豪「世界選抜チーム?」【爆走兄弟レッツ&ゴー】 (52)

※アニメ設定です。

時間軸としては第一回WGP終了後、第二回WGPはまだ行われていないという設定で、
アニメ版のMAXが終了したあたりです。第二回WGPが行われていないので、ネロの世界への攻撃
はなかったことになっています。ネロは国内で一文字兄弟に敗北しましたがボルゾイ自体は継続中です。


T〇MIYA社員A「今回のミニ四駆世界グランプリは大成功で終わって本当に良かったな!」

T〇MIYA社員B「ああ。今後市販するマシンは決まったも同然だな。」

A、BはT〇MIYAの商品開発部の一員である。土屋博士の下で日々マシンの開発に励んでいる。
土屋博士はT〇MIYAの商品開発部の管理職である。

商品開発部ミーティングにて

土屋「今回の世界グランプリは本当に大成功に終わった。ミニ四駆の売上も去年の3倍以上になっている。
   君たちは本当によく頑張った!」

土屋「だが、最近のミニ四駆の盛り上がりに乗じて我々の会社以外もミニ四駆の研究や開発に乗り出してきた!
   しかも別分野ではあるがトップ企業が複数だ。このままでは我々もウカウカしてはいられない。
   すでに日本国内ではボルゾイという組織がミニ四駆の大会などを乗っ取り始めてもいる」
   

土屋「そこで第二回WGPを開く前に世界選抜レースというのを開催しようと思う!」

A(「世界選抜レース?」)

土屋「世界選抜レースとは、世界のトップクラス中のトップクラスのレーサーのみを集めて大会を行い、
   ミニ四駆を丸ごと盛り上げる大会のことだ!もちろんそれだけが狙いではない!この大会をつかって
   ミニ四駆の規定をつくり、独占に近いような状態にすることも目的だ!」

土屋「説明は終わったが、何か質問はあるか?」

C(田中)「世界選抜レースの構成メンバーはどのようにして決めるのですか?」

土屋「前回の世界グランプリでの走りと最近の各国の国内大会での走り、そのどちらかで高い実力を発揮していた選手
   で構成する!すでに各国にレースの調査隊を送り込んでいる!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1652097897


世界選抜レースの構成メンバー

アイゼンヴォルフ:ミハエル
ロッソストラーダ:カルロ
アストロレンジャーズ:ブレッド、エッジ、ハマーD
TRFビクトリーズ:豪、烈、藤吉、J、リョウ
オーディンズ:ニエミネン
その他国内大会での優秀レーサー:豪樹、烈矢、マリナ、左京

の計15人となります。
呼ばない理由:
ルキノ、草薙兄弟→優秀だけどバトルレーサーだから
ネロ→辞退した

ちなみにMAXで出たグレン、マリーン、テリーは実力不足により落選です

土屋「この世界選抜レースでの君たち商品開発部の頑張りには期待しているぞ!」

D(吉田)「どんな業務になるんでしょうか?」

土屋「それはずばり世界選抜レースの選手のマシンの強化及び新型マシンの開発、そしてそのマシンを市販化するところ
   までが目標になる!」

社員たち(「なるほど~」)

土屋「では、さっそく世界選抜のレーサーに招待状を送る。」


~TRFビクトリーズ~
星馬家

母「烈、豪あんたたち二人にFIMAとT〇MIYAから招待状が来てるわよ」

烈「招待状?中身を見てみるよ」

豪「世界選抜チーム?星馬豪様、貴方は世界選抜チームのメンバーに選ばれました。3週間後の11:00に住所〇〇へ
  お越しください。世界選抜チームは世界各国の最高峰のメンバーでレースを行い、競い合い高め合うことを
  目的としたチームです。」

豪「こりゃおもしれえぜーしかも開催地はWGP1回目に続いてまた日本となりゃ行くしかないぞ!烈兄貴にもきてる!」

烈「チームとしては優勝したけど、ファイナルレース2日目のレースでカルロに借りがあるからね!俺も参加するよ
  ビクトリーズの他の皆にも来ているかな?」

土屋から電話「烈くん、豪くん、突然すまないが、土屋研究所まで来てくれないか?
       他のビクトリーズメンバーにも連絡している」

烈「はい、今から僕と豪で行きます」

豪「こりゃビクトリーズの他のメンバーにも来ているみたいだな!楽しみだぜ!」

~土屋研究所(T〇MIYA商品開発部土屋商品開発チーム用研究所)~

リョウ「烈と豪じゃないか!やっぱりお前たちも呼ばれていたか!」

じろうまる「あんちゃんが世界選抜チームにえらばれてよかっただす!」

J「ビクトリーズは全員が選ばれたみたいだよ!世界選抜チーム楽しみだな~」

藤吉「スピンバイパーになってから戦績は右肩上がりでゲス!世界選抜チームでもがんばるでゲス」

土屋「おう、みんな集まってくれてありがとう。みんなのもとに世界選抜の招待状が届いているね。
   今回の世界選抜チームでは世界でも最高峰のレーサーを集めて競い合い、高め合うことができるんだ
   もしかしたら君たちのマシンのパワーアップもできるかもしれない!」

烈「土屋博士、ぼくも楽しみです!」

豪「はかせーでも何のためにこんなチームの召集を行うんだ?第2回WGPを開けばいいんじゃないの?」

藤吉「確かに豪くんの言うことも一理あるでゲス」

土屋「世界大会をそんな短い間隔で開くには費用や人員が本当に馬鹿にならないし、何より気にならないか?」

リョウ「何をですか?」

土屋「今回はチームという枠組み関係なしに選手を選んでいて、人数もかなり少数になっている。
   チームではなく個人としての最強レーサーを決めるという可能性もあるわけだ。」

豪「ビクトリーズがある意味全員敵同士ってわけか!腕がなるぜ!」

J「世界最高峰っていうことは当然カルロくんやミハエルくんも召集されてるわけだよね
  彼らとまた戦えるだけでも貴重な経験だよ」

藤吉「ロッソストラーダがまたバトルレースをやらかさないか心配でゲス」

豪「カルロ...」


~~ロッソストラーダ陣営~~
ジュリオ「カルロ、招待状がきてるわよ!」

カルロ「世界選抜チーム・・・?」

リオーネ「どうやら選抜チームに選ばれたのはロッソストラーダでもカルロだけみたいだな」

ゾーラ「さすがリーダーだぜ」

ルキノ「気に食わねえ、なんでナンバー2の俺が呼ばれてねえんだ!」

カルロ「バトルレーサーが呼ばれるわけねえだろ」

ルキノ「おまえは違うっていうのか!お前だってさんざんマシンを破壊していたじゃねえか!」

カルロ「俺はWGPの時の俺とは違う」


カルロ(俺はWGPのファイナルレースの最終日にミハエルにバトルをしかけ、完走はしたものの優勝を逃しちまった。
    俺はもうバトルはしねえ、今までの俺が目指していたものが絶対に勝利することだとしたら、
    今の俺の目指すところは絶対に完走すること、それこそがミニ四レーサーだということに気づいた。
    いや気づかされたんだ、あの生意気でむかつく野郎にな)

カルロ「お前らも世界選抜チームに呼ばれたかったらマシンのメンテと走行の練習をしっかりするんだな
    特にリオーネ、おまえは少々遊びすぎだ」

ジュリオ「カルロったら、前のWGPから少しキャラかわってない?」

~~ロッソストラーダ陣営~~
ジュリオ「カルロ、招待状がきてるわよ!」

カルロ「世界選抜チーム・・・?」

リオーネ「どうやら選抜チームに選ばれたのはロッソストラーダでもカルロだけみたいだな」

ゾーラ「さすがリーダーだぜ」

ルキノ「気に食わねえ、なんでナンバー2の俺が呼ばれてねえんだ!」

カルロ「バトルレーサーが呼ばれるわけねえだろ」

ルキノ「おまえは違うっていうのか!お前だってさんざんマシンを破壊していたじゃねえか!」

カルロ「俺はWGPの時の俺とは違う」


カルロ(俺はWGPのファイナルレースの最終日にミハエルにバトルをしかけ、完走はしたものの優勝を逃しちまった。
    俺はもうバトルはしねえ、今までの俺が目指していたものが絶対に勝利することだとしたら、
    今の俺の目指すところは絶対に完走すること、それこそがミニ四レーサーだということに気づいた。
    いや気づかされたんだ、あの生意気でむかつく野郎にな)

