【FGO:SS】本当のクリスマスイベント2022  (75)

*注意事項

復刻:栄光のサンタクロース・ロード ライト版、開催・・というより今年の新規クリスマスイベント中止記念

一部キャラ崩壊・キャラ違い、不遇化あり。

気まぐれ投稿(クリスマスまでには終わる予定)。

これらが嫌な方はブラウザバックしてください。


イベント:クリスマスSOS!~4人のサンタと囚われのプレゼントたち~

参加条件はメインストーリー第1部特異点Fクリア。

イベント内容:ボックスガチャ(ただし上限あり:その分素材はとても激レア多め)

配布霊衣(配布鯖の代わり):とある世界のサンタ服(霊衣対象:エレナ・ブラヴァツキー、鈴鹿御前、フランケンシュタイン、マシュ・キリエライト)


2022年のFGOクリスマスイベントがない為、自分で作りました。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1670338393

あらすじ
―――――――――――――
12月頃になり、クリスマスシーズンの時がそろそろ近づいてきたこの季節。カルデアもまた、クリスマスに備えて準備を進めていた。

しかし今年のクリスマスは何か様子がおかしかった。いつもは現れるはずのサンタサーヴァントが一向に現れないのだ。

その異変に気づいたマスターたちが歴代のサンタたちに話を聞きに行くと、なんとそのサンタサーヴァントが怠惰に蝕まれていた!


原因はここ最近に出現した微少特異点にあり、何者かが用意していた今年のクリスマスプレゼントと共にサンタのやる気パワーも奪っていったというのだ!

この今年のクリスマス最大の危機に直面したカルデアの前にある一通の手紙が届き、そこにある設計図を元に霊衣が作られ、

その霊衣を装着したエレナ・ブラヴァツキー、鈴鹿御前、フランケンシュタイン・・そしてマシュ・キリエライトという、4人疑似サンタが誕生した!

この4人の疑似サンタとマスターと共に奪われたサンタのやる気とプレゼントを取り返すために、微少特異点へと向かって行く。


はたして臨時にサンタとなった4人の新米サンタとマスターは、今年のクリスマスを取り戻す事ができるのか?

>>1追記:作者の仕事の都合で書くのが遅くなる事があります。他、スレに対する批判と妨害は禁止しています。

スレの話を楽しめない方は即座のブラウザバックをおすすめします。

――――――――――――――――――――
プロローグ:サンタがカルデアにやってこない・・・
―――――――――――――――――――――――
次元境界穿孔艦ストーム・ボーダー:マイルーム


パッパラパァーー!!(マイルームのクリスマス仕様の飾り付けが完了する)

【よし出来た!】


タッタッタッ・・・ウィーン、ガチャン。(マイルームのドアが開く)

マシュ「先輩、飾り付けの方は順調ですね。私の部屋の方も飾り付けが終わったところです。」

【そうだね。】
【今年もいよいよ来るね・・・】←

マシュ「はい。ハロウィンも終わり、モルガンさんが開催された妖精騎士杯も終わり、日にちは12月中頃になってきましたし、そろそろクリスマスの季節が始まる時期になりましたね。」

マシュ「クリスマスと言えば、飾り付け・・美味しい料理・・子供たちに渡すクリスマスプレゼント・・・。そして何より欠かせないと言うのが・・・」

【プレゼントを渡すサンタクロースだね!】←

マシュ「はい、サンタパワーという謎のリソースで霊基が変わるサーヴァントの存在・・その変化した霊基を持ってプレゼントを配るサーヴァント。」

マシュ「初代アルトリア・オルタから始まり・・・サンタリリィ、アルテラさん、ケツァル・コアトルさん、ナイチンゲールさん、カルナさん、マルタさんと・・」

マシュ「サンタパワーは何代何代とクリスマスの年になる度に次のサンタ候補へと受け継がれており、いまやカルデアのクリスマスの風物詩にもなっております。」

マシュ「ですので、今年巡のクリスマスはどんなサーヴァントがサンタの霊基を持って、カルデアに現れるのでしょうか?」

【楽しみだね!】
【いったいどんなサンタが現れるのだろうね?】←


ウィーン、ガチャン。(自動ドアから誰か2人がやって来る)


エレナ「あら?こっちはもうクリスマスの準備を済ませたのね。マハトマ仕事が早いわね、マスター!」

鈴鹿御前「うんうん!マスターの部屋も良い感じでクリスマスの準備が出来てるし、あとは去年巡のサンタの役割を引き継いだサーヴァントが現れるだけだね!」

【エレナちゃん、鈴鹿御前ちゃん!】
【役割を引き継いだサーヴァントが現れるだけって・・?】←

マシュ「???。エレナさん、サンタ霊基を引き継いだサーヴァントが現れるのを待つだけって・・それはどういう事なのですか?」

エレナ「ええ・・・実はね、いつもはこのクリスマスの時期が近づくと、いつの間にかカルデア内に新しいサンタのリソースが入ったサーヴァントが現れる事は知っているよね?」

エレナ「歴代のサンタたちの特徴や個性によっては、マハトマとても目立つモノだから、ひと目でも見れば、もうクリスマスの時期が近いんだなぁ~っと実感が湧くのだけど・・・」

エレナ「今年はどうもいつまで立っても、その新しいサンタのリソースや霊基らしき人物が一向に現れないと言うか・・感じないと言うか・・・・」困り顔

鈴鹿御前「そうそう!廊下や他のマイルームを探し歩いても、他のサーヴァント達に聞いて見ても、そのサンタの役割を引き継いだサーヴァントを見かけていないと揃って言うモノだし・・」

鈴鹿御前「子供たちがよくクリスマスの時期に歌う『あわてんぼうのサンタクロース』はよく聞くけど、いつまで立っても姿を現さない『おくれんぼうのサンタクロース』は聞いたことがないと言うかねぇ~・・」

鈴鹿御前「とにかく私も、なかなか姿を現さない今年のサンタクロースのサーヴァントの事でとても待ちぼうけを食らっているって事!」


【ああそうなんだ・・・】
【(おくれんぼうのサンタクロースって・・・・)】←

ではssはスピードが命だと言いたいの?

マシュ「確かにこれについては私も気になります。今までのサンタについても、先輩は今年のサンタとなるサーヴァントの存在や継承を間近で見て来ていますからね。」

マシュ「本来ならば、サンタの霊基を継承するサーヴァントが決まった際は、トナカイ役を務める先輩にすぐに報告しに来ている頃なのですが・・・」

【ちょっ・・・わたしトナカイ役なの?】
【確かにそうだね・・。】←

エレナ「確かにそうね。サンタさんがいつまで立っても来ないとプレゼント配りも出来ないし、子供たちをこのまま待たせるのは良くないわね。」

鈴鹿御前「そうそう!このまま待ちぼうけしても、私のしゃくに触れる事だし!マスターも一緒にサンタ探しに付き合ってくれないかな?」

鈴鹿御前「せっかくマスターと会ったことだし、皆で探した方が早く見つかるかもしれないからね?」

【そうだね。】←
【(でもいったいどこにいるのやら・・・)】

マシュ「それでしたら、去年巡のクリスマスを担当したサンタマルタさんに聞いてみた方が宜しいかと思われますね。」

マシュ「もしかしたら次のサンタを決めるのに候補とするサーヴァントが見つかっていないか、決めるのに迷っている可能性もあるかもしれません。」

マシュ「それに他の歴代のサンタたちにも声をかけて、今年のサンタクロースのサーヴァントの事で相談した方が良いかと・・・」


ドンドンドンドンドンッ!ウィーン、ガチャン。(自動ドアからまた2人やって来る)


フランケンシュタイン「ウゥ~、ウゥゥ~~~!!」慌てている

マシュ「!。フランちゃん、それにハベトロットさん!いったいどうかされたのですか?」

ハベトロット「あ~マシュ!それにマスター!悪いけどすぐにダ・ヴィンチの元へみんな集合してくれないか。」

ハベトロット「場合によっては、今年のクリスマスが中止になってしまう可能性があるかもしれない事態なんだよ!」


周りのみんな「!!?」

【な、なんですって!?】

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ストーム・ボーダー:医務室


タタタタタァァーー!ウィーン、ガチャンッ!(医務室に入る藤丸たち)

【ダ・ヴィンチちゃん!】
【クリスマスが中止になるっていったい・・】←

ダ・ヴィンチちゃん「あぁマスターか。それについてはまず彼らの様子を見て欲しいんだ・・。」

【見て欲しいって・・・・!?】←


ドヨォォ~~ン・・・・(力なくベットに横たわっている歴代のサンタサーヴァントたち)

サンタオルタ「ウゥゥ・・・・・」ドヨ~ン・・・(横たわっている)

ジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィ「う~ん・・・・」ドヨ~ン・・・(横たわっている)

アルテラ・ザ・サン(タ)、サンタカルナ「・・・・・・・・・」ドヨ~ン・・・(横たわっている)

サンタマルタ「うぅ~ん・・・・」ドヨ~ン・・・(横たわっている)


【どうしたのみんな!?】
【いったい誰がこんな事を・・・】←

サンタオルタ「ツゥ・・あぁマスターか・・・。悪いが今は私に話しかけないでくれ・・・・・話す事さえもめんどくさいんだ・・」

サンタマルタ「あぁマスターさんですか・・・ごめんなさい・・・今は私・・・このベットから出ることがとっても辛くて・・とてもお料理を作る気がしないというか・・」

ナイチンゲール・サンタ「ええ・・・・。この身体から湧き出るこの倦怠感・・・まるで某ウイルスに感染したかのようで身体が辛いと言いますが・・・」

ナイチンゲール・サンタ「というよりも・・考える事さえも辛く・・今の私に話しかけないで欲しいと言いますか・・・・」

サンタカルナ「ああ・・・本当なら、どうにかしても君たちにクリスマスプレゼントをあげたいところなのだが・・どうもそれをやる気が無くて出来ないのだ・・」

アルテラ・ザ・サン(タ)「うむ・・・このサンタ長老でもある私でさえも・・このように寝たきりになって、何もかもが憂鬱に感じるようになってしまってのぉ・・・」

【やる気がないって・・・。】


アスクレピオス「今朝、私が廊下を歩いていた頃・・・サンタオルタが廊下で倒れている所から発見し、それから他のサンタが倒れているという事態を聞き、彼らを病室に運んであげたのです。」

アスクレピオス「調べたところ・・彼らに主な外傷は見られず、身体の隅々まで調べあげても何も異常がなく・・ただ彼らはやること全てが鬱々しく感じていると言っており、」

アスクレピオス「1人のサンタを除き、このようにただ動くことさえも、怠惰の如く言い張って動くこともできず、このベットから一歩も動こうとしないのです。」

【それって・・一歩たりとも動きたくないって事・・?】
【1人のサンタを除いてって?】←

アスクレピオス「ああその事か。それについては彼女を見た方が良いぞ。」ある方に指をさす


ケツァル・コアトル・サンバ・サンタ「――――――――――」ビラビラァァ~~・・・(干からびている)


マシュたち「!?」ビクッ!

【干からびているし!】


マシュ「ダ・ヴィンチちゃん。いったい皆さま方はどうしてこんな寝たきりの怠惰に包まれたお姿になったのでしょうか?それに今年のクリスマスを中止するとどういう関係で?」

ダ・ヴィンチちゃん「ああ。アスクレピオスの言っている通り、そこにいるサンタたちは、原因不明の怠惰に精神を蝕まれているみたいで・・」

ダ・ヴィンチちゃん「今の彼女たちはやること全てが鬱々しく感じ、全員揃って・・“クリスマスなんかやってられるか!”ってな感じでそこのベットに引きこもっている状態なんだよ・・。」

ダ・ヴィンチちゃん「それもあってか、一年前巡のクリスマスを担当していたサンタマルタは、今年のサンタクロースを決める事さえもボイコットしちゃってて・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「こちらの方も来たる南米異聞帯の攻略に向けて忙しい思いもあって、今年はクリスマスをやらなくても良いんじゃないかって思っていたりしてねぇ・・。」


鈴鹿御前「ハァッ!?それって意味わかんないし!サンタの霊基を持ったサーヴァントがサンタをやりたくないって自体、意味わかんないんですけど!」

エレナ「ええ。クリスマスの象徴たるサンタクロースがクリスマスをボイコットなんて・・・そんなのクリスマスを楽しみにしている子供たちの夢を、権力者の大人がぶち壊す事と一緒だわ!」

エレナ「“クリスマスをやりたくない”という理由で中止にするなんて、そんなこと・・・このエレナ・ブラヴァツキーがマハトマ許せないわよ!!」

フランケンシュタイン「ウンウン!!」首を縦に振る

【確かにそうだよね。】
【いくらダ・ヴィンチちゃんでもこれはないと思うよ。】←

ダ・ヴィンチちゃん「・・・・確かにそうだね・・悪かった・・。私が言ったことは取り消すとして・・何故このような事態に対して君たちを呼んだのかを知りたいんだよね?」

ダ・ヴィンチちゃん「なぜサンタクロースの霊基を持った彼女たちが怠惰に耽ってしまったのか、なぜ彼女たちは揃ってクリスマスをやりたくないと言いだしたのか・・?」

ダ・ヴィンチちゃん「その原因があるとすれば、今までのクリスマスを経験している藤丸ちゃんならわかるはずだよね?」

【ええそうだね!】
【特異点が関係しているんだよね?】←

ダ・ヴィンチちゃん「その通りさ。まずこれを見てくれないか?」


カタカタカタカタ・・・グワンッ!(モニターから映像が映る)

ダ・ヴィンチちゃん「発生した微少特異点の位置はここ。日本の首都である東京にある目黒区の区内全体が微少特異点の舞台だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「時期としては12月の中旬で気温や環境は平均的な冬の東京に近い。防寒装備を調えて、すぐに向かって欲しいのは山々なのだが―――」

ダ・ヴィンチちゃん「さっきも言ったように、サンタの彼女たちを怠惰に更けさせた原因とも言える魔力の痕跡がそこから出ていることが判明しているんだ。」

マシュ「!。ではその微少特異点の発生させた者がサンタオルタさんたちを怠惰者にしたと?」

ダ・ヴィンチちゃん「その可能性が高い。彼女たちの蝕んだ魔力と同じものが、この微少特異点でも観測されているからね。」

ダ・ヴィンチちゃん「しかもその特異点にはね・・・今年のサンタが配るはずだったクリスマスプレゼントが何者かに持ち去られた痕跡も見つかっているてねぇ。」

マシュ「!?。そんな、皆さま方が楽しみにしているクリスマスプレゼントさえも持ち去られているって・・・」

【まさかそれって・・・】
【持ち去った犯人もまた、同一人物である可能性があるって事?】←

ダ・ヴィンチちゃん「ああ。サンタの彼女たちが怠惰者になった時期と一致している事から、それについては確信が持てたと言っても良いわね。」

ダ・ヴィンチちゃん「ただその事への問題として、時同じくしてストーム・ボーダーにいたサーヴァントたちの多くが向かってしまっているんだ。」

ダ・ヴィンチちゃん「どこで情報が漏れたのかは知らないけど、目的は我先に持ってかれたプレゼントの回収する事だと思っている。」

ダ・ヴィンチちゃん「カルデアでのクリスマス中止の可能性もあってか、みんな血の眼で微少特異点に向かって行った事はその者たちが通りかかったときに目に見ている。」

ダ・ヴィンチちゃん「加えて多くのはぐれサーヴァントの存在もその微少特異点で確認されていて、放っておくと多くの被害が出る可能性が高い。」

ダ・ヴィンチちゃん「とにかく、カルデアに残っているサーヴァントだけでも連れて、微少特異点に向かって欲しいのだけど・・・」


タッタッタッタッ、ウィーン、ガチャンッ!(医務室に誰かが1人やって来る)


ネモ「そこにいたのか藤丸(マスター)。今回の微少特異点の案件で忙しいところだが、君宛の速達の手紙が届いている。」

ネモ「手紙の送り主は―――レディ・アヴァロンというマーリンの妹と名乗っている者からだ。」

マシュ、ダ・ヴィンチちゃん「!?」

フォウ「フォ、フォウッ!?」驚いている

【!?】
【レディ・アヴァロンって・・・・】←


ガシッ、ビリビリビリィ~!(封筒を破き、中身を取り出す藤丸立香)

鈴鹿御前「レディ・アヴァロン・・・・たしか今年巡の夏頃に突然と現れたプリテンダーのクラスの英霊だよね?」

マシュ「はい。北極での微少特異点の攻略の際に先輩たちに協力してくれたサーヴァントです。その方から速達で手紙が来ているとは・・」

エレナ「マスター、その手紙にはなんて書かれているのかしら?」

【ちょっと待って。】
【今から読むから】←


ビラッ、フムフムフム・・・(手紙を読んでいく藤丸立香)

――――――――――――――――――――――――――――――――
レディ・アヴァロン(マーリン〔プロトタイプ〕)からの手紙の内容


レディ・アヴァロン(手紙)『拝啓、藤丸立香ちゃんへ。そちらでは今でも元気にしているかな?みんな大好きマーリンの妹のレディ・アヴァロンだよ!』

レディ・アヴァロン『今の時期的にクリスマスシーズン真っ只中なのは知っているけど・・・いまカルデアで今年のクリスマスの開催が大ピンチだと、こちらでも察知していてね。』

レディ・アヴァロン『私もそっちに行きたいのは山々だけど、今、こちら側のカル・・・・あっ、いやいや、最果ての塔での用事で忙しくて、今はそっちへ行けないんだ。』

レディ・アヴァロン『そこで私の代わりとして、君たちに私からのクリスマスアイテムをこの手紙に同封して送らせてもらった。』

レディ・アヴァロン『このクリスマスアイテムを使えば、今年のサンタクロースの代わりと成り得る存在へとなれるから、遠慮なくそのアイテムを着こなして見たまえ。』

レディ・アヴァロン『追伸、このクリスマスアイテムの使用には特定のサーヴァントの存在が必要としている。詳しいことは同封してある設計図に書かれているから、それを目に見ておくように。』

―――――――――――――――――――――――――――――――――
マシュ「レディ・アヴァロンさんからクリスマスアイテムが送られているのですか?そのアイテムとはいったい・・?」

ハベトロット「マスター。手紙にはそのクリスマスアイテムを着こなして見てって書いてあるんだろ?僕にもそれらとその設計図を見せてくれないか?」

ハベトロット「おそらくそのクリスマスアイテムは『霊衣』の可能性がある。霊衣でならば、僕とミス・クレーンで作れるかもしれない。それを僕にも見せてくれないかな?」

【わかった。】←
【(――もしかしてこれかな・・?】


コンコンコンッ・・・シュルッ・・(封筒からさらに4枚の服装の設計図が出てくる)

カシッ、ビラァァ~・・(その服装の設計図を見ていくハベトロット)


エレナ「プリテンダーねぇ・・。・・・なんかどうもマハトマ怪しい感じがするんだよね?」

ダ・ヴィンチちゃん「プリテンダー・・・最近その存在が明るみとなった詐称者の意味を持つ英霊のクラスであり・・」

ダ・ヴィンチちゃん「カルデアに至って、それらに該当するのサーヴァントは今の所、オベロンやへファイスティオンなどがそうなんだよね。」

マシュ「はい。ですがレディ・アヴァロンさんは最後まで先輩方の味方としていてくれましたので、彼女は信用できる方だと私は思っています。」

【そうだよ!】
【レディ・アヴァロンは味方だよ】←

エレナ「そう・・マスターがそう言うのなら良いのだけど・・・。私が気になるのは、そのレディ・アヴァロンが送ってきたというクリスマスアイテムについてだよね・・?」

鈴鹿御前「うんうん!それでハベニャン、そのクリスマスアイテムを使用できる特定のサーヴァントっていったい誰なのかわかったの?」

ハベトロット「ああ待って・・今からその人物を読み上げるからちょっと待っててね・・。」


ハベトロット「えぇ~っと対象する英霊は・・・・・エレナ・ブラヴァツキー、鈴鹿御前、フランケンシュタイン・・あっ、それにマシュもこのクリスマスアイテムの対象となっているぞ!」

マシュ「!?。エレナ・ブラヴァツキーさんに鈴鹿御前さん、フランちゃんに・・・・私ですか?」

ハベトロット「ああ!この設計図に書かれている事が間違いないのなら、この設計図に書かれている霊衣は君たちの為に送られた品物だと思うね。」

ダ・ヴィンチちゃん「ああ。どういう偶然だか知らないけど、ここにいるサーヴァント3人とマシュが対象であるならば、ちょうどイイね。」

ダ・ヴィンチちゃん「さっそくその霊衣の製作に取りかかってくれないか?こちらは微少特異点へのレイシフトの準備に取りかからせて貰うね。」

ハベトロット「ああ!霊衣の製作にはミス・クレーンにも協力して貰うつもりだからね。マシュ、エレナ・ブラヴァツキー、鈴鹿御前、フランちゃん。」

ハベトロット「悪いけど、霊衣を作る際に君たちの身体の寸法を測らなきゃならないからね。僕たちについてきて!」

マシュ、鈴鹿御前、エレナ、フランちゃん「―――――――」コクッ・・(頷く)


タッタッタッタッ、ウィーン、ガチャンッ!(医務室から出るマシュたち5人)

ストーム・ボーダー:デッキ


【遅いなぁ~マシュたち・・・】

ゴルドルフ「まぁそう焦る気持ちもわからない訳がない。なにせ、今年のカルデアでのクリスマス史上最大の危機に見舞われているからな。」

ゴルドルフ「何者かが歴代のサンタ役のサーヴァントをナマケモノに変えて、我々が貰うはずのクリスマスプレゼントを盗んだ挙げ句に、このような微少特異点を作ったからなぁ。」

ゴルドルフ「いったいどこのクリスマス嫌いの奴がこのような事件を起こし、いったい何のために微少特異点を作ったのか・・・」


タッタッタッタッ・・・(デッキに4人の誰かが入ってくる)

マシュ「先輩、大変長らくお待たせしました。マシュ・キリエライト、今年のサンタクロースの代理として着替えてきました。」

―――――――――――――――――――――――――――

キラーン☆(マシュのサンタ霊衣のお披露目)
https://www.pixiv.net/artworks/86540108

【!】
【とても似合っているよ、マシュ!】←

マシュ「本当ですか!ありがとうございます!」ニッコリ!


