苗木「ダンガンロンパ?」 (6)

苗木「そろそろ文化祭だね」

桑田「そうだなーもうそんな時期だなー」

葉隠「今年の俺たちって何するんだべ?」

大和田「まだ決まってないな」

山田「しかし如何せんやる気が出ませんしなあ」

石丸「馬鹿者!僕らは希望ヶ峰学園の生徒だぞ!1人の生徒として全力で…

桑田「はいはい、生徒会長さんは真面目なことで」

不二咲「皆ダラダラしてやる気が…なんとかしてよ十神君!」

十神「なぜオレに頼む!このオレが文化祭に興じる時間などないことは知っているだろう!」

不二咲「十神君なら僕たち如き支配してクラスを優勝に導くことくらい簡単でしょう?だって十神君は『超高校級の御曹司』なんだから!」

十神「…」ピクッ

十神「不二咲…このオレをその気にさせたこと後悔するがいい!血反吐を吐くだけでは済まんぞ!」

不二咲「(チョロいなぁ…)」

十神「おい貴様ら!シャンとしろ!そんなことでは優勝なぞできんぞ!」

葉隠「いや優勝してもなんも景品もないしやる気でないべ…」

大和田「そうだぜ、もし優勝すればお前がバイクでも買ってくれるって言うなら頑張るかもな、なんて冗談…

十神「くれてやる」

大和田「え?」

十神「もし優勝することができれば物だけではない!お前らが望むことを叶えてやろう!」

桑田「おいおい!それはマジ…

舞園「それはある特定の男性とお付き合いすることも!?」

十神「そうだ」

セレス「特定の男性を私のナイトにすることも!?」

十神「問題ない」

霧切「特定の人と婚姻関係を結ぶことは!?」

十神「ノープロブレムだ」

戦刃「(私は苗木君と一緒にお弁当食べたいなあ)」

十神「よし!やる気が出たこと結構!おい腐川!」

腐川「はい!白夜様!」窓から現れる

桑田「ここ四階だぞ…」

十神「腐川、お前今執筆中の話があっただろう、見せろ」

腐川「しかし白夜さま!あれはまだ全然…

十神「いいから見せろ」

腐川「は、はいぃ!不束者ですが…!」紙を渡す

葉隠「意味違うべ…」

苗木「どれどれタイトルは…」


苗木「ダンガンロンパ?」


・二番煎じ感

・誤字脱字多め

・キャラ崩壊

・ダンガンロンパにわか勢

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内容大体読みました

苗木「結構殺伐としてるね…」

大和田「登場人物半分死ぬじゃねぇか…」

山田「それに長すぎだべ、これを劇でやると何日もかかりそうだべ」

江ノ島「えー!でも面白そうじゃん!人バンバン死ぬし!」

戦刃「えー…そこなの盾子ちゃん…」

霧切「でも推理小説的な要素もあって面白そうよ、裁判形式なのも珍しいわ」

大神「なるほど…これならば全員が分け隔てなく出番ができるというわけか」

朝比奈「それでも長すぎだよさくらちゃん、これじゃお客さん疲れて眠っちゃうよ」

大神「むむ…そうか…」

桑田「それに劇で分岐ルートがあるなんて聞いたことねえぞ、ギャルゲーじゃあるまいし」

江ノ島「呼んだ?」

桑田「ギャルに反応すんじゃねえ!」

不二咲「それだよ桑田君!」

桑田「?」

不二咲「いっそのことゲームを作ろうよ皆!」

山田「ゲームとは…随分話が飛躍しましたな…それにいいんですかな?文化祭の出し物としてゲームとは」

苗木「映像部門もあるみたいだしゲームもセーフなんじゃない?」

大和田「それにゲームだと不二咲の才能も活かせるしな!」

石丸「僕もそれに同意だ!劇以上の内容を押し込むには最適だ!」

朝比奈「意外、てっきり石丸なら『ゲームなぞ不健全だ!』って言うと思った」

大和田「前に逆○裁判貸してやったらゲームには前向きの姿勢になった」

朝比奈「…」

セレス「皆さん、そんなどうでもいいことよりまず決めるべきことがあるのでは?」

葉隠「あぁ、主人公…



セレス「まずは作品の華、『ヒロイン』を決めることが不可欠では?」





議題 ヒロインは誰にすべきか

桑田「はー?そんなことかよセレス、そんなもん話すまでもないだろ」


桑田「どう考えてもヒロインは『超高校級のアイドル』舞園ちゃんだろ!」


山田「確かに桑田殿の意見は至極真っ当ですな、舞園殿を最大限に活かすのであればそれが適切でしょうな」

桑田「だろ!?だったら…」

山田「しかしそれは違いますぞ桑田殿!」クワッ

桑田「何が違うんだよブーデ!」

山田「確かにただのお話なら舞園殿が一番でしょうが今回の話はコロシアイが含まれている!」

桑田「なっ…!だからなんだよ!」

山田「適任の舞園殿をヒロインに置き最後まで殺されないのは意外性がないのでは?」

桑田「馬鹿野郎!そんなもんいらねえんだよ!普通に頭からケツまで舞園ちゃんが出てくれる方が客も喜ぶだろ!」

十神「確かに舞園をヒロインにするのは安直すぎるな、二流どころか三流だ」

桑田「おい十神!テメェ!」

朝比奈「でも確かに舞園ちゃんが死なないのは意外性ないかなー」

桑田「朝比奈…このサイコ野郎!」

朝比奈「馬鹿!そういう意味で言ったんじゃないよ!」

ガヤガヤガヤガヤ

葉隠「何見せられてるんだべ…」

大神「我に任せよ」

大神「桑田よ」

桑田「なんだよ!お前も舞園ちゃんがヒロインなのに反対か!?」

大神「確かに気持ちはわかる、しかしだ桑田よ、舞園をヒロインに置くことが一番だと言えるのか?」

桑田「だから何回も言ってんだろ!それが一番…

大神「聞き方を変えよう」

大神「舞園はヒロインに置かねば目立たない、そんなチャチな人物か?」

桑田「…!」

大神「フフッ、わかってくれたか桑田よ」

桑田「確かに舞園ちゃんならヒロインじゃなくても大いに目立つ!ま!舞園ちゃんが出てる話でヒロインする奴は気の毒だな!」

舞園「(私が発言する前に私がヒロインをする可能性を摘まれた…)」

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