ココア「あ!また割っちゃった…」チノ「…」 (16)

リゼ「おいココアこれで何枚目だ?」

ココア「え?うーんと…」

チノ「79枚目です コップを落として割った回数は20回」

ココア「すごいチノちゃん!よく覚えてるね!」

チノ「すごい!じゃありません!!なんでいつもすぐに割るんですか!!」

リゼ「まあまあいいじゃないか、いつものことなんだし」

チノ「全く良くないです!」

ココア「今日は一段とおこってるね」ボソッ

リゼ「まあそりゃ流石に怒るだろうけど」ボソ…

チノ「反省してるんですか?ココアさん!」

ココア「は、はい!反省してます!」

チノ「月もし割ったら罰を受けてもらいますよ!」

ココア「ば、ばつ!?バツって何!?」

リゼ「まあ頑張れ」

ココア「怖いなぁ…でもチノちゃんだからきっと優しい罰だよね♪」

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夕ご飯

チノ(お昼はいつも以上に怒ってしまいました…詫びとして今日はココアさんの好きな食べ物フルコースです…ってなんで私が詫びないといけないんですか?…はぁ…私ほんと甘いですね…)

ココア「あーお腹すいたぁ…わぁ‥!すごい!どれも私の好きなのばっかり!」

チノ「そ、その…さっきは怒りすぎましたので…詫びの気持ちというか…」

ココア「うん、うん!いいから早く食べよ!」

チノ「まったく…ココアさんったら」

ココア「私が運ぶよ!」

チノ「え?い、いいです 私がやります」

ココア「いいからいいから♪」

ズルっ

ココア「キャッ!」ガッジャーン

ココアは壮大に転びチノが作った料理を台無しにしてしまった…

ココア「いてて…」

チノ「………」

ココア「あ、ご、ごめん…」

チノ「…ココアさん‥…罰を受けてもらいます」

ココア「へ…?ば、ばつ?」

チノ「罰です 罰の内容は腹パンです」

ココア「は、はら!?そんなの嫌だよ!」

チノ「体罰でしか直せないならせざるおえません、顔は流石にかわいそうなのでお腹にしようとしてあげるのに断るんですか?」

ココア「も、もうとにかくごめんって誤ってるじゃん!チノちゃん許してー!」

チノ「もう許すことはできないです」

ココア「や、やだよ痛いのは…こうなったら逃げ…!あ……」

ココア(で、でもチノちゃんのパンチなら痛くないのでは?…チノちゃん正直力なさそうだし…)

ココア「わ、わかったよ…罰受けるよ…」

チノ「そうですか、逃げるかと思ったのですが…良かったです」

チノ「じゃあ行きます」

ココア「いいよ」

ココア(あーでも痛いフリしてたほうがいいのかな…余裕そうにしてたら反省してない!とかいって怒りそう…よし、痛いふり痛いh

ドスッッッ!!!!

ココア「ッっっーーー!!!」

ココア(あ ガ…!う‥……)

ココア(い、いだい…!息 できな…!)カヒュカヒュ…

チノ(………)

ココア「い、痛い…よ…!ヂノちゃ…!…」ジタバタ

チノ「当たり前です、罰ですから」

ココア(はぁはぁ…はぁはぁ……)

チノ「もうこれに懲りたら二度と割らないでくださいね」

ココア「そんな……うぅ…わ、わかりました…」ぐすっ

チノ「…涙と唾液、拭いてください 惨めですよ…w」

ココア「……」ゴシゴシ…

チノ(……)
ドンッ!

ココア「キャッ!」

チノはココアを押し倒した

ココア「いきなり何…!?」

チノ「誰か一発で許すと言いましたか?今まで割った回数分殴ります」

ココア「え、嘘!?し、死んじゃうよ!」

チノ「大げさすぎますよw」

ココア(に、逃げないと…チノちゃんがこんなに力あるなんて知らなかったよ!)

ココア「ど、どいて!重い!」

チノ()イラッ

チノ「女の子に重いって…ココアさんってほんとデリカシーないですよ…ね!!」

ドゴッ!

ココア「ふぐっ!!!」

チノ「私の!」

ドガッ!

チノ「気も!知らないで!」

ドガドゴッ!!

ココア「痛い痛い痛いぃ!!もうやらぁああ!!」ポロポロ…

チノ「くすっ…w年下の中学生に泣かされるなんてココアさんほんと可哀想…w」

ココア「どうして…こんなことするのぉ…」ポロポロ…

チノ「…私知ってるんですよ、ココアさん…最近めぐさんマヤさんとお出かけしにいってるんですよね?」

ココア(そ、それは…)

チノ「私抜きで……」

ココア(それはチノちゃんに内緒でチノちゃんに日頃からお世話になってるプレゼントを買いに…)

チノ「……‥わたし、なんでこんなドジな自称お姉ちゃんを……スキになっちゃんだんでしょうか……」ボソッ…

チノ「でももう関係ないです、ココアさんをたっぷりたーっぷり躾けて私だけの物にしちゃいますからっ!」

ドゴッ!!!

