【安価】教師「転校生を紹介するぞー」 (302)

教師「ほいみんな静かにー新しいクラスメイトが出来ましたましたー」

教室<ザワザワ

教師「今月引っ越してきた↓1さんでーす」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1608113587

竜崎「竜崎竜子です、どうもよろしく」

生徒<ヨロシクー カワイー ツヨソー

竜崎「(ふっ、人の子共に紛れ込むのも容易いな)」

竜崎「(これなら目的↓1も果たせそうだ)」

竜崎「(これなら友達100人作れそうだ)」

竜崎「(人の子共に囲まれて楽しい学校生活を送るぞ!)」

↓1「はいはーい!しつもーん!↓2」

厨二女子「はいはーい!しつもー…」

厨二女子「…竜崎…貴様に問う…」

<ウワースズキニカラマレター カワイソー イイナオサナクテイイッテー

厨二女子「…血牙崎夜…という者を知っているか…?」

龍子「(む、わからん…)」

教師「竜崎が困惑するから自分の中でやっとけー鈴木ー」

厨二女子「我は、竜崎に話している、他の者は口を慎め」

龍子「(うわぁ…どうしよ)」

龍子「↓1」

龍子「なんか知り合いにそんな様な人がいたようないないような…」

厨二女子「!…記憶の交錯…?まさか…同位体とのジャンクションにブツブツ」

教師「んじゃ鈴木はほっといて
<ハイハーイ! ワタシモシツモン! オレモ! リュウザキサーン!

教師「ほいほい、自由時間で好きなだけやろうなー、んで席は↓1の隣だな」

気弱な文学少女の藤原 詩乃(ふじわら しの)

<フジワラノトナリカー イイナー ヨロシクネー

龍子「(私の隣の子は、緊張しているのかうつむいているな)」

文学少女「う、あ…あのっ…よろしく…!…ね…?」

龍子「藤原さんっていうのね、よろしく!」

文学少女「う、うん…!」ニコ

龍子「(少し気の弱そうなところはあるが、元気な娘だ)」

龍子「(そうして藤原詩乃との挨拶をすました後の休み時間、私は人の子に囲まれそれは多くの質問をされた)」

生徒A「ねえねえ竜崎さんって↓1?」

生徒B「↓2知りたーい!」

サイトC「↓3ですか?」

何か部活か委員会に入る予定はあります?

生徒A「ねえねえ竜崎さんってDカップ?」

生徒B「この宇宙の真理知りたーい!」

生徒C「何か部活か委員会に入る予定はあります?」

龍子「(な、なんだこの者達は…)」

<チョットーセクハラー! リュウザキサンニキイテモワカラナイヨ テニスブハイラナイ?

龍子「(カップ数…といってもこの体は化けたものだからなあ…)」

龍子「(宇宙については詳しくないし…)」

龍子「(部活は考えてなかったな…)」

返答

生徒A↓1

生徒B↓2

聖地C↓3

龍子「カップサイズは、大きめのEかな」

どよっ

生徒A「おおおおおっっ!!」

<チョットダンシー! ザワツクナ!

龍子「宇宙の真理は、私に聞くより自分自身で答えを出さなければ意味がないと思うの」

生徒B「ナルホドー」
文学少女「…」キラキラ

<リュウザキサンフカーイ オマエワホントニカッテンノカー?

龍子「部活はー…」

生徒C「…」ドキドキ

<ウチニオイデヨー ココデカンユウハズルイゾー! トニカクウンドウスルブカツガイイヨ!

↓1「殺人倶楽部に興味ない?」

ヤンデレ「殺人倶楽部に興味ない?」

龍子「へ?」

ざわっ

龍子「(な、なんだ?教室の空気が一転した…)」

<アイツッテ シーッ カゲグチナンテシチャダメ

龍子「ん」

文学少女「」ガクガクブルブル

ヤンデレ「初めまして、竜崎さん」

ヤンデレ「B組の神木です」

龍子「ええ…初めまして…」

ガタンッ

龍子「!」

バッ

厨二女子「…」ドンッ

ヤンデレ「…」ジー

厨二女子「Bの時間軸の者は、Aの時間軸に存在してはいけないはずだ」

ざわざわ

<オイオイ スズキノヤロウ

ヤンデレ「…」

ヤンデレ「(じ、ジカンジク……?)」

ヤンデレ「えーっと、竜崎さんまだ部活決めてないみたいだから、よかったら私達の倶楽部に入らないかなーって」

厨二女子「見えているんだろう?次元遊泳ができる者が見えないはずがない」

ヤンデレ「…ぶ、部室はC棟の4階だから…気になったら来てね、じゃあ!」

龍子「…」

龍子「(ええ……)」

生徒D「おい鈴木!余計なことすんなよ!竜崎さんが危ないだろ!」

厨二女子「…」ギロッ

生徒D「っ…」

龍子「え、えーっと…」

龍子「(転校初日でこんな空気悪くなることある…?)」

<リュウザキサンダイジョウブ? コワカッタヨネー ココマデニシヨ!

龍子「う、うん…」

厨二女子「…竜崎、そいつらに埋もれて平和のビジョンに酔いしれていたいなら構わない」

厨二女子「だが殺人倶楽部に目をつけられた時点で、お前の日常は終わりだ」

龍子「は、はあ…」

厨二女子「我はサーチを続ける、次の時空の狭間で待っているぞ」スタスタ

厨二女子「現実と戦うも目を背けるもお前次第だ」ストン

厨二女子「…」カキカキ

龍子「…」ポカーン

生徒C「竜崎さん」

龍子「あ、はい!」

生徒C「一つだけ言いますが、殺人倶楽部とは極力関わってはいけません…アトスズキサントモナルベク」

龍子「…」

龍子「↓1」

龍子「肝に銘じておこう」

生徒C「ありがとうございます(んん?)」

キーンコーンカーンコーン

龍子「あ」

龍子「(な、なんということだ…!せっかくの転校したての自由時間がこんな形で終わってしまうとは!)」

数学教師「では席についてください」


数学教師「…が…のとき…であるからして…」

龍子「……うん」

↓1

わかる!

わからん!

龍子「わかる!わかるぞ!」

龍子「(お母さんに駄々こねて進○ゼミをやらせてもらった甲斐があった!)」

文学少女「わあ…竜崎さん数学得意なんだね、いいなあ」

龍子「!!!」

龍子「みんな、進〇ゼミのおかげさ!」

文学少女「え?」

龍子「自分のペースで、しかも短時間で効率的にできるから、隙間時間でどんどん勉強できるの!」

文学少女「そうなの…?」

数学教師「この問題が分かる人?」

龍子「はい!」

数学教師「えーっと…あ、竜崎さんですね、どうぞ」

龍子「答えは……です!」

数学教師「正解です」

<オオオ

龍子「勉強なのにすっごく楽しくて、授業も分かるようになるから、どんどん手を挙げられる!」

文学少女「すごい…!」

キーンコーンカーンコーン

龍子「…は……」

歴史教師「正解です!」

キーンコーンカーンコーン

龍子「…が…することで…」

理科「その通り!」

キーンコーン

国語教師「素晴らしい!」
地理教師「なんと!」
英語教師「Excellent!」

カーンコーン

<リュウザキサンスゴーイ! ズノウメイセキ! ジュクデベンキョウシテルボクヨリ

龍子「ね?藤原さんも一緒にやろうよ!」

文学少女「うーん、お母さんに頼んでみようかな…?」

担任「っつーかんじでホームルーム終わり!気をつけて帰れよー」

龍子「(ふう、少しだけ不安はあったが、何も問題はなかったな)」

生徒A「竜崎さん一緒に帰らない?」

生徒B「龍子ちゃんと帰りたーい!」

生徒E「荷物お持ちしますよ!」

龍子「(朝は殺人倶楽部?だかなんだかでどうなるかと思ったが、皆普通に接してくれている)」

龍子「(……殺人倶楽部……)」

<リュウザキサンイエドコー? ッテイウカヒッコシマエドコー?

文学少女「……」モジモジ

龍子「(放課後はどうしようか)」

龍子「↓1」


眠いからここまで

文学少女と一緒に過ごす

>>11がそうだってんなら>>15でもねじ込んでくるだろうから違うね
>>29もまだキャラそんないないから選べるのも少ないし>>28から普通に思いつける安価(突飛な安価もOKだけど)

