【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.2 (1000)

これは造られた戦争。

本来の目的を大きく外れた物語。

外典では無く、偽書でなく、番外でなく、初版でもなく。

……そう、言うなれば遊戯、あるいは泡沫の暇つぶし。

ほんの戯れ、一夜の夢、そこで奔流するは嘘か誠か。童の戯れ、付き合ってくれるならばこれ幸い。

いつの間にか蕩けて消えて、記憶の中で薄ら笑って、堂々巡りのやり直し。

結果だけ見れば誰でも良かったのだけれども、そこにいたお前は誰でもないお前だ。



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            └ァ‐n‐┘フー'^ー{ _cケ´ r iー'n_
            fr、}f トr<ャvァ::rニ、「lr‐ャ| |‐< r′

           /ト''_)!_7c゙{ ヽ∧j_l:l_|j_|〉,くj_|゙l_{_ソ
          /:/      ̄(_ソ  ';:::;'
         //             V
      ノ/



・このスレはType-moon『Fate』シリーズの設定を利用した【完全な二次創作】です。

・サーヴァント等は前提として鯖鱒wikiを利用し、マスター、舞台はオリジナルを使用します。

・本スレは基本的にAA使用頻度が控えめです。

・作中内における設定の齟齬はひとえに >>1 の知識不足によるものです。そういった事態は発生しないように心がけますが、もし発生した場合はご容赦ください。

前スレ : 【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re. - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1606640170/)

【というわけでスレ立てました、前スレを使い果たしてからこっちに移動しますね】

7:キャスターに任せる

怪物の声に相対し、セイバーは唇を噛みながら頷いた。

「任せられるか、キャスター」
「その頼み方だと僕は正直断りたい! 僕はそもそも戦う人間じゃないんでね」
「なら、任せる。キャスター」
「……仕方があるまい、何か策があるんだろうな?」
「ある」

頷く、しょうがないと言わんばかりにキャスターがセイバーへ道を示す。
キャスターを残しセイバーが一目散に館へ走り出す。追おうとしていた怪物にキャスターが叫ぶ。

「お前の獲物はここだ、パニックホラーなら僕のようなインテリは殺しやすい相手だろ!」

その声に怪物の視線は引き付けられる。蒼褪めた顔が僅かながら恐怖と覚悟に紅潮した。


直下、先に描写するのは

12345:キャスター
6789:セイバー

6:セイバー

薄暗い館の内部をセイバーが駆けていく。
時折現れるオートマタを持ち前の目で迎撃しつつ、魔力の残滓を追っていく。

『……キャスターは』
「言うな、マスター。俺は戦士じゃないから分からないが、多分それはキャスターにも失礼だ、もちろん、ランサーにも」
『……チッ、めんどくせえな』

力のない罵倒にセイバーが僅かに苦笑する。直後、その目がすうと細められた。

「何かが、いる」


直下、遭遇したのは

12:フォーリナー
34567:バーサーカー
89:ライダー

0:特殊判定

             ,、,、,、,       ,、,、,、
          {: : : : {     ./: : : :}
           ヽ: : : `ー一〈: : : :〈
            |: : :/ 二ニ. : : : :.}
             |: :/      |: : : :\
              |: l  ̄ ̄ ̄ |: : : : : :\
              |: |  ̄ ̄ ̄  |.: : :.|\: : \
              |: |-───- |: : : |: /:\: : :..
              |: | -───-|:.: :.:|\-‐:.ヽ : : :.
             |: | ───-/.: : :.|.  \-: : : : :}
            |: | ー── /: : : : |    \-.: : }
           |: \  /: : : : : |.      \-:}
           「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ : : : :.|         ヽ!
         {∧∧∧∧.:.: :.:|: : :.|

          }:::::::::::::::::}: : : | : : |
        ノ∨∨∨∨∨ヽ | : : |⌒)

         f v: : : :v : : : : : : : }| : : |/
         ゝ-'¨[(≧]={-、≦]ノ|-‐:'!
          Z: :」     L: : :>


直下

123:バーサーカー&フォーリナー
456:巨大オートマトン
789:フォーリナーマスター

3:二陣営出現!

「不法侵入、器物損壊、すなわちそれ、死刑です」

セイバーの視線の先から、冷たい声が響き、同時に鋼鉄の刃が放たれた。
軌道を読み、辛くも弾き、軌道を殺すセイバー。しかし、その背後からあの炎が噴き出した。

「剣を以って汝は問う、この旅程に意味は有りやと。しかして長老応える、戦勝はそれ即ちタレースの存ずるところ!」

 ◆正気喪失 A++
  邪神より滲み出た狂気は、人間の脆い常識と道徳心をいとも容易く崩壊させる。

蒼く、病的な炎が。セイバーの瞳を焼かんと舐める。

「バーサーカーにフォーリナー! 二騎同時に!」

それぞれの手に刀剣を握り、関節を捻じ曲げ無理な機動で攻撃をかわす。
かつて鎮守の森で発生した戦闘とくしくも構図は同じ。二対一、無慈悲な執行官と異界の神に魅入られた詩人との戦端が開かれた。


直下、戦況

123:すごく不利
456:まあ不利
78:立ち回りは何回も見ている
9:その為に剣を鍛えてきた

6:まあ普通に不利

セイバーは一騎当千の英雄ではない。
ましてやそもそも刀をろくに持ったことすらない英霊であり。

「爛々とさながら炎の如く眼は蛇を睨みつける、おお! なんたることか、群衆騒ぎ立て」
「ッ! くそっ、腕が」
「理性的に罪を、理性的に罰を?」

縦横無尽に動き回る炎と、寸分の狂いもなく撃ち込まれる鋼鉄の刃の前には翻弄されるばかり。
剣士であれば一歩の踏み込みが、戦士であれば肉を犠牲にした反撃が。
それができる場面でその選択が頭に上らない。頼れるのは己の鍛えた剣ばかり。

ジリジリと包囲網は狭まり、徐々に追い詰められていく。


直下、戦況

123:【徳なき恐怖は忌まわしく、恐怖なき徳は無力である】
456:非常に不利
78:何とか拮抗まで
9:起死回生の剣

0:特殊判定

          /⌒l

          / ___     ___
          / i'。ヽヽ  i'。ヽヽ
          | ̄ ̄|―| ̄ ̄|‐┼―-、
      r´`‐''" ̄ ̄    ̄ ̄  .|    _)
      ヾ,  "          |
       レ'"レ'"レ'"レ'レ'|  .|
   r、M    わ ―――  |  |      M/l__
  Σ   \ |\/ヽ/ヽ/ヽ/ヽ|  |    /   <´
    \  `゙|______   |  /    / ̄
     \    ``'´/――‐ヘ   ヽ'´    /
      \    /―――‐ヘ      /
        \   i――――‐i     /
         /  l――――‐┤  /
        /  .|―――――|   |
        |   |―――――.|   |
         |   |―――――.|   |

直下

123:グワーッ!
456:バーサーカー陣営、令呪使用
789:救援

9:救援

直下、誰よ

12345:キャスター
678:ランサー
9:どっちも

5:キャスターの救援

【というわけで今夜はここまで】

【救援に来れたってことはおそらくライダーの宝具は倒せたのでしょう。次回はその描写からかな】

【次回は水曜日の同じくらいに、お疲れさまでした。前スレは適当に埋めちゃってください】

【なんか調子乗らないな、と熱測ったら38℃ほどありまして、本日お休み。花粉が酷いだけだと思ってたんですが……】

【明日できればしますが、少しこの体調だと厳しいかもです】

【やはり今夜は厳しそうです。申し訳ない】

【とりあえず例のアレではないようで、一安心です。疲れに黄砂やら花粉やらが重なった結果のようです。熱も大分下がりましたし、今日しっかり休んで明日はやります】

【エイプリルフールほとんどできなかったですが、今回はそこまでやりこむものでなくて良かった良かった】

【お騒がせしました。22:40ごろから再開します】

【再開】

乱れ飛ぶギロチンと炎、そしてついにバーサーカーの指がセイバーの首を捉える。

「しまっ──」
「処断。【粛清せよ正義の柱】」

拘束具で捕らえられた上体を渾身の力で動かすが既に遅く。あとは執行を待つのみ。
弁護人などいない一方的な裁判場で、その判決が下される。

「待った! バーサーカー、『お前は病気を患っている!』」

しかし声が飛ぶ。寸でのところで控訴の声が上がる。そしてその声は。

「……ヌグッ!?」

バーサーカーの指をブレさせるのには十分だった。

「キャスター!? 無事だったのか!?」
「いいから早くそこから抜け出せ! 次弾が来るぞ! ああもう、僕はこういう即興劇は得意じゃないんだ!」


直下、キャスターの被害状況

123:もうボロボロよボロボロ
456:宝具は使えないよ
789:殆ど無傷

00:高熱の時の夢

               lヽ__
             -‐..ゝヽ::::::::ヽ、
             /::::/ヽ::::::::::::::::::::\
         /:::::::/  ヽ::::::::::::::::::::::::i

         l:::::::::lノ   ヽ::::::::::::::::::::::l
         レ::::/●    ヽ::从:::::|::::/
          ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂ ∨:::lノ
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i
      \ /:::::::ヽ>,、 __, イァ/  /
.        /::::::::::::::::::::::::lol:::::::{ヘ、__∧
       `ヽ:::::::::::::::::::::lol::::::::ヾ:::彡'


直下

123:消滅寸前よ
456:そろそろ宝具がぶっ壊れるタイミングよ
789:ネッシーをてなづけました

9:マジカルミラクルオカルトライター

心底嫌そうに叫ぶキャスターの横顔には、いやらしい笑みが浮かんでいる。
力任せに拘束を解いたセイバーは横目でそれを確かめた。

「何か策があるのか?」
「策なんてものはない。だが僕はこれでもオカルトの第一人者だ。古今東西様々なモンストゥルムを調べてきた」

体勢を立て直すバーサーカーへセイバーは切っ先を向ける。
フォーリナーも笑い、炎の総量が上がり、周囲へ撒き散らされた。

「故に竜への対抗法を考えた。シグルドが殺したファブニール聖ゲオルギウス聖マルタらの竜退治」

キャスターは息継ぎをする間もなく話し続ける。狂気を言葉で以って区分し、整理し、理由付けようとするように。
眼前に立つ狂気に、恐怖に挑むのは単なる勇気のみでなく、言葉による整理と理由付けだとでも言わんばかりに。

「その中で何故聖コルンバだけが竜を倒さなかったのか? 理由は簡単だった理由は」
「来るぞ!」

しかし、そんな言葉を切り裂かんと狂気は蠢きだす。冷たくぬるりとした殺意がキャスターへ向かっていく。
執行の刃と星の炎。その両方が乱入者たるキャスターに放たれ。

「言葉だ彼女は言葉でもって語りかけた。竜とは倒されるものではない恐怖に彼女は理解で立ち向かったそうだろ?」

殺気が、狂気が、恐怖が、全ての冷たき感情が、殺到する。熱く動き回る舌を狙い。

だが、その言葉は止まらない。だからこそ。


「君に倣うとしよう。───ネッシーさーん!!!」
「GAaaaaaaaaa────!!!」


                  たおして
怪物ですら、言葉によって、引き込んでしまう。


直下、戦況

12:しかし竜もボロボロでな
3456:拮抗まで回復
789:怪物が無双よ無双

8:加入メンバーのレベルが異様に高いアレ

その巨体を以って刃と炎の雨を防ぎ、夜空を劈くほどの叫びで行動を一瞬怯ませる。
周囲を湖沼へ変えることで動きを停滞させる。加えて室内という環境においてこの怪物は脅威以外の何者でもない。

突如吹き荒れた災害にも近い巨大な力、純粋な質量。その怒涛の攻勢にセイバーが呟いた。

「どうやってアレをてなづけたんだ?」
「難しいことはしていない。ライダーの現状をしっかりと説明して伝えただけだ。本来は大人しい生き物らしいからね」

目の前で繰り広げられる吹き荒れんばかりの攻撃、牙と首、尻尾までもを使った猛攻。
その一瞬、映った瞳にセイバーも頷いた。

「そうか、あれは、生来の残酷さ故と考えていたけど」

その目は確実にフォーリナーを捉え、振るわれていた。ついに一撃が横薙ぎにフォーリナーを壁面へ叩きつける。

「あれは、あの感情は」

                                                   _
                                              _,. - ' ´   ̄ ̄ 三ァ

         ____ .                             ,./ ,. -―- 、       /
   _, ニ=- '''' ´   ___`ヽ.\            |      ,     / /   / ...::{!::.._ ヽ    ./
   `  、      /´.,::{i::... ヽ\\         ヽ   !     /   ,/ ./   {  ...:::||-::.. }    /
     ヽ       { -: ||:::._ }  \\     、  ',   !    /   _,/ /      、 .:::{!::.  /   /
       、    、 ..:{!::、 /   `ヽ 、   `   、 {!,  /     ‐ - 、_   ` ー‐ ' ´  /
       \   ` ー‐ '    __,.-`ヽ_   ヽ` `            ` -  .. _ .. - '´
           、 __,... -  '´       ー-- 、_    / ̄

「怒り、か───」


直下、戦況

1:竜、消滅
234:敵陣営どちらか令呪使用
5678:大攻勢
9:逆転勝利

8:大攻勢

竜の怒号に応えるようにセイバーとキャスターも立ち上がる。
巨大な背を足場にして飛び交うフォーリナーへセイバーの剣が挑み、バーサーカーの指をキャスターの言葉が縫い留める。

「汝、いざ赫奕たるあの戦いの誉をや、蠕動するは荒涼の背骨、ああ、やんぬるかな!?」
「もはや言葉しか残らないか、フォーリナー!」
「はは、まるで僕への悪口に聞こえなくもないぞ、セイバー。さて、理性の徒よ、僕は幻想の旗手だが、どう見る?」
「断罪を、贖罪を、死罪を。罪には罰を罪には罰を罪には罰を。人は自然ではいられない」

壊れたように、人の域を超えた挙動を見せるバーサーカーとフォーリナー。

しかし、フォーリナーの精彩を欠いた直線的な動きは炎を見るセイバーには一歩届かず。
バーサーカーの理論はキャスターの夢幻にて掻き乱される。そしてそこに怪物の牙も降り注ぐ。

傷口から鉄錆を、蒼炎を垂れ流し、手足が砕けつつも狂気の徒は笑い続ける、裁き続ける。

だから、そんな二騎に向けられるのはもはや。

「哀れだな、フォーリナー」
「残念だ、バーサーカー」

憐憫の情に他ならない。

「終わらせるぞ、セイバー」
「ああ、この巨大な狂気を、炎をここで消し飛ばそう」

キャスターが下がりセイバーが前に一歩出る。剣を正眼に構え、狂気の二騎を見据える。
尋常ならざる踏み込みでフォーリナーが加速する。バーサーカーが指でその首を捉える。

剣閃は、一瞬───!


直下、戦況

123:敵陣営令呪使用
456789:勝利!

0:このタイミングで!?

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|楽l楽楽l楽楽楽l楽楽楽楽楽g{ |     〈 ,     ==|
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直下

123:そういやほら、フォーリナーのマスターってなんかそういうスキル
456:倒せはしたんですけど……
789:倒せたし、なんならライダーも一緒に消滅したよ

0:アァッ!?

                                                       /::
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                                  `ア::::/   ____   V       ___)ニニ
                                      /:;/l.ィ"´ ̄`ヾ  :} } /___ヾニ/⌒
                                 <::/rヘl′ f國  }l    { ´  ____ ̄ ̄
                                     { {_tl 丶、         '"´ ̄`ヾ,、
                                  八  l   `'ー=  .:::     f國   ヾ
                                     Xl  U   t} ,、     、
                                 /(:::)> l                `¨¨¨¨´
            /\           ________     / 不/       r‐
       ___/ニニニ\r<二二アニニニニニ <'⌒)/   ∧   t二   __〉  U  し
     /  \ニニニニニニ>''"\ニニニニニ二` ニ>ー-/ ∧      ` ー'         ,、

直下

123:おっとマスター危険伝
456:倒せはした……! 倒せはしたんだが……!
789:倒せたしなんならライダーもキャスターも消滅するよ
0:そのとき! 聖杯が何かアレだよ、って伏線が発動した

2:おっとマスターの方がヤバいぞ

   /! /    //    /!     \   、    r、_`ヽ、
   / レ    _,.:' /  _,.- './ `ヽ 、  ヽ ヽ-、\   \ー '    _
ヾ:、! /  - '´, :' _,.-- ./    ヽ_ヽ  ヽ`ヽ`ヽヽ、_    ̄ ̄ ̄ ̄/
__! !     ,..-‐'/  ∠.-‐ ' \_ ヽヽ、-、':、 ヾ:、ヽ_ゝー--──'´
ミ、         <_      ':\ゝ\ヽミ  ヽ.!`ヽ、ミミヽ
-'        ー--`ヽ     \`  ヽ!   `  ->、ミ';
         、 _`ヽ、    r‐-`:、;;;; ̄ヽ, ,.-‐,,;イヾ /
 i  /   ! ! ':、`ヽ ヽ  ト、\_/;; ノ:::::!__ /  |  i
.ノ / |  ,ィ ヽヽ. \  \! 、ヽ`ー--‐ :::''''''::::::::) ヽ、 !  !、
/  |  / !  `ヽ! f ヽ 、ト、 ! ノ '''  ...::::::::::ヽ ヽ'  :...\
 / .| / .|  i、  |  i ト、ヽ、!  .....:::::''''....:::::'/、    :: _`ー.、
./  /' / .! | |ヽ ./|  ! 、ヽ\!、 ''''' ..:::::::::''..::::::::)     : (_--,ノ
,ィ   /!   ! ! ヽ/ ! .| ヽ ヽ `   - '''...:::::::::::''   ,..ィ─t‐-,/
. !  / .|   ': !  !   ':、 ヽヽ   、_ ::::::::::'''''  ,. ヘ_!<_ー'
 ! /  ! |  |  ヽ  ヽ ヽ ヽゝ      ;;;;;;;;;;/_Y二rコ-'-' ̄)
 |/ | ! |  | i  `ト、_!_ ヽ--、、  i / ;;;; ./ィ;;;;;''' ;;;; --イ、

 |  |∧|  |/!  | |  ヽ`   `  /! ,,;;;;;;//;;  ;;''     i
 !  |  '  / | | |';  ヾヽ、   / |;'';;; ;;'  ,;;;;,,,,;;;;,,      ノ
 ィ  !   ./ | / r |  |  _ミー------────┬─── '´

【というわけで流石にこの特殊は想定してなかったので、どうヤバいのかというアレソレを考えるため今夜はここまで】

【一応判定だけ置いておきますね。続きはおそらく日曜日。コンマが巻きに入って来た……】


直下、どっちがヤバいの?

123:どっちも??
456:貴方
789:キャスター/ランサー

【22:30頃から再開しますね】

【再開】

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

戦況が大きく動き始めたその頃、揺らめく炎の前で巨漢が尋ねた。

「で? ここまで予想通りなのか?」
「概ねは。完全に二騎のサーヴァントへ意識は誘導されています」
「再三言ったが、俺は協力しねえぞ?」
「ええ、これは私が始めたこと。結末を招くのも私であるべきでしょう」

颯爽と、そう、そんな表現が似合うほど清々しく、大魔術師は歩を進め、手に持った扇を振るう。

「今です」

直下、どっちがどっち。偶数で貴方にショー。奇数で槍魔にショー

3:槍魔にショー

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

遠見で情報を共有していた色眼鏡の男と伝次。

「うし、これで何とかなんじゃねえのか、オッサン」
「オッサンと呼ばれる年ではない。だがほとんど勝ちの目は私たちに来ていると考えてもいい。ふ、ショーの奴もここまでだ」
「……オッサン、ライダーのマスターのことよく知ってんのな」

伝次の言葉に色眼鏡の男が頷いた。

「アイツの家には借りがあるのだよ。まあ、その負債もこれでチャラだ、頭の切れる奴だったが」
「ふーん、……そんな頭の切れる奴なのに、ここまで追い詰められてんだな?」
「……確かにそれはそうだが、もはやこちらに負けの目は、……いや、待て? 私たちと同様に、敵のマスターもあの場に姿を見せていない」

未来視の異能を用いるまでもない、嫌な可能性。ほんの僅かだが知っているがゆえにやりかねないという漠然とした違和感。
その"予感"に黒眼鏡の男の背中に何かが走った。そして同時にその背を。

「マズい! どっちだ!?」

爆風が襲う。


直下、ダメージ判定【愚者のひらめき】+1

123:直撃
456:ダメージ
789:回避

9:回避

「オッサン!」

直感的、いや動物的とでも呼べる判断で遮蔽物に色眼鏡を引き込み伝次は口を大きく開ける。
熱風や飛散物を辛くもかわし、二人は襲撃者へ目を向ける。

「ふむ、やはりまだ怪我が効いている。アーチャーには手ひどくやられましたからね」
「ショー……」

濛々と立ち込める爆風の中から姿を現した姿に、蒼褪めた唇でその名を呼ぶ。
堂々と魔術師の工房に乗り込み、その一部を破壊してのけたその手腕。間違いなくこの戦争に参加した中で最大の術者の一人だろう。

「わ、私たちを殺しに来たのか?」
「ええ、そうですね。フォーリナーの完成を邪魔するのであれば」
「おい髭の方のオッサン、何でアンタがフォーリナーに付いてんだ? アンタ、この街を守る側なんじゃねえのか?」

伝次の言葉にショーは答えた。その頬には微笑みさえ浮かべている。

「ええ、守る側でした。私はずっと守って生きてきた。街を、家系を、人々を。では何故守ってきたのか。その答えがこれです」

ショーの扇が振るわれ火弾が色眼鏡の男へ向かう。
辛くも展開した霊装で防ぐが、その一撃で霊装は破損し結合部から酸化して溶け落ちる。

「完璧なものを破壊するためです。私はずっと守ってきたと同時にずっと壊されてきた。街も、家も、愛した相手も」

恍惚すら浮かべショーは熱っぽく語る。まるで思い人からの睦言を聞くように。

「それが運命なのです。人は運命から逃れられない、ならば私が壊してあげる。私がその運命を加速し、悲劇を完遂して見せる」

その瞳はもはやどこも見ていない。紅潮した頬は腐りかけた白桃の如く、瞳孔の奥には蒼い炎が揺らめく。
伝次は首を振る。色眼鏡の男は怯えと憐憫を浮かべ狂気に落ちた破綻者の姿を見る。

「俺は馬鹿だからよく分かんねえけどよ。アンタ、イカレてんだな」
「ええ、最初から壊れてしまえばよかったのですよ。私は落ちる陽が美しいと気付くのが遅すぎた」
「だったら止めるしかねえよ、俺もここで死ぬ気はねえ、まだキャスターをぶん殴ってねえしな」

彼我の力量差は歴然。だがしかし無意味だとすら気付かずに愚者は相対する。
それはもはや仕方のないことで、あるいは運命という大波に挑むがごときようなもの。

だが、挑まなければ波を超えることはできないのだと。


直下、マスター戦結果

12345:敗北
678:ダメージを受けながら撤退
9:勝利

7:何とか撤退


直下、どの程度のダメージ

1:キャスターのマスターが瀕死くらい
234:腕とか脚とかが吹き飛ぶくらい
5678:一日は動けないくらい
9:なんとか手足が揃って動けるくらい

1:キャスターのマスターが瀕死です

【キャスターの行動にどちゃくそデバフがかかります】

【先に貴方の方行きます】

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

セイバーたちが戦っているのを俺は呑気に鍛冶場で見つめている。
一閃、今にも決まると思ったその瞬間、キャスターの体が大きく傾いた。

何があった? そう思う間もなく答えが背後からやってきた。急に冷たい手が俺の喉を掴む。

「喋るな、セイバーのマスター」
「な」
「喋ればこのまま喉を握り潰す」

その言葉は脅しじゃねえ、証拠に冷たい腕に力が入り、俺の脳へ流れる血が止まる。
死ぬ、死んでしまう。嫌だ、死ぬのは嫌だ。俺の怯えを察したのか、手が僅かに緩められた。

慌てて息を吸い込む。何とか振り向こうとするが恐ろしい力でびくとも動かねえ。
というよりも、どうやってこの中に入ってきた!? 蹴ろうとした脚が宙を掻く。

「ここへの侵入に困惑しているようだな。理屈は簡単だ、ここに俺を作れるようオートマトンを送り込み、俺の意識を転送した」

……えっと、何言ってんのかよく分からない?

「キャスターのマスターが持っていた技術を応用し、超小型の造形機械を作成、それをお前たちに潜ませここに潜り込んだのち、この場所の素材で俺を作り出した」
「んなの……、ありかよ?」
「アリだ。もっとも、俺のような特殊な状況でなければ困難だろうし、完成したのも腕のみだがな」

……マジかよ、道理で背中がスースーすると思ったら、コイツ、腕だけで。

「では単刀直入に俺からの要件を言おう」

手から鏡が落ちたせいで外がどうなったかも分からねえ。セイバーは、キャスターはどうしてんだ?
俺が何を考えてるのか分からねえだろうが、腕野郎は淡々とそのまま続けていきやがる。

「セイバーを令呪で自害させろ」
「ハァ……? んなこと、できるわけが」
「そうすれば俺はお前を殺さないし、フォーリナーの被害から逃してやることもできる」
「信じられっかよ……」
「信じなくとも構わない。そうしなければ俺はこのままここでお前を絞め殺すだけだ。選択肢が与えられただけ俺からの恩情だと思え」

そう言うと腕野郎はまた俺の首を絞める。酸素が薄くなって目の前がぼやける。
セイバーを自害させろ、そうすれば俺は助かる。どのみち何かしなければ俺はここで絞め殺される。

嫌だ、死ぬのは嫌だ。クソ漏らそうが、ションベン撒けようが死ぬよりはマシだ。
死にたくねえ、死にたくねえ、俺はまだ何もできてねえ。何も──。

──でも、セイバーのことを裏切ることはできねえ。あのとき俺を守ってくれたのに、あんなクソみてえな啖呵切っちまったのに。
ここではいそうですかとセイバーを殺せば、ホントにマジで俺は何もできねえじゃねえか。ずっと昔から何もできなかったんだ。何やっても、ダメだったんだ。

だから、今この一瞬くらいは──。頼むよ、誰に頼んでいいのか知れねえけど。俺はさあ、こんなことになっちまったけど。


まだ何も、できちゃいねえんだ。



22:45より多数決、先に二票。22:55まで集まらなかった場合入った方を

1:令呪でセイバーを呼ぶ  (戦闘がセイバーVSバーサーカーマスター(腕)になります。勝率は非常に高いですがキャスターが最大級のピンチになります)
2:令呪で宝具を解除させる (貴方が戦闘の場に放り出されます。セイバーは貴方をかばうため不利な状況での戦闘になります)
3:何も言わず首を折られる (GAME OVERです。バッドエンドでこの聖杯戦争を終了します)

1:呼ぶ

……だから、先に言っとくけど俺は卑怯でチキンでどうしようもないから。
だから、だから、だから。俺は他人の苦労とか考えないし、平気で他人に罪をおっかぶせるし。

どんな時でも自信満々に、助けを叫ぶし!!!

「……令呪を以って命ず」

腕が俺の首にかかる力を緩める。ずくずくと嫌な感じが腕に走る。
その感じを押し込めて、俺は叫ぶ。限りなく情けない泣きそうな声で。

「助けてセイバーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

吐きそうな熱が全身を走り、腕が驚いたように一瞬止まった。
だけど、本当に一瞬で、すぐに本気で俺の首を締め始めて。多分何本か血管が弾けて。目の前が白くなって。


でも、俺のよく知ってる背中だけは見えた。同時に首の圧迫感が消える。


振り向いたそれは、召喚と同時に俺の首にかかった手を切りつけてはがしてくれたそれは。

「アホかお前はーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

全力で俺を殴り飛ばしたのだった。まあ、そりゃそうだろうな、分かる分かる。
だって今キャスター一騎ほっぽりだしたら確実にヤバいもんな。俺のせいでな。

……でも呼んだらやっぱり来てくれんだな、お前は。


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく火曜日ですね、さあ、イイ感じのエンドに持っていけるのか】

【速報が復活したようなので、とりあえず。再開は次の金曜日かなというお知らせです】

【あと、避難所も作りましたのでよければどうぞ】

【早めのご連絡、明日に延期します】

【22:40ごろから再開】

【再開】

胸ぐらを掴んで唾を飛ばすようにセイバーが怒鳴ってくる。

「お前は! ただでさえ外ではキャスターが突然倒れこんだりしてヤバいとこに!」
「いや、でも俺の方もアブねえじゃんかよ! 今回は正当な理由があるぜ! よって俺の勝ち!」
「ホントに、コイツは……!」

もうほとほと愛想が尽きたといわんばかりに俺を放り投げ、セイバーは腕だけの相手に相対した。

「俺の工房の材料、どうだったか?」
「……質のいい炭化鋼、砂や水も製鉄に適したものだな。錬鉄技術がない中で想像できる一級品だ」
「そうか、褒められたことは素直に喜んでおく。だが」

すらりと鋼の煌めきが。

「お前に時間はかけていられない」
「そうだろうな」

言葉の終わりを待つことなく、腕だけの怪物がセイバー目掛け突進してくる。


直下、腕マスターVSセイバー、結果

1:腕マスター時間稼ぎ成功
2~9:セイバー勝利

5:撃破

結果は圧倒だった。腕だけ野郎も俺の目からすれば十分早かったが、セイバーの一閃の前には敵じゃない。

「悪いな」
「仕方のないことだ」

それだけのやり取りを残し、真二つに斬られた腕は黙り込んだ。
……気のせいか、セイバーのキレが増している。今までは少しバタ臭いとこもあったが、今日のそれはなんか違う。

「セイバー、お前よお」
「話はあとだ、すぐにキャスターの方へ戻る!」
「……おう、そうだな」

セイバーは姿を消し、戦場へと戻っていった。……とりあえず他に隠れてないかだけ探しておくか。


直下、キャスター状況

123:消滅確定
456:消滅寸前
789:持ちこたえてます

1:消滅確定

セイバーが場に戻ったとき、見たのはキャスターの背中。
安堵したのもつかの間、その体が両断されていることに気付き、駆け寄った。

「キャスター!」
「……すまない、セイバー、ここまでだ」

徐々に退去が始まるキャスターが苦痛に身をよじる。

「あと一歩だったが……、仕方ないな、パトロンが消えれば劇団はお取り潰し、劇作家に出番はない」
「……すまなかった」
「謝ることはない。できる限りのことはやった、……あとは託す。できることをやってくれ」

頷いたセイバーに、最期の一片が微かに笑う。

「ああ、それと、ライダーに、君は悪くないと、伝えて、おいて───」


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       /   ヽ::lヽ忙刈::::::::::∧::l ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ::::::l:::::::::::::::[] ロ    囗    []        ロ
     r´      ヽ ` ̄',:::::::::i l:リ ヽ::::::::::::::::l:::::::::::ヽ`ヽ:::::::::::::::::::::□ □ []   ロ
    ヽ           ',:::::リ レ   ヽ::::::::::::ト::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::囗 []   ロ    []
     ヽ‐          ∨      ヽ:::::::人l `ヽ:::::::::::::::::::::::::::::/  [] ロ  []   。            。
       〈                  ヽ::::/     ):::::::::::::::::::::/  囗 ┌┐[]   ロ    ロ
      〉-                  ∨     /:::::::::::::::::::::/   囗└┘  []   ロ
      〉  `ヽ                     ノ:::::::::::::::::::::::::l     囗 ロ    ロ
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      ヽ              /      /  /:::::::::::::::::::::::::::::::l/ヽ   ロ ロ
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             く´ `ヽ        /  ´  l::lヽ ̄  ̄     ',  └┘ロ
                                            囗ロ

【キャスター、消滅。残り五騎】


消滅したキャスターを悼む間もなく、蒼い炎と鋼鉄の刃が迫りくる。
キャスターにより弱体化され、ライダーの宝具による攻勢を受けてはいるが、一騎のアドバンテージは戦況を変えるには十分以上。

打てる手は互いに打ち尽くした。これから先は神の振る賽子の目次第か。


直下、戦況

1:敗北
2345:竜、大打撃
678:復調させる暇を与えず
9:辛勝

1:敗北

【はい、というわけで敗北したんですが。この場合作中でとあるフラグ立ってるので3つ手段があります】

1:コンマ振り直し
2:令呪一画残ってるし脱出
3:このまま続行

【1の場合は>>1的にキャスターの消滅は変えたくないので今回のコンマ振り直しのみです。ただ、負けるたびにするのもあれなので2回限り。今回で1回消費ですね】

【2の場合は脱出判定を行い、フォーリナーの宝具暴発止められるかどうかの話に繋がっていきます】

【3の場合はフラグに沿ったエンディングを迎えるため、今回の聖杯戦争完結になります】

【というわけで多数決取りますね】


23:20から多数決。先に2票、23:30までに集まらなかった場合は入った方、もしくはランダム

1:コンマ振り直し
2:令呪で脱出
3:このまま続行

1:コンマ振り直し【残り1回】

【何回も同じ場面で振るの避けるために少し変えますね】


直下、戦況

1:【徳なき恐怖は忌まわしく】
2345:竜、大打撃
678:復調させる暇を与えず
9:辛勝

0:特殊判定

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./    /二ニ\  イ二二二ニ|         #|

直下

123:狂気充填完了
456:またもやマスター戦だ!
789:ランサー、参戦

6:マスター戦だ!


直下、どんな感じのマスター戦よ

123:普通にショーの掃討戦よ
456:伝次の潜入戦よ
789:マスターは実質貴方ではないという話でしたね

4:伝次潜入せよ

                             /::i           _/彡─ \─:r-=_
                           /::::: : l:        /" ̄ ̄\ ミ ヾ/::    ̄

                           i:::::/i:: :!_ _ _ /  /  ミヾ i i ミ /!::
                           l::::i=-l:: :!: : : :::::\.:.\ /  八  ∧∨:/、、__、
                       _ 彡: ̄: : ::: :: :: :: :: :: ミ\:\  ∧ヾ  ヾ/ ̄ ̄
                _y=─ ̄三:::::/ ::/:y :: :: :: :: :: :: :.:.ヽ/:::::::> ̄二ミ i lくi"
         _y=─ ̄ _≦彡" ̄: : ::!  :/:/ / y . :: :彡:: ::彡:::::/\\ ミ、  \
     y=─ ̄ _≦彡" ̄: : : : : : : : : ::l  ::i!.i!=" ̄::i:i:i:i:i:i:\/:::::\ヾ \ ヾ. :: :: \
_二 ̄_≦彡" ̄、 - : : : : : : : : : : : : : :l  :/\\!:::_:i:i:i:i:i:i\::::::::::i:   \キ:  /V ヾ、    _
≦彡" ̄: : : : : : : ヾ     _≦彡" ̄ l/\\i::::_\:\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i __!、 //V i _=三:::::   ←キャスターマスターの霊装で強化した伝次
 ̄  彡 : : : : : : : _≦彡" ̄_≦彡" ̄    ̄ \:\ヾ':i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::/ミ::::::::ミ....__v=三::::::::::三≡

" ,,   _≦彡" ̄,,,_y=─            / ミ/: : /:::_:_:彡  \:::::::彡" ̄i l 彡ハ、 ̄
_≦彡" ̄_y=─ ̄               / / ! i: :./:: ̄_     \ ̄\ / // i  \
_y=─ ̄                     /  / v V \\  ̄彡_/ \ \
                           :i  ril       ,,  ,,   ,,  /:\ i
                           :i ヾ  \\//
                            ミ≧三_彡X≧=<_ 二"_/
                             V\   / / iミ_ ̄
                             V二 ̄彡 /   l_  ̄

【というわけでちょっと状況まとめるためにも今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく月曜日の同じくらいに】

【22:35くらいから再開しますね】

【再開】

体中に何か分からねえけどジャラジャラしたものがまとわりつくような、そんなうっとうしい感触。
全身をぞわぞわと虫でもくっついてんじゃねえかというような、そんなうっとうしい感触。

何で走ってんのか分かんねえ、何で戦わなきゃいけねえのか分かんねえ、というかそんなんはもう置いてきた。

ランサーが怪物と相打ちして、俺らんとこにライダーのマスターが乗り込んできて。
で、オッサンはほとんど死にかけまで燃やされた。病院に放り込んだがアレはかなり厳しいだろ。

いや、オッサンは言っちまえば兄貴の仇だ。これで俺は敵討ちに成功したことになる。
だからもう戦うなんてしなくてもいいし、まあ、ランサーには義理があるから付き合ってやってもいいんだけど。
でも俺は多分、アレだ、ブチ切れたんだと思う。俺は昔から馬鹿だったけど、こういうのは駄目だって言える奴だったと思う。

兄貴が死んだと聞いたとき、俺がぶっ殺すと思った、オトシマエを付けてやると思った。
それは俺の手じゃ上手くいかなかったけど、もう終わったことだ、あんなことになったヤツをそれ以上やる気はねえ。
むしろ死ぬよりひでえかもしれねえからだ。ああ、何を俺は言いたいんだっけ?

わかんねえな、わかんねえよ、わかんねえから。とりあえず俺は俺が思うことをした。

俺はやりたいようにする。オッサンからひったくったこれで、身体にまとわりつくこのジャラジャラなら、俺でもできるだろ。

俺は今から、ぶっ飛ばせる奴をぶっ飛ばしに行く。でかい城みてえなのが、湖の向こうに見えてきた。
誰のためとか分かんねえけど。何のためとか知らねえけど。その場のノリかもしれねえけど。

考えるのは止めだ、ベンキョーなんざはなからできねえんだ。俺は今から、このうっとうしさをぶっぱなしに行く。


直下、マスター戦状況。5以上で奇襲成功

【十分経過なのでこのコンマで】

6:奇襲成功

ガラスをぶち破り貰った武器で家の中を"まっすぐに"進む。
邪魔なもんは全部ぶっ壊して、とにかく相手を探す。サーヴァント相手にすんのはムリだ。俺でも分かる。

だから俺の目的は───。

「なっ……!」
「見つけた見つけた見つけたぜ! お前は、どっちのマスターだ!?」

敵のマスター! オッサンがやられたらキャスターが弱るように、こいつをぶっ倒せば、相手を弱らせられるはずじゃねえか!!!
妙にメタリックな相手に、両手の武器を、相手が構えるより早く、振り下ろす───!


直下、戦況【奇襲】+1

12:反撃
345:回避
678:ダメージ
9:重傷

5:回避

「よっしゃ、まずは一人、魂取った!」
「───軌道が雑だな」
「アァッ!?」

完全にブッコんだはずの攻撃が両手で挟まれてた。わけわかんねえぞ、ズルしてんじゃねえのか!?

「素人か、いや、その霊装、キャスターのマスターのもの……、なるほど、ランサーのマスターか?」
「ああ、そうだぜ! っつーかなんだその手!? ホンモノじゃねえな!?」
「生憎だがネタを話す気はない。最初の一撃で俺を仕留められなかったのは不運だな。……なに、殺しはしない」

ゆらっと腕鉄マンが構える。とりあえずあの手を斬んのは無理だ。じゃあ、狙うのはもっと下の方。

「だが、腕の一本くらいは覚悟をしておけ」
「誰がやるか!!!」

そのまま、ビビるような速さで腕鉄マンが突っ込んできやがる。
───いいぜ、ハナから避けんのなんてムリだ。こっちもぶっ飛ばしてやるよ!


直下、戦況

123:鋼鉄の拳が撃ち抜く
45:霊装を破壊されつつガード
67:クロスカウンター
89:受け流し成功

6:クロスカウンター

前にして分かった。コイツは強い、俺より絶対強い。隙とか見えねえし、そもそも分かんねえし。
だからもうぶっ飛ばされるのは仕方がねえ、なんとかオッサンの鎧で耐えよう。

俺が突き出した拳を平気で避けて、腕鉄マンが俺の腹に一撃をぶち込んでくる。

「……ぐぇっ」
「遅い」

叫び声も出ねえ、腹ん中身がそのまま口の中まで出てきたような気がして、次の瞬間にブロックでも撃ち込まれたような痛みが来る。
頭がグラグラして、何かが口から出た。ゲロか血かも分かんねえ。もうちょっとで気を失いそうになって。

「……!?」

耐えた、根性だ。俺はまだ止まらねえ。

「キャスターのマスターの霊装で衝撃を逃がしたか」
「次は」

腕鉄マンが逃げようとする。逃がさねえ、本当なら追いつくこともできねえくらいフラフラだけど。

「……! 腕が、動かん……!?」

オッサンの鎧を無理やり絡めて、一瞬止めた。腕と脚が鋼鉄ってんなら。

「お前が」

思いっきり頭を振り上げて。

     介s。.       `丶、 ___
      ̄ ̄)h``=ーーrセ7ア ̄ ̄    ´"'ー=辷=-彡
     >=-ニニ爻                 `丶、----

        ,.ィ升                          \
     ァ''´     /| .|、                      \
    / ,      | .i | | ヽ   \             ∧\
  彡/        .i | | |  \ミ  .∧             ∧. \
 ノ 彡ハ   !  .| V|ハ, / _ \ミ  |           \ミ

 / ./    /|i i  |.  ./ ./○ , N |ハV          乂ミ.
   / ィ    / V|ハi 辷 /  .__xく    乂ル' i  レ    V|ハ\
  / /.   /.====<'`' --ニ.  ̄        |リハV|ハ乂ル'≧=-\
   / /| ∧ァ''´○ソ   "           i /ムУ 「\乂ル'レヘ
  ./, ' ノル.∧_ ィ  ,, 、                     つ  |\
    //イ| i∧  \_`      ニヽ           「_/ /∨ヾ
    //イ |i. ∧   ゙_ -ニ二⌒∧                 /[ハ
        .|  .∧ `[∨_,∨////∧         ┌--イ ヘキ
          ∧ ∨/////////|         /  V|ハ\
            .∧ ∨:/// ̄ ̄ |                |マヽ
           ∧ ∨ i, v-v ィ                |
             ' . .` ニニ ̄             |
             ∧        _,..。rf升      |
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「沈みやがれッ!!!」

相手の脳天目掛け、額をブチ当てるッ!!!


直下、結果

123:敗北
456:相打ち
789:勝利

7:勝利

ゴカン、とヤベえ音が聞こえた。さっきと同じくらいの一撃が脳天に響く。
割れてんじゃねえかというくらいの血がダラダラ流れて、目の中に入ってくる。

ふらつきながらもなんとか立って、気が付くと腕鉄マンが地面に倒れてた。
オッサンのジャラジャラももうほとんど身体に付いてない。とりあえず一旦座って、あとは、どうすっか───?

「大丈夫ですか!?」

何か声が聞こえて、何かにくるまれた。なんだこれ、微妙にくせえ。

「聖骸布です、これで多少は治療できると思いますが……」

見るとちっちゃな女のガキだ。いや、コイツはキャスターの言ってた。

「ら、ライダーじゃねえか、お前」
「ムリに話しちゃダメです! ジュノさんは……」
「気絶してるだけだな」

ライダーの横に、以上にデカい奴まで出てきた。コイツは確か……。

「フォーリナーの、マスター!」

飛び上がろうとしたが流石に痛さで動けねえ。そんな俺を見て、デケえのが手を振った。

「あー、やめろやめろ、俺はこんな図体だが、戦う気なんてねえからよお」
「信じられっかよ、あのフォーリナーのマスターなんだろ?」
「まあ、それはそうだがなあ」
「ならフォーリナーを止めればいいんじゃねえのか!? まだほら、令呪が残ってんだろ!?」
「まあ、それもそうなんだがなあ」


直下、そういやフォーリナーマスターは善性のマスターなのに何故対応してなかったのか

123:すでに令呪取られてます
456:別の用途で令呪使ってました
789:一回使ったけどスキルで復活しました

1:既に取られています

「実はライダーのマスターに盗られちまってな。俺としても止めてえんだが何もできねえんだわ」
「何!?」
「それを伝えんのもダメだって俺も閉じ込められた側でよお」
「……おい、それってつまり」

どういうことだ? よく分かんねえぞ?

「そうだなあ、もしかしたら何かしらヤバいタイミングでヤバいこと仕掛けてくるかもしんねえなあ」
「それはヤベえジャン!?」
「ああ、傷が開くので、あんまり大声を出さないで……!」

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

なんとか切りしのぐうちに明らかにバーサーカーの動きにムラが出てきた。
突然速度が変わったと思えば、急に止まる。見た限り、おそらくは魔力の流れが上手くいっていない。

キャスターと同様に何らかの問題がバーサーカーのマスターに発生したか?
なら、それは好機、バーサーカーに攻撃を集中し、一騎を確実に落とす。

幸い、フォーリナーとバーサーカーの間に連携と呼べるものはない。
フォーリナーの注意を竜へ向け、バーサーカーの指を自分へ向ける。降りかかった拘束具、パターンはもう覚えた!
刀を呼び出し、つっかい棒にしてそのまま勢いをつけて飛び出した。こんな扱いをしてすまない!

「正しきことは、───人は、自由、かつ、権利において平等なものとして生まれ、生存するの、ですか?」
「……知ったことか、今、それは考えるべきことなのか? バーサーカー!?」
「怒りは罪です、本能の吐露は裁かれるべきです。私は、私は、私は私は私は私は私は」

壊れたようにバーサーカーが両手で顔を覆う。狂人を手にかけるのは忍びないが───。

「お前は、ここで倒さなくちゃいけないんだ」


直下、戦況

1234:「今です」
56789:バーサーカー、消滅判定

6:バーサーカー消滅判定

直下、5以上で消滅、4以下で戦闘不能【マスター気絶】+3

9:バーサーカー、消滅

【というわけで二転三転しつつようやく終わりが見えそうなところで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく木曜日。金曜日になるかもしれません】

【テスト】

【22:45くらいから再開しますね】

【かなり遅れましたが再開】


私は常に誰かを思い行動しておりました。

若き頃は弱きものを助けるのだと意気込み、旧体制に対し理性と正義をもって応え続けてきました。
第三身分の人々は苦しみ、傷ついていました。私はその重荷を解き放つときは近いのだと思っていました。

ああ、そして訪れた革命の萌芽。三部会が開かれて間もなく放たれたバスティーユの火種。
人々は武器を持ち、己の権利、人が生まれながらに持つ自然権をそこで強く意識したのです。
私は酷く興奮し、感涙致しました。それはこれまで抑え込まれていた当然の権利を振る舞う、そう、言うなれば真の人間たちの姿。
我々の示した人権の原則は、古き体制をついに打ち破り果たしたのです!!!

そして、人々が自由に主権を主張し、民主的な世界が開かれると、そう、そう、そう、私は、考えておりました。

───ですが、古き世界は私たちを見逃してはくれなかった。
この革命の芽を摘もうと、多くの手が伸ばされました。外から、あまつさえ内からも!

私たちは必死に抵抗しました。汚したくない手を汚し、傷つけたくない者を傷つけ。
そして私は変質していった。マラーが殺され、私は殺戮の必要性を理性的に判断した。
私自身に誓って言えます。私は血に浮かされギロチンを振るったのではない。もし血に逆上せたというのであれば。

それはそう、あのときの革命、国家そのものが。血潮の匂いに浮かされていたのでしょう。

無知を嫌いました、狂乱を憎みました、そして何よりも憎悪を裁きました。

私の振るったギロチンは、国家を守っていたと言わせてください。これは懇願ではなく事実として。

そしてそのギロチンは、私の理性は、結局のところ、私自身の首をも刎ねたのです。

私は何をしたかったのでしょうか、無論、国家を、愛した祖国を守るため。愛した人々が苦しまないように生きるため。
その為に悪を、我らの権利に手を伸ばす悪を、遠ざけようと足掻いたのですよ。

皮肉にも、皮肉にも、皮肉にも、私は私は私は私は私は───

それだけは間違っていなかったと、言っていただければ、こんなに狂わずにすんだのやもしれませんね───


_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _


セイバーの振るった剣が、バーサーカーの喉をすり抜ける。
一瞬の交錯。祈りを捧げるように両手を上げた態勢で、バーサーカーの首がずるりと体から離れ。

「私は間違ってなどいません。ただ、狂ってしまったのでしょう。私か、それとも世界か───」



                 / ‐- ヽ ////_ - _\  \   ヽ囗 ロ   。ヽL
                 \ -, イ     `''<── .\  \  ヽロ []      ロ      。
                   /           \‐─_ヽ    ヽロ ロ   ロ           ロ
                 /  ..:::            ミ─_ ヽ    囗ロ []  []        ロ
                ヽ:l| l_______     ミ--___     [] ロ    囗    []        ロ
                y= 〉ニ\ィニヽ>'' ´ ̄      三ミ  --___  □ □ []   ロ
               / fニyr// .l l\          三--___三  -_ 囗 []   ロ    []

               ll_ ‐  l.ll f t//こ ヽ         ニニ=- ___   -_ [] ロ  []   。            。
           __  ‐     l.Lノ/ _ -         l彡。*'゚   ヽ\  囗 ┌┐[]   ロ    ロ
           ヽ         ̄             L/ イ ヽl  l \  囗└┘  []   ロ
            \ ‐_                     ヽ こ {  l     囗 ロ    ロ
             .}            _          /  彡 / ヽ  □ []   ロ     。
             ./          _ ‐           l    / ヽ  ./ 囗ロ  。
             〉s。,       _-          __  イ     /   ロ ロ
             lュ ̄`'ゝ    ._‐          ////   \    /    ┌┐  。
            /                   /       彡 ̄ {    └┘ロ

            /           _..........:::─           _ - ',    囗ロ
           ヽ   _,。s≦::::::::::::::::::::>''´        _ -       ',
              ̄     ヽ::::::>''´      _ -        _ -  ',
                    |     _ -        _ -        ',

【バーサーカー、消滅。残り四騎】

どこまでも冷静に消え果てたバーサーカーの霊基。
その向こうに仄見える青白い狂気の炎。刀を収納し、新たな刀を呼び出してセイバーは向き合う。

「フォーリナー、時間がない、お前ともケリを付けよう」
「喇叭を鳴らせ! 王よ! その名を讃えたのはアフロディーテか! それともあるいは、考えるまでもなきことか!?」

もはやその姿が人型を保っているかすらも怪しい。青白く光る臨界寸前の炎。
漏れ出るそれに焼かれつつ、赫銅の瞳は鋭く見つめる。

火を見るのは慣れている。あとはこの足が一歩踏み込めるかだ。

疲労は酷く傷は多い、だが、この一歩が踏み出せさえすれば、あの狂気の炎にも向かっていける。

そしてもう既に、その一歩は、あの馬鹿な主を突き飛ばすと同時に。

「……そうだな、人を突き飛ばすためには、自分も同じ勢いでぶつかる方がいい」

竜の背を踏みしめ一歩踏み出し加速する。最初の一打ちから魂を込め。

カーン、カーン、カーンと、一歩ごとに頭に槌の音が響く。一歩ごとに自らが鍛えられていく。
鍛え上げられた魂の切っ先が、今、炎へ向かい奔り出す。


直下、戦況

12:時間切れ!
34567:ライダーマスター、令呪を使用
89:勝利!

2:時間切れにてフォーリナー暴発!

【はい、というわけで暴発によるエンディング可能性です。前回と同じくとあるフラグ立ってるので3つ手段があります】

1:コンマ振り直し
2:令呪一画使い、強制的に割り込み
3:このまま続行

【1の場合は今回のコンマ振り直しのみです。ただ、負けるたびにするのもあれなので2回限り。今回で最後ですね】

【2の場合は割り込み判定を行い、暴発寸前に叩き込めるかどうかという話になります。確率は通常の成功と同じなので5以上です】

【3の場合はフラグに沿ったエンディングを迎えるため、今回の聖杯戦争完結になります】

【というわけで多数決取りますね】


23:25から多数決。先に2票、23:35までに集まらなかった場合は入った方、もしくはランダム

1:コンマ振り直し
2:令呪で割り込み
3:このまま続行

2:令呪で割込み

一歩、一歩、近づくと同時にセイバーの目は"異変"を見る。

フォーリナーの周囲が膜のように完全に"張り詰めている"。今にもそこから何かが漏れ出そうとしている。
蒼き炎のさらに先にある何処かに、いや、何か想像も理解もできない理外の何かが、そこから溢れ出そうとしている。
それの招来が引き起こすのは結果としての巨大な爆撃。街一つを灰燼に帰す獄炎。

そしてその膜が破裂するまでに、自分の脚が辿り着く可能性は、限りなく低い。
汗が滲み出る、必死に脚を動かす。永遠にも思えるような一瞬の中、頭の中に槌の音と。

『おい、セイバー! なんかヤバいのが頭ン中に流れ込んでるんだけど!?』

どうしようもなく情けない声。

「マスター!」
『なんだよ! いや、吐きそう、そして泣きそう』
「ああもうお前は! いいから聞け! "もう限界だ"!」

言わんとしたことが伝わったのか、念話越しでも分かる程どたばたと暴れ回る音がする。

『ほわあっ!? ってアレか、アレか!?』
「いいから! 令呪で俺を加速してくれ! それならまだ間に合う可能性がある!」

叫ぶ。数日前ならもうちょっと慌てるだろうから言葉を考えていたが、今は違う。一度ぶん殴った仲だ。
ビビりながら、全力で逃げ出そうとしながら、それでもこの剣を。



『いいんだな!? 信じるぞ、セイバー! 令呪を以って命ず!』

凄いと言ってくれるのだから。それで俺はもういい。


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    /(_/';';';>  _ -=ニ~                 / ̄ニニ\__,|_,/__/_,,////∨_/       〉ニニニニニニ/:::::::::::::::/:::::::::::::::::::\:_.、-''"
  /⌒∨´_ -=ニ~                    __/ニニニニニ] | | -=_ニニニ\//____/ニニニニニ /::::::::::::/\:::::::::::::_.、-''".:
 __ -=ニ~                      /ニニニニ______/\__【 ̄ ̄ ̄】__彡'ニ\_/\___/___/   _.、-''".:


『ぶっ飛ばしてくれよ、セイバー!』
「やってやるさ!」


直下、割り込み判定。5以上で成功

2:間に合わず

加速する。既に眼窩から炎を噴き出し、虚ろな笑みを見せるフォーリナーの霊核を見定める。
間に合う、これなら間に合う、俺の剣が届く。確信。しかし、その一瞬の安堵が、俺に反応を鈍らせた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『今です、令呪をもって命ず。ライダー、『宝具を暴走させなさい』』
「ま、マスター! あ、ああ、ネッシーさーーーーん!!!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「GAaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!???」

足場にしていた竜が突然吼え叫び身を捻った。対処しきれずに俺は竜の生み出した湖面へ叩き墜とされる。
とっさに這い上がり、すぐにフォーリナーへ向かう。だが、その一瞬の差が致命的だった。

「───フングルイ、ムグルウナフ、◆◆◆◆◆、ホマルハウト、ウガア=グアア、ナフル、タグン! イア! ◆◆◆◆◆!」

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

ニニニニニニニニニニニニ=―   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ―=ニニニニニニニニニニニニニニニ
ニニニニニニニニニニ=―    _,.斗*''"´         ―=ニニニニニニニニニニニニニ
ニニニニニニニニ=―  _,.斗*''“                 ―=ニニニニニニニニニニニ

ニニニニニニ=―  _,.*''“                         ―=ニニニニニニニニニ
ニニニニニ=‐♂ ,*''                              ―=ニニニニニニニ
ニニニ=― ♂''  ,'                                  ―=ニニニニニ

ニニ=―,〆   ,*′              ,..。gぇ*∽宀冖“⌒´"''*s。.,_ _ ,..., _  ―=ニニニニ
=― ξ''  ,.メg*゚’         ,..。g∽冖“"´          _,.。 *'''"´"''*,, ¨ ̄´´"~、、ニニ
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  ∫        %,                        ⌒“'*。_     ‘''x、   ゚%。  )k
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  ゚%。 守ast*∞c。                                ,。♂"φ    ,。♂″
   ‘*。乂_,。,_ ”8s、                           ,。♂″ φ ,.斗*''
    ‘*。⌒“'冖*氷.,,_                         ‰   ,s*≠*''"
      ‘*。   ゚%。')k                        φ   ‰ メ
        ‘*。、  ゚%。'マk、                    ψ ,。♂^゚″

            ^''*。.,x%x  '*k                 ,。♂″*''

膜が裂ける。振り下ろした俺が捉えたのは、既にフォーリナーだった何かだ。
薄っぺらい皮を斬り落としたような感覚が、無情な時間切れを知らせてくる。

『おい、おい、セイバー! どうしたんだよ、おい!』

膜は既に避け、見るだけで壊れそうな何かがそちらから俺を見ている。
そしてそれはこちらへ舌を伸ばし、それは全てに死を齎す。

『おい、セイバー! 聞こえてんのか!』

宝具を解き、マスターをこちらへ転送する。それなりの高度から落ちたマスターはカエルのようにへしゃげていたが顔をすぐに上げる。

「……セイバー、ねえ、あれ、何?」

あまりにビビっているのか、少し幼児退行を起こしている。だがもう時間はない、このまま放っておけば間違いなく終わりだ。
……ああ、良かった、この場にいるのが俺で、この場にいるのが後ろの無様な男を主にした俺で。

最後の一振りを取り出す。俺の全てをかけて打った剣。俺の『第二宝具』。

かつて、神たるアマツマラはその剣を打ち、神剣の名を欲しいままにした。
そして俺たちの一族が代々追い求めてきた唯一無二の神剣。それを打つために全てを捧げてきた。

ああ、そうだ。そこに俺たちは気付いていなかった。"その神剣は、それじゃない"

この神剣の名は、ただひたすら、人生をかけ打ち上げたときに付けるただの名前に過ぎない。
それに気づかず、俺たちはずっとアマツマラの模倣を続けていたに過ぎなかった。それは俺の神剣じゃないのに。

だから、今この手に握られたのは俺の神剣だ。馬鹿な主がすごいと言った、それだけの剣だ。

マスターが何かに気付いたのか震えながら俺の肩を掴む。目がくらむような悍ましい炎の中なのに。

「おい、セイバー」

言うなよ、お前は俺の後ろでビビってればいい。背中で応える。

「マスター、俺の剣は、凄そうに見えるか?」

ちょっと黙ったあとに、マスターは答える。

「……おう、今すぐ逃げ出したいほどに」
「そうか、それなら十分だ」

振り向く。言葉はいらないと思っているのが俺だけだというのは明らかだ。だけどもうこれ以上はいらない。

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「じゃあな、マスター。急いで逃げろ」

振り払い、現れようとする異形の神へ向かう。蒼白い炎の中に、蠢くそれが見える。
俺の剣はたった一柱、この神を殺す剣。炎を包み込み、窒息させる剣。
空間ごと密閉し、その中に包み込む。これは俺が振るうべき剣。

俺たちの一生と、この短いほんの一時をかけて振るう剣。

かつてのスサノオのように英雄がごとく殺すのではなく、倒すのではなく。

───逃げる誰かを、護る剣。それはビビりの誰かにとっては、きっと。


「おい、セイバー!!! お前!!! ホントに!!!」


「これは俺の剣! 悪逆を包み込め! 【天津千羽斬(あまつちばきり)】!!!」


───凄い剣、だろ?


 ◆『天津千羽斬(あまつちばきり)』

i://// : : : : : :/: : :__ア゛ ⌒辷=-i:i:i:~''~-ニ溺眦眦ik ^'淡_,,._;'”

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‘ ノ.ノ[__    i〔_.]八. . ._]: 介: .  t三ノ イ.}∧. }. . .}/. . . //{. . ///ハ. . .__\
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辷z彡'′ァ''”/     __ . Ⅵi, \' ヽ::.ニ-/0j/〈. |/////>''`-{ ``   ~
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.Lノ /ーミ】;:;∧ -=-      __ 、.:;:;:;:. /” ̄///}\/{ニニニ=- .   ・
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乂  },,..L.j_-ニ{ {ニニ_-ミ㎞<\. .  、      \\-/  ./   _,,.、ヽj
丶`ヽ { r`ヽ-i{ {ニ_-=ニΖ^㍉\:. \      丶ニ=- {、ィi〔 「「「「心,
.  \ `ヽ_} Ⅵi, V八-=ニ⌒i :V__:ニ=- 丶 : . . .   -- _i{三frへ}i三}i
`ヽ  ヽ     乂i, 丶_〉,-=ニ```'V__\ニ=- _: : 、. . _     丈_/^寸彡'
 ノ  .ノ    ``ヽ ∨ヽ-=ニ〈ゝ V_\\\⌒㍉へ: . ._    ./ -〔__
. {   /⌒^ヾ~~~~~^''<-ニ∧ ',\. \\\⌒ニ=- __ . . ./  -〔__

..八.  ゝ.,,ノ   `、-‐- 、、 \ ∧{ ゝ._\ 丶__  ̄ニ=-:.:.:.::/∧ -〔__
ゝ-へ、     ノ_   }r`   、```ヽ`ヽヽ \\    ~^'' /∧-〔__
__  __`^ー…''^''ー…ミヽ_}:. {_-=ニ{`、 Vハ. \ニ- _.     _〔__
ー''⌒^'+、''~ ,,_    ヽ‘〈 ⌒辷=-<_{ノ `''”   ヽ\ ーへ- _     . '
.       \  \    }i }      ̄~^      \\(_ノ ̄ニ- _

  ランク:EX 種別:対人~対国宝具 レンジ:─ 最大捕捉:─

  神話における刀の再現。元となった剣は『天羽々斬(あまのはばきり)』。
  天十握剣。布都斯魂とも称される、高天原からスサノオの手で持ち去られた神世の剣。
  剣の作成者は明かされていないが……この剣が奪われた時を境に、天津麻羅は神の席から除名されている。

  悪逆の限りを尽くしたスサノオが後に改心した様に、担う者の心と向き合い、その果てに漸く扱えるある種の妖刀。
  スサノオの討つべき敵……八岐遠呂智を斬り伏せた際に破損したが、これは既にスサノオがこの剣を必要としなかった為。

  故に役目を終えれば刀は折れ、力を失う。自らが振るうべきと強く感じた怨敵のみに許された、一撃必殺の一刀である。
  ……当然、これを振るったセイバーは負荷に耐えきれず消滅する。二重の決死の覚悟が必要となる必滅の刃。

【フォーリナー、消滅。残り三騎】

【セイバー、消滅。残り二騎】

【というわけで今夜はここまで、あとは後日談処理のあとエピローグでしょうかね。おつかれさまでした】

【再開はおそらく土曜日になると思います】

【ちょっとリアル用事が発生したので、明日に延期します】

【その代わりに後日談処理に必要なのを】


直下、結局聖杯の謎って何よ

123456:普通に黒聖杯です
789:実は土地の意思とは……


          ,-‐'´``‐-、
        ///、     \
     ,-‐'´/、///       ヽ                「【再開】と言いたいんですがよく考えるとこれ以降って」

      l////、>/、___    l
     l/,-‐'´二二     ``‐-、l
     l´二二二二        l
     l 二二二二         l                戦争終結に必要な諸々の判定(少)→後日談兼エピローグ→サーヴァント紹介/感想
    l_二二二二_____ l

 ,-‐'´__________ ``‐-、
``‐-、/  l ̄:::::::'ーi r‐‐':::::::::::l  ̄ ̄``,

    l i  `―、:::::::l l:::::::::,‐‐‐' / l ̄
    l l く冫 `‐-'  !、__/ く冫 l l、               「って感じになるんで冷静に考えると、別に判定とか必要ないんですよね」
   /`l  ,-‐、,‐、   ,‐,_,-‐、  レ ``‐、
. /////l l:::::::::::::::冫 〉:::::::::::::::l l//、  \

' ヽ////ヽ``‐-´`´  `´``‐-',イ////、

  ∨// l \   r'`Y l`'ヲ  / lヽ////、
   //、`‐-、\``´  `` /' ///////、            「というわけなんで、とりあえず今夜は必要な判定を行い、安価のない後日談を出しておこうかと」
   ヽヽ\  /ニニニ二,、// l/////

     」_、ヽ ./       ∨ 、 ̄`´ 冫
>-‐‐'´  l /l        l   >‐く
,-‐'``,∠´ ∨ll         l ,-‐く  ヽ

   /  l`‐i-、l_       i‐'´l  ヽ


            ,,-‐'´ ̄ヽ
           /        `‐、
         /            ヽ
       /  ,-‐‐'´ ̄ ̄``‐-、l               「加えてゴールデンウィーク中に避難所でやってるアーチャー頼政の幕間終わらせて」
        l /             ヽ
        l´  _,-――――――-、
        l,-‐'´,-‐'´, ̄ .、  ̄ ̄`l   ヽ
     / ,-'´ ....  `` ´  く::::、 l、__/
    く  l  く::/ ,‐、   ,::::.、`` l l              「陣営紹介、次の戦争に向けてって感じにしていこうかと考えています」
      ̄l     ___l::::::l  l:::::::l,‐. l/
       入   l:::::::´、 iii i‐:::::/ l_
      /  l  `´\::::::::::::::/`' / \
     /   lヽ   く::::::::::::::::ヽ/ l   \
    /   く `‐-、 !::´ ̄!´/ l      \_         「なのでまあ、今夜の判定以降はアナウンスはしますが後で見返してもいいくらいの進行にします」
    /    l     、`二二二、         /、
,‐、,-l、     l`――、_ l      ヽ .l     /
,-‐'´``‐-、  ヽ\__l      l/     /
    、‐‐-、\\     l       V   /  _
    ヽ       \   l       ヽ  -‐'´          「ついでに、次も戦争やろうと思ってます。もう少し勘を取り戻しておきたいので」
     人        \ l        ヽ
    //\         \        ヽ
    //   \_       \      /     /
   //       ``‐-、    ヽ    /   /
  //            ``‐-  l  /  /




                 _/‐-、      ``‐- 7
              ,-‐'´  l  \        /
              \    \  ``‐-―――┤
                \    ``‐、_____」`、
                  l``‐-、_          ヽ          「あるいは並行して別々のスレでやるかもしれませんね」
                ,‐┤ く::::/ヽ>,-、___,-‐'

               /  l´ヽ、 '´ヽ_:::::::_ 、―、::/
              /    l  l  l、 〈::く   `/
           ,-‐/    \ \ 〈 /::::/  '/\

         ,-‐'´/       ヽ\`ヽ〈  /  \
       く´,-‐'´_``‐-、    ∨ ``‐-く     ヽ           「まあ、そこは追々。とりあえず今夜の判定だけ順番に」

      /  ``‐、     ``‐-、_/ 、/ l/〉 l く´く´ ̄
     〈  ヽ  ヽ___ く´    ヽ/ / `\ヽ
     l lヽヽヽ  ヽ     ``‐、   ヽ/   /l .l
     〉 \`ヽヽ  l______\  ,    /  l /
    /ヽ   ヽヽ l、        ̄Y  ,-‐'´   / /             「こんなとこで特殊が出るのもまた一興ですね」
   l´  \  ‐-、/        /,-‐'´    ∨ l

   l 冫  \   ヽ      ,-‐'´       ∨ヽ
   /  ___ /ヽ 、    〈O       о / ヽ
   冫_``‐-、__、/ \     l         /  /
   /,-‐―'´   l   、    /         /   l
  l,-‐  く二´、 〉       /         /   /             直下、特殊判定の内容
  l ,-‐'´    く       l          l   l
  l     二 '-、      l         ヽ,‐-、l              1~4:この街の聖杯は小聖杯にすぎない

  ヽ,         ヽ``ミ、__l ○     /,``‐-、 ヽ、
   l  \      l  \\``‐-―‐'´ ̄ ̄〉  l   〈             5~9:セイバーがやってました
    \  \    ∧ ヽ ヽ____,-‐'l   l   l
     >、    / ∧  \ \/ ,-‐'´7 l  l   l
     ////‐, く   .∧   ヽ `‐   ̄´/ l  l    l

0:特殊判定

              , -─……===ミ
               } : : 厂: : : : : : : :゚,
               /: : /: : : : : : : : : ∧
                }ニニニニニニニニニニニハ、__
         r一くニニニニニニニニニニイ: : : ノ               「加減しろ……! 加減してくれ……!」

           ー‐rヘ─r:::::ャ─… ¨「
             「_, 、ニ゙V    _.ノ
            人,  、¨i}    イ__
             /≧=--==彡:|:ヽ}:}
             〉:{   /: :_:_:|: : 〈                  直下
              ハ:\./: : 〉 : : : ハ
              |:|: ヽム: :イ: : : : 、: : :                  1~4:大聖杯が存在しない
              |:|:o: : : : o: : : : : |: : |
              |:|:o: : : : o: : : : : |: : |                  5~9:すでに聖杯の器をあなたは握り込んでいる
            〉、:_:_:_:_:_:_:_:_彡:ヘ:ノ

              |: : : : : : : : :|:|:|: : :│                    0:未来(次回)へ謎は繰り越し!
              |: : : : : : : : :l/: : : : |
               ¨|:::「 ̄ ̄ ̄¨|:::「
             |::ノ       |::ノ

8:今回の聖杯は魔力リソースでうんぬんかんぬん


                      _
                   /:   \                             「聖杯はそもそも霊体じゃなかったか? なのに握り込むとはどういうことだ!」

                _ ノ:::::::     ヽ、_
              /´::::::::::::::::::::::       `ヽ
              i、:::::::::::::::::::::::: ____  i
               i:::::::::::::::::::::::       `i´                        「確かにそうですね。どういう意味かは今から考えます」

               │::::::::::::::::::        │
               │::::::::::::::         │
           γ:―´│:::::::::::          │`─ 、
          〈::::::::::::::::::`ー――――――― ´    〉

           ` ̄ ヽ__________ノ´ ̄´                     「なんか最初の描写が巡り巡って辿り着いた感じがしますね」

               〈  /:::::::::::::/M\:::::::::::ヽ i │
              /::ヽ \:::::::::) i  (:::::::::// /\
             /:::::::::::i  `⌒ │   ⌒´  i::::: \
            /:::::::::::::::i   /⌒ヽヽ i⌒ヽ   i:::::::  \
           /::::::::::::::::::ゝ  \::::i i )::::ノ   イ:::::::::   \                 「というわけで今から考えて調整するのでおそらく描写は明日」
           〉::::::::::::::::::∧\  ∪ i ∪  / │〉:::::::    \
          /   ::::::::::i \ `ヽ _ヽ__ /  ノ i:::::::::::     /
         /     ::::::iヾ、/´`y´`ー― ⌒y´ /i::::::::     \
         \     ::::i /  (        ヽ/ i:::::      /
      / ̄::::`ヽ_    i`ヾ  ゝ       i  /:::     / ̄\             「今夜やるとしても安価とかは出さないので、一旦解散ですね。お疲れさまでした」
     /::::::::::::::::::::::::`ゝ  ヽ_ i  \       `iノ:::    /::::::::::::::::::\
   /:::::::::::::::::::::::::::/     │   `ヽ     i::     く:::::::::::::::::::::::::::::\
  /        /      │ /´\丿   /       \        \

【描写のみ】

俺の前から背中が遠ざかって行った後の記憶は曖昧だ。
だけど、セイバーが振った剣の凄さは俺でもよく分かったし、ビビった時の何倍も心臓が跳ね上がった。
アレがセイバーの本当の剣だ。そして最後まで俺はアイツの背中を見ることしかできなかった。

溢れそうな青い炎を切り裂くというよりは包み込んで。そして、気付いたときには怪物の背中で何人かの知った顔に囲まれていた。

「気付かれましたか」
「……テメエは、確か」
「ライダーです。今回は私のせいで……」

泣きそうなガキにあわあわと手を振る。これぐらいの齢の女は苦手だ。

「とりあえず、セイバーのマスター、でいいんでしょうか?」
「あー、そうだな。正確には違うらしいけど」
「キャスターがそう言ってましたね。ですが今はそういった細かいところを詰める暇はありません。率直に言います」

ライダーが俺の目をまっすぐに見つめてくる。な、何だよ。セイバーが消えちまった今、俺なんてもう眼中にすらねえだろ。
というよりも、あんなセイバーの最後を見て脱力しちまったというか、なんというか、なんだが。ライダーはそんな俺を気にせず言い切る。

「小聖杯を譲ってください」
「?」

よく分かんねえことを言われた。小聖杯?

「えっと、なんと呼んでいたかは分かりませんけど、聖杯です」
「?」

聖杯? 俺らはそれを欲しがって今までドンパチやってたんだろ? なんで負けた俺に譲れだなんだそういう話になるんだよ。
完璧に状況を分かってないことを察したのか、ライダーの表情が明らかに変わる。これはバカにしてる……、いや、違う、これアレだ。

ビビってんだな? ……え、なんで?

「……セイバーのマスターさん、セイバーに何か貰いませんでした?」
「何か? 刀はいくつか貰ったけどよ。ああ、あと鏡だな、魔除けにって。ポケットに入ってるけどよ」
「……ポケットの中見てください」
「あ?」

わけわかんねえこと言ってんな。そう思いながらポケットをまさぐる。……なんか重い。


         . -―--― - ミ

       .  ..-=≦Ξ三Ξ≧=- .`  、
     / /≠三三三ΞΞ三三Ξ=、 ヽ
    ′/Ξ三三三Ξ:. :Ξ三三三三厶 ∨

    {: {三三三三Ξ:.:.. .  . . .:.:Ξ三三}. }      ゴトン……
.    、 、三三三ΞΞ=:.    ..:.:Ξ三ヲ .ノ
    丶 \三三三Ξ:.:.:.:.. ... ...: .:.:Ξ/ /

       t.` <三三Ξ:._ ..> ' イ
       \`≧=‐-------‐=≦ /
          ゜<:.   人   > ゜


えっ。

これ何?

「願望器としての聖杯です」
「は?」
「詳しい説明は省きますが、あなたの拠点にしていた古い祠、あそこに何かしらの鉱石があったと思うんです」

そんなんあったっけ? ……そういや、セイバー召喚した時になんか触ったような気が。

「それが鉱石として偽造された小聖杯だったんです」
「は?」
「そうでもなければあなたがセイバーを召喚するのは困難だったと思います」

ライダーの話によると、あの祠に置かれていたその鉱物をセイバーが鏡に加工したんじゃないか、ということだった。

「……セイバー、それ知ってたの?」
「おそらくは。あの祠は元々アマツマラを祀っていた場所だそうですし、数十年前までは祭祀も行われていたとか」
「……なんでそんなとこにこれがあったんだよ」
「犯人はおそらくですがアーチャーのマスターです。私のマスターも、キャスターのマスターも実はこの戦争が始まるまでそれの在処を知らなかったんです」

つまり、アーチャーのマスターが上手いこと小聖杯を盗み出し、それを別のもんに見せて隠してたってことか?
そういやこっちの拠点に真っ先に来たのもアーチャーのマスターだったし、あのとき、実際の目的はこれだったってことか?

「キャスターの調査で、あそこを取り潰すことになった件にもアーチャーのマスターがかかわっていたことは分かってますし、ほぼ確実かと思います」
「場所じゃなくて、そこに置かれてたこれが原因だったってことか」

……でも、それが今俺の手にあるってことは? 生唾を飲み込む。あんなことやこんなことが、で、で、できちゃ、う?

