果南「Aqoursのラジオ!」善子「スクールアイドル放送局」 (47)

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ちかまる
千歌「Aqoursがお届けするラジオ」花丸「スクールアイドル放送局ズラ」 - SSまとめ速報
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ぷっ ぷっ ぷっ ぽーん

果南「こんばんは!始まりました。Aqoursのスクールアイドル放送局。今回パーソナリティを務めさて頂きます。Aqoursの松浦果南です」

善子「フッフッフッ…全国のリトルデーモン達へ捧げる。堕天の力を」

果南「善子かぁ~」

善子「善子じゃなくてヨハネ!何よ?不満なの?」

果南「不満じゃないけどさ。最後まで無事放送出来るかなぁ」

善子「フッ、心配は無用。こう見えても生配信には自信があるの」

果南「私達未成年だから生放送じゃないけどね。一旦CMです」

果南「はい。改めてこんばんは。Aqoursの松浦果南です」

善子「ふふっ、天界より舞い降りし堕天使。フォーリンエンジェル堕天使ヨハネ…」

果南「フォーリンエンジェル堕天使ヨハネって…堕天使堕天使って事?何回堕天使って言うの?」

善子「うっ…」

果南「あんまり勢いで喋ると後で後悔する事になるよ?」

善子「う、うるさいわね!そんな事言って実は経験談なんじゃないの?」

果南「あ~…どうだろ?特に身に覚えはないなぁ。善子はあるでしょ?」

善子「……ないわよ」

果南「そっかぁ。どんな事したの?」

善子「だからないってば」

果南「ふ~ん。まあ、いいや。そう言う事にしておこう」

善子「だから!」

果南「ふふっ。善子は反応が良いよね。喋ってると楽しいよ」

善子「そ、そう?」

果南「うん。楽しいよ。善子は楽しくない?」

善子「そんな事はないけど」

果南「そっか。良かった。で、楽しいと言えば昨日梨子と二人でお出掛けしたらしいね?」

善子「え?なんでそれを?」

果南「千歌が梨子と遊ぼうと思って連絡したら善子と出掛けるって断られたんだって」

善子「そ、そうなの?」

果南「うん。二人でどこに行ったの?」

善子「本屋…的な?」

果南「的な?」

善子「う、うん。本屋」

果南「本屋だったら千歌も一緒に連れて行ってあげれば良かったのに。私のとこに来て愚痴ってたよ」

善子「へ~、そうなの。タイミングが悪かったのかしら?でも、結果一緒に居たんでしょ?」

果南「うん。千歌と曜とルビィとマルも」

善子「ルビィとズラ丸も?」

果南「なんかマルが私に読ませたい本があるって来てたんだよ。ルビィはその付き添い」

善子「へ~。そうなの」

果南「なんて言ったかな?イシグロ…イシグロ…」

善子「カズオ・イシグロ?」

果南「それだ!」

善子「へ~もう読んだの?」

果南「10ページだけね」

善子「10ページ?」

果南「昨日の今日だからね。最初はちょっとずつでも良いんだよってマルも言ってたしさ」

善子「まあ」

果南「って言うか善子も詳しいんだね?」

善子「え?ま、まあ…常識っていうか?」

果南「堕天使なのにね」

善子「やかましい」

果南「さて。ここら辺でコーナーにいこうか」

善子「ふっ、始める?」

果南「うん。これは…善子の持ち込み企画だね。堕天体験談のコーナー。このコーナーではリスナーの皆さんが堕天した時のエピソードを披露して貰うコーナーです」

善子「ふっ。ちなみにヨハネの堕天した理由は神に嫉妬されたから。ゴットジェラシー」

果南「またいい加減な英語を…。え~それじゃ、さっそく。ラジオネーム、ザンギエフさん。仕事終わりの帰り道。いつも通り女子校の前を通りエンジェル達を眺めて俺の気持ちは昇天。近所のおばさんに見つかり事態が一転。警察が来て俺はシャバから堕天」

