まつり「はいほー！　きょんしー！でふぁんしー！な姫なのです！」

海美「わぁっ！まつりん新しい髪形だ！すっごく可愛い！」

まつり「姫は新しい髪形でもフワフワなのです！」

海美「わぁーっ、本当だ！　持ち上げるとポインポインする！」

まつり「ゆらゆら揺れて可愛いのです～♪」
　

　
海美「ね、ね。このまつりんの髪の毛の上でジャンプしたらすっごく跳ねるんじゃないかな？」

まつり「ほ？　それはやったことが無いから分からないのです」

海美「やってみよ！　ねぇまつりんちょっと屈んで？」

まつり「こうなのです？」

海美「靴は脱ぐね。そーっと……」
　

　
ポイン

海美「うわーっ！すっごく跳べるよ！すごい！」

まつり「姫には何が起こっているのか全然分からないのです」

海美「もっと跳んでみたい！　天井が高いところ……、エントランス行こうっ！」

まつり「海美ちゃんが楽しそうで何よりなのです」
　

　
海美「よしっ、ここなら思いっきり跳べそう！」

まつり「あんまり高く跳ぶと危ないのですよ」

海美「大丈夫大丈夫。私トランポリン得意だし！　ね、屈んで屈んで」

ﾎﾟｲﾝﾎﾟｲﾝ

海美「わーっ！たのしー！」ﾎﾟｲﾝﾎﾟｲﾝ

海美「まつりん、その場で立ってみてよ！　頑張ったら天井まで届きそう！」ﾎﾟｲﾝﾎﾟｲﾝ

まつり「安全確保ヨシッ、なのです」ｽｯ

海美「すっごい跳べる～！　わ～！」ﾎﾟｲﾝﾎﾟｲﾝ
　

　
琴葉「えっ！？　何してるの！？」

まつり「あっ、琴葉ちゃんなのです」

海美「琴葉も跳ぶ？」ﾎﾟｲﾝﾎﾟｲﾝ

琴葉「海美ちゃん、いったん降りて。危ないから」

海美「はぁい！」ｽﾀｯ

まつり「現場監督さんに見つかっちゃったのです」
　

　
琴葉「まつりちゃんの縦ロールで跳ねたら危ないでしょ。怪我したらどうするの」

海美「大丈夫だよー。それに、高い場所にあるものを取るときとかに便利だよ」

まつり「まつりはそのたびに呼ばれるのです？」

琴葉「まつりちゃんの身体にも負担がかかるし……」

海美「……そっか。まつりん、ごめんなさい」

まつり「あ、それは大丈夫だったのです。姫の首は頑丈なのです」

海美「良かった！」
　

　
海美「ほら、エントランスの天井の電球を換える時とか、すぐに換えれるよ」

琴葉「確かに……でも、脚立を使えば良いでしょ？」

まつり「ぐうの音も出ないのです」

海美「ぐう……」

まつり「出たのです」

育「それはちがうよ、琴葉さん！」

琴葉「育ちゃん！？」
　

　
育「エントランスの電球を交換するときは、2m以上の『こうしょさぎょう』になるから、
てんとうリスクが高い脚立はできれば使わないで、手すりがある『いどうしきあしば』の方がいいと思う！」

育「あと『こうしょさぎょう』の時はあぶないから、『ヘルメット』と『フルハーネス型ついらくせいしようきぐ』をつけないといけないんだよ」

琴葉「そうなんだ……」

まつり「育ちゃんは物知りなのです」

琴葉「でも、墜落制止用器具？の使い方が分からない……」

育「だいじょうぶ。『こうしょさぎょう』がひつような会社は、じゅうぎょういんに『特別きょういく』を受けさせないといけないんだよ」

琴葉「そうなんだ。美咲さんに聞いてみよう……！」

海美「ねぇねぇ、まつりんの縦ロールで跳ねるのはどうかな？」

育「もんだいがいだよね」

まつり「ごもっともなのです」
　

　
琴葉「……というわけで、フルハーネス型墜落制止用器具特別教育を受けようと思うのですが」

美咲「えぇ……？」

律子「高所作業の資格なら私が持っているわよ。ロープ高所作業と高所作業特別教育を受けてるから、10mまでは行けるわ」

美咲「持ってるんですか！？」

律子「確かに内製化した方がコストは削減できるけど、安全性を考えるとこういう作業はきちんとプロに任せた方が良いと思うわ」

琴葉「確かに、そうかもしれないですね」

海美「ねぇねぇ、まつりんの」

律子「ダメよ危ないから」

まつり「せめて言わせてあげて欲しいのです」
　

　
律子「でもまぁ、確かにいざという時のために特別講習くらいは受けておいた方が良いかもしれないわね」

美咲「いざという時って何ですか！？」

海美「それを受けたら、まつりんの縦ロールでトランポリンしても大丈夫？」

律子「それとこれとは話が別。ちゃんと個別に安全検討しなさい」

海美「うーん……。あっ、そういえばスポーツ施設のトランポリンで、ハーネスってやつ使ってるのみたことあるかも！」

律子「そう。それなら一緒に講習を受けてきなさい」

琴葉「安全マットも敷いておいた方が良さそうですね。美咲さん、買っても良いですか？」

美咲「えっ！？　良い、んじゃないかな……？」

まつり「姫は首に巻くコルセットが欲しいのです」

美咲「それは買いましょう」
　

　　
そうして……
　

海美「わーい！」ﾎﾟｲﾝﾎﾟｲﾝ

まつり「海美ちゃんが楽しそうで何よりなのです」

琴葉「飲み物もあるから疲れたら言ってね」

海美「大丈夫だよ、ありがと琴葉！」ﾎﾟｲﾝﾎﾟｲﾝ

育「あっ、海美さんがまつりさんの縦ロールでぽいんぽいんしてる！」

琴葉「育さん！」

まつり「育さんなのです！」
　　

　
海美「ちゃんとヘルメットもハーネスも付けてるよ！」

琴葉「エントランスにハーネス用の支柱を立ててもらったの。周りには安全マットを敷き詰めて」

まつり「姫は保護具で全身ガチガチなのです」

育「……」
　

　
　
育「これなら安全そうだね！　わたしもぽいんぽいんしたい！」

まつり「ウェルカムなのです！」

海美「わーい！　育りんも一緒にやろー！」

琴葉「しじみ汁もあるからね」

　
　
おわり

　

終わりました。すみませんでした。HTML依頼出してきます。
徳川まつりのセカンドヘアスタイル永遠にポインポインしたい。