純子「巽さんが私のキノコを・・・」【ゾンビランドサガ】 (31)

巽「うまいうまい」モグモグ

純子「巽さん・・・何食べてるんですか?」

巽「何って、キノコに決まっとるやろがい!」

純子「キノコ?」

巽「おう、お前から生えたキノコじゃい!」

純子「え!?」

純子「私のキノコって・・・なんでそんなもの食べてるんですか!」

巽「なんかもったいなかったから」

純子「勿体ないって・・・毒でもあったら・・・」

巽「まぁ結果的になかったんじゃ、結果オーライ!」

純子「もう・・・」

巽「それに、お前の体から生えたキノコがまずいわけなかろーが!」

純子「えっ・・・」キュン

巽「・・・・・」モグモグ

純子(よくよくかんがえたら、私のキノコ・・・体の一部が巽さんの中に・・・)

純子(はうう・・・なんか変な感じ///)ビクンビクン

純子「あ、あの・・・」

巽「んー?」モグモグ

純子「た、巽さんさえよろしければ・・・またキノコを・・・」

巽「そうじゃ!これを純子が育てたキノコとして売りに出す!」

純子「へ?」

巽「純子キノコ・・・佐賀の新名物になるかもしれん!」

巽「これはヒット間違いなしじゃあああああああああああ!!!!!」

純子「た、巽さんの・・・」

巽「お?」






純子「巽さんのばかああああああああああああああ!!!!!」

バキィ!

巽「ぐはっ!?」バタッ

~その夜 風呂場~

純子「まったく巽さんったら・・・」

純子「少しはやられる側の身にもなってください!」

純子「このお湯に巽さんの体が・・・」

純子「・・・・・」ゴクリ

純子「大丈夫、これはあくまで水浴び・・・」

純子「その過程でお湯が口に入っても仕方ありませんよね!」

純子「それでは、いただきます」ジュルリ





愛「純子?何してるの?」

純子「!?」ビクッ

純子「ああああああ愛さん!?寝てたんじゃ・・・」

愛「いや、足跡がしたから起きちゃって・・・純子こそ何してるの?」

愛「しかも風呂場で」

純子「え、えっとその・・・」アセアセ

愛「まぁいいや、アイツにバレたら面倒だからさ、戻ろう」ガシ

ズルズル・・・


純子「あ、ああ~」

~翌日の夜 下駄箱~

ガタッ

純子「・・・・・」キョロキョロ


純子「よし、今度は誰もいない・・・」ゴソゴソ

純子「これが・・・巽さんの靴・・・」

純子「大丈夫・・・これはあくまで確認」

純子「靴に穴が開いてないか確認するだけなんだから・・・」

スンスン

純子(ああ、これが巽さんの足の臭い・・・)クンカクンカ





リリィ「純子ちゃん?何してるの?」

純子「!?」ビクン

純子「み、星川さん・・・どうして・・・」

リリィ「おトイレに起きたら純子ちゃんが見えたから・・・夜の散歩?」

純子「え、ええ・・・そのつもりだったんですけど眠くなったんでやめます、さぁ、部屋に戻りましょう」

リリィ「う、うん・・・」



純子「・・・はぁ」

純子「み、星川さん・・・どうして・・・」

リリィ「おトイレに起きたら純子ちゃんが見えたから・・・夜の散歩?」

純子「え、ええ・・・そのつもりだったんですけど眠くなったんでやめます、さぁ、部屋に戻りましょう」

リリィ「う、うん・・・」



純子「・・・はぁ」

~後日、仕事先~

リリィ「あ、リリィ車の中に髪飾り忘れてきちゃった」

純子「じゃあ私が取ってきますよ」

リリィ「ホント?ありがとー!」

純子「巽さん、鍵を」

巽「おう」ポイ

純子「じゃあ行ってきますね」


タタタ・・・


愛「・・・・・」

~車内~

純子「えっと・・・星川さんの髪飾りは・・・これですね」

純子「・・・・・」


純子「ここが、巽さんの座ってたシート・・・」

純子「巽さんの、お尻が・・・」クンカクンカ






純子「はぁん・・・」ハァハァ

サキ「純子?何しとーと?」

純子「!?」

純子「に、二階堂さん・・・」

サキ「いや来んのおせーからよー、迎えに来た」

純子「ちょ、ちょっと手間取ってしまって・・・今見つけたんですよ」

サキ「そっか、じゃあ戻ろーぜ」

純子「は、はい・・・」




サキ(なんかおかしーな・・・)