ようするに乙ありと思ったらなんだよ
大して問題ないからしょっぱなから荒波立てようとすんな

龍子「初日でドキドキしてるし、まだ家には帰りたくないなー」

生徒B「そっかー」

生徒A「どこか寄り道してく?」

生徒E「学校探検ならご案内いたします!」

龍子「どーしよっかな」

龍子「あ、ねえ!藤原さんも一緒にどう?」

文学少女「い、いいの…?」

龍子「いいよ!」

生徒B「部活決まってないなら見てまわろーよ、放課後にも講座があったりするから引っ越したばかりで不安なら受けてみてー」

文学少女「竜崎さん、どうする?」

龍子「↓1」

龍子「とりあえず学校を探検する」

文学少女「学校探検…久しぶりでなんか不思議な気分…」

生徒E「行きたいところがあったらお教えしますよ!」

生徒A「探検なんだからそういうのはナシでしょ」

生徒B「私は門限早めだからー、みんながんばってー」

龍子「ありがとねー!」

龍子「ということで、学校探検開始だ!」

ついた場所や見つけた物とか会った人↓1

龍子「ここは?」

生徒E「用務員室ですよ」

生徒A「うわぁ、ここに住めたら通学ラクだろうなぁ」

文学少女「でも、夜もこの学校で寝るのって…怖そう…」

用務員「…?どうかしましたか…?」

龍子「転校してきたばかりで、学校探検してたんです」

用務員「転校生ですかあ…しっかり場所を覚えてくださいね」

生徒A「おじさんは学校探検慣れしてるよね」

文学少女「夜の見回りって、怖く…ないんですか?」

用務員「はっはっは、学校探検はいいものですよ…」

用務員「ただ、あまり変なとこにはいっちゃダメですよ」

龍子「はーい」

生徒E「もしかしたらナニカ隠してたりしてぇ…?」

文学少女「ひ…」

龍子「やめてあげなよ」

生徒A「じゃあ、次いこーう!」

ついた場所や見つけた物とか会った人↓1

タッ タッ タッ

龍子「(窓から校庭が見える、本当に人がいっぱいだ)」

文学少女「あ!図書室!」

龍子「(人の書いた本か…)」

龍子「ちょっと何か読んでいきたいな」

文学少女「読もう読もう!」

生徒E「図書室では静かにー」

生徒A「分かってるよ」

ガラガラッ

<・・・

龍子「(おお、打って変わって静かだ)」

龍子「(さて、なにがあるかな)」

龍子がとった本↓1

龍子「な、なんだこれは…」

龍子「(首が八つある龍の絵…凄まじいことを思いつくものだな…)」

龍子「(…生贄をとって…酒に酔って…首を…)」

龍子「…」

生徒A「竜崎さんは何読んでるの?」

龍子「あ、えっと、コレ」

生徒E「『詳しい大蛇退治』ですか」

文学少女「昔話を掘り下げて書くシリーズだよ、もしかしてこれ好き?」

龍子「ああ、いや、たまたま手に取って…」

龍子「…みんな龍ってどう思う?」

生徒E「え?うーん…」

生徒A「あんま気にしたことないなー」

龍子「藤原さんは…」

文学少女「↓1」

文学少女「チョーかっこいいよね~」

龍子「…かっこいい…?」

文学少女「うん!いるなら会ってみたい!」

龍子「!お、おう…」

文学少女「あ!もしかして龍が好きだったの?」

龍子「ええっと…なんというか…まあ、好きではある」

文学少女「ふふふ、竜崎さんって不思議な喋り方だよね」

龍子「え!?(なにか間違ったことを言ってしまったか!?)」

生徒E「肝に銘じておこう、とか言ってましたね」

生徒A「あー鈴木に急に絡まれたからだよ、すぐ直るって」

龍子「う、うんうん!ビックリしちゃってさ!まだ困惑してて…アハハ…」

文学少女「竜崎さんは変じゃないよ!かっこいいよ!」

龍子「そっかー」

文学少女「え、えっと…龍が好きなら…おすすめの小説があるんだけど…読んでみて…?」

生徒A「小説ってむずかしそー」

文学少女「う…」

龍子「読んでみたいよ!」

文学少女「!」パアア

生徒A「はー漫画ないかなー」

生徒E「今は、絵がある小説もたくさんありますよ」

龍子「(それからは、図書室で本を読んでいて、ふと窓を見ると空は赤く夕焼けになる頃だった)」

生徒E「もうこんな時間ですね」

文学少女「わ、すっかり夢中になっちゃってた」

生徒「最後に一回だけ見て回ろうよ!」

ついた場所や見つけた物とか会った人↓1

龍子「(校舎の外、帰っていく生徒がぽつぽつと見える)」

龍子「(運動部の者達はまだまだ練習を続けているようだ)」

龍子「ん?策で囲まれた場所が…」

生徒A「プールだよ!」

生徒E「今は水泳部が使ってるみたいですね」

龍子「プール?」

文学少女「もしかして、前の学校ってプールなかったの?」

龍子「え?ああ、そうそう!あれがプールカー!」

文学少女「授業の時に泳げるんだよ!」

生徒「水泳あったら一緒に泳ごー?」

龍子「うん!」

↓1「あ!竜崎さん!もしかして部活見学しに来たの?」

Gカップ「あ!竜崎さん!もしかして部活見学しに来たの?」

龍子「あ!…えーっと」

Gカップ「本永音唄、音唄でいいよ!」

龍子「お、音唄さん!」

生徒A「今は学校探検ちゅー」

生徒E「でもまだ決まってないなら、ここで考えてもよさそうですね」

龍子「そうしようかな」

水泳部長「本永ー何やってんだー」

Gカップ「先輩!今日転校生がきて、部活見学させてください」

龍子「竜崎龍子です、よろしくおねがいします」

文学少女「(その言い方だともう入ったみたいに…)」

水泳部長「おー転校生!見てって見てって!…っていっても泳ぐだけだけどね」

<オーシタイムハカルゾー ハイ!

龍子「(水泳か…)」

ここで、龍子はどんなドラゴン?↓1

龍子「(雲の中でも飛べるなら水の中も泳げるか…?まあ、この体じゃどうかわからんか)」

生徒A「そういえば途中入部もできるんだよね」

生徒E「水泳部入るんですか?」

生徒A「いや入んないけど」

生徒E「竜崎さんに聞いてるんですけど」

龍子「え!えーっと…」

龍子「↓1」

龍子「まだ色々見て回りたいから即決は出来ないかな」

生徒E「まあ、そうですよね」

文学少女「でも、もうそろそろホントに日が暮れてきちゃうね」

生徒A「また明日も一緒に見て回ろー?」

龍子「うん!」

龍子「初めてで不安だったけど、みんなのおかげで楽しかった!今日はありがとう!」

文学少女「わ、私も楽しかったよ!」

生徒E「光栄です!」

生徒A「じゃ、また明日ねー」

<バイバーイ

龍子「(夕焼けの空も暗くなっていき、部員達も道具等を片付けていく)」

龍子「…私も帰ろう」

龍子の家↓1

サラリーマン「(俺は会社の帰りに、夕暮れの街の裏通りを歩いていた)」

サラリーマン「(厚いジャケットに身を包み、くたくたの帽子を被った中年が自転車を転がしている)」

サラリーマン「(そんな彼を横目に角を曲がると、少しいった先に目的地が見えた)」

どらごんらーめん

サラリーマン「(大きな看板を掲げながら、隣のビルに目を取られそうになるくらい目立たない小さな一軒家の店)」

サラリーマン「(会社ではそつなく仕事をこなし信頼があるが故に、あまり誰にも気にされず放っておかれる俺、この店と少し重ねてしまう)」

サラリーマン「(そんな真面目な俺が珍しく仕事を早めに切り上げたのは、最近できたというこの店にくるため)」

ガラガラッ

大将「はいらっしゃい」

サラリーマン「(店に入ると、新築の店内に似合わない貫禄のある大将が、奥から顔を出す)」

サラリーマン「(席に着くと、真っ白い蛍光灯の光が汚れ一つないカウンターを照らす)」

大将「ラーメン一丁」

サラリーマン「(まだ注文はしていないのにラーメンが出てきた、辺りを見回しても俺以外の客はいない)」

サラリーマン「(注文間違いではないならなにかと考え俺は気づく、この店にはメニューがない)」

大将「…」

サラリーマン「(ラーメンを出すと、大将はまた厨房に戻り、俺に背中を向ける)」

サラリーマン「(無口で頑固そうな大将、察するにこの店はこの一杯でやっていくつもりなのだろう)」

大将「…」

サラリーマン「(大将が頑固な店にありがちな店でのルールなどはない様子で、何も口出しはない)」

サラリーマン「(それならば、俺も店に言うことはない、このラーメンを食べるだけ)」

サラリーマン「(そのラーメンはというと、とてもシンプルな醤油ラーメン、麺は太麺だ)」

サラリーマン「(具はチャーシュー、卵、かまぼこ、メンマ、ねぎとこれまたシンプルな物達が少量入っている)」

サラリーマン「(どうやら、この一杯どころか麺とスープでとことんこだわるつもりなのだろう)」

サラリーマン「(俺はカウンターから割り箸を取り、ラーメンの匂いを吸いながら割り箸を割る)」

サラリーマン「(昆布と鰹節の濃い匂いに唐辛子の香りがこれまた少量、俺のなかに入っていく)」

サラリーマン「(そしていよいよ麺をすする)」

ズズズッ

サラリーマン「(ああ…これだ…これのために俺は生きているのだと思わせてくれる)」

サラリーマン「(スープが麺に絡んで、さっきの匂いが口の中に強く広がり、俺は麺を噛む)」

サラリーマン「(麺はとても歯ごたえがあり、噛み切ると旨味がはじける)」

ガラガラッ

龍子「!」

大将「おう…おかえり」

サラリーマン「(どうやら大将には娘がいたよう、態度を変えずそっけなく出迎えている)」

龍子「…た、ただいま」

龍子「(客がきている…)」

サラリーマン「(あまり人の家庭をこういう形で覗き見るのは良くない、俺は気にせず麺をすする)」

龍子「(本当に客がくるなんて…お父さんや客を邪魔しては悪い、とにかく部屋に戻ろう)」

ガチャッ

龍子「お母さん、ただいま帰りました」

龍子のお母さん↓1

勇子「龍子!おかえり!学校はどうだった?」

龍子「ドラゴンということも疑われることもなく、授業にも問題なくついていけました」

勇子「そうか!友達とかはできた?」

龍子「友達…かどうかはわかりませんが、放課後に3人のクラスメイトと一緒に学校を探検し、それなりに友好的な関係は築けたと思います」

勇子「それで遅くなったのかぁ…心配したんだぞ?ドラゴンスレイヤーに狩られちゃったんじゃないかって…」

龍子「もうしわけありません、お母さん(ドラゴンスレイヤーはいないと思う)」

勇子「いいって!クラスの子と仲良くできたんならよかったよかった!」

勇子「とにかく!初めての学校で疲れただろ?お祝いのごちそう用意するから、お風呂も沸かしてあるし入ってきな!」

龍子「はい」


ちゃぽん

龍子「(といっても、この家では小さすぎて変化も少ししか解けない、思いっきり羽を広げることはできないな)」

龍子「ふー」

龍子「…」

考える龍子↓1

龍子「あー…」

龍子「(思ったより学校は疲れたみたいだ、風呂に入って気が抜けてくると、疲れが響いてくる…だがそろそろ上がらなければ)」

龍子(風呂から出たらTVでも見て息抜きしよう)」


勇子「ん、おい、羽と尻尾じゃなだな!」

龍子「これでもおさえてるほうなんだー」グデーン

勇子「テレビも顔に近すぎるぞ!」

龍子「からだがおおきすぎるんだー、はなそうとするとくびまげないといけないのはつらいー」ダラダラ

勇子「…じゃあ通るついでにマッサージしてやる」フミッ

龍子「ぐっ…」

ぐにいっ

龍子「ぎにゃっ!」

勇子「はい終わり」スタスタ

龍子「あー」トローン

龍子が見てる番組↓1

世界摩訶不思議発見!

