竜娘「永遠に一緒です」男「・・・」(14)

男(母さん、そして今は亡き父さん・・・親不孝な俺を許してください)

男(ちょっと泳げるからって川で遊んで溺れるなんて変な死に方でごめんなさい・・・)

男(・・・でも・・・でもね・・・)

竜人1「・・・・・・」

竜人2「・・・・・・・・・」

竜人3~・・・「・・・・・・・・・・・・」

男「ここどう見ても天国でも地獄でもないんですけどーー!?」

~館?~

竜人1「お客人!どうなされた!落ち着かれよ!」

男「落ち着けって無理です!?ここどこなんです!?というか俺どうなるんです!?」

竜人2「黄泉がえりによる一時的な混乱症状か?」

男「黄泉がえ・・・り?」

竜人1「とりあえず、詳しい話は王の御前にて・・・王が直々にあなた様にお会いしたいのだそうだ」

男「言ってることが一つもわけわかんないよおおおお!」

~竜王の間~

竜人1「王よ。先ほどの客人を連れてまいりました」

?「あー・・・あぁ」

男(いやいやいやいや!?ドラゴンなんですけど!?どう見ても伝説って感じのドラゴンなんですけど!?)

竜王「助けたっていうから見に来てみたら・・・おめぇ人間か」

男「たす・・・?」

竜王「人間がここに来るなんて900年ぶりくらいだな」

男「あ、あの・・・助けたっていうのは・・・」

竜王「ん?あぁ・・・この姿はお前らにはちょっと刺激が強すぎたか」

ボフフフン

竜王「ほれ、これなら話しやすいか?一応お前らに近い格好になってやったが」

男(もうわけがわかんない・・・)

竜王「お前らはもう下がっていいぞ。お勤めご苦労さん」

竜人1,2「はっ」

竜王「さて、人間。お前名前はなんていうんだ?」

男「お、男です」

竜王「男ね。男、おめぇに一つお願いがあってなぁ」

男「へ?お願い?」

竜王「そ。命の代償に比べりゃ安すぎるお願いだ」

男「命の・・・代償?」

竜王「まぁそうだよな、誰だって死んだらそこで終わり。記憶になんか残ってるわけねぇわな」

男「えっと・・・」

竜王「おめぇはつい今さっき死んで生き返ったばっかなの」

男「死」

竜王「水ん中で上も下もわからず、息もできないのは苦しかったろ?おぼえてねーか」

男「あ、あの・・・じゃあなんで俺は今ここに・・・」

竜王「そうそう、そこなんだよ大事なのは!」

竜王「まぁここにいるってことは誰かがお前を黄泉がえらせたってのは言わなくてもわかるよな?」

男「あ、ありがとうございます・・・」

竜王「あぁ、言っとくけど俺じゃないぞ?俺基本的にはこの場所からうごかねーから。一応王だし」

男(こんだけ偉そうにいってるのに違うのかよ!)

竜王「まぁ死を覆すなんてそれなりに重ってぇ枷を背負わなきゃできねぇことだけどな」

男「あの、それで俺を助けてくれたのは・・・」

竜王「俺の娘だよ」

男「・・・娘さん?」

竜王「あぁ・・・なんだその顔は?」

男(父親がこれってことは・・・娘も・・・)

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

竜娘?「私が助けたんだから、私が食べてもいいよねぇええええ!」

男「うわあぁああぁあああ!!??殺されるううううう!??」

男「・・・!」ガタガタガタガタ

竜王「・・・何を考えてんだかわかんねーがお前が思ってるようなことにはならねぇぞ」

男「・・・ほ、ほんとですか?」

竜王「おめぇ、命の恩人をなんだと思ってんだ。俺の娘だぞ」

男(その娘の父親が人を一口で食いそうなドラゴンだからでしょうが!)

竜王「まぁいいや、とりあえず呼ぶからおめぇも礼の一つくらい言えよ。話はそれからだ」

男「・・・はい」

シャリンシャリンシャリン・・・

竜人「姫様をお連れしました」

竜王「ん、ご苦労さん」

男「・・・」

竜王「男、こいつが竜娘。俺の娘でおめぇの命の恩人だ」

竜娘「・・・」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

竜王「ん?」

男「全っ然にてない!!」

竜王「あぁ?まぁどっちかっていうと母親似だからなこいつは」

男(普通にかわいい女の子じゃん!ドラゴンじゃないじゃん!)

竜王「ちなみにこいつはこれが本来の姿。俺みたいに竜の姿がほんとの姿じゃないぞ。残念だったな」

男「いえ、むしろありがたいです」

竜王「あん?」

竜娘「あの、父上様。お話というのは・・・」

竜王「あぁ、そうだったそうだった。そのために呼んだんだった。忘ってた」

竜王「さて、男。お前にこいつのお願いを一つ聞いてもらいたいんだな」

男「えっと・・・お願いってのは?」

竜王「さぁ?本人に聞いてみろよ」

男「竜娘・・・ちゃん?お願いってのは?」

竜娘「・・・それは」


竜娘「私に・・・人間の世界のことを教えていただきたいのです」

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