「聖杯は基本的に霊体なのでサーヴァントによってしか触れることはできません」

……そんな都合の良い話はねえか。……もらったとこで、願いなんて結局思いつかねえしな。
あんまり偉くなってアーチャーのマスターみたいになんのも嫌だし。ってことは、だ。

「これ、何に使うんだよ」
「魔力のリソースとして使用し、マスターを止めます」
「あの髭のオッサンを?」
「はい、それが私にできる、最後のことです」

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三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三


巨大な"穴"を前にして、ショーは薄く笑っていた。英霊が座へ戻るのを利用し空けられた、世界の裏側へ通じるその孔。
薄皮に一つ通された針穴は、全ての魔術師が願ってやまないそれでもある。──しかし、ショーにとってそれは既に些末だった。

この孔を使えば、フォーリナーでは適わなかった世界への破壊が可能である。
造られた橋を正確に破壊することで、不可逆的な爆発を世界へ齎すことができる。
狂気が宿っているとはいえ、その論理はもはや因果をすら失い、破綻していた。

冷静に魔術式を観察し、何処にダメージを与えるかを見極める。おおよその目測を決めたとき、彼にとって最後の変数が現れる音を聞く。

「来ましたか」

背後に立つ複数の影。彼が大きく狂わせることになったそれらの運命。
小柄な少女と赤い目を向ける少年。すなわち、ライダーとランサー。そしてそれ以外にも、彼らのマスターらの気配が隠れてこそいるが伝わってくる。
孔の傍らに立つ男を見て、ライダーが僅かに震えながら唇を開いた。

「マスター、……いえ、ショー・カツ。聞き届けます、あなたは一体何をしようとしているのですか?」
「そのようなこと、話さずともわかるでしょう。私のライダー」
「いえ、分かりません。分かることがあるなら、あなたは狂気に呑まれているというただそれだけ」

絞り出すようなライダーの言葉にショーがくつくつと笑う。狂気を孕んだその笑いに、孔の周縁部が僅かにゆらぐような錯覚すら覚える。

「懺悔の必要はありません。私はきっと生まれながらにしてこうだったのです」
「そんなことはありません! あなたのそれは心因的ショックです! それがフォーリナーの狂気に感染し……」

笑いを止めないショーになお、ライダーは話し続ける。しかし、その口をランサーが遮った。

「やめとけ、もうコイツは既にあっち側に渡っちゃってんだよ。なら俺らがやることは、とっとと殺しちまうことだ」
「……」
「アンタが優しいのはよく分かる。でもな、マスターも言ってたが、どっかでやらなきゃいけねえんだ。分かってただろ?」

じりりとライダーが下がる。まだどうにかならないかと逡巡するその姿に、ショーはなおも笑いかけ。

「仕方がないのです、仕方がないのですよ。ですからこれを止めたいのなら、私を」


殺すべきだ───。


その言葉が放たれるよりも早くランサーが飛ぶ。

「分かってんならしゃあねえ、行くぜ! お前は、これ以上」
「そうでしょうね、ですが、私が策を打っていないとでも思いましたか? ────【━━━━━━━━━】」

ランサーの槍がその喉を裂くよりも早く漏れ出す真言。言葉は鎖となり、ランサーに与えられたそれを締め付ける。
突然の痛みにランサーが頭を抱え、その霊基が徐々にこれまで培ったものを放出していく。槍がその手を離れ、明後日の方向へと飛び出していく。

「ガァッ───!? な、何でお前が、その、真言を!? キャスターの報告なら、まだ、知らなかった、はずだ、ろ」


 ◆金箍児:D
  ランサーの頭と肢体に取り付けられた金輪
  呪文が発動した際、ランサーのステータスを初期状態に戻す


「ええ、その時は知りませんでした。ですが、それ以降ちゃんと調査を行っていましたので。小聖杯で強化したつもりやもしれませんが、残念でした」


全身を締め付ける痛みにランサーの手元は狂い、ずるりと落下する。受け身も取れず叩きつけられ、更なる痛みに声にならない悲鳴が漏れる。
その悲鳴をきっかけに、ライダーも唇を噛み締め、隠れていた影がそれぞれに動き出した。

───だが。

「勝負とは事前の計略、計画によって決まるもの。あなたたちが私の夢を邪魔すると思わいでか!」

ショーの目がギラリと光る。

「今です!」

声と同時に飛び出そうとしていた影へ、岩に擬態していた複数の使い魔が組みかかる。
数名は抵抗したが、多勢に無勢、四肢を拘束され地面へランサーと同様に転がされる。その光景に笑みを止め、ショーが扇に巨大な火球を浮かべた。

「ライダー、あなたは今あの竜を使おうとしていますね? ですが不可能です。今私はこの火球を生み出した。これはいわばスイッチ。これを出させた時点で貴女の負けです」

揺らめく赤い火球の動きが孔の揺らぎと同期していることにライダーが気づく。

「これを少しでも動かせば、その時点でドカン。あなたのみならず周囲一帯が爆ぜて消える。私を動かすことなく殺すことはできないでしょう?」
「……ではなぜ、今すぐに動かないのですか? それがあなたの願いなのでは!?」
「ええ、それは簡単なことです。私はあなた達に逃げてほしいからですよ」

殺そうとしてきたた相手から放たれた、理解のできないその言葉にライダーの表情が固まる。

「な、何故」
「私はね、愛したものが壊れるのが見たいのです、最期まで必死に生きようともがき、立ち上がり、そしてそれが爆破されるのが見たいのです」

どろりと濁った眼で、口調だけは楽しげに、うすら寒い言葉が響いていく。

「ですからどうか逃げてください。あなたが逃げ切れるかどうかのところで、私はこの孔を壊します。最大限周囲を巻き込む方法で」
「あなたは───! この街を、護っていたのでは───」
「ええ、護っていました、愛していました、だからこそ、壊したいのです、崩したいのです、爆破したいのですよ」

もはや言葉も失い、ライダーは呆然と自らのマスターであった男を見た。
その様子に取り合うことなく、ショーは倒れた皆の拘束を解き、指をさす。


「さあ、お逃げなさい。しかし、その点で言えばあのセイバーのマスター、アレは正しかったのですよ」

チンピラめいた男の顔がこの場にいないと集ったマスターを数えながら、ショーは一人心地る。

「アレは怯え、威勢を張り、そして逃げ出した。私にとっては一顧だにしない芥子屑のような男でしたが、そうでなければここで選択を迫られることはなかった」

心底からどうでもいいことだというように、あるいは、ライダーの心を丁寧に傷つけるように。

「あなた達は素晴らしい。ですが、素晴らしいゆえにここにいる。ああ、何て不完全なのでしょうね。あの男のように」


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          \  ;;   ヽ  ト、 `ヽ、/\_ └-、__ノ   ./
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        、      `ヽ、. ヽ 、`ヾミュ..._  )` フ'´ /                   「誰が」
        ヽ        \ \ `ー- ..二二_ー'´ ,.-へ

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「怯えていれば───?」


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      /  \            /       /    /    ヽ / //´}>───' }
.     /    > ___ /\     /      /´ ̄ ̄ ̄∨ ./´   .|   i  |  |
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   {.       /            ∨        /           /    |  |  |
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ショーの死角、いや、観測もできないほどの遠距離から、確かにその声だけは聞こえた。
ギラリと光った軌跡。手を動かそうとしたショーの思考へいくつかの情報が入る。

消えているランサーの槍、ランサーから発散された魔力の少なさ、壊れたはずの第三帝国を起源とする霊装。

(ランサーは小聖杯を使用していない、ならばその魔力を流したのは破損した霊装の再生、おそらくは存在の隠匿、そして火焔の速度で進むランサーの槍)

ピースを組み合わせ、怜悧なショーの頭脳は答えを出す。

(ランサーは囮、本命はセイバーのマスターによる超長距離からの狙撃───!!! しかし、それでも私の体勢を崩すという事実には変わりが)

しかし、その思考よりもわずかに速く、放たれた槍がショーに届いた。
ショーは槍の先端に、二本のそれが取りついていたのを見る。それは蛇のように正確にショーの動きを止め。

(バーサーカーのマスターの腕! それだけじゃない、これは疑似的なガンド! 身体が、いや、魔力が)

ショーの手から火球が消える。そしてその目がライダーの瞳と交錯する。



「ライダー」
「……せめて安らかに。───ネッシーさーん!!!」

巨大な咢が自分を砕く感触。脳細胞の最後の一片が感じたのは死の恐怖ではなく。

(ああ、私は、何も───)

全てを投げ捨てた結果に対する嘆きと、自らの空虚さに対する吐息に過ぎなかった。


【ショー・カツ、死亡】

【ライダー、消滅】

【ランサーの勝利です】


【というわけで、戦争終了処理はこれで終わり。あとはエピローグだけです】

【予想以上にかかって申し訳ない。明日中にできれば頼政の幕間を避難所で片付け、明後日にエピローグと各サーヴァントの講評やっていきましょうかね】

【エピローグ】

どこにでもあるような六畳間。俺の城であり多分俺の墓になる場所。
非正規の仕事をダラダラとこなし、なんとか一人生きていくくらいは食えちゃいるが、未来に何かがあるわけじゃない。

いや、むしろ過去に俺はひきずられている。あの時ああすればよかった、あの時ああしなきゃよかった。
けどでもだって、もしたらば、そんな言い訳と存在しない可能性だけを詰め込んで空虚に生きている。

休日の朝、食パンを何もつけず食べて、インスタントコーヒーを啜る。
今日も今日とてやることはない。何かをやろうという気もないし、何かをするための勇気もない。
仕方なしにテレビを付ける。スマホ全盛期の今でも、なんとなく昔の癖は抜けないものだ。

朝の地域密着型ワイドショーが適当な世情を垂れ流す。隣の市にある女学校の話や、近場の美味い洋食屋。
あまり食に興味がないのでグルメ情報だのなんだのを流されても面倒だ。

ニュースは数年前起こった火災や地震、ガス爆発などの話に移っていく。そういえばそんなこともあった。妙にアクシデントの重なった時期があったのだ。
確か記憶している限り地元の名士や、いくつかの反社会的組織が裏で潰れただの殺されただのという話もあった。
確か街にバケモノ騒ぎがあったのもあのころだったか。まあ、だからといって俺には何もなかったわけだが。
欠伸をしながらテレビの画面を見る。相変わらずつまらないので二度寝でもするかとリモコンを持った。

『では次は、ついに修復が完了し、竣工したこの神社、実行委員会の方にお話を伺っていこうかと思います』

手が止まる。神社? そんなものがあったか? と首を傾げ、そういや小さいころ、一回だけ親に連れられた記憶を思い出した。
何か金属の打ち付けるような気持ちのいい音がしていたことを思い出す。確か後継ぎがいなくなったとかで廃社になってたんじゃなかったか?


画面にはレポーターと、妙にガラの悪い男が映っていた。どっかのヤクザの使いっ走りと言われれば納得できそうな顔つき。
だが、慣れないリポートにビビっているのか、妙に固まった笑顔と、似合わないスーツがどこか面白かった。

『この神社はかつて後継ぎがおらず、断絶したという話でしたが』
『え、ええ、そ、そうなんっす、そ、そうなんですよ。ただ、俺にとってもちょっと思い出深い場所だったんで、なんとかならないかな、と』
『そのきっかけはなんだったんでしょうか?』

リポーターの声に、男はそれまでのどこか情けない顔から、少しだけ気持ちの入った顔になる。

『この神社でちょっと助けられたことがありましてね。俺はまあ、ちょっとヤンチャして、親に迷惑かけたりしてたんですけど、そいつにぶん殴られて』

やっぱりそういう奴か、不良が子犬を助ければ印象は良くなる。よくある話だ。
だけど、男の顔はただそれだけじゃない。勘だが、きっと話していたことは嘘じゃないのだろうと思わせてくれる。

『でまあ、そいつがいなくなってから、せめて思い出の場所だしよ、直してやるくらいはできんじゃねえかと思いまして』
『地域課に掛け合ったり、複数の神社に相談したり、大変だったとお聞きしました』
『ええ、ホントに。俺は元々ビビり、気の弱い方なんで……、金の工面もせいh……、融資が無けりゃ。でも、ここでちゃんと、あの音をさせてやりてえと』

音、確かに、背後からは何かが聞こえてくる。カーン、カーンと、金属の打ち付ける音が。

『この神社は鍛冶の神、アマツマラを祀っている神社なんですよね。だから』
『ええ、だから鍛冶神事をなんとか再現できねえかと、観光やらなんやら、でんz、……古い仲間にも手伝ってもらったりして』
『ようやくここまでこぎつけた、と』
『……ええ、ちょっとかかりましたけど。でも、ちょっとくらい、カッコいいことはできるだろうと』

リズミカルな金属音が脳内に響く。どこかでバカにしていたが、それと同時に、もう一つの気持ちがある。

『神社の完成に合わせ、今週は縁日も行われるとか』
『はい、是非色んな人に来てもらって、せっかくなんで鍛冶を見てもらいたい、こんな凄い物を作ってるんだ、と思ってもらいたいですね』

一度、それを見に行ってみたい。まだ午前中だ。出店の飯など高いと相場が決まっているが、たまには悪くないだろう。
スウェットを脱ぎ、外出の準備を整える。何故だろう、こんな気分になるのは久しぶりだ。
頭の中で小気味いい金属音が鳴っている。その音の先に、一瞬何かが見えるような気がした。

準備を終え、テレビのリモコンを消す。直前、男が笑っていた。

『よう、セイバー、俺さ、できたぜ。まだ何もできてねえけど、とりあえずな、一つ目だ。だからこれからは』


                             \‐-  _   ト
                          -‐=_冖¬、   `ヽ} |
                      ―=二 ̄          ┴¬=‐-
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                        , '"´                  \_\
                       ∠=ァ ´                    \
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/l | | : : : : : : ::∧   ∨: : : :l      \        !r        /   !: : :/    /: : : : : : : : : : : : :/ //  /\
. l | |: : : : : : : : :∧   ∨: : l        ` ‐-   _|i_   -‐ ´    l: ::/    /: : : : : : : : : : : :/ 〃  / /
. l | |: : : : : : : : : :∧   ∨: l                             l: /    /: : : : : : : : : : ///   / /


『まだまだお前のできねえような、すげえことをやってやるからよ。今度は俺が、ぶん殴る番だぜ───』

すげえことか、俺にも何かできるだろうか。ドアを出て街へ向かう。
久々に見上げた空は、青々と、目に眩しいほどだった。


【GOOD END 何も変われないまま何かを変えていく】

                           ________
                          ´
                      , ´

                      l                           「はい、というわけで一回目の聖杯戦争終了しました」
                      l
                      lヽ、
                     _l  ``‐―、_______

                   /´ l
                  /    l、
                  ',     ``‐-、               
                  `‐、       ``‐―――――'´ ̄          「とりあえず今から鯖鱒wikiの方を弄って、移動させていきますね」
                    `l‐,-、_____

                       ! l ,_〈////―、____,―
                     `、ヽ`‐、'、\////、//////、///
                      ヽ、`>,  〉/,、/   〉,‐〉∧

                        `〈,∧ 〈,///∧  〈///,∧
                         〉、∧ .∨//∧   l/////   
                       ,-'´ ヽ ヽ ∨///〉 〈////           「それが終わり次第、サーヴァントの講評に移ります」
                     /   / `‐-、 ∨' ̄   ``‐´
                   _/    〉    \       /
                ,-‐'/      l ヽ    l \___/ヽ
             ,-‐'´,-/´      l、    l      l   l
          ,-‐'´,-‐'´ /        l ``‐-/      ,'   K
       ,-‐'´,-‐'´   /        l   /      ,'   `   
    ,-‐'´ ,-‐'´     /         l  / l     ,'               「なので今夜はもう安価等は無し、後でまとめてみていただいてもいいかと

    l、ー'´         ``‐、       lヽ、'  l     ,'l 
   l ',             ``‐-、    ヽ /  l     , l
   l  ',    ',           / ``‐-、ヽ  l    ,' l
   l  ',    ',        , '       ̄ヽ l    l l

    l  ',    ','、      〈         \    l  l
    l   ',    ', ',      ``‐、        \       /           「順番はセイバー除いて消滅順。セイバーは最後に回しますね」
    l   ',    ', ',         ' ,        \    /


                ,-‐、
            ,-‐、,く__  \

            ', >、` 、`、  \
            〉´   ヽ、 \ l /           「はい、では鯖鱒wikiの情報整理終わったので講評始めていきます」
      ,‐、_,-―'`‐、 / ̄,、_` 、 〈

     /  ヽ/‐、   \  !'_1l冫 ヽ           「前のやり方忘れたので、かなり変わってるかもしれませんが」
    /   二=‐ `‐、_ ヽ`∨/' ̄ ̄
   〈,   ,     ̄``‐―、>‐‐‐,

  /   ,‐'  /´    //´   /
  〈、二 ー´、 l     '/  ,-‐'´l
  l l  ̄7 l `‐、     l /   /             「あと、データの目録作業は講評終わってからやるので」
  ,' l ヽ ,イl   , ``‐-、__レ',-‐'´/
 / l レ' レ' l_,-' 、     /   〉              「見れる人で未出データ一覧がおかしいよ! とかいうのあれば言ってもらっても構いません」
.,'_∠',   l    ``‐-、 ./  /
l` ,-'´ヽ l   __  >  ヽ
ヽ   ', l  ´   ,-‐'´/   ヽ


【アーチャー:源頼政】

                     ハ
                 / .l ∨
                 マ l /

                      } l. {
                     l .l l´:: : : `.、  _
          、--- 、  , -、:l .l i'´ ` 、 Y´  ./
           ヽ   \ l,-.、` .l  <´::::::j  /
               マ  y'::::::<  !  ' 、::::/  ∧
            ヘ  `¨´、,ィ7l ト、_ `  ./:, 、∨
               /oヽ  ヾ、< .l >:::ア  ./ィ   ヽ_
            ヽ  ,ヽ、. ` l `´ , ィ:::ヽ ,ィ/´:l:.、
               /:`::':`-=___ニソ、ニ,__ィノヽヽ':::::::ノ::ノ:}
          /::::::, -==',         ,';;;;... ィ"´./:.、
        __/:::/,ィ´ニニム  、 : ,   ,。<ニニニ/ニニ>、
_ -=≦/////////`.lニニニニム __ , s≦ニニニニイニニノニニ\

_.=-‐ ¨¨ <////_/ヽニニニニムイニニニニ>'"ニニ>'ニニニニ\

         >ィニl7)ニヽ、ニニi__\ニニニ,ィニニ>'"ニニニニニニニ\
         /ニニl7)__` y{i{l{i{i>'o,イ, ,>'"ニニニニニニニニニニ\___
.     /ニニニl)7)ニニ`./(_)イ{i{iィ".l lニニニニニニニニニニニニニ∨////// =‐- _

.     , ニニニニニl(7)ニニニ,'{i{i{i{i{i{i{ニニl lニニニニニニニニニニニニニ.∨///////////.>
.    , ニニニニニl (7)ニニ,'{i{i{i{i{i{i{i.ニニl lニニニニニニニニニニニニニニ.∨//////////////\
.  /ニニニニニニ,' ,(7)ニニ'::::::::::::::::::|ニニl lニニニニニニニニニニニニニニ.∨///////////////\

  /ニニニニニ, ィ,' ,'(7)ニ/::::::::::::::::::::lニニl lニニニニニニニニニニニニニニニ.∨////////////////ヽ
../ニニニ., ィ" / /ニ(7)/::::::::::::::::::::::lニニl lニニニニニニニニニニニニニニニニム//////////////// ∧
'ニニ斗 '"  /./ニニ(7):::::::::::::::::::::::lニニl lニニニニニニニニニニニニニニニニム~¨ <///////////.∧
イ       //ニニ/:(7):::::::::::::::::::::lニニl lニニニニニニニニニニニニニニニニニ.ム    `.<////////∧

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【アーチャー:感想】

とにもかくにも今回はかなり不遇な立ち回りにさせてしまったなあ、というところです。
マスターとの相性は悪くないんですが。もっとも、このアーチャーの場合、どんなマスターでも相性はいいんですけど。
本来の想定としては序盤の強敵1という感じだったんですが、予想以上に狂降が暴れ回った弊害を受けてしまった感じですね。
まさか第二宝具発動しないまま満足して消えるとは思いませんでした……。

データとしては性格面がかなり好みです。ディムルッドのような武人気質と思わせてどちゃくそナルシスト。
そのキャラクターの面白さをもっと出して上げられれば良かったんですが、不足の至る所です。


あと、反省点としてはすっかり武器の雷上動と師子王に触れるのを忘れていましたね。
そこを掘り下げればもう少し面白い会話ができたかもしれません。老人でないのはAAの関係上仕方なしということで1つ。

【キャスター:ブラム・ストーカー】

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    // /:::::::::::::::::/::;;;|:::;ィ"シミッ/:::::::::::::;r'/:::;/     ヘ:::::::::::;;:::::::::::::::::/::::::ハ
   / /::::::::::::::::::|,'ヤ"|/゙ぅa、_`|::::::::;/ ,/;ンィヒチヲエ==ー-、V:::::::::ヘ、::::::::∨:::::::|:|

     /::::::::::::::|:::::|ヾ、弋_::::ノ`i.|::::,;イ  /イ  rー'''      }\::::∧\::::∨::::|::|
    /:::::;ハ:::::::ゝ::|  `   ´レ'       ,ア'"丁うぅa、_ |::::ヘ::::::}::::::|\:ヽ:|:::|
    /::/ ゝ、ヘ``                  弋_:::_ノ ノ゙ゝ:::::ヘ:::|::::::|::::::i``:::|
   /'     |::\ヽ、       /          ´~ ´ |:::::::::::`::::/|:::::|::::::::|
  .      |::::i ` `       //              /::::;∧::::::/i|:::/::::::::|
        .|:::::!        《             ,;イ/ノ:::://:|/:::::::::::|ヽ、
        |::::: i         `  ''            ∧;//:::::|::::::::::::| ̄ `
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     /ィ'´  |::∧         ゛`~       /::::::::::{:::::::::::::/.:_∧
     ´      ヘ:::::へ、             , イ:::::::::::/{::::/、 /.:/: : ∨
           V |. ヽ          , ィ'´ /:::;__;;;;イイ´:V: : `.:/: : : : 〉
             |  ` 、__ _,  -‐ ´ / ̄ ̄: : : : : : : |: : : />: : : ∧

           . __|    ゝ‐-、   /: : : : : ∠____: : : :/: : : ::|: :|
           / ハ      ノ /: : __: ;∠: : : : : : : : :  ̄`ヽ: : : :| ハ

          Y´: :.l: : i     //: : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ: : \
          {: : 、ヽ: :.ヘ、    /: : :./ _,r‐‐' ̄: : : : `ヽ、___: : : : |: ヽ: : : }

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【キャスター:感想】

全体として、非常に便利屋として使ってしまった感があります。序盤の仇敵、襲撃者、謎撒き役、終盤の情報担当、頼れる仲間というように。
最初にキャスターが敵だと決まってしまった弊害ではあるのですが……。その為、作成者の意図とは違う動きをさせてしまったな、と。
ホントは【鮮血の伝承】あまり使いたがらなかったり、正面衝突は避けたかったりとかの部分ですね。

データとしては面白い動きができるサーヴァントだとは思います。
伝承の押し付け、という視点は面白いですし、聖杯戦争、特異点共に使用しやすく活躍させやすいサーヴァントですね。
ツッコミとボケ、どっちもやれそうなのも魅力的です。

反省点としては上記の違う動きをさせてしまったな、という部分と、もっと【Navigator】を活躍させたかった、という部分ですね。
【烏合の恐怖】使う機会が少なかった、というのが原因の一つですが、こういう胡散臭い動きのキャラは好きなので。

【バーサーカー:マクシミリアン・ロベスピエール】

                        {    ///⌒   \
                     / ̄ 丶  ノ=ニ三 ミ、   、 \
                   / /__〉'′       ^ミ、 \ {
                     〈//  ア⌒             <    {
                    //  ク ─=ミ、   ィfにニ=‐ ヾ   {
                 jノ 〈/ ィf''⌒ヾv 冖vr ⌒`ヽト、 〉ト、 `、
                〈/ /| / 弋 _ソノ⌒v乂_ ノ ハ.jハ \〉

                     〈 ノ/! ー ⌒ ̄ /  丶 ̄ ̄ ⌒{ア⌒ト<
                  Y⌒|!       〈f::i:}         (ハ |
                  V〈:. ',      V/       / { リ
                  Vハ  ',    _ ‐=‐ _    ′f/
                _  ‐rぅィ⌒)}  ̄ こ  ̄   /  /
                /⌒ /( ア^)           イ
              ィ(   /  /ー/_         / {
            //  /{  ノ   /こ)        //  {
           / /  ノ   /^  /  /≧=‐   イ/  _j{
             {   /    ,   /  /冖=‐- -─  ⌒ j〕ト 、
             |           /  /   / ⌒ハ      /ハ  \
        _  -‐|  ′          Λ   ,_‐_‐_‐_',   ,′       `丶、
    _ -‐     |          /  ', Λ_‐_‐_‐Λ  /    \    `丶、

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【バーサーカー、感想】

今回のメイン敵その1。典型的なバーサーカー的行動を取って、バーサーカー的に消滅していったな、という感じです。
逆にもっと暴れさせてもよかったんですが、少しフォーリナーの陰に隠れる形になってしまいましたかね。

データとしては宝具が好みです。他のデータはかなり典型的なデータなんですが
宝具が安易なギロチンではなく、ロックオン、というのが惹かれました。
……wiki見てもらえれば分かる通り、かなり初期のデータです。編集履歴を見たところ、2014年。つまり7年近く前ですね。
おそらく作者も今頃になって動かされているとは思っていないんじゃないでしょうか。

AA変更の件なんですが、候補2つをそれぞれ採用しなかった理由は以下の通り。

・大頭領    →    未出に使いたいデータで同AAがあったため。若干イメージに合わないのもあり
・ロベスピエール →  一発で真名バレちゃうでしょ?

何でナナミンかと言うと、漫画ナポレオンのロベスピエールにちょっと似てたので。これとか


             リオ/三 圭圭廴   Ξ     ミメ、 i
            ノζ 三≧圭圭圭廴 三≧ =≠ ミメ 刈

          ,;ζ ノイ 彡~_____ `ヾ圭㌢ヾソ _____ 、ミ 弋ゞ;、
         / ,rf斧寸 彡 ζ::::: `寸Ξ ゞζ::::`ヽオ' ミ  ≧o。.ヽ
           | ({圭圭ソ } ,rf{::::::::::::::::}==={:::::::::::...|};、 ≧ {圭圭} }
         ゞ ヾー'  イ¨´弋:::::::::ル' | :i 弋::::::::::ノ `ヾ廴ヾ辷彡'
              `i¨¨彡ヾ;、   `¨ヾ圭 j |  `¨´   ノ}圭辷彡
               ゙i弋⌒iヾ;、   γ 〈  _ヽ    ,ζ从 フ∥
               弋 ヽi ヾ;    ㌫メータ¨`   /㌢/ー' /
        γ    ヾ;、 リ  i!   ,..;;==;、r==;。.__ 〃 :} ノ  斗 ⌒ヽ
         /,;、 ヾ;;、 ≧{ゞ{:::: :  ´二_____ヾ   /: |´ ;;;;' ;;;' ∥k '.
        ./,'i!i!k  i!i ヾソ :::':.:::   ヾ圭㌢`寸㍑    !:::ハ ;;;;' ;;;' ∥i!ik '.
       / ;'i!i!i!i  i!i !|ミ 三ミ;、   三       /   |;;;;' ;;;' ii!i!i!ik '.
      ./ ,'i!i!i!i!i!  i!i jミ  二`ヾ  三=≠   /   ./|;;' ;;;'  |i!i!i!i!i} }
     ヽ弋i!i!i!i!  i!i ∥ゞー三ミメ \三三三彡イ ___/  ハ; ;;;'   |i!i!i!/  }
     __八 ヾi!i!i  i!i.∥/ _____ ⌒ヾー≦斧´  ヾミメ  マ;   |i!i/  ノ
.。o≦ r≦斧iリi!i!  i!i リヾ三三>二 `゙メ リル'   `ヾゞーヽ ゞ  |i!i廴弋≧o。.


【フォーリナー:アイスキュロス】

                             -へ
                           /   . :> _  -─-. . _
                         _「/ ̄\ニ=-///  . ://⌒

                         / : /     : .\ \{  . //
                        // . :/  :.   : . V/:\ . :{ {
                      / ./ .// i   :i : .  : . V/ :Ⅵノ\
                    // :/ .// 八  :|、 ', v :} :. V/ :)}
                      ⌒7 :/ ://)/{ \  \V/ V/} : . V//
                        { {:〕iト 、八 { ''^~ ̄)ノv/.} :} iハ: V/
                     八 :{/示㍉ \ィぅ笊灯:} } :} / : . V/、
                    ⌒ハ V:ハ V〉   ヒツノ./ :ノノ/ . /}ハ \ \
                   / ∧}:八 `     ⌒//)/ . :/八∧ 丶 \
                     / / ://\ ' '   ./ //  //  \}: . }ハ  \
                 / /} / {-=ニ><// // /ハ⌒\: .}: .ノ :} }\ 丶

                _{ / } {/八{^Y -=彡 /. :./:/  /\ . .丶/\ ノ\ハ ',
           ─==ニ ̄ 八{ -ヘ-=<\≧=-// : {/} . : ム、 \: . \:/⌒\:} }
       /. : -=ニア . //. :  丶 Ⅵ : . .//∧ . : .} /Ⅵ: \ \: . \   ノ :/
        / /// /  ∠「 ̄. :  :. .} Ⅵ : .{ {\ハ // 八:Ⅵ: . ',  \: . ~''~ ,,
        {//{ / ./ /. .:ノ . . :   i /}  Ⅵ 八〉 Ⅵ /: :⌒ヽⅥ :}、 ~''~ ,, : .   ~''~ ,,
        {/八( :/ / . :    .}/}..}  Ⅵ    ./. :    }.:}   \: . . ~''~ ,, : .   ~''~ ,,
       {(   /ハ :{rヘ : . .   }ハ./: . . .}:.}:     〈o     :}.:}. :   .}、\ \} . . \  ̄ニ==─  ̄ニ=-
       ///. :\「ニ=- : .  :} /: : . . .}:.} .    ハ    . }.:}v   / .): \:}/ ハ}: 丶 V/\      : .\
        ⌒7/ {. : /⌒\ニ=-  ノ{: . . . √〉.: . . . .  }o . . :..:}.:} } . :./ /: .\ :ノ}/:)ノ\∧:V/}: ',      ',:}
          /  :{/ ̄  \/< /}: : . .√〉: . . . . . . .}: . . . ...}.:} }:/ /}: : : . \/\  }: }.八 .}\     ノノ
        ノ  :{    . . :/)/. : /ハ : : .√〉: . . . . //o. . . : /://-=ノ..}: : : }V/:\  \/ /⌒:)ノ\\ ⌒´
      ⌒Vr<⌒\ //:/. : /八 `:√〉 ̄. .-=≦⌒ . . :/:/ ´ ̄ハ :.}: : : } V/ ∧ / /、丶\⌒\\
          v}: . 丶 V/} :/. : /{(: :ハ √〉. . . . :  {o  . . /:/{  / }八/ / } -=≦/ / :ハ: \\  \\
         〈 : . .   Ⅵ/{ : /{八: :.}..√〉. .    :〉 . : /:/ :}//. :/ / /  .}/:/ }〈ノ} / ∧  ',:',  \\
          ハ : . .   }{八:/ :}⌒ / /∧V/: . .  {o  :/:/ :〈_/. :/ / /  /:/ .ノ // / }ハ  :} }    : . ',
        /∧: .   :}{⌒\ rヘ:</ Ⅵ   . :.}  /∧V/{ニ=-  / /  .ノ:/:// :/ /   } 八:}   /ハ :}
        /∧: .   八\  八:.:. ̄ ̄ ̄ ̄ハ. :..} / ̄ニ==─.:/:ノ /   ⌒//  〈 /     .}/}  :}     )ノ
          } : .     :} {.: ̄\.:.:.:.:.:.:.:./∧://.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/}⌒´     〈/   ./    / .} .八

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【フォーリナー:感想】

今回のメイン敵その2。加えて宝具とかいろいろ見てもらうと分かると思いますが、今回の討伐令枠でした。
本来ならその存在を知り、脅威として全陣営で倒す、的なルートを想定していたのですが、あれよあれよという間にバーサーカーとライダーを取り込み。
最終的にはライダーのマスターも有り、完璧な相互理解不能ラスボスに落ち着いてしまった感じですね。

データとしてはちょっと盛りすぎかなと思わないでもないですが、クトゥグアへの繋げ方は好みです。
個人的にフォーリナーは原典で関連のあった連中より、全く関係ないとこを多少の詭弁で無理やり繋げるくらいが好みなので。
補足として、FGOで楊貴妃が出る前に登録されているデータですね。

反省点としては、ちょっとキャラを固めきれなかったところがあります。
もう少しスカッとしたキャラで運用したかったのですが、やろうと試行錯誤しているうちに相互理解が不可能になってしまったので。
どっちかというと聖杯戦争というより特異点向きのキャラクターだったかもしれませんね。

【ライダー:聖コルンバ】

                   -‐……‐-ミ

                                丶
                  /                 \
                    /               丶
              /    /.        |ト、   \    ,
.             / /   ,′       」L. \   \   ′
             ′   { |i        八__  }ハ       ,
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        |  |  |:   ,′、{{  {      ) く    ̄ミメ./    |
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        |  |  |    {  }        /     ,\   \  ⌒つ)

ttps://w.atwiki.jp/ssfate/pages/1099.html

【ライダー:感想】

今回の被害者兼曇らせ枠。なんでこんなことに……。ビックリするくらい展開が味方してなかったな、という印象です。
マスターの時点でそういう可能性はあったのですが、此処までになるとは思っていませんでした……。
ガイセリックとのコンマ勝負を勝ち抜いたのに……。回復能力持ちでもあるので、もし早期に接触できていれば、とも思いますね。

データとしてはやはりネッシー召喚のインパクトがデカいですね。
真名を混乱させるのもありますし、純粋に二騎分の動かし方ができるというのは魅力的です。
ネッシーの方も未出データにあるんですが、確かどっかで出ててましたし、これを機に出してもいいかもしれませんね。
ただ、今回出したネッシーはそっちのデータ通りではありませんが。アレを出すとあまりにもあまりにもになってしまうので。

反省点としてはやはりもっといい思いをさせてあげたかったですね。ちょっとコンマに翻弄させすぎちゃいました。
あと、ずっと幼女として描写してましたが、データにはどこにも幼女とは書かれてませんでしたね……。

【ランサー:紅孩児】

.            /  / / /}  />――`‐              ⌒ く=‐ .}
           /  / / // ./ /                   ̄ \  \_}__
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           }  _}  l .}.{ /W  /    /  /   / }        ‘, ,i{__
           } ⌒ヽ' ノ } / / /     ′/   厶厶 ィ   {   |     ‘, 、 __\
         ′     {/ / /  ./ ′/ | /    .}}  i{      |   |  \_
        ′  {   { /⌒> ′l{ ./ { | ′    }} ハ  }!   !   }〕=―― ′
        .,   `   ∨   ′ l /|/⌒Ⅵ{     }Ⅳ⌒} }',  |', l}  }
         ′    }    /.l|  Ⅳ.xく芳ぅミ、     xr芳ぅミ ', | ',.}, }
       /    ノ    / l|   ハ《 灯付!        灯i刈  》|  | ∧| ∨
     /\         /,|  | / ‘, 乂zり      匕zり /| ,   ,
.    /\ \__ ィ}/i| /V  \\      ,      / /V  /
..   /   、   /´    V 八  {\}          ∠ イ/ /} ./
    /\   \/      ∠_\ ‘\    V  ̄ア   / / V
.   /\  、   /      __}/ .\ { 〕ト   ー    イ厶ィ __
. /    、  ヽ/  _ /     ̄ ̄∨V^ー≧=‐ ≦」{Vj/ ̄ ̄   ̄  ‐- _
^ 、     \ //⌒           、_」ー‐┐| r―‐ }              \
  \    /〈                    \   } | {    }/              )
\   、 /'´  ̄\             ⌒^ 、 } | {   /              /
   、  ./       ̄\             」.} | { /            _   /、
.    \/\           \        Y´ `Y´ `Y     _/ ̄       }

ttps://w.atwiki.jp/ssfate/pages/1300.html

【ランサー:感想】

鯖鱒愉快な西遊記メンツの新たな刺客。分かりやすく直情的なガキなので使いまわしは良かったです。
マスターとの関係も良好でしたし、キャラクターとしても掴みやすく、書きやすいキャラでしたね。

データとしては無難で使いやすいデータだな、という印象です。
"成長"という明確かつ独自の長所があり、"金箍児"という分かりやすい弱点もある。
何かしらサーヴァントのデータを作るとき参考にしてもいいかもしれないくらい王道の構成に思えます。

反省点としては、上記の使いまわしやすさに甘えてしまい、もう少しキャラクターを出せなかった印象があるところですね。
もっとバカっぽく書いてやりたかった、というのもありますし、もっと活躍させてやりたかった。
少々忸怩たる思いのあるサーヴァントです。

【セイバー:天津麻羅】

             ハ   __   /|
            /:i:i|≦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
         ..:i/:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ー- __

       /:i:/:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i>──--:i:i:i:i:i:i:i:/

       {:i:i:i:i{:i:i:i:i:i{:i:i:i:ii/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i<
       乂:i:i:i>─ー 7三≧≦ー-<:i:i:i:i:i:i:i寸才
      ./:i:i:i>      )三/7イハ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iイ
     厶イ/       イ7⌒/ニ==圦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iiハ
  ー‐=彡:i:i:| _      イ三艾三ム:i:i:i:i}:i:i:i:i:i人_
   .`¨¨Ti:i:i|´ ̄       ̄ ̄ \ /ハ:i:i:从:i:i:i:i彡´
     {:i:八 _       _     }:i:i:}=寸:i:iハ
     /:i:iムイ艾㍉    才::㍉  从/厶 V\}
    才≧{l ム乂ツ      乂ツ  /イ )Y/ 人
      人iハ  ̄ く _    ̄ /彡 ⌒/¨¨ヽ

        人       ,     ^T^乂
        「| \  ` ̄     / |※|__-=ニ二三三三三三三三三三三ニ=─
        |i|        <   |个| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄l ̄ ̄| ̄| ̄| ̄.|  |  ̄||

        |i|     ≧≦-=≦ニニ |⌒|ー-. |    |   ̄l_|_|   |  .|  |    |
        |」   Vムニニニニニ .|_|  \   .|      .|.   |  .|  | __|
           /Vムニニニニニ/__./⌒\二二丁. |.   |.斗|≦ |ニニ.|

         イニ/ /ニ/ニニニニニ/:i:i:i:i:/     \::ニ|ニ..|.ー=ニlニニ|ニニ|ニニニ|
       ./ニ7 /ニ| ◯ニニニニ./:i:i:i:i:/     /:iムニ艾ニニ|ニニニ|ニニ|ニニ|ニニニ|
        ./ニ7 /二|ニニニニニ/:i:i:i:ii:/    /V:i:i:i:ムニ|ニニ|ニニニ|ニニ|ニニ|斗 ´|
       .─/ /ニ/ニニニニ/:i:i:i:i:i/    /  ∨:i:i:iム .lニニ|ニニ=‐l ̄ |.  |.    |
      | l /ニ/ニニニニ/ ̄ ̄/  /.___|:i:i:i:i:ム|  .|.    |   |.  |.    |
      | |./ニ/ニニニニ/   ./ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| ̄ ̄ ∨ .|.    |   |.  |.  _|
      |__/ニ/ ◯ニニニ/   /./l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|     V .|.    | 斗|.≦|ニニニ|
     ニ/ニ/ニニニニ./   {/  |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|     V .|斗:≦|ニニ|ニニ|ニニニ|

https://w.atwiki.jp/ssfate/pages/1324.html

【セイバー:感想】

セイバーで良かった。と言いたくなるくらいに今回どうなるんだろうと思っていた貴方をちゃんと主人公として回してくれました。
サーヴァントとしては冷静に考えると非常に当たりの側にいるサーヴァントですよね。
物語としてもセイバーの抱える葛藤を使って展開させやすいですし、性格的にも余程の外道じゃない限り付き合ってくれる。
ただ、第二宝具を出す際にシナリオとしてはどうしても消滅か、それを阻止する工夫をせねばならないのが少々大変でしょうか。
あとは、ちゃんとセイバーに答えへ至らせる必要があるところ。今回はかなり強引だったな、と少々反省しています。

貴方との関係性は早い段階でボケツッコミにしたのが功を奏したと思います。
久々に書くブランクを取り戻すには中々使いまわしが良く、主人公としてちゃんとやってくれたな! という印象ですね。

データとしてはかなり独自性が強いですね。ハッキリ言って今回のサーヴァントの中で真名判定がずば抜けて難しい。
どこでどの程度ヒントを出していいか、かなり探り探りに進めていっていました。
その為、主人公鯖でなければ逆に持て余してしまうかもしれないデータですね。

【全体の感想】

とにもかくにも、なんとか一回終わらせることが出来てほっとしています。
久しぶりゆえの問題点もありましたし、これまでのデータ戦闘から描写戦闘に変えたりと改善すべきとこも多くあったように思えます。
特に、キャスターが顕著ですがもっとデータをちゃんと参照して、上手いこと使ってあげたいな、という思いが強いですね。

また、割と話の流れとしては王道的に進められたと思いますが、引き籠らざるを得ないと他陣営との交流がかなり困難になってしまうのも厄介でした。
同様の展開になったときは、もう少し環境のバリエーションがあってもいいのかもしれません。

あとは、リアルのことですが、やはり五か月かかってしまうというのはネックですね。全盛期だと確か三か月程度で終わっていたので。
まあ、あれは毎晩やっていたというのもありますが。もう少し頻度ではなく一回一回の時間を少し伸ばして、だいたい四ヶ月くらいを理想としたいところです。


【というわけで今夜はここまで。次回、新たな聖杯戦争を始めるので貴方のデータ作成から】

【おそらく日曜日の同じくらいの時間から始めようかと思っています。良ければご参加を】

【おーぷんへの移籍は考え中。コンマが使えないというのが微妙にネックですね、ダイスだとちょっと動かしてる感が弱くなるので……】

おつ
確かおーぷんの場合スレタイにコンマって文字列が入ってるとコンマ表示になったはずですぜ

>>162-163 ふむ、なるほど。それは一考の価値ありですね。ありがとうございます】

【ついでに昨日言ってたネッシーも登録しておきます】

【22:35頃から再開します。マスター作成するので人がいると有難い】

【おーぷん移行はとりあえずこのスレ使い終わってからで】

おっけ
鯖鱒板と創作発表板どっちかな


                 _/‐-、      ``‐- 7
              ,-‐'´  l  \        /
              \    \  ``‐-―――┤
                \    ``‐、_____」`、
                  l``‐-、_          ヽ            『>>166 今のとこは鯖鱒板かなー、と。未定ですが』
                ,‐┤ く::::/ヽ>,-、___,-‐'

               /  l´ヽ、 '´ヽ_:::::::_ 、―、::/
              /    l  l  l、 〈::く   `/
           ,-‐/    \ \ 〈 /::::/  '/\

         ,-‐'´/       ヽ\`ヽ〈  /  \
       く´,-‐'´_``‐-、    ∨ ``‐-く     ヽ

      /  ``‐、     ``‐-、_/ 、/ l/〉 l く´く´ ̄
     〈  ヽ  ヽ___ く´    ヽ/ / `\ヽ              『ちょっと遅れましたが始めましょう。前回一般人プレイだったので、【質】に最低保証付けときますね』
     l lヽヽヽ  ヽ     ``‐、   ヽ/   /l .l
     〉 \`ヽヽ  l______\  ,    /  l /
    /ヽ   ヽヽ l、        ̄Y  ,-‐'´   / /
   l´  \  ‐-、/        /,-‐'´    ∨ l

   l 冫  \   ヽ      ,-‐'´       ∨ヽ
   /  ___ /ヽ 、    〈O       о / ヽ
   冫_``‐-、__、/ \     l         /  /              『…では、↓1の十の位で体力、一の位で知力、↓2の十の位で精神、一の位で素質(最低保証3)』
   /,-‐―'´   l   、    /         /   l
  l,-‐  く二´、 〉       /         /   /
  l ,-‐'´    く       l          l   l
  l     二 '-、      l         ヽ,‐-、l

  ヽ,         ヽ``ミ、__l ○     /,``‐-、 ヽ、              『↓3の十の位で家系、一の位で幸運を決定します。人がいないようなら連投可能』
   l  \      l  \\``‐-―‐'´ ̄ ̄〉  l   〈
    \  \    ∧ ヽ ヽ____,-‐'l   l   l
     >、    / ∧  \ \/ ,-‐'´7 l  l   l
     ////‐, く   .∧   ヽ `‐   ̄´/ l  l    l


【体】2:虚弱
【知】5:平々凡々
【心】4:ちょっとメンタル弱め
【質】3:あまり優れていない
【家】0:特殊判定
【運】9:豪運





『持っててよかった最低保証』

『ただその代わり【家】が特殊ですか、さて、どうなるやら』

『とりあえず【家】特殊の方向性と、属性だけ決めましょう。性別は女子で決定です』





直下、一の位でどちらも判定 0は安価↓

123:秩序
456:中立
789:混沌

147:善
258:中庸
369:悪


22:52から↓3まで、【家】の特殊判定案。23:00までに集まらなかった場合は、集まったものでランダム

没落貴族

3:秩序・悪


>>175-177


直下、【家】特殊判定

147:没落貴族
258:ネアンデルタール人
369:誘拐

8:ネアンデルタール人

『ネアンデルタール人!? まあ、何とか動かすことはできますが……』


『では次に来歴ですが、前と同じく単語から広げる方式でやっていきますね』

『適当に思いついた単語を入れるもよし、なんか上手いこと補助できそうな魔力用語を入れるもよし』

『好きにやっていただければ重畳。前回みたいに集まりが悪かったら、また >>1 がランダムでぶち込みます』


23:05より↓1から5で来歴、及びスキル決定。23:15くらいまで
好きな単語を一つ書き込んでください。人がいないようであれば連投可。


【来歴】
現生人類と僅かにズレた過去の人類種、ネアンデルタール人の叡智を伝承保菌という形で引き継いできた一族の末裔。
一族というが、勢力争いに敗北したこともあり、実際のところは彼女ただ一人が残っている状態である。
そのため、家の存続も賭け、聖杯戦争が行われる女学校に潜入することになった。

所持する遺物の影響を強く受けているためか、非常に勝ち気で弱みを取り繕うとする部分がある。
また、絶滅したネアンデルタール人に自分を重ね合わせている部分もあり
家の復興だけではなく、ネアンデルタール人の持っていた魔術体系の完成を望んでいる。


【スキル】


【伝承保菌者】
ゴッズホルダー。神代よりさらに過去、人が知性を得るに至った原人の遺産及び混沌とした魔術体系を断片的に引き継いだ一族の出。
魔術体系として成立する以前の曖昧模糊とした技術であり、殆ど化石に近い原人の頭骨を宝具に近い形で使用可能。
主にマナを強制的に引き出すことによる肉体の単純強化、原始的恐怖を呼び覚ます雄叫び、遺伝子を利用した複製兵の作成などを使用可能。


【マンモスライダー】
上記の宝具の応用であるマンモス乗りの力。
もっとも、マンモスは現在絶滅しているため、近い質量の重機なら使用方法を知らずとも殆ど完璧に乗りこなせる。
これは仮定の話だが、存在すれば幻獣種をある程度乗りこなすことが可能と推測される。


【絶世の美女】
十人いれば九人が振り向き、一人が恋する絶世のイタリア美女。
非常に勝気ではあるが、それもまた魅力と評判。







『ちょっとかかりましたが、とりあえずこんなとこで。伝承保菌者って便利な設定ですね。ただAAがマジで思いつかないですね』

『ではサーヴァントの決定ですね。前回と同じ形でまず3つクラスを選択してもらい、そしてその中で相性の良さそうな鯖をこちらで選択する形です』

『鯖に関してはAAと触媒になりそうなもの、あとは簡単にどんな相性かを書くことにします』



『ではクラスの選択を行います。23:38より↓1から3、被りは安価下 前回セイバーだったので、セイバーは除外します』

ランサー

>>191-193

『ランサー、アサシン、アーチャーですね』

『ではちょっと見繕ってきますので少々お待ちを、前回と同じく7騎程度選んできます』

【遅くなりましたが、候補を選びました】

1:ランサー

                __
            ....:'"::::::::::::::::::::::::::::::......
          /::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::` 、
           .:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        /:::::::::::::::::::::::::{ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V

        .:::::::::::::::::::::: |ヽ ∧ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
        i:::::::::::::|:::::::::i'"⌒ V ::::::::: |::::::::::::::::::::::: i                 r┐
         |::::|::::::::|:::::::::l ゆ V ::: |: |::::::::| :::::::::::: |                  i .|
        :::::|::::::::|: |:::::|     V /|: |::::::::| :::::::::::: |                  } .|
        ',:::|::::::::ト |ヽ.|     Vz|/|::::::::ト ::::::::::: |                  f Y ├r─ 、
        ',:|::::::::|f下≧    込:シ|::::::::|ハ:::::::::::::                | :{ { :| {_r }
         ',:::::::::|` "        |::::::::|ィ::::::::::: '               |  .しし' /
           ∧ ::: |   丶       |::::::::L _::::::: '                 人  ′ /
         ∧:: | 、   - ‐   .|:::::/ .} 〉::/                     }    /
             ∧:| /≧s。 _ イ .|イ、./ /{ / __             i! ` 、
           ` /    }-─=''"   / / /≦ニニニヽ             }   {
           。xム=-≦__   -‐ ∠ /ニニニニニハ、             '   i!
          /ニニムニ∧  -‐=ニニニイニニニニニニ| Y       }/
          /ニニニム/∧〈ニニニニイニニニニニ二二l  :、        ハ    ト
          /ニニニ二≧「 マ==≦二二二ニニニニニニ/ // \    /:∧   i!∧
          /二二二二ニニ|',. マ二ニニニニニニニニニ/ //////ヽ.r‐///∧  .i! V:,
          / マニニニニニ|∧ V  ̄ i! "'<ニニニニ/ .イ/////// {://////、  i! i/,
        ', マ二二二二 | |',. V' ̄| ̄\__マニ>'" / ////////Y///////:ヽ  }/,
        }  ヽ.ニニニニ| |∧ V / ̄_,. -='"  イ   \/////八/////////>、 /,
         i!ヘ  "''ー=ニニ| |/∧ -‐   。s≦       }\/////////////// ∧ i!
        // ハ≧s。.,  _|//:∧。s≦ ///           |//\////////イ/////ハ |
        .///:ハ/// |/////////|///// /          |////// ̄///////////:| |
        ////::i!///|/////////|/////{          .|///////////////////:| |
        ./////:}//:::|/////////|/////|         i!::://///////////////:::| |
       .从//リ "</|/////////|/////l         '::://////////////////::| |
      ////イ     "''< _ 」>''"::::ヽ       /::///////////////////::| |

       ///// >‐:::::::::''"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::}        //////////////////////:| |
     .///// /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ヽ      ///////////////////////∥

AA:セネリオ(ファイアーエムブレム)

触媒:磨き込まれたレンズ

相性:性格の相性は良し。戦力としては少し不安


2:アーチャー

                             ___

                         __,.ィf/////////ミ、
                        // へ////////////,\
                          ///   ` -= ////ハ///ハ
                           ///、         ̄ i///∧
                      ///  i >=-- ...  ___ |////ハ
                       //ハ{ 从/-| 、  ハ ト   i |/////}
                    ///、ー| 代iメ、 {ィrぇァ! N/////ハ

                    ///{/iT! ',   ,ヽ! `¨ /ヽ{ァ/////∧
                   /////::乂|  ヽ 、 _  .イ |  |//{////∧
                  ,/////ー-.ヘ从{ }>-<{イ,|  ハ/,ゝ////∧
                //////ニニニ/ 乂 j _ノ {/}.ルニ≧=- __//,ヽ

                , -=≦//////ニニニ/   /    |ニニニニニニミ、/>-――- __
              //////////ニニiニ/    †    |ニニニニニニニ/////////////ミ、
         /////////,/ヽニニ./    ./     |ニVニニニニニ〈´ ̄ ̄` .、//////∧
        .////////彡 ´   Xニ.〈    /f|     {ニニヽニニ/ニニヽ      ー―一 '
        j/´ ̄ ̄        /ニ/ニ',   /ニ!   ,.イニニニマー{ニニニニ',
                  .イニ/ニニ\/ニニ{..ィfニニニニニ',  \ニニニ\
                .イニニ{ニニニニ==----==ニニニニ.八  ヽ=--ニニヽ
             ,.イニニニニ人ニニニニ=---=ニニニニイ , -<ニニニニニ〉
         __ ..イニニニニ/  ≧=-=<´{{  =}〕=-=≦{ /   ヽニニニニイ
     _,. イr≦ニニニニ.イ___ ,,..ノニニ〕=---=≦ニ.イ      }> ''"´

    /{   {ニニニ><ニニニr  {ニニニ〃ニニニニニレ ⌒ヽ   _ノ __

    , ',   >=≦ニニニニニ{ o  Vニ=彡ニニニニニニ!   i_..イニニニニニ>、
   ./ fニ≧≦ニニニニニニニ∧ ノ⌒ヽニニニニニニニ.!   八-==ニニニニニニ>---
   .レ_}{ニヽニニニニニ/ニニ/ニマ  r ン >..ニニニニニ { i  ./ニニニニ--==ニニニニ三三
  イ:/ }ニニ\ニニニニ{ニニニニ}ヘ / / `ヾー― == } i i ムニニニニニニー-== ニニニニ
イニ/ニ|ニニニ\ニニニニニ-=イニ} \/    }      `^ーヘニニニニニニニニニニー==ニ
ニ/ニニ!ニニニニ≧=r..:´:::::::::::::::|ニニニ≧=-<===--r-≦ニニハニニニヽニニニニニニニニニ


AA:シスター・カーミラ(2ch)

触媒:聖書の一片と思われる紙片

相性:展開次第だが、条件を満たせば悪くない。戦力としては一線級




3:アサシン

                         i          ィ´    ミ
                         |_______/ =且=   ` <_ __________
                             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄く     盆  ー 、__   } ̄ ̄ ̄ ̄`マ//////////≧x、
                                 }ィ777i!≡≡彡 ̄`ヽイ          ∨///////////≧x、
                                〈_ィ升ゞ=≡≡≡≡=《         ∨/////////////.∧
                                /´¨     ,ィ升从リミ!            |///////////////∧
.        ,、─────────── 、       /, ===ニ千公 仗ツリj!ソ}         |////////////////∧
       /////> 、           ヾ\   イ///////¨V///i   `¨´ jノi|ェュ、        |/////////////////∧
.      ,イ//////////> 、           ヽ\. ` ̄ヽヘ从   //!___,ィ´i ̄ ̄i}       |//////////////////∧
.     ,イ/////////////// >.            ヽ\   /ヘ__,ィ≦´ ヽ.   !   〉- 、.     |///////////////////∧
  ,イ//////// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  \          ヽ\//    i   \ i ,==≡У\_    |////////////////////∧
,イ./////////|           ヽ         ゞ   < ! \ィ!}  i     ___.彡′ヽ  \ー=へ ,イ/////////////////////∧
.///////////|              i!           /ヽ   \  i ,,,-'''" ̄    __ \ _>_辷ーマ,/////////////////////∧
.///////////|              |iヽ.       i!b/i!_,,, -'''" .,.,.   __∠=、ヽ < ̄ ̄`丶}_/////////////////////∧
.///////////!              |i  \        < ̄,'     〃   /////     マ≧ミ=ー、ミ、.`V ///////////////////!
.∨////////∧.               |i   `       〉/    `   ,イ////   i!y´ `Vム \`ー-\∨//////////////////|
 ∨/////////≧、_          |iァ          i      ,イ/// ! i    〉   i,Vム  ', ヽ ヽマ.////////////////i|
.. ∨.//////////.7          |i        ` 、   /       {://///∧ヘ  /、   〃 ∨i!叱',  ':,ム∨///////////////i|
.  ∨//////////!              |i           ヽ/      `¨¨¨¨´〈∧ゝィ' ヾi /   / |! _ム   | ∨//////////////i|
   ∨////////∧              `ヽ.        /      ,.,       ∨`/  i/   厶´マ\     | ∨/////////////.i|
.     ∨////////∧                \.    /      〃        | /  ./   /   /./ , ,  i|.  ∨////////////.i|
.    ∨////////∧                 \   /     `           {ム _/ヾ、/   //i! i! i! i! /   i/////////////i|
.      `マ///////∧              ヽ/                /ゝ‐'  /  ,イ//∧____/.    i/////////////i|

AA:大佐 (HELLSING)

触媒:豚の骨

相性:引っ張りまわされる可能性は高いが、性格的には悪くない


4:ランサー

             _、-‐_ニ竺竺ミx::::.....
           /´ ̄: : : : : :::::::\\:::\

          /: : : : : : :\: : : : : ::::\\:::\
         ...: : /: : : :/: :|‐へ、:|: ::i::::∧ ∨::ハ
.         /: : : |: : :.:.:.|: ::|   |ハ:::|〉::::∧∧//|
       /: : |: :|:.:|:| | |: ::|  斗‐|::|∧/:://∧::|

       | .:.:.|: :|:.:|:| | |: ::|/,、イT冰「|:└r冖|:i|
       | .:.:.|: :レiTT从_し'´/乂_ン/|::::|  :}:i|
       | :.:.:|: :レfかカT「\_____/ |::::::l /: リ

       |从: :〈( く 乂ン/}       |:::::ハ/:::/
         Υ:込、‐''´ ヽ    _  |:::/ |:::/
         |:::|     _x' ´ /  |:::| V\         ,ヘ
         |:::|   丶、  ̄´     |:::|  ∨::)>,、   ,.''^V  }\_
         |:::|    `  .   /|:/ / ∨\_)>''´:::::::::::乂 ノ ノ
         |:人      )ハ ̄ | /__ノ>''´:::::::::::::::::::::::::::::>,、__  |

          j/       //゙,  /| ノ::::::::::::::::::::::::::_、<⌒:::∨  /\
                   /  ,〉  | 「∨::::::::::::::_,,、<⌒:::::::::::::::: 〉 ∧   \
               //   / | _| | |::::_,,、<⌒:::::::::::::::::::::::/ / |     \
              /:::/ ̄| |\ノ ./|__∨/::::::::::::::::::::::_,,.、丶´ /  |_   \
            //:::::::|  ∧ \|  /:::{  ∨/::::::_,,.、丶´    /    \__`丶   \
           / /:::::::/| / | \:|/:/`ー┬‐‐‐┬‐‐‐‐‐‐‐‐<       \\\  }

AA:真希波・マリ・イラストリアス(新世紀エヴァンゲリオン)

触媒:金の指輪

相性:性格的にはどんな相手でも大丈夫。性能的には多対一が不安



5:アサシン

                                 \ 、
                              ̄ ̄ ̄) ̄ ` 、
                        ´             \

                     _/    (               \
                   ̄ ̄/     \  \      \  ‘,
              ___,.へ   ./       | ≧=-    _ \  N、 ‘,
            .r ┤:./ : /  /   {   | | :{ :| 「 ̄ ̄ ̄ 、\(    }
           r:1: :|: :{: :/ノ  /{  {   | | :{ ,| |  | :i.\(\}⌒  }
           {: {_ノ¨  ̄:{__  {! ′{{ 个ト.八 ∨И 斗t个ト、\  }  :}
           人_ノ: : /´: : :)   ',{ \笊芯、\{ ィ爪刹斥 厂:} :}  从
          :{: : : :Y: : : /´   ( } 个 ゞー'     ゙ー" / / .八 N{
        爻V: : : : : : :,/       Ⅵ ∧(\ 丶      ⌒「  /,(八j
      _爻  ¨¨¨Z爻爻z      \ i八   r ュ     /:} / ∧{
      爻        爻      _,И爻ト。 _  ィ爻宀:l,∧ /

      爻        爻   / ̄ 爻 z   爻爻   ノ爻爻z__
      ^/爻爻爻爻爻厂  /   ‐} 爻z >┐   ⌒  ___  爻
      /       (_ ,.si〔  /  :{ 「爻 ̄ | |    「  < 爻z
    ./′     /「___ ,/    }八  ̄)┐ 、 {个ト N ∨   厂
    / {     _,/  厂 \     八  ̄ \`⌒∨\爻、_爻∨ 、 \
   :i .ノ       /        /      ≧ーr――=≦ 「 ̄ ̄ヾノ}
   :|            _  -――ヾ/ } r‐-  _ |        |    / .′
    .乂___   -‐   ̄         ∨  }_    { | O  r‐-  _ ./ ′
                       ′ {     ̄¨}|   }_   :}   .′
                      }  {___/ ,′  /    ̄/  /
                      人   /   /    {___ イ /
                     /   ./   / O    /  / {
                  ./     ./   / ___,/  / /
                    く  (  /  ̄ ̄「   \  /  / /
                _/\  (__―==」__  (  { |
              / /{.   \ ‘,   / O    )  ∨ |
             / / 八.    \ }   {   ―=≦   ,ノ /


AA:エヌアイン(エヌアイン完全世界)

触媒:何らかの指南書

相性:共に問題を解決していく関係になりそう。戦闘に関しては貴女との相性がいい

6:アーチャー


                              _,/⌒ ー‥‥ー- 、
                            /:/: : : : : : : : : : : : : : : : :\
                         / : / : : : |: : : : : : : : ヽ:i : : : : : ヽ

                        /:/: : :|: : : : :|: :|: ヽ: : : : | : : : : : : : :,
                       /: ': : : ,'|: : : : :|: :人: : :! : : : |: : : : : : : : : :,
                      / : i: 〈V´|:|i: : : |/ ⌒\| : : :|: : : : : : : : : i
                         ,: : : :|〈V  |八: : :|    ‘,: : | : : : : : : : : :|
                     i: : : i| : |,x=ミ、 \| ィテミ、 |:i :|: :|:i: : : : : : :|

                     |: : : ||: 〃んハ      んハY|:| :|: :|:|: : : : : : :!
                     |: : i八从 V:り      V:り从| :/: : :|⌒!: : : : |ハ       / 〉
     r 、                |: : || : : }    ,         j/: : : : ,リ ノ: : : :|:!        / /
      \\                 |: : ||: : :{ "   r= 、 "" /: : : : :/イ:|: : : |: : | :|      /  ^ヽ、
      _) \             |八リ: : : :、   、_,ノ  / : : : : /: : ; :|: : : |: : | :|      :{    _)
     r'    }                 |: : :i \     /: :/: : :/{ : / : |: : :,' : ;ハノ     /⌒ヽ  }
      r'   /^>、            |: : :| : : :>一'< : : /⌒}/: : / : /: :/      /      ∨
     しヘ./ /   ヽ          !: : 从V      `` ー厶イ: /}/      ′     :,
       {/      `、          Vハ{ /    ヽ        .ノ'⌒ヽ      ,′       /
       /()         .            /        ',          :,-、  /⌒    (/
       \ ()        :、        x/           |              i ∨         (/
          \         ⌒丶、  / 〈          |                 i⌒ヽ、    /
             ‘.            \/   \                    :, |    :,\ ,′
           '.       //        \                      V    | /
               ',      /            丶               l       /
                 \     /                              |__,/
               ヽ         _,. ィ ´ ̄                 |

AA:平沢唯(けいおん!)

触媒:馬の鬣

相性:ゆるくなる可能性高。正面からの戦いには少々不安があるが、十分戦うことは可能




7:アサシン

                   ,.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.
              /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .

                 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ‘
              : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :!
               {: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ: : : : : : : : : : : : : : : : }
               | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /  V: : : : : : : : : : : : : : :}
              !: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/   V: : : : : : : : : : : : : :
              : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_,  - " : : : : : : :.r 、: : : : ,
              : : : : : : : : : : : : : : : : , ' x:ヤ芳ミ!: : : : : : | }: : : :リ

              ‘: : : : : : : : : : : : : :,     ぃ::シ:!: : : : : : レ: : : : :

                    V: : : : : : : : : : :/           }: : : : : : : : : : :/
                    V: : : : : : : : :,イ           }: !: : : :,ハ: : : :{
                  、: : : : : : :,八  _      リ/j: : :/: V:{\_
                      \: : : : :    , __    , .|:.:/:リ  .刈  j{≧s、
                    、: : ト、    ̄   ,.’ ::/ :{   }..   j{ニニニ
                      Ⅵ/>:.   ,ィ::/.     :   ,"    j{ニニニニ
                         /. ,:ニニ,    \     :  ,"    :j{ニニニニ
                     ,  ,-=:/     ,:::V    ,  /     :j{ニニニニ
                        {. ,-=/     ,ヘ:::{!   , , '       :j{ニニニニ
                     V,=,/    ,ィ':::}:::{!   , {{          :j{ニニニニ
                           N/   / .{::::ハ{!   , j{,ム         :j{ニニニ:
                      ,  _,.ィ-ニ{ V:{ {{  / // \      :j{ニニニ
                        /,イ-=ニ=-j{ i} /ニ≧s-≦/  ,:ニ≧s。   j{ニニニ
                           ,-=ニニニ:j{ V///////}j   ,:ニニニニニ≧s-仁ニニ
                      ,-=ニニニニ:j{. V//////   .,:ニニニニニニニニニニニニ=
                        ,-=ニニニニニ:j{  .V////   ,:ニニニニニニニニニニニニニ=
                       ,-=ニニニニニニj{  i{///{!  .,:ニニニニニニニニニニニニニニ=


AA:霧島董香(東京喰種)

触媒:血の付いた黄金の祭器

相性:境遇的な相性良し。戦闘面では相手によりけり

『では遅くなりましたが、サーヴァント決定』

『このメンツの中から選んでいただければと思います』

00:15から番号(1~7)指定で投票。先に3票入ったサーヴァントに決定。00:25までに3票集まらなかった場合は多数決

【ここまで】


        _∠´: : /: : : : : : : \
     _∠´: : ,-‐'´: : : : : : : ∠三>、―――,
    くー―'´: : : : : : : : ,<三三∨': : : : : : /
    i: : : : : : : : : : ∠三三三>´: : : : : : /

     i: : : : : _∠三三三三>: : : : : : : /
     く>三三三三>´: : : : : : : : /〈
     ∨三三>´: : : : : : : : : : : ∠l  l
     /ー ' ´: : : : : : : : : : : ,イ///7  l

    /: : : : : : : : : : : : __,イ///////7 ヽー、        『3、4、5、7にそれぞれ一票ずつですね。決選投票を行いたいとこですが、遅くなりましたし次の夜に回しましょうか』
  ∠、: : : : : : : __∠////<///〈 ``'   l: : : マ
     ̄ ̄ ̄`マ///〈´    ヽ'i/,l ,-、ム /: : : マ-、                  『選ぶのに時間がかかって申し訳ない。今夜の22:30頃に3、4,5、7で決選投票を行います』
          マ`i/7'     7/〈 〈/i /: : : : : マ `ー―――、_
          〉、マ,ム_   〈//〉,イ/,'i: : : : : : : \: : : : :  『というわけで今夜はここまで、次回によろしく。あと、マジでAAが思いつかないので良案あればよろしくお願いします』

         ./: : i、`i//i     i/ i/,' /: : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : : : :
         /.: : : l;;;\`ヽ     /' /: : : : : : : : : : : : \: : : : : : : :
       ,イ.: : : : : l  \___/  /∠三三三三>´: : : : : : : : : :
      //: : : : : : l 、,‐ ,―'´  、/`ー、二>' ´: : : : : : : : : : : : : :
    / 〈,-――ニコ   i     /: : : : : : :  ̄ ̄ フ;: : : : : : : : : : :
   /: : : : : : : : : : ,<∨  i     /: : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : :          『次にやるときはもう少し早い時間からしますね……』
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【今回の設定】

周囲の都市から離れた幽谷。余人の干渉を一切許さぬといわんばかりのその立地に、そこはある。
尼慈女学院。由緒正しき女学生の学び舎にして、百花繚乱の鳥籠。
舞い踊る乙女たちは溢れんばかりの薔薇よりも輝き、名人に整えられた一輪の百合にも劣らぬほど美しく。
あるいは、野に咲き誇るアザミよりも強く、逞しくあるためにそこで咲き誇る。

囚われの鳥ではない、大空を飛翔する鳳凰とならんがために彼女らは自らその学園へと舞い降りる。
そして、それはまた、本来余人の目から隠匿される魔術においても同じこと。

この鳥籠はそれ自体が巨大な魔術結界。様々な由来を持つ魔術師の保護施設であり研究施設を兼ねた学園都市でもある。
望むモノには与えよう、願うモノには手を貸そう、それが結果として一つの根源に至るのであれば。

だからこの催しもまた、その一つ。とある地域の魔術式を移植した異形の魔術決戦。
その名を聖杯戦争。得られる花束は1つのみ。叶えられるのは最も戦列に咲き誇った者のみ。

鳥籠の中では千紫万紅の謀略が渦巻いて、それが彼岸花の如く怪しく咲く。
風花雪月、儚く消える青春の一瞬、グロテスクにしてビビッドな少女たちの戦乱が幕を開ける。

咲き誇るがいい、舞い散るがいい、どうせその時は一瞬。ならばこそ、せめてその刹那を照覧あれ。

絢爛聖杯戦争、此処に開催される───!