TV<デレレンッ ファッ

TV<Let's try try try! パラパパーン ボロポポーン

龍子「…」ゴロゴロ

ナレーション「今日の摩訶不思議の舞台は日本」

ミステリーハンター「みなさん、突然ですがドラゴンについてどんなイメージをお持ちですか?」

龍子「ん」

ミステリーハンター「西洋での竜は魔物として知られ、東洋での龍は神のように崇められていましたが、どちらも恐れられており」

ミステリーハンター「昔話から近年の創作物でも取り扱われ、架空の存在でありながら馴染み深い存在でもあるドラゴン」

龍子「なんだろう、この番組は」

ミステリーハンター「しかし、ドラゴンが馴染み深いのは、もしかしたら本当に存在していたからかもしれないんです」

TV<ドラゴンバサァ

龍子「!?」

ナレーション「この映像はこの間、日本で撮影されたもの」

映像↓1


今日も疲れたから放送終了

ナレーション「東北の雪山で、何者かが荒ぶる様子を捉えた」

ナレーション「トカゲのような頭に角が生え、コウモリのような大きな翼を持ったその姿はまさしくドラゴン」

龍子「これって…」

龍子「↓1!」

本物

知り合い

龍子「間違いない…私の宿敵…」

TV<ドラゴンキャッキャ

ナレーション「今まで影もなかったドラゴンのような生き物が、突如姿を現し雪山で暴れている光景は…」

龍子「なんと間の抜けた顔ではしゃぎおって」

龍子「なにより人に撮られていることに気づかず、このように晒されてしまうとは、情けない姿を見せてくれる…」

勇子「龍子!できたぞー!お前の大好物の↓1だ!」

龍子「!シャケマヨ丼!」

龍子「いただきまーす!」

勇子「ほんとすぐがっつくなあ」

龍子「おいしい!お母さんが作るシャケマヨ丼大好き!」

勇子「ははっ、誰が作ってもおんなじだろ」

龍子「全然違います!私が作るとなにか違くて…」

勇子「別に作り方なんて教えれないからな、テキトーに作っただけだし」

龍子「もぐもぐ」

勇子「ふふっ…それでー?学校での話もっと聞かせてよ」

龍子「それが、教室に入ったらすぐに質問してきた子が…………」


龍子「(つい話しすぎてしまったな)」

龍子「(しかし、本当に今日は色々あった)」

龍子「(明日もまた学校を探検して、部活を見て回って…)」

龍子「(ああ、もう寝なければならないというのに、またドキドキしてきてしまう)」

龍子「↓1しよう」

龍子「ふっ…はっ…」

龍子「こんな風にっ…ふっ…動けるんだ…はっ…」

龍子「この身体なら…明日は体育とやらがあるらしいし…」

龍子「ほっ…動かし方を覚えておこう…っふうっ」

龍子「ハア……ハア……」

龍子「(なんか余計ドキドキするような…)」

龍子「もういい!寝るったら寝る!」


チュン チュン


龍子「それではお母さん、いってきます」

勇子「尻尾、化けれてないぞ」

龍子「あっ!」

ググッ

龍子「これでよし…改めていってまいります」

勇子「おう!がんばってこいよ!」

ガチャッ

龍子「お父さん、いってきます」

大将「おう……いってらっしゃい」

ガラガラッ

龍子の通学方法↓1

バス<プシュー

龍子「(今日は昨日よりももっと早く来てしまった)」

龍子「(起きたら夢が覚めてしまうのではないかと…本当にこれから毎日学校に行けるんだな)」

<ハッシャシマース

ブウウウゥゥン

龍子「(景色がどんどん変わっていくのは、まだ見慣れないな)」

龍子「(周りの建物も大きくなってきた)」

<テイシャシマース

そこでバスに乗り込んできたのは↓1

映研「…」

龍子「(む、同じ制服…というか、教室で見たような…)」

<ハッシャシマース

ブウウウゥゥン

映研「…」

龍子「(話しかけたいが、前の方の席だな…移動するか?)」

どうする↓1

龍子「(よし、友達作りは歩み寄ることが大事だ!)」

龍子「おはよう!教室で会ったかな?」

映研「↓1」

映研「ヒロイン決定!」

龍子「へ?」

映研「あなたのような人を探していたんですよ!」

龍子「わ、私…?」

映研「しなやかな脚!ツヤのある髪!元気も満ち溢れ、まさに役にピッタリです!」

龍子「ええっと…」

映研「はっ!失礼しました、私は映像研究同好会の者です」

龍子「へ、へえ」

映研「今、映像研究同好会…映研では研究の成果を形にすべく長編映画を取ることにしたのです」

映研「そこで役者をどうしようかという話になり演劇部を訊ねたのですが、ヒロインだけがどうもピンと来ないようで」

映研「途方に暮れていたところにあなたが舞い降りたのです!」

龍子「そうなんだぁ…」

映研「どうか!ヒロインを演じていただけませんか!?」

龍子「ええっ!?」

龍子「(むむむ、どうしたものか)」

龍子「↓1」

龍子「友達になってくれたらいいよ」

映研「!是非とも!」

龍子「本当!?やったあ!」

映研「いいですねえ…良い画が浮かびます」

<テイシャシマース

シュウウウゥゥ

龍子「あ!ついた!いこ!」

映研「はいただいま!」

<オハヨー オッハー ネーネー

龍子「(うふふ、友達ができたぞ)」

龍子「(…だが、言っておいてなんだが、このやり方はいいのだろうか?)」

生徒E「あ!竜崎さん!」

生徒F「お!おはよー!」

Gカップ「ちょうしどう?」

<キャーリュウザキサーン

龍子「(一日経ったが、まだ皆熱が冷めないみたいだ、かくいう私もそうだが)」

映研「うんうん!イメージ通り!」

文学少女「竜崎さん、おはよう!」

龍子「おはよう!今日も放課後、一緒に学校探検しよう?」

文学少女「うん!」

厨二女子「竜崎!」バッ

龍子「あ…鈴木さん、おはよう…」

厨二女子「昨日は何故来なかった、殺人倶楽部から逃れることはできないぞ」シュタッ

<マタカラマレテルヨ イツニモマシテテンションタカイナー オマエカラノガレタイヨ

厨二女子「お前は選ばれしものなのだ!」グワァッ

龍子「あー」

龍子「↓1」

龍子「今日の体育の50m走で勝てたらいいよ」

厨二女子「…なに…?」

ざわざわ

映研「(なるほど…○○たらいいよ…)」フムフム

生徒A「なになにー?どうしたのー?」

生徒D「竜崎さんが鈴木と競争すんだって」

厨二女子「…」

厨二女子「…いま、何と言った…?」

龍子「今日の体育の50m走で勝てたら、選ばれしものやるよ」

厨二女子「…」

厨二女子「…ク、ククク…」

龍子「?」

厨二女子「我を相手に…よくも上手に出たものだな…」ゴゴゴゴ

文学少女「あ、アワワ…」アセアセ

龍子「えっと、どうする?」

厨二女子「↓1」

厨二女子「受けてたつ」

龍子「そうこなくちゃ」

<オオォ

厨二女子「体育は2時限目、せいぜい浮かれているがいい」スタスタ

龍子「よぉし、負けないよ!」

<リュウザキサンガンバッテー スズキヲダマラセロー

生徒A「面白いこと考えるね」

文学少女「お、応援してるよ!」

龍子「ありがとう!」

生徒D「サボり魔がようやく動くな」

厨二女子「…ふん」ガクブル

キーンコーンカーンコーン

担任「おーし、お前ら席つけー」

1時限目の授業↓1

歴史教師「東ローマ帝国とヨーロッパ諸国は…」

文学少女「うう…難しい…」

龍子「焦らずに進〇ゼミをやれば、すぐにわかるようになるよ!」

文学少女「それがね…お母さんに言ってみたんだけど、授業で十分でしょって言われちゃって…」

龍子「もっと強く言ってみようよ!」

文学少女「つ、つよく…?」

龍子「そう!強く!」

龍子「真剣にメリットを伝えれば、きっと藤原さんのお母さんもわかってくれるよ!」

文学少女「…うん、やってみる!」

歴史教師「領主や騎士たちが…」

龍子「(それにしても、私の世界と似てるなあ…ちょっとだけ…)」

歴史教師「ここまでで、分からなかったところはありますか」

厨二女子「ふっ、久しいな…この時教皇がとった作戦の裏には異界の者の干渉が」

歴史教師「大丈夫ですね、じゃあ次行きます」ケシケシ

龍子「(鈴木という娘、いつもあの調子なのか…)」

キーンコーンカーンコーン

生徒B「ふー終わったー」

生徒F「次はいよいよ体育だなー!」

厨二女子「思えばあの戦いから世も変わったな、まああの程度のものはどうという事はなかったが50m走など実にちっぽけな話だ」

龍子「勝っても負けてもうらみっこなしだよ!」

厨二女子「は…ははは…はは…」ガクガクブルブル

<チョットダンシー ノゾカナイデヨ ミエテナーイ

Gカップ「もう…」ヌギヌギ

生徒H「鈴木ちゃーん、約束はちゃんと守りなよーん」

厨二女子「(わたしは支配者じゃないの?今がやめどきだというの?いやこれは妄想なんかじゃない…)」ズウウゥゥン

生徒B「おー集中してるよー」

文学少女「思ってたより熱い人なのかも…?」

龍子「こっちも真剣にいかないとね」ヌギヌギ

厨二女子「(そうだ、奴は多次元存在となった者…支配者である我でも骨が折れるということ…いいだろう…!)」

バッ

厨二女子「竜崎…いや、断頭に立つのドラグニス…お前を強者と認め、我は封印を解いてお前に挑む」ゴコウウゥゥ

龍子「…服脱いだだけじゃ…」ポツリ

文学少女「きっと鈴木さんの頭の中では神々しい姿なんだよ…」ヒソヒソ

厨二女子「この姿を見せるのはお前が初めてだ…」フッ

鈴木さんの姿↓1


頭痛くなってきたから止める

体育教師「ん?おい鈴木、そのチェーンどこから持ってきた!」

鈴木「これは我の溢れるエネルギーを制御する、おもりであり手綱でもあるのだ」

体育教師「体操服もボロボロにして…とにかく危ないから置いとけ!」

鈴木「やめておけ、常人では触れただけで…あっ!バカ!離せ!」ブンブン

<サスガニミスゴセナイゾ! ショウキカキサマ!

生徒F「よくあんな恰好できるなー」

生徒D「鈴木…意外とデカいな…」


体育教師「じゃあ、まず準備運動しっかりとなー」

鈴木「おのれぇ…」←ジャージ着せられた

龍子「ペアを組んで体をほぐすのか」

龍子とペア↓1

龍子「藤原さん!一緒にやろ!」

文学少女「うん!」

厨二女子「(そうだ、アレなしでも力を使いこなすのだ…我は決して負けない)」ググッ

生徒H「鈴木ちゃんホントやる気満々ねー(全然曲がってないけど)」グッグッ

文学少女「…」グッグッ

文学少女「…竜崎さん身体↓1」

文学少女「…竜崎さん身体意外と柔らかいね」

龍子「まあね!意外だった?」グイーッ

文学少女「あ!いや、すごく伸びるから…!」

龍子「えへん!(まあ化けた姿なんだがな)」

体育教師「ちゃんとやったなー?それじゃ、タイム測ってくぞー」

厨二女子「…柔軟さなどさほど重要ではない…要は早ければいいのだ!エネルギー放出の推力で一気に駆け抜ける!」

龍子「(ううむ…この娘、この世界でやっていけるのだろうか)」


体育教師「次、鈴木ー」

厨二女子「(…まさか我がここまで追い込まれる時が来るとは思いもしなかったが…)」

体育教師「よーい」

厨二女子「(ここから這い上がってこそ面白いというもの、支配者はもう飽き飽きしていたのだ!)」

龍子「鈴木さんがんばってー!」

厨二女子「…ふっ」

厨二女子「!!」カッ

体育教師「どん!」パァンッ

厨二女子「目覚めよ!」

厨二女子「「「アクセレートトランス」」」

生徒達「!」

龍子「!」

体育教師「…」

シュピッ ピシュウウウゥゥン

ズダアアアァァン

厨二女子「…タイムは」シュウウウ

体育教師「↓1」

体育教師「かなりいい方だな…」

厨二女子「…そうか」フッ

生徒達「(いやいえよ)」

生徒H「鈴木ちゃんおつ~」

生徒D「…まさかあれほどなんてな」

文学少女「竜崎さん…大丈夫?」

龍子「え、う、うん!当然だよ!」

龍子「(と、思ったが…私はこの身体だとどのくらいの速さなんだ…?)」

龍子「(そもそも元の姿ですら走ったことなどない、移動は飛んでしていたからな…)」

龍子「(バスに乗り遅れそうになって全力疾走…はしたことないな)」

体育教師「次、竜崎ー」

龍子「!」

文学少女「がんばって!」

龍子「…うん!」

<ガンバッテー! キャーリュウザキサーン! スズキニマケルナー! オマエナラカテル! オマエハエラバレシモノダー!

厨二女子「(さあ…どれほどの力か、見せてもらおう)」

体育教師「よーい」

龍子「…」

体育教師「どん!」パァンッ

ダッ

生徒達「!」

厨二女子「…」

体育教師「…」

ピッ

体育教師「タイムは」

体育教師「↓1」

体育教師「5.00秒…嘘だろ…世界記録余裕で塗り替えてんじゃねぇか……」

龍子「…ふう」

生徒達「……お…」

オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

龍子「…ふふっ」

生徒A「いますんごい動きしてなかった!?」

生徒B「ねー」

Gカップ「クラスから世界記録がでるなんて…」

映研「これは…表現の幅が広がりますよ…!」

体育教師「…」ポカーン

<リュウザキサンスゴイ! レンシュウシテタノ? センシュニナレンジャン! ドウヤッタラアンナニ!?

