ルビりあ
高校2年設定
完結済み、次から
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12月11日23:58
理亞「電話……こんな時間にだれ?」
理亞「……黒澤ルビィ?」
理亞「もしもし?」
ルビィ『あ、理亞ちゃん? 夜遅くにごめんね。寝てた?』
理亞「別に。まだ起きてた」
ルビィ『そっかぁ、よかったぁー』
理亞「それで、何の用?」
ルビィ『えぇとね。、聖良さんに悪いかな、って思ったんだけどね』
理亞「姉さまに?」
ルビィ『うん。ほら、聖良さん今、大学で県外にいるでしょ? だから「ピピピピピピ!」あっ』
おい乱立するな
>>3
すいません、自分で立てれなくて、代行スレにお願いしたのですが、複数の方が立ててくれたみたいです……
>>4
あと、html化依頼スレに、代行して下さった方が、
『スレ立て時に「ERROR!」メッセージが頻発し
スレが重複したので先に立ったスレ一つを残しHTML化をお願いします。』
と残して下さっているので、お許し下さい
理亞「ルビィ、何か鳴って『理亞ちゃん!』
理亞「な、なに?」
ルビィ『お誕生日、おめでとうございます!』
理亞「え? あ、うん。――ありがとう///」
理亞「……このために電話したの?」
ルビィ『うん! 理亞ちゃんに、一番最初に"おめでとう"って言いたかったんだ』エヘヘ
理亞「――――っ!!」
ルビィ『理亞ちゃん?』
ルビィ『どうしたの? 大丈夫?』
理亞「大丈夫、何でもない! ただ、その……」
ルビィ『?』
理亞「――友達にこうやってお祝いしてもらったの初めてだから、その、どうすれば良いか分らなくて……///」
ルビィ『そうなの?』
理亞「だって去年、ルビィたちとライブするまで、『ブブブブブ!』あ、」
理亞「なんか通知来た」
ルビィ『あ、きっと善子ちゃんたちじゃないかな? ちゃんとお祝いしなきゃって言ってたし』
理亞「そうなの? あ、また来た」
ルビィ『ルビィのことは気にしないで、見て来ていいよ?』
理亞「えぇと……ごめん。なら切る」
ルビィ『うん。おやすみなさい。理亞ちゃん』
理亞「おやすみ」ガチャ
理亞「ルビィは善子たちからだって言ってたけど……」
理亞「姉さまからも」
理亞「うそ、他にも来てる……!」
花丸:こんばんは。
理亞ちゃん、お誕生日おめでとうございます。
今年も理亞ちゃんにとって、よい一年でありますように。
おやすみなさい
善子:はぁい、リトルデーモン。今日は貴方の生誕祭ね。
堕天使であるこのヨハネが、貴方を祝福するわ。
今宵はその身に捧げられる祝詞に酔いしれるといいわ
Good night!
理亞「よい一年って、花丸は年賀状みたい」
理亞「善子の言ってることは、相変わらず難しいし」
理亞「ていうか、グループあるんだから、わざわざ個別で送ってこなくってもいいのに……」
理亞「――ふふっ♪ 返信しないと」
理亞「よかった、姉さまからも来てた」
理亞「えぇと……」
聖良:理亞、お誕生日おめでとうございます。
伝えたいことは沢山あるのですが、もう遅い時間ですので、今はこれで。
よければ、あとで電話をかけさせて下さい。
起きた後で構わないので、都合のいい時間を教えて貰えると嬉しいです。
それでは理亞、改めておめでとう。おやすみなさい
理亞「――姉さま、ありがとう」
理亞「えと、時間は……ううん、もし姉さまが寝てたら悪いし、言う通り朝になったら連絡しよう」
理亞「他には――――あっ」
理亞「……どうしよう?」
理亞「もしもし、ルビィ? 今、大丈夫?」
ルビィ『理亞ちゃん? うん、ルビィは大丈夫だけど、どうしたの?』
理亞「実は、――――」
ルビィ『ええと、学校の友達からおめでとうって来たけど、何て返事すればいいか分らない、ってことだよね?』
理亞「そう。ルビィの言う通りで合ってる」
ルビィ『花丸ちゃんと善子ちゃんには返信したんだよね?』
理亞「それは、した」
ルビィ『じゃあ二人にしたみたいで、いいんじゃないかな?』
理亞「でも、だって、そんな、二人みたいに仲良くないし……」
ルビィ『そうなの?』
理亞「うん。――さっきも言ったけど、去年、ルビィ達とライブするまで学校でもほとんど一人だったから……」
ルビィ『あ、そっか……ごめんね』
理亞「いい、気にしない」
ルビィ『でもね、理亞ちゃん。わざわざ誕生日の夜に連絡してくれてるってことは、その友達は、理亞ちゃんともっと仲良くなりたいんじゃないかな?』
理亞「ほんとに?」
ルビィ『うん。――だって自分から声をかけるのって、すっごく勇気いるんだもん』
ルビィ『あの時のルビィだって、そうだったから』
理亞「あの時?」
ルビィ『理亞ちゃん!』
ルビィ『――がんばるって決めたら』
理亞「……絶対負けないんだ」
ルビィ『いっしょにがんばってきた』
理亞「絶対負けないんだ」
ルビィ『うん! だから理亞ちゃん、大丈夫』
理亞「……ルビィ――」
ルビィ『それに、今日は理亞ちゃんの誕生日でしょ? だから、きっと良いことあるよ』
理亞「……なにそれ」
ルビィ『だって、ルビィの時、すっごくいいことあったもん!』
理亞「そうなの?」
ルビィ『そうなの!』
ルビィ『花丸ちゃんと善子ちゃんがね、千歌ちゃんたちと、放課後にパーティーを開いてくれたの。お姉ちゃんに、果南ちゃんや鞠莉ちゃんも連絡くれてね』
ルビィ『それにね、理亞ちゃんが"おめでとう"って言ってくれた』
ルビィ『ルビィ、すっごく嬉しかったんだ』
理亞「―――――!!」
ルビィ『だからね、ルビィね、理亞ちゃんに、えと、えぇと……「ルビィ!」
理亞「私も! ……私も、ルビィが電話くれて、嬉しかった」
理亞「おめでとうって言ってくれて、嬉しかった!」
理亞「ありがとう」
ルビィ『……どういたしまして』エヘヘ
理亞「だから、私もがんばる。この後、返事してみる」
ルビィ『うん!』
ルビィ『あ、でも、この後に返事するのは止めた方がいいんじゃないかな?』
理亞「えっ? なんで、」
ルビィ『理亞ちゃん、時計見て』
理亞「時計? ……あ、もうこんな時間」
ルビィ『さすがにみんな寝ちゃってると思うし、ルビィたちもそろそろ寝ないと』
理亞「うん、そうする」
ルビィ『おやすみなさい、理亞ちゃん。誕生日おめでとう!』
理亞「おやすみ、ルビィ。ありがとう!」
――
――――
――――――
理亞「もしもし、姉さま? 今日学校で、誕生日プレゼント貰った!」
おわり
お読み頂きありがとうございました
理亞ちゃん、誕生日本当におめでとう!
投稿1日遅れてごめんなさい
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