男「なんか前にもこんなことなかったけ?」幼馴染「二人でゲームしてるの?」 (26)

男「なんか前にもあった気がするんだよ」カチャカチャ

幼馴染「ほぼ毎日してるから間違えたんじゃない?」カチャカチャ

男「ここを開けるとモンスターが出てきてさ」

幼馴染「じゃあ武器出しとく?」

男「よろしく頼むわ」

幼馴染「刀でいいよね」

男「ああ」

このゲームは謎の機械生命体の攻撃で崩壊した日本を機械生命体から取り戻す為に戦うゲームで日本ですごく流行っていた

幼馴染「転送完了だよ」

武器の転送や敵の機械生命体を解析してアシストするアナライザー

男「来た来た!」

転送された武器を振るい、機械生命体と戦うファイター

狼型機械生命体「グルル.....」

男「おらっ!!」

幼馴染「やった!」

男「これでステージ11クリアだな」

幼馴染「男君、このゲームすごい上手いよね」

男「そうかな....そう言われるとちょっと照れくさいけど」

幼馴染「学校でも流行っててね....そろそろ来てもいいんじゃないかな?」

男「いいよ.....もう」

幼馴染「もうみんな男君が悪くないってわかってるよ....」

男「ごめん....帰るわ」

幼馴染「うん....いつでも来てね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1609337046

夜の公園

男「学校か.....」

男「幼馴染にセクハラした教師をぶん殴って」

男「その教師は表向きはいい教師だったから俺はクラス全員から無視されて...」

男「セクハラがバレてその教師はいなくなったけど」

男「あのクラスのみんなのゴミをみる視線....」

男「ビビってんだよな....俺」

男「情け無いよな....」

ミステリアス少女「ねぇ...あなた暇そうね?ゲームに付き合わない?」

男「君は....?」

ミステリアス少女(以降ミス女)「私はミステリアス少女....なんだか退屈そうだから声かけちゃった」

男「まぁ星空眺めてるぐらいには暇だけど....ゲームって?」

ミス女「最近流行ってるあのゲームを更にリアルに体験できるって品物なんだけど」

男「アレか....」

男「やる.....(普段ならこんな誘いは無視するけど...今は無性に誰かと居たかった....)」

ミス女「そう、なら私について来て」

廃墟

男「この人が入れるカプセルは?」

ミス女「それがゲーム機よ」カタカタ

ミス女「準備オッケーよ。中に入って」

男「これが最新式のゲーム機なのか?」

ミス女「そんなところね。ほらゴーグルをつけて」

崩壊都市

男「これがゲームリアル過ぎないか?」

男「服も光を纏った鎧に変わってるし」

ミス女「その光の鎧は敵からの攻撃からあなたを守ってくれるわ」

狼型機械生命体「グルル......」

ミス女「来たわ!敵は狼型5機!」

男「アナライザーは君?」

ミス女「そうよ!武器は刀?銃?」

男「刀!」

ミス女「了解!転送開始」

男「よし!行くぞ!」

・・・・・・・・・・・

男「すごい....切った感触も完全にある....」

ミス女「奥の建物にある物を取ったらゲームクリアよ(やっぱり身体は戦い方を覚えているのね)」

男「建物....塔みたいなあれか」



ミス女「その奥にあるメモリーカードを取って任務完了よ」

男「これか....触った瞬間消えたけど」

ミス女「大丈夫。無事に転送されたわ」

ミス女「あなたも戻って」

廃墟

ミス女「どうだった?」

男「リアルですげーおもしろかったよ!」

男「またやりに来てもいい?」

ミス女「ふふ...いつでも来ていいのよ」チュッ

男「えっ.....//」

ミス女「これで貴方はいつでもここに来れるわ」

男「(ファーストキス......)」

一週間後

男「俺はあれから一週間毎日ミス女の所に行ってゲームをやった」

男「すごく可愛い女の子に会えるって言うのもあるけどなによりゲームで敵と戦ってる間はなにも考えなくていいから気が楽だった」

・・・・・・・・・・・

男「ミス女!バスターライフルを!一気に一掃する!」

ミス女「了解!転送するわ!」

男「ふぅ.......」

ミス女「そろそろ一人プレイも飽きて来たでしょ」

男「そうだな....協力プレイもあるならやってみたいけど」

ミス女「あるわよ。やってみましょうか」

ミス女「他のプレイヤーの所に転送するわ」

ミス女「さてどうなるかしら.....」