キラーン☆(エレナのサンタ霊衣のお披露目)

エレナ・ブラヴァツキー〔クリスマス〕「メリークリスマス!シャスリーワヴァ・ラジェストワ!来たわよ、来たわ!」

エレナ〔クリスマス〕「マハトマチェンジで、スネグーラチカの衣装に変身よ!」

【おお~これはこれは!】
【ってか、サンタじゃないの?】←

エレナ「ま、まぁそうだけど・・ハベトロットが言うにはこれもまた、サンタ衣装の霊衣だって言うからねぇ~・・」


キラーン☆(フランケンシュタインのサンタ霊衣のお披露目)
https://www.pixiv.net/artworks/94414695

フランケンシュタイン〔クリスマス〕「さーんーたーだーぞー!マスター、ふらんのこのすがた、にあう?」

【フランちゃん!】
【ってフランちゃん、普通に喋れるようになれたの!?】←

サンタフラン「そうだよ。このれいいにきがえたら、なんかばーさーかーのちからがうすまっちゃって、きがついたらこのようにしゃべれるようになった。」

サンタフラン「でもふらんはきにいていないから。だーいーじょーぶー!」

【そ、そうなんだ。】
【まぁそれなら良いんだけど・・。】←

キラーン♡(鈴鹿御前のサンタ霊衣のお披露目)

鈴鹿御前〔サンタ〕「マスター!メリクリ―!どうどう?私のサンタコスチューム、似合っているよね?」

【うわぁ、鈴鹿!?】
【どうしたのその日焼けの姿は!?】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「あ、あぁこれ?ハベトロットが作ってくれたサンタ霊衣に着替えたら、いつの間にか私の肌が日焼けしたようになっちゃって・・」

鈴鹿御前〔サンタ〕「なんかこの姿、黒ギャルでエロかわでなんか良い感じで、今の私にマッチしてるって感じで良いんだよね~!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「そういう訳でマスター。わたしと一緒に恋を届けに行こっ♡」

【うん、そうだね。】
【(なんかいつもの鈴鹿御前だし、まぁいっか。)】←


ピカァァーン!(4人のサンタ霊衣組が出揃う)

ハベトロット「うんうん!みんなのそのサンタ衣装の霊衣、とっても似合っているし、見事にサンタクロースの役割を果たしているって感じだね?」

ダ・ヴィンチちゃん「ああ。君たち4人がいま着ているその霊衣から、少しだがサンタサーヴァントの霊基をこちらも感じている。とても珍しい事象としっても良いよね。」

ミス・クレーン「はい・・この霊衣を製作した当初は、霊衣から何も力を感じはしなかったのですが・・彼女たちがその霊衣を着た途端にサンタパワーらしき力が発揮されるとは・・」

ミス・クレーン「おそらくこの霊衣は、対象となるサーヴァントが着る事で初めて力を発揮するタイプの霊衣なのでしょう。以前、アイドル微少特異点で私が製作したというアイドル霊衣のように・・」

ダ・ヴィンチちゃん「ああ。この霊衣の着用による4人の霊基の変質から、君たち4人は『疑似サンタクロース・サーヴァント』として君臨したと言ってもいいわね?」

【疑似サンタサーヴァントかぁ・・・。】
【(疑似サーヴァントのようなモノなのかな?)】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「でもそれでも私たちがサンタの霊基を纏っているってなると、つまり私たちが今年のクリスマスを担当するサンタって事になるのかな?」

エレナ〔クリスマス〕「ええ、きっとそうかもしれないね。これにはあとでこの霊衣を送ってくれたレディ・アヴァロンには感謝しないといけないわね?」

ダ・ヴィンチちゃん「まぁそうだね。ともあれ疑似サンタとはいえ、新たなサンタが現れた以上、役者は全て揃ったって事になるよね。」


ダ・ヴィンチちゃん「さっそく君たちを問題となっている微少特異点へのレイシフトに取りかかるよ。他に質問はあるかな?」

ハベトロット「あるよ。なんたってマシュたちに着せたそのサンタ霊衣は僕とミス・クレーンの手で作ったクリスマス限定仕様の霊衣だからね。」

ハベトロット「霊衣の性能調査と現地でのサポートとして、僕とクレーンの2人が君たち5人と同行させて貰うよ。」

ハベトロット「クレーンだって、いつまでもアトリエに籠もってないで、たまには外でマスターたちのサポートに全力を出してみるのも悪くはない話だよね?」

ミス・クレーン「えっ、えぇそうですね・・。マスターのサーヴァントとして呼ばれた以上、たまにはこういう形でマスター殿をサポートするのもありかと思いますねぇ・・。」

マシュ「はい!ハベトロットさんだけでなくクレーンさんも一緒に同行してくれるとは、とても良いことだと思います。」

エレナ〔クリスマス〕「そうね。万が一、霊衣が破けることがあったとしても、2人がいてくれたらすぐに治して貰えるからね!」

サンタフラン「うんうん!!」頷く

【頼りにしてるよ、クレーン。】

ミス・クレーン「―――!。(あぁ~自分とハベトロットと一緒に作った霊衣を着た4人が何かと輝いて見えるんですけど~~!)」

ミス・クレーン「(特に鈴鹿御前とエレナさんのあの霊衣から感じるエモさとあのふわふわ感がとても・・あぁ~~あの霊衣を作った私が恐ろしすぎるわぁ~~!!)」興奮顔


周りにいる人たち「・・・・・・・・・」タラァ~・・(ミス・クレーンの様子にドン引きしている)

ダ・ヴィンチちゃん「とにかく君たちの存在証明は私が担当するから、どうか安心して微少特異点へと向かって欲しい。」

【必ずカルデアのクリスマスを取り返しに帰ってくるよ!】

ダ・ヴィンチちゃん「ああ!特別司令:クリスマス・オーダーの開始を宣言する!これは、私たちカルデアのクリスマスを取り戻す戦いであるからね。」


マシュたち「―――――――――――!!」頷く

フォウ「フォウフォーウ!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

キィィン、ギュゥゥゥゥーーーーーンンン!!(微少特異点へとレイシフトする)

第1節:2人のスネグーラチカは雪と踊る
―――――――――――――――――――――
微少特異点・・目黒区:緑が丘地区



ガサッガサッガサッ・・・・(雪道を歩く藤丸立香たち)


エレナ〔クリスマス〕「見渡す限り、雪道があること以外は普通の街中なのは確かなようね?」

マシュ「はい。日本の東京はあまり雪が降らないとデータにはありますが、微少特異点の影響か、このような雪景色が広がっているのは間違いないですね?」

マシュ「それに雪道の凍結もありますから、くれぐれも足下に気をつけて歩いた方が宜しいですね。」

【そうだね。】
【滑って転んだら怪我しちゃうからね?】←


エレナ〔クリスマス〕「――それで、カルデアとの通信はどうなのかしら?この微少特異点に来た時から返事がないのだけど・・」


ガガァァ~~ピィィィ~~・・・(ノイズ音が響く)

マシュ「通信不能・・・しかしレーダーやマップ機能とかの他の機能は正常に動いている事は間違いですね。」

マシュ「おそらくこの微少特異点の性質なのか、或いは何者かがカルデアとの通信を妨害していると確信が持てますね。」

【まぁいつものことだとは思うが・・・】
【最近多いよね。カルデアとの通信が簡単にできないことは・・・】←

エレナ〔クリスマス〕「まぁ仕方がないことなのは確かだね。なんたって黒幕はカルデアにいる歴代のサンタたちをすべて怠け者にしちゃうぐらいだし・・・」

エレナ〔クリスマス〕「それに黒幕がこの微少特異点のどこにいるのかもわからない以上、地道に探す以外に道はなさそうなのか確かね。」


ピピピィ~!(レーダーに反応が起こる)


マシュ「マスター、そこを奥へ行ったところにサーヴァントの反応があります。戦闘はしていないようなので、まずは話を聞いたみてはいかがでしょうか。」

【了解!】

ミス・クレーン「――待ってください。その前に私から言いたいことがありまして・・・・」


ワイバーンの群れ「ギャァース!ギャァース!」バサバサバサッ!(空から飛んでくる)

人型の怪物たち「アベ~~アベ~~スガ~~スガ~~!!」奇声をあげてやって来る


ミス・クレーン「話の途中ですがワイバーンです!」キリッ!

【もう話は終わっているし・・・】
【それが言いたかっただけでしょうが!】←

ミス・クレーン「ヌヌヌ・・・1回ぐらいはこのようなセリフを言いたかったのですが、まさかの空振りでしたとは・・・」

ハベトロット「いやいやそこじゃないだそ!クレーンの言った通り、ワイバーンがこっちに来るぞ!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「上等じゃない!ちょうど私、今着ているこのサンタ霊衣にどんな力があるのか、試してみたかったんだよねぇ~?」

エレナ〔クリスマス〕「ええ。敵が襲いかかってくる以上、このサンタ霊衣の力がどんなモノか、準備運動な感じで戦いましょう!」

サンタフラン「うんうん!よいこにはぷれぜんとだし、わるいこにはいなずまだからね!」

マシュ「はい!マスター、指示をお願いします!」


【わかった!みんな、戦闘配備について!】

マシュたち「――――――!」ガシッ!(戦闘態勢に入る)

バシバシッ、ジャキンジャキンッ、キラァァ~ン!(敵に攻撃していくマシュたち)


サンタフラン「えいっ、やぁぁ~!」キラキラァァ~ン!

鈴鹿御前〔サンタ〕「やぁぁ~~!!」ジャキジャキンッ!

エレナ〔クリスマス〕「ハァァァッ!!」バシバシバシンッ!

マシュ「ハァァァッ!」バシバシッ、ジャキンッ!

ワイバーンたち「~~~~~~~!!」シュゥゥ~~・・(消滅する)


マシュ「戦闘終了・・・敵勢力の消滅を確認。辺りに増援らしい存在もありませんね。」

【うん。どうにか倒せたね、みんな。】

ハベトロット「うんうん!戦いでのみんなの動きも良かったし、霊衣も問題なさそうだし。とりあえずはこれくらいかなって所かな?」

ミス・クレーン「ええ。皆さんが着ているサンタ霊衣の着用時による戦闘から見て、着用前の彼女たちのクラスやステータスに、特に変わった所はありませんでした。」

ミス・クレーン「まあ、サンタの霊基が付与される霊衣とはいえ、所詮は彼女たちをサンタの姿に変えられる霊衣ですので、その点に関しては問題ないと・・・」

サンタフラン、鈴鹿御前〔サンタ〕、エレナ〔クリスマス〕「・・・・・・・・・・」何かに疑問を抱いている

【どうしたのみんな?】


エレナ〔クリスマス〕「ええ。このいま着ているこの霊衣・・確かにマハトマチェンジでスネグーラチカの扮装で良さそうなんだけど・・」

エレナ〔クリスマス〕「なんかこの霊衣・・・初めて着たにしては扱いも振る舞いも使い慣れているようなそうでもないような感じがするんだよね・・。」

鈴鹿御前〔サンタ〕「うんそれそれ!私もエレナと同じ事を思ってたのよ。この霊衣を着ている私はいつものようにクラスはセイバーで変わりはないんだけど・・・」

鈴鹿御前〔サンタ〕「なぜだか知らないけど時折、なんかセイバーとしての戦い方がなんかこの霊衣を着ている私には違っているような感じがしていて・・」

鈴鹿御前〔サンタ〕「なんかこう・・セイバーじゃなくて、ランサーと同じような戦い方が合っているような気がするんだよねぇ・・。」

サンタフラン「うん。ふらんもこのサンタのれいいをきはじめてから、ふつうにしゃべれるようになったんだけど・・・ふらんにはこれがはじめてじゃないきがするんだよね・・。」

マシュ「そうですか・・わたしはこの霊衣に対して、エレナさんたちが感じた事は何1つもありませんでしたので・・・」

ハベトロット「うんうん・・・不思議なことがあるんだな。初めてサンタの役割を君たちが着ている霊衣でサンタとして任されたはずなのに、」

ハベトロット「まるでサンタの役割を一度経験しているかのように、サンタ・サーヴァントとしての戦い方や記録が混濁しているように感じている・・」

ハベトロット「おそらくこのような事を詳しく知っているとすれば、それらの霊衣を設計し、僕たちにそれを作れと依頼したレディ・アヴァロンが知っていそうだと思うんだよね・・。」

ハベトロット「彼女に言いたい事は山ほどあると思うが、今はこの微少特異点にいる黒幕を倒し、カルデアのクリスマスを僕たちの手で取り返すことが先決だと思うね。」

【うん、そうだね。】
【(秘密を知っているのはレディ・アヴァロンだけみたいだな。)】←

ハベトロット「まあそうだね。」


ヒュゥゥゥ~~ン!(辺りが猛吹雪に見舞われていく)

【なんか吹雪が吹いてきた・・・】←

ミス・クレーン「!。これはどうしたことでしょうか・・。確かカルデアのデータでは、日本の関東地方には都心の事もあって雪が積もることはなく、」

ミス・クレーン「このように吹雪が吹きあれて、東京・目黒区の地に雪が多く積もることは滅多にないのですが・・」


ピピピッ、ピピピィィィ~~~!(レーダーに反応が起こる)

マシュ「!?。サーヴァントの反応がこちらに近づいてきます!」


ガサッガサッガサッ・・・・(吹雪の中から誰かがやって来る)

ガサッガサッ・・・・(藤丸立香の前に立つ誰か)


アナスタシア「あら・・そこにいるのはマスターじゃないですか?いったいどうなされたのですか?」

マシュ「アナスタシアさん!どうしてあなたがここに・・・・」

アナスタシア「どうしてって・・・わたしはこの先にあるプレゼントを独り占めにしようとしていたところを、今さっきヴィィが見つけたのですから・・」

アナスタシア「わたくしのプレゼント全部をあなた方に盗られぬよう、わたくしがあなた方を凍らせにわざわざ来たのです。」

マシュたち「!?」


エレナ〔クリスマス〕「ちょっと待ちなさい!いまあなた、クリスマスプレゼントを独り占めにすると言ってたわよね!いったいどうしてそんなことを言うのよ!」

アナスタシア「どうしてって・・・今年のクリスマスは無しだと聞き、不要となられたプレゼントがあちらこちらにあったので、せっかくなら貰ってしまおうと思いまして・・」

エレナ〔クリスマス〕「貰ってしまおうって・・・そんな理由でプレゼントを独り占めにして良いわけにはならないわ!」

エレナ〔クリスマス〕「それにクリスマスはまだ中止になるなんてまだ決まってないわ!私たちはクリスマスを開催させるために、誰かに盗まれたプレゼントを取り戻しに来たのだから!」

サンタフラン「そうだよ!それにくりすますぷれぜんとはみんなでわけあってくばるものだよ!ひとりじめはいーけないだーいけないだー!」

アナスタシア「・・・・・・・・・・」黙っている


アナスタシア「エレナ・ブラヴァツキーさん、少し気になっている事がありまして・・あなたのそのお姿、どうもスネグーラチカと同じようなお姿をしているようですが・・?」

エレナ〔クリスマス〕「ええ。これはサンタの霊基を身に付け、マハトマチェンジでスネグーラチカの扮装をしているのよ。それがどうかしたというの?」

アナスタシア「成る程・・それでしたら、あなたと戦う意味はあると言いたいのですね。」


ヒュゥゥゥ~~ン!(吹雪がアナスタシアを包み込み、そのまま水着姿となるアナスタシア)


水着アナスタシア「真のスネグーラチカはこのわたくしです!そしてわたくしはあなた方に私の大事なプレゼントを盗らせるワケにはいきません!」

水着アナスタシア「あなた方のような偽者サンタにクリスマスをさせるわけには行きませんので!!」


【あくまでもプレゼントを渡さないって事なのね・・・】
【でもなんで水着に着替える必要があるの?】←

ミス・クレーン「わかりません。なぜこんな寒い中で水着になって戦うのか・・・ってか、そうじゃなくて!」

ハベトロット「ああ。僕たちを凍らせてでもプレゼントを渡さないって事から、明らかに今のアナスタシアはなんか様子がおかしいのだわ!」

エレナ〔クリスマス〕「ええ、あなたがなぜスネグーラチカを名乗ろうとしているのは分からないけど、今はあなたと戦うしかないって事なのは確かね。」

エレナ〔クリスマス〕「あなたのようなプレゼントを独り占めしようとするスネグーラチカでは、子供たちがただ悲しむ顔をしかねない・・そんなのこの私が許さないわ!」

エレナ〔クリスマス〕「マスターは指示をお願い!今の彼女を止められるのは、このスネグーラチカの姿をしている私しかいないわ。」

【えぇそうだね!】
【本物のスネグーラチカの意地を見せてあげよう!】←

エレナ〔クリスマス〕「べ、別に私はスネグーラチカの本人と霊基が重なっているワケじゃないから!ただ彼女の恰好をしているだけで・・」赤面

鈴鹿御前〔サンタ〕「そんな事は後回し!仕掛けてくるわよ!」


ヒュゥゥゥ~~ン!(猛吹雪と共に多くのイースガルムと共に襲いかかってくる水着アナスタシア)

ミス・クレーン「ティッ!」バサッ、シュバババァァー―!!(羽攻撃と杖による突き攻撃)

ハベトロット「トリャァァ~!」バババァァ~ン!(毛糸玉攻撃)

イースガルム「―――――!?」バシュバシュンッ、シュゥゥ~ン・・・


水着アナスタシア「ハァッ、投擲っ!!」ヒュンヒュンッ!(雪玉投げ)

エレナ〔クリスマス〕「ハッ、フンッ!」バシバシッ!(雪玉をチョップで叩き落とす)

ヴィィ「――――――!」バシャァァ~!(水をかける)

エレナ〔クリスマス〕「キャァァッ!?」バシャァ~ン!(水をかけられる)

水着アナスタシア「よし今よ!テェェェイ!!」ヒュンヒュンッヒュンッ!(3連雪玉投げ)

バスバスバスンッ!!(エレナ〔クリスマス〕に雪玉が直撃する)


【大丈夫!?】←
【冷たくないか!?】

エレナ〔クリスマス〕「ウゥゥゥ・・・こんな寒い中で水をぶっかけられるなんて・・・マハトマ冷たくて寒いわよ・・・」ブルブルブルゥゥ~~!(寒がっている)

エレナ〔クリスマス〕「アナスタシア!あなた、こんな寒い中で水着で着ていたら真っ先に風邪を引く事になるわよ!」

水着アナスタシア「平気です。私が生前住んでいたロシアではこのような寒さなど当たり前でしたので・・」

水着アナスタシア「――ではこれであなたを仕留めます。このスネグーラチカである私の宝具で!」キィィーン!

エレナ〔クリスマス〕「!?」ビクッ!

【来るわよ、エレナ!】


シャラシャラシャラァァ~~・・・(エレナ〔クリスマス〕の上にヴィィが降らすかき氷が振ってくる)

水着アナスタシア「夏は転じて冬となり、陽光は転じて雪となる。寒々しさこそ、我が宿命。花のように凍りなさい!」キィィーン!

水着アナスタシア「『雪夏、麗しきは霧氷の滴(スニエクレータ・スネグーラチカ)』!!」キィィーン!

キィィーン、ドバァァー―!!(かき氷が雪崩のように振ってくる)

エレナ〔クリスマス〕「!?。キャァァァ~~~!?」ドバァァ~~!!(かき氷に埋もれてしまう!)

