ダンガンロンパ企画SSスレ (51)

こちらはダンガンロンパの企画物SSを書くスレッドとなっております。

多人数参加型のリレーSS等の企画型のSSをこちらにお書きください。

尚、SS本編だけを見たいという方の為に準備スレとの差別化を図っているので、

参加者募集や内容の話し合い等の準備・会議は↓のスレで行ってください。

準備スレ
モノクマ「ダンガンロンパリレーSSだよ!」
モノクマ「ダンガンロンパリレーSSだよ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382953053/)




尚、企画自体は誰でも考案・実行OKなので、準備スレで内容が決定次第こちらのスレでSS本編を書いて頂いても構いません。

その際は先に企画の告知等を必ず書いてください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386554930

最初の企画はリレーSSになります。

参加者は5人、全員が2周分内容を繋いで書いていきます。

参加者は
草餅◆qjVvf1d3W.
マーガリン派 ◆gMG0A3.vnQO9
ウサクマ ◆Q9Ut3Q1M6s
SP ◆WUOhlbwrMM
鈍足太郎 ◆fGOulv2uIpzC

です。トップバッターは鈍足太郎さんとなっているので、鈍足太郎さんの準備が出来次第開始します。

大和田『次のテストが終わったら海水浴だぁ?』


大和田「何だってこのクソ寒ぃ時期に海に行かなきゃなんねーんだ?」


桑田「もしかしてハワイにでも連れてってくれるとか?」


左右田「いや、国内だった筈だぜ…」


田中「ウム、確か瀬戸内海だった筈だが…」


豚神「正確に言えば中成績者が瀬戸内海、高成績者はジャバウォック島だ」


不二咲「じゃ、じゃあ低成績…赤点が1つでもあった場合は何処になるのかな?」


豚神「…ドーバー海峡だ」


大和田・左右田・桑田・葉隠「」


澪田「白夜ちゃん唯吹に勉強教えて欲しーッス!」


豚神「任せろ、最低でも瀬戸内海で済む様に導いてやる!」


大和田「兄弟!不二咲!頼む!」


石丸「任せたまえ!」


不二咲「理数系なら任せてね」


桑田・左右田・葉隠「…(ヤベェ)」

桑田「と、とりあえず左右田先輩!アンタ理数系は得意っすよね!教えて下さい!」

左右田「は!?ふざけんなよ!お前らに勉強教えてて俺の勉強が出来なかったらどうすんだ!」

桑田「でも左右田先輩、文系は全くできないっすよね?だったら勉強してもしなくても一緒じゃねーっすか!」

左右田「あ?俺はソニアさんに教えてもらうからな!」

葉隠「俺の占いによると、これからその人は田中って人と一緒に勉強合宿するらしいべ!」

左右田「はあぁ!?いや…でも3割だろ?」

桑田「あっあそこに手を繋いでいる田中先輩とソニア先輩がいる。」

左右田「田中ぁぁぁぁぁぁ!!」

桑田「にしても他の教科どうすっか」

葉隠「苗木っちあたりなら教えてくれそうだべ!」

桑田「あーそっか。んじゃ苗木探すか。」

左右田「ソニアさん……ソニアさん……」

桑田「この人はここに放置しとくか。」

葉隠「俺の占いによると、この人は何だかんだで赤点免れるべ。」

桑田「つまり7割赤点ってことか?」

葉隠「細かいこと気にしてるからモテねーんだぞ。桑田っち。」

桑田「うるせーよ!早く苗木を探すぞ!」

桑田「にしても苗木の奴はどこにいるんだ?」

葉隠「お、十神っちがいるべ。」

十神「フン。愚民が。何をしている。」

桑田「いやー苗木を探してんだけどよー。いないんだわこれが。」

十神「苗木ならついさっき図書室で舞園と一緒にいるのを見たぞ。」

桑田「また舞園と一緒なのかよ……クソッ!」

葉隠「あ、そうだべ!この際十神っちでもいいべ。」

十神「何がだ。言ってみろ。」

葉隠「かくかくしかじかだべ」

十神「なるほどな。だが俺がお前らに勉強を教える義理など全く無い。他をあたれ。」

桑田「そう言うと思ったわ……。」

葉隠「いや、待つべ。十神っち、まさか俺たちに勉強を教えられないんだべか?」

十神「なんだと?貴様何を言っている。」

葉隠「いや?十神っちが俺たちに勉強を教えられない理由ってひょっとして、勉強が出来ないからなのかなーとか思っただけだべ。」

十神「ふざけるなよ貴様…。この俺、十神百夜がそんなことが出来ないわけが無いだろう。」

葉隠「じゃあ勉強教えられるべ?」

十神「それとこれとは話が別だ!」

葉隠「本当は出来ないんじゃ無いんだべか?」

十神「フン。そこまで言うのならいいだろう。教えてやる。」

桑田(何コイツちょろい)

十神「ただし、条件がある。」

桑田「何だ?」

十神「俺は馬鹿2人の相手をずっと続ける程暇ではない。効率を良くするために最低でもあと3人は教える者を増やせ。」

桑田「えぇー!あと3人も見つかるかよ!」

十神「集められないのなら却下だ。そして集まったとしても、その時の俺の機嫌によっせは貴様らにほとんど嘘の内容の勉強を教えるからな。」

葉隠「自己中にも程があるべ……。」

十神「俺は貴様らがドーバー海峡に行こうが関係ないからな。精々俺を怒らせないようにしておけ。」

桑田「はいはい。」

十神「じゃあな。俺はこれから用がある。」

桑田「行ったか。何だよあの態度。」

葉隠「まぁ教えてくれる人が一人見つかっただけでもラッキーだべ。」

桑田「アホか。アイツに教わるわけないだろうが。」

葉隠「え?どうしてだべ?」

桑田「お前、十神と交渉してたときの格好良さは何だったんだよ……。だからさ、十神が言った人数集めるよりも、確実に教えてくれる1人を探して教えてもらった方がいいだろうが。」

