ココア「うさぎ料理?…」 (10)

リゼ「ああ、昔の日本人はうさぎを捕まえて食べてたんだってさ」

ココア「ええ!?かわいそう!信じられないよ!」モグモグ

リゼ「そうか、でもいまココアの食ってるそのお肉、うさぎの肉だぞ」

ココア「えぇっ!?たくさん飲み込んじゃったよ!は、吐かないと!」

リゼ「な、ばか!うさぎは食えるんだ!お前も美味しいって言ったたじゃないか!」

ココア「え!?…う、うん 美味しいけど…でも」

リゼ「犬とか猫っているだろ?あれも私達日本人からしたら食うなんて到底ありえない話だが中国や韓国じゃ食い物なんだ、知らなかっただろ」

ココア「…あ、頭おかしい…!あんなかわいいのを食べるなんて……あ、でもうさぎもかわいいけど美味しいな…」

リゼ「うさぎなんて鳥と一緒だよ、食っても問題ない」

ココア「で、でももう私は食べないよ!」

リゼ「おーそうか、じゃあ私はもう帰るわまたな」

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ココア「あー!ちょっ…あーあ、行っちゃった……はぁ、うさぎ…美味しかったなぁ」

チノ「お疲れさまですココアさん、あれリゼさんは帰られたんですか?」

ココア「うん、もう帰ったよ」

チノ「そうですか、ではお使いを頼んでもいいですか?」

ココア「えー!?そんなぁ、今仕事終わったところなのに」

チノ「…早く行ってください、私は晩御飯の支度をするんですから」

ココア「わかったよー…えっと、豚肉に人参にじゃがいもに あ、カレー?」

チノ「はい、お願いします」

ココア「はーい、じゃあ行ってきます」

ココア(あー、うさぎのお肉美味しかったなぁ)

ココア「また食べたいなぁ…牛肉より上手いなんてしらなかったよ」

うさぎ1(…) うさぎ2(…)

ココア(この街ホントうさぎ多いね)

ココア「……」

ココア「おいでー♪」
うさぎ(…)ノソッ

ココア「わっ!もふもふ~」

ココア「はぁ…なにやってんだろ…はやく買いに行かないと…またねうさぎさん」

うさぎ(…)

ココア「あ、お肉売り切れちゃってる」

店員「あーごめんなさい、30分くらいしたら並べられるからもうちょっと待っててください」

ココア「うーん…」

ココア(目当てのお肉じゃないのはあるけど……あ、今思えばウサギ肉なんて売ってないんだね、お店に並んでるの見たことないかも)

ココア(…‥カレーだっけ?……30分まつのイヤだし……いいこと思いついたかも……で、でも…私にできるかな…それに…可哀想になるかも…)

ココア(…ううん、可哀想なんて豚さんも牛さんも同じだよね…犬や猫だって結局人間の加減によって生き方が変わるんだから ペットになったり食べ物になったりって うさぎだって同じだよ!私は…食べる!何もおかしくない!うん!昔の人は食べてたらしいし!よし捕まえよう!)

ココア(ここの街はうさぎさんたくさんいるもんね!!)

ココア(チノちゃんから貰ったお金でナイフと袋を買おう、あとは野菜だね)

ココア「ここの公園ならいつもたくさんいるよね?」

ココア(おっ、さっそくたくさんいるね!親子かな?可愛いなぁ、毛づくろいしてる)

ココア(私今からこの親子のウサギさんを殺しちゃうんだ…)

ココア(一匹だけでいい…)

うさぎたち(…)ジッ

ココア(え?!身構えてる!?そんな、いつもはウサギさんから来るのに! 殺気とかでわかるのかな…)

ココア(普段どおり一匹だけ捕まえてもふもふしてる間にやろう)

ココア(ふぅ…)

ココア「えいっ」ギュッ

ココア(捕まえた!よし、さっき買った野菜をちぎって…食べてる隙に…!)

ココア(ごめんね!)グサッ!