【舞台設定はこんな感じ。深山幽谷にあるお嬢様学園が舞台ですね】

【学園と言いつつ、魔術的な研究機関や、学生寮やそこで働く人などが集まった学園都市的なイメージでしょうか】

【時計塔とか、とあるシリーズの学園都市のイメージでいいかと。そこまでの規模はありませんが】

【なので、学校だけじゃなく色々な施設が生えてくると思います。流石に海はありませんが】

【で、貴女のAAは彼女で。今回はコミュも多そうですし名前付けときます】

【あと、イベリア半島の場所を素で間違えていたので、出身地をイタリアからスペインに変更しました】


【名前】リュコ・コンティノアール

【属性】秩序・悪

【体】2:虚弱
【知】5:平々凡々
【心】4:ちょっとメンタル弱め
【質】3:あまり優れていない
【家】0:伝承保菌者
【運】9:豪運


                    / ̄` ̄ ̄\
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                     八 、〈 Vツ   Vツ 〉 /|
                   ∧ ヽ>  '   ∠/./ .|
                   | _ -ニ-_:. `__´ ィ ム'
                _ -ニニ◎ニニ_'   ノ }、_|  \
            _ -ニニニ◎>ォ◎ニ_>く_/|:::::ト _   \
        _ -ニニニニニ◎/  ´'うニニ-_:} /::::::|  ∨   |
       -ニニニニニ(::::)/\__/ニニニ>V:::::::::|    V |
        -ニニニ>''"   ノニニニニ-/::|:::::|::::::::::|     ∨|
        / >''"     <ニニニ-:::::/:::::|:::::|::::::::::|    ∨!
     /ー ´    <ニニニ‐ {:::::::::八:::::|:::::|::::::::∧      V
     \_ < -ニニ- / /  V:::::::::::\|ヽ:|::::::/ `、    ∨
                / /   }:::::::::::::::::::::::::::::::|   \_   _}
                  / /   /:::::::::::::::::::::::::::::::::.  /⌒ ´/ヽ
              | |  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/     / |
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              | l 〔二二二二二二二二/   /  |    |
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AA:祥龍院隆子(ゲーミングお嬢様)


【来歴】
現生人類と僅かにズレた過去の人類種、ネアンデルタール人の叡智を伝承保菌という形で引き継いできた一族の末裔。
一族というが、勢力争いに敗北したこともあり、実際のところは彼女ただ一人が残っている状態である。
そのため、家の存続も賭け、聖杯戦争が行われる女学校に潜入することになった。

所持する遺物の影響を強く受けているためか、非常に勝ち気で弱みを取り繕うとする部分がある。
また、絶滅したネアンデルタール人に自分を重ね合わせている部分もあり
家の復興だけではなく、ネアンデルタール人の持っていた魔術体系の完成を望んでいる。


【スキル】


【伝承保菌者】
ゴッズホルダー。神代よりさらに過去、人が知性を得るに至った原人の遺産及び混沌とした魔術体系を断片的に引き継いだ一族の出。
魔術体系として成立する以前の曖昧模糊とした技術であり、殆ど化石に近い原人の頭骨を宝具に近い形で使用可能。
主にマナを強制的に引き出すことによる肉体の単純強化、原始的恐怖を呼び覚ます雄叫び、遺伝子を利用した複製兵の作成などを使用可能。


【マンモスライダー】
上記の宝具の応用であるマンモス乗りの力。
もっとも、マンモスは現在絶滅しているため、近い質量の重機なら使用方法を知らずとも殆ど完璧に乗りこなせる。
これは仮定の話だが、存在すれば幻獣種をある程度乗りこなすことが可能と推測される。


【絶世の美女】
十人いれば九人が振り向き、一人が恋する絶世のスペイン美女。
非常に勝気ではあるが、それもまた魅力と評判。


【再開は予告通り22:30付近に】


             / ̄`ー‐‐、
           、'       ::::  `\
          /_,-―‐-、_    \
         /'::::::::::::::::::::::::::::`‐、_ l
         /,-‐ーーーー、_:::::::::::l                『はい、少し遅くなりましたが、決選投票を始めます』
       /'l',l:::j、 ̄j::::::!` `  `‐、::::l
      l:::::l ,i:::i  j::::i,,,,,   ,l l\ヽ
       `‐l `'''  '''''' '   イ /--‐`
          ヽ,l:l'   ''j::::l`   l_,-‐'´ ̄冫
        _,-‐ヽ'    ``_,-‐'´      l   _
     _,-‐' .::::::::ヽ_,-‐'´        ,_ー、___l',`l          『>>195-198 参考に3、4、5、7から選んでください』
    '、   ::::::::::::、'´       ___,-冫 ,'\_/
     冫 ::://\ :::::::/ ̄ ̄` 、   ヽ
    / / '   _冫/    ̄'\  l l.ヽ
   l ̄ ,l  `, ̄ ̄             l l l l:::.l
,‐,l'`l   l    l:::::::::::l             l l l::::::.l
、l l lヽヽ  /:::::/            ///::::::::::.l          『番号(3、4、5、7)指定で投票。先に3票入ったサーヴァントに決定。』
 \ \ 冫´‐'/、_         '´  /.:.::::::::.l
   >、 /    \  ̄`ー ``‐ ' /―――'
`, //l' l           :::::::::::' /  :::::::::::::/
'/l / /             ::'''  /    ::::::::::/
':::::.、l/            /  /  /::::::::::/
::/l l           / / ̄/  ..:::::::::/             『22:40から投票開始で22:55までに3票集まらなかった場合は多数決で』
:/ ` ヽ          /       ..::::::::i--'

3:アサシン

                        ,  ───── 、___
                 /  _,‐=‐-ッ    ヽ        ヽ
                 / , ‐=^ 、{二       \ ___|!
                  i{  '- ´  i{=_=}!    _/ ̄ ̄ ̄}!
                   ∨.:/ 廴_`ニ´, ====' ̄     -‐= '、
                   ヾ / ̄ ̄ i}}ニニ=‐── 、_彡' \
                     〈     /‐=ニ´ ̄ ̄ ,イ 、ヾ\ヾ ヽ
                      _) ‐= ´       ,ィ.j }!ハiト、ニ、)\}
                    ∠二二ニニ=.,-=≦ミ、ヽニィ:.:.:. ルソ 八}i }!
                  ,イ=ニニi{ハ从`ニィ.:ヘリハ ヽ::::::; '¨´ }_/ヽ 刈ミ 、
             __ヾニニi{ハ ム:.:.:.:.:.:.:::::i  }!  ¨´    !ハイ二/ /
             ∠ 二二二二二{∧´ `¨ .::i!   ,     /ニ>”ハ /
.         ,ィ´〈く二二二二´{!i!ニ∧    = ´ __/> '”  / i〈__
         / /二{{二二二二'、 ヾ 二∧ _,ィニ二> ”、    /  ! \ \
      Λ〈二i{{!二二二二〈ヽ `ミニニニ二> ”   ハ   /  i /、  }!ヽ
       / i }! }!ニ二i「 ̄ >=-ヾ_      ∧      / i  /  ,イ   \  \
.      」!  ヽ  -=二i| / ==  o  ̄ ヽ/ ‘,   ◎ /   ! / / _\   \  \
    ∧     \ -=ニヾ‐=ニ二二ヽ _|!  ‘,.    /   '-=〔 ´⌒ヾ \   \  \
.    }! ヽ ヽ}!   -=ニi| 〉二=- ミ:、∨    ‘,   / -= 〔         i}二≧= 、
.     / \   )二ムヾニi| ヽ'´     ¨≧=--  -=〔



        / l   ``‐、 ,r'   /、 ̄7

        /  l\         / 〉  l
        l   !、 ``‐------‐'´/  ./
        \  ``―、___,-‐'´  /               『はい、では今回はアサシンとの聖杯戦争になります』
         ヽ、_    ,-‐‐、_  ,-‐'7
         /  く`>´‐<、_つ‐く〉l i
         i   Y´ _二ヽ'/  乂 l
         l  / /'  ,r、∨_' /‐、``‐-、
         l /    人 〉‐-‐'  `‐、  >            『で、まあ、色々と考えたんですがマスター募集します。逐一作るの面倒ですし』
        人/、_ /  \  ``、 ヽ/´

       / ̄ ̄`‐-<    \  ヽ  ヽ
       /、_  οl// /``‐,ヽヽ   l i
      / ,  ``‐-'/\l    l  ``‐、.ヽ l             『前使ってたアカウントのパスワード思い出して引っ張ってきましたし』
     / /     l      l ,-‐―弋、/ 
    /      ,/      `´    /

    l        l             i
    l        l            l
    l       /            l              『ただし、いくつか条件があるので以下を参照ください』
    ∨     /             〉
    ヽ   ._ \ ‐、‐、      ,-,‐'´ \
     フ ̄   \ ``‐-'´  _/ / __〈




【条件】

・一人に付き一データまで

・今回の戦争の関係上、原則女性のみ。男の娘とか裏技使ってもいいですが、採用可能性はかなり低いです

・設定に関しては自由ですので、別んとこに送ったデータの流用でも大丈夫です

・途中で理不尽なコンマ展開による死を迎えたり、設定やスキルを全部吐き出さずに敗北する可能性もあります、ご了承ください

・何か質問したいことがあれば、このスレや避難所でもいいですし、メールで直接聞いてもらっても問題ありません


     l  l  l           l
     l  l  l________l
    _L,‐l  l,-‐――――‐-、 ``‐-、

 ,-‐'´ ,-‐l   l、 〈ヽ /〉 ,―、``‐、  `              『アドレスはこちら。☆を@に変えてください。なんか名前出ると思いますが適当な偽名なので気にせず』
〈    l  l  l'  ´  ´ !_::::ヽ  l
 ``‐-/,  l  l,、__      ,、'、/  l,-‐'´
    ∨ .l  l:::::::7,  / ̄::::〉  l l

     ∨ l   l:::::<  コ::::::: ̄i l〈
    /l l  l:::::::::'、,‐、,':::::::::::::/ l``‐、

   /  ∨  .l'7::::::::::::::::::::::l ̄ , l   ``‐、             nekonekoichigo08☆gmail.com
 /   / l  l〈_::::,‐、::::_冫 ,イヽ
/    / .l  l、 `´  `´  ,-‐'/ ヽ
    ヽ l  l ``‐――‐'´ヽ/ /7

、    ヽ l  l         ∨/ l  ,-‐
‐`―――   ―――――――――'―
         __________              『でまあ、一応テンプレは用意しますが、面倒ならほかんとこのテンプレでも構いません』

 ̄ ̄ ̄ ̄l   l/ / //      /
 __  l   l /        /
  ̄ ̄  l   l´        /    /
、    ,-.l   l_/7   /    ////
 ∨ ̄  l   l  ∨ -‐'´   ,-‐'´//´
 > ―‐.l   l>、,-'   ,-‐'´///´
ヽl     l   lヽ  ,-‐'´/ ̄ ̄´



【マスターテンプレート】


【名前】

【属性】

【体】
【知】
【心】
【質】
【家】
【運】






代理AA:

【スキル(3つ程度)】


【来歴】


【聖杯への願い】


【特記事項】


          / ̄ ̄\
       ,/         \
      l ,-‐' ̄ ̄ ̄``‐、l
      l'´::::::::::::::::::::::::::::::::l               『まあ、当然ですが、送られてきた奴を絶対に使うかと言えば否です』
      /,-‐ーーーー--、__l
   /::l' ̄ l::::::l ̄ l::::lー、`-、
  'ヽ_l´ 、  '''':::l  l:::'''   ‐,::::`,

     l l ,;;,,,.::..   ,,,,::: ,,, ',l‐'´            『出したいなら、>>1 がなんとなくこういうデータ好きそうだなとか狙えばいいんじゃないですかね』
    /`l '''!:::::!   !::::::::!'''l'、
  /   l   ,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,, /:::::\
 /   l´l\ !::l'''' '''':::l /`i::::  `‐、

/   .::::`, \\___// l      \         『ではとりあえず、こんなとこで。戦争開始は金曜日あたりにやっていきましょうか』
    ::::::l ヽ ヽ i     ヽ/ l      /
、   :::::ヽ  l  l      ヽ/l l    ,-'
::::`,  .:::::ヽ   l        ヽ   /
 '::::::::::::::::ヽ  l         冫 /             『〆切とかも特にないので、思いついたら出してやるか、ってくらいでいいですよ』
/―――-`  l       /  ̄ ̄
 ヽ         ヽ   /


【というわけで今夜はここまで、再開は金曜日の同じくらいに】

【それまでにプロローグとか書いておきますね】


          ,-‐'´``‐-、
        ///、     \
     ,-‐'´/、///       ヽ

      l////、>/、___    l               『そういやステータスの漢字説明してなかったですね。まあ、今となっちゃフレーバーですが』
     l/,-‐'´二二     ``‐-、l
     l´二二二二        l
     l 二二二二         l
    l_二二二二_____ l               『【体】:純粋に体力や暴力です。【知】:バカか賢いかです。【心】:メンタルの強さです』

 ,-‐'´__________ ``‐-、
``‐-、/  l ̄:::::::'ーi r‐‐':::::::::::l  ̄ ̄``,

    l i  `―、:::::::l l:::::::::,‐‐‐' / l ̄
    l l く冫 `‐-'  !、__/ く冫 l l、
   /`l  ,-‐、,‐、   ,‐,_,-‐、  レ ``‐、            『【質】:魔術師としての素質、つまりは魔術師として優秀かそうでないかです』
. /////l l:::::::::::::::冫 〉:::::::::::::::l l//、  \

' ヽ////ヽ``‐-´`´  `´``‐-',イ////、

  ∨// l \   r'`Y l`'ヲ  / lヽ////、
   //、`‐-、\``´  `` /' ///////、
   ヽヽ\  /ニニニ二,、// l/////            『【家】:所属する家系の優秀さです。【運】:ツイてるかツイてないかです』

     」_、ヽ ./       ∨ 、 ̄`´ 冫
>-‐‐'´  l /l        l   >‐く
,-‐'``,∠´ ∨ll         l ,-‐く  ヽ

   /  l`‐i-、l_       i‐'´l  ヽ


    ,-‐'´``i
    lー-‐'´ l
   /____>
  '‐====二、l                    『前はこれで戦闘やってたんで結構大事でしたが、今は完璧にフレーバーなので』

  /::::::::::::::::::::\
 /:::.....:::........  :::\

.弋        ヽ ー、
/          ヽ   \
:.     ..      ヽ l  ヽ              『まー、この程度かなー、って感じでいいです。特殊なのをしたかったら0にしとけばいいかと』
::::.    :::..      ネ 、 l
ー―――――――l  \l
::::    :   `,,,  `:::l ::'  \,
::::::.    ::.   `::::....::::::.   ,,,l
':::::::..  :::::::..   '''''':l'l:::. 、、'、            『これは余談ですが、>>1は育成ゲームでステータス全部Aとかは好きじゃないです。それなら全部Fとかの方が好き』

 '':::::::... :::::::::::.........:::l l:::::.  '、
::::......::::::::::::::::::::::::::::::::、'::::.  /`,


もう結構届いてるんだろうか。全部出るまでは採用されるかもしれないとはいえ気になる


                      ___
                  __ノ::::::::::::\
               , -┴─‐┐:::::::::::/\___

                ./::::::ィ:::二¨フ:::::::::::::::::::::〉:::!                            『>>229 今のとこは三人ですかね』
             /:::::::::::/:::__:::\:::::::::::::::/::::::/
             /::::::::::::::::::/:::::}_ヽノ:_:_:彡':::::::/l
          ,ハ:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::/l  〉
        ____く::::::::::::::::::: イ\:_:_:_:_:_:_:_:_:_ イ:::ノ  「:\__
      / : : : / \:::::::::::/{:{   、 ト、:::::|  ∨ rヘ |: : l|: :\                         『どれも今回の戦争に合わせてチューニングされたマスターです』
     ./ : //    ヽ:::::{ 从___,ハ  ̄ V  _  7;ハ : l| : : : V廴__
    / : : \¨>─イ}V´/: : : :{: : :\ー┐〈::::l_/ ∧/: : : : : \: : : :≧=ミ、
    }: : : : : : : : : : : /: V: : : : : :ハ: : : : \_ノr‐ ィ  ハ: : : : : : : \: : : : : : ト.
    .′: : : : : : : : : :.|: :!: : : : : : |: : : : : : ≧==彡、 /  〉: : : : : : /: : : : : : |: {_
    | : : : : : : : : : : :/: : :| : : : : : : |: : : : : イ:⌒\   \.〈l: : : : :/: : : : : : : : :V:/\__            『AAは以下に』
    | : : : : : : : : : :/: : : :| : : : : : : |: : :/:/: : : : : \   V: : :/: : : : : : : : : : : |: : : :}: :\__
    | : : : : : : : : :/ヽ : :ハ: : : : : : レ': :.:/ : : : : : : : : .、./: : : : ̄\_: : : : : : : : | : : / : : : }: :/\
    | : : : : : : : :/、: : : : : }\: : : : \:_:′: : : : : : : : :./: : : : : : : :/ : : : : : : : | : : : : : : ノ: : : : :
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  .| : : : : : : :/!: : : V: : : : :│ : : : : :  ̄ ̄ ̄:∨:─…==彡: | : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :         黒崎ちとせ(アイドルマスターシンデレラガールズ)

  く: : : : : :/: : : : : : / : : : /| : : : : : : : : : : : : /_i}: : : : : : : :/: : : : : : : : : { /: : : : : : : : : : :         上城大華(遊戯王SEVENS)
  .l: : : : : : : : : : : : /: : :/   〉、: : : : : : : : : :〈: : :\:_:_: : : : : : : : : : : : : : :ハ、 : : : : : : : : \:         二階堂サキ(ゾンビランドサガ)
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そろそろ6人分くらいは揃ってるのかな?
教員とかもおるんだろうか

【プロローグ】

ズレるというのは惨めなものです。
範疇を超えたズレは異物であり、正常の範疇に収まったモノから排斥される定めにあります。

それは、個人のみならず、家族、一族、集団、部落、国家、世界、宇宙。遍くすべてに適応されます。
ズレは些細な事から始まるもので。例えば少々金がない、少々血に近しい、少々毒に弱い。

たったそれだけのことでズレ始めた結果、正常の範囲から疎外されたそれらはどうなるでしょうか?

いくつかの選択肢があります。

一つ、ズレた者同士で閉じた世界に籠ること。少々黴臭く惨めな思いを耐えれば狭いながらも楽しい我が家。
一つ、正常に危害を加えるもの、完全な異物へと変化すること。恐ろしくも浅ましい獣になり果てます。
一つ、そのまま適応できず滅び去ること。ズレたものをズレたままに抱えて消えてゆく。

他にもいくつかあるのでしょう。とりあえず私に適応できるのはこのくらいでしょうが。

ええ、ええ、ええ、私は全てからズレました。

長らく異質な魔術を行使する異端の家系にあり、正道の魔術師からは蔑まれ。
その家系ですらも近年の価値観の変化に加えて政治闘争の結果により土地を追われ、二親は共に苦労のうちに死に絶え。
私はさっぱり天涯孤独。相続したちっぽけな財産を売り払い、そのまま流浪の身と相果てました。

寄り付ける場所はなく、寄り付こうとする意思もなく、牙を剥くように世界へ吼えます。
私の胸にあるのは私の一族が抱え続けた宝具とただ一つの思い。


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    i   :.:/  . |          |  |i     /   〉   ∨ ∧∨  
    |  |/ i | |          |  |l    /    /   / .〉  ‘i{  
    |  |  i| |     、     |    イ |  / /|  / ./   .乂_ 
    |  |  i|    、\ \    | //|∧/|/__|_イ ,/    /⌒
    |  |   、   、 \ \   v__,ノイ∨> "´ ̄ ̄7| イ   ∨   
    |  |   __ \.(\ \ト У  '/   _fiム-='^  ∨  .′   
   | .八 、  、_`丁二` ┘   " _,. -= ´         ∨ 八    
.     | i  \i⌒  jI斗=-一                   ∨ 个s。.,_ 
.    | |   \ /´   ,fiム'"}             r     ',  |   丁¨7   
    , \   、\  /´  〈             ノ      ′     .ト、'⌒⌒`
    ′  〕ト ._\( "                /        ,|     |   、   \  \  \``ー弌is。.,_
.    ∧     i圦 _ノ (_   (        /         .イ | | ||\ \     \  \  \   ``弌s。.,
     ∧     弌ヘ7 r‐    ` ー―          /  |  | ∧|    \    \      、   ``弌is、
.      ∧     ∨\                  /    ,|  ∧ i|   \   、  、 \   \ 丶 、     \\
       ∧     ∨  、                   イ|  /\\       \           ``   、 \\
.        ∧ ',    、  > _           /     /  |/   ` 7=‐ r―――――――=ミ     丶、  \  、 ヽ
         ∧  、     \     〕i =- --r个    /         ∥:.:.:.:|         /   \   、   \   \ V∧
.          ∧ |\    \       ,   / 八   ,             ∥:.:.:.:∧                ∨、 \   \  ゙`V∧
           ∧,|.  > .,_   \   /  /    \/_           .∥:.:.:.:.:.:∧       ,           ∨\ \   \  V∧
         ./  `  /   ̄ ̄  / ,/    / ⌒\         ∥:.:.:.:.:.:.:.:∧     /            |  \          |i ∧ 、
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「このまま消えてたまるものですか……!!!」

野趣じみた虚勢で覆われた、儚く消えそうなその執念のみでした。

───────────────────────────────────────────────────

寮の一室を抜け出し、かねてから目を付けていた校舎近くの造成林にて準備を整えます。
この場所は尼慈女学校。私が暮らしたスペインから遠く離れた異国の地。

故国を追われた私が流れ着いたここは、外部の接続を許さぬ深山幽谷の中に聳え立つ花園。
表面上は華よ蝶よと麗しい子女の集まる女学校。もちろん、その外面は真実でしょう。

しかし、その裏では世界的にも珍しい魔術師の保護機関兼研究施設。
私のように国や土地を失ったはぐれもの、あるいはこんな掃き溜めに来るような物好きの集まるサラダボウル。

その設立目的は不明、入学できる条件も不明、数回協会の視察が入ったとされるもその結果すら不明。
一種のブラックボックスとも表現され、触れられることされ避けられる禁足地。
本来なら誰に誘われようとそんな魔窟殿に入る気はありませんでした。

では何故入ったのか。簡潔に言えばそれは1つ。"私の願いが叶うから"。

聖杯戦争、過去の英雄の魂を使い魔にし最後の一人まで戦う魔術闘争。その勝者には、万能の願望器、聖杯が送られる。
本来であれば一笑に付すべき与太話、あるいは無視しても当然に近い眉唾物の伝承。
国を追われた私の耳にそれが入ったのは偶然か、あるいは私の胸に抱えられたそれが。私はその夢に飛びつきました。

一縷の望みをかけ、震える脚を鼓舞しながら放浪の旅の先に辿り着いたそこで私は幸運にも入学を認められ。
そして、どういうわけか聖杯戦争への参加を認められたのです。

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公」

英霊召喚の斉唱。この学園で過ごした数月の調査を経て、"聖杯戦争"の確実性は既に確認済み。
あとは召喚した英霊の強さ……。用意できた触媒はかの救世主が関与したといわれるもの。
しかし見た目は割とただの骨……、しかもおそらくは人間のものですらない。
今更言うこともできず、これ以上のものを何処からの協力もなく私が得られるわけもなく。

私個人で勝てるかと言えば否。
元々身体は強くなく、魔術適正は弱く、宝具による強化を受けなければ通常の魔術師にも劣ります。

私の持つ宝具はネアンデルタール人の頭骨。
魔力を通すことでオドとマナの接続を容易にし、身体強化を可能にする古代の叡智。
人からズレてしまい、人になれず、遠い過去の何物かとして死に絶えた哀れで惨めな生物。

───ええ、ええ、ええ、まったく、何故私の一族はそんなものを守っているのでしょうか。
そんなんだからズレるのですよ、惨めにも、こんな茶番にまで取り組んで。呆れ果てられても仕方がない。

「――――告げる」

───ですが、それが私の一族です。ならばそれを絶やすまいと、ズレて切断されるのは嫌だと喚くことくらいは。

「汝 三大の言霊を纏う七天」

許してくださいましな。そしてそのうえで、願いを叶えるためならどんな方法だって選んでやると。
誰かに言われたわけではありません、そうしなければならないというわけではありません。
熱に浮かされたようにただせめて、誰かに私たちがあったことを。

この胸に抱いた、遠き古代の隣人のように。

「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」


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    .ヽ  .l,   .l  ,., !    .l´´― l  .l‘゙゙゛ l  .厂]  .!`´ ,!   ! ''┤   .il;;―-..,/   ./   ./   /  /
ヽ    ヽ  ...l   .l,゙ -‐' l    ∟.._,.|  .!."." l  テ‐}  |.‐゙"l   l゙‐ /   /  .゛"/   ./-..,、/  ./  /   .,.
 ヽ    .゙ッ.lニ. l   .l. ii..│   |.lyi │ }ニir !  .'l!リ  .!ニニ|   l: -.!   ilvニ;;-./   .iニ=../   ,i′ /   ./
  ヽ    . l´'' l  ..l / . l   .l''"´ .! .| -‐l  lヤ} .|、' ┤  .l゙ .l   il \ .゙/   ./._..;;〃  ./ ゙' /   ./
   .Λ    ヽ ...l,  .l /..l   .l,,..,ニた l ..、. |  .∟|  |...".l   !.コ7   .i" ゙'ッ,./   .i{, ゙く./  ./ .ヽ/  ./
   .! ヽ   .ヽl゙ . l   ll .{、.l   l/゙ー ! .!.ノソ|  .| ! .|  'l   !.、.l   l゛  /   / ! ./  ./  ./   l゙
   l  .|ュ   ゙!l、 ゙゙、  .'ヒ、.゙!iリ、  l.lii、、l. |.'" l  .| イ .l'/^l  .|.'‐l   !._..;;//   / ./ /  ,i′ /   ./
    \. `!.   ゙.l'-..l、 .l,`'ー⊥  .l,,. >| .!‐.i、|  ,!..| .l.ニi|  .!勹   ,llr''彡′ ./‐゙,,./  /  ./   /
     `'-、,    ヽ ヽ  .lー- l   リ「、_:.l |  . |  | :! l.│  ,!.│  i!",゙,../   /'" /  /_..-'^_ /
        .`''ー ..,_.ゝ ..|, . l.`゙''''.l  .|'‐; "} .l.....、.! .|│ l´...!  l ,゙l   ,!´.''''/  ./ .,,,/ ._,゙ .'''´
            `"ヾ- ...゙‐'‐ λ  l _、.l !゙゙ゞ.| .| | l;;iネ  ! .l゙  / : -/ ._,....ニ.‐‐'"´

                    ` ." '"丶~!-ゞ゙´゙". ニゝ:!`゙! .--´゙! ‥‘ " ゙゛


「───問おう、お前が俺のマスターか」

低い声。現れたサーヴァントは顔色が悪いながらも優れた体躯の男。
全身の傷は戦闘の故だろうか、じっと黒い瞳が私と胸に抱いた頭骨へ向けられる。
一瞬引きそうになった脚を必死に繋ぎ止め、精いっぱいの虚勢で答えます。

「ええ、そうです。こちらも問わせていただきましょう。あなたは何者ですか?」

私の質問に男の喉元がぐびりと動きます。そしてそのまましばらく沈黙し。全身が乾くかと思うような沈黙を経て。

「俺はアサシン。真名は俺自身にはないが。……そうだな、倣うならばこう答えよう」


                        \                __
                         i          ィ´    ミ
                         |_______/ =且=   ` <_ __________
                             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄く     盆  ー 、__   } ̄ ̄ ̄ ̄`マ//////////≧x、
                                 }ィ777i!≡≡彡 ̄`ヽイ          ∨///////////≧x、
                                〈_ィ升ゞ=≡≡≡≡=《         ∨/////////////.∧
                                /´¨     ,ィ升从リミ!            |///////////////∧
.        ,、─────────── 、       /, ===ニ千公 仗ツリj!ソ}         |////////////////∧
       /////> 、           ヾ\   イ///////¨V///i   `¨´ jノi|ェュ、        |/////////////////∧
.      ,イ//////////> 、           ヽ\. ` ̄ヽヘ从   //!___,ィ´i ̄ ̄i}       |//////////////////∧         「───我が名はレギオン」
.     ,イ/////////////// >.            ヽ\   /ヘ__,ィ≦´ ヽ.   !   〉- 、.     |///////////////////∧
  ,イ//////// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  \          ヽ\//    i   \ i ,==≡У\_    |////////////////////∧        「我らは大勢であるがゆえに」
,イ./////////|           ヽ         ゞ   < ! \ィ!}  i     ___.彡′ヽ  \ー=へ ,イ/////////////////////∧
.///////////|              i!           /ヽ   \  i ,,,-'''" ̄    __ \ _>_辷ーマ,/////////////////////∧
.///////////|              |iヽ.       i!b/i!_,,, -'''" .,.,.   __∠=、ヽ < ̄ ̄`丶}_/////////////////////∧
.///////////!              |i  \        < ̄,'     〃   /////     マ≧ミ=ー、ミ、.`V ///////////////////!
.∨////////∧.               |i   `       〉/    `   ,イ////   i!y´ `Vム \`ー-\∨//////////////////|
 ∨/////////≧、_          |iァ          i      ,イ/// ! i    〉   i,Vム  ', ヽ ヽマ.////////////////i|
.. ∨.//////////.7          |i        ` 、   /       {://///∧ヘ  /、   〃 ∨i!叱',  ':,ム∨///////////////i|
.  ∨//////////!              |i           ヽ/      `¨¨¨¨´〈∧ゝィ' ヾi /   / |! _ム   | ∨//////////////i|
   ∨////////∧              `ヽ.        /      ,.,       ∨`/  i/   厶´マ\     | ∨/////////////.i|
.     ∨////////∧                \.    /      〃        | /  ./   /   /./ , ,  i|.  ∨////////////.i|
.    ∨////////∧                 \   /     `           {ム _/ヾ、/   //i! i! i! i! /   i/////////////i|
.      `マ///////∧              ヽ/                /ゝ‐'  /  ,イ//∧____/.    i/////////////i|
       `マ./////∧                 /               '、_, く_ ,ィ≦´777777///∧.    i/////////////i|
.           `マ.///∧              /                  ∨///////////////∧   i/////////////i|

【プロローグを終了します……】

【アサシンのステータスを公開します……】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:アサシン
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:レギオン             【属性】:秩序・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:A      【耐久】:E     【敏捷】:A      【魔力】:D      【幸運】:E      【宝具】:A
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

            r‐=≠    ̄  ≧=-      __
          -‐    ̄ ̄   ‐-       -‐   ⌒}
        r_r‐z =-‐ ¬              -=ニ圦
        {‐- 、__r‐  ⌒′          -=アxイ
        辷{c c}ぅ㍉-=ニ二三 __,云斗匕彡ヘ|

         拭血左彡'⌒二ニ=‐┬=≠      /}
         { ヽ} {           _{_    -‐     ∠}
         }≧≠¬¬=ミ 、_  、__   -=彡ヘリ
                  ≧=‐ ,,-=圷、ア⌒Y }ト 、
     r匕____     _,,  _,.ィiト、   l i{ ⌒ 人刈丶 ヽ
     {⊆二二7'⌒゙ー=ニ二ィいノ ノリ i}  l ||  }{{  }二} }
.       ̄ ̄ ̄{ i{  、 /《巛 ‐=彡' ,′i ハリ ノ丿  }二爪
          八 \ Ⅳ ∧ト{\   /ハ/}/}'Z ィシ /  /ア イ〉
          _,{\ 7 /  \   / /丿冫´ |_,厶ィ ´  / |{
       rセ二二ス  、         //_,斗ァ/   / 八_
       {{{ トニニニ≧=ァ     __彡' 斗:匕      { 、 ΥL
.        Ⅵ{⌒マ r=≠=≠弌⌒      {/         /⌒ヽ
         Ⅵ  Ⅵ ′ /  厶        }          ーァ′    、
        r─┴-ミ_Ⅵ  {  r, 丶      {       /⌒ヽ    ミー
       ー,‐-ミ,_ `マ7 }  ー─ヘ     }       /Y⌒ヽ、\   ー─
  トミ__,≠⌒Y{  `ト’ {       丶   /     / {  、   }   \
  ゝ  _,.  -‐≠ミ辷{   }         _/   / 人丶   ー彡、    ー
  ア´        `弌辷{= - ニ二ニ ≠ -=彡    }\\  ノヘ


 代理AA:大尉(HELLSING)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 【クラススキル】
 ◆気配遮断:A
  サーヴァントとしての気配を断つ、隠密行動に適したスキル。
  完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。
  ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

【以下、詳細不明……】




【というわけで、明日の同じくらいから二回目の戦争始めていきますのでよろしくお願いします】

>>233 今んとこは4人ですね。別に人数揃わなくても前みたいに即興でやっていくので心配はいりませんが】

【全部今回の戦争用にチューンされてて有難い話ですね。先生枠はいないです】

今んとこ来てるAA一覧

黒崎ちとせ(アイドルマスターシンデレラガールズ)
上城大華(遊戯王SEVENS)
二階堂サキ(ゾンビランドサガ)
兎塚愛莉(バトルビースト)

【兎塚愛莉のAAが見つからないんですよね。あんまり使うことはないと思うんでいいんですけど】

【22:40ごろから再開】

【再開】

【今回は学校ということもあるので、夜を2ターン、昼を1ターンという形で動きます】

【原則昼に戦闘行動は禁止ですが、情報収集はしやすいとかそういう感じ】



【一日目・一ターン目】

レギオン……? ラテン語で軍勢を指すその単語、そしてそう呼ばれるならばこの目の前にいる男は。

「悪霊に憑りつかれていたゲラサ人、それが貴方ということでよろしいのですか?」
「……ああ、そういうことになるか?」

いや、そんな私に尋ねられても困るのですけど。じっと無言で見つめられると不安になってきます。
とりあえずは他の陣営にバレないようこの場所を動きましょう。

「アサシン、付いてきてください。場所を移動します」
「ああ」

えらく反応が鈍いですね。記述通りならもう少し凶暴な性質を持つはずですが……。
何にせよ、何故レギオン、自らに憑りついた悪霊の名を名乗るのか、どういった行動を取れるのか。
確認することは山ほどあります。しかし、私はツイているかもしれません。
聖杯戦争において必要なのはどれだけ手段を選ばないか、極めればそれは他のマスターを如何に仕留めるか。
その点で言えばアサシンほど優れた存在もいない。ようやくここで、私に運が回ってきたのかもしれませんね。


直下、何をしますか? 【一日目・一ターン目】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:偵察
3:自由安価

1:対象がアサシンしかいないので

寮の部屋に戻り、アサシンを呼びます。霊体化は命じていませんから、高度の気配遮断スキルの恩恵でしょう。

「アサシン」
「ここにいる」
「少し話をしたいのですが、いいでしょうか?」
「ああ、構わないと思う」

……返答がハッキリしませんね。まあ、いいでしょう、とりあえず話す内容として考えられるのは3つくらい。
何故聖杯を求めるのか、どういったことが可能なのか、何故レギオンを名乗るのか。
全てを聞いていては夜が明けてしまいます。数を絞っておく必要がありますね。
戦争は始まったばかり、ここで勇み足になっても仕方ないということです。


22:50から↓2まで、アサシンとのコミュ内容

1:聖杯への願い
2:どういった能力を持っているか
3:レギオンを名乗る理由
4:自由安価

3で

まあ確かに凶暴性なくて大人しいのは気になる

>>249-250

「まず確認しておきたいのですが、貴方は本当にレギオンなのですね?」
「……そう言われると困る。俺自身に真名はない、レギオンと名乗るのは倣ったからだ」
「模倣だと? ということは貴方は悪霊ではないのですね?」
「ああ、そうだ」

なるほど、あくまでゲラサ人の男であり、それに憑いていた悪霊ではない、と。
ならば悪霊によるはずのスキルは持ち合わせない可能性がありますね。……えっと、ならもしかして戦闘能力とかないんでしょうか?

「あの、貴方、戦えるんですか?」
「それに関しては任せてくれ。というよりも俺はそれしかできない」

 ◆怪力:A
  一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
  使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。

 ◆恐慌の声:C
  人獣の絶叫。
  聞く者の精神を弱らせる声を響かせ、対象に精神攻撃を行う。

……あー、っと。

「貴方、クラスは?」
「アサシン」
「このスキルで?」
「ああ、あと死なないな」

 ◆墓地に住まう者:C
  墓を塒とし、死になじんだ肉体は即死耐性を獲得している。
  加えて、どれだけ劣悪な環境でも十分な睡眠を取ることが可能。
  サーヴァントに睡眠は必要ないが、その価値観、特性が何かの役に立つこともあるかもしれない。ないかもしれない。

そ、そういうことを聞きたいんじゃないんですけど。というより話がずれてきてますね。


「私が見る限り、これらのスキルは悪霊に憑りつかれてないと持っていないんじゃないかと思うんですけど」
「俺は悪霊には憑りつかれてない」
「……いいでしょう、では何故このスキルを?」
「……何故だろうな?」

……冷静になりましょう、私。整理です、整理しましょう。
アサシンは基本的に肉弾戦を得意とすることは分かりました。そしてそのうえで悪霊には憑りつかれていない。
ですが、かの記述によれば墓地にいた男は拘束を意にも介さないほど凶暴だったとのこと。
なのにこの前にいる男は、少なくともそういった凶暴性を感じません。それは悪霊に憑りつかれていないから、なのでしょうか?

「では次の質問ですが、貴方は私の知るレギオン、それに憑かれた男の像とは異なっています」
「そうなのか、まあ、そうかもしれないな」
「ええ、それはやはり悪霊が憑いていないが故、ということでよろしいのですね?」
「いや、俺には悪霊は憑いていないが。さっきも同じ話をしなかったか?」

しました。しましたけども!!!

「そうじゃなく! つまりは貴方は悪霊に憑りつかれないにもかかわらず凶暴性のあるスキルを有しています!」
「……凶暴かどうかは分からんが」
「反応する場所はそこではなく! なのに性格は今のところ穏やか、これの原因を聞いているのです!」
「ああ、なるほど、俺がどうやってこうなったかを聞きたいわけだな」

微妙に違う気もしますが、もういいです。そういうことにしましょう。

「俺は元々獣の因子を持っていてな。それをあの方に抑えてもらった、それが宝具だ」
「ちょっと待ってもらえます?」

 ◆壊放されるべき黄金枷:A+
  アサシンにもたらされた救世主の祝福。
  その精神を確かなものとし、『我ら軍勢、餓獣の群なり』の制御を可能とさせる。

【アサシンの宝具を公開します……】

 ◆『我ら軍勢、餓獣の群なり(ガダラ・ベヘモート)』

                               /!
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                         /!  ,.イ ,'   |   / /!   .∧
                 ∧   / .l / . ,'   |、/!../ /:.| ∧ l .ヘ
                 l l  ./  !/  ,'   | !_l/ /.: .| l .ヘ .! .! . /!
                  l .! ./. .:/ ! .i     | ./ /.: .:|,;'; ヘ| .|../ .!
                  !,,,,∨  /.! i  .!    .!/ !.: .: |  '; | .i/ .|                    /
                   |':、 `':、_|::', :':、,イ≧ァ'´7´`:i.: /   `:.、/  ./ ,,               /
               |\|,.'’ , ><`T`´  《_/!/.:      !  /'´/.、               /  /    ./   /
               |  .> >.、: : :>=! .,ィ泛武x、`>、_ .   ヽ/ /圷込             /  / /  /   /
               マ.,;’´   く二 `ヽ .Y::::::::::入! |_>'´  .::: / /,.イ夾圦          ./  / /  /   /
               |\7,;:: '’   〉ーく! .! |:::::::::::! .|! | :..   :. i./ /泛夾心       /  / /  /   /
                    マ `i   ∠二ノ./Y! `ヽ`i .|./      :::..7 ./,抃夾夾込             /   /
                   マ .',   ,: ’ 辻/ .ト、 i .!/! ::..      /_//行乞夾.乏>'’  ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ       /
             __マ ',.:::'’ ,:::'’ 込/ 込__|/|:..      /   /夾泛少_/  _,r―く      ヘ__
                 \  ヽ弋,;::'’   _,,i〉 辻リ 〈`ヾ,.:'  ,,'__,,イ泛弌 / .マ∠      r―  r<―<
                 \_  ’'.:、 ,.:'’`::マ ∧∧..l/ .ゞイ   /泛.迩..ト―/  .∨ __/   .イ __ .`ヽ,
                   l圦心ー<`抃'勿 \|_, ' |/ / /_/乞爪沙ソ//  _.ノ_/― 、    .∨  !∨`ヽヘ
                   ∨乞夾ミ心 \\i// / /_.,イ衍乞乏ヾ/  |/l ,.r|   / ./.: .:./  反 /.∨込__
                  ∨泛雷爪ミ\ \',ノ /_/_/ /少尓弌./少夾心.:\!.:!_./ ̄7―イ  .∧./_|/ /´./
                       ∨泛天狼牙;下、',ノ/刋少イ乃メ刃/乞夾夾沙イ ̄下 下´     .∧./ !/ /__./
                      人少泛尓竜マ .ヾ;!.// ,.:'’ /,;:' ,;'/乏泛夾夾イ  .r==圷.、 ∨\_.ノ! ./ ./ /.__/
                   /: . マ込三ミ辷マ  ..i ,.' i ./ .:/沙夾泛夾.∨  /ゝ-イマヽ;..:!  ∧ムイ! / _ノニ./
                   /: :. : : : : : :,.マ ,'i  ,.::' .少'泛夾夾弐夾.弐 .∧ i  .人_ヘ !  | ヘツ'´_ムイ/
          ___ , < .: : : : : : : :./:::マ  ,::' メ´` <___>'`弐/ ∧/|:. :. :.ヘ  .| ヘ)>―'´
        /::::::::::/:, ,: .: : .: .: .: >'´:::::::::::マ,;'メメ/     `.<____>.く,ノ..:|:. :. :. .ヘ |  .ヘ ./!/>
      l,∠ユ/:, :, /: : : :  :..,>'´  マ::::::::::::::::::::/        ` ー―――≧.イ>- 、_ヘノ   Ⅹノ:./
.     _r<_ i ,.;_,.イ: .: .: . .:r<     弋リ::::::::::::/                        _.r-'>    _ ∨
.   /:::У::::l/`ヾ.: .: .: .: :/         /::::::::::::::|                       /:::マ/`ヽ  /::`ヽ|
    ̄ ̄      ̄ ̄ ̄ ̄          ̄ ̄ ̄                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  ランク:A 種別:対人、対獣宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1人
  アサシンの肉体に内包される「獣の因子」。
  因子を活性化させることで魔獣にも等しい膂力、人並みはずれた五感を発揮できる。
  真名解放と共に放たれる一撃はとりわけ強烈。
  総ての因子を圧縮し、自らを一匹の獣とした瞬間のランクは原初の獣、神獣にも匹敵する。



……獣の因子?

「俺にもよく分からんが、悪霊の正体はそれだったらしい」
「……頑なに悪霊が憑いてないというのは、悪霊じゃなくてそれだったから?」
「そうだ、俺は最初からそう言ってたつもりだったんだが……」

頭がパンクしそうですね。なるほど、気配遮断が高いのは野生の獣としての特性が加味されてるわけですか。
へー、なるほどなるほど、獣の因子ってよく分からないですけど、この調子じゃアサシンに聞いても分からないでしょうし。
まあ、仕方がないですね、よく分からないものは。

……とりあえずアサシンにできることってもしかしなくても真正面からの殴りこみ? それはアサシンの仕事ですか?

「アサシン、得意なことは?」
「そうだな、戦うのは得意だ。話すのは苦手だ」
「そうでしょうね……」

なんというか、なんというか、なんというか……。ドッと疲れ、ベッドに倒れ込みます。

「マスター、どうした?」
「少しだけ、少しだけ休みます。周囲の見張りを任せます……」
「そうか、敵が来たら倒していいか?」
「……侵入しようとしない限り放っておいてください」
「分かった」

アサシンの気配が消えました。……この戦争、ヤバいんじゃありませんか?


【1ターン目(夜)の行動を終了します……】

直下、他陣営描写

12:剣
34:狂
5:魔
6:騎
78:弓
9:槍

4:バーサーカー

夜の学園、誰もいないその校舎の中をふわりと飛ぶように揺れる少女の姿。
薄く微笑みを讃え、教室を見回るように柔らかな金髪が靡く。

                    ____
                  _、丶\     \``
              ´ _>^\     \  `丶
          /  / ̄__r少へ     \   \
         /  /_r仁厂      :.、    ´ /   \
            厶ィク'⌒   |     ´:,     ∨ /
       /   /┘      |\    ‘,      ∨     ',
.      /   /        |  |  \,.、-──‐    |       ′
           | |      |  |  /\  |   |
      |   | |      |  |   .斗f==㌍ミ  :|   |  ゜
      |   | |   |_[_:|  |  ,xf:::::い  |     |V  |   °                  【バーサーカー/マスター】
      |   | |. イ :「人  | / 乂>'゜ |: |  :| 〈   | ¦
      |   V'´,  レテぃ、\|     : : : : :|: /   | |    | |                      千 叶星
     !   \ V乂:::::メ、         ノ|/   /  |     | ∧
      '.     _jk  \ \`        ノ|   /  :|    :|  ´
        、   \ \  \    ノ   |   /    |   |    ′
         \   \ \   ー      |/|/|    |    |   ¦
         -‐……‐-ミ、丶、       / .|   |  :|/    |
    /⌒Y         Y''=-  _   /   .|     八  ´     |
    Y⌒|          :|\: :\うづく⌒厂 |   /::::::.     /
   ノ⌒ヽ',          /\ \く_x冖x_/___,|   /::::::::::.  ∨ /
   {⌒\ ´,       /\. \ ̄{.:.:.:.:} }─‐|   /⌒> ..__ ∨
   ヽ\人_}\,.---、/|  |\ | 乂_ソ  |   |/\/:::::::/ ̄``ヽ、
     ´_ _  -‐`ーー‐'ー┴─-ミ|__/     |   |\(,/::::::::/
     <       ____  > `'<⌒i∨  ∨V::::::/
   / /``'ーと_(___     ̄ ̄ ̄   \|: ∨  寸::::/
  〈\/   / ̄/^'< ̄ ̄ ̄\     /  厂/|: \|__/
  ノ ′ /   ′    ̄厂>。,     /   | ̄ |\__/


「始まったわね、聖杯戦争。少女たちの夢を叶えるたった数夜の夢物語」

月明かりに照らされたその身体は透き通るように白く、そこにただ存在するだけの美を有している。
笑みを絶やさないまま叶星はゆらりゆらりと校舎を進んでいく。何処に辿り着く当てもなく、何処へ帰るつもりもない。

ただひたすらに、そこにいるということが愛おしいとでもいうように黒板を、机を撫でて月夜に踊る。
エスコートする相手もいない、深夜のひそかなダンス。いや、相手はその影に。

「…………」

                         ┌‐┐                             _ ─==ニ==─ ̄ ̄
            _rヘ┐            |i:i:i:|                     _ ─==ニ==─ ̄ ̄
          /\ <\ 、          |i:i:i:|  /           _ ─==ニ==─ ̄ ̄
         /   〈\_)-]∧〈 ̄\.   |i:i:i:|/      _ ─==ニ==─ ̄ ̄
          ',     ',(\|/∧\__/>--:|i:/_ ─==ニ==─ / ̄/
         ',┌─<)>./\_ ─==ニ==─ ̄ ̄       /i:i:i/
       _r─<〉 ̄)/ ̄] 【 //ニ==─////〔/ ̄∧      ./i:i:i/
   _ 「 ̄八__] |〈 〈 〈_〈_〈込「/∧ } .:./>へ// ̄〕./i:i|  √\/i:i:i/
  <( (_Y^~ ̄ |:「:У ┘〔_/]/ ̄:ハ/ ィノ /〔\/./i:i:i| √i:i:/i:i:i/
  └ ^:|_-=ニ[ |/       ./i:i/]〔 ̄``Y^[「>┘>( ̄ √i:i/i:i:i∧                       【バーサーカー】
      「| ̄.:. ̄\     /i:i//\「]〉ィ |_/\// ̄\i:/i:i:i//∧
     |:|.:/ ̄ )).: 〉   /|i:i:i:| /\.:.:.:.>-/ ̄ ̄ ̄\.:./\ /// ∧
     |:|.> r ´.:〈\  {i:|i:/\ 〉/ ̄ />/( ̄| ̄) \-=ニ ̄〉i:/∧
     |_ ─┴┐/ ̄ ̄\i:i:i:i:i/ ̄i:i:/\ ̄ (_|_)  ',V/^ /|i:i:i:i:i:|,
      乂_ ./.:./ ̄\ }rヘ─/ ̄\.\__ -=ニ ̄ V//:八i:i:i:i:i|,
      寸 :(_./ ̄ 〕/.ノ「「 ̄└┬─:|\/_ -=ニ[ ̄[\ V/〔ニ=-i:i:i:i|
       寸__/ / ./.:ノ込─r_ -= | ̄|.:.:.:.:.:.:.: | /∧. \v/]\i:i:iУ
        「 ̄./-/--[ ̄.:.:.:.:.:.:_ -=ニ].: |.:.:.:.:.:.////ノ.:.:.]|┘|i:i:i)i:/
        ', ',',.:.:.: ̄[ ̄ ̄ イ .:.: |--|-=≦\ ̄ ̄] ̄v/i|i:i:i:/

.         ', ',',:‐/ ̄\.:./ ̄ ∧__|/.:. ̄\\/   .\|i:i/
          \__〉_/|.:.:.:.:.:.:/\.:.: /__:|{.:.:.:.:.: /]ニ=- _   |/
\       ___∧. |.:.:.:.:./〉 ̄~"// ̄ ̄\八|.:.:.:.:(__)=- _
/|    _、‐''~ ̄\ (_∧|_://   /i:i/.:.:.:.:.:.:.:.:.:./|.:/.:.:.:/ ̄| / ̄``~、、
  |_、‐''~ ̄',   \   \// /i:i:i:i:{___、‐''~.:|.{``~、、| {__/ ( ̄ ̄``~、、


一言も発することのない巨大な鎧武者。影のように妖精の路へ付き従い、ただ静かにその遊行を見届けている。
そんなバーサーカーに気付いたのか、胸元へ飛び込むように叶星が抱き着いた。

「ごめんなさいね、バーサーカー。夜の散歩はお嫌いかしら」
「…………」
「あら、それならいいのだけれども。でも確かに遊んでるだけじゃダメよね。今回は参加者の一人なのだし、ちょっと頑張ってみようかしら」


直下、バーサーカー陣営行動 【初日】+2

123:襲撃開始
456:情報収集
789:とりあえず様子見

6:情報収集

バーサーカーに抱えられながら叶星は目を閉じる。

「じゃあ、少し集中するわね、上手く探れるといいのだけど」
「…………」
「ええ、大丈夫よ。あなたの心配することは起こらないわ」

意識が拡張され、学園の結界全体へ行き届く。
ゆっくりと、大地と同化するように、静かに叶星の意識を延長させていく。


直下、バーサーカー陣営情報判定。【初日】-1

12:戦闘の気配
3456:情報入手
789:失敗

【初手なのでとりあえずステータス抜かれたくらいにしておきますね】

5:情報入手

直下、どの陣営の情報

1:暗
23:槍
4:弓
56:魔
7:騎
89:剣

1:お前ホントにアサシンか?

微動だにしないバーサーカーの中で叶星がパチリと目を開いた。

「んー、よく見たわ」
「…………」
「ええ、多分クラスはアサシン。あのステータスならあなたの鎧を貫くこともできるかもしれないわね」
「…………」

一切声を発さないバーサーカーの何を感じ取っているのか、叶星は微笑み、鎧を優しくなでる。

「巻き込んじゃってごめんなさいね、バーサーカー。でも、約束するわ」
「…………」
「勝てたならあなたの願い、必ず叶えてあげる」

慰撫するようなその言葉に、バーサーカーの鎧が僅かに揺れ、金具の触れる音が僅かに夜の校舎に響いた。

【バーサーカー陣営にステータスを把握されました】


【他陣営の描写を終了します……】



【一日目・二ターン目】

……少しだけ倒れ伏して元気を取り戻しました。
何にせよ今私が持っている手札はこのアサシンと虎の子の宝具のみ。
よく考えれば私も瞬間的には宝具で強化できるわけで、そういう上手い戦い方も思いつくかもしれません。

まずはプラス思考で行きましょう。ええ、ええ、ええ。


直下、何をしますか? 【一日目・二ターン目】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:自由安価

2:アサシンに任せる

まずはアサシンのやり方を確認しておく必要がありますね。……一人でほっぽってもいいかどうかを。

「アサシン」
「何だマスター」
「召喚して早速で申し訳ないのですが、偵察を頼めますか?」
「了解した」

それだけ応えて消えようとするので慌てて止めます。なるほど、ちゃんと言わないと伝わらないタイプですね?

「待ってください、あくまで、偵察ですよ?」
「……む、それはつまり、戦っては」
「なるべく避けてください」
「分かった、なるべく避けよう」

それだけ言うとまた姿を消しました。……絶対、って言った方が良かったかもしれませんね。


直下、アサシン偵察結果

12:接触!
3456:成果なし
789:何かを発見

4:まあ初日だしね

しばらく経ちました。というかそろそろ朝ですが。
基本的に日中は聖杯戦争は原則禁止されています。準備やそれに対応する行為は許されるようですが。

ペナルティは特にありませんが、周囲の印象をあえて悪くする必要もありませんしね。

……いえ、そういう話ではありませんでした。あまりにも帰ってこないアサシンに念話を飛ばします。

『アサシン』
『なんだ、マスター』
『何か成果はありましたか?』
『そうだな、何から話せばいい?』

……それはもちろん成果では?

『とりあえず何か成果があったら伝えてほしいのですけれども』
『ああ、とりあえず今まで探し回っていた』
『……で、結果は?』
『? 今まで探していたのだから見つかってないだろう?』

なるほど、結果を相手も分かっている前提で話すのですね、このアサシン。

『分かりました、では今夜はここまでにして一旦帰投を命じます』
『了解した。一応報告だが何も見つからなかった』
『……それは分かっているんですけどね』

なんか、この、その。とりあえず話し方からやっていきましょうか……。


【2ターン目(夜)の行動を終了します……】

直下、他陣営描写

12:剣
3:狂
4:魔
56:騎
78:弓
9:槍

8:アーチャー

【というわけで今夜はここまで、次回、アーチャー陣営描写から。お疲れさまでした】

【おそらく次回は日曜日の同じくらいに】

【22:45くらいから再開しますね】

【少し遅れましたが再開】


夜深き女学院の闇の外。教務棟の屋上に上り月光を浴びながら眼下を睥睨する影が一つ。

「ふむ、最初から動き回る輩はやはり見当たりませんわね」

     、                        __   x‐=‐ 、
= 、   |∧                      /     `´        \
\  \.|ニハ                     /    . ─── 、\   ヽ
  \_ヽ二|                / / /: : : : : : : : : : : : : : ',    ヽ
      ̄∨ヽ             / //: : > ´ ̄ ̄ ` <: |     ハ
       ∨//〇 .             |: : :/             |     |
          ∨─、/ > .       |   |/   Ⅳ  | /l/ ∠∨|     / |
         ',   ` <///>    |   |、 ヽ\{ 、\ lV 才´  _  |   / 八
          ',      ` <///>|  ∧ ヽ{ __` ヽ{   rf爪_)ヽ|/ソ   \_ ノ
           ',           ` <∨  ミ 〃んハ      辷 ソ  |  |  |   \イ
            ',              ゝ三   辷ソ  |          l  ゝ─イ   `ヽ
             ',            .人  |∧       l          |∧ ヽ/    `ヽ\                  【アーチャー】
              ',        .ゝ二 // ∧         __    /  \ ヽ   |  |/
               ',           / ゝ‐イ   、      ̄      イ    } /  | | ∧/
                ',       / /   .|     > .       / |    リ | /从|
                 ',        |  | |  .|/ | |  |  |≧  イ=、f ̄|、|/从//
                  ',.       \{∨ヽ/\/ヽ从/f ̄fヽ-| |  | ./
.                ',      マヽ |\|\∧∧∧ .〉イ7─/⌒|二二l__
              ',       \\ |  | | | |/ /  /  .|       ,ィ丶__r=r─r 、
               ',   |> 、\ヽ> ´ ̄/  .| ./   /_r─、_ /   |    ___/
               ',   ',    ̄ .|:.:.:.:.:.:/   |/   / |   ./ . -‐=ニ三三三ヘ
                ',   >───|:.:.:.:/   /   ./|_.-=ニ三三三三三三三三|
                 ', /.三三三 .|:.:./           / |三三三三三三三三ニ=‐"|
                  \/ ̄ `ヽ.|:/ _  r─‐、/  .|三三三/l ̄`ヽ>"     .|
              r=/     /0ゝ'.:.:.:/>'.∧三|__/〇三/. : .|   |        \ !
              |/     /. : 7´ゝ∨.:.:.:.:.:.:.:.∧/   /`ー'. : . : .:|  .|        \
                /       /. : /   .∧.:.:.:.:.:.:.:.:.∧  ./. : . : . : . : ∧ .|          |
              /    /   /. : /   ./::∧.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ |. : . : . : . : . : .\|         |

そう言いながらもアーチャーの目線はくまなく周囲を探り、同時に現在の環境を、加えて風向きまでも把握しようとしている。
戦場であるこの学園全ての情報を、自らの目で以って丸ごと覚えてしまおうとでも言うように。

「どう、アーチャー。状況は」

                   /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::∨
                     /:: :: /:: /|:: :: :: :: :: \:: 、∨
                 /:: :: :: ´--ヽ:: :: :: /从::ヽ:: \

                ,:: :: :: 人:: |仭`ヽ:: 从斗=ミ:: :: ハ

                ,:: :: :: ::/ヽ从`   〈 仭  〉::/   / ̄ ヽ
                 い:: :: /≧         ./):: :: )/:: :: :: ヽj
                人:: :: :: :: 今、  〈 7   //:: ::/:: -=≦:: :: ヽ
                 ≧==〔 , \    -≦ f≦:: :: :: 二:: :: :: :: ::

         / ̄ ̄ ――彡:: ::)/    ̄リトr≦  ̄\:: :: :: :: :: :: :: ::                 【アーチャー/マスター】

        /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: V /   / |ニニ|      ̄ ̄ ̄ \::
     ´.:: :: :: :: :: -:: :: /:: :: :: // \_/   .|ニニ∨    \                        土塊 七瀬
     ´:: :: :: :: :: :: :: / ̄|ニニ|ニニ||ミミミr-rミミミミ |ニニニ  :;;;  /\
    |:: :: :: :: :: :: :: ´ ::| ,ニニ/ニニ/ミミミ「ミミミミ/ ,ニニニニ,  /   /
    、:: :: :: :: :: /    |、|ニ/ニニニ〉ミミミ| ミミミ≧ニニニニニ,      ,ヽ
     Y:: :: :: :: 〈   / :|Vニニニニヽ ̄ヽニニニニニニニニニL     ./  、
     ,:: :: :: :: :: ,  ,  /ニニニニニニニrュニr≦ニニニニニニニニ|  、    .\
      ,:: :: :: |:: :L ,ー´ニニニニニニニニ|ニ|ニニニニニニニニニニ{≦ \      ヽ
       |:: :: :: |\:: 、Τ|ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ |:: //     ,
      、:: :: :|  \\人ニニニニニニニニ|0|ニニニニニニニニニニ从 ,      /

アーチャーはかけられた言葉に振り向き、弓を下げると頷いた。

「そうですわね、大体の地形、建物の位置は頭に入れましたわ。あとは他のサーヴァントがどう動くか」
「流石、歴史に名を遺す名将ってだけはあるのね。正直女だったことには驚いたけど」
「まあ、私は皇帝には疎まれてましたからね。名前が伝わっているだけで良しというものですの」

にこりと微笑んだアーチャーの唇は艶めかしく、土塊は一瞬目を奪われ、首をぶんぶん振る。

「だからこその聖杯戦争なんでしょ? だったらチャキチャキ働きなさいな」
「ええ、お任せあれ、一騎当千の活躍、お見せしますわ」


直下、アーチャー行動判定【初日】+2

123:襲撃開始
456:情報収集
789:とりあえず様子見」

4:情報収集

「ではまず、情報を集めるとしましょう。マスター、少々兵を借りてもよろしくて?」
「人形ね、高くつくわよ」
「それは困りますわね、私、御存知の通り最期は一文無しですのよ」

アーチャーの軽口を受け流し、土塊は握りしめた手から砂をバラバラとこぼす。

「さて、真砂の中に金一つ、砂漠の中に針一本、っと」

砂は撒かれたと同時に煽られ、朧げな人の形をとる。
顔の判別すらつかない人のカタチが数体、屋根の上で月光を反射する。

「お見事ですわ」
「出来損ないも程があるけどね。そもそもこれは本来の使い方じゃないし。とりあえず貸してあげるわ。多分殴っただけで消えるから気を付けて」
「ええ、十分です。多兵に対し弱兵を持って挑むのは私の得意とするところ。では少々お待ちを、兵共、行きますわよ」

アーチャーの声に戦士のそれが籠り、魂のない人形たちですら僅かに震えていた。


直下、アーチャー陣営情報判定。【初日】+1

12:戦闘の気配
3456:情報入手
789:失敗


【よく考えたら初日なんだから前回の判定も+1でしたね。というわけで補填として今回の判定ではアサシン登場させません】

9:失敗

夜明けとともに帰還したアーチャーはやれやれとでも言うように肩をすくめる。

「結論から先に。成果はありませんでしたわ」
「そ、まあ初日だしね。そう派手に動く陣営もないでしょ」
「ええ、そういうことでしょう。興味をそそられる場所は幾つかありましたが、今の私はサーヴァント、公私は分ける主義ですわ」
「……つまり、何かプライベート的なところで興味をひかれたのね?」

土塊の問いにアーチャーは頷き、若干赤らんだ頬で笑う。

「ええ、やはり召喚されたときにも思いましたが、この戦場は素晴らしいですの」

潤んだ目で興奮気味に笑うアーチャー、それを尻目に土塊は屋根から飛び降りた。

「あっそ、とりあえず昼間は戦争ダメってことらしいし、一旦霊体化しといて。間違っても私の部屋に入ったりとかしないでよ」
「了解ですわ、マスター。ではしばしお暇を」

アーチャーが姿を消すのと着地は同時。手に付いた砂を払って土塊は朝日を見上げる。

「……皇帝に嫌われてたのって、多分そういうとこじゃないかと思うのよね、アタシ」

【他陣営の行動描写を終了します……】




【二日目・昼】

すっかりアサシンのペースに乗せられ、ぐったりとしていた私が気付いたときにはもう始業の寸前。
とりあえずアサシンに待機を言い含め、授業へと駆けてゆきます。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

……何とか授業をこなし、放課後。戦争の開始までまだ時間があります。
なので他の学生と情報交換や、参加者同士の話し合いに使えるわけですが。

生憎私は他の参加者を知りませんし、まずは情報収集が必要ですね。
それとも、一旦生徒会に顔を出した方がいいでしょうか……?


直下、何をしますか? 【二日目・昼】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:情報収集
3:生徒会へ向かう 【教会と同様の役割を持つ場所です】
4:自由安価

3:生徒会へ向かう

……一旦生徒会へ向かうとしましょうか。もしかしたらほかの参加者もいるかもしれません。
何かしら情報が抜き取れれば御の字、いなくとも改めて確認出来れば幸いです。

「リュコ様、一緒に帰りません?」
「いえ、ちょっと用事がありますので」
「あら、そうですか。では」

学友たちと分かれ、日の沈もうとしている校舎を進んでいきます。
重厚な黒塗りの扉、生徒会室。今回の聖杯戦争における中立機関であり運営機関の一つ。

といっても生徒会メンバーは学園長の指示を受けているだけですけども……。

息を整え、扉を開きます。


直下、そういえば貴女、部活とか入ってます?

12:帰宅部です
345:体育系の部活に
678:文科系の部活に
9:生徒会です

3:虚弱なのに体育系の部活に入ってます

部活関係でなら何度もくぐったその扉も、魔術師としてくぐるのは数度。
肌がピリリと何らかの結界を感じます。それにしてもこの学園、何が始まりなのでしょうか。

入学前に何度か探ってみたものの、私の技術では到底辿り着くこともできず。
結局、何も分からないまま来てしまったわけですけれども……。

扉が開いた先には一般的な事務机やパイプ椅子、壁に掛けられた校是。

そして、人の姿は───。


直下、誰かいますか。5以上で他のマスターもいるよ

7:いるよ

直下、どの陣営

1:剣
23:弓
45:槍
6:魔
78:騎
9:狂

【考えたらサーヴァントでやるよりもマスターでやる方がいいかな、となりました】

【ので上の判定申し訳ないけど取り消し。再判定します】

直下

1:態度が悪く砂まみれの女
2:明らかにガラの悪い女
34:楽器を持った暑苦しい女
5:いきもの
6:おどおどした獣臭い女
78:作ろうマスター
9:存在感が希薄な女

0:特殊判定

                                   / ̄ ̄ ̄

                     -‐   ̄ ̄\ ̄ ̄\      |  ド 一
                 / /  _  -=ニニニニ-_ \ \     | 特 点
                 /  /=ニ二二二二二二-_       | 殊 の
              / / /二二二ニ=―   ̄ヽ -_    ∨    で 曇
               |   |二  ̄   |   |    |_  | |    | す り
  ´ ̄ ̄ ̄`     || |  |    |   |  /|   | | | | わ も
  |  出 ぐ |    || |_|_  |   |/  |   | | | < ね な
  |   ま  う |    || |  |_____` |   |、 .斗-==ォ | |||   い
  |  せ の .|    || |  |_斗-ミx  |/ )::::ハ 八 | || 丶___
  |   ん 音 \.  || | / )::::ハ \ / 乂..ツ"|    | \
  |  わ も | ̄  || 八 乂. ツ    ,        | | |   |
  、_____/   l、\ \   ̄          .:| | |   |
                | \ \ \     v    フ // ′ ′ |
                |   \「\ \      /|イ/}/  | |
                |      丶_>t   -く  ∨ \ || \
                |    \(\( / |    /    ト . ___ \
                | | _ .-=≦/  \  入  //::::::::::::::}  \}

直下

123:サーヴァント!?
456:男!?
789:学園長!?

5:男です!!!

【というわけで秘密の花園に突如現れた男の謎に迫ることになった哀しき貴女というとこで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく水曜日の同じくらいに。男のAA案があれば日付が変わるまでに書いといてください】

【あと、貴女の所属部活も決めたい人は書いておいていただければ】


もう日付が変わってしまった

>>309 はい、なので今日(5/17)が終わるまでですね】

男性提督(艦隊これくしょんその他)
アーチャーのマスターって募集で来たやつかな?


                      ___
                  __ノ::::::::::::\
               , -┴─‐┐:::::::::::/\___

                ./::::::ィ:::二¨フ:::::::::::::::::::::〉:::!                           「>>315-316 アレ? と思いましたが普通に書き忘れてましたね」
             /:::::::::::/:::__:::\:::::::::::::::/::::::/
             /::::::::::::::::::/:::::}_ヽノ:_:_:彡':::::::/l
          ,ハ:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::/l  〉
        ____く::::::::::::::::::: イ\:_:_:_:_:_:_:_:_:_ イ:::ノ  「:\__
      / : : : / \:::::::::::/{:{   、 ト、:::::|  ∨ rヘ |: : l|: :\
     ./ : //    ヽ:::::{ 从___,ハ  ̄ V  _  7;ハ : l| : : : V廴__
    / : : \¨>─イ}V´/: : : :{: : :\ー┐〈::::l_/ ∧/: : : : : \: : : :≧=ミ、
    }: : : : : : : : : : : /: V: : : : : :ハ: : : : \_ノr‐ ィ  ハ: : : : : : : \: : : : : : ト.              「普通にボケてこういうことするので、気付いたら言ってくださいな」
    .′: : : : : : : : : :.|: :!: : : : : : |: : : : : : ≧==彡、 /  〉: : : : : : /: : : : : : |: {_
    | : : : : : : : : : : :/: : :| : : : : : : |: : : : : イ:⌒\   \.〈l: : : : :/: : : : : : : : :V:/\__
    | : : : : : : : : : :/: : : :| : : : : : : |: : :/:/: : : : : \   V: : :/: : : : : : : : : : : |: : : :}: :\__
    | : : : : : : : : :/ヽ : :ハ: : : : : : レ': :.:/ : : : : : : : : .、./: : : : ̄\_: : : : : : : : | : : / : : : }: :/\
    | : : : : : : : :/、: : : : : }\: : : : \:_:′: : : : : : : : :./: : : : : : : :/ : : : : : : : | : : : : : : ノ: : : : :
   /: : : : : : : : }: :\: : : : : : :V: : : : : :| : : : : : : : : / : : : : : : イ : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : :
  .| : : : : : : :/!: : : V: : : : :│ : : : : :  ̄ ̄ ̄:∨:─…==彡: | : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :       「あと、もし鯖鱒wikiに登録したいという方いれば、>>1 に送ってもらってもいいですよ」

  く: : : : : :/: : : : : : / : : : /| : : : : : : : : : : : : /_i}: : : : : : : :/: : : : : : : : : { /: : : : : : : : : : :
  .l: : : : : : : : : : : : /: : :/   〉、: : : : : : : : : :〈: : :\:_:_: : : : : : : : : : : : : : :ハ、 : : : : : : : : \:
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AA一覧

黒崎ちとせ (アイドルマスターシンデレラガールズ)
上城大華 (遊戯王SEVENS)
二階堂サキ (ゾンビランドサガ)
兎塚愛莉 (バトルビースト)
妹 (elona)
七瀬かりん (虚構推理)


一応人数は揃った感じか

>>318 数はそろいましたが、まだ別に〆切ったわけじゃないので、出したい人は出してくれるといいですよ】

【全員出るかもわかんないですしね、一人くらい作られた奴になるかもしれない】

【あと、貴女の部活は馬術部に決定しました。理由? AA元が突然ウマの宣伝をしたからです】

【22:45ごろ再開。ついでに男のAAも決めちゃいましょう】


直下

12:アブドゥル
34:ジョナサン
56:T督
78:ジャグジャグ
90:十の位の数で上記

【再開】

1:ブ男

                ________

               _{______}//ニニ二/=ニ/⌒\
              __{__,{ニニ{/_____/=ニ/ニニノ}___
               {__∧=ニ{___)}___/}/⌒ヽ/ニニ}_
           /.∨ニ∧_{ニニニ/__/ニニニノ____/ニ}

           \ニ∨ニニ}二{ニ二/ニニ∨ /二二)=ニ}

              {\∨_,ノ} /{_____{___ノ/{ニニ/___ノ
              }\\ニ人__/{___/}人___ノ三ノ  }
             // \\二二ニニ=--─   ___/
           〔ニ=‐- \_________/{                  【謎の男】

            ノ }ぅ-=ニ二/⌒}_________ノ)
             //}─┘ }n{/} } }\_________/
           人_ 、 }n   } ___ノノ }\=ニニニニ二}
            _)ノ  }_  / {_/ 人-}ニニニニ_____ノ
          {\  [_ / (__/  -}ニニ二{/⌒){___
            (⌒'  ]/⌒\/ ̄ ̄ ̄ ̄乂(⌒\_) }
           厂  /{{[}_〕 -}二二二ニ=--- \ニニ\}
          (___/ ̄\_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\

    /⌒\/⌒\{{_ノ-}-------     }      /}ニ}
   {ニ(_)ニ{ニ (_)ニ人_____,ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         /\

───なんかごつい顔の男がいました。…………男?

「男ーーーーーーーッ!?」

尼慈女学院は教職員から出入りの業者まで女性で構成されています。
もちろん、父兄や学園を取材に来たジャーナリストなど、例外がないわけではないですが、今のところそういう話は回ってきていません。

ならば、この男は一体……!? 男が扉を開けたことに気付いたのでしょう、ゆっくりと私に振り向きます。そして


直下、男の反応

12345:逃走!
678:無言
9:コミュニケーション

7:無言

じっと見つめ、そして、何も口を開くことはありません。
ど、どうすればいいのでしょうか? こういった状況でどういった反応を取ればいいのか分かりません。

「あ、あなた、誰ですか?」
「…………」

無言です。そして私をじっと見つめています。
ふ、不審者なのは確実ですが現状行われているのは聖杯戦争、目の前の男が何らかの関係者である可能性は限りなく高く思えます。
ならばこれは既に相手の術中に嵌っている可能性も高いわけです。とにかく、何らかの反応を引き出さなくては。

直下、男に対しどうするか

1:コミュを続ける
2:自分で強化攻撃してみる
3:アサシンに攻撃させてみる
4:人を呼ぶ
5:自由安価

4:人を呼ぶ

……不審者に対して最も効果的な方法は単純です。

「誰か! 誰かいませんか!!! 助けてください!!!」

大声で人を呼ぶ、助けを求める、これにつきます。
さあ、私は行動しました、今にも誰かが来るかもしれません、どう動きますか!


直下、男の反応

123:逃げる
456:崩れる
789:無反応

77:クリティカル

                  __   ___  __
               _,. -‐=======ミ∧   `  、
             . . :´ : : : : : : : : : : : : /∧   、  \
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/∧  ∨    \
          ,/: : : : : : : : :_,.  -=f¨¨ ̄ ̄ ̄∧  ∨     `、
        , i|: : : : : : ィf´     |      i   ∧  ∨  ∧ ‘,       ________
       ./ |: : :/   |     .|    .|   ',   ∨  ∧  i:,    /´              ̄`\
      / /|/           |     .|  ノ´ ′   ∨   i  |ハ __,/                   ` ー―-
      ,    |   i   ',     | |   ,|/  |ハ       | ,/´   ;┐         ;┐         ;┐    .;┐
      |  | |  _|_   ',     | |   イ|    ∧i|    i   | ( _   __,j/ _    ┐__ .j/    __   __,j/ __ .__,j/
      |  | |   l `\.圦.     | ハ' ム====ミ |    l   |/   (_ノ| (__)'し'し'i⌒レ'し'(__)'(_ノし(_ノト(ー'_,(_ノ|
      |  l  :,   ト、  ト、 、  ,リ/'j/´ヒ_t!_ノ `)>  .l Y'       └                    └ ̄  └
      |  ∨∧. | >ィ芹hx(\/}'         '"|    | 八
     .八   ∨∧ |〃 `^^  '               |    |. 个s。_    ( 完 全 に 理 解 し た )
      ∧  ∨∧ゞ                  |   ,  ,  ) ィi
       .∧  ∨∧          ノ      ,  /  ./ / i|乂___                ノ⌒¨¨´
        ∧  | 、 \   ー‐  ´       /  /  ,/     |     ` ー--------------‐=彡
          \|i. \ \           ,/ /′ /     / .|
            .圦   〕ト .\__ノ    イ⌒´|/  , ′/  /   ,
            Vハ  |   丁〕=- ‐r-<     ,/ ィ(  /   ′  ′
           ' ∧ ∨  | / マ|      ,/イノ  \/      ∨
           |   \ 、 ∨   、      /     〉ー--  __∨
           |   _>\|    \   _/     ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.;′ ` 、
           |/´ /:.:.:.:.:∧      M´       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i     ヽ
           /   .|:.:.:.:.:.:.:.:.\   ,//∧   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|       |

直下

123:???「あっ」
456:男「待て、落ち着いて話をしよう」
789:???「待て、落ち着いて話をしよう」

0:さらに特殊判定です

 、 ;`, .j                             '、.i `.、. \   i ; !
. i ハ ,)                                 `、'、 ヽ‐、丶 .l' .',
  ハ .; '.!                                `、.j  \`、 ヽ`、.ヽ
  .! ヽ`、.i                               `、;、  .i、 '-、.`┘.ゝ
  l ',ゝ i`、                              `.ハ .!',  `"ノ゙゙  ヽ-、
  /ノ ‐`" ヽ                              `、.i l`、.'゙゙; '__ .,、  '、
. ,' ,.‐'  ̄`、‐-、                              `,`´ i./  `.‐、 ハ
.i /..    ,. -‐_ 、!                                 ,'  / _,,.....、' ´..`‐、i
.',! ::../,.‐'""_`‐'、                            ,' / ,.'´   '  :. `
.,'Y..:/./ / ̄--. `i                               i l::::!/二` ‐、 r‐-
. l .| l / ,' ,.-‐T‐-':.、                            `、,l::,ト二 ‐ミ`、\
.ヽ .:l !.( i /、.:::.、ヽ、 .:、`t‐、                    _     ,. -、 L二二`‐、 ヽ丶 .l
 `‐\ヾ/ ! .i ,' ィ 、,' ヽ...:`‐、              ,‐‐ '"" 、`‐‐,´   `'、二、_ .ヽ .ヾ`、 ! l
    ,‐'.r..i .l、...从i‐.lユ,.-`,、:_.l            '、__.丿   !    ::::.  \ ヾ ヽ i l !
.   f,.`l' ´ |... l .Y...} i :..| .!,┤         / ̄ハ   _,.`‐--'、   .::   ..: ヽ.`、 i .! .l.i
    '- '  .l- | l__| .!-i `‐        /‐- リ /"゙ト,   ::`‐-‐'""‐-、 ..: | .l l ! ,'/
        `‐' `-'  `´              !::.... i、l‐-' .l::-‐/"ヾ,`゙.、::.F‐i `::::::ノ.ノ .i. '-'"
                         l   :...l|.  :: !‐、ト --'l、,-, l.'-┤:::ノ/-‐'´
                         `、:::.ノ_ト‐-!'´l‐!  .: |' ::: i'  レ '´"

.                           ̄  \_.ノ'´l ...:::イノ`ヽ-‐'
                                    ヽ- '

直下

123:???「ええい、やってしまえ!」
456:背後からもブ男
789:???「見られたからには仕方ない」

5:ブ男、増える

しかし、私の言葉にも男は反応しません。
……こうなれば、他人の目を使い、行動を起こさせるよりほかにはありませんね。

じっとにらみ合っているうちに、背後から足音が聞こえます。
どうやら叫び声を聞きつけ誰かが来たようです。足音に向かい私は叫びます。

「助けてください! ここに謎の男が!」

……ですが、足音の主は何も答えません。どうしたことかと振り向いてみると。

                          ヘ_冂- 冂-/7
                         rミノニニニニニニニくフ

                  l⌒l      コ冂冂冂冂冂7フ
                  | __}      }三ミニニニ イ }コ
                  l  |      {__\≦三三r=ミコ
                  | __}/⌒ヽ_  }モtッュ {七tテラ fリ}}了
                  | / ⌒\__)  { / | |\   (___)ZZZZZミX
                 /    ,二二ヽ ∨ _ヽノ___ ヽ / ノノ}     L三\
                 ∧r   , -==くノ∧ ⌒´ ̄ ノイ(__)ノ\ニニヽ                 【謎の男2】
            ___/⌒ヘ /´ ̄ ̄` く_∧ ___ノ   . <´ ̄  }__
          ___ノ   {     /     \   \}ニ . <´        }
     _  イ´ __r─── /  {    }  \ ` <            '⌒\
   /´  /    〈 / / / / ノ  :∧  ∨  ∨  \   \           }
.  /   :{     } :{  { { {/ ヽ厂∧  ∨  ∨  V. ー┘         /
  {    }    ノ ∨ ∨V{___/_{ニ∧___∨  ∨ー'              /{
  人    |   /__.\_>ニニニニ{ニニニ ∧___ノ                //{
   }     {ニニニニニニニニ{ニニニニニニ}--、/´ ̄ ̄` ー─   ///}
   |      ∨ニニニニニニニニ≧-----<⌒ヽ )          ////}
   |     ∨ニニニニニニニニ}        } {\         }///ノ

「ホンギャーーーーーッ!?」

同じ顔の男が立っていました。いえ、気付けばそれだけではありません!


                            r‐┐厂{__ __

                         __r―|  |/ { // )
                 .          人 \_|_,ノーヘ_(__/ ̄ ̄)__
                        廴ノノ ≦ ̄ ̄ ̄ ̄\匸_ノ

                 .         } ライ7了 ̄ ̄ ̄\ \\(_)
                        jノ八(__ー,z==⌒)\ \\ノ

                 .         弋 { ヽ_イヒテ__ラ   \__\∨
                         「/ { ̄ }}   uヽ  r'⌒ヽ
                         /_く   }}_   }  ノノノ人
                        乂__ン   }}  / r__/{乂)__

                 .          廴___   )) /  / |_| \{ 乂廴
                        /ト、__,ノ   {{ /  |ニ(__)ニ|ヽ   ̄\                 【謎の男3】
                 .        //{ {     jレ  / \|_|/ |\
                       _|_|/`ー―――一'// ̄\  /  }
                     // /  /`i ̄ ̄/  | (〇 │/  /{_
                    /  {/{   /  | / / ̄\__//  /  |

窓にも!!!



.              r‐冂冂 __
            冂 | | |/ 〉
           く⌒}冂_l⌒l冂_/__)
.          ∧_}凵-.冂凵/ )ヽ
         〈  \ニニ凵ニニ//
          }  二ニ><イ く
          {ニニ=<⌒ー=ニニ.ノ
          {`Y (tッ_テ イック}            ___
  ̄\________/⌒Yl{   / | |\/__         / / }__

    //人__ノ八厂  ー /⌒ヽ}--、___     /_ / ./ }_
   / /{ (  )   \ 三ク/乂_ノ     `>--./_ /` /_ / }
  /  {  /⌒ヽ.    \__.//⌒ヽ   /    / /` /_ /` /
.  /∧ 乂__ノ\____/人___ノ  /.  /⌒てハ\  /` /
  ////∧  /⌒ヽ______   /⌒ヽ/ .イ    ハ ーr‐f  ` ー ,'                               【謎の男4】
   / .∧ 乂__ノニニ/⌒ヽ___ノ /     { ノ\\___,'

  //´ ̄\ /⌒ヽ乂__ノ    人     人__  ノ   /\
  /      {     }l/      }   /ーY´{\_,,. イ } } }
.         人___ノ/      /  /ニニ{\>====彡'ノ

天井にも!!!


