【モバマス】芳乃「拉致監禁されましてー」 (15)

キャラ崩壊注意



ガシャーンッ!


P「がーはっはっは!よしのんを俺の家に監禁してやったぜ!」

芳乃「出してー」ガチャガチャ

P「駄目だね。お前には一生ここに居てもらう」

芳乃「どしてー?」キョトン

P「『でしてー』の応用系で会話するんじゃない!」

P「くく……教えてやろう。それは俺が芳乃!お前を愛しているからだッッ!!」

芳乃「ほぉっ!?」ドキッ

芳乃「そなたがー、私をー?ほほー、それは、ほほー、そなたがー?」ソワソワ

P「そうだ!俺は最早お前が俺以外の男に見られたり話したりするのが我慢ならん!お前は俺だけのものでなくてはならないのだ!だから監禁する!愛ゆえにッ!」

芳乃「そ、そういうことでしたらばー。こんな真似されずとも、言ってくださればー、こちらとしてもー、結婚してー、そなただけのものになるのもやぶさかではなくー」テレテレ

P「いいや結婚などでは生温い!物理的に外から隔離しなくてはならないッ!」

芳乃「……ほー?」

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芳乃「そなたー、聞いてましてー?わたくしもそなたのことがー」

P「関係ないッ!お前が俺を愛していようと、お前を真に独り占めするにはこうして監禁する他ないのだからッ!」

芳乃「……ほほー?」

芳乃(プロデューサー殿は行動力に溢れたお方ですが、流石にこれはやり過ぎでしてー。いつものプロデューサー殿であれば決して、こんな相手の気持ちを無視した真似は致しませぬー)

芳乃(さては……)ジッ


モワァン


芳乃(……! プロデューサー殿の体から黒いもやが……やはり邪気に取り憑かれているのでしてー!)

芳乃(これはまずいことになりましてー。まずプロデューサー殿の欲求と邪気が強く結びついており、祓除が難しくー)

P「ぐへへ、手錠に繋がれて抵抗できないよしのんを愛でてやるぜ」ムギュッ

芳乃「ほほ^~♡」

芳乃(わたくしの体がこの状況を悪くないと感じてしまっているのでしてー!)

次の日


ちひろ「あれ?芳乃ちゃんまだ来てないんですか?もうすぐレッスンの時間なのに……」

P「芳乃が遅刻なんて珍しいですねぇ」スットボケ

P(なーんてな!芳乃は今俺の家で手錠に繋がれてるんだ!来るわけねぇ!)グヘヘ

ちひろ「……あら?なんですかこの音」ブォォ…


ブォォォォ!!!!


芳乃「ブォォォォ!!!!」バシュンッ

P「!? 芳乃お前、どうしてここに!?」

芳乃「もうすぐレッスンの時間なのでー」

ちひろ「そこじゃなくて、今のは何!?」

芳乃「法螺貝を吹くと瞬間移動できるのでしてー」

ちひろ「そんなブブゼラリーマンズみたいな……」

P「くっ……!」

ガシャーンッ!


P「がーはっはっは!もっかいよしのんを俺の家に監禁してやったぜ!」

芳乃「出してー」ガチャガチャ

P「そして家に一人じゃお昼の間暇だろうと思って持たせてあげてた法螺貝も……没収!」スッ

芳乃「がーん」ガーン

P「こんな小道具を触媒に瞬間移動を引き起こすとは……芳乃の霊力を見誤っていた……だがこれで今度こそ脱出できまい!お前は永遠に俺のものだッ、芳乃ーッ!!」

次の日


芳乃「おはようございますー」ペコッ

ちひろ「はい、おはようございます」

P「何ィーッッ!?!?」

ちひろ「……? 何を驚いてるんですか、プロデューサーさん。仕事してください」

P「よ、芳乃……お前どうやってここに……?」

芳乃「わたくしの肉体を自力で『神隠し』しましてー。神界を経由して現世に舞い戻りましたー」

P「馬鹿な……!自分自身を『神隠し』に遭わせるなど……!」ガクッ

ちひろ「仕事しろってば」

ガシャーンッ!


P「がーはっはっは!またもやよしのんを俺の家に監禁してやったぜ!」

芳乃「出してー」ガチャガチャ

P「そして今度は神界に立ち入りできぬよう、その体に呪印を刻んでやるッ!」ズズッ

芳乃(……! 呪印を刻むために邪気が体外に集中し、プロデューサー殿との結びつきが弱まりましたー、今が好機でしてー!)

