唐突に書きたくなったカラオケネタを投下
・おそらく短い。でも書きたかったんだ!
・時間軸的には平和な学園生活
・2のキャラの口調は不慣れ
・更新不定期(わりかしガチで)
・スレタイで作者の過去作をなんとなく察してくれる人はありがとうございます
注意書なんてこんなもんだよね?
スタートでございますよ
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【体育館】
仁「えー、今から君たちにはカラオケ大会に参加してもらいます!」
突如行われた全校集会。そこで学園長はマイクを通してそんなことを言った。
葉隠「は? どういうことだべ?」
ソニア「カラオケというのは前から興味がありました! わくわくが止まりませんね!」
左右田「ソニアさんが乗り気だ!?」
狛枝「ははっ! 学園長も面白いレクリエーションを用意してくれたね!」
日向「なんでお前らはそんなにも乗り気なんだよ……?」
霧切「何を考えてるのあの人は……」
それぞれ思い思いの反応を示す。
だが学園長はたいして気にした様子もなくあっはっはと笑ってみせた。
仁「そう深く考えなくてもいい。これは狛枝君の言う通り、レクリエーションなのだ」
仁「皆と親睦を深め、よりよい学園生活を送ってほしくてな」
九頭竜「んなこと言われてもなぁ……」
十神「くだらんな」
苗木「二人ともそんなきっぱり言わなくても……」
仁「細かいルール説明は別の人物に任せてある。せいいっぱい楽しんでくれ」
そうして舞台上から去る学園長と入れ替わるように現れたのはなにやら奇抜なカラーリングのぬいぐるみが二体。
ウサミ「はいはーい! 皆さん注目でちゅー!」
モノクマ「がおー! 逆らう奴は食べちゃうぞー!」
ウサミ「暴力沙汰はダメでちゅよ!?」
しかもそのぬいぐるみたちはいきなり人語を話し出すじゃないか。さすがにこれには俺も驚きを隠せない。
豚神「ぬいぐるみが喋っているだと……? どういうことだ!? 説明しろ日向!!」
日向「いや俺に聞かれても」
不二咲「あれはモノクマとウサミだよ……僕と左右田君で開発したんだ」
左右田「少し前に学園長に頼まれてな。しっかしまさかこのためだったとは……」
超高校級のプログラマーに超高校級のメカニック。
確かにこいつらが揃えばあんなものは容易く作れてしまうだろう。
ウサミ「ではではさっそくルール説明でちゅよ!」
朝日奈「ちなみに私たちに拒否権は……?」
モノクマ「ねぇよ!」
澪田「ないんだ!?」
【希望ヶ峰学園主催 カラオケ大会ルール説明】
・77期生、78期生の合計32人が参加
・ただし時間の都合上8人ずつの4班に分かれてもらう(その際はくじ引きで決める)
・選曲、点数は不二咲千尋・左右田和一の開発した特製カラオケマシーンで判定(つまり安価・コンマ)
・優勝者四名には誰でもいいので好きな相手一名を選んでもらい、次の土曜日に好きな場所へデートに行ってもらう!
ウサミ「というわけでちゅ!」
辺古山「なるほど、わからん」
七海「……ねみぃ」
十神「そもそも最後の項目はなんだ……」
舞園「好きな相手とデート、ですか……」
戦刃「私、頑張る」シュッシュッ
江ノ島「残姉? カラオケを頑張るのに何ゆえシャドーボクシング?」
ウサミ「ほわわ!? さっそくやる気ないでちゅ!」
むしろこんなルールでやる気を出す奴がいたら見てみたいくらいだ。
狛枝「でもまぁ、拒否権はないみたいだしやるしかないみたいだね」
花村「だからなんでそんなにやる気なのさ……」
モノクマ「じゃあこれくじ引きの箱だからちゃっちゃと引いちゃってー」
くじ引き中……
第一班 苗木・石丸・狛枝・霧切・罪木・終里・朝日奈
第二班 田中・大和田・豚神・江ノ島・腐川・辺古山・澪田
第三班 葉隠・日向・花村・九頭竜・大神・舞園・西園寺
第四班 不二咲・山田・桑田・弐大・七海・小泉・戦刃
まだやってない組
十神・セレス・左右田・ソニア
十神「ふむ……」
成り行きとは言え、やるからには勝たねばならない。
なのでこの場合、舞園のいる第三班は避けたいところだな……。
モノクマ「あとは君たちだけだね? よし! さっさと引いちゃってよ!」
セレス「仕方ありませんわね……」
ソニア「了解ですわ!」
左右田「エンジン全開やるしかねぇ!!」
十神「ふん……」
何故かやる気満々のソニア・左右田に続き仕方なくその箱に手を入れる俺とセレス。
そうして四人がそれぞれくじを掴むと、一斉に手を引き抜いた。
↓2
コンマが24以下で第一班・49以下で第二班・74以下で第三班・99以下で第四班に十神が振り分けられます
他の三人は作者が適当に当てはめ、以降は十神が振り分けられた班の視点で続きます
こんな感じに進みます
あくまで作者的にはもう片方のスレをメインに更新していきますのでこちらは遅めですが、よろしければお付き合いください
十神「四班……」
山田「やや! 最後の一人は十神白夜殿ですか!」
不二咲「よ、よろしくねぇ」
桑田「普段バカにされてっけど、今日こそミュージシャン志望の底力見せてやるよ!」
七海「……ねみぃ」
小泉「ほ、ほら千秋ちゃん! 立ったまま寝ないの!」
弐大「クソじゃあぁぁぁぁぁ!!」
戦刃「……トイレはあっち」
…………なんともフリーダムな班に振り分けられたものだ。
だが舞園はいないしこれなら優勝はほぼ確実か……?