キィィーーン!ピカァ~~ン!(見事にブルーハワイのかき氷が完成する)


マシュ「!?。そんな・・・エレナさんが水着のアナスタシアさんに負けるなんて・・・」

水着アナスタシア「ウフフフ・・・スネグーラチカを名乗っていた割には呆気なかったわね?これでサンタを名乗る偽者は1人消えました。」

水着アナスタシア「残り3人とマスターを凍らせて抑えてしまえば、もう私を邪魔するモノはいないからね!アハハハハ~~!!」くるくるくる~!(かき氷を持ってはしゃいでいる)

【・・・・・・・・】


ズゴゴゴゴォォ~~!!(突然と地鳴りが発生する)

水着アナスタシア「アハハハ・・・・!?。な、なにこの揺れはいったい・・!?」

マシュ「!。アナスタシアさんの真下からサーヴァントの反応が・・これってもしかして!」

【!?】


ズゴゴゴォォ~~、ドゴォォーーン!!ギュゥゥゥ~~ン!!(地面が割れ、地面からクリスマスツリーらしきモノが現れる)

ウィィ~ン、ガシャン!(クリスマスツリー型のUFOの上からエレナ〔クリスマス〕が現れる)


エレナ〔クリスマス〕「メリークリスマス!私はまだここに健在よ!」

【エレナさん!】
【無事だったんだね!】←

水着アナスタシア「そんな・・・私の宝具をどうやってかわしたというの!?」

エレナ〔クリスマス〕「ええ。なんか私にもわからないのだけど、子供たちの笑顔を守りたい事とみんなとクリスマスをしたい事を考えてたら、いつの間にかにこのようになっていたのよ。」


エレナ〔クリスマス〕「アナスタシア。確かにあなたというように、今の私はサンタ霊基を含んだ霊衣を着ているだけの擬似的なサンタでしかない・・それについては認めるわ。」

エレナ〔クリスマス〕「この恰好もまた、ただスネグーラチカの恰好をしているだけで、スネグーラチカ本人と重なってもいないし、彼女のかわりにですらなっていない・・。」

エレナ〔クリスマス〕「でも、こんな擬似的なサンタの私でも、みんなが楽しみにしているクリスマスを守りたい気持ちは本物よ!そしてみんなとクリスマスを楽しみたいという気持ちさえも!」

エレナ〔クリスマス〕「だから私はあなたには絶対に負けたりしない!あなたがクリスマスプレゼントを独り占めにする悪い子だろうと、私はサンタ。」

エレナ〔クリスマス〕「良い子にも悪い子にも、みんなにプレゼントをあげるわよ!」

ウィィ~~~ン!ビュゥゥーーン!!(エレナ〔クリスマス〕が乗るクリスマスツリー型のUFOが光の速さで飛んでいく)


【は、速い!?】
【これってもしかして!】←

マシュ「エレナさんの魔力が増大。これはまさしくエレナさんが宝具を発動するための魔力量の消費です!」

ミス・クレーン「なんですって!?あのサンタの霊衣にまさかこのような事が・・・・」


ビュンビュンビュンッ、ギュィィィーーン!!(水着アナスタシアに向けて突っ込んでくるエレナ〔クリスマス〕)

エレナ〔クリスマス〕「これが私のサンタとしての宝具・・・『聖夜に煌めく流れ星(ミチオール・スネグーラチカ)』!!」ギュゥゥ~ン!


ドゴォォーーン、キララァァ~ン☆(宝具が水着アナスタシアに直撃する)

水着アナスタシア「キャァァァ~~!?」ドゴォォ~ン!(爆風に巻き込まれる)

残りのイースガルムたち「―――――――」ドゴォォ~ン、シュゥゥ~~・・



ヒュゥゥ~ン、スタッ!(華麗に着地するエレナ〔クリスマス〕)

鈴鹿御前〔サンタ〕「すっご~い!エレナッち、あなた土壇場であのようなスゴイ宝具を出せちゃうなんてね!」

サンタフラン「すごいすごい!ツリーにのってそらをとぶサンタのエレナ、すごくかっこよかったよ!」

エレナ〔クリスマス〕「えへへ、ありがとう2人とも。私もなぜあのような宝具があったのかわからなかったけど、あの宝具があっただからこそ、あのピンチから脱出することが出来たからね。」

ハベトロット「うんうん!クリスマスと子供たちの笑顔を守りたいというその心がエレナにサンタとしての宝具の解放させたと言っても良いよね。」

ハベトロット「さすが、このような霊衣を設計したレディ・アヴァロンとそれらを製作する事が出来たボクとクレーンだね!」

ミス・クレーン「え、えぇ・・そうですね・・。(まさかあのサンタ衣装の霊衣に、宝具の質を変える効力があったとは・・・)」

【(確かに気になる所はあるけど・・・)】
【(でもこれでどうにはアナスタシアの暴走を止められたはず・・・】←

――パリィィーン!バラバラァァ~・・・・(何かアナスタシアにあったモノが砕け砕け散る)


水着アナスタシア「ハッ・・ハックシュン!!ウゥゥゥ~~ガッデムコールド・・・寒すぎるわぁ~・・」ブルブルブルブル・・・(震えている)

水着アナスタシア「・・ってかこれ・・なぜ私はこのような寒い中で水着の姿でいるのかしら?」ブルブルブルブル・・・

マシュ「アナスタシアさん!いま、あなたは確かガッデムコールドって・・・・」

水着アナスタシア「・・・!。あら、マシュ・・それにマスター様。一体なぜあなた様方がこのような場所にいるのですか?」

水着アナスタシア「それにエレナさんたちのその恰好・・・もしかしてあなた方が、今年のサンタクロースの役割を担うサーヴァントだと言うのですか?」

【!】
【覚えていないの?】←

水着アナスタシア「えぇ・・・。」頷く

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
カクカクシカジカ・・・・・(アナスタシアに事情を話す藤丸立香たち)


アナスタシア「そうですか・・・つまり先ほどの私は、あなたたちがいま追っているという犯人の手によって洗脳されてしまい、あなたたちに立ち塞がる敵として仕立て上げられたって事ですね?」

アナスタシア「しかも自分こそが本当のスネグーラチカであると錯覚し、あの寒い猛吹雪が舞う中で私は水着の姿であなたたちと戦っていたと言う事ですね。」

【そういう感じかな・・。】

アナスタシア「・・申し訳ありませんマスター。わたくし・・・今年のクリスマスが中止になると聞き、プレゼントが貰えないことへのショックで部屋に閉じこもっていたのですが・・」

アナスタシア「そんな時に・・『プレゼントが欲しいなら奪えばいい。独り占めにしてでもプレゼントを手に入れろ!』っという言葉が私の頭の中に響いてきて・・」

アナスタシア「私が気が付いた時には、このような場所でマスターたちと戦っており、クリスマスの中止を阻止しようとするあなた方の邪魔をしていた形になってしまったと言う事ですね。」

エレナ〔クリスマス〕「ええ、あなたのその様子からしてそう思えるね。でもあなたは犯人に操られただけであって、あなたに悪気がない事はとてもよくわかったわ。」

エレナ〔クリスマス〕「クリスマスを中止にはさせない。今年のクリスマスは、私たち4人の疑似サンタクロースたちが奪われたクリスマスプレゼントと一緒に取り戻してあげるのだから!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「そうそう!だからアナスタシアちゃんは、自分が独り占めにしようとしたプレゼントを持ってカルデアに戻っててくれないかな?」

鈴鹿御前〔サンタ〕「盗まれたプレゼントの一部があるというなら、出来るだけ早くカルデアに戻してあげた方が、残っているみんなが喜ぶしね?」

アナスタシア「・・わかりました。操られた身とはいえ・・クリスマスを救おうとするあなた方の邪魔をしてしまった以上、わたくしはあなた方に罪を償うことはしないといけませんね。」


ガシッ!(巨大なヴィィの影と共に盗まれたプレゼントの一部を運び出すアナスタシア)

アナスタシア「それではわたくしはここで失礼いたします。皆さま、どうか無事に今年のカルデアのクリスマスを開催できるように頑張ってくださいね。」

【任せて!】
【帰ったら一緒にクリスマスパーティーをしようね!】←

アナスタシア「ええ。マスター様もどうか無事に・・・エックシュン!!」くしゃみをする

ハベトロット「・・アララ・・あんな寒い中で水着のまま戦っていたから、身体が冷えて風邪でも引いちゃったのかな?」

マシュ「はい。あの寒さの中で水着で長時間いたモノですから・・・いくら寒さに強いアナスタシアさんでも・・・」

【まあ、サーヴァントであっても、生前は人間だからね・・。】
【カルデアに帰ったら、アスクレピオスさんに見て貰った方が良いね?】←

アナスタシア「ええ、そうさせて貰いますね・・。」


ガサッガサッガサッガサッ・・・・(プレゼントを持ってカルデアへ帰っていくアナスタシア)

ピピッ、ピピッ!(マシュが持ってるレーダーに反応が起こる)


マシュ「!。カルデアからの通信ではありませんが、ここから先の所にもサーヴァントの反応があります。」

ハベトロット「ああ。アナスタシアがカルデアに戻った所で、僕たちは残りのクリスマスプレゼントを探しに行こうじゃないか。」

マシュ「はい。おそらくそのサーヴァントに会った所で、先ほどのアナスタシアさんと同じように何者かに操られて私たちに襲いかかってくるのかもしれません。」

マシュ「ですので、襲いかかってくるサーヴァントはどうにか私たちの手で正気に戻しつつ、クリスマスプレゼントを取り戻しに行きましょう。」

【そうだね。】
【みんなで今年のクリスマスを楽しみ為にね!】←

マシュたち「―――――――!」頷く


タッタッタッタッタッタッ・・・(先へ進んでいく藤丸立香たち)

――――――――――――――――――――――――――――――――――
一方その頃・・・とある謎の場所では・・・


下っ端社員「主任。目黒区南地区でカルデアのサーヴァントがサンタのサーヴァントを連れ、クリスマスプレゼントを次々と回収していってます!」

主任「・・・やはり来ましたか、カルデア。しかも僕が徹底的にやる気を奪ったサンタサーヴァントたちの代わりの者たちを連れて来るとはね・・。」

主任「まぁいいさ。こちらにはまだ、彼らに立ち塞がる刺客となるサーヴァントが多くいるからね。」

下っ端社員「主任、カルデアが来たと言うことは・・やっぱりあのイベントを復刻で済ませようとしたのが問題かと・・・」

主任「黙ってろ。君、仕事を首になりたいと言うのか?」

下っ端社員「い、いえ!ですが、■■■さん・・いくら『アレ』の企画に専念したいからって、あまりにも彼らに対して舐めきった事をやらかすなんて・・・」


シュパンッ・・・バシュンッ!!(何かで下っ端社員を切り裂く)

下っ端社員「――――――――――」グチャァァ~・・・(真っ二つに切り裂かれる)


主任「全く君たち社員は僕の言う事だけを聞いて働いていけば良いというのに・・・」

主任「せっかく僕がマスターの為にBOXイベントやブリトマートを出してあげたというのに、ホント・・人間の欲望は尽きないモノだね~・・。」

主任「だからこそ、いま君たちに必要なモノはクリスマスなんかじゃない・・・人間は必ずしも何かのためだけに、何かを切り捨てるしかない事が当たり前だと。」

主任「わかってくれよカルデア・・・・君たちはなんでクリスマスイベントのためだけにそんな事をしているというだい・・?」


キラァァ~ン!(主任の手にクリスマス仕様の聖杯が輝いている)

第2節:恋して!愛して!ハッピー・ラブリー・クリスマス!
――――――――――――――――――――――――――――
目黒区:目黒本町 とある大広場



タッタッタッタッタッ・・・(大広間に到着する藤丸立香たち)


鈴鹿御前〔サンタ〕「ここがサーヴァントの反応があった場所?どこを探してもいないんですけど~。」

マシュ「はい。反応はここで間違いないし、反応はこの広場付近の近くにあるのはわかっているのですが・・・・」

【何処かに隠れているのかな?】
【レーダーが壊れているんじゃないかな?】←

マシュ「いえ、それはないと思います。このサーヴァント・レーダーはダ・ヴィンチちゃんが渾身を込めて作り、これを完成させたのはごく最近だと言ってました。」

マシュ「それに多くの耐性実験をした上でレーダーを作っており、カルデアとの通信が出来ない事態でもサーヴァントを探しだし、共にサポートに役立っていくシロモノだと言ってました。」

エレナ〔クリスマス〕「へぇ~そうなんだ・・まあサーヴァントが常に動き回っていて、私たちとはすれ違い様となってる可能性はあるからね。」

【まぁ、たしかにそうだね・・】


鈴鹿御前〔サンタ〕「――にしてもここの大広場・・なんか一組も恋人同士のカップルが居ても良いぐらいに良い感じだし、周りのお店もカップル向けみたいだし!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「まあ、微少特異点の性質なのかもしれないけど、この広場にカップルが誰1人もいないのは本当にもったいないよねぇ~。」

【本当だね】
【(いったいどこに行っちゃったんだろう?)】←

マシュ「はい。この微少特異点に入った時から、一般人の反応はなく、サーヴァントが複数召喚されている以外に生体反応はありませんでした。」

ミス・クレーン「ええ。どうやら何かしらの人払いの術をしたのか、或いはこの微少特異点に一般人を出すという設定を加えていないと推定できますね?」

ミス・クレーン「しかし逆に言ってしまえば、この微少特異点に人がいないからこそ、サーヴァントとの戦いに一般人を巻き込まれる可能性はないと思いますね。」

ミス・クレーン「幸いにも一般人を盾にする行為はない以上、私たちは全力で戦えると言ってもよろしいでしょうね。」

鈴鹿御前〔サンタ〕「ふ~ん・・・・」


鈴鹿御前〔サンタ〕「・・・・・・・・」浮かない顔をしている

【どうしたの?】
【なにか気になることでもあるの?】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「うん。マスター、今さら聞くのもなんだけど・・・マスターは確か平安京での戦いで、常時の霊基の私と同じ姿をした敵と戦った事があると、カルデアのデータベースで調べたんだけど・・」

マシュ「・・それって地獄界曼荼羅の時の事ですよね。たしか平安京で見た鈴鹿御前さんはリンボ・・・異星の神側にいた蘆屋道満によって召喚されており、」

マシュ「自身の事を骸の忌名:豹尾神・鈴鹿御前として、マスターとその時代に生きていた金時さんと対峙したと聞いております。」

【・・・・・・・・・】
【(豹尾神・鈴鹿御前・・・・)】←

――――――――――――――――――――――――――――
回想シーン:地獄界曼荼羅 平安京での戦い(豹尾神・鈴鹿御前のシーン)


豹尾神・鈴鹿御前
https://pbs.twimg.com/media/Epmxf6SUYAA5P9Q?format=jpg&name=large

――――――――――――――――――――――――――――

鈴鹿御前〔サンタ〕「・・・・・・・・・・」

鈴鹿御前〔サンタ〕「そうなんだ・・・その豹尾神のあたしには恋なんて存在せず、ただ殺戮をするだけの存在として、マスターと対峙していたんだね。」

ハベトロット「・・まぁ~サーヴァントというのは、元の英霊の存在を使い魔として再現させた影である事は皆もわかっている事だし、」

ハベトロット「その気にさえなれば、聖杯とか何かを使って、同じ姿をしたサーヴァントを複数体を出すのもありかもしれないからね・・。」

ハベトロット「でもだからって、その豹尾神の鈴鹿御前とカルデアにいる鈴鹿御前は中身も霊基も全く違う存在だし、カルデアの鈴鹿は何も悪い事なんてしていないさ!」

ハベトロット「むしろ今の鈴鹿御前は疑似サンタとはいえ、君は恋とプレゼントを届けるサンタクロースのサーヴァントなんだよ。」

エレナ〔クリスマス〕「そうそう!あなたのそっくりさんである豹尾神の事なんかもう気にしないで、あなたはあなたの成すべき事をすれば良いのよ!」

サンタフラン「そうだよスズカちゃん。だからげんきだーしーて-!げんきだーしーてー!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「!」

【大丈夫!あなたには私たちがいるよ】
【一緒に恋を届けに行くんでしょ?】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「・・・・・みんな・・・。」


ガキン、ガキン、ガキィィン!(武器がつば競り合う音が聞こえる)


マシュ「!。マスタ-、この付近でサーヴァントとの戦闘が始まっております。おそらくレーダーに反応があったサーヴァントなのかもしれません。」

【わかった!行こうみんな!】

鈴鹿御前〔サンタ〕「ええ!」


タタタタタァァーー!(駆け足で向かっていく)
―――――――――――――――――――――――

ガキン、ガキン、ガキンッ!!(サーヴァント同士の死闘を繰り広げている)


クリームヒルト「ハァァッ!」ガシンッ、ジャキンッ!(バルムンクで斬っていく)

ブリュンヒルデ「ハァァッ・・」ジャキンッ、ジャキンッ!(槍で斬っていく)

虞美人「ハァァァッ!!」ジャキン、ジャキンッ!(双剣で斬っていく)


ティーチ「ヌフゥゥッ!」ガキンッ!(防御していく)

ラーマ「くぅぅっ!」ガキンッ!(剣で防御する)

ブラダマンテ「ツゥゥゥッ!」ガキンッ!(盾で防御する)


【ちょっとストップストップ!!】

鈴鹿御前〔サンタ〕「ちょっと待ちなさい!あんたたち、いったい何の理由で争っているのよ!」

対峙しているサーヴァントたち「!?」ガタッ・・(戦闘を一時中断する)

ブラダマンテ「マスター!?なんでマスターがここに・・・それに隣にいるのは・・・」

ラーマ「ああ。あの赤いカラーリングの帽子にその帽子と服装・・・アレは間違いない!」

ブリュンヒルデ「サンタクロース・・・あの黒い肌のサーヴァントが、今年のサンタクロースなのね・・・?」

虞美人「ちょっとどういう事なの!?たしか今年のクリスマスは、去年を含めたサンタのサーヴァントがクリスマスをやりたくないと言ってたはずだよね?」

クリームヒルト「ええ・・あんな露出が高くて黒く日焼けしているあのふざけた恰好のサーヴァントがサンタの訳がないわよ!」

ティーチ「ヌフフフゥ~!でも拙者はあんな萌えエロ恰好のサンタなら、拙者はあの子がサンタでもイイかもでござるよ!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「ウエェッ~・・・」ティーチに嫌な顔をしている


【(今はあの二組を止めるのが先決だ。)】
【(だから今は堪えて!)】←


鈴鹿御前〔サンタ〕「(わかってるって・・・!)ええそうだよ!今は霊衣を着た姿だけど、あたしはみんなの恋やプレゼントを取り戻しにきたサンタクロースだよ!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「今はマスターと共に盗まれたプレゼントを取り戻し、みんなで今年のクリスマスをやるためにここへやって来たのだからね!」

虞美人「・・はぁ!?何を言い出すと言えば、今年のクリスマスをやるためですって・・?去年のサンタがクリスマスをやりたくないと言ってたくせに!」

虞美人「あんたらがクリスマスを今年は辞めるって言い出すから、こっちはクリスマスに予定してた事が頓挫して、こっちはイライラ全開なのよ!!」

ブリュンヒルデ「ええ・・・。シグルド様とのクリスマスを台無しにされて、おまけに渡すはずだったプレゼントもあの3人方に盗られてしまって・・・」

ラーマ「そうかな・・?私はクリスマスがなくなる事には賛成している。プレゼントを奪ったのはそれに対しての追い打ちだといってもイイ・・。」

ラーマ「私はクリスマスに我が愛する妻であるシータがいないことにとても辛い気持ちにとなる・・シータがいないクリスマスなど・・この私には耐えられないのだ・・。」

ブラダマンテ「わたしもそうよ!私だって、いつまで立ってもカルデアにロシェロが来てくれない事が辛くて・・、ロシェロがいないのにクリスマスなんかなくなれば良いと思っているのよ!」

ティーチ「そうだとも!クリスマスがないのなら、プレゼントを全部横取りしてもイイし、愛する人がいるお前たちに嫌がらせをするのも、こっちの自由と言ってもイイからよ!」

クリームヒルト「ンなっ・・・なんですって~~!」キリキリキリィィ~~!!


鈴鹿御前〔サンタ〕「――!?。だからってあなたたち6人がプレゼントを奪ったり、恋愛を邪魔するような行動を取るような事はとっても駄目なんだからね!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「クリスマスは私たちが必ずやるようにするから、もう無益な争いは止めて、あなたたちの恋心を私に全部任せて欲しいなぁ~?」

ルンルンルンルンッ♪ ♪~♪(はしゃぐようにクリスマスソングを鼻歌で歌う鈴鹿御前〔サンタ〕)


【(恋心を任せるかぁ・・・)】
【大丈夫なのかな・・?】←

ミス・クレーン「えぇ・・すこしテンションがハイになってますが、これが彼女なりのサンタの在り方と言ってもよろしいでしょうね。」

ハベトロット「まぁそうだね・・。人それぞれ、サンタもそれぞれのやり方があるこそ、先が楽しくなるって言うモノだしね。」

マシュ「ええ・・・それはそれで良いと思うのですが・・・。」心配そうな顔をする

虞美人「ふん、なによアンタ・・・アンタがその今年のサンタで、そのサンタであるアンタがあたしたちを止められると言うのかしら?」

クリームヒルト「ええそうね。私たちが聞いているサンタというには、あなたのその服装の露出と日焼け・・そしてあなたのその態度が気に入らないのよ!」

ティーチ「その通りでござる!お主のその恰好からして、渋谷にいる黒ギャルバカビッチなパリピと同等な奴と思えるですなぁ~・・・www」


ブチッ!!(鈴鹿御前〔サンタ〕がキレる音)


鈴鹿御前〔サンタ〕「マスター・・・一応言っておくけど、あの6人・・いつもとは正気じゃないのは確かなんだよね・・?」ピリピリピリ・・

【まぁ、確かにそうみたいだけど・・・・】
【(もしかして・・・さっきの言葉にキレたの・・?)】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「別にキレてないし!ただサンタになってるあたしの事を・・バカビッチと言われたことに腹を立てている事だし!」ムカムカムカ!

