あまりにも万能過ぎるし強過ぎる

勇者「お前があまりにも万能過ぎるし強過ぎるからだよ」

戦士「何でだよ！良いことじゃねぇか！」

勇者「お前よぉ…こちとら何年も修行して勇者に選ばれてさぁ…」

勇者「王様から伝説の剣貰ってから対等に魔物と戦ってるってのに…」

勇者「お前単騎でドラゴンの巣に突っ込んで、鉄の斧で草刈りみたいにドラゴンの首跳ねまくるじゃん！！やべぇよ！！」

戦士「強い分にはいいだろ！？」

勇者「限度があるだろ！馬鹿がよぉぉぉ！！」

勇者「それにお前、戦士の癖に魔法使えるのもおかしいからな」

戦士「俺の魔法とか嗜む程度だろ…強化魔法とか…」

勇者「お前の強化魔法って、村人のガキに使ったらそのガキが村に来た四天王ワンパン出来る位に強化された奴だろ！？チートだわあんなん！」

勇者「それにほとんどお前が魔物倒してるのに分け前平等に貰ってるから、寄生虫みたいな気分で申し訳ないわ！！」

戦士「仲間だろ！気にすんなよ！！」

勇者「もう仲間じゃねーよ！！」

戦士「えぇ…？」

勇者「…それとな、魔法使い」

魔法使い「はい？何でしょう…」

勇者「我関せずで聞いてるけど、お前もクビだからな」

魔法使い「えぇっ！？ボクもですか！？なんで！？」

勇者「それは>>6だからだよ」

お前が戦士のことが好きだから

勇者「それはお前が戦士のことが好きだからだよ」

戦士「え？そうなの？」


魔法使い「えぇっ！？そそそっ！！そんなまさか！！？///」

魔法使い「ボボボーボクが戦士さんの事を……すすす………好きだなんてっ！？///」

魔法使い「そそ、そんそんな筈がががっ！？///」

魔法使い「～～～～～っ！///」


勇者「いや、解りやすいな」

戦士「なーんだ違うのか」

勇者「いや馬鹿かてお前」

勇者「…正直勇者になったら魔物倒して、仲間とか助けた女の子にモテモテとか、考えなかった訳じゃないけどさ…」

勇者「正直、戦士とかいう上位互換がいたらどうにもならんよな！！」

戦士「気にすんなよ！」

勇者「するわバァァカ！！村人のお礼とか全部お前宛だったじゃん！！」

勇者「村娘達も一時的な女仲間も姫様も全員お前に惚れてたからな！？」

戦士「いや、そんなわけないだろ」


勇者「はぁ～～……糞ニブ腹立つぅぅぅぅ☆！！」

勇者「という訳で、どうせ戦士クビにしたら自主的に辞めそうだから魔法使いもクビな」

魔法使い「えぇ……」


勇者「…そして最後に盗賊」

盗賊「へいっ！何でヤンスか？」

勇者「ついでにお前もクビだ」

盗賊「えぇぇぇぇっ！？何ででヤンスっ！？」

勇者「それは>>11だからだよ」

男装しているダイナマイトボディなお嬢様

勇者「お前が男装しているダイナマイトボディなお嬢様だからだよ！」


盗賊「……」

戦士「嘘だろ？どうみても痩せぎすの小汚いおっさんだろ？」

魔法使い「ボクから見てもとても女性とは…」


バッ！


お嬢様「……あら？気付いてたのね……流石勇者様、と言ったところかしら？」


戦士&魔法使い「えぇぇぇぇ！？美人出てきた！？」

勇者「当たり前だ。強さでは戦士に負けても、女性に関する審議眼に関しては誰にも負けねぇさ」


戦士「確かに！勇者は嫌に色恋には過敏だったな！」

魔法使い「戦士は鈍過ぎるけどね…」


お嬢様「それで？何故私が男装した豊満な令嬢だとパーティをクビになるのかしら？」


勇者「それは……>>15だからだ！」

盗賊スキル皆無

勇者「それはお前が盗賊スキル皆無だからだ！」

お嬢様「真っ当な理由ね」

勇者「今までも扉や宝箱の鍵は大体戦士が壊してたし、盗賊なのに魔法とか剣とかで戦ってだろ！」

お嬢様「盗賊には変装してただけなんだから、技術なんて無くて当たり前よ」

お嬢様「でも盗賊らしく、ダンジョンの裏道とか色んな情報を集めてきたじゃない？」

勇者「あれ大量の使用人達に人海戦術で探らせてた奴だろ！どこに金掛けてんだよ！！」

お嬢様「それもバレてたのね」

勇者「…だが一つ、聞きたい事がある」

お嬢様「何かしら？」