      _ \           {     ∧ \  \ \/        {     ∧ \  \ \/      {     ∧ \  \ \/
     / ノ}  }        /\   ∧ \  \ {       /\   ∧ \  \ {     /\   ∧ \  \ {
     / | │       {   \  ∧   \  }/     {   \  ∧   \  }/    {   \  ∧   \  }/
       ノ} └=ミ=―一’ \___\ ∧   ヽノ=ミ=―一’ \___\ ∧   ヽノ―一’ \___\ ∧   ヽノ
      r'⌒               〈 ̄ \ \  「              〈 ̄ \ \  「           〈 ̄ \ \  「
      |_           /       〕    心  \ノ        /       〕    心  \ノ     /       〕    心  \ノ
      ノ           /     ⌒^' _{_jゾヽノ〉       /     ⌒^' _{_jゾヽノ〉    /     ⌒^' _{_jゾヽノ〉
             /       _r'⌒ン´ {/     /       _r'⌒ン´ {/   /       _r'⌒ン´ {/
      ̄\)       /      ____/ /    {=ー      /      ____/ /    {=ー   /      ____/ /    {=ー
      ヘ }l    /  _/ ̄ ̄   /     { }l    /  _/ ̄ ̄   /     {   /  _/ ̄ ̄   /     {
     ⌒ ノ}     {_ノ ̄       {     i {     {_ノ ̄       {     i {    {_ノ ̄       {     i {
    .  /ノr――f´          ヽ     i {r――f´          ヽ     i {―f´          ヽ     i {          【謎の男5~7】
      ̄ ̄\  j「                ___ `ヽ\  j「                ___ `ヽj「                ___ `ヽ
     ヘ   ヽ l                 \___ソ ヽ l                 \___ソl                 \___ソ
       へ   i      廴_       (  へ   i      廴_       (へ   i      廴_       (
       へj │     i    ̄\ ーァ  へj │     i    ̄\ ーァへj │     i    ̄\ ーァ
       / /      ヽ     \ノ   / /      ヽ     \ノ  / /      ヽ     \ノ
     ___/\          \___/  ___/\          \___/___/\          \___/
      '⌒V  ヽ         {      '⌒V  ヽ         {    '⌒V  ヽ         {
          } }        i          } }        i        } }        i
         ノ ,人___       }         ノ ,人___       }       ノ ,人___       }
        ̄ /  \ \___,ノ        ̄ /  \ \___,ノ      ̄ /  \ \___,ノ
        ̄{     \    \       ̄{     \    \      ̄{     \    \

三人揃って!!!


同じ顔の男がズラリと────!? これ間違いなくサーヴァントの仕業でしょう!?
男たちはジッと私を見つめるだけ、危害を加える様子は今のところはありませんが、純粋に気味が悪い!!!

どどどどうすればいいんでしょうかこの状況!!!


直下、行動

1:アサシン呼びつけ戦闘開始
2:とにかく撤退
3:とりあえず男が何なのかを探ってみる
4:自由安価

3:探ってみる

……いえ、冷静に考えればこちらから手を晒す必要もありませんし、とりあえず調べるだけでもしてみましょうか。
お、おそらく普通の人間ではないので、私がどの範疇まで分かるか微妙ですが。

……まずは、触ってみる、べきでしょう、ね?

適当に、一番最初に見つけた男を……。


直下、男の反応

123:攻撃
456:崩壊
789:無反応かつ情報入手

2:攻撃

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

.  {: /: :/: :/:/    |l 〈_ _/  `'冖´  //) //i:{
  \: i: :{/      |  ヾ      /   _r‐_/l |ハ
    ヽ!: \.      i ヽ _       __,ノ-く |\l:l :∧
.     \: :ハ.     ; `ト-   ̄ __/⌒ヽ.  ヽ: (::): }:|                          「おっと、展示品に手を触れるのは感心しないね」
      L{: {_   i 〈    / `ヽ       \_l:_:jハ____
.         `ヽ:)  `ヽ.__ イ ⌒ヽ        ‘,///////// ̄≧、
         }/     //|/〈 、{            V/////////////≧x
.           ___l//|/∧_ノヽ           ///////////////
.          ///|//|//// ̄ \          {////////////
        /////,|//|/////////ヽ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ッ!?」

触ろうと伸ばした手を、男が払いのけました。そしてそのまま軽く投げ飛ばされます。なんとか受け身を取りダメージは最小限に。
慌てて立ち上がるとそのまま私を敵と認識したのでしょうか、七体いる男たちの目に敵意が灯ります。

このままだと囲まれる。アサシンを呼ぶこともできますが、現状、包囲は完全ではない。
……いえ、わざと逃げ道を作っていると判断するべきでしょうか。日中は基本的に戦闘禁止。
そのルールを護るためとも考えられます。ただ、少なくともこのままここで待機は危険なようです。
何故生徒会室にこのような男たちがいるのか、一体誰が操っているのか、疑問は残りますが時間の猶予はありません。

とにかくこの場所を生き延びるために、何か選択をしなければ───!


直下、行動

1:アサシン呼びつけ戦闘開始
2:一旦包囲の隙を突き撤退
3:危険を承知で男が何なのかを再度探ってみる
4:自由安価

2:逃走

情報は戦争において立派な武器。それはお家騒動の際で重々に理解しています。
ですが、それ以上に私にとって必要なのは生き延びること。生き延びなければ可能性は生まれません。

惜しい気はしますが、相手がそれを選択肢に入れてくれている以上、ここは逃げの一手!

「では、御機嫌よう!!!」

ダッシュで包囲の隙を突き、生徒会室から遁走します。
案の定私の後を追ってくる男はおらず、なんとか死にそうなほど心臓を鳴らして、逃げ出すことに成功したのでした。

そして、何か得られた情報があるかと言うと……。

直下、入手情報。6以上で入手、5以下で入手できず【ほとんど触ってない】-2【豪運】+2

7:情報入手

……一瞬、ほんの一瞬ですが、あの男たちの中に何かが見えました。
つまり、あの男たちは予想できたことですが、人間では、ない。

「何らかの方法で作られた使い魔。それもあれだけの数を大量かつ同時に駆動している」

ほぼ間違いなくサーヴァントの芸当でしょう。そして私の記憶が確かなら、あの使い魔の内部にあったのは。

                    __
                  . <   / \    > .
              . :个 ‐- /     , '′  i` : .
           /   i     l:::\   /ヘ,     l __ \
         イ-―¬‐=ニ.._j::ニ=-‐‐-=ニz--‐‐1     i:〉,
.         / |   !:::> ´     !   : ` <,」     j::: ヘ
          ′|___ j '         :   /i/::::. 丶'/77 ‐=:.
        ,'> ´\,'//     、   i: ,  /   ∨/     ,.
.        ;ヘ、   , ′    \  |::/ / ::.:. . .__ '/ヽ  /::;
      i//\ / i      _ ニ=- !'___   -‐ ニ i///,>、::::::i
       |/// 丶 | -‐ ニ ̄ __;::イ \::::.:.:..:.. . .   |,/  \::|
.        k'    ∧   . : : :/ , 、__, ⌒ヽ : : : : . . ,'∧     !
.         v> , _/::::::、 / ‐-/ /_j:::::ir‐-、:::\--‐, //ム -‐=7
       V,/// ̄ ̄ト、  7 ;  ヽ::!   ir‐、::/,|     i:::::,′
        ∨/    j:::::> .._   ::|    _..<'//|     | /
           '、=-‐1゙ ̄ ̄∨/フ7へ'7フ// ̄ ̄ ,―--, '
.           '<:::::∧    ∨'   ´'v/     / ::::>'゙
             `  ハニ=-‐ \   / ‐-=ニ/> '′
               ` < __ ヽ./ __ > ´
                     ̄ ̄

「何らかの宝石……、だったと思うのですけれども」
「宝石か、奢侈は感心しないな」
「うわ、アサシン。帰ったなら帰ったと言ってください」
「? 先に帰ってきたのはマスターの方だが」
「……まあ、それは道理ですけれども」

【二日目・昼の行動を終了します……】



【というわけで今夜はここまで。ブ男だけで終わってしまいましたね】

【他陣営行動はどうせなので今回のブ男事件の主犯からやっていきましょう。再開はおそらく金曜の同じくらいに】

【22:45ごろから再開します】

【再開】

夕暮れ、昼と夜とが混じりあう境界の時間。
薄暗くもどこか優しい光を浴びて、三つの影が長く伸びる。
一人は兎耳の少女。怯えたように周囲の気配を探りながら、もう一人の影に問いかけた。

「な、何であんなことをしたんですかぁ……、中立地点の生徒会室にあんな、あんな挑発的なことをぉ……」

                 /⌒`ー、、              , ‐'⌒`\
               /     .__.\           /__       \
            /     /llii::. `,           /´ .::iill\     \
          /      /,.、\llii:::...`,       / .:::iill/ ,,,,\     \
        /       /  .)._ミx,lii:: ..l_'¬r‐‐‐´ .iil_xく_く ,,人       \
       /        ,,:゙:)/⌒`Y》/⌒',/ l \-ミ\〉y'⌒`くくヘ         \
     /        / ,'|    /'}// |  l.  \\ (}     }、 \       \
     く     __/´ //'|   _// /  ',  `,.  .\\ミ  ...|\、 \、__     〉
     ``'ー''"|    / | .从、_//〉/   | `,  `,   `, ミ>xr从 |゙\   |`''''ー'''´          【キャスター?/マスター】
          |   / 、乂/介〉/// /___|  \  ____  `,  ,,》ミ\ノ  ',  |
        _.   |  ,|    ´ ,/ /| r'〔 .从、   ` 从\ヽ | | \| `     |   |                  毛野原 馨
      r'´|   .|  ||   、、/ ,,,| | |. |.,赱ミ\   ,衍lミ| | |\____゙.=彡  |,| .|   )\
     {、\、_,/ / ',,   `ア´´´| | \{ビ゙ツ \,, ビ゙ツ/|| | |`|´`ミ,    | |、`,,,,,..ノ ,,
       `ーー.ニ イ/ | _x<´/ ||||人 ', | `´  。  `´ | | | /,|||l ',`'.X | \,,,,,,, -‐'
         .,,-,/ | \ミくイ: : :`、__ヘ> 、 .r;;;,, .<:ア/ ,,,)  }. `_./ | \__,
         `'くxノノ     .{ \: : `、',`: :`'':::;;;:ァ'´: :´/,,/   ,,'゙}´   \...y´
             `´     |: : : `\`.,: :,.-''´: : : : : '´: : : :/,,,人     `
                     |゚\: : : : \´: : : : : : : : : : :/// ゚|
                     |  \_: : : : `ヽ、、___,,. ‐く'''´/   . |
                八     \: : : : : : : : : : : /     八
               /: :',      ',\: : : : : : : ,,ィ','      / : ',
               /: : : ',    ',  .氾二l⊃ ,'    / : : : ',
                / : : : : ',     ',//||\\,'     ./: : : : : :',
                 /: : : : : : :',    ',/ | | \,'   ./: : : : : : : .',

それに対し悪びれることもなく問いかけられた影の男は応える。

「震えるなよマスター、そんなもの決まっているだろう、あの場所ならより多くの人間に僕の作ったものを見せてやれるからさ」


               /: : : : : : : :/: : : : : :/ :/:/ :/ :/: /: /: : : /: /: :/ : :│|: l:| : |
              ; : : : : : :___/: : '⌒ソVレ'""⌒| ∥ノ/_:_:_:_/ /:/:/| |: / /:}
.             i: : : : : /: /: /⌒V:/       | l| ̄`¨ 三:/:/://:/ : : /_:/:/}
          人:|:l:i : {/ {:l:l|: l|/ j{      |:l|      ̄´"} ̄\: \: :_:/:/
.          f一ヘ l:i:人 \i:_:| j{  ノr一  ∨     〈  トミ: : :\ :\ /
.           /: : : : : :_ :_;ノ   j{====j{ し~=====ー----ミ´\:\ : :\ :i{(
          〈: : /jノ⌒7´    ^テt_チ'   \,ィf代__rテ≦   ,ノ:  ̄: ̄ :  ̄: ̄:
         }ト:{: :(: :l{:/       | /     } ^'冖¬'^`   〈ミ彡'⌒ヽ: \ヽ=彡'               【キャスター?】
         `Y: : \:{       ,ノ_     /   \_       ̄ ,ィ'⌒|: : : }\}
.           }j : : l :ヽ     ト、   )       }      /ヽ} } |:\:j
.           リ: : ノ: :_}     | ー         ノ      r一f彡/:_/:/
.           /:/ ( ̄      | r――‐ 、___,         ハ__}/ ̄\{
          〈:(: : :〈 _  ___} こ__¨¨ ̄ ̄ノ      /    {\: |: l:|\_
         }: };厂:}(__)'´ ̄__}  ノ   ̄ ̄       /     |: : :\ l| (__)
          「:/: :/   _/ ̄ ̄l                ィ´       |:| : l|: \ _
          {〈:/:{  (__)    |_             |      l |:| : l|: : :|(__)
   -―=====ミ、i:l:|         \―--  ≦    _____i |:| : l|: : :|
/ /       \|\        {\_  -― T 丁¨ ̄ ̄ ̄\|:| : l|: :,ノ

「だ、だからってぇ……」
「だからもバカラもあるか、それにだ、僕はあの場所では一切戦闘はしてないぞ? あくまで僕の作品をいくつか飾っただけ! 何の罪がある!」
「それでもぉ……、最初から手の内を晒すことは、ないんじゃないかと……」
「ナンセンスだね、僕の技術は魅せるためにあるんだぜ? 戦争がしたいならわざわざキャスターになんてならないさ」

のらりくらりと馨の文句を受け流していくキャスター。余裕綽々と言った様子で口笛を吹き、沈む日に目をやる。

「そもそもあえてキャスターになったのはマスターのためでもあるんだぞ?」
「へ? わ、私の……?」
「そうそう、魔術師としては下の下、タンツボの吐きカスみたいな君が魔力消費量の多いセイバーやバーサーカーなんて使えないだろ?」
「タンツボって……」
「何か言い返すのかい? 僕は嘘を吐けない正直者だからね、黙らせるには殴った方が手っ取り早いぜ」

もはや皮肉を通り越して悪口に走り始めたキャスターの言葉に馨はプルプルと震える。
しかし、その拳が握りしめられることはなく、ただ目の端に涙を溜め込むのみで。その様子にようやくキャスターがおたおたと慌てだす。

「うえぇ……」
「お、おいおい待てよ、流石に泣かせる気はないんだ。そうだな、タンカスは言い過ぎた。クズ鉱石くらいで手を打とうじゃないか!」
「うええええええぇぇぇぇ……」
「泣くなって、これはダメな相手に対しての最高級の誉め言葉だぜ? クズでも鉱石は鉱石だ、やりようによれば十分宝石を超える」
「ぷええええええええええええぇぇぇぇ…………」

もはや人の泣き声からもズレた鳴き声をあげはじめた馨にキャスターは降参というように首を振る。

「あー、もう、悪かった、悪かったよ。確かに口が過ぎた。」
「……ゴシュジン、オコラセタ?」

そんなやり取りに、地面に空けられた穴から半分顔を出した最後の影が尋ねる。

               _,,, --──- 、
              /..::::::::::::::::::::::::::::.... `ヽ
    _,,,  /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::... 丶

   <´   `Y、_:::::::::/:::::::::::::::::::::iヽ:::::::':、:::::...  、
   〉  '''‐〈  ノ、_/:::::::::::/:::::::::::゙、 \::::ヽ:::::.  、
   〈 / ̄ノ    !::::::::::::|ヽ:::::::::::゙、  ヽ::::゙、::: 、 、
   /::;;;;;;;/ /∨ |:::::::::::::| _\::::::ヽ  \|:::: !ヽ 、

  /:::::::;;;〈_     |::::::::|::::|/ _ヽ、;;\  ヽ::: j ヾj
  ,':::::::::;;;;;;;; ̄`''''´;|:::::::|、:::! /7 ̄ヽ       ゙、/
. l::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;::| ヾ|! { ::::::゙l         !
. !:::::::::::::;;;;;;;;;;;;;::::::;r‐゙、;;:゙、 i! ゙、 ::: j     ,   |                          【うさぎ】
. !:::::::::;:::::;;;;|、;;;;;;:::{ ー\:ヽ ゙' `'''゙      ノ 
  {::::::::i;:::::::;;l \;;;::`ー-、\|    {ニニニィ'゙/:| 
.  ゙;:::::::i゙、:::::;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ     {   ∨ :::::l 
   ゙、:::{、ヽ:;:::::\_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''゙こ三/ :::i:j 
   ヽ::゙、\ヽ:;;:::::_}\      ̄j、_    |:::: /゙
    \!  ` _ノ   \   /二、}   |/
            ) ,,. - 、    ̄´|  ! \
        / / -‐=\ 、  }  ヽ  ` 、
         / ' /     ヽi  |i   ゙、    )

「怒らせたわけじゃないよ、だからその足をこっちに向けるな、お前の蹴りは尋常じゃないんだから」
「ジャアナンデナイテルノ?」
「いや、それはだなあ、ほら、泣くなよマスター。宝石をあげるから」

しゃくりあげる馨の前へしょうがないと言わんばかりにキャスターが一欠けらの宝石を置く。
緑を帯びたその宝石が夕陽を反射し、二人の目が引き寄せられる。キャスターがその様子に満足げな笑みを浮かべた。

「どうだい? この輝きは」
「……綺麗だとは思います」
「ソウダナ」
「泣くのを忘れるくらいにね。……さて、落ちつていくれたと思うが」

キャスターの指摘に馨はハッとなり顔を赤らめる。

「はい、でも」
「分かった分かった、今回ばかりは反省する、成功に必要なことは失敗を反省することだからね」
「そうしてください。……それで、聖杯戦争が始まるんですけど、あなたは何かしたいことってありますか……?」
「仮にも戦争なんて物騒な話だからな、やるべきことは色々あるが……、一応まだ夜じゃないし」

直下、キャスター行動判定【二日目】+1

123:襲撃準備開始
456:情報収集
789:とりあえず様子見」

3:襲撃準備開始

しばらく考え込んでからキャスターはニヤリと笑う。

「とりあえず、けしかける準備をしてみるかな」
「えっ、最初からやるんですかぁ!?」
「何を言ってるんだか、誰もいない市場を開拓して手に入れるってのが商売の基本だぜ?」
「こ、これは商売じゃなく」
「戦争だってんだろ? 分かってるよ。でも、結局はパイの奪い合い、最初に手に入れた者が有利なのは変わらないさ」

ジャラジャラとどこからともなく宝石を出しながらキャスターは嗤う。
その宝石はどれもが高度の魔力の結晶であり、そのどれもが魔力炉となり得る産物。

「僕たちにはそれを乗せる道もある、案内人もある、そうだろ? マスター、そして歪な怪物」
「カイブツイウナシ」
「それは、そうですけど……」
「なら決まりだ。まあ色々と言ったが正直なところ」

夕陽の一片が地平に消える。反射する光が無くなってなお宝石は光輝く。

「僕は僕の宝石の美しさを英雄共に見せつけてやりたいのさ!」


直下、襲撃対象陣営

1:暗
23:騎
4:狂
56:槍
7:弓
89:剣


0:特殊判定だぜ

                  ,、__,,,、_,_            ウッ
              ,ィ`'´f ))゙' ノ ソー、          クックックッ クックックッ

             〃゙   ヾ 人'/   ゙'´⌒)          クックッ フヒヒヒ
             {、ー'  ハ ト、,‐ l ,ノ! ' il|(
              {彡, ソノ リ ヽ__レ'゙ヘ'`,_ _ \      フッフッフッ
             f,ー、ト、‐r;-ァ (rュァ'゙|ノ`ー、,ゝ ヽ       ホハハハ フフフフ

            __}lり ; :' ̄u _〉 ul \ 入 `、 {    ヘハハハハ フホホアハハハ
          /´/l。ゞ-i r_-_-_‐_ァ /、,:':.ヽ Y ,l }
     __,, -'´,´く l ゝレ' 、uヽ、__.ノ ,'、∨/.:.} l ソ/      ハハハハ フフフ
,--一''´- ‐  ̄ノ ヽ\ ヘ ヽ、 `;´/ ,' /,..,:. { ノノ´    フハハッ クックックッ
 -一 /-‐´ ̄二ニ ∨`,,     `ー ' /,、.:.:/.:.:;}           ヒヒヒヒヒ ケケケケケ
  _, '´..:.:: , 二 _ー‐-- ゝ、`ー-、_,;;:' (//.:.:/::.,`ヘ、       ノォホホノォホ
/ ..:.::::::/ . ..  `ヽ  、ヽ´ ̄ ゙ ー‐-ソ.:.:,'.:'´.:.:.:..:'´ ̄ヽ
 / .:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:;:''"´ \ヽ,'´...:.:.:.:::.:::..,ヘ::::.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:...:..:.\ ヘラヘラ ヘラヘラ アヘ アヘ アヘ

直下

123:ダブルブッキングです
456:そういやブ男の使い魔どうなったの?
789:逆探知されてるんだな

4:使い魔共は……?

ズアッと高らかにポーズを決めるキャスターに、馨が恐る恐るという様子で手を挙げる。

「どうした、マスター」
「えっと、襲撃はいいんですけどぉ……、そのぉ……、あの生徒会室に送り込んだ使い魔って今、どうなってますぅ……?」
「……あー、そうだね、いや、なんだ、忘れてたわけじゃないんだ、襲撃しようって思いついた段階で制御は外れてるから」
「……勝手に動いてます?」

馨の質問にキャスターが力強く頷く。

「そういうことになるな!」
「それってダメですよねぇ!?」
「バカジャネーノ?」

二方向からのツッコミにキャスターがやれやれと首を振る。

「やってしまったことは仕方がない、前を向いて進もう」
「いや、そういうことじゃ」
「安心しろよ、生徒会室からは逃がした」
「そういうことでもなく!」
「コリャダメダ」

結局話し合いの結果、まずは使い魔の動向を探りつつ、可能なら襲撃という方向転換を余儀なくされたのだった。

「まあ、明日の朝までには動きを止めると思うんだが……」
「それでもですよぉ!」


【この夜ターンに限り、キャスターの使い魔が学園内をうろつきます。発見すると何かしら遭遇等のイベントが起こるでしょう】

【他陣営の行動描写を終了します……】



【二日目・夜(一ターン目)】

さて、夜も更けました。ここからは戦争の時間です。

「では行くか」
「ステイ、行動方針を確認しましょう」
「……そうか」

放っとくと何するか分かりませんからね……。とりあえず他陣営の情報が全くないこの状態、情報収集は基本です。
とっかかりになりそうなのは、夕方の使い魔。アレを探れば何か分かるかもしれませんが……。

「ただ、なんとなくアレに巻き込まれると面倒なことになりそうでもあるんですよね……」

だからといって行動しないのも、アドバンテージを取られます。
アサシンもうずうずしてますし、何かしら動かねば


直下、何をしますか? 【二日目・夜(一ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:夕方の使い魔を探してみる
5:自由安価

4:使い魔を探してみよう

……探しますか。

「アサシン、昼の使い魔の話はしましたね?」
「ああ、聞いた」
「とりあえずそれを探してみようと思うのですが」
「分かった」

本当に分かってるんですかね?

「俺は鼻が利くからな」

……本当に分かってるんですかね?


直下、使い魔探し。5以上で発見【一回会った】+1

8:見つけた!

学園の中を探すこと少し、一瞬隠し持っている頭骨が震えたような感覚が。
こういうときは何かがあります。アサシンに制止を命じ、周囲を探ると、いました。
グラウンドの方向に微妙に人とはズレた動きの影。間違いありません、夕方の使い魔です。

「アサシン、見えますか?」
「マスターには見えないのか」
「あー、いえ、そうではなく。とりあえずその返答なら見えるんですね、もういいです」

目標は発見できました、今はアサシンもいますし、取り押さえる、でいいんですよね……?


直下、使い魔イベント

123:接触
456:遭遇
789:発見

2:ブッキング!

「流石に私自身で向かうわけにも行きません、アサシン、頼めますか?」
「ああ、任せてくれ」

それだけ言うとアサシンは風のように奔り出します。流石に速いもんですね、と感心していると。

「……? あれは?」

使い魔を目掛け走る影がもう一つ。……つまりこれは。

「別の陣営! なんてことでしょう! まさかこんな場面で!?」

これは非常に危険です、こっちは何の準備もしていない状況、しかし、逆に言えば相手側もそうかもしれません。
接触を避けることも考えましたが、この速度ではアサシンへの指示も間に合いませんしそもそも既に見られています。
とにかく今できることは……。

「相手をしっかり見ること、しかありませんね……!」


直下、接触相手

1:魔
23:騎
4:狂
56:槍
7:弓
89:剣

【槍、決めてなかったのでランダムで決めちゃいますか】

5:ランサー

直下、ランサー

123:勇ましいイイ女
456:ちょっとわがままなイイ女
789:眼鏡の似合うイイ女

8:眼鏡の似合うイイ女

アサシンの前に走り出したのは、おそらく女性。得物は……。

「誰だ」
「これを見たら分かるでしょ?」

ぶんぶんと振り回す長物。身の丈ほどもある赤黒い槍。つまりは、ランサー!

「槍だな」
「ありゃりゃ、それはそうなんだけどさー」
「? 槍じゃなかったのか?」
「いや、そういうことじゃないんだけどね? ……ま、いっか。ここで出会ったのも何かのご縁、話し合うよりも上手く相手を分かり合うためにさ」

女がギラリと獣のような笑みを浮かべた。

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.   |′ !| .:.:./.:/.:.: ' '.:. /  |:.′!:.:i             /く、___\_Ⅳ:.:\:.\:.:. \リ
       |:.:./∨:.:.:.j:.:.:./   :|:{ 八{           // Y⌒ヽ ̄ ̄`ヽУV :.:.\:.\:.:.:ヽ
       | :′ V:.:.ハ:.{   ノ\、 \        ,/〈彡へ''ソ    ///  ∨.:∧:\:.丶:.:.\
.      八{   ∨  ',    Y⌒ヽ、、  、{ {  // 、____彡'//    ∨.:∧ : \:.丶
         \ /\'//ハ   {{ ∩Y__辷ー-ミ=く く            /      ∨.:∧:.:.:. \
.         // /////ハ/´ Vソ    `ヽ才ー气_____,, ´     ′  V.: ∧ :/
      ////////〈 く ヽ`ミ===彡'  /`ヽ:.:.:..               /    Ⅳ.:/
      /////////'/,` \_\    /   j:.:.:..           /}  / : : : : :.才   />
.   / / .:.:.:.://// ////,|    ̄ヽ ̄       ヽ    __彡イ / /: : : :/   く/
. /   ハ.:.:.:.:.:./  ///ハ:!     \    、___彡"´   ,ィ/ /.: :./  />
     i .:.:.:.:.〃  〃//′ ',     `ミ>.、  \YYY^Y^Y^ソ /: : /   //   . : : : : .
     | .:.:.:/    /:.:./     ',    く\ `'<ミ>.、` ー==彡/\:/   ///    . : : : : : : .
     | :.:/    /:.:.:.′    ',     \\  `'<ミミミ>ー‐< `ヽ::i  :|!::|   . : : : : : : : : .
     |.:/    /:.:.:/        \    \\    `'<ミミミ>、\ :}:|  :|!::|  . : : : : : : : : : .

「殺し合おっか! 楽しめたらなお最高だけどね!」


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく日曜日の同じくらい。ランサーとの戦闘に移るか回避するかの選択からでしょうかね】

【ランサーのステータスを公開します……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ランサー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???              【属性】:混沌・善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:B     【耐久】:C      【敏捷】:A      【魔力】:C      【幸運】:B      【宝具】:B
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                          _  -.:.:.:.:.:.:.:.:.:.- .

                          . -‐ァ'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \
                      / /.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : :/: : :/Vヽ
                      / /.:.:.:./.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:./.:./.:/|:.:.:.:.
                      /.:.:.:.:イ.:.:.:.:/.: //// .:/V/ :.:从.:.:.:.
                       ,' .:.:/ /.:.:.:.://// イ.:.:/   // :.:.:.:.:.
                   i.:「ヽ/.:.:.:.://> 、 //    // :.:.:.:.:.:.:.
                   |.:.}> :.:.:.:./<テ赱メ`\.......,ィ⌒メ/|.:.:.:.:.:.ハ

                   lノ/.:.:.:.:/\V゚ソ /⌒Y/ィテ赱メj|/:.:.:.:ハ}

                    イ.:/.:/:/′  `¨¨´   { \V゚ソ' 片7:./  |
                   / /:∧/:/じ         , 〉  `¨¨´/:.|: /
                  /  /:/:.:.:/|ヘ.ハ   、__      // :.:|/
                    //'|:. / :|.:.:.八        ` ー   イ:.:. /
                /'′|:/  |.:.:.:.:.:|ヽ          //.:.厶、、___
                  /   |′イ才⌒|_\      //:./.:/:.:.:.:.:.:.:.:.\  `ヽ
___  ......   -- --――=彡.:.:.∧ _jー─- ヽ-=彡イ{ /-气>´ ̄>-=ミ

________  ...... . : : : :.:.:.:.:/  }三三\Y/才彡ヘ/_/´: : : : : :{ー― リ、
___________ . . : : : : .:/   !V´ ̄`ヽ/\j_//⌒Y⌒ヽ 人 `ー=彡ヘ`Y
_____________. .:.://___丿 }ノ/: : jノ:/ /人__...ノ/  ヽ: : ー==彡 \

_____________彡 .:.:.:/  //: : : : /:(: : :{ ........ イ {     ``ミメ................>./: : . .
 / ̄ ̄ ̄         /.:.:.:/ /才⌒ヽ , -=、 ヽ: : : : : : :\厂`ヽ /    /: : : : : : :/: : . .
/⌒ヽ            /. : .:.://Y⌒Y} } /人....丿 ./: : : : : /⌒ヽ j:|\  ,{ : : : : :/: : . .
     \     . : : :.:.:.:イ.:.:/// 人....リ / !`ー=彡 ./´ ̄ ̄ ̄`  、 ヽj }:\圦:○/: : . .
       ー=彡.:.:.//.:./⌒ヽ _....彡′人 .....彡/          \j⌒} }`ヽ/: : . .

 AA:真希波・マリ・イラストリアス(新世紀エヴァンゲリオン)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 【クラススキル】
 ◆対魔力:A
  A以下の魔術は全てキャンセル。
  事実上、現代の魔術師ではランサーを傷つけられない。

 ◆騎乗:C
  騎乗の才能。
  大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせる。


以下、詳細不明……

【22:45くらいから再開しますね】

【再開】

ランサーはやる気十分、対するアサシンも……。

「ああ、正々堂々戦った方がいいからな」
「いいねいいね、血の気の多い男はタイプだよ」

正面からぶつかる気満々! ど、どうして……。あなたのクラスを忘れてるんですか……。
ランサーのステータスは一線級。加えて宝具やスキルの隠し玉があると考えると、ここで戦うべきかどうかは悩ましいところ。

撤退を命じてもいいですし、なんとか交渉の余地がないかを探ってもいいわけです。
まだ拳を交えてない今なら、選択肢はある、はずですから!

「ただ、メンタル的には殴り飛ばせー、と応援したい自分がいるのも確かなんですよね……」

こればっかりはしょうがないことなんですが……。


直下、どうする?

1:戦闘続行
2:撤退です
3:一旦会話しましょう
4:自由安価

1:戦闘続行

悩む私にアサシンが声をかけてきました。

『マスター、異論はないか』
『う、うーん、少し悩んでいます。ここで戦うことに意味は有るのかと』
『意味? あるに決まっている』

予想もしない強い断言に思わず驚きました。何故そんなことを言い切れるのでしょうか。

『意味とは』
『俺がここにいるという証明だ。俺は俺がここにいるということで奇跡を証明する』
『……私がここにいる』
『異論はあるか』

コミュニケーション的に言えば、一方通行にも思えるアサシンとのやり取り。
ですが、なんとなく気持ちがスッとしました。ほんの少しだけですが、ずっと考え続けていた頭の中が軽くなったような。

『ええ、ええ、ええ、いいでしょう。戦闘を許可します、アサシン』
『承知した。──俺の名はレギオン、大勢であるがゆえに』

獣の因子を僅かに開放したのか、アサシンが牙を剥き、ランサーへ向き直ります。
聖杯戦争初めての戦闘が、今、始まろうとしていました。



【戦闘を開始します……】

直下、戦況

12:影が獣を圧倒する
34:ラーニング!
567:獣の一撃を
89:獣による蹂躙

1:宝具使うまでもなく圧倒されております

四足歩行になったアサシンが地面を砕かんばかりに駆け、ランサーの喉元へ牙を振るいます。
しかし、その牙は槍の柄でいなされ、弾き飛ばされました。体勢を立て直すアサシンにランサーが槍を廻して笑います。

「やあやあ、中々獣的な動きじゃないの。魔猪を思い出したよ」
「猪か、なるほど」
「ま、並の英霊ならビックリして一撃貰ったかもしれないけど、残念。私慣れてるんだよね」

ギラギラと獣的な微笑み、アサシンが再度突撃しようと構えたその瞬間、さらに笑みが深くなります。

「じゃあ次はこっちの番、まだ宝具使うほどでもないし、死なないでね」

指が独特の紋章を描きます。あれは……、ルーン!?

「?、地より出でよ、影の槍!」
「ガッ……!?」

同時に走り始めたアサシンの影から。

.       / ./    / |   /!        /  /  / /
     / ./     /   !  / :|         〈 _/ ./  /         _
      / ./    /   /  /  |         / /  /   /     > ´ /
.    / ./    /   /  /  |       ./ /  /  ./   > ´  / /
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影で構成された無数の槍が、突き出し、その足を縫い留め、そして、急所を狙い───!


直下、戦況

12:ファンブル
34:結構刺さった
567:【怪力】で無理やり脱出
89:取って返し反撃

3:結構刺さりました

その内の何本かがアサシンの身体を貫きました。
ごぶりと血の塊をアサシンが吐き出し、なんとか槍衾から逃れるもその足取りはふらついていて。

「中々効いたな」
「そりゃあねえ、でももしかして君、即死耐性持ってる? というか……、体質が死人に近いのかな?」
「改めて言われるとそうなのかもしれないか?」
「いやいや、聞かれても困るんだけど。というか、困るって言えばさあ」

槍を弄ぶように肩へかけながらランサーは眉を下げる。
その表情は戦場にはあるまじきそれ。すなわち、退屈の表情。

「ちょっと見込み外れっていうか? 若い時のワンコ君みたいな血気盛んなもの感じたから誘ってみたんだけどー」
「それは困る、俺はちゃんと強いとこを魅せなくてはいけない」
「でしょう? だからそうだなあ、もうちょっと頑張ってほしいんだよね、私としては」
「うむ……、善処したいが……」

血を流しながらも淡々と答えるアサシンに、ランサーが槍の先を向ける。

「うんうん、ちゃんと立ち上がってまだ戦意があるとこはいいね。じゃあこうしよう」


直下、ランサーの提案

123:一回だけ攻撃を受ける
456:逃げていいよ
789:再戦の約束

7:再戦の約束

「今夜はここまでにしておこっか」
「……?」
「うん、疑問に思うのも分かるよ。でもワンコ君だって私と戦ったときは私の弱点を見つけてきたし、そんくらいのハンデはあげた方がいいかなって」

……このまま戦っても敗北濃厚、最悪令呪を切る必要が出てきますからこの話は渡りに船。
ええ、ええ、ええ、まさしく今すぐに飛びつきたい蜘蛛の糸ですが。……舐められてませんかね?

「それは憐憫か?」
「無いと言えば嘘になるよね。ただそれだけじゃない、私は戦士だからさ、あくまで最高に脂の乗った相手を倒したいんだよ」
「……つまり、まだ俺は奇跡を証明するに至らないのか、そうか」
「えっと、勝手に納得しちゃったのかな? あとはまあ、今回は偶然会っただけだしね。どうせならちゃんと殺しあうと決めてから殺しあいたいじゃん?」

その感性はよく分かりませんが……、アサシンも少々落ち込んでいる今、これ以上の継戦は……。

『しょうがない、マスター、ランサーの提案を呑もう』
『私まだ考えてる途中でしたが?』
『俺はまだ戦えるが?』
『なら戦いますか?』
『それはあまりよくないだろう』

ですよね。

「単に逃がすのもアレだしさ、そうだね、二日後の夜にまたこの場所でってどう? ただし一騎打ち、助力はなしで」
「その間に俺がお前の弱点を掴んでいたらどうなる?」
「残念だけど今回はワンコ君の戦法は通じないんだよね、弱点は持ち込んでないからさ」

弱点となる要素はない、ですが、情報を集めることができればまだ対処はできますね……。

「そちらが約束を破ることもあるのでは?」
「大丈夫、一応私魔術も使えるからちゃんと契約を結んであげる」
「……ふむ」
「もちろん、断ってこのまま戦ってもいいよ。でもそのときは本気で殺しにいくから」
「望むところだが……、少しマスターと相談しよう」

すぐに念話が飛んできます。

『どうする?』

舐められているのは癪ですが、またとないチャンス、どうしましょうか……。


【再戦約束した時の契約条件】

・二日後の夜(一ターン目)に再戦

・一対一で他陣営の干渉は禁止。

・再戦までに相手陣営への情報収集は可能とする



再戦約束するか、23:52から多数決。先に二票、入らなかった場合はランダム

1:再戦約束して一旦撤退
2:再戦約束せず戦闘続行

1:再戦約束を呑む

……私は何としてでも生き延びることを目標にしています。それが如何なる屈辱に満ちていようとも。
その目標で言えば、ここで取れる選択肢は1つですね。カタカタと鳴る頭骨を抑え、アサシンに指示を飛ばします。

『呑みましょう、ここでリソースを切るのは避けたいですから』
『分かった』

私の指示にアサシンは獣化を解き、ランサーへ向き直ります。
それで察したのか、ランサーも槍をしまい、戦闘装束だったのでしょうか、ぴっちりとしたスーツからありふれた姿へと変わりました。

「決まりだね」
「ああ、約束を呑もう。それで、契約とはどうするんだ?」
「そうだったそうだった、いや、さっき提示した文言を一緒に続けてくれればいい」

そう言うとランサーは凛とした声で、何かに聞かせるように約束を読みあげます。
アサシンもそれに従い、少々たどたどしくではありますが宣誓を終えました。

「これで終わり、簡易的なゲッシュを与えたから、お互いに約束を破ったら酷い目に遭う」
「それは避けたいな」
「じゃあ、今夜はこれで、次に戦うときは退屈させないでね?」
「善処しよう」

それだけのやり取りを終え、ランサーの姿が夜の闇に消えます。アサシンを呼び寄せ簡易的な治癒を行いました。

「すっかり相手のペースでしたね」
「ふがいないとこを見せた、次は魅せて見せる」
「……ええ、期待しています」

すっかり舐められましたが、次こそは……。あのすました顔を歪めてやらねば。
そんなことを考えながら、夜は更けていくのでした。

【ランサーとの再戦約束を取り付けました】

【夜行動1ターン目を終了します……】


……そういえばあの男の姿の使い魔は、どうしたのでしたっけ?


直下、追っていたアブドゥル霊装の運命

123:キャスター陣営に回収
456:ランサーが回収
789:別の陣営のイベントに発展

6:ランサーが回収

使い魔の中心核となっていた宝石を眺め透かし、ランサーがうぬぬと唸っている。

「おー、捕まえたはいいけど……、これ、かなりヤバいシロモンじゃないかにゃ……?」

その目が宝石の月光を反射し、僅かに揺らめいていた。

【ランサーがキャスター陣営の情報を入手しました】


直下、他陣営行動

12:魔
34:騎
5:狂
6:槍
7:弓
89:剣

5:バーサーカー


【といったところで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく火曜の同じくらいになるかなと】

【22:45くらいから再開しますね】

【再開】

大きく伸びをした叶星が片方の頭へ僅かに手をやる。
片頭痛でも起こったのか、一瞬顔をしかめ、学園へと視線を戻す。

「うーん、誰かが学園内の霊脈を傷つけてるのかしら」
「…………」

どこへともなく消えることを前提にした問いだが、バーサーカーは反応し、すらりと腰の業物を抜く。
その様子に叶星は微笑み、そっと柄頭に手を置いた。

「大丈夫よ、今すぐやっつけないといけないわけじゃないから」
「…………」

太刀を鞘へ戻すのを見届け、ゆっくりと蛇にも似た動きでその首に絡みつき、肩に乗る。

「でも誰がやってるのかくらいは知っておきたいわ。バーサーカー、ちょっと付き合ってくれるかしら?」
「…………」
「ふふ、いい人ね、あなたは」

妖精のような女を肩に乗せ、大鎧の武者は夜の校舎を進んでいく…………。


直下、バーサーカー陣営見つけたものは 【???】-2

123:霊装
456:何もなし
789:遭遇

【霊装じゃなく使い魔でしたね】

1:アブドゥル

     ‥ __,ィァ..,─、 “,, /::\ィヘ ,,ヾ;:;マ;;’∧.  マ :l:l l;:〉〈:{. 〃.,“
  〝;"”;; Ⅴ:::/ ./::::::」,.-、|:::::_/.|::::〉〟\:;\;.ヘ  ∨.Ⅳf./;/ .χ″   .
    __/:::::〉 レ'´,ー'.レ'_,.ィ ̄ ",勹,㍉;:`゙厶 .マ.|;:;レ:/─レ_   ・
.竺ニ”─一f::::::レ<´|…-_/:::::/;; _」:::::二>l:Ⅹ;:;∧. Ⅵ:;:/f :::f :::::::},,"〝

   ,イ _」::::::::_;>‐'_/:::_::::::::|./´:::::_:::「;:;∨_ ̄二、ヘ .マ/:::| :::! .::::/:}r‐.、
.  /::'<:::_::::::Г __ .「:::::/ .|:::: l.レ'./:/|:::| Zェ、;:;`ー、_,ハ l:__人.:|..:::/:/ .::::::〉_
 /:::::_;.匕..|:::::| .「::::|レ'´  ._」:::::{ /:/ .|://:,∠_“~`…‐.t:;:;:;:;ヽ.}─.、_:: ./..:::ヽ

. レ'´ /::::| |:::::| .|:::/,, ../::::_/ .レ′.´/::f. >ミ>、_ ,'ヌfゞ;:;:;ハ._\ .〉'..::__,ィ′

.   /::::: | |::::::〉レ′_/:: /     _」::/. \{_.ノ`トリ〈ム∠_ \ゝ.`く :::::〉
   |:::/ |:::/   f:::::/     ./、|:;'   ._¨フ´/ ./ゝ>ぇミコ∨ヘ.}」ノ
   レ′  l/    .|/        // ,‐レ ._」j ̄レ{_ノ .〉К_ノ_〕  ハ八
                   ',ヘ..Ⅵ,./ ̄   ∨_」 ノ .《    /:l.}.トj
               ,イヱ.ヽ Y l   ,r'二ヽ___   l|   //;十'´   ,,
         ,ィ─   ム{_ノ F.}.ハ |  〈 `ー、ニ 、ヽ  l{  /,.イ~!|ヾ:;.“
        / x-─‐-、{L〉亡〉ソ Ⅴ.  `ー─、、__У f!/.メ‐'/ jl:;ゞ;:!.  ,
   / '´. ′/ルr┴くY >一イ.;:  ハ r'     ヾ゙   .,イ ,/`ー'イ;:〈`^’〟‥
  / .,ィ-─¬冖  ̄_ 二二二/.;:  ∧ヽ、_      /_/,フ,ニ´\;lヾ〟∵ "

.  ′/    _,ィ.,ニ二ィ一' ̄: :f ;:    ::\:::: ̄ア′/´ /ニ.し'.∧l:;ト,ヾ ~ `
    |   `く /: : : : : : : : : : :.! ;:     ::: `ー一<;:   .Ⅵメ lコ.У}l;:!   ・
   入   \: : : : : : : _,x-┤;:     :::     ;:  _,」>ニ_彡' ├、;   ″
. / く.〉 、   `゛ <_~   l ;    ..::::____,x‐イ~,イr.ァ/ァ、マ .l | ’
/ 〈> /|ヘ \      ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _,ャ-一 .// |.レムン7 | r〈 .ヒニ ̄~`
Ⅵヽf l八  \  -┬─一─-   ̄ ̄_,. -─-.、l ∨O レ/ノ//    .\_

.∨_人 ヽ \       ∟ -─一ー-  /、.r'¨フ./) }ニニ´-イノ.入      l


バーサカーの一閃で両断された使い魔を見ながら、叶星はそれに気づく。

「ああ、成程。この核になってる部分が霊脈の傷ついた原因ね? それにしても綺麗だわ、どうかしら、バーサーカー」
「…………」
「ありがとう、お上手ね。でも、この宝石は凄いのよ?」
「…………」
「ええ、だからちょっと、気を付けましょう? 多分、放っておくと大変なことになっちゃうんじゃないかしら」

くるくると手元で弄んだあと、叶星は宝石を高く投げる。バーサーカーが目にもとまらぬ速さでそれを叩き割る。
砕けた宝石は細雨のように散り、月明かりを乱反射しながら降り注いでいる。


【バーサーカー陣営がキャスター陣営を警戒することになりました】

【他陣営の行動描写を終了します……】



【二日目・夜(二ターン目)】

治癒魔術をかけ、アサシンも本調子ではないにしろ、行動可能なところまで持ち直しました。
もっとも、これは私の治癒が優れていたとかではなく、アサシンの体質によるものでしょうが。

「血の量がおそらく元々かなり少ないのでしょうね。サーヴァントがどこまで同じかは分かりませんが、代謝が著しく低いのでしょう」
「なるほど、俺はずっと墓地にいたからな」
「……それが理由になるかは分かりませんが、とにかく不幸中の幸いです」

戦闘まで可能かは分かりませんが、この調子なら偵察は可能でしょうし、戦闘自体も明日の晩までには可能でしょう。
できることならあのランサーの情報を集めたいところでもあります、あの使い魔も気になりますし。

「アサシン、動けますか」
「万全ではないが、できる限りのことはできる」

では、どうしましょうか……。


直下、何をしますか? 【二日目・夜(二ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:夕方の使い魔を探してみる
5:自由安価

4:使い魔探し

……やはりあの使い魔を探しておきたいところですね。
アレを動かしている陣営としても、回収しておきたい存在ではあるでしょうし、回収できれば何か情報が得られるかもしれません。

「あの使い魔を探そうと思います。可能ですか?」
「大丈夫だ、俺はこれでも獣だから利くんだ」

……獣の因子を持つから鼻や勘が利く、と解釈しました。
そう考えると一回遭遇してますから追うのは簡単かもしれませんね。犬も探すときは匂いを覚えてからが本番と聞きますし。

「……アサシン」
「?」
「お手」
「……?」

流石にそこまではいきませんか。


直下、使い魔探し。5以上で発見【二回会った】+2

4:失敗です

「む、匂いがする」
「本当に犬では?」
「どちらかと言うと豚だな」

確かに逸話では悪霊が潜り込んだのは豚だという話でしたが……。
そういえば豚が見つけるのってトリュフではありませんでしたっけ?

「あったぞ、キノコだ」
「……」

キノコですかあ……。

「これは毒があるが食べると美味い」
「……テングダケとかも旨味成分があるんでしたね」


直下、本当にキノコだけ? 5以上で何か発見

8:発見伝

「マスターもキノコを食べるのか」
「いえ、まあ、それなりに没落してるのでキノコくらいは食べますが、そうではなく。私たちが探してるのはキノコじゃなく」
「それはそうだ、マスターはキノコを探していたのか?」

……ああ、もう!

「そうではなく!」
「俺が見つけたのはあっちなんだが」
「……は?」


直下、見つけたもの

123:なんかデカい砦っぽいの
456:不発弾
789:どうもトンネルっぽい奴

5:不発弾

アサシンが指差す先にあったのは拳ほどの小さな何か。微妙に取れない位置にあり、私の手では届きません。
暗がりでよく見えませんが、なんだかどっかで見たような気がするフォルム。

「アサシン、取れますか?」
「いいのか?」
「いいも何も、見なければ分からないじゃないですか」
「……そうか、まあ、いいと言うのなら」

アサシンが不思議そうにそれへ手を伸ばし、私へ投げてきます。
もう、貴重なものだったらどうするのかと慌てて受け取ったそれを月明かりの下で見てみると。

                   l,一一xi
                   li  i,|\
                   _l二二l_ \
              _l、__________l_ ∥         コロン……

                  _| _i._ii_.i_ .|_∥
             l_ _i____i,i____i_ ._l∥
               L _i___i.i____i_ ._l∥
              L i___i.i___i ._l /
                i___ii

「ほあっ!?」

思わず投げ飛ばします。しゅ、しゅ、しゅ、手榴弾!? 咄嗟に対ショック体勢を取りますが……。

「爆発しない……?」
「そうだな。どうも信管が抜かれているようだ」
「……アサシン、それに気づいて」
「いや、今手に持って気が付いた。マスターは度胸があるのだな」

思いっきり脛を蹴とばします。アサシンが「なぜだ」とか言っていますが気にしません。
しかし、なんでこんなところに手榴弾が? 見た感じでは古いものではありません、むしろ、まっさらな新品のような。

「……まさか」

嫌な予感がして少し調べます。そして得られた結果はあまり考えたくないもの。

「これ、魔力で生成されています」
「……どういうことだ?」
「おそらく、魔術師かサーヴァントか、おそらくは後者の作ったもの、ということです」

そんなものが転がっているとなると……、間違いなくここは危険区域。
加えてアサシンは手負い、どういった能力かは分かりませんが、こんなものを生み出せる相手には敵う絵が想像しづらい。

「どうする?」

考えられる手段は……。


23:40より直下、どうするか

1:このまま探索続行
2:アサシンに偵察させる
3:撤退
4:自由安価

2:偵察

……逆に、これはチャンスです。相手を確認することができればアドバンテージはこちらにある。
しかし、戦闘になることは避けたい、ことここにおいて圧倒的な長所があるのがアサシンのクラス。

ネックは。

「近代の兵器か、示しがいがあるな」

この性格!

「アサシン、偵察を命じます」
「……いいのか?」

ウキウキするんじゃない。

「ですが強く言っておきます、戦闘は禁止、何か見たらその時点で撤退、襲撃を受けても撤退、守れますか?」
「むむむ……」
「ムムムではありません。よく考えなさい、アサシン、貴方が何のために戦ってるかは知りませんが、勝ち残らなければそれは為せないのです」
「……確かにそれはそうだな」
「ですから、今は何をおいても生存を優先しなさい、こんな場面で貴方が負けることは許されません」

根気強い説得、というよりも生き残らなければ示せないというセリフに納得したのか、アサシンが頷きました。

「分かった、そういうことなら約束を守ろう」
「頼みましたよ、アサシン。……重ねて言いますが、戦闘は禁止、何か見たらその時点で撤退、襲撃を受けても撤退」
「戦闘は禁止、何か見たらその時点で撤退、襲撃を受けても撤退。了解した」

念押ししてからアサシンを向かわせます。さて、一方的に情報を抜き取れれば御の字ですが……。


直下、アサシン偵察判定 【気配遮断】+2 【???】-1

123:見つかってしまう
456:成果なし
789:発見!

8:発見伝

『……見つけたぞ』

アサシンの言葉に、付き従わせていた霊装を通し視界を共有させます。
隠れ潜んだアサシンの視界からでも分かる圧倒的なその存在感。日に焼けた肌と刻まれた皴。

それよりも何よりも、嗅覚を共有していないにもかかわらず伝わってくるのは。

強烈な。

                            ____
                        /厂ノ:i:i:i:i:i:i:i厶寸:i:i:i艾寸≦、
                      /{:i:i:{:i:i:i厶イ ∨ \\:i:i:i\\ \

                      _{:i:i:\:i∨  \/ __\\寸マハ  \
                     ./:i:i:i:i:八~´  {../ / ____.\\寸メ、        }i:,  __
                      /{:i:i:i:∥  \  ./V // (:rュ) >:i:\ ハV___/:i:i}/:i:i:i:i:i:i\
                   //{:i:i:iノ   / _:{__  ∨二二´  \:i:\} ∨:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\
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                  |i乂   V\V:i:i:i:i:i:i/ / ,vw''/  X  | ∨ V≧彡:i:i:i:\ー--=彡:i:i:i:i:i:\               【ライダー】
                      叭 ト V:i:i/ / v//  X  ヽ./ |.\:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨:i:i/ ̄`ヽ:i:i:i:i:寸

                       ∧V∧::::  | ,w{ヽ X  \/ / ヾ:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨     ノ:i:i:i:i:i:i:\
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   八\_/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i乂_ 才:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{.   |::::..  V///ノ  .}//  | :::::::::|///. |//// }  マニ=ー- \___
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硝煙と煤と血の匂い───。噎せ返るような、暴虐の匂い───。


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく金曜日の同じくらいに。ようやくこのスレを始めた理由を一つこなせましたね】

【ライダーのステータスを(一応)公開します……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ライダー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???             【属性】:混沌・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
  【筋】:C      【耐】:E       【敏】:C        【魔】:E       【運】:EX      【宝】:A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                      ___
   _-=二三ミx、         _、<三三三三ミx、
 /⌒>=三三ミx、     /三三ミ三三三三ミx、

.     _  \三三\   /三三彡/^77≠ニハ/ \\
  _/三三\ \三三=彡三三三7 ///   /乂}  \
//⌒>=三三三三三三彡У~゙彡′ー-ミ / _,,彡|l!    }
.   /三三三三三三三三ノ八丶^~「三三|'゛ /rャ笂,|{___
乂―三三三三三三三三三彡へ_,,乂三ソ  {〉`¨¨|廴_
 ー=二三彡⌒三三三三三彡Λ从´ _ __ }/〉  八{ ̄
    /三三三三三三彡ノ / ノ∨ハ广爻zzzz爻7 _))

__彡―く ̄ ̄\⌒\三三彡イニ\ハ ゞ┴‐''~ /=-__

       \     ( ̄ ̄¨ニ彡八ニ\从从从/三三三=-__
.    \     \    \  ̄ ̄)/ _} /三勹广}八三三三三=-__
       \     \      {{  ̄ \_____ ノ  \三三「⌒\三
        \     \  }   \____   \,,, ̄)   ___)\三|  ___}ニ}
      ⌒\__} \     } /     \  \双   ̄   }}  ̄ ̄
         {     \   /    ,     \  \      //
         \       /  /        \  \   {_
.           \   / /  /_________  \  \       __
⌒>ミ、     \    //  /''"゛ ̄       \   }__x<二二二二\
    \    _} ノ /   /            }  |∨ニ二二二二二二二\
=二__>、  ィ/= _彡             |  |. ∨二二二二二二二二\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\{/ ⌒__                 八 | 〉 ∨ 二二二二/二二二}
    __    ∨   {    ̄   ――----       \/ /二二二 /二二二二j
  二三三\  }   乂__                 //ニニ}⌒/二二二二/

代理AA:織田信長(ドリフターズ)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
  【クラススキル】
  ◆対魔力:D
   一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。
   魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

  ◆騎乗:B 
  騎乗の才能。
  大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫


【以下、詳細不明……】

【22:45ごろから再開しますね】

【再開】

禍々しい気配を漂わせる壮年の男。
先ほどの武器はおそらくこのサーヴァントのもの、であれば近くにマスターがいるのかもしれません。

『アサシン、周囲にマスターはいますか?』
『確認する』

直下、マスターいるかどうか。5以上でいる

3:いない

『周囲には見当たらないな』
『そうですか……』

マスターの姿を見れば学園の中で接触することもできるのでしょうけど……。
今のアサシンの状況を考えて、これ以上の深追いは避けるべきですね。
わざわざ虎穴に突っ込むこともありませんし。

『アサシン、帰投を』
『了解した』

……今夜はランサーとライダーの情報を手に入れられただけでもよしとしましょうか。

【夜行動2ターン目を終了します……】


直下、他陣営行動

12:魔
34:騎
5:狂
6:槍
7:弓
89:剣

2:キャスター

学園内を目的無く動き回る使い魔、その一体が絡め取られ、形を失っていく。

「よし、これで四体目、他陣営にどうやら二体ほど回収されてしまったようだがそれはそれで仕方がないな」

やれやれと肩を回しアピールするキャスターへ、引き延ばしたテープのような声が聞こえる。

「ダメダローガ、ソレ」
「……怪物、お前、マスターに付いてったんじゃないのか?」

穴から顔を見せるうさぎにキャスターは露骨に表情を歪め、しっしと追い払う。

「ゴシュジンカラオマエヲミハッテロトタノマレタ」
「信用がないなあ。まずは相手を信用することからがコミュニケーションの肝だぜ?」
「シンヨウサレヨウトシネーノガワルイ」
「それはそうだ」

仕方ないと言わんばかりにうさぎを引き連れキャスターは最後の使い魔を目指す。

「バショハワカッテンノカ?」
「そりゃあ僕の使い魔だぞ? 大方の位置は分かるさ」


直下、キャスター陣営の行動結果

123:無事回収
456:使い魔に迫る影を確認
789:接触

8:接触

「まあ、問題といえばだ」
「ア?」
「それを狙ってくる相手までは予想できないってことだな」
「ハ?」

使い魔へ向かっていたキャスターの前に、一陣の風が吹き荒れる。


直下、接触陣営

12:槍
34:弓
56:剣
789:狂

7:バーサーカー

土煙をあげ、大鎧の荒武者が質量そのままに降ってくる。
すらりと抜かれる刀。鎧の下の瞳はギラギラと殺気を放ち、キャスターをその眼光で以って射すくめる。

全身が磔にされるような圧の中、その背後からまるでウィンドウショッピングをするような気軽さで少女、叶星が姿を見せる。
バーサーカーを手で制し、苦笑のまま硬直したキャスター、本能的にか威嚇の表情を浮かべるうさぎへ柔らかく微笑んだ。

「初めまして、私たちはバーサーカー陣営。そちらはキャスター……、でいいのかしら?」
「……おや、何か疑問でも?」
「いいえ? キャスターだというのなら別にいいわ、名乗るのは自由よ」
「それはそれは、で、僕たちに何の用かな? 商談ならアポが欲しいところだが、今回はいいだろう」
「うふふ、ええ、そういう話なら素敵ね。貴方の宝石、私も一つくらい欲しいもの」

叶星がバーサーカーに指を向け、砕いた宝石の一片をキャスターへ向ける。
自分の作品を褒められた喜びと、簡単に破壊された怒りからか、キャスターが微妙な反応を浮かべる。
構うことなく叶星は微笑み返し、艶やかな仕草でキャスターへ持ち掛ける。

「交渉は簡単よ。貴方の宝石作成を減らしてほしいの」
「……ほう、君はこう言ってるわけだ? 僕が、作品を、作るのを、止めろ、と?」
「止めろとは言ってないわ? でも貴方の【大量生産】スキルで宝石を作れば著しく霊脈は傷つけられるの。それは嫌なのよ」
「……なるほど、じゃあ僕からも質問をいいかな? それを断れば?」

叶星は答えず、代わりにバーサーカーが剣先をキャスターへ向けた。
明確な威圧、暴力による制裁の示唆。それを受けてキャスターは顔を覆い。

「……うん、やはり人ってのは変わらない、僕が、心血を捧げた作品を、こうも簡単に」
「……オイ、ゴシュジンハヤメロッテ」
「嫌だね! 僕は作るために生きている! 作ったものは全ての人々の目に映されるべきだ! そしてこう叫ぶ!」

手を大きく広げ、全身でキャスターは叫ぶ。

「ああ、何と美しいのだ! これより美しいものなどないのだ! と! だからこそ!」
「……そう、仕方がないわ。戦争だものね」
「それを否定する輩は、どんな相手だろうと、僕が屈することはない!」

叫び続けるキャスターへバーサーカーの刀が振り下ろされる。

「輝け、誰よりも美しき翠玉よ! これが僕の最高傑作! 【深緑なるは叡智の織】!」

            , -----、
             { (_ノ ノ\_
           / \__ ∨ニ} }
           {===ミ__} }_ノ∧
           {⌒\__    ノー}
          _/⌒}二ニ\ {/iii}

         /人__ノニ(IIIIノノ \}⌒\
       _/  /ニ\\ニニ{    }\  }
.      /´ {   {从从\\_ノ {:  :}从} }
.     /  /{   V从从ニ.\__ノハ-} '
    {  {从\ \从从从从/l} }/ /\
.   /{  ∨从 \ ` <__/  } } /   \
   {.人  \从从`>==ミ  \.ノ 厂}    ‘,
   {  \   ` ー─── \   / ノ、    人__, -- ..         __
   {    `>------ 、   r==彡 /、ニ\_____//从从从> .    / _)\_
  人    } }ニニ/ニニ\人___/.  \ニニニノ{从从从从从ニ> ._ノ_ノ`\_)

  ,'        ノ__ノニニニニノノニニノ      \(   \从从从从./ ( (⌒\ノ
  }   ==イ/}/ ̄ ̄/´ ̄           )===ァー-------人_\(二ノ
  {    .ノニノ===<⌒\             `¨¨´

金剛石すら両断するその一撃を、深い翠の人形が押しとどめる。
形態をくるりくるりと変え続けるそれは、月の光を受け、見たものの心を奪わんほど美しく輝いて。
キャスターに寄り添い、鎧武者へNOを突きつける。

「スマン、ゴシュジン」
『な、な、な、なんでぇ!? なんで、そんな戦うってことにぃ!?』



直下、戦況

12:ひたすら単純に強いバーサーカー
345:まあこの刀は強いんですよ
678:翠玉
9:規格外の輝き

9:この輝きは規格外!

「…………ガァッ!」
「おやおやそんなものかい! その鎧はイミテーションか? 見たところ粗い鉄だな!」

バーサーカーが人を超えた膂力でキャスターへ連撃を加える。
並の防御宝具であれば、その手に握られた宝具もあり打ち砕かれてもおかしくない。
ましてやキャスターの持つ宝具は、本来ならば何の神秘もないただ歴史の浅い宝石に過ぎない。

だがしかし、バーサーカーの攻撃はいずれも防がれ、弾かれ、反動を吸収され。そのどれもが破壊には至らない。
荒ぶる魂をそのままに、苛立ちも含め振り下ろされる一太刀。大振りになったその隙に、キャスターが宝石を投げ込み破裂させる。

「…………ッ!!!」

的確に鎧の隙間へ投げ込まれた炸裂に、バーサーカーがたたらを踏む。
叶星が訝しげにその戦いを見つめ、呟いた。

「まさかとは思ってたけど、キャスター、あなた、本物を作っているの? 人の身で?」

呟きが届いたのか、キャスターが笑う。

「違うね、本物だの偽物だのはどうでもいい、僕はただ美しいものを作ったまで! そこに真贋などないさ!」
「……ふーん、そういう考え方なのね、それなら確かにあなたの作るものは本物かもしれないわ」

呵々と笑うキャスターに頷き、微笑みを絶やさず叶星は手を突き出し、バーサーカーが応えるように立ち上がる。

「…………」
「なら、頑張って倒さないとダメね。頑張って、バーサーカー」
「…………!」


直下、戦況

12:ぶっ砕く
34:心眼
567:まだまだ輝く!
89:伏兵も忍ばせているさ

1:まあ強いので

叶星の声に応えるように、バーサーカーが加速する。
これまでの攻撃よりもさらに速く、重く、多く。骨が砕けんばかりの速度、血を吐かんばかりの威力、目が潰れんほどの連撃。

「…………───────ァッ!!!」

ドガリ、グガリッ、ガゾリ、聞いたことのないような破砕音が振るわれるキャスターの翠玉だけでなく、バーサーカーの体からも響いてくる。
凡そ刃物から響く音ではなく、人の出せる音とも思えない。ただひたすらに破壊を与えんと振るわれるその攻撃は。
人智を超えた巨大な嵐が、あるいは大津波が襲い来るよう。何度目の連撃か、ついにその一撃が飽和した。

「なっ!?」

バキンッ、という音とともにキャスターの翠玉に一部罅が入る。辛うじて他の部分で破損個所を抑えるも、その間も斬撃の暴風は止まず。
キャスターの背後に控えていたうさぎは、自分が思わず後ずさりをしていたことに気付く。
魔術実験用の合成生物として作られたその心にすら畏怖を植え付ける大鎧の怪物。その目はただ眼前の敵を殺しつくさんと向けられ。

「マズイ、マズイゼ、キャスター。コンナンカテッコネエ」
「勝つ負けるの話じゃないが……、このままだと僕の作品が壊されかねん!」


直下、戦況

123456:バーサーカー、勝利
789:キャスター、決死の逃走

0:特殊判定

               _
            ,r'"= ニ三`ヽ-=-、)'゙ヽ  r、
           ////,r=三ミヾヽヾ} }'ヽ ノソッ
           /,////,r'" == ミヾヽ 川 l l./ /"リッ
         // /// ///,r三 ミヾ.l リ /ツ/ ノ/ノ ノ
         l l/// /////,r = ミヾ ノノ/ /,r"'"")
     .   .f/// // / //,r`ヾ∨/,,.r''´/,r="ノ ,>、
       ノ// // / /// / /ヾ''""ヾ'、'r''''''r='')).//ヽゝ、

      .ノ// // / ////l/l/     j/ l/ j/ .レソ/

       .////〃 / /.l/-┬==‐-    -┬==ニ |// .リ
      //// / / ノ ,|._⊥-┴‐   { -┴‐┴- lリノ}
.     //// / /,ィl |./{                     .l゙l |
     l 川 / / f{ {l゙|..ハ             '      |,リ
     |川 〃/ハヽヾ|!  、―――――――――..l'ト|、
     |.ll l / / ヾi`゙l   .\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.l l゙ト\
     |ll l l /   'il l'.'、  `  、:::::::::::::::::::::;:: '   ,|.l | ヽo
     |l l l l    l.l.l   .、     ̄ ̄ ̄   / |.l.l  ゙o
     |l l l |     | |  | >     ̄   ´ ...|リ
     | l l ll       l.| ./ニニニ>   イ     .リ
     l l l,リ   _._/ニニ□ニ -ニニ├―--  ____
    //./ . /ニニニニニ\ ニニニニ|\ニニニヽニニニ\
    /.ノ

直下

123:「ちょっと待ってほしいのだけど」
456:第三陣営乱入
789:突然地盤崩落

2:叶星、何かに気付いたみたいですね


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく日曜日の同じくらいに】

【今夜は再開しても23時以降になりそうなのでお休み。明日やります】

【22:30ごろから再開しますね】

【再開】

山津波がごとく襲い掛かる力の奔流、徐々に削られ、欠けていく翠の輝き。

「ナントカナラネエノカヨ!」
「生憎まだこの宝具は成長途中なんでね! こうなれば仕方がない、令呪でも何でも使って退却を」

マスターの馨に飛ばした声が届くよりも早く、翠の正中線へ轟烈が───

「…………アァッ!!!」
「待って、バーサーカー」

叩き込まれる刹那、ほんの皮一枚で刀身がぴたりと止まる。
不満げに叶星に振り向きながらも、バーサーカーは言いつけに従い刀をそれ以上動かすことはない。

「……何の真似だい?」

訝しんだように尋ねるキャスターに叶星はにこりと笑う。今までの暴虐が嘘のように、ただ静かに。
そしてその唇はゆっくりと動かされ。

「一つ、気付いたのだけれど、もしかしてあなたの宝具───」


直下、描写はキングクリムゾン判定

123:同盟締結
456:何らかの契約結んだ模様
789:交渉決裂でキャスター令呪消費

7:交渉決裂、キャスター撤退

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「ふん、そっちの事情は理解した。だが僕の最高傑作をそんなものに利用するのは感心しないな!」
「あら、悪くない提案だと思ったんだけど」
「僕はね、これに美を感じない人間とは相容れないのさ。宝石に実利などはない、ただその美しさで以って惹きつける、それでいい!」

高らかに笑うキャスター、やせ我慢とも取れそうなそれに、仕方がないというように叶星はため息を吐き。

「バーサーカー」
「…………!!!」

無慈悲に指示を下した。

「撤退だ! これ以上はマズい!」
「オマエホントニヨー!」


直下、キャスター陣営消費令呪判定。5以上で1画、4以下で2画

5:1画消費で撤退

【他陣営の行動描写を終了します……】


【三日目・昼】

……まだ少し疲れが残っていますね。
元々身体も強くない方ですし、戦争が長引けばこちらの方も気にする必要がありますか。

前夜得た情報としては、ランサーと、おそらくはライダーのステータス。そして妙な使い魔を動かしている陣営の存在。
……厄介なのはまだ誰がマスターか、どんなサーヴァントが展開しているのかがハッキリわからないことですね。

昨日の使い魔は例外としても、おそらく日中は動きませんし……、せめて探れることは探っておかないと……。


直下、何をしますか? 【三日目・昼】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:情報収集
3:生徒会へ向かう
4:どこか特定の場所(自由記述)へ向かう
5:自由安価

3:生徒会へ

生徒会、チャレンジ、です!!!

まさかもう一度アレがいることはないでしょうし、今度こそ何かしら情報が得られるのではと!
せめて、現在の状況だけでも上手いこと把握しておきたいといったところです!


直下、誰かいますか。5以上で他のマスターもいるよ

8:いるよ

直下、誰がいるの

1:態度が悪く砂まみれの女
23:明らかにガラの悪い女
45:楽器を持った暑苦しい女
6:おどおどした獣臭い女
78:作ろうマスター
9:存在感が希薄な女

1:土塊七瀬

        /:: :: :: :: :: :: :: :: ::\

       /:: :: :: :: :: ⌒ヽ:: :: :: :: \
      , :: :: :: /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :ヽ
     ,:: :: :: ::´:: :: :: /:: :: |:: :: :: :: :: L

     |:: :: ::/:: :: |:: :':: :: :: 从:: :: :: :: :: リ
     |:: :: ,:: :: :: |:: :: :: :: :: ::/):: :: :: :: '
     从::./:: :: :: :ヽ:: :: :: :: /-レ)/ィァ〈
    ':: /:: :: :: :: :: :: ヽ:: /Vソ´  ヽ |::
    |:/:: ::从:: :: :: :: ::く`ー     '从

     、:: :: :: :: :: :: :: :: i     _ , /:: ハ
     \:: :: ::乂:: :: ::人      ./:: :: ノ
        ̄〕==〔 ̄   ̄/ ̄´:: /

        /:: :: ∨    f^\:: 〈
       ./:: :: :: :∨   .乂〕 、__
      -彡:: :: :: ::|、    / |

   /:: :: :: :: :: :: ン ≧=-=〈ヘ 、

  /\:: :: :: :: ::/    //   マム
_  ̄ \ー…= \    //     ̄\
|     \      .\__∨        \
|      \|        ∨        〕

何故かじゃりじゃりとする廊下を抜け、生徒会室に入ると、そこにいたのはツインテールの女。
私の足音に気が付いたのか、振り向くと怪訝そうな目を向けてきます。

「誰?」

この生徒は……。


直下、一の位、知っているかどうか判定。5以上で知っている【???】+2

同時に直下、十の位、知られているかどうか判定。5以上で知られてない【絶世の美女】-2

2、9:知っているし知られている

睨みつけるような吊り上がった視線。見たことがある、だけではありません。この生徒は……。

「美化委員長、土塊七瀬さん、ですね?」


【美化委員長】

学園内の美化を司る役職。
土塊の場合は体質上勝手に発生する砂を掃除しているうちに他人の粗が気になるようになり、掃除をしまくっていたら推薦された。
本人もまんざらでないので鬼の美化委員長として学園で名を馳せている。


七瀬さんは私の顔を見てああ、と納得したような顔で頷きました。

「誰かと思えば美人で有名のリュコ・コンティノアール様か、生徒会室に何の用?」

棘を孕ませた言葉でじろじろと無遠慮に見つめてくる七瀬さん。険のある目付きはそのままに、何かを疑っているような。
……しかし、困りました、彼女は美化委員長、生徒会室に来る理由のある相手です。
他の相手ならばこんなタイミングで生徒会室を訪れているだけでマスターと決め打ってもいいのですが……。

「何? 言いたいことでもあるの? それとも、何か、隠してるの?」

……このままでは相手にペースを握られてしまいます。話すにしても尋ねるにしても、速く動くべきでしょう。


直下、どうするか

1:あたりさわりのない話から
2:直球でマスターかどうか聞いてみる
3:逃走
4:とりあえず先手必勝、殴ってみましょう
5:自由安価

2:直球ストレート

……いいえ、何を考えていますか、リュコ・コンティノアール。
ここは真正面からぶつかるべきです。元々弾なんて持っていない私。

できることはなんでもするべきですし、やって後悔するならそれに越したことはない、はずです……!

「ええ、お尋ねしたいことがあります、七瀬さん」
「……聞いてあげるよ」
「率直にお尋ねします。貴女は、マスターですか?」

言ってやりました、先手を打ったのは私です。さあ、どう動く、どう答えてくる!


直下、土塊反応【???】+1

123:無言で退出
456:「……そうだよ」
789:弓「隠す必要もありませんでしょう?」

3:無言で退出

「……」

私の問いに何も答えることなく七瀬さんは生徒会室から退出しました。
すれ違った瞬間、じゃりっ、と何かを踏みしめる音がして。そして私たちは視線をかわすことなくそのまま夜の訪れを待つのでした。

……アレは、認めたということでいいのでしょうね。もし違うのであればとぼければいいだけのことなのですから。
不器用な人、なのでしょうか。……そういえば、私、色んな事に必死でこの学園のことを、この学園でともに学ぶ人のことを何も知らない、ような。

……いえ、いえ、いえ。そんなことはどうでもいいことなのです。私は今を生き延びることができれば。私だけでも、生き延びることができれば。
カタカタと、頭骨が揺れる音が聞こえたような。そんな気が、しました。

【昼行動を終了します……】


直下、他陣営行動

1:魔
23:騎
4:狂
5:槍
67:弓
89:剣

9:セイバー

夕暮れ迫る尼慈学園。そこに大声が響き渡る。

「なああぜだ、セイバーーーーーっ!!! ずっと!!! ずっと!!! 私は、我慢しているんだが!!!」

                > ´       ` <

               /  /_          \
              /    l    ̄ 丶       ∨
             /      、            ∨
                / / \- _    丶    ∨
            l   / 丶   丶  - _ /    l
            l   l/_ー\、    ー/_ニΞ   l
               l _l l {l {てハ     ´{ノハ l} l l .l                             【セイバー/マスター】
                 l { l l 、乂ツ    、乂ソ // /} l
               l ', ', 、 ´ ̄`  ,   ´ ̄`/ /ノ l                                虎道遥華
             l ー\ ニ7  ___  弋_ノ   l
             l   l\   乂_ _ノ  //   l
             /   l  l> _  ー _ < /    l
               /.    l  l  l ≧≦ .l l l l    、
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         / / l  l l   l   丶/  l l   l   {ヽ    ` <
        / l / ー ーl ',  l   /}丶  l l  /_ -_ノ. ∨      ` <
       /  l  / l ヘ 丶 ',// 廴\ 丶', /  l l   ∨         ` <
      /  /l    廴、 ー \ ',ノ    l  ーl ',r‐ '     l 丶       \    `丶
        / l     l/ `ー ノノ \/ ー 、_l / ', l     l  ヘ      丶丶    ヘ
     l  / .l     /   ( (    ( )    //  ',l     l   ヘ \    ヘ \    ヘ
     l  l .l     l    ヽ} /l_l\  乂l    l     l   ヘ  \   ヘ  丶   ヘ
     l  l l      l   _ ≦     ≧ _   ノ      .l    ヘ   \  ヘ   ヘ  l

ガンガンと頭に響く大音声。聞くだけで全身が震えているように錯覚するその声に晒されているのは小柄な影。
両手で耳を覆い、心底どうにかしてほしいという顔を浮かべながら叫びの隙を突いて叫び返す。

「バカか貴様は! 戦争において必要なのは、準備だ、準備無くして結果はない! というか声が大きすぎるんだよお前は!」

         /:::::::::::::::/::::::::::::;ィ劣:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ixV:::::::∧:::::V
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      /::::::::::::::/::::::::::::::;ィ劣i:i:i:i:i:i:i:i:。s≦三三三三≧s。V::::::::∧::::V
    /::::::::::::::/::::::::::::::;ィ劣i:i:i:i:。s≦三三三三三三三三≧V:::::::∧::::V

   ./:::::::::::::::/:::::::::::::;ィ劣i:。s≦三≫'"´7  |  | iヽ \  ヽ\::::::::::|:::::|
   /::::::::::::/::::::::::::::/i:i:i:ア /   /──メ、 /!  l./ ∧  |   Y ヽ::::/::::/
  ./:::::::::/::::::::::::::::/i:i:i:iノ./   /  //// ./'イァ'"T.フ ̄  |ヽ \:/                      【セイバー】
  丶<´:::::::::::::::::/i:// {   / ,xfX竿云kx、/ /'.,xfX云kx、イ  ト、 ヽ、
   `> 、_:::::::,/i:/ ./  ∧ /イ.《{ { (・ ) .} ゙ヾ   ´{ (・ ) .lヾ》'} .,イ、ヽ V\
        ̄ Уイ{ /{  >、{. ヾ.ゝ- '       ,  ゝ- ' 〃./ /7∧,! l\.\
         /'´//イ V {、 .∧                /- ノ / .}丿 }.ヽ }
          {  .!  .V \゙.∧ ,ノ}             /イヽ/ ./  /  |/
          ∧  ヽ  \ 二".ノ     (::::::::::)   / ./  ヽ /ヽ. (
            \ 二≧s。  ヽ ̄ヽ   `  ´ ,。s≦∧ V  ヾ `ヽ=
               ∧ヽ.`ヽ }∧ノ≧fs -. ´{へ  ヽ\二フ
                .∧v)ノ<ノ{ {:::::::::::::::>、/:::Vノ}ノ`ソ
                  乂(  /:::::::::::::::{:::::::´!:::V___
                __斗r'へ::::::::::::::i!::::O:V::゙!:::::::::::::::ヾヽ

              /´::ヽ::::::::::::::::::::::\::::::::i!::::::::::V:i!::::::::::::::::::∧V
              .{::::::::::::V:::::::::::::::::::::::\::/::::::::::::ヽ!::::::::::::::::::::∧V

「声が大きいのは平にご容赦を!!! しかぁし!!! 私の意見も一里あるのではないかセイバー!!!」
「いや、確かにそうだが! 相手の状況も分からんとこで突っ込むのは本当の愚策!!! いや、もうちょっと音量下げてくれ頼むから!!!」

丁々発止のやり取りを繰り広げ、ようやく落ち着いたのか、それとも疲れたのか、徐々に虎道が音量を下げる。

「私は私の栄光を知らしめるために! 是非ともこの戦い、勝ち残らねばならんのだ!」
「分かってる、分かってる、功成して名を挙げようってのはよく分かる、それにお前にはそれを成し遂げる才能くらいはあるさ」
「ならば!!!」
「音量下げろ! ならなおのこと冷静に立ち回れ、私はな、合理的かつなるべく血を流さん方向で勝ちたいんだ」
「おや、私の知る限りあなたはそういう人物像ではなかったが、その心は?」

虎道の質問にセイバーは何でもないように答える。

「その方が楽だし効率的だからだよ。殺すにしても下手な遺恨を買うならしない方がいいし、根絶やしにする方が楽ならそうする、それだけだ」
「……非常に!!! 合理的!!! しかし少々私とは合わんな!!! しょうがないことだが!!!」
「音量下げろ!!! 頭痛が酷くなる!!! だがまあ、最初から言ってくれるならそれに越した方がいい!!!」
「重畳! では再度提案するが、私はそろそろ襲撃をかけたい!!!」
「襲撃、襲撃なあ……、とりあえず宝具の方は動かせるが……」


直下、セイバーの判断

123:戦なき将は功せず、かぁ……
456:とりあえず宝具だけ貸してやるよ
789:嫌だ! 私はまだ引きこもって安全を確保する!

