【モバマス】お仕事がない日には (16)

シトシト



ありす「はぁ……せっかくのゴールデンウイークなのに」

千枝「雨でお仕事がキャンセルになっちゃいました」

由愛「みんな張り切ってたのにね……」

雪美「残念……」





かな子「屋外でのクレープを焼く体験だったんだけどなぁ……」ションボリ

杏「一番残念そうにしているのは、かな子ちゃんなんだよね」

智絵里「もぅ……」

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モバP(以下P)「こないだ、あんな雲が出ていたからかなぁ」

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ちひろ「多分、関係ないかと」

P「まぁ、まだ火曜水曜木曜とあるから、今のうちにてるてる坊主でも作っておくか」

ありす「またそんな迷信を……」

杏「じゃあ、杏は逆さまに吊して雨が降り続けるようにお祈りしておくね」

智絵里「なんでやねん!」エイチョップデス

雪美「たしか……雨が止まなかったら、てるてる坊主の首を撥ねるとか……」

千枝「ふぇぇぇ!?」

由愛「そ、そんなぁ……」





かな子「しゅ、収集がつかなくなってしまいましたね」

P「仕方がないな……ちひろさん。後、書類だけですので」

ちひろ「はいはい。おいしいのをお願いしますね」

かな子「おいしいの……?」ジュルリ

パンパン

『ん?』

P「みんな、注目!」

P「今から、室内でできるクレープやトルティーヤを作りたいと思います!」

杏「できるの!?」

ありす「でも、火を使う作業ってことですよね?」

P「まぁ、火を使うのもあるが、主に使うのは」



P「電子レンジだ」

P「じゃあ、クレープを作るからホットケーキミックスを混ぜておいてくれ」

由愛、千枝、雪美『はーい』シャカシャカ

P「トルティーヤ組はそっちのコーンの缶詰の中身をmasherや麺棒で潰しておいてくれ」

ありす「こうですか?」プチプチ

智絵里「すごい……簡単に潰れる……フフフッ」プチプチ

杏「智絵里ちゃん、変なのに目覚めないといいけど……」

P「かな子はクリームやジャムにチョコとか。あと挟む果物を準備しておいてくれ」

かな子「わかりました!」

P「……で」

P「ラップにクッキングシートはあるな」

P「じゃあ、かな子は先にフライパンでクレープを作っておいてくれ」

かな子「どれぐらい作ります?」ワクワク

P「ちひろさん合わせて、一人1枚ぐらいで」

かな子「はーい」

P「じゃあ、レンジで作る簡単クレープといこうか」

みんな『はーい』

P「まず、ラップなら数枚重ねシートはそのままで、レンジの大きさに合ったサイズに丸く切る」

P「その上に生地を少し垂らしてナイフ等で拡げていく」

P「ギリギリまで拡げたら、レンジに入れて一分」

P「少し固めがいいとか、フラワートルティーヤを作るなら二分レンジにかける」

チーン



P「ほらできた」

ありす「へぇ……簡単なんですね」

P「最後にコーンを潰したヤツ」

P「本来、ぱりっぱりのタコスでも……と思ったが、タバスコもチリソースもないんでな」

由愛「か、辛いのは……」

千枝「千枝も苦手です……」

P「そう思って牛乳を用意した」ドンッ

智絵里「牛乳……ですか?」

P「要領は同じ。シートに塗ってレンチン。そうするとシート状のアレができる」

雪美「……?」

P「これをパリパリに砕いていくと」パリパリ

ありす「わかりました!コーンフレークですね!」

P「そ。アツアツだけど食べてみるか?」アーン

ありす「あ、はい……」パリッ

ありす「わぁ……あったかいのもおいしいんですね!」



雪美「……というより」ハイライトオフ

千枝「今、自然にあーんって」ハイライトオフ

由愛「していましたね」ハイライトオフ

杏「怖っ!」

P「じゃあ、クレープやトルティーヤにいろんなのを巻いていこうか」