【それをキレているって事じゃないのかなぁ~・・・。】

鈴鹿御前〔サンタ〕「ヌゥゥゥ~・・・もう頭にきた!――あなたたち、操られているとはいえ、これ以上クリスマスの事で私たちの事を邪魔をするなら、こっちも容赦しないわよ!」

サンタフラン、エレナ〔クリスマス〕「ええ(うん)!」頷く

虞美人「ふんっ、上等よ!行くわよアンタたち!」

妻組(クリームヒルト、ブリュンヒルデ)「ええ!」頷く

ぼっち組(ティーチ、ラーマ、ブラダマンテ)「おうよっ!!」頷く


【結局、戦うしかないのね・・。】
【しかもそっちも徒党を組んでいるし!】←

マシュ「はい!ですがそれはそれでマスターは戦闘の指示をお願いします!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ガキンガキンッ!ジャキンジャキンッ!(虞美人たちと藤丸たちとの戦闘が繰り広げられている)


鈴鹿御前〔サンタ〕「ハァァッ、ヤァァァッ!!」ジャキン、ジャキンッ!(両通連での攻撃)

サンタフラン「トリャァァ~~!!」キラキラァ~ン!(星形弾攻撃)

ブラダマンテ、ラーマ「――――!!」ガキガキンッ!(その攻撃を防御していく)


クリームヒルト「アァァァ~~!!」ゴォォ~~!(呪いの閃光攻撃)

ティーチ「トリャァァ~~!!」ヒュンヒュンヒュンヒュンッ!(爆弾タルを投げていく)

ハベトロット「アワワワワワァァ~~~!?」ヒュンヒュンヒュンッ!(かわしていく)

ミス・クレーン「アヒィィ~~!?」ヒュンヒュンヒュンッ!(かわしていく)


【ダメだ、キリがない!】←

エレナ〔クリスマス〕「ええ全くね。さっきまでプレゼントを奪い合っていたのに、私たちに対しては連携して私たちを攻撃してくるなんてね!」

マシュ「はい。エレナさんの言う通り、明らかに今の虞美人さんやラーマさんには襲いかかる理由や目的が不自然すぎます。」

マシュ「やはり先ほど前のアナスタシアさんのように、あの方々も、誰かに操られているのでは・・・?」

【そうみたいだね。】
【(でもいったい、誰があの6人たちを・・・)】←

ガキンガキンッ、ズズゥゥ~!(つば競り合い、一旦後ろに下がるブラダマンテたち)


ブラダマンテ「クゥッ、しつこいマスターたちですね・・・・・でしたらここで宝具を使い、ケリを付けましょう!」

虞美人「ええ、ここは一気に宝具で仕留めるわよ!」キィィーン!(魔力を溜める)

クリームヒルト「ええ。」キィィーン!(魔力を溜める)

マシュ「!?。気をつけてください、宝具が発動します!」


ブラダマンテ「行きます!光よ、螺旋となりて!」ギィィーン、ギュゥゥ~~ン!!(螺旋状のエネルギーを放つ)

クリームヒルト「――邪悪なる竜は地を這い、我が憎悪は炎の如く!」ギュィィーン、ジュボォォーー!(黒炎が襲いかかる)

鈴鹿御前〔サンタ〕「キャァァッ!?」ビカァァ~ン、ジュボォォ~~!!(目くらましと共に黒炎に囚われる)

【鈴鹿!?】←

虞美人「フフッ、まずは私たちに喧嘩を売ってきたアンタからよ!――呪血尸解嘆歌(エターナル・ラメント)!!」ジュググゥゥ~、ブシュゥゥ~~!!(呪詛攻撃の宝具を放つ)

ビュゥゥ~ン、ドバァァ~~!!(血潮の閃光が空から襲いかかる)


【鈴鹿ぁぁ~~~!】

鈴鹿御前〔サンタ〕「ヌゥゥ・・・あたしはこんな所で倒れたりしない・・今の私はみんなの恋と、子供たちに希望を届けるサンタクロースよ!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「私はあんたたちのような他人を不幸にしようとする奴に、みんなの恋路や子供たちの希望の邪魔させたりさせないのだから!!」


キィィーン、ピカァァーン!!(鈴鹿御前〔サンタ〕の宝具が発動し、黒炎の拘束から解放される)

クリームヒルト「な、何・・・!?」ビクッ!

――――――――――――――――――――――――――――――――――

キラァーーン、クルクルクルゥゥ――!!(両通連を回転させ、そこから雪を発生させる)

鈴鹿御前〔サンタ〕「薄暮すぎ、星舞い、雪舞い、恋よ成れ。告る勇気がマジ大事!」グサッ、キララァァ~~ン!(虹色の雪が展開されていく)

キラァァ~ン、ヒュゥゥ~~キラキラキラァァ~~!!(光り輝く雪が6人のサーヴァントたちを覆っていく)


キラキラァァ~~ヒュゥゥ~ン!(血潮の閃光が雪の中へ流されていく)

虞美人「キャアッ!?」ドサッ!(元に戻りながら)

ラーマ「虞美人殿!?・・いったいこれはなんだ!?」

ティーチ「アワワワワァァァ~~!?」アタフタアタフタ・・!

ブラダマンテ、クリームヒルト、ブリュンヒルデ「~~~~!?」アタフタ・・(困惑している)


鈴鹿御前〔サンタ〕「これがあたしの聖夜の輝き・・・『三千恋染世界(さんぜんれんぜんせかい)』!!」キラァァ~ン!

キュィィーーン、ピカァァーン!!(輝く雪が集まり、1つのクリスマスツリーが出来上がる)


マシュたち「――――――――!?」その光景に絶句している

【な、なんか凄いことになっちゃった!?】
【まさかアレが、サンタとしての鈴鹿御前の宝具・・。】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「!。オォォ~~なんだかわからないけど、あたしの宝具でとっても綺麗なツリーが出来ちゃった!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「えぇ~っと写真写真と・・・あ、あった!マスター、それにみんなも記念に写真を撮ろう?」シュルッ!(スマホを取り出す)

【えっちょ・・まだ勝ったわけじゃないのに!?】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「イイからイイから・・・いっくよ〜?パシャッ ♪」


パシャリッ♪(なぜか一緒に写真を撮る鈴鹿御前〔サンタ〕と藤丸立香たち)


ハベトロット「ちょっと、まだ戦いの最中にマスターと勝手に写真を撮るのはどうかと思うんですけど~!」キリキリキリ・・

マシュ「ええ・・!。いや待ってください・・・あのツリーの中にいるサーヴァントたちの魔力が抑制されていっています!」


ブラダマンテ「え、なに・・なにこれ・・・身体が凄く重い・・・・」ズグググゥゥ~~・・・

ティーチ「ノゴォォ~~!?」ズググゥゥ~!

ラーマ「つぅ・・・身体が急に重く・・・魔力の流れも悪くなっている・・・」ズググゥゥ~!

虞美人「なんなのよ・・・これがあんたのサンタとしての宝具だというの・・・」ズググゥゥ~!


ミス・クレーン「これは・・・あのクリスマスツリーに包まれたサーヴァントたちの能力が制限されているようですね。」

ミス・クレーン「それに今さっき鈴鹿御前さんに写真を撮られた際、何かと力が湧き出るような感覚を感じています。皆さまもそう感じていますよね?」

マシュ「!。確かに、鈴鹿御前さんと写真を撮って以降、何かと元気がで出てきたようですが・・これはもしかして・・・」

ミス・クレーン「はい。まさに鈴鹿御前の如く、“応援された者は元気をもらい、敵対する者は恋路を邪魔する相手として能力を制限される”そのような感じの宝具と見受けられますね。」

鈴鹿御前〔サンタ〕「えっ、マジ!?あたしの宝具、マジキラで良い感じにサンタやってんじゃん!」

マシュ「はい。それに今、虞美人さんたちが動けなくなっている今なら・・」

【ええ、今がチャンスだ!】
【このまま宝具で決めよう!】←

ハベトロット「了解だマスター!エレナ、僕と合わせていくよ!」キィィーン!(魔力を溜める)

エレナ〔クリスマス〕「ええ!」キィィーン!(同じく魔力を溜める)


ハベトロット「魔法糸、抜糸。バレル解放!砲身、根性で固定―――」ピュンッ、ゴトンッ!ズズゥゥ~、ゴトンッ!(ハベにゃん砲を準備する)

エレナ〔クリスマス〕「ハァァァ~~!!」ビュンビュンビュンッ、ギュィィィーーン!!(虞美人たちに向けて突撃する)

ハベトロット「デットカウンター・・限定再現!いっくぞぉぉ~~!!」ギュィィィ~~ン!


エレナ〔クリスマス〕「『聖夜に煌めく流れ星(ミチオール・スネグーラチカ)』!!」ギュゥゥ~ン!

ハベトロット「『きみに紡ぐ刻の車輪(スピンスター・ハベトロット)』!!」ジュドォォーーン!!(ハベにゃん砲、発射!)

虞美人たち「!!?」


チュドォォーーン!ドゴォォォーーーン!(それぞれの宝具が虞美人たち6人に直撃する)

クリームヒルト、ブラダマンテ、ブリュンヒルデ、虞美人「キャァァァ~~!?」チュドォォーーン!!

ラーマ、ティーチ「うわぁぁぁ~~~!?」ドゴォォォーーーン!!


ドゴドゴォォーーン!!(宝具が当たった場所に大爆発が起きる)

――パリィィーン!バラバラァァ~・・・(虞美人たちにあったモノが砕け散る)


虞美人たち6人「・・・・・・・・・」シュゥゥ~~・・・(宝具を受けて黒焦げになっている)

虞美人「ちょっと・・・いったい何がどうなっているのよ・・・」シュゥゥ~~・・・(黒焦げ)

ラーマ「ああ・・・・」シュゥゥ~・・・(黒焦げ)

【(どうやら正気に戻ったみたいね・・・)】
【えぇ~っと実は・・・】←

――――――――――――――――――――――――
戦闘終了が終了して数分後・・・・


カクカクシカジカ・・・(6人に事情を話していく)


ラーマ「・・・すまなかった。操られていた身とはいえ、マスターたちに襲いかかった事、クリスマスプレゼントを奪い合っていたことを深く謝罪する。」

ブラダマンテ「はい・・本当にごめんなさいマスター。私たちが何者かに操られていたばっかりに、クリスマスを救おうとするマスターたちに襲いかかるなんて・・・」

【まぁ確かにあれは悪かったというか・・・】
【とりあえず元に戻って良かった・・】←

ラーマ「ああ、私たちを助けてくれて感謝するぞ、マスター・・・!」


ハベトロット「それにしてもどうしてなんだろう・・・?プレゼントを盗み、歴代のサンタたちのやる気を奪って、このような微少特異点を作って何がしたいんだろうね?」

ハベトロット「しかも盗んだプレゼントをさっきまで洗脳されていた君たちが取り合いをしてて、僕たちが止めに言った途端に僕たちに標的を変えるとはねぇ・・?」

ハベトロット「ねぇ、微かに覚えていることでも良いから、今回の事で心当たりがあったら教えてくれるかな?」

虞美人「そうね・・・・・確か私は、クリスマスに項羽様に渡すプレゼントの事を考えながら部屋で過ごしていたんだけど・・」


クリームヒルト「誰かが私の頭の中で囁いてきたのよ。今年のクリスマスは中止にする!、とか何とかね。」

ブリュンヒルデ「ええ。その言葉を聞くや、いったい誰が何の意味で、何の理由があってその言葉を頭の中に直接囁いたのかを調べる間もなく、」

ブリュンヒルデ「気づいたときにはこの微少特異点に飛ばされており、頭と胸の内で聞こえてくる言葉に従って行動していまして・・」

ラーマ「ああそうだ。『クリスマスなんてやらないよ!プレゼントは配らないから自分で奪い取ればいい!』っと、我らの気に障るような言葉がくり返し聞こえてたんだ。」

鈴鹿御前〔サンタ〕「クリスマスなんてやらないよって・・・そんな気に障る言葉を聞いてたら、誰だって不愉快な気持ちになるよね、それ!」

虞美人「ええそうよ。でもどうもその不快な気持ちにする言葉を聞いて、どうもその言葉の通りにしたきゃなぁ~ってな感じになってしまってねぇ・・」

虞美人「煽られて怒る気持ちになるどころか・・その言葉通りにしないと私のプレゼントがなくなってしまうという不安な気持ちが勝ってしまっていってねぇ・・」

ティーチ「うんうん。プレゼントにはクリスマスに拙者が欲しいと頼んだ物が入っており、クリスマスの中止でそのプレゼントが配られずに奪って手にしろって聞く物だから・・」

ティーチ「拙者たちはその辺にあるプレゼントを拙者たちのプレゼントだと信じて奪いあい、虞美人たちとは互いにプレゼントを奪いあう敵として対峙していたんでござるよ。」

【そうだったんだね・・。】
【いったいその言葉を誰が囁いたのか・・】←

ティーチ「それは拙者も知りたいところでござるよ!なんたってその誰かこそが、今回の事態を引き起こした張本人だと確信は付いているでしょう!」

ティーチ「全く、いったいどこのクリスマス嫌いの奴が拙者たちを操り、サンタマルタたちのやる気を奪い、彼女たちを怠惰な性格へと変貌させたのか・・」

ティーチ「そして何の理由で拙者たちが楽しみにしてたクリスマスプレゼントを奪い取り、操られた拙者たちを使ってプレゼントの奪いあいをさせたのか・・・」

ティーチ「いったい今年巡のカルデアのクリスマスを中止させようとするその者はいったい、何の目的でこのような事をしたのかを知りたいのでござる!」

【確かにこれは許されてはならない事だね!】
【必ずその犯人を捕まえなきゃ!】←


鈴鹿御前〔サンタ〕「そうだねマスター。クリスマスはただクリスマスプレゼントを配ることだけのイベントじゃない。」

鈴鹿御前〔サンタ〕「家族や恋人、親友などの自分自身が大切に思っている人たちと一緒に過ごす事も、クリスマスならではのイベントだからね!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「そんなクリスマスのイベントをただやりたくないという理由で中止にさせる事なんて絶対に許されない事だと私は確信している。」

鈴鹿御前〔サンタ〕「それこそ、その理由でクリスマスを中止にさせたら、それを楽しみにしていたみんなが不幸と悲しみに包まれちゃうよ!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「だからこそ、擬似的なサンタの資格を持つ私たち4人がクリスマスを守り、みんなに恋や幸せを届けに行かないと行けないからね!」

マシュ「鈴鹿御前さん・・・・・」

ハベトロット「まぁそういう訳で、クリスマスは僕たちとこの4人の疑似サンタサーヴァントが必ずさせるからね!」

ハベトロット「僕たちがそのクリスマスを中止させようとする犯人に操られたサーヴァントたちを正気に戻し、尚且つプレゼントも取り返すからね・・・」

【まあそういう訳なので・・・】
【みんなは先にカルデアに取り戻したプレゼントを運んで欲しいというか・・・】←

ラーマ「確かにいま手負いの我らが居たところでマスターたちの足手纏いになるのは確実と言ってもいいよな。」

ラーマ「ならばこそ、我らはマスターたちの負担とならぬようにここにあるクリスマスプレゼントを持って、先にカルデアへ戻るのが良いな。」

虞美人「ええ、それについては私も賛成ね。この微少特異点には項羽様もいないし、もう居座る必要がないならさっさと帰った方がマシだわ。」

ブリュンヒルデ「はい・・・では私たちはこのままプレゼントを持ち帰り、カルデアへと帰還した方が良さそうですね。」

ブラダマンテ「はい!それとマスターたちが帰ってきた時にクリスマスが出来るように、クリスマスの準備の続きをしませんとね?」

【ありがとう!】
【帰ったら必ずクリスマスをしようね!】←

ブラダマンテ、ラーマ、ブリュンヒルデ「――――!」ニッ!(笑顔を見せる)


クリームヒルト「ハァ・・・クリスマスねぇ~・・まぁ私はクリスマスがあろうとなかろうと、私には関係ないのですからね。」

鈴鹿御前〔サンタ〕「・・なんでなの?愛する人と一緒に過ごすクリスマスは1番良いものだし、クリヒルっちにはジクフリが居るというのに・・」

クリームヒルト「クリヒルっちとかジクフリって・・・・あなた、私の事を夫狂い好きのバーサーカーだとバカにしているのですの?」

クリームヒルト「確かに私は生前、ジークフリート様の妻でありますが、別にジークフリート様の事が好きで溜まらない訳では・・・」

鈴鹿御前〔サンタ〕「そうかな~?あたしにとっては2人がクリスマスの中でラブラブしている姿が似合っているんだけどネェ~・・」

クリームヒルト「似合っているって・・・だから私は別にジークフリート様の事なんて・・・」

鈴鹿御前〔サンタ〕「あぁ~わかった!もしかして2人がラブラブしている所が他人に見られたくないから、大好きな気持ちをひた隠しているんだね!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「確かにわかるよそれは~!告る勇気がなくて、大好きな人に想いを伝えられない子はいっぱい居るからね。いわゆるツンデレって奴?」

鈴鹿御前〔サンタ〕「心配しないで!すべてが終わったら、クリヒルっちの恋のお手伝いを全面的に協力してあげるからね!」

クリームヒルト「そ、そういう意味じゃないから!私が言いたいことはねぇ~~~!!」カァァ~~!(赤面している)

鈴鹿御前〔サンタ〕「アハハハハハハ!!」笑う

クリームヒルト「笑っているんじゃないわよ!!」カァァ~~!(赤面している)


ワイワイガヤガヤ!(みんなで楽しく話し合っている)


ティーチ「・・・・・・・・・・・・・」グググ~・・・(悔しそうな顔をしている)

【ドンマイだよ黒髭・・・】
【これもまた、人生ね。】←

ティーチ「!。マスター~~・・・」ウルウルウル・・・

第3節:クリスマスのサンタと妖精騎士杯
――――――――――――――――――――――
目黒区:目黒駅周辺 微少特異点散策から数時間がたち・・・


タッタッタッタッタッ・・・(目黒駅周辺を歩いている)


サンタフラン「ますたー、びしょうとくいてんのばしょをいっぱいいっぱいさがして、いっぱいいっぱいクリスマスプレゼントをみつけたんだけど・・」

サンタフラン「わたしたちがさがしているはんにんがみつからない・・・・くりすますをちゅうしにさせようとするはんにんがいっこうにみつからないよぉ~~!」

マシュ「はい。サーヴァント・レーダーの反応を辿り、微少特異点全体に散らばったプレゼントを回収し、洗脳されたサーヴァントたちを元に戻していったのはいいですが・・・・」

マシュ「フランちゃんの言う通り・・この特異点を作り、今年のクリスマスを中止に追い込んだ黒幕をまだ見つける事が出来ていませんね・・」

ミス・クレーン「はい。今年のクリスマスを中止させようと、歴代のサンタたちのやる気を奪い、このような微少特異点を作って潜伏し、」

ミス・クレーン「多くのプレゼントを奪い、多くのサーヴァントを洗脳して配下にして我々に襲いかからせ、自身はこの微少特異点の何処かで高みの見物の如くに姿を現さない・・・」

ミス・クレーン「私たちはこの微少特異点の全ての箇所を周り、操られたサーヴァントたちを正気に戻しつつ、奪われたクリスマスプレゼントの回収とカルデアへの返還をしていったのですが・・」

ハベトロット「・・・肝心の黒幕がどこを探しても見つからないとはねぇ~・・この微少特異点を作ったからには、この黒幕の手には聖杯があるのは確かなんだけど・・・」

ハベトロット「今まで正気に戻してきたサーヴァントたちの中に聖杯を持った者は1人もいなかったし、聞いたとしてもみんな洗脳される前の事を覚えていないしね・・。」

【いったいどこに隠れているのやら・・】
【ここまで探しても見つからないなんて・・・】←

マシュ「カルデアとの通信が回復する事さえ出来れば、そこからのサポートで何とか見つけられるのですが・・・」

マシュ「未だにカルデアとの通信は音信不通。サーヴァント・レーダーの反応さえも、徐々に反応が少なくなっています。」

マシュ「このまま黒幕を見つける事ができなければ、クリスマスは黒幕によって中止になって・・・」


ガバッ!(突然と前に出るサンタフラン)

サンタフラン「そんなのぜったいにだめ!私たちは「くろまく」からクリスマスをすくうためにさんたになったんだよ!このままあきらめたりなんかしないんだから!」

サンタフラン「それにみんなにはクリスマスをぜったいにやるってやくそくしたのだから、みんなのきたいをうらぎることをするのはサンタじゃないよ!」

ミス・クレーン「いやいや・・君たちがサンタというけど、所詮君たちはサンタの霊衣を纏っただけの疑似サンタと言うか・・そのぉぉ・・・」

鈴鹿御前〔サンタ〕「そんなの関係ないし!あたしたちは本物だろうと偽物だろうと、私たちは今年のクリスマスをやるために、その霊衣を着て立ち上がったんだよ!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「今さらここで諦めたら、それこそサンタの大恥というか、私たちを信じてくれたみんなに顔向けが出来ないわよ!」

エレナ〔クリスマス〕「そうね!例えクリスマスを中止させようとする黒幕がこのような全力で逃げ隠れする卑怯者だとしても、私たちが必ず見つけ出して・・」

エレナ〔クリスマス〕「身ぐるみ全部を剥いで、みんなの前で土下座をさせなきゃ、マハトマ怒りが止まらないわよ!ねぇ、フランちゃん?」

サンタフラン「うんうん!」頷く

【みんな・・・・】
【(・・でも、身ぐるみ剥いで土下座はさすがにやり過ぎかも・・・)】←

マシュ「そうですね・・・。」


タッタッタッタッタッ・・・・・(誰かが近づいてくる)


???「どうやらあなたたち3人、確実にニセモノから本物のサンタになろうとしているのですね?」

マシュ「!。あなたは・・・・まさかあなたもこの微少特異点に来ていたのですか?」

???「そうだ。」

???→モルガン「・・・・・・・・・・」立ち尽くしている

【モルガン陛下!】←


モルガン「藤丸立香か。クリスマスプレゼントの回収ご苦労であった。これでこの特異点にある奪われたクリスマスプレゼントはもうここしかない。」

モルガン「ここにあるプレゼントの山こそ、カルデアから持ち去られたプレゼント全てであり、私たちが最後の刺客と言ってもいい。」

バーヴァン・シー「そういう事!だからってあんたたちのような雑魚に私たちが集めたプレゼントを横取りされるわけにいかないわよ?」

バーヴァン・シー「プレゼントを取り戻したいなら、力ずくで私からプレゼントを奪い取りなさいよねぇ~www」ゲラゲラゲラ!