0:特殊判定

                   / ̄ ̄ ` ,、

=-                  `-    / l
ニニ=-                   _____//__
ニニニニニ=-             _、‐''゛  /____ム ̄ヽ
ニニニニニニニ=-       /l    l    、 ヽ .ヽ
ニニニニニニニニニ=-_、‐'' / /l    l    l    .ヽ
ニニニニニニニ _、‐'' ゛ ..::/ /ート、ニ=--    l    `,ー
ニニニニニニニ{    __l:l  { o レ _,l    ヽ_丶r }
ニニニニニニニ \, '´  丶'     o l     -- i ヽ¨ \
ニニニニニニニニヽ  , ---\ _  /   ___  l----   \
ニニニニニニニニニ¨ー`-、_、_、_'ー―/____ l .∨    l..:   .\
ニニニニニニニニニニニニニニニニニ /.l  ヽ    l::     、
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ |    l ` --- 、_
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ l________}ニニニニニ=-

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ./    lニニニニニニニ=-
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ{__________}ニニニニニニニニニ=-
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ.( r i i i i }ニニニニニニニニニニニ=-

直下

123:「先手必勝というのもそうだな……」
456:???「うへへ……」
789:なんかバレるようなことが起こった!

0:コンマが乱れる!!!

                 _/⌒_>--、、

      -─‐- _  _r‐く⌒`ヾ、      \
    / / ̄ ̄   \ _ノ⌒ヽ ヽ      ,
     {         、)   丶‘,‘,_ /  ‘
   /⌒¨¨¨¨⌒''ー-、\)      } }i   /   |
          ヽ   )       }ノ‐┐   |  |
  |           弋⌒>=ミ、「下、_ノ   |   |zァ
  |             Υ   |       |  ノ
  八  {      、      }   |\       | 人 _
  | \ 乂_し   ヽ    }人   ‘,\__/ 丿ZZYZヘ
   | |、ト、  }\八 ∨ノ| ‘,  |ヽ       ィニニ=─‐'゙
  ヽ|\|  Υ___} }_ノ    ̄ }''  | |`''─‐'゛ }/
        j|ーノ         }  | |    )/
      と⌒ァ        〔ー‐} \_/
         し'           ノ^ ̄|
                と⌒ァ

                 (_/

直下

123:「……真似してみるか」
456:「じゃあ折衷案! どっかと組めないかを調べる感じで模擬戦!」
789:アサシンが見てた

3:何かをマネするみたいですね

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした。ようやく全陣営揃いましたね】

【続きは多分金曜日の同じくらいになるかと】

【早めのご連絡、諸用により今週末再開できそうにないです。次回はおそらく月曜日。よろしくお願いいたします】

【22:35くらいから再開】

【再開】

セイバーはしばらく首を捻り。

「んーむ、ちょっと真似してみるか」
「真似?」
「いや何、私の生前は知っての通り最強だったから別に気にしてなかったんだが、今はあくまで一陣営だ」
「確かにそれはそうだが、私は十分最強の一画だと思うぞ!」

キンキンと鳴る大音声にさっと耳を塞ぎ。

「分かっている、その一角というとこが問題なんだ。私と同じくらいの力を持つ奴がいるとして、そいつとやりあってる隙に弱い奴に狙われるのは癪だ」
「そうか? 大きな相手と華々しく戦うのが一つ、華ではないだろうか!」
「ならこう言いかえる。強大な敵と戦ってお互いに消耗した隙を狙ってくる卑劣な相手は避けたい」
「むむむ! なるほど、それも戦略の一種だとは思うが、一里ある!!!」
「そうだろう? だから私の案としてはだ」

タンタン、と地面を足先で叩き、セイバーの目が梟のように鋭く闇を見据える。

「私たちと同じくらい強力な陣営と先に組んで、相手の出方をうかがいつつ、弱いとこを先に潰していく」
「……それは卑怯では?」
「いいや、合理的だ。言ってしまえば常に油断を失くすためなんだよ」
「むむむ、油断大敵というわけか」
「そう、奇策が成立するのはそこに至る状況があってこそだ。完璧に綻びなく立ち回ることができれば、あとは純粋な量の差、質の差」

ギラギラと目を光らせ、月光を浴びる。

「苛烈なまでに蹂躙し、完璧な状態で大敵と当たる、それはお前の言う華だとは思わんか?」
「成程!!! 圧倒的な力というのもまた惹きつける! してセイバー! 当てはあるのか!?」


直下、セイバー当てはあるの

123:二陣営程
456:一陣営程
789:ない

4:一陣営程

「当てがなければこんなことは言わんさ。これでも一応探ってたんだ、自分で動くしかないのは面倒だったが……」
「それについては詫びよう! なにせまだまだ歴史が浅くてな!」
「フン、家柄や門地などくそくらえだ。お前に才能が無ければ私がこうやって横に立つことすらないから安心しろ」

傲岸なセリフを堂々と放つセイバーに虎道はうんと大きく頷く。

「お褒めに預かり恐悦至極! して、その組もうという陣営はいかに!」


直下、同盟したい陣営

12345:騎
6789:狂

4:ライダーと

「ライダーだな、アレはかなりヤバい」
「ふむ、遠目から見ただけだがそれほどまでの脅威であるか?」
「お前は気付いてないから黙ってたが、私たちを見ていたぞ」
「何!? つまりそれは、私たちの存在に気付いていたのか!!!」

ドン、と音がしそうな叫びにセイバーはイヤーマフの購入を考えつつ返す。

「音量を下げろ! ……ああ、で、ついでに言えばアレはおそらく王となる天命を受けたタイプだろうなあ」
「生まれながらの王、か!」
「そういうタイプだな。それもあって私とは相性がいいだろうと判断した。もっとも」

一つ息を吸って、セイバーは口元を隠す。その口元に浮かんだのは嘲りか、悲嘆か、それとも。

「どのみち殺しあうわけだが。ああ、実に面倒くさい、人が全て私の思うように動けばいいのになあ」


【以降、セイバー陣営が描写された場合、ライダー陣営との交渉が開始されます】

【他陣営の行動を終了します……】





【三日目・夜(一ターン目)】

夜が更け、今夜もまた聖杯戦争の時間です。
……次の夜にはランサーとの戦闘が待っています。その為にも何らかの情報を集めておきたいところですが。

「傷は治った、万全だな」

アサシンは弱点らしい弱点はありません。しかし、それは逆にずば抜けた長所がないということでもあります。
相手の弱点を知ることができれば、ある程度立ち回れるのでしょうが……。

闇雲に探すのも一つです。しかし得ている情報から探すこともできます。

「確認です、アサシン。現在得ている情報はライダーの位置」
「動いている可能性もあるが」
「……そして七瀬さんがマスターであるという可能性」
「可能性だけだが」

なんか口答えされているような雰囲気ですがここ数日で、これはただ確認しているだけだと分かっています。

「ええ、ですからそこから探すこともできますね」
「そうだな。……俺もそう言っていたつもりだが」
「言葉が少し少ないんですよ」
「よく言われた」

でしょうね……。さて、どう動きましょうか


直下、何をしますか? 【三日目・夜(一ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー/ライダー/七瀬)
5:襲撃 (対象:ライダー)
6:自由安価

2:お任せアサシン

……とりあえずやる気のアサシンに任せて見せましょうか。

「アサシン、偵察を命じます」
「俺一人か」
「はい、ただし気配遮断を保ったまま、なんか気の乗る相手がいても最初から戦おうとしないこと」
「む……、善処しよう」
「よろしい」

少々不満げですが、昨日の問答が効いたのか頷いてくれました。

「ではお願いします」
「ああ」

一瞬のうちに姿を消し、夜の闇に消えていきます。……さて、何か成果があればいいですが。


直下、アサシン偵察結果

12:接触!
345:成果なし
6789:何かを発見

6:何か発見

直下、発見したのは

123:輝いている
456:サーヴァント
789:でけえ

0:特殊判定

                      ,:=====:、
                    マヘ互,:'¨7
                     /二二二/!
                      _{i` ´l` ´!}_
   ___  ______,-、_l∧ _ ∧l_,ィヽ______  ____
   ゝェュ__` ̄}! ヽ          マi丶-- ' ,イ{         |   i{ ̄`'_ァー´
.         ̄└‐‐┴────┐ ,〈二二二ィ ┌────┴─'¨ ̄
                     ∨ ,:io       i
                   ∨:io      |
                       ∨o      `ヽ
                       〈  __,ィ   〉「i!_
                      _「i!ゝ  __,  /、\ヘ    \\\
           { { {     lニニ/マ 二二二 У  ヽ \    } '
.             ヽ丶 `   //   ̄ ̄ ̄        ヽ
                  /                 {
                  /                   ヽ
                    /            ______亅
                 /` ───────′ ̄ ̄ \    \
              /     /                \    \
               ,{    イ                     \    \
          //i.     |                    \    \
               |   ;′                         \_   \
             イ    i                          i    ヽ
                〉    !                          ヽ、   __」、
.            , -┘  , ┘__________           `ヽ   ヽ、_
           l、_/三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 ヾ __ ,イ
                             ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ー‐‐′

123:剣騎同盟締結
456:なんかトンネル……?
789:どっか戦ってますやん

1:剣騎同盟スピード締結!

しばらく経ち、アサシンから念話が飛んできました。

『どうしましたか』
『ヤバいぞマスター』
『どのようにヤバいかを教えてください。何が起こっているかを簡潔に』
『他陣営が同盟している』

それはヤバいですね。持たせた使い魔と視界を共有します。
見えるのは……、髭面の男、先夜のライダー。そして小柄な少女……?

【セイバーのステータスを公開します……】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:セイバー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???             【属性】:秩序・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
  【筋力】:C     【耐久】:C      【敏捷】:C     【魔力】:B      【幸運】:A       【宝具】:B~A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

              -‐< ̄ ̄ ̄ ̄ ゙ ‐- 、  \

           ./  /           \   \
             /                     \   \
          /  /                 V.  V
            /   l    ',   ',  ゝ---─ァ'  l V.  V
         l   .|  l  ヽ  ヽ. ヽ、¨¨¨´ハ ハ l V.  V
           ,l.    lヽ  \. \  \_二>.ハ. ハ.l   ',.  V
        / l l、  l \  \. \  \ ヽ l | |'   ヽ  V
       l  l  \ \ \. \__..X . \\ / /',     \. \         ./|
       |  |ヽ  .,ィ==x、. ヽ!. /,ィ==≠xヽヽ/.∧ヽ.    \. \     /|/./
       | ∧. \《{ v 。ハk、 ', ,イl 。 ハ .}》 ./  .∧.\    \ >─<  ./

       ∧  \__`゙.ゝ- ´ ,ヽ!  ゝ- ´ノ ./__   lヽ > 、______/
       .∧   >ヽ       , 、 -=彡 ,.<\¨ヽ/ /::\
         \  二ニ=> 、 マ_.ノ.,.イ../',. ヽ ` Y:::::::::::\
          У t-──/ ≧s-≦>' {.',. ', `   |:::::::::::::::ハ
          ./:::::::ヽ;::::::: |:::::∧ ,へ:::::::!. '     }ヽ:::::::::::::::V
    /\_-、 /:::::::::::∧:::::::|/ヽ:○-.A::::::\    / /:V:::::::::::::V

   ./ //>、'::::::::::::::::::〉;::::::::::::::::}/.{::::::::ヽ/!ヽ--イ /:::::V:::::::::::::V

   {   ´ '´//-- 、::::::/ ∧:::::::{三//三}::::::::::∧ヽ--'::::::::::::V:::::::::::::|
    \    ヽヽ:::::::/  .>、::::::::::}/.{::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::V::::::::: |
     lヽ_  /:::::::./  ∧:::\_::::二::::::::::::::-ァ'"\:::::::::::::::::へ:::::: |

     ∧ヾ/::::::/  /::::\:::\--─::::::::´::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::l

 AA:ターニャ・デグレチャフ(幼女戦記)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

能力はかなり高そうですね……。しかし、この二陣営が同盟?

『ヤバくありません?』
『俺は戦うに不足なしだが』

「ではこの同盟、呑んでいただけるというわけだな?」
「おう、確かに細々した奴に絡め取られるより、パーッとぶっ飛ばした方が楽だしな」
「合理的な判断、感謝する。では当面の目的は……」


直下、剣騎同盟の一旦目標

123:我ら二陣営になるまで
456:とりあえず二陣営消滅
789:一陣営消滅ごとに確認、更新

1:我ら天下を二分する!

セイバーの言をライダーが遮る。

「いやいや、当面とかいいだろ。お前の目的は俺たちが最後の二騎になって殴りあう、そういうことだろ?」
「……確かに、それはそうだが」
「ならいいじゃあねえの。俺たちが二騎になるまで他の陣営を蹂躙する。どうだ?」

大胆不敵にすぎる発言を衒いもなく言いのけ、ライダーは凶暴な笑みを浮かべる。

「何も躊躇うこたあねえだろ。俺たちは強いんだぜ? なら慢心なくブチ殺し、ブン盗り、ブチ犯す。それこそが醍醐味ってもんだろ」

狂気をも感じさせるその笑みに、セイバーは表情を変えることなく応えた。

「……その通りだ、私たちでこの天下を二分すればいい、それだけのことだったな」
「おう、悪くねえ答えだ。ここで躊躇うようなら俺の弱点探りに来たのかと考えるところだったが、まさかまあ、そんな卑怯な真似はしねえだろ」
「ハハハ、無論。私はあくまで同朋を作りに来たのだからな。ではライダー、共に覇道を進もうではないか」

悪辣な笑い声が夜空に木霊する。どこか虚しく響いたそれは、しかし悪夢の号砲ですらあるだろう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

……悪夢。初手からまさか同盟が成立するとは。
おそらく話を聞くに、セイバーとライダーは互いに私たちのような小敵を潰し、最終的に二陣営での戦闘を望んでいる。
成程確かに分かりやすく、強い力を持つなら合理的でしょう。しかしやられる身にとっては悪夢以外の何物でもない!!!

早急に私たちも協力できる陣営、もしくは相手の出方を探らなければ……!

『マスター、どうする。行っていいか』

しかしこちらはウズウズしてらっしゃる……。


23:52から直下、アサシンどうするか

1:攻撃を命じる
2:帰還を命じる
3:そのまま注視(一定確率で看破される)

3:そのまま注視

『アサシン』
『ああ』
『ステイ』
『ああ……』

もう少し情報を得ておきたいところ。焦る乞食は儲けが少ないと聞きますがそれは時間制限なしでのことでしょう。
……せめてもう1つだけでも情報を得ることができれば。


直下、何か分かるかな【???】-1

12:看破
34:何もなし
567:マスター登場
89:スキルか宝具判明

1:看破!

ひとしきりセイバーとライダーは笑い続け。

「さて、じゃあまず手始めに見せてやるよ」
「? 何をだ?」
「俺はスキルの影響でぶっ壊すことが得意でね。逆に似たような奴、敵意や害意、悪意を持った相手に気付くのも得意なのさ。というわけで」

ライダーが手に握っているのは……コイン? 何であるか見定めようとしたその手に突如自動拳銃が出現します。
そしてその銃口はまっすぐこちらへ向けられ。……? "こっちへ向けられ"?

その意味を理解した時、全身へ吐き戻したくなるくらいの悪意が襲ってきます。
銃口の向こうには笑顔。弱い相手を殺し、悦に入る強者の笑み。……ライダーは!

『アサシン! 気付かれている!!!』
『ああ、そのようだな!』

  ◆ヴァンダリズム:EX
  芸術品・公共物・私有財産を含む、美しいものや尊ぶべきとされているものを破壊、または汚染する行為。
  歴史的国家、発展した領土に対する侵攻、略奪、奴隷化、破壊などの事前工作・実行の手際を示す。
   
  EXランクであるならば通常破壊不可能であるモノを破壊することすら可能となる。

  語源たるヴァンダル民族、ヴァンダル王国の建国者・象徴的存在として、
  ライダーはこのスキルをEXランクで所有する。

「ネズミを殺すとするか!」

鋭い破裂音が耳に殺到しました。辛くもアサシンはかわしたようですが、完璧に気づかれた。
……このままでは、確実に敗北です。どうするか、……最初の正念場というわけですね!


【剣騎同盟との戦闘/逃走が開始されます……】

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした。下振れが酷いですね!】

【次回はおそらく明日の同じくらい。金曜日に多分新章が来るっぽく、週末は再開できそうにないのでということで】

【22:45くらいから再開します】

【少し遅れましたが再開】

『さて、どうする。マスター』
『戦って勝てる相手だとは思っていません』
『むう』

アサシンは不満そうですが、こればっかりは二対一、ただでさえ不利な中にステータスだけでも十分に強い。
勝てるかどうかの目を掴む以前の問題。相手の賽の目すら分からないならそれは既に博打ですらありません。

……しかし。

「チッ、私でも気付けんか」
「そりゃ仕方がねえと思うぜ、俺だってあっちがムンムンと戦う気出してなきゃあ気付けてねえ」
「ならば敵はアサシンとみて間違いないか」
「だな、どっちが首を取るか、勝負するか?」
「……そういう無為な賭けは苦手でな。だが、実力を見せておくのも悪くはない」

……なんというか、こう。

『舐められてるな』
『ええ、ベロベロに』

それはムカつきますし、それ以上に。

「うーし、ならいっちょやるかい」
「私の速度に付いてこれるか?」

逃がす気は、なさそう、ですね……!


22:55から多数決。先に二票

1:戦闘開始               (勝利した場合相手陣営の令呪削れるが、敗北の可能性高し)
2:普通に逃げる            (逃走成功した場合令呪消費はないが、失敗した場合の消費大)
3:令呪一画を消費し逃げる

2:逃げます!

ですが、ここは。

『逃げなさい! アサシン!』
『……仕方あるまい』

自らに狙いを付ける四つの目、それを少し心残りにしながら、宝具を限定的に開放しアサシンはその場を離脱するべく飛び出した。

「……思ったより速いじゃねえか」
「フン、だが所詮は獣に過ぎん。それとも何か? お前はあの程度の獣も飼ったことがないか?」
「さてどうだかなあ、俺の主戦場は平原じゃねえんで」
「ならば私に任せていろ」


直下、逃走判定

12:ライダー、宝具開帳
3456:セイバー、宝具開帳
789:逃走成功

【少々動きが悪く再起動かけてました。ご容赦を】


4:セイバー、宝具開帳

逃走するアサシンの背をセイバーが指す。目は闇の中にあって炯々と、羽音すら響かせず忍び寄る。
その背から、影から、ぬるりと異形の影が出る。いや、隠れていたものが露わになったというべきか。

「さて、中原に駆ける雷を御覧じろ! これは城をすら壊す駿馬! 跳ねろ! 【霹靂車】!」

セイバーの声に、絡繰りの馬が軋んだ嘶きを。

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     ≧ュ。 .,,,_j|__,i| {  / ./    ./ 厂{__ }>' ⌒ '<ノ⌒i  V    }i \   }}
              ̄i| {/   ′_____.//r====乂_____,ノ==┓ー‐、___i}   \  }}
             乂ー― >''´  Ⅶ {i⌒7ー――‐く⌒i}/}   マニニニニニニニ彡'
             `¨¨´     Ⅶ、 i{ー――― }i , ./    `¨¨¨¨¨¨¨´

               ________    、ハ 乂_________,ノ // .r ≦  ̄ ̄  > ..,
                  /´ ̄ ̄ `ヽ  Ⅶ      Ⅳ/  i     ./     > .,
            /______     }   Ⅶ ./ ⌒\'/  ,ノ⌒ー‐‐くー‐O      、
            // ̄ ̄ ` 、 /乂  }/     \/ )´ )  ,/           \
                   { ⌒Y ≧く        >'Y⌒ヾー'゙i}、              ヽ
        / ./      O人 ノ、__,ノ´\       /i 乂 ノ ( )i}、}
       ./ ./        / i} ( )  ) } ≧==≦  .!辷彡' >くノ,ノ          >ー‘,
.         / ./          /  圦⌒辷彡'__j}}     .i¨¨¨¨´   「          /   ‘,
        / ./        .′ '´   ̄ ̄ ̄ Ⅵ     ;        \.    γ ⌒'く     ‘,
      ′′           /.         Ⅵ                \  i{    マ
     > .,       {L,/          ⌒i    }              \从    }      、
     ,゙     ≧=‐‐‐ァ'⌒i'              }辷彡'            ¨i}≫---く.       \
.    {         /   /             辷彡'             ノ     \.        \


◆『霹靂車(いかずち、ちをかける)』

 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:2~20 最大捕捉:30人

 ???との決戦のため、???自らが開発した中華ガジェット。
 その正体は幻想種の因子を掛け合わせたサイボーグ軍馬である。
 高い踏破能力と跳躍力を持ち、三次元方向の機動性を有する他
 常に周囲に放出している微弱な電磁波からの反射波を感知することで周囲の空間を把握するなどレーダーのような機能も有している。

 近接戦では足を用いた蹴りと投げ技。中距離では電撃弾を使用する。
 ただし脚部は柔軟性確保のため装甲が薄くなっており、大きなダメージを受けると一時的に歩けなくなる。


霹靂の名の通り、その巨体は異常な高度まで飛び跳ね、天を割るようにアサシンへ接近していく。

「ぬ!」

駆けるアサシンの背後を取ると、巨大な脚が鞭のようにしなり、その横面へ叩きつけられる───!


直下

123:直撃
4567:回避
89:回避したうえで逃走成功

1:直撃

振り切られた脚は的確にアサシンを捉える。しなった脚から放たれる弩級の一撃はアサシンの身体を跳ね飛ばすには十分すぎる。

「グ……、ガ……ッ!」

全力で踏みとどまるもその脚力ごときが雷の衝撃をいなせるわけもなく。
激しく吹き飛ばされ、周囲の木を数本なぎ倒しながら吹き飛ばされる。

『アサシン!』
『……無事だ、だが、大分中をやられた』
『それは無事とは言いません!』

濛々と立ち込める土煙、その中で不気味に軋む駆動音。
異形のシルエットが、煙の向こうで輝いた。

『……光っている?』
『救世主の奇跡か』
『……いえ、違います、あれはおそらくエネルギーの充填。ならば次に来るのは』

異音を立てながら、その光は収束する。煙が晴れ、周囲の空気がどこかヒリつき。
光の正体が、集められた電撃であると気付くには時間がかからない。

『雷撃!』
『雷より速くか。臨むところだ、救世主は海をも割ったのだから』


直下

12:令呪二画で撤退
345:令呪一画で撤退
678:雷より速く
9:獣として食い破る

9:食い破る

雷の速さはおおよそ200km/s、射角も見た限りでは完璧、アサシンが宝具を完全に開放してもそこまで敵うとは思えません。
ならば令呪で撤退するか? ええ、それがもっとも正しい選択! 私は念話を通しその意思を伝えようとして。

『マスター、お前は生き残らねば示せないと言った』
『ええ、当然です』
『では生き残るよう手伝ってくれ』
『は?』
『逆に考える。示したうえで生き残る』

……は? そんなことできるはずがありません。ここにいたということは生き残らなければ示せません。
そもそも、こんなとこで死んで何になる、こんなとこで敗れて夢を諦める? そんなもの、許せるわけがありません。

『私は』
『勝ちたくないのか、示したくないのか、俺は示したい』
『ですから』
『俺がここにいることは救世主の証明である。俺を許した愛の証明である』

淡々と、そう、淡々とアサシンは話します。下手糞な話、これでは伝道もろくにできなかったでしょう。

『だから、俺は勝って、生き残って、示すのだ』

ですが、その言葉には確信がありました。……勝って? 生き残って? 示す? そんな贅沢が許されるでしょうか?
許されません、私たちは常に何かを選んで諦めて捨てるのです。生き残るために手段を択ばず。

……ええ、ええ、ええ、ですから、そんなこと、そんなこと望むべきでないのです。だから、これは。

『……策はあります』

頭骨がカタカタと笑うような音を立てて、私の精神を昂らせたが故の間違いなのです。

『乗ろう』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

霹靂車越しにふらりと立ち上がったアサシンを見つめ、セイバーが口の端まで広がるような満面の笑みを見せる。
悪辣、苛烈、傲岸、その全てを合わせたような笑み。すなわち詰みを確信した者の笑み。

「フン、あの一撃を食らえばそう簡単には動けん。電撃弾で消し炭か、令呪で撤退かの二択だろうよ」
「はあ、なるほど。ここまで完璧に叩き潰せば相手の心も折れるし一石二鳥だわな」
「ハハハ、そうだろうそうだろう! だが獅子は兎を殺すにも全力だ。電撃弾、最大出力!」

セイバーの檄に霹靂車は震え、限界と言わんばかりに光が収束する。
全身の毛が逆立つようなその光景に、ライダーが目を細める。

「セイバーよお、一つ聞くが、相手は折れてるか?」
「折れているんじゃない、折るのだよ! 放て! 霹靂車!!!」

臨界点に達した雷撃が拡散する寸前で空気を割る雷へ姿を変える。だが、その一瞬。

『……原始の叫び(ウォークライ)!!!』

アサシンの持つ使い魔から、震えるような雄叫びが放たれた。音は光より早く霹靂車に当たる。
機械化されていようがその本体は獣のそれ。本能を揺さぶらせる先史の叫びが僅かにその脚を怯ませ、完璧に設定された射角が僅かに狂う。
雷撃に発生したズレは微々たるもの。しかし、完全に開放された獣の直感がそこをすり抜けるには十分。

「完全開放!【我ら軍勢、餓獣の群なり(ガダラ・ベヘモート)】!!!」

     |         : : :| | :           . : : .       |          : /: :
     :\         : : | l; :   /{ メ 、   : :゚: :    : : |:         : :/: :
     : :i : :       : ヽ`,::  |/i ∨/\ :        : :/: :      ; イ: :
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      : (: :             |': .  : !/∧  ∨/∧     : :/: :   : :/:   |: : ○: : .
     : ヽ; :     . : : : { :  ,、∨/∧ ∨/∧、  : /: :     : : i:   |: : : : : .
     : : ヾ; : .     : : i: : /彡ヽ∨∧ Ⅳ//∧  : { : : .   . : : !: : . : :! .
.      : : i : .       : :ヾ i    ミ=λ_,}'////∧ :/ : : .   : : : | : : . /: .
       : :\: .    . : : : Y'viァィ,_ ィa7ーx∨∧; : : .    . : / :   i .
           : ヽ; : .        `^^};;iイ≧=x. ∨/∧ : : . . :/: :   : ! : .           /
         : :/: : .            i;;;;;;}三三} ー-- ,,ミ=x : : / : .   : : |} : : :        . : / :
          ヾ; .          , イvvノ-Y⌒Y、::::::::::::::::>'_; : .   : : :||: :         . : /: .
           : :\ .    l^レ'ゞ゙Y¨¨⌒ イ: : : : ヘ==-‐´   ヾ=-' . : /': :          : : , ' : .
            : :ヽ.  /  ̄' : : : : :_ _,ャキメ゙ ゞ   ゙   .ミ=ー:' : :       . : : : : ; '
                 `∠==v-v'¨¨⌒ナ'  ヾ'トイ}_      ゞ  ミー- 、       . : : , ‐:、 : : .
          . : : : : :.  ` : : : : .  ,イ       ,∧  ヾ   ヾ    丶,   . : : :弋_丿: : .
            : : ○: :    : :ゝ、 : : / マ     /  Ⅵ  ヽ  、   ゞ ヾー'ゝ-, ' : : : : : : : '
             : : : : :   . : / : : \,Ⅵ ヽ__/    Ⅴ Y  ヾ     ヽ / : : / / : : : : .
                     /     i{: :∨       / Ⅶ  ゞ ヘ   / : : /ー-- 、_
                ヽ     {ヾ; : ∨ヽ   , イ   Ⅴ  ヾ : ; / : : /       `ヽ、
                  !   i  マ : :∨  ̄      / Ⅷ 丶  ; / : : /            }、
                 : : l:   /  マ : :マミ=x  x=≦   Ⅵ ;ヾ / : : /    ,         i ヽ.
                : : / : : /i    ヽ; : Ⅶ.  ̄      ヾ、  / : : /   /;;       |: : }、
                 : : (: : ,': {    ヾ: :ヽ          トイ : : /   /;;        }: ; : :ヽ

「ハァッ!? 自分から突っ込んでくるだと!? バカなのか!? 理解不能、理解不能!!! まったくもって合理的じゃない!」
「ダハハ!!! バカだバカだ! アレは真正のバカだぞ! 折るとかそういう話じゃねえわ!」

雷を抜け、いや、それすら纏い、獣が獲物へ殺到する。そしてその咢を振るい。

『相手のデザインはかなり歪、弱点はおそらく脚部! 噛み千切れ、アサシン!!!』

ウォークライにより対応が僅かに遅れた霹靂車の脚に食らいつき、そのまま力任せに引きちぎった。
空気が振動する。それは機械の神獣が放つ断末魔。血を噴き出し藻掻くその姿は狼に襲われた羊の如く。

「見よ! ここに不可能は果たされた! すなわちこれ救世主の偉業なり!!!」


直下、この後の展開

12:ライダーの宝具
3456789:流石に逃走

5:消費なしで逃走

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【エディタの不調でペースが著しく遅く申し訳ない。次回はおそらく木曜日の同じくらいに】

【22:45くらいから再開します】

【再開】

勝利、いえ、勝利とまでは言えませんが、これが相手への痛手であることには変わりありません。
胸が高鳴り、喉が渇く。これまで得ることができなかった勝利の甘美はまるで麻薬のようで。

ずっと浸っていたいとも思いましたが、アサシンはまだ戦場です。あくまで私たちは相手の脚を奪ったにすぎません。
……このまま勢い任せの攻撃も考えましたが、今回の策は相手がこっちの手札を知らないからこその起死回生。
相手の札がこちらより弱い可能性など可能性の低い賭けにこれ以上乗る必要はありません。

『アサシン、今のうちに撤退を』
『そうだな、俺の目的はまず達成されている。ここから先はマスターの生き延びよという命令に従おう』
『ええ、そうです。機動力が回復しないうちに早く!』

アサシンは倒れ伏した異形の馬をもう一度踏み潰し、セイバーとライダーの方向へ雄叫びを一つ上げると逃げ出します。
幸い、それ以上の追っ手は無く、なんとか逃げることは成功しました。

……しかし、こっちの宝具を見せる結果になりましたし、令呪を使った方が無難だったのやもしれません。
そう思う一方で、この胸の高鳴りはどこか、恐ろしいほどに、喜びに満ちていました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「してやられたな、セイバー」
「あんなもんやってくるほうがおかしいのだ。……いつだって私はそういう輩と戦う運命の様だな」
「はっ、予想外のことが起こるのが戦いってもんだろ」
「私としてはお前が宝具を使えば逃がすことはなかったと思うがな」
「わざわざ手を見せる必要はねえだろ。同盟の約款にそんなものは含まれてねえしな」

セイバーとライダーの目線が交錯する。互いにその虹彩に映る感情を見ようとし。

「それもそうだな、私が少々焦りすぎた。忠言感謝しよう」
「なんの、次は俺が見せてやるよ」

噛み付きあうように笑いながら、夜が更けていく。


【夜行動1ターン目を終了します……】


直下、他陣営行動

12:魔
34:狂
56:槍
789:弓

6:ランサー

【と、その前にランサー陣営のマスターだけ決めときましょうか】

直下、奇数で送られてきた最後の一人、偶数で作ろうマスター

2:作成の時間

『では、↓1の十の位で体力、一の位で知力、↓2の十の位で精神、一の位で素質』

『↓3の十の位で家系、一の位で幸運を決定します。人がいないようなら連投可能です』

【体】1:貧弱貧弱ゥ
【知】9:天才ですから
【心】8:メンタルばっちり
【質】9:ロード級では
【家】1:一般!?
【運】9:豪運


『世界のバグですね、何だよコイツ。呪術廻戦にいそうなピーキーステータス』

『とりあえず、性別は女性で固定して、属性とキーワード行きましょう。今回もあまり長い文章の場合、弾く可能性があります。あしからず』


直下、一の位でどちらも判定 0は安価↓

123:秩序
456:中立
789:混沌

147:善
258:中庸
369:悪


23:12より↓1から3で来歴、及びスキル決定。
好きな単語を一つ書き込んでください。人がいないようであれば連投可。

身体改悪

3:秩序・悪

>>556-558

『キーワードに精神的かつ近いベクトルなものが多いので、ちょっと組み合わせが難しい』

『なので、少し追加募集します、ご容赦いただきたい。なんかこう魔術的なのがほしいところ』


23:23より↓1から3になんか得意技とか魔術とかそういうの。募集後ランダムで決めます。人がいないようであれば連投可。

人体混和

>>562 まあ、前回も取ってましたし本人の申請もありますから今回は除外で』


直下

147:チェンジリング
258:倫理/zero
369:リサイクル

【空の境界探し回って遅くなりました】


【名前】ナゼ・ナノカ

【属性】秩序・悪

【体】1:自ら拘束している
【知】9:天才ですから
【心】8:メンタルばっちり
【質】9:ロード級では
【家】1:一般!?
【運】9:豪運


               __    {  | {   \ 、
              八__,ノ.、 丶 八 丶    ヽ\       ヽ }
                    ∨^∧\{::::\{\:::\  } }ヽ ト、 、  }/|
                    ∨^∧:: ヽ:::::::\::\::\ノ ,ノ:::} !:::}ハ /::/
             { r仁 ∨^_,〉 ̄_,ノ<  ̄` <⌒' く/::/::::}/::/:}
              丶`二ニ弌 ¨〈仁 二>、 \ ヽ   ヽ::::/:::/:/
            \    ̄`ア::〉,_∨//:::/〃:ヽ 丶 \, ∨::/:/
               ` ー=≠イ::/ ///厶イ:/i|ヘ::∧  ∨\Ⅵ〈、
                '⌒7}/.//,  / ̄i/ 工..Ⅵ:', / |/|:::::',! } ヽ
              /,ノ|/// /_ ̄`/<巧 从::Ⅵ/|::ハ:::乂

              -‐  ´//::l// ∧  ̄` <`丶 〉| イ{::人辷≧=ァ
               //〃Ⅵ /r― 、     ∨i∨ |  :lハ::lトミー=≠
.              / /′ ∨ `こ ^ヽ     |///  }::|八ー=彡
          「`iト    {   ∧         イ /  ノ介トミー
         V∧  > 、 / 介ー==≦  -< >ァi´:ハ| |八
        _,∠..._:V∧    ∧ /^|-―< 丶\//l/ l|/ | |  \
  ,  ´      `\l\  { ヽ. ノ    `ヽ / l/{ {  |  l|
.  ′          .\\| ̄ ̄\       .{ハ|八
 |        . . . : : : :><,__\    乂
 人 . : : : : : : :,  < /  |` <  ̄ ̄ ̄ 二ニ==- ミ

  _,>-=ニ二..{   /     :|    ` ー<: : : :/ ,    丶
  {       \_____!         ∨ //    / ハ
  ` <⌒  、   \::.{            '     /    |
     ` ー\   \           . : : : }――<     ,′
            丶    \: : : : : : : : .: .: .:厶==ミ  \   /
>         丶     丶: :_:_:_ : : . イ/     丶  \/
    ≧…―--    、     丶:::::::::::::::/       /ヘ. /
                 \    \::::: /       /::::::∨

代理AA:名瀬夭歌

【スキル】

【身体改悪】
悪魔の使役や呪術の行使に限らず、古今東西の霊的な素質を持つ人間は欠損や先天的な不倶を抱えていることが多い。
それを応用し、対価を払うことで呪術を行使する方法が、自らの体を拘束することにより前払いに近い形で利用されている。
あえて身体を傷つける、拘束することで魔術的な要素を付与し、ただでさえ高い自らの資質にバフをかけている。

正確には、自らの体が壊れる前に先に壊している、という形であり因果は逆である。

【努力家】
常に研鑽を惜しまぬ努力家。高い才能に加え惜しまない努力で何処までも高みに向かおうとしている。
それは人と少しずれた自分への防衛本能であり、自らに与えられた瑕の払拭でもある。

【チェンジリング】
かつて彼女は妖精に攫われた。妖精から気まぐれに与えられたものは人の身に余りある力。
先史の魔術師にも匹敵する能力を有するが、彼女の場合自らを拘束する、自傷することをトリガーにすることで抑え込んでいる。


【来歴】
一般的な家系に生まれ、育った少女。ただし、若年時に妖精に攫われ、その異常な資質を強化された過去を持つ。
自らの体が与えられた力の前に崩壊することを理解し、先に壊すことで、「先天的な不具者が魔術の素養を持つ」という類型に当てはめ防いでいる。

その特性故に一般的な社会には馴染めなかったが、持ち前のがむしゃらさと強いメンタルでなんとか持ちこたえ
尼慈女学院に入学し、戦争に参加することで自らの異常性を払拭しようと試みている。

来歴からか、迫害されたり不慮の不幸に遭遇した相手には強い仲間意識を持つ傾向にある。

【聖杯への願い】
自分から魔術の素養を失くしてしまいたい

「つまりランサー、お前勝手にアサシンと再戦の約束して見逃したってことか?」

夜の帳の中で包帯にまみれた女が一人。魔術師、ナゼが前に立つランサーへ言葉を飛ばす。
詰問にも近いその口調に対し、舌を出しながらランサーはぐるぐると槍を回す。

「だって楽しい戦いをしなきゃ、戦う意味はないでしょ?」
「お前のスタンスは理解しているが」
「それに、アサシンはなんというか、後ろで首輪引っ張ってる子がまだ使い方を分かってない、って感じだし?」
「マスターの方が? 臆病、……というよりは魔術師の典型で穴蔵に籠ってるタイプってことか?」

ナゼの疑問にランサーはうーん、と少し視線を飛ばし首を振った。

「確かにそういうとこはあるんだけどね、なんというか、視野狭窄? そういう感じ」
「ふーん、魔術師ってのは多かれ少なかれそういうとこはあるけどな。まあいい、覚えといてやる」
「それは感謝感激、ちょっとがんばって働いちゃおっかな!」
「ならさっさと今夜の結果を教えろ、どう動いた?」


直下、ランサーの情報

123:どこかの陣営を捕捉
456:特になし
789:剣騎同盟を察知

0:特殊判定

             ___
            /------ 、`ヽ
       ..-':.´:. ̄:. ̄:.:\\:.:\

      /:.:/:.:.:.rx…\:、:.:.:.:.ヾ>、ハ
     ノ:.:/:.:.:.:./_  /__ヾト、:.:.:}__!:!

       ̄i:.:./:./_`__/伝じ`ネ:.:}ヽ:!
       ∨:.:{、.じリj¨ゝ弋ソ.ノ!:.:iノ:.l
       ∨:圦一"  `  ̄ ./:.:.l:.:ィ\
          }:人:ゝ. _‐ __ イ、:.:.:\ヾ:.:`ー―― 、
          "  ゞ=彡イ」K./   ̄´}、 \:.`====≦
     f⌒fヽ__ ノ、 ! }:〈   、__//`ヽ.\:.:.:.:.:.:.:.>
     {  .} _____ヽ〉-ヘ ゞミー‐゙---ミ、 \  ̄ ̄
.      ` ̄ ´       j  、` >―‐<.〉   ヽ
               /7777//////.八___ノ
                 ///////////ノ
             `ーォ―一ァニ´
              /:::::::::/ 三}
             _/::::::::::::人三シ
           ,仁三ヽ::::/   ̄
            {ニ三三:シ
           ゙ ー一 "

直下

123:「頼まれた通り同盟組んできたよー」
456:「とりあえず仕掛けておいたけど?」
789:「知ってる癖に聞くの? 戦ったジャーン」

8:どっかと戦ったみたいです

直下、戦った陣営

123:弓
456:魔
789:狂

6:キャスターボッコボコ

【というわけで今夜はここまで。やっぱメイクは時間かかりますね】

【次回は槍VS魔から。再開は明日6章が出たらほぼ確実に火曜日以降。出なかったら日曜日の同じくらいに】

【頑張ったら終わったので、月曜日の同じくらいに再開しますね】

【せっかくシナリオ早めに突破したのですが、今夜は帰りが日付変わりそうなのでお休みです。明日の同じくらいにやりますね。申し訳ない】

【22:45くらいから再開します】

【再開】

詰問を緩めないふうのナゼにランサーはころころと笑う。

「えー、知ってるくせに聞くのは良くないと思うなー、モテないゾ!」
「いやいや案外私みたいなのはウケるんだよ。で、そうじゃなく動いた過程は知ってる」
「うん、昨日の使い魔見てヤバそうだったから元締め辿ってみたんだけど……、正直びっくりしたよね」

目を細め、ランサーの口元から笑いがふっと消える。

「あのサーヴァント、とんでもない運と偶然を掴んでる。そしてこのまま置いておくのは少し危ないかも」
「お前がそこまで言うのか。……で、戦った結果がどうなったかを確認しておきたいんだが」
「それがねえ……」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「と、いうわけで君たちがあの使い魔の元締めだよね?」
「キャスターぁ! 完璧に探られてますよぉ!」
「うーん、僕の宝石が美しいから惹きつけてしまうということかな、レディ」

キャスターの本拠地に乗り込み、獣がごとき笑みを浮かべるランサー。
その手に握られた霊装、使い魔の核たる宝石をかざす。

「まあそういうことだよね。この宝石、正直ヤバいものだと思ってるんだけど、どこで手に入れたの?」
「手に入れた? ああ、勘違いしてもらっちゃあ困るが、それは僕の作ったものだ」

堂々としたキャスターの言葉にランサーが一瞬固まった。

「……は? これを?」
「そうとも! フフン、やはり僕の仕事は完璧だったということかな。君のような英霊でも気付けないとは」
「いや、ちょっと待ちなよ、これだけのものを、アレだけの数?」
「ああ、本来ならもっと時間はかかるが、幸いこの姿になってから時間を短縮できた。そしてこれがその」

硬直したランサーの背後へ、翠玉の影が蠢く。

「最高傑作さ! 不意を突いて悪いね! 【深緑なるは叡智の織】!」


直下、槍魔戦戦況

12:逆にぶっ飛ばす
345:普通に撥ね退ける
67:ランサーダメージ
89:ダメージに加えラーニング!

7:ダメージ一発目

振るわれるのは緑の軌跡。激しくしなったその一撃がランサーの身体をぐらりと揺らす。

「ッ~~~! 効いた~~~ッ!!!」

突然の攻撃に砕けるような感触を覚えつつ、若干喜悦交じりの呻きをランサーがあげる。
自律する翠玉はそれに対しまだ始まったばかりだとでも言わんばかりのジェスチャーを見せ。そのマスターは。

「キャスターぁっ!? なんで、戦っても勝てないからって話じゃ」
「まあそうなんだが、昨日バーサーカーを見て、少し魅せ方を考えたんだ。ほら、宝石は美しくディスプレイしてこそだろ?」
「いや、そ、そ、そーいうことじゃあ、なくってぇ! そもそもぉ、なんでキャスターの宝具は」
「あれは自律式なんだよ。折角の最高傑作をしまい込むのはバカのやることだ。美しいものは見せびらかせなきゃいけない!」

キャスターの笑い声に悲鳴をあげ。その兎耳を抱えてへたり込む。

「もうだめだぁ……、やっぱり私なんかが参加してもダメだったんだぁ……」
「おいおい何だその言い草は。そもそもマスターは願いなんぞないんだろ? それは願いのある人間のセリフだぜ」
「そ、それはそうなんですけどぉ……」
「それに、だ。僕だって昨日今日と好き好んで連戦してるわけじゃあないんだぜ。ここは宝具に任せてとっとと逃げちまおう」

言いながらマスターの手を引くキャスター。引きずられるように歩き始めた馨の目がランサーとバッチリ交わる。

「おっと、逃げられるかなぁ? 一応鹿追とか猪退治とか、狩りは得意なんだよね!」
「狩りって言ってるぅ~~~!!!」
「まあ、マスターは半分兎みたいなもんだろ。そら、魔獣がうまいことトンネルを作ってるんだからさっさと逃げるぞ」


直下、戦況

12:容赦なく宝具展開
34:ラーニング!
567:足止め
89:戦場脱出!

2:宝具展開

逃げる馨の涙、あるいは擦り傷によって生まれた血の香り。
魔術の影響で兎の、カイウサギの性質を強く持つ馨のそれは、嗅いだものに歪な影響を与える。

すなわち、この獲物を捕えたい、捕らえて食ってしまいたい。
本来人ならば十分に制御できるその感情は、馨の血肉によって緩められる。
そしてこの状況においてなお悪いことは、相手は戦士であり、領主であり、狩人である、ということ。

「……なるほど~、そっちのマスター、なかなか大変そうだね。うんうん」

目元は月の逆光によって隠されている。拘束しようとする翠玉を振りほどき、ランサーは投擲の体勢に。
握られているのは赤黒い捻じれた槍。その影は一つの光源から複数に割れ、その全てが獲物へ向けられる。

「……おっと、マズいな、あれは。よく分からないけど多分呪いとかそういうのだと思うんだが。マスター、意見は?」
「ちょ、ちょっと、ホントに、ホントに死んじゃう、死んじゃうぅ!」
「この状況でマスターに求めたのが間違いだったか。……いざとなったら令呪を使えよ、できる限りはやるけどさ」

ランサーが笑う。獣の血の香りに酔い、目を輝かせ。

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      ////////〈 く ヽ`ミ===彡'  /`ヽ:.:.:..               /    Ⅳ.:/
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「だから、私が殺す、私が返す、突き殺せ、憑き返せ、【憑き報う(ゲイ)───」

振り絞られた槍が。無数の先端を以って一つの影に収束する。一にして無限、分裂する影、それら全てが応報の呪いによりカタチを成す。
与えられた傷を返す応報の槍。返すまでは逃さない執着の追跡者。

           `'-、,            ヽ               {               /
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                                       ,、

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                       _.. ‐ジ'"          /   ./                   `''-..、 .`'-、
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                                         |    l

「─── 死翔の槍 (ボルク)】!!!」

降り注ぐ死の槍が、時雨のようにキャスター陣営へ襲い掛かる───!


直下、戦況

123:粉砕! 玉砕! 令呪二画使用!
45678:何とか軽減するも令呪使用脱出
9:宝具最大解放でなんとか逃げのびる

2:令呪二画使用で逃走

降り注ぐ槍は地形すら変えるほど。しかしその先端は敵に刺さるまで消えることはない。
何度となく降り注ぎ、致命傷を与えるまでその応報が終わることはない。

「ダメだこれは! エメラルドの癒しが間に合わない! マスター! 癪だが令呪だ、令呪を使え!」
「言われなくともそうしますぅ~~~っ!!!」

赤い魔力が走り、キャスター陣営の姿が消える。残ったのは高揚を未だ宿して荒い息を吐くランサーと、完全に陥没した学園の敷地のみ。
しばらく周囲を観察しながら、ランサーはゆっくりと息を吸い込み。槍を背負うと。

「やっちまったな☆」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「というわけなんだよね」

ランサーからの報告を受け、ナギは拳を振り上げ、その拳をどこへ降ろしたものかと悩み。

「……がぁー、まあ、やっちゃったものは仕方ないんだが」

最終的にぽんっと包帯にまみれた自分の脚へ着地させた。

「いよっ、太っ腹。でもホントにゴメンねえ、まさかあんなそそられるというか我を失うようなのがいるとは思ってなくって」
「得た情報はそんだけなんだよなあ。キャスターのマスターが兎耳の女、何人か心当たりはあるけど」
「一応キャスターがアレを作れるってのは収穫でしょ。で、それを踏まえてキャスターって名乗ってるあのサーヴァントなんだけどね」

ランサーの言葉に良からぬものを感じ取ったのか、ナゼの眉が動く。

「多分、違うクラスじゃないかな」


【キャスター陣営、令呪二画消費。残り0】

【他陣営の描写を終了します……】




【三日目・夜(二ターン目)】

アサシンが部屋に帰還したので労をねぎらうことにします。

「お疲れさまでした、アサシン」
「興奮している」

……まあ、興奮もするでしょう。私もまだ動悸が少し治まりません。

「そのまま続けようと思う」
「……興奮しているので、その興奮を残したまま次の行動に移りたい、ということですね?」
「そうだな」

悪くない提案です。ただ、流石にライダーやセイバーの下へ再度向かうのは危険でしょう。
明日のランサーの一件もありますし、連戦になる可能性もありますから、少し慎重になってもいいのかもしれません。


直下、何をしますか? 【三日目・夜(二ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー/七瀬)
5:襲撃 (対象:ライダー)
6:自由安価

4:ランサーの偵察

やはり目下の問題はランサー。その情報を集めないことにはにっちもさっちもいきません。

「アサシン、ランサーに絞っての偵察は可能ですか?」
「やってみないと分からないが……」

確かにそうですが、先日戦ったときに霊基のパターンはある程度把握できています。
何も対象がない状態でやるよりはよほどマシな結果があるでしょう。ここはアサシンの動きにも期待しましょう。

「やってから考えるとしませんか?」
「確かにそれはそうだ。ランサーの捜索だな、了解した」


直下、ランサー発見判定【ランサー大暴れ】+1

123:見つからず
456:見つけた
789:さっきの戦闘から見てた

6:見つけたぞ

しばらくしてからアサシンの報告が飛んできました。

『確認できた。おそらくどこかの陣営と戦闘を終えたらしくマスターと会話している』
「マスターと? そして戦闘を終えた?」
『ああ』

戦闘、ですか。その跡を探ってもいいですが、このまま監視させるのも一つですね。
その前に確認しておきたいことですが。

「マスターの容姿等は分かりますか?」
『怪我をしているな、包帯を巻いている』

なるほど……、先ほど言っていた戦闘に巻き込まれたのでしょうか。

『あと、自分をナイフで傷つけている』
「それはマスターじゃなくて生贄か何かでは?」

……いえ、黒魔術、ウィッチクラフト等なら有り得ますか、ね?

『包帯で拘束を始めた』
「アブノーマルなプレイでなくて!?」
『そうなのか?』

傷まみれで自傷行為しつつ拘束を始めると、その単語だけ聞けば大体誰でも同じ反応すると思いますよ!?

『苦行とかあるだろう、魔術師ならそういう可能性もあるのでは』
「ぬ」

……アサシンにまともなことを言われてしまいましたね。……しかし、包帯にまみれて自らを傷つける生徒?

直下、5以上でナゼを知っている。4以下で心当たりなし

1:知らねえ

……知りません。私は曲がりなりにも知られてる方だという自覚はあるのですが。
それもこれも友人や知人というのを作ってこなかったからで、……正直なところこの学園に来るので精一杯でしたし。

……まあ、知らないのは仕方がありません。今はどう動くかです。

「……奇襲をかけることは」
『できるとは思う。だが』
「言いたいことは分かっています。再戦の契約を結んでいる以上、ここで戦闘を行った場合なんらかのペナルティがある可能性がある」

契約に規定はされていませんでしたが、"再戦"という約束である以上、これ以外の場で行うのは危険でしょう。

『直接姿を見せようか?』
「それは……、ああ、アリなのかもしれませんね」

一瞬バカげたことを、と思いましたが。先ほどの契約は相手側にも向けられる。となると、ここで姿を見せても戦闘にはならないでしょう。
むしろ、ランサーが戦った、という相手の情報を得られるかもしれません。

「あとはそのまま気配遮断で情報を漏らすのを待つか」
『あるいはランサーの戦った跡地くらいなら今から向かえるだろう』

それもアリですね。……さて、どうしましょうか。


00:12より多数決。先に二票。00:20までに集まらなかった場合は集まった分からランダム

1:奇襲をかける (ペナルティ可能性高)
2:姿を見せ直接コミュ
3:そのまま情報を抜く
4:戦闘跡地へ向かう

4:戦闘跡地へ向かう

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【再開はおそらく金曜日の同じくらいになると思います】

【22:35くらいから再開できれば】

【再開】

アサシンの気配遮断は高いレベルです。獣の因子と亡霊の要素を持ち合わせているからでしょう。
しかし、それを以っても出るかどうか分からない情報をただ待つというのもそれはそれで。
時間があれば許される策かもしれませんが、正直なところ今は時間が惜しい。ならば、手がかりを得られる可能性が高い場所へ。

「アサシン、戦闘痕の調査をお願いします」
『ああ、さっき通ったところだが』
「……ええ、もう一度。何かあなたの直感でも構いませんので気付くことがあれば」
「了解した」

……さて、何かヒントの一つでもあればいいのですが。


直下、戦闘痕での調査

12:何も発見できず
345:遭遇
6789:何らかのヒントを

5:流石にどっかの陣営が気付いた模様

直下、そこにいた陣営は

1:剣
2:騎
345:狂
678:弓
9:魔

4:バーサーカー

アサシンが風のように駆け、辿り着いたその場所は爆心地さながらに荒れています。
あちこちに巨大な穴が開き、まるで爆撃機の通過跡。これをランサーが? そう思ったのも束の間、むしろそこにあった巨大な影に目を奪われました。

【バーサーカーのステータスを公開します……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:バーサーカー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???              【属性】:混沌・狂
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
   【筋】:B+     【耐】:A+       【敏】:A       【魔】:B       【幸運】:D      【宝】:B     
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                         ┌‐┐                             _ ─==ニ==─ ̄ ̄
            _rヘ┐            |i:i:i:|                     _ ─==ニ==─ ̄ ̄
          /\ <\ 、          |i:i:i:|  /           _ ─==ニ==─ ̄ ̄
         /   〈\_)-]∧〈 ̄\.   |i:i:i:|/      _ ─==ニ==─ ̄ ̄
          ',     ',(\|/∧\__/>--:|i:/_ ─==ニ==─ / ̄/
         ',┌─<)>./\_ ─==ニ==─ ̄ ̄       /i:i:i/
       _r─<〉 ̄)/ ̄] 【 //ニ==─////〔/ ̄∧      ./i:i:i/
   _ 「 ̄八__] |〈 〈 〈_〈_〈込「/∧ } .:./>へ// ̄〕./i:i|  √\/i:i:i/
  <( (_Y^~ ̄ |:「:У ┘〔_/]/ ̄:ハ/ ィノ /〔\/./i:i:i| √i:i:/i:i:i/
  └ ^:|_-=ニ[ |/       ./i:i/]〔 ̄``Y^[「>┘>( ̄ √i:i/i:i:i∧
      「| ̄.:. ̄\     /i:i//\「]〉ィ |_/\// ̄\i:/i:i:i//∧
     |:|.:/ ̄ )).: 〉   /|i:i:i:| /\.:.:.:.>-/ ̄ ̄ ̄\.:./\ /// ∧
     |:|.> r ´.:〈\  {i:|i:/\ 〉/ ̄ />/( ̄| ̄) \-=ニ ̄〉i:/∧
     |_ ─┴┐/ ̄ ̄\i:i:i:i:i/ ̄i:i:/\ ̄ (_|_)  ',V/^ /|i:i:i:i:i:|,
      乂_ ./.:./ ̄\ }rヘ─/ ̄\.\__ -=ニ ̄ V//:八i:i:i:i:i|,
      寸 :(_./ ̄ 〕/.ノ「「 ̄└┬─:|\/_ -=ニ[ ̄[\ V/〔ニ=-i:i:i:i|
       寸__/ / ./.:ノ込─r_ -= | ̄|.:.:.:.:.:.:.: | /∧. \v/]\i:i:iУ
        「 ̄./-/--[ ̄.:.:.:.:.:.:_ -=ニ].: |.:.:.:.:.:.////ノ.:.:.]|┘|i:i:i)i:/
        ', ',',.:.:.: ̄[ ̄ ̄ イ .:.: |--|-=≦\ ̄ ̄] ̄v/i|i:i:i:/

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          \__〉_/|.:.:.:.:.:.:/\.:.: /__:|{.:.:.:.:.: /]ニ=- _   |/
\       ___∧. |.:.:.:.:./〉 ̄~"// ̄ ̄\八|.:.:.:.:(__)=- _
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  |_、‐''~ ̄',   \   \// /i:i:i:i:{___、‐''~.:|.{``~、、| {__/ ( ̄ ̄``~、、
  |.:.:.:.:.:./ ̄\_ -=ニ ̄ ̄{ ̄i:i:i:i:i:i/〉─ _ -=八〕.:.:.:.:.:.:``~、、〕: : : : :))--:``~、、
/\:/ _、‐''~ ̄ -=ニ ̄ ̄八i:i:i:i:i:i:i: ̄[-=ニ ̄ / ̄ \:.:.:.:.:.:.:.:.\ ``~、、(: : : : : : : : ``~、、


AA:レッドフレーム(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
   レッドフレーム+ガーベラ・ストレート(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

一本の刀を腰に佩き、佇む巨大な鎧武者。そこにあることが異質であるのに、それ以上にその肩に乗る女の姿はさらに異質。
目を奪われるように揺れる金髪、穏やかな笑みの中にはまるで深い穴のごとく吸い込まれそうな危うさを。

この陣営は、一体……!?


直下、バーサーカー陣営気付いているかどうか【気配遮断】+2【???】-1

123:待ち構えてますよ
456:気付いてるよ
789:気付いてないよ

2:待たれてました

そしてその女の目が、アサシンに向けられたのが分かります。

『見られた、ぞ?』
「ええ、見られましたね」

つまりそれは気付いているということだ。そしてこんな場所でただ単に仁王立ちをしているわけではないでしょう。
その証拠に鎧武者は腰の刀をすらりと引き抜き、その反った刀身を月明かりに輝かせた。

「────────…………」
「ええ、バーサーカー、来たわね。多分アサシンだと思うけども。間違いないかしら?」
「いかにも、俺はアサシンだ」

咎めるまでもありません。この状況でバレていないと考える方がバカ。しかし、同時にこの圧倒的なステータスを前にすると。

『逃げません?』
『俺としては戦いたい』
『私としてはリソースを削りたくないのですが……』
『そうか……、そうか……? んむ……? 何か、その前提は、おかしい気が……』

先ほどのセイバーから逃げるだけでこっちは必死だったのです。そこでこのバーサーカー。連戦で勝てると思いか?
そんな風に私たちがやり取りしているうちに女の方が小首をかしげ、目を丸めます。

「来ないのかしら? それならこっちから行くしかないのだけど……」
「────────…………!」

声も発さず鎧武者がブンと一つ刀を振りました。それだけで風が撒きあがり、アサシンの全身が僅かに揺らされます。
……どう動くにしても、時間は無いということのようですね!


23:05から直下、対バーサーカー陣営対応

1:戦闘開始
2:逃走
3:交渉
4:自由安価

1:戦闘開始!

先ほどまでと違い策はありません。ここは三十六計逃げるに如かず、当然です。
……しかしその一方で、このタイミングを逃すとこの先ランサーに迫れる可能性は非常に少ない。

それはつまり、次の夜に決定づけられている戦闘で情報的な不利を負うことになります。
ただでさえアサシンは一度ランサーに敗北している身。そう簡単に勝てる相手ではありません。

もちろん、眼前の鎧武者、先ほどの言が確かならばバーサーカー、これも十分に強い。
悩みます、あまり頭がいい方ではありませんが、むしろ胸が締め付けられるような感触ですが。

『悩むか、マスター』
「しかし時間はありません」
『なら立ち向かうしかないのだろう』
「あなたは戦いたいだけでしょう?」
『知らなかったのか!?』

知っているから言っているんです!

『もちろん、戦いたい。だがそれ以上に』

アサシンの目がバーサーカーへ向けられます。……感情のない、眼光すらも見えないその顔が、何かを察したように上がりました。

『この戦いは逃げることができない戦いだという予感がする』

……逃げることができない戦い。

「勝算は」
『俺は苦手だ』
「……私も苦手です」
『それはよかった』
「最悪というんです。……許可しましょう、ここは逃げるべき場でないとしたあなたに乗ります」

私の指示を受け取り、アサシンが笑います。

「感謝する、マスター。今ここに、再度我が救世主の威光を知らしめることができる!」

獣の因子を徐々に解放させ、アサシンの姿が獣のそれへと変わっていきます。

「来るのね。……お願い、バーサーカー」
「…………!」

鎧武者の全身から使い魔越しにも分かる程の気迫が流れ込んできます。
矢のようなそれを浴びながらも、アサシンは笑い続け。今、一歩目を踏み出しました。


【戦闘開始】

直下、戦況

12:連戦は流石に
345:ステータスの暴力
67:叫びで停止
89:素早さで翻弄

8:敏捷は同程度

バーサーカーの一撃は重い。それはあのステータスからも予想できることです。
故に、こちらに勝ちの目が転がるならば、それはアサシンの速度。並の人間を遥かに超える獣のそれ。

『アサシン、攻撃を一度も受けてはいけません』
『それは策か?』
『策です!』
『承知した』

言い切った方がアサシンにはよく効く。数日の付き合いで得た対アサシンコミュニケーションの一つです。
私の指示通り、バーサーカーの常識破りな速度の一閃を、寸前でかわしながらアサシンは進んでゆきます。
……いえ、ああいった命令を出しはしましたが、バーサーカーの速度も正直なところ目を疑います。

「────────ッ!!!」

振り下ろし、地面を砕いたはずの刀が、次の瞬間には脚を薙いでいる。
踏み込みの一歩があまりにも強く、まるで瞬間移動をしているかのよう。しかし、アサシンはそれに食らいついてゆきます。

「やるな! 異邦の剣士! 強敵であればこそ俺の存在は意味を増す!」
「……………………!」

アサシンの称賛を気に留める間もなく、一撃、二撃、三撃がほとんど同時に撃ち込まれます。
あわや三等分。ですがアサシンは飛び上がりつつそれを避け、刀の背に乗りバーサーカーの懐へ。

「我が救世主の威光を讃えん! ハレルヤ!」

そしてそのまま一瞬の隙を突き、弾丸のような蹴りを食らわせるのです。


直下、戦況

12:意見の齟齬
34:【???】
567:さらにもう一撃
89:さらに【我ら軍勢、餓獣の群なり】解放

7:さらにもう一撃

「───────ゥ」

バーサーカーの影がぐらりと揺れます。鎧の銅が僅かに陥没し、アサシンの蹴りの力を物語っています。
……このチャンスを逃すわけにはいきません!

『アサシン!』
「心得た!」

体勢を乱したバーサーカーへアサシンはさらに足払いをかけ、完全にその体を傾けました。そしてその兜を掴み。

「なるほど、重いな! しかしこれもまた一つ、あの方を売った金貨に比べればなんのことはなし!」

力任せに地面へ振り下ろしました。脳天から叩きつけられたバーサーカーからは鈍い音が。

「バーサーカー、大丈夫かしら?」
「…………ッ!!!」

通常の人間なら致命傷になってもおかしくないほどのダメージを受けながら、バーサーカーは立ち上がろうとします。
まさしく怪物、まさしく化け物、ゆらりと揺れるその姿はまるで幽鬼の様で。

────しかし、幽鬼であれば聖なるものの前には力を出せません。

立ち上がるより早く、バーサーカーの視線に映るのは、月光を背に負うた獣の姿。

「【我ら軍勢、餓獣の群なり】!!!」

再度の一撃が、バーサーカーの胴へ叩き込まれます!


直下、戦況

1:【???】
234:【???】
56:【???】
789:勝利!

7:勝利!

【ストレートに勝っちゃいましたね。というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく月曜の同じくらいに】

【22:45から再開します】

【再開】

アサシンの蹴撃、獣の因子を一撃に込めたその一撃が、バーサーカーの胴へ槍の如く突き刺さり。

「─────ッ!!!」
「貫くはこれ救世主の威光! 潰れるがいい、異邦の狂戦士よ!!!」

バーサーカーは手を広げ、掴もうとするように手を差し出すも、次の瞬間。

「ハレルヤ!!!」

アサシンの一撃が胴を砕き、その胸に巨大な穴を貫通させました。バーサーカーの霊基が崩壊していきます。……これは。

『……勝ちましたか? もしかして』
「うむ、奇跡の証明である!」

思わず両手をあげていました。圧倒的な勝利の快感、先ほどの逃走とは別の強者の愉悦。
相手を敗者へ貶め、叩きつけるが快感。……いえ、いえ、いえ、これに呑まれてはいけません。これは私の嫌悪すべきもの。
私は勝者でなくともいいのです、私はただ、生き残ることができれば、次に繋げることができれば。

……ともかく、今はバーサーカーを倒したという事実、だ、け。

「あら、バーサーカー、負けちゃったのね」

バーサーカーのマスターの呼びかけに、消滅したその霊基が闇に溶け。また、緩やかに凝集し。

                                   ,.ィ
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                      /.i  ./ ./  >─>= 二≡= --ュ                l   /
                      /.i / /    ,,ェィア"   / ̄ r'' ̄_            .l   /  -≦ ̄
        〟 ',          /   /   ,,チ彡ヘ}    |  .{ ̄マ ̄マ           ,,ム ≦
.       ㌦ '            /  /     ,, _≦//\─/  ヽ  ヽ  i"      ,,  ≦                    ;;
.        k'             i ./ ,, -≦" <_ノ彡> .ト、  .ヽ  .}  }  ,  ≦             ㌦   〟 ',
.        ㍊ '           {,/──‐ャ─'‐─ァ''"  ,,≦>|   .|  ノ" ./                ㌢    .;;,. ㌦ '
     〟 ',           _,,;       .ノi ミ  {,      }ノ  / ノ-、  {                   ㌘㍉....㌦,;絲㍊ '
.        ;;,. ㌦ '       . '”.       マム{ ヽ .マ、____≧彡三ュ、/ ̄/            ∵ '”.     `㍉...  鑾㌢
.      ㌦,;絲㍊ '               `}  ヽ⊥}  ,, <三三三─ア  .l               ∵'”  ~“.... . 濾眦此   '.
          鑾㌢,───────二二二ム__/ ,,ア三三三三ア /   .|        ” ,      '     `㍉翊欟眦k'  _;'”
.          濾眦/   / ィェェェェ/ //   ,, チ三三三三三  {    .l                      _,,;..;.;溺軈欟畊㍊㌢
.     `㍉翊欟/   /  l;;;l   ./ ./ミ/    }三三三三三三三三三三}ェ.|           .;;㍊;;.    .∵'”  ~;  襖欟驂‰ ,
.     _,,;..;.;溺 /   ./  l;;;;}  /ノ三三三三三三三三ア ヽ三三三ア三.l..             “'㌢'  ’.       瀘軈駄㌢
.. ∵'”  ~;  /    /  l;;;;;,,チ三三三三三三三三三三ムチ三三ア三ア .{-─''"ヽ                        灑欟畊%”   ,
...       {    / ,, チ三三三三三三三チ≡マ三三三三/   /  ト、   ヽ        ,, ェ≦ア───灘軈欟駄....”,
.          .l   ,,イ三三三三三三三三三三{ / ̄}.}三三/   {    } ` ̄ ̄ ヽ    ,,ェ≦彡ア     ~.  繍蠶軈蠶畊 ‰
....   '㍉.;灘 \ィ三三三三三三三ア ̄__二二二 }.}三三 ヽ  l    }     `─≦彡      ,, -< ̄ ̄ム蠶軈蠶刪㍊㌢
..... ~.  繍蠶軈蠶マ          {          ノノ三三三   {二二≧、       {    ,, -<       ム軈蠶欟畊 .“%”
 `㍉翊軈蠶軈 ィェ   ィェェェェェェェェェェマヘ、___,,≦三三三三三≧ュ             〉─<       / ̄ ̄マ軈蠶欟刪㌢
.. ~“瀟軈蠶軈 マlム  マ三三三三三マ三三三三三三三三三三三三三           {      ,, >イ`'㌘灘軈蠶欟刪‰ ∵'”
....'㍉.灘軈蠶軈蠶マlム  マ三三三三三三マ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 {   ,,> ''"   マ ~“瀟軈蠶軈刪㏍ ∵'”

「──────ゥ」

バーサーカーがまた、姿を現しました。……蘇生宝具!?

「ええ、気付いていると思うけど。バーサーカーは影武者を身代わりにして蘇られるの」

 ◆『大八幡新皇』
  ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 6/6

   バーサーカーの鉄身伝説と七人の影武者の逸話が宝具になったもの。
   怨念が体を覆い鋼鉄の硬さを持つ鎧となっている。ただし???は例外である。
   その体はBランク以下の物理攻撃と魔術、Cランク以下の宝具を無効化する。
   またBランク以上の宝具も怨念で影武者を作りだし六回までなら無効化することが出来る。
   Aランク以上の宝具でなら一回に複数の影武者を消費させることが可能である。

「ふむ、つまり6回まで俺は伝道可能というわけか」
『ふざけたこと抜かしてはいけませんよ? アレは初手でこっちの手札が分からないからこそ成立したもの、この状況では』

あと実質6回は殆ど不可能に近い……!!!

しかし、私たちにバーサーカーのマスターはにこにこと微笑んでいるだけで、バーサーカーも攻撃を仕掛けては来ません。
何かの罠かとも思いましたが、相手の顔に悪意は感じられない。……何の考えがあって。

「あなたたちが強いのは分かったわ、少し、お話がしたいのだけれども」
「話、……あまり得意ではない」
「安心して、私もそんなに上手じゃないわ。もちろんバーサーカーもね」

それは見れば分かりますが……。アサシンが私の指示を待っています。……これ以上の戦闘は不可能、離脱か会話かということになりますが。


直下

1:逃走
2:コミュ
3:自由安価

1:逃走

……正直この相手を信じるというのは危険でしょう。
今はまだバーサーカーの蘇生も完全には終了していない。ランサーの情報は惜しいですが、今は安全を確保するべきです。

『逃げましょう、アサシン』
「む。……どうしてもか?」
「あら、逃げるの? 美味しいお茶菓子も用意しているけど」
「とのことだが」

それは誘拐の常套句ですよ? 情緒が小学生ですよね?

『どうしても逃げます』
「そうか。……すまない、折角の厚意を」
「いえいえ、仕方がないわ。試すような真似をしたこっちが悪いのだもの」
「では」

アサシンがその場を離脱します。後を追ってくる気配は……、ない。
ホッと胸を撫でおろします。ランサーの情報が全く手に入らなかったのは残念でしたが、あのバーサーカーの存在を気付けただけでも上等でしょう。

……しかし、剣騎同盟にあのバーサーカー、かなり囲い込まれているような印象がありますね。
私たちもどこかの陣営と組む必要があるかもしれませんね。……そういえば。


直下、バーサーカーのマスターに心当たりは?