善子「なにこれ?」

果南「堕天エピソード」

善子「捕まったって事?」

果南「捕まってたらお便り出せないでしょ?」

善子「じゃあ…ネタメール?」

果南「かな?」

善子「思ってたのと違う…」

果南「どんなのが来ると思ってたの?」

善子「ちゃんとした堕天エピソードが…」

果南「ちゃんとした堕天エピソードってのがよく分からないけど…」

善子「ふっ。これもまた定め…」

果南「それでなんでも解決出来るから良いよね。次行こう」

善子「次」

果南「ラジオネーム、筋肉エゴサーチさん。俺の堕天エピソード。彼女居ない歴34年の俺にやっと出来た歳下の彼女。尽くして尽くして気がつけば浮気をされてた。彼女に自分と浮気相手とどっちが大切か聞いたら俺はまさかの4番目。本命の彼氏から4番目の男に俺は堕天した去年の秋の話。ここまで来ると最早笑えてくる」

善子「あちゃ…」

果南「これは…可哀想だね」

善子「4番目ってね。なんと言って良いか…」

果南「まあ…ラジオのネタに出来るくらいだし。もう自分の中で処理できてるのかもしれないけど」



善子「やっと出来た彼女に浮気されてちゃ


善子「そんなことより一緒に髪切らない?」

果南「え?いきなりですか?」

善子はテーブルのペン立てからハサミを取り出し、果南のポニテを真ん中辺りでつかみ、そこにハサミを入れようとする。

善子「行くよっ!」

果南「>>11

ID:8Q9ADCUFO
消えろゴミ

果南「されてちゃ?」

善子「もうネタにでもした方が気が楽なんじゃない?」

果南「まあね。流石、善子!経験者は語るってやつかな?」

善子「二股なんてかけられた事ないし」

果南「いや、うん。それは分かってるよ。って言うか彼氏いた事ないでしょ?」

善子「うっ…当然でしょ!我は堕天使ヨ…」

果南「うん。良いけどさ。まあ、私も居た事ないから善子の事は言えないんだけどさ」

善子「え?一度も?」

果南「うん。一度も。なんで?」

善子「いや…ないんだと思って」

果南「まあね。これでも一応アイドルだしね。スクールアイドルだから」

善子「ふ~ん。まあ、そうか」

果南「彼氏欲しいな~とかそう言うのはあるの?」

善子「は?」

果南「え?そんなおかしな事聞いた?」

善子「いや…ある訳ないじゃない。ふっ、堕天使は…」

果南「便利で良いね、それ」

善子「便利とか言うな!」

果南「さっ、次。ラジオネーム、トリトプスさん。初めて彼女と夏祭りデートをする事になった中学一年の八月。勇気を振り絞って手を繋ぐ事に成功。けど、緊張のあまり手が汗でびっしょりで気持ち悪いって思われてないかと心配していると彼女がとっさに手を引っ込める」