バーゲスト「・・・・・・・・・・」黙っている

アルトリア・キャスター「・・・・・・・・」黙っている

【バーゲストにバーヴァン・シーもいたのね・・・・】←
【これはさすがに苦戦するよね・・・。】


ハベトロット「うわぁ~・・よりによって最後の相手となるサーヴァントがモルガンたちだとは・・・これはさすがにマズいんじゃないのかな?」

エレナ〔クリスマス〕「だとしても、最後のクリスマスプレゼントがそこにある以上、彼女たちと戦わないと奪い返せないのは事実のようね?」

鈴鹿御前〔サンタ〕「ええ。でも相手があの強力な妖精妃だろうとなんだろうと、あたしたちはここで逃げ出すわけにはいかないわ!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「私たちは今年のクリスマスを救う為に選ばれたサンタとして、モルガンにクリスマスの心を届けに行くわよ!」

サンタフラン「うん!みんなでちからをあわせて、あの4人にクリスマスのことをおもいださせよう!おーー!」

ハベトロット「――!。そうだね。君たちはそのためにサンタの霊衣を纏い、ここまで頑張ってきたんだよね。」

ハベトロット「ならばこそ僕も最後まで、君たちのサンタ霊衣を作った責任を取らせて貰おうじゃないか!」

【そうだねみんな!】


モルガン「ほう・・・私たちと戦う覚悟があるって事ですね?ここにある最後のクリスマスプレゼントの山を取り戻し、今年のクリスマスを開催させるために・・」

モルガン「ですが、今年はクリスマスをやらない、やりたくない・・。なにがなんでも怠惰に耽ってサボりたい!」

モルガン「そう定めているのです。あの者はそう頑な精神でそれを貫いているのです。」

ハベトロット「!」

ミス・クレーン「(そう定められている・・それをあの者は貫いている・・・?)」

エレナ〔クリスマス〕「(ええ。この言葉・・・たしか何処かで聞いたことがあるような・・・)」


ガシンッ!(杖をしたに突くモルガン)


モルガン「掛かってくるがいい、霊衣でサンタを名乗ろうとする偽者のサンタたちよ。」

モルガン「お前たちが真に今年のクリスマスを守るサンタであるならば、この私たちからプレゼントを取り戻してみよ。」

モルガン「そして君たち3人が真なるサンタサーヴァントである事をここに証明して見せよ!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「フンッ、上等じゃない!マスター、こっちもいくわよ!」

【ええ!】
【悪いけど、プレゼントは取り返して貰うよ!】←


ダダダダァァァァーーー!!(モルガンたちと対峙する藤丸立香たち)

―――――――――――――――――――――――――
モルガン「(そう、それで良いのです。あなたたちはあなたたちのやるべき事を成せればいいのです。)」

モルガン「(あなたたちこそ、今年のクリスマスを救うカギ・・・あなたたちこそ、サンタに相応しい事をここでも証明するのです。)」

モルガン「(そしてあなたは、そうまでしてでもクリスマスをやらずに虚無を貫くことをヨシとするのですか・・?)」


マシュ「・・・・・・・・・・」ニヤッ・・・

ガキンガキンガキンッ!(モルガンたちと戦闘を繰り広げている藤丸立香たち)



バーゲスト「ハァァァッ!」ジュボォォーー!(黒炎の斬撃)

鈴鹿御前〔サンタ〕「アッツゥッ!」シュッ、ボォォ~!(炎をかわす)


バーヴァン・シー「アハハハハハッ!」バシュバシュゥゥーー!!(棘攻撃)

エレナ〔クリスマス〕「クゥゥッ!」スタタタァァーー!(はしってかわしていく)


アルトリア・キャスター「ハァッ、セクイズッ!」ギュィィンッ、ビュゥゥン!(円状刃攻撃)

サンタフラン「おっととと!ヤァァァッ!」ヒュンヒュンッ、キラキラァァ~~!(星を放っていく)

アルトリア・キャスター「アタタタァァ!?」ババババンッ!(サンタフランの攻撃に当たる)


モルガン「モルゴース・・」キュゥゥン・・ドバァァァ!!(斧状の武器で漆黒の波を放つ)

ハベトロット「ノワァァッ!?」バシュバシュン!(ダメージを受ける)

ミス・クレーン「クゥゥッ・・・」バシュバシュッ!(ダメージを受ける)


【・・やっぱり強いよ・・モルガン・・】
【2人がかりでも倒せないなんて・・・】←

ミス・クレーン「2人がかりでもって、私は元々衣装を織るサポート系サーヴァントですから、このような戦闘には不向きなのはわかっていますよねぇ!?」

ハベトロット「こっちもそうだよ!ボクだって、ハベにゃん砲がなかったら普通に花嫁衣装を織るだけのサポート系サーヴァントだったんだけどね。」

ハベトロット「でもマスターのサーヴァントである以上は、ボクらもマスターの為に戦わないといけないからね!」

ミス・クレーン「ええ・・でも相手は相手で私たちとモルガンとの相性は最悪なのはわかっていたでしょうねぇ~!」

【確かにそれは私のせいでもあるけどね・・・】


モルガン「どうした、お前たちのクリスマスを守る気持ちはそんなものなのか!この我らに苦戦するようではクリスマスは中止するに値すると言われようもない。」

モルガン「あなたたちはそれでも、今年のクリスマスを守る為に自分から志願してサンタになったんじゃないのか!」

エレナ〔クリスマス〕「ヌゥゥ~まだよ・・・・。私たちサンタは、クリスマスを心待ちにしている子供たちの為にここで諦めたりしないわ!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「そうよ!クリスマスで恋の告白をする恋人たちの為にもあたしはここで諦めたりはしないわ!」

サンタフラン「うん!クリスマスやサンタをこころまちにしているみんなのためにも、わたしたちはきみたちみたいなわるいこの妖精なんかにまけないぞ~~!」

サンタフラン「クリスマスはかならずやるためにも、わたしのサンタとしてのおおばんぶるまいをみせてやる!!」

【(サンタとしての大盤振る舞いって・・?)】←

バーヴァン・シー「キャハハッ!サンタの大盤振る舞いだってさ?だったら見せてみなさいよ、そのサンタの大盤振る舞いって奴よぉ~~www」

アルトリア・キャスター「えっちょっ・・・これは挑発しすぎだと思うよ・・・」

サンタフラン「ムムム~、いったなぁ~?だったらそんなわるいこのきみたちには、わるいこなりのプレゼントをあげちゃうからね!」

【ええ。】
【やっちゃえフランちゃん!】←

サンタフラン「うん!ときはすでにきた!サンタのおおばんぶるまいだー!」キィィーーン、ピカァァーン!(魔翌力を溜め、宝具を発動させる)


サンタフラン「これはわたしのサンタとしてのしょうめいにしてわたしのサンタとしてのおもいだよ!」ガシッ、ピカンッ!(ステッキ風の戦鎚を上に掲げる)

サンタフラン「クリスマスがはなひらき、しゅくさいのはじまりだー!いっくぞー!」クルンクルンクルン、キラァァーン!

サンタフラン「『花乙女の祝祭・晴れやかにお届け!(フェスティバル・フラワーガール・プレゼント!)』!!」キラァァーン!


キラァァーーン、パァァァァーーー!!(辺り一面がお花畑になる)

モルガン「これは・・・これがサンタの霊基を纏ったフランケンシュタインの怪物の渾身の宝具・・・」

バーゲスト「花・・・この魔術結界のような宝具で我らに勝てるとでも・・・」


ポンッ、パァァァンッ!キラキラァァ~~!(藤丸たちの前に現れたプレゼントの箱から紙吹雪と魔翌力が注がれる)


【こ、これは・・・】
【なんかの力を感じる・・・】←

エレナ〔クリスマス〕「ええ、これは鈴鹿御前の時と同じ宝具ね!さっきのサンタフランの宝具の力で私たちの魔翌力と力が強化された感じがするわね!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「ええ!サンキュー、サンタのフランちゃん!」

サンタフラン「うんうん!」頷く

バーヴァン・シー「・・・・ふんっ!全く、あのニセサンタの宝具が何かと思ったら、味方を元気づける為のサポート宝具だとは・・」

バーヴァン・シー「そんな雑魚みたいな宝具で私たちを倒せるとでも・・・・」


ヒュゥゥ~ン・・・ドサッ!(空から赤いプレゼントの箱が落ちてくる)


バーゲスト「!。なんだ・・・こっちにもプレゼントが降ってきたのだが・・・」

バーヴァン・シー「えっ、まじっ!?本当にバカな奴ね!わざわざあなたたちの敵である私たちにプレゼントを渡しちゃうなんて・・・」


パカッ・・・・ジジジィィ~~・・・(プレゼントの箱(爆弾入り)が開かれる)

バーゲスト、アルトリア・キャスター、バーヴァン・シー「ゲッ!?」ビクッ!

ドカァァ~~~ン!ドカドカァァァ~~ン!!(バーヴァン・シーたちの前で爆弾が爆発する)


ゴロゴロゴロォォォ~~、ビカァァ~~ン、ビリビリビリィィ~~~!!(追撃の雷霆が降ってくる)

バーゲスト、アルトリア・キャスター、バーヴァン・シー「~~~~~~~!!」ビリビリビリィィ~~~!!(追撃を受ける)

サンタフラン「ビリンビリンのどんどーん!」笑顔で通りすぎる


モルガン「バーヴァン・シー!?」やられるバーヴァン・シーたちを見て・・

【今がチャンスだ!】
【一気にたたみかけるよ!】←

ハベトロット「ヤァァァーーー!」ギィギィギィッ、バシンッ!(素早くモルガンを糸で巻き付ける)

モルガン「!?。ヌゥゥゥ!?」バシンッ、ドサッ!(縛られ、倒れ込む)

サンタフラン「いまだーー!たたみかけろぉぉーーー!!」タタタタタァァーー!

エレナ〔クリスマス〕たち「おおーーーー!!」タタタタタァァーー!

アルトリア・キャスター「え、ちょっ・・・おま・・・・」


バシバシバシ!ボカボカボカボカ!!(一気に総攻撃をかけるサンタフランたち)


モルガンたち「――――――――――」ギィギィ~~・・・(糸で縛られている)

サンタフラン「ふっふ~ん、どんなもんだい!みんなで力をあわせれば、とってもつよいまじょだってたおせるのだから!」キリッ!

鈴鹿御前〔サンタ〕「うんうん!!」シュッ!(手のひらを指しだして・・)

サンタフラン、エレナ〔クリスマス〕「!。イェイ!」

パチンッ!パチンッ!(ハイタッチをする3人のサンタたち)


――パリィィーン!バラバラァァ~・・・(バーヴァン・シーたち(モルガンを除く)にあったモノが砕け散る)

バーゲスト「・・・・・あら?わたくし、いったいここで何をしていたのですか・・?」

アルトリア・キャスター「!。あれ・・・私、確かクリスマスが中止になるって聞いて、自分のマイルームで放心していたはず・・・」

【アルトリア、バーゲスト!】
【良かった、ちゃんと元に戻って・・・】←

バーヴァン・シー「???。あっ、お母様!これはいったいどういう事なの!?わたしは・・・」

モルガン「言わずともわかる・・・訳なら我が妻たちに聞いてみたらどうなのだ?」

バーヴァン・シー「???」


【えぇ~と実は・・・・・】
――――――――――――――――――――――――――――
カクカクシカジカ・・・(バーヴァン・シーたちに事情を話していく)


バーゲスト「成る程・・つまり私たちはその今年のクリスマスを中止させようとする黒幕に操られ、マスターたちと相対する事になってしまったのですね。」

【まぁそういう事なのだけど・・・】
【バーゲストたちは何していたの?】←

バーゲスト「はい。私は今年のクリスマスに備え、プレゼントの箱の保管庫の警備をしていたのですが・・・」

マシュ「!。プレゼントの保管庫の警備をしていたのですか・・・」

バーゲスト「ええ・・妖精騎士杯の関連もあり、歴代のサンタたちとモルガン陛下の要請で外征妖精騎士のブリトマートと共に警備に当たっていたのですが・・・」

バーゲスト「突然と頭の中で・・『クリスマスはやらないよ。プレゼントは奪って手に入れる物だよ?』っという言葉を耳にして・・」

バーゲスト「気が付いたらこの特異点の地でバーヴァン・シーと予言の子たちと共に警備してたはずのプレゼントをかき集める行動をしていたのです・・。」

バーヴァン・シー「クリスマスの中止・・あぁ~確かに私も聞いていたわ。あの時はわたし自身のマイルームの飾り付けをしてて休んでいたら、それと同じような言葉を聞いてね・・」

バーヴァン・シー「クリスマスをやりたくないとかサボりたいよぉ~っとか、なんかモノ凄くウザい声を聞いてたら、目の前が真っ白になって・・」

バーヴァン・シー「そしたらこの特異点でバーゲストと、そこの妖精と一緒にプレゼントを奪い取っていたのよ。」

アルトリア・キャスター「そ、そこの妖精って・・・ちょっと言い方が酷いんですけど~!」

モルガン「落ち着きなさいバーヴァン・シー。しかしとてお前たちがその黒幕の言葉を聞き、この特異点となった目黒の地に召喚されたのは事実のようだな。」

【モルガンは黒幕の言葉を聞いたの?】
【メリュジーヌとブリトマートは?】←

ハベトロット「それについてはボクが説明しておくよ。メリュジーヌとブリトマートはこの特異点には召喚されていない。」

ハベトロット「メリュジーヌに至っては彼女のマイルームが0度近くになってて、ボクが来た時には彼女は冬眠まっしぐらで眠っていたと言ってもいいね。」

ハベトロット「ブリトマートに至っては、さっきバーゲストと一緒にプレゼントを保管してた場所の警備をしてたのはボクも知っていたさ。」

ハベトロット「でもボクやダ・ヴィンチちゃんたちが来た時には保管庫から何者かによって開けられ、プレゼントはもぬけの殻となってて、」

ハベトロット「警備をしていたはずのバーゲストが行方不明となり、ブリトマートは保管庫の扉の近くで、胸をえぐられるなどの瀕死の重傷を負って倒れていたんだよ。」

鈴鹿御前〔サンタ〕「ふえっ!?ブリトマートちゃん、マジで黒幕にとんでもない怪我を負わされたって・・彼女は無事なの!?」

ハベトロット「うん・・・幸いにも近くにサンソンもまた、駆け付けてくれたからどうにか座に退去せずに病室で療養しているよ。」

ハベトロット「しかしカルデアのセキュリティを誰にも見つからずにかいくぐり、尚且つ沢山のプレゼントを盗み出すなんて、いったいどこのアサシンが盗み出したんだろうね?」

【確かに・・・・】
【バーゲストと操り、ブリトマートを大怪我させたモノだからね・・・】←

マシュ「おそらくそれ相応の手を使えるアサシンがプレゼントを奪った事には間違いないと思いますね。考えられるとしましては・・・」

マシュ「ですがカルデアの中でもアサシンクラスに関しては相当の警戒をしているのですが、いったいどうやって・・・」

モルガン「いいえ・・・保管庫からプレゼントを奪ったのはアサシンクラスの・・・カルデアのサーヴァントではありません。」

モルガン「むしろ今回の特異点の真相をわたしは知っています。なんならここでいま話しておきましょうか?」


マシュ「!?」ビクッ!

ハベトロットたち「!?」驚く

【どういうこと・・・?】

タッタッタッタッ・・・(モルガンがみんなの前に立ち・・・)


モルガン「そもそもわたしは、あなた方が言う黒幕によって操られてはおりません。いちおう黒幕とも思える者の声はわたしも聞こえていましたが・・」

モルガン「わたしはかつて妖精國ブリテンを治めし妖精妃モルガン。このような事ではわたしの心を操る事など出来ないと言うモノを・・・」

バーヴァン・シー「当たり前ですわ!お母様はその気になれば、お母様の魔術でなんでもかんでも出来ちゃうんだからね!」

【まぁ確かにそうだけど・・・】
【コンの時もそうだったからね・・】←

―――――――――――――――――――――――――――――
コン 水怪クライシスより・・

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―――――――――――――――――――――――――――――
モルガン「そうだ。あの時は私が土壇場で駆け付けたことで、あの特異点の黒幕であるダゴンの対抗策である太歳星君を呼び出したのは他でもない。」

モルガン「カルデア妖精騎士杯の時でも私が主催し、私が色々と企画を立てて上げた事で、大いに盛り上がりを見せて終わったのは記憶に新しいよな。」

【まぁ・・あの時は楽しかったね。】←
【それはそれで色々を大変だったけどね・・】


モルガン「――話を戻そう。私は黒幕の策略でこの特異点と化した目黒に飛ばされ、我が娘であるバーヴァン・シーを洗脳し、黒幕の手駒にされたことが許せなかった。」

モルガン「しかしそれでも私はその怒りを呑み込み、黒幕に操られたフリをし、意図的に散らばったプレゼントを奪いあう茶番劇に付き合い、」

モルガン「マスターである藤丸立香が私が選んだ今年のサンタと成り得る者たちを引き連れて、この微少特異点に来てくれることを、私は待っていたのだ。」

エレナ〔クリスマス〕「サンタと成り得る者たち・・・それって私とフラン、鈴鹿御前とマシュの4人の事を意味しているよね?」

鈴鹿御前〔サンタ〕「えっ、マジッ!?もしかして今年のサンタの候補って・・モルガンがサンタのマルタに代わって選んでくれたって事?」

モルガン「そうだ。レディ・アヴァロンを通してだが、其方たち3人を今年のサンタとして選出するように手紙を出し、」

モルガン「サンタの霊基を含んだ特別製のサンタ霊衣をハベトロットたちに作らせ、其方たちをサンタとして仕立てた・・・」

モルガン「・・・いや、お前たち3人がサンタと成り得る可能性は確実にあった。――こことは違う遙か彼方の其方たちがそうだったように・・」

【遙か彼方のって・・・・】
【話がまるで見えない・・・】←

モルガン「マスターがいま気にすることではない。その内にマスターでもわかる刻が来るでしょう・・。」


ミス・クレーン「――ちょっと待ってください。確かに私はレディ・アヴァロンたる者から霊衣の設計図を受け取り、エレナさんと鈴鹿さん、フランちゃんにマシュ殿にサンタの霊衣を仕立ててあげました。」

ミス・クレーン「製作を依頼したのは4人分でありまして、そのサンタの霊衣は既にその4人が着用し、この特異点にて新たな宝具を出すほどの成果を上げましたが・・・」

ミス・クレーン「モルガン様は今、今年のサンタの選出は『3人』と言っておりました。それは何故でしょうか?」

ミス・クレーン「モルガン様が選出した3人とサンタの霊基を含んだ4着の霊衣。明らかに数が違うと思われますが・・」

マシュ「はい。その4着のサンタ霊衣の1つの対象はこのマシュ・キリエライトであり、私もまた、今年のサンタとしての資格はあると・・・」

モルガン「!。4着目のサンタ霊衣・・・・・そうか、やはり既にカルデアにも魔の手が伸びていたのだな。マスターたちの特異点攻略という名の『茶番劇』を早く終わらせるために・・・」

【カルデアにも魔の手がって・・・・】
【いったいどういう事なの!?】←

モルガン「我が妻よ、とても信じられない話なのはわかると思うが、私が語っている事は紛れもない事実であり、この事件を解決する事にも繋がる事です。」

モルガン「一体なぜ、歴代のサンタたちが今年のクリスマスをやる気力を失い、カルデアが用意したクリスマスプレゼントを奪いあうようにサーヴァントを洗脳させたのか?」

モルガン「そしてそれらが誰にも悟られずに遂行され、そしてカルデアさえも乗っ取った黒幕の正体を・・・」

マシュ「・・・・・・・・」黙っている


【黒幕の正体・・・・】←
【いったいそれは・・】

モルガン「ハベトロット。あなたは先ほど、カルデアで用意していたクリスマスプレゼントを盗み、ブリトマートに重傷を負わせたのがどこのアサシンクラスのサーヴァントだと言いましたね?」

ハベトロット「そ、そうだけど・・・。」

モルガン「ではなぜ、それらをしたのがアサシンのサーヴァントだと思ったですか?」

ハベトロット「そりゃこのようなことを誰にも見つからずに事を遂行できるとしたら、それはサーヴァントにしか出来ない事だと決まっているだろ?」

マシュ「はい。多くのサーヴァントを洗脳し、歴代のサンタたちを怠惰に更けさせた者がいるとしたら、それはサーヴァントでしかあり得ません!」

モルガン「そうですか?ではなぜあなたたち2人は今回の事件の黒幕がアサシンのサーヴァントであると知っているのですか?黒幕の正体がまだサーヴァントであると確証はないというのに・・」

モルガン「微少特異点もそうです。特異点など・・聖杯1つのリソースさえあれば、例えサーヴァントであろうとなかろうと、特異点の生成は充分にできると思いますが・・?」

マシュ「ウッ・・・・・・・」タラタラァ~・・

ハベトロット「そ、それは・・・・・」


【もしかして2人のことを疑っているの?】
【マシュとハベトロットは黒幕じゃないよ!】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「そうよ!ハベにゃんは私たちの為にサンタの霊衣を作ったり、マシュは私たちと一緒にプレゼントを奪還するために一緒に戦ってくれたんだよ?」

鈴鹿御前〔サンタ〕「2人は今年のクリスマスを守る為に私たちと一緒に頑張ってきた・・。そんな2人が今年のクリスマスを中止させるような奴とは思えないし!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「モルガン、あなたのその嘘を見抜くという妖精眼が2人の事を黒幕だと見えているというなら、2人が黒幕である証拠はあるというの?」

サンタフラン「そうだぞ!はべにゃんとましゅがクリスマスをこわすわるものだというのなら、そのしょうこをだしてよーー!!」

モルガン「証拠ですか・・・確かに私の目である妖精眼で2人が黒幕であるという証明はできなかった・・・・嫌・・そうできないと設定されている・・。」

【!】
【設定されているって・・・・】←


ミス・クレーン「!?。そういえばモルガン殿は以前・・・クリスマスをサボりたいと、あの者が定め、それを貫いているって・・・」

モルガン「そうだ。あの者こそ、この事件の黒幕その者であり、その者こそ・・この特異点を作った聖杯を持っている者だ。」

モルガン「その者はマシュやハベトロットが言うアサシンクラスのサーヴァントでもなく、カルデアに所属するサーヴァントでもない・・」

モルガン「むしろ今年のクリスマスのイベントを沈黙で語らろうせず、私が開催させた妖精騎士杯でさえも、その者が私が開催したと設定を組んでいて・・・」

マシュ「!?。モルガンさん、それは犯罪のナポレオンであるモリアーティ教授でも言わなかったお約束です!それをあなたは・・・」

モルガン「・・・・そうだ。故にお前はその者を庇うような事を今さっき言ったのだが、お前はその者を知っているというのだな、マシュ・キリエライト?」

マシュ「!?」ビクッ!