12345678:ないよ
9:あるよ

0:特殊判定

                   ___

                    // ___\``~、、
                      / /二二二二-_ \ \
                  / /二  ̄ ̄ ヽ-|
                    / |||  l| l   | l| | |  |
               |||\|  l|_l/ | l| | |  | |
               |||、从  |ハ /|/| | |  | |
               |||ミ==\|ー==彳| | |  | |
               ||:.        | | | ∧ \

                  \ \ ー ′ .イ / / /   |
                  \ヽ>‐r< ≦イイ}/.!   |  |
                 | |´ /,| _/  人 |  |  |
                 |__-</ニニ\__/:::::≧=-  _|
                    /  |::::二r「「「 ̄\::::::::/    ≧=- __
                   〉  /:::-/ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ::|          ≧=- _
               /  /:::::-|=赤牛=.{    }\ /} ̄ ̄ ̄\       \
              /  {::::::ニハ_____乂__ノ   `'|       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                 /    八:::ニ{..{-└―――`ー―_|__________}
            /丶 ./  }::ニ{..{ニ_::::::::::::::::::::::::::|      \
           / /⌒\ rく {..{ ̄\::::::::::::::::::::|         |
          / /「   \)|   ̄ ̄ | ::::::::::::::::::|    || |
            / ´ |、__つ\)\__/::::::::::::::::::::|    || |
         {___/       |::::::` ̄´:::::::::::::::::::::::::|    || |

直下

123:別陣営からの襲撃
456:なんか別のデカい奴見つけた
789:明確に思い至る

6:デカいの見つけた

記憶を辿ろうとする私にアサシンの声が割り込んできます。

「マスター」
『何ですか? まさかバーサーカーが追ってきましたか?』
「いや、そうではないが。何かあるぞ」

何かある? 使い魔と視線を共有しますが何もありません。
校舎の奥に広がってる造成林の一部にしか見えませんが。

『何も見えませんが』
「……そうか」
『いえ、納得しないでください。何が見えているんですか?』
「見えているというよりも、偽装されてはいるようだが……」

ふむ、アサシンの野生の勘、という奴でしょうか。案外これは軽視できません。
少なくともここに何かがあるわけですが……、少なくともそれは偽装されてるわけです。
何かその偽装を解除する方法があればいいのですが……。

……いえ? よく考えてみれば、ここはすなわち偽装するほどのものがおかれている場所。それならば、もしかしなくても。

『アサシン? 周囲に何らかの気配がしたりしません?』


直下【拠点】-1

123:感じるよ
456:感じないよ
789:感じないし分かる方法思いついたよ

1:いるよ

「いるな。近づいてきている気がする」
『気配遮断!!!』
「そうか!」

咄嗟に気配遮断させ、その場から退避させましたが……、果たして。


直下、果たして

123:またしても追われる身に
456:観測だけされちゃう
789:なんとか逃れる

7:何とか逃れる

……しばらく付近を動かしましたが、とりあえず撒けたようです。
とりあえず、あの場所に何らかの陣営の拠点が存在することは確認できました。

昼の間に探ってみてもいいかもしれませんね。しかし、ランサー陣営の情報は手に入らず、ですか。仕方がありませんね。

【夜行動2ターン目を終了します……】


直下、他陣営行動

12:剣
34:魔
56:騎
789:弓

3:コンマに愛されたキャスター

暗闇の中、ひんひんという押し殺したような泣き声が聞こえる。

「ひぃ~ん、やっぱりダメだったんですぅ~~~、私なんかが聖杯戦争に参加したからぁ~~~」
「ゴシュジン、シャアネエッテ」
「そうだそうだ、マスターが悪い」
「テメエ、マジデホントニ……」

僕はただ事実を言っただけだぜ、と嘯くキャスター。
その手からは新たな宝石がザラザラと零れ、傍らに人の形を模したそれがゆらりと立っている。

「だがな、合成獣。正直なところ、僕が単騎で勝ち残れる可能性はかなり低くなっただろ?」
「ソレハソウ」
「幸いなのはランサーやバーサーカーを直接僕が"視た"こと、あとはこの拠点がまだどの陣営にもバレてないってくらいだが」

傍に立つ巨大な翠石をうっとりと眺めながら、地面に丸まった馨を足先でつつく。

「そうなるとやっぱりどっかの陣営と組む必要があるんじゃあないか? 泣いてばかりいないでさあ」
「で、でも、私みたいなものと組んでくれる人なんて」
「そうだなあ、僕でも君みたいな獣臭いのといっしょにはいたくない。一応これでもステイツのモダンボーイなんでね」
「ぷええぇ……」

いけしゃあしゃあと正面から暴言を吐くキャスターに、うさぎが跳び蹴りを食らわせる。

「痛いじゃあないか! 暴力は野蛮だぜ!」
「オマエ、ホントニ」
「事実を突きつけてるだけだ。そして人間ってのはその事実と向き合って立ち向かうしかないのさ。神様の奇跡なんて当てにしてられるかよ」
「オマエモソウナノカ?」
「もちろん。僕は奇跡なんて大嫌いでね。限りなく低い可能性を引いた自覚はあるが、それを奇跡と呼ばれるなんて反吐が出る」

実際に唾を吐きながら、キャスターは静かに馨を支え起こす。

「僕なんかを呼んでおいて、願いもないなんてほざいて、このまま消滅なんてのはごめんだ。マスター、とにかく動け」
「うっ、うっ、うっ、でもぉ」
「デモもストもなしだ。とりあえずこれまでに知った陣営で接触しても騙せそうなバカを探そう、合成獣、リストを寄越せ」
「ワタシタチ、ホトンドノジンエイトテキタイシテンダケドナ?」


直下、キャスター陣営接触対象

1234:弓
56789:暗

7:アサシン陣営へ接触

うさぎから渡された情報をペラペラと確認し、次の瞬間地面に叩きつけた。

「本当に僕ら、大体の陣営と喧嘩してるじゃあないか!!!」
「でもそれ、キャスターが妥協したら解決したところもあるんじゃ……」
「妥協なんてするくらいなら舌を噛んで死ぬね、僕はここに作るために来てるんだから」

しれっと自分への批判を受け流し、キャスターは腕を組む。

「さて、どうしたもんかなあ。使い魔の観測する限りセイバーやライダーはどうも組む気はなさそうだ」
「ランサーとバーサーカーは敵対しちゃったし……」
「残るのはアサシンとアーチャー。どっちもあまり情報は無いが……」

うん、と頷きキャスターは指を鳴らす。

「なら、おそらく最初に僕の使い魔を見た彼女に会いに行こう。あの反応、おそらくマスターだろうしな」
「エ、ソンナンデイイノカヨ」
「もちろん、使い魔を解してだ。マスター、流石に彼女の名前くらいは知っているな? ラテン系の美人だったし、あの美貌なら有名だろ」
「え、えっと……、し、しら」
「よし知ってる! 知ってるな! 明日死に物狂いで探せよ! 僕はここで使い魔作ってるから」

馨の返事を待つことなく、それだけを一方的に宣言し、キャスターはくるりと背を向けた。
ぴえええぇ、という嘆きの声が低い天井にこだましていた。


【明日以降、キャスター陣営が接触してきます】


【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく水曜日の同じくらいに】

【22:45くらいから再開します】

【再開】

【四日目・昼】

中々激動の夜でした。
といってもこちらには悪い札ばかり回ってきているわけで、このままではブタで負け。
今夜はランサーとの戦闘もありますし、この日中の自由時間は行動をしっかり考えないと。

少なくとも昨日分かっているのは、以下の通り。

・土塊七瀬はおそらくマスターである
・ランサーのマスターは包帯を巻いた生徒である
・バーサーカーのマスターは金髪の生徒である
・隠匿された何らかの建造物が存在する

先二つは比較的容易に接触ができると考えます。
後二つは、……金髪の学生は私含めそれなりにいますし、隠匿された謎の建造物も迂闊な接触は危険でしょう。
さて、どう動くべきでしょうか。



直下、何をしますか? 【四日目・昼】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:情報収集
3:土塊七瀬に接触
4:ランサーのマスター捜索
5:バーサーカーのマスター捜索
6:隠された建造物の調査
7:生徒会へ向かう
8:どこか特定の場所(自由記述)へ向かう
9:自由安価

3:土塊七瀬に接触

七瀬さんに接触してみましょうか。彼女があの場にいるということはマスターである可能性は高い。
今のところマスターが分かっていないのは、セイバー、アーチャー、ライダー、キャスター。
もしセイバーかライダーなら日中の不戦を持ち出せばいいのですし、それ以外の陣営なら上手く協力を取り付けることができるかもしれません。

「アサシン、念のため同行をお願いしますね」
『最初からその気だったぞ』

それなら結構。彼女は美化委員ですし、放課後の委員会活動を考えれば自ずといる場所は絞られるはずです。
見つけ次第その話をぶち込んで今度こそ口を割らせて見せましょう。


直下、発見したか

123:発見できず
456789:発見

【何か今回特殊が出る確率高い気がしますね?】

0:特殊判定

                    / ̄` ̄ ̄\
                    / ./-=ニニニ-_ \
                      /  / ̄ |   |  ヽ
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                  | | lィぅxハ /ぅ=x |   |
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                   ∧ ヽ>  '   ∠/./ .|
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            _ -ニニニ◎>ォ◎ニ_>く_/|:::::ト _   \
        _ -ニニニニニ◎/  ´'うニニ-_:} /::::::|  ∨   |
       -ニニニニニ(::::)/\__/ニニニ>V:::::::::|    V |
        -ニニニ>''"   ノニニニニ-/::|:::::|::::::::::|     ∨|
        / >''"     <ニニニ-:::::/:::::|:::::|::::::::::|    ∨!
     /ー ´    <ニニニ‐ {:::::::::八:::::|:::::|::::::::∧      V
     \_ < -ニニ- / /  V:::::::::::\|ヽ:|::::::/ `、    ∨
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             ///////'//////|///ゝ'ゝ'ゝイ/ |///|/ハ   /

直下

123:出会えないうえに日没と同時にランサーが来る
456:いたのはいたがなんか妙な気配がする
789:キャスター陣営とダブル接触

5:いたのはいたんだけど

いくつかの候補を辿り、ようやく発見しました。
備品倉庫になっている空き教室、掃除道具もいくつか収められていますから彼女がいるにはふさわしく、加えていい隠れ場所です。

扉に手をかけようとした瞬間、ゾワリと背中に悪寒が走りました。隠し持った頭骨もカタカタと音を立てています。
よく考えれば、この戦争のさなか、休戦の日中と言えど周囲にサーヴァントを置かないという選択肢はない。
つまり、この悪寒はおそらく七瀬さんのサーヴァントのもの。咄嗟にアサシンへ念話を飛ばします。

『アサシン、周囲に気配は感じますか?』
『おそらく殺気ではないぞ』
『? なら、なんだというのです?』
『うーん……』

わりとすっぱり話すアサシンが悩んでいます。ですが今は日中ですし、アサシンが殺気でないというのならそうなのでしょう。
大方侵入者を警戒しているだけと見ました。ならばこのチャンスを逃すのはもったいない。扉を開きます。

「七瀬さん! リュコ・コンティノアールです! 先日の件」
「……あー、最悪のタイミングで来たね」
「は?」

私の顔を見ると同時に七瀬さんが眉を顰めます。いえ、これは拒絶というより……、同情?
直後、背中に先ほどの悪寒が、さっきより明確に質量すら感じさせて……。いえ、違います、背後に、何かが。

                   ,  ―- 、, --
                , <         `ヽ、

              /   , <::::::::::::::`:ヽ   ヘ
                 /   /:::::::::, ====::::::::\ ヘ
             ,'   ./::> ´       `ヽ:::ヘ ハ
             i    レ´           i  ヽ.} i }                  「ドッチャクソタイプですわ!!! 貴女!!!」
                .|  ヘ. {  、 ト、 ト、{ ト, i ,イ  } , }  } |
             | .λヘヘハ从ササ- ヾリレ'ナフサリ ノ !
               丿  .トヾゞ,ィ伝心、   ィ伝心 彡'  |
           {ゝ-くノ  .ノ .ハ  乂;;タ       乂;;タ. ∧  乂_ノ!
         ゝ≠ 〉-イ  .}       ,     / ヘ`´ メ<
         / / `7   ハ              ∧ ヘ¨ \. ヽ、
        {/ ,イ / {  ∧ ゝ、   ゝ ̄ ア  .ノ .ト、 ハ  ヽヘハ
        У レ{ { トゝ、ヽ ナ __i> 、     イ  ノノ)}∧ }リ ツ
          `ゝトヘ、ト(ヽトゝ| ̄廴rt≧.≦rhつ从ノ }ノ )ノ

                   rヒx__,=.L___L=.L イ
         ___    , <ヽ`ー{  {  } Yノ}- 、  __
     ⊂ニ孑  ,´><        |  λ j  |    > カ-ュsz___
     ヽ{ }乙カつi        イ    ノ  ト、  __ is‐‐t-カT⌒ゞ
       {  { ' |乙カ个z、   / {        | ハ乙  { } | ノ |   ノ

突然現れた女性が私を抱きしめてきます。攻撃かと思いましたがこれは違います。なんというか、絞めるというよりは、抱き着かれているような……。
いや、うなじのあたりをめちゃくちゃ深く嗅がれて、いや、な、舐めてませんかコレ!? あ、手が変な場所に……!?

「顔は百点! 所作も百点! 加えてその気丈そうな中にどこか臆病さも備えた可愛らしさは五億点! もう私が手に入れるために生まれたような女性ですわね!!!」
「え、な、何ですかコレ!? あ、ダメ、そんなとこを触ろうと、メッチャ力強い!?」
「う、うへへ、私これでもローマ一の将ですので並の女性で外せるとは思わないことですわね。それにしてもその物言いもまた王妃を彷彿とさせて」
「ちょっと待ってください!? 完璧に現代の倫理規範に照らし合わせてダメな人では!? いえ、人の性的嗜好は人それぞれですが! 私はあくまでもヘテロで」
「安心してください、私はレズビアン寄りのバイセクシャルですわ!」

何処に安心する要素がありますかそれ!? そもそも、性的嗜好以前に同意のない行為は、うわ、息遣いが本気です!

「ローマでは略奪愛など常識なので!!! いえ、むしろいっぺん私のものになってから寝取られていただくのが最高なのですけれど! ぐへへ!」
「倒錯しすぎじゃありませんか!? 本当に引きはがせないのですけど!? 七瀬さん!? 助けてください!」

私のもう恥も外聞もない悲鳴に、そこまで頭を抱えていた七瀬さんがやにわに立ち上がり。

「やっぱアンタ王妃もそういう目で見てたんじゃないの、アーチャー」
「だってあんな魅力的な女性がいるのがいけないんですわ! でも皇帝の后なのであれは疑似的な寝取りとも解釈できますわね!」
「問答無用!」

抱き着いてきた女性、アーチャーの頭に拳骨を食らわせたのでした。



【アーチャーのステータスを公開します……】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:アーチャー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┓
  【真名】:???             【属性】:秩序・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━┻━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋】:C       【耐】:C        【敏】:C       【魔】:D       【運】:E         【宝】:B+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

     、                        __   x‐=‐ 、
= 、   |∧                      /     `´        \
\  \.|ニハ                     /    . ─── 、\   ヽ
  \_ヽ二|                / / /: : : : : : : : : : : : : : ',    ヽ
      ̄∨ヽ             / //: : > ´ ̄ ̄ ` <: |     ハ
       ∨//〇 .             |: : :/             |     |
          ∨─、/ > .       |   |/   Ⅳ  | /l/ ∠∨|     / |
         ',   ` <///>    |   |、 ヽ\{ 、\ lV 才´  _  |   / 八
          ',      ` <///>|  ∧ ヽ{ __` ヽ{   rf爪_)ヽ|/ソ   \_ ノ
           ',           ` <∨  ミ 〃んハ      辷 ソ  |  |  |   \イ
            ',              ゝ三   辷ソ  |          l  ゝ─イ   `ヽ
             ',            .人  |∧       l          |∧ ヽ/    `ヽ\
              ',        .ゝ二 // ∧         __    /  \ ヽ   |  |/
               ',           / ゝ‐イ   、      ̄      イ    } /  | | ∧/
                ',       / /   .|     > .       / |    リ | /从|
                 ',        |  | |  .|/ | |  |  |≧  イ=、f ̄|、|/从//
                  ',.       \{∨ヽ/\/ヽ从/f ̄fヽ-| |  | ./
.                ',      マヽ |\|\∧∧∧ .〉イ7─/⌒|二二l__
              ',       \\ |  | | | |/ /  /  .|       ,ィ丶__r=r─r 、
               ',   |> 、\ヽ> ´ ̄/  .| ./   /_r─、_ /   |    ___/
               ',   ',    ̄ .|:.:.:.:.:.:/   |/   / |   ./ . -‐=ニ三三三ヘ
                ',   >───|:.:.:.:/   /   ./|_.-=ニ三三三三三三三三|
                 ', /.三三三 .|:.:./           / |三三三三三三三三ニ=‐"|
                  \/ ̄ `ヽ.|:/ _  r─‐、/  .|三三三/l ̄`ヽ>"     .|
              r=/     /0ゝ'.:.:.:/>'.∧三|__/〇三/. : .|   |        \ !
              |/     /. : 7´ゝ∨.:.:.:.:.:.:.:.∧/   /`ー'. : . : .:|  .|        \
                /       /. : /   .∧.:.:.:.:.:.:.:.:.∧  ./. : . : . : . : ∧ .|          |
              /    /   /. : /   ./::∧.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ |. : . : . : . : . : .\|         |

AA:ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア (テイルズ・オブ・ジ・アビス)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【クラススキル】

 ◆対魔力:E
 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

 ◆単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。


【以下、詳細不明……】

拳骨の一撃でようやく落ち着いたアーチャー。そのまま問答無用に七瀬さんに正座させられ、大人しく従っています。
しかし、未だに私にねっとりした視線を送ってきます。……これは冗談抜きで危ないのかもしれません。

「アーチャーが迷惑かけたわね」
「ええ、まったく」

こればかりは一切の遠慮がいらないのが喜ばしいことですね。

「昨日、最初にアンタが来た時から騒ぎ出してね……。流石にまずいと思ったからその場は逃げたんだけど」
「ああ、昨日のはそういう……」
「でもまあ、正面から来られるとは思わなかったから油断してた。本当にゴメン」
「ええ、私も警告されてたのに従わなかったのが悪いのでお相子ということで」
「落ち込んだ顔も可愛い! 私の前で寝取られてほしい! 私は縛られておきますので!」

もう一発の拳固が飛び、七瀬さんが話を仕切り直します。

「プライベートだけだから、戦争になればマシなんだけどね……。で、わざわざ私に話しかけてきたってことは」
「ええ、知っていると思いますが私も聖杯戦争の参加者です」
「……でしょうね。で、何の用? といっても、思いつくのは情報の交換か、それとも何らかの協力体制を組みたいかってとこでしょうけど」

ええ、そうですね。とりあえず、現在の状況的に敵に回すべきではないでしょうし……。


23:40から直下、土塊とのコミュ内容

1:情報交換(出せる情報を併記)
2:同盟の申し込み
3:自由安価

1:情報交換

ただ、味方と認識するのも……。

「うぅ……、正座、私の文化にはないものですのに……、マスターのいけず……、こんな好みの女性を前に……、うぅ……」
「喜んでるのは分かってるから少し黙ってて」
「うぅ……、放置プレイ……、これはこれでまた、キツさが徐々に快感に……」
「生きてるだけで幸せそうですね……」

このドロッとした粘性の視線を受け続けるというのは厳しいものが……。

「とりあえず情報を交換しておきたいのですが、色々と相談したいこともありますし」
「分かった、私たちもまだ今んとこ全陣営の情報が分かってるわけじゃないし」
「感謝します。ではこちらから出せる情報ですが……」


23:55から直下、どの情報を出すか。複数選択可能

1:剣騎同盟
2:宝石を軸にした謎の使い魔
3:バーサーカーの情報
4:ランサーの情報
5:ライダーの情報
6:セイバーの情報
7:アサシンの情報
8:隠匿された何か
9:自由安価
10:上記全部

12356

>>663

【というわけでちょっと早いですが今夜はここまで。お疲れさまでした】

【次回は明日の同じくらいにやりますね、多分。もしかしたらアーチャーとかランサーとかの真名当てするかもしれません】

【22:45ごろから再開しますね】

【再開】

とりあえず、アサシンを除くサーヴァントの情報は出しておきましょう。
ほとんどステータス程度しか分かっていませんし、こちらの不利になることはないはずです。

「ふうん、セイバーとライダー、バーサーカーの情報ねえ」
「あとは特筆すべきこととして、セイバーとライダーは同盟状態にあります」

これは相手の譲歩を引き出すために必要な情報でしょう。

「加えて、どうやら宝石を主体とした使い魔が行動しているらしいという情報を確認しています」
「なるほど、そっちの出せる情報はそれだけってことね」
「……ええ、何かお気に召すものはありましたか?」


直下、アーチャー陣営反応【多数開帳】+1

123:大体は知ってたわ
456:剣騎同盟に反応
789:情報提供に感謝

9:普通に感謝

ぶすっと私を睨みつけ、七瀬さんは頷きました。

「正直助かった、これだけの情報は私たちだけじゃムリ」
「……それなら良かったです」

ほっとしました。ここで知っているとでも言われたらこっちは情報を開示しただけの間抜けになります。

「もちろん、これだけの話をしてもらったからには返させてもらう」
「案外しっかりしているんですね」
「タダより高いものはないから。一応こっちも出せる情報は出すけど、何か知りたいことはある?」
「そうですね……」

この状況なら多少吹っ掛けても大丈夫でしょう。ただ、問題は相手がその情報を持っているか、ですね。


23:00から直下、聞いておきたい情報

1:ランサーに関して
2:謎の使い魔に関して
3:自由安価

【追記:確実に聞いておきたい情報なので、コンマ次第では追加情報も発生します】

1:ランサーに関して

これだけは聞いておきたい、という情報はやはり一つ。
……わざわざ聞くというのは何かしらの情報を与えることになりかねませんが。

「ランサーについての情報を持っていませんか?」
「ランサー? そうね……」


直下、ランサーに関しての情報【情報開示】+1

123:そんなに持ってないな
456:スキルくらいは掴んでいる
789:宝具名までしっかりと

5:スキルくらいはつかんでる

七瀬さんが正座したアーチャーに目をやります。……そっちに振るんですか?

「そうですわね、昨夜の戦闘、私も直前に気付いたので正確には分かりかねますが……」
「正確じゃなくてもいいわよ」
「では私の憶測も挟みますが、ご了承を。まず、ランサーの攻撃は基本的に影を用いていました」

……公私を分ける、という七瀬さんの言葉は嘘ではなかったようですね。
先ほどまでの変質的な態度はどこへやら、アーチャーは冷静な戦士の顔になってつらつらと説明してくれます。

「あの影はおそらく、霊装の一種かと考えます。宝具までは把握できませんでしたが、攻撃痕に残る魔力を見る限り強い呪術を纏わせていたのでしょう」

 ◆『死棘の影(???)』
  ???を模した「影」。分裂も可能。
  武器としても使える、呪術によって自動で報復を為す魔術礼装。

「なるほど、呪術を乗せた影の槍、ということですね?」
「ええ、加えてアレは私の知る大系にある術ではありませんでしたわ。魔術師ではないので精査はしかねますが、もう少し原始的な……」
「私はドルイド系の呪術じゃないかと思ってる。その中でも特に報復、つまりは相手の攻撃に反応した感応的な呪術だと」

ドルイド系、ということはケルト人に関連しているということでしょうか。となるとランサーの出自は……。

「ケルト神話に関連するサーヴァントでしょうか?」
「私も同じ結論に達しています。それに加え、私が見た限り、ランサーの攻撃……、戦闘の癖とでも呼ぶべきものですが、相手に対応して変化していると感じましたわ」
「柔軟に戦闘パターンを変えられると?」

私の言葉にアーチャーは少し悩んでから首を振ります。

「それ以上のものかと。おそらくランサーは、相手の持つスキル等を見透かしていると考えます」
「……! こっちの出す手が分かるということでしょうか」
「いえ、そういった未来視、予知の類ではなく、相手のスキルを見たうえで、汎用的なスキルを選び、即興的に自分のものにしているのでしょう」

……! それは、見切りの可能なスキルに対し、それを無効化するスキルを得られる、ということ。
おそらく以前の戦いにおいても、アサシンの持つ獣の因子に対応したスキルを得て戦っていたのでしょう。
つまりは相手のスキルに対応して、相性のいいスキルを選べるということではないですか!


 ◆魔除けの智慧:A+
  ???と渡り合うための知恵。
  相手の能力を見抜き、英雄独自のものを除く多くのスキルをB~Aランクの習熟度で使い分ける能力。


「もっとも、それを即座に選び取れる戦闘センス、経験、勘が必要なわけですし、そのスキルこそがランサーの強力さを物語るわけでもありますわね」

現状、ランサーの脅威としては、攻撃に対する自動防衛に加え、相手側が必ず有利なスキル構成で挑んでくるということにあるわけですか。
……ならば、それに対応するには。かなり選択肢は限られますし、その選択肢も厳しいものになってくる。要するに。

「応報の呪いを突破し、スキルや宝具に頼らない純粋なフィジカルが求められる、ということでしょうね」
「ええ、それが1つ。もう1つは個人のスキルではなく戦場や戦闘法を変えることで有利な状況に追い込むことですが」
「それだけの戦闘センスを持つ相手ならどんな状況でも対応しかねないでしょうね」

七瀬さんの言う通り。特にアサシンにそんな芸当ができるとは思いません。……そうなれば、今夜の戦闘は。

『俺が純粋に殴り勝てばいいということだな』

……そういうことに、なってしまうのですね?
ため息が出ます。まったくもって、勝てる可能性が低い綱渡りばかりを続けているような気がしてなりません。

「あとはせめて宝具さえ分かればいいのですが」
「それに関しては申し訳ありませんわ。確認は取れていませんの。せめて真名でも分かれば参考になるかもしれませんが」

ランサーの真名……。おそらくはケルト神話に関係するサーヴァントであり、呪術を始めとして戦闘センスに秀でている女性の英霊。いったい、なんでしょうか……?


↓3まで、ランサーの真名判定。 23:38まで

【ここまで】

【正解者なし】

……ううむ、あまり他の魔術体系には詳しくないんですよね。
私の魔術体系は唯一無二なので、要するに魔術全般に詳しくないということになるわけですが。

「……じゅるり」
「変態的な事を考えているのは分かったから正座に戻りなさい」
「ひ、酷いですわ! 事実ですけれども!」

七瀬さんの言葉に粛々と正座に戻るアーチャー。
とりあえず確認したかったランサーの情報は得られました。これだけでも十分なのでしょうけど……。


直下、コミュ継続するか

12:これにて打ち止め
34:宝石の使い魔に関して
56:剣騎同盟に関して
789:どっちもの話

1:これにて!

……とりあえず、これ以上この場にいては本気で貞操の危機を感じるのでここで退散しましょう。

「ありがとうございました、それではまた、夜に」
「……ん、夜に」

アーチャーに背を見せない様にしつつ部屋を出ます。扉を閉めようとした私に七瀬さんが声をかけてきました。

「コンティノアール、基本的に私は昼間ここか、生徒会室にいるから」
「……え?」
「鈍いですわね、そういうところも魅力、あばたもえくぼ、マスターはつまり、何か話すことがあればいつでも訪ねろと言って」
「アーチャー」
「はいはい、お口チャックしますわ。私も歓迎しますので、いつでもお出でください、……ええ、それはもうくんずほぐれつぬっちょぬっちょに」

扉を即座に閉めました。教室のガラス越しに手をひらひらと振ってくれる七瀬さん。なんとなく私も手を振り返し、廊下を進みます。

『よかったな、マスター』
「何がよかったというんですか?」
『む? よくないのか?』
「……ホントに話が?み合いませんよね」

……七瀬さんは聖杯戦争における敵であり、いつかは戦う存在。……でも、なんだか少しだけ、嬉しくなってしまいました。


【アーチャー陣営との関係が良好になりました】

【昼行動時、アーチャー陣営と確実にコミュニケーションを取れるようになりました】

【昼行動を終了します……】



直下、他陣営行動

12:剣
34:騎
56:狂
7:槍
89:魔

9:魔

【というわけで今夜はここまで。お疲れさまでした】

【次回、キャスター陣営との接触。おそらく日曜日の同じくらいになるかと思います】

【22:45くらいから再開しますね】

【再開】

七瀬さんの元を去り、そろそろ自室で今夜の準備を始めようかと考えていた時。

『マスター、誰かが追ってきている』

飛んできたのはアサシンからの警告。まったくもって、今日はそういう日の様です。

『同じクラスの方々や先生ではなくて?』
『いや、違う』
『ふむ、ならばおそらく敵ですね。私には声をかけてくれる友人などいませんし』
『そうか、ならば振り向いてやれ』
『は?』

何故追手に振り向く必要が? 一瞬思考の隙間に落ちた私へ、背後からぽてぽてと近づく音が聞こえ。

「や、やーっ!」

私の袖をむんずと掴む兎耳の女学生。それなりの力なので若干の強化をかけて抵抗します。
私を引きずれないことに気が付いたのか、女学生は全身を小動物のように振るわせて。

「すいません……、すいません……、私なんかがぁ……」

突然泣き始めたのでした。……とりあえず、人に見られて変な噂が立つ前に人気のない場所へ移動しましょうか。


直下、兎耳娘を知っているか。5以上で知っている

【15分経過なので自動進行】

2:知らない

校舎裏にとりあえず引っ張っていき、べそべそ泣く兎耳の女学生をなだめています。

「何で泣いているんですか、まずそこが分からなければどうしようもないんですよ」
「ぷぇ、ぷぇ、……それはぁ、あなたを攫って来いって言われてたのに失敗しちゃったからぁ」
「……何故、私を攫おうと?」

物騒な言葉ですが、こんな人間を刺客に選ぶ相手が本気であった可能性は低いでしょう。
なら、その理由を尋ねるべきではないか、そう判断した私の背後で。

「ヌッ!」
「チッ!」

アサシンが突如出現した影の一撃を斥けました。影は器用に飛び跳ねると赤い目で私たちをじっと見つめます。
大まかに人の形を模したそれのことは私もよく知っています。この学園において魔術の実験動物として世代を重ねた人工生命体。


【加工生体】
魔術的な実験や、儀式の生け贄にするために作られた人工生命。
人であることを維持できる範囲でかなり広範に手を加えられている。
無茶な扱いをしても壊れず、少ない食料でも長期間生存でき、広域な魔術に適性を示す。


学生は便宜的に"うさぎ"と呼んでいるその異形。これを飼いならしているということは。

「"いきもの係"なんですね、貴女は」
「はいぃ……、毛野原馨と申しますぅ……」

"いきもの係"、この合成生物を世話するために任命される係であり、一般的には完璧な汚れ仕事。
要するに、嫌われ者、鼻つまみ者、もしくは、"価値のない役立たず"に押し付けられる仕事です。
私のそんな考えを察したのか、毛野原はうゆうゆと愚図り出し、逆にうさぎは赤い目を閉じため息を吐きました。

「アノキシュウニキヅクッテコトハ、ヤッパアンタマスターカヨ」
「……! 驚きましたね」
「ウサギガコンナニシャベルコトニ、カ? マアナ、ソコノゴジュシンガアンマリニモアンマリナモンデ、ナ」
「む、マスター、これはアレか? 三ツ口の女の例えか?」

違うのですけれど、話がややこしくなるので無視します。どうやら敵意はないようで、アサシンも構えを解きました。

「……それで? "いきもの係"とそのペットが何の御用ですか?」
「ワカッテンダロ?」
「おそらくは。しかし、そちらの口から聞いておきたい」
「キャスターに協力してくださぁぃ」

……キャスター。やはり、彼女たちもマスター。しかし、協力とは?

「ハァ……、マァ、ツイテコイヨ。キャスターガマッテル」

呆れたように私たちに背を向け、うさぎは進んでゆきます。罠かとは思いましたがアサシンに目をやると軽く首を振ります。
……私にしがみついて泣いている毛野原をこのまま放っておくのも厄介ですしね。

うさぎに先行されて進んだのは、学内にぽっかりと空いた穴。
隠れるように空けられたそれは、どうやら学園中に張り巡らされているようで。

「……うさぎ、これはあなたが?」
「イイヤ、ゴシュジンダ」
「貴女が?」
「はいぃ……、私、アナウサギの因子があるので……、癖で……」


◆無秩序なトンネル
 時間を余しているときに手持ち部沙汰な彼女は、たびたび学園内の土のところどころに穴を掘り道を作っている。
 いくらかは他の学生たちにも知られて抜け道や近道として使われている。
 彼女もある程度は場所や経路を憶えているが、目的を以って作ったわけではないし崩れることもあるのですべてを把握はできていない。


……そういえば、小耳に挟んだことがありますね。学園内には謎の抜け道がいくつかある、とか。
それがこの兎耳の少女によるもの、というわけですか。なるほど。

「ソラ、ツイタゾ」

うさぎの先導でトンネルを抜けた場所は、獣特有の独特の匂いが充満していて。
そしてその匂いに似つかわしくないほど、緑色の煌きで溢れんばかりに輝いていました。この輝き、どこかで覚えがあります。

「飼育小屋ですね、そこを魔術で拡充しているというわけですか。……この光は」
「エメラルドだよ、レディ」

私の疑問に答えたのは、緑色に輝くその中心で脚を組んで座る男。アサシンが警戒したのかスッと構えを取ります。

「……キャスター、ですね?」
「ようこそ! この僕のギャラリーへ! この輝き、購入する気はあるかい?」


【キャスターのステータスを公開します……】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:キャスター
┣━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓
  【真名】:???          【属性】:混沌・善
┣━━━━━━━┳━━━━┻━━┳━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:E      【耐久】:C     【敏捷】:E      【魔力】:C+      【幸運】:B     【宝具】:B
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                            /{_,、     _
            ト、        -''゙´:.:.:.:.:.:`ー--''゙´:.<_
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     ニニニ/{ニニニニニハ二 |_| {{ニ=|  !|二二 >'´二二ニニ≧o。
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 代理AA:花京院典明(ジョジョの奇妙な冒険/3部)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

……ステータスとしては魔術師のクラス相応。おそらくアサシンの敵ではありません。
となれば警戒すべきは宝具、あるいはスキル。このエメラルド、私の記憶する限りでは。

「あなたが生徒会室にいた使い魔の主だったのですね?」
「うん、そうだとも」
「否定しないのですか?」
「もちろん、アレは僕の作品だからな。作ったものを匿名で見せるなんてのはナンセンスだ」

堂々と言い切るキャスター。これは下手をすれば相手のペースに呑まれてしまいますね。とっとと確信に移りましょう。

「それで? わざわざ私たちをここへ呼んだ理由は?」
「ああ、単刀直入に言おう。同盟を組まないか?」
「……ほう?」

同盟、協力関係に付こうということでしょうか。
渡りに船ですがこのキャスター、こんな場面です、何を隠しているか分かったモノではありません。

「何故私たちと同盟を結ぼうと?」
「正直な話をしていいか? 誰でもいいんだよ、別に」
「俺が言うセリフではないが、それはいいのか?」

まったく。悪びれもせずにキャスターは手をふらふらと振り。

「僕は卑怯なことが嫌いでね。バーサーカーとは決裂したし、ランサーとは馬が合わない。セイバーとライダーの話は知っている」
「消去法で私たちに?」
「そういうことだ、一応僕の作品を見てくれたわけでもあるし、とっかかりとしては十分」
「同盟するメリットはあるのですか?」

あちら側から申し出るということはおそらく切羽詰まった状況。ただ守られるための同盟ならば受ける必要はありません。

「メリットか、それならある。マスター、アレを持ってこい」
「はいぃ!」

完璧に主従逆転した関係を垣間見せられつつ、毛野原は両手いっぱいにそれを持って来ました。
緑色に輝く大粒のそれは、こちらから見ればまごうことなき魔力の塊でもあります。

「これは……! エメラルド……!」
「そう、使い魔の核によし、エメラルドの持つ心身の強化や肉体の癒しで戦闘にも役立つと保証するぜ」
「……これを私たちに供給すると? しかし、それではそちらの資産が目減りするのでは?」
「そこは安心してくれよ。このエメラルドはさっきも言った通り」

キャスターの袖からじゃらりと新しいエメラルドがこぼれ落ちます。

「僕が作ったもんだから」


【キャスターのスキルを公開します……】

  ◆大量生産:C
  道具作成スキルの亜種。宝石を核とする使い魔を無限に近い形で量産できる。
  その分どこかの土地・どこかの魔術が犠牲になっているはずだが、当人はまったく意に介さない。


  ◆精霊の加護:EX
  精霊からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。
  高位の鉱石には精霊が宿り、それ単体で数々の魔術を記録した刻印の如く振舞うというが
  フェイカーの技術は、純粋な科学によって精霊種を生み出すというありえない領域にまで至っている。

……!? 宝石を、それも魔術に使用できるほどの高純度のモノを大量生産できる、と!?

「まあ、これがバーサーカーと揉める原因になったわけだがね。さて、どうだろう? 十分なメリットだと考えるが?」
「……確かに、これの供給を得ることができるなら悪い話ではありません」
「そうだろう?」

しかし、そう安易に組んでいいものですか? アサシンに視線を向けます。

『どう考えていますか?』
『ううむ……、伝道は難しそうだな』
『いえ、そういうことではなく』
『む、違うぞマスター。本当に俺が伝道を試みようとしていると思ったのか?』

ええ、思っていましたが……。

『そうではなく、少なくともこの男は既に救われている。救われているモノには救世主は必要ない、というわけだ』
『……えー、よく分かりませんが、何かしらの芯があり、容易に動かせる相手ではない、と?』
『そうだ』
『それは善悪問わず?』
『基準による』

なるほど、こっちが協力しようがしまいが、別に気にはしないだろう、ということでしょう。
割り切っていると考えればいいですが、それは容易に敵に回りかねない陣営。この宝石作製技術が敵に動くと……。
かなり厄介でしょう。それでいくなら、一旦ここは協力するのも一つ? ランサーとの戦いやセイバーとライダーの同盟もありますし。

「悩んでいる、といったところだな。まあ、気持ちは分かる。こんな胡散臭い奴の話僕なら聞かない」
「ジカクアルンナラ、モットマジメニヤレヨ」
「やかましいぞ合成生物。……なので、もう一つここは僕の真摯さを証明してみせよう」

そう言うとキャスターはゆっくりと息を吸い。まるで役者のように胸を張り。

「僕のクラスはキャスターじゃあない。僕のクラスは」


 フェイカー
「贋作者だ」



┏━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:フェイカー
┣━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓
  【真名】:???          【属性】:混沌・善
┣━━━━━━━┳━━━━┻━━┳━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:E      【耐久】:C     【敏捷】:E      【魔力】:C+      【幸運】:B     【宝具】:B
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                        _r=ミ、r―.、___

                          ノ⌒ヽ:リj : //}_:_:_;ノ三ミ
                        /⌒ソ:ァ〈:/ : /: :/ :=ミ_:_:_:\_,
                    ー=ァ_:_;ノ:/-/ーlf⌒厂jハ: : : : \:_:_:_≧
                        /:/ :}: :( j廴j{_{__j{ }'⌒:ー=ミ、:_;ノ
                       (:〈 :ノ: ;ハ ` r‐茫ぅ` }: :ァ‐┐rト┬'
                        ソ: ://_       └く) }│}:ミ{
                     {:ハ( |ヽ-'        /(_}}/: :{: ;ノ
                      乂:{ l 辷___一   /  i {⌒ヽ:}_
                        /} {      ノ/    |\:l }(_)
                        (_)人ー―一 イ     |: : \_
                       ___}__/ ̄ ̄}l厂 ̄ ̄\/(_)

                        |   {匚 ̄||l| {匚 ]  {
        / ̄ ̄\ー< ̄∨ ̄\⌒i   ` ̄ ̄|l|  ̄´  |_
.        /      \l } │  } } l|\     l|      /  \___
       /        } | |  |  | l l|   \____|l|____/         \\__
      /´       }  |  |   | l l|      (__)             } | \
.      {        _ノ   }  | /   l|                     | |   }
     乂_   _,ノ     ノ  }    リ                         /     ハ
      }  ̄ ̄ ̄     {   { i   /__   __                  /     / j}_
.       _ノ__/   \/  j |   /    \(__)______          /     / 厂}
.     __[__ ̄   ,     /  / {  / ̄ ̄   、_           ̄ ̄ ̄/    / ノ ∧
    / ___/、____/ /  / /    ___   ̄ ニ=‐-  __/  /     / {___
.   / ̄ ̄     // ̄ ̄\_____r‐< ̄\__〉               }_/__/___,ノ  ∧
  /       _,ノ  {  ___/  '⌒} \\ }\ _         r‐く ̄ ̄\  / ̄ ̄ ̄_∧
. /     / ̄/  / | ̄       入 \ ‐〉 \_}(__) =ー------='   〉    ヽ / / /  ̄ ̄ ̄\
.j__ ィ{  /  { |  ___/〔_{__ノ_/\  \   ̄ ̄ ¨¨¨¨フ   ′      {_l{/     // ̄ ̄ ̄\
          /} |/ | | | │ | |   |\_/______/  /         ⌒ヽ_/ ̄ ̄ ̄ ̄ \\
         /   \_,ノ l l  ,レ宍く  | |       /   イ          /       __/  \
         /     __,ノ│ {   }   | |  __/   / 人   ____/      __}      /
    _ <    / ̄|   |│ 人__ _人  | |  _  `ー一'^´/ ∧ / //}     / ̄       __>’
 _ <    __ノ   /  / |│ _廴}_l__」 | (__)   /  /  ,ノ ∨ ̄ ̄ │        (__)_>
.        /     |   | | l匚{    匚}、│      /'´ ̄   / ⌒}   |    (__) >
    _/     │  | | | \__,ノ\人| ___/      /  \  ,ノ|  ___/
  ̄            |     { レ‐{_(___)‐┬ヘノ __(_     / /   { /\|_/
             }     |,人_ノ ̄ ̄} ̄ ̄  _    {_   / / / / 〉\
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 代理AA:花京院典明(ジョジョの奇妙な冒険/3部)
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  【クラススキル】

  ◆偽装現界:-
  クラスを偽って現界出来る。フェイカーのクラス名は、基本となる7クラスの何れかとして表示され、
  また現界したクラスのクラススキルをEランクで取得する。


【というわけで今夜はここまで、ほとんど安価できませんでしたが、次回はフェイカー陣営との同盟を組むかどうかでしょうかね】

【おそらく火曜日の同じくらいから再開します。お疲れさまでした】

【早めのご連絡。今夜は遅くなりそうなので明日に延期しますね】

【22:45くらいから再開しますね】

【再開】

贋作者? 既存の七クラスに当てはまらないエクストラクラスというわけですか。
キャスター改めフェイカーはフンと鼻を鳴らし、踵で地面を鳴らします。

「もっとも、僕自身はこの名前は嫌いだがね。僕は自分のことを贋作者だと思ったことは一度たりとない」
「ヤッテルコトハマギレモナクパチモンヅクリダガナ」
「そこの合成獣、やかましい」

フェイカー、確かにその素性を示してくれたことは胸襟を開いてくれた、ということでしょう。
しかし、その一方で信用できるかどうかというのはまた別の話です。霊装の補充はもちろん、純粋に味方が増えるのは有難いことではありますが。

「さて、どうする? もちろん、こっちも立場の弱い側だというのは理解している」
「そう言い切るのですね。ならこちらが無茶な要求をしても応えることができると?」
「できないことはできないが、できる限りの譲歩はしよう。それが商売というものだしね」

……成程、それを呑ませたうえでこちらも断りづらくしようという作戦でしょうか。
しかし、情報が欲しいというのもまた事実。……さて、どうしたものでしょうか。


22:55から↓2まで、フェイカー陣営への要求、質問などあれば。ない場合はそのまま進行

同盟を組んだとしても、サポートがあるとはいえそっちを庇うだけになりそう
最後まで組んでたとしてもこっちの手だけがバレバレになるかもしれないからスキル宝具の情報を渡して欲しい

【23:05付近で締め切りますね】

【ここまで】

>>705-708

>>705

まず、同盟を組んだところで、現状ステータスが高いのはこちら。必然的にフェイカーの補佐やかばいだてをすることになります。
それはこちらも情報を抜かれることになるわけで非常に不利。せめて一方的な関係であるべきでしょう。

「ではまず、そちらのスキル、宝具は完全に公開していただきたいですね。そうでなければこちらが一方的に守る羽目になりかねない」

かなり大きめの要求だとは思いましたが、フェイカーは案外すんなりと頷きます。

「それはその通りだな。僕のステータスではそっちに不利益があるとしか考えられないだろう」
「私としても賛成します……、今は、その、味方を得ることが大事だと思いますので……」
「案外簡単に頷きましたね」

私の疑念にフェイカーは笑います。

                       さくひん
「交渉ももちろんあるが、そもそも僕は宝具を見せたくてたまらない口でね。ではご覧あれ! 僕の最高傑作! 【深緑なるは叡智の織(シンセティック・グローリア)】!

フェイカーの叫びと共に、目を奪われるほど美しいエメラルドの塊が、ゆっくりとその姿を表しました───。


  ◆『深緑なるは叡智の織(シンセティック・グローリア)』
  ランク:B~ 種別:対人宝具 レンジ:1-99 最大捕捉:1人

            , -----、
             { (_ノ ノ\_
           / \__ ∨ニ} }
           {===ミ__} }_ノ∧
           {⌒\__    ノー}
          _/⌒}二ニ\ {/iii}

         /人__ノニ(IIIIノノ \}⌒\
       _/  /ニ\\ニニ{    }\  }
.      /´ {   {从从\\_ノ {:  :}从} }
.     /  /{   V从从ニ.\__ノハ-} '
    {  {从\ \从从从从/l} }/ /\
.   /{  ∨从 \ ` <__/  } } /   \
   {.人  \从从`>==ミ  \.ノ 厂}    ‘,
   {  \   ` ー─── \   / ノ、    人__, -- ..         __
   {    `>------ 、   r==彡 /、ニ\_____//从从从> .    / _)\_
  人    } }ニニ/ニニ\人___/.  \ニニニノ{从从从从从ニ> ._ノ_ノ`\_)

  ,'        ノ__ノニニニニノノニニノ      \(   \从从从从./ ( (⌒\ノ
  }   ==イ/}/ ̄ ̄/´ ̄           )===ァー-------人_\(二ノ
  {    .ノニノ===<⌒\             `¨¨´

  自在に姿を組み替えるエメラルドの大結晶。自律機動する生体兵器。
  これ自体は直接の制御下には無く、行動規範をある程度書き換えられるにとどまる。
  フェイカー自身は「せっかくの作品を手元に隠していても仕方ない」として自由に動き回らせることを好む。

  フェイカーが直接見て理解したスキルを随時取り込み、自分のものとして進化していく。

「フフフ、驚いただろう、見惚れただろう、このエメラルドはだな、僕の作った傷一つない最大の結晶!」

フェイカーが傑作と称するのも納得できます。傷一つないその輝きがゆらりと動くさまはまるで夢のよう。
とんとこういうものに縁のない自分でしたが、それでもこの輝きには手を伸ばしたくなるような欲求を覚えます。

「この宝具は基本的に自律し僕を補佐してくれる。そして、僕が見たものをこの宝具に与えることができる」
「……ふむ、それは素晴らしいな」
「ほう、粗野な田舎モノかと思ったが見る目があるじゃあないか」
「ああ、互いに互いを支えあうというのは良いことだ」

微妙に違う気もしますが、私はフェイカーの言葉にむしろ気を取られました。

「見たものを宝具に与えることができる?」
「ああ、僕が視て理解したものは、この宝具に追加される。現在時点でランサー、バーサーカーのスキルはいくつか取り込んだよ」
「つまり、戦えば戦うほど強化されていく、と?」
「そういうことになるな。これはそちらの同盟に対するメリットになると考えられるが?」

確かにそれはそうですが……。

「でも、デメリットにもなりますよねぇ……」
「こらマスター! お口チャック!」
「へ? ……あぁ!」

そうなのです、共闘すれば共闘するほどアサシンのスキルを盗られるうえに、放置するだけでも強敵になる、というわけで。
もし同盟するにしても手の切りどころを見極める必要があるわけです。……まあ、本体のフェイカーを倒せばいいということでもありますが。

「チッ、ホントに。……最悪、僕を倒せばいいと考えてるね?」
「……! さて、そのような? 何か策があるのですか?」

こう先に読んできたからにはそれは大層な策が……。

「いや、なーんにもない。僕の持ってるスキルと宝具はさっき公開した分も含めてこれで全部だ」
「んなっ」
「なんならマスターとそこの合成獣の話もしてやるよ。見て驚くなよ?」
「オマ、カッテニ……!」


【馨のスキルを公開します……】

 ◆獣性魔術
 先祖代々受け継がれる、一人一人固有の獣性を発揮し肉体を一時的に改変する魔術。
 彼女はカイウサギ(アナウサギ)の獣性を持ち、聴覚に優れ、素手で自己が潜り進める程度の穴掘りができる。
 力は弱くて持久力もなく、またノウサギでないので走力も40km/hくらいが限界。
 彼女は行使の制御ができておらず、人間の姿になるのは完全な魔力切れに陥ったときのみ。
 戦闘力のない動物のため低コストで、魔力量が控えめの彼女が常時維持しても魔力には余力がある。

 ◆肉用種
 カイウサギの獣性を長く発揮し続けたことの影響による身体の肉質の改良。
 彼女の身体は高級な食肉のような性質を持つ。
 怪我を負った際の傷口から見える肉やその香りから、また検査で身体を観たりした時にその良質さが伺える。
 火傷ともなればその焼けた傷口の匂いは彼女を食し味わいたいと冒涜的な感情を抱かせ、
 倫理観を捨て人肉食をしても構わないとまで思ってしまいそうな負の魅力に溢れる。
 肉体には魔力成分が含まれてるので滋養もあるはず。



【うさぎのスキルを公開します……】

 ◆命令遵守
 一度言われた命令を守るために、自分の命を使い捨てることに躊躇いが無い。
 自分は魔術の礎となるべく生まれた。儀式を完成させるために死ぬ。
 魂に刻まれた呪いは絶対であり、その在り方は変えられない。

……うーん、これは。

「……ううむ」

アサシンまで言い淀んでいます。そういえば彼女は"いきもの係"でしたし、合成獣はあくまで魔術の材料。
そんな期待できるものではない、ですよね。となると、いざとなれば奇襲をかけキャスター、もしくはマスターを倒すこともできるわけです。

……もっとも、アサシンが微妙に嫌いそうな作戦なので思案のしどころではありますが。

「本当にスキルも宝具もそれだけなのですか?」
「神に誓って、……と言いたいところだが、どうも僕自身が知覚していないものがあるらしい」

知覚していないスキル。……封印とか、自らに情報制限をかけているといったその類でしょうか?

「マスターのお2人はそのスキルを知らないのですか?」
「知らないんですぅ……、ごめんなさいぃ……」
「シラネ」
「では何故フェイカーはそのスキルを?」

そう、本人も知覚していないのに何故そのスキルを持っていると分かるのでしょうか?
私の疑問にフェイカーはしれっと応えます。

「僕じゃない、それを言い出したのはバーサーカーのマスターだ」
「バーサーカーのマスター?」

あの金髪の、風が吹けば消えてしまいそうな?

「バーサーカーと接触した時に、僕のスキルが地脈を傷つけてるだ何だいちゃもんを付けてきてね。その過程でそんな話が出てきた」
「フェイカーに隠されてスキルがある、と?」
「そんな分かりやすくは言わなかったがね。まあ、何にせよそれが気になるならバーサーカーのマスターに接触する必要がある」

……あの少女に、ですか。……残念なことにこちらも一回敵対しているんですよね。
ふわりと浮かぶ金髪を思い出し、赤い光が飼育小屋に差し込んできた事に気が付きました。……そろそろ結論を出す必要があるでしょう。

「もし、同盟するとして先ほどの霊装であるエメラルドは十分こちらに回してもらえるのですか?」
「ああ、回すとも。ただ、作れる量は限界がある。資源を消費するからその場合にもよる。そうさな、今なら……」



【エメラルドの効果は以下で】

【エメラルド】

戦闘において敗北が確定した場合、一回だけ判定を無効にする



直下、同盟したとして貰えるエメラルド

123:二日ごとに一個
456:一日ごとに一個
789:昼、夜ごとに一個

2:二日ごとに一個

しばらく色々と指を折り、フェイカーがスッと目を虚空へ向けました。

「……かなりここの資源は吸い尽くしていてね。二日に一個くらいかな?」
「それってあの男の形した使い魔を作ったからでは?」
「先を考えない浪費は身を亡ぼすぞ?」
「だから言ったのにぃ……」
「バカダナ」

全員から集中砲火を受け、しばらくプルプル震えていたかと思うと、急に笑いだしました。

「知ったことじゃあないね!!! 僕はあくまでクリエイターだ! モノを作って何が悪い! それに、今後は作ったものを流してやろうってんだ!」
「ウワ、ギャクギレシハジメタ」
「それにだ! 上手く共闘してもうちょっと良い霊脈等に付ければ、もっと頻繁に作ることだってできるんだぜ! どうだ!」

何がどうだなのかは分かりませんが……。さて、どうしましょうか。
自棄になったフェイカーを見て逆に落ち着いたのか、毛野原がか細い声で続けてきました。

「一応、同盟の期間ですが、私たちと敵対している陣営、もしくはセイバー、ライダーのどちらか一騎が消滅するまで、と考えてます」
「その後はどうする気ですか?」
「とりあえず、数時間の休戦を挟んで、結論を出してもらう形になるかな、と思ってますけどぉ……」

そんなにプルプル震えなくても、取って食いやしません。……決断の時ですね。



【同盟条件】

・期間はセイバー、ランサー、ライダー、バーサーカーのどれか一騎が消滅するまで

・基本的に共闘を行い、情報を共有する

・フェイカー陣営は二日ごとに、夜一ターン目においてアサシン陣営に【エメラルド】を支給する。(同盟締結後、一個は確定支給)

・目標達成後は一ターン休戦し、その後同盟の継続判断をアサシン陣営が行う


00:00から同盟多数決、先に二票。二票集まらなかった場合はランダムで

1:同盟を結ぶ
2:同盟を結ばない

【一応〆切は00:15まで】

【追記:ランダムは集まった分のランダムなのでご了承を】

1:同盟を結ぶ

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく金曜日、ランサーとの戦闘開始ですね】

【22:45くらいから再開】

【再開】

『俺としては組む事に依存は無い』
『あら、意外ですね。どちらかというとフェイカーのような陣営は苦手かと思っていましたが』
『確かに俺は弁が立たん。だからこそ、嬉しい』

……大分省略されましたが、おそらくは敵対することなく会話できる相手ができるのはいいことだ、とでもいうことでしょうか。
もしくは、フェイカーの会話を学んでいこうと? ……あまり教育によくない気がしてきましたね。

ですが、アサシンの意向としても問題なく、加えて同盟の期間が比較的短めなのもあります。
数というのはそれだけで十分な力になり得ます。たとえそれが張りぼてでも騙したりデコイには使える。

「いいでしょう、その同盟、呑みました」

なるべく力強く見えるようにハッキリと言い切ります。意図を掴んだのかどうかは知りませんが、フェイカーはニヤリと笑いました。

「ああ、良い商談だったと思わせるよう努力するさ」
「似合わない……」
「マスター、お口チャック」

【フェイカー陣営との同盟が締結されました】

【【エメラルド】を一つ入手しました】


……さて、ではランサー陣営との対決ですが。


直下、まだ時間はあるか。5以上であるよ

8:まだ時間があるので

まだ、日は完全に落ちてはいません。少し時間はありますね。

「フェイカー、もしくは毛野原さん。そちらはランサー陣営の情報を握っていませんか?」
「握ってるも何も、昨日戦ったぜ」

僥倖! つまり昨夜私たちが探った戦闘痕はフェイカーとランサーのものだったというわけですね。

「ならば聞きたいのですが、ランサーの宝具を確認しましたね? 教えてもらえますか?」
「え、えぇ……、隠すことでも、ありませんし……、同盟相手ですしぃ……」


【ランサーの宝具が公開されます……】

 ◆『憑き報う死翔の槍(ゲイ・ボルク)』
  ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:5~40 最大捕捉:50人

                                               ,.ィ 7
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  クー・フーリン全力の対軍投擲とほぼ同じ用法。
  応報の呪いを物理的な破壊として解放、魔槍は無数に分裂しながら命中するまで敵を追尾する。


「ゲイ・ボルク!?」
「ケルト神話の英雄、クー・フーリンが使用したと伝わる魔槍。のはずだが……」

それをランサーが使った、ということですよね。

「そう、その使い手となればかなりランサーの候補は絞られる。ハッキリ言えば僕はかなり可能性の高い名前を思い浮かべている」
「えぇ!?」
「なんであなたのマスターが一番に驚いているんですか?」
「話してないからな。ついでに君たちにも教えない。これは意地悪じゃなく僕の美学によるものだ」

……仕方がありませんね。このフェイカー、私とアサシンで暴力以外の方法を用いて口を割らせることはできなさそうですし。
さて、そろそろ日も落ちます。つまりは決戦の時。こっちに情報はそろいました。

「では行きましょうか」
「ああ」
「うん? 何処かに行くのか?」
「ええ、今からランサーとタイマンです」
「は?」

私の答えにフェイカーは露骨に表情を固め、毛野原とうさぎは狼狽し。

「聞いてないぞ!?」
「話してませんからね」

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「やあやあ、アサシン。来たねぇ?」
「ああ、先日はすまなかった」

二日前と同じ場所でランサーは一人佇んでいます。私も今回は距離を置き、アサシンの戦いを見守ります。
ぶるんと魔槍、ゲイ・ボルクを振るい、ゆったりとその影が震えました。凶暴な笑みをランサーが浮かべます

「じゃあ、殺し合おっか」
「……応」

ランサーが構え、槍の影が揺れます。アサシンがその動きに反応し、地面を蹴りました。


【戦闘を開始します……】

直下、戦況

12:隙を突き
34:影で絡めとる
567:獣の因子、部分開放
89:いっきに距離を詰める

6:獣の因子、部分開放

地面を抉り、獣のようにアサシンは殺到する。

「またかい、猪の一つ覚えみたいに、そんなんで私を殺せると? 【魔除けの智慧】、習熟、【獣殺し】!」

獣性を帯びたモノを的確に貫く技術、【獣殺し】。そのスキルを以てアサシンの急所へ的確に影の槍が迫る。
アサシンに殺到する影は牙を開いたトラバサミ。その口がアサシンに食らいつく。

「なるほど、タネが分かれば」
「……おっとぉ!?」

飛び出す影の咢、だがアサシンはその到着点を理解しているようにひらりと躱し、あろうことか突き出た槍をへし折った。

「獣の急所を的確に貫くなら、その急所を躱しさえすればいいということだな」
「……なるほど、私のこと勉強してくれたんだ、嬉しくなっちゃうな」
「ああ、そうだな。これは俺が獣ではないことの証明だ」

心底嬉しそうにケラケラと笑うランサー。その笑いにアサシンが同調し、両陣営は獣のように笑い。

「じゃあ、次はもっと本気で殺すからね。習熟、【千里眼】、【心眼(偽)】!」
「ああ、全てを見通す目を以て、俺の奇跡を証明せよ!」


直下、戦況

12:的確に視る
34:量で圧倒する
56:距離を一気に詰める
789:一撃!

9:一撃!

「さあ、千々に乱れ応報せよ、【死棘の影(ゲイ・スカイ)】!」

ランサーの目がアサシンを追う。その目の導線に影の槍が生まれては放たれる。
しかし、アサシンは生まれ持っての直感、獣の本能で以ってこれをかわしていく。地面は貫かれ穴は空けど影が縫い留められることはなく。

「遅い、とは言わない。だが、まだもってそこには届かず!」
「ちぃー! 全部叩き潰せればいいんだけど、スカサハほど私は脳筋じゃないからな!」

苛立たし気に槍を振るいながら、ランサーは影を密集させていく。針山の如きその槍衾。
突破も困難な密集する応報の槍。それを前にしてアサシンもまた不敵に笑う。

「救世主は自らに訪れる受難をもゲツセマネで認められた。いわんや俺が!」

そして、襲い来る槍を前に、アサシンは。

「【我ら軍勢、餓獣の群なり】! 目が良いことは素晴らしきことだ!」
「ちょっと! わざわざそれを使ったってことは、覚悟ができてんだよね!? 習熟、【獣」
「しかし、鱗に覆われている!【我ら軍勢、餓獣の群なり】瞬間解放!」

ランサーがスキルを得るよりも速く、そう、ただ速く。急所を狙う間もなく。ただ、速度の塊となって。

「んなっ!?」
「その鱗を落とさん! ハレルヤ!!!」

獣と化したアサシンの蹴りが、槍を砕きながら流星の如くランサーへ叩き込まれた。


直下、戦況

1234:宝具、開帳
5678:二撃目!
9:ランサー、撤退

【15分経過のため、このコンマで自動進行】

9:ランサー撤退

【予想以上にストレートで勝利してしまったので今夜は早いですがここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく日曜日の同じくらいに。次回から待機時間を10分にしましょうかね】

【早めのご連絡。軽度の熱中症のため、今夜はお休み。明日回復してたらやります】

【皆さんも割りきって冷房付けて水分採ってくださいね……】

【早めのご連絡。まだ本調子でないので今夜もお休み。明日は多分できると思いますのでよろしくお願いいたします】

【ご迷惑をおかけしました、22:45くらいから再開します。】

【再開】

叩き込まれた蹴りの衝撃で地面が撓む。だがそれは即ち、アサシンの蹴りをランサーがその細身で受け止めたということに他ならない。

「げふっ……、効いたあ……!」

血を口の端から滴らせ、ランサーはまだ笑う。いや、死闘だからこそ笑う、消滅の縁だからこそ笑う。
己を昂らせるためにも、そして何よりこの戦い自体を楽しむためにも、獣のように、笑う。

「いいねえ、いいねえ、いいもの持ってるねえ! お姉さん、ちょっと本気でやりたくなってきたァ!!!」

影が縦横無尽に動き始める。槍の形を取り、アサシンを十重二十重に囲む。

『アサシン! 離脱を』
「それはできない」

端的な回答。眼前のランサーを見つめさらに構える。

『……理由を』
「影の槍はブラフだ。ここで距離を取ればまず間違いなくランサーは仕掛けてくる。ならばこのままこの距離で」

武骨な拳がランサーの腹目掛け振り出される。

「仕掛ける間もないまま圧倒するべきだ」
「正解!!! だけど私もそんな簡単に、倒されてはあげないんだな!」

アサシンのストレートをすり抜け、ランサーが足払いをかける。
バランスを崩したアサシンの脚に組み付き、さらにマウントの体勢へ移行しようと槍を振り上げ。

「生憎、この距離ならスキルを変える隙も与えない、【我ら軍勢、餓獣の群なり】」

しかし、獣と化したアサシンにその槍は抑えられ、逆に肩口へ牙が襲い掛かる。

「ぐぅぇっ……! 乙女の柔肌にさア……!!!」
「それはすまない、しかし、俺は既にお前を戦士だと考えている」
「ははっ、嬉しい、ねえ……」

どくどくと溢れる血潮、零距離で交わされる生死の交錯。血にまみれながらランサーは笑い。次の瞬間、姿が煙のように掻き消えた。

「……む?」

獣の嗅覚を以ても周囲に気配はない。アサシンが宝具を解く。リュカがそれに近づいた。

「消えましたね」
「ああ」
「おそらくは令呪を用いた撤退。であるならば」

リュカがアサシンの腕を持ち上げ、高らかに夜に突き出す。

「我々の勝利です、アサシン」
「……そうか!」

アサシンの遠吠えが高らかに夜の学校へ響き渡った。



直下、ランサー消耗令呪

123:一画
456:一画、だが
789:二画

1:一画のみ

「んもー、なんでいいとこだったのに逃がすかなあ」
「馬鹿、あんな血ぃドロンドロン出てる状態で勝ち負けの話じゃねえだろ」
「ちぇっ」

【夜行動1ターン目を終了します……】


直下、他陣営行動

12:剣
34:狂
56:騎
789:弓

9:アーチャー

夜に響く遠吠えに、哨戒を続けていたアーチャーがピクリと目を向ける。

「アーチャー、アンタ、いくら気に入ったからって戦場に持ち込まないでよ」
「ええ、それはもちろん。私の願いは主に正しく仕えること、彼女はそれはもうひっじょ~~~うに惜しいですが」
「未練たらたらじゃないの……、もし私が殺せって言ったら殺せるの?」
「ええ、殺しますわ」

考える間もない即断に土塊は目を閉じ首を振る。アーチャーが対応するように薄く笑った。

「もっとも、それができないのがマスターだとは思っていますが」
「うるさい、で、戦況としてどう動く?」
「そうですわね……」


直下、アーチャー陣営の方針

123:フェイカーの警戒
456:バーサーカーと接触
789:剣騎同盟への対抗

6:バーサーカーと接触を狙う

「まず現状の問題として、やはり強敵なのは剣騎同盟でしょう」
「それはそうよね、セイバーとライダー、どっちも真名に当ては付くけど、どっちも大英雄」
「ライダーの方だけなら、私は有利に戦える可能性が高いのですが、だとしても兵が欲しいところ」

つまり、とアーチャーは弦を鳴らす。

「兵となって共に戦う相手が欲しいところ。目下の候補はあの方々ですが……」
「戦闘ならともかくプライベートでグズグズになりそうだし、何よりアッチがアンタを警戒してる」
「そうなのですよね……、もうちょっと優しくファーストタッチするべきでしたが、いかんせんドチャクソタイプでしたので……」

懺悔とも欲望の吐露ともつかないアーチャーの言葉にため息を吐き、七瀬は立ち上がった。

「なら候補はバーサーカー。宝具から推測するにもしかしたら厄ネタかもしれないけど……」
「マスターとの関係を聞くに制御はできているようですしね。私もその案で行こうかと思っておりますわ」
「……祟られないよう祈っておくか」

【アーチャー陣営がバーサーカー陣営と接触するようです。今後、アーチャーもしくはバーサーカーの描写が選ばれた場合その場面へ移行します】

【他陣営の行動描写を終了します……】




【四日目・夜(二ターン目)】

……あのランサーに勝利した、その感覚がまだ体の中に残っています。
もっとも、倒したのはアサシンなのですが、なんでしょう、こう、カタルシスとでも言うべきこの高まり。

少なくともアサシンはこの聖杯戦争の中でも十分戦える。
私の願いも、もしかしたらこのまま、なんてことを、考えてしまうのです。


直下、何をしますか? 【四日目・夜(二ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー/七瀬)
5:襲撃 (対象:ライダー)
6:自由安価

1:アサシンとコミュ

……ただ、今夜は十分戦えたわけですし、これ以上を望むのも野暮でしょう。
とりあえず一旦フェイカーらと合流しこの戦果を見せつけてやるとしましょうか。

道すがら、何となくアサシンに声をかけます。

「アサシン」
「何だ」

……何だといっても、よく考えれば話題を考えていませんでしたね。さて、どうしたものか。



23:35から↓2まで、アサシンとのコミュ内容

1:聖杯への願い確認
2:自分のスキルを活かせるか
3:他陣営の真名考察
4:自由安価

【ここまで】

1:聖杯への願い確認

「すいません、特に用事は無かったのですが……」
「ふむ、しかし、いいのではないだろうか?」
「……確かに、雑談とは本来特に意味のないものですしね」

とはいっても、話題のないのも困りもの。……そうですね。

「アサシン、この戦争に参加しているからにはあなたも望みを持っているのでしょう?」
「そうだな」
「その望みとは?」

尋ねると、望みがあると言ったくせに眉間に指をあてました。……何故考える必要が?

「ど、どうしたのですか?」
「いや、実は無かったんじゃないかと」
「は?」

……どうやらまた何かを省略して話してますね、これは。

「何が無かったのか具体的に教えていただけますか?」
「俺の願いは」
「そこから? ……まあ、いいでしょう」
「俺の願いは戦うことだ」

……おや、少し意外。……でもないのでしょうか? わりと戦いがりでしたし。……あー、いえ、そうじゃないんですね。

「戦って、自分を救ってくれた救世主の奇跡を証明すること、ですか?」
「そうだ。俺が戦い、勝ち続ければそれは即ち獣の因子を抑えた救世主の奇跡に他ならない」
「その為にも戦いたがる、ということなのですね」
「ああ、だから協力してほしい」

言われずとも。……ところで、悩んでいた原因は?

「ああ、その願いはよく考えれば聖杯には関係がなかったような気がして、この戦争に参加した願いかと言われるとどうなのだろう、と」
「……大事なことはさっと割り切る癖に、余計なことは考え込むんですね」
「だから今は聖杯、救世主の血を受けた杯を見たい、とそういうことにしておこう」
「……この聖杯戦争の聖杯はそれそのものではないと思いますが」

まあ、それを言うのは野暮と言うものでしょうか。

「……そうだ、聖杯と言えば」


直下、アサシンの聖杯談義

123:どうでもいい話
456:今日のこと
789:昨日のこと

4:今日のこと

突然アサシンが話し出しました。まあ、どうでもいいことでしょうが。

「聖杯というべきか、俺たちの召喚を行ったものと近い気配を感じたな」
「は?」

は?

「それは一体どういうことですか?」
「む、そういうことだが」
「聞き方が悪かったですね。どこで感じて、何が理由だと思いましたか?」
「なるほど、そうだな、あくまでうっすらと感じただけだが、フェイカーの拠点だな」

あそこ!? いえ、しかし大した霊地ではありませんでしたが……。その瞬間、嫌な記憶がフラッシュバックします。

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            ,r'"= ニ三`ヽ-=-、)'゙ヽ  r、
           ////,r=三ミヾヽヾ} }'ヽ ノソッ
           /,////,r'" == ミヾヽ 川 l l./ /"リッ                ◆大量生産:C
         // /// ///,r三 ミヾ.l リ /ツ/ ノ/ノ ノ                道具作成スキルの亜種。宝石を核とする使い魔を無限に近い形で量産できる。
         l l/// /////,r = ミヾ ノノ/ /,r"'"")              その分どこかの土地・どこかの魔術が犠牲になっているはずだが、当人はまったく意に介さない。
     .   .f/// // / //,r`ヾ∨/,,.r''´/,r="ノ ,>、
       ノ// // / /// / /ヾ''""ヾ'、'r''''''r='')).//ヽゝ、

      .ノ// // / ////l/l/     j/ l/ j/ .レソ/

       .////〃 / /.l/-┬==‐-    -┬==ニ |// .リ
      //// / / ノ ,|._⊥-┴‐   { -┴‐┴- lリノ}
.     //// / /,ィl |./{                     .l゙l |             「わはは、バーサーカーと接触した時に」
     l 川 / / f{ {l゙|..ハ             '      |,リ
     |川 〃/ハヽヾ|!  、―――――――――..l'ト|              「僕のスキルが地脈を傷つけてるだ何だいちゃもんを付けてきてね」
     |.ll l / / ヾi`゙l   .\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.l l゙ト\
     |ll l l /   'il l'.'、  `  、:::::::::::::::::::::;:: '   ,|.l | ヽo            「わはは、作品の美しさの前には知ったこっちゃないよね」
     |l l l l    l.l.l   .、     ̄ ̄ ̄   / |.l.l  ゙o
     |l l l |     | |  | >     ̄   ´ ...|リ               「僕は天才だしね、わはは」
     | l l ll       l.| ./ニニニ>   イ     .リ
     l l l,リ   _._/ニニ□ニ -ニニ├―--  ____
    //./ . /ニニニニニ\ ニニニニ|\ニニニヽニニニ\
    /.ノ

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贋作者! 後半部は私の印象ですがアレのことですし大体同じことを言ってるでしょう!
あのトンネルのどこかが、大聖杯の術式に繋がっている可能性とかないでしょうね!?
もしそうなら、あのスキル、まさかとは思いますが、まさかとは思いますが……!!!

「……とりあえず帰ってフェイカーを締め上げる必要が出てきました」
「? 何故だ?」
「いえ、それよりもそれを察したバーサーカーの方へ接触するべきでしょうか? ……そういえば先夜私たちを止めようとしたのもまさか」

ええい、思考がまとまりません。そろそろ夜も空けるころですし……! とりあえず、今はまずフェイカーの下へ!


【夜行動2ターン目を終了します……】

直下、他陣営行動

12:剣
34:騎
5:魔
67:狂
8:槍
9:弓

4:ライダー

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく金曜の同じくらいに。暑くなってきたので皆さんも体を御大事に】

【22:45くらいから再開します】

【PC再起動かけて遅れました。再開】

じゃりじゃりと金属のこすれる音が響く。音の出どころはライダーの握った硬貨。
破壊の根源たるそれから鳴る音を、傍らの影が咎める。

「オッサン! うっせえ!」

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.           / / |         i     {     |     |    |: : : : : : : |     | \|:::::| !
           / /|  |      |   |    人    |     |    |: : : : : : : |   |\  |::::|   l
        / ∧| │    |  l   /   ヽ  |    │  │: : : : : : |    |  ヽ |::::|   l
          |/| |   |     |   │ /    \|    l     |: : : : : : :|   |\ ||::::|    l                  【ライダー/マスター】
          |  | |  |   |  `ト、/         |     |    |: : : : : : |  l | | l!:::|      l
.           | │ │  il    | /\___   | |  |    l: : : : : : |  | | | |::::|       l                  二之宮 撫子
.           | l   |   l| 、_|/  \ \  | |  |   _|__/⌒ |  | | | |::::|     l
             \|   |  l |  ィ汐'苧ゥミト、 \|_∧  | ノ__/: : : : :/  / |\| ヽ:|\    l\
             |   |   l |   \ 弋少  \ー|┼千 にィf庁 ラ: : /  / │  \ |:::::ヽ     l: :ヽ
             /|   |ヽ  |\  |    ̄ ̄¨¨ |/  | |ゞ-'ー ^: : /  ∧ │    |::::::::|    | : : \
.             |∧  l\l |  |ヽ{         /   | ハ    | : : /  / l  |       |::::::::|    |: : : : |
           |/∧  |\| |l |             _j/ ∨  | : :/  /   | /       |:::::::::|   |: : : : |
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  /    ///////// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\///∧       |//|    | /           /::::::::/   /   / /

マスターの恫喝にライダーはニヤニヤと笑い、さらに音は大きさを増す。

「聞こえてねえのかオッサン!!!」
「聞こえてるぜ、だがなあ、マスター。相手の嫌がることをやるってのが常套手段よ」
「味方にやることじゃねえだろ! それなら敵にやればいいじゃねえか!」

どかどかと近寄り、ライダーの首を掴んでぶんぶんと振る撫子。ライダーが激しくタップで降参の意を示す。

「お前さあ、父子ほどもあるオヤジの首はな? 生まれたての山羊がごとくか弱なんだぞ?」
「うっせえ、何が親子だ。お前何歳だ」
「……まあ、それを言われると困るのは俺だわな。まあまあ、そう怒るなよ、俺だって何もこうして呆けてんじゃねえのさ」
「アァ?」

睨みつけた撫子、その眼光にひるむこともなくライダーは笑う。

「……まあ、そろそろ蹂躙の時間だってこった。目星は付けてんだよ」


直下、ライダー目標陣営

12:暗
34:贋
567:弓
89:狂

4:フェイカー狙い

地面に簡単な図を描きながら、ライダーは説明を始める。

「俺たちは今セイバーと組んで他の陣営を潰すことになってる、まずはキャスターだ」
「ふーん、魔術師のサーヴァントね、理由は?」
「第一に放置すると厄介だってことだな。定石通りで言えばキャスターは拠点を強化する傾向にある。時間はかけたくねえ」

なるほど、と撫子が図のキャスターに棘を書き込んだ。

「第二にどうも先日の使い魔騒動、アレはキャスターの仕業だ」
「学園に男が出たって話な」
「そうそう、それだけ高度の使い魔を使えるってことは何らかの資源を持っている可能性が高い」
「はー、それを分捕るってわけか」

げじげじとキャスターの背後に宝箱のようなものを描き加え、キャスターに×を付ける。

「ああ、で、もう一つは俺の宝具をセイバーに再度確認させることだ」
「? それは分かんねえな、何でだよ」
「まずは負い目を消すこと。前の多分アサシンとの戦闘でアイツは宝具を一つ破壊された、その分考えてねえが借りができた」
「義理堅いんだな」
「ああいう輩とはなるべく対等でいた方がいいからな、アレは全部損得で考えるタイプのヤツだ」

セイバーの印にライダーが天秤を書き込んだ。傾いた天秤の皿に乗せたのは利の一文字。

「だから、こっちの手札を見せておく。相手の思考するパターンを増やす、そしてどっかのタイミングで切るという選択肢を少なくする」
「……そんなことされてもぶっとばしゃあいいんじゃねえの?」
「それも一つだ。だが、俺のぶっ飛ばす、ってのはマジでぶっ飛ばすことになりかねねえ。お前も巻き込みかねねえ程度にな」

ライダーの目が一瞬光り、どこか遠くの戦火がその目に映る。浮かんだ幻影をふっと吹き飛ばし、深く息を吐く。
足元の図をげしげしと消しながら、ライダーは撫子に拳を向ける。その拳は硬貨を握り締めていなかった。

「それは望むことじゃねえだろ? ガキ」
「……まあな、ケッ、オヤジに説教されてる気分だ」
「何なら俺のことを親父だと思ってくれてもいいんだぜ?」
「そういうとこがオヤジみてえでキモいんだよ」


【ライダー陣営がフェイカーへの襲撃を計画しています】

【次回以降他陣営描写でライダーが選択された場合、フェイカーが襲撃されます】


【というわけであまりにもパソコンの調子が悪いので早いですが今夜はここで切り上げます】

【できれば明日早めの20:00頃に再開しますので、よろしくお願いいたします】

【20:05くらいに再開しますね】

【再開】

気のせいか、エメラルドの加護か……。

「眠く……、ない……!」

なんというか体力が回復してる感じがありますね。
……やっぱりあのフェイカー、少し規格外なのかもしれません。



直下、何をしますか? 【五日目・昼】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:情報収集
3:土塊七瀬に接触
4:ランサーのマスター捜索
5:バーサーカーのマスター捜索
6:隠された建造物の調査
7:生徒会へ向かう
8:どこか特定の場所(自由記述)へ向かう
9:自由安価

【10分経過なのでランダム。このコンマで、0は特殊判定】

【どのみち1だったのでこのまま】

1:フェイカー

今日の目標は1つです。

「うわ、突然なんだよ、今は閉館中で」
「アサシン、やってしまいなさい」

フェイカーの拠点に乗り込み、アサシンの協力を得てふんじばりました。

「暴力はよくないぞ!」
「やかましい、アサシンの証言からあなたに大聖杯破壊の容疑が生まれました」
「は?」

アサシンの証言をフェイカーに付きつけました。

「あー、なるほど、そういうことか……」
「あくまで容疑ですが可能性はあります。あれ、そう考えるとバーサーカーのマスターはこの聖杯戦争の運用側になる……?」

……まあ、そんなこと考えても今は仕方ないでしょう。

「君たちの言いたいことは分かった、それに関してだが……」


直下、フェイカーは

123:全く知らない
456:心当たりはある
789:???