~その夜、寝室~

サキ「なぁ、最近純子奴おかしくね?」

リリィ「確かに・・・」

愛「・・・・・」

さくら「そうなん?私全然気付かんかった・・・」

たえ「あー」

ゆうぎり「そういえばわっちもこの間・・・」

~先日、巽の部屋~

純子「はぁはぁ・・・巽さんのコート・・・」


ゆうぎり「純子はん?」

純子「ひっ!」

ゆうぎり「どうして幸太郎はんのコートを着てるでありんすか?」

純子「さ、寒かったので!」

ゆうぎり(はて、ゾンビって寒いの平気だったような・・・)


ゆうぎり「ってな事が・・・」

サキ「そりゃ重症だな」

リリィ「純子ちゃんどこかおかしくなっちゃったの・・・?」

さくら「あれ?そういや純子ちゃん遅いね」

愛「アイツに話があるって部屋で待ってるみたいだけど」

さくら「私ちょっと見てくる!」タタタ・・・

愛「あ、ちょっ・・・」



愛「大丈夫かな・・・」

~巽の部屋~

純子「こ、これが・・・」

純子「巽さんの・・・パ、パンツ・・・」ドキドキ

純子「それでは、いただきます」スウウ・・・


クンカクンカ


純子「はあああああああああああん///」ビクンビクン


さくら「じゅ、純子ちゃん!?」

純子「!?」

純子「さ、さくらさん・・・どうして・・・」

さくら「純子ちゃん、それ幸太郎さんの・・・」

純子「あ、えっと・・・」


さくら「そんな・・・純子ちゃんが不純子ちゃんになってしもた!」

純子「不純子!?」

さくら「不純子やん!アイドルなのにパンツの臭い嗅いでハァハァしとるなんて!」

純子「違うんですこれは・・・巽さんが私のキノコ食べるから仕返ししたくて・・・」

純子「そもそも私達はゾンビ!本能のまま行動してしまうのは仕方ないんです!」

さくら「開き直りよった!?」


ガチャ


巽「お前ら人の部屋でなに言い争ってるんじゃーい!」

純さく「「あ・・・」」

純子「誰のせいだと思ってるんですか・・・」

巽「まぁええ、喜べ純子、お前のキノコ、近くの道の駅で売ってもらえることになった」

純子「へ?」

巽「名付けて4号キノコ!佐賀の新たら新名物じゃあああああああああああ!!!!!」

純子「やめてください!」バキィ!

巽「ぐはぁ!」バタ






さくら「そもそも幸太郎さんが美味しいっていっても、ゾンビから生えたキノコなんて人に食べさせられないんじゃ・・・」

巽「うっ・・・」

~後日~

純子「まったく、巽さんったら・・・」

純子「よし、ようやくできました・・・」

純子「巽さんの入ったお湯に、巽さんのパンツに靴、そして・・・」

純子「私のキノコでダシをとった特製スープ・・・」ジュルリ

純子「ああ、匂いだけでイってしまいそうです・・・」ビクンビクン

純子「それでは、いただきま・・・」

ドカーン!

たえ「うあああああああああああああああ・・・」

純子「え?」

たえ「うがー」ゴクゴクプハー

純子「あっ・・・」


さくら「やっぱり不純子ちゃんだったと!どやんすぅ!」


~おわり~

これで終わりです

幸さくが良い感じになりつつある中、純子にも頑張ってほしいな・・・と思っている次第です

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