龍子「あはは…」

文学少女「ふ、ふええぇぇ…」

生徒I「ね、ねえ竜崎さん、陸上部に入らない!?」

龍子「え、ええっと、まだ考え中で…」

生徒I「絶対入った方がいいって!」

生徒C「それは流石に竜崎さんの自由ですよ」

龍子「あ、ありがとうね……あ」

生徒D「鈴木、約束だろ、もう竜崎さんを巻き込むなよ」

厨二女子「…」

龍子「鈴木さん、選ばれしものはできないけど、いつでもあそ
厨二女子「竜崎」

龍子「…?」

厨二女子「…」

厨二女子「↓1」

厨二女子「負けた罰として私を好きにしていいぞ」

龍子「え?」

ヌギヌギ

龍子「ちょ」

生徒D「お、おい!」

ざわっ

厨二女子「…好きにしてくれ」ゴロン

体育教師「鈴木!そんなに気を落とさなくていいんだぞ!早く服着ろ!」

ヒソヒソ

厨二女子「……」

厨二女子「…我は…竜崎に話している、他の者は口を慎め…」

生徒C「なにもそんなことしなくても…」

生徒F「皆に見られちゃってるぞー!」

生徒H「す、鈴木ちゃん…」

文学少女「あ、アワワ…」アセアセ

龍子「…」

↓1

龍子「…破廉恥だぞ///」カアアァァ

厨二女子「……」

厨二女子「…わかった」キルキル

体育教師「鈴木どうしてこんなこと…」

厨二女子「改めて、好きにしろ」

龍子「は」

体育教師「おい!鈴木!」

厨二女子「…」

生徒J「…ほんとなんなの…」ヒソヒソ

生徒K「…いい加減にしてほしいよね」ヒソヒソ

厨二女子「罰として私を好きにしていい」

龍子「っ…」

↓1

龍子「ともになれ」

厨二女子「…わかった」

龍子「…」

生徒達「…」

体育教師「…とりあえず、最後に渡辺のタイム測るぞ」

渡辺「今ほどこのありふれた苗字を恨んだことはない」


文学少女「び、びっくりしたよぉ…」

龍子「私も…」

龍子「(ま、まあ、とにもかくにも友達がまた一人できて良かった)」

龍子「(…あれ、交換条件だったり罰だったりまともな友達いないぞ)」

生徒A「竜崎さん、大丈夫だった?」

龍子「大丈夫、というか本当になんでもないよ」

生徒B「龍子ちゃんホントに脚早かったねー」

龍子「え?…あ、ああ…ありがと」

龍子「(鈴木のインパクトがありすぎて薄れている)」

生徒I「竜崎さん!」

龍子「あ、さっきの陸上に誘ってきた…ええっと…」

生徒I↓1

ちょっと今日は早めにキル
罰として展開を好きにしていいぞ↓1↓2↓3

ボーイッシュ「伊藤だよ、たまに男子と間違われる時もあるけどね」

龍子「伊藤さん!」

生徒E「また勧誘?」

ボーイッシュ「うん!竜崎さん!陸上部に入ってくれないかな!?」

龍子「あ、ごめんなさい、本当にまだ考え中で…」

ボーイッシュ「あの足の速さで、陸上やらないなんて考えられないよ!」

生徒B「考えるのは龍子ちゃんだよー」

生徒A「そーそー!それに、今決められたら一緒に部活見学できなくなっちゃうじゃーん!」

ボーイッシュ「…ごめん…興奮しちゃってて…」

龍子「いいよいいよ!」

ボーイッシュ「…でも、絶対に才能あるから!よかったら入ってね!」

生徒E「未練がましいですねぇ」

龍子「いいよ、それくらい凄いことだったんだよ」

生徒A「えー竜崎さん自画自賛ー!」

生徒E「いいや、もっと誇れるものですよ!」

龍子「あはは…」

龍子「(むう、まさかこの身体でもあれほどとは…鈴木もあんな調子になってしまったし、気をつけた方がよさそうだ)」

文学少女「えっと、じゃあ今日も部活見に行くんだよね」

龍子「うん!」

生徒A「よーし!転校生パワーで思いっきり漁るぞー!」

生徒E「お供いたしますう!」

生徒B「いいなー私も龍子ちゃんとおともしたーい!」

龍子「あ…門限があるんだよね」

生徒A「そんなの無視しちゃいなよ!」

文学少女「そ、それはダメだよ…」

生徒B「家と学校がすぐ隣だったらなー」

龍子「うーん…」

生徒E「じゃあ、Bさん家の辺りで遊ぶっていうのはどうですか?」

生徒A「えー?それって…アレじゃない?えーっと、竜崎さんの部活を見るのが目的でー、それがBちゃんと遊ぶって…あれよあれ…」

文学少女「本末転倒?」

生徒A「そうそれ!」

龍子「いいよ!私もBさんと遊びたい!」

生徒B「やったー」

生徒A「じゃーBちゃんの実家に突撃ー!」

文学少女「実家まで!?」

世うちE「切り替えが早いですなあ」

龍子「(ああ…いい…)」

Bちゃん家辺りの街↓1

ビービー言ってたらあれなんでBちゃんキャラ付けネームド昇格↓1

キーンコーンカーンコーン

担任「はいホームルーム終わりー、あと鈴木ちょっと職員室ー」

生徒A「やーっと終わったー!」

文学少女「鈴木さん呼び出されてたけど、大丈夫かな…?」

龍子「みんなの前で脱いだからね…」

龍子「(1時限目が嘘のように静かだったし…いや、普通は静かにして当たり前なんだろうが…人のことはよくわからん!)」

生徒E「じゃあ行きますか~」


ガタンゴトンッ

終点~つさらぎ駅~

生徒A「ここがびいちゃんの街かー」

ガラッ

龍子「(人は私達だけか…いや私は人じゃないが…)」

文学少女「小説でよくある駅みたい…」

生徒E「ノスタルジックってやつですか」

びい「私も外で遊ぶことあんまりないからたのしみー!」

生徒A「ていうか、お腹空いたーおやつおやつーなんか食べよーよ!」

生徒E「もともとは竜崎さんの部活見学だったんで、ここは竜崎さんの申せのままに!」

龍子「わ、私!?」

びい「龍子ちゃん線はっしゃしまーす!」

生徒A「3両編成~」

文学少女「竜崎さんがんばって!」

生徒E「子供ですねー」

龍子「お、おー!」

行きついたのは↓1

廃校舎<コオオオォォォ

龍子「…」

びい「停車ー?」

生徒A「なにここー?」

生徒E「どうみても廃校ですね」

文学少女「こ、怖いよ…つ、次行こう…?」

生徒E「なんならここで部活見学します?ボールがひとりでに動き出す様が見れるかも?」

文学少女「や…」

龍子「…」

びい「お化けなら宇宙の真理分かるかなー」

生徒A「いーからどっかで買い食いしないと餓死するううぅ」

↓1

コツッ コツッ

生徒E「中は思ったより奇麗すね」

生徒A「なんだかお腹空いてきたわ…」

文学少女「ね、ねえ…もう帰ろうよ…」

生徒E「なんすか詩乃し、びびってんすか?」

ヒュウウウゥゥ

文学少女「!!」

文学少女「ね、ねえ…もう帰ろうよ…」

びい「今のはただの風だよー」

龍子「(つい入ってしまったが…)」

↓1

龍子「不気味だし帰る」

文学少女「ほっ…」

生徒E「まあ、竜崎さんが言ったんならそうしまっす」

生徒A「かゆ…うま…」ガジガジ

びい「私は食べ物じゃないよー」

生徒E「…こういうのって、帰ろうとしたら鍵閉まってたってパターンおおいっすよね」

文学少女「あっ…」

龍子「やめてあげてって」

生徒E「い、いえ!怖がらせようとしていったわけでは…」


ガチャッ


生徒A「やっと出れたー!!」

生徒E「さっき入ったばっかっすよ」

文学少女「は、早く遠くいこ…!」

生徒A「食べ物…食べ物!」

龍子「ご、ごめん…じゃあ行こうか」

行きついたのは↓1

生徒A「駄菓子屋だって!」ダッ

龍子「あっ!」

文学少女「すごくお腹空いてたんだね」

生徒E「ちょっとおやつ抜いたくらいで…」

老婆「イヒヒヒ…いらっしゃい…」

生徒A「あっ!あれと…あっ!これも買おー!」

文学少女「駄菓子屋なんていつぶりかな…」

生徒A「みんなもなんか買いなよー!」

生徒E「私はいいです、こういう感じのは…」

老婆「…」

生徒E「あっ、すみません、単純にお金ないってだけで…」

老婆「気にしなくていいよー…イヒヒヒッ」

龍子「(お金…)」

龍子所持金↓1

龍子「(8000円くらいあるな)」

龍子「(なにか買うか?)」

買うか買わないか何買うか↓1

龍子「(まあ、せっかく入ったんだし何か買っていくか)」

龍子「(といっても、そこまで何か食べたいものはないな…)」ジーッ

龍子「(…不思議な色の飴玉だ…うーん…これにするか)」

生徒A「竜崎さんそれ買うの?じゃあ私もそれ買お!」

びい「みんな何か買ったー?」

龍子「私はこれだけ」

生徒A「私は↓1」

文学少女「私は↓2」

生徒E「私は何も…」

老婆「じょうちゃん」チョイチョイ

生徒E「…?」

老婆「これ↓3オマケであげるよ…イヒヒヒ」

生徒A「私はもんじゃ焼きの素!とにかくお腹いっぱい食べれる!」

生徒E「それそのまま食べるんですか?」

生徒A「あ」

文学少女「私は饅頭、小さくて可愛い…!」

生徒A「!私もそれいっぱい!」

老婆「どうも…イヒヒヒ」

老婆「じょうちゃん」チョイチョイ

生徒E「…?」

老婆「これオマケであげるよ…イヒヒヒ」

龍子「!!」

生徒E「な、なんすかコレ…?」

龍子「(あ、あれは…)」

老婆「イヒヒヒ…」

生徒E「あ、あの…」

龍子「すみません、そのお菓子…どこから仕入れたんですか?」

生徒E「え」

老婆「…」

生徒A「え!?竜崎さんお得意様になるの!?」

文学少女「そういうわけじゃないと思う…」

老婆「…」

龍子「…」

老婆「↓1」

老婆「古い友人に作り方を教えて貰ったあたしの手作りさ…気に入って貰えればいいけどね、ヒヒ……」

生徒E「あ…手作りなんすか…コレ…」

生徒A「非売品かーいいなー」

龍子「…」

文学少女「…竜崎さん?」

龍子「…その友人って、どんな人ですか?」

老婆「↓1」

老婆「肌の白い女の子だったねぇ」

生徒A「へー」

龍子「…」

びい「このお菓子、美白成分があるのかなー」

龍子「…その人とは…」

龍子「…どこで会ったんですか…?」

老婆「…」

老婆「↓1」

老婆「大人の街でさ」

龍子「…っ」

文学少女「どうしたの竜崎さん?すごく聞いてたけど…」

龍子「…うん」

龍子「(あんまりよくわからなかった…もっと聞きたいところだが流石に変か…)」

老婆「…それと、じょうちゃん…それ、あんまり日持ちしないから早めに食べちゃってね」

生徒E「え、ああ…はい…」

龍子「(この者は…)」

生徒A「食べないの?」

生徒E「あ、後でちゃんと食べますよ…」

生徒A「ま、これで食料も確保できたし、レッツお遊びー!」

びい「龍子ちゃん、いこー」

龍子「…」

↓1

龍子「(…結局、あれ以上のことは聞かなかった…)」

生徒E「…」

生徒A「まだ食べないのん」モグモグ

生徒E「私のタイミングがあるんです!」

びい「卵とか使ってるのは一日の間でも危険なんだってー使ってるかわからないけど」

文学少女「この街、不思議な景色だねー」

びい「そうかなー?」

龍子「…ほんとに、不思議な街」

文学少女「竜崎さんもそう思う?」

びい「そっかー」

龍子「…あれは?」

生徒A「あ、ゲーセンだ!」

龍子「ゲーセン?」

生徒E「あーゲームセンターですよ、色んなゲームが置いてあって、お金入れると遊べるんです」

文学少女「前の街にはなかったの?」

龍子「うんうん!これがゲーセンカー」

生徒A「え、すごい!全部めっちゃ安っぽい!」

文学少女「れ、レトロって言うんだよ」

生徒E「人いないですね」

びい「貸し切りだねー」

龍子「(暗い店内にたくさんの画面が光っている…)」

生徒A「あ!これやらなーい?」

ゲーム↓1

龍子「な…」

文学少女「これって…」

びい「わーかわいー!」

生徒A「勝つとこの人達脱ぐんだって!」

龍子「こんな破廉恥なものをっっ///」

