砂塚あきら「ユニクスで一番分かりやすいアイドル」 (19)

※ご注意です※
キャラ崩壊気味です



---ある日の夜、りあむ宅



りあむ「あきらちゃん、今新潟だっけ?」

あきら(ビデオ通話)『ハイ、そーですけど』

りあむ「明日のレッスン、こっち来れそう?」

あきら『行きますよ。当たり前でしょ。ライブ近いんだから、3人揃って練習出来る機会は大切にしないと』

あかり(ビデオ通話)『私は寮から直接向かうんご♪』

あきら「じゃあ、私も明日は新幹線着いたらそのままレッスンスタジオ向かうんで、現地集合で』

りあむ「りょうか~い。気をつけてね!」

あきら『りあむサンも、すっ転んでレッスン前から怪我しないでくださいよ』

あかり『りあむさんが一番心配んご』

りあむ「最年長なのに! ぴえん!」

あきら『#精神年齢 #最年少説』

あかり『とか言いつつ、あきらちゃんに心配してもらって、りあむさん嬉しそうんご~♪』

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あかり『ふ~んふ~ん♪』ぴこぴこ

りあむ「どったのあかりんご、ご機嫌じゃん」

あきら『何か良いことでもあった?』

あかり『え~? 顔に出ちゃってます~?』ぴこぴこ

あきら『いや、顔に出てるというか…』

りあむ「頭に出てるというか…」

あかり「?」ぴこぴこぴこぴこ

あきら(ホント、どーなってんだろ、あの双葉…)



りあむ「ごほん、で、何があったの? 聞かせて聞かせて!」

あかり『実は、ウチの農園のりんごが、山形県の指定ブランドとして売り出すことになったんご~♪』

りあむ「へー! 県指定のブランドとかすご!」

あきら『凄いじゃん。あかりチャンのりんごアピールの賜物だね』

あかり『あは♪ これでお土産屋さんとかにうちのりんごが並んで、私の知名度も上がって、りんごろうさんの知名度も上がって…!』

あかり『ぐふふ…キャラクタービジネスに王手んご…!』

あきら『狙うのはそっちなんだ…』

りあむ「任せてあかりんご! お姉さんが食べる用、保存用、観賞用で3セット買ってあげるから!」

あきら『#りんごの保存用 #とは』

あかり『腐ったら勿体ないからやめてほしいんご』

りあむ「あ、はい」

あかり『それにしても、私ってそんなに分かりやすいかなぁ?』

りあむ「うん」

あきら「うん」

あかり『即答!?』

りあむ「正直は美徳だよあかりんご!」

あかり『え~、私も大人の駆け引きができるようになりたいよ~』

あきら『美徳かは分からないけど、裏表ない人ってイイと思うよ』

りあむ「そうそう、時々腹黒い三段が見えてるあかりちゃんもすこ! 推せる!」

あかり『う~ん、それなら良い…のかな?』

あかり『あはっ♪ 良いってことにするんご♪』

あきら(ちょろい…)

りあむ(ちょろい…)

あかり『でも、それを言うならりあむさんも分かりやすいですよ?』

りあむ「まぁね! ぼくは三歳児だし! 三歳児は嘘つけないよ! バブゥ…」

あきら『りあむサンはもーちょっと演技が出来るようになった方が良いと思いマスよ』

りあむ「なにをー! あきらちゃんがそれを言うのかい!」

あきら『ど、どーいうことデスか』

りあむ「…んーん、いや、何でもない!」

あきら『何か引っかかるな…』



あかり『さーさ、おしゃべりはこのくらいにして、明日みんな朝早いだからお開きにしましょ?』

あきら『そうだね。じゃ、また明日』

りあむ「はーい! おやすみ二人とも!」

あきら『おやすみなさい』

あかり『おやすみんご~』

プツッ

プツッ



りあむ「ふぅ。さてと」

りあむ「もう21時か……スーパー閉まる前に行くかな……」ガチャッ

---りあむ宅近所のスーパー



りあむ「えーっと、ひき肉みっけ。あと皮と紫蘇と…」



まゆ「あら? こんばんは、りあむちゃん」



りあむ「うひぃぇっ!? ま、まゆちゃん! どうしてここに!?」

まゆ「明日のプロデューサーさんへのお弁当の具材を買い忘れちゃって。足りない具材を買い足してるところなんです」

りあむ「そ、そうなんだ。献身的…Pサマも幸せ者だ! よ!」

りあむ「てか、あーそっか、このスーパー寮からもそこそこ近いのか…」

りあむ(じゃあ今度から別のスーパー行くか…。休日のクソだらしない姿をアイドルに見られたらオワオワリだ! よ!)ゴニョゴニョ

まゆ「…どうしましたか?」

りあむ「ああいぇっ!? 別になんでもないですハイ…エヒヒ」



まゆ「それにしても、りあむちゃん、今から晩ごはんですか?」

りあむ「え? ああ違うよ。明日の晩御飯の仕込みを今からするから、その具材を買いにね」

まゆ「明日の? こんな夜中にですか…?」

りあむ「まあうん、明日は仕込んでる暇ないからね…」

まゆ「それに、ひき肉随分たくさん買うんですねぇ。明日、オフでしたっけ?」

りあむ「ああいや、明日はユニクスの3人でレッスンなんだけど…多分、必要になるから…」

まゆ「そ、そうなんですか……」

まゆ(…………?)