葉隠「確かにそうだべ!じゃあ結局振りだしだべか!」

桑田「まぁ十神はぼっちになるかもしれんがいつものことだ。他を探すぞ。」

とりあえずここまでにします。
左右田が完全にヤバイなこれ。
まぁそれはさておき次の方お願いします。

次は自分かな?マッチョ


桑田「やっぱりなんだかんだいってこういう時助けてくれるのが苗木だ」

葉隠「そうだな…じゃあさっそく苗木っちの部屋に突入だべ!」



→苗木ルーム

ピンポーン

苗木「あ、桑田クンに葉隠クン。どうしたの?」

桑田「頼む!オレらに勉強を教えてくれ!」

葉隠「一生のお願いだべ!苗木っちだけが頼りなんだべ!」

苗木「え、えーと…ボクはかまわないんだけど…」

舞園「どうかしたんですか?苗木君?」

霧切「今はあなたのために勉強会を開いているのよ、早く戻りなさい」

戦刃「……英語や理数系は得意だからまかせてね」

桑田「は、はぁああ!?何で舞園ちゃん含む女子メンバーがテメーの部屋に集まってんだよ!?」

苗木「いや…なんかなりゆきで一緒に勉強することになっちゃって」

桑田「苗木だけずりぃぞ!オレも混ぜろや!」

葉隠「もちろん俺も一緒に頼むべ!」


苗木「うーん、ちょっと聞いてくるよ」

舞園「駄目ですよ」ニコッ

苗木「え」

桑田・葉隠「え」

苗木「でも桑田クンたち困ってるみたいだし人数多い方が教え合えるんじゃないかな?」

霧切「桑田君と葉隠君が教えられることなんてあるのかしら?」

霧切「悪いけど私たちも苗木君の勉強と自分たちの勉強で精一杯かだらこれ以上足手まといはいらないわ」

葉隠「ひ、ひどすぎるべ…」

桑田「じゃ、じゃあよぉ!舞園ちゃんはこっちにきてオレと勉強すれば…」

舞園「……なにか言いましたか?」ニコニコ

桑田「…なんでもないです」

苗木「せっかく来てもらったのにごめんね、桑田君、葉隠君」

葉隠「いや、苗木っちも大変そうだべ。お互い頑張るとするべ」

苗木「はは…そうだね…」


桑田「おい、どうするよ。もうまともなメンバー残ってないんじゃねえか?」

葉隠「確かにそうだべ…セレスっちや十神っちは教えてくれそうにないし…」

桑田「腐川やブーデーなんて論外だろ。あとは体育系の朝日奈と大神だぞ?」

葉隠「いや、江ノ島っちが残ってるべ!」

桑田「…アイツ授業中にテスト勉強なんてさらさらする気ないと言ってたぞ」

葉隠「やっぱり大和田っちに混ざって石丸っちと不二咲っちに勉強を教えてもらうしかないんか?」

桑田「大和田から石丸と不二咲を横取りしたらぶん殴られるぞ」

葉隠「…ところでこんな言葉を知ってるか、桑田っち」

桑田「なんだよ突然」

葉隠「一本の矢だと当たらないけど何本も撃てばいつかは的にあたるという三本の矢の話だべ」

桑田「それ絶対間違ってるだろ」

葉隠「つまり馬鹿が集まっても協力さえすれば赤点を免れるということだべ!」

桑田「じゃあ朝日奈と大神と一緒に勉強するってことか?」

葉隠「その通りだべ。教えられるより教えあう方が勉強がはかどるはずだべ」

桑田「なるほど、それは一理あるかもな」

葉隠「さっそく朝日奈っち達のところに行くべ!」


→プール

桑田「オメーらって馬鹿なの?なんでテストが間近なのに泳いでんの?」

朝日奈「はあ?馬鹿なのはそっちでしょ!テストが終わったらドーバー海峡に行くんだよ!」

葉隠「あきらめんの早すぎだべ!俺たちと一緒に勉強するべ!」

大神「なにもテストをあきらめたわけではない…しかし鍛錬を怠るわけにもいかんのだ」

桑田「いやいや、少なくとも朝日奈はあきらめてんじゃねーか!」

朝日奈「あきらめる?どうしてそうなるのよ?」

桑田「だってドーバー海峡行く気まんまんじゃねーか!アホアホアホアホアホ!」

朝日奈「だってドーバー海峡はスイマーの憧れの海なんだよ!ただで行けるんだから行きたいと思うのが当然じゃん!」

桑田「アホか!こんな寒い時期に泳いだら死ぬだろ!」

朝日奈「だからこうしてかかさず練習してるんだよ!いいから邪魔するなら帰ってよね!」

葉隠「で、でも大神っちはドーバー海峡なんて行くつもりないよな?」

大神「…ジャヴァウォック島でぬるい生活を送るなら朝日奈に付き合ってドーバー海峡に行くのもまた一興だ」

桑田「ま、マジかよ…ついてけねーぜ。しゃあねーから他あたるわ」


葉隠「でも他のあてなんてもうないはずだべ」

桑田「いや、オレは一発逆転の方法を思いついたぜ」

葉隠「本当だべか!?それっていったい何なんだべ!?」

桑田「それはだな……」






――――
――


左右田「ちくしょう…テストなんて別にたいしたことないはずなんだが…」

左右田「どうしても赤点を免れない教科が一個だけあんだよな…」

左右田「幸い俺のクラスは終里を除けばそこそこ勉強できるヤツラばかりだから助けてもらえばなんとかなるか」

左右田「よっしゃ!そうと決まれば頼みに行くか!」

次は草餅さんよろしく!

ワオ、ちょっと待ってねw

深夜に書くから!