文学少女「ここって18禁コーナーじゃないよね…?」アセアセ

びい「何も書いてないねー」

生徒A「最後まで脱ぐわけないじゃん!どーせ脱いだってモザイクでしょ!平気だって!」

生徒E「それやる意味あります?」

生徒A「麻雀がメインでしょ、え?見たいの?」

生徒E「真っ先に食いついたのはそっちでしょう…」

びい「私ルール分からないなー」

生徒A「私も知らないよ!」

生徒E「ええ…」

文学少女「や、やめておこう…?」

生徒A「えー!やだやだーやろーよー!」

生徒E「ルール知らないゲームを裸を見たいわけでもなく…」

生徒A「竜崎さんやってー!」

龍子「だっ、誰がこんなものを!?!?///」

生徒A「勉強もできて運動神経も抜群なみんなの龍子さんなら勝てるってー!」

龍子「勝てるかどうかではなくっ!」

生徒E「もう置いていきません?」

生徒A「一人でやってても面白くないよっ!」

生徒A「はーあー…」

龍子「…///」

↓1

ん?こんな時間に誰かが、ちょっと見てくるから今日はこの辺で
プレイヤー↓1

Aもメインキャラにする↓1

大食い「…」チャリン

生徒E「結局やるんかい」

びい「あ、始まったー!」

大食い「おー、対戦相手選ぶんだーいろいろいるわー」

大食い「竜崎さん誰がいい?」

龍子「な、なぜ私が!?」

大食い「いやー、わがままに付き合わせちゃったし、お詫びみたいな?」

龍子「そんなお詫びするくらいならやめろっ///」

大食い「えーっ、これ以上は竜崎さんでも譲歩できないよっ!」

生徒E「やっぱ置いていきません?」

龍子「そ、そういうわけには…///」

文学少女「と、とりあえず、選ぶのだけやってあげよ…?」

大食い「藤原さん話わっかるー!」

龍子「なんなんだいったい…///」

龍子「…」

龍子「↓1」

龍子「じゃあこのメイド服着てる子で」

大食い「竜崎さんメイド好きなんだー」

龍子「て、てきとーに選んだだけだっ///」

メイド<デハオヤヲオキメイタシマス

大食い「お?サイコロふった」

びい「美鈴ちゃんがんばってー」

文学少女「が、がんばって…?…結城さん…!」

大食い「…で?どうすればいいの?」

生徒E「はーっ、色々覚えることあるっぽいですよー」スマホポチー

生徒E「えー、この牌っていうのは、まあ言っちゃえば3種類のトランプみたいなので、他に方角と色が書いてあるのが…」

ルール説明中

生徒E「…って感じで、3枚を4組と2枚を1組揃えればいいってことですね」

大食い「と、とりまやってみる!」

↓1コンマ9で勝ち

メイド<ノーテンデス

大食い「えーこれ揃えるの無理じゃん!全然来て欲しいの来ないけど!」

びい「でもまだ続くみたいだよ」

生徒E「相手も揃わなかったみたいですね、どっちかが揃えるまで続くんでしょう」

↓1コンマ9勝ち0負け

メイド<ノーテンデス

大食い「最初からいい感じに揃ってたのにー」

生徒E「この調子でやってたら一生無理でしょうね」

大食い「これコツとかあるの?運じゃないの?」

文学少女「何が来ても揃いやすいようにはできるんじゃないかな?」

龍子「捨て牌を見てどれを揃えるのか考えればよさそうだけど…」

大食い「むむむ…」

↓1コンマ9勝ち0負け

メイド<ノーテンデス

大食い「ムリー!」

生徒E「うーん、点とか役とかもあるみたいですけど…アガったら勝ちのこのゲームの仕様だと関係なさそうですね」

文学少女「昔に作られたみたいだし、複雑なルールにはできなかったんだと思う」

大食い「いやそれ以前に普通に揃えられないし!」

龍子「もう諦めた方が…」

大食い「でもまだ続けられるっぽいし…でもムリ!誰かやって!」

プレイヤー交代↓1

大食い「藤原さんやってみて!」

文学少女「ええっ!?」

龍子「こらっ!巻き込まないの!」

大食い「だって藤原さんこういうの得意そうだし!」

生徒E「決めつけはよくないですよ」

大食い「えー、お願いー藤原さーん、私の無念を晴らしてー」

文学少女「う…や、やってみるよ…」

大食い「やったー!」

びい「詩乃ちゃんがんばってー」

↓1コンマ奇数で勝ち偶数で負け

大食い「お!始めから結構揃ってる!」

文学少女「うーん…筒子も索子も揃いそうだけど、どっちにしたら…」

龍子「あれ、南3枚とも捨てられてるよ」

大食い「カンきた!とにかくカンやっちゃえ!」

生徒E「ここは4,5,6で揃えといた方が良さそうですね」

びい「わーい!」


ロン

文学少女「あ!できた!」

びい「やったー!」

大食い「

メイド<デハシツレイナガラ

<ヌギヌギ

文学少女「あっ」

龍子「ッッッ!!!///」バッ

生徒E「そういえばそうだった…」

メイド<デハオヤヲオキメイタシマス

大食い「…は?」

びい「おー」

大食い「なにこれ!?カチューシャとっただけじゃん!」

生徒E「…まあ、そんな気はしましたけど」

龍子「っもういいでしょ!いこっ!」

大食い「いやいやいや!納得できないよ!こんなの脱いだうちに入んないし!!」

文学少女「わ、私はもういい…」ドキドキ

大食い「えーーーっ!!」

↓1

大食い「はーっ!なんなのあのゲーム!」

生徒E「そんなに見たかったんですか」

大食い「いや!脱ぐって言っときながら脱いでないのが納得いかないの!」

びい「あ!銭湯!」

文学少女「わー、すごい…老舗みたい…」

龍子「(公衆の浴場か)」

びい「銭湯入ってみたーい!」

大食い「えー…でもちょっとボロっちくない?」

生徒E「ま、脱ぐとこはたくさん見れますね」

龍子「もういいでしょ!アレの事は!」

銭湯内の様子↓1

大食い「中は思ったより奇麗だね」

生徒E「なんだかここも暖かいですね」

びい「ねえねえーもう入ろうよー」

大食い「なにーびいちゃん、入りたがるね」

ガラガラッ

びい「ねえねえー早く脱ごうよー」

文学少女「誰も入ってないのかな?」

脱衣所、浴場の様子↓1

生徒E「ここも人いないですね」

びい「また貸し切りだー」

龍子「(あの広さの湯舟だったら、思いっきり羽伸ばせるな)」ヌギヌギ

大食い「おおおおおっっ!!Eカップ!!」

龍子「そ、そんなに大声で言わなくても…」ポロンッ

生徒E「…やっぱそっちの趣味あるんじゃ」ヌギヌギ

大食い「いやいや!サイズは気になって当然でしょ!あんたのサイズはー?」モミッ

生徒E「ちょっふざけないでください!私を引きずり込むな!」

文学少女「マッサージ椅子とかフルーツ牛乳もあったし、お風呂上がったらやってみよ?」

びい「やるやるー」

お風呂でのこと↓1

かぽ~ん

大食い「ねえみんな!背中洗いっこしようよ!」

生徒E「ひーっ、もう欲望を抑えようともしてないじゃないですか」

大食い「みんなでお風呂入るならやるでしょ!」

龍子「変なことしないならいいけど…」

びい「おもしろそー!」

文学少女「う、うまく洗えるかな…」

誰が誰の背中をっ↓1

大食い「じゃあ私竜崎さんの背中洗うよ!」

龍子「ホントに変なことしないでね?」

大食い「大丈夫大丈夫!」

生徒E「私が美鈴を見張っておきますよ、不審な動きをしたら強くゴシゴシしてやります」シャッシャッ

びい「私はその後ろで見張るー」シャッシャッ

文学少女「あ、私は吉野さんの背中洗っていい?」

びい「いいよー、そしたら龍子ちゃんが詩乃ちゃんの背中洗ってわっかになろーよー」シャッシャッ

龍子「わかった!」モコモコ

文学少女「な、なんか恥ずかしいな///」シャワシャワ

大食い「竜崎さん、ホントに髪奇麗だねーツヤッツヤだし肌もすごく白ーい」

龍子「あ、ありがと…結城さんも洗うの上手だね」シャーッ

大食い「美鈴でいいよー!」

龍子「えっと、美鈴…さん」キュッキュッ

大食い「さんもなしでいいよ!龍子ちゃん!」

龍子「…うん!美鈴!」クチュクチュ

文学少女「う、うふふっ…竜崎さんくすぐったいっ…くひひっ」

龍子「あっ、ごめんね!あと私も龍子でいいよ!」シャワシャワ

文学少女「う、うん…龍子ちゃん…!…うふふ」シャワシャワ

びい「私はびいって呼ばれてるからそう呼んでいいよー」シャッシャッ

生徒E「あー私も一応↓1って名前で」シャッシャッ

大食い「(天国…)」

龍子「な、なななな…?」

ななななな「なななが苗字でななが名前です、もし竜崎さんがよろしければななって呼んであんま深く突っ込まないで欲しいです」シャッシャッ

龍子「わ、わかった!ななも私のこと龍子って呼んで!」

ななななな「い、いえっ!私は敬愛を込めて竜崎さんって呼ばせてください」シャッシャッ

龍子「い、いいよ敬愛なんて!」

ななななな「そういう性なので…」シャッシャッ

龍子「…うん」

大食い「(しょーてんしそー)」

びい「次は逆まわりにしよー!」

ななななな「じゃあ私はびいさんですね」

文学少女「今度は私が洗ってあげるね…!龍子ちゃん!」

龍子「うん!じゃあ美鈴…美鈴?」

大食い「」ポカーン

文学少女「もうのぼせちゃったのかな…?」

びい「いやー、湯気だけじゃそんなに熱くないよー」

ななななな「おーい、まだ私の背中洗ってないですよねーサボる気ですかー」

↓1

龍子「…?」

龍子「(視線?)」

びい「とりあえず、一旦出て休ませてあげよー」

ななななな「まだお風呂入れてないのに…」

文学少女「…龍子ちゃん?」

龍子「…」

↓1

龍子「えっと…詩乃」

文学少女「な、なに?」

龍子「なんか、誰かに見られてるような気…しない…?」

文学少女「↓1」

文学少女「確かに………男湯の方から、少し見られてるような…」

龍子「男湯…」

ななななな「えっ、覗きっすか?」

文学少女「わ、わからない…龍子ちゃんもそんな気するの…?」

龍子「…うん」

びい「えーやだー」

ななななな「とにかく美鈴もこんな様子ですし、出ましょう」

ガラッ

びい「美鈴ちゃんだいじょうぶー?」

大食い「…ア」

ななななな「ひとまず大丈夫そうっすね」

龍子「…あの視線の正体…」

文学少女「の、覗かれてたのかな…?」

龍子「…確認してみないと、わからない…」

ななななな「でも私達が男湯見に行ったらそれこそ…っすよね」

↓1

大食い「…ギ…」

びい「美鈴ちゃん?」

大食い「した…ぎ……のぞ…なら…ぬす…」

ななななな「美鈴!何言ってるのかわかんないっすよ!」

大食い「下着を第一に確認しろーーーーーっ!!」ガバッ

文学少女「え、ええっ!?」

龍子「気がついたと思ったら急に何言って」

大食い「覗くような奴は下着も盗る!逆に盗られてなければ覗かれてない!安心!真っ先に確認しよ!」

ななななな「その理屈はおかしいでしょう」

大食い「特に気合い入れた下着つけてた人は注意して!」

龍子「いやいや///」

文学少女「そ、そんなこと///」

大食い「ええいっ!私が確認する!」

聖夜の下着品評会

龍子↓1

文学少女↓2

びい↓3

ななななな↓4

大食い「ふむふむ、真っ赤でなんとも大胆な下着ですが、何者かが触れた形跡はないですねぇ」

龍子「だ、大胆とか関係ないでしょっ!///」

大食い「いえいえ、今回は無事でしたがこういったものは惹きつけやすいですからね、本当に勝負を仕掛ける時だけにとどめるのがいいかと」

龍子「そんなんじゃないって!///いいでしょべつにっ!///」

文学少女「私のも大丈夫だったよ」

大食い「ほうほう、どれどれ…」

文学少女「えっ…」

大食い「なるほど、生地はコットン…布面積は大きく装飾も少なくとても健全で危険度は低そうに思えます…が」

大食い「相手が重度の変態だった場合はむしろ一番危険です、くまさんがとても可愛らしく余計に危険度を上げています」

