【ガルパン】みほ「脅威! 宇宙からの侵略者です!」 (14)

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投稿したのに何故文章が表示されないのでしょう……

~お願い~

※スレ初心者
※ガルパンにわか
※オリキャラ
※初投稿
※二次創作
※キャラ崩壊注意
※文才クソザコナメクジキッズ童貞チーズ牛丼大盛り温玉付き

……それでも構わず見て頂けるのなら、パンツァーフォー!!

出来ました、文字数が多いだけでしたすみませんw
改めて、宜しくお願い致しますm(_ _)m

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……ここは宇宙。

様々な大きさ、様々な光り方をする星が浮かぶ無人の場所……

その誰もいない筈の空間に……時代遅れのSFくさい宇宙船《ひまわり》が一機、太陽系を巡航していた。

?「━━艦長、本艦は現在木星を突破しました。後は火星を越えれば、地球に到着致します」

?「よし、その調子だ。 ひまわりの方に異常は無いかい?」

?「出力、高度、いずれも安定しています!」

?「地球に辿り着くまでにも、燃料を補給する必要は無いかと!」

目の前がガラス張りで、宇宙にいても尚距離感がつかめない星々か映し出されている、司令室のような場所。

そこでこの大きな宇宙船を、それぞれの操縦席で、それぞれで分担して自分の仕事を行っている女子高生達……。

セレーネ「いいね……」

そして司令室の中心部で、過ぎ去っていく木星を目で追っている少女。

この艦にいる少女達を指揮し、肘をつきながら艦長専用の椅子に座っている少女の名はセレーネという。

彼女はひまわりに乗っている少女達の中で一番背が小さい容姿ながらも、この宇宙旅行を導いてきた立派な艦長であったのだ。

セレーネ「久しぶりの地球だね、帰ってくるのは一年ぶりだけど……私達もすっかり宇宙人だよね!」

?「艦長、ここまでお疲れ様でした」

セレーネ「あ、うん……」

……そしてセレーネの隣にて、彼女の冗談をスルーした金髪赤眼のクールな容姿のこの少女。

彼女の名はイシュタル……まだ高校一年生のセレーネを高校三年生の歳上として、これまでの宇宙旅行をサポートしてきた本艦の副艦長である。

セレーネ「イシュタルはさ~、地球に戻ったら何したい?」

イシュタル「そうですね……露天風呂に入りたいです。バーチャル映像の景色で楽しむお風呂もいいのですが……生の地球の景色が見たいです」

セレーネ「そうだね……地球でしか出来ない事、行ってみたい場所……皆で色んな事をしよう!」

イシュタル「はい、是非お供させて頂きます」

セレーネ「そしたら、そろそろ操縦を自動運転に切り替えても大丈夫だよ!」

モブ操縦手「分かりました……ですが何でですか?」

セレーネ「地球に帰還できた祝いでパーティをやるんだよ! 今日は飲んで食ってどんちゃん騒ぎだーっ!!」

一同「わわーっ!!」

イシュタル「……暴飲暴食は程々にお願いします」

一年の巡航を終えて、少女達の青春を乗せたスペーススクールシップひまわりは、間もなく地球に着陸してこの旅を終わらせようとしていた……。

……しかし、一年という短い間ながらも宇宙の環境に慣れてしまっていた少女達は、日々進化を続ける地球の環境に即で対応出来る筈も無かった。

……その事は、地球に着陸してから改めて思い知る事となる。

イシュタル「艦長、地球から発せられる電波の圏内に入りました」

モブ電信手「早速テレビを見てみましょうよ!」

セレーネ「そうだね……さーてと~、私達がいない間に地球ではどんな事が起こってたのかな~?」

一同「……」ゴクリッ

モブ機関手「こっ、これは……!」

イシュタル「……私達と同じぐらいの女の子が、戦車に乗って戦っていますね」

モブ航海員「戦争でもしてるのかな……」

モブ砲術員「でも、どこか皆楽しそう……」

『大洗女子学園、島田愛里寿率いる大学選抜チームに勝利』

セレーネ「……へぇ、戦車道っていうんだ」

……一方、地球。

大洗女子学園艦。

学校、住宅、商業施設……人々だけでは無く街を乗せたその船の中では、どこもかしこも我が校が大学選抜チームに勝利し、学校を取り戻したというニュースで持ち切りになっていた。