善子「あぁ…」

果南「やっぱり気持ち悪いと思われてしまったのかと思っていると向こうからクラスメイトが。その時だけ僕は恋人から友達に堕天した」

善子「付き合ってるって思われたくないって事?」

果南「違うでしょ。まだ中学一年生で付き合ったりしてるのとかバレるのが恥ずかしいから咄嗟に言い訳したとかじゃないの?」

善子「なるほど」

果南「なんか甘酸っぱい感じが出てていいね。最早堕天ってなだっけって感じだけどね」

善子「本当よ。私が求めてた物とは全然違う」

果南「あはは。まあ、だろうね」

善子「だろうねってなによ」

果南「さあ、ここで一曲紹介しようか」

善子「え~っと…青春の輝き」

果南「はい。ただ今お聞き頂いた曲はカーペンターズで青春の輝きでした。私達が青春を語るのはまだ早いんだろうけど」

善子「うん」

果南「小学校の前とかを久しぶりに通ると昔この校庭でドッジボールしたな~とか。ドロケイして遊んだなって懐かしく思えてなんだか切なくなっちゃったりするんだよね」

善子「まあ、分かるけど。ケイドロじゃなくて?」

果南「ドロケイでしょ?」

善子「いや、ケイドロよ。ドロケイって何よ?」

果南「私の周りじゃドロケイだったんだよ。なんだったら千歌とか曜に聞いてみな?」

善子「曜は沼津だから」

果南「でも千歌と一緒に私と遊んでたからね」

善子「くっ…私だってズラ丸が…ズラ丸とケイドロをやった記憶がない…って言うかそもそも私って外でそんなに…」

果南「ああ、そうなんだ。善子はインドアタイプだもんね~。私なんてずっと外を駆け回ってたけど」

善子「どんな事してたのよ?」

果南「だから…ドロケイだとかドッヂボール。川に飛び込んだり虫捕りしたり…一通りやったかな?」

善子「一通りが分からないんだけど。思いっきり野生児だったって事ね」

果南「まあ、田舎の子供なんてそんなもんでしょ?」


善子「まあね」

果南「善子は何してた?」

善子「子供の頃?」

果南「うん」

善子「え~っと…そうね。ゲームとか?」

果南「おおっ!まさに現代っ子って感じ」

善子「世代で言えば同世代だけどね」

果南「ゲームってどんなゲームやるの?」

善子「どんな?何でもやるけど。やった事ない?」

果南「全く無い訳ではないけど。そんなにないかなぁ」

善子「ふ~ん」

果南「って言うか天界にもゲームあるんだね」

善子「は?」

果南「だって善子は昔天界に居たんでしょ?いつの時点で堕天したのかは知らないけど」

善子「いや…それは…」

果南「それは?」

善子「だから…堕天してからゲームを」

果南「堕天使もゲームやるんだ」

善子「えっと…やるわよ!逆にどうして堕天使がゲームをやっちゃいけないのよ?」

果南「うん。まあ…たしかに。あはは、これは形勢逆転だ」

善子「なんなのよ」

果南「いや~、善子との会話を楽しんでるだけだよ」

善子「人をからかって遊ぶんじゃないわよ」

果南「あはは。ごめん、ごめん」

善子「別にいいけど。最近、ズラ丸だけじゃなくてルビィまで私の事をイジろうとするのよね」

果南「みたいだね、良かったじゃん。ルビィがイジるなんてよっぽど親しみやすいんだよ。善子は」

善子「良くないわよ!」

果南「え~、そうかな?そこは善子の良い所なんだと思うよ?まあ、本人が嫌って言うなら私が間違ってるのかも知らないけど」

善子「べ、別に嫌とは言ってないけど」

果南「でも、本当にそこが善子の良い所なんだよ。善子が居る事で場が和むって言うかさ」

善子「ま、まあ…そう言う事にしといてあげるわよ」

果南「うん。そう言う事にしておきなって」

果南「さて、ここら辺でお便り読もうか?」

善子「さっき読んだじゃない」

果南「さっきのは堕天のコーナーでしょ?これはAqoursに対するお便りのコーナー。前回も千歌とマルの時もやってると思うよ」

善子「ふ~ん。このラジオってフリートーク時間短くない?」

果南「あ~、たしかに。言われてみればそうかも」

善子「まあ、お便りがいっぱい届いてるのは喜ばしい事なんだろうけど」

果南「でしょ?」

善子「うん」

果南「よし。じゃあ、行こう!」

善子「はい」

果南「ふふっ。じゃあ、善子頼むよ」

善子「私が読むの?ラジオネーム、たぬきち。僕は千歌ちゃんの大ファンです。どうにか千歌ちゃんと仲良くなりた。けど、どうしよう梨子ちゃんと曜ちゃんが邪魔をする。こんな時あの二人は妙に仲が良いよね。これが女の連帯感と言う物なのか…果南先生!千歌ちゃんとの付き合い方を教えて下さい!」