ルキノ「何が違うってんだ」

カルロ「自分で考えな」

カルロ「お前らも世界選抜チームに呼ばれたかったらマシンのメンテと走行の練習をしっかりするんだな
    特にリオーネ、おまえは少々遊びすぎだ」

ジュリオ「カルロったら、前のWGPから少しキャラかわってない?」

ゾーラ「WGP1回目の謹慎中もカルロだけは毎日遅くまで走行の練習は欠かさなかったらしいぜ。
    ファイナルレース2日目の脅威の走りは鳥肌物だった。ルキノにも見せたと思うが
    今のカルロは前よりもかなり速くなってるぜ バトルなんてする必要ないくらいにな」

ルキノ「今のリーダーの実力は認めざるを得ないぜ、ったく」

~~アイゼンヴォルフ陣営~~
シュミット「リーダーに招待状が来ています」

ミハエル「ぼくに?なんの招待状?」

エーリッヒ「ミニ四駆世界選抜チームとあります」

ミハエル「世界選抜チーム?豪くんとまた戦えるのかな?」

エーリッヒ「星馬豪も世界選抜チームに選ばれている可能性が高いでしょうね」

アドルフ「残念ながらアイゼンヴォルフからはリーダーしか選抜チームに選ばれていないようです」

ヘスラー「自分も選抜チームに呼ばれたかったです」

ミハエル「みんな・・・」

シュミット「アイゼンヴォルフの他のメンバーの分まで頑張ってきてくださいね」


~~アストロレンジャーズ陣営~~
ブレット「世界選抜チームへの招待状?」

ミラー「リーダー?世界選抜チームってなんだ?」

ブレット「世界最高峰のレーサーたちで競い合い、高め合う選抜チームらしい」

エッジ「アストロレンジャーズからも選ばれたってことか?」

ブレット「俺、エッジそしてハマーDの3人が選ばれたようだ」

ハマー「光栄だぜ!」

エッジ「ミラーとジョーの分まで頑張ってくるぜ!」

ブレット(「エッジはファイナルレースで4位で入賞したことが評価されての召集、ハマーは2日目にはミスをしたが
      3日目は終始落ち着いて計算が順調でスタートが遅かったにもかかわらず高順位でゴールできたことが
      評価されての召集か」

ブレット「前大会ではビクトリーズ、アイゼンヴォルフに敗れ3位だったが今度こそは星馬豪やミハエルに勝ってみせる」

ハマー「ロッソストラーダの連中も召集されてるとしたら、ファイナルレース2日目での借りがある」

エッジ「今度はチームとしてではなく個人としてリーダーや最高峰レーサーと勝負できるなんて楽しみだぜ」

~~オーディンズ陣営~~
ワルデガルド「世界選抜チームの招待状がきているぞ」

ニエミネン「ヨーロッパ最速の俺が呼ばれるってことか?」

ジャネット「あんたあんまり調子乗らない方がいいわよ」

ワルデガルド「そのまさかだ、そして呼ばれたのはニエミネンだけだ」

ヨハンソン「そりゃ意外だな」

ニエミネン「何が意外だよ!世界選抜チームでもぶっちぎりだぜ!」

ワルデガルド「リーダーの俺が呼ばれないなんて全く悔しいぜ」
(おそらく召集された要員は終盤のビクトリーズ戦だろうな。あそこで俺はビクトリーズのマシンをブロックする
 だけで精一杯だったがあのレースでニエミネンはビクトリーズのビートマグナムと互角の勝負ができていた)

マルガレータ(確かに序盤はコースアウトが多かったけど、後半になるにつれコースアウトは減っていた。
       速さでもチーム内で断トツトップだったかもしれない)

ジャネット「コースアウトして無様に負けるのだけはよしてよね」

ニエミネン「ああ!ホワイトナイトでぶっちぎってくるぜ!」

~~MAXチーム陣営~
ミナミ「豪樹たちに招待状が届いてるみたいよ」

烈矢「兄貴、世界選抜チームの招待状が届いてるみたいだぜ」

豪樹「世界選抜?やっぱり俺は世界一のレーサーってことだな」

マリナ「お汁粉兄弟には負けないよ」

豪樹「なんだマリコお前もきてたのか」

マリナ「マ・リ・ナ!お前ら以外のメンバーは?」

竜平「左京はんや」

左京「・・・」

マリナ「左京、竜平、M1ではお前たちのマシンを破壊してしまって本当にすまなかった」

竜平「豪樹から話はきいとるで。姉ちゃんもミニ四駆の楽しさを理解してくれたってな」

左京「もとはと言えば俺が第一回ボルゾイオープンで君のファイヤースティンガーを破壊したからその報い
   を受けただけだよ。ミニ四駆の楽しさを理解してくれたようで本当に良かった。」

マリナ「竜平、左京...」

左京「ワイらがミニ四駆の楽しさを理解できたのも豪樹のおかげや。豪樹、お前にはほんま感謝しとるで」

豪樹「いいっていいって。そんなこと言われると照れちゃうな~」

烈矢「兄貴はすぐ調子に乗るからおだてるのもそれくらいにしといたほうがいいぜ」

豪樹「なんだと烈矢~」

皆「ハハハ」

左京、竜平「ワイらはまずマシンの修理からやな」

マリナ「私にも手伝わせて」

左京、竜平「おおきに」

大吾「選ばれなかったでゴワス」

~~TRFビクトリーズ~~
土屋「ということで、3週間後の10時頃までここで毎日学校が終わったら練習だ」

豪「ビクトリーズとしての久々の練習走行、腕がなるぜ」

リョウ「望むところだ」

烈「世界選抜チームでの大会形式はどんなものなんでしょうか博士」

土屋「それは全く聞かされていない。あらゆるルールに対応できるような練習が必要になってくる」

J「コースもストレートコースかテクニカルコースか複合コースか全く検討がつかないね」

藤吉「バランスよくマシンをセッティングすることが重要になりそうでゲスな」

豪「とにかく練習あるのみだ!」

他の陣営も次々と練習走行を開始している!

~~T〇MIYA商品開発部~~
土屋「世界選抜チーム会場は土屋研究所の近くだ。ミニ四駆の開発設備と人員を配置する。
   あとはミニ四ファイターとファイターレディことサユリくんへの声かけと・・・」

社員A(大木)「土屋さん、本当に忙しそうだな」
B(斎藤)「今回の企画は商品開発部が中心とはいえほぼすべての課が関わってくるからな」

田中「俺たちも世界選抜用のパーツや新モーターの開発頑張らないとな」

土屋「私はこれから世界選抜チーム会場のセットアップとビクトリーズの子供たちの監督をやるから、
   しばらく会社には来れないと思う。何かあったら連絡してくれ。開発の方は進めておいてくれたまえ!」

社員「承知しました!」

世界選抜チームの会場には選手たちの宿泊施設の他にミニ四駆のコース(これももちろん世界グランプリと同等の規模)、
ミニ四駆の開発設備、開発スタッフ(商品開発部や他の課の社員)が配置される。
もちろんテレビ中継もされる予定だ。

ハマーDは自分の短所である精神力を鍛えること、オペレータールームに頼りすぎないための練習をした。
具体的にはアストロレンジャーズでハマー一人VS他4人でのレース、ハマーはオペレータールームなし・他4人はオペレータールームありといった
具合だ。
カルロは走りながらディオスパーダのセッティングを煮詰める。今回は高速寄りのセッティングにしているようだ。
コーナーはリアステアリングシステムである程度は対応できるため、超高速セッティングにすることも可能といえば可能。

ミハエルは逆にベルクカイザーの弱点であるコーナーをやや重視したセッティングを意識していた。ベルクカイザーは高速型マシンのため、
マグナムと同様コーナーが弱い。

豪樹はブレイジングマックスの新必殺技の開発に勤しんだ。MAX陣営では他の3人と異なり必殺技がない。
烈矢とマリナは直線での伸びをさらによくするためのセッティングや合体技を練習している。
左京はラキエータの弱点であるロケットを点火しているとき以外の速度全般の改善のためのマシンの改良中だ。

オーディンズのニエミネンはトランスギアシステムをもったホワイトナイトの走行で、
迅速にシステムを変換できるよう、複合コースをたくさん練習している。おかげでコースアウトはほとんどしなくなった。

誰かかきこんでくれませんかねww

WGP編って人気あるけど俺は無印編が好きかなぁ
無印編まではまだ子供のオモチャの域だったけど一気にインフレ起こしたよね
MAXだと宇宙規模みたいな感じになってたし