【何か知っているの?マシュ。】←

マシュ「―――――――」


シュルシュルシュルゥゥ~~~バシンッ!!(何かのワイヤーがアルトリア・キャスターを縛る)

アルトリア・キャスター「!?」ギギギィィ~~!!

ギギィィ~~~!!(そのままアルトリア・キャスターを引きずり込んでいく)

アルトリア・キャスター「えっ、ちょっ・・・・・これ本日二度目めぇぇ~~~!?」ズルズルズルゥゥ~~!!(空中へと引きずられていく)

マシュ「――――!!」バサァァ~!(サンタ霊衣を脱ぎ捨てる)

ガシッ!(オルテナウスの姿でワイヤーを掴み、そのまま逃亡するマシュ・キリエライト)


【マシュ!?】
【いったいあれはなに!?】←

モルガン「!。どうやら黒幕に感づかれたようですね。私が黒幕の正体を言おうとしたから、彼女は必要素材であるアルトリアを連れ去った。」

鈴鹿御前〔サンタ〕「・・てか、それよりもすぐにマシュたちを追いかけようよ!このままだと彼女たちを見失うわよ!」

エレナ〔クリスマス〕「ええ!理由はわからないけど、全ての黒幕はマシュが知っているというのは間違いないわね・・」

ミス・クレーン「はい。とりあえず今は追いかけましょう!考えるのはその後ですよ、藤丸殿!」

【わかってる!】
【とにかく追いかけよう!】←

ハベトロット「ちょっ、ちょっと!追いかけると言っても、まだここらのクリスマスプレゼントを回収し、カルデアに持って帰るのはどうするんだい?」

ハベトロット「というか、いったい全体どうなっているんだ!?マシュがボクのサンタ霊衣を脱ぎ捨てて、アルトリア・キャスターを連れ去って、いったいマシュはどうなってしまったんだ!?」


ガシッ!(藤丸立香の足にしがみつくハベトロット)

ハベトロット「ちょっと説明してよ藤丸!いったいマシュの身に何があったというんだ!ボクにも説明をしてくれよぉ~~!」ブルンブルン!

【ちょっと離してよハベトロット!】


モルガン「ハッ!」ヒュンッ、バシッ!(ハベトロットの頭にチョップする)

ハベトロット「ヌグッ!?」バシッ!(頭にチョップを食らう)


――パリィィーン!ガシッ・・・(ハベトロットのにあったモノが割れ、それをモルガンが手に取る)

モルガン「これは・・・そうかやはりハベトロットにも・・・クゥゥ・・・」グググゥゥ~・・(悔しがる表情を見せる)

【モルガン・・・】
【いったい何があったというの・・・?】←

モルガン「いえ、それよりもまずはマシュを追いかけるのが先です。話はあとで私が言いましょう。」

モルガン「我が妻よ。あのマシュの事で困惑するのはわかる・・・しかし決して彼女があなたを裏切ったわけではありません。」

モルガン「全てはあの者の怠惰が招いた結果・・・あの者がそのようにマシュに設定を施した事が招いた事なのです。」

【!?】
【そのように設定したって・・・。】←

第4節:取り戻せ!私たちの新しいクリスマス!
―――――――――――――――――――――――
レディ・アヴァロン「やあ、今回のクリスマスのプロローグで手紙だけの登場だけだったマーリンの妹・・レディ・アヴァロンだよ。」

レディ・アヴァロン「さてさて・・・妖精妃モルガンの突然の告白を聞いている最中、突然と人が変わったかのようにマスターたちを裏切った シールダー:マシュ・キリエライト。」

レディ・アヴァロン「マシュの突然の裏切りで動揺が収まらないなか、アルトリア・キャスターを連れ去ったマシュを追いかけていくマスターたちは・・・」

―――――――――――――――――――――――
微少特異点 目黒区:とある会社のビルの前


レディ・アヴァロン(ナレーション)「マシュが逃げこんでいったという、とあるゲーム会社のビルの前に辿り着くのであった・・・。」


【ここにマシュが逃げこんでいった・・・。】
【でもこの場所、どこかで見たことがあるような・・・・】←

エレナ〔クリスマス〕「ええ、私もこの場所に来るのは初めてなんだけど、なんか初めて来た気がしないというか・・・」

エレナ〔クリスマス〕「むしろ最近ここにお世話になったような感じがするというのかそのぉぉ~・・・」

モルガン「気づいたのですね?そうです、この会社こそ今回の微少特異点の爆心地であり、この場所に私たちが倒すべき黒幕がこの会社の中にいます。」

鈴鹿御前〔サンタ〕「!。ここに多くのサーヴァントたちを洗脳し、今年のクリスマスを中止させようとする黒幕がいるって事ね!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「でもどうして・・今まであたしたちみんなでこの目黒の特異点じゅうを探し回ったというのに、なんでこの場所にたどり着けなかったンだし~・・。」

サンタフラン「うん・・・わたしたちはとくいてんのすべてのおうちやたてものをしらべたけど、このビルはサンタのわたしたちでもみつけることができなかったのに・・・」

モルガン「それもそのはずです。この黒幕がいる会社があなたたちに探し出せないように・・・いえ、正確には“探していない”・・・あなたたちがこの場所を探し出さぬように・・」

モルガン「黒幕に操られたマシュやハベトロットによってこの場所を探さないように仕向けられていたのでしょうね・・。」

【・・・・・】
【でもどうして、マシュが急に・・・・】←

ミス・クレーン「はい。マシュ殿はこの特異点にレイシフトする前から、私たちと共に今年のクリスマスを取り戻そうと意気込みを見せており、それはこの特異点に来た時でさえも変わりはありませんでした。」

ミス・クレーン「それがなぜここに来てマシュは私たちを裏切り、この会社へとアルトリア・キャスターを連れ込んで逃げたのでしょうか?」

ミス・クレーン「モルガン殿。マシュが私たちを裏切ることも、妖精騎士杯のことも、今回の事件の事も・・あなたはそのように“設定”されていたと言ってましたが・・・」

ミス・クレーン「その“設定されていた”という意味とはいったい何なのですか?あなたはいったい、どこまでこの事件の真相を知っているのですか?」

モルガン「・・・それについては後に話します。ですから今は、我々はこのビルの中にいる黒幕を倒し、今年のクリスマスを取り戻さなければいけないので・・。」

【ええ、そうだね・・・】
【それにマシュにも色々聞きたいことがあるしね】←

モルガン「ええ。では参りましょう・・・あなたたち3人のサンタと私たちみんなで、今年のクリスマスを開催させるために。」

エレナ〔クリスマス〕たち「ええ(うん)!!」頷く


タタタタタァァーー!(ビルの中へ入っていく藤丸立香たち)

とあるゲーム会社のビルの中



ウー―ウー―ウー―ウーーー!!(ビル内の警報が鳴り響く)


タタタタタタァァーーー!(奥から多くの者達が集まってくる)

源為朝?「侵入者発見!侵入者発見!タダチニ即排除スル!」

呼延灼?「侵入者発見!侵入者発見!コノ会社カラタダチニ排除スル!」

曲亭馬琴?「侵入者発見!侵入者発見!タダチニ排除スル!」

【な、なにこれ!?】
【ここにもサーヴァントたちが・・・】←

モルガン「いえ、あの者たちは確かにサーヴァントに見えますが、あの者たちは我々を排除するためのセキュリティシステムのNPCです。」

エレナ〔クリスマス〕「成る程、わかりやすく言えば、カルデアでのシュミレーションで出てくるNPCと同じね?なら倒しても構わないって事だね?」

モルガン「ええ。この場合だと、この場所にいるNPCを倒さなければ先に進めないようですね。」

サンタフラン「なるほど!ならみんなまとめてやっつけちゃうのだーー!!」

【わかった。みんな、戦闘に備えて!】←

サンタフランたち「―――――――」ガシガシッ!(それぞれの武器を構える)


ダダダダダダァァーーーー!!(セキュリティNPCたちが藤丸立香たちに襲いかかる)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ジャキンッ、ガシンッ、ドゴォォーーーン!!(セキュリティ・サーヴァントたちに攻撃していくサンタフランたち)


モルガン「モルゴース・・」キュゥゥン・・ドバァァァ!!(斧状の武器で漆黒の波を放つ)

バーゲスト「チェーン・ハウディング!」ジャラジャラァァ~~バシバシンッ!!

セキュリティNPCたち「―――――――――」バシュバシュッ!シュゥゥ~・・・


ドドドドドォォーーーー!!(次々と現れるNPCたち)


バーゲスト「!?。キリがありませんね・・・マスター、ここはわたくしがこの者らの相手をします。マスターは先へ進んでてください!」

【でもバーゲストは・・・】

バーゲスト「マスターに心配されずとも騎士たるわたくしはこの程度では倒れません!マスターは今年のクリスマスを救う為に行ってください!」

バーゲスト「これは洗脳されたとはいえ、マスターたちが楽しみにしていたクリスマスを邪魔しようとしたわたくしの償い・・わたくしの責めてのもお詫びです!」

バーヴァン・シー「フンッ、クリスマスの中止に加担したお詫びに殿とはねぇ?だったら私もここらに残るわよ。」

バーヴァン・シー「私も少々自身のせいでクリスマスを中止させられたとしたら、お母様に顔向けも出来ないからね。わかったらお母様と一緒に行きなさいよ!」

バーヴァン・シー「でも、必ずお母様と今年のサンタと一緒にカルデアに戻ってきなさい!でなかったらアンタなんか私のヒールでブッ刺してやるわよ!」

【わかったわ!】
【ありがとう!】←

バーヴァン・シー「――礼なんか今しなくても良いわよ!帰ったらクリスマスの料理・・アンタたちがおごりなさいよ!」

エレナ〔クリスマス〕たち「―――――」コクッ!(頷く)


タタタタタタァァーー!!(バーゲストとバーヴァン・シーを殿に先へ進む藤丸立香たち)

とある会社のビル内:廊下


タタタタタァァーー!(目的地へ向かって行く藤丸立香たち)

ハベトロット「う・・うぅ~ん・・・・」目が覚める

サンタフラン「あっ、ハベにゃんがおきたよ!」

ハベトロット「うぅ~ん・・・あっ、マスタ-?君たちも微少特異点に辿り着いたのか?にしてはここはいったい・・・」

鈴鹿御前〔サンタ〕「辿り着いたって・・・ハベにゃん、私たちとクリスマスプレゼントを回収していた時の事を覚えていないの?」

ハベトロット「クリスマスプレゼント・・?ボク、さっきまで目黒の微少特異点に着いた頃のことしか知らないよ。だってこの微少特異点に降り立った瞬間にボクの意識がフワッとして・・・」

モルガン「・・成る程。あなたはそこで黒幕に・・・マシュ・キリエライトに洗脳を施されたのですね。あなたたちが微少特異点に着いた瞬間を突かれ、あなたの頭にコレを付けられたと・・」


キラーン☆(ふたつに割れたマイクロチップを見せるモルガン)

【チッサ~・・・】
【それは何?】←

モルガン「これが黒幕によって多くのサーヴァントたちを操っていた洗脳端末です。このチップよって発せられる魔力がサーヴァントたちにプレゼントの奪いあいの茶番劇をさせていたのでしょう。」

モルガン「このチップはあまりにも小さい故に並程度の宝具では塵一つも残らずに消え、あわやサーヴァントが洗脳させたと思い込ませるために・・・」

ハベトロット「洗脳されたって・・・いったいマシュがどうしたというんだ!?マシュがボクに洗脳を施したって・・・」

ミス・クレーン「落ち着いてください。その事については私も今さっきモルガンから知ったものですから・・・」

【わたしもそうだった・・・】←
【ならマシュも黒幕に操られている可能性も・・】

モルガン「ええ。おそらく彼女もまた、黒幕によって操られ、このような事件を引き起こした原因を作ったのでしょう。」


モルガン「この先に黒幕の気配がします。我が妻、そして今年のサンタたち、どうか気を引き締め、すぐにでも戦えるようにしなさい!」

【わかってる!】
【みんなのクリスマスが掛かっているからね!】←

タタタタタァァーー!

――――――――――――――――――――
とある会社のビル内:会議室


タタタタァァーー、ドゴンッ!(勢いよく扉を開けるモルガンたち)


ミス・クレーン「ここが黒幕が待つと言われるビルの最上階・・・私にも微かならば、魔力の渦を感じています。」

モルガン「ええ・・ここには聖杯の反応もあるし、マシュたちの反応もあります。おそらくこの近くに黒幕が潜んでいると・・・」

【うん・・・・】
【けどこの場所、やっぱり何処かで見たことがあるような・・】←

エレナ〔クリスマス〕「ええ・・・この感じ、初めて来るにしてはどこかありがたさがあるというか・・マハトマなんというか・・」

鈴鹿御前〔サンタ〕「うん・・。でも、肝心の黒幕はいったいどこにいるの?こんな場所に黒幕が隠れられると・・・」

エレナ〔クリスマス〕「待って!あの奥に誰かがいるわ。ほら、あのイスに・・・」

【うん。】
【でもあれはもしかして・・・・】←


ジィィ~・・(会議室の奥のイスに注目する藤丸立香たち)

クルンッ・・・・(奥のイスが回り出し・・・)


ダ・ヴィンチちゃん「~~~~~~~~」モガモガモガ・・(縄で全身縛られている)

【!?】
【ダ・ヴィンチちゃん!?】←

ミス・クレーン「これは・・まさしくダ・ヴィンチ殿です!でもどうしてでしょう、なぜカルデアでオペレーションをしているダ・ヴィンチちゃんがここに・・・」

ハベトロット「いやいやそれはともかく、早く助け出した方が良いんじゃないのか・・?」


ギィ~、ドサッ!(別のイスから縛られたネモが倒れ落ちる)


ネモ「マスターか!良かった・・無事だったのか・・・・」モガモガモガ・・(縛られている)

エレナ〔クリスマス〕「ネモ!?なんでストーム・ボーダーのあなたまでここに・・・それになんで縄で縛られているのよ!?」

ネモ「・・・やられたんだあの者に・・・僕のストーム・ボーダーを持ってしても・・・あの者を止める事など出来なかった・・」

【あの者って・・・・】
【もしかして黒幕はすぐ近くに・・・】←


???「そうですよ藤丸立香ちゃん。そしてこの私こそが今回の・・・今年のクリスマスを中止に追い込んだ黒幕と言ってもいいでしょうね。」

???「まさか私たちが作ったゲームのキャラクターが今ここに実在し、今年はやらないはずの新規のクリスマスを諦められず、こうやってリアルに訴訟を起こしてくるなんてね・・。」

???「まぁこれもまた、私の前に現れた聖杯が原因なのは確かなのだがね・・。」

【おまえは、・・・いやあなたはまさか―――】

――――――――――――――――――――――――――――――――

ガチャッ、タッタッタッタッ・・・(別の部屋のドアから現れる1人の男とマシュ・キリエライト)
https://www.inside-games.jp/imgs/zoom/1099639.jpg


エレナ〔クリスマス〕「あなたなのね!あなたが歴代のサンタたちのやる気を奪い、クリスマスプレゼントを奪って、マシュやハベトロットたちなどのサーヴァントたちを操って争わせ、」

エレナ〔クリスマス〕「あわや今年のクリスマスの中止にさせようとする黒幕があなただと言うのね!!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「あんた人間なの?せめて名前があるのなら名前ぐらいはあるよね?」

???「はい。私は文字通りに人間です。まぁでも今は聖杯の力でそこにいる藤丸立香ちゃんと同じような力を得ているからね。」

???「勿論、あなたたち全員の真名も私は全て知っています。あなたたちの事は、こちら側のパソコンの中でずっとそのあなたたちの活躍を描いてきていましたからね?」

鈴鹿御前〔サンタ〕「!!?」

【描いてきたって・・・・】
【それじゃあやっぱりあなたは・・・・】←


???「私の名は■■■■■■―――。あなたたちの世界の元となるゲームを製作し、そのゲームの運営と開発を任されている存在です。」

???→某ゲーム開発クリエイター「私たちがあなたたちがいる世界を題材としたゲームの開発をし、あなたたちの世界の助けを作っていく存在・・その開発主任がこの私です。」

【世界の助けを作っていくって・・・】
【まさかモルガンが言おうとした事って・・・】←

モルガン「そうです。彼こそがマスターが・・カルデアが守ろうとしている汎人類史の設定・製作・システム・声・その他などを手掛けていき、あなたたちの世界を救う糸口を影から作ってきた存在。」

モルガン「決してこちら側では、表には決して出してはいけない禁忌の存在であり、あなたたちの世界の真理と言うべき存在でもあります。」

モルガン「つまり彼らこそ、今年のクリスマス・・・本来の時間軸では2022年のクリスマスを中止に追い込んだ張本人でもあります!!」


バァァァーーーン!!(会議室全体に戦慄が走る)


【張本人ってまさか・・・】
【じゃあ貴方がマシュやみんなを操ってたと言うの!?】←

某ゲーム開発クリエイター「そうですよ藤丸立香ちゃん。私が持っている聖杯の力で彼らを洗脳する端末を製作し、マシュやあなたたちの世界のサーヴァントたちを操ったわけですよ。」

マシュ・キリエライト「・・・・・・・・・」棒立ちしている

ハベトロット「そうだったのか・・・つまりダ・ヴィンチやネモたちがここにいるのはまさか・・・」


シュルシュルシュルゥゥ~・・(ダ・ヴィンチちゃんとネモを縛る縄を解く鈴鹿御前〔サンタ〕たち)


ネモ「そうだ。マスターがマイルームへいる時、クリスマスプレゼントの倉庫を襲撃し、ブリトマートを瀕死の重傷を負わせ、」

ネモ「歴代のサンタサーヴァントたちのやる気となる魔力リソースを奪い取り、多くのサーヴァントたちを洗脳させたのはそいつとそいつに最初に洗脳されたミス・マシュだったんだ。」

ネモ「サーヴァントたちを洗脳している所をストーム・ボーダーのカメラで見た我らは、その彼らを止めようとしたが、彼らの行動があまりにも早かったのか・・」

ネモ「既に彼らに操られていたゴルドルフたちによって、ダ・ヴィンチもろとも、この場所に囚われてしまったのだ・・。」

エレナ〔クリスマス〕「囚われてたって・・・じゃあ私たちがここにレイシフトする前に会ってたダ・ヴィンチ女史たちって・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「ああ・・・彼らもまた、そこの開発主任が余った聖杯のリソースで作ったニセモノの私たちさ。君たちが戦ってたというセキュリティのNPCのように・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「そこにいる彼がそう設定させたと言ってもいいよね。君たちがいつものようにこの特異点にレイシフトするように仕向けたって事になったと言ってもいい・・。」

エレナ〔クリスマス〕たち「!?」驚愕している

【レイシフトするようにって・・・】
【まさか貴方の本当の狙いって・・・・】←

某ゲーム開発クリエイター「そうです。私の真の目的はあなた・・今年のクリスマスイベントを楽しみにしているあなたのようなマスターを説得するためですよ。」

某ゲーム開発クリエイター「今年は新規のクリスマスイベントを出さないというのに貴方という方がいるから、私の前に聖杯が現れて、私がいる世界を模した特異点が出来てしまったというのに・・」

モルガン「(私の前に聖杯が現れてって・・・もしかしてあの者は・・)」


鈴鹿御前〔サンタ〕「――意味わかんないわ!!アンタがマスターの世界の真理だというのなら、なんで今年のクリスマスを中止させようとするのよ!!」ブチギレ!

鈴鹿御前〔サンタ〕「マスターや私たちが今年のクリスマスを心から楽しみにしているというのに、なんでアンタみたいな一個人がやりたくない理由だけで今年のクリスマスは無しにしようとしてんのよ!!」

エレナ〔クリスマス〕「そうよ!みんながクリスマスを待ち望んでいるというのに、あなたの罵声ひとつでクリスマスをなくすようなヤツは・・

エレナ〔クリスマス〕「どっかの国の防衛費を国民の増税負担で済ませようとする政治家の思想と同じようにマハトマ信じられないわよ!」ブチギレ!