・・・・・・・・・

キザ男「来たか.....」

メガネ女「今回のミッションは失敗出来ない.....なんとしても成功させないと」

キザ男「ああ....お前の両親は必ず助けてみせる」

メガネ女「うん....ありがと」

男「よっと!」

男「アンタ達が協力するプレイヤー?」

キザ男「ああ....俺はファイターのキザ男」

メガネ女「私はアナライザーのメガネ女よ!今回のミッション...本気で頼むわよ」

男「もちろん全力は尽くすぜ」

ミス女「私が男のアナライザーのミス女よ。自己紹介が済んだみたいだし任務の説明に入るわね」

ミス女「今回の任務は地下にあるメモリーカードの獲得よ」

ミス女「モグラ型やミミズ型などが出現するわ。地面からの奇襲には気をつけて」

・・・・・・・・・・

キザ男「メガネ女!ランスを!」

メガネ女「了解!ランス転送!」

モグラ型機械生命体「・・・・・」

男「あいつは槍か」

ミス女「貴方もたまには刀以外の近接武器も使ってみたら?」

男「いや刀は男のロマンだから俺はこれ一本で行くんだ」

ミス女「貴方はいつもそう言うわね.....本当にいつも」

・・・・・・・・・・

ドラゴン型機械生命体「ガルルル」

ミス子「こんな所にドラゴン型!?不味いわ!」

キザ男「ぐっ......」

男「がはっ......」

メガネ女「一撃で......あっ.....メモリーカードが」

メガネ女「二人とも強制転送!任務は失敗よ!」

拠点

男「ここは?」

ミス子「ここはプレイヤー達の拠点.....私はここで貴方に武器を転送したりメモリーカードを回収したりしてるところよ」

男「へぇ......RPGの街みたいなもんか」

メガネ女「うっ......お母さん.......ぐすっ」

キザ男「すまない....俺が未熟だったばかりに」

男「泣くほど悔しいの?ゲームなんだしまたリベンジすればいいじゃん!俺もまた付き合うから!」

メガネ「・・・・・・・・」ギロっ

キザ男「っ!!」グーパン

男「っ....なにすんだよ!」

ミス子「男.....今日は戻りましょう」

男「おい!なんで殴ったのかぐらい教えろよ!」

ミス子「転送.....」

自室

男「なんだよ....突然殴りやがってゲームなのに痛いし」

男「わけわかんねぇ.....」

男「学校行ってみるか.....(よくわからないけど学校に行かなきゃいけない気がした)」

選択肢 安価>>8
行く
行かない

行く

幼馴染「さて今日も学校に行こうかな」ガチャ

男「おはよ」

幼馴染「えっ!?どして?本物?」

男「本物だよ!いつまでも逃げてても変わんないしって思っただけだ」

幼馴染「そっか.....うん!次は一人になっても私が一緒に居てあげる!なにがあっても男君を信じる!」

男「幼馴染.....そう言ってくれると心強いぜ!」

幼馴染「ほらじゃあ一緒に登校しよ?腕とか組んじゃう?」

男「いいよ!恥ずかしいから!」

幼馴染「またまた照れちゃって~」

学校

男「おはよう......」

幼馴染「おっはよー!!」

ざわざわざわざわ

ギャル「どうする?謝った方がいいよね....うちら結構いろいろ言っちゃったし」

秀才「知らなかったとはいえクラス全員でセクハラ教師を庇って彼にひどいことをしてしまいましたからね.....」

DQN「そうだよな.......」

男「・・・・・・・」スタスタ

幼馴染「ちょっと!どこ行くの?授業始まるよ?」

男「ちょっと保健室で昼寝でもしてくるわ」

幼馴染「もう....せっかく来たのに.....」

保健室

男「失礼します」

保険医「えっと2年の男君だったわよね」

男「俺のこと知ってるんですか?」

保険医「いろいろあったからね....今は誰も君を責めたりしないわ」

男「ああ....わかってますよ」

病弱ちゃん「えっとこの方は誰ですか?」

保険医「彼は貴方の二つ隣のクラスの男君よ」

男「(この中学生みたいな子同級生なのか....)」

病弱ちゃん「同級生なんだね!私は病弱って言うの...,私身体が弱くて保健室登校だから良かったら友達になってほしいな」

男「おう!俺で良かったらよろしく!」

・・・・・・・・

男「結局保健室で1日過ごしちまったけど帰るか」

どっちと帰る?>>13 選択肢
幼馴染
病弱ちゃん

病弱ちゃん

男「病弱も一緒に帰るか?」

病弱「うん」

男「どっか寄りたい所とかある?」

病弱「えっと....ゲームセンターとか行ってみたいかな」