>>14
かきこみありがとう!精が出るよ

それぞれの陣営で必死に練習が行われ、各選手はパワーアップした。3週間はあっという間に過ぎた。
ちなみに交通費は出ています。

大会前日

~~アストロレンジャーズ~~
ブレット「エッジ、ハマーいくぞ」

エッジ,ハマー「了解リーダー」

ジョー「私たちの分まで頑張ってね」

ミラー「アストロレンジャーズから3人選ばれたのを誇りに思うぜ。選ばれなかったのは悔しいけどな」

~~アイゼンヴォルフ~~
ミハエル「じゃあいってくるよ、みんな」

シュミット「リーダー、頑張ってください」

エーリッヒ「次回の世界選抜があればの話ですがその時こそは選ばれるようこちらも努力します」


~~ロッソストラーダ~~
カルロ「いってくるぜ」

ルキノ「ふん」

ジュリオ「頑張ってねリーダー、一応応援してるわ」

ゾーラ「お前の本物の強さを見せてこい」

リオーネ「女の子のレーサーもいるといいよな」

ジュリオ「呼ばれてないあんたには関係ないでしょ」

~~オーディンズ~~
ニエミネン「選抜チームでもぶっちぎりだぜ!」

ワルデガルド「WGPでの借りを返してきてくれよ、頼んだぞニエミネン」

ジャネット「オーディンズの恥になるような走りをしたら承知しないわよ~」


~~MAX~~
豪樹「烈矢、マリコ、左京そろそろ出発だ」

マリコ「マリナ!いい加減に間違えるな!」

左京「世界選抜チームか、楽しみだな」

竜平「みんながんばってな~」

大吾「次は選ばれるようもっと腕を磨くでゴワス」

ミナミ「豪樹~世界選抜チームでも1位にならなかったら承知しないわよ~
    世界一のレーサーになるんでしょ?」

豪樹「ああ!俺は世界一のレーサーだぜ!」

ひとし「豪樹負けんじゃねえぞ!」

けいいち「そろそろ出ないとまずいんじゃないか?」

豪樹「ああそうだな、しゅっぱーつ」

~~ビクトリーズ~~

豪「俺たち、前よりもさらに早くなったよな!」

烈「バスターソニックも完璧に仕上がった。前のWGPでは終盤の導入だったからレース経験が少なかったけどその心配もなくなった」

リョウ「ライジングトリガーも負けていないぞ」

藤吉「スピンバイパーの新技スーパーライトニングドリフトの威力見たでゲスか?さらにストレートの伸びも改良してコースタイムでは
   トップクラスでゲス!」

J「プロトセイバーEVOステージ2はハイパードルフィンシステムも進化してる!皆には負けないからね!」


ジュン「皆すごい気迫ね」

黒沢「もう何も言う必要はねえみたいだな」

まこと「僕の目で見てもはっきりとわかるくらいビクトリーズの皆のレベルは上がっているように見えますね」

ジュン「世界選抜チームでも大暴れしてきてね!」

豪「おうよ!世界選抜チームでも狙うはもちろん1位だぜ!」

烈「豪、今度こそは僕が優勝して見せる!」

藤吉「ワテも優勝狙いでゲス!」

彦座「ではビクトリーズの皆さん、この車に乗ってください。会場まで運転しますので」

烈「彦座さん、ありがとう」



一方そのころ、T〇MIYAとは別のミニ四駆への勢力が力を貯めつつあった。ボルゾイ陣営である。
ネロは世界にディオマース軍団で攻撃を仕掛ける前に国内でM1グランプリを開催し、国内でトップになろうと試みたが、
ディオマースネロの理論上はありえないトラブルにより豪樹と烈矢に敗れ、そのままミニ四駆から足を洗った。
ネロが失権したことにより、プロフェッサーボルゾイが再びボルゾイのトップにたち、ボルゾイスクールも再建された。

ボルゾイ「ネロめ、ボルゾイを一時的とはいえワシから奪われるとは予想外だったわい。孫のしたことだから特に罰を与えるわけではないが
     しばらく学校に通わせてでもおくかのう」

ボルゾイは国内の電機メーカーや機械メーカーと提携してできた巨大組織である。現在T〇MIYAのミニ四駆市場を奪うべくミニ四駆の
開発にかなり積極的だ。ボルゾイスクールはミニ四駆の実力強化学校であるとともにボルゾイ製マシーンの宣伝効果も期待されている。
ボルゾイの最近の行動はかなり過激で、T〇MIYA主催のGJCを途中から乗っ取り別の大会にしたりといったものである。
ちなみにボルゾイの当初の目的であった宇宙経済の独占への足掛かりは並行して行われている。

ボルゾイ「大神も一文字もいなくなってしまったか・・・まあ良い。新たな研究者を探すまでだ」

提携している電機メーカーや機械メーカーに働きかけ、ミニ四駆の開発する研究者の部隊を探し出し、あるマシンの量産をすることが目的のようだ

大谷博士、吉田博士「お呼びでしょうか。プロフェッサーボルゾイ」

ボルゾイ「電機メーカーと自動車メーカーで研究者をしている君たちに頼みがある。このマシンの解析及び強化をして量産体制をつくることが目的なのだが」

大谷博士、吉田博士「ミニ四駆はやや専門外のところがありますが、それでもよろしいでしょうか?」

ボルゾイ「構わん、君たちには期待しておるぞ」

大谷、吉田「はッ」


~~ボルゾイスクール~~
トオル「ボルゾイが再建ってのはどういうことだ?」

アキラ「ネロが失権してプロフェッサーボルゾイがトップに戻ったんだとよ」

ジョージ「なんでも新しいマシンを開発するって話だぜ」

サブロー「しかもSクラスのメンバーには無条件で支給されるって話だ」

シュウ「俺たちもウカウカしてられないな。今日からまたボルゾイで特訓だ」

ケンジ「ボルゾイトップを目指してやる!」

~~世界選抜チーム会場~~
豪たちが最後に到着した模様

豪「おお!大規模な会場だぜ!小さなコースから大きなコースまで隙がねえ」

烈「おそらくあそこにあるスタジアムで本格的なレースをやるんだろうね。他の大小のコースは練習用といったところかな」

ミハエル「やあビクトリーズのみんな!」

豪「ミハエル!やっぱりお前も呼ばれてたか」

ミハエル「前回のWGPでは優勝を逃してしまったからね、今回の世界選別チームの試合で借りを返すよ」

烈「ミハエルくん!今度もいい勝負にしようね!」

ミハエル「望むところだよ!」

エッジ「俺たちも忘れてもらっちゃ困るぜ」

そこにはブレット、エッジ、ハマーDの3名がいた。

ブレット「久しぶりだな」

ハマーD「世界選抜でもパーフェクトだぜ!」

リョウ「まさに世界の強豪を集めたって感じだな」

藤吉「ハマーDくん、今回は前のWGPのようにいきなりマシンを踏みつけようとしないでくれでゲス」

ハマーD「あの時はすまなかった。今回の選抜チームに向けて、俺は精神力を鍛えた。あんなことはもう起こさないようにするぜ。
     いい勝負にしよう!」

エッジ「落ち着いてるハマーは優秀っていうのはリーダーのお墨付きだ。前回のWGPの弱点を克服したハマーは
    おまえらにとっても強敵になるだろうぜ もちろん俺もリーダーも相当レベルアップしてるから覚悟しとけよ」

J「エッジくん、レベルアップしてるのは僕も同じだ!負けないよ!」

ブレット「いい勝負にしようぜ、ビクトリーズ!」

豪「ほかに知ってる顔は・・・カルロ、ニエミネンと何人か知らない顔がいるな」

烈「あれは空港であった一文字豪樹くんじゃないか?」

豪樹「おおビクトリーズじゃねえか!」

リョウ「豪樹、やはりお前も呼ばれていたか」

豪樹「鷹羽リョウ、久しぶり~」

藤吉「リョウくん、彼とお知り合いでゲスか?」

リョウ「ライジングトリガーをつくったときに一勝負したことがあってな。最後はなかなかいい走りを見せてくれた」

J「ライジングトリガーは一文字博士も製作に関係しているんだよね。」

豪樹「俺はあの時からかなり速くなったからな!今はビクトリーズといい勝負ができると思うぜ!」

リョウ「それは楽しみだ、豪樹・烈矢」

烈矢「ライジングトリガーの鷹羽リョウ、今度は負けないからな」

烈「後ろにいる二人は?」


左京「俺は間島左京。使うマシンはラキエータ2。高速型のマシンさ。よろしく。」

豪「高速型マシンとは気が合いそうだな!」

左京「僕のマシンは長い直線コースならすごいスピードが出るからね!選抜チームで勝負することがあれば
   その時はよろしく」

マリナ「私は大神マリナ。使うマシンはフェニックススティンガーよ」

J「大神ってまさか」

藤吉「あの大神でゲスか?」

マリナ「そう、私は大神博士の娘の大神マリナよ」

藤吉(「あの大神に娘がいたなんて驚きでゲス」)