文学少女「っっっ…////」

龍子「美鈴!やめてあげて!」

ななななな「やっぱ見たかっただけじゃないですか!」

大食い「ヤキモチ焼いちゃった?大丈夫!ななのいちごパンツがゴムゴムしてて一番可愛いよ!」

ななななな「う、うるせーーっっ!!/////」

びい「私のはー?」

大食い「言うことなしです、黒蝶のようなブラジャーはレースの模様の隙間から肌が覗く姿が容易に想像できます」

大食い「パンツは下腹部と御尻を攻めた角度になっており、前面と側面のレースのコントラストが非常に美しい」

びい「わーい!」

龍子「(美鈴…この娘、まさかこれほどとは…初日に気づくべきだった…)」

ななななな「こ、このっ…!お前も晒せえっっ!!」

大食い下着↓1

大食い「私のはじゃーん!しましま!」

ななななな「くっ…惜しげもなくっ…!」

大食い「女同士でしょー?何も恥ずかしがることないじゃん!もしかして意識しちゃってるー?」

龍子「意識してたのは美鈴でしょ!あんなに食いついてっ!」

大食い「危険意識を高めてたんだよ!」

びい「あれー?じゃあ、あの下着は美鈴ちゃんのじゃないの?」

大食い「え?どれ?」

びい「ほら、あの赤いの」

大食い「私のじゃないよ、龍子のでしょ?赤いの」

龍子「いや、私のはコレ、もう持ってるよ」

びい「違う人のかなー?」

文学少女「でも私達の他に誰もいなかったよね…」

ななななな「置き忘れじゃないですか」

大食い「…ハッ!そうかっ!誰かが龍子のとすり替えようとしたんだよ!」

文学少女「ええっ!?」

ななななな「そんなまさか…」

大食い「っていうか、龍子すでに間違えてるんじゃない!?あれとこれ!」

びい「本当にそうだったら大変だねー」

龍子「↓1」

龍子「確かにブラのカップがふた回り小さい」

龍子「!?」ゾクッ

龍子「(また視線!)」

大食い「やっぱり!危なかったー!」

文学少女「じゃあ…っていうことは…本当に誰かが…」ブルブル

ななななな「とっとりあえずみんな服着ましょう!」バッ

びい「龍子ちゃんも早く取り替えてー」

龍子「う、うん…!」

べとっ

龍子「…あれ、手…赤…」

龍子「……この下着…赤いんじゃなくて…」

龍子「血ついてる…」

大食い「嘘でしょ!?」

文学少女「」

ななななな「にっ逃げましょおおおおおっっっ!!」ダッ

びい「あ、ななちゃーん!」

龍子「↓1」

龍子「まだ下着見えてるよ!」

ななななな「言ってる場合ッッ!!ここにいたらヤバッッ!!みんなもッッ!!!」

びい「みんなもまだ着終わってないよー」

ななななな「いいからっっ!!!」

文学少女「…へ…血……へ…?」

大食い「血ってそんなことある!?趣味やばくない!?」

びい「美鈴ちゃんも詩乃ちゃんもびっくりしちゃってるし」

龍子「↓1」

龍子「とりあえず落ち着いてから出よう!」

ななななな「いやいやいやここで落ち着いてなんて」

びい「とにかく服着ようよー」

龍子「美鈴!」

大食い「な、なに?」

龍子「とにかく落ち着いて、服着て出よう」

大食い「そ、そっか!そうだね!」

ななななな「なななななんでこんなななななことにわたしたちはただ…」ガクガク

びい「うんうん、そうだねー」キセキセ

龍子「詩乃!」

文学少女「た、龍子ちゃん…手に…血…」

龍子「私は大丈夫だから!服着て出よう?」

文学少女「な、なんで下着…なんで血…」

龍子「(むう、かなり混乱してしまっている…どうしたものか)」

龍子「↓1」

コンマ4,9で幽霊来る

龍子「大丈夫!何かあっても私が守るから!」

文学少女「…」

文学少女「…龍子ちゃあぁん…」グスッ

龍子「ほら、手つかまって!」

ち……さ……

龍子「!」

龍子「(今のは…?)」

ななななな「うわああああっ!!」

龍子「!大丈夫!?」

びい「どうしよー、ななちゃんが完全にパニックになっちゃったよー」

ななななな「来るうううぅぅぅ!!きっと来るうううぅぅぅ!!」

大食い「力づくで運ぼう!びいちゃん足持って!」ガッ

びい「うーん!よいしょー」ガッ

龍子「さ!行こ!詩乃!」

文学少女「う、うん…!」

<テンジョウニッテンジョウニッ アバレナイデー

龍子「(…なんとか銭湯から出れた…外は紅に染まり始めているな)」

びい「あー、そろそろ門限かもー」

大食い「え!?もう!ホント早いじゃん!」

ななななな「いや!話変わるの早くないすか!なんなんすかあの血!?ていうかもう大丈夫だから下して!」

文学少女「何だったんだろう…あれ…」

龍子「↓1」

龍子「この世には不思議なことがあるんだよ(私含めて)」

文学少女「…そうだね…」

びい「じゃあ、私そろそろ帰るね、付き合ってくれてありがとー」

龍子「いいよ!また遊ぼうね!」

大食い「もう解散かーあんな事あってなんか締まらないなー」

ななななな「もう思い出したくもないです…」

大食い「あ!ねえ!びいちゃん家に遊びに行くってのはどう!?」

ななななな「それは図々しいってもんですよ」

大食い「だって、流石に門限早すぎるよー、家で遊ぶなら大丈夫でしょ?」

びい「↓1」

びい「365日24時間オールオッケー」

大食い「イエーイ!」

ななななな「ほんと調子いいんだから…」

文学少女「じゃ、じゃあもう少しだけよろしくね?」

びい「じゃあここからは龍子ちゃん線から吉野線に乗り換え~」

龍子「(びいちゃんの家か…ドキドキするな…)」

びいちゃん家↓1

びい「あれが私の家ー」

大食い「イエーイ!」

文学少女「奇麗なお家だね」

龍子「あれ?誰かいるよ?」

吉野兄「…」ポツーン

びい「あれはー」

吉野兄「!」

ななななな「あ、こっち見た」

吉野兄「↓1」

吉野兄「俺の前に沢山の美少女が見えるなんて、遂に幻覚が見えるようになったか…」

大食い「また変態!?」

びい「私のお兄ちゃんだよー」

吉野兄「日菜子…ああ、日菜子…馬鹿な兄のせいで日菜子まで帰れないんだ…」

龍子「あの、どうしたんですか?」

吉野兄「幻聴も聞こえる、妹を置いて楽園へ行ってしまうのか俺は…」

びい「どこかでかけるのー?」

ななななな「なーんだかまたややこしいことになりましたね…」

文学少女「ど、どうしよう…」

龍子「↓1」

龍子「正気に戻りなさい!喝!」

吉野兄「そ、そうだ!俺にはまだやるべきことがあるんだっ!」

吉野兄「くっ!まだ美少女の幻覚が晴れないっ!正気に戻れ!俺!」

大食い「びいちゃんのお兄ちゃんもヤバい人だね…」

びい「幻覚じゃないよー本物だよー」

吉野兄「ああ!俺は本物の美少女を見るんだ!鍵も必ず見つける!」

龍子「だから…私達は本物のびしょっ…幻覚じゃないですよ!」

ななななな「鍵って?」

びい「もしかしてなくしちゃったの?」

吉野兄「ああ、びい…お前が帰ってくる前に絶対に見つけ出すからな!」

文学少女「えっと…お父さんかお母さんはいないんですか?」

大食い「そういや…開けてもらえばいいじゃん、門限決めといて自分はいないとかないでしょ」

吉野兄「↓1」

吉野兄「今日結婚記念日でお楽しみ中みたいなんだ」

文学少女「結婚記念日…!素敵だなぁ…」

大食い「はあああああ?なにそれ!自分だけ出かけるって!」

吉野兄「いや、家にはいるよ多分」

ななななな「あー…」

びい「チャイム鳴らしても気づいてくれないなー」

大食い「じゃあまだ帰らなくて良くない!?」

びい「みんなと家で遊びたかったのになー」

大食い「私もびいちゃん家で遊びたい!」

吉野兄「というかいつまでいるんだ幻覚少女達よ、俺はもう大丈夫だ」

龍子「幻覚じゃないと言っているだろうっ!」

びい「私の友達だよー」

龍子「!」

吉野兄「えっ!日菜子!帰っていたのか!すまない!実は鍵をなくしてしまって…」

ななななな「またふりだしに…」

大食い「とにかくっ!どうにかしよ!」

↓1

大食い「とりあえずどこか食べに行こ!」

ななななな「なんでですか!」

大食い「開けてくれないならもう帰らなくていいじゃん!たまには遅くなってもいいでしょ!」

びい「じゃーそーするー」

文学少女「だ、大丈夫かなあ…」

大食い「大丈夫大丈夫!反抗期しちゃえー!」

吉野兄「じゃあ鍵見つけたらすぐ電話するからな!日菜子!みんなも日菜子をよろしく!」

大食い「おまかせ!」

びい「じゃあまた龍子ちゃん線に乗り換え~」

龍子「え!あ、うん!」

大食い「食べるとこでお願い!もう腹ペコ!」

文学少女「饅頭たくさん食べてたけど…」

大食い「別腹よ別腹!早く行こ!」

龍子「…もう美鈴が決めていいよ」

大食い「よーし!特急でいくよー!」

↓1

ななななな「ちょっとーどこまで行くんですかー!」

文学少女「もうお店いっぱい通り過ぎちゃったよ…?」

大食い「そんなのは各停がすること!私はグルメな特急だから!」

びい「グルメ特急~」

龍子「(…ん?ここは…)」

大食い「あ!ラーメン屋発見!」

どらごんらーめん

大将「…」

ガラガラッ

大将「はいらっしゃい」

びい「わーいいにおーい!」

大食い「私の鼻に間違いはないよ!」

大将「おう龍子、おかえり」

文学少女「えっ?」

龍子「た、ただいま…」

ななななな「な」

大食い「ええええええっっ!!」

文学少女「ここが龍子ちゃんのお家…!」

大食い「もーそうなら早く言ってよー!」

龍子「い、いやー、いつ言えばいいかって…」

びい「ご近所さんだったねー」

ななななな「いや、割と歩きましたけどね…」

大将「ラーメン五人前」

大食い「あれ、まだ注文してないですよ?」

龍子「あー、この店これだけだから」

大食い「えええっ!」

ななななな「こだわりのってことですかね?」

大食い「龍子なんか聞いてない?」

龍子「↓1」

龍子「長い修行の果てにたどり着いたのがこのシンプルイズベストなラーメンだから」

文学少女「龍子ちゃんのお父さんすごい…」

龍子「って言ってた」

大食い「ふーん、それでこれ一杯でやっていくってすごい自信だよね」

大将「…」

ななななな「言い方が上からみたいで失礼ですよ」

大食い「そう思ったから…まあ、食べればわかるし、いただきまーす」

びい「わたしもー」

ズズズッ

大食い「!!」

龍子「ど、どう?」

大食い「濃い旨味のスープが麺に

以下略

ななななな「ごちそうさまです」

大食い「ふー…満…足…」

文学少女「とっても美味しかったよ!龍子ちゃん!」

龍子「え…う、うん…だって、お父さん」

大将「…」

ななななな「な、なんかちょっと気まずいっすね…」

龍子「ごめんね、いつもああだから…」

大食い「ねえねえ!龍子の部屋見せてよ!」

ななななな「まーたすぐそうやって…」

龍子「いいよいいよ!こっちきて!」

びい「わーい」

大食い「うひょひょーい!」

文学少女「龍子ちゃんの部屋…」ドキドキ

龍子の部屋↓1

ガチャッ

龍子「ここが私の部屋!」

大食い「あ!これって話題のPS5!?」

文学少女「わぁ!本棚がたくさん…!」

びい「アニメのDVDだー、進研ゼミ高校デビュー?」

ななななな「ちょっ、勝手に探し回っちゃ…」

龍子「大丈夫だよ!」

大食い「本も全部漫画だ!」

龍子「全部ってわけじゃないけどね」

びい「龍子ちゃんすごーい」

大食い「なんか読んでいい?コレ↓1とか!」

龍子「メイドドラゴンの奮闘記ね、いいよ!」

大食い「やったー!」

びい「なにそれー」

龍子「ドラゴンがメイドになって大森家ってところで仕事する話だよ」

びい「へー」