そしてその事を、とある場所で改めて祝おうとしていた少女達が五人……。

優花里「皆さん! ようこそおいでくださいました!」

みほ「お邪魔します」

華「お邪魔します~」

沙織「お邪魔しま~す」

麻子「……お邪魔します」

優花里ママ「皆よく来たわねぇ、自分のお家だと思ってゆっくり寛いで行ってねぇ」

優花里パパ「ところで皆さん髪切って行きます?」

優花里ママ「お父さん、もうお店は閉めちゃったでしょう」

優花里パパ「冗談だよあはは……」

みほ「あはは……」

そのニュースの主役である、大洗女子学園のあんこうさんチームこと、西住みほ、武部沙織、五十鈴華、冷泉麻子の四人は……

同チームの秋山優花里の実家にてお泊まり会をする事で、本日二度目の学校奪還記念パーティを開こうとしていたのだ。

沙織「皆晩御飯も食べてきたし、お風呂も入って来たんだよね!」

優花里「はい! あとは実質寝るだけであります!」

華「お菓子も、お家から沢山持ってきましたよ~」

みほ「ふふっ、今夜はオールナイトだね」

麻子「……」

沙織「……と言っても、既に寝そうな人がいるんですけど」

麻子「……心配するな、夜は強いと言っただろう。私もケーキを持ってきたぞ」

優花里「おお、いいですね!」

普段は鉄臭い戦車の中で、汗水垂らしながら戦う少女達。

しかし彼女達は皆でお菓子を持ち寄って、友達の家でお泊まり会をして、ガールズトークをして……あんこうさんチームは本来の女の子としての時間を過ごそうとしていた。

沙織「という訳で改めまして! 大洗女子学園を取り返した事を祝して~……かんぱーいっ!」

一同「かんぱーいっ!」

麻子「……かんぱい」

沙織「にしても学校守れてよかったよね~、本来は黒森峰に勝てば廃校取り消しの筈だったのにさ、本当信じらんない」

華「ですが生徒会の皆さんの思い出も護れて……良かったです」

優花里「大学選抜チームに勝てたのも全て、西住殿のおかげですね!」

みほ「そんな、皆のおかげだよ……それにあの時はお姉ちゃん達も来てくれたから……もし私達だけだったら、絶対に負けてた」

みほ「これまでの戦いも、全部そう……」

みほ「全国大会でお姉ちゃん達と戦った時も、皆がいたから勝てたんだよ」

沙織「練習試合で聖グロと戦ったのが、大昔みたいに感じるよね~」

華「あれから、色々な事がありました」

麻子「戦う度に、私達は強くなって……」

優花里「これこそ正に青春って感じですよね!!」

みほ「でも何よりも、皆がずっと一緒にいてくれたから……」

一同「……」

みほ「黒森峰にいた時は、お姉ちゃんと逸見さん以外で仲が良い人もいなかったし」

みほ「でも大洗に転校してきてから、皆と出会って仲良くなれて、皆の事が好きだから、学校を二回も守っちゃうぐらいに強くなれたんだと思う」

みほ「……皆、本当にありがとう」

麻子「西住さん……」

沙織「やだなぁみぽりん! そういうのは卒業式とかに言う台詞だよ!」

優花里「えへへ……西住殿から改めてお礼を言われると照れますねぇ、こちらこそありがとうございます」

華「わたくしもみほさんと出会えて、皆さんと出会えて、戦車道に出会えたから、自分自身も変われました……お礼を言わなければいけないのは、わたくしも同じです」

沙織「私もそう! 皆大好きだよ~!」

麻子「よせ沙織、照れくさいぞ」

沙織「なによー麻子、あんたは皆の事好きじゃないの?」

麻子「……嫌いではない」

沙織「もー素直じゃないんだからー」

みほ「ふふふっ」

大洗女子学園の他のチームには分からない、これまでの戦車道で培ってきた五人だけの物語……

五人だけにしか伝わらない……五人でなければ共有できない温かさがある。

大洗女子学園の仲間達全員でお祝いするのもいいが……やはり私はこの四人と一緒にいる時間の方が好きだと思う、みほであった。

沙織「あはは……ガールズトークしようって言ったのに、結局戦車の話になっちゃったね」

麻子「……一日ぐらい戦車の事は忘れて、違う事をするのも良いかもな」

みほ「そうだね、流石に今日は疲れたから……今日優花里さんのお家でしか出来ない事をしよっか」

華「戦車はいつでも乗れますしね」

優花里「……だったらいい物がありますよ!」

みほ「?」

優花里「えっと、確かここら辺に……ありました!」

沙織「わぁ……立派な望遠鏡だねぇ」

麻子「高そうだな……」

優花里「今日実はニュースでやってたんですけど、ハレー彗星が地球に近づいてくる日なんです!」

優花里「きっと私達が学校を取り返した事に、ハレー彗星もお祝いしに来てくれたんですよ!」

華「ふふっ、タイミングが良いですね」

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