藤吉「まさかバトルレーサーじゃないでげしょうな」

烈「彼女は大丈夫だよ。M1グランプリの試合を僕たちも見てたけどバトルからは完全に足を洗ったようだよ」

リョウ「なかなかいい走りだったぞ。豪樹や烈矢と互角の走りだった」

豪「強い奴がたくさんいるなんて燃えるぜ」

ビクトリーズ「左京、マリナよろしく」

左京、マリナ「こちらこそよろしく」

マリナ(「J・・・昔は大神研究所にいたレーサー・・・どんな走りをするのか気になるね ビクトリーズなら相手に不足はない」)
J(「あのマシンはレイスティンガーに少し似ている・・・ここに呼ばれたからにはかなりのレーサーのはず」)

ファイター「あ~あ~マイクのテスト完了。はるばる集まってくれた世界最高峰のミニ四レーサー諸君!
      今日もレースの実況をするのがこのミニ四ファイターと」

堂本「ファイターレディです!ファイター様には及ばずながらしっかり実況がんばるからね!」

ファイター「では世界選抜チームの大会の説明をするから、選手は〇〇に集まってくれ」

~~〇〇にて~~
鉄心「本日は世界からはるばる日本にきてくれてご苦労じゃったのう。この世界選抜チームでおまえたちの
   ミニ四駆のレベルはさらにアップし、ミニ四駆の盛り上げ間違いなしで楽しみじゃわい」

Mr.T「今回の世界選抜チームについては私から説明させていただきま~す」

豪「なんだあのうさんくさいおっさんは」

Mr.T「世界選抜チーム初日の大会では、即席のチームで戦ってもらいま~す。
   チームは5人一組で3つのチームに分けてその中で戦いま~す。」

ファイター「おっと、Mr,Tからルールの説明があったぞ」

豪「ちぇ、またビクトリーズ内で戦うのかよ~」

Mr,T「豪くん、いい質問ですね~。今回はチーム戦といっても私たちが決めたチームで戦ってもらいま~す。」

リョウ「なんだって?」

J「即席のチームっていうのはそういうことだったんだ」

藤吉「これは腕がなるでゲス」

ファイター「ここでチーム分けは発表される。1時間後にあのスタジアムでレース開始だ。
      それまでの間はチームで選手の自己紹介を済ませたり、マシンのメンテナンス等は自由だぞ!」
      
Mr,T「それでは今回の3チームのメンバーを紹介しま~す」

Aチーム      Bチーム  Cチーム   
豪        カルロ   ブレット
ミハエル     リョウ   左京
ニエミネン    マリナ   豪樹
藤吉       ハマーD   烈矢
エッジ       J     烈

豪「相手がミハエル、エッジ、藤吉、おまけにニエミネンとは相手に不足なしだぜ!」
にえみねん「おまけとはなんだおまけとは」
藤吉「同じチームとはいえ手加減はしないでゲスよ豪くん」
豪「全力でかかってこないと痛い目みるぜ!」

エッジ「俺も負けないからな!」

ミハエル「僕だって最初から全力でいかせてもらうよ」

エッジ(「いきなりミハエルにビクトリーズの豪と藤吉とは激戦だぜ...ニエミネンは前WGPではオーディンズが
     決勝に来なかったから未知数だしな だが楽しみでもあるぜ」)

Bチーム
カルロ「知らねえ顔がいるな」

マリナ「私は大神マリナ。使うマシンはフェニックススティンガーだよ」

リョウ「俺たちもさっき会ったばかりだ、改めてよろしく頼む」

ハマーD「アストロレンジャーズ所属のハマーDだ、よろしく!」

カルロ「ロッソストラーダ所属カルロ、一応リーダーをやっている
    生半可な実力だと置いてかれるけど大丈夫か?」

マリナ「私のフェニックススティンガーをなめていると火傷するよ」

カルロ「そりゃ楽しみだな」

リョウ「カルロ、俺も一度マリナの走りは見たことがあるが甘く見ないほうがいいぞ」

ハマーD「この選抜チームに選ばれた以上、全力を尽くして走るだけだぜ!」

Cチーム
ブレット「知らない顔が3人いるな、各自自己紹介を頼む。まずは俺からだ。
     アストロレンジャーズのリーダーブレットだ。マシンはバックブレーダー(高速型)。」

烈「一応僕も自己紹介しておくよ。ビクトリーズのリーダーの星馬烈だ。マシンはコーナー寄り万能型の
  バスターソニックだ」

左京「俺は間島左京。マシンは高速型のラキエータ2だ。」

豪樹「俺は一文字豪樹。マシンは高速型のブレイジングマックスだ」

烈矢「俺は一文字烈矢。マシンは高速型のナックルブレイカーZ1だ」

烈「僕以外はみんな高速型とは極端なチームだね。」

烈矢「ビクトリーズのリーダー星馬烈、相手にとって不足はな」

豪樹「勝負だぜ!」

各チームセッティングに入る。
といってもコースの内容がわからない以上セッティングは難しくなるか・・・
豪「ビートマグナムはやっぱりかっとびだ!高速セッティングでいくぜ!」

ミハエル「豪くんがそのセッティングなら僕も高速セッティングでいこうかな!」

(藤吉「パワーアップしたスピンバイパーの実力、見せてやるでゲス セッティングは高速寄りでゲス」)

(ニエミネン「豪とミハエルのやつ、ホワイトナイト2の走りを見たらぶったまげるだろうな!」)

(エッジ「パワーアップしたバックブレーダーの実力見せてやるぜ」)

ファイター「まずはAチームからスタジアムへ入場してくれ。BチームとCチームの選手はここに待機してくれ。」

Aチームの選手がスタジアムへ入るとそこには観客がたくさんおり、テレビ中継されていた。

ファイター「さあ、始まりました!世界選抜チームによる初日の大会。今回の試合は15人を5人1組の3チームに分け、
      それぞれ5人ずつでレースをするというものだ!」

ファイター「コースはオンロードと一部オフロードもまじった高速テクニカル混合の複合コースだ!決着はこのコースを5周だ!」

ミハエル「オフロードが一部まじっているのは少し嫌だね」

豪「オフロードなんて聞いてねえよ~しかもテクニカル混合とはきついかもなー」

エッジ「オフロードならアクティブサスペンションのあるバックブレーダーが有利だぜ」

ファイター「それではAチーム5人の選手、位置についてくれ!」

ファイター「3、2、1 レディー・・・ゴー!」

豪ミハエルニエミネンエッジ藤吉「いけー(ゴー)」

ファイター「各社一斉にスタートした!スタートダッシュはミハエル君のベルクカイザーとエッジ君の改良型バックブレーダーが決めた!」
      続いて藤吉くんとニエミネンくんが続き、豪君が最後尾だ!」

豪「加速で負けたって最高速の伸びが違うんだよ!」

ファイター「おおっとビートマグナム最初の直線で大きく追い上げる!」

豪「どうだ!」

ファイター「ビートマグナム、ベルクカイザー、バックブレーダーがヘアピンに入るぞ!
      ヘアピンを抜けるとオフロードだ!そしてスピンバイパーとホワイトナイト2も続く!」

エッジ「ここだ!」

ファイター「コーナーでバックブレーダーがトップに躍り出た!さすが万能型のバックブレーダー!
      コーナーもはやい!ベルクカイザーとビートマグナムはコーナリングはやや苦手か?」

エッジ「オフロードからはアクティブサスペンションが本領を発揮するぜ!」

藤吉「スーパーライトニングドリフト!」 にえみねん「トランスギアシステム発動!」

ファイター「おおっとここで藤吉くんのスピンバイパーが必殺技で一気にトップに躍り出る!
      にえみねんくんのホワイトナイト2はトランスギアシステムでコーナーにも対応してエッジくんに並んだ!」

エッジ「なんだと!」

藤吉「さらに鋭くなったライトニングドリフト、スーパーライトニングドリフトでゲス!ライトニングドリフト以上のキレとスピードで
   コーナーをクリアすることができるでゲス!今回のスピンバイパーのセッティングはスーパーライトニングドリフトがぎりぎり使える
   やや高速寄りのセッティングになってるでゲス!」