芳乃「んっ♡」チュッ

P「!?!?!?」


ザフッ……


芳乃「……祓除、完了でしてー……」

P「よ、芳乃!?何を急に……というかあれ?俺は何を……ってどうしたんだその手錠!?」

芳乃「かくかくしかじかー」

P「そ、そうか……俺は邪気に取り憑かれそんなことを……すまない芳乃」

芳乃「いえー、わたくしとして良き体験でありましたー」ホクホク

芳乃「それに、今回の件はわたくしのせいでもありましてー」

P「え?」

芳乃「邪気を呼び込み、強く結びつけた欲求……すなわち『わたくしを求める』という欲求を晴らしてあげられなかったのが原因でしてー」テレテレ

P「!?」

芳乃「さぁさ♡邪気も取り除かれた所で、二度とそれを呼びこまぬよう『欲求』を心ゆくまで晴らしましょー♡わたくしのカラダ♡お好きにしてくださいましー♡」ドキドキ

P「……」スーン…

芳乃「……そなたー?」

P「あぁ……いや、今全然そんな気分じゃないんだよ。多分芳乃が邪気を一つ残らず払ってくれたからだろうな。すごい穏やかな気分なんだ……ありがとう、芳乃」

芳乃「ほー……」

芳乃「ほっ♡」ムギュッ

P「あれぇ!?邪な気分がムンムン湧いて来たぞぉ!?」



ーおわりー

おまけ



アイドルグループチャットにて


芳乃『……~ということがありました。各アイドルの皆様もご自分の担当P様の動向にご注意くださいませ』

芳乃『万が一、わたくしのように被憑依者の妨害を受け連絡手段を断たれた場合には、心の中で「よしのん見参」と三回唱えてくださいませ。必ずやわたくしめが馳せ参じ、祓除に努めます』


次の日


ちひろ「あれ?凛ちゃんまだ来てないんですか?もうすぐレッスンの時間なのに……」

芳乃(……?救難信号は届いておりませぬし……何か別の理由でお休みになられて……?)

芳乃「……」


凛P「ハァ……ハァ……凛……凛……!」フラッ

凛「うん……♡来て♡プロデューサー……♡」ワクワク

芳乃「ブォォォォ!!!!」バシュンッ

凛「!? 芳乃……どうしてここに!?『よしのん見参』はまだ唱えてないのに!」

芳乃「凛さんからは常日頃より浅ましき淀んだ気を感じていましてー。お休みのことを知り、もしやと思い確認に来てみれば……この有り様でしてー。やはりこの状況を愉しんでおられたご様子ー」

凛「よ、芳乃ッ!ちょっと待って!一回話そう!ね?」

芳乃「……お気持ちはー……分かるのですがー……問答無用でしてー!」ザフッ

凛「あぁっ!あぁ……もう少しだったのに……」ガクッ

凛P「あっ、芳乃P。こないだはそっちの子に助けられたよ。芳乃ちゃんにありがとうって言っといてくれ」

芳乃P「えっ」

凛P「邪気とやらに取り憑かれて、もう少しで凛を襲っちまう所だったんだ。危なかったよ」

芳乃P「邪気……ってことはお前も芳乃にされたのか……!?キ、キス……!」

凛P「え?いや肩をちょっと叩かれただけだけど?」

芳乃P「……?」


P「なぁよしのん」

芳乃「なんでしてー?」

P「お祓いって体にちょっと触るだけでいいんだってな」

芳乃「……」ギクッ

P「……じゃあなんであの時、俺にキスを……?」

芳乃「んっ♡」チュッ

P「!?!?!?」

芳乃「細かいことはー、んっ♡気にしない方がー、んっ♡よろしいのでしてー、んっ♡」チュッチュッチュッ

P「あぁ^~何も考えられない」



ーおしまいー

以上になります。

最初はただのダジャレのつもりで書いたのですが、
芳乃「どしてー?」キョトン
の所を想像した時、若者言葉を使うよしのんは可愛いなと思いました。

【モバマス】藍子「ゆるふわ抱き枕、作りました♪」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1617288176
↑邪気を呼び込んだ原因

【モバマス】文香「実は私、サキュバスなんです・・・」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522854916
↑凛以外の浅ましい人

ありがとうございました。

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