□■□■□
以降第四班視点で話は進みます
どうやらこのカラオケ大会は三巡するまで続き、その合計点数で勝負するとのことだ。
で、選曲や採点はすべてこの機械に任せるらしいが……。
桑田「っつーかよ、まず誰がやるよ?」
十神「山田、行け」
山田「えっ!?」
どんな造りなのかはわからんが、まずは山田を生け贄にして様子を探るのが得策だろう。
開発者の不二咲もあのぬいぐるみに釘を刺されたのか、詳しいことは言わないしな。
小泉「なに驚いてるの! 男子でしょ!」
山田「いや……この場合男子も女子も関係ないと思いますが……」
そんなことを言いながらも素直にリモコンのような機械を操作し、機械を作動させる。
するとディスプレイが暗転し、やがて第一曲目が表示された。
↓2
山田は何を歌う?
1君と約束した優しいあの場所まで
2コネクト
3その他曲名どうぞ
作者はあまり一般の音楽には疎いのでよろしければ自由安価はじゃんじゃん使用してください
【君と約束した優しいあの場所まで】
山田「おうふっ! スタートボタンを押しただけなのに気づいたら選曲が終わってましたぞ!」
戦刃「……ランダム制?」
モノクマ「そうだよ! 舞園さんみたいな歌が本職の人もいるし、こうした方がフェアでしょ?」ピョーン
小泉「でも知らない歌なんて歌えるの……?」
モノクマ「そういうときはノリと勢いで押しきりなよ! カラオケの機械なんてそれでも点数は出るんだしさ!」
不二咲「まあ、そうなるようはしたけどさ……」
桑田「さあブーデー! いっちょ男見せてやれ!!」
山田「桑田怜恩殿がすごくノリノリ!?」
そんな桑田に圧倒されつつも山田はしぶしぶマイクを手に取り歌い始める。
↓2
どこぞの名探偵補正発動。
コンマの数プラス30が山田の点数になります
曲次第ではこうしてボーナス的なのも付けます
そのラインは完璧に作者の偏見ですが
山田「君と約束した優しい、あの場所までー」
その歌声は俺たちの予想とは裏腹になかなか上手かった。
桑田「あー……顔に似合わず美声なタイプ?」
小泉「やめてあげなよ。……でも、同感かも」
七海「フォローする立場の人が同感してちゃ意味ない……と、思うよ?」
山田「今はまだ二人、お互い走り続けようねー」
…………ちなみに俺も桑田と同意見だった。
【87点】
桑田「いきなり高得点だと!?」
十神「人は見かけによらないということか……!」
弐大「ううむ……これはワシも予想外じゃぞい!」
山田「あのー……それはあんまりな言いぐさじゃありません?」
くそっ……山田を先に出したのは失敗だったか……?
小泉「ほらほら、次は誰がやる?」
七海「あー……なら私がやるよ」
小泉「千秋ちゃんが? 歌得意なの?」
七海「音ゲーは基本網羅してますから」ドヤァッ
不二咲「まあ、確かに似たようなものだけど……」
桑田「マジでか!?」
七海「七海、いっきまーす」
そうして二番手七海千秋が山田と入れ替わるようにマイクを持ちリモコンを操作した。
↓2
七海は何を歌う?