にえみねん「こっから温存していたホワイトナイト2の本気だぜ!トランスギアシステム再発動!」

ファイター「ギア比を変化することができるトランスギアシステムだ!前大会より変化がスムーズになっているぞ!」
 
      にえみねんくんのマシンがエッジくんを抜き藤吉くんのスピンバイパーに迫る

ミハエル「僕がビリになるだなんて!」

豪「オフロードといっても直線だ!加速しろマグナム!」

ミハエル「いこうベルクカイザー」

ファイター「ベルクカイザーとビートマグナムが一気に加速してエッジくんのバックブレーダーに迫る!」
      現在の順位はスピンバイパーとホワイトナイト2が並んで一位、そのすぐ後ろにバックブレーダー、ビートマグナム、
      ベルクカイザーだ!」

ファイター「ここでオフロードが終わり少し長めのストレートコースに入るぞ!
      ホワイトナイト2、ビートマグナム、ベルクカイザーの伸びがいいぞ!」

エッジ「バックブレーダーゴー!」

ファイター「おおっと改良型バックブレーダー!万能型のはずだが直線での伸びもいいぞ!」

エッジ「改良型バックブレーダーは特にストレートの伸びが前のバックブレーダーとは違うのさ!」

ミハエル「エッジくん、やるね!でもベルクカイザーもここから本気だよ!」

豪「ビートマグナムもここから本気だぜ!」

ファイター「現在ベルクカイザービートマグナムホワイトナイト2バックブレーダーはほぼ互角ですぐ後ろにスピンバイパー!」
      ここからはコーナーが続くぞ~

藤吉「スーパーライトニングドリフト!」

にえみねん「トランスギアシステム発動!」

エッジ「バックブレーダー!」

おっと藤吉くんがまたトップに躍り出た!物凄い切れ味のドリフトだ!

この時点の順位 藤吉>にえみねん>エッジ>ミハエル>豪

ファイター「最後にゴール前のロングストレートに入ったぞ!」

ここではベルクカイザーとビートマグナムが少し前に出るが
トランスギアシステムで対応するにえみねんと改良型バックブレーダーも負けてはいない!

(藤吉「あのシステムはまだここでは見せないでゲス」)

5台がほぼ同着で1周目が終了した!

・・・・・



最後の5周になったが5台は1周目同様、本当にいい勝負をしている!

最後のゴール前ロングストレートに入った!
藤吉くんのスピンバイパーが先行しているが他の4台はほぼ互角だ

(エッジ「そろそろ仕掛けるか」)
(藤吉「そろそろでゲスな」)

エッジ「改良型バックブレーダー!スーパーパワーブースターだ!」

藤吉「可変ウイングシステム作動でゲス!」

ニエミネン、豪、ミハエル「なんだって!」

ファイター「エッジくんのパワーブースターがどんどんゴールへ迫る!以前のパワーブースターより威力が上がっているぞ!」

      藤吉くんのスピンバイパーも今までの直線で見せたことのないようなスピードだ!

藤吉「烈くんのバスターソニックを参考にしたパワーアップスピンバイパーでゲス!」

土屋「ダウンフォースだ!以下略」

豪、ミハエル、ニエミネン「残りはストレートだけだ!いけえ!」

ファイター「ゴォール!一位はエッジ君の改良型パワーブレーダー!二位は藤吉君のスピンバイパー!
      3位はニエミネン君のホワイトナイト2、4位は豪君のビートマグナム、5位はミハエル君の
      ベルクカイザー 素晴らしいレースだったぞ!」
    3~5位は僅差です

土屋「ホワイトナイト2のトランスギアシステムは前回よりもさらに変化がスムーズになっている。
   トランスギアシステムのおかげでバッテリーの消耗を抑えられたことが最後の直線勝負での勝利につながったのだろう」

豪「ちっ、負けちまったぜ エッジと藤吉のやつ本当にはやくなってやがんな!」

ミハエル「悔しいけどあの二人には完敗だ!また鍛え直しだねベルクカイザー」

エッジ「やったぜビクトリーズとミハエルに勝った!」

藤吉「エッジ君も見事なレースだったでゲス。ニエミネンも手ごわかったでげすな」

ニエミネン「1位とりたかっだぜ!でもミニ四駆はやっぱり楽しいな!皆スタジアムから出ようぜ!」

ファイター「選手たちに惜しみない拍手を!」


BチームとCチームの選手たちのところへAチームの選手が戻ってくる

烈、リョウ、J「豪くんと藤吉くんはどうだった?」

豪「残念だけど4位だ」

藤吉「惜しくも2位でゲス。エッジ君に勝てなかったでゲス」

Aチームの結果を発表するぞ!

1位エッジ君 2位藤吉君 3位ニエミネン君 4位豪君 5位ミハエル君

Bチーム、Cチームの選手たち(前大会覇者の豪と準優勝のミハエルが下位だと・・・?)

カルロ「へっ、これは面白い結果になりやがったな」

ブレット「強くなったなエッジ」

リョウ「選手は日々進化しているんだ!前大会の結果等この選手層であればあてにならないってことか」

次はBチームのメンバーがスタジアムで試合をする

カルロ、リョウ、マリナ、ハマーD、Jの5人がスタジアムに入場する

カルロ「こいつの真価がここで試されるな」

リョウ「ライジングトリガーの底力が試される時だな」

マリナ「改良型フェニックススティンガーの力見せてやる!」

ハマーD「改良型ならバックブレーダーもだぜ!」

J[プロトセイバーも常に進化し続けている!」


回想(ハマーD)

ブレット「今度の世界選抜チームは個人戦かもチーム戦かもわからない」

ハマー「リーダーどうしたんだいきなり?」

ブレット「今までお前にはサポートばかりさせてきてしまった。今度はサポートではなくハマーDとして走ってみるのはどうだ?」

ハマー「リーダー...」

ブレット「今回のお前の課題として精神力の克服を与えた。お前はもうほぼそれをクリアしかけている。
     さらなるステップアップとしてマシンの特性もかえてみるっていうのはどうだ?」

ハマー「それは面白いかもしれないな」

ブレット「今エッジと俺とNAアストロレンジャーズ専属の研究スタッフで新マシンを開発中だ。バックブレーダー改良型だ」

ハマー「そのマシンの特性か・・・よし,コーナー寄りのバランス型がいい」

ブレット「ハマーも開発に参加してくれ!開発が早く終わるだろう!」

ハマー「了解」

回想(マリナ)
フェニックススティンガーは大神博士とマリナの共同で修理された。
もちろんバトルパーツはすべて取り外され、バーニアから炎が出る機構もなくなった。炎を使うのはマシンの推進力として利用する
時のみである。大神博士も純粋に速さを求める研究者になっていた。
あとは豪樹や烈矢との練習や、合体技の練習を行っていた。
合体技は烈矢のナックルブレイカーとのナックルファイヤー(マリナ曰くファイヤーナックル)
修理したフェニックススティンガーは直線の特性も強化され、ナックルファイヤーに耐えうる耐火性も得ている。


ではBチームの5人、位置について3 2 1 レディーゴー

まずはロケットスタートに成功したのはリョウくんのライジングトリガー、続いてカルロくんの改良型ディオスパーダ!









ちなみにレースはまだまだ続きますし適当な描写も多いですが、ご勘弁ください 

豪とミハエルの低順位は選抜選手のレベルアップと今後のパワーアップフラグです。

T○MIYA陣営

土屋「現在のミニ四駆の盛り上がりは過去最高潮だが、結局市販化はVマシンまで止まりというのが悩みだ」

最近シェアを伸ばしつつあるのが、国内の大手メーカーの提携でできたボルゾイ性マシーン
改良型ボルゾイアディーンは世界選抜チームの選手のマシーンには及ばないものの、かつての大神マシン(レイスティンガー、ビークスパイダー、ブロッケンG)をやや上回る性能で、Vマシンを凌駕している

今回の世界選抜チームでは世界最高峰のレーサーのマシンを分析し、市販化することでボルゾイ性マシンの性能を完全に上回り、シェアを一気に取り返すことが最終的な目標だ。あわよくばボルゾイのミニ四駆事業からの撤退も含めて。


土屋「私や商品開発部の技術者だけでなく、別の課の連中が力を合わせてやっとといったところだろうな」

ボルゾイ陣営
ボルゾイ「大谷、吉田よ。分析は完了したか?」

大谷、吉田「はっ。ただいま85%といったところです。1週間後までには100%の分析が完了するでしょう」

ボルゾイ「予想より順調といったところかの、そのまま続けるがよい。」

大谷、吉田「はっ。」 

ボルゾイ「あともう一つ。ファントムブレードとバイスイントルーダーの修理とマシン性能の強化も並行して行ってくれ」

大谷、吉田「はっ。」

通信終了
ボルゾイ「ボルゾイアディーン改良型の増産をするよう、生産工場の設備強化を早急に頼む」

部下「はっ。そのように。」


Bチーム
カルロ(自分で改造した改良型ディオスパーダ)
空力特性の向上をした

リョウ(ライジングトリガー)
高速マシンだがコーナーも壁走りである程度対応可能 ネオトライダガー時代の経験よりオフロードも得意

マリナ(修理し、炎をすべて推進力に回したフェニックススティンガー)
烈矢との合体技も開発したが烈矢は残念ながら別
グループ  

ハマーD(改良型バックブレーダー、コーナー寄りバランス型マシン)
精神面の弱点を改善し、アストロレンジャーズ内での実力はブレットエッジと同等になった。

J(プロトセイバーEVOステージ2)
ハイパードルフィンシステムをさらに発展させ、
ボディ全体が可変することでどんなコースにもある程度対応できるバランスマシン 

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カルロくんの改良型ディオスパーダがスタートダッシュ、次にライジングトリガーだ!