男「ゲーセンか!俺最近流行ってるゲームあってさ」

男「一緒にやろうぜ」

病弱「私に出来るかな....」

男「余裕余裕!じゃあ行こうか」

ゲーセン

男「(やっぱりミス女とやる時の方がリアルだ.....ゲームセンターでやるときはやっぱりヴァーチャルな感じがする)」

病弱「(チュートリアルプレイ中)」

病弱「大体わかったよ。武器の転送、索敵、光装甲の出力制御を私がやればいいんだね」

男「おう!戦闘は俺がやるからしっかりサポート頼むぜ」

・・・・・・・・・

モブ「あのペアすごいぞ!最終ステージまでノーミスだ!」

病弱「全方位から熊型機械生命体6体接近、武器転送、左手大型ブーメラン。右手シールド。」

男「すごい.....考えたことが言う前に伝わる」

病弱「男君が考えてることわかる....言葉じゃなくて心で繋がってる感じ」

男「病弱!」

病弱「うん!背部の光装甲の70%をシールドに送るよ!」

男「ブーメランを投げて3体を破壊して残りの3体の攻撃をシールドで受け止める!」

男「次!!」

病弱「うん!両手ランチャー転送するよ!」

男「トドメだ!!」

・・・・・・・・・・

保険医「あの二人が覚醒すれば私の戦力は大きく強化されるわ」

ミス女「そうね.....」

保険医「あら?元恋人を盗られてご機嫌斜めかしら?」

ミス女「そんなことないわ....私が愛したのは死ぬ前の彼だもの」

病弱「今日は楽しかったね」

男「またやろうな。それにしても本当に初心者なのか?」

男「完璧なアシストでびっくりしたよ」

病弱「初めてなんだけど....男君の考えてることが感覚で伝わるっていうか....して欲しいことがわかるっていうか」

男「そう言うもんなのかな(ミス子と組んでるときはこうはいかなかったけど)」

病弱「私も初めてだからよくわからないけど」

病弱「でも初めて人と繋がった気がしたよ....誰かと気持ちが通じ合って心があったかくなるような」

病弱「私友達いないから」

男「いなかっただろ?今は俺がいるじゃん!」

男「友達1号!」

病弱「うん!」

自宅

男「・・・・・廃墟行ってみるか」

男「あそこでやるときはリアル過ぎてまるで本当に現実みたいに.....それにメモリーカードなんて物はゲーセンや家庭用では出てこない.....どうゆうことなんだ....」

廃墟


ミス女「待ってたわ......」

男「なぁ...これって本当にゲームなのか?」

ミス女「ここじゃ説明できないわ....場所を変えましょう」

ミス女「転送....」

現実世界 対機械生命体用母艦 ワタリドリ

男「ここは.....それにゲームじゃないのに転送って」

ミス女「ここは現実世界の私たちの機械生命体と戦う為の母艦ワタリドリよ」

男「ここが現実って.....下の町なんか廃墟だし嘘だろ?」

ミス女「嘘じゃないわ....こっちが現実。普段貴方が過ごしているのがサーバーに保存されたデータの世界よ」

男「いや....冗談だろ?」

ミス女「本当のことよ。人類は機械生命体の侵略を受けて全滅を防ぐために身体を電子化してサーバーに保管したのよ」

ミス女「データ上に生きるデータノイドとして」

ミス女「そしてあっち側がデータの中だと理解することで現実世界に現界できるようになる。私たちヒューマノイド」

男「つまり俺も....」

ミス女「そうね....こっちが現実じゃないかと疑い、疑問を持って貴方は覚醒したの」

ミス女「ちなみに貴方がゲームだと思って集めていた。メモリーカードには電子化した人達が保存されていたのよ」

ミス女「それをサーバーに取り込んで機械生命体から守るのが私たちの使命」

男「つまり....メガネ女があんなに怒ってたのって....」

ミス女「あのメモリーカードには彼女の両親が保存されていたの」

男「俺....最低じゃんか....」

男「色んなことがありすぎて理解が追いつかねぇよ!!」

ミス女「今日は戻りなさい....また別の日に説明するわ」

ミス女「思い浮かべて転送って呟くだけでここに来れるから」

男「・・・・・・・・」

自室

男「ここがデータの世界で向こうの廃墟が現実.....」

男「突然そんなこと言われたってわかんねぇよ」

一週間後

病弱「男君...最近様子おかしいよ?」

病弱「遊んでても心ここにあらずみたいな感じで心配だよ」

病弱「その私で良かったら話聞くけど....友達だし」

男「>>18 選択肢
うるせぇ!ほっといてくれよ!