1My,Soul your,Beats
2カラフル
3その他曲名どうぞ
【キューティーハニー】
七海「この頃流行りの女の子 お尻の小さな女の子」
桑田「な、なんだ……? 舞園ちゃん一筋のはずなのにその俺の心が揺らいでいるだと……?」
十神「落ち着け桑田。お前は深呼吸でもしておけ」
不二咲「千秋ちゃん頑張ってー!」
七海「ハニー……フラッシュ!」
山田「フラッシュキター!!」
十神「山田! お前ももろ手をあげて喜びを表現するな!」
そんなこんなで見事ハニーフラッシュをした七海が清々しい顔で戻ってきた。
……自分で言っててもよくわからん。なんだハニーフラッシュって。
↓2
コンマの数だけ点数に
00は100扱いとなりますよー
【12点】
七海「なん、だと……?」
その表示された点数を見てがっくしと膝を折る七海。
山田「だ、大丈夫ですぞ! そういうところも高ポイントでありますがゆえ!」
桑田「なんのだよ……」
小泉「ていうか直前で高得点出した山田に言われても……ねぇ?」
戦刃「七海さん……立てる?」
だが戦刃が声をかけても七海は反応を示さない。
何事かと思い俺も七海に近づく。
七海「……グー……グー……」
十神「寝てる……だと……?」
□■□■□
桑田「うっしゃあ! 次は俺がやるぜ!」
途端にやる気をマックスにした桑田が唐突に宣言する。
弐大「ずいぶんやる気満々じゃのう……」
十神「七海の後ならプレッシャーが小さいとか、そういう魂胆だろ」
桑田「はぁ!? んなわけねぇだろこのアホ!」
そんなことを言いながら三番手桑田がリモコンを操作した。
↓2
桑田は何を歌う?
自由安価
【もう恋なんてしない】
十神「おかしいな、何故だか桑田にお似合いの歌に思えてならない」
小泉「はは……」
山田「桑田怜恩殿! その熱い気持ちを歌声に乗せて舞園さやか殿に届けるのですぞ!!」
桑田「ブーデー……」
桑田「ああ! わかったぜ!」
なんなんだこの茶番は。
そうして始まる桑田の歌声。……まあ、悪くはないとは思うが。
小泉「桑田ってカラオケとか慣れてそうだしねー」
戦刃「ミュージシャンを目指してて下手だったらお笑い草」
弐大「えらい辛辣じゃのう……」
七海「……グー……グー……」
不二咲「千秋ちゃん起きてよぉー!」
そんなフリーダムな俺たちをよそに歌は続いていく。
桑田「もう恋なんてしないなんてぇ! 言わないよ絶対ぃぃぃぃぃ!!」
舞園(っ……何か悪寒がしました……!)ビクッ
↓2
コンマの数だけ点数になります
ミュージシャンになりたいんだろ! 山田並の点数は確保しておけよな桑田!
曲しだいではボーナスが付くのなら、全員に付けてほしい
おしい!
【86点】
桑田「うわ! ブーデーに負けたショック!」
山田「一点差ですか……セフセフ」
小泉「うわあ……皆上手いね……」
なんだこの流れは……完璧な俺が負けるとは思えないが、山田に続き桑田も高得点とは……。
桑田「おいブーデー! 次は負けねぇかんな!」
山田「ふふふ……僕の方こそ簡単に負けるつもりはありませんぞ!」
不二咲「皆もうノリノリだね……」
さて、どうするか。
一応今のところすべて自主性で名乗り出た順で進んでいるが……そろそろ真打ちの登場といくか?
↓3
次、やりますか? やりませんか?
>>35
一応ボーナスが付くための条件はあります
が、差別化は良くないのでなるべくボーナスは付けたい所存です
ちなみにマイナス補正はありませんよ!
十神「……よし、ならば次は俺がやってやろう」
弐大「む……お主が自主的にやるとは意外じゃのう」
小泉「確かにね……」
十神「俺は完璧な人間だというのを証明するいい機会だろう?」
桑田「相変わらずえらい強きだなおい……」
さて、そうと決まれば迷う余地はない。
どんな歌でも来い! 華麗に歌いきってみせよう!
↓2
十神は何歌う?
【true my heart】
……なん、だこの曲は……?
桑田「あ? なんだよこの曲?」
山田「きしめんキタコレ!!」
終里「食いもんか!?」ダッ
弐大「んなわけあるかい! というか自分のところに戻れ!!」
不二咲「これ、歌えるの……?」
ふふ……ははははは!!
面白い! 実に面白い!!
だが例え知らない曲でも俺の勝利は揺るがない……!
何故なら、
俺は……、
十神白夜だからだ!!
十神「誰より感じたいclose to my love 瞳閉じて
いつか叶うから 素直な気持ち抱きしめ……」
小泉「なんとか歌えてる……ですって……?」
↓2
補正はありません。しようがありません。
でも勝利は揺るがないし、いいよね?
おい十神……
【4点】
小泉「…………」
桑田「…………」
山田「…………」
不二咲「…………」
戦刃「……残念な人だね」ボソッ
七海「やーいやーい、かませ眼鏡ー(棒)」
弐大「クソじゃあぁぁぁぁぁっ!!」
十神「ぐっ……!」
前半四人の優しい視線の方がキツいなこれは……!
□■□■□
とんだ公開処刑も幕を閉じ、次に名乗り出たのは小泉だった。
小泉「これならプレッシャーも少ないしもしかしたら……!」
↓2
小泉は何歌う?
現在点数
山田87
七海12
桑田86
十神4
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