カルロ「ここはテクニックの差だな」

次にマリナくんのフェニックススティンガーとJくんのプロトセイバーEVOステージ2が並んだ!
その次がハマーDくんだ

マリナ「J、やるわね」

J[マリナ、ぼくのプロトセイバーの本気はこんなものじゃないよ」

ハマーD「バックブレーダーもこれからだぜ!」

スタート直後は直線ということもあり、ライジングトリガーがディオスパーダを少し押さえてトップになった!

リョウ「直線なら今回の選抜チームでもライジングトリガーはトップクラスだ!」

カルロ「やるじゃねえか」

おっとリョウくんのマシンがヘアピンに入ったぞ!ここでトップが入れ替わった(ヘアピンは壁がないため壁走り不可)

カルロ「リアステアリングシステム、ディオスパーダはコーナーも得意だぜ」

J「エボリューションステージ2いけ!」

マリナ「コーナーリングはフェニックスも悪くないわ!」

ハマーD「ゴーバックブレーダー!」(ハマーのバックブレーダーはコーナー寄りバランス型)

おっとここで順位に変動があったぞ!
カルロJハマーマリナリョウの順番だ 実力はほぼ拮抗しているようだぞ!ほとんど差がない!
ここからは直線オフロードコースだ!

ハマーD「オフロードならこっちのものだ!いけー」

J「コースの対応力ならエボリューションも負けてないよ!さらにボディ可変システム発動!直線タイプになれエボリューション!」

リョウ「ライジングトリガーはオフロードも得意だ!」

Jハマーリョウカルロマリナの順番だ

マリナ「オフロードセクションで差をつけられるとまずいことになるな
    フェニックススティンガー!」

おおっとマリナくんのフェニックススティンガー、炎の推進力で加速!
オフロードを炎の推進力で進んでいるぞ!

ハマーD「なんだと!」

カルロ「ほう、やるじゃねえか」

しばらくして順位は
リョウJマリナハマーカルロとなった

ここからは直線とコーナーの複合コースだ!
ここでリョウくん、十八番の壁走りだ!

リョウ「ライジングトリガーいけー」

J「ボディ可変システム発動!コーナータイプだ!」

ハマー「コーナー型の意地を見せろバックブレーダー」

カルロ「この複合コースは最速でクリアできるはずだディオスパーダ!」

順位に変動あり カルロハマーJリョウマリナの順番だ!

最後はゴール前の直線!

J「ボディ可変システム、ハイパードルフィンシステム発動!」

リョウ「ライジングトリガーいけ!」

マリナ「フェニックススティンガー、フレイムバード!」

JくんのEVO2がボディ可変システムとハイパードルフィンシステムの相乗効果で急加速!
それに続くのがマリナくんのフェニックススティンガー、こちらも必殺技で加速だ
そのすぐ後にライジングトリガーが続く!

Jカルロマリナリョウハマーの順番で1周目は終了だ!(みんな僅差)

J「皆はやい、気を抜いたら一瞬で抜かれる」

マリナ「これが世界最高峰のレベルってことね」

リョウ「さすがにやるな」

カルロ「けっ、最後に1位をとるのは俺だ」

ハマーD「ゴーバックブレーダー」

5周目
最後の直線の順番は
カルロくんとJくんだ、そのすぐ後にマリナくんとリョウくん、最後にハマーくんだ!
カルロ「いけーディオスパーダ!残りの力をすべて出し切れええ!」

J「ボディ可変システムとハイパードルフィンシステム!」

マリナ「フレイムバード!(フレイムバードもそろそろ限界か?」

リョウ「ライジングトリガー!」

ハマー「スーパーパワーブースター」

カルロくんゴォール!世界グランプリ最終レース2日目を彷彿とさせる素晴らしい走りだ!
2位がJくん、3位リョウくんとマリナくんの同着、最後に僅差でハマーDくんだ!1~5までほとんど差なし

カルロ「うおおおおおおおお」

土屋「カルロくんのディオスパーダは前大会から比べて空力特性の改善をしたことでさらに直線の伸びがよくなった。
   リアステアリングシステムとノンブレーキ走法をあわせることで電力消費も抑えられるから最後にあのパワーを出せたんだ!」

J「今回は完璧な走りができたけど負けた。まだまだ鍛えないとね」

リョウ「俺が3位とはな」

マリナ「世界最高峰のレーサー、さすがだね」

ハマー「次は勝って見せるぜ」

ハマーDは今回は負けたが,確かに自分の成長を感じていた
前大会ならカルロやビクトリーズと互角に勝負するのは厳しかったからだ。



見返したらマリナそんなフレイムバード連発してないし
リョウ3位ハマー4位マリナ5位にするわ

Bチームのレースは1~5位まで僅差ってことで

マリナ「私が5位か...世界はレベルが高いのね」

ファイター「選手一同に惜しみない拍手を!」

ハマー「スタジアムから出るぜ」



ファイター「Bチームの結果は以下の通りだったぞ!」

1位カルロくん 2位Jくん 3位リョウくん 4位ハマーDくん 5位マリナくん

J「エボリューションは完璧な走りだったけどあと少し及ばなかったよ」

リョウ「同じくだ」

豪「やっぱカルロははええなあ」

藤吉「ハマーDくんの走りが気になるでゲス」

豪樹「あちゃーマリコ5位じゃねえか~」

マリナ「世界最高峰のレベルを思い知ったよ」

烈矢「マリナで5位ってことはCチームもかなり厳しいレースになりそうだ」

左京(「今日のために修理して仕上げたラキエータ2がどこまで勝負できるかやな」)

烈「よろしくね、豪樹くん、烈矢くん、左京くん」

豪樹「望むところだ!」

烈矢「練習の成果を見せてやる!」

左京「お手柔らかに頼むよ」

ブレット「エッジもハマーも前グランプリより相当レベルアップしているな。俺もいってくるか」

Cチーム
ブレット(改良型バックブレーダー(高速型))
改良型バックブレーダーの高速型は直線はビートマグナムと同等でライジングトリガーより少し下といったところ
アクティブサスペンションとスーパーパワーブースターで戦う。

左京(ラキエータ2(高速型))
ロケット点火時の直線スピードは本大会最強クラスでライジングトリガーを凌ぐかもしれない。
オフロードや直線コーナーの複合コースは苦手

豪樹(ブレイジングマックスV2(高速型))
必殺技を生み出すために改良されたブレイジングマックス。復活させてマックスブレイカーの機構を
ブレイジングマックスと融合させることによりブレイジングマックスの性能を保ったままさらに強力な
マックスストームが発動できるようになった。(ブレイジングマックスストーム)

烈矢(改良型ナックルブレイカー(高速型))
エアインテークの個数を増やすことでナックルバリアー発動時の最高速がさらに上がった。
マリナとの合体技のナックルファイヤーを開発したが別チーム

烈(改良型バスターソニック(万能型))
シャーシをエアロシャーシに変更し、空力特性が以前よりさらに向上した。
コーナーと直線の使い分けも健在

ファイター「ではCチーム、レディーゴー!」

まず左京くんとブレットくんがロケットスタートだ!
次に豪樹君烈矢君烈君の3人が並んでいる!