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---翌日、レッスン場



ユニクス「「「……なーんてー!」」」

ユニクス「「「まあそれもまた一興かもよ!!!」」」ジャーン

パンパン

ベテラントレーナー「…そこまで!」



あきら「」ゼェゼェ

あかり「」ゼェゼェ

りあむ「」グッタリ

ベテトレ「…だいぶ良くなってきてはいるが、まだもう少しクオリティが上げられるはずだ」

ベテトレ「砂塚、動きが小綺麗にまとまりすぎだ。辻野は振り付けをしっかり覚えろ、出遅れてるぞ。そして夢見、体力が無さすぎだ。根性出せ!」

あきら「はい!」

あかり「はぁ~い…」

りあむ「ヘ…ヘルプミー……」

ベテトレ「はぁ…。10分休憩!」

りあむ「うへぇ~~~…分かっていたけどやっぱキツ! もっと優しくしてほしい! よ!」

あきら「まあまあ。だいぶ良くなってきた、って言ってもらえたんデスから、もうちょっと頑張りましょうよ」

りあむ「あきらちゃんやる気ありすぎ……体力オバケかよ。若ぇ~!」

あかり「ほら、りあむさん、後で山形県産のあま~いりんごを切ってあげますから、頑張りましょ!」

りあむ「あかりんごのりんご! うわーい! 頑張る! よ!」

あかり「うわっ、急に元気になったんご」

あきら「#現金すぎ。やっぱりりあむサンが一番分かりやすいデスよ」

りあむ「へへ、嬉しい時は嬉しい! ってちゃーんと言うのが愛されるコツだ! よ!」

あかり「え、言うほど愛されてます?」

あきら「#火の球ストレート」

りあむ「攻撃力高すぎて泣いちゃった」

あかり「てへ♪ さて、休憩したしもう一回通しでやろ!」

りあむ「えー、もう!? あと10分ぐらい休憩しようよ~!」

あきら「トレーナーさんにバレたら怒られますよ」

りあむ「大丈夫だって! あの人平日は株に夢中でだいたい20分くらい帰ってこないから!」

ベテトレ「はは、心配するなりあむ。この前散々に負けたからもう予算はない」

りあむ「」

ベテトレ「さ、まだ10分経ってないが…もう元気そうだから通しでやるぞ。りあむ、お前の動きは後ろからしっかり見ててやるからな」

りあむ「」

あきら「#自業自得」

---しばらく後、夕暮れ



ベテトレ「…はい、そこまで!」

りあむ「アア……オワッタ……」

あかり「うへぇ~…疲れたんご…」

ベテトレ「3人とも、だいぶ良くなってきたぞ。頑張ったな」

あきら「ありがとうございます」



ベテトレ「私はそろそろ上がるが、お前らはどうする?」

りあむ「そろそろ暗くなってきたし、上がる? 二人共」

あきら「あー……その」

あかり「……」

あきら「もうちょっとで感覚掴めそうで…何だろ、キリのいいトコまでやりたいんだけど、付き合ってもらえないデスか」

あかり「……」

りあむ「ぼくはいいけど…あかりんごはどう?」

あかり「私もいいけど、あきらちゃん、電車大丈夫んご?」

あきら「!」

あかり「今日、新潟帰るんだよね?」

あきら「えーっと、調べますね…………」スマホポチポチ

あきら「大丈夫デス、自分が予約してる新幹線の出発まで、まだ余裕あるんで」

あかり「…それならできるね!」

りあむ「よーし! じゃあもうちょい頑張っか!」

ベテトレ「あまり遅くなるなよ。鍵はいつものところに返して、出るときはプロデューサーに連絡するように」

あきあかりあむ「「「はい!」」」

ベテトレ「じゃ、お疲れ様」



ガチャッ バタン



あきら「ありがとうございます、二人とも」

りあむ「良いってことよ! さ、通しでもっかいやろ!」

あかり「うん!」

あきら「はい!」

---そこからまたしばらく後



りあむ「」ドサッ

あかり「つ、疲れたんご……」

あきら「ふう、結構やったね……」

りあむ「結構どころじゃない…よ……一日中踊ってたよ……」

あかり「今日は…頑張ったって…言っていいと思うんご……」

あきら「そろそろ切り上げましょうか」

あかりあむ「「さんせーい……」」



ガチャッ

デレP(以下P)「おーう、お疲れ様」

あきら「Pサン、お疲れ様です」

りあむ「Pサマー! ぼく今日めちゃめちゃ頑張ったよ! 褒めて!!」

P「はいはい偉い偉い。偉いからちょっと黙っててなー」

りあむ「え、塩対応すぎない? やむ」

P「ってか、あきらまだ居たのか、電車大丈夫なのか?」

あきら「え、まだ余裕ありますよね」

P「何言ってんだ。いつも予約取ってる新幹線、もう間もなく出るだろ」

あきら「え、嘘…うわ、ホントだ、やばっ!」

あかり「時間、間違えてたんご!?」

りあむ「駅まで急ごう!」

---レッスン場から駅までの道