龍子「(私もいずれ高校を卒業したら、メイドとして…)」

文学少女「龍子ちゃんアニメとか漫画が好きなんだね」

龍子「うん!面白いこと考えてるなーって」

ななななな「私、こういうのに疎くて…」

文学少女「じ、実は私も…」

龍子「そっかー」

龍子「(うーむ、部屋に招いてみたものの、どうしたものか…)」

龍子「↓1」

龍子「友達が自分の部屋に来たのは初めてで嬉しい」

びい「ほんとー?来てよかったー」

文学少女「友達…龍子ちゃんと、友達…!ふふふっ」

ななななな「私も竜崎さんのお宅に招いていただけて光栄です!」

大食い「これから何度でも漫画読みに来るよ!」

ななななな「ほんとに図々しい奴ですね」

大食い「じゃあ、今度私ん家にも来てよー!これでチャラでしょ」

龍子「いいの!?」

大食い「うん!あとななん家にも」

ななななな「なんで!?」

大食い「いいだしっぺだし、嫌なの」

ななななな「美鈴が図々しいから指摘しただけで…まあ、来るのは構わないですけど」

大食い「あと、びいちゃん家にも入れなかったし、ついでに藤原さん家にも、みんなでみんなの部屋いこー!」

びい「お家パーティーだー!」

文学少女「わ、私の部屋…そんなに面白いもの無いよ…」

大食い「だいじょーぶだいじょーぶ!」

龍子「(今日で友達もたくさんできたものだ…)」

びい「あ、メール、ドア開いたってー」

龍子「じゃあ、びいちゃんはここでさよならかあ」

大食い「えーみんなでゲームもしたかったのにー」

ななななな「もう美鈴も帰った方がいいんじゃないでしょうか」

文学少女「ばいばい、びいちゃん」

龍子「またねー」

大食い「もっと親に反抗していいよー!」

ななななな「わらってお別れしませんか!」

びい「あははー、今日はありがとー!」

ガチャッ

勇子「…ん?あれ、もうおかえり?」

龍子「あ、お母さん」

大食い「お邪魔してましたー」

文学少女「龍子ちゃんのお母さん…」

ななななな「お初お目にかかります、娘さんの友人をやらせていただいております南菜々七です」

勇子「(なな…な…?)あ、おーみんなも龍子の友達になってくれてありがとなー」

大食い「どういたしまして!」

びい「お母さんもありがとうございましたー」

ガラガラッ

ななななな「…びいさん帰っちゃいましたが、どうします?」

大食い「↓1」

大食い「とりあえずこの「崖武誤判は動かない」のOVAでも見ない?」

ななななな「勝手に取り出して…」

龍子「大丈夫、七も良かったら見ない?」

ななななな「ぜひ、ご一緒させていただきます!」

大食い「七も藤原さんもアニメとかあんまり見ないんでしょ?コレおすすめだよー!」

文学少女「漫画家の人のお話かあ」

TV<アナタハソノセイヘキユエニシヌッドアーズヘブン ナニッブラッディアンダーウェアガ

ななななな「…いろいろとすごい話でしたね」

文学少女「うん…!不思議な絵で何か引き込まれるよね…!」

龍子「わかる!もしよかったら本編もあるから…」

大食い「ねえ!金鉄あんじゃん!やろーよ!」

ななななな「薦めておいてすぐ別の事やりだすんですから…」

龍子「いいよ!やろやろ!」

<ツギコレー スコシハエンリョッテモノヲ ダイジョウブー

勇子「…ふふっ」

文学少女「あっもうこんな時間だ」

ななななな「外も暗くなってきてますし、そろそろ私達も帰りましょうか」

大食い「すごく楽しかったよー!今度びいちゃんも来れたら私ん家ねー!」

龍子「みんなありがとねー!ばいばーい!」

ガラガラッ

龍子「…」

大将「…」

龍子「…あっという間だったな…」

勇子「いやーよかったよかった、馴染めるか心配だったけど楽しそうでなによりだ!」ワシャワシャ

龍子「お、お母さん…頭をわしゃわしゃしないでくださいっ」

勇子「おおっ?思春期かー?このこのー!」ワシャワシャ

龍子「も、もうっ…お風呂入ってきますねっ」

勇子「もう私とも入りたくない時期かあー…」

龍子「…はーっ…」


ちゃぽん

龍子「(今日も色々あった、時間がとても長く感じたが、過ぎてみるとあっという間だった)」

龍子「ふー」

龍子「…」

考える龍子↓1

龍子「そういえば…あの老婆が作った菓子…」

龍子「…私も久しぶりに食べたいなあ…」

龍子「あの老婆も異世界から来たのだろうか…古い友人に教わったと言っていたが…」

龍子「銭湯でのことも、不可解なことばかりだ…」

龍子「血濡れの下着とあの気配…視線…よほどの変態ならば人がやったとも考えられる…」

龍子「どちらにしろ私は軽くひねれるから問題ないが、皆はとても危険な状況だった…なにごともなくてよかった…」

龍子「そろそろ上がるか」


龍子「ごちそうさまです」

勇子「はいおそまつさまー、で、今日も学校どうだった?」

龍子「はい、今日家に来た子の他にも2人友達ができて、その内の1人が昨日言った…………」


龍子「(…いつもはこの部屋に1人でいるのは当たり前だったが…)」

龍子「(昼が賑やかになるとその分、夜が寂しく感じるな…少しだけ)」

龍子「↓1しよう」

龍子「奴め、人に姿を見られていたが…あの後どうなったのだろうか…」

龍子「腐っても私の宿敵、流石に無事ではあると思うが…人共もあれを見てなにか影響はあっただろうか…」

龍子「…」スマホポチー

出回っている情報↓1

世間の反応↓2

龍子「な…」

龍子「住処までバれているのかっ!?」

龍子「それどこらかCMに出ているだとっ!?」

龍子「…人としてセレブ暮らし…ドラゴンとしても受け入れられている…」

龍子「お、おのれ…奴め、易々と姿を明かしおって…しかも自ら話題になろうとはっ…」

龍子「私は、騒ぎを起こさぬよう姿を変えてつつましく暮らしていたというのにっ…」

龍子「どうしたものか…」

↓1

龍子「知らんっ!あんな奴っ!もう寝るっ!」


チュン チュン


龍子「それではお母さん、いってきます」

勇子「おう!いってらっしゃい」

ガチャッ

龍子「お父さん、いってきます」

大将「おう……いってらっしゃい」

ガラガラッ

龍子「(今日も友達を増やすぞっ!)」

バス<プシュー

映研「あっ!竜崎さん!おはようございます!」

龍子「あ!…えーっと」

映研キャラ付け↓1

ごめん、呼び名つけてほしかったんだ
ブラコンの↓1

すまん、書き方が紛らしかった
ブラコン監督の↓1(名前)

龍子「青島さん!おはよう!」

映研「昨日はスタッフや役者の皆にあなたを紹介したかったんですが、すぐ帰っちゃったんですね」

龍子「あ、そうだったの?ごめんね、友達と遊びに行っちゃってて」

映研「いえ、私が事前に聞いておくべきでした、それで今日の放課後、顔出せますか?」

龍子「↓1」

龍子「OK」

映研「わかりました、それではよろしくお願いしますね」

バス<プシュー

龍子「ついたー」

ガラガラッ

大食い「あ!龍子!おっはー!」

龍子「おはよう美鈴!」

映研「それでは放課後にまた」

龍子「え、ああ、うん」

大食い「青島さんと話してたのー?」

龍子「うん、バスが一緒で」

大食い「えーなになにー?何話してたのー?」

龍子「それはー……あ!」

厨二女子「…」ポツン

龍子「おはよう鈴木さん!」

厨二女子「…ああ」

龍子「(…おとなしいな)」

大食い「まだ昨日の引きずってんのー?」

厨二女子「…」

大食い「まあいいやーそれで…あ!ねえ聞いた?今日隣にも転校生くるんだって!」

龍子「そうなの?奇遇だね」

大食い「それでさー!…」

龍子「えー!…」

厨二女子「(…ここでお喋りするのか…)」

キーンコーンカーンコーン

担任「おーし、席つけー」

龍子「ふう…」

文学少女「た、龍子ちゃん、おはよう」

龍子「おはよう詩乃!そういえばどうだった?」

文学少女「え、何が?」

龍子「進〇ゼミだよ!お母さんにちゃんと伝えられた?」

文学少女「↓1」

文学少女「伝えることができたけど、反対されちゃった…」

龍子「うーん…そうだ!今度、詩乃の家に遊びに行くときに私が詩乃のお母さんに掛け合うよ」

文学少女「そ、そこまでしてもらうのは悪いよ…やっぱり、授業もっと頑張るしかないんだと思う…」

龍子「そっかー…わかった!がんばってね!私も分からないとこがあったら教えるから!」

文学少女「ありがとう!」

キーンコーンカーンコーン

国語教師「今日はこの間のテストを返していきますよー」

ざわざわ…

龍子「テスト?」

文学少女「龍子ちゃんはまだ転校してきてなかった時のだよ」

生徒J「テストかあ…」

大食い「もしかして自信ないのー?」

生徒J「そういう美鈴はどうなの?」

生徒D「そういやこの間のテスト今日一気に返ってくるかもな」

ななななな「なにも全科目まとめてやんなくたってねえ」

生徒F「やべー、ぜってー赤点だー」

厨二女子「…」

龍子「(そんなに騒ぐことなのか)」

文学少女「だ、大丈夫かな…」

文学少女の成績↓1

キーンコーンカーンコーン

龍子「うん!どのテストもほとんど正解だし、この調子でやれば全然問題ないよ!」

文学少女「本当…?」

龍子「ただ…保健体育の点数が低いね…」

文学少女「うん…」

ボーイッシュ「体育のテストで分からないところがあったの?それなら陸上部に入るといいよ!」

龍子「いや、私じゃなくて詩乃が」

ボーイッシュ「そうかあ、何が分からなかったんだい?」

文学少女「えっと…[ケンゼンナセイショウネンキョウイクダヨ]ってところと…」

龍子「うーん…進〇ゼミになかったところだなあ…伊藤さんわかる?」

ボーイッシュ「え!?あ…あ、はは…僕…教えるのが下手で…講座で先生にもう一回聞いてみるといいよ!」

ボーイッシュ「じゃあ僕は購買部でお昼を買ってくるとしよう!じゃあね!あと陸上部に入りたくなったらいつでも言ってね!」ダダダダッ

文学少女「行っちゃった…」

龍子「じゃあ私達もお昼にしよっか」

文学少女「うん!」

龍子の昼食↓1

文学少女の昼食↓2

龍子「今日の弁当チャーシュー丼なんだ!」

文学少女「チャーシュー丼のお弁当…龍子ちゃんのお母さん凄いね…」

龍子「詩乃のは?」

文学少女「私のはしめさばだよ」パカッ

龍子「え…これ生…?」

文学少女「お酢で締めてあるよ」

龍子「いや…焼いてな…」

文学少女「大丈夫!ちゃんと冷やしてあるから!この入れ物すごいんだよ!」

龍子「う、うん…」

<キャー カワイー オヒルゴイッショシテイイデショウカ コッチミテー

龍子「ん?なんか騒がしいね」

ななななな「隣のクラスの転校生ですよ」

びい「B組授業中も賑やかだったよねー」

大食い「ちょっと見に行こうよ!」

ガラガラ

文学少女「わあ…凄い人だかり…」

ななななな「転校生…と言っても異常な注目ですよ…コレ…」

大食い「龍子んときもここまでじゃなかったのにね」

びい「特別な子が来たのかなー」

わーわー

ライバル「…!」

龍子「!!!」

龍子「(奴は…↓1)」


今回はこの辺で

龍子「(金剛院雲母…CMで見たのと同じ姿、間違いない…)」

ヤンデレ「あら、竜崎さん」

大食い「うわっ…」

龍子「あなたは…神木さん」

ななななな「りゅ、竜崎さん…あんまり関わったらまずいっすよ…」

ヤンデレ「…」ニコッ

ななななな「ひっ」

文学少女「」ガクガクブルブル

ヤンデレ「あなたも転校生が気になるの?」

龍子「…まあ、うん…」

びい「神木ちゃんも気になるのー?」

大食い「びいちゃんっ…!」

ヤンデレ「ええ…とっても…」クルッ

タッタッタッ

<ドラゴンッテホントー? シーエムミタヨー!