サンタフラン「そーだぞ!クリスマスをなくそうとするやつは、と~ってもわるいこなんだよ!そんなとてもわるいこには、1000まんボルトのイナズマをだしちゃうからね!」ムスンッ!


某ゲーム開発クリエイター「ハァ・・・あなたたちがそう新規のクリスマスイベントのことでイライラする気持ちはわからなくもありませんが・・・」

某ゲーム開発クリエイター「この私にだって、今年2022年の■■■の新規クリスマスイベントをやらない理由がこちらにもある事をどうか理解して欲しいんですよ。」

【クリスマスをやらない理由だって?】

某ゲーム開発クリエイター「――今から2022年の年末、あなたたちカルデアは南米異聞帯・・・『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』に行かなければならないんだよ。」

某ゲーム開発クリエイター「その場所には多くのサーヴァントを育てる必要があり、こちらとて多くの期間限定の星5サーヴァントをPUさせているし、それらに見合ったキャンペーンも出している。」

某ゲーム開発クリエイター「南米異聞帯のストーリーは君たちにも汎人類史、異聞帯・・この■■■にとって重要且つ重大なプロジェクトと言っても良いくらいだ。」

某ゲーム開発クリエイター「これらの開発の為にも莫大な製作かいはつ時間と人材が必要であって、あなたたちが言うイベントに費やす時間なんて一分も費やしたくないんだよ。」

【・・・・・・・・・・】

某ゲーム開発クリエイター「わかるよね?私たちはね、君たちが南米異聞帯に行けるように、君たちの世界の2部7章のストーリーを優先して製作したいだけで、」

某ゲーム開発クリエイター「残念だけど、あなたたちが楽しみにしている2022年の新規クリスマスは、苦渋の決断としてやらないことに決めたんだよ。」

某ゲーム開発クリエイター「クリスマス定番のBOXイベントはね・・・先月の『カルデア妖精騎士杯』で我慢して欲しいんだ・・・ね?」


【わかった・・・】
【あなたのお気持ちはよくわかったわ。】←

某ゲーム開発クリエイター「・・・そうか、さすがカルデアのマスターだ。私たちの苦労をわかって・・・」

【要するにメインストーリーの開発を理由に仕事をサボってたって事だよね?】←

某ゲーム開発クリエイター「!?」


モルガン「その通りです。あなたたちクリエイター陣の行動を我々のようなキャラクター勢に知られていないと思っていたのですか?」

ネモ「ああ!我らはあなたたちの手で作られた存在であるが、あなたたちの製作現場での行動を知らないほど、我らカルデア勢の頭はバカではないぞ!」

ダ・ヴィンチちゃん「ああ。道理で今年は私の水着イベントの復刻がなかったと思っていたのだが、まさかそんな理由をつけてまで虚無期間でいたかったんだね。」

ダ・ヴィンチちゃん「一応イベントの期間の長さとキャンペーンでごまかしてたというけど、そういう事なら、まだ復刻していないイベントの復刻で補って欲しかったんだけどねぇ~・・」呆れている

【いちおう私たちも、イベントの詳細をチェックしているからね。】←


某ゲーム開発クリエイター「いやいや冷静に考えてよ・・こちらにだってゲーム開発に命をかけている訳じゃなんだし、一日ぐらいは大型連休や一休みぐらいは必要だと思うんだけどねぇ・・。」

某ゲーム開発クリエイター「私たち制作陣にだって、ゲーム開発以外の事をしたいというのもあってね・・別にただサボりたいと訳じゃないと言うか・・」

【それってあなたの感想ですよね?】←
【それでクリスマスを中止にしたい理由には納得できない!】←

ハベトロット「そうとも!こっちはいつどんな時も、一分一秒の刻を大切にし、一年の流れを懸命に頑張って、懸命に頑張った先に輝かしい行事があるんだよ。」

ハベトロット「それでこそ、一年の集大成でもある12月の下旬にやるクリスマスイベントであり、ボクたちが1番大好きなイベントの一つでもあるんだよね!」

ハベトロット「それを君たち制作陣とかの都合で新規のクリスマスイベントの製作をしないで南米南米って・・・あんたらは南米のカタツムリと同じ動きしか出来ないというのかい?」

ミス・クレーン「確かに南米異聞帯のストーリー攻略も大事だと思いますが、そのストーリーは恒常のモノであって、やる時間さえあれば、いつでもやれると言ってもいいでしょう・・」

ミス・クレーン「しかしクリスマスには12月という期間限定の期限があり、その期限を逃せば次は来年までお預けになってしまう。」

ミス・クレーン「クリスマスイベントは1年に1度しか開催できません。1度しか出来ないからこそ、人はそのイベントに一生懸命になれるんですよ。」


【確かにみんなの言う通りだよ!】

某ゲーム開発クリエイター「あのですね・・・別に私たちはゲーム開発をサボっていた訳じゃなくて、南米異聞帯のストーリーをただ製作に集中したいだけあって・・」

某ゲーム開発クリエイター「別に我々制作陣はただ新規のクリスマスイベントの製作をやる時間がなかっただけで・・・」


【そんなの私たちには関係ないよ】←

【こっちはこっちでクリスマスイベントを楽しみたい気持ちはあるんだよ】←

【そんな私たちの楽しみと期待をあなたたちは裏切った!!】←

【そんな理由でクリスマスを中止にするくらいなら・・】←

【カルデアは南米異聞帯に行かない!】
【あなたたちをここで倒さなきゃならない!!】←


某ゲーム開発クリエイター「・・・・・全く・・・そこまで私たちのシナリオ通りに動きたくないと言うのなら、もう致し方がない・・・」

某ゲーム開発クリエイター「認めるよ。私はメインストーリーのゲーム開発を理由に2022年版のクリスマスイベントの開発をしなかったこと・・・」

某ゲーム開発クリエイター「今年のクリスマスのイベントのことは、2年前にやった2020年版クリスマスの復刻で済ませようとしてたことも・・・」


キィィーーーン!(クリエイターが手に持ってる聖杯が輝き出す)

ぐちゅぐちゅぐちゅ~~~!キャァァァ~~~!(某ゲーム開発クリエイターの姿がヒュージゴーストの姿となる)


某ゲーム開発クリエイター「正直もうゲームの開発なんか知るもんか!こっちはこっちで仕事をサボりたくてしょうがないんだよ!」

某ゲーム開発クリエイター「クリスマス?イベント?そんなのガチャやキャンペーンで満足しろってんだよ!期間限定の星5サーヴァントぐらいはPUさせてやるからさぁ~!」

某ゲーム開発クリエイター「まぁ、そんなガチャもまた、マスター達が大爆死するようにすり抜けを含むガチャの確率を操作してるけどね?アハハハハハ!!」


【やっぱりそうか・・・】
【つまり彼が豹変したって事は・・・】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「へぇ~、ようやく本性を表したって事だよね?エレナッち、もうあいつに遠慮しないでも良いんだよね?」

エレナ〔クリスマス〕「ええ!正直この人にはちょっとガツンと言いたいことが山ほどあるからね・・私の強化の事やモーションの関係でね?」

サンタフラン「わたしもわたしも!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「マスター、こっちも色々な意味でアイツには許せない点が沢山あるんだわ!だから・・・」

【わかってるよ】
【みんなの気持ちは私も同じだからね!】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「フフッ、ホントわかってんじゃんマスター!」ニコッ!


某ゲーム開発クリエイター「・・・私を倒そうとするのか?そうはさせないぞ!お前たちのようなユーザーなんかにこの私の大好きな虚無期間を潰されたくないからな!」

某ゲーム開発クリエイター「それに君たちが使っているというサーヴァントを使えるのは、なにもお前たちだけじゃないからな?」キィーン!(令呪の紋章が光り出す)


ギュィィィーーン、バァァ~~!!(多くのサーヴァントたちが姿を表す)

アルトリア・キャスター、マーリン、スカサハ=スカディ「――――――――――」

オベロン、アルジュナ〔オルタ〕、千子村正「――――――――――」

コヤンスカヤ(光と闇)、マシュ、陳旧「―――――――――」


【!?】
【これは、簡易英霊召喚!?】←

ハベトロット「サーヴァントたちまで呼び出すことが出来るのか!?これは相当厄介な事になるぞ!」

ミス・クレーン「ええ。しかもあちらに先ほどマシュ殿に攫われたはずのアルトリア・キャスターがいると言うことはおそらく・・」

ダ・ヴィンチちゃん「ああ。彼らはあのゲームクリエイターに洗脳されているのは確かだね。それも1番強力な洗脳を施している。」

某ゲーム開発クリエイター「その通り!こいつらは私の持つ聖杯と令呪の力で、私の言うことしか聞かないようにした、私の最強最大の戦力さ!」

某ゲーム開発クリエイター「この編成を編み出したのも・・すべては私のゲームを遊んでくれているユーザーのおかげでもあるからね?」

【それを言ったとしても・・・】
【あなたがしでかした事にはなんも変わりはないから!】←

某ゲーム開発クリエイター「う、うるさい!!さぁお前たち、私の言う事など聞けないマスターを彼女のユーザーIDと共にBANしてしまえーー!!」

サーヴァントたち「――――――!!」ガシガシガシンッ!(戦闘体勢になる)


【ど、どうするのこれ!?】
【相手はガチ勢並の編成をしているというのに・・・】←

モルガン「心配ありません・・・既にこちらで手はうっております。ですからマスターはマスターのやるべき事を成し遂げなさい。」

エレナ〔クリスマス〕「ええ・・・あのサボり大好きクリエイターから、私たちのクリスマスイベントを取り戻す為にね!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「そうよね。みんなの恋心や子供たちの楽しみと希望、クリスマスを楽しみにしている皆の為にも、私たちは負けないんだからね!」

サンタフラン「わたしたちはサンタとして、クリスマスをまもるサーヴァントとして、わたしたちはそこのとてもわるいこをなぎたおしちゃうんだから!!」

【ええ!!】
【みんなで取り戻そう!私たちのクリスマスイベントを!】←

エレナ〔クリスマス〕、鈴鹿御前〔サンタ〕、サンタフラン「ええ(うん)!」頷く


某ゲーム開発クリエイター「私と戦うつもりなのですね?良いでしょう・・この戦い、君たちにとってのクリスマスイベントのラストステージであり、」

某ゲーム開発クリエイター「あなたたちのような厨房共にとっての垢BAN宣告と致しましょう!!」


ダダダダダァァァーー―!!(藤丸立香たちに襲いかかる敵サーヴァントたち)

FATAL BATTLE 1/1


敵編成


前衛:アルトリア・キャスター(術)、中衛:スカサハ=スカディ(術)、後衛:怠惰の妖精・カノウヨシキ(裁)

追加:陳旧(術)、光のコヤンスカヤ(殺)、闇のコヤンスカヤ(降)、オベロン(欺)、アルジュナ〔オルタ〕(狂)、千子村正(剣)、マシュ(盾)、マーリン(術)


バトル開始時:歴代サンタたちの守り【敵サーヴァントの宝具封印(永続)、スキル封印(永続)】

バシバシッ、ジャキンジャキンッ、キラァァ~ン!(敵サーヴァントたちを圧倒していく藤丸立香たち)


【良いわよみんな!】
【これでトドメと行きましょう!】←

エレナ〔クリスマス〕「ええ!今年のサンタクロースを任された私たち3人、クリスマスに見合った私たちの宝具で最後を飾るわよ!」

鈴鹿御前〔サンタ〕、サンタフラン「ええ(うん)!!」


キィィィーーン、ピカァァーン!!(3人同時に宝具を発動させる)

―――――――――――――――――――――――――――――――

キラァーーン、クルクルクルゥゥ――!!(両通連を回転させ、そこから雪を発生させる)

鈴鹿御前〔サンタ〕「薄暮すぎ、星舞い、雪舞い、恋よ成れ。告る勇気がマジ大事!」グサッ、キララァァ~~ン!(虹色の雪が展開されていく)

キラァァ~ン、ヒュゥゥ~~キラキラキラァァ~~!!(光り輝く雪がクリエイターと敵サーヴァントたちを覆い尽くす)


鈴鹿御前〔サンタ〕「聖夜に輝け!『三千恋染世界(さんぜんれんぜんせかい)』!!」キラァァ~ン!

キュィィーーン、ピカァァーン!!(輝く雪が集まり、1つのクリスマスツリーが出来上がる)

クリエイターと敵サーヴァントたち「――――――!?」ズグググゥゥ~~・・・



サンタフラン「ときはきた!サンタのおおばんぶるまいだー!」キィィーーン、ピカァァーン!

サンタフラン「クリスマスがはなひらき、しゅくさいのはじまりだー!いっくぞー!」クルンクルンクルン、キラァァーン!

サンタフラン「『花乙女の祝祭・晴れやかにお届け!(フェスティバル・フラワーガール・プレゼント!)』!!」キラァァーーン、パァァァァーーー!!(辺り一面がお花畑になる)


ヒュゥゥ~ン、ドサッ!ジジジィィ~~!(プレゼントの箱(爆弾入り)が降ってくる)

クリエイターと敵サーヴァントたち「――――――!?」

ドカァァ~~~ン!ドカドカァァァ~~ン!!(クリエイターと敵サーヴァントたちの前で爆発する)

サンタフラン「どんがどんがどんどーん!」笑顔で通りすぎる



エレナ〔クリスマス〕「メリークリスマス!これが私たちの、あなたたちに与えられる最大のクリスマスプレゼントにしてあげるわ!」ウィィ~~~ン!ビュゥゥーーン!

某ゲーム開発クリエイター「んなぁ!?待て待て待てぇぇぇ~~!?」慌てふためく


ビュンビュンビュンッ、ギュィィィーーン!!(クリエイターと敵サーヴァントたちに向けて突っ込んでくるエレナ〔クリスマス〕)

エレナ〔クリスマス〕「『聖夜に煌めく流れ星(ミチオール・スネグーラチカ)』!!」ギュゥゥ~ン!

ドゴォォーーン、キララァァ~ン☆(クリエイターと敵サーヴァントたちに宝具が直撃する)



スタスタスタッ!(最後にエレナ〔クリスマス〕、鈴鹿御前〔サンタ〕、サンタフランが横一列に並んで・・)

エレナ〔クリスマス〕、鈴鹿御前〔サンタ〕、サンタフラン「メリーークリスマース!!」キラリーン☆(決めポーズ)


キィィンッ、ドカァァァァーーーン!!(ど派手な爆発)

ドゴォォーーーン!!(ビル最上部の爆発が外でも聞こえる)

とある会社のビル内:会議室跡



敵サーヴァントたち「―――――・・・・・」キュゥゥ~・・・(消滅する)

マシュ「・・・・・・・・」パリィィ~ン、ドサッ・・・(洗脳端末が完全に壊れ、その場に倒れ込む)


【マシュ!】←

マシュ「・・・・ウゥゥ・・・・・。せ・・先輩・・・?わ、わたし・・・いままで何を・・・。」

【良かった・・・】
【洗脳が解けたんだね】←

鈴鹿御前〔サンタ〕「ふふ~ん!あたしの『三千恋染世界(さんぜんれんぜんせかい)』は恋する恋人たちの恋を応援する宝具であって、こうやって工夫さえすれば、」

鈴鹿御前〔サンタ〕「恋を寝取ろうとする奴から愛する者だけを守る救出宝具にだって出来ちゃうんだからね?」

ダ・ヴィンチちゃん「成る程!サンタの鈴鹿御前の宝具を持ってすれば、敵に操られたマシュをあまり傷つけずに洗脳を解くのもあり得るって事だね!」

ダ・ヴィンチちゃん「これでマシュは我々の元へと戻り、そこの操られたサーヴァントたちも強引な方法ながらストーム・ボーダーへの帰還を確認した。」

【そう良かった!】
【あとは・・・・】←



シュゥゥゥ~~・・・(ヒュージゴーストから元に戻る某ゲーム開発クリエイター)


某ゲーム開発クリエイター「な・・・なんで・・・なんで私の最強サーヴァント編成が・・こんなサンタサーヴァントモドキにやられるなんて・・・」

某ゲーム開発クリエイター「それにどういう事なんだ・・・どうして私のサーヴァントたちは宝具もスキルも、何もしていないのに発動不能に陥るなんて・・・」


タッタッタッタッ・・・(誰かが多くの者たちと一緒にやって来る)

レディ・アヴァロン「あぁ~それは私たちの仕業と言っても良いよね?私たちがあなたの宝具発動とスキル発動を妨げたと言っても過言はないからね?」

サンタオルタ、ジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィ「・・・・・・・・」ドヤァ~!

アルテラ・ザ・サン(タ)、ナイチンゲール・サンタ、サンタカルナ「・・・・・・・」

ケツァル・コアトル・サンバ・サンタ、サンタマルタ「・・・・・・・」


【レディ・アヴァロン!】
【それに歴代のサンタたちも!】←


ナイチンゲール・サンタ「ええ。マスター、色々心配をかけてスミマセンでした。私たちがその者の怠惰の病原菌に蝕まれていたばっかりに・・」

サンタカルナ「ああ。この者にクリスマスへのやる気とリソースを奪われ、ただクリスマスの開催に後ろ向きな感情に囚われてしまい、あのような痴態を曝してしまうとは・・・」

サンタカルナ「・・だがそこのマーリンの妹君に治療を施され、特異点でのマスターと3人の疑似サンタの活躍を聞いた我々は、自分たちがしでかした事の重大さを理解し、」

サンタカルナ「今までの怠惰な行動に恥いた我らは、ストーム・ボーダーにいる偽者のダ・ヴィンチたちを倒しつつ、この特異点へと救援へと駆け付けた。」

レディ・アヴァロン「そして藤丸たちの戦いをサポートするために、歴代のサンタたちの力を結集させ、敵サーヴァントの宝具とスキルの発動を阻害したって訳!」

某ゲーム開発クリエイター「な・・なんだってぇぇぇ~~~!?」

アルテラ・ザ・サン(タ)「お主たちじゃな?私たちが敵の手によって怠惰に耽っている中で、お主たちがサンタの代理として名乗りを上げたという3にんとは?」

エレナ〔クリスマス〕、鈴鹿御前〔サンタ〕、サンタフラン「・・・・・・」ビシッ!