あきら「すいません、自分が時間を間違えてて」

あかり「走れば間に合うから大丈夫!」

りあむ「へえ、ひい、ふう、つ、つかれたよぉ……うわっ」コケッ

あきら「りあむサン!?」

りあむ「うわーい! 転んだよお!」

あきら「ほ、ほら、何やってんデスか、ほら起きて!」

りあむ「そうは言っても、足がもう動かないよお…ちょっと歩いても大丈夫だよきっと、ね」

あきら「しょ、しょうがないデスね…ほら、少し歩いたらまた走りますよ」

りあむ「うう…ありがとあきらちゃん…」

あかり「……」

---新幹線が出る駅



りあむ「ふう、やっと駅ついた…」

あきら「これなら間に…合い……マス、ね」

あかり「……」タタタ



りあむ「あれ、あかりんごは?」

あきら「あれ、さっきまで居たのに……あ、自販機のとこで手を振ってる」

あかり「おーい、二人ともー!」

あきら「どうしたのあかりチャン」

あかり「これ見てほしいんご! この自販機、三種類もりんごジュースがあるのに…」

あかり「全部パッケージに『青森県産りんご使用!』って書いてあるんご……!!」

あきら「い、今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

あかり「ゆるせんご…ゆるせんご! ちょっと駅員さんに山形りんごのアピールしてくるんご!!」

りあむ「…よし! あかりんご! ぼくも行く!!」

あきら「な、何言ってるんですか二人とも! ほら、行きますよ!」

---ホーム



あきら「はぁ、はぁ、電車は……」

あかり「来てないみたいだけど…」

りあむ「も、もしかして間に合った…?」



あきら「あー…いや、もう行っちゃったみたい…デス」

あかり「あちゃー…」

りあむ「Oh...」



りあむ「ごめんよお、あきらちゃん! ぼくが転んじゃったから…」

あきら「いや、元々自分がもっと練習しようって言ったからなんで。むしろ走らせて申し訳ないデス」

あかり「……」

あかり「まあまあ、二人とも! ここで立ち往生しても仕方ないんご!」

あかり「これはもう、りあむさんちに泊めてもらうしかないんご!」

あかり「二人とも、明日オフだよね?」

あきら「いや、オフだけど…、良いんデスか、りあむサン」

りあむ「良いよ! ちょうど餃子のタネ作りすぎちゃってさ、どーしたもんかなコレって思ってたとこなんだよね」

りあむ「三人で包めばすぐだし、皆で包んで食べよ!」

あかり「あは♪ 私、りんご型の餃子作ってみたいんご!」

りあむ「さらっと言ってるけど難易度高くね!?」

あきら「二人とも……ありがとうございます」



あかり「よーし、そうと決まったらりあむさんちにゴー♪」

りあむ「おー!」

あきら「おー!」

あきら「~~♪」






あかり(りあむさん)コショコショ

りあむ(何、あかりんご)コショコショ

あかり(あきらちゃん、新幹線の予約本当に取ってたと思います?)コショコショ

りあむ(……どういう事?)



あかり(いや、あきらちゃん、元々予約なんて取ってなかったんじゃないかなーって)

りあむ(…どうだろうね)

あかり(それにりあむさん、餃子のタネ、たくさんあるって言ってましたよね)

りあむ(うん)

あかり(りあむさん、こうなること分かってて、もしかして)

りあむ(…さあ、ぼくは三歳児だから、そういうのはわかんないや)

りあむ(それに、多分だけど、お互い様でしょ)

あかり(…!)

りあむ(ぼくたち三人とも、分かりやすいからね)

あかり(…あは♪ そうですね)

あきら「ほら、りあむサン、あかりチャン! 行きますよ!」

りあむ「!」



あかり「はーい! ほら、行こ、りあむさん!」

りあむ「うん! 待ってよお!」






あきら「ちなみにりあむサン、餃子のタネって何個分ぐらいあるんデスか」

りあむ「えー? ざっと5,60個は作れるかなあ…」

あきら「1人前6個換算で10人前じゃないデスか」

あかり「こんな時間から、3人で60個も食べれるんご…?」

りあむ「別に今日全部食べなくても大丈夫でしょ! 明日もオフなんだしさ!」

あかり「あ、そうだ、明日朝から行きたいところがあるんご!」

あきら「へえ、どこ?」

あかり「えっとねー……」






おわり。

以上になります。



ここまで読んで頂きありがとうございます。
まだ皆と一緒に居たいオーラを出しまくってる分かりやすいあきらちゃんのお話
#UNICUSで一番メンバーが大好きなのがあきらちゃんだったら良いな



お目汚し失礼致しました。
後ほどHTML依頼します。

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