果南「私に聞かれても困るんだけど。って言うか勝手にあの三人の仲を複雑な感じにしないで欲しいんだけど」

善子「いつ邪魔されたのよ?いつ!まるであの二人が居なければ千歌と付き合えるみたいな…」

果南「そうだねぇ。まっ、もし本当に千歌と付き合いたいなら私を倒してからにしなっ!」

善子「どの立場なのよ」

果南「へへ、なんてね」

善子「じゃあ次行くけど?」

果南「どうぞ」

善子「ラジオネーム、ラミラミ。えっと…果南ちゃんはお祖父さんと二人で民宿をやってるんだっけ?」

果南「いや、民宿はやってないし。ダイビングショップはお父さんがやってるし…どこ情報なの?」

善子「お祖父さんと二人じゃ色々と大変でしょ?若い男の手が欲しくない?」

果南「いや~…」

善子「職歴無し、恋人無し、友達無し、住込みは可。こんな俺だけどどう?」

果南「もし本当にやる気があるんだったら履歴書用意して面接に来てください。採用するかどうかはお父さんが決めると思うけど。あと、勿論ダイビングの知識は必要なので」

善子「そんな事言って本当に面接に来るかもよ?」

果南「別にそれ自体は自由だから」

善子「そう」

果南「その時は真面目にお願いします。そっか~そう言えば昔あったよね。そんなドラマが」

善子「は?何が?」

果南「ほら?お祖父さんと二人で民宿をってさ。何を間違えてるのかなって思ったけど。昔あったんだよ、そう言うドラマが。まあ、私も再放送で見たんだけどさ」

善子「へ~。全く知らない」

果南「面白いから今度見てみなよ」

善子「機会があったら」

果南「じゃあ、次。私が読むよ。ラジオネーム、サマン…え~、ごめんなさい、サマンササマン。善子ちゃん!こないだネットで善子ちゃんの配信を見たよ?」

善子「え?」

果南「おじさん、ネットの事はあんまり詳しくないけどさ。まあ、ユーチューバーだか2ちゃんねらーだかよく知らないけど頑張ってね!PS.いつでも善子ちゃんの事見てるからね」

善子「怖っ…」

果南「配信ってね?」

善子「いや…ほら?リトルデーモン達に」

果南「ああ…なるほど」

善子「そう言う事」

果南「いや、でも今のお便りはちょっと怖いね。ネタなんだろうけどさ」

善子「ね…あの話知ってる?」

果南「あの話?」

善子「有名な都市伝説なんだけど」

果南「うん」

善子「アイドルをやってるとファンからプレゼントを貰う事もあると思うんだけど」

果南「私も後輩の子から貰った事があるよ。ファンだって」

善子「それはまあ…同じ学校の子だからあれだけど。あの…ファンって言っても全然知らない人から貰ったりするのよ」

果南「うん」

善子「で、誕生日にファンからDVDをプレゼントされたんだって」

果南「DVD?」

善子「そう、DVD。で、そのアイドルの友達が誕生日会を開いてくれて、その時に例のDVDの話になって。じゃあ、見てみようって」

果南「うん」

善子「DVDを見る事になったの。で、再生したらDVDをくれたファンの男が部屋で踊ってる映像だったのよ」

果南「う、うん。斬新なプレゼントだね」

善子「それを見て皆んな気持ち悪いね~とか言って笑ってたんだけどプレゼントを貰った本人の顔が青ざめてて震えてるの。流石に周りの皆んなも気がついてどうしたの?って聞くと…」