7:エメラルドは

「僕もあのときバーサーカーのマスターに言われたことを考え直してみたわけだ」

バーサーカーのマスターに言われた、地脈を傷つけた、ってところでしょうか。

「確かに僕のスキルは地脈を傷つける。これは大量消費、大量生産の性だから仕方がない」
「割り切られるとアレですね……」
「だが、僕は少なくともそこまで大きな地脈には関わっていない」

? ならば何故フェイカーからアサシンが聖杯の気配を感じたのでしょうか?

「そこでだ、バーサーカーのマスターが話しかけてきたとき、もう1つ言っていたことがあった」
「……この前の交渉時、言ってませんでしたね? アサシン」
「やめやめやめろ!!! 締め付けるなよ!? あの時も言ってたはずだぞ!?」
「?」
「僕の認知してないスキルの話だよ。あのときは詳しく話さなかったが……」

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>>458

「あなたの宝具、エメラルドかしら?」
「む? そうだが? というより今まで気づいてなかったのか?」
「うふふ、ごめんなさいね。でもエメラルド、へえ……」

じっと叶星がフェイカーの宝具を見る。

「……ルシファーの冠、瑕のないエメラルド、ね」
「ああ、そうとも、僕のエメラルドは傷の一つ、気泡の一つ入って」
「貴方、気付いてないの?」
「? 何をだ?」

フェイカーの言葉に叶星は残念そうに目を細め。にこりと微笑んで。

「貴方の気付いていないモノに興味があるわ。"私の代わりになるかもしれない"。同盟を結ばないかしら?」
「急だな……、そっちの意図が分からない」
「うーん、言った通りなのだけど。貴方を手元に置いておきたいってだけで」
「……成程、君は僕の作品ではなく、僕自身に興味があると?」
「そう、なるのかしら?」

叶星の曖昧な肯定にフェイカーは中指を立てる。

「なら答えはNoだ! 僕を何かの代わりにするなんてのはまっぴらごめんだね!」

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「ということでね、おそらく僕の隠れたスキルってのがアサシンの感じた気配じゃないかと思う」

……そう考えると。

「バーサーカーのマスターは、聖杯に直接繋がりかねない相手、ということか?」
「それを言うなら」
「僕もそうなのかもしれないな、自覚は無いが」

……コイツ、思ってたよりもでかい爆弾では?

「ヒントになりそうなのはバーサーカーのマスターが言った"ルシファーの冠"ですけど」
「旧約聖書か? 悪いが僕は物質世界の人間でね」

私もあんまり詳しいわけじゃ……。というより知らない方ですけど……。

「……んむ? ……何か、心当たりがあるような」


直下、5以上でフェイカーのスキルに思い当たる。【知識不足】-1

1:思いつかない

……ダメです、私は全く。

「すまない、俺も何か思いつきそうだが……」

仕方がありません。今度図書室とか探してみましょう、もしくは七瀬さんに聞きましょう。

「まあ、仕方がない仕方がない、そう落ち込むな」

……面の皮が厚いですよね、コイツ。と、足音が。

「ふぇっ!? なんでフェイカーが縛られてるんですかぁ!? 敵襲!?」
「イヤ、チゲーダロ。ケド、トリアエズケットコ、オラ、オラ」
「止めろ合成獣! とりあえずって威力じゃないぞ!?」
「じゃあ私も……」

マスター二人がかりにボコボコ蹴られています。いい気味ですが、宝具によって妨害されました。
……この宝具は、確か瑕のないエメラルド、ですが。……うーん?

【昼行動を終了します……】


直下、他陣営行動

12:剣
34:騎
56:狂
78:槍
9:弓

1:セイバー


【セイバーとライダー同盟中のため】

直下。行動一緒にしてる? 5以上でしてない

3:してる

【剣騎同盟がフェイカーを襲撃に来ます】

【というわけで一旦休憩、22:30ごろから再開しますね】

【再開】

夜の帳が落ち、舞台上に蠢くは影法師。そしてその影がじゃらりと今夜も音を立てる。

「てなわけで、今回は俺が行かせてもらうわ、セイバー。後詰は頼むぜ」
「……ああ、借りを返したいというその気持ち、深く痛み入る、謹んで受けよう」

口先だけのやり取りだと互いに理解し、その腸を弄り合う。笑みの下に針を隠し、悪手の中に刃を握る。
均衡というまやかしで行われる茶番は、まだその幻想を外すには至らない。

「んじゃあ、行くか、マスター、【崩落齎す蛮行繁栄(トーベン・フェアヴューステン・ヴァンダル)】」
「おう、特攻番長二之宮撫子! ブッコむぜ!」

手に握った硬貨は形を変え、有象無象の兵となり、ライダーを殿に一糸乱れず進んでいく。
織物のように精緻なそれを見届け、セイバー陣営もまた歩を進める。

「むむむ!!! いいなあ!!! ああいうの、私もしてみたいのだがッ!!!」
「音量を抑えろ、今回はライダーに譲ってやるという話だろうに」
「それはもちろん了承!!! しかしセイバーが納得するとはな!!!」

大音声で溌剌と響く虎道に頭を抱えつつ、セイバーは呟く。

「アイツほどにこっちは破壊に長けてないからな、どの程度かは見ておいた方がいい。そしてそれくらい、アッチも織り込み済みだろうさ」


直下、アサシン陣営、フェイカーと行動してる? 5以上で同行中【さっきまで話してた】+2

8:一緒です

フェイカーの拘束を解き、全員がやれやれと肩を降ろしていたその時。
アサシンと馨、うさぎが同時に一つの方向へ視線をやりました。すっかり外は夜、そして三人が向いた方向には。

「……あ、あれ、何ですかぁ!?」
「ライダーのマスター、聞こえるか。アレもまたレギオン、おそらくは」
「グンタイ、ワリトキンダイテキナソウビダゼ」

頭骨を媒介に夜目を強化し、その光景を見ました。
一糸乱れぬ軍勢、そしてその殿には髭面の男と凶相の女子生徒。……間違いなくライダー陣営!

「アサシン、こちらを狙っていると考えても?」
「おそらく」

聞くまでもないですか。……さて、どうするべきか。

「とりあえずは今から使い魔を量産する。少し持ちこたえてくれれば数は足りるだろう」
「に、逃げましょう! トンネルを使えば令呪なしでも逃げ切ることはできますぅ!」
「ソノバアイデモ、ダレカガヒキツケルヒツヨウハアル、ソレニフェイカーノアホハ」
「そうだな、可能な限り敵陣営を見ておきたい」

……おそらく背後にはセイバーもいると考えるべきでしょう。ならば考えられる策としては。

「毛野原さんはトンネルを使い離脱、うさぎがそれの護衛、そして私たちもできる限り防戦に徹し、可能ならばトンネルを使い撤退……」
「そんなところだろうな。幸いマスターのトンネルは僕たちですら全容を把握していない」
「一応、全員で逃げるという策もありますぅ……、その場合、追いつかれると、や、ヤバいですけどぉ……」

判断は任されたということでしょう。……さて、どうするか。


22:55まで多数決、先に二票。集まらなかった場合は集まった分でランダム。

1:戦闘
2:逃走

【このレスでランダム。奇数なら1、偶数なら2】

7:戦闘

逃げてもいい、ですが、私にはここまでに勝ったという自信があります。

「アサシン、行けますか?」
「ああ」
「では私たちがここで迎え撃ちます。その間に毛野原さんたちは逃走を」

振り向くことなく、襲い来る暴虐を前にして堂々と、言い張れていたらいいのですが。

「す、すいません……、私なんかのためにぃ」
「ゴシュジン、ソコデアヤマンナ、……タノンダゼ」

二人がトンネルへ抜けるのを見届け、フェイカーを背後に。

「アサシン」
「ああ」
「頼みます!」
「任せろ」

私の本能が昂ぶり、怯える理性を押し留めます。
蠢く兵士の群れ、おそらくは宝具によって作られた幻影に近いそれ。ならばと私は息を吸い。

『オオオオオオオオオオォォォォォッッッ!!!』

大地を振るわせるほどのウォークライ。生物ですらない幻影は一瞬足を止めるだけですがそれで構わない。
一瞬の木偶に変わった兵目掛け、アサシンが飛び込んでいきます。ええ、ええ、ええ、守るなどと言わず、勝ってください、アサシン!


直下、戦況

12:数の前に
345:ライダー、宝具を並行展開
67:二之宮、特攻
89:フェイカー、【大量生産】

1:数の前に獣は狩られたんですよね

兵士に飛び込んだ獣を見て、背後に控えたセイバーから驚愕の声が漏れる。

「アァッ!? なんでアサシンが出てくるんだ!?」
「これは愉快!!! 先ほどのウォークライ、私の呼吸にも劣らんぞ!!!」
「お前はそっちだな、それはそうだな……、チッ、ライダーのお手並み拝見といくか」

怒りと屈辱を胸に、先を往くライダーの背を見、セイバーはまだ静観の構えを取る。

一方のライダーは。

「なるほど、こっちはアナグマ狩りのつもりだったがこりゃとんだ猛獣よな」
「そんな呑気にしてていいのかよ、大分やられたぜ?」
「まあ、そうだな、ただの人間の集団ならもう少しやり方も考える、だが、これはあくまで俺の宝具、ただの破壊だからな」

アサシンの闖入に一瞬指をこめかみに当て、次の瞬間には悪辣な笑みがその顔に現れる。

「獣ってのは昔から数に負けてんだよ。暴力の数に」

ライダーの言う通り、アサシンに襲われた兵士は声をあげることなく消滅し、残った兵士は陣を組んでアサシンを中心に取り囲む。
いっぺんを崩そうと食いかかるも、陣は厚く、思うように突破できない。そしてそこへライダーの檄が飛ぶ。

「そら、右舷、背後に回り込め、左舷、そのまま持ちこたえろ! 残ったヤツは形を変える! 【崩落齎す蛮行繁栄(トーベン・フェアヴューステン・ヴァンダル)】!」

  ◆嵐の航海者:A+
  船と認識されるものを駆る才能。
  集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。


  ◆『崩落齎す蛮行繁栄(トーベン・フェアヴューステン・ヴァンダル)』
   ランク:E~A+ 種別:対文化宝具 レンジ:1 最大補足:1人

   文化破壊の象徴たる宝石、金貨等の貴重な宝物という形状を取って核が現れる。
   あらゆる形状の破壊兵器・兵団などを形成し、産み出すことの出来る“破壊”の概念結晶宝具。
   一定の形を持たないのは時代によって破壊の認識が変化していくことが原因である。

   破壊に最も適した状態を取る為、産み出したモノは現代の認知影響によって“爆発”や“爆炎”を纏うことが出来る。

一部の兵が姿を消し、残った兵の手に散弾銃が出現する。鉛の球をばらまくそれは優れた狩猟銃。
危険を察したアサシンが飛び退こうとするも僅かに遅れ。

「撃て!!!」
「グアァッ!」

脚を鉛の散弾が掠め飛び、血肉が降り注いだ。


直下、戦況

123:セイバーも宝具展開
45:銃から更なる破壊へ
67:フェイカーの使い魔
89:フェイカーの宝具

0:特殊判定

                    |/ φ ,,、r十宀|冖 三二ニ=‐三
                  /| { ノ/─t_ァ─ク  三二ニ=‐三
                  乂   ```ノ```乂 //''⌒寸三
                /   ;,___   / /  rリ }.三
                ‘ー┐¨,,,,,,,,,,,,,,, }  (  /   __,,ノ 三
                    ‘┬┬┬┐} {   ;′_彡゙ヲ三
                       ̄「 ̄¨|   {  {
              .(℃=====||==||=||=|  {  ヽヽ i;i;i;i;i
                   _,,.. -_\\|l |   ヽヽ i;i;i;i;i;i
                (℃'' "´   」┬┬|  ヽヽ i;i;i;i;i;i;i
                  └三 ̄ ヤ ヽヽ i;i;i;i;i;i;i;i

           _____  {;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;irf升./
      に二二二 ____  ̄`ヽ` ''''''' ``` 川 |ア
    ゝゝ `ーt─( lコ__   _   \父=彡ク/
       ゝゝ  ̄~"''  `ーヘ\   \=彡ク   /

直下

123:トンネルを抜けると、そこになんかいました
456:使い魔ができたよ! 責任は取れんがな!
789:ヴァンダルキラー

4:フェイカーの使い魔だよ!

────アサシンの足が縺れているのがここからでも分かります。
多対一、アサシンの速度なら突破できるかとも考えましたが、敵があのように武器を縦横無尽に召喚できるとは!

私の想像が足りないのは事実。とりあえず、もう一度ウォークライを放とうと息を吸い込み、声をあげた瞬間。

                                                                        _  _

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             /  r‐ 、__/ // 、  _ィ、 '  /         /    /                              ̄   |:i:i:i:i:i:i:i:i|   __
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       _ <   / ー ( _l l l 、  / l ̄l  l     // / \ /                                      ̄ ̄ ___j:i:i:i:i:|     /:i:i:i/
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_  <       /     (  _',l l /ノ  l  l / ヽ/ /   /                                         |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/    /:i:i:i/
     /   /     / ヽ / // 丶 l  / ./ /   /                                            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       /:i:i:i/
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  /   /    l /     {/  ll// / // /   /                                                         二二
/  / l     、/ ー--=--‐ ≦(_)  l/ /   /                                                          |:i:i:i:i:|
  /   l   \ }        O 廴l/.  /   /l l                                                            ̄ ̄
//   l     l        O  /  ./    / ` l l
. /    l     l \     O  /  l   /   /  l
/   / l     l  \   O /   O丶 __{ l / l  l

「んなっ……!?」

それを相殺する大音声が鳴り響きました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ふはは!!! 私の霹靂爆散でも相殺程度か!!! 中々の大音声と見た!!!」
「ーーッ!! ーーァッ!!!」
「む、鼓膜がやられたかセイバー!!! 大丈夫!!! すぐに治る!!! 多分!!!」

 ◆私の虎吸 壱ノ型“霹靂爆散”
  独特な構えと魔改造管楽器による『虎吸』の波動。
  周囲の酸素という酸素を、筋肉という筋肉に全て集中させて放つ音は、振動による破壊も巻き起こす。相手の鼓膜は死ぬ。
  改造管楽器は鈍器のように振り回す事も多い。寧ろこっちの方が危険度は高い。
  当人曰く、魔術の理論を武道に取り入れた呼吸方らしいが実態は彼女しかわからない。
  ちなみに弐ノ型以降は考案中。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


マズい、これで止めることもできなければ……!
アサシンを取り囲む銃口が今にも火花を吹きそうです。……仕方がありません、ここは令呪でも何でも使って撤退を。

「できたぞ! 僕の新しい傑作が!!!」
「フェイカー! 今回ばかりは感謝します!!!」
「毎回感謝しろ! じゃあ使っていいんだな!?」
「ええ、頼みます!」

フェイカーの乾坤一擲、渡りに船。とりあえず使い魔で気を引くことができれば、アサシンも突破できる可能性は高まります。

「では行くぞ! 使い魔投擲装置!」
「ええ、お願いしま……、は?」

何て?

「僕は砲兵じゃないからどこに飛ぶかは分からないが、とりあえずこれでバルカン砲くらいの威力は出るだろう!」
「ちょっと看過できない発言でしたが!?」
「だがどこへ飛ぼうと僕の作品は輝き、見るものを魅了するだろう! では」
「ちょっとま」
「発射!!! 【緑石金剛(エメラルドシュート)】!!!」


直下、【緑石金剛】着弾点

123:アサシン
456:セイバー
789:ライダー

9:ライダーの本丸へ

放たれた使い魔、先日の男と似たようなそれは、見事な放物線を描き。

「アァッ!!!???」

兵士の背後に構えていたライダー陣営の直上で爆発四散。鋭い鉱石の雨が降り注ぐことになりました。

「うむ、狙い通り。やはり僕は完璧だ」
「結果オーライをここまで胸張って言えるのは逆に感心しますが!」

ライダーに手痛い一撃が加わったことでアサシンを取り囲む兵士らも硬直しています。
その隙を狙い、アサシンが包囲網を突破、一気にライダーへ迫ります。相手は鉱石の雨で完全に混乱状態! 今なら!

「【我ら軍勢、餓獣の群なり】!」


直下、戦況

12:ライダー、怒りの第二宝具
3456:セイバーの救援により痛み分け
789:クリティカル! 撤退判定

1:ライダーブチ切れ第二宝具

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした。高確率で自陣営の撤退判定になりますね】

【次回はおそらく月曜日の同じくらいかと】

【22:45くらいから再開します】

【再開】

鉱石の雨の先に、獣の牙が叩き込まれる。立ち上る砂煙を吹き飛ばし、その拳がライダーの霊核に叩き込まれる。
だが、その刹那。ライダーの脇に控えていた影が獣の咢を受け止める。

「むっ!?」

ヒトならば千々に千切れてもおかしくないほどの一撃、しかしそれを血反吐を吐き、腹に大穴を空けながら撫子は受け止め。

「……へッ、なるほど、この身体ってのも悪くはねえなあッ!!!」
「……リビングデッドか、ライダーのマスター」

 ◆動く屍
  非常にタフ。頭を強打しようが、腸がはみ出ようが平気で行動する。
  肉体の頑強さと、苦痛を意に介さぬ異常な精神性。

起死回生の一撃、その失敗を悟りアサシンは距離を取る。
支えを失った撫子はどちゃりと倒れ、流れ出る血を手で押さえた。清潔な布を差し出し、ライダーは静かに、そう、異様なほど静かにアサシンを見ている。

「縛っとけ、お前がどんな体だろうが血を失ってろくなことはねえよ」
「へッ、大丈夫だよオッサン。まだ足は動くし頭も回る、むしろ好調なくらいで」
「黙っとけっつってんだ」

ビシリと、怒気をすら孕んだ声、静かなその声に撫子は黙り込んだ。

「……まあ、俺の責任だわ。ただの獣狩りと同じに考えちゃあいかんわにゃあ。そうそう、これは戦争だのよ」
「おい、オッサン」
「ガキが傷つくなんぞ当たり前で、生きてるだけ儲けもん。……だがまあ、それはそれ、これはこれでなあ」

瞬間、ライダーの背後がゆらりと動いた。息もできぬほどの重圧が周囲一帯を埋めつくす。
アサシンだけではない、トンネルを背にしたリュコとフェイカー、背後で伺うセイバー陣営。その全てが感じていた。

「奪われたからにゃあ、奪わねばならんだろ。さあ、清廉に気高く、夜盗の如く浅ましく」

                            ____
                        /厂ノ:i:i:i:i:i:i:i厶寸:i:i:i艾寸≦、
                      /{:i:i:{:i:i:i厶イ ∨ \\:i:i:i\\ \

                      _{:i:i:\:i∨  \/ __\\寸マハ  \
                     ./:i:i:i:i:八~´  {../ / ____.\\寸メ、        }i:,  __
                      /{:i:i:i:∥  \  ./V // (:rュ) >:i:\ ハV___/:i:i}/:i:i:i:i:i:i\               ウバ   ウバ   ウバ
                   //{:i:i:iノ   / _:{__  ∨二二´  \:i:\} ∨:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\            「略奪え、蹂躙え、凌辱え」
                   .// 从i:i:i  //:i:i:i:::\__ー─--- \:i:\|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i=-──-=ニ:i:ヽ
                  |i:|  V:i:iム./ /:i:i:i:i:i:i:i|: | //// ,,,,,vww,,ィ \:i:i≧彡:i:i:i:i:i:\    }ノ\:i乂__ノ        「それこそが我らの名、それこそが我らの業」
                  |i:| / ∨:i/:::l:i:i:i:i:i:i:i:il  | ///,w''/ ̄ヽ. |V \:i:i:i:i:i:i:i\ ̄ヽ    _ノ_ー=≦

                  |i乂   V\V:i:i:i:i:i:i/ / ,vw''/  X  | ∨ V≧彡:i:i:i:\ー--=彡:i:i:i:i:i:\         「土地の断片、誇りの一片、その全てを奪い去れ」
                      叭 ト V:i:i/ / v//  X  ヽ./ |.\:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨:i:i/ ̄`ヽ:i:i:i:i:寸

                       ∧V∧::::  | ,w{ヽ X  \/ / ヾ:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨     ノ:i:i:i:i:i:i:\
                  /{    /:i个s。_:::::::....:v<___\__/ / ヾ \}\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:
                    |:i乂__/:i:i:i:i:i:i:i:i(_(<wwーニ二二. /  \\∨:.. \ー=ニ三:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
                    ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ |  <{ {  {  l ∨∨∨/|:::::.V  ヽ  \\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
    /     ___      ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/  |  V: :.` <{  {∨∨V/. |::::::::V/  V.  ハ マ<:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
    .i{     /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨⌒  乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/  .|::.  ∨///// ̄ 77777l ::::::::::}//  }// ∧ マ   ̄\⌒寸
   八\_/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i乂_ 才:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{.   |::::..  V///ノ  .}//  | :::::::::|///. |//// }  マニ=ー- \___       「【万象奪い去る侵略の災(アルプ・トラウム・アラン)】」
 /    \:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:乂   |::::::::.. ∨八   |/  :/ .:::::::::|///. |///     マ
..i{       ̄/:i:i:i:i:i:i:i:i:/  {:i|  ̄ ̄}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\|:::::::::::.. ∨/\     :/ .:::::::::∧// {///
八\    /:i:i:i:/ ̄ /  乂 ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i<⌒|:::::::::::::... ∨//ム   /    /∧///|///    /{
─:i:i:i:≧=彡:i:i:i:/   /     \:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}. |::::::::::::::::::... ∨//{ /    //  V/..|///    /∧
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/          ):i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧ ∨::::::::::::::::::.. ∨/}/    //    }/ |///   ///}
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/          /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}   ∨: : : : : : : :.∨乂   //     .|/////   .///:{

その声と共に、アサシンの周囲から轟炎と鬨の声が上がる。先ほどの兵とは比べ物にならない重武装。
かつてローマを襲った略奪者の悪夢が、この夜に再現された。


  ◆『万象奪い去る侵略の災(アルプ・トラウム・アラン)』 

. _..-シ'′ ,ノ./       .,ν         .<`ヽ、
../ . l゙   .,i''レ′      ,ノ/゙,,           .ヽ.: メ{
 /゛ ./        / ,i〃゙         .,. イ  } .: .:て
'"  ..i |        /  'リ′/      .(: . { / .:7⌒ヽ   `       \ 、 从
  〃./       /   ./ . /         .\.V .: .{        ”      ヽ V⌒`
 / し         〃/  ! ./             ` :..、ヽ    __     .ヽ、   } |   ,;
/゛           / /  ,iソ゛           从     ).  ../|: : :.:::|     .)`ー' ,ノ
          " /   i./           ⌒ヽ、  ( '  . l   | : : : :|      ( . .:.:r'    ”
      〃  /                    }て     |   |: : :. .:|  ; .  ヽ,.ソ  从
     ./.!  !                  r人 {    .|   |: : : :.:|  ,; .: ., /  ⌒ヽ`-ァ
  i  i.l",!  i′                   }. :. ノ  ,   |  |:|l==|   .../     }/
    .,ill |  l  /{             从,,ノ.:/   ,;  |  |:|》: ::::|    (   ...i'1.. .
   ./リ ,! ./  }/  . i'`'i        ⌒  、  . ,,  /|  |:|\ : |  .  ....   |;'|       ,、
.  i''i.!   .ll゙       |;`;|.           ∥  .:  .〕 .|  |:|  || | ./\   _.|;'|       /.:〉
  | |    .!. .;、  /l、      ..  i'1   ||/>  r┘.:|  |:|  ||::| |  ∥‐┘ .:|';|──へ./.:/_r‐
 ││./ l   ,, /゛│    ../〉 |;|_r//  /| ̄\:|  |:|   ̄ .:〃../>.::|;'|:::::::::::::::/.:/:::::::::::
.  l   l .!   .ネ !  |. .| r‐//┐_|:|::::::::;⊥、r/.::| .:::::::|/\/\   《// ..:::|;'|:::::[]::::/.:/]:::::::[]::
  !  l l.  :  ! .}  {.  !、::://:::::::::::::::::::r| .::| /.:::::<\/   〈:::.:... \ 》 ' .::::::::/|\_n::::::::::::::::::::
  ヽi .||    l、.l /.. .|;、\::::::::i'|::::::r┴冂、 .:::::|::\\ _____:::::.:..〉″へ:::::/ .| |: : : |:|::::::::l`!へ、
ー|.  |  ″.  . ∥ .l/.  ニニニニニl.r┴、_|_|_|:>:::::___|」__:l;_;_//..::. `〈  -.._、. .::::| |: : :
、  │.    ..、 .!|  ,:;;}┬┴┬┴┬┴┐::| .:::|_rェ┘__;!___;!__;|_;_;:::.:/ : :|  `'、`'-、. .| : :
..ヽ、i,,ト.    ..カ, | l   |┴┬┴┬┴┬┴┤ .:|_;!__;!__:l__;!__;|<___;_/\_;.  \ ヽ, .i..
.  ゙!//!    l l ! ヽ、  ⊥Λ二\.:|  .:|ー:|__;!__;!__;!__:l_  /{         }  ゙'、|し
   l レl    l !ゝ  .!    ∨_,,,;;;;/. ~゛`┴ -'⊥ .」_;!__;!__;!_   / !     l.!イ     {.
i   !、.l    ヽ   ㍉.〟                   ~゛ ┴  ⊥. .,_...  /  │    ,}|′    }
ヽ   ㍉、    ヽ.  `乂ヽ      ,,       `         ,i}   /    ,!    ./ ゛     イ
、.\   丶 .'ト,  ヽ     ヽ    .`    ,.        _ //  /   /    /       .{
. `-..}      l\ ヽ      `'-..,_           _,,〃 ._..-'"∠z-'"      { ィ  /         イ
〟     .}ヽ,  .ヽ, `'-,ヽ       ´゙¨¨¨¨¨´"゙゙´ ..┴'″           `゛/  /           / _..
. \     \\  \                                  {し¨´         ~゛


   ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大補足:455人

   ヴァンダル艦隊による多くの周辺諸国、ローマ帝国を苦しめた略奪と火攻めが合わさった宝具。

   騎馬兵団による一斉強襲、略奪開始の宣言。
   対象を包囲する形で出現し、徹底的な破壊と略奪を繰り返すことで敵の全てを踏み荒らす。
   民族の凶暴性、暴虐性を具現化したものとも言える。
    
   最大展開時にはヴァンダル艦隊も含めた全ての民族を出現させ、
   炎上による地形破壊を行いながら包囲した対象へと突き進み、接触した瞬間全軍団による『壊れた幻想』によって大規模な破壊を産み出す。

   事前に略奪したモノ・破壊した陣地が多ければ多いほどダメージが増減する効果を持つ。


直下、戦況

123456:撤退判定
789:アサシン獅子奮迅

1:撤退判定

【【エメラルド】を使用することで、以下の表に変更可能です】

123:令呪を使用して強制撤退
456:令呪使用の可能性がある撤退
789:アサシン獅子奮迅


【使用しない場合、5以上で令呪一画撤退になります】


23:00まで多数決、【エメラルド】使用するか。先に二票

【ここまで】

【使用する】

直下、再度判定

123:令呪を使用して強制撤退
456:令呪使用の可能性がある撤退
789:アサシン獅子奮迅

8:アサシン獅子奮迅

土を巻上げ、騎兵が迫りくる。殺傷力こそ銃に劣れど突進力、破壊力は比ではない。
そして何よりも違うのは先ほどの感情なき兵と異なり、その目は血走り、略奪という暴虐に酔いしれているようにすら見える。
炎が取り巻き、狂奔に陥った騎兵に囲まれ、アサシンは煙を吸わないよう口元を覆う。

牽制するよう騎兵を睥睨し、構えを取る。

『アサシン! 撤退を!』
『時間は稼ぐ』

口にフェイカーのエメラルドを含み、一時的な加護へと変える。そして何のきっかけもなく、蹄が地面を抉る。
狂奔に対するは信仰、あるいはそれは同一である。十字軍の例を説くまでもなく。
一騎、アサシンの爪が脚を狙う。援護するように矢が飛びそれを撥ね退ける。圧倒的劣勢、だがしかしアサシンは跳ぶ。

『アサシン!』
『フェイカーは』

フェイカーの有する工房、それの奪取がライダーの強化に繋がる、アサシンの思考はそこまで回るが言葉には出ない。
脇腹を槍が掠め、刀が肩口をかすめる。血が滴る戦場、ライダーの静かな視線を感じる。

(……ライダー自身への攻撃はもう無理。マスターとフェイカーを逃がすことに集中すべき)

アサシンは考えることが苦手である。故に会話も苦手である。しかしその信仰は本物で、そしてその信仰は。

(汝の隣人を愛せ、汝の敵を愛せ、ならばこそ、このような憎悪はふさわしくない)

煙に巻かれ、火の粉を浴び、全身に傷を負いながら、その審判の場を跳び、戦う。
騎兵をいなし、時間を稼ぐ。できることはそれだけで、だがそれが自らの証明である。



直下、戦況。5以上で損害なく撤退、4以下で令呪一画使用で撤退

0:特殊判定

                /ヽ  ./`ヽ
                 |.:|∧__i .`l∧__
       __.∧,,,     .l人.ノ \_.ノ .,.ィ’
.       Y/ .,,>   /∨ '  ` ●./く
       |i  (! 廴.r=<  .● , ・ー.:弋.ノ
        '什 `ー弋  弋`ヽ'´_,,イ∧
.      弋_ヾ_ ,,<二ノ ̄ \i`Y´戈ヘ
          `ー戈l   .\_r,  .∨   /.∧
             弋 _ l 戈>-∨ー'’`ー'
                ` .\_ノ

直下

123:セイバー横槍
456:そういや馬術部いましたね
789:ヴァンダル死すべし

2:セイバーの横槍

───そう、信仰だ。そして信仰、信条、思想は、ときに合理的な理由の前に膝をつく。
無論、その逆もあるが、ことこの場においては、それしかなかった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

      ヘ./      i.:.:.:..i.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ¨~     ´  ( / /\/.:.i  / /
     /::::::::\    |.:.:.:.八.:.:.:.\- 、.,,____゙,.=-         /  /.:.:.:i / ´
     /::::::::::::::::::\  |.:.:.:i  `ー- `ハ  \         ヽ  /.:.:./i/
    /::::::::::::::::::::::::::\|.:.:.i       i | \ \       丿  /.:/ i
    /::::::::::::::::::::::::::::/∧.:.| ヽ     i 丶  丶 ヽ    /   /_/                「『司録星、司るは軍』」
  /:::::::::::::::::::::::::::::// /|.:.|::::::\    i  \  丶_ ノ _ゝ   /  ヽ
 /ー 、、::::::::::::::::// /ヽ|.:.|- :::::::\     _ ヽ ノ(  ⌒\ |    |へ
/``-、-./ ⌒ヽ// / `ー| | 、 //:::::|\     ´ン  \   \|    ヽ  \
::::::/   ミ `ー 、 ゞー 、`` | |、//:::::/  ヽ __ ノ     i   |       i ヘ

::::/   ミ    ミ``ー 、``.i i//::::/             i   |       i  ヽヘ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ヴァンダリズム】により悪意を察したライダーが、咄嗟に背後を振り向く。

「セイバー、……まあ、そういう約束だわな」

そのため息とともに虚空から現れた砲門が、魔力弾をライダーの機兵諸共アサシンへ叩き込んだ。
一切の躊躇なく、僅かな望みすら断ち切らんと、執拗に。


直下、撤退判定。5以上で令呪一画消費、4以下で令呪二画消費

4:令呪二画で撤退

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は6章後編が始まるので未定です。クリア次第連絡しますね】

【今日やるはずでしたが、まだ帰れてないのでお休み。明日やります】

【22:30ごろに再開しますね】

【これまでのかんたんなあらすじ】

アサシン、レギオンを従えた貴女はフェイカー陣営と同盟を結ぶが、襲撃してきた剣騎同盟に敗北するのでした。

【再開】

頭骨がカタカタと歯を鳴らしました。この音は常に私へ不幸の訪れを告げます。

ライダーの遥かに背後、そこから現れたのは巨大な砲門。おそらくは西洋のバルカン砲ではなく、アジアの火砲に近い形状。
それは私たちが策を練る間もなく、アサシンに狙いを定めました。凝縮されるのはまるで銀河の煌きのよう。
原初の記憶。噴火する大山、降り注ぐ灰、凍えながら死んでいったヒトを僅かに外れた私の起源。
距離があろうと感じられる、圧倒的な暴力のそれ。悩んでいる暇はありません。

いつだってそうです、私は逃げる側、私たちは滅びる側。……まあ、そうなのです。

「令呪を以って命じます! 【アサシン、撤退を!】」

私たちの逃走を確実にするため、二画を消費します。デコイとしてとっておきの複製兵を出しておき、それを囮に……。
後先を考えている場合ではないですね、とりあえず、一旦はここを抜け出さないと。
……ライダーとセイバーの顔をもう一度視界の端に捉え。ああ、勝者とは何ともまあ、憎たらしく、堂々としているモノ、なのですね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ふはっ、悪いなライダー。お前に任せると言ったが、ここはこうするのが最善だと判断した」
「あー、まあ、そうだろ。合理的ってのはそういうことだ。最小の一手で、最大の一撃をかます、道理だよ、お前のやったことは」

ギラギラと笑うセイバーに、やれやれと撫子を抱え、ライダーはすれ違う。

「悪いが俺のマスターが腹ぶち抜かれたからな、しばらくは手伝えんぞ」
「分かっているとも、次は私が受け持つさ」

それだけを答え、二人の君は互いに背を向け。夜の闇が深さを増す。



【昼の他陣営行動でしたが、一ターンと同程度として扱います】


直下、他陣営行動

123:狂
456:槍
789:弓

9:弓

直下、アーチャーこの状況把握しているかどうか。5以上で把握している

6:把握したうえでバーサーカー陣営と接触を図ってる

ドゴンと鳴り響くは砲撃の音。おおよそ現代の日常では聞くはずのないその音に、土塊とアーチャーは一瞬だけ目を向ける。

「かなりの火力と見えますわね。私の時代にアレくらいの兵器があればまた戦争も変わっていたのでしょうけど」
「死ぬ人間が増えるか減るかだけのことだと思うけど」
「ま、酷い話。それで? どうしますの、マスター」

口の端だけで笑うアーチャーの問いに、土塊はざらりと砂を落としながら首を振る。

「どうするもこうするも、おそらく戦闘は既に終わってる。そこに飛び込むにはアンタの火力じゃ厳しいでしょう」
「それはそうですわね。宝具を使えば別ですけども、私の本分は用兵ですので」
「だから今はバーサーカーとの接触を優先する。もっとも……」


直下、バーサーカーは

123:臨戦態勢
456:見つからず
789:横にいる

0:特殊判定

      /:: :: :: :: :: ::ヽ
      , :: :: /|:: :: ハ:: |
     从:: 〈´0`´0`::,

     、:: :: i  rュ l::|
      )=f´>--</
     ´:: f ̄ ̄|::〔

     |::./ | |リヽ   f^i
     |::'| __) __ヽr- .ノ
     | , / ̄  (ヽヽつ

      |:|、 ヽ_ー一/⌒
      |:|ノ | | | .(
    /::ヽ〕 | | | ノ

    ,:: ::|____|::|
    |:: ::、三三三:| ,
    人:: :: ,三三三|./
  /三 ̄三三三ン


直下

123:ランサーと戦闘中
456:謎の建造物へ
789:背後を取ってるよ、ライダー

3:ランサーと戦闘中

眼前に立ち塞がる細身の女を前に、じりと二人は構えを取った。
針金のように強くそれでいてしなやかなシルエット。叡智の象徴か眼鏡をかけて女は笑う。

「初めまして~、ランサーのお姉さんでーす!」
「まずは、彼女を倒す必要がありますわね」

行き会うたが最後、戦わずにその壁を乗り越えることは許されない。
そういう性分の相手であり、それを良しとする戦闘民族。アーチャーが弓を引き絞る。

「お、やる気満々じゃない。イイよイイよ? 殺し合うなら本気でやりたいもんね!」
「生憎、私血腥いことは嫌いなのですが、そうもいきませんわね」
「そうそう、悪いけどここはワンコ君でいう四枝の浅瀬、正々堂々一騎討といこっか!」

影がゾワリと蠢き、アーチャーの目も引き絞られる。
勇将と猛者、二騎の戦いがここにもまた口火を切った。


直下、戦況

12:【死棘の影】
345:ランサー、有利
67:アーチャー、有利
89:アーチャー、宝具限定解放

5:ランサー有利

分裂した影の槍が宙を浮き、放物線を描いてアーチャーに向かう。

「投槍、原始的ではありますがこれだけの数があれば一個の軍隊にも匹敵するでしょうか」

弓を引くまでもなく、一方的な回避を強いられるアーチャー。
自らの手に兵が握られていないことを苦々しく思いながら、まず一波を避けその隙に矢を番える。
しかし、その波が過ぎた先にランサーの姿は無く。一瞬の思考の空隙、上空からの影に気付き飛び退く。
先ほどまで立っていた場所を槍が砕く。

「うんうん、一発でやられるわけはないよね」
「……投げた槍の一本に乗るなんて芸当、軽業師か何かでして?」
「アハハ、悪くないかもね。でもまあ、これで距離は詰まった、でしょ?」

軽口を飛ばしあいながら互いに一瞬の隙を狙う。距離としては確かにアーチャーの不利。
だがその千里眼はこの状況においても起死回生の一矢を探っている。


直下、戦況

12:【???】
345:ランサー、有利
678:アーチャー、有利
9:アーチャー、宝具限定解放

5:ランサー、有利

だが、その隙は訪れない。大雑把に槍を振り回しているように見えてその実、一つ一つの所作に隙がない。
振られる槍が一瞬にして軌道を変え、突きを叩き込まれかける。ぴたりと止まった動きから予想もしない大上段へと振り上げられる。

(……まったく、洒落になりませんわね。そもそもこのランサー、神代に近い英雄。私は武力で勝てるはずもなく)

冷や汗を流しながら槍の穂先を見定めるのが限界。
複合弓は背に負うて盾の代わりとし、手に投矢を握るも放つ瞬間が訪れない。

「そらそらそら! 守ってばっかじゃあ勝てないよ!?」
「ええ、百も承知ですわ。ならば攻め入る隙を与えていただいても? 清らかな乙女より少し隙のある方がそそられますわ」
「そういうわけにはいかないよね! この間それやって怒られたところなんで!」
「残念。貴女もそれなりにタイプなのですけど」

いなす、かわす、避ける、それしかできない自らの不足に苛立ちながら、アーチャーはただひたすらに一瞬を狙っている。


直下、戦況

123:アーチャー、敗北
4567:ランサー、有利
89:アーチャー、起死回生

【十分経過したのでこのレスで】

2:アーチャー、敗北

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はちょっと間が空きますが、土曜日の同じくらいに】

【ご連絡。ちょっと今日はできそうにないので、明日早めに20:00くらいからやりますね】

【水着ダ・ヴィンチちゃん小さい方かー】

【20:00くらいから再開しますね】

【再開】

(まったく、これほどまでに英雄というのは強いものなのでしょうか)

アーチャーは自嘲する。アーチャーとて弓矢の腕は同じ軍の中でも五本の指に入ると自認していた。
投げ矢はもちろん、複合弓でも兵士の首を狙えるほどの精度を保ち、ただの指揮官ではないと考えていた。
しかし、眼前に立つ女は強い。いや、それはヒトへの形容ではなくもはや大波を相手にしているような徒労感を覚える。

隙を狙うという話ではない、面と化した力が迫ってくるような錯覚。たった一本の槍と影、それだけなのにとうてい戦える予感がしない。
そして何よりアーチャーが辟易しているのは知ってか知らずか、ランサーの浮かべる笑み。戦場において突貫する兵士共が浮かべるそれとも異なる狂奔の笑み。

(美人ですのにねえ。もっとも、そういった野趣を楽しむのも一つですが)

頭の中に余裕を作り、淡々と繰り返される絶望的な防戦に対抗する。戦時であれ、余裕を失わずうっすらと笑っている。
アーチャーもまた一種、ランサーとは違う狂人ではある。だが、やはりその本質は指揮官であり。

「ッ!」

弓の弦を槍が跳ね上げ、影の槍が投げ矢を弾く。アーチャー個人の戦いとしてはここが既に限界。
汗を滴らせながら死合いの間を離れ、一瞬思考する。

(宝具を使えば少なくとも個人に対しては圧倒できます。ですが、これは剣騎同盟への手として残しておきたい。ならば結論は)

ため息を吐き、両手をあげ手の平を見せる。

「負けですわ、マスター、撤退を」
「……そ。じゃあ逃げるから」
「えー! こっからいいとこじゃん!」
「申し訳ありませんわ、ランサー。まだ色々やりたいことがありますので。続きを閨で行いたいのであれば大歓迎ですけど」


直下、アーチャー逃走判定。5以上で令呪一画、4以下で令呪二画使用し逃走

【10分経過なのでこのレスで】

1:令呪二画で逃走

【他陣営の描写を終了します……】


【五日目・夜(二ターン目)】

……私たちの間には沈黙が満ちていました。
それはそうです、セイバーとライダーの同盟に大敗したのですから。

体の痛みよりもやはりこう、メンタルがかなり削られてしまいました。
ええ、ええ、ええ、慣れていることではあります。怒りもありますが、何よりも。

「また、ですね」
「また?」

アサシンには話していませんでしたね。

「ええ、私は常にこちらがわです。負ける側、追われる側、そして最後には滅ぼされる側」
「……そうなのか」

……余計に暗くさせてしまいましたか。
とりあえず、どうにかこの状況を変えるように考えなくてはいけませんね。


直下、何をしますか? 【五日目・夜(二ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー陣営/七瀬/ライダー陣営/セイバー陣営)
5:自由安価

【人がいないようなので一旦ここまで、続きはいつもの時間くらいに】

【間隔空いてたし、いつもと違う時間だったので仕方がない仕方がない】

【22:30くらいから再開。一応安価からもう一度】

【再開】

直下、何をしますか? 【五日目・夜(二ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー陣営/七瀬/ライダー陣営/セイバー陣営)
5:自由安価

3:アサシンと一緒に偵察

さて、できることをやるしかないのです。
フェイカーたちは新しい拠点を探すらしいですし、こちらもできる限り動くべきでしょう。

「アサシン、とりあえず一緒に行動をお願いします」
「……」
「アサシン?」
「ああ、そうだな。そうすることにした」

……いつものアレですかね。


直下、偵察結果

123:何もなし
456:どこかの陣営を発見
789:ランサーVSアーチャーを発見

1:何もなし

……しばらくアサシンと周囲を探ってみましたが。

「アレだけの戦闘が起こったあとですものね……」

どこにもサーヴァントの気配は無く、完全な徒労に終わってしまったのでした。

「仕方がありません、もう夜が明けますし、少しは休息を取っておきたい。帰りましょうか」
「ああ」
「どこか上の空ですが、負けたことを気にしていますか?」
「いや、そうではない」

話をそれ以上続けることもなく、私たちはなんだかどっと疲れたまま。
朝日の最初の一片が降りかかる中、ふらふらと帰路に就くのでした。

【夜行動を終了します……】


直下、他陣営行動

123:狂
45:剣騎
67:槍
89:弓

8:アーチャー

「ふふっ、大変でしたわね、まさか逃走しようとした瞬間にこっちの心臓を寸分違わず狙ってくるとは」

胸に空いた孔を指しながら笑うアーチャーに、土塊が鋭く返す。

「それに一画、逃走に一画、後がないのは分かってる?」
「ええ、もちろん」

しばらくアーチャーを睨みつけ、ぷいと窓の外へ目を向ける。

「分かってるならいい。でもやっぱり行動を考えるべきだ」
「許されるなら暗殺の真似事くらいはできますわよ?」
「アサシンでもないアンタに許すはずがないでしょ。そもそも、ランサー相手に一撃も通らなかった口で言うことじゃない」
「ええ、そうですわね。例え狙撃をしてもあのランサー相手では分が悪い。殺すならマスターですけれども」

すっと目を細め、慇懃な笑みがアーチャーの口元から消える。土塊はガラス越しにその表情を見て手を振った。

「ダメ、殺すのは結果であって目的であるべきじゃない。血を流さないに越したことはない。甘いと笑う?」
「それはもう、処女の睦言の様でしてよ。……しかし、それを主が望むのであればそれはつまり私の望みでもあるということ」

アーチャーの手がゆっくりと土塊の肩に置かれる。
リュコに触れたそれとは違う、敬意と忠誠を込めた力強い肯定。

「ズルい女ですわね、マスター」
「アンタが真面目過ぎるだけでしょうに。……とにかく、このままだとセイバーとライダーに磨り潰されるだけ。策を練る」


直下、アーチャー陣営昼にどう動くか

123:バーサーカー陣営捜索
456:セイバー/ライダーの分断
789:アサシン陣営に合流

0:特殊判定

___________________________________________

                        f    ム<´             \ヘ`ヽ
                   丿    {  i .λ            `}  ヘ
                、  ク  i  ト、トλf-∨λ i   , ,イ .ィ  i } ィ }
             r‐- ‐ヽミ¨/  ヽ、ヘ{了衍心x. ヽ!  /レ__!/从ノ ノ / リ
        _   /     `ヽ、  /介-ゝ 乂::ノ   } ノ ィ衍心メノ/.ノ{
       (_ >イ   ___    } ./,イ '    ̄      乂::ノ イイ .人
         `ヽx    {  >、 ! / λ,ィ                ̄  /! ゝ、 >、
          / `ヽ_λ__ノ ノ {  {  ∧       ,       /人  ヘヽ` ゝ
          /  ̄ /    `>x _≧rz!ヽ、  ー-  _,   ノ ´ ヽ  } ヘ
         /    / /    `ヽ \.jート-iヘ       ィ      )ノ  )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


直下

123:いっぺん剣騎に取り入ってみる
456:【千里眼】
789:贋「話は聞かせてもらった!」

0:特殊判定

             /ニニ|
           ― |ニニ/――ァ
         /r====ヽニニニ/
        ´::/::/:: :: :: :: ヽ´

         |::,从乂ヽ乂:: :: ヽ
        从| ´○`´○` |:: |
        ヽ从   ー   ノ::ソ
         /::〕-人_人〔::.〈
        ,/ - ´ ̄ ̄`-ヽ

        /:i:i:iヘ Υrv:i:iヽ:: |
       .人:i:i:i,ニニVニン:i:i:人:
       /ニ≧―ニニ―≦ニニ|
        /ニ/:i:i:i:i|ニ|:i:i:i\ニニ
    r/:i:i:i:i:i:i:i:i:/ニヽ:i:i:i:i:〕ニニ

   /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ニニニ|:i:i:i:i:iネン≧

   fニニニニz===´――´ニニニニ/
   `~~ニニニニニニrュ― r ̄
          |  .| |  |
          |  .| |  |

直下

123:暗殺をしないって話
456:???「話は聞かせてもらった!」
789:【千里眼】

3:暗殺を選ぶ奴もいるということです

思考を巡らせているのだろう、心ここにあらずといった様子の土塊。
アーチャーは静かに近くから離れ、すっかり癖づいた目くばせを行い。

「────ッ!!!」

.      |  \三三三三三三三三三三三/                  _   --―==¬冖    ̄
    |  | ` =ニ三三三三三三三ニ= ´ _   --―==¬冖    ̄    _   --―==¬冖    ̄
     |  | |_ `¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´   ̄   _   --―==¬冖    ̄
--―==¬冖  \_   --―==¬冖    ̄                          _   --―==¬
      | |    |                     _    --―==¬冖   ̄           _
       | |    |    _    --―==¬冖   ̄            _    --―==¬冖   ̄
_       | |    |             _    --―==¬冖   ̄           |
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::::::::::::::::::::::::::::::::::|                         丶                |               カチッ
::::::::::::::::::::::::::::::::::.、                             ヽ、             |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ       _  -=ニ           /´ヽ               |
::::::::::::::::::::::::::::::::::::_:::::>-‐   ´   |      Τ二ニr<    〈   }                |      _
:::::::::_::::::ァ T' ||  ||           |      |∨ |  ` ー- ニー ′              |  .Γ、
::::::::::::::/   |  ||  ||           |      | ∨  、                       |  |  \
_::::::::::{   |  ||  ||           |      |  \  \         __     --- ′ |  Γ ̄
::::`::‐::._   |  ||  |l          └―====¬¬冖冖    ̄ ̄        __     --- ′   |
::::::::::::::::::`::‐:..、|  ||__     ----――====¬¬冖冖    ̄ ̄                _ノ
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そして、視た。遠距離から放たれる、それを。

「マスター! 頭を下げて!」


直下、奇襲判定

1:ファンブル
234:重傷
567:負傷
89:回避

1:ファンブル

しかし、その呼びかけは遅い。あまりにも遅い。
放たれた凶弾は止まることなく、ただ真っ直ぐに、土塊の頭蓋を。

         ,,..、._,ii、 -,,..-'';,i'   |;;;;;;;;;;;;;.;v―ーi;;,,v-ー'"          ,,-- 、
         ヽ./   `゙ヽ,;;;;__ゝ,, ..,,l゙;;;;;;;;;;./              _,,iiiニソ一'" : ii、
、             _,,ミ/゛  ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;゙‐'―― .... r;;;;ッr‐'''''"゛  .y、_
;ヽ、  .,ノ7       ヽ‐゛   ,r''゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i‐'"         ヽ;.|
'''-、゙゙ア'"             {,゙二、,,-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r‐┘ : :lニ;;.         ゛
  ...l′   :l";二゙''''┐       ,l´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ-'''''-、           ['l、
._...   _.  ´ ,〉;;;;;;゙'ー、,  . _,._..ミ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;7            `゙"
;;;l゙   .ヽ;; ̄ ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;.!  .l、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!                     _,,
.、!、   .,i┘;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ^'''"   ,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..;>ー'゙゙゙゙゙ヽ             ゙‐' |.l
..l;;;;゙ゝy レ;;;;广'L;;_..コ    l;;;;ン'ッ;;;;;;;;;;.,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./  `''、_;;;;;;;;|        .,,,     . l、;゙¬.
. ゙'''''″ .ミ、;;;;゙''''l:゙'"  ` .、  `''" : l.;;;;;;;;;;l゙ ゙'<;,v、;;;;;;;;;;/'    .`''''"        !;;゙''┐    .゙'ー'"
    ,-シ、;;_ノ   . _, `    .tナ‐' ̄″ ∥ .`'―ー!llt;;. .'          !、;;;丿
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!     ゙L;;;;;゙>                    マ , 、,,,           `''".ィ;;-一'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..,i¬―''>.l..、/゙    i'゙゙~゙゙゙'-|!!ゝ         i'''j  .!、,,;l,゙,,r‐ー、        `''-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ
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.l゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!    .,ン-. : '!''L,l゙    l.;;;;;;゙ゝ、,i''";;;;; ! !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l!´二..,,,_,..--'''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゛
.;;‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l゙;l ,!;;;;/   .|'ヘ,    `''''''i_;;;;;;;;;i;;,゙  l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,! ゙'―'''''''^゙゙゙゙゙゙'l,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

..!、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙!-゙;|,`''″  .,/;;;;;ゝ..r‐┐   i";;;;;;;;i┘  ゝ、;____,,/´        : ,ii;;,゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
 .ィ";;;;;;;;;;;;;;;;;,,、;;;;;.! ---'''゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; !   .〔;;;;;;;;;;;;ヽ :lニ二'゙'';;.    .,.. -ニ=''"゛ ./;/''''i;;;;;;;;;;;;;;;;
.ー'゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/    l;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,  ヽ!      "'"     ..   . l-x,;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;v ..,,,,、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'―- -ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'---、                "  .'|゙゙''、
.l´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ン- /     ゝ-..、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;¬';;ナ'             l7   l
;;;;;;.,,_.;;;;;;;;;;;;;/             |;;;;;;;;;;i¬ー-,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{´                    !

撃ち砕いた───。

「マスターッ!!!」


   ┌──────────────────────────────── ── ─
   └────────────────────────── ── ─
   ┌──────────────────── ── ─
   └──────────── ── ─
   ┌──────── ── ─
   └── ── ─


直下、主犯は?

123:剣騎
456:ライダー
789:セイバー

7:セイバー

夜闇の中で小柄な女、セイバーが頭蓋を打ち砕かれた土塊の姿を確認している。
崩れ落ちるシルエットに駆け寄るサーヴァントの姿を見届け、襲撃を受けないようにすぐさまその場を去る。

セイバーの表情に憐憫は無い。それは多くの民や将を屠った為政者としては当然の仕草だろう。
むしろ高揚していてもおかしくない。だが、セイバーの表情にはそのいずれもない。

「さて、マスターとライダーの目を掻い潜って一人殺したはいいが、これをどの陣営の仕業にするかが問題だな」

指を折り、ライダーの宝具で出したのであろう銃器を片手間に破壊する。

「マスターはこういう卑怯な手を望まんし、ライダーもあのていで実際は腑抜けだ。汚れ仕事は私がやるしかないのが難儀だな」

ブツブツと数式を解くようにセイバーは思考をまとめていく。
合理的、セイバーの愛するその観念の下、どうすれば敵を害せるか、どうすれば自分を利せるか、それを詰将棋のように考えていく。

「おそらく攻撃の瞬間をアーチャーには見られている。だがたった一騎ならライダーと私で対処可能だ」

そこに悪意の介在する余地はない、事実、セイバーに悪を成そうという気は一切ない。
セイバーの言う殺したくない、は全くの真実である。殺せば恨みを買うしその恨みによって破滅することなど史書を解くまでもない。
ただ、状況が整い、殺すことで利を得ることができると判断したから殺したのだ。殺す利が殺さない利を上回ったから殺したのだ。
例えば、もし一歩でもアーチャーの動きが違っていれば、セイバーが攻撃することは有り得なかった。それだけのことだ。

「ではとりあえず情報を錯綜させておくべきだな。……はぁ、頭痛がする、まったく、なんでもって私はこんな役回りなんだ」

心の底からセイバーは嘆息している。自分の運の悪さに、他人の行動の曖昧さに。

「戦況は既に傾いている、戦うまでもなく分かるだろうに」

余裕でも驕りでもなく、現在の状況をセイバーはそう判断する。ただ単に事実として。夜が暗いのは自明であるように。


【他陣営の行動描写を終了します……】


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく明日の22:30前後からやっていきます】

【22:30くらいから再開しますね】

【再開】

【六日目・昼】

早めに先生へ連絡を取り、今日は自主休講。
流石に体力を回復させないとまずいと判断したのもありますが、あの精神状況で授業に精を出せるはずもありません。

……しかし、あまり休んだ気がしないもの事実。とにかくセイバーとライダー、この二騎をどうにかしなくては。

そういえば、先夜戦ったときにアサシンがライダーのマスターに一撃を加えていましたが。

「アレはそう簡単に倒せるものではない」
「正中線に大穴が空いていましたが?」
「アレは多分俺と似て非なるものだからな」

禅問答のような会話でしたね。……顔はちらりと見ましたし。誰でしたっけ。


直下、5以上でライダーのマスターに思い至る

4:貴女はほんと学校内の他人に興味がない

しばらく考えましたが……、ダメですね、思い至りません。
こんなことならもっとちゃんと学校に打ち解ける努力もしておくべきだったでしょうか……。


直下、何をしますか? 【五日目・昼】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:情報収集
3:土塊七瀬に接触
4:セイバー/ランサー/ライダー/バーサーカーのマスター捜索
5:隠された建造物の調査
6:生徒会へ向かう
7:どこか特定の場所(自由記述)へ向かう
8:自由安価

【十分以上経過したのでこのレスでコンマ。9は1、0は2として判断】

3:土塊七瀬に接触

セイバーとライダーに対抗するにあたって、まず必要なのは戦力です。
加えて私が所在を知っていて、なおかつある程度有効に接してくれている人物となると。

「七瀬さんに会いに行きましょう」

アーチャーは正直不安ですが四の五の言っている場合ではありません。
彼女の協力を得て、対抗できる勢力になっておかねば。ではいざ行かん!


直下、アーチャー陣営

123:いない
456:痕跡
789:アーチャーのみ

9:アーチャーのみ

アーチャーを警戒し、引き戸を恐る恐る開けた私の目に飛び込んできたのは。

「おや、貴女でしたか」
「うっ」

夕陽を浴びるアーチャーの姿。部屋を見回しますが七瀬さんの姿は見えません。
とりあえず間違いがないよう、アサシンにこっそり付いてもらい、話しかけてみます。

「こんにちはアーチャー、土塊さんは何処に?」

何気ない質問のつもりでしたが、アーチャーは表情に憂いを浮かべます。
? どうしたというのでしょうか。困惑する私にアーチャーが悲しげに微笑んで。

「マスターは昨夜頭を撃ち抜かれました」
「!?」

頭を撃ち抜かれた!? それはつまり、土塊さんは。

「死んでしまった、ということですか?」

アーチャーの悲し気な微笑みが言葉にするまでもなくそれを教えてくれます。

思わず膝から力が抜けました。アサシンに支えられなければそのまま倒れていたでしょう。
態度はキツイ人でしたが、あの日私に手を振ってくれた七瀬さんが。……ええ、ええ、ええ、これは仕方のないことです。
私たちは自ら戦争に飛び込んだのです。この花園の中で、時を過ごすことも選べたはずなのに。願いを叶えるため。
でも、心のどこかでそんなことはないと思っていたのです。誰かが死ぬことはないと、自分が死ぬことはない、と。

手段を択ばないと言っておきながら、自分でもそんなことをする気はなかったのだと。

「誰が、一体誰が!」

アーチャーに縋り付きます、まだ現界を保てているのは単独行動スキルの影響でしょう。
ならば、アーチャーも消える、時間はありません。今のうちに、聞けることを聞いて……。

聞いて……、私は、どうしたいのでしょうか? 私は、私が生き残るために戦っているのに……?


直下、アーチャーは犯人を見たか【千里眼】+2【急襲】-1

123:ハッキリとは
456:得物は
789:セイバーですわ

9:セイバーであることを確認済み

縋り付く私をゆっくりと離し、アーチャーは窓の外に目をやります。
よく見るとその窓は壊れ、片付け切れなかったのかガラスの欠片が床に飛び散っています。

「相手は小柄な女、おそらくはセイバーですわね。ただし、武器はライダーの有しているらしき銃火器でした」
「セイバー……!」

昨夜もセイバーの攻撃で私たちは痛い目を見たのです。どこまでもこの戦争を掻きまわして……!

「アーチャー、貴女はどうするのですか? なんなら」

私と契約して、そう言おうとした私をアーチャーは視線だけで留めました。

「私はこの戦争に臣下として呼ばれることを望んだのですわ。主がいないからとてそれは変わりませんの」
「アーチャー……、ですが、それでは」

私がなおも食い下がろうとするのを次はアサシンが留めました。

「マスター、その必要はない。そういうことだな? アーチャー」
「……ええ、ありがとうございます、アサシン。しかし、私もやられっぱなしというのは趣味ではありません。リュコ様」

アーチャーがどうしていいか分からない私の手を取りました。
以前の情欲に塗れた手つきとは全く違うその手。強い決意のような熱を感じます。

「セイバーとライダーの打倒に協力していただけませんか?」


アーチャーに協力するか、23:30から多数決、先に二票。23:40まで集まらなかった場合はランダム

1:協力する
2:協力しない

1:協力する

突然の申し出に、私はしばし躊躇います。確かに、アーチャー一騎、それも消滅間近の霊基では困難でしょう。
ですがかといって、私の陣営が協力して何となるでしょうか。昨日のような暴虐を思い出し僅かに震えます。
先夜や今朝の決意はその記憶によって容易に揺るがされます。

……ですが、ええ、ええ、ええ。頭骨が震えます。笑っているのですか?

アーチャーの目を見て答えます、真摯などとは程遠い私ですが。

「私は生き延びることが目的です。生き延び、家を再興させることが。そんないつ逃げ出すか分からない人間を頼れますか?」
「まず将としてお答えしますわ。現在私たちには共同の敵があります。それに対しての行動は離反、逃走などがありますけれども」

アーチャーもまた、私の目をしっかりと見て答えてくれます。

「これは国と国の戦いに非ず、限定された環境での殺し合い、離反したとてそれを抱え込む領土は無く、逃走したとて虱潰しに磨り潰されるが道理」
「目的は相手の消滅だからな」
「ええ、ですのでそもそも離反、逃走するメリットが薄いのですわ。一騎で相手取れるならこんな話はいたしませんし」

ええ、確かにそうでしょう。私も既に逃げる場所は失いました。ここから先は逃げることすらできないのです。

「と、ここまでは道理の話。ここからは本能、というよりも私の経験則」

アーチャーが私の目をまたしっかりと。……ちょっと視線がねっとりしてきてません?

「私がタイプだと思った相手は、何だかんだ言って戦うことを選ぶ人間だからです。その方法に違いこそあれど、ね」
「ああ、そうだと俺も思う」

……少し警戒しましたが、真面目に私を評価してくれているようです。
性的対象として見られているというのは少々不安ですが、私が最後には戦うことを選ぶ人間とは。
思わず笑ってしまいそうになります。逃げて、逃げて、逃げて、それで逃げきれず最後に消えたくないと悪あがきをしているだけだというのに。

それを、戦いと呼んでくれるのですか。あなたたちは。

「……ええ、ええ、ええ、分かりました、そこまで言われては。アーチャー」

アサシンと共に、アーチャーへ真っ直ぐに向き直ります。


「協力しましょう、あのムカつく強者気取りを叩き潰しましょう」

……ちょっと言い過ぎた感はありますね。……まあ、これも精神がついつい昂ってしまったということで。


【アーチャーとの協力体制が成立しました】


直下、で、アーチャーこれ以外に対抗手段とか考えてます?

123:後始末とかで忙しくって考えてないよ
456:当てはあるよ
789:話は付けてるよ

8:話は付けてます

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は未定、六章終わり次第ご連絡します。ホントに終わるんだろうなきのこ】

【戴冠式から帰りました。妖精はつみぶかい生き物でしたね】

【というわけで、明日の22:30くらいから再開します】

【前回までの簡単なあらすじ】

                   ___

                    // ___\``~、、
                      / /二二二二-_ \ \                     ネアンデルタール人の伝承保菌者であるリュコ・コンティノアールは
                  / /二  ̄ ̄ ヽ-|
                    / |||  l| l   | l| | |  |                     アサシンを召喚し女学園での聖杯戦争に参加する。
               |||\|  l|_l/ | l| | |  | |
               |||、从  |ハ /|/| | |  | |
               |||ミ==\|ー==彳| | |  | |
               ||:.        | | | ∧ \

                  \ \ ー ′ .イ / / /   |                 セイバーの宝具、バーサーカー、ランサーなど強力な敵を倒したのも束の間
                  \ヽ>‐r< ≦イイ}/.!   |  |
                 | |´ /,| _/  人 |  |  |                  同盟を結んだキャスター改めフェイカーの救出戦において大敗
                 |__-</ニニ\__/:::::≧=-  _|
                    /  |::::二r「「「 ̄\::::::::/    ≧=- __            セイバー&ライダー同盟に対抗する味方を得るためアーチャー陣営に向かうも
                   〉  /:::-/ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ::|          ≧=- _
               /  /:::::-|=赤牛=.{    }\ /} ̄ ̄ ̄\       \
              /  {::::::ニハ_____乂__ノ   `'|       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                 /    八:::ニ{..{-└―――`ー―_|__________}
            /丶 ./  }::ニ{..{ニ_::::::::::::::::::::::::::|      \               アーチャーのマスター、土塊七瀬はセイバーの狙撃を受けていた
           / /⌒\ rく {..{ ̄\::::::::::::::::::::|         |
          / /「   \)|   ̄ ̄ | ::::::::::::::::::|    || |               その弔いも含め、アーチャーは協力を快諾。そしてまだ手を打っているということだが……
            / ´ |、__つ\)\__/::::::::::::::::::::|    || |
         {___/       |::::::` ̄´:::::::::::::::::::::::::|    || |

【22:40くらいから再開しましょう】

【再開】

アーチャーの協力を得られたのは喜ばしいことです。ですが、まだ戦力としては厳しいような気も。
フェイカーの宝具がどれほど学習しているか、という話でもあるのですが。

「心配そうな顔をしていますわね、大丈夫ですわ。既に一つ手は打っています」
「どのような手を?」

直下、手

123:ランサー
456:ライダー
789:バーサーカー

4:ライダー

アーチャーは不敵に笑う。……いや、笑うというよりも表情の形を保つために笑顔にしているというか。
笑っているのに笑っていないようで、そのくせ大声で笑い声をあげたいような、そんな顔。……要するに、薄気味の悪い顔!

「ドブカスヴァンダル人のライダーにこっそりと矢文を送りましたわ。脳味噌に塩を塗されたカルタゴの蟲でも分かるように」
「……アーチャーさん?」
「おっと、私としたことが汚い言葉遣いを。お許しあそばせ」

言葉遣い云々以前に、ものすごい私怨が混ざっていませんでしたか?

「矢文ではセイバーの行動について送っています。おそらく先夜の攻撃はセイバーの独断専行、ライダーとしても好ましくはないでしょう」
「仲違いをさせるわけか。悪い手ではないが好みではないな」
「そうですわね、ですが勝つには必要な手順です。こちらはただでさえ寡兵、ならば寡兵でも戦える策を練るが道理ですわ」

確かにそれはそうです。勝つためには手段を選ぶべきではありませんし、私としても異論はありません。

「ですが、ライダーとセイバーが仲違いしない場合は?」
「それも十分あるでしょう。しかし、私の直感として、あの二騎は相性が悪い。おそらくそれなりの効果を見せると思いますわ」

ふむ、優秀な将であるというアーチャーがそういうのであれば、そうなのかもしれませんね。

「では私の現界の都合もありますし、決戦は今夜になるでしょう。今のうちに策を練っておきたいですわね」
「ええ、それはそうですね。私の側の協力者も紹介しておきたいですし」

……そう言ってアーチャーを案内します。扉を閉めるとき、ふと昨日の七瀬さんを思い出します。
扉越しに振っていた手はもう動かない。もう、見ることもできないのです。悲しいとは思いません。
でも、それで終わりになるのは少しあんまりかもしれないと、ええ、ええ、ええ、そう、過っただけなのです。


直下、アーチャーの作戦の効き具合、9ほど強力、1ほどそこそこ 【アーチャーの見立て】+1

7:効いてる効いてるゥ

同刻。腹に大穴の開いた撫子の口元へ肉を運びながら、油まみれの手でライダーは送られたそれを読んでいた。

「ライダーのオッサン、何読んでんだよ?」
「アン? セイバーと仲間割れさせようって目論みの密書」
「マジかよ」
「マジもマジ、大マジよ。しっかし腹立つ文章だなコレ。絶対ローマの成金が書いてんな」

ゲラゲラと笑いながらライダーは手紙を原形の分からないくらいに破り捨てた。

「相手の目的分かってんのにどうすんだよ」
「どうするもこうするもねえわな、どのみちセイバーってのは倒さにゃならん相手だからにゃあ。まあ食え」

肉を撫子の口に放り込む。一目で高級だと分かるシーツに泥まみれの足を投げ出し、その顔に影がかかる。

「それがちょーっと早くなるってだけよ。セイバーの側も馬鹿真面目に最後まで組もうなんざ思ってねえだろうしなあ」
「うむうむ、……裏切るんならアタシにも言えよ! いっぺんあの虎道とはやり合って見たかったしよ」
「落ち着け落ち着け、とりあえず今は細工を仕込む時期だわ。お前は早く肉食って身体治せ。オマケに野菜も食え」
「野菜かー、サラダなら食えるけどなー、どっちかってーと血の方がいいらしいんだけど」

著しい身体変化で人間を超えた不死者はまた生肉を口に放り込む。その様子にライダーはニヤリと笑い。

「難儀な体質だな、お前も」

それだけ言って、頭をワシワシと掴むのだった。

【昼行動を終了します……】



直下、他陣営行動

123:剣
456:槍
789:狂

【十分経過したのでこのレスのコンマで】

9:バーサーカー

尼慈女学園の奥の奥。生徒はおろか教師や用務員でも知らないような学園の底。
生徒会室の裏口から、体育館の地下から、森の奥の転移地点から。偶然といくつかの奇跡を掴んで辿り着けるその場所に、叶星は眠っている。

「…………」

傍らには微動だにしない大鎧。眠る少女を守る護衛のように静かな唸り声だけをあげている。
叶星の瞼がピクリと動いた。ゆっくりと柔らかな山羊を思わせる睫が揺れ、大きな目が開かれる。
気配に気づいたのか、鎧を軋ませるバーサーカーを手だけで制し、叶星は目を擦る。

「よく寝たわ、守ってくれてありがとう、バーサーカー」
「…………」
「視たのか? って? ええ、視たわ。でもどうしようかしら、ライダーはともかくセイバーは純粋に競争に身を投じているだけ」
「…………ァ」
「そうね。確かにキャスター以上にライダーの破壊行動は困るわ。私にとってはもちろんだけど、この学園にとっても」

ゆっくりと伸びをしながら、軽やかな足取りでぐるぐると叶星は彷徨する。
その姿にバーサーカーは手を差し伸べ、その肩へと導いた。

「分かっているわ、私はあなたのお姫様じゃないけど。私の愚かさを愛してくれているのよね」
「────」
「うふふ、嬉しいわ。そんな風に囁かれるのももちろん、私を守ってくれるだなんて。ええ、そうね、貴方が守ってくれるのなら」


直下、バーサーカー陣営【ライダーに悪印象】+1【フェイカーに悪印象】-1

123:剣騎同盟に有利な動き
456:傍観
789:弓暗贋に有利な動き

【10分経過したのでこのレスのコンマで】



【とまあ、ド平日の夜ですし、人もいないので今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次は金曜日の同じくらいからかな、と思います。よしなに】

【ご連絡:PCの機動が異様に不安定なので少し遅くなりそうです。よしなに】

【ちょっとどころのアレではなかったですが、やれるだけやります】

【23:10くらいから再開】

1:剣騎に有利

一拍、呼吸を止める。ほんの数秒の空白が、彼女にかかれば久遠にも思える。

「みんな戦っているのだもの、私だって戦うべきよね」
「─────」
「それに、あの子たちだけが悪者だなんてかわいそうじゃない」

にこりと微笑み、叶星は胸の前で手を重ねる。

「私は、この学園の全ての子たちが幸せになることを願っているのだから」
「────────」
「ありがとう、それじゃあ、行きましょうか」

叶星を肩に、バーサーカーは動き出す。隆々としたその影が、新たな動乱を予期させる。


【他陣営の行動描写を終了します】

【五日目・夜(一ターン)】

アーチャーの都合もあり、今夜には攻撃を仕掛けねばなりません。
準備に全ての時間をかけるとして、大きく行動できそうなのは二回くらいでしょうか。

「あの、バーサーカーのマスターさん、アーチャーがなんか舐めるように見てくるんですけどぉ……」
「ごめんなさいな、かなり変わった容姿の方だと思いまして」
「おや、アーチャー。キミはこんな珍獣が好みかい?」
「タイプか否かで言えば選外ですわね。比較するならあなたの方が好みですわ、キャスター」
「ハハハ、そうだろうそうだろう、ところでこのエメラルドはどうだい? キミのような見る目のある婦人には悪くないと思うが」

アーチャーとフェイカー陣営も打ち解けているようで何よりです。

「コレハウチトケテンノカ?」
「これは泣いてもいいんでしょうかぁ……」


【二ターン後に剣騎同盟との交戦が確定しています】

直下、何をしますか? 【五日目・夜(一ターン目)】

1:情報整理(セイバー/アーチャー/ライダー/フェイカーの情報を整理します)
2:戦闘準備(罠を仕掛ける、策を練るなどを行います)
3:コミュ(アーチャー/アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
4:自由安価

1:情報整理

現在集まっている陣営はアーチャー、アサシン、フェイカー。
敵対している陣営はセイバー、ライダー。それぞれの情報をより多く集めておきたいところではありますね。

「そうですわね、敵の手の内は見えてきましたし、そろそろ真名にも行きあたるころでしょう」

真名、サーヴァントの正体とも言えるそれ。それが分かれば確かに対抗もできるわけです。

「……ふむ、しかしアーチャー。話を聞いていると、キミはライダーの真名に心当たりがありそうだが」

そうですね、どうにもライダーを相手にするとかなり雰囲気が変わるのもありますし。

「それは俺も感じていた、もしかしなくても、知り合いなのではないか?」

アサシンがズバリ切り込みます。それをアーチャーは涼しい顔で受け。

「隠し立てする必要もありませんものね。ええ、知っています。といっても面識はなく、私の生まれたころには死んでいたはずですわ」
「……ならば、何故あんなにも、その、怒っていたのですか?」

恐る恐るの問いにアーチャーは表情を変えないまま。

「それはもちろん、私たちのローマを蹂躙した蛮族の王ですもの。もっとも、その国は私が皇帝の名の下に滅ぼしましたが」
「……成程、最盛期の王とその国を滅ぼした将というわけか。んー、なんとなくキミの真名に見当がついたな。そしてライダーの真名は」
「私がお答えしましょう。ライダーの名はガイセリック。ヴァンダル国の建国者です」


【ライダーの真名が判明しました】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ライダー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:ガイセリック          【属性】:混沌・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
  【筋】:C      【耐】:E       【敏】:C        【魔】:E       【運】:EX      【宝】:A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                            ____
                        /厂ノ:i:i:i:i:i:i:i厶寸:i:i:i艾寸≦、
                      /{:i:i:{:i:i:i厶イ ∨ \\:i:i:i\\ \

                      _{:i:i:\:i∨  \/ __\\寸マハ  \
                     ./:i:i:i:i:八~´  {../ / ____.\\寸メ、        }i:,  __
                      /{:i:i:i:∥  \  ./V // (:rュ) >:i:\ ハV___/:i:i}/:i:i:i:i:i:i\
                   //{:i:i:iノ   / _:{__  ∨二二´  \:i:\} ∨:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\
                   .// 从i:i:i  //:i:i:i:::\__ー─--- \:i:\|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i=-──-=ニ:i:ヽ
                  |i:|  V:i:iム./ /:i:i:i:i:i:i:i|: | //// ,,,,,vww,,ィ \:i:i≧彡:i:i:i:i:i:\    }ノ\:i乂__ノ
                  |i:| / ∨:i/:::l:i:i:i:i:i:i:i:il  | ///,w''/ ̄ヽ. |V \:i:i:i:i:i:i:i\ ̄ヽ    _ノ_ー=≦

                  |i乂   V\V:i:i:i:i:i:i/ / ,vw''/  X  | ∨ V≧彡:i:i:i:\ー--=彡:i:i:i:i:i:\
                      叭 ト V:i:i/ / v//  X  ヽ./ |.\:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨:i:i/ ̄`ヽ:i:i:i:i:寸

                       ∧V∧::::  | ,w{ヽ X  \/ / ヾ:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨     ノ:i:i:i:i:i:i:\
                  /{    /:i个s。_:::::::....:v<___\__/ / ヾ \}\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:
                    |:i乂__/:i:i:i:i:i:i:i:i(_(<wwーニ二二. /  \\∨:.. \ー=ニ三:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
                    ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ |  <{ {  {  l ∨∨∨/|:::::.V  ヽ  \\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
    /     ___      ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/  |  V: :.` <{  {∨∨V/. |::::::::V/  V.  ハ マ<:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
    .i{     /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨⌒  乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/  .|::.  ∨///// ̄ 77777l ::::::::::}//  }// ∧ マ   ̄\⌒寸
   八\_/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i乂_ 才:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{.   |::::..  V///ノ  .}//  | :::::::::|///. |//// }  マニ=ー- \___
 /    \:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:乂   |::::::::.. ∨八   |/  :/ .:::::::::|///. |///     マ
..i{       ̄/:i:i:i:i:i:i:i:i:/  {:i|  ̄ ̄}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\|:::::::::::.. ∨/\     :/ .:::::::::∧// {///
八\    /:i:i:i:/ ̄ /  乂 ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i<⌒|:::::::::::::... ∨//ム   /    /∧///|///    /{
─:i:i:i:≧=彡:i:i:i:/   /     \:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}. |::::::::::::::::::... ∨//{ /    //  V/..|///    /∧
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/          ):i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧ ∨::::::::::::::::::.. ∨/}/    //    }/ |///   ///}
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/          /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}   ∨: : : : : : : :.∨乂   //     .|/////   .///:{

代理AA:織田信長(ドリフターズ)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
  【クラススキル】
  ◆対魔力:D
   一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。
   魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

  ◆騎乗:B 
  騎乗の才能。
  大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

アーチャーの言葉にキャスターが頷きました。

「やっぱりそうか」
「よ、よく知ってましたね……」
「バカにするなよ。ガイセリックはともかくヴァンダルの悪名はヴァンダリズム、芸術への破壊行為の名でよく知られるからな、僕の敵だ」

なるほど、ヴァンダル国の王。スペインにもアンダルシアの名前で残っていましたね。
となるとやはり宝具はそれの再現ができるものでしょうが、あの銃火器は……。

「おそらく"破壊"の概念を束ねたものだろう。その名前が持つ暴力性には相応しい」
「同意見ですわ。……さて、ここまで言ってしまえば私の名前も分かるでしょうが、一旦おいてセイバーの方に移りましょう」

セイバー、傍から見れば小柄な女性でしたが……。

「セイバーに関してだが、俺としてはアーチャーの見立てを聞きたいところだ」
「確認できているのは幻獣種にも匹敵する宝具、そして空間を割って出された砲門でしたわね」
「ああ」
「そうですわね……」

直下、アーチャーのセイバー看破度合い。9ほどバッチリ、1ほど今ある情報程度 【千里眼】+1【面識薄い】-1

4:宝具の性質までは看破できず

しばらく顎に手を当て、ゆっくりとそれを振ります。

「申し訳ありませんわ、今回の一件があるまでそれほど注視していたわけではありませんので」
「……むう、そうか」
「しかし、少ない情報から推測できることとしては、おそらく何処かに何らかの魔力炉を隠しているのではないかと」

魔力炉? ……なるほど、宝具を連発するためになにかしら魔力を充填、もしくは貯蔵できる場所を持っている、と?