ココア「あぐっ!!」

チノ「あーもう…涙とよだれと鼻水でぐしょぐしょです…あ、お腹もあざできちゃってますね、痛そう…そしてほんとかわいそうw」

ココア「…ゆる…さない…」

チノ「はい? w」

ココア「絶対に…許さない!」

チノ「許さない?許すとか許さないとか決めるのはこっちなんですが?」

ココア「…もうチノちゃんなんて嫌い…!ここも出ていく!」グスッ…

チノ「…………はぁぁああああぁぁ……ココアさん……ココアさんってほんとわがままで勝手で頭悪いですよね もういいです 話してもらちがあかないので約束通り割った回数分殴りますね、あ、顔も殴りますかーら!!」

バキッ!!!

ココア「痛っ!!!!!!」ヒリヒリ…

ココア「うぅ…ぐすっ…」ポロポロ…

ココア「うわぁぁぁぁん…!」

チノ「ッ//////ココアさんが大泣きしてる…!」

ココア「もうやらぁ…!誰か助けてぇ!」

チノ「誰も来るわけないじゃないですかw」

ピロロロリ…

チノ「ちっ…電話…」

ココア「うぅ‥ぐすっ…」ポロポロ

チノ「電話、きたので少し待っててくださいね…?逃げたら許しませんから」

ココア(に、逃げれる…!)

ココア(どこか知り合いのところに…!一番近いのはシャロちゃんとあまうさあん…!)

ココア(で、でも逃げたらチノちゃんにこれよりもひどいことされる…でも逃げなくてもきっと…!)

ダッ!…



ココア「ハァハァ…痛……!うぅ…走るだけで痛いよ…シャロちゃんチヤちゃん…助けて…」

チノ視点

チノ「……マヤさんから?…ていうかこれココアさんの携帯…」

マヤ『ココアー?忙しかった?ごめん!チノのプレゼントのことで聞きたいことあったんだけど後で掛け直すねー!』

チノ「……プレ…ゼント………?」



ココア視点

ココア「チヤちゃん…いないみたい…シャロちゃんのとこは…」 ピンポーン

はーい

ココア「あ、い、いた…!よかった…」

シャロ(こんな夜遅く誰よ…チヤだったら私の名前呼ぶし…えっと…)

シャロ「だ、誰ですか?…」

ココア「ココアだよー…うっ……大きい声出そうとすると痛いっ…」

シャロ(小さい声で分かりづらいわね……もう、誰なのよ…)ソッー…

シャロ(…ん?……え!?!?!?こ、ココア!?!?)

ガチャ

ココア「うぅゔ…シャロちゃぁん…」ポロポロ…

シャロ「ココア!?どどど、どどうしたの!?!?!?」

ココア「うぅひぐっ…グズッ…うぇえん…!」ポロポロ

シャロ「えっと、えっと!と、とりあえず中入って!!」

ガチャ…バタン!

シャロ(ココア………顔にあざがある…)

シャロ「ココア?大丈夫?」ナデナデ

ココア「うん……グスッ…」

シャロ「…顔のあざと…あと腕のここ…切れちゃってるよ?…絆創膏持ってくる!」

ココア(いつっ‥腕の傷……気づかなかった…擦れたのかな…)

シャロ「はい、これでよし」

ココア「ありがとう……」

シャロ「なにかあったの?……一人で転んで怪我したとかじゃないわよね?…」

ココア「………」

ココア(言っていいのかな…でもチノちゃんが……)

ココア「あ…ぁう…その…」

シャロ「もう!ココア!」

ココア「ひぅ!」

シャロ「何があったのかわからないけど、私はココアの味方なんだから…!つらいことがあったら言ってよ…」ナデナデ

ココア「うん…うん…」グスッ…

ココア「実はね……」

シャロ「し、信じられない…あのチノちゃんがこんなこと…‥」

シャロ(…でもココアのこの感じ、嘘ってわけじゃなさそうね‥…私が信じないと…チヤでもなくリゼ先輩でもなく一番に私のところに来てくれたんだから…!それにしても…こんなかわいいココアに…暴力なんて……許せない………)

ココア「シャロちゃんごめんね?夜遅くに…迷惑だったよね?…」

シャロ「は、はぁ!?迷惑なわけないじゃない!ココアならいつでも来ていいのよ!ココアだけなんだからねこんなこと許せるのは!」

ココア「う、うんありがとう…少し元気でたよ… いつっ…」

シャロ「ん?お腹痛いの?」

ココア「その…お腹が一番痛いかも…えへへ…」

シャロ「……ちょっとみせなさい…」

ココア「だ、だいじょうぶだよ…!」

シャロ「いいから!」

バッ!