ブレット「あのマシン、かわった形状をしているがどんなマシンだ?」

左京「時期にわかるさ」

豪樹「左京のやつもマシンをパワーアップさせてきたな?M1の時より早くなってる」

烈矢「世界の実力のお手並み拝見だな」

烈「高速型だけあって直線は早いな でもバスターソニックは対応できる!」

ブレット君の改良型バックブレーダーがトップへ躍り出る!ヘアピンへ差し掛かるぞ!
そこへ左京くんの改良型ラキエータ2が続く!

左京「ここやラキエータ!ノズル回転!パワーバランサー!」

左京くんのラキエータ―、ノズルからロケット点火をしつつ回転させることでヘアピンを速度の乗ったままクリア!
(1つ目の燃料はまだ使いきっていない)

ブレット、烈「なんだあの走り」

豪樹、烈矢「あれには苦労させられたぜ」

烈「バスターソニック、バスターフェニックスターン!」

烈くんのバスターソニック、華麗にヘアピンをクリアしてブレットくんのすぐ後ろにつける
豪樹くんが4位、烈矢くんが5位だ!

豪樹「この先はオフロードでその次が直線とコーナーの複合、ブレイジングマックスストームは使えそうにないな」

烈矢「ナックルストームは出せそうにないな」

トップのラキエータ2がオフロードコースに入った!
バックブレーダーとバスターソニックも続く

ブレット「オフロードならアクティブサスペンションのバックブレーダーが有利だ」

烈「バスターソニックはオフロードだって対応可能さ」

ブレットくんがトップ,烈くんが2位で左京くん3位豪樹くん4位烈矢くん5位だ!

豪樹、烈矢「オフロードはどうしても苦手だ」

豪樹「かっとべブレイジングマックス!」ブレイジングマックスはエアロバリアを貯めてはいるがオンロードほどの
スピードは出ない ナックルブレイカーも同様だ
だが左京のマシンは抜いて豪樹3位烈矢4位左京5位になった!

左京(「ここで切れてロケットを使ったらあかん。勝負は5周ある。まだ1周目だ」)

ブレット烈豪樹烈矢と左京の間で少し差ができてしまう

ここで直線とコーナーの複合コースへ入っていくぞ!
高速型のバックブレーダーはテクニカルコースはやや苦手か!
烈くんのバスターソニックがトップへ!
豪樹くんと烈矢くん、左京くんのマシンもテクニカルコースは苦手なようだ!

烈くんが少し差を広げてブレットくん、豪樹くん、烈矢くん、少し差を広げてテクニカルコースから出てきたぞ!

ブレット「ゴール前の直線では加速させてもらうぞ」

豪樹「エアロバリアON!チャージ!ブレイジングマックスストーム!」
豪樹、一気にヘアピンのところまでブレイジングマックスストーム

烈矢「エアインテーク全開放!ナックルストーム!」

左京「ラキエータここや!ロケット点火!」

おおっとここでラキエータ、ナックルブレイカー、ブレイジングマックスが一気に追い上げた!
1周目の順位はブレイジングマックス、ラキエータ、ナックルブレイカー、バックブレーダー、バスターソニックだ!
左京のラキエータが燃料を1つ吐き出したことで軽くなり、速度がやや上がった
左京「これがラキエータの走りや!」

2周目のヘアピンに差し掛かる前の順位は
ブレイジングラキエータナックルバックブレーダーがほぼ同じですぐ後ろにバスターソニックだ!

左京「ラキエータ!パワーバランサーだ!」(2個目の燃料の一部使用)

烈「ソニック!バスターフェニックスターンだ!」

左京くんのラキエータがやや先行してすぐ後ろの4台は団子といったところだ!

オフロードコースでは順位変動
バックブレーダーバスターソニックラキエータマックスナックル(後ろ3台は団子)
直線テクニカルの複合コースを出たところでは
バスターソニック少し差バクブレーダー少し差ラキエータマックスナックル

ここでもマックスストーム、ナックルストーム、ロケット点火が発動!

マックスラキエータナックルバックブレーダーバスターの順番だ!

左京(「今回の勝負は5周だが毎周ロケット点火を使わないと勝ち目がない・・・次のロケットを使いきった後に
    ピットして燃料を2つ入れる!」

ラキエータは2つ目の燃料をはいてさらに速度が上がった!

3周目まで似たような展開 ラキエータがロケットを使いきった後

マックスラキエータナックルバックブレーダーバスターの順番だ!

おおっとここで左京選手ピットに入ったぞ!

左京「ここで燃料を2つ装填する!」

左京君がピット中にナックルバックバスターに抜かれ5位に転落したが
すぐ再スタート!

5周目複合コースから出たところから
烈「バスターソニックいけー」
豪樹「マックスストーム!」
烈矢「ナックルストーム!」
ラキエータ「ロケット点火」
ブレット「スーパーパワーブースターだ!」

1位ブレット 2位豪樹 3位烈 4位左京烈矢同着

ブレット「よし、パーフェクトだ!」

豪樹「惜しかったぜ!」

烈「皆早かった」

左京「やはりピットはロスだったか」

烈矢「兄貴に負けた」

ブレット(「それにしてもバックブレーダーのパワーブースターのように加速するマシンが
     他にあるとは思わなかったな ロケット点火時のスピードはスパーパワーブースターを
     上回っていたかもしれないな」)

ファイター「これでA~Cチームそれぞれの試合がすべて終わったぞ!」

Mr.T「今後の予定は私が説明しま~す」

Mr.T「今日分けたA~Cチームが今後世界選抜チームでともに戦っていくチームとなりま~す。」

ファイター「世界選抜チームもチーム戦のようだぞ!」

Mr.T「世界グランプリとは異なり、国も考え方も違うメンバーでのチーム戦になりま~す 次の試合はスタジアムで90日後で~す」

豪「ニエミネンやミハエルと今後もチームかあ面白いぜ」

藤吉「クセの強いメンバーでゲス」

エッジ「全くだぜ」

ハマー「うちのチームのチームワークは大丈夫なのか?」

J「ハマーDくん、確かに不安だね!」

豪樹「チーム戦の経験なんて名古屋のときしかないぜ」

烈矢「合体技をつくったことがある程度だ」

烈「このチームもまとめるのが大変そうだね」

ブレット「全くだ」

Mr.T「さらにもう1つ重大事項を発表しま~す。
   今後世界及び各国で主流となるシャーシ、モーター、
    タイヤ、GPチップなどの新規格を
    この大会で使用してもらいま~す」

カルロ「どういうことだ?」

Mr.T「マシンの性能にはほぼ変化はありませんが、統一した規格内でマシンをくみあげま~す」

Mr.T「我々はそのための投資を怠りませ~ん
この会場ではミニ四駆開発技術者が常時待機していま~す」

Mr.T「皆さんは一度私達にマシンを預けていただき、新規格マシンに生まれ変わった後にお返ししま~す」

豪樹「よくわからないけど、少しはパワーアップできるってことか」

Mr.T(「WGP後期からは日本国内ではビクトリーズの使うモータやタイヤなどと同様のものを販売していま~す。1年ほど前から国内の大会レベルが急激に上がったのはそのためで~す。GPチップだけはありませんが音声認識システムも年々進化していますから、大きな差はありませ~ん。」)

土屋(「今回の大会以降、世界レベルでのマシンや規格の統一を行うことと本大会のマシンの量産及び市販化が目的の1つだ」)

Mr.T「それでは皆さん、一度私達にマシンを預けてくださ~い、一週間ほどでお返しします」

烈矢「マシンを渡すのは癪だけど仕方ないか」

左京「パワーアップできるなら歓迎だ」

豪樹「左京、それは周りも同じだぜ」

烈矢「GPチップの扱いだけはブレットか烈にきかないとな」

烈(「国内のレースレベルもそんなに上がっていたとはね。」)

土屋「ではみんな一気にとりかかるぞ!」

リョウ「ものすごいスタッフの数だな」

J「設備もこの会場内に配置されてるみたいだ」

土屋「シャーシ、ボディの解析にとりかかれ!今日の大会の走行データはすべてとってあるな?」

社員「はっ。」

マリナ「あの大人数に設備、1週間ですべて終わらせるにはあれだけ必要ということか」

土屋「一文字くんの改良型チタンコーティングスプレーの実験と量産はうまくいっているか確認してみるか」
電話
一文字「はい、一文字です 土屋さんですか」

土屋「依頼しておいた改良型チタンコーティングスプレーの様子はどうだい?」

一文字「実験は成功しました。これを素材Xと組み合わせことで耐久性などでZMCボディを上回る完成度です。すでに量産体制に入っています」
(素材Xは安価、軽量で比較的耐久性が良い素材
大量に購入することが可能)