アルテラ・ザ・サン(タ)「お主たちの微少特異点での活躍、レディ・アヴァロン殿から聞かせて貰った。お主たちはその身にサンタ姿の霊衣を見事に着こなし、」

アルテラ・ザ・サン(タ)「偽者のサンタと言われようとも、クリスマスを待ち望む者たちの幸せを考え、クリスマスを守ろうとする志を持って、黒幕からプレゼントを奪い返そうとした。」

アルテラ・ザ・サン(タ)「お前たちは見事に今年のクリスマスを守り、サンタとしての役割を果たす努力を持って成し遂げたと言っても過言はない。」

【!。それって・・・】←


アルテラ・ザ・サン(タ)「うむ。我らはこの3人を今年のクリスマスを飾る正式なサンタクロースとして認める。お前たちも異論はないな?」

サンタマルタ「はい。本当は私が次のサンタを選ぶはずでしたが、あなたたち3人、力を合わせて今年のクリスマスを守った事、私はとても感激しています!」

ジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィ「はい!子供や大人も関係なく、クリスマスを待ち望む人たちの為に奮闘するその心・・正にサンタに相応しいと思っているわ。」

サンタオルタ「ええ。前例はないが、今回は特別としてお前たち3人を、今年のクリスマスを担当するサンタとして任命する事に決定した。お前たちこそ、今年のサンタというわけだ。」

ケツァル・コアトル・サンバ・サンタ「そういう事!つまりあなたたちはもう擬似的なサンタじゃなくて、本物のサンタの名を持ったサーヴァントって事!」

エレナ〔クリスマス〕、鈴鹿御前〔サンタ〕、サンタフラン「!!!」

【3人ともおめでとう!】


エレナ〔クリスマス〕「ええ。まさかただサンタの姿を霊衣を纏ってた私たちが本物のサンタサーヴァントとして認められるなんて、もうこれはコレでマハトマ嬉しいわ!!」

鈴鹿御前〔サンタ〕「うん!私、サンタとして認められちゃった以上、またさらにいっぱいみんなに恋を届けられるって事だね!」

サンタフラン「ワーイワーイ!わたし、サンタにみとめられてとってもうれし~~~!!」

ミス・クレーン「はい・・・私・・・私が作ったサンタ衣装の霊衣が、本当のサンタとして認められるなんて・・もう嬉しくて嬉しくて・・・」

ハベトロット「ハハハハ・・クレーンもオーバーなことだな~・・まぁボクも、サンタ霊衣を着た3人が正式にサンタとして認められた事にはとても感激しているからね!」

ハベトロット「だって今年はカルデアに3人もサンタがやって来て、今年のクリスマスイベントの中止を阻止してくれたんだからね!」

【そうだね!】
【そしてあとやるべき事は・・・・】


タッタッタッタッタッ、ポキポキポキ・・・(手首を鳴らしながら近づいてくるサーヴァントたち)

ボォォォォ~~~~!!(怒りの炎を燃え上がらせるカルデアのサーヴァントたち)


サンタオルタ「さて・・・お前の方はこれから我らが行なう事への覚悟は出来ているか?」ポキポキポキ・・

ナイチンゲール・サンタ「あなたのその怠け様を治す治療・・例えあなたがなんと言おうと絶対に辞めることは致しませんので・・」

某ゲーム開発クリエイター「ヒィィィ~~!?ゆ、許してくれ~~!!私が悪かった・・・君たちのクリスマスイベントを取りやめたのは本当に悪かった!」

某ゲーム開発クリエイター「だから私を殺さないでくれ!私を殺したら、もう君たちの物語を書く者がいなくなる・・私が死んだら、もう■■■はサービス終了することになるんだぞ!?」

モルガン「ええわかっています。あなたのような簡単な仕事を怠けるような者でも、私たちの世界の土台を作っている制作者である事は変わりない。」

レディ・アヴァロン「故にあなたの事は殺すつもりはない・・・あなたを殺す価値など、はじまりの6人と比べたら少々低いものですので・・ですが・・・」


【あなたは私たちにクリスマスの開催を沈黙という形で告知しなかった・・】←

【あなたのその舐めに舐めきったその態度が許せなかった。ただ許せなかったから・・・】←

某ゲーム開発クリエイター「―――――――――――」

【あなたは私たちにその顔で喧嘩を売り続けて来たからね・・・】←

【せめて許して欲しいなら、土下座ぐらいはしないとね?】←


某ゲーム開発クリエイター「・・・・・・・・・」

???「辞めておけ。そやつに土下座を強要したところで厚顔無恥のそやつは1ミリたりとも土下座などせんよ。」

???「そやつらなど、生放送でも事前に用意したトーク用の台本を棒読みしている奴であり、世もそやつの事など人ですら見ていないのだからな・・。」

???「しかしてその者が余程の怠惰の元だろうとも、その気にさえなれば、ちゃんとしたサーヴァントを出すことになるからのぉ~。」

レディ・アヴァロン「!?」

【誰!?】←
【まさか他にもサーヴァントが・・・】


???「誰と言われて、なんと答えるものと言えば良いのかのぉ~?クラス名か、真名か、はたまた獣の名か・・・?」

???「だが今のお主らにあの名を明かすとなれば、それこそ早すぎると世は思っておるからのぉ~・・・」

???「まぁ仮に名を示すのであればそれはそれで名乗ってやろう。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
タッタッタッタッ・・・(影から1人のサーヴァント?が現す)
https://livedoor.blogimg.jp/bangle492-dwy2bss2/imgs/f/5/f54ffc26.jpg


???→リリィ・バビロン(ドラコー)「世の名はリリィ・バビロン。ヨハネの黙示録にて大淫婦として名を語られた大淫婦バビロンの妹とも呼ぶ、しがないはぐれサーヴァントじゃ。」

【リリィ・バビロン?】
【ネロ・リリィじゃなくて?】←

リリィ・バビロン「否。世はお主が言うローマの皇帝であらず、またはそうでもない者でもあるがな・・。」


ダ・ヴィンチちゃん「大淫婦バビロン・・・ヨハネの黙示録に登場する象徴の一つにして、反某宗教の象徴たる存在・・。君はその妹だというのかい?」

リリィ・バビロン「その通りだ。それとそやつにその聖杯を渡した者であってなぁ、世はそれを返しに来たと言うわけだ。」

ダ・ヴィンチちゃん「!?。返しに来たって・・・まさかこの人が持ってた聖杯って・・元々君のモノだったと言うのかい?」

リリィ・バビロン「そうだ。しかし世に預けておいたはずの聖杯の力を、そやつが勝手に利用していた事など知らなかったがな・・。」


レディ・アヴァロン「(大淫婦バビロンの妹だって?君に妹なんか端っから存在していない・・むしろ君こそが大淫婦バビロンを名乗ってた獣だって言うのに・・・)」

レディ・アヴァロン「(・・さては私のマーリンの妹ネタをパクったというのね!まあ、今のこのカルデアのマスターたちには絶対に言えないのは確かなんだけどね・・・。)」

レディ・アヴァロン「(でも何故なんだ?何故、君のような獣が理由も無しにこの世界へと来たと言うのだい‥・?)」


鈴鹿御前〔サンタ〕「アンタ・・・アンタはそこにいるヤツに聖杯を渡したというのなら、アナタはそのヤツの仲間だっていうのかしら?」

リリィ・バビロン「いいや、仲間ではないぞ?さっきも言ったように世はその者に世の聖杯を渡しただけであって、その者とは世にとっては何も関係ないと言ってもいい。」

リリィ・バビロン「むしろその者に聖杯を渡し、その者がどこまで世の暇つぶしに成り得る特異点を作れるかどうかを、世は見てみたかったというのが本音じゃがな?」

【なんですって・・・?】
【暇つぶしに特異点を作らせたって・・・】←

リリィ・バビロン「そうじゃ。しかしそやつに聖杯を渡したのは失敗だった。そやつはお主たちのような新規クリスマスイベント開催を求める者たちを潰すために、」

リリィ・バビロン「わざわざサーヴァント同士のつまらないクリスマスプレゼントを奪いあう茶番劇を見せられて、世はもうこれ以上の事をそやつに期待しないと決めておってのぉ‥」

リリィ・バビロン「そこにお主たちがクリスマスを守る為に立ち上がり、見事にそやつを倒したモノだからな。少し挨拶する程度でお主たちの前に姿をさらしたと言ってもいいがな。」


グォォォ~ン‥ヒュンッ・・・(某ゲーム開発クリエイターの身体から聖杯を取り出すリリィ・バビロン)

某ゲーム開発クリエイター「わ。私の・・・聖杯がぁ・・・・」ガタンッ!(そのまま膝をついていく orz )

リリィ・バビロン「其方たちのクリスマスを守ろうとする戦いはじつに素晴らしかった。個人の為、万人の子供らの為、片思いのツガイたちの愛の為・・・。」

リリィ・バビロン「其方たちのおかげでこの世界のクリスマスは救われたというのは他でもない。其方たちの活躍がこの世界のクリスマスイベントの代用となった事に値するからな。」

リリィ・バビロン「―――故にこれがカルデアの最後のクリスマスとなるとな。」

【えっ・・・?】
【それはどういう事なの!?】←


リリィ・バビロン「言葉の通りだ。今年のクリスマスイベントが終われば、次に来るのはなんだというのか?お主たちなら既に知っていると思っているのは間違いないのだが・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「!。南米異聞帯の攻略・・・まさかあなたは、南米異聞帯から来たサーヴァントだと言いたいのか!?まさか・・・」

リリィ・バビロン「いいや違う。世は本当の意味でこの特異点に暇つぶしに来たはぐれサーヴァントだ。本当の意味でな?」

リリィ・バビロン「したがってもうこの特異点にいる必要などない‥時期に世はこの特異点から退去するであろう。」

リリィ・バビロン「世はお主たちを案じておるのだ。お主たちが行こうとするその南米の異聞帯には、お主たちが敵対する第7の獣が向かっている噂がある。」

リリィ・バビロン「奴はお主たちの事を奴が恐れる脅威とし、お主たちに徹底的な先制攻撃を加えるのやもしれない‥それもお主たちが何も出来ないようにな‥。」

マシュ「(第7の獣・・・それは地球国家元帥U-オルガマリーの事を示していると言うことですよね?あのはぐれサーヴァントはどうしてそれを・・・)」

【第7の獣・・・】
【U-オルガマリー・・・・】←

――――――――――――――――――――――――――――――
回想シーン:U-オルガマリー

https://www.wicurio.com/grand_order/index.php?plugin=ref&page=U-%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC&src=ugod.jpeg

――――――――――――――――――――――――――――――

【あなたとは初対面のはずだというのに‥】
【私たちを気遣ってくれてありがとう。】←

【けど、それでも私たちは行かなきゃならないからね‥】


リリィ・バビロン「ホォ~‥すると其方らはそれでもあの獣と戦い、確実に勝てる見込みはあると?」


【勝てる見込みはないかもしれない・・・】

【でもそれでも、私たちは行かなくちゃならない理由があるの】←

【それが汎人類史の為でも、みんなの為にも、自分の為にも・・・・】


リリィ・バビロン「ふっ、フハハハハハ!それで良い・・・それでこそカルデアのマスター、それでこそ人類!遙か彼方にいる世の姉が認めたのもわかるなぁ~。」

リリィ・バビロン「良かろう。この聖杯は元々は世のモノであるが、そのルーツはこの微少特異点の魔力リソースで出来ているからのぉ。故にこの聖杯を其方らに一つあげよう。」

リリィ・バビロン「なに、其方たちがこの微少特異点を修正し、其方たちのクリスマスを取り戻した世からのクリスマスプレゼントと言っても変わらぬからな?」

【本当に良いの!?】
【(なんか怪しいような・・・)】←

リリィ・バビロン「なにを疑う?この聖杯には何もヤラシイ物など入っておらぬ。獣の妹である世がそれを保証しよう。」

ネモ「獣の妹・・・第7の獣のクラスを持つU-オルガマリーといい、お前はなぜビーストVIIの事を知っている?まさかとは思うが・・・」

ネモ「お前の姉と呼ぶその者は、我らがまだ存在を確認していない人類悪‥いわゆるビーストクラスの存在の1人ではなかろうか?」

リリィ・バビロン「さてな‥それについての考察などは、其方たちの好きにしておくがよい。」

フワァァ~ン・・・・(お互いに身体が光に包まれる)


レディ・アヴァロン「どうやら、本物のカルデアの職員たちが君たちを元の場所へと帰す手筈が整ったようだね?ならこっちも帰らないとね?」

リリィ・バビロン「そのようじゃな‥其方らもそろそろ帰るべき場所へと帰るが良い。そして其方らが取り戻した最後のクリスマスを思う存分に楽しむがよい。」

リリィ・バビロン「其方たちとはいずれ、余の姉と共にまた会えるときが来るであろう。また会えるのならな?」

エレナ〔クリスマス〕「ちょっと待って!最後に一つ聞きたいことがあるの!どうして私たちがあのサンタ霊衣を着ているだけのサーヴァントだったのに、」

エレナ〔クリスマス〕「なぜ私と鈴鹿御前、フランちゃんの3人だけがいつもの霊基とは違う宝具を出せるようになったのかを、レディ・アヴァロンさんは知ってるのかしら?」

レディ・アヴァロン「あっ、あぁそれね?それについては・・・・」

リリィ・バビロン「それについては余も知っておるぞ?お主たち3人がサンタの霊衣を身に付け、以下にして真なるサンタへと成り得たということを・・・」

レディ・アヴァロン「!?」


リリィ・バビロン「カルデアのマスター。その者たち3人はな、遙か彼方の所でもそのサンタの衣装を身に付け、正規に異なるクラスの霊基を持ちいて、」

リリィ・バビロン「正義も主張も一つ一つが違う中で、自身が正しい事を信じ、終わりなき戦いの物語を共に紡いで言っているのだ。」

リリィ・バビロン「其方ら3人は、その遙か彼方のオリジナルのサンタ3人の霊基を、霊衣という形で模倣し、それらと魔力と霊基が同調したことで、向こうのサンタ3人の力を引き出せたのだ。」

【!?】
【遙か彼方の所って・・・まさか・・・】←

リリィ・バビロン「ふっ、空想の帯の切除に専念する其方らにこれ以上のことは話せぬが、これだけは言わせておこう。」

リリィ・バビロン「向こうにはそこにいるモルガンやスカディもサーヴァントとしている。そしてこっちのカルデアにはな・・・」

リリィ・バビロン「かつて第2の獣だった者(ティアマト)や離別の呪いの妃(シータ)、剣の修道士(セイバーのモレ―)や未熟者(セタンタ)もいる・・」

リリィ・バビロン「無論、本来グランドと成り得たはずの船長の其方(ネモ)もな・・・?」

ネモ「!!?」ビクッ!


リリィ・バビロン「話はここまでだ。せいぜい南米異聞帯の出陣前の最後のクリスマスを大いに楽しむがいいぞ・・・カルデアのマスター。」

リリィ・バビロン「いずれにしても第6の獣(ソドムスビースト)は、其方らの事を大いに見守っているからな・・・アッハハハハハハハハハ!!」笑い出す


キィィン、ギュゥゥゥゥーーーーーンンン!!(元の世界へと強制的にレイシフトされる)

エピローグ:ユア・ザ・メリークリスマス
――――――――――――――――――――――
次元境界穿孔艦 ストーム・ボーダー:食堂(クリスマスパーティー仕様の飾り付け)


ワイワイガヤガヤガヤ!!(クリスマスパーティーで盛り上がっている)



エレナ〔クリスマス〕「はい。君たちへのプレゼントよ?」プレゼントを渡す

ナーサリー、ジャック、バニヤン「わぁ~~、ありがとうサンタさん!!」嬉しそうにしている

エレナ〔クリスマス〕「ウフフッ、どう致しまして。」二コッ!



ブリュンヒルデとシグルド「~~~~~♡」イチャイチャしている

ジークフリートとクリームヒルト「――――――――」ツンデレながらも仲良くしている

虞美人と項羽「―――――――――」イチャイチャしている


ラーマ、ブラダマンテ「ハァ・・・」ため息をしている

鈴鹿御前〔サンタ〕「・・・‥!」ポンッ、ニッ!(笑顔で元気づけている)

ラーマ、ブラダマンテ「・・・‥フッ。」少し笑顔を見せる



モルガン、バーヴァン・シー「―――――――」クリスマス料理を食べている

バーゲスト「――――――――」ワインを注いでいる

メリュジーヌ「――――――――」ズズズゥゥ~‥(寒がりながらもコーンスープを飲んでいる)

ハベトロット「―――――――」オムライスをブリトマートに食べさせている

ブリトマート(包帯グルグル巻き)「ア~ン・・・」パクッ、モグモグ・・・(オムライスを食べている)



サンタフラン「サンタだぞ~!ガオ~!」

モリアーティ「―――――!!」パチパチパチィィ~~!!

ガラテア「――――――」パチパチパチィィ~~!!

源為朝「・・・・・・・」静かに見ている



アナスタシア「~~~~~!!」ブゥゥ~~!(鼻水をかんでいる)

カドック「―――――――」ティッシュ箱を用意している

アナスタシア「・・・・・・フフッ‥。」ニッコリ

カドック「‥フッ・・・。」



ダ・ヴィンチちゃん「――――――――」楽しんでいる

ゴルドルフ「――――――――」ケーキを食べている

シオン「―――――――」楽しんでいる

微少特異点の修正が終わり、カルデアの食堂にはクリスマスパーティーで賑わっているサーヴァントたちが見られていた。

取り戻したクリスマスプレゼントを配ってあげたり、料理を振る舞ったりそれらを食べたり、みんなでワイワイと交流したり・・・

みんなそれぞれの形でクリスマスの大いに楽しみ、みんな満ち足りた笑顔を見せているのであった。


それもこれも、今年のサンタクロースに正式に選ばれ、尚且つ今年のクリスマスを救ってくれた、エレナと鈴鹿御前、フランちゃんの活躍があってのことだ。

3人のサンタがいてくれたから、今年のクリスマスが出来るようになったし、みんなが笑顔でクリスマスパーティーをすることが出来たのだから。

―――――――――――――――――――――――――――

マシュ「先輩、色々と困難はありましたが、今年のクリスマスがうまくいって良かったですね。」

【そうだね。】
【そう言えば、マシュのサンタ霊衣は・・・】←

マシュ「あっ、これですか。あの霊衣はあの微少特異点で置いてきた物をハベトロットさんがまた作ってくれまして‥」

マシュ「あのサンタの霊衣は微少特異点での黒幕に操られいた私を隠すため、操られている事を先輩方に悟られぬように作った形だけの霊衣でした。」

マシュ「しかしデザインはとても似合っており、私も1度はサンタの霊衣を着てみたかったのですから‥」

マシュ「今年のサンタクロースに選ばれなかった者ですが、せめてクリスマスを盛り上げるぐらいはさせて貰いますね!」

【うん、そうだね】
【選ばれなくてもマシュはマシュで似合っているよ!】←

マシュ「ありがとうございます、先輩!」

―――――――――――――――――――――――――――

操られていたサーヴァントたちやマシュも元に戻り、歴代のサンタたちも元に戻り、クリスマスプレゼントも元の持ち主に配る事が出来た。

待ちに待ってたクリスマスも楽しみ、私もみんなでワイワイと楽んでいる。それに至るまでには色々と困難はあったけどね。

ただ最後にあのリリィ・バビロンと名乗るサーヴァントが言ってたことは本当だったのか?

今やっているクリスマスイベントがカルデアにとっての最後のクリスマスであると言う事を、私はその事に関して頭を募らせている。

だが今はこの楽しいクリスマスを大いに楽しもう。それこそ、私たちがクリスマスを中止させようとする黒幕(カノウ・ヨシキ)からクリスマスを守ったご褒美だからね。

―――――――――――――――――――――――――――
クリスマスパーティーが終わって数時間後・・・


【あぁ~楽しかった!】←
【(とりあえずベットに横たわる)】


トントントントン・・・(ドアのノックがなる)


【???】
【入っていいよ。】←


ウィーン、ガチャン。タッタッタッタッ・・・・(自動ドアから通常の鈴鹿御前とエレナ、フランちゃんがやって来る)

鈴鹿御前「マスター!今年のクリスマス、色々あったけどアレはアレで面白かったよね!」

エレナ「ええ。あの微少特異点にいた黒幕のせいで一時はクリスマスが中止になるかと思ってたのだけど‥」

エレナ「私たちが今年のサンタとしてクリスマスを守る為に頑張ったからね!マハトマ一件落着って事だね!」

フランケンシュタイン「うんうん!」頷く

【そうだねみんな!】
【みんながいてくれたからね。】


【・・・・・・‥】

エレナ「・・・気になるのね、あのリリィ・バビロンが言ってたことを・・・。今年巡のクリスマスがカルデアの最後のクリスマスだって言うことを‥」

エレナ「気になる気持ちもわからなくはないわね。クリスマスが終われば、次に待っているのは南米異聞帯の攻略・・・カルデアにとっての最後の異聞帯‥」

エレナ「おそらくカルデアにとっての最後の楽しい一時であり、もしかしたらと思うと・・・」

鈴鹿御前「ちょ、ちょっと!そういうネガティブなことは無し!せっかくのクリスマスを楽しんだ気分が逃げちゃうわよ・・・」

エレナ「え、えぇそうね・・・。ごめんなさい・・・もし南米異聞帯攻略の中でマスターの身に何か嫌な事が起こると思うと・・・私はもう心配で・・・」

【エレナ・・・】
【(そこまで心配していたんだね‥?)】←


鈴鹿御前「・・・ホントにそれはそうよね‥。だってあたしたちの事を召喚してくれたマスターは1人しかいないし、1番に信頼できる人間はマスターしかいないしね・・・。」

鈴鹿御前「もしマスターが最後の異聞帯で死ぬことになったらと思うと‥あたしだって嘆き悲しむわよ。」

鈴鹿御前「でもね・・・あたしたちサーヴァントとはね‥マスターと一緒に戦い、一緒に努力したり、一緒に笑いあったり、一緒に喜びを分かち合ったりしてきたからね‥。」

鈴鹿御前「だからこそあたしたちは、マスターが遠くに言ったとしても、あたしたちはマスターの事を信じていられる。信じてあげているから、マスターは無事にここへ帰ってきてくれるからね。」

鈴鹿御前「だから南米異聞帯の攻略だって、ちゃんと無事に戻って来てくれることをあたしは信じている!どんなことが起きようともあたしたちがマスターのことを信じているし、」

鈴鹿御前「もしマスターがピンチに陥った時には必ずあたしたちが駆け付けてあげるからね?」

フランケンシュタイン「ウンウン!」頷く

【そうだね。】
【みんなありがとう!】←


鈴鹿御前「マスター、マスターにはあたしたちサーヴァントがいるし、あたしたちだってマスターの事を心から信じているからね。」

鈴鹿御前「だからどんなに辛いことがあっても、私たちはそれらを乗り越えていって、次の新しい未来に向かって進んで行くからね。」

鈴鹿御前「だから来年巡のクリスマスでも、またみんなでクリスマスを楽しもうね!」

【ええ!】
【これからもよろしくね、みんな!】←

鈴鹿御前たち「―――――――!」ニコッ!

――――――――――――――――――――――――――――

そうだとも・・・私は汎人類を守り、明るい未来を取り戻していくカルデアのマスターであり、多くのサーヴァントたちから信頼されているからね。

例えどんな困難があろうとも、私とサーヴァントとの絆と思いさえあれば、それらを乗り越えていける‥乗り越えて突き進んで行かないとね‥

南米異聞帯がどんなところだろうと、クリプタ―だろうと、U-オルガマリーだろうと、私はあなたたちの凶行を止めに行く為になんでも立ち上がっていく。

それがこの私・・・藤丸立香という人類最後のマスターの1番の強みでもあるからね。

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QUEST CLEAR 報酬入手


聖杯x1

話はこれで完結です。
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クリスマスSOS!~4人のサンタと囚われのプレゼントたち~:ピックアップ召喚


PUその1
▼期間限定サーヴァント
☆5:(SSR)ミス・クレーン
▼恒常サーヴァント
☆4:(SR)フランケンシュタイン(バーサーカー)


PUその2
▼期間限定サーヴァント
☆5:(SSR)ブリュンヒルデ(ランサー)
▼恒常サーヴァント
☆4:(SR)鈴鹿御前
☆4:(SR)ラーマ

PUその3
▼恒常サーヴァント
☆5:(SSR)アナスタシア(キャスター)
☆4:(SR)エレナ・ブラヴァツキ―(キャスター)


モーション改修対象:フランケンシュタイン(バーサーカー)

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