シャロ「…………………」

ココア「も、もう!…勝手に洋服めくるなんて変態さんだよ!……なんて…あはは…………シャロちゃん?…」

シャロ「……な、なによ…これ…いくらなんでも酷すぎじゃない…こんな内出血みたことない…」

ココア「も、もういいよぉ…」

シャロ「こんなの人のできることじゃない…このことみんなに知らせましょう」

ココア「だ、だめ!!!そんなことしたらチノちゃんが…」

シャロ「いいのよ、こんなひどいことするやつなんて普通じゃないんだから」

ココア「だ、だめだよ…」

シャロ「もともと暗い娘だったし普段から何考えてるのかわならないやつだったけどこれが本性だったのね…はあぁぁぁ…‥……」

ココア「そ、そんな…やめてよ……」

シャロ「ココアはあそこに行っちゃだめ、ここで私と二人で暮らしましょう、私に任せていいから」

ココア「え、ま、まってよ…チノちゃんにちゃんと言わないと…」

シャロ「は?」

ココア「チノちゃんきっと魔が差しただけだよ…そ、それに元はと言えばドジな私がお皿を割ってしまったのが悪いんだし…」

シャロ「ココア」

ココア「え?」

ドン!

ココア「わっ!!?な、なに!?」

シャロ「ココア‥ココアってほんと純粋だよね…」

シャロはココアを押し倒し服をめくった

ココア「や、やめて…」ガクガク…

シャロ「ふふ、まだ何もしてないのに震えちゃって…かわいい…」スッ…

ココア「っー!…」ビグビグッ…!

シャロ「ふふ…ココア…このあざが付いてるところさすられるの…どう?…」

ココア「や、やだ…許してよぉ…」ガタガタ…

シャロ「んー?…許すってなにがぁ?…私何も怒ってないよ?」グッ…

ココア「痛っ…!……ハァハァ…」

シャロ「ハァハァ…かわいい………ねぇココア?ここに、ずっと、いてくれるんだよね?…」

ココア「や、やだ……ラピッドハウスに帰りたい…」ポロポロ…

シャロ「…あはは……ココアってほんと可愛い……私ね…、ココアのこと、この街に着たときからずっと好きだったんだよ?…でもココアは私のことを、私だけを見てくれない、ココアは優しいからね、でも私がツンツンしてると寄ってきて私に構ってくれて本当に嬉しかった…大好きココア…誰にも渡したくない…私だけのもの…」

ココア「っが…やめ……」

シャロ「ココアはみんなが好きだもんね、私だけを見てくれないなら…ココアを殺して私だけのものにしちゃうね、ごめんね…少し苦しいけど…我慢してね」

ココア「ぐ…くるし……」

シャロ「好き…好き好き好き好き好きスキ好き……殺したいほど大好き………私を選んでくれてありがとう、ここに来てくれてありがとう…!」

ぎゅぅー!!!!

ココア(………)

薄れゆく記憶のなかで最後に見た景色は……

バンバン!!!バンバンバン!!!

シャロ「っ!?!?」

ここを開けなさい!!!!

バンバンバンバン!!!

シャロ「だだだだだだれよっ!!!…」

警察「警察だ!貴様を逮捕する!」

シャロ「は?へ?な、なん、、、」

リゼ「シャロ……チノから全て聞いたよ…」

マヤ「シャロ…見損なったよ」

めぐ「うわぁあああん!ココアちゃんー!!」

シャロ「‥は、は?……な、なに?……」

警察2「被害者のほとここあはまだ生きてるわね…気絶してるだけね…よかった」

シャロ「わ、、、私のココアに触らないで!」

警察「さあこっちに来い!」

シャロ「いやぁ!離してよお!!ココア!ココアぁぁああ!!」

チノ「……」ニヤッ…

シャロ「私じゃない!!チノちゃんが!チノがやってんだ!!!!私じゃないー!!!!」

警察3「黙れ!!証言は上がってるんだ!罪をなすりつけると余計貴様の罪が重くなるぞ!」

シャロ「なん、、、なのよ…!…なんでよぉ…私は…!!」

チノ(……さよならシャロさん)クスッ

シャロ「あぁぁあああぁぁああああぁああ!!!!!!!」



こうしてシャロは捕まった
ココアは気絶していたため事情聴取は後日ということになり
ラピッドハウスのココアの部屋に寝かせた



チノ「さて…と…リゼさんとマヤメグさんには帰ってもらいましたし」

ココア(……)

チノ(……おかえりなさい…ココアさん…もうずっと離しません…大好きです、私だけのお姉ちゃん…♪何があっても何があろうとずっと一緒です♪)

ココア(‥…すけ…て…お姉ちゃ…ん…)


こうしてココアは一生、家から出させてもらえなくなり、チノちゃんの玩具として生きていくことになった

End

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