で何でも噛み砕いてしまう。魔力は持っていない。
【備考】ダンジョンに棲み着く甲殻生物の一種。宝箱に擬態して通路や小部屋に佇んでは、蓋に手をかける迂闊な冒険者を長い舌で絡め取り、鋭い牙で粉々に噛み砕いて食べてしまう。

【名前】イルミネイテット
【種族】ミミック
【容姿】いかにも大事なものが入っていそうな宝箱。長時間観察していると、時々動く。蓋を開けると全裸の美少女が入っている。女の容姿は様々だが、長い舌と鋭い歯は共通している。
【能力】素早く力の強い舌と、鋭く頑丈な牙で何でも噛み砕いてしまう。下級の魅了魔術が使える。
【備考】ダンジョンに棲み着く甲殻生物の上位種。宝箱に擬態して通路や小部屋に佇んでは、蓋に手をかける迂闊な冒険者を妖艶な容姿と魅了魔術で箱の中に誘い込み、性交しながら鋭い牙で噛みつき、喰らい尽くす。精液からも生命力を得ることができ、噛みつかれる前に性交で満足させることができれば、生きて出られるかもしれない。

【名前】殉教者サラ
【種族】人間
【容姿】
素肌の上から紫色のマントを羽織った、灰色の髪の少女。
【能力】
父神アスモダイの巫女としての能力、および父神アスモダイの権能の一部を行使することができる。ただし、父神とは完全に切り離されており、己の魂を消費するため能力を使用するたびに老けていく。
【備考】
ギルドから遠く離れた滝壺の町に、父神アスモダイの教えを広めた聖女。かつて町で起きた危機を救うためにアスモダイと接続し、その一部となって権能を行使した。力を使い果たし、息を引き取った彼女は、滝の側に丁重に葬られ、祠を建てて後世に渡って祀られることとなった。


【名前】せいなるはかもり
【種族】サキュバス
【容姿】
『巫女』の仮面を被り、紫の短いケープを羽織ったサキュバス。
【能力】
一般的なサキュバスと同じ。知能が高く、男を見てもすぐには襲ったり、誘惑しない。
【備考】
聖女が息絶えた時、どこからともなく降り立ち、彼女の葬儀に立ち会ったと言われているサキュバスの一団。彼女らの行った弔いの儀式が、滝壺の町における『祭り』の原型になったとされている。

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