左右田「と、いう訳だ。頼む!俺にあの教科を教えてくれ!!」

西園寺「はぁ?何で私があんたみたいなクズにあの教科を教えないといけないのさ」

左右田「そこをなんとか!」

西園寺「あーやだやだ。バカが感染るから近づかないでよね」スタスタ

左右田「」


左右田「ちくしょう、一番あの教科に詳しそうな奴に断られた…」

左右田「ソニアさんは田中の野郎と合宿勉強だし、何故かあの後他の誰とも会えないし」

左右田「はぁー…どうしよう」

狛枝「あれ、左右田君こんな所でどうしたの?」

左右田「」

狛枝「あ、ごめんね。僕みたいなゴミクズが超高校級のメカニックに話しかけるなんておこがましいにも程があるよね」

狛枝「それじゃあ、僕はテストも近いしそろそろ行くね」

左右田「待ってくれ狛枝!こうなったらお前だけが頼りなんだ!!」

狛枝「え…どうしたの左右田君、いきなり土下座だなんて」

左右田「このままだとあの教科のせいでドーバー海峡行きだ…だから頼む、俺にあの教科を教えてくれ!!」

狛枝「あの教科って…左右田君が唯一苦手としていたあの教科?」

左右田「あぁ、あの教科だ」

狛枝「僕なんかが役にたてるのなら、喜んで引き受けさせてもらうよ」

左右田「あ り が と う」ガシッ

狛枝「でも、僕もあの教科は危ないんだ…だから、これから日向君達の所に勉強を教えてもらおうと頼みに行く所なんだけど」

左右田「日向の所?」

狛枝「うん、日向君は予備学科の癖になんだかんだ勉強してるからね…頼みに行くのは癪だけど仕方なく教わろうと思ってね」

左右田「本当は?」

狛枝「日向君と七海さんの二人きりの勉強会を邪魔したかった」

左右田「要するに茶々入れしてぇだけじゃねぇか!!」

狛枝「でも、それで一緒に勉強出来る事になったら左右田君の問題も解決するんじゃないかな?」

左右田「そうか…そうだよな。ええい、背に腹は変えられねぇ。こうなったら日向の所に行くぞ!!」

狛枝「ちなみに、日向君は今、七海さんの部屋にいるはずだよ」

左右田「っしゃあああああ!!突撃じゃああああああ!!」

狛枝「って、ちょっと待ってよ!僕を置いていかないでってば!!」





桑田「お、狛枝!!お前を探していたんだ」

葉隠「遂に救世主を見つけたべ!!」

狛枝「あれ、桑田君に葉隠君。僕みたいなゴミクズに会いに来てくれるなんて、嬉しいよ」

左右田「つか、一体どうした」

桑田「頼む狛枝、お前のラッキーアイテムを分けてくれ!!」

葉隠「狛枝っちの幸運パワーで赤点を免れるべ!!」

狛枝「えっ…何これ」

左右田「あー…要するに自力で勉強諦めて運頼りってか」

桑田「アホ!これも一発逆転の作戦だっつーの!!」

葉隠「頼むべ、今度タダで一つだけどんな事でも占ってやっから!!」

狛枝「うーん、ラッキーアイテムと言っても特に意識して持ち歩いてるものはないからなぁ」

狛枝「あ、そうだ。僕の髪の毛でよかったらあげるよ」ブチッ

桑田「か、髪の毛…?」

葉隠「大丈夫だべ桑田っち!髪の毛でも失くさなければ赤点回避どころか高得点と出てるべ!!」

桑田「マジか!?っしゃ、だったら髪の毛で十分だ!サンキュー狛枝!!」

葉隠「これで赤点回避だべ!!」



左右田「なんだったんだあいつら…」

狛枝「さぁ? とりあえず、七海さんの部屋に向かおうか」

左右田「そうだな」



次は鈍足太郎さんお願いしまっす!

ガチャ

左右田「日向! 頼む!? オレに古典を教えてくれ!」

日向「左右田? それは構わないけど、ノックくらいしろよ」

七海「zzzz……あ、左右田君?

左右田「わりぃ、2人とも邪魔しちまったな。けど助かったぜ」

ヌゥ……

狛枝「やぁ……七海さんが予備学科の影響でおかしくならないように見守りに来たよ」

日向「狛枝……」

七海「ねみー」

狛枝「ははっ。ダメじゃないか、日向クン。七海さんが退屈で眠たそうにしてるよ!」

日向「いや、七海が眠たそうなのはいつものことだろ」

狛枝「予備学科なのに、超高級である七海さんにケチをつけるなんて……なんて絶望的なんだ!
   だけど、絶望的だからこそ七海さんの希望をより輝かせるための踏み台になれるんだろうね!
   ねぇ、日向クン? キミが日々してる無駄な努力とあがきを今ここで見せてくれないかな?
   ボク達は苦手科目っていう絶望を乗り越えないといけないんだ?
   いや、ボクみたいなゴミクズがどうなろうとどうでもいい。ドーバー海峡に沈んでいるのがお似合いだよ。
   だけどさ、ボクみたいなのでも一応は超高級だからさ、みんなの顔に泥を塗るわけには行かないんだよ。
   ……希望ヶ峰学園に憧れていたキミなら分かってくれるよね?」

日向(こいつ、今日もめんどくさいな)

日向「…えっと、狛枝、お前も古典なのか?」

狛枝「うん。そういうことにしてもらったかまわないよ」

日向「は? どういうことだよ?」

狛枝「あぁ、けど、ボクみたいなゴミクズと苦手科目がかぶるなんて、左右田君に悪いかな?」

左右田「いや、どうでもいいからさ、はやく始めよーぜ。赤点だけは回避しねーと」

七海「…赤点? 左右田くんってそんなに古典の成績悪いんだ?」

左右田「まぁな…。日常生活で使わなさすぎるし、なんか読んでると自分の中の日本語がおかしくなんだよな」

左右田「文字自体が同じだったり、読み方自体が同じだったりするから余計に」

七海「あ、分かる。頭の中に同じような単語がいっぱいあると、どの単語が一番適しているか、
   適切に処理するのがたいへんなんだよね。前後の文脈とニュアンスから判断しないといけないから」

左右田「さすがプログラマーの妹、なんか文字列処理みたいなこと言うな」

日向(理系トークが始まった!?)

七海「うん、言語を扱わせるのは難しいってお兄ちゃんが言ってたから」

左右田「マジか。不二咲でも難しいのか」

七海「元々、コンピュータで言語を扱うのは難しいって言ってたよ」

七海「今は、検索アルゴリズムを高速化させて、膨大な辞書と用例を読み込ませることでなんとかやってるけど、
   スラングや方言や新語への対処は処理時間が大きくなっちゃうから、もっと根本的な解決が必要なんだって」

左右田「コンピュータも意味の分からない言葉を羅列されると眠くなるってことか」

七海「うん、そうだね」

左右田「共感すんなぁ。オレもなんか古語見てると、気が遠くなるし」

日向(2人ともよく分かるな…。俺も古典の代わりに何か理系科目を教えてもらうか…?)

七海「古典は、単語を覚えたから、だいぶ楽になったよ。ニュアンスとかは苦手だけどね…」

左右田「わびさびって難しいよな……」

七海「うん…。だけど、赤点を回避するだけなら、文法と単語を覚えて、語彙問題と文訳を落さないようにするだけでなんとかなる…と思うよ」

左右田「そうならいいな…」

日向「…………」

日向(会話が途切れたなら、話を戻すか…)

日向「よし、じゃあ、左右田もまずは単語を覚えるところから始めようか」

左右田「お、おう…現実逃避はもうおしまいだな……や、やってやるぜ」

七海「うーん、苦手なら日本語と思わず記号か暗号だと思って覚えればいいんじゃないかな?」

左右田「が、頑張ってみんよ」

日向「前に作った暗記用のカードがあるから貸してやるよ」

左右田「受験生かよ……。いや、けど、助かるわ」

七海「過去問もあるよ」

左右田「マジか!? やっぱリア充はちげーわ」

狛枝「…………」

狛枝(左右田クンが嬉しそうにカードと過去問を眺めている)

狛枝(そして日向クンも七海さんも邪魔されたと言うのに親切に対応している)

狛枝(…………いいねっ!)

狛枝(いいねっ! みんな希望に輝いてるよ!)

狛枝(左右田クンは苦手科目という絶望を乗り越えられそうだし、
   日向クンと七海さんは左右田クンが喜んでいるのを見て嬉しそうに微笑んでいる!)

狛枝(アハハハハハハハハハハハハ! 最高だよ!)