ごめん別になんでもないんだ

ごめん別になんでもないんだ

男「ごめん...別になんでもないんだ」

病弱「嘘だよ....」手を握る

男「えっ?」

病弱「一緒にあのゲームをやった日から男君の手に触れるたびになんとなくだけど気持ちがわかるんだ....」

病弱「いまどうしていいかわからないって気持ちが伝わってくるよ」

男「・・・・・・」

病弱「やりたいようにやって?どんな風になっても私はいつでもここにいる」

病弱「保健室で待ってるから」

男「ありがと....ちょっと行ってくる」

ワタリドリ

ミス女「待ってたわ。迷いは晴れた?」

男「機械生命体にサーバーを攻撃されるとどうなるんだ?」

ミス女「もちろんそこにいる人達は全員死ぬわ」

男「......俺は俺にできることをする。守るために戦う」

ミス女「.....ならついて来て艦内を案内するわ」

ゆりかご

ミス女「ここがゆりかご、アナライザーはここを通してファイターと繋がりアシストするわ」

転送ポータル

ミス女「これは転送ポータル、地上に降りるときに使うわ」

ミス女「廃墟のゲーム機も転送ポータルなのよ」

男「俺はあのゲーム機から現実に転送されて戦ってたのか」

男「ちなみに現実で死ぬとどうなるんだ.....」

ミス女「もちろん死ぬわ。現実に現界してるって言ってもデータだもの」

ミス女「破壊されたらサーバーでも現実でも死ぬのよ」

ミス女「怖い?」

男「怖くないわけじゃないけど戦わなきゃいつかサーバーを破壊されて死ぬんだろ?だったら守って死にたいから」

ミス女「生まれ変わっても同じことを言うのね」

・・・・・・・・・

男「死ぬなら君を守って死にたい。君に出会えてよかったよ」

ミス女「・・・・・うん。私も貴方に会えてよかった」

男「君が俺の残骸を見つけてくれたらまた会えるから」

・・・・・・・・・・

男「???」

undefined

ブリッジ

保険医「よく戻ってきたわね」

男「保険室の先生!?」

保険医「ええ。サーバーではそういう役割で活動してるわね。でも現実ではこの対機械生命体用母艦の艦長なのよ」

男「先生が艦長って!マジかよ.....」

傭兵「おー!男じゃないか!久しぶりだな!」

男「え?誰?どっかで会ったことある?」

キザ男「彼はデータサルベージの際に記憶を失っているんだ。もちろん僕たちのことも覚えてない」

傭兵「なんだと!?あの背中を合わせて戦った日々もか!?」

男「データサルベージ?」

ミス女「貴方はかつてこの艦の戦闘部隊の一人で一度機械生命体との戦いで死んだのよ」

男「俺が死んだ.....?」

ミス女「そうよ....貴方のデータの残骸をなんとか集めてサーバー上に再生したの....記憶は戻らなかったけど」

男「そうだったのか....」

・・・・・・・・・・・

男「そのあと俺はメガネ女とキザ男に謝り和解した。そして機械生命体と戦いながらサーバーで病弱と過ごし一ヶ月が過ぎた」

保険医「今日は新しい仲間の覚醒者を紹介するわ」

病弱「病弱です....身体は弱いんですけどアナライザーとしての適性があるみたいで.....よろしくお願いします」

男「!?」

男「艦長!病弱は身体が弱いんだ!戦いなんて無理だ!」

艦長「これは彼女の希望なのよ。それに彼女のアナライザーの適正はメガネ女やミス女を遥かに超えているわ」

キザ男「ほう」

傭兵「あの二人だって相当レベル高いけどな」

病弱「男君が戦ってたのはなんとなく知ってたよ....守ってくれるのもなんとなく伝わってたの....でもそう感じるたび近くにいるのに男君がどんどん遠くなっている気がして....」