ななななな「も、戻ってった…?」

ヤンデレ「ねえ、金剛院さん」

ざわっ

大食い「は、話しかけた…」

しーん

ヤンデレ「竜崎さんって子があなたとお話したいって、あそこに」

龍子「…」

ライバル「下1」

ライバル「お久しぶり、また(胸が)育ったんじゃない?」

龍子「下1」

龍子「あんたは細くなったわね」

ライバル「わかる?日々トレーニングして絞ってるのよ、褒めてもらえて嬉しいわ」

龍子「私はさっきの嬉しくなかったけど」

ざわざわ

<キララチャントハナシテル アノコモテンコウセイダヨ フツクシイ

ヤンデレ「あら?知り合いだったんだ」

ライバル「ええ、この子は元居た場所で美りゅ」

龍子「ちょっとっ!」

ライバル「どうかしたかしら?」

龍子「貴様…姿も過去も何から何まで人に晒す気かっ」ヒソヒソ

ライバル「あら、あなたイメチェンしたのかと思ったら、今もその喋り方じゃない」

龍子「大きな声で言うなっ、人に合わせた口調にしているのだっ」ヒソヒソ

ライバル「どうして?あなたの喋り方はそれなんでしょう?」

龍子「それはいいだろうっ、それより貴様何を考えているんだっ、人に竜の姿を見せ、広めるとはっ」ヒソヒソ

ライバル「ごめんなさいね、聞かれたくない話なら一緒の時にゆっくりしましょう」

龍子「っっ…このっ…」

ライバル「それじゃあ、ごきげんよう」クルッ

タッタッタッ

<ナニハナシテタンデスカー オヒルナニタベルノー オトモサセテクダサイッ

ヤンデレ「じゃあね、竜崎さん…気が向いたら倶楽部来てね、C棟4階だからね」

龍子「…」

大食い「龍子ー大丈夫?あのヤンデレ…」

びい「龍子ちゃん転校生といっぱい話せていいなー」

龍子「↓1」

龍子「出来ればあまり会いたくなかったけどね」

大食い「ね!次来たら絶対に無視しようよ」

びい「人に会いたくない時もあるよねー」

文学少女「…」

龍子「…もういいや、お昼食べに行こ」

大食い「いこいこー!」

食べる場所↓1

龍子「そういえば七は?」

大食い「転校生についてってたよ」

龍子「…」

大食い「薄情だよねーあいつー」

龍子「(…一体何なんだ貴様は…また私のいる場所に割り込んで来て…かっさらうというのか…?)」

文学少女「龍子ちゃん…落ち込まないで…」

大食い「そうそう、いいってあんな奴ー」

びい「屋上とうちゃくー」

大食い「ひゃっほー!」

龍子「(空、青空、晴天…私の…)」

文学少女「あ」

屋上には↓1が

生徒会長「…!」

文学少女「生徒会長」

大食い「あー本当だー!」

びい「かわいいー」

龍子「生徒会長…あの子が…」

生徒会長「↓1」

生徒会長「君たちもここで昼食をかね?」

大食い「はい!会長も一緒に食べましょうよー!」

生徒会長「いいとも」

龍子「あの、初めまして、私竜崎龍子と言います」

生徒会長「ははは、そんなにかしこまらなくてもいい、生徒会長も普通の生徒と変わらないからね」

龍子「は、はい」

生徒会長「私は↓1ぜひともよろしく」

生徒会長「私は剣崎雪乃、ぜひともよろしく」

龍子「よろしくおねがいします」

大食い「それでそれでー?会長のお昼ご飯はー?めっちゃ高級なの食べてそー!」

生徒会長「気になるかね?」

生徒会長の昼食↓1

大食いの昼食↓2

びいの昼食↓3

びい「すごーい、学校で冷やしうどん食べるんだー」

大食い「風流だねー」

龍子「これも冷やしてあるんですか、詩乃と同じ入れ物だね」

文学少女「あ、本当…!」

生徒会長「藤原君はしめさばを…」

大食い「今すっごい和風に包まれてる!」

びい「私のはサンドイッチー」

生徒会長「洋風がきたね」

龍子「それってもしかしてびいちゃんの手作り?」

びい「うんー」

大食い「!少しちょうだい!」

びい「いいよー」

大食い「もぐもぐ!」パクパク

龍子「取りすぎじゃない?」

大食い「…サイッコ―です…」

びい「よかったー」

大食い「え、龍子のそれチャーシュー丼!?すごっ」

龍子「あ、あげないよ!」

大食い「まだ何も言ってないじゃん…まあいいや、びいちゃん私のもあげるね!」

ドンッ

文学少女「きゃっ」

生徒会長「これは…おにぎり…?」

龍子「ど、どこから出したの」

大食い「色んな具がまとめて入ってるんだよ!」

びい「すごーい!」

<ナニコレー オオアタリーニクダヨ

龍子「(…にぎやかだな…)」

文学少女「おいしいね龍子ちゃん!」

龍子「え?う、うん!」

龍子「(友達…)」

ななななな『金剛院さ~ん!』

ライバル『ごきげんよう』

龍子「(…奪われてなるものかっ…)」

生徒会長「竜崎君」

龍子「あっ、はい」

生徒会長「どうだい?この学校での生活は」

龍子「↓1」

龍子「なかなか個性的な子が多いですね」

生徒会長「そうかい?」

龍子「あの美鈴とびいちゃんも、がっついたりふわふわしてたり、転校してきてすぐもカップサイズ当てに来たり宇宙の真理聞いてきたり…」

龍子「そんな子が他にもいて、だから私も映画のヒロインになったり、50m走で競争してそれで陸上部に誘われたり…」

生徒会長「そういえば、凄い記録が出たんだってね」

龍子「知ってたんですか?」

文学少女「生徒会では学校で起こった色んなこと話し合ってるんだよ」

龍子「そうなんだ…」

生徒会長「はははは、本当にみんな色々考えて、色々やってるよ」

龍子「…あの、聞きたいことがあるんですけど」

生徒会長「なんだい?」

龍子「さっき言ったみたいに色々部活に誘われたんですけど、その中で殺人倶楽部っていうものにも誘われて…」

文学少女「あ…」

龍子「一体何なんですか?」

生徒会長「↓1」

生徒会長「噂では実際殺人には関与してないよ妄想癖がある人の集いさ、けど関わっちゃだめだよ」

龍子「わ、分かりました…」

龍子「(鈴木と同じ類だったのか)」

大食い「ふ~、食べた食べた~」

びい「ごちそうさまー」

龍子「もうあのおにぎり食べ終わったんだ…」

文学少女「まだ授業まで時間あるね」

休み時間↓1

びい「そうだー、みんなババ抜きしよー!」

大食い「お、やるやるぅ!」

龍子「トランプは持ってきていいんですか?」

生徒会長「この学校は遊具に関わらず校則は緩めだよ」

龍子「(まあ、鈴木のあのマントが許されるくらいだ、不思議ではないな)」

生徒会長「どれ、私もやっていいかね?」

びい「いいよー」

文学少女「か、会長と…!」

大食い「おー?会長もやっちゃいますー?言っときますけど私ババ抜き最強なんでー」

龍子「…ポーカーフェイスなら私も負けないよ!」

龍子「(今もやっているからな!)」

引く順番↓1

大食い「はい、配り終ーわりっ」

龍子「(ここからはみんなわからんぞ…)」

文学少女「もう4枚になっちゃった」

びい「わー」

生徒会長「幸先がいいね」

大食い「うっそ、一枚も捨てられないし!?」

生徒会長「では、竜崎君から藤原君のカードを引いていこう」

文学少女「…」ドキドキ

龍子「(うーむ…詩乃はジョーカーを持っているのか…いや、いつもこんな感じだからなぁ…)」

大食い「はやくー、最初なんだからそんな気にしなくても回ってくってー!」

龍子「うるさいなあ」ヒョイッ

文学少女「!」ビクッ

大食い「どうどう?」ニヤニヤ

龍子「(ジョーカーではなかったか)」

文学少女「えへへ…龍子ちゃんに引かれちゃった…」

生徒会長「揃いはしなかったみたいだが…」

大食い「次は会長が龍子から引く番ですよ~」ニヤニヤ

生徒会長「ふーむ」

龍子「(ジョーカーは持ってないが…どうしようか)」

↓1

龍子「(一応持っているかのような表情をしておくか)」

龍子「(といっても、伝わるかはわからんが)」

生徒会長「…」

龍子「!」

生徒会長「…」

龍子「!!」

龍子「(あ…この娘がジョーカーをもっていたら滑稽だなこれ)」

大食い「もー!だから最初から熱戦繰り広げなくていいってー!」

びい「あははー」

生徒会長「これにしようか」ヒョイッ

龍子「…」シュン

生徒会長「揃ったね」パサッ

大食い「じゃあ安心して引けるね」

びい「でも最初から会長が持ってたかもー」

大食い「ないない、龍子は演技と見せかけて本当に持ってるパターンだし」

生徒会長「さあ、どうぞ」

びい「わーどれにしようかなー」

大食い「早く引かせてー」

龍子「(まあ…意味はあったのか…な?)」

龍子「(とにかく今は回るのを見ておくしかないか)」

一抜け↓1コンマ

龍子1,2
生徒会長3,4
びい5,6
大食い7,8
文学少女9,0

パサッ パサッ

びい「あ!やったー、揃ったー」パサッ

生徒会長「おお、一抜けは吉野君か」

大食い「えーっ!びいちゃんなんで上がるの!私10枚のままなのに!」

生徒会長「圧倒的に多いな…」

文学少女「ここから逆転もできるよ…!」

大食い「そう言って私から引くのは藤原さんじゃーん!」

龍子「(美鈴以外は全員残り3枚…次に引くのは詩乃だが)」

文学少女「ほ、本当にたくさんだね…」スッ

大食い「っっ!っっ!ああっ!!」グッ グッ

文学少女「え、えぇ…?」ヒョイッ

大食い「ッッ!!!」

文学少女「…」

龍子「(あれはジョーカーも美鈴が持っているか…?)」

龍子「(今、詩乃が引いた可能性もあるが、10枚の中から引けるか…)」

文学少女「はい!龍子ちゃん!」

龍子「…なんか嬉しそうだね」

文学少女「え?そんなことないよ」

龍子「(わからん…ええいままよ!)」ヒョイッ

↓1コンマ奇数で揃う偶数で揃わない

龍子「(お、Kが揃った)」パサッ

大食い「もーどんどん減ってくー」

びい「会長の番!」

生徒会長「もう二択かあ」

龍子「(私が持っているのは3,4だけだが…まだ持ってる振りをするか…?)」

↓1

龍子「どっちにしますか?」

生徒会長「うーん、どっちにしようか…」

龍子「会長が引いたら私あと1枚です」

生徒会長「そうだね」

龍子「もしそれがジョーカーだったらどんなに詩乃から引いても上がれないんですよ」

生徒会長「なるほど…」

大食い「龍子そういうのいいから!そんな駆け引き意味ないから!持ってないのバレバレだから!」

龍子「(会長に仕掛けているはずなのになにかと美鈴が釣られてくれるな…)」

生徒会長「結城君が早くしてほしいようだから、こっちにしておこう」ヒョイッ

龍子「(取られたのは3か、残った4がどうなるか)」

びい「揃わなかったねー」

大食い「良いご身分だねびいちゃん」

生徒会長「では結城君、どれを…」

大食い「変わりませんよ、これだけあれば絶対どれか揃いますし」ヒョイッ

びい「揃わなかったねー」

大食い「…嘘でしょ…」

龍子「(今、美鈴が引いたのはさっき会長が私から引いた3だな…)」

二抜け↓1コンマ

龍子1,2,3
生徒会長4,5,6
大食い7
文学少女8,9,0

文学少女「じゃ、じゃあ引くね…?」

大食い「!こいこいこいこいこいこいこいこい」

文学少女「」ヒョイッ

大食い「うわあっ!…もー」

文学少女「…ごめんね…」

龍子「(ジョーカーじゃなかったんだな)」

文学少女「えっと、はい龍子ちゃん」

龍子「(一応、美鈴が演技をしているとして詩乃がジョーカーを持っていたとしたら、今美鈴から引いたのを引くのが安全だな)」

龍子「(いずれにせよ私にできるのは4を引けるのを待つだけ)」ヒョイッ

龍子「ん!揃った」パサッ

文学少女「龍子ちゃんおめでとう!」

大食い「ふーっ…」バタッ

生徒会長「残り3人かあ」

びい「龍子ちゃんいらっしゃーい」

龍子「どれどれ」

龍子「(やはりジョーカーを持っていたのは美鈴だったか…)

三抜け↓1コンマ

生徒会長1,2,3,4
大食い5,6
文学少女7,8,9,0

パサッ パサッ

大食い「ああ…いま手がすごく軽い」ヒョイッ

生徒会長「これで上がり、もっと早くいけると思っていたんだがね」

文学少女「あわわ…残っちゃった…」

龍子「残り3枚と美鈴がジョーカー」

びい「がんばれー」

大食い「もうここまで残っちゃったらもう二択にしよ!これがジョーカーだからね!これ以外ちゃっちゃと揃えて二枚にしよ!」

文学少女「え…」

生徒会長「おっと」

びい「おー」

龍子「…」

龍子「(美鈴…お前は…)」

↓1

悪知恵の働くヤツ

素直なやつ

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