「ええ、というのもセイバーの宝具はどれもかなりの消費を必要とします。それらを使ったうえで私のマスターの暗殺に動く」
「ソリャタシカニムズカシイナ」
「私に狙撃される可能性も十分にありました。ならばそれを防げる公算がある、可能性が高いのは宝具、つまり宝具は連発できる」
「そう考えると何かしら外付けの貯蔵庫ってのは有り得そうだな。おい、マスター、犬みたいにトンネル掘ってるんだから心当たりはないか?」
「犬じゃなくて兎ですぅ~~~!」

半泣きになりながらも、思い当たる節は無いようです。それはまあ、簡単に分かるように置いていることなんてないでしょうけど。
ふと、頭骨が震えたような気がしました。……私も、何かが引っ掛かっているような気が。

直下、思い出すか。5以上で思い出す

0:特殊判定

|l|l|l  / /  ,イ  /  从:Y 八   \ ヽヽl|l||l|l|l|l|l|l|l|l|ll!
   / /  .イ/  ,イ / l }ノ }!.    ヽ }ノ l||l|l|l|l|||l|l|l
.  /≦―''" ∠ イノイ    |/ノ人 }',   l   l||ll  l|l|l|l
 /!   、、|__|___.ム斗 "从x. }l}  从  从   |l   l|l|
'、ハ ハ  /|/,ィzzzx/ / ,イ ハ マlリノ. ノ},イ    |   ll|

   'ハ.  ィア"⌒ヾ㍉l|l|l|l、 {リ l{¨''<          |!
. {.  ヘ 《 (①) }l|ll|l/\l|l|l|l|l:ヾ ヽ           ¦
  l  ',. マl|l>、_/l|l|/ ヽ  u. }:::: ::ハ         !
.  ヽ  \\ u ̄ ̄´    ′、_/::≦彳ハ
h、.  \  `'爻 -、,__/ ,イゝ- ノ、_ノ
==彳 `''<―`.     - .心、爻彳
_ .イ乂`'―=ニ≧ ̄/ニニ゙

V乂弋 { {==≫ `''尖l―‐、‐ 、
..乂   ∧.{====||  lOl|l===》 ヽ
`'''‐/  )h、==|| |l只ハ ̄/. ', ',

x<   /  `''<_┛┗ /   ', ',
  ヽ_ イ   __ ┓┏.    _l  l
         c ,―ヘ    / |!. l

   ',  ,斗‐v ヽ イ ',  / 0  }ヽ
   l ', |ヾ--^ヽ }.   ',O |―}! ,' }
.    | ', /   __ヘ! '´气 ', |  }l /  ',
.   |  }!   |   o/} }.└彳}!   ',
    | |i|.   }¨¨¨¨l.  | }  ,ィ|l|l   ',
     |i|{    ト、  |/ /イ=}}八l|l   V
|l|l   l|i|iハ、、、、,,__斗<={ {==∥ ヽl|l|l|l|l∨



直下

123:思い当たらんし、そういえばフェイカーの宝具は?
456:的外れだけど別の方向に
789:思い当たるし、さらになんか閃く

4:的外れだけど別の話を思い出した




【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【開始が遅れて申し訳ない。それも兼ねて再開は明日の早い時間、多分20時くらいからにします】

【20:10くらいから再開します。真名当てもするかもですね】

【再開】

隠された場所と言えばそういえば、こんな噂話がありましたね。

『100年に一度、薔薇園の薔薇が全て満開になったとき願い事を言うと叶う』
『誰にも見つからず真夜中の時計塔に辿り着けたものは切実な願いを叶えてもらえる』
『学院長室には秘密の部屋の入口があり、そこには万能の願望機が秘蔵されている』

こういった場所にはよくある噂話と思っていましたし、そもそも私が来るより前にあった噂ですが……。

「あ、あぁ……、その話、というか、多分学園にいくつか隠された場所があるのはホントだと思いますぅ……」

意外なところからの援護射撃、毛野原さんに理由を尋ねてみます。

「私はあちこちにトンネルを掘ってる関係で、学園の地下にはそれなりに詳しいんですが」
「もしかしてお前、学園の地盤崩壊させてるんじゃないか? 害獣だ害獣」
「チャチャイレンナ」
「そ、それで……、いくつかの場所でどうしても掘り進めないとこがあって。岩盤とかじゃなく魔術的な障壁で。多分教室とかでもなくて……」

隠された工房、この学園の性質からすれば有り得ないことではありません。
……その工房への入り口を知る人物がマスターなら、そういった場所に隠しておきたいものを置くこともできるでしょう。
場所を確認しておく必要はあるかもしれません。

「場所は分かりますか?」
「は、はい……、覚えてる限りで良ければ……」

毛野原さんの情報を全員で確認しました。……ただ、入る方法がないのですけれども。
そう考えていた私たち、しかし、それをなんでもないようにアーチャーが崩します。

「いえ、私の宝具を使えば侵入は可能ですわね」
「!?」


【アーチャーの宝具を公開します……】

◆『永遠の都の奪還(ロード・トゥ・ローマ)』

                                                               へ  ヘ  ヘ

                                                           /\  l  |_| :|  | |  /ヘ
                                                              |   ̄       ̄   ゙ー’  :|
                                                              | _。o==¬¬¬==o。。..._  :|
                                                              「                 `¨|
                                                 ,ヘ ,ヘ ヘ ,へ へ     |                |
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                                           | '¨´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     :|                |ニ
                                      l^l^Ll^Ll^Ll^l|            ∧∧∧,゙|                |ニ
                                      レー‐――――|           | ll ll ll |                |ニ
                               l^Ll^Ll^L|         |           |ニニニニニ|                |ニ
                               l-――‐-|         |           |ニニニニニ|                |ニ
                          rt..rt.r|     |         |           |ニニニニニ|                |ニ
              ⊥          rt_rt_rt_|   |     |         |           |ニニニニニ|                |ニ
             rェl_lェュ      |    |   |     |         |           |ニニニニニ|                |ニ
             ||_|_|_|l    rtrtrtl|    |   |     |         |           |ニニニニニ|                |ニ
             lLLlrtrtrtュ.|   |    |   |     |         |           |ニニニニニ|                |ニ
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 「 :|     |rtrt|    |   | |   |    |   |     | __,。o=―=L__  ___,。‐<´ ̄Уr===>イ_  ̄ \∠二>ー‐―┴
 | |     lニニ|    |__,.┴=―≠、__。以冖┴――'¨¨ ̄         _二=γ彡=‐<三三三三三三>彡ミメ
 | |_。o=―≠''゚´ ̄ ̄          /                 rーァ'´  ,.-≠〃三{ヽ,=ヾヽ`ー=‐''フ¨¨`<._.ノ
 ̄ ̄                                       _,ムイ  ∠三三三彡 _レ' ̄,ィ‐=ミ  /    /
                                              ̄¨¨¬冖'''¨    L>'¨  `ー‐''¨


 ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人

 ローマ市を奪還するゴート戦役において、ナポリの街を攻める際に使われなくなった水道橋をたどって
 市内へと兵を送り込み城内に潜入させ、内部から城門を開けて本隊を突入させることに成功した逸話が具現化した宝具。
 この宝具を使用することで拠点への侵入口を見つけ敵に発見されることなく潜入できる。


拠点への侵入宝具!? 私は工房等を持たない魔術師ですが、そっと横目でフェイカーを見ます。

「……これ、僕の工房に使われたらヤバかった奴じゃないかな?」
「そうかもしれませんわね。ですのでこれはあなた方を信用していると考えていただければ。ま、もう1つの宝具を使えば侵入するまでもないのですが」
「……さっきの言葉を取り消そう、レディ。僕の店に一切の侵入禁止で」
「禁止されたから侵入するのですけれども」

しかしこれでアーチャーの情報はかなりそろいましたね。
ヴァンダル族を滅ぼしたローマの将、ゴート戦役等にも参戦し皇帝には疎まれていた……。その性癖はともかくとして、その真名は……。


直下、真名看破。5以上で成功、4以下で真名当て 【情報十分】+2

7:成功

「アーチャー、あなたはユスティニアス帝の懐刀にして最大のローマに貢献した将、べリサリウスですね?」
「ええ、ここまで情報を出せば分かりますわね。いかにも、私はべリサリウス。猛将べリサリウスですわ」

【アーチャーの真名を公開します……】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:アーチャー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┓
  【真名】:べリサリウス          【属性】:秩序・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━┻━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋】:C       【耐】:C        【敏】:C       【魔】:D       【運】:E         【宝】:B+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                 /  /<:::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::>、    ヘ.              |/////|
                    ハ  /:::::; - ´  ̄      ̄` ヽ、::::::ヘ     ヘ              |/////|
                  j  .レ ´.i .i i  j  i     i    `ヽ|     .ハ            |/////|
                    l   f i { .l l  |  ,イ i,ィ .,イ / /   }      |            .|/////|
                l  人 Ⅳト、Nヽ、ト、{ ∨' }ノ }.ノレルイノ!      .|           |/////|
                  j ゞ、ヽ―-メ = _ ゝ、 ___' ==-=チ-レイ /   .|             |/////|
                    |   ゞ个 ィ=ェァc、ヽ   ィ , =ェァc 、.ノィク    λ   ,ィ.      |/////|
                  ノ    ヘ ` 込汐         込汐 /  {   i  ゝ- ク       |/////|
            ゝ=ィ   ノ .ト                   f  i ゝ=イ  弋´         .|/////|
            xく ゞこ´/  jハ.                   λ .ハヘ¨´ヘ   \        |/////|
            //   .7  / `ヘ     `           /人 ハ )  ヘ  ハ.ヘ      |/////|
           j.´{ ,イ  ,イ  f   ゝ、  ` ー ‐-    ./  ヽ }  ,  ヽト、ハ.}.  .__|/////|__
              | f { N{ゝ、.ト、f i   ヽ、        , イ |、_」._ノ},.イ ノ}.ハ リ.)∨ , <__.|/////|  ̄
 ∧ ._____    レ' ゝト、 ヽトヘハト.〉乙ニ_ト> .__ , ≦_っ乙ーナ/ ゞr,レ }ノ  , イ /   |/////トx_
ノ.:.:.У      `ヽ、_    ゝ、 ヘ}}.}=入y乙て厂て乙て> ´_} {/ーzノ乙! ―ァ´/./ー   |/////|
.:.:.:./   ー-==x __ \厂乙sx≧ノ/,// ̄フ´::::Ζ二ニィ≠ >イ  У:::::/フ /  i    リ |/////|
.:{:/   、__   ヽ`x _ヽi_/_∠ナ7::::/::::::/::::::::/   ノ,く~T´  | /::::::/ ./ ./   ノ    j__.|/////| 、__
.:/    `ヽミェ 、 `ゝつ  ./::::/::::/:::::ノ::::::::/  sz_, -イ .!  /:::::::::/   f  .f    ノ ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/    ヽ、  ハ.!.:.:`t-イ て.x./:::::::/::::f:::/:::::::::/__て  |  | /::::::::::::;イ      ゝ t-イ
   、  `ヽノ|.:.:.:.:.ゝ、  /::::::::::::::::レ':::::::::::λ  ヘ  ! ィ::´::::::>イ ノ       Υゝ、 __       __
ゝ--<ミ=イ .ノ.:.:.:.:.:.:.:.:>/::::::::::::::::::::::::::::::ノ ヘ  , < ̄:::::::; イ   f    {    {  i    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

AA:ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア (テイルズ・オブ・ジ・アビス)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【クラススキル】
 ◆対魔力:E
 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

 ◆単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。


「やっぱりそうか、しかし女性だったとは驚きだな」
「私も後世で男だとされていたのは驚きでしたわ。……まあ、皇帝からは疎まれていたという自覚はありますので、話が歪むのも当然でしょうね」
「疎まれていた理由に心当たりは?」
「一切ありませんわ。多分ナルセスの青瓢箪あたりがあることないこと吹き込んだのでしょう」

……晴れやかな顔で言っていますが、おそらく私への態度からして。……いえ、この話はここまでにしておきましょう。

さて、これで大方の情報交換は終わりましたね?


直下、情報交換の継続

123:終わり
456:ついでだから他の陣営についても真名探ってみましょう
789:拠点とマスターに付いて

00:特殊判定

                      , -―= ー 、
                  , <         > 、
                      /, --――-- 、 ハ    \
                   /./::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::ヽ|     ハ
               / ム ´      ` ヽ、|     ヘ

               f /           ,イ   リ       |
                    | {、   | .i .ノル∠リイィ/ノ  /  .人
                    ∨.ト、-ヾル'  ̄,ィェュ、ク厶イ  i ハ  匕
                 ヽミィョァ`    込!   ハ.ゝ、_jイ ゝ  `ヽ、
                 ト、ノ∧ゞ’,  :::::::::::::  ゝ  トイ  \  ト,}
              ト、{`フ,イ∧::丶        λ ゝ、  .ト从ノ
           マヽゝ Y イ {_ ヽ. ー-     /イ / ト,ィノノ
           \ ヘ ゞ.ト, jト'-、.ヽ _ , イ_ィチ不(イ´

             \,イて/ /¨>、<!ー=≠⌒レ!>乙てュ、
             {乙て〈 ´ /, へ/:::|:::j:::::::::|      ,ィチ乙て!
             ト、_ λ    ィ/:::::|:/:::::::λ乙て乙てム斗<{
               j.:.:.:.`>!    |::::::::|':::::::::::|ヘ{_ 厶<´.:.:.:.:.:.:.:ヘ
                ト、;r<_.:|    l :::::::! ::::::::::ト;ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ
              ,/<_  フ'ト、_/ :::::: l :::::::::::!:l::ヘ=y=.:、イ`ヽ <´「
            { / . ̄λ ト.〈:::::::::::|::::::::::::|:j::: ヘ} し'::::}  j  ヘ
             ∧/    { ∨  ハ.__」__」ノT~゙ |:::::::ハ /    ヘ
             { /!         |////∧::゚:::::::!  .|:::::::::∨  /  }

直下

123:襲撃です!
456:そういやアサシンさっきから喋ってなくないですか?
789:???「やっほー」

2:襲撃です!

一旦休憩も兼ね、お茶でも入れようかと立ったその瞬間。
何か嫌な予感、抱えていた頭骨が震える予感。同時に、アサシンが私を押し倒し、その頭上を何かがすり抜けていきました。

「何者だ」
「敵襲であることには間違いありませんわね」

即座に臨戦態勢を取ったのはアサシンとアーチャー。フェイカーと私たちはまとまってその二騎の背後に付けます。
攻撃の方向には何かの影。近づいてきたその影は。


直下、襲撃者

123:セイバーの宝具
456:バーサーカー
789:ランサー

6:バーサーカー

それは巨大な影。擦れ合う金属音。この影を私は知っている。

「バーサーカー!」

禍々しさすら感じる鎧武者は、堂々と私たちを睥睨し、何も語ることなく立っている。
その肩から鈴を転がすような笑い声。くすくすと笑うそれに邪気は無く、闘志すらないように感じさせます。

「あら、たくさんいたのね。アーチャー、アサシン、それにキャスター」

フェイカーが背後で固まったのが分かりました。感情のないバーサーカーの視線がフェイカーを捉えています。
自業自得なので同情の余地はありませんが……。しかしここで戦力を減らすのは避けたい。

「少々不躾な登場ではありませんこと? 招待状を出した覚えはないのですけれども」
「そうね、私もちょっと失礼かなとは思ったのだけど、セイバーとライダーばかり悪者になるのもかわいそうじゃない?」
「……あちらの味方というわけか?」
「私とバーサーカーは誰の味方でもない、というよりも全員の味方よ」
「ならこちらの味方になっていただけませんか? セイバーとライダーの脅威は知っているのでしょう?」

何の意図があっての襲撃かは分かりませんが、ここでバーサーカーとの交戦はマズい。
回数制限こそあれ、復活の宝具を持つバーサーカー相手にここで戦う余裕はまったくありません。

「うーん、そうね、確かにライダーはちょっと困るわ」
「なら」
「でも、依怙贔屓はいけないでしょう?」

……ダメですね、これはおそらく話し合いができない、別のものを軸にしているタイプの相手です。
アーチャーもそれに気づいたのか、目線で私たちにそれを知らせてきます。

「リュコ様、バーサーカーについての情報はご存じ?」
「交戦した際、宝具は確認しました。 >>638 装備からおそらくは日本の武将、後はアサシンが」
「む、どうと言われると困るが、なにかしらよくないものを感じた、おそらくは悪霊に近いものだと思うのだが……」

その情報を受け、アーチャーが考え込みます。バーサーカーの真名に何か光明がないかと考えているのでしょうが……。


直下、真名看破。5以上で成功、4以下で真名当て

2:真名当て

【情報】

・おそらくは日本の武将

・アサシン曰く悪霊の類

・宝具 >>638


↓3まで真名当て。 21:20まで

【正解】

アーチャーが軽く手を打ち、弓を引き絞ります。……狙っているのは、バーサーカーの頭部?

「あら、気付いたの?」
「ええ、日本の怨霊であり武士、加えて宝具に見られる"新皇"の文字。それが示すのは」
「……あぁ! 関東の大怨霊、平将門ですかぁ!?」

怯えた声で野々原さんが叫びました。平将門、名前くらいは聞いたことがありますが……!
アーチャーが頷きます。そしてにやりと口元を曲げました。

「ならばその伝承から一つ、明確な弱点があります。それは」
「──────!!!」

バーサーカーがすらりと抜いた刀をそのまま振り落とします。アーチャーは飛び上がり、狙い正確にその部位を。

「こめかみ、そこを貫かれ死んだはずですわ!」


【バーサーカーの真名を公開します……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:バーサーカー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:平将門              【属性】:混沌・狂
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
   【筋】:B+     【耐】:A+       【敏】:A       【魔】:B       【幸運】:D      【宝】:B     
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                         ┌‐┐                             _ ─==ニ==─ ̄ ̄
            _rヘ┐            |i:i:i:|                     _ ─==ニ==─ ̄ ̄
          /\ <\ 、          |i:i:i:|  /           _ ─==ニ==─ ̄ ̄
         /   〈\_)-]∧〈 ̄\.   |i:i:i:|/      _ ─==ニ==─ ̄ ̄
          ',     ',(\|/∧\__/>--:|i:/_ ─==ニ==─ / ̄/
         ',┌─<)>./\_ ─==ニ==─ ̄ ̄       /i:i:i/
       _r─<〉 ̄)/ ̄] 【 //ニ==─////〔/ ̄∧      ./i:i:i/
   _ 「 ̄八__] |〈 〈 〈_〈_〈込「/∧ } .:./>へ// ̄〕./i:i|  √\/i:i:i/
  <( (_Y^~ ̄ |:「:У ┘〔_/]/ ̄:ハ/ ィノ /〔\/./i:i:i| √i:i:/i:i:i/
  └ ^:|_-=ニ[ |/       ./i:i/]〔 ̄``Y^[「>┘>( ̄ √i:i/i:i:i∧
      「| ̄.:. ̄\     /i:i//\「]〉ィ |_/\// ̄\i:/i:i:i//∧
     |:|.:/ ̄ )).: 〉   /|i:i:i:| /\.:.:.:.>-/ ̄ ̄ ̄\.:./\ /// ∧
     |:|.> r ´.:〈\  {i:|i:/\ 〉/ ̄ />/( ̄| ̄) \-=ニ ̄〉i:/∧
     |_ ─┴┐/ ̄ ̄\i:i:i:i:i/ ̄i:i:/\ ̄ (_|_)  ',V/^ /|i:i:i:i:i:|,
      乂_ ./.:./ ̄\ }rヘ─/ ̄\.\__ -=ニ ̄ V//:八i:i:i:i:i|,
      寸 :(_./ ̄ 〕/.ノ「「 ̄└┬─:|\/_ -=ニ[ ̄[\ V/〔ニ=-i:i:i:i|
       寸__/ / ./.:ノ込─r_ -= | ̄|.:.:.:.:.:.:.: | /∧. \v/]\i:i:iУ
        「 ̄./-/--[ ̄.:.:.:.:.:.:_ -=ニ].: |.:.:.:.:.:.////ノ.:.:.]|┘|i:i:i)i:/
        ', ',',.:.:.: ̄[ ̄ ̄ イ .:.: |--|-=≦\ ̄ ̄] ̄v/i|i:i:i:/

.         ', ',',:‐/ ̄\.:./ ̄ ∧__|/.:. ̄\\/   .\|i:i/
          \__〉_/|.:.:.:.:.:.:/\.:.: /__:|{.:.:.:.:.: /]ニ=- _   |/
\       ___∧. |.:.:.:.:./〉 ̄~"// ̄ ̄\八|.:.:.:.:(__)=- _
/|    _、‐''~ ̄\ (_∧|_://   /i:i/.:.:.:.:.:.:.:.:.:./|.:/.:.:.:/ ̄| / ̄``~、、
  |_、‐''~ ̄',   \   \// /i:i:i:i:{___、‐''~.:|.{``~、、| {__/ ( ̄ ̄``~、、
  |.:.:.:.:.:./ ̄\_ -=ニ ̄ ̄{ ̄i:i:i:i:i:i/〉─ _ -=八〕.:.:.:.:.:.:``~、、〕: : : : :))--:``~、、
/\:/ _、‐''~ ̄ -=ニ ̄ ̄八i:i:i:i:i:i:i: ̄[-=ニ ̄ / ̄ \:.:.:.:.:.:.:.:.\ ``~、、(: : : : : : : : ``~、、


AA:レッドフレーム(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
   レッドフレーム+ガーベラ・ストレート(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 ◆『大八幡新皇』
  ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人

                                   ,.ィ
                                  //
                                /./

                               / /
                        ,イ     / /
                       /.i   / ./
                       /.i  /  .人,, ェェュ 、__                     .l ̄ ヽ
                      /.i  ./ ./  >─>= 二≡= --ュ                l   /
                      /.i / /    ,,ェィア"   / ̄ r'' ̄_            .l   /  -≦ ̄
        〟 ',          /   /   ,,チ彡ヘ}    |  .{ ̄マ ̄マ           ,,ム ≦
.       ㌦ '            /  /     ,, _≦//\─/  ヽ  ヽ  i"      ,,  ≦                    ;;
.        k'             i ./ ,, -≦" <_ノ彡> .ト、  .ヽ  .}  }  ,  ≦             ㌦   〟 ',
.        ㍊ '           {,/──‐ャ─'‐─ァ''"  ,,≦>|   .|  ノ" ./                ㌢    .;;,. ㌦ '
     〟 ',           _,,;       .ノi ミ  {,      }ノ  / ノ-、  {                   ㌘㍉....㌦,;絲㍊ '
.        ;;,. ㌦ '       . '”.       マム{ ヽ .マ、____≧彡三ュ、/ ̄/            ∵ '”.     `㍉...  鑾㌢
.      ㌦,;絲㍊ '               `}  ヽ⊥}  ,, <三三三─ア  .l               ∵'”  ~“.... . 濾眦此   '.
          鑾㌢,───────二二二ム__/ ,,ア三三三三ア /   .|        ” ,      '     `㍉翊欟眦k'  _;'”
.          濾眦/   / ィェェェェ/ //   ,, チ三三三三三  {    .l                      _,,;..;.;溺軈欟畊㍊㌢
.     `㍉翊欟/   /  l;;;l   ./ ./ミ/    }三三三三三三三三三三}ェ.|           .;;㍊;;.    .∵'”  ~;  襖欟驂‰ ,
.     _,,;..;.;溺 /   ./  l;;;;}  /ノ三三三三三三三三ア ヽ三三三ア三.l..             “'㌢'  ’.       瀘軈駄㌢
.. ∵'”  ~;  /    /  l;;;;;,,チ三三三三三三三三三三ムチ三三ア三ア .{-─''"ヽ                        灑欟畊%”   ,
...       {    / ,, チ三三三三三三三チ≡マ三三三三/   /  ト、   ヽ        ,, ェ≦ア───灘軈欟駄....”,
.          .l   ,,イ三三三三三三三三三三{ / ̄}.}三三/   {    } ` ̄ ̄ ヽ    ,,ェ≦彡ア     ~.  繍蠶軈蠶畊 ‰
....   '㍉.;灘 \ィ三三三三三三三ア ̄__二二二 }.}三三 ヽ  l    }     `─≦彡      ,, -< ̄ ̄ム蠶軈蠶刪㍊㌢
..... ~.  繍蠶軈蠶マ          {          ノノ三三三   {二二≧、       {    ,, -<       ム軈蠶欟畊 .“%”
 `㍉翊軈蠶軈 ィェ   ィェェェェェェェェェェマヘ、___,,≦三三三三三≧ュ             〉─<       / ̄ ̄マ軈蠶欟刪㌢
.. ~“瀟軈蠶軈 マlム  マ三三三三三マ三三三三三三三三三三三三三           {      ,, >イ`'㌘灘軈蠶欟刪‰ ∵'”
....'㍉.灘軈蠶軈蠶マlム  マ三三三三三三マ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 {   ,,> ''"   マ ~“瀟軈蠶軈刪㏍ ∵'”

   バーサーカーの鉄身伝説と七人の影武者の逸話が宝具になったもの。
   怨念が体を覆い鋼鉄の硬さを持つ鎧となっている。ただしこめかみは例外である。
   その体はBランク以下の物理攻撃と魔術、Cランク以下の宝具を無効化する。
   またBランク以上の宝具も怨念で影武者を作りだし六回までなら無効化することが出来る。
   Aランク以上の宝具でなら一回に複数の影武者を消費させることが可能である。


【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく月曜日の22:30前後に】

【早めのご連絡。帰宅が遅くなりそうなので再開は明日に延期します】

【22:40分頃から再開します】

【再開】

古今東西、弱点のある英雄というものは多い。
ジークフリートの背中、アキレウスの踵、そしてそれと同様に坂東の大怨霊、平将門にも同様の伝説がある。

将門は身体が鉄でできており、それを通すことのできるものはない。ただし、一つだけ弱点がある。
その弱点を宿敵藤原秀郷は射ち貫き、あるいはそれを元に本物を見つけ出し、この新皇は果てたのだと。

そしてその弱点を秀郷に伝えたのは一人の女、愚かで惨めな女。
バーサーカーと化した大怨霊の中には、ただそれへの願いだけが残っている───。


直下、戦況

12:大八幡新皇
3456:拮抗
789:弱点を知るものこそ強し

77:クリティカル!

                 ___  ____
              >'´      ヽ
                 /Vニニニニ{   ム
            / / 7    ム   ム
            / 7 } |  :7i  :}  | {
           7  1/ {   !ノ  1  :| ',
           | ヘ{ ┃、 {┃ }  } i l}

               V iソ   ,、    7;  77 7
                }V、   ┃__y/ム ムレ7
               ノ ^``ヽ┃¨´.イ  ム |
           {  ノi  }`y ´ ム イ  :{
          从 i{ソ__y'´{  { i``` -マ、

           y^ヾ´   l  ヾ ヽ   :ン

直下

123:「しょうがないですわね」
456:「しょうがないにゃあ」
789:「仕方がないかー」

7:仕方がないかー

小さく、か弱く、光の中でしか咲けぬ花。ただそこに咲くだけの花。
何の意味もないのにそこに咲き、訪れる者の目に映る。

大きなくともいい、強くなくともいい、美しくなくともいい。
ただそこにいるだけで、それだけで救われることもあるのだ、だから。

「仕方がないかー、バーサーカー、止めよう」
「…………」

それが止めろと言えば止める、死ねと言えば死んでやる。
一つ願うのならば、お前はそんなに賢くなくともいいのだ。俺を守るために、前に立たずとも良いのだ───。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

バーサーカーのマスターがその剣戟の軌跡に割り込み、直前でその刃が抑えられました。
アーチャーも私たちもその様子に一瞬動きを止め、様子を見ます。バーサーカーのマスターが両手をあげました。

「降参するから、よってたかってバーサーカーを倒そうとしないであげて」
「何をいまさら、かかってきたのはそっちでしょうに」
「いや、マスター、対話は大事だ。そちらがそれを求めているのならば応じた方がいい」
「バカかアサシン! 弱点が分かっているうえにこの人数、早くに敵は消滅させといたほうがいいと僕は思うがね!」

喧々諤々、私たちの間でも別れる中、バーサーカーのマスターが耳打ちし、バーサーカーがその刀を降ろしました。

「この刀もバーサーカーの宝具なの。これを下ろさせるだけでも戦う意思はないってことでどう?」
「どうも何も……」

そこまで言われてしまうと……。

「ふん、こんな常套手段に引っ掛かるなよ! こういうのは大体何か抱えてるんだ!」
「キャスターの言い分ももっともですけど……、こちらとしてはここでこれ以上の消耗は避けたいのも事実ですわ」
「分かってくれると嬉しいわ」

にこにこと何のてらいもなく笑うバーサーカーのマスター。
なんだか毒気が抜かれてしまいますが、アーチャーとフェイカーは表情を変えていませんでした。

「ですが、信用に値しないのも事実。何かまだ出せるものがおありでは?」
「うーん、出せるもの? バーサーカーは自害させないわよ? 死んでって言ったら本当に死んじゃいそうで怖いんだもの」
「条件はそれ、この場でバーサーカーを消滅させない。その対価としてその力を貸してほしいのです」
「……なるほど、セイバーとライダー相手に協力してほしいのね?」

うーん、と額に指を当てるバーサーカーのマスター。その様子をアーチャーは油断なく見つめ。


直下、返答

123:ダメだけど情報
456:仕方がないか
789:仕方がないし協力するなら情報

6:仕方がないかー

むむむとバーサーカーのマスターは唸り。

「仕方がないかー、バーサーカーを助けられたようなもんだしね」

即決しました。え、いいんですか?
アーチャーとフェイカーも少し驚いたようで。

「……なんだいなんだい、案外あっけなく靡いたね。確かにここが適正価格だとは思うが、返答次第ではふっかけられたのに」
「そういうことやってたから嫌われたんじゃないですかぁ……? 人工エメラルドの製造法を独占したりぃ……」
「私としてもわざわざ交戦しに来た以上、もっと悩むかと思っていましたが……」

確かにそうです。……いえ、そうか、さっき言ってたことはそのままの意味なんですね。

「貴女は本当に全員の味方、なんですね?」
「ええ、そう。正確には学園すべての味方」

煙に巻くような言い方ですが、何となく分かります、この言葉には嘘がない。
というよりも、嘘を吐くという考えがそもそもない。
なんでしょうか、私が古いものの影響を受けているからか、どことなく波長が合う。
いや、波長が合うというよりも、もっと根源的な何か。私の起源にすら連なるような……。

「……私はリュコ・コンティノアール、貴女は?」
「そう言えば名乗ってなかったわね。私は千叶星。この学園の守り神……、みたいなものよ」

守り神? そこまで相手が名乗ったところでフェイカーが何かに気付いたように私の前に出、叶星さんの顔をまじまじと見つめました。

「どうしたのかしら?」
「……いや、以前に会った時から何かが引っかかると思ってたんだ。僕のスキルのことも言っていただろう。だがようやく気付いた」
「あら? 今まで気づいてなかったの? 私はてっきり気付いているものだと思って」
「僕は作ったモノしか見てないからな、久々に天然のものを見たんだ、少しくらい目も曇る。僕は悪くないね」
「いったい何に気付いたんですの、キャスター」

アーチャーの問いにフェイカーはため息を吐きます。そして半ば捨て置くようにその体へ手を伸ばします。
バーサーカーが一瞬唸りましたが叶星さんが手を挙げて制止しました。そしてフェイカーの手は

「コイツは人間じゃない。おそらくは形を得た」

その体をすり抜けて。

「精霊ってヤツだよ」


◆受肉精霊(不完全)

       /                      ´_
.        /  -‐……─-  _         ´,
      /  ____    `丶        _
      | / / ̄ ̄``丶    \       ´、         _
     /   ‰  、、    \    \ \    \__,,.‐_,,..二.,_``丶、
      |   {    `'ミx、、  \    \ \      __ア´     \  `丶、
      | :| |  \   \ `¨¨/ ‰      \ ー=彡ク’         \    丶、
     | | | l \  \\ ゚。 / x翁! \    ,  \_____/             \   \
     | | |    \  \\|  j' '′  \  ‘, 〈⌒¨j                \   \
     |八  \ ハ  |\\__彡     И  |i,  \j                  \ \ \
     | |\   \ |_」_,/ッ彼__     ノ |  |i, :|ヽ,|              /       `. 、 \
     | | |\ \ ∧ |、 Y⌒|^\´ __|   i| |.:.:|             /        ‘, ‘.  :,
     | | 人 |\/ ∧_|\‘,ノ\__|´「 / |  :| |l::|         /(           ‘, :   ’
     / ,ノ\ )/ / /     `¨欠   V  :|  i | | l         /\\         i h, ∧
.    /   // / |      /.:.:∧   ゚。\ |八| | |j        /二 〈\\     __ | |_}h i∧
   /     / /  :|     ./.:.:/ :∧   `、 \ | l:/        /´.:.:.:| |.:.:.:\\/x-‐─ | |─| |/∧
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星の触覚たる古い精霊種の生き残り。
自然界とマナを共有できる精霊種であるため、魔力を自らの体内に蓄えるのではなく、外界から無尽蔵に汲み上げることが可能。
ただし、汲み上げた魔力リソースを学園の保護に使っているため、肉体を維持しきれず半霊体のような状態になっている。
真祖に連なる存在のため吸血行動も行えるが、望んで人の血を吸うことはしない。


【というわけでちょっと早いですがエディタの調子が悪いので今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は金曜日の同じくらいになるかなと】

【現在時点で所用が終わっていないため今夜はお休み。明日の20時付近にやります】

【20:15くらいから再開しますね】

【再開】

妖精……って。

「それほど、すごいこと、ですよね?」
「と、当然ですぅ! この星の触覚、魔術の根源に近い存在の一つ、それが、なんでぇ……」

既存の魔術大系からは距離を取っていたので実感はありませんが、やっぱりそうですよね。
前に立っているだけでヒシヒシと感じるのはもちろんですし、頭骨もどこか畏怖したような震えを見せています。
それと、毛野原さんさっきの将門の件といいわりと詳しいですよね?

「普通に授業を受けてれば私みたいなポンコツでもちゃんと知ってると思いますけど……」
「ゴシュジン、ソレダトコノネエチャンガ、バカダトイッテルヨウナモンダゾ」
「そうだそうだ、マスターは少し常識がないだけだ」
「貴方がそれを言いますか!?」
「うへへ、ちょっと世間ずれしてるとこも良いですわねぇ……」

やいやいと言い合う私たちですが、そもそもまだバーサーカーのマスター、いえ、星さんを味方にすると決まったわけでは。
と、そちらの方を見るとくすくすと笑っていて。なんだかその表情に毒気を抜かれてしまったのです。

【バーサーカー陣営の協力を得ました。】


直下、5以上で他陣営行動スキップ。4以下で他陣営の暗躍描写

5:他陣営行動スキップ

とりあえずバーサーカーに一時的な休戦の契約を結び、協力を確約させました。
実際のところ、バーサーカーのような単騎で攻撃力を持っている陣営は多いに越したことはありません。

「嬉しいわあ、普段はあまり生徒の子と話すことはないから、貴女のことも見ていたのよ、肇ちゃん」
「ふえっ」
「大変だったわねえ、とりあえずこの学園の中なら大丈夫だからその間に考えるといいわ」
「……は、はい」

……そういえば毛野原さんのことは何も知りませんでしたね。
この戦いが終わったら話し合ってもいいのかもしれません。


直下、何をしますか? 【五日目・夜(一ターン目)】

1:情報整理(セイバー/ライダー/フェイカーの情報を整理します)
2:戦闘準備(罠を仕掛ける、策を練るなどを行います)
3:コミュ(アーチャー/アサシン/フェイカー/馨/うさぎ/叶星/バーサーカー)
4:自由安価

1:情報整理

「さて、横槍が入りましたが、本題はこれから攻めるセイバー/ライダー陣営のことです」
「ライダーの情報は大体つかめたとして、あとはセイバーだが……、折角合流したんだ、そっちは何か知らないのか?」

フェイカーが水を向けたのは星さん。精霊という立場なら確かに何かを知っている可能性はありますよね。

「うーん、確かに私はこの学園のことなら知ってることも多いのだけど……」
「だけど?」
「教えるって約束はしてないしなあ、それにさっきも言ったけど私はあくまで」

全員の味方、でしたか。……ふーむ、厄介な話ですね。

「ですが今はこちらに与しているのですよ? 何かしら情報を出してもいいのでは?」
「うーん……」


直下、叶星譲歩判定

123:ダメー
456:ちょっとだけねー
789:じゃあ大事なこと一つね

2:ダメー

「やっぱりダメー。協力は今回だけだから、これ以上は一方的になるでしょ?」
「……仕方がありませんわね、これ以上強要して共闘まで断られれば意味がありませんし」

ということは現在ある情報から整理する必要があるんですよね。

「俺たちが倒した宝具の名前は何かヒントになるか?」
「そうですね、確かセイバーの言っていたのは……【霹靂車】、でしたか」
「……? 霹靂車? それって」

野々原さんが何か気付いたようです。

「何か気付きましたか?」
「えぇと……、でもぉ……、お二人の会ったのは小柄な女性でしたよね? それじゃあちょっと違うかもって」
「何か思い当たることがあるのなら言っておいた方がいいですわよ。実際、私のような例もあるのですし」

アーチャーがそう言うということは、一般的には女性ではなく男性として扱われている人物、ということでしょうか?

直下、5以上で真名看破。4以下で真名判定 【???】+1

7:真名看破

しばらく躊躇いながら、毛野原さんが出した名前は。

「えっと……、霹靂車ってのは歴史上では中国の三国時代に確認された投石機の名前、なんです……」
「三国時代というとあんまり詳しくありませんけど、そのまま三国志の時代ですよね?」
「はい、魏蜀呉に別れ覇権を争った戦争なんですが……、その中で霹靂車は魏の兵器です」

分からないなりに頷いておきます。

「話を進めましょう、その魏の英雄がセイバー、というわけですね?」
「はい、……そして、考えられるのはその霹靂車の考案者」

「曹操孟徳ですぅ……」



【セイバーの真名が判明しました】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:セイバー
┣━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┓
  【真名】:曹操孟徳            【属性】:秩序・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━┻━━━━━━━┳━━┻━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:C      【耐久】:C       【敏捷】:C     【魔力】:B     【幸運】:A      【宝具】:B~A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

              -‐< ̄ ̄ ̄ ̄ ゙ ‐- 、  \

           ./  /           \   \
             /                     \   \
          /  /                 V.  V
            /   l    ',   ',  ゝ---─ァ'  l V.  V
         l   .|  l  ヽ  ヽ. ヽ、¨¨¨´ハ ハ l V.  V
           ,l.    lヽ  \. \  \_二>.ハ. ハ.l   ',.  V
        / l l、  l \  \. \  \ ヽ l | |'   ヽ  V
       l  l  \ \ \. \__..X . \\ / /',     \. \         ./|
       |  |ヽ  .,ィ==x、. ヽ!. /,ィ==≠xヽヽ/.∧ヽ.    \. \     /|/./
       | ∧. \《{ v 。ハk、 ', ,イl 。 ハ .}》 ./  .∧.\    \ >─<  ./

       ∧  \__`゙.ゝ- ´ ,ヽ!  ゝ- ´ノ ./__   lヽ > 、______/
       .∧   >ヽ       , 、 -=彡 ,.<\¨ヽ/ /::\
         \  二ニ=> 、 マ_.ノ.,.イ../',. ヽ ` Y:::::::::::\
          У t-──/ ≧s-≦>' {.',. ', `   |:::::::::::::::ハ
          ./:::::::ヽ;::::::: |:::::∧ ,へ:::::::!. '     }ヽ:::::::::::::::V
    /\_-、 /:::::::::::∧:::::::|/ヽ:○-.A::::::\    / /:V:::::::::::::V

   ./ //>、'::::::::::::::::::〉;::::::::::::::::}/.{::::::::ヽ/!ヽ--イ /:::::V:::::::::::::V

   {   ´ '´//-- 、::::::/ ∧:::::::{三//三}::::::::::∧ヽ--'::::::::::::V:::::::::::::|
    \    ヽヽ:::::::/  .>、::::::::::}/.{::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::V::::::::: |
     lヽ_  /:::::::./  ∧:::\_::::二::::::::::::::-ァ'"\:::::::::::::::::へ:::::: |

     ∧ヾ/::::::/  /::::\:::\--─::::::::´::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::l

 AA:ターニャ・デグレチャフ(幼女戦記)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 【クラススキル】
 ◆対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

 ◆単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

 ◆騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

以下、詳細不明……



【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は月曜日の20時くらいからできればいいなって】

【20:20くらいから再開しますね】

【再開】

あまり知らないのですけれど……。

「曹操孟徳、それってやっぱりスゴい人なんですよね?」
「ふへっ」

毛野原さんが明らかに鼻で笑いました。即座にフェイカーが小突きます。

「ぴぇっ」
「人を馬鹿にする資格は無いと思うぜマスター。まあ、そちらさんの常識のなさもどうかとは思うが」
「……まあ、自覚はありますので。ところで曹操には剣に関係する逸話はあるんでしょうか?」
「多分倚天剣よねえ」

いてんけん?

「先祖代々伝わる宝剣だそうだけど、あまり物語や歴史の中では出なかったんじゃなかったかしら? あ、これはアドバイスというか常識の範疇だからノーカンね」
「ならばどういった性質を持つかは分からない、ということですわね?」
「そういうことになるか。あと分かっている宝具は砲門だが」
「砲門というよりもアレは権力や武力といった汎用的な攻撃に見えたな。そこから特定することはできないだろう」

真名が分かっただけでも儲けものですが、何かしら策は練りたいですよね……。
先ほどの魔力炉の話もありますし……。


直下、話の進展

123:進まず
456:魔力炉について
789:馬ですよね、【霹靂車】って

4:魔力炉について

「やはり先ほど話に出てきた魔力炉を探るべきでしょうね」
「同感ですわ。学校の奥に存在する空間、そこが最大の候補地ですけど」

アーチャーがそこまで言ったとき、星さんが首をかしげました。

「どうかしましたか?」
「その話ってアレかな? 『誰にも見つからず真夜中の時計塔に辿り着けたものは切実な願いを叶えてもらえる』とかそういうの?」
「ええ、そうですけど、学園内に広く伝わる噂話だそうで」

私の答えに星さんは頬へ手を当て。何故かバーサーカーがうるると唸り。

「それ、私のことねえ」
「は?」

えっと、つまり?

「……成程、僕は分かったぞ。精霊という特殊な状況のくせに学園中を歩き回ったな?」
「そうなのよ。それで知らない間に噂になっちゃってて」
「そりゃそうだ、まったく精霊って立場を考えろよな」
「いけしゃあしゃあと言ってますがその精霊を宿した使い魔を学園中に放った張本人ですわよね?」
「僕はその問題点を気付いて無視したからノーカンなんだな、これが」

平気な顔で言うフェイカーの脛をうさぎが蹴り上げて黙らせました。
しかし、そうなると話は元に戻ります。セイバーの魔力炉は一体どこに……。


直下、5以上で魔力炉の心当たり 【???】+1

77:クリティカル!

                     >-=ニニニニ=-<
                 , イ..>-x...y="~"マ....`ヽ
               イ イニニニ=-=ニニニ ',.........‘:,
             //............./..........................V..........',
               /.../.............../..............7-.}-、....V.........ハ
           /.../......}'⌒7{............../....ム..........V....}.....',

            /...7.......7...../从...{..7´i/ V...i....}.....!...从
          ′..|.....yif笊ミx ヽソ ,ィf斧芹ミノ....!....1.......}

          |......{/   {:...:}       {:...:i    ソ....ム、....1
          {......iヘ        i       7.......{ ハ.....!
             ‘:,....乂                  ク7....! ノ....ム
              ,........\    V:::ア      7.....{´......{
             ム..........}>s。..       ..。s个...1........‘,
     ,-y-、 ,_   ) 7.ノ.......__y^ー== --<......从....{.............',
     ム ', ', -< 7  7イ{. γ'´ <-=y^~^=-<`7⌒ヽ(7........l...Χ
     \   7``ヽ ノ....! y´i__ {:::::::ノ ___,ムム  `7..........{.......ヽ
       ``7   Y. . . } ``y=-`¨´``ン  ハ   /............',.......ハ

直下

123:場所を思い出すしなんか閃く(小)
456:場所を思い出すしなんか閃く(大)
789:場所を思い出して閃いてなんか来る

1:思い出すしちょっと閃く

……何か隠された場所、ですよね? そういえば。

「アサシン、一つ思い出したんですが」
「ああ、俺も思い出した。不可視の巨大なものを」

以前アサシンに頼んだ偵察の際、隠された巨大な建物 >>636 を見つけましたよね?
位置を大まかに地図で確認し、学園に詳しい二人に示します。

「おそらくそこではありませんか? 野々原さん、もしくは星さん」
「えっと……、多分ここら辺はそんなものはなかったかなぁと、思いますけど」
「そうね、言っちゃうとこの戦争が始まってすぐこれはできてるわ」
「では殆ど確定と見ていいでしょう。ここがセイバーの魔力炉です。さすがリュコ様、惚れなおしましたわ」

別に惚れてくれなくてもいいのですけどね……。ということは少なくともここを攻撃すればセイバーは守らざるをえません。
剣騎同盟と別の場所で戦っていればライダーは分断できる、ということになります。

「そうですわね、幸い戦力は四陣営、二陣営ずつ別れるのが打倒でしょうか」
「分断すれば数の差で押せないことはないだろうけどね、僕は戦力に数えてほしくないが」

そうは問屋が卸しません。そうなるとして、どちらを担当するべきかと考えているとアサシンが袖を引きました。

「何ですか、アサシン」
「俺たちはセイバーがいいと思う」
「理由は?」
「マスターがいるからな」

……また結果だけを話す。

「ではこう聞きましょうか、何故私がいるからセイバーなのです?」
「? マスターは乗りこなす能力を持っているからだ」
「は? ……確かに大体の乗り物は乗りこなせますし、魔術を応用すれば乗れないものは」


【マンモスライダー】
上記の宝具の応用であるマンモス乗りの力。
もっとも、マンモスは現在絶滅しているため、近い質量の重機なら使用方法を知らずとも殆ど完璧に乗りこなせる。
これは仮定の話だが、存在すれば幻獣種をある程度乗りこなすことが可能と推測される。


「そうだろう。だからセイバーから宝具を奪える」
「は? ……ハァッ!?」

それはもしかしなくても……!

「セイバーの【霹靂車】にも乗れるだろう。俺が乗せてやれる」

宝具に乗る。できれば相手の手を一つ潰せる上に戦力は上がる。
そ、それは……、そうかも、しれません、理屈としては分かります。けど……!

「というわけで俺たちは対セイバーだ。残りはどうする?」
「私としてはリュコ様と戦いたいという私欲は置いておいて、セイバーはマスター襲撃の相手です。しかしその一方でライダーには因縁がありますし……」


直下、アーチャーの反応。

12345:対セイバー
67890:対ライダー

6:ライダーの方へ

じっと考え込んだり何となく湿っぽい目で私を見つめたり、地図を確認しながらアーチャーは指を動かしました。

「ええ、私はライダーに向かいましょう」
「因縁を優先するのかい?」
「いえ、おそらくライダーの性質上広範の破壊に長けています。私の第二宝具ならそれへ対抗できるでしょう」
「確かにボクもアサシンもバーサーカーも単体戦の方が得意なのは事実だ。私情は抜きってわけかい」

何処か皮肉気なフェイカーの言葉をアーチャーは笑って受け流します。

「ええ、当然ですわ。それに、これでもリュコ様を信じていますので。惚れた弱みという奴ですわね、ぽっ」
「ドコマデホンシンカ、ワカンナクナルナ、コイツ」

確かに。ですがセクハラのときの手つきは明らかに本気なので夜道で二人きりにはなりたくないですね。

「じゃあ残ったのは私たちとキャスターね、私は別にどっちでもいいわ」
「バーサーカーは純粋な暴力性が長所ですものね。こちらに付いていただければ盾に近い形での運用になるかと」
「ボクはさっきも言ったが戦線に立つタイプじゃないからな」
「……だが、宝具の方はかなり様々なスキルを覚えているんじゃないか?」

アサシンの指摘に少しだけ目を細めるフェイカー。指を細かく動かしているところを見るに図星ですね。

「ほとんど全部の陣営と戦ってますもんね……」
「しっ、マスター、お口チャック!」
「タネが割れている以上黙ってても仕方ありませんよ」

口をひん曲げたフェイカーを放っておいて、どちらを引き連れたいか、という話になりましたが、さて。


21:30から多数決、どちらと対セイバー戦に向かうか。先に二票、21:40で〆切

1:バーサーカー
2:フェイカー

【ここまで】

【そして今夜の更新もここまで、お疲れ様でした】

【次回は水曜日の22:30くらいに。新しいスレも立てなくちゃですね】

【次スレ: 【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.3 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629813275/) 】

【スレ埋め】

「 | |        | i⌒i | |                             ∧        ||
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|{        | ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:l   |  |    レ''"~~"'㍉ |-‐''"~´,|   |´"''ー|:.:: :|   |__,,|ニニ.:.:.:.:|ニ┃                                              ┃
|_,| | ̄|___| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:| ̄||  |    |=======| |-‐ "´ |   |‐- _|:.:: :|   |: : : :|ニニ.:.:.:.:|ニ┃     ディストピア、反理想郷。この都市はそう成り果てた         ┃
|¨| |.:ニ.:ニ.:ニ.:.| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:|_| ̄ ̄ ̄| ̄|⌒||⌒|| |-‐ "´ |   |‐- _|:.:: :|   |: : : :|ニニ.:.:.:.:|ニ┃                                              ┃
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|「|_|__: : :.:| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:|二二二二二|-‐ |=::|ニ|-‐ "´ |   |‐-/ ̄', \: : : :.:|叩 叩 | 日日
ニ=-‐  ̄ \| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:|二二二二二|-‐ |=::|ニ|-‐ "´ |   |‐-|大大|大|: : : : |叩 叩 | 日日

\       \ : : |:::::| ̄| ̄:.:|二>''^` ̄ ̄二i|=::|ニ|-‐ "´ |   |‐-|凵凵|凵|__|ニ=-‐…¬冖 ¨
  \       \ |::::| ̄ ̄ ̄|二|≧s。,, -  ̄l|=::|ニ|-‐ "´ | __,,⊥ニ|二二|二|_,,,....、、-┬…¬冖¨
    \       \ | ̄ ̄ ̄|二|i:i:i:i:i:| : .    |--‐‐…¬冖  ̄ __  -‐|__|_|>、 : | :::::| |:::::/| ̄ ̄
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 \ >''\  \ _, ‐ニ¨  |_::: :|i:i:i:i:i:|:::::::_ - "~    _、‐ /:::::::::::::::::::: ┃     ヒトに闘争は認められぬ、ヒトに想像は認められぬ         ┃
‐ ''' ´     \_ ‐ニ¨   _ ‐ニ'|:: :|i:i:i:>'' ´     _、 -'¨| |:::::|二二二二二┃                                              ┃
     _ -ニ¨   _,  -T    .|>''´     _, - '¨| |:::::::::| |:::::|ппппп╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
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         ,ィ'/´>‐ '/.i `ー ' ヾ、ノ    ヘ
        ゝ.ィ´   !ーヽ     `ヽ.   ヘ
       ,ィ'´ ̄ 、  {-= ヽ.   -‐ i     ヘ
     ,ィ'     `ヽ、i   `ヽ     i、_   ヽ.                  ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
    ,ィ'      、   ,'    |'ヽ   ヘ  _   \                ┃                 イノリ                .           ┃
    ∨      `ヽ,ィ'     i i.    ヘ,  __   ヽ.               ┃            ヒトに、自由は認められぬ                  ┃
.     i     ―冫'      i .i     ヽ'´     /               ┃                                    .          ┃
     !     '´  i         V      ヽ    /                ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
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     ∨              ,'             ,
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 -=ニニニニニ=-          -=ニ二二ニニ=-
.  -=ニニニニニニ=-            -=ニ=-
   -=ニニニニニニ=-

     -=ニニニニニニニ=-     _ , 。 s ≦'ヽ、
       -=ニニニニニニニニ/'",=、 ,-、  c, 、 ヽニニニニニ
        -=ニニニニニニニ彡'´   ヽ. ヽョ=ュ.、 ヽ ヘニニニ                                              イマ
      ,。rf1 ` <ニニニニr'", <ヽ  ヽ. ヽニニ>.、_  へニニ              この都市は停滞している。遥か未来であるべきこの現在が停まることは
    /ニ//1- _ ヘ` <r'"´   _ , ヽ   ヽ ヽニニニ ̄ニニニ
   ,r/ニ//ニ1  ' j l |   , - ' _ vヘ  ヘ  j  ∧ニニニ>''"
.,。rニ/ニ//ニ/ヽ "ヽ l !   , -    } '  /  /  /ニ>''",rョ,                                                 イマ
ニニ/ニ//ニ/ニ∧  jl |  ' ,  ', /  /'  /   /''"  ∠ミミ}                 人理の停止をもたらしかねない。それが来るべきは未来ではない
.ニ/ニ//ニ/ニ/ll1lヽ   |   i  i {  /!  /l   .l   /r‐''"^゙'
ll/ニ//ニ/ニ/1ll1lヽ`'V|   ',  ''l /-l  /.l   l  /'       ,                この閉鎖系に、閉じたガラスの瓶に、我々は刺激を与えるために呼ばれたのだよ
/ニ//ニ/ニ/=1ll1ll, ヽ '|    ', ',`'゙  ヽ/ .l  .l        /
ニ//ニ/ニ/ニ=1ll1 lh ヽ|    , ',     ∨ /        ,  /ニ
ニ//ニ/ニ/ニ/,1ll1 llh.|    ,  ,     /`′    ,/' /ニニ
.//ニ/ニ/ニ//ll1lll1 lh!      ,      l      ,,/' ,イニニ
l/ニ/ニ/ニ//ニ∧lll1 /    , ,'      l     ,r/'' ∠ニニニ                       【最も新しき人理の肯定者】
>='ニ/ニ//ニ/ ∨r'"~゙ヽ.  , '      lミョェ=彡' /=|ニニニ
ニニ>=,//ニ/  У-`   ヽ  、  l ヽ. / `^´ , イニニ=|ニニニ                         【アーチャー:???】
ニニニニニ>//二'> ヘ    ヽ ,   ,イ=ヘ., イニ――''ニニニ
二二l'" ̄    `> 、  へ へ ヽ, イニニニニニニニニニニニ
二二|            ∧   へ へ ヽニニニニニニニニニニニ




                                      __
                   . . : .: ‐‐‐: .: . . .       .: .: .: .: ⌒ヽ
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           '.: /.: .: ./.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :Vハ/乂.: .: .: .: .: .: .: .: .: .:',
        __/.: .:'.: .:/.: :′.: .: .: .: }.: .: .: .: .: .: .: .v乂//ア⌒.:<\ .: .: .: .: :.                【了解! じゃあとりあえず、魔女を倒しに行こうか!】
         ⌒7.: /.: .: :'.: .: .: .: ./.: .: 人.: .: .: .: .: .: .:.i.: .: .: .: .: .: .{   ',:i.: .: .:
         '.: イ.: .: .:.i.:、i.: .: :/.: :/⌒',.: .: .: .: .i.: }.: .: .: :}: .: .: ',  }八.: :'               ニア【うん、この特異点を解決しよう】
          }' {.: .: :/{ぇ{.: .:/}/¨ ─ -v.: .: .: .: }.:八.: .: .: .: .: .: .:\ ⌒)/
          八.: :' .: :八.:(   '^¨灯:(_}.: .: : /⌒Y.: .: '.: .: .: .: .: .: \
      ___/.: .:ヽ{.: 「⌒ ヽ    乂ツ .: :/ ,.: }/.: :/.: .: .: .: 、.: .: .: :\ __ ,
     ⌒7.: .: .: .: .: :圦      .:.:.:⌒¨¨´  __/.: :/.: .: .: .: .: .:\.: .:<_¨¨⌒
      , .: .: .: .: :/.:.ハ` 一     ,.  /.: .: .: :/.: .: .: .: .: .: .: .:.\(¨¨⌒
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      八.: .: ./{.: .:, /.: .: .: .:_ハ_ハ⌒ /.: .: .: .: .人.: .: .: .: .: .\.: .: .: .: .: \_
      ⌒ヽ( 八.:.{ /.: .: '.: /{ 「/∧ /.: .: .: :/   \.: .: .: .: .:} ⌒¨ ¨¨¨ ⌒
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             ⌒¨´_ノ:/{ V // ノ八(⌒ /⌒\{⌒ ヽ.: .:.|
             ⌒¨´ 人ニ=-_   ', /    . . : : : : V八
                   / .: \ニ=-_ /}/{    . . : : : : : :} ⌒
              /  // 丶ニニ〉 /: .    . . : : :V/: :i
              ':.   /     \{ 〈 ',   . : : : : :V/.:
            {: : . . ′       V∧ :.   . . : : : ::V{


                       ___
                 _r=<⌒'/    〕iト .,
                √`ヽ、V '/        ヽ

                ム==ミ、:{/⌒ヽ  、 \  .∧                         ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
               f´-=ミ:、ヾ{if','///∧ .‘, .\ .∧                         ┃                                              ┃
               }  , -=ァ─<r'─:}∧ ∧\ .\.l                         ┃   思考を失った人々の中で、もがかざるをえない者が立つ       ┃
              〈/// u      .|| V:、 \ \ .|                         ┃                                              ┃
               .}./// -‐==ニ=サニ=ヾ\ .\ ヾ!                         ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
               fヽ/{ ____ ,ji Vt:、_彡ヘ .ヽ|
                    | ∧!_´¨-tッ‐ァ l  l∧-tッ=j = Vヾ!
                 v i.  `三彡:l  l/iミ三´  .l  }
               /v .! u    |  .|       l /、
              /  Ⅵ    f’ !:. .: ! }、    .レ' V \
              /  /   |  /イ≧=-=≦¨ヾヽ  .l   V  〕iト .,              わ、私は……、党の言葉は正しいのだと思う
       . 。s≦ //   .∧  (从ィvj人ivトv仆}  /   ∨     〕iト .,
   . 。s≦    / ./    l  ',  >===<  /ヽ    ∨                 だが、だが、私は、それでいいのかと問うている
      _彡.’  /    l   ≧x      /  .}     v
   ¨ ̄      /      .|      `ー--_<     |    ‘,                自らの思考の中で、それを許していいのかと問い続けている
          /     .|     .r=V/r、      |     .‘,
            /      |、    ∧ヾ=イ∧     /!      ‘,
         /         |∧   /  V.//  \  ./.il       ‘,
         ./        .| ∧ /   }/ム    ヽ' リ        .‘,







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           /         / =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-             .┃            聳え立つのは虚栄の楼閣                ┃
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 二二ニニニニ===―.  ___/-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
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                            -=ニニニニニニニニニニニ=-
                          -=ニニニニニニニニニニニ=-
                         -=ニニニニニニニニニニニ=-
                ___     .: :: :: :: -=ニニニニニ二二二=-
                ´-=ニニニニ=-__:: :: :: :: :: :: :: :: :‐=ニ二二二=-                   この特異点の人々は、求めることを忘れてしまった
                   ̄‐=ニニニニ=-_:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : -
                     ̄ ‐=ニニニニニ=-__: :: :: :: :: :: :: 廴_                  願うことを、夢見ることを、愛することを忘れてしまった

                         ノ、 } ̄ ‐=ニ二ニニニニニニ=- '二ニ=-
                      {ト, }'  /¨ヾi!  ̄ ̄‐=ニニニニ二二二二=-              ───では、何故そうなったのか?
                     人}|     ’     ,ィ气 ̄‐=ニ二二二ニ=‐
     __--_             T|  i           ′  ’/7
--__-=ニ二二二ニ=-            l/  ト。            //
ニ=- -=ニ三三三ニ=-ニ=-         j.!/, ⅥL        ,ィ /´
二ニ=- -=三三=-ニ=-二ニ=- _ __/\ /:, 寸Iト。.,,,...:rァ゙,/                        いや、───では、何故そうしようと、この特異点の主は願ったのか?

二二二=- -=三三_ニ=-二二二二|: :∧ \\ ゙'==-''゙, ィ゙
ニニニニニ=- -=三_ニ=-ニ二二二|.: :.∧-_ | >-=≦j、                           推論は出せるかね? マスター、ルーラー
ニニニニニニ=- -三_ニ=-ニニニ二|.: :. :./ ,─}r<\/、 〉、-_
ニニニニニニ二=- 三ニ=-二二二|.: :. :. :./ ,〈///,f77//∧ \- _
ニニニニニニニニニ二二=-ニニニ\: : : : : :〉\ツr‐∨//: : : :\=-___

ニニニニニニニニニニ二=-ニ二二=-\: : :/:∧  | o|` 个v: : : : 〉二二二二二=- _
ニニニニニニニ二二二二=-二二二ニ=-‐'´: : ∧ j .ノ   |: :\/ニニニニニニ=- =-
ニニニニニニニニ二二二=-二二∧: : : : : : : : ∧ (   」: : : :〕iト。,ニニニニニ=-ニ=-






          /⌒             ――
          //          /: : : : : : : : :  ̄~^''<⌒)''"~ ̄~"''
        /: : {         '^~ ̄: : : : : : : :\: : : : : : : :.\⌒\: : : : : : :\
         {: : : \    / : : : : :/: : : : : : : : : : \: : : :', : : \  ): : : : : : : :.\
       \___――: : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : :',. :. :..∨⌒ : : : : \: :\

           /: :/ : : : : : :|: : : : : : : : :| : : : : : : : : :∨: : : :.∨  ): : : : : : \: :\___ ノ
.           / : : / / : : / : |: : : : : : : : :|: : :|: : : : :|: : :∨: : : :|く: : : : : : : : :.∨⌒
          / : : /:..:|: : : |: : :|: : : : : : : : :|: : :| -――- : ∨:./: :|  ): : : : : : : : : :',
        | : : /:. :.:|: : : |: : :Λ: : : : : : : :/ :/  \:.|: : : : :∨: :├<: : : : : : : : : : : :',              【思いつくのは……】
        | : /| : : :|: : : |: :/⌒Λ : : : : : |:/xf笊天ミx,__ : :| : : |__ノ\: : : : : : : : : : :

        | || : : :|: : : |: :| |xf笊⌒: : : : :|   _)Jメ|  Y : : | : : |  ‘,: : : : : : : : : Λ|
          ‘,|| : : :|: : : |__jV _)J| \:. :.|  乂 ツ ノ: : : | : : |  ‘,: : : : : : : :/ }|
          ‘,|:.|八:Λ : 人八 Vヅ   \|   "" |: /|: : :| : : |:', ‘,: : : : :|{  ノ
          \: :.\|: : : : \_""   `       |/ :|: : :| : : |: :', }/}: : /| :
         /: : : : :|: :厂:Λ⌒                ノ:|: : :| : : |: : :',/ }: /:人                  【敵意を失わせて自分たちに逆らわせないため?】
     \_/ : : : : : : :ノ/|: : :八    / ̄ ̄冫   /:.|: /: : :.|.: : : :  }/
      \__,/: : : : :.| : |: : : .. / /⌒|   /: : : :.|:./: : : :.|: : : :|  /                   ニア【考えないようにして統率しやすくするため?】
         / : : : : : : :八 : |: : : :/  ∠ニL|_,/  |:...:. / : : : : : : : : |〉
         /⌒7 : /: : : : : :\: : :/     ┴┐ /´∨: :. :.l\: : : : : : :|Λ
          |: /:{.: .:{ : : :/\:/     /Lノニ|    \ :| \{\ : | : }
          |/ 人: :{\:{_/     厂ニニニ|  / ̄\\    )ノ: ノ
           /|  ̄ ̄ ̄  /     />こ<|/ \   ̄~^''~<
         |  |      /   /   \__/     \        \
         |  \_,/  /{    /\二二二二二二二==-- _     / >
         |    /  / \  /ニニ\―/――===二二二二∨
.        /   /  /\   \二二二)/              ̄ |
       |   | ./\ \__________/:|

       |   | /   \____/| |
       |   /            /: | |



                          _..      ̄ ̄     、
                       ,.  ´     ,   _____   ` 、
                     /        /,ィ /, * /   > 、 \
                        ,       / / (__/-' * / * / ,ハ }
                    /      、_{_,. : : :  ̄ ̄ ̄: `: </ | |
                     '     ,ィ: :,: : :,: : : /:/: |: :|: |: :∧: !: :ヽイ,.ィ         「私はこの場所に求められておらず、検証可能性が低く、断定は不可能です」
                   :      `7: : /:,: :/:イ`}7ヽ:/}:/ |: |:} : : 、<

                      .'    /  {イ:/:/ィ 下「::r;ミ、 /'   }77ヽ: ∧ `         「それぞれの魔女はそれぞれの視点を持ち、私たちもそれぞれの意見があります」
                    ,    /   }イ:/: |   Vzり     イr;Y}:∧}
                     /    /     八|: : |          :, Vリ{j/  :.          「しかし、推論を出すのであれば、様々な要素から一つの理由を提供できます」
                      ,    , /  /、,:|: : |           |:、   ,
                    /   / '´  /:.ー/: : ,        ‐ _ 、  八:.   ,
               /   ー ´   , : : :/: : 人             イ:. \  }
                 {         / : : /: : /: :|  ::..      . ::´: : : :,  \
             /¨¨´   / , : : : /: : / ̄ ̄\ ≧ュ- ´: : : : : : : .   \
          _/   --  ´ /: :,: :/: : />  、  \__|\: : : : : ,: : : ::.   \                      【万人が作り上げた百科の叡智】
          /             /: /:_./: : /_     \___,∧_: : : : 、: : : :、    \
        /            イ: :,: :/ /: : /、_)`ヽ、 (_()\--/`ヽ} 、: : \: : : \     \                      【ルーラー:???】
    ,   ´    _,. : : :´: : : : :/:/  /: : /イ    `  、  `/\´ | \ : : : : : : : .、     ヽ
 ,  ´     /: : : : : :/: : / :,   /: : /  ヽ        `∨_,〈 〉、!   }ヽ: : : : : : :\     、
´         /: : : : : :イ: : :/ : :/   , : : /     ,  }       \ } ∧   ∨ ',: : : : : : \     :.
      /: : : : : : : : : :/: : : :,  /: : :/    ∨ ,      | \/  ,  ヽ '.: : : : : : : : \    :
     /: : : : : : : : ,: : ´ : : : : /  /: : :/      }/        |   |  :.   :.  ,: : : :\: : : : \  |
   /: : : : : : : : / :: : : : : :,: { /: : : ,      /       |   |   }   }  ∨: : : : ヽ: : : : :\







   /二二二二ニニニ> '                            l    \ニニニニ/
. /二二ニニニニニ>'                                   l    ∨ニニニ|
'二二二ニニニニ/                    , -=ョョェュ。.、_       ∨    ∨二ニ|
二ニニニニニ/                   , イr‐、  ム-=‐''"´`        ∨    ∨二1
二二二ニニ/                     ∠  ゝ゚''"´             ∨    .∨l/
二二ニニニ/                      ,イミ∧イ                 ヘ     .∨
二ニニニニ|                     /ミア                      ヽ
二二ニニニl                    ムア                           ヽ
ニニニニニl                    ア'                l,           ヘ                     それは───?
ニニニニニl                  /                 lh          ,
ニニニニニl                                     llh             l
ニニニニニニ∨ミミh、                              llミh            l
ニニニニニニムア'"^`ヽ                            llミh          l
ニニニニニ=‐∧                                   ll三h        l
''""´ ̄ ̄   ∧                              llミミ}         l
          ∧                             /三ミ1        l
             ∧                           /三ミミj          .l
           ∧                          /三三ミl          l     /
             ∧                           /三三三l          l     /
                ∧                      /三三ミミj          l  /


┻━ ┳┳━━┳━ ━━┻━┳ ┳━ ━┳━ ━ ┻┻━┻━
                       ━┳┳━━┳━━━┻ ━ ┳┳━ ━┳━ ━┻┻━┻━


                                                           __ Z エニ4  ョ
                                       __ Z エニ4 Hモテ ホニフΤ「            ]]
                ]}(__  __ Z エニ4 Hモテ ホニフΤ「                               ]]
                     ]}寸(___]}                                               ]]
                、、..,,,__ ]} 寸(_]}                                               ]]
            ⌒)h、 、          こんなに面白いものがあるのか!? なあ、見てみろよ!    ]]
                )h、x仝x                                                ]]
                     ⌒心、                                              ]]
                       ⌒心 匚Г二卞冖宀==─平===ニ∟匸_                       ]]
                                                   匚Г二卞冖宀==─平===ニヨ






                                                 ョ 4ニエ Z __
                                                 [[           「Τフニホ テヨH 4ニエ Z __
                                                 [[                              「Τフニホ テヨH 4ニエ Z __   __,){[
                                                 [[                                               {[ ___,ア{[
                                                [[                                               {[_ア゛ {[ __,,,..
                                   .                [[        ああ、嘘みたい、なんで、私、泣いてるのかしら             ,xf〔⌒
                                                [[                                                x仝x'´
                                                [[                                               ,ィ(⌒
                                                [[                       _匸∟ニ===平─==宀冖卞二Г匚,ィ(⌒
                                               ヨニ===平─==宀冖卞二Г匚






                                                          _,,.、斗ャセI
                                                      _,,.、斗rヤ'"     ]]]}
                                            _,,.、斗rヤ'"              .]]]}
                                        _,,.、斗rヤ'"                       ]]]}
                              _,,.、斗rヤ'"                             ]]]}
                          _,,.、斗rヤ'"                                   ]]]}
              _,,.、斗rヤ'"                                           ]]]}
              ]}h、  ]]}                                                 ]]]}
      、、....,,,__]]}⌒)h]]}       俺は、私は、僕は、自分で考える、自分で判断する         ]]]}
      ⌒)h、     ⌒)寸                                             ]]]}
.         ⌒)h、                                                 ]]]}
.           ⌒)hxヘ)h、                                             ]]]}
               ⌒}h、,心[[ ̄∃ ア二Z左冖ホ¬ヮ=于─ttH卉 ===4ニニエ∟Z∃]]匚___   .]]]}


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        。      儿ィ′厂 ̄     `ー≒=====≦ 八 v─ッ  _ハ { ヽ. >仆ォ=彡' /) \r       ヽ
 ̄`'''-、        r‐彡'/  . ′         `><´    ゝ 二 ..イ}厂乂i 厶´//∠彡 ∠__廴__       \           「私はそれに応えます、私はそれに答えます」
     ヽ      f三  {{   {          ´   ` ーr‐厶彡一ゝ≠ソ |  / //     ゝ---<  }         ヽ、
     |      ゝ 一ヘ   、              /ラ' У   / / ノ  {  { {\     ====く /\    / ''''   `-、
     l          ヽ\  \   ´  ̄ >──‐ ミ/ 〈_/   ハ  { ィ’ 、 ∧ : ヽ. \  三三>’    )   ヽ,_,.   `゙゙''ー
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                     。   -=ニ(  ,ハ   乂{   、{/.ノ /} ト   } \} ヽ}  ヾ\      `'ー''′             「あなた達が求めるのならば、やり直せる」
               , ‐'ー、     ____ )厶 --   ヾ:.、 У / 从 \リ  ノ  ノ     ソ
      ◯    ◯  'ヘ,ミ,  │  ,..::;´  . <       Ⅶ⌒\,′ }ノ  / 、_                             「それは恐ろしきことであり愛すべきこと」
 ____                //  /               }ハ.   \     .,i'"   `\
  。    `>===…… ─一 彡イ  /'"´           、| }     ヽ  l广' l      .!                          「矛盾の中にこそ中立を、規律を」
       > ´           ´   /               乂! /    `> ..ヽ、  ./     。   ◯          __
 .  > ´                  /                    \ 、       `> .´                  ,r'"   ゙"
ー ´                   /                          ヾ\         \   。   _..-….' -、.     /
    .`'-,          ◯                        ` ̄'''″            /       .\  .l           「さあ、『巻き戻しましょう』!」
      .ヽ                      。                          l゙   .__    .l  `'-.__ ‐'
        l .                               .,,-'''" ̄ ゙̄'''-、、."   ◯ . !  ./   .`''、 ,!

 







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                              ┃|      A.D.1984              人理定礎値 E        |┃
                              ┃│                                          .│┃
                              ┃|               渦輪反理想郷   .      . ..        |┃
                              ┃│                                  .        │┃
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【こんな感じの特異点をやれればいいですねと思ってちびちび作っていた案です】

【特異点名を隠す意味すらないほど明らかな舞台ですが。そんな感じで続きは次スレで】

このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月20日 (水) 03:45:15   ID: S:2KfnR0

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