男「でも.....」

傭兵「ほら女にここまで言わせたら守ってやるから大丈夫くらい言ったらどうなんだ?」

キザ男「前の君ならそう言ってたかもな」

男「お前らなぁ....わかった!病弱は俺が絶対守る!」

病弱「男君.....//」

ミス女「・・・・・・・・」

ミス女「話って何かしら」

男「俺のアナライザーを病弱と変わって欲しいんだ」

男「別にミス女が嫌なわけじゃないんだ」

男「ただ病弱と一緒居て守ってやりたいんだ」

ミス女「そう....いいわよ」

ミス女「私は傭兵と組むわ」

男「わかった」

・・・・・・・・

ミス女「あんな風に言うならいっそのこと嫌いって言ってくれれば気が楽なのに.......バカ」

・・・・・・・・・

傭兵「シュミレーターをノーミスクリア!?」

傭兵「しかも以心伝心してるかの様に声に出さなくて武器の転送が可能ってどんなチートだよ」

キザ男「想像以上だな。分析能力もずば抜けている」

艦長「これなら大丈夫そうね。早速偵察任務に行ってもらおうかしら」

男「了解」

地上

男「小型が何体かいたけど大きい奴はいなかったな」

病弱「最初の実践だから小さい方がいいよ....」

男「それもそうか。それにしてもゆりかごの中でも外の景色って見えるんだな」

病弱「うん、視界も共有してるみたいで同じ景色が見えてるよ」

男「へーじゃあ今度地上のお花畑でも見に行くか!廃墟ばかりだけど自然は結構残ってるんだぜ」

病弱「うん!二人で見に行こう!約束だよ?」

男「ああ」

保険医「なにこの反応!?こんな高エネルギーの機械生命体の接近に気が付かないなんて」

キザ男「まさかステルスと飛行装備か!」

傭兵「あいつらいつの間にそんな物を....」

メガネ「しかも反応が偵察任務に出てる男の真上です!」

・・・・・・・

男「そろそろ戻るか....」

病弱「そうだね....もうちょっと繋がっていたいけど」

男「なんか空赤くないか?」

病弱「えっ?」

男「(それが俺たちの見た最後の光景だった)」

人型機械生命体「・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・

保険医「病弱の入ってるゆりかごを強制シャットダウンして!男も強制転送!」

ミス女「わかったわ!」

医務室

男「ここは.....」

保険医「目が覚めたのね」

男「確か空が光ったと思ったら....ここにいて」

保険医「敵の新型の攻撃を受けたのよ....装甲が守ってくれたから外傷は少ないわ 貴方の方は....」

男「貴方の方って病弱は!?」

保険医「データの完全破壊は免れたけど感情のデータと視力のデータが完全に消滅したわ......」

男「病弱はどこにいるんだ?」

保険医「隣の病室で寝ているわ」

隣の病室

男「病弱!!」

病弱「どうしたの?」目に包帯

男「ごめん....守るって約束したのに....ごめん」抱き

病弱「大好きな男君に抱きしめられてるから嬉しいはずなのにわからないんだ.....記憶はあるけど大好きって感情がわからない」

男「少し休もう......」

病弱「うん......」

・・・・・・・・・

男「病弱を治す方法はないのかよ!」

艦長「ないことはないんだけど.....」

男「あるのか!!」

艦長「サーバーの時がどうやって流れてるか知ってる?」

男「現実と同じ時間じゃないのか?」

艦長「違うわ....サーバーは何度も同じ2ヶ月間をなんども繰り返しているの....覚醒者以外は記憶をリセットされてまた同じ2ヶ月を繰り返すのよ」

男「それが病弱と関係あるのか?」

艦長「彼女を覚醒者としての記憶を消してサーバーに戻せばサーバーの巻き戻し機能で元に戻るはずよ」

男「覚醒者としての記憶.....」

艦長「そう....貴方との記憶もよ」

男「・・・・・・」

男「保険医の話だとそういうことらしい」

病弱「うん....わすれちゃうんだね」

男「そうだな....」

病弱「これが悲しいって気持ちなのかな?」

男「ああ....少なくとも俺は悲しいよ」

病弱「ちゃんと会いに来てくれる?」

男「ああ....すぐ行くよ」

・・・・・・・・・・・・

傭兵「男はどこに行ったんだ?」

キザ男「サーバーだろう。今日はリセットされた日だ」

メガネ女「流石にあの間に入るのは無理だと思いますよ」

ミス女「別に私はもう....男のことなんて」

メガネ女「男とコンビに戻れた時の嬉しそうな顔見てもそんなこと言えるかしら写真撮ってあるわよ」

ミス女「今すぐ消して!!」

・・・・・・・・・・・・・

保険医「今日は病弱ちゃんに紹介したい人がいるのよ」

男「艦ちょ....違うっ!先生来ましたよ」

保険医「彼は貴方と同じ学年で病弱ちゃんと仲良くなれそうだなと思って呼んだのよ」

保険医「友達になってあげてね」

病弱「私なんかでよかったら....それになんだか....初めて会った気がしません....」

男「俺もだ」

男「前にもどこかで会った気がするよ」

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