土屋「予想以上だよ一文字くん。マシン15台を仕上げるスプレー量の生産は可能かい?」

一文字「100台分は可能かと。」

土屋「上出来だよ。とりあえず15台分そろったらすぐ会場へ届けてくれ」

一文字「はい」

ちなみに一文字博士はGEN製作所からT○MIYAに引き抜き済

素材Xと改良型チタンコーティングスプレーの組み合わせはZMC焼結のプロセスを簡易かつそれ以上の高耐久にできるようにしたものと考えてくださいとのことである。重量もzmcと変わらない。

1週間後、会場に再び集まった選手たち
にマシンが渡される
もとのマシンと新たにできたマシンの2つが渡された  

リョウ「見てくれはほとんど変わらないようだが走りが気になるな」

Mr.T「みなさんに1つ条件があります。83日後の次の選抜チーム試合までに練習走行は一人もしくは自分が所属するチーム内でのみ行ってください」

豪「にゃに!」

ハマー「なんだと!」

mr.T「今回の皆さんの別チームの走りについて
   情報がえられるのは今回のレースのみです。
   今日のレース映像は各チームにお配りしてま 
   す。もちろんほかチームに教えたりするのも禁止です。」

Mr.T「さらにもう一つ、この開発設備を今後は皆さんが自由に使うことができます。人員が必要になるでしょうから、T○MIYAスタッフを使ってもらって構いません。ただしマシン案は自分もしくはチームメイトと考えてくださいと。ここでも他チームに
情報漏洩禁止~」

烈「他チームの情報を遮断された状態で自分のマシンを強化して新たなチームとして戦うってことだね」

豪樹「チームだろうがなんだろうがやってやるぜ!」

リョウ「今回のレースはチーム内の実力の確認と今後の改善ポイントを見つけるためのものだったのか」

土屋「マスコミに83日後のレースについて取り上げてもらえるよう連絡しよう。さらに今回解析したマシン15台の量産、市販化準備に取りかかれ。
今までボルゾイ性マシンに遅れをとっていた市販
マシンの性能も一気に上がるはずだ!サードパーティに遅れを取ってたまるか!」

Aチーム
豪、ミハエル、ニエミネン、藤吉、エッジ

エッジ「83日後にチーム戦があるみたいだな」  

藤吉「どういうレースになるのかキニナルでゲス」

ミハエル「リレーレース、4トップレース、ポイントレース、1位になったチームが優勝レースのどれかだと思うな」

豪「4トップレースって4位が1位っていう変なレース?」

ニエミネン「各チームの4位が先にゴールしたほうが勝ちだろ!豪!」

藤吉「豪くんまだわかってなかったでゲスか..」

エッジ「これからお前達はどうするんだ?チームランニングをするかマシンを強化するか?」

豪「チーム戦に負けられないのは確かだけどその前にお前達もライバルだからな!マシンの強化が先だぜ!」

ミハエル「僕も同感だよ」

エッジ「藤吉、ニエミネンはどうするんだ?」

藤吉「ワテはまずこの新スピンバイパーを走らせて見るでゲス。」

ニエミネン「俺もそうするぜ!マシンの強化はその後だ。」

エッジ「俺もマシンを走らせて見るかな。チームランニングはしばらく後に回そう。」

藤吉「最後にチームリーダーを決めておくのはどうでゲスか?」


豪「それいいな!俺はどっちでもいいぜ」

ミハエル「僕がやってもいいよ 経験者だし」

ニエミネン「リーダーなんか興味ないぜ」

エッジ「俺もどっちでもいいぜ」

藤吉「適任なのはリーダー経験のあるミハエルくんか副リーダー経験のあるエッジくんでゲスな」

エッジ「なら暫定だが俺がやってやるよ 今回のレースは俺が一位だったからな」

ミハエル「異論はないよ。」

藤吉「エッジくんがリーダーに決定でゲス」

ミハエル「チームミーティングは週に1回のぺーすで行おうか。」

ニエミネン「そんなん必要か?好きにやればいいんじゃねえのか?」

エッジ「わかってねえなあ、今度のレースは個人戦でありチーム戦。各々で適当にやってたらめちゃくちゃになる。今回はこれで解散だ。次のミーティングは一週間後。各自進捗を報告するように。以上」



豪「それにしても4位とは悔しすぎるぜ 
  強化マシン考えないとな」

今までのマシン作りはJやビクトリーズのみんなと
一緒になっていた。単独でつくるのは初めてだ。  

豪「今回のレースの一位はバランスタイプのエッジだったな。ビートマグナムもサイクロンよりはコーナーも安定するようになったけど、さらにコーナーも追求してみるか。俺がかっとびだけ考えないなんて変に思われるかもしれねえけどな」
7日前の大会の録画を見る豪
豪「バックブレーダー以外にも推進力で加速するマシンが結構あるんだな」

豪「今のビートマグナムに足りないのはコーナリングとダウンフォースだけでなく推進力による加速技なんじゃないのか?」

豪「新マシンの名前だけは考えた。ライトニングマグナムR(リボルバー)」

コーナーも追求しつつ推進力の加速も利用するマシンだ。マグナムダイナマイトは坂がないと使えないという欠点もあった。

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豪はなんやかんやあって会場のスタッフと協力して新マシンをつくった。

何気に豪一人でマシンを考えたのは初めてである。

豪「これが俺の新型、ライトニングマグナムRだ」

豪「ならし走行の開始だ~」

そのころ、ミハエルも新マシンを開発しようとしていた。

ミハエル「今の僕は正直なところ、世界選抜チームでも中堅クラスかもしれない」

ミハエル「それほど皆のレベルが相当上がっているということだね」

新しいベルクカイザーを考えるミハエル
ミハエルがまず考えたのは、ベルクカイザーの非対称ボディを対称ボディにすることだった.

ミハエル「今回は他のアイゼンヴォルフのメンバーもいないし、非対称にする必要はないよね」

次に考えたのはマシン特性をどうするかということ

ミハエル「WGPから最近のレースのコースが高速気味のコースであることが多いから、マシン特性は高速もしくは高速寄りのバランス型が
     強いということは間違いないはず.高速型のベルクカイザーの特性を新マシンでは高速寄りのバランス型にしてみるかな
     今のスピードは落とさず、コーナーもクリアできるバランス型を目指そう」

ミハエルは設計図などをかいた。実はベルクカイザーはミハエル(とシュミット)が考えたマシンであるが、改良を加えることになる。

ミハエル「名前はベルクカイザー2がいいかな。最後に直線で加速する機構はどうしようかな...」

ミハエルはベルクカイザー2の加速システムとしてエンジン機構を考えた。自動車エンジンといえばドイツの得意分野である。

ミハエル「ベルクカイザー2が完成すればきっとこの選抜チームでも優位に戦えるね」
なんやかんやあってミハエルのベルクカイザー2は完成した。

ミハエル「ならし走行開始だね」

Bチーム
カルロ、リョウ、マリナ、ハマーD、Jチーム

リョウ「次の試合はチーム戦と決まったわけだがどうするんだ」

カルロ「チーム戦なんてクソ喰らえだぜ。自分が好きに走る。だから俺は速く走れるんだ」

マリナ「奇遇だね、気が合うじゃないかカルロ」

ハマーD「世界選抜の試合はチーム戦!チームワークが重要なんだぞ!」

J「困ったなあ...と、とりあえずリーダーを決めるのはどうかな?」

カルロ「リーダーなんぞお前(J)にくれてやるよ」

J「じゃ、じゃあ僕がリーダーってことで皆はいい?」

リョウ「俺は別に構わない」

マリナ「私もだ」

ハマーD「J、頼んだ」

カルロ「俺はこれからマシンの調整に入るぜ」

J「ちょ、ちょっと次のチームの作戦会議やチームランニングは?」

マリナ「悪いけど群れるのは好きじゃないんだ」

ハマーD「チームワークがZENZENじゃないか!」

リョウ「この様子じゃなかなかまとまりそうにないな。俺も練習してくる」

J「みんな・・・」

1位になったカルロであったがそれに慢心しているカルロではなかった。

カルロ「今のディオスパーダには何かが足りない気がしてならないぜ」

カルロもマシンの改良を考える。空力特性を改善し直線も以前よりかなり早くなったディオスパーダだが、
もう1つ爆発力がほしい。
(100話の必殺技のいけーディオスパーダ時)のスピードに更に磨きをかけるにはどうすればいいか考えていた。



マリナ「鷹羽リョウ、あなたのライジングトリガーともう一度勝負をさせてくれないか」

リョウ「マリナか、いいだろう。だが今度も負けるつもりはない」


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