P「トルティーヤ用にハンバーグや野菜スティックとかも用意したからな」

杏「と言いながら、ピーナツバターを塗ってるのはなんなのさ」

P「これか……」







P「給料前だと、水と砂糖と小麦粉しかないときとか」ハイライトオフ

杏「ごめん」

P「さすがに片栗粉と水だけで半月過ごした時はどうにかなりそうだったな」ハイライトオフ

杏「」

P「それはともかく、昔は味付けはモラセス(糖蜜)だけだったんで、種類があるだけ贅沢にはなったもんだな」





千枝「と、糖蜜ってなんだろう?」

雪美「甘そう……」

ありす「えっと……さとうきびの廃液を煮詰めたもの……とあります」ポチポチ

由愛「えっと……えっと……」コンワク

ありす「プロデューサーをそんな食生活にしない為にも」

雪美「……頑張る」

千枝「う、うん。頑張ろうね」

由愛(それより、お弁当とかを作って来て上げた方がいい気がするけど……)

かな子「えっと……で、出来上がったので、みんなで食べましょう」

みんな『わ、わーい』

ちひろ「あら、出来上がったんですね」

P「あ、はい。お待たせしました」

P「ちひろさんは生クリームと缶詰のみかんだけでいいんでしたっけ?」

ちひろ「はい!……変でしょうか?」

P「いえ、シンプルでいいと思いますよ」





智絵里(ちひろさんが原因じゃないみたいだね)

かな子(そうすると誰だろう……)

千枝(そういえば晴ちゃんがよく焼肉をおごってもらっているような)

雪美(ナターリアも……寿司とか……)

ありす(周子さんもよくおごらせていましたね)

杏(……)

由愛(杏さん?)

杏(な、でもないよ)

ちひろ「そういえば、手作りだとナンみたいですから、カレーにも合いますでしょうか」

P「試してみますか?たしか、レトルトのなら」ゴソゴソ

P「あ、あった。菜々さんから貰った……」

ちひろ「どうかしましたか?」

P「いえ……日本のカレーなのにミッキ○とベティちゃ○の広告って珍しいなぁ……って」

ちひろ「どれどれ」

つ【https://pbs.twimg.com/media/FDwqb7xWYAYa0R6.jpg

ちひろ「」

P「でしょ?」





かな子(菜々ちゃんはいつのカレーを出したのかな?)

智絵里(せ、戦前?)

由愛(うわぁ……)

ちひろ「とりあえず、カレーは次回に回すとして、ごちそうさまでした」

P「お粗末様です」

雪美「P……また作って……」

P「あぁ、まかせろ」

杏「もしやる時は杏達にも声をかけてよ」

P「お?作ってもらう気満々だな」

杏「違うよ。トルティーヤにトンカツとかエビフライとか巻いたら美味しそうかなって思ってさ」

智絵里「そういうのなら……じゅ、準備しますから」

P「ありがとう。気を使ってくれてるんだな」ナデナデ

智絵里「あ……えへへ」テレテレ



ありす「……」ムスー

千枝「……」ムスー

雪美「……」ムスー

由愛「あははは……」

P「それじゃあ、書類にかかりますか」

ちひろ「大体はやっておきましたから、定時にはあがれそうですよ」

P「それじゃあ、一踏ん張りしますか!」



P「お前達もレッスン終わってるし、暗くなる前に帰れよ」

みんな『はーい』

P「お、素直だな……約一人が送ってけとか言うと思ったんだが」

杏「いくら杏でも空気ぐらい読むからね」

P「いつもそうならいいんだがな」

杏「ふんっ……だ!」

P「ははっ」





由愛(そんな雨のゴールデンウイークの一日のお話でした)

由愛(明日は晴れますように)

おしまい

ジョニーケーキ(ライデン少佐とは無関係です)の味には慣れたくない……
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あ、作者はロリコンではありませんよ

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