うさぎ(ッ…!)…

ココア「うぅ…!……血がたくさん出てる…」

ココア「ハァハァ…ほ、ほかのウサギさんたち逃げちゃった…でもいいや…よし…やることをやろう…まず…内臓はいらないから……んっ…」

トバッ…

ココア「うっ……血の臭いが…我慢しないとね 」

ココア(この内臓はきっとカラスとか野良猫が食べるよね)

ココア(早く帰ろう!)ダッ!

帰宅

チノ「あ、おかえりなさ……こ、ココアさん!?」

ココア「ただいま」

チノ「どどどど、どうしたんですかそれ…!」

ココア「え?あっ!?」

ココア(そこそこの量の血がついちゃってる!)

チノ「事故ですか!?怪我は!?」

ココア「落ち着いてチノちゃん!これは…!えっと、、、、そう!トマトジュース!」

チノ「え!?トマトジュース!?トマト嫌いだったんじゃ…!?」

ココア「嫌いだからこぼしちゃったの!」

チノ「なんで飲んだんですか…」

ココア「間違えちゃったんだよ、暗くてわからなかったの!それより今日はカレーだよね?私が作るからチノちゃんゆっくりしてて!」

チノ「自販機は明かりが…って え?夕ご飯をココアさんが?」

ココア「うん!ほらはやく部屋に戻って戻って!」

チノ「わ、わかりましたから押さないでくださいっ!」

ココア(ふぅ…なんとかごまかせたよ…よーし、さっそく)

ココア「よいっしょ…」

腹を掻っ捌かれたうさぎ()

ココア(まずは洗って…っと)

ジャー

ココア「皮を剥がないとね…」

ココア「む、むずかしい…」

数分後

ココア「よーし、毛とかいらない部分は黒のビニールに入れて捨てよう、もし発見されたら大変だしね」

ココア「それにしてもたって一羽でこれだけの量にしかならないんだね、しょうがないかー、よーしじゃあ鍋に入れてあとは煮込むだけ!」

30分後

ココア「で、できたー!チノちゃーん!できたよー!」



ココア「いただきまーす!」
チノ「いただきます」

チノ(んっ!?お、おいしい!)

ココア(うまぁ…!やっぱ美味しいよお)

チノ「す、すっごく美味しいですね!…」モグモグッ

ココア「ほんと?嬉しいなぁ♪」

チノ「は、はい!お肉なんて特に…豚…?じゃないですね、牛?でもないですね…?なんのお肉ですか?これ」もぐもぐ

ココア「え?えーっとね、これは…鶏肉だよ!」

チノ「え?鶏肉?鶏肉ってこんな美味しかったですか?」

ココア「え、えっとね、普段よりも3倍もするお肉買ったからね!」

チノ「え、お金はどうしたんですか??」

ココア「え、えっと!た、タイムセールだったの!」

チノ「そうなんですか?ならまた同じ時間にいったら買えますかね?」

ココア「う、うん!もちろん!」

チノ「ならまた食べたいですね」

ココア「えっ!?ほ、ほんと!?」

チノ「え、ええ とても美味しいですし」モグモグ

ココア「よーし!お姉ちゃんに任せなさーい!たくさん捕まe…じゃなかった、たくさん…買ってくるからね!」

チノ「い、いえお金が許される範囲で…」

こうして
とても美味しいうさぎカレーを完食した

そしてあれから数週間
毎日のようにココアは人気のないところでうさぎ狩りを行っていた

ココア「お、はっけーん!一番太ってるのは…よし!あの子だね!」

次の日も…

ココア「あー!あのうさぎ!小さいうさぎさんをいじめてるー!……私がお仕置きしないと…ね…♪」 グサッ!!

そして次の日も…

ココア「っしょと」

グサッ!

ココア「うさぎさんのお腹にナイフを立てて…えいっ」

グチュッ…

ココア(この感覚だけは慣れないなぁ…)

ドバッ…ビチャッ…

ココア「よいしょっと、いつも内臓食べてくれてありがとねーカラスさん 後処理任せたよー じゃあ帰ろっと」

??「ほう、この私をカラスの呼んでいるのか?」

ココア(ッ!?)ビグッゥゥゥ!!

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