果南「聞くと?」

善子「この男が踊ってる部屋…私の部屋なんだけど…。男が踊り終えてカメラから外れるとそこにはベットの上で寝ているその子の姿が…」

果南「そ、そ、それって…忍び込んだって事?」

善子「うん」

果南「なんでこのタイミングでその話をするの?」

善子「いや、思い出したから」

果南「絶対にダメだよ」

善子「自分で言ってあれなんだけど…」

果南「何?」

善子「怖い…」

果南「だから言ってるのに」

善子「え?果南は怖くないの?」

果南「まあ…平気だけど?」

善子「あれ?怖い系の話ダメかと思ったけど」

果南「何?わたしを怖がらせようとしたの?」

善子「こう言う実は人間が一番怖い系の話は大丈夫なんだ」

果南「まあ、別に。なんでも大丈夫だけどね。私は」

善子「へぇ。そうなの」

果南「何?何か言いたそうだけど?」

善子「いや…」

果南「まあ、良いけど。次いくよ」

善子「どうぞ」

果南「ラジオネーム、かよはれ。全国お米ニュースのじかんです」

善子「お米ニュースって何よ。勝手にコーナー作って…」

果南「朝食に白米を食べる派が多い県を調査した所岩手県が一番だと言う事が判明しました。ちなみに静岡県は29位と意外と順位が低いとの事です。Aqoursの皆さん、もっとお米を食べましょう!お米を食べる事で活力が湧いてくるので!」

善子「取り敢えずこの人のお米に対する熱意は感じたわ」

果南「そうだね。善子は朝はご飯は?」

善子「私はパンだけど?」

果南「ふ~ん」

善子「果南はご飯でしょ?」

果南「え?そう見える?」

善子「うん」

果南「まあ、ご飯が多いけどパンの時もあるよ?」

善子「ふ~ん。私の勝手なイメージだけど」

果南「うん」

善子「リリーは多分パン派なのよ。後、鞠莉も」

果南「そう?」

善子「なんとなくね。黒澤家は多分ご飯。ズラ丸の家もご飯。千歌の家も旅館だしご飯かな?」

果南「曜は?」

善子「曜はパンね!ほら!曜は朝寝坊してパンをくわえて学校に来るのが似合いそう」

果南「ん~そう?そのイメージは私は千歌がピッタリだと思うけど」



善子「ん~…そうね」

果南「まあ、現実的な話をするとパンをくわえながら登校する女子高生なんていないんだろうけどさ」

善子「それは分からないわよ」

果南「いや~居ないだろうねぇ」

善子「だって…世界は広いし」

果南「存在するかなぁ」

善子「存在するわよ。絶対に」

果南「そっか」

善子「え?」

果南「確かに居るかもいれないね。絶対に居ないなんて否定は出来ないもんね」

善子「そ、そうよ」

果南「うん。居ると良いね」

善子「そうね」

果南「でさ、ご飯の話で思い出したんだけど」

善子「うん」

果南「お刺身。お刺身をご飯のおかずとして食べるのがおかしいって人が結構居るらしいんだよね」

善子「あ~」

果南「え?善子もそっち派?」

善子「いや…普通にありだとは思うけど」

果南「でしょ?ナシ派の言ってる事が全然理解出来ないんだよね。気持ち悪いんだって。生魚でご飯を食べるのが。じゃあ、お寿司はどうなんだって思うんだけどね」

善子「寿司は酢飯だし」

果南「だとしてもなぁ。やっぱり普段から刺身を食べる機会が多いから疑問に思わないのかな?大阪の人がお好み焼きでご飯を食べるって言うのと同じ理屈?」

善子「あ~そうかも。それ分かり易いわね」

果南「まっ、育った環境って言うのは結構重要だしね」

善子「そうね。ラジオネーム、パラッパヒップホッパー。東京生まれヒップホッパー育ち悪そうな奴だいたい友達の俺が」

果南「俺が?リスナーの話?」

善子「俺が数ヶ月前に秋葉原の某書店にて資料を物色している際に某人気スクールアイドルAqoursのS内R子さんを目撃しました」

果南「殆ど言っちゃってるけどね」

善子「こんな場所にあの梨Kちゃんが居るわけもないし見間違いかなと思ったけどどう考えても本物。梨子ちゃん、結構な趣味をお持ちのようで。ファンになりました、応援してます」