狛枝「…………」

狛枝(……けど)

狛枝(……いいのかな? こんな小手先の回避方法で?)

狛枝(この赤点回避方法は機械的に単語を処理しているだけで、理系科目での点の取り方とそれほど変わらない)

狛枝(こんな方法で絶望を乗り越えたことになるのかな?)

狛枝(これまでのノウハウが一切通じなくなるという絶望を克服してこそ、真の希望と言えるんじゃないかな!?)

狛枝(そう…超高校級のメカニックである左右田クンなら、ボクでは考え付かないような切り抜け方を生み出してくれるよね?)

狛枝(アハハハハハハハハハ。わくわくするなぁ…………どうしようかなぁ……)

桑田「ごばぁっ!?」

葉隠「桑田っちーーーーーーーーーーーーー!?」

桑田「どうなってんだよ!?」

桑田「この髪の毛もらってから、ボールは飛んでくるわ、上から物が落ちてくるわ、水道管は破裂するわ……」

桑田「ありえねーことばっか起きてんじゃん!?

葉隠「そ、それでもテストの日まで持ち続ければ、高得点間違いなしだべ!」

桑田「つーかさ、オメーよりオレの方が被害が大きいってどうなってんの!?」

桑田「オメーも髪の毛もらったんだよな?」

葉隠「俺の髪の毛は桑田っちのものより少し短けーべ」

桑田「マジかよ…」

葉隠「けど、赤点回避くらいならこの長さでも大丈夫だべ」

桑田「交換しようぜ?」

葉隠「いやだべ!」

桑田「はぁ…まぁそうだろーな」

桑田「けど、このままだとテストまで体もたねーよ」



次はウサクマさんお願いします!

葉隠「よし、ならいっその事テストまで教室に居座るべ!」


桑田「おいおいマジかよ!テストまで後何日あると思ってんだ!」


葉隠「なら寄宿舎でもいいべよ!とにかくあまり外に居ない方がいいべ!」


桑田「そ、そうだな…」


 


桑田「んでとりあえずテストまでの食い物を探しに食堂に来た訳だけどよ…」


葉隠「」ガチガチ


桑田「何で俺等は冷凍庫に閉じ込められてんだ?」ガチガチ


葉隠「や、やっぱ倉庫の菓子パンかオヤツにすりゃ良かったべ…」ガチガチ


桑田「今更遅えーよアホー!」ガチガチ


―――――


―――





花村「さぁて、今日もアーバンな朝食の準備をしなきゃね…どうせテストはフレンチの勉強したいからドーバー海峡狙いだし」


ガチャ


花村「え…」


桑田「」


葉隠「」


花村「あ、アヴィリルラヴィーン!」

霧切仁「…で、2人の容体は?」


罪木「少なくとも1週間は絶対安静ですねぇ…」


霧切仁「そうか…じゃあ2人は海水浴の代わりに追試だね」


罪木「可哀想ですけど仕方がないですねぇ…」


苗木「こんな事なら無理にでも一緒に勉強してあげれば…」


霧切「落ち着いて、苗木君が悪い訳じゃないわ」


舞園「そうですよ、まさか2人が冷凍庫に閉じ込められるなんて誰にも予想出来る筈がないです」


戦刃「苗木君は気にする事ないよ…」


戦刃「(でも…食堂にあんな大きな冷凍庫なんてあったっけ?)」


 


葉隠「…とりあえず赤点でドーバー海峡行きになる事だけは避けられたべ」サムズアップ


桑田「…嬉しくねぇ」グスン

豚神「フム…俺の予想テストで全て赤点を回避しているな、よくやった」


澪田「つ、疲れたッスよ…」グデーン


豚神「これなら明日のテストも問題はないだろう、後は軽く復習して終わりにするぞ」


澪田「ラジャーッス!」


石丸「やはりやれば出来るじゃないか兄弟!これなら明日のテストも大丈夫だろう!」バシバシ


不二咲「うん、英語がちょっと不安だけど後は復習すればきっと大丈夫だよぉ」


大和田「スマネェな2人共、俺は必ず赤点を回避してやるぜ!」


―――


江ノ島「うぷぷぷぷ…」


江ノ島「皆であーだこーだ浮かれちゃってるね、絶望的にウザいったらないわ」


江ノ島「だから私様は明日のテストをちょいと弄って1学年上の問題にしてやりました、まる」


江ノ島「オマエラは私様を除いた全員でドーバー海峡を遠泳するがいいわ!」


江ノ島「さて、一応カンペの準備をしておくか…」

ーテスト前日夜ー

左右田(実際日向達に過去問とか暗記カードを貰ったはいいが、全然覚えられねぇ…)

左右田(そこで俺はある活気的な作戦を思いついた)

左右田「その名も!メガネ型自動問題読み取り機大作戦!」

左右田「決まった…」

狛枝「うわぁ!いきなり大きい声ださないでよ!びっくりするじゃないか。」

左右田「あぁ、悪い悪い…って何で俺の部屋にテメェがいるんだよ!」

狛枝「いや、幸運なことに君の部屋のドアの鍵が空いていてさ。覗いたら何か考え込んでいるみたいだったから、どうしたのかと思ってさ…。」

左右田(さっき鍵閉め忘れたのか…)

狛枝「それで?何かな、さっき言っていた作戦って?僕みたいなクズにはレベルが高すぎて理解できないネーミングセンスだったけど。」

左右田「…ぜってー誰にも言うんじゃねーぞ。」

狛枝「もちろんだよ!」

左右田「作戦の内容はこうだ。まずはさっき俺が完成させたこのメガネ型ロボ。このレンズ部分にはカメラが仕込んであってな。文字を自動認識して問題の内容を読み取り、正しい回答をレンズに映し出すことができるんだ。これをテストで使い、カンニングをしようという内容だ。」

狛枝「よくそんなの短時間で作れたね!」

左右田「まぁご都合主義だ。」

左右田「つーわけで俺はそろそろ寝るわ」

狛枝「うん。じゃあお休み」

狛枝(左右田君…。君の希望はそんなものなのかい?違うよね?もっと君は輝けるはずだよね?)