勇者「何で盗賊に変装してまでこのパーティに入ったんだ？」


お嬢様「……それは>>18だからよ」

神託で勇者に全てを捧げるように命じられた

お嬢様「……それは神託で勇者に全てを捧げるように命じられたからよ」

勇者「神託！？　僧侶でもなんでもないのに！？」

お嬢様「もちろん、直接受け取ったわけじゃないわよ。ただまあ、うちはそういうのと無縁の家だから、"そういうことになってる"だけでしょうけどね」

戦士「仕組まれた陰謀……政争ってやつか」

勇者「理解早っ！　お前ホント万能だな！！　イヤミか！！」

魔法使い「そんな卑屈にならなくても……」

勇者「ん？　待てよ？　神託が下ったことになってるだけなら、無視すればよくね？」

お嬢様「無理ね。それは教会の意向、ひいては国に逆らうことを意味するもの」

勇者「ほほう。じゃ、例えば俺が>>25しろと言えば従うのか？」

お嬢様「>>25？　>>26よ」

裸踊り

えげつないほど強烈なフェラチオ

勇者「ほほう。じゃ、例えば俺が裸踊りしろと言えば従うのか？」

お嬢様「裸踊り？　えげつないほど強烈なフェラチオよ」

勇者「どういう意味だ？」

戦士「そのくらい嫌ってことじゃないか？」

お嬢様「そういうことね」

魔法使い（それって同列かなあ……？）

勇者「はあああああ！？　何でだよ！　俺に全てを捧げるんじゃなかったのか！？」

お嬢様「だって貴方、勇者じゃないもの」

勇者「……は？」

お嬢様「鈍いわね。私が使用人に探らせていた情報が、他にあるとは思わなかったの？」

勇者「！？」

お嬢様「王様が貴方を勇者として選んだとしても、勇者としての資格を失うほどの事実が明らかになれば、後はいろいろやりようがあるもの」

お嬢様「必死で調べて、つい先日ようやく尻尾を掴んだわ」

お嬢様「貴方が勇者たり得ない理由……それは>>28よ！」

魔王の娘と密通してるから

お嬢様「貴方が勇者たり得ない理由……それは魔王の娘と密通してるからよ！」

魔法使い「な」

戦士「なんだと！！？」

戦士「嘘だって言ってくれ勇者！」

勇者「……頭のいいお前のことだ、ほんとはわかってんじゃねえか？」

勇者「そうさ、俺は魔王の娘……魔王女ちゃんと通じている」

勇者「勇者になるための長い修行、ご近所付き合い……あの長年の苦労も、伝説の剣を手に入れるためだった！」

戦士「ここでパーティを解散して、ひとり旅を続けるフリをして剣を魔王女のもとへ持ち帰る……そういう算段か！」

勇者「ここまで上手くやってきたつもりだったが、バレちまったらしょうがねえ」ｽﾁｬ

戦士「な……本気か！？」

戦士「どうしてそこまで魔王女に肩入れする！？　魔王は人間の不倶戴天の敵なんだぞ！」

勇者「>>30だよ！」

俺も魔族

勇者「俺も魔族だよ！」

戦士「！？」

魔法使い「え、で、でも、どう見ても人間じゃ」

勇者「そりゃ、人間に化けられなきゃこの使命が果たせないからな」

勇者「窮屈だったぜ、この姿じゃ……」ﾎﾞｺﾎﾞｺ

フルパワー100％中の100％勇者「全力で戦えやしないしなぁぁ！！」

お嬢様「ひっ」

戦士「最初から勇者なんていなかったってのか……くそっ！」ﾌﾞﾝｯ

勇者だったもの「おらあああああ！！」ﾌﾞﾝｯ

ｶﾞｷﾝｯ!

勇者だったもの「へ、へ、へ。業腹だな、本気を出しても互角かよ」ｷﾞｷﾞｷﾞ……

戦士「相手がお前でなければ……素直に好敵手の存在を喜べたんだがな！」

戦士「二人とも下がれ！　巻き込まれるな！」

勇者「雷鳴！」ｶｯ

戦士「疾風！」ｶｯ

ﾄﾞｺﾞｰﾝ

魔法使い「きゃあっ！」

お嬢様「げほっごほっ、なんて威力……」

魔法使い「ま、まだ来ます！」

「雷鳴！」「爆炎！」

「雷鳴！」「地裂！」

「雷鳴！」「極光！」

ﾄﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ……

お嬢様「爆発が連続して……！？」

「……」「……」

ﾄﾞｻｯ

魔法使い「と、止まった……」

お嬢様「立っているのは……>>31ですわ！」