果南「本当かな?だって東京でしょ?」

善子「ピアノの発表会があるって行ってたじゃない。その時じゃない?」

果南「あ~そうか。それにしても、梨子も本好きなんだね。昨日も善子と本屋に行ったんだもんね?」

善子「そうね」

果南「マルと話があうんじゃないの?もしかして」

善子「いや~それはどうかな?」

果南「え?なんで?」

善子「本って言っても色々あるし」

果南「あ~、そうだね。梨子は何が好きなのかな?ミステリー?」

善子「違うわね」

果南「恋愛系?」

善子「ん~……あながち間違いでは…」

果南「ふ~ん、そっか。じゃあ、マルと話が合うと思うんだけどね」

善子「それが不思議と合わないの…不思議とね」

果南「ふ~ん。そこら辺私は分からないや」

善子「多分ずっと分からないと思う」

果南「ずっと?」

善子「まあ、リリーは…」

果南「って言う気になってたんだけどそのリリーは…何?なんでリリーなの?」

善子「堕天したから?」

果南「え?え?堕天すると梨子はリリーになるの?」

善子「うん」

果南「リリーって百合でしょ?」

善子「百合?」

果南「え?そっから取ったんじゃないの?」

善子「さあ?」

果南「善子が付けたんでしょ?」

善子「付けたとかじゃなくて堕天したから」

果南「そこら辺の設定がよく分からないなぁ」

善子「設定とか言うんじゃないわよ」

果南「あっ、ごめん。そうだったね」

善子「全く」

果南「じゃあさ、私が堕天したら?」

善子「カリー?」

果南「そんなスパイシーな…」

善子「ピッタリじゃない」

果南「鞠莉ならそのままマリーだ?」

善子「うん、まあ」

果南「ルビィやダイヤはそのままでもいけそうだなぁ。マルが一番難しそう」

善子「ズラ丸はダメよ」

善子「寺に住んでるし聖歌歌うし」

果南「天敵じゃん」

善子「別に天敵ではないわよ」

果南「ふ~ん。そこら辺は本当によく分からないや。さっ、今日最後のお便り。ラジオネーム、ピッピ。おいっ!聞いたぞ?Aqoursに堕天使が居るんだって?大変じゃないか?今すぐ退治しなきゃ」

善子「え?退治?」

果南「おいっ!堕天使ナントカ!これからニンニク食って十字架と聖水持って沼津行くから首を洗って待ってろよ?」

善子「いや、それドラキュラ」

果南「あっ、そっか」

善子「そうよ。違う」

果南「あっ!あれだっけ?額にお札を貼ると…」

善子「それキョンシーでしょ!全然違う」

果南「井戸から出てくる」

善子「貞子!それは貞子!」

果南「あはははは。善子は何でも出てくるね。結構頭の回転速いよね」

善子「くだらない事で頭を使わせないでよね」

果南「あははは。そっか。さて、ここら辺で曲を紹介しよう」


善子「えっと…HAPPY PARTY TRAIN。それから、SKY JOURNEY」

果南「二曲連続でお聞きください」

果南「はい。ただ今お聞き頂いた曲はHAPPY PARTY TRAIN、SKY JOURNEYでした」

善子「さあ、そろそろお別れの時間みたいだけど」

果南「そうだね。どうだった?初めてのラジオは?」

善子「うむ、我が眷属、リトルデーモン達よ。今宵の宴はどうだったか?我はとても満足出来たぞ」

果南「はい。善子はとても楽しかったみたいです」

善子「ヨハネ」

果南「はい。次はおっ!珍しい組合わせだね」

善子「おおっ!リトルデーモン4号とリリー」

果南「それから鞠莉だね」

善子「ふっ、そして…次回。ついに天界からの刺客が…」

果南「アニメじゃないんだから。そんな次回予告はいらないよ。刺客なんて来ないし。さっ、そろそろお別れの時間となってしまいました。パーソナリティを務めさせて頂きましたリトルデーモン8号こと、松浦果南と」

善子「ふふっ、全国のリトルデーモン達よ。堕天の力を…」

果南「津島善子でした」

善子「ヨハネ」

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