狛枝(…僕の幸運ならあの機械に細工することも可能だよね)


―― 苗木の部屋

戦刃「苗木君。ちょっと話がある。」

苗木「何かな?戦刃さん。こんな夜遅くに。」

戦刃「明日のテスト、きっと学年が一つ上の問題が出る。」

苗木「ええ!?どういうこと?」

戦刃「私が盾子ちゃんの部屋に仕掛けた盗聴器によると、盾子ちゃんがテストの問題を改変していることがわかった。」

戦刃「このままでは私の苗木君と二人でジャバウォック島に行くという目的が果たせなくなってしまう。協力して欲しい。」

苗木「」


苗木「それで?僕は何をすればいいのかな?」

戦刃「とりあえず苗木君の部屋で朝までずっと勉強しよう。」

苗木「じゃあ舞園さん達も呼ばないと。」

戦刃「ダメ。二人だけ。」

苗木「いや、このままだと皆が赤点になっちゃうよ?何でダメなの?」

戦刃「え、ええと、その。な、何人もいると、あの…。わ、私の真の力が開放されて、皆がし、死んでしまうの!」

苗木(江ノ島さんが戦刃さんのことを残姉って呼んでる理由がわかった気がする。)

苗木「まぁいいや。わかったよ。」

戦刃「本当に!?よかった!」

苗木(何かもうどうでもいいや。)


――保健室

桑田「おい葉隠。」

葉隠「なんだべか?」

桑田「どうせ暇だからよ。誰が赤点取るとか誰が高得点とか占ってみてくれや。」

葉隠「あーわかったべ。3割だから絶対ではないけどな。ちょっと待つべ。」

葉隠「……見えたべ。」

桑田「お、どうだった?」

葉隠「いや、それが…。」

葉隠「――だべ。」

桑田「はぁ!?どういうことだ!?」


次はマーガリン派さんお願いします


葉隠「だから全員ドーバー海峡行きだと出てるべ」

桑田「全員ってオレらも含むのか!?」

葉隠「そう出てるべ」

桑田「マジ意味わかんねーよ。さすがにそれはあたらねーだろ」

葉隠「ま、当たるも3割当たらないも3割だべ」

桑田「本当に役にたたねーな…ま、オレらは追試決定だから関係ねーけどな」



――――
――


→苗木ルーム

舞園「……」ニコニコ

戦刃「……」ムスッ

苗木(なぜこうなった?たしか夜中に戦刃さんが来て…その後すぐに舞園さんが来て…)

舞園「エスパーですから」

戦刃「エスパー?ただのストーカーでしょ」

舞園「戦刃さんには言われたくありませんね。こんな夜中に苗木君の部屋に押しかけるなんて」

戦刃「私は苗木君が赤点を取らないようにするために来ただけだよ」

舞園「あら、できれば私も呼んでほしかったですね」

戦刃「舞園さんはアイドルだし夜中に呼ぶのは悪いと思って」

舞園「お気遣いありがとうございます。でも苗木君も迷惑だと思いますよ」

戦刃「そんなことないよね?苗木君?」

舞園「こんな軍人に部屋に押しかけられたら迷惑ですよね?苗木君?」

苗木(どうでもいいよ…それにしてもこんな時に霧切さんがいないなんて珍しいな)

戦刃「どうなの?」

舞園「迷惑なことははっきりと迷惑だといったほうがいいですよ」

苗木「え、えーと…あはは…」


→左右田ルーム

左右田「眠れねぇ…カンニングしてやると決めたはいいが…」

左右田「本当にいいのか…?確かに昔カンニングで嫌な目にあってはいるが…」

左右田「それはもう割り切ったはずだ…だが…」

左右田「っだー!なんか落ち着かねー!」

左右田「カンニングは止めだ!自力でなんとかしてやる!」

左右田「今日は徹夜だ!やってやるぜ!」




狛枝(よし、よくわからないけどメガネに異常が起きているはずだよ)

狛枝(あとはこれを左右田クンの部屋に戻して…)

狛枝(……あれ?メガネに細工してきたはいいけど左右田クンが勉強を再開しているよ)

狛枝(さすが希望の象徴のひとりだね!ボクがなにかするまでもなかったということだね!)

狛枝(そうなるとこのメガネは必要なくなるよね…何かに使えないかな?…そうだ!)

狛枝(メガネといえばあの彼だよね!こっそり取り替えて置こう!)


→十神ルーム

十神「俺のメガネが無い…だと…」

十神「ふと目が覚めて起きたのはいいものの…なぜ俺のメガネがなくなっているんだ?」

十神「…いや、あるな。しかしこれは本当に俺のメガネか?」

十神「まあいい。どうやらピントはあっているようだしとりあえずはこれを使うとするか」



狛枝(どうやらうまくいったようだね…超高校級の御曹司の十神白夜クンか…)

狛枝(超高校級の中でも飛びぬけた存在の彼がどんな希望を見せてくれるのか楽しみだよ!)

狛枝(希望は前に進むんだ!あはははははははははははははは!)

狛枝(あ、本物の十神クンのメガネは彼にでもプレゼントしようかな)


→???

霧切「今回のテスト…何か不穏な気配を感じたから調べてみたけど…」

霧切「どうやら今ジャバウォック島は閉鎖しつつある…」

霧切「しかもジャバウォック島の中央の島でなにかの施設を建設中…いえ、それはもうほとんど完成しているようね」

霧切「私の調べによるとその施設建設には希望ヶ峰学園が関わっている…希望ヶ峰学園がなにかしようとしていることは間違いないわ」

霧切「今回のテストでは高成績者だけをジャバウォック島に連れて行くのよね…もしかしてその中に目的の人物がいる?」

霧切「もう少し詳しく調査をする必要がありそうね…学園長にでも直接話を聞きにいこうかしら…」





???「ああ、霧切さんがあの計画について気がついちゃったんだねぇ」

???「せっかく秘密裏に進めていた計画だったんだけど…正直に話して霧切さんにも話をした方がいいのかなぁ?」

???「とりあえず……には報告しておかなくちゃね」

???「この計画がうまくいくといいんだけど…」

次は草餅さんお願いしまうす

こうして、各人がテスト前日のそれぞれの夜を過ごし…テスト当日



日向「今日はテスト当日だ。分かっているとは思うが、ここまで来たからには不正は一切せず正々堂々とテストを受けろ」

左右田「(いよいよテストだ。…つっても徹夜明けだとさすがに眠くて仕方ねぇぞ)」

日向「左右田、大丈夫か?顔色悪いぞ」

左右田「あぁ、大丈夫だ。それよりこの間はありがとな。テストはなんとか赤点は免れそうだ」

七海「それじゃあ安心だね」

狛枝「ねぇ、何で予備学科がこんな所にいるわけ?」

日向「今回は試験管代理として呼び出されたんだよ。それより、これからテストを始めるけど準備はいいか?」

澪田「大丈夫っすよ!白夜ちゃんにしっかり勉強教えてもらったっすから!!」

田中「フッ、知能の扉等この俺様の前には無意味…蹴散らしてくれよう」




左右田「(よし、苦手な古典もこの調子なら赤点を免れそうだな。勉強の成果が出てるぜ)」

左右田「(半分は終わったし、残りの問題もちゃちゃっと片付けて…)」

左右田「(片付…け…やべ、眠気が一気に…)」

左右田「(………)」

教師「これより、第78期生のテストを始める。くれぐれもカンニングはしないように」




十神「(このテスト…妙だな。内容がほとんど1年先に習うような問題ばかりだ)」カリカリ

十神「(これは一体…)」チラッ

江ノ島「~♪」

十神「(なるほど…そういう事か。面白い)」

十神「(そんな小細工を施した所で、この俺には通用しない。なぜなら俺は十神家の当主、十神白夜なのだからな)」

十神「(…ええい、それにしてもこの眼鏡はなんなんだ!?解答まがいの文章ばかり現れて鬱陶しい)」

十神「(そんなにこの俺をドーバー海峡に送りたいのか…!!)」



石丸「(この試験…本来なら来年習う内容ではないか。念を押して不二咲君と兄弟にも教えておいてよかった)」カリカリ

大和田「」

不二咲「………」カリカリ

石丸「(きっと二人共大丈夫のはずだ)」



苗木「(本当に戦刃さんの言う通り問題の内容が一年上の学年の問題になってるよ…夜通し勉強教えてもらってよかった)」

霧切「………」カリカリ

舞園「(昨日は戦刃さんの邪魔が入って二人きりの勉強が出来なかったなんて…まぁ、そのおかげで命拾いしましたが)」カリカリ

戦刃「(昨日の勉強で苗木君と盾子ちゃんと三人でジャバウォック島に行けると思ったのに…)」カリカリ

その他「」

江ノ島「(うぷぷぷ、何人かものともしてないけど他の皆は絶望してる絶望してる)」

江ノ島「(後は誰かさんがジャバウォック島で何かしようとしてるみたいだから私様がジャバウォックに行って計画を乗っ取れば…)」

教師「江ノ島、昨日テストの内容をカンニングしていたのを見たと霧切から報告があったんだが」

江ノ島「」

こうして、それぞれのテストが終わった…


狛枝「皆、お疲れ様。テストの結果が楽しみだね」

左右田「………」

七海「左右田君、どうしたの?」

左右田「古典のテスト…半分位やって寝過ごした」

七海「あー…でも、半分やってるなら赤点は回避出来る…と思うよ?」

左右田「だといいんだけどな…合ってない問題の方が多かったらドーバー行きだ」

七海「きっと大丈夫だよ!日向君と一緒に勉強したんだから、赤点は回避出来るよ!」

左右田「七海…」

弐大「ガッハッハ、安心せい。赤点だったとしても死にはせんじゃろ」

終里「俺もドーバーだからな!」

狛枝「まぁ、左右田君ならきっとこの先の絶望を乗り越えて更なる希望の輝きを見せてくれると信じてるよ!」




テスト返却



江ノ島「カンニング容疑でドーバー行きとか絶望的ぃ」

戦刃「盾子ちゃん…ドーバー、頑張ってね!」

江ノ島「お姉ちゃんはちゃっかり苗木君とジャバウォックですか、絶望的です」

戦刃「私、頑張ったよ!」

江ノ島「ハイハイソーデスネ」



霧切「(なんとかジャバウォックは抑えたわね)」

大和田「兄弟…不二咲………すまねぇ」

石丸「こちらこそすまない…僕の教え方が悪かったばかりに」

不二咲「でも、しょうがないよ…テストの内容が1学年上の問題だったもん」

大和田「周りの奴らも一部除いて白くなってるな…」


腐川「(そんな…白夜様との………ジャバウォックの為にあんなに勉強したのに)」

セレス「(フフフ…まさかこんな………)」

山田「(あーしたてんきになーれ)」

舞園「(ジャバウォックに届かず瀬戸内海…苗木君との…海水浴が………)」







桑田「なぁ葉隠」

葉隠「どうしたべ桑田っち」

桑田「テスト、どうなったんだろうな」

葉隠「俺の占いだとなんやかんやで半分以上白く燃え尽きてると出てるべ」

桑田「なんとなく追試でよかったと思うわ」

狛枝「なんとか赤点は免れたよ」

小泉「私は瀬戸内海ね」

西園寺「わーい、小泉おねぇと一緒に瀬戸内海だー!!」

澪田「唯吹も瀬戸内海っすよ!これも白夜ちゃんのおかげっす!」

豚神「フン、礼等いらん」

澪田「せっかくだから白夜ちゃんも一緒がよかったっすよー」

豚神「俺は十神家の当主だからな、高成績等当然だ」

ソニア「田中さんと一緒にジャバウォックに行けてうれピーです!」

田中「フッ、この俺様の魔力を以てすれば知恵の門番等赤子の手を捻るも同然だ」

左右田「さーて、俺の点数は…」



左右田「こ…これは!?」





次鈍足太郎さんお願いしやっす!!

左右田「30点……!? あぶねぇ! あと少しでもずれてたら死んでんじゃん!?」

左右田「もう少し取れてると思ったんだが……あ、これは!?」

左右田(語彙問題、けっこう間違って覚えてんな、オレ……)

左右田(メガネにデータ打ち込むために急いでたからか……。色々勘違いしてんのが多い)

左右田(代わりに地道に過去問を解いたり、カードで覚えた部分は予想よりできてる)

左右田(あのままカンニングしてたら……危なかったのか……)

左右田(ゾッとする……)

左右田(けど、これでオレは……!!)

左右田「よしっ! 乗り越えた! オレは苦手科目を乗り越えたぞー!」

日向「やったな、左右田!」

七海「おめでとう!」

左右田「お前らのおかげだよ!」

左右田(カンニングしなくて良かった……!)

左右田(オレは苦手科目だけじゃなくて、過去も乗り越えた……)

左右田(そんな気がする!)



狛枝「……………」

狛枝(はははははっ! やっぱり、左右田君は希望だよ! 超高校級のメカニックだ!)

狛枝(こうやって、みんなは絶望を乗り越えて、その希望を輝かせていくんだね!)

狛枝(……さて、じゃあ、彼は絶望を乗り越えたかな?)

狛枝(超高校級の御曹司……。希望の中の希望足りえる十神クンはどんな希望を見せてくれるのかな!?)

腐川「びゃ、白夜様……」

十神「………………」

腐川「げ、元気を出してください……」

腐川「せ、瀬戸内海も楽しい場所だと思いますよ」ニヘラ

十神「…………お前の薄汚い思考が顔に漏れ出てるぞ」ギリリ

十神「お前と瀬戸内海に行こうと、一緒に泳ぐなどということはあり得ん」

腐川「ひ、ひぃ、す、すみません……」

十神「…………………」

十神「……この俺が。あと一歩のところで届かないだと……」



狛枝(うわぁ……)

狛枝(がっかりだよ。絶望には負けなかったけど、希望も輝いてない)

狛枝(あの眼鏡の妨害を受けながら、奮闘したことはすごいんだけどさぁ……)

狛枝(超高校級の御曹司なんだから……もう少し頑張ってほしかったなぁ)

狛枝(好きなボクサーが勝ったはいいけど、際どい判定勝ち……そんな微妙な気分だよ)

狛枝(……はぁ)

狛枝(………………)

狛枝(それにしても……78期生のみんなの表情は暗いな)

狛枝(山田クン、セレスさんは空を見てるし……)

狛枝(大和田クン、石丸クン、不二咲クンは大和田君を中心にお通夜ムードだし)

狛枝(舞園さんは魂が抜けてるし)

狛枝(江ノ島さんは戦刃さんをいじめてるし)

狛枝(明るい表情なのは、ドーヴァー海峡でどう泳ぐかを話してる朝日奈さんと大神さんくらいか……)

狛枝(……あれ、苗木クンと霧切さんはどうしたんだ? ここにはいないけど……)

江ノ島「まだ苗木の点数見てねぇんだろ……。苗木がジャバウォックとは決まってねぇじゃん」

戦刃「も、もうすぐ戻ってくるよ。それに昨日の様子から考えれば……」

江ノ島「けど、それってお姉ちゃんの希望的観測でしょ。根拠ないじゃん……」

戦刃「じゅ、盾子ちゃん。あたらないでよ……」

江ノ島「あと、残姉ちゃん……。残姉ちゃんはジャバウォックについたら私の代わりにやることあるから」

江ノ島「遊んでる暇ないから」

戦刃「そ、そんなぁ……」

狛枝「ねぇ」

江ノ島「ん?」

戦刃「な、なに?」

狛枝「苗木クンと霧切さんは?」

江ノ島「霧切は知らない。気が付いたらいつものように消えてた」

江ノ島「苗木は、苗木の解答用紙だけ職員室に置きっぱなしだったんだって」

戦刃「今、先生と一緒に職員室に取りにいってるよ」

狛枝「苗木クンだけ……?」




不二咲「………………」



次はウサクマさんクライマックス頼みます!

苗木「それでボクの結果は一体…」


教師「いやぁ頑張ったな苗木、あの石丸や十神ですら苦戦したテストで全教科満点とは」


苗木「え…ええ!」


苗木「(そんな馬鹿な…夜通し勉強してたとはいえ半分しか埋まらなかった筈なのに…)」


教師「おめでとう苗木、お前もジャバウォック行きだ」ハッハッハ


苗木「は、はぁ…(まあいいか…赤点よりは)」


霧切「(職員室ドアの前)」


霧切「よし!」ガッツポーズ


狛枝「(隣の教室)」


狛枝「流石は苗木くんだね…凄く希望が輝いているよ!」


狛枝「はぁ…僕は瀬戸内海なのが悔やまれるね」


左右田「おい狛枝、HR始まるから早く戻れよ!」

でもって海水浴当日…


ドーバー組【弐大・終里・花村・朝日奈・大神・大和田・江ノ島・山田・セレス】


教師「では君達には3人一組による交代制でドーバー海峡を横断して貰います」


教師「因みに全員の横断が終わらなければホテルにも食事にもありつけないのでそのつもりで」


朝日奈「よぉーし、気合い入れて泳ぐよ!」


終里「へっ、負けねーぞ!」


大神「フッ、今宵は風が強いな…鍛練に持って来いの汐だ」


弐大「ガっハッハッハ、絶好の遠泳日和じゃのう!」


その他全員「…」


追試組【葉隠・桑田】


葉隠「何故か江ノ島っちとセレスっちに水難の相が出てるべ…」


桑田「今更だなおい…」


葉隠「ついでに苗木っちと田中っちと日向っちに女難の相も出てるべ」


桑田「爆発すりゃいいじゃんかその3人は」

瀬戸内海組【小泉・西園寺・狛枝・澪田・罪木・九頭竜・辺古山・左右田・舞園・十神・腐川・石丸】


霧切仁「ではまず君達には今日の夕飯になる魚を釣って貰います」


霧切仁「ボウズだったりした人は白米と味噌汁だけになるからしっかりね」


九頭竜「この時期は鮃と鰤がウメェんだよな、この辺にいるかどうかは知らねーが…っと」っ【チヌ】


辺古山「私はカサゴやムツも好きですが…おっと」っ【鱚】


澪田「タハーッ!風船みたいな魚が釣れたッスよー!」っ【トラフグ】


舞園「わ、私にもきました!」っ【トラフグ】


石丸「それは河豚ではないか!」っ【カサゴ】


霧切仁「河豚だって!でかしたぞ!」っ【蛸】


腐川「ヒッ!」っ【タラバガニ】


罪木「はれぇ?」っ【海鼠】


十神「」イライラ


―結局十神以外は無事釣れた…らしい

ジャバウォック組【七海・ソニア・田中・豚神・苗木・霧切・戦刃・不二咲】


日向「とりあえず荷物をホテルに置いたら早速泳ぎに行くからな」


田中「まさか試験だけではなく引率まで貴様がやるとはな…」


ソニア「田中さん、早くしませんと日が暮れてしまいます!」


七海「泳がないで寝てるのは有りかな?」


日向「一応決まりだから一緒に行動はして貰うが浜辺で寝るのはオーケーだ」


豚神「ならば俺は浜辺でゆっくり読書でもするとしよう…」


苗木「まさかパスポートが1日で出来るなんて思わなかったよ…」


不二咲「ま、まあそれはいいじゃない…それよりも早く行こうよぉ」


霧切「そうね、折角ジャバウォック島まできて何もしない訳にはいかないわ」


戦刃「(一体ここで何が起こるんだろ…)」


―――


ソニア「田中さーん、わたくしにオイルを塗って下さいまし!」


田中「よ、良かろう…(うぉぉぉぉ!静まれ我が魔剣よ!)」


七海「日向くん、私にもお願い」


日向「しょうがないな…じっとしてろよ(まだだ…まだ我慢しろ俺の息子ぉ!)」


霧切「苗木君、分かるわね?」


苗木「う、うん…(耐えるんだ…耐えてくれぇ!)」


戦刃「…出遅れた」グスン


不二咲「あはは…」

日向「よーし、日が暮れたしそろそろホテルに戻るぞ」


七海「眠ぃ…日向くんおんぶ」


日向「せめて着替えてから言ってくれ…」


不二咲「(千秋ちゃんってば随分攻めてるなぁ…)」


日向「えーと、部屋割りについてだがくじ引きで決めるらしい…俺含めて」


霧切「随分変わった決め方ね…(苗木君と同じ部屋苗木君と同じ部屋苗木君と同じ部屋)」


戦刃「不正がなきゃどうでもいい…(苗木君と同じ部屋苗木君と同じ部屋苗木君と同じ部屋)」


七海「えっと、これがそのクジかな?」


日向「じゃ、引いてくれ」


―――


ソニア「同室になって嬉ピーですわ!」


田中「そう…だな…!」ガタガタ


霧切「」ガッツポーズ


苗木「あはは…」


七海「やったね日向くん」


日向「ああ、よろしくな(頑張れ俺の理性!)」


豚神「3人部屋か…まあいいだろう」


不二咲「うん、寝相が悪かったらごめんねぇ…」


戦刃「」orz

何だかんだで最終日…


日向「えーと、最終日はジャバウォック島中央にある施設で何かがあるらしいからそこに行くぞ」ゲッソリ


苗木「あー…もう最終日なんだね」ゲッソリ


田中「フッ…俺様は試練に打ち勝った」ゲッソリ


豚神「随分とやつれたな…何があった?」


七海「何もなかった…」プクー


ソニア「まさか一切の手を出されないとは思いませんでした」プンプン


霧切「(何かあるとしたら最終日だと思ってたけど…どうやら当たりね)」ツヤツヤ


戦刃「(何かあったら乗っ取って…って言ってたけど大丈夫かなぁ?)」


戦刃「(っていうか霧切さんが艶々してるのは何でだろう?)」


―――


豚神「…どう見てもただの教会だが?」


日向「俺に聞くなよ、俺だって詳しい話は何も聞かされてないんだよ」


不二咲「まあまあ、とりあえず入ってみようよ…」


七海「賛成…じっとしててもイベントは進まないからね」


霧切「そうね、どうせならウェディングドレスを用意しておくべきだったわね」


苗木「霧切さん気が早すぎるよ…」

ギィィィ…


田中「フム、聖なる力が満ちているな…余り長くは持たぬ」


豚神「中も何の変哲もない教会だな」


戦刃「うん、像の顔が熊になってるのを除けばね…」


霧切「(妙ね…閉鎖しつつあったとはいえ静か過ぎる)」


ソニア「折角ですからお祈りをして行きましょい」


七海「うん、こまめなセーブは忘れちゃいけないからね」


…ガタッ


日向苗木「え…」


日向「気のせいか…皆が一瞬で床に落ちていった様な」


苗木「気のせいじゃないよ!皆を探さなきゃ!」


―――


日向「駄目だ、こっちには道になりそうな場所はない」


苗木「こっちもだよ…」


日向「くそっ、一体何処に行ったんだ!」ガツン


ゴゴゴゴゴ…


苗木「ひ、日向くんが熊の顔を殴ったら祭壇が動いて下に階段が!」


日向「…とりあえずそこの蝋燭を明かりに使わせて貰って行くか」


苗木「そ、そうだね…」


―――


苗木「どんな罠があるかと思ったけどただ暗いだけの一本道だね…」


日向「で、この防火扉の先に皆が居る…のか?」


苗木「とりあえず開けてみよう」


日向「よし、行くぞ」


ギィィィ…

苗日以外全員「(縛られ気絶)」


苗木「み、皆!」


日向「すぐに助け…」


???「ちょっと待った!」


日向「って、誰だ!」


モノクマ「ボクはモノクマ、ここの番人…もとい、番熊なのです!」


日向「は…?」


苗木「え…?」


モノクマ「オマエラ助けるとか言ってたけどさ、ここに来てから…来る前からかもだけどコイツラをウザいって思ってたんじゃない?」


モノクマ「片や邪気目厨二病だったり、片や高飛車お姫様だったり…」


日向「それは違うぞ!」BREAK


モノクマ「ザナドゥ!」


日向「確かに最初は田中が何を喋っているのかを理解するのに、ソニアに常識を教えるのに苦労はした!」


日向「だがな!俺は皆をウザいだなんて思った事は1度だってない!」


モノクマ「じ、じゃあ苗木くんはどうなのさ!探偵とは名ばかりのストーカーだったり残念な軍人だったりさ…」


モノクマ「どうせなら居ない方がいいとか思っちゃってたんじゃない?」


苗木「それは違うよ!」BREAK


モノクマ「ザナバドゥ!」


苗木「確かに霧切さんに目を付けられて以来学園長から質問責めにあったり、使い道がない銃の扱い方が頭を過って来たりしたけど!」


苗木「それをウザいだなんて思わないよ!」


モノクマ「ぐぬぬ…なら仕方がないね、おい日向くん!」


日向「何だ?」


モノクマ「キミが誰か1人を殺せば残った全員を連れて帰ってもいいよ?」っ【ナイフ】

モノクマ「もし誰も選ばなかったら全員殺しちゃうからね?」


苗木「卑怯な…っ!」


モノクマ「うぷぷ、さあどうする?どうしちゃう?」


日向「答えは簡単だ…」ザクッ!


モノクマ「じ、自分で自分を刺した!」


日向「どうせしぬんなら何の才能も持たない俺しかいないだろ…ッ!」


苗木「日向くん!」


日向「って何だこれ…血糊の出る玩具?」


モノクマ「まったく…キミは思い切りが良すぎるね」


モノクマ「でも合格だよー!」カランカラーン


苗木日向「はぁ?」


七海「やったね日向くん!」ギューッ


豚神「フッ、流石は俺が見込んだ男だ」


田中「それでこその特異点だ」


霧切「つまりどういう事だったのかしら?」


不二咲「えっとね…僕と千秋ちゃんは学園長から頼まれて苗木くんと日向くんを試験したんだぁ」


苗木「ボクもだったの?」


七海「豚神君とソニアさんにも協力してもらってわざわざこの島を一時的に閉鎖したりしてね」


ソニア「お目出度うございます!お2人は見事【超高校級の希望】として選ばれちゃいました!」


日向「マジで?」


七海「うん、これからはクラスメイトだよっ!」ギューッ


戦刃「(素で気絶中)」

後日


日向「…という訳で本日付で本学科に転籍した日向創だ、よろしくな」


左右田「おう、よろしく頼むぜ!」


狛枝「」


罪木「こ、狛枝さんの魂が抜けかかってますよぉー!」


―――


苗木「…って事があって肩書きが幸運から希望に代わっちゃったんだ」アハハ…


舞園「(現場に立ち会いたかった…ッ!)」


戦刃「(結局気絶してるだけで終わっちゃった…盾子ちゃんに怒られる)」ガクブル


十神「食事にオカズがある事は素晴らしい…そうは思わんか」


腐川「白夜様しっかりしてー!」


―――


桑田「しっかしセレスちゃんと江ノ島ちゃんの2人が溺れてそのまま入院たあな…」


葉隠「やっぱり俺っちの占いは当たるべ!」


教師「まあそれは置いといてだね…君達追試の結果赤点だったから2人だけでドーバー海峡ね?」


桑田葉隠「」


葉隠「ホント良く当たるべ…」


桑田「そこは